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JP2000008171A - 堆積膜の製造装置および製造方法 - Google Patents

堆積膜の製造装置および製造方法

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Publication number
JP2000008171A
JP2000008171A JP10188267A JP18826798A JP2000008171A JP 2000008171 A JP2000008171 A JP 2000008171A JP 10188267 A JP10188267 A JP 10188267A JP 18826798 A JP18826798 A JP 18826798A JP 2000008171 A JP2000008171 A JP 2000008171A
Authority
JP
Japan
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deposited film
electrode
support
frequency power
supports
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10188267A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Shirasago
寿康 白砂
Hitoshi Murayama
仁 村山
Tatsuji Okamura
竜次 岡村
Kazuyoshi Akiyama
和敬 秋山
Kazuto Hosoi
一人 細井
Takashi Otsuka
崇志 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10188267A priority Critical patent/JP2000008171A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電気的特性、光学的特性、光導電特性、画像特
性、耐久性、均一性および使用環境特性を示す光受容部
材を形成することが可能なプラズマCVD法による堆積
膜の製造装置および製造方法を提供する。 【解決手段】減圧可能な反応容器1111内に複数の支
持体1112を同一円周上に配置する手段と、該反応容
器内に成膜用原料ガスを導入する手段および高周波電力
を導入する手段1116を有し、前記高周波電力導入手
段は、前記複数の支持体の配置円内における該支持体の
長手方向に略平行に配置された第1の電極1116A
と、前記複数の支持体の配置円外における該支持体の長
手方向に略平行に配置された複数の第2の電極1116
Bとからなり、該複数の第2の電極が、前記支持体で囲
まれた放電空間の内外で積層されたことにより堆積膜中
に生じる内部応力による歪みを抑制しうる位置に配置さ
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基体上に堆積膜、と
りわけ機能性堆積膜、特に半導体デバイス、電子写真用
光受容部材、画像入力用ラインセンサー、撮像デバイ
ス、光起電力デバイス等に用いる、アモルファス半導体
を形成するプラズマCVDによる堆積膜製造装置および
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス、電子写真用感光
体、画像入力用ラインセンサー、撮像デバイス、光起電
力デバイス、その他各種エレクトロニクス素子、光学素
子等に用いる素子部材として、アモルファスシリコン、
例えば水素または/及びハロゲン(例えばフッ素、塩素
等)で補償されたアモルファスシリコン[以下、A−S
i(H,X)と略記する]のような非単結晶質の堆積膜
またはダイヤモンド薄膜のような結晶質の堆積膜が提案
され、その中のいくつかは実用に付されている。そし
て、こうした堆積膜は、プラズマCVD法、すなわち、
原料ガスを直流または高周波、あるいはマイクロ波によ
るグロー放電によって分解し、ガラス、石英、耐熱性合
成樹脂フイルム、ステンレス、アルミニウムなどの支持
体上に堆積膜を形成する方法により形成され、そのため
の装置も各種提案されている。例えば、図7(A)、
(B)は高周波プラズマCVD法(以後「PCVD」と
略記する)による電子写真用光受容部材の製造装置の一
例を示す模式的な構成図である。図7に示す製造装置の
構成は以下の通りである。
【0003】この装置は大別すると、堆積装置(610
0)、原料ガスの供給装置(6200)、反応容器(6
111)内を減圧にするための排気装置(図示せず)か
ら構成されている。堆積装置(6100)中の反応容器
(6111)内には、基体ホルダー(6113)に装着
された円筒状支持体(6112)、支持体加熱用ヒータ
ー(6114)、原料ガス導入管(6115)、カソー
ド電極(6116)が設置され、更に高周波電源(61
17)、高周波マッチングボックス(6118)が接続
されている。原料ガス供給装置(6200)は、SiH
4、GeH4、H2、CH4、B26、PH3等の原料ガス
のボンベ(図示せず)とバルブ(図示せず)およびマス
フローコントローラー(図示せず)から構成され、各原
料ガスのボンベはバルブ(6260)を介して反応容器
(6111)内のガス導入管(6115)に接続されて
いる。
【0004】こうした従来の堆積膜形成装置を用いた堆
積膜の形成は、例えば以下のように行なわれる。まず、
反応容器(6111)内に円筒状支持体(6112)を
設置し、不図示の排気装置(例えば拡散ポンプ)により
反応容器(6111)内を排気する。続いて、支持体加
熱用ヒーター(6114)により円筒状支持体(611
2)の温度を50℃乃至450℃の所定の温度に制御す
る。円筒状支持体(6112)が所定の温度になったと
ころで必要な原料ガスをガス導入管(6115)を介し
て反応容器(6111)内に導入する。次にマスフロー
コントローラー(図示せず)によって各原料ガスが所定
の流量になるように調整する。その際、反応容器(61
11)内の圧力が133Pa以下の所定の圧力になるよ
うに真空計(図示せず)を見ながら排気バルブ(図示せ
ず)の開口を調整する。内圧が安定したところで、例え
ば周波数105MHzの高周波電源(6117)を所望
の電力に設定して、高周波マッチングボックス(611
8)を通じて反応容器(6111)内に高周波電力を導
入し、グロー放電を生起させる。この放電エネルギーに
よって反応容器内に導入された原料ガスが分解され、円
筒状支持体(6112)上に所定のシリコンを主成分と
する堆積膜が形成されるところとなる。所望の膜厚の形
成が行われた後、高周波電力の供給を止め、また反応容
器へのガスの流入を止め、堆積膜の形成を終える。同様
の操作を複数回繰り返すことによって、所望の多層構造
の光受容層を形成することができる。それぞれの層を形
成する際には必要なガス以外のバルブはすべて閉じられ
ていることは言うまでもなく、また、それぞれのガスが
反応容器(6111)内、および反応容器(6111)
に至る配管内に残留することを避けるために、排気バル
ブ(図示せず)を全開にして系内を一旦高真空に排気す
る操作を必要に応じて行う。また、堆積膜形成中は、モ
ーター(6120)を駆動させ、ギヤー(6121)を
介して回転軸(6122)を回転させ円筒状支持体(6
112)を回転させる。
【0005】このようにして、電子写真用光受容部材の
ような大面積を有する堆積膜を形成する場合、均一で良
質な堆積膜を形成する為に、また再現性および生産性の
向上のための装置構成も各種提案されている。例えば、
特開平6−287760号公報によれば、プラズマイン
ピーダンス:Zp,カソード電極のインピーダンス:Z
c,カソード電極を取り囲むアースシールドのインピー
ダンス:Zsh,基板のホルダーのインピーダンス:Z
aとし、各インピーダンス間で所定の関係を満たすこと
により、13.56MHz以上の放電周波数を用いても
プラズマ密度の均一化や膜厚分布の均一化を行える技術
が開示されている。特開平8−253865号公報によ
れば、反応容器内に複数の円筒状基体と、高周波電力を
印加する複数の電極を設置し、1本の円筒状基体を囲む
電極は全て基体から等距離に配置することで、均一特性
の堆積膜を形成する技術が開示されている。一方、特開
平6−242624号公報によれば、周波数50〜45
0MHzの高周波電力を使う事で膜質を向上させる技術
が開示されている。これらの技術により電子写真用感光
体の、均一性および特性が向上し、それに伴って歩留も
向上してきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな堆積膜に対して、特に近年、電子写真装置の画像特
性向上のために電子写真装置内の光学露光系や、現像装
置、転写装置の改良がなされた結果、電子写真用光受容
部材においても、潜像特性の向上が求められている。さ
らに、電子写真装置の高速化、高機能化が進み、レーザ
ー等の可干渉光源を使用する高速の複写システムや、フ
ァクシミリシステム、プリンターシステム等の高速連続
画像形成システム、特にデジタル高速連続画像システ
ム、フルカラー画像システムの普及に伴い、電子写真用
光受容部材においても、これまで以上の潜像特性の向上
が求められている。また、最近においてはオフィスの省
スペース化がユーザーの大きなニーズとなってきた。こ
うした動きの中で、電子写真装置の小型化に伴った電子
写真用光受容部材の小型化が必要不可欠な状況に有り、
コストダウンと共に、今まで以上の性能が要求されるよ
うになってきている。
【0007】そこで、本発明は、上記した課題を解決
し、特性、および均一性の優れた堆積膜を形成すること
ができるプラズマCVD法による堆積膜の製造装置およ
び製造方法、特に、電気的特性、光学的特性、光導電特
性、画像特性、耐久性、均一性および使用環境特性を示
す光受容部材を形成することができる装置および方法を
提供することを目的としている。また、本発明は、再現
性の向上、膜の生産性を向上し、量産化を行う場合その
歩留まりを飛躍的に向上させることを可能にするプラズ
マCVD法による堆積膜の製造装置および製造方法を提
供することを目的としている。また、本発明は、多様化
する光受容部材に対応し、安価に、かつ容易に、量産化
を行うことが可能なプラズマCVD法による堆積膜の製
造装置および製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、プラズマCVD法による堆積膜の製造装
置および製造方法を、つぎのように構成したことを特徴
とするものである。すなわち、本発明の堆積膜の製造装
置は、減圧可能な反応容器内に複数の支持体を同一円周
上に配置する手段と、該反応容器内に成膜用原料ガスを
導入する手段および高周波電力を導入する手段を有し、
該高周波電力によって前記成膜用原料ガスを分解するこ
とにより、前記反応容器内に配置される支持体上に膜堆
積をおこなう高周波プラズマCVD法による堆積膜の製
造装置において、前記高周波電力導入手段は、前記複数
の支持体の配置円内における該支持体の長手方向に略平
行に配置された第1の電極と、前記複数の支持体の配置
円外における該支持体の長手方向に略平行に配置された
複数の第2の電極とからなり、該複数の第2の電極が、
前記支持体で囲まれた放電空間の内外で積層されたこと
により堆積膜中に生じる内部応力による歪みを抑制しう
る位置に配置されていることを特徴としている。また、
本発明の堆積膜の製造方法は、複数の支持体が同一円周
上に配置された減圧可能な反応容器内に、成膜用原料ガ
スおよび高周波電力を導入し、該高周波電力によって該
成膜用原料ガスを分解し、前記反応容器内の支持体上に
膜堆積を行う高周波プラズマCVD法による堆積膜の製
造方法において、前記高周波電力を導入するための手段
が、前記複数の支持体の配置円内における該支持体の長
手方向に略平行に配置された第1の電極と、前記複数の
支持体の配置円外における該支持体の長手方向に略平行
に配置された複数の第2の電極とで構成され、該複数の
第2の電極を、前記支持体で囲まれた放電空間の内外で
積層されたことにより堆積膜中に生じる内部応力による
歪みを抑制しうるように配置し、膜堆積を行うことを特
徴としている。そして、本発明のこれらの堆積膜の製造
装置および製造方法は、前記複数の第2の電極が、
(1)前記同一円周上に配置された複数の支持体間にそ
れぞれ配置され、第1の電極と第2の電極を結ぶ直線
が、隣り合う支持体間の中央を通り、(2)第1の電極
と、隣り合う2つの第2の電極で形成される領域内に、
支持体が配置され、(3)第1の電極から支持体までの
距離をr1、第2の電極から支持体までの距離をr2と
して、 r2≦0.8*r1 を満たすように配置されていることを特徴としている。
また、本発明のこれらの堆積膜の製造装置および製造方
法は、前記支持体が、円筒状支持体であることを特徴と
している。また、本発明のこれらの堆積膜の製造装置お
よび製造方法は、前記堆積膜が、光受容部材を形成する
堆積膜であることを特徴としている。また、本発明のこ
れらの堆積膜の製造装置および製造方法は、前記高周波
電力を導入する手段が、導電性部材を母体とし、該部材
の表面をセラミック材で被覆して構成されていることを
特徴としている。また、本発明のこれらの堆積膜の製造
装置および製造方法は、前記セラミック材が、Al
23、TiO2、Cr23、MgOのうちの少なくとも
一つであることを特徴としている。また、本発明のこれ
らの堆積膜の製造装置および製造方法は、前記高周波電
力を導入する手段に加熱または冷却する手段が設けられ
ていることを特徴としている。また、本発明のこれらの
堆積膜の製造装置および製造方法は、前記高周波電力
が、周波数が50〜450MHzであることを特徴とし
ている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、従来の堆積膜形成
装置における前述の課題を克服して、本発明の目的を達
成すべく鋭意研究を重ねたところ、複数の円筒状支持体
の配置円内における該円筒状支持体の長手方向に略平行
に配置された第1の電極に対して、該配置円外における
該円筒状支持体の長手方向に略平行に配置された複数の
第2の電極を、上記した所定の配置関係とすることによ
り、堆積膜の特性を向上できるという知見を得た。この
理由については、つぎのように考えられる。前述のよう
に、図7の様な堆積膜製造装置を用い、堆積膜を形成す
る場合、以下のような状況で堆積膜が形成される。 1.プラズマの生成は円筒状支持体で囲まれた放電空間
内(以下「内面部」)で行われるが、一部は円筒状支持
体間を通り、裏面に漏れる。その結果、円筒状支持体で
囲まれた放電空間外(以下「外面部」)にも堆積膜は形
成される。しかし、外面部のプラズマ状態は弱く、活性
種が充分なエネルギーを持っていない。その結果、外面
部の円筒状支持体表面に達した活性種は、サーフェイス
モビリティが小さいため、充分にネットワーク形成され
ずに膜形成される。 2.外面部の堆積速度が遅く、内面部との間に大きな堆
積速度差を生じたまま、膜形成される。 3.プラズマ状態の差により、内面部と外面部でプラズ
マ加熱に差が生じ、大きな温度差を生じたまま、膜形成
される。以上のような状況のもと、円筒状支持体を回転
し、内面部の堆積膜と外面部の堆積膜を交互に積層して
いった場合、形成された堆積膜中には、内部応力による
歪みが生じ、膜質に悪影響を及ぼすと考えられる。
【0010】そこで、外面部に第2の電極を設け、これ
を所定の位置に配置し、意図的に外面部にてプラズマを
生成することにより、外面部で堆積される膜質の向上、
及び内面部と外面部での堆積膜形成時の温度差、堆積速
度差を減少させることが可能となる。その結果、内面部
の堆積膜と外面部の堆積膜を交互に積層していった場合
に生じる内部応力を抑制し、光受容部材の特性向上を図
ることが可能となる。この点を更に説明すると、内面部
のプラズマは、周囲を円筒状基体に囲まれた状態で形成
される。つまり、内面部のプラズマは、外面部のプラズ
マに比べると密閉状態の空間で生成される。その結果、
内面部で生成された活性種と外面部で生成された活性種
を比べた場合、内面部で生成された活性種の方が、高い
エネルギーを備えていると考えられる。さらに、VFH
はRFに比ベプラズマ中での減衰が大きい。そのため、
活性種のエネルギー分布は、電極からの距離に依存しや
すいと考えられる。したがって、外面部の電極を、内面
部の電極より円筒状支持体に近ずけることで、外面部で
円筒状支持体表面に達する活性種のエネルギーを高めら
れると考えられる。第1の電極と円筒状支持体との距離
をr1とし、第2の電極と円筒状支持体との距離をr2
とした場合、r2≦0.8*r1とすると、内面部の堆
積膜と外面部の堆積膜の膜質差が小さくなり、大幅に光
受容部材の特性を向上することができると考えられる。
【0011】一方、第2の電極を第1の電極と円筒状支
持体とを結ぶ直線上に配置した場合、充分な特性向上が
図れない。この原因については、次のように考えられ
る。第1の電極を基準にして円筒状支持体を第1の電極
に面する部分(以下「正面部」)、正面部と正反対の部
分(正面部から180°ずらした部分以下「裏面
部」)、正面部と裏面部の中間部分(以下「中間部」)
に分けて考える。プラズマを形成することにより、電極
の周りにはシースが形成される。形成される活性種の中
で、このシース領域を通過した活性種が高いエネルギー
を備えていると考えられる。前述のように、第2の電極
を第1の電極と円筒状支持体とを結ぶ直線上に配置した
場合、中間部で上記高いエネルギーを備えた活性種の到
達する割合が減少する領域が生じてしまう。その結果、
中間部に堆積する堆積膜の膜質を充分に向上することが
できず、内部応力による歪みを充分緩和できないと考え
られる。それに比べ、円筒状支持体間にあり、第1の電
極と第2の電極を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持体間
の中央を通るように、第2の電極を配置した場合は、裏
面部及び中間部共に、上記のシース領域を通過した高い
エネルギーを備えた活性種を到達させることが可能とな
る。しかし、第1の電極と第2の電極を結ぶ直線が、隣
り合う円筒状支持体間の中央を通るように第2の電極を
配置した場合においても、充分な特性向上が図れない場
合が存在する。それは、第2の電極を円筒状支持体に近
ずけていった場合において、第1の電極と、隣り合う2
つの第2の電極で形成される領域内外に円筒状支持体が
位置してしまうという場合である。円筒状支持体表面の
このように領域外に位置した部分(この場合、裏面部に
なる)は、前述と同様、シース領域を通過した高いエネ
ルギーを備えた活性種の到達する割合が減少してしまう
からと考えられる。したがって、第1の電極と第2の電
極を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持体間の中央を通る
ように第2の電極が配置され、第1の電極と、隣り合う
2つの第2の電極で形成される領域内に、円筒状支持体
が配置されることにより、充分な特性向上を図ることが
可能となる。このように構成した本発明の堆積膜製造装
置を用いることで、内面部の堆積膜と外面部の堆積膜を
交互に積層していった場合に生じる内部応力を抑制し、
光受容部材の特性を大幅に向上することが可能となる。
【0012】さらに、電極の表面をセラミック材で被覆
することで、堆積膜で球状突起と呼ばれる構造欠陥の発
生を低減することが確認された。球状突起は円筒状支持
体表面での付着物を核として成長を始めることが確認さ
れている。そのため、従来より成膜前の円筒状支持体は
厳密に洗浄され、クリンルーム等のダスト管理された環
境により光受容部材の製造装置内に運搬されることによ
り、円筒状支持体にダストが付着することを極力避ける
ようにしてきた。このような清浄な状態で製造装置内に
運搬された円筒状支持体であるが、堆積膜形成中におい
てもダストが付着する原因が存在する。つまりは、放電
空間内に原料ガスを導入し、電極により高周波電力を導
入することにより、原料ガスを分解し、円筒状支持体上
に堆積膜を形成する際に、電極表面にも堆積膜が堆積す
る。この堆積膜には、堆積膜形成時の自らの応力、もし
くは放電空間内でイオン衝撃によるエネルギーを受ける
ことにより、応力歪みが蓄積され、この応力歪みがある
レベル以上蓄積されると、堆積膜が膜片となって電極表
面から剥がれ飛び、放電空間内に拡散し、その一部が円
筒状支持体上に付着し、円筒状支持体上の堆積膜を汚染
し球状突起が発生すると考えられる。セラミックは金属
に比べて表面エネルギーが大きいために堆積膜との付着
力が大きくなり、堆積膜形成中に電極からの膜剥がれが
抑制され、円筒状支持体の汚染が防げるためと考える。
本発明は、該知見に基づいて完成に至ったものである。
【0013】以下、図面を用いて本発明について詳述す
る。図1は、本発明の堆積装置を模式的に表したもので
あり、図2は図1の堆積膜形成装置において、円筒状支
持体の配置円内にある第1の電極と配置円外にある第2
の電極との配置関係を示した模式図である。図中(11
16)は本発明の高周波電力導入手段であり、第1の電
極(1116A)と第2の電極(1116B)から成
る。第1の電極(1116A)は、円筒状支持体(11
12)の配置円内(1300)において、該円筒状支持
体(1112)の長手方向に略平行に配置されており、
一端は電源(1117)に接続されている。第2の電極
(1116B)は、円筒状支持体(1112)の配置円
外(1400)において、該円筒状支持体(1112)
の長手方向に略平行に配置されており、一端は電源(1
117)に接続されている。第1の電極(1116A)
は、円筒状支持体(1112)の配置円内(1300)
の中央に位置している。第2の電極(1116B)は、
(1)円筒状支持体(1112)の配置円外(140
0)に位置し、円筒状支持体(1112)の間で、第1
の電極(1116A)と第2の電極(1116B)を結
ぶ直線が、隣り合う円筒状支持体(1116B)間の中
央を通っている。さらに、(2)第1の電極(1116
A)と円筒状支持体(1112)との距離をr1、第2
の電極(1116B)と円筒状支持体(1112)との
距離をr2としたとき、r2≦0.8*r1となる様に
配置されている。さらに、(3)第1の電極(1116
A)と、隣り合う2つの第2の電極(1116B)で形
成される領域(1500)内に、円筒状支持体(111
2)が配置されるように、配置して有る。
【0014】本発明の堆積膜形成装置を用いた堆積膜の
形成は、例えば以下のように行なわれる。まず、反応容
器(1111)内に円筒状支持体(1112)を設置
し、不図示の排気装置(例えば拡散ポンプ)により反応
容器(1111)内を排気する。続いて、円筒状支持体
加熱手段(1114)により円筒状支持体(1112)
の温度を100℃乃至450℃の所定の温度に制御す
る。円筒状支持体(1112)が所定の温度になったと
ころで前述のように反応容器(1111)内のSiH4
等所望の原料ガスを導入し、反応容器(1111)内の
圧力を調整する。次ぎに、周波数105MHzの高周波
電源(1117)を所望の電力に設定して、高周波マッ
チングボックス(1118)を通じて反応容器(111
1)内に高周波電力を導入し、グロー放電を生起させ
る。この放電エネルギーによって反応容器内に導入され
た原料ガスが分解され、円筒状支持体(1112)上に
所定のシリコンを主成分とする堆積膜が形成されるとこ
ろとなる。
【0015】本発明の高周波電力を導入する手段(11
16)の材質に関しては、導電性であればよく、Al、
Cr、Mo、Au、In、Nb、Te、V、Ti、P
t、Pd、Fe等の金属、およびこれらの合金、例えば
ステンレス等を使用することができる。本発明の高周波
電力を導入する手段(1116)の形状に関しては、特
に制限はないが、放電の均一性の面から、丸棒状、円筒
状が好ましい。また、高周波電力を導入する手段(11
16)の大きさは、大きすぎても高周波電力を導入する
手段(1116)に付着する堆積膜が多くなり、原料ガ
スの利用効率を低下させてしまう。また、条件によって
は放電を乱してしまう。本発明の高周波電力を導入する
手段(1116)の断面積は放電空間(1300)の断
面積の100分の1から10分の1程度が好ましい。高
周波電力を導入する手段(1116)の長さは、円筒状
支持体(1112)の長さよりも1%から20%程度長
いことが好ましいが、逆に円筒状支持体(1112)よ
りも短い場合でも本発明は有効である。
【0016】また、高周波電力を導入する手段(111
6)を加熱または冷却する手段を設けることにより、高
周波電力を導入する手段(1116)と堆積膜との付着
力を高め、より膜剥がれを防止することもできる。高周
波電力を導入する手段(1116)を加熱するか、冷却
するかは、堆積膜材料あるいは、所望の光受容部材を得
る為に、各層、各工程毎に必要に応じて選択すれば良
い。加熱手段の具体例としては、発熱体であれば特に制
限されることはない。具体的には、シース状ヒーターの
巻き付けヒーター、板状ヒーター、セラミックヒーター
等の電気抵抗発熱体、ハロゲンランプ、赤外線ランプ等
の熱放射ランプ発熱体、液体、気体等を温度媒体とした
熱交換手段による発熱体等が挙げられる。加熱手段の表
面材質に関しても何ら制限はなくステンレス、ニッケ
ル、アルミニウム、銅等の金属類、セラミック、耐熱性
高分子樹脂等を使用することができる。冷却手段の具体
例としては、吸熱体であれば特に制限されることはな
い。具体的には、液体、気体等冷却媒体として流すこと
ができる冷却コイル、冷却板、冷却筒等が挙げられる。
冷却手段の表面材質に関しても何ら制限はなくステンレ
ス、ニッケル、アルミニウム、銅等の金属類、セラミッ
ク、耐熱性高分子樹脂等を使用することができるが、熱
伝導性の優れた金属類が好ましい。
【0017】高周波電力を導入する手段(1116)の
表面をセラミック材で被覆するほうが、堆積膜の密着性
の向上のために、好ましい。セラミック材による被覆方
法としては、特に制限はないが、例えばAl23等のセ
ラミック材料からなる筒を、高周波電力を導入する手段
(1116)の表面に密着するように装着してもよい。
さらに、上記材料をCVD法、メッキあるいは溶射手段
等の表面コーティング法により、高周波電力を導入する
手段(1116)の表面にコーティングしてもよい。コ
ーティング法のなかでも溶射手段は、コスト面からある
いはコーティング対象物の大きさ形状の制限を受けにく
いためより好ましい。セラミック材の、材質としては、
特に制限はなく、例えば、Al23、TiO2、Cr2
3、MgO等およびこれらの混合材料が挙げられるが、
Al23、TiO2等の耐酸性の優れた材料が、堆積膜
の製造工程において使用する例えばハロゲン原子を含む
化合物ガス等に対する耐食性の面から好ましい。高周波
電力を導入する手段(1116)の表面を被覆するセラ
ミック材の厚さは特に制限はないが、耐久性および均一
性を増すために、また製造コストの面から1μm〜10
mmが好ましく、10μm〜5mmがより好ましい。
【0018】本発明において使用される円筒状支持体と
しては、導電性でも電気絶縁性であってもよい。導電性
支持体としては、Al、Cr、Mo、Au、In、N
b、Te、V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金属、およ
びこれらの合金、例えばステンレス等が挙げられる。ま
た、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、
セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルム
またはシート、ガラス、セラミック等の電気絶縁性支持
体の少なくとも光受容層を形成する側の表面を導電処理
した支持体も用いることができる。本発明に於いて使用
される支持体の形状は平滑表面あるいは凹凸表面の円筒
状であることができ、その厚さは、所望通りの電子写真
用感光体を形成し得るように適宜決定するが、電子写真
用光受容部材としての可撓性が要求される場合には、支
持体としての機能が充分発揮できる範囲内で可能な限り
薄くすることができる。しかしながら、支持体は製造上
および取り扱い上、機械的強度等の点から通常は10μ
m以上とされる。特にレーザー光などの可干渉性光を用
いて像記録を行う場合には、可視画像において現われ
る、いわゆる干渉縞模様による画像不良をより効果的に
解消するために、支持体の表面に凹凸を設けてもよい。
支持体の表面に設けられる凹凸は、特開昭60−168
156号公報、同60−178457号公報、同60−
225854号公報等に記載された公知の方法により作
成される。また、レーザー光などの可干渉光を用いた場
合の干渉縞模様による画像不良をより効果的に解消する
別の方法として、支持体の表面に複数の球状痕跡窪みに
よる凹凸形状を設けてもよい。即ち、支持体の表面が電
子写真用感光体に要求される解像力よりも微少な凹凸を
有し、しかも該凹凸は、複数の球状痕跡窪みによるもの
である。支持体の表面に設けられる複数の球状痕跡窪み
による凹凸は、特開昭61−231561号公報に記載
された公知の方法により作成される。
【0019】本発明の装置を用いて、グロー放電法によ
って堆積膜を形成するには、基本的にはシリコン原子
(Si)を供給し得るSi供給用の原料ガスと、水素原
子(H)を供給し得るH供給用の原料ガスまたは/及び
ハロゲン原子(X)を供給し得るX供給用の原料ガス
を、反応容器内に所望のガス状態で導入して、該反応容
器内にグロー放電を生起させ、あらかじめ所定の位置に
設置されてある所定の円筒状支持体上にa−Si:H,
Xからなる層を形成すればよい。本発明において使用さ
れるSi供給用ガスとなり得る物質としては、Si
4、Si26、Si38、Si410等のガス状態の、
またはガス化し得る水素化珪素(シラン類)が有効に使
用されるものとして挙げられ、更に層作成時の取り扱い
易さ、Si供給効率の良さ等の点でSiH4、Si26
が好ましいものとして挙げられる。そして、形成される
堆積膜中に水素原子を構造的に導入し、水素原子の導入
割合の制御をいっそう容易になるようにはかり、本発明
の目的を達成する膜特性を得るために、これらのガスに
更にH2および/またはHeあるいは水素原子を含む珪
素化合物のガスも所望量混合して層形成することが必要
である。また、各ガスは単独種のみでなく所定の混合比
で複数種混合しても差し支えないものである。
【0020】また、本発明において使用されるハロゲン
原子供給用の原料ガスとして有効なのは、たとえばハロ
ゲンガス、ハロゲン化物、ハロゲンを含むハロゲン間化
合物、ハロゲンで置換されたシラン誘導体等のガス状の
またはガス化し得るハロゲン化合物が好ましく挙げられ
る。また、さらにはシリコン原子とハロゲン原子とを構
成要素とするガス状のまたはガス化し得る、ハロゲン原
子を含む水素化珪素化合物も有効なものとして挙げるこ
とができる。本発明に於て好適に使用し得るハロゲン化
合物としては、具体的には弗素ガス(F2)、BrF、
ClF、ClF3、BrF3、BrF5、IF3、IF7
のハロゲン間化合物を挙げることができる。ハロゲン原
子を含む珪素化合物、いわゆるハロゲン原子で置換され
たシラン誘導体としては、具体的には、たとえばSiF
4、Si26等の弗化珪素が好ましいものとして挙げる
ことができる。堆積膜中に含有される水素原子または/
及びハロゲン原子の量を制御するには、例えば支持体の
温度、水素原子または/及びハロゲン原子を含有させる
ために使用される原料物質の反応容器内へ導入する量、
放電電力等を制御すればよい。本発明においては、堆積
膜には必要に応じて伝導性を制御する原子を含有させる
ことが好ましい。伝導性を制御する原子は、堆積膜中に
万偏なく均一に分布した状態で含有されても良いし、あ
るいは層厚方向には不均一な分布状態で含有している部
分があってもよい。
【0021】前記伝導性を制御する原子としては、半導
体分野における、いわゆる不純物を挙げることができ、
p型伝導特性を与える周期律表第IIIb族に属する原子
(以後「第IIIb族原子」と略記する)またはn型伝導特
性を与える周期律表第Vb族に属する原子(以後「第V
b族原子」と略記する)を用いることができる。第IIIb
族原子としては、具体的には、硼素(B)、アルミニウ
ム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、
タリウム(Tl)等があり、特にB、Al、Gaが好適
である。第Vb族原子としては、具体的には燐(P)、
砒素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)
等があり、特にP、Asが好適である。堆積膜に含有さ
れる伝導性を制御する原子の含有量としては、好ましく
は1×10-2〜1×104原子ppm、より好ましくは
5×10-2〜5×103原子ppm、最適には1×10
-1〜1×103原子ppmとされるのが望ましい。伝導
性を制御する原子、たとえば、第IIIb族原子あるいは第
Vb族原子を構造的に導入するには、層形成の際に、第
IIIb族原子導入用の原料物質あるいは第Vb族原子導入
用の原料物質をガス状態で反応容器中に、堆積膜を形成
るための他のガスとともに導入してやればよい。第IIIb
族原子導入用の原料物質あるいは第Vb族原子導入用の
原料物質となり得るものとしては、常温常圧でガス状の
または、少なくとも層形成条件下で容易にガス化し得る
ものが採用されるのが望ましい。そのような第IIIb族原
子導入用の原料物質として具体的には、硼素原子導入用
としては、B26、B410、B59、B511、B6
10、B612、B614等の水素化硼素、BF3、BC
3、BBr3等のハロゲン化硼素等が挙げられる。この
他、AlCl3、GaCl3、Ga(CH33、InCl
3、TlCl3等も挙げることができる。第Vb族原子導
入用の原料物質として有効に使用されるのは、燐原子導
入用としては、PH3、P24等の水素化燐、PH4I、
PF3、PF5、PCl3、PCl5、PBr3、PBr5
PI3等のハロゲン化燐が挙げられる。この他、As
3、AsF3、AsCl3、AsBr3、AsF5、Sb
3、SbF3、SbF5、SbCl3、SbCl5、Bi
3、BiCl3、BiBr3等も第Vb族原子導入用の
出発物質の有効なものとして挙げることができる。ま
た、これらの伝導性を制御する原子導入用の原料物質を
必要に応じてH2および/またはHeにより希釈して使
用してもよい。
【0022】本発明の目的を達成し、所望の膜特性を有
する堆積膜を形成するには、Si供給用のガスと希釈ガ
スとの混合比、反応容器内のガス圧、放電電力ならびに
支持体温度を適宜設定することが必要である。希釈ガス
として使用するH2および/またはHeの流量は、層設
計にしたがって適宜最適範囲が選択されるが、Si供給
用ガスに対しH2および/またはHeを、通常の場合1
〜20倍、好ましくは4〜15倍、最適には5〜10倍
の範囲に制御することが望ましい。反応容器内のガス圧
も同様に層設計にしたがって適宜最適範囲が選択される
が、通常の場合1.33×10-2〜1330Torr、
好ましくは6.65×10-2〜665Torr、最適に
は1.33×10-1〜133Torrとするのが好まし
い。放電電力もまた同様に層設計にしたがって適宜最適
範囲が選択されるが、Si供給用のガスの流量に対する
放電電力を、通常の場合1〜20倍、好ましくは2.5
〜18倍、最適には3〜15倍の範囲に設定することが
望ましい。さらに、支持体の温度は、層設計にしたがっ
て適宜最適範囲が選択されるが、通常の場合200〜3
50℃とするのが望ましい。
【0023】本発明では、高周波導入手段に高周波電力
を印加することによって、原料ガスを分解する。本発明
に使用できる高周波電力の周波数は特に制限はないが、
発明者の実験によれば、周波数が50MHz未満の場合
は、条件によっては放電が不安定となり、堆積膜の形成
条件に制限が生じる場合があった。さらに放電の不安定
が原因と考えられる特性の不均一が発生した。また45
0MHzより大きいと、高周波電力の伝送特性が悪化
し、場合によってグロー放電を発生させること自体が困
難になることもあった。さらに、伝送特性の悪化による
電力導入側と逆側での特性の不均一が発生した。したが
って50MHz〜450MHzの周波数範囲が本発明に
は最適である。高周波の波形は、いずれのものでも差し
支えないが、サイン波、矩形波等が適する。本発明にお
いては、堆積膜を形成するための支持体温度、ガス圧の
望ましい数値範囲として前記した範囲が挙げられるが、
これらの条件は通常は独立的に別々に決められるもので
はなく、所望の特性を有する電子写真用感光体を形成す
べく相互的且つ有機的関連性に基づいて最適値を決める
のが望ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実験例および実施例について
説明するが、本発明はこれらにより限定されるものでは
ない。 [実験例1]図1及び図2に示した光受容部材製造装置
を用い、長さ358mm、外径φ80mmの鏡面加工を
施したAl製シリンダー(円筒状支持体)上に、前述の
手段に従って表1に示す条件で電子写真用光受容部材を
作製した。高周波電力導入部(1116A、B)には、
外径φ20mmのステンレス製の棒状電極を使用した。
高周波電力の周波数は105MHzを用いた。本実験例
においては、 (A)第2の電極(1116B)と円筒状支持体(11
12)との距離r2=50mm、第1の電極(1116
A)と円筒状支持体(1112)との距離r1=70m
mは一定とし、図1(C)に示すθを0°(第2の電極
(1116B)が、第1の電極(1116A)と円筒状
支持体(1112)の中心とを結ぶ線上)から30°
(第2の電極(1116B)が、円筒状支持体(111
2)間に配置され、第1の電極(1116A)と第2の
電極(1116B)を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持
体(1112)間の中央を通る)まで変化させた。 (B)θ=30°、第1の電極(1116A)と円筒状
支持体(1112)との距離をr1=70mmは一定と
し、第2の電極(1116B)と円筒状支持体(111
2)との距離r2を変化させた。
【0025】(比較実験例1)図6に示した光受容部材
製造装置を用い、長さ358mm、外径φ80mmの鏡
面加工を施したAl製シリンダー(円筒状支持体)上
に、前述の手段に従って表1に示す条件で電子写真用光
受容部材を作製した。ただし、表1において本比較実験
例では、パワーは、第1の電極のみである。本比較実験
例において高周波電力導入部(1116)には、外径φ
20mmのステンレス製の棒状電極を使用した。高周波
電力の周波数は105MHzを用いた。実験例1、比較
実験例1で作製した電子写真用光受容部材の帯電能、ゴ
ーストメモリーについて以下の様に評価した。 『帯電能』電子写真用光受容部材を電子写真装置(キヤ
ノン製NP6750をテスト用に高速に改造)にセット
し、帯電器に800μAの電流を流し、コロナ帯電を行
い、表面電位計により電子写真用光受容部材の暗部表面
電位を測定する。この時の値をもって、帯電能とする。 『ゴーストメモリー』キヤノン製ゴーストテストチャー
ト(部品番号:FY9−9040)に反射濃度1.1、
φ5mmの黒丸を貼り付けたものを原稿台の画像先端部
に置き、その上にキヤノン製中間調チャート(部品番
号:FY9−9042)を重ねて置いた際のコピー画像
において、中間コピー上に認められるゴーストチャート
のφ5mmの反射濃度と中間調部分の反射濃度の差を測
定した。得られた、結果を表2、3に示す。表2、3に
おいては、比較実験例1で作製した時の値を100とし
て、相対評価を行った。表2、表3から明らかなよう
に、高周波電力導入手段として、円筒状支持体の配置円
内に配置された第1の電極と、円筒状支持体の配置円外
に配置された複数の第2の電極をもちい、前記第2の電
極が、(1)前記同一円周上に配置された複数の円筒状
支持体間にそれぞれ配置され、第1の電極と第2の電極
を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持体間の中央を通り、
(2)第1の電極と、隣り合う2つの第2の電極で形成
される領域内に、円筒状支持体が配置され、(3)第1
の電極から円筒状支持体までの距離をr1、第2の電極
から円筒状支持体までの距離をr2として、 r2≦0.8*r1 を満たすように配置されている製造装置を用いること
で、帯電能、ゴーストメモリー等の電子写真特性を大幅
に向上させることが判った。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】 [実験例2]図1及び図2に示した装置を用いて実験例
1と同様に電子写真用光受容部材を作製し、実験例1と
同様に評価を行った。本実験例では、第2の電極(11
16B)は、r1=70mm、r2=50mm、θ=3
0°(第2の電極(1116B)が、円筒状支持体(1
112)間に配置され、第1の電極(1116A)と第
2の電極(1116B)を結ぶ直線が、隣り合う円筒状
支持体(1112)間の中央を通る)に設置し、電源の
周波数を変化させ実験を行った。得られた結果を、表4
に示す。表4から明らかな様に、50〜450MHz範
囲においてはいずれも良好な結果が得られた。
【0029】
【表4】 [実験例3 ]図1及び図2に示した光受容部材製造装
置を用い、実験例1と同様に電子写真用光受容部材を作
製した。第2の電極位置は、r1=70mm、r2=5
0mm、θ=30°(第2の電極(1116B)が、円
筒状支持体(1112)間に配置され、第1の電極(1
116A)と第2の電極(1116B)を結ぶ直線が、
隣り合う円筒状支持体(1112)間の中央を通る)に
設置した。本実験例においては、高周波電力導入部の表
面にセラミック材料で被覆して電子写真用光受容部材を
作製した。被覆の条件は以下に示す。 条件(1):高周波電力導入部(1116)にステンレ
スの丸棒を用いた。 条件(2):高周波電力導入部(1116)に図3
(A)の様な表面被覆手段で被覆した高周波電力導入手
段を用いた。 図3(A)に示すものは、高周波電力導入手段(211
6)に、厚さ5(mm)のAl23セラミックからなる
円筒(2500)を、前記高周波電力導入手段(211
6)との間に間隙を有するようにして装着したものであ
る。なお、図3(A)の上図は高周波電力導入手段(2
116)に、上記セラミックからなる円筒(2500)
を、前記高周波電力導入手段(2116)との間に間隙
を有するようにして装着した構成を示す横断面図であ
り、図3(A)の下図はその縦断面図である。 条件(3):高周波電力導入部(1116)に図3
(B)の様な表面被覆手段で被覆した高周波電力導入手
段を用いた。 図3(B)に示すものは、高周波電力導入手段(211
6)表面に、Al23とTiO2を3:2の割合で混合
した成分を主成分とするセラミック(2600)を厚さ
150(μm)になるよう溶射したものである。なお、
図3(B)の上図は高周波電力導入手段(2116)
に、高周波電力導入手段(2116)表面に、上記セラ
ミック(2600)を溶射した構成を示す横断面図であ
り、図3(B)の下図はその縦断面図である。作製した
電子写真用光受容部材の球状突起数、白ポチについて以
下の様に評価した。 『球状突起数』電子写真用光受容部材の表面全域を光学
顕微鏡で観察し、10cm2の面積内での直径15μm
以上の球状突起の個数を調べた。 『白ポチ』キヤノン製全面黒チャート(部品番号:FY
9−9073)を原稿台に置き、コピーしたときに得ら
れたコピー画像の同一面内に有る0.2mm以上の白ポ
チについて個数を調べた。得られた結果を表5に示す。
表5においては、条件(1):高周波電力導入部(11
16)にステンレスの丸棒を用いて作製した時の値を1
00として、相対評価を行った。表4より明らかな様
に、本発明の製造装置において、高周波電力導入部の表
面をセラミック材で被覆することにより、球状突起の発
生数を大幅に低減することができる。
【0030】
【表5】 [実験例4]図1及び図2に示した光受容部材製造装置
を用い、表6に示した条件で実験例1と同様に電子写真
用光受容部材を作製した。第2の電極位置は、r1=7
0mm、r2=50mm、θ=30°(第2の電極(1
116B)が、円筒状支持体(1112)間に配置さ
れ、第1の電極(1116A)と第2の電極(1116
B)を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持体(1112)
間の中央を通る)に設置した。
【0031】本実験例においては、 条件(1):高周波電力導入部(1116)にステンレ
スの丸棒を用いた。 条件(2):高周波電力導入部(1116)に図4
(A)の様な冷却手段を備えた高周波電力導入部を用い
た。 図4(A)に示すものは、ステンレス製の高周波電力導
入部(3116)の内部を空洞とし、中に冷却air導
入用の絶縁パイプ(3600)が設けられている。前記
絶縁パイプ(3600)の内部を通った冷却airは、
先端から高周波電力導入部(3116)の内部に矢印の
様に放出され、高周波電力導入部(3116)の内壁に
沿って流れ、最後に外部に放出されるように構成されて
いる。なお、前記冷却airは電荷注入阻止層、光導電
層作製中に導入した。 条件(3):高周波電力導入部(1116)に図4
(B)の様な加熱手段を備えた高周波電力導入部を用い
た。 図4(B)に示すものは、ステンレス製の高周波電力導
入部(3116)の内部にシースヒーター(3700)
が組み込んであり、高周波電力導入部(3116)とシ
ースヒーター(3700)の間は絶縁物(3800)で
絶縁されている。前記高周波電力導入部(3116)の
加熱は円筒状支持体の加熱時に同時に行い、高周波電力
導入部(3116)が230(℃)になるよう行った。
そして、堆積膜形成中は、ヒーター(3700)はOF
Fとした。作製した電子写真用光受容部材を実験例3と
同様に評価を行った。得られた、結果を表7に示す。表
7においては、条件(1)で作製した時の値を100と
して、相対評価を行った。表7より明らかな様に、高周
波電力導入部に加熱あるいは冷却手段を設けることで、
球状突起の抑制に特に効果的である。
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】 以上の実験例により本発明の実施形態の詳細について説
明したが、次に本発明の実施例及び比較例について、さ
らに具体的に説明する。
【0034】[実施例1]図5に示した光受容部材製造
装置を用い、長さ358mm、外径φ30mmの鏡面加
工を施したAl製シリンダー(円筒状支持体)上に、前
述の手段に従って表8に示す条件で電子写真用光受容部
材を作製した。高周波電力導入部(4116A、B)に
は、外径φ10mmのステンレス製の棒状電極を使用し
た。高周波電力の周波数は105MHzを用いた。本実
施例においては、 (A)第2の電極(4116B)と円筒状支持体(41
12)との距離r2=50mm、第1の電極(4116
A)と円筒状支持体(4112)との距離r1=100
mmは一定とし、実験例1同様θを0°(第2の電極
(4116B)が、第1の電極(4116A)と円筒状
支持体(4112)の中心とを結ぶ線上)から18°
(第2の電極(4116B)が、円筒状支持体(411
2)間に配置され、第1の電極(4116A)と第2の
電極(4116B)を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持
体(4112)間の中央を通る)まで変化させた。 (B)θ=18°、第1の電極(4116A)と円筒状
支持体(4112)との距離をr1=100mmは一定
とし、第2の電極(4116B)と円筒状支持体(41
12)との距離r2を変化させた。
【0035】(比較例1)図5に示した光受容部材製造
装置を用い、長さ358mm、外径φ80mmの鏡面加
工を施したAl製シリンダー(円筒状支持体)上に、前
述の手段に従って表8に示す条件で電子写真用光受容部
材を作製した。ただし、本比較例では、図5において第
2の電極(4116B)は無くした。よって、表8にお
いて本比較例では、パワーは、第1の電極のみである。
本比較例において高周波電力導入部(1116)には、
外径φ10mmのステンレス製の棒状電極を使用した。
高周波電力の周波数は105MHzを用いた。実施例
1、比較例1で作製した電子写真用光受容部材の帯電
能、ゴーストメモリーについて以下の様に評価した。 『帯電能』電子写真用光受容部材を電子写真装置(キヤ
ノン製NP6030をテスト用に高速に改造)にセット
し、帯電器に800μAの電流を流し、コロナ帯電を行
い、表面電位計により電子写真用光受容部材の暗部表面
電位を測定する。この時の値をもって、帯電能とする。 『ゴーストメモリー』キヤノン製ゴーストテストチャー
ト(部品番号:FY9−9040)に反射濃度1.1、
φ5mmの黒丸を貼り付けたものを原稿台の画像先端部
に置き、その上にキヤノン製中間調チャート(部品番
号:FY9−9042)を重ねて置いた際のコピー画像
において、中間コピー上に認められるゴーストチャート
のφ5mmの反射濃度と中間調部分の反射濃度の差を測
定した。得られた、結果を表9、表10に示す。表9、
表10においては、比較例1で作製した時の値を100
として、相対評価を行った。表9、表10から明らかな
ように、本発明のように、高周波電力導入手段として、
円筒状支持体の配置円内に配置された第1の電極と、円
筒状支持体の配置円外に配置された複数の第2の電極を
もちい、前記第2の電極が、(1)前記同一円周上に配
置された複数の円筒状支持体間にそれぞれ配置され、第
1の電極と第2の電極を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支
持体間の中央を通り、(2)第1の電極と、隣り合う2
つの第2の電極で形成される領域内に、円筒状支持体が
配置され、(3)第1の電極から円筒状支持体までの距
離をr1、第2の電極から円筒状支持体までの距離をr
2として、 r2≦0.8*r1 を満たすように配置されている製造装置を用いること
で、帯電能、ゴーストメモリー等の電子写真特性を大幅
に向上させることが判った。
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】
【0038】
【表10】 [実施例2]図6に示した光受容部材製造装置を用い、
長さ358mm、外径φ30mmの鏡面加工を施したA
l製シリンダー(円筒状支持体)上に、前述の手段に従
って表11に示す条件で電子写真用光受容部材を作製し
た。高周波電力導入部(5116A、B)には外径φ1
0mmのステンレス製の棒状電極を使用した。高周波電
力の周波数は105MHzを用いた。第2の電極(51
16B)は、円筒状支持体(5112)間に配置され、
第1の電極(5116A)と第2の電極(5116B)
を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持体(5112)間の
中央を通り、第1の電極(5116A)と円筒状支持体
(5112)との距離r1=100mm、第2の電極
(5116B)と円筒状支持体(5112)との距離r
2=40mmとした。本実施例では、円筒状支持体(5
112)の配置円内に設置した原料ガス導入管(511
5A)と円筒状支持体(5112)の配置円外に設置し
た原料ガス導入管(5115B)から原料ガスを供給し
た。作製した電子写真用光受容部材の帯電能、ゴースト
メモリーについて実施例1と同様に評価したところ、実
施例1と同様良好な結果が得られた。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高周波電力導入手段を、前記複数の円筒状支持体の配置
円内における該円筒状支持体の長手方向に略平行に配置
された第1の電極と、前記複数の円筒状支持体の配置円
外における該円筒状支持体の長手方向に略平行に配置さ
れた複数の第2の電極とで構成し、この複数の第2の電
極を、前記円筒状支持体で囲まれた放電空間の内外で積
層されたことにより堆積膜中に生じる内部応力による歪
みを抑制しうる位置に配置することによって、特性、お
よび均一性の優れた堆積膜を形成することができるプラ
ズマCVD法による堆積膜の製造装置および製造方法、
特に、電気的特性、光学的特性、光導電特性、画像特
性、耐久性、均一性および使用環境特性を示す光受容部
材を形成することができる装置および方法を実現するこ
とができる。また、本発明によると、球状突起の発生数
を減少させ、その結果、俗に「ポチ」と呼ばれる、白点
状または、黒点状の画像欠陥を大幅に減少させることが
できる。また、本発明によると、再現性の向上、膜の生
産性を向上し、量産化を行う場合その歩留まりを飛躍的
に向上でき、とりわけ、多様化する光受容部材に対応
し、安価に、かつ容易に、量産化することが可能とな
る。特に、本発明においては、円筒状支持体の配置円内
にある第1の電極と配置円外にある第2の電極との配置
関係を(1)前記同一円周上に配置された複数の円筒状
支持体間にそれぞれ配置され、第1の電極と第2の電極
を結ぶ直線が、隣り合う円筒状支持体間の中央を通り、
(2)第1の電極と、隣り合う2つの第2の電極で形成
される領域内に、円筒状支持体が配置され、(3)第1
の電極から円筒状支持体までの距離をr1、第2の電極
から円筒状支持体までの距離をr2として、 r2≦0.8*r1 を満たすように配置することにより、堆積膜の膜特性を
大幅に向上させることが可能となり、帯電能、ゴースト
メモリー等の光受容部材の特性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の堆積膜形成装置の1例を示す図であ
り、(A)はその横断面図、(B)その縦断面図であ
る。
【図2】図1の堆積膜形成装置において、円筒状支持体
の配置円内にある第1の電極と配置円外にある第2の電
極との配置関係を示した模式図である。
【図3】(A)(B)は本発明の堆積膜形成装置の高周
波電力導入手段における表面被覆手段の1例を示す模式
図である。
【図4】(A)は本発明の堆積膜形成装置の高周波電力
導入手段の冷却手段の1例を示す模式図であり、(B)
は本発明の堆積膜形成装置の高周波電力導入手段の加熱
手段の1例を示す模式図である。
【図5】本発明の堆積膜形成装置の1例を示す図であ
り、(A)はその横断面図、(B)その縦断面図であ
る。
【図6】本発明の堆積膜形成装置の1例を示す図であ
り、(A)はその横断面図、(B)その縦断面図であ
る。
【図7】本発明の堆積膜形成装置の1例を示す図であ
り、(A)はその横断面図、(B)その縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1111、4111、5111、6111:反応容器 1112、4112、5112、6112:円筒状支持
体 1113、4113、5113、6113:支持体保持
手段 1114、4114、5114、6114、3700:
加熱手段 3600:冷却手段 1115、4115、5115、6115:ガス導入管 1116、2116、3116、4116、5116、
6116:高周波導入手段 1117、4117、5117、6117:電源 1118、4118、5118、6118:マッチング
ボックス 1119、4119、5119、6119:原料ガス配
管 1200、4200、5200、6200:原料ガス供
給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 竜次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 秋山 和敬 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 細井 一人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大塚 崇志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 EA25 EA30 EA36 4K030 AA02 AA03 AA04 AA06 AA07 AA08 AA16 AA17 BA30 CA16 FA03 JA03 KA05 KA16 KA24 KA46 LA04 LA15 LA17 5F045 AA08 AB04 AC01 AC02 AC17 AD05 AD06 AD07 AD08 AE15 AE17 AE19 AE21 AE23 AE25 AF10 BB08 CA16 DP25 EE14 EH04 EH08 EH19 EJ05 EK06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減圧可能な反応容器内に複数の支持体を同
    一円周上に配置する手段と、該反応容器内に成膜用原料
    ガスを導入する手段および高周波電力を導入する手段を
    有し、該高周波電力によって前記成膜用原料ガスを分解
    することにより、前記反応容器内に配置される支持体上
    に膜堆積をおこなう高周波プラズマCVD法による堆積
    膜の製造装置において、 前記高周波電力導入手段は、前記複数の支持体の配置円
    内における該支持体の長手方向に略平行に配置された第
    1の電極と、前記複数の支持体の配置円外における該支
    持体の長手方向に略平行に配置された複数の第2の電極
    とからなり、該複数の第2の電極が、前記支持体で囲ま
    れた放電空間の内外で積層されたことにより堆積膜中に
    生じる内部応力による歪みを抑制しうる位置に配置され
    ていることを特徴とする堆積膜の製造装置。
  2. 【請求項2】前記複数の第2の電極が、(1)前記同一
    円周上に配置された複数の支持体間にそれぞれ配置さ
    れ、第1の電極と第2の電極を結ぶ直線が、隣り合う支
    持体間の中央を通り、(2)第1の電極と、隣り合う2
    つの第2の電極で形成される領域内に、支持体が配置さ
    れ、(3)第1の電極から支持体までの距離をr1、第
    2の電極から支持体までの距離をr2として、 r2≦0.8*r1 を満たすように配置されていることを特徴とする請求項
    1に記載の堆積膜の製造装置。
  3. 【請求項3】前記支持体が、円筒状支持体であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の堆積膜の製
    造装置。
  4. 【請求項4】前記堆積膜が、光受容部材を形成する堆積
    膜であることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか1項に記載の堆積膜の製造装置。
  5. 【請求項5】前記高周波電力を導入する手段が、導電性
    部材を母体とし、該部材の表面をセラミック材で被覆し
    て構成されていることを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれか1項に記載の堆積膜の製造装置。
  6. 【請求項6】前記セラミック材が、Al23、Ti
    2、Cr23、MgOのうちの少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項5に記載の堆積膜の製造装置。
  7. 【請求項7】前記高周波電力を導入する手段に、加熱ま
    たは冷却する手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1から請求項6のいずれか1項に記載の堆積膜の製
    造装置。
  8. 【請求項8】前記高周波電力は、周波数が50〜450
    MHzであることを特徴とする請求項1から請求項7の
    いずれか1項に記載の堆積膜の製造装置。
  9. 【請求項9】複数の支持体が同一円周上に配置された減
    圧可能な反応容器内に、成膜用原料ガスおよび高周波電
    力を導入し、該高周波電力によって該成膜用原料ガスを
    分解し、前記反応容器内の支持体上に膜堆積を行う高周
    波プラズマCVD法による堆積膜の製造方法において、 前記高周波電力を導入するための手段が、前記複数の支
    持体の配置円内における該支持体の長手方向に略平行に
    配置された第1の電極と、前記複数の支持体の配置円外
    における該支持体の長手方向に略平行に配置された複数
    の第2の電極とで構成され、該複数の第2の電極を、前
    記支持体で囲まれた放電空間の内外で積層されたことに
    より堆積膜中に生じる内部応力による歪みを抑制しうる
    ように配置し、膜堆積を行うことを特徴とする堆積膜の
    製造方法。
  10. 【請求項10】前記複数の第2の電極が、(1)前記同
    一円周上に配置された複数の支持体間にそれぞれ配置さ
    れ、第1の電極と第2の電極を結ぶ直線が、隣り合う支
    持体間の中央を通り、(2)第1の電極と、隣り合う2
    つの第2の電極で形成される領域内に、支持体が配置さ
    れ、(3)第1の電極から支持体までの距離をr1、第
    2の電極から支持体までの距離をr2として、 r2≦0.8*r1 を満たすように配置されていることを特徴とする請求項
    8に記載の堆積膜の製造方法。
  11. 【請求項11】前記支持体が、円筒状支持体であること
    を特徴とする請求項9または請求項10に記載の堆積膜
    の製造方法。
  12. 【請求項12】前記堆積膜が、光受容部材を形成する堆
    積膜であることを特徴とする請求項9から請求項11の
    いずれか1項に記載の堆積膜の製造方法。
  13. 【請求項13】前記高周波電力を導入する手段が、導電
    性部材を母体とし、該部材の表面をセラミック材で被覆
    して構成されていることを特徴とする請求項9から請求
    項12のいずれか1項に記載の堆積膜の製造方法。
  14. 【請求項14】前記セラミック材が、Al23、TiO
    2、Cr23、MgOのうちの少なくとも一つであるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の堆積膜の製造方法。
  15. 【請求項15】前記高周波電力を導入する手段に、加熱
    または冷却する手段が設けられていることを特徴とする
    請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の堆積膜
    の製造方法。
  16. 【請求項16】前記高周波電力は、周波数が50〜45
    0MHzであることを特徴とする請求項9から請求項1
    5のいずれか1項に記載の堆積膜の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006169558A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Jtekt Corp 堆積膜形成装置

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