[go: up one dir, main page]

JP2000051687A - 堆積膜形成方法及び装置 - Google Patents

堆積膜形成方法及び装置

Info

Publication number
JP2000051687A
JP2000051687A JP10241125A JP24112598A JP2000051687A JP 2000051687 A JP2000051687 A JP 2000051687A JP 10241125 A JP10241125 A JP 10241125A JP 24112598 A JP24112598 A JP 24112598A JP 2000051687 A JP2000051687 A JP 2000051687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency power
reaction vessel
deposited film
cylindrical
source gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10241125A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Shirasago
寿康 白砂
Hitoshi Murayama
仁 村山
Tatsuji Okamura
竜次 岡村
Kazuyoshi Akiyama
和敬 秋山
Kazuhiko Takada
和彦 高田
Tatsuyuki Aoike
達行 青池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10241125A priority Critical patent/JP2000051687A/ja
Publication of JP2000051687A publication Critical patent/JP2000051687A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】減圧可能な反応容器1111内に複数の円
筒状基体1112を同一円周上に配置し、該反応容器内
に成膜用原料ガスを導入するガス導入手段1115と、
高周波電力を前記反応容器内に導入する高周波電力導入
手段1116とを有し、該高周波電力によって前記成膜
用原料ガスを分解することにより、前記円筒状基体上に
膜堆積を行なう高周波プラズマCVD法による堆積膜形
成装置において、前記高周波電力導入手段は、前記円筒
状基体の配置円内において、該円筒状基体の長手方向に
略平行に配置され、一端が電源に接続された内部電極1
116Aと、前記円筒状基体の配置円外に配置された複
数の外部電極1116Bと、前記内部電極の電源接続側
の逆側と前記複数の外部電極とを接続する補助電極11
16Cとからなる。 【効果】 極めて優れた、電気的特性、光学的特性、光
導電特性、画像特性、耐久性、均一性および使用環境特
性を示す光受容部材を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基体上に堆積膜、とり
わけ機能性堆積膜、特に半導体デバイス、電子写真用光
受容部材、画像入力用ラインセンサー、撮像デバイス、
光起電力デバイスなどに用いる、半導体膜(機能性堆積
膜)を形成するプラズマCVDによる堆積膜形成方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス、電子写真用感光
体、画像入力用ラインセンサー、撮像デバイス、光起電
力デバイス、その他各種エレクトロニクス素子、光学素
子などに用いる素子部材として、アモルファスシリコン
(a−Si)、例えば水素原子(H)または/及びハロ
ゲン原子(X)(例えばフッ素、塩素など)で補償され
たアモルファスシリコン[以下、a−Si:(H,X)
と略記する]のような非単結晶質の堆積膜が提案され、
その中のいくつかは実用に付されている。そして、こう
した堆積膜は、プラズマCVD法、すなわち、原料ガス
を直流または高周波、あるいはマイクロ波によるグロー
放電によって分解し、ガラス、石英、耐熱性合成樹脂フ
ィルム、ステンレス、アルミニウムなどの基体上に堆積
膜を形成する方法により形成され、そのための装置も各
種提案されている。
【0003】そうした堆積膜形成装置の一例として、図
6[図6(A)及び図6(B)]に示す高周波プラズマ
CVD法による堆積膜形成装置(以下、「高周波プラズ
マCVD装置」と略称する)を挙げることができる。図
6(A)は、高周波プラズマCVD装置全体の構成を模
式的に示す図であり、図6(B)は、図6(A)におけ
る線X−X′での模式的断面図である。図6[図6
(A)及び図6(B)]に示す高周波プラズマCVD装
置は、大別すると、堆積装置6100、原料ガスの供給
系6200、反応容器6111内を減圧にするための排
気装置6300から構成されている。堆積装置6100
の反応容器6111内には、基体ホルダー6113に装
着された円筒状基体6112、基体加熱用ヒーター61
14、原料ガス導入管6115、及び高周波電力導入用
電極6116が設置されている。電極6116は、高周
波マッチングボックス6118を介して高周波電源61
17に接続されている。原料ガス供給系6200は、S
iH4,GeH4,H2,CH4,B26,PH3などの原
料ガスのボンベ(図示せず)とバルブ(図示せず)およ
びマスフローコントローラー(図示せず)から構成さ
れ、各原料ガスのボンベはバルブ6260を介して反応
容器6111内のガス導入管6115に接続されてい
る。
【0004】図6に示す高周波プラズマCVD装置を用
いた成膜は、例えば以下のようにして行われる。図6
(A)及び図6(B)に示すように、反応容器6111
内に円筒状基体6112を設置し、排気バルブ631
1′を備えた排気管6311を介して反応容器6111
に連通した排気装置6300(例えば拡散ポンプ)によ
り反応容器6111内を排気する。続いて、基体加熱用
ヒーター6114により円筒状基体6112の温度を5
0℃乃至450℃の所定の温度に制御する。円筒状基体
6112が所定の温度になったところで必要な原料ガス
をガス導入管6115を介して反応容器6111内に導
入する。次にマスフローコントローラー(図示せず)に
よって各原料ガスが所定の流量になるように調整する。
その際、反応容器6111内の圧力が1Torr以下の
所定の圧力になるように真空計(図示せず)をみながら
排気バルブ6311の開口を調整する。内圧が安定した
ところで、例えば周波数105MHzの高周波電源61
17を所望の電力に設定して、高周波マッチングボック
ス6118を介して反応容器6111内に高周波電力を
導入し、グロー放電を生起させる。この放電エネルギー
によって反応容器内に導入された原料ガスが分解され、
各円筒状基体6112上に所定の堆積膜が形成されると
ころとなる。所望の膜厚の堆積膜の形成が行われた後、
高周波電力の供給を止め、また反応容器への原料ガスの
流入を止め、堆積膜の形成を終える。同様の操作を複数
回繰り返すことによって、所望の多層構造(例えば、光
受容層)を形成することができる。それぞれの層を形成
する際には必要な原料ガス用のバルブ以外のバルブはす
べて閉じられていることはいうまでもなく、また、成膜
後、原料ガスが反応容器6111内、および反応容器6
111に至る配管内に残留することを避けるために、排
気バルブ6311′を全開にして系内を一旦高真空に排
気する操作を必要に応じて行う。また、堆積膜形成中
は、モーター6120を駆動させ、ギヤー6121を介
して回転軸6122を回転させ各円筒状基体6112を
回転させることにより当該円筒状基体表面全体に亘って
均一な堆積膜を形成することができる。
【0005】以上のようにして、例えば電子写真用光受
容部材のような大面積を有する堆積膜を形成する場合、
均一で良質な堆積膜を形成するため、また再現性および
生産性の向上のための装置構成も各種提案されている。
例えば、特開平6−287760号公報には、プラズマ
インピーダンス:Zp、カソード電極のインピーダン
ス:Zc、カソード電極を取り囲むアースシールドのイ
ンピーダンス:Zsh、基体のホルダーのインピーダン
ス:Zaとし、各インピーダンス間で所定の関係を満た
すことにより、13.56MHz以上の放電周波数を用
いてもプラズマ密度の均一化や膜厚分布の均一化を行え
る技術が開示されている。また、特開平8−25386
5号公報には、反応容器内に複数の円筒状基体と、高周
波電力を印加する複数の電極を設置し、円筒状基体を囲
む電極は全て基体から等距離に配置することで、均一特
性の堆積膜を形成する技術が開示されている。更に、特
開平6−242624号公報には、周波数50〜450
MHzの高周波電力を伴うことで膜質を向上させる技術
が開示されている。これらの技術により電子写真用光受
容部材の均一性および特性を向上させ、またその歩留を
向上することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
電子写真装置の画像特性向上のために電子写真装置内の
光学露光系や、現像装置、転写装置の改良がなされた結
果、電子写真用光受容部材(以下、単に“光受容部材”
と称することもある)においても、従来以上の電子写真
特性の均一性の向上が求められるようになった。その
他、電子写真装置の高速化に対応し、複写プロセスのス
ピードアップもなされている。そのため、光受容部材の
特性の場所的バラツキといった問題は、従来のスピード
の複写システムにあっては必ずしも痛切ではなく場合に
よっては無視することもできた。しかし、レーザーなど
の可干渉光源を使用する高速の複写システムや、ファク
シミリシステム、プリンターシステムなどの高速連続画
像形成システム、特にデジタル高速連続画像システム、
さらには近年普及してきたフルカラー画像システムにお
いては、濃度むらなどは視覚的に明らかなものとなるた
め重大な問題であり、解決が望まれている。また、電子
写真装置の高画質、高速化、高耐久化は急速に進んでお
り、該装置に使用する光受容部材については電気的特性
や光導電特性の更なる向上とともに、帯電能、感度を維
持しつつあらゆる環境下で大幅に性能を延ばすことが求
められている。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、上述のごとき諸問題を
克服すると共に上述した要求を叶える光受容部材(特
に、電子写真用光受容部材)の実現を可能にする特性及
び均一性に優れた機能性堆積膜を効率的に形成できる成
膜方法及び装置を提供することにある。本発明の他の目
的は、所望の光受容部材の再現性及び生産性を向上し、
量産化を行う場合その歩留まりを飛躍的に向上させるこ
とを可能にするプラズマCVD法による成膜方法及び装
置を提供することにある。本発明の他の目的は、多様化
する光受容部材に対応し、安価に、かつ容易に、量産化
を行うことを可能にするプラズマCVD法による成膜方
法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
課題を克服して、上記目的を達成すべく実験を介して鋭
意研究を行った。その結果、成膜技術、即ち、減圧可能
な反応容器内に複数の円筒状基体を同一円周上に配置
し、該反応容器内に成膜用原料ガスを導入し、高周波電
力導入手段により高周波電力を前記反応容器内に導入
し、該高周波電力によってプラズマを生起せしめて前記
成膜用原料ガスを分解することにより、前記円筒状基体
上に堆積膜を行う成膜技術において、以下に述べるよう
な手だてを講ずることにより、所望の特性を有し且つ均
一性に優れた堆積膜を各円筒状基体上に効率的に形成で
き、これにより高品質の光受容部材(特に、電子写真用
光受容部材)を高歩留で多量生産することができること
が判った。即ち、前記高周波電力導入手段を、前記円筒
状基体の配置円内において、該円筒状基体の長手方向に
略平行に配置され、一端が電源に接続された内部電極
と、前記円筒状基体の配置円外に配置された外部電極
と、前記内部電極の電源接続側の逆側と前記複数の外部
電極とを接続する補助電極とからなり、該補助電極は、
前記高周波電力導入手段に高周波電力を印加し成膜用原
料ガスを分解した際に、該高周波電力導入手段近傍の電
界強度の弱い部分に位置するようにする。
【0009】本発明は、以下に述べる堆積膜形成方法及
び装置を包含する。本発明の堆積膜形成方法は、減圧可
能な反応容器内に複数の円筒状基体を同一円周上に配置
し、原料ガス導入手段により成膜用原料ガスを前記反応
容器内に導入し、高周波電力導入手段により高周波電力
を前記反応容器内に導入してプラズマを生起させて前記
成膜用原料ガスを分解することにより前記複数の円筒状
基体のそれぞれの上に堆積膜を形成する堆積膜形成方法
であって、前記高周波電力導入手段は、前記円筒状基体
の配置円内において、該円筒状基体の長手方向に略平行
に配置され、一端が電源に接続された内部電極と、前記
円筒状基体の配置円外に配置された複数の外部電極と、
前記内部電極の電源接続側の逆側と前記複数の外部電極
とを接続する補助電極とからなり、さらに、前記高周波
電力導入手段に高周波電力を印加し成膜用原料ガスを分
解した際に、該高周波電力導入手段近傍の電界強度の弱
い部分が補助電極に位置するようにして前記堆積膜の形
成を行うことを特徴とするものである。本発明の堆積膜
形成装置は、減圧可能な反応容器と、該反応容器内に複
数の円筒状基体を同一円周上に配置するための基体保持
手段と、前記反応容器内に成膜用原料ガスを導入するた
めの原料ガス導入手段と、高周波電力を前記反応容器内
に導入するための高周波電力導入手段とを有し、前記原
料ガス導入手段を介して成膜用原料ガスを前記反応容器
内に導入すると共に前記高周波電力導入手段に高周波電
力を印加して前記反応容器内に導入し、プラズマを生起
せしめて前記成膜用原料ガスを分解することにより前記
複数の円筒状基体のそれぞれの上に堆積膜を形成する堆
積膜形成装置であって、前記高周波電力導入手段は、前
記円筒状基体の配置円内において、該円筒状基体の長手
方向に略平行に配置され、一端が電源に接続された内部
電極と、前記円筒状基体の配置円外に配置された複数の
外部電極と、前記内部電極の電源接続側の逆側と前記複
数の外部電極とを接続する補助電極とからなり、さら
に、前記高周波電力導入手段に高周波電力を印加し成膜
用原料ガスを分解した際に、該高周波電力導入手段近傍
の電界強度の弱い部分が補助電極に位置していることを
特徴とするものである。
【0010】ところで、従来の成膜技術において、堆積
膜の特性を不均一にさせる要因として、原料ガスを分解
したときのプラズマの不均一が挙げられる。プラズマを
不均一にする要因として、次の2点が挙げられる。 (1)電源から伝搬してきた高周波は、電極上で定在波
を形成する。この場合、電極先端は開放であるが、絶縁
体、プラズマなどのインピーダンスが複雑に影響しあ
い、その結果、放電空間内で電極上に波節の部分が形成
されていると推測される。その結果放電空間内で、電極
近傍の電界強度に不均一が発生し、プラズマを不均一に
すると考えられる。本発明者らの検討によると、堆積膜
の不均一性は、原料ガス(流量:Flow)に対する高
周波電力(Watt)の割合(以下Watt/Flow
と記載)をある程度上げることで緩和されるが、Wat
t/Flowが低い場合には顕著化してくる傾向にあ
る。この原因は、Watt/Flowを上げることで波
節部以外のプラズマが強くなり、拡散によりある程度波
節部のプラズマの弱さを補うことができるが、Watt
/Flowを下げると波節部のプラズマの弱さを補えず
に不均一性が顕著化してくると考えられる。つまり、特
に波節の部分と他の部分で特性が大きく異なる傾向にあ
ると推測される。 (2)電極を伝搬する高周波電圧は電極のインピーダン
スにより、伝搬するに従い減衰し、また、高周波電流は
プラズマに流れるため、同じく電極上を伝搬するに従い
高周波電圧はさらに減衰する。その結果電極上で高周波
電力の導入側と逆側で高周波電力の不均一が発生すると
考えられる。
【0011】本発明によれば、上述したように、電源接
続側の逆側の電極の先端部から、円筒状基体の配置円外
まで伸びる補助電極を設けることにより、上記(2)の
原因による不均一を緩和することができると考えられ
る。つまり、伝搬するに従い電源接続側の逆側で減衰し
ていた高周波電力に、補助電極分の高周波電力が追加さ
れる。その結果、電極に沿って発生していた高周波電力
の不均一が緩和されると考えられる。さらに本発明によ
れば、高周波電力導入手段近傍の電界強度の弱い部分が
補助電極に位置しているため、上記(1)の原因による
不均一を緩和することができると考えられる。これら、
上記(1)及び(2)の不均一発生要因を緩和すること
で、その相乗効果として光受容部材の長手方向の特性の
均一性が大幅に向上する。
【0012】また、本発明の構成による予期せぬ効果と
して、堆積膜で球状突起と呼ばれる構造欠陥の発生を低
減することが確認された。この原因に関しては定かでは
ないが以下のように考える。即ち、球状突起は基体表面
での付着物を核として成長を始めることが確認されてい
る。そのため、従来より成膜前の基体は厳密に洗浄さ
れ、クリンルームなどのダスト管理された環境により成
膜装置内に運搬されることにより、基体にダストが付着
することを極力避けるようにしてきた。このような清浄
な状態で成膜装置内に運搬された基体であっても、堆積
膜形成中においてダストが該基体に付着することがあ
る。即ち、放電空間内に原料ガスを導入し、電極により
高周波電力を導入することにより、原料ガスを分解し、
基体上に堆積膜を形成する際に、電極表面にも堆積膜が
堆積する。この堆積膜には、堆積膜形成時の自らの応
力、もしくは放電空間内でイオン衝撃によるエネルギー
を受けることにより、応力歪みが蓄積され、この応力歪
みがあるレベル以上蓄積されると、堆積膜が膜片となっ
て電極表面から剥がれ飛び、放電空間内に拡散し、その
一部が基体上に付着し、基体上の堆積膜を汚染し球状突
起が発生すると考えられる。また、従来の成膜装置にお
いては、高周波電力を印加する電極(カソード)の表面
積が、円筒状基体(アノード)の表面積に比べ小さいた
め、電極の表面電位はマイナス側に大きくシフトすると
考えられる。
【0013】一方、本発明においては、高周波電力を印
加する電極の表面積が大幅に増加したことで、電極の表
面電位が変化していると考えられる。即ち、本発明にお
いては、高周波電力を印加する電極(カソード)の表面
積を大幅に増加し、円筒状基体(アノード)の表面積に
近づけたことで、電極の表面電位のマイナス側へのシフ
トが小さくなったと考えられる。その結果電極表面の堆
積膜が受けるイオン衝撃によるエネルギーが減少し、電
極表面の堆積膜の応力歪みが大幅に緩和されたと考えら
れる。同時に前述のように、電極近傍の電界強度の不均
一が緩和されるため、電極上に堆積する堆積膜の膜質の
均一性が向上し、これまでの膜質の不均一性から生じて
いた、応力歪みも緩和されると考えられる。これらの相
乗効果として、電極上の堆積膜の密着性が向上し、基体
上の堆積膜の汚染が減少すると考えられる。さらに、本
発明においては、電極の表面をセラミック材で被覆する
ことで、球状突起の生起をさらに減少させることができ
る。これは、セラミックは金属に比べて表面エネルギー
が大きいために堆積膜との付着力が大きくなるためと考
える。また、本発明によれば、大幅に改善された該特性
を有する光受容部材を効率的に製造できる。これは、外
部電極を円筒状基体の配置円外に配置することで、円筒
状基体の配置円外にもプラズマが広がり、円筒状基体の
配置円の外での原料ガスの分解過程、および円筒状基体
上での表面反応過程が改善され、円筒状基体の配置円の
外の位置で該基体上に堆積されていた堆積膜の膜質が向
上する。また、前述のように電極からの膜剥離を抑制す
ることで、放電を安定させることが可能となる。これに
より、大幅に改善された諸特性を有する所望の光受容部
材を再現性よく効率的に製造することができる。
【0014】本発明においては、上述の外部電極は、円
筒状基体の配置円外において、該円筒状基体の長手方向
に略平行に配置するほうが、より効果的である。また、
高周波電力導入部は、導電性部材を母体とし、該部材の
表面をセラミック材で被覆するのが効果的である。該セ
ラミック材は、Al23,TiO2,Cr23,MgO
のうちの少なくとも一つであるのが好ましい。更に、高
周波電力導入部を加熱または冷却する手段を設けるほう
が、効果的である。使用する高周波電力の周波数につい
ては、50MHz乃至450MHzの範囲とするのが望
ましい。
【0015】以下、本発明を図面を用いて説明する。図
1(A)及び図1(B)は、本発明の高周波プラズマC
VD法による堆積膜形成装置の一例を模式的に示す図で
ある。図1(A)は堆積膜形成装置全体の構成を模式的
に示す図であり、図1(B)は、図1(A)における線
X−X′での模式的断面図である。
【0016】図1[図1(A)及び図1(B)]に示す
堆積膜形成装置は、大別すると、堆積装置1100、原
料ガスの供給系1200、堆積装置1100の反応容器
1111内を減圧にするための排気装置1300から構
成されている。堆積装置1100の反応容器1111内
には、基体加熱ヒーター1114を内部に有する基体ホ
ルダー1113に装着された円筒状基体1112、原料
ガス導入管1115、及び高周波電力導入手段1116
が設置されている。
【0017】より詳しく説明するに、図1(A)に示す
ように、反応容器1111内には、複数の基体ホルダー
1113が設けられ、それぞれの基体ホルダー上に円筒
状基体1112が配置されている。それぞれの基体ホル
ダー1113は、回転軸1122により支持され、該回
転軸は、駆動機構1121を介して駆動モーター112
0に連なっている。反応容器1111内に設けられたガ
ス導入管1115は、バルブ1119′を備えたガス供
給管1119を介して原料ガス供給系1200に連通し
ている。反応容器1111は、排気管1311を備えて
おり、該排気管は排気バルブ1311′を備えていて排
気装置1300(例えば、拡散ポンプなどの真空ポンプ
を有する)に連通している。
【0018】高周波電力導入手段1116は、マッチン
グボックス1118を介して高周波電源1117に電気
的に接続されている。高周波電力導入手段1116は、
内部電極1116A、外部電極1116B、及び補助電
極1116Cで構成されている。内部電極1116A
は、同一円周上に配列された複数の円筒状基体1112
で包囲された内部空間1400内で、該円筒状基体11
12の長手方向に略平行に配置されており、その一端は
高周波電源1117に電気的に接続され、他端は、反応
容器1111内で円筒状基体1112と同数の補助電極
1116Cに分岐接続されている。それぞれの補助電極
1116Cは、隣接する円筒状基体1112の間に位置
していて、同一円周上に配列された複数の円筒状基体1
112の外側の外部空間1500に位置するように配置
された外部電極1116Bに接続されている。また、高
周波電力導入手段1116に高周波電力を印加し成膜用
原料ガスを分解した際に、高周波電力導入手段1116
近傍の電界強度の弱い部分は、内部電極1116Aと外
部電極1116Bを接続する補助電極1116Cに位置
している。また外部電極1116Bの先端には、インピ
ーダンス調整手段1900が設けられている。
【0019】原料ガス供給系1200は、SiH4,G
eH4,H2,CH4,B26,PH3などの原料ガスのボ
ンベ(図示せず)、バルブ(図示せず)、及びマスフロ
ーコントローラー(図示せず)から構成され、各原料ガ
スのボンベはバルブ1119′を備えたガス供給管11
19を介して反応容器1111内のガス導入管1115
に接続されている。ガス導入管1115は、複数のガス
放出孔(図示せず)を備えている。
【0020】上述した構成の図1[図1(A)及び図1
(B)]に示す堆積膜形成装置による成膜は、例えば、
以下のように行われる。即ち、図1(A)及び図1
(B)に示すように、反応容器1111内に複数の円筒
状基体1112を配置し、排気装置1300(例えば拡
散ポンプ)により反応容器1111内を排気する。続い
て、ヒーター1114により円筒状基体1112の温度
を50℃乃至450℃の所定の温度に制御する。円筒状
基体1112が所定の温度になったところで、必要な原
料ガスをガス導入管1115を介して反応容器1111
内に導入する。次にマスフローコントローラー(図示せ
ず)によって各原料ガスが所定の流量になるように調整
する。その際、反応容器1111内の圧力が1Torr
以下の所定の圧力になるように真空計(図示せず)をみ
ながら排気バルブ1311′の開口を調整する。内圧が
安定したところで、例えば周波数105MHzの高周波
電源1117を所望の電力に設定して、高周波マッチン
グボックス1118及び高周波電力導入手段1116を
介して反応容器1111内に高周波電力を導入し、グロ
ー放電を生起させる。この放電エネルギーによって反応
容器内に導入された原料ガスが分解され、各円筒状基体
1112上に所定の堆積膜が形成されるところとなる。
所望の膜厚の堆積膜形成が行われた後、高周波電力の供
給を止め、また反応容器への原料ガスの流入を止め、堆
積膜の形成を終える。同様の操作を複数回繰り返すこと
により、所望の多層構造の層(例えば、光受容層)を形
成することができる。それぞれの層を形成する際には必
要な原料ガス用のバルブ以外のバルブはすべて閉じられ
ていることはいうまでもなく、また、成膜後、原料ガス
が反応容器1111内、及び反応容器1111に至る配
管内に残留することを避けるために、排気バルブ131
1′を全開にして系内を一旦高真空に排気する操作を必
要に応じて行う。また、堆積膜形成中は、モーター11
20を駆動させ、駆動機構1121を介して回転軸11
22を回転させることにより円筒状基体1112を回転
させるこにより当該円筒状基体表面全体に亘って均一な
堆積膜を形成することができる。
【0021】図2[図2(A)及び図2(B)]は、本
発明の高周波プラズマCVD法による堆積膜形成装置の
他の一例を模式的に示す図である。図2(A)は、堆積
膜形成装置全体の構成を模式的に示す図であり、図2
(B)は、図2(A)における線X−X′での模式的断
面図である。図2[図2(A)及び図2(B)]に示す
堆積膜形成装置は、図1[図1(A)及び図1(B)]
に示す堆積膜装置における外部電極(1116B)とイ
ンピーダンス調整手段(1900)を、図2(A)に示
すように変更したものであり、その他の構成は図1の装
置と同じである。
【0022】図2[図2(A)及び図2(B)]に示す
堆積膜形成装置は、図1[図1(A)及び図1(B)]
に示す堆積膜形成装置と同様で、大別して、堆積装置2
100、原料ガスの供給系2200、堆積装置2100
の反応容器2111内を減圧にするための排気装置23
00から構成されている。堆積装置2100の反応容器
2111内には、基体加熱ヒーター2114を内部に有
する基体ホルダー2113に装着された円筒状基体21
12、原料ガス導入管2115、及び高周波電力導入手
段2116が設置されている。
【0023】より詳しく説明するに、図2(A)に示す
ように、反応容器2111内には、複数の基体ホルダー
2113が設けられ、それそれの基体ホルダー上に円筒
状基体2112が配置されている。それぞれの基体ホル
ダー2113は、回転軸2122により支持され、該回
転軸は、駆動機構2121を介して駆動モーター212
0に連なっている。反応容器2111内に設けられたガ
ス導入管2115は、バルブ2119′を備えたガス供
給管2119を介して原料ガス供給系2200に連通し
ている。反応容器2111は、排気管2311を備えて
おり、該排気管は排気バルブ2311′を備えていて排
気装置2300(例えば、拡散ポンプなどの真空ポンプ
を有する)に連通している。
【0024】高周波電力導入手段2116は、マッチン
グボックス2118を介して高周波電源2117に電気
的に接続されている。高周波電力導入手段2116は、
内部電極2116A、外部電極2116B、及び補助電
極2116Cで構成されている。内部電極2116A
は、同一円周上に配列された複数の円筒状基体2112
で包囲された内部空間2400内で、該円筒状基体21
12の長手方向に略平行に配置されており、その一端は
高周波電源2117に電気的に接続され、他端は、反応
容器2111内で円筒状基体2112と同数の補助電極
2116Cに分岐接続されている。それぞれの補助電極
2116Cは、隣接する円筒状基体2112の間に位置
していて、同一円周上に配列された複数の円筒状基体2
112の外側の外部空間2500に位置するように配置
された外部電極2116Bに接続されている。外部電極
2116Bは、図2(A)に示すように、前記外部空間
2500において、円筒状基体2112の長手方向に略
平行に配置されている。そして、外部電極2116Bの
先端は、図2(A)に示すように、反応容器2111の
外部に設けられたインピーダンス調整手段2900に接
続している。また、高周波電力導入手段2116に高周
波電力を印加し成膜用原料ガスを分解した際に、高周波
電力導入手段2116近傍の電界強度の弱い部分は、内
部電極2116Aと外部電極2116Bを接続する補助
電極2116Cに位置している。
【0025】原料ガス供給系2200は、SiH4,G
eH4,H2,B26,PH3などの原料ガスのボンベ
(図示せず)、バルブ(図示せず)、及びマスフローコ
ントローラー(図示せず)から構成され、各原料ガスの
ボンベは、バルブ2119′を備えたガス供給管211
9を介して反応容器2111内のガス導入管2115に
接続されている。ガス導入管2115は、複数のガス放
出孔(図示せず)を備えている。
【0026】上述した構成の図2[図2(A)及び図2
(B)]に示す積膜形成装置による成膜は、例えば、以
下のように行われる。即ち、図2(A)及び図2(B)
に示すように、反応容器2111内に複数の円筒状基体
2112を配置し、排気装置2300(例えば拡散ポン
プ)により反応容器2111内を排気する。続いて、ヒ
ーター2114により円筒状基体2112の温度を50
℃乃至450℃の所定の温度に制御する。円筒状基体2
112が所定の温度になったところで、必要な原料ガス
をガス導入管2115を介して反応容器2111内に導
入する。次にマスフローコントローラー(図示せず)に
よって各原料ガスが所定の流量になるように調整する。
その際、反応容器2111内の圧力が1Torr以下の
所定の圧力になるように真空計(図示せず)をみながら
排気バルブ2311′の開口を調整する。内圧が安定し
たところで、例えば周波数105MHzの高周波電源2
117を所望の電力に設定して、高周波マッチングボッ
クス2118及び高周波電力導入手段2116を介して
反応容器2111内に高周波電力を導入し、グロー放電
を生起させる。この放電エネルギーによって反応容器内
に導入された原料ガスが分解され、各円筒状基体211
2上に所定の堆積膜が形成されるところとなる。所望の
膜厚の堆積膜形成が行われた後、高周波電力の供給を止
め、また反応容器への原料ガスの流入を止め、堆積膜の
形成を終える。同様の操作を複数回繰り返すことによ
り、所望の多層構造の層(例えば、光受容層)を形成す
ることができる。それぞれの層を形成する際には必要な
原料ガス用のバルブ以外のバルブはすべて閉じられてい
ることはいうまでもなく、また、成膜後、原料ガスが反
応容器2111内、及び反応容器2111に至る配管内
に残留することを避けるために、排気バルブ2311′
を全開にして系内を一旦高真空に排気する操作を必要に
応じて行う。また、堆積膜形成中は、モーター2120
を駆動させ、駆動機構2121を介して回転軸2122
を回転させることにより円筒状基体2112を回転させ
ることにより当該円筒状基体表面全体に亘って均一な堆
積膜を形成することができる。
【0027】図5[図5(A)及び図5(B)]は、本
発明の高周波プラズマCVD法による堆積膜形成装置の
更なる一例を模式的に示す図である。図5(A)は、堆
積膜形成装置全体の構成を模式的に示す図であり、図5
(B)は、図5(A)における線X−X´での模式的断
面図である。図5[図5(A)及び図5(B)]に示す
堆積膜形成装置は、図2[図2(A)及び図2(B)]
に示す堆積膜形成装置における高周波電力導入手段(2
116)の反応容器内での配列形態を図5(B)に示す
ように変更したものである。この変更点と、基体ホルダ
ーの数(即ち、円筒状基体の数)を増やし、ガス導入管
を内部空間(5400)のみならず外部空間(540
0)にも配設した点以外は、図2に示す構成と同様であ
る。
【0028】図5[図5(A)及び図5(B)]におい
て、5111は反応容器、5112は円筒状基体、51
13は基体ホルダー、5114は基体加熱ヒーター、5
115はガス導入管、5116は高周波電力導入手段を
それぞれ示す。5119はバルブ5119′を備えたガ
ス供給管であり、該ガス供給管5119は、その一端は
原料ガス供給系5200に連通し、他端は反応容器51
11内のガス導入管5115に連通している。原料ガス
供給系は、SiH4,GeH4,H2,CH4,B26,P
3などの原料ガスのボンベ(図示せず)、バルブ(図
示せず)、及びマスフローコントローラー(図示せず)
から構成されている。5311は、排気管であり、反応
容器5111内に開口している。排気管5311は、排
気バルブ5311′を備えていて、排気装置5300
(例えば、拡散ポンプなどの真空ポンプを有する)に連
通している。円筒状基体5112が配置された基体ホル
ダーは、回転軸5122により保持され、該回転軸51
22は駆動機構5121を介して駆動モーター5120
に連なっている。なお、図5(A)及び図5(B)に示
すように、反応容器5111内には、10個の円筒状基
体5112がそれぞれ基体ホルダー5113上に保持さ
れて同一円周上に間欠的に配列され、該円筒状基体によ
り包囲された内部空間5400が形成される。5500
は、同一円周上に配列された円筒状基体5112の外側
の外部空間である。本例の堆積膜形成装置においては、
図5(B)に示すように、前記内部空間5400及び外
部空間5500のそれぞれに、複数本のガス導入管51
15が配設されている。これらのガス導入管5115
は、それぞれ、複数のガス放出孔(図示せず)を備えて
いる。
【0029】高周波電力導入手段5116は、マッチン
グボックス5118を介して高周波電源5117に電気
的に接続されている。高周波電力導入手段5116は、
内部電極5116A、外部電極5116B、及び補助電
極5116Cで構成されている。内部電極5116A
は、同一円周上に配列された円筒状基体5112で包囲
された内部空間5400内で、該円筒状基体5112の
長手方向に略平行に配置されており、その一端は高周波
電源5117に電気的に接続され、他端は、反応容器5
111内で、円筒状基体5112の数の1/2に相当す
る数の補助電極5116Cに分岐接続している[図5
(B)参照]。補助電極5116Cはそれぞれ、図5
(B)に示すように、2つの隣接する円筒状基体511
2からなる組について、それぞれの隣接する組の間に位
置していて、同一円周上に配列された円筒状基体511
2の外側の外部空間5500に位置するように配置され
た外部電極5116Bに接続されている。外部電極51
16Bは、図5(A)に示すように、前記外部空間55
00において、円筒状基体5112の長手方向に略平行
に配置されている。そして、外部電極5116Bの先端
は、図5(A)に示すように、反応容器5111の外部
に設けられたインピーダンス調整手段5900に接続し
ている。また、高周波電力導入手段5116に高周波電
力を印加し成膜用原料ガスを分解した際に、高周波電力
導入手段5116近傍の電界強度の弱い部分は、内部電
極5116Aと外部電極5116Bを接続する補助電極
5116Cに位置している。
【0030】上述した構成の図5[図5(A)及び図5
(B)]に示す堆積膜形成装置による成膜は、例えば、
以下のように行われる。即ち、図5(A)及び図5
(B)に示すように、反応容器5111内に複数の円筒
状基体5112を配置し、排気装置5300(例えば拡
散ポンプ)により反応容器5111内を排気する。続い
て、ヒーター5114により円筒状基体5112の温度
を50℃乃至450℃の所定の温度に制御する。円筒状
基体5112が所定の温度になったところで、必要な原
料ガスをガス導入管5115を介して反応容器5111
内に導入する。次にマスフローコントローラー(図示せ
ず)によって各原料ガスが所定の流量になるように調整
する。その際、反応容器5111内の圧力が1Torr
以下の所定の圧力になるように真空計(図示せず)を見
ながら排気バルブ5311′の開口を調整する。内圧が
安定したところで、例えば周波数105MHzの高周波
電源5117を所望の電力に設定して、高周波マッチン
グボックス5118及び高周波電力導入手段5116を
介して反応容器5111内に高周波電力を導入し、グロ
ー放電を生起させる。この放電エネルギーによって反応
容器内に導入された原料ガスが分解され、各円筒状基体
5112上に所定の堆積膜が形成されるところとなる。
所望の膜厚の堆積膜形成が行われた後、高周波電力の供
給を止め、また反応容器への原料ガスの流入を止め、堆
積膜の形成を終える。同様の操作を複数回繰り返すこと
により、所望の多層構造の層(例えば、光受容層)を形
成することができる。それぞれの層を形成する際には必
要な原料ガス用のバルブ以外のバルブはすべて閉じられ
ていることはいうまでもなく、また、成膜後、原料ガス
が反応容器5111内及び反応容器5111に至る配管
内に残留することを避けるために、排気バルブ531
1′を全開にして系内を一旦高真空に排気する操作を必
要に応じて行う。また、堆積膜形成中は、モーター51
20を駆動させ、駆動機構5121を介して回転軸51
22を回転させることにより円筒状基体5112を回転
させることにより当該円筒状基体表面全体に亘って均一
な堆積膜を形成することができる。
【0031】本発明における、上述した高周波電力導入
手段(1116,2116,5116)について詳しく
説明する。本発明における、内部電極、外部電極及び補
助電極からなる高周波電力導入手段の材質は、導電性で
あればよく、Al,Cr,Mo,Au,In,Nb,T
e,V,Ti,Pt,Pd,Feなどの金属、及びこれ
らの合金、例えばステンレスなどを使用することができ
る。高周波電力導入手段を構成する内部電極、外部電極
及び補助電極の形状については、特に制限はなく、板
状、丸棒状、円筒状などが挙げられるが、放電の均一性
の面から、丸棒状、円筒状が好ましい。また、内部電
極、外部電極、補助電極は同一の形状で構成されてもよ
く、或いは別々の形状で構成されていてもよい。外部電
極は、上述したように、同一円周上に配列された円筒状
基体の配列の外側の外部空間(1500,2500,5
500)に配置されていれば特に制限はないが、図2に
示すように、円筒状基体の長手方向に略平行に配置され
ているほうが、長手方向の特性の均一性の面で好まし
い。本発明における高周波電力導入手段(1116,2
116,5116)の形成方法に関しては、特に制限は
ない。即ち、内部電極、外部電極及び補助電極を一体的
に形成して高周波電力導入手段とすることができる。或
いは、内部電極、外部電極、補助電極を各々形成後、そ
れぞれを、溶接、ネジ止めなどで接続させて高周波電力
導入手段としてもよい。
【0032】電界強度の弱い部分を、内部電極と外部電
極の間の補助電極に位置させる手段に関しては、特に制
限はないが、高周波電力導入手段の先端あるいは途中で
コンデンサーなどにより容量インピーダンス成分で調整
を行う手段、あるいは高周波電力導入手段の材質(例え
ば、非磁性材料と磁性材料)や太さ、形状、長さにより
インダクダンス成分で調整を行う手段などが挙げられる
が、装置の簡略性から、インダクダンス成分で調整を行
う手段が好ましく、特に、形状、長さでインダクダンス
成分の調整を行う手段が、簡易性の面から好ましい。ま
た、高周波電力導入手段を加熱または冷却する手段を設
けることにより、高周波電力導入手段とその上に堆積す
る膜との付着力を高め、より膜剥がれを防止することも
できる。高周波電力導入手段を加熱するか、冷却するか
は、使用する成膜用の原料ガス、形成する層に応じて
か、あるいは各成膜工程毎に必要に応じて選択すればよ
い。
【0033】図4に、高周波電力導入手段に、該高周波
電力導入手段を冷却または加熱する手段を設ける場合の
例を示す。図4(A)は、冷却手段を設ける場合の一例
を示す模式図であり、図4(B)は、加熱手段を設ける
場合の一例を示す模式図である。具体的には、図4
(A)に示す例においては、内部電極4116A、外部
電極4116B及び補助電極4116Cで構成される高
周波電力導入手段4116の内部を空洞とし、その中に
冷却手段4600が設けられている。冷却手段4600
は、パイプ状で、液体、気体などの冷却媒体を高周波電
力導入手段4116の内部に導入可能となっている。冷
却媒体導入部4602から導入された液体、気体など
は、パイプ状の冷却手段4600の内部を通り、先端か
ら高周波電力導入手段4116の内部に矢印のように放
出され、高周波電力導入手段4116の内壁に沿って流
れていく。そして、高周波電力導入手段4116の一部
に設けられた排出部4601から、高周波電力導入手段
4116の外部に放出される。4603は絶縁体であ
り、冷却手段4600と高周波電力導入手段4116を
絶縁する。冷却手段4600は、吸熱体で構成されるも
のであれば特に制限されることはない。具体的には、液
体、気体などを冷却媒体として流すことができる冷却コ
イル、冷却板、冷却筒などが挙げられる。冷却手段46
00の表面材質に関しても何ら制限はなくステンレス、
ニッケル、アルミニウム、銅などの金属類、セラミッ
ク、耐熱性高分子樹脂などを使用することができるが、
熱伝導性の優れた金属類が好ましい。
【0034】図4(B)に示す例においては、高周波電
力導入手段4116の内部に加熱手段4700が組み込
んであり、高周波電力導入手段4116と加熱手段47
00の間は絶縁体4800で絶縁されている。また、加
熱手段4700は絶縁体4703の部分を介して高周波
電力導入手段4116の外部に導かれている。加熱手段
4700の具体例としては、発熱体であれば特に制限さ
れることはない。具体的には、シース状ヒーターの巻き
付けヒーター、板状ヒーター、セラミックヒーターなど
の電気抵抗発熱体、ハロゲンランプ、赤外線ランプなど
の熱放射ランプ発熱体、液体、気体などを温度媒体とし
た熱交換手段による発熱体などが挙げられる。加熱手段
の表面材質に関しても何ら制限はなくステンレス、ニッ
ケル、アルミニウム、銅などの金属類、セラミック、耐
熱性高分子樹脂などを使用することができる。
【0035】高周波電力導入手段(1116,211
6,5116)の表面をセラミック材で被覆するほう
が、該表面に堆積する膜の密着性の向上のために、好ま
しい。セラミック材で被覆方法としては、特に制限はな
いが、図3(A)に示すように、例えばAl23などの
セラミック材料からなる筒3500を、高周波電力導入
手段3116の表面に密接するように装着してもよい。
さらに、図3(B)に示すように上記材料をCVD法、
メッキあるいは溶射手段などの表面コーティング法によ
り、高周波電力導入手段3116の表面にコーテイング
してもよい。図3(B)における3600は、コーティ
ング材を示す。コーティング法のなかでも溶射手段は、
コスト面からあるいはコーティング対象物の大きさ形状
の制限を受けにくいためより好ましい。セラミック材
の、材質としては、特に制限はなく、例えば、Al
23,TiO2,Cr23,MgOなど及びこれらの混
合材料が挙げられるが、Al23,TiO2などの耐酸
性の優れた材料が、基体上への堆積膜の形成において使
用する例えばハロゲン原子を含む化合物ガスなどに対す
る耐食性の面から好ましい。高周波電力導入手段の表面
を被覆するセラミック材の厚さは特に制限はないが、耐
久性および均一性を増すために、また製造コストの面か
ら、好ましくは1μm〜10mmの範囲であり、より好
ましくは10μm〜5mmの範囲である。
【0036】本発明において、成膜に使用する基体とし
ては、導電性でも電気絶縁性であってもよい。導電性支
持体としては、Al,Cr,Mo,Au,In,Nb,
Te,V,Ti,Pt,Pd,Feなどの金属、及びこ
れらの合金、例えばステンレスなどが挙げられる。ま
た、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、
セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリアミドなどの合成樹脂のフィル
ムまたはシート、ガラス、セラミックなどの電気絶縁性
支持体の少なくとも光受容層を形成する側の表面を導電
処理した基体も用いることができる。本発明において使
用される基体の形状は平滑表面あるいは凹凸表面の円筒
状であることができ、その厚さは、所望通りの電子写真
用感光体を形成し得るように適宜決定するが、電子写真
用光受容部材としての可撓性が要求される場合には、基
体としての機能が充分発揮できる範囲内で可能な限り薄
くすることができる。しかしながら、基体の製造上およ
び取り扱い上、機械的強度などの点から通常は10μm
以上とされる。特にレーザー光などの可干渉性光を用い
て像記録を行う場合には、可視画像において現われる、
いわゆる干渉縞模様による画像不良をより効果的に解消
するために、基体の表面に凹凸を設けてもよい。基体の
表面に設けられる凹凸は、特開昭60−168156号
公報、同60−178457号公報、同60−2258
54号公報などに記載された公知の方法により形成でき
る。また、レーザー光などの可干渉光を用いた場合の干
渉縞模様による画像不良をより効果的に解消する別の方
法として、基体の表面に複数の球状痕跡窪みによる凹凸
形状を設けてもよい。即ち、基体の表面が電子写真用感
光体に要求される解像力よりも微少な凹凸を有し、しか
も該凹凸は、複数の球状痕跡窪みによるものである。基
体の表面に設けられる複数の球状痕跡窪みによる凹凸
は、特開昭61−231561号公報に記載された公知
の方法により形成できる。
【0037】上述した本発明の堆積膜形成装置を用い
て、例えば非晶質シリコン系の堆積膜を形成するには、
基本的にはシリコン原子(Si)を供給し得るSi供給
用の原料ガスと、水素原子(H)を供給し得るH供給用
の原料ガスまたは/及びハロゲン原子(X)を供給し得
るX供給用の原料ガスを、反応容器内に所望のガス状態
で導入して、該反応容器内にグロー放電を生起させ、あ
らかじめ所定の位置に設置されてある所定の基体上にa
−Si:(H,X)からなる堆積膜(層)を形成する。
【0038】上述したSi供給用ガスとなり得る物質と
しては、SiH4,Si26,Si38,Si410など
のガス状態の、またはガス化し得る水素化珪素(シラン
類)が有効に使用されるものとして挙げられ、これらの
中、層作製時の取り扱い易さ、Si供給効率の良さなど
の点でSiH4,Si26が特に好ましいものである。
形成される堆積膜中に水素原子を構造的に導入し、水素
原子の導入割合の制御を一層容易になるようにして所望
の膜特性を得るためには、これらのSi供給用ガスに更
にH2および/またはHeあるいは水素原子を含む珪素
化合物のガスも所望量混合して膜形成するのがよい。ま
た、各ガスは単独種のみでなく所定の混合比で複合種混
合しても差し支えない。使用するハロゲン原子(X)供
給用の原料ガスとしては、例えば、ハロゲンガス、ハロ
ゲン化物、ハロゲンを含むハロゲン間化合物、ハロゲン
で置換されたシラン誘導体などのガス状のまたはガス化
し得るハロゲン化合物が好ましく挙げられる。この他、
シリコン原子(Si)とハロゲン原子(X)とを構成要
素とするガス状のまたはガス化し得る、ハロゲン原子
(X)を含む水素化珪素化合物も有効なものとして挙げ
ることができる。そうしたハロゲン化合物としては、弗
素ガス(F2),BrF,ClF,ClF3,BrF3
BrF5,IF3,IF7などのハロゲン間化合物を挙げ
ることができる。ハロゲン原子(X)を含む珪素化合
物、いわゆるハロゲン原子で置換されたシラン誘導体と
しては、具体的には、例えば、SiF4,Si26など
の弗化珪素が好ましいものとして挙げることができる。
堆積膜中に含有される水素原子または/及びハロゲン原
子の量を制御するには、例えば基体の温度、水素原子ま
たは/及びハロゲン原子を含有させるために使用される
原料物質の反応容器内へ導入する量、放電電力などを制
御すればよい。
【0039】形成する堆積膜には必要に応じて伝導性を
制御する原子を含有させることができる。伝導性を制御
する原子は、堆積膜中に万遍なく均一に分布した状態で
含有されてもよいし、あるいは層厚方向には不均一な分
布状態で含有している部分があってもよい。前記伝導性
を制御する原子としては、半導体分野における、いわゆ
る不純物を挙げることができ、p型伝導特性を与える周
期律表第IIIb族に属する原子(以後「第IIIb族
原子」と略記する)またはn型伝導特性を与える周期律
表第Vb族に属する原子(以後「第Vb族原子」と略記
する)を用いることができる。第IIIb族原子として
は、具体的には、硼素(B),アルミニウム(Al),
ガリウム(Ga),インジウム(In),タリウム(T
l)などがあり、特にB,Al,Gaが好適である。第
Vb族原子としては、具体的には、燐(P),砒素(A
s),アンチモン(Sb),ビスマス(Bi)などがあ
り、特にP,Asが好適である。堆積膜に含有される伝
導性を制御する原子の含有量としては、好ましくは1×
10-2〜1×104原子ppm、より好ましくは5×1
-2〜5×103原子ppm、最適には1×10-1〜1
×103原子ppmとされるのが望ましい。
【0040】伝導性を制御する原子、例えば、第III
b族原子あるいは第Vb族原子を堆積膜中に構造的に導
入するには、堆積膜形成の際に、第IIIb族原子導入
用の原料物質あるいは第Vb族原子導入用の原料物質を
ガス状態で反応容器中に、堆積膜を形成するための他の
ガスとともに導入してやればよい。第IIIb族原子導
入用の原料物質あるいは第IIIb族原子導入用の原料
物質となり得るものとしては、常温常圧でガス状のまた
は、少なくとも層形成条件下で容易にガス化し得るもの
が採用されるのが望ましい。そのような第IIIb族原
子導入用の原料物質として具体的には、硼素原子導入用
としては、B26,B410,B59,B510,B6
11,B612,B614などの水素化硼素、BF3,BC
3,BBr3 などのハロゲン化硼素などが挙げられ
る。この他、AlCl3,GaCl3,Ga(CH33
InCl3,TlCl3なども挙げることができる。第V
b族原子導入用の原料物質として有効に使用されるの
は、燐原子導入用としては、PH3,P24などの水素
化燐、PH4I,PF3,PF5,PCl3,PCl5,P
Br3,PBr5,PI3などのハロゲン化燐が挙げられ
る。この他、AsH3,AsF3,AsCl3,AsB
3,AsF5,SbH3,SbF3,SbF5,SbC
3,SbCl5,BiH3,BiCl3,BiBr3など
も第Vb族原子導入用の出発物質の有効なものとして挙
げることができる。また、これらの伝導性を制御する原
子導入用の原料物質を必要に応じてH2および/または
Heにより希釈して使用してもよい。
【0041】本発明の目的を達成し、所望の膜特性を有
する堆積膜を形成するには、Si供給用のガスと希釈ガ
スとの混合比、反応容器内のガス圧、放電電力ならびに
支持体温度を適宜設定することが必要である。希釈ガス
として使用するH2および/またはHeの流量は、層設
計にしたがって適宜最適範囲が選択されるが、Si供給
用ガスに対しH2および/またはHeを、通常の場合1
〜20倍、好ましくは4〜15倍、最適には5〜10倍
の範囲に制御することが望ましい。反応容器内のガス圧
も同様に層設計にしたがって適宜最適範囲が選択される
が、通常の場合1×10-4〜10Torr、好ましくは
5×10-4〜5Torr、最適には1×10-3〜1To
rrとするのが好ましい。放電電力もまた同様に層設計
にしたがって適宜最適範囲が選択されるが、Si供給用
のガスの流量に対する放電電力を、通常の場合1〜20
倍、好ましくは2.5〜18倍、最適には3〜15倍の
範囲に設定することが望ましい。さらに、基体の温度
は、層設計にしたがって適宜最適範囲が選択されるが、
通常の場合200〜350℃とするのが望ましい。本発
明においては、堆積膜を形成するための基体温度、ガス
圧の望ましい数値範囲として上記範囲が挙げられるが、
これらの条件は通常は独立的に別々に決められるもので
はなく、所望の特性を有する堆積膜を形成すべく相互的
且つ有機的関連性に基づいて最適値を決めるのが望まし
い。
【0042】本発明では、高周波導入手段に高周波電力
を印加することによって、原料ガスを分解する。本発明
に使用できる高周波電力の周波数は特に制限はないが、
本発明者らの実験によれば、周波数が50MHz未満の
場合は、条件によっては放電が不安定となり、堆積膜の
形成条件に制限が生じる場合があった。この他放電の不
安定が原因と考えられる特性の不均一が発生する場合が
あった。450MHzより大きいと、高周波電力の伝送
特性が悪化し、場合によってグロー放電を発生させるこ
と自体が困難になることがあった。この他、伝送特性の
悪化による電力導入側と逆側での特性の不均一が発生す
ることがあった。したがって50MHz〜450MHz
の周波数範囲が最適である。高周波の波形については、
いずれのものでも差し支えないが、サイン波、矩形波な
どが適する。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0044】
【実施例1】図1に示した堆積膜形成装置を用い、長さ
358mm、外径φ80mmの鏡面加工を施したAl製
シリンダー(円筒状基体)上に、前述した図1の装置を
使用する場合の成膜手法に従って表1に示す条件で電子
写真用光受容部材を作製した。本実施例においては、高
周波電力導入部には、ステンレスを用い、高周波電力の
周波数は105MHzを用いた。
【0045】
【比較例1】図6に示した堆積膜形成装置を用いた以外
は、実験例1と同様にして電子写真用光受容部材を作製
した。
【0046】
【評価】実施例1及び比較例1で得られた電子写真用光
受容部材(以下、単に光受容部材という)のそれぞれを
帯電能、長手方向帯電能むら、ゴーストメモリー、球状
突起数、白ポチについて以下の手法で評価した。
【0047】
【帯電能】光受容部材を電子写真装置(キヤノン製NP
6750をテスト用に高速に改造)にセットし、帯電器
に800μAの電流を流し、コロナ帯電を行い、表面電
位計により電子写真用光受容部材の暗部表面電位を測定
する。この時の値をもって、帯電能とする。
【0048】
【長手方向帯電能むら】長手方向に前述の方法で帯電能
を11個所測定し、11個所の帯電能の最大値と最小値
の差をもって、長手方向帯電能むらとする。
【0049】
【ゴーストメモリー】前記電子写真装置に光受容部材を
セットし、キヤノン製ゴーストテストチャート(部品番
号:FY9−9040)に反射濃度1.1、φ5mmの
黒丸を貼り付けたものを原稿台の画像先端部に置き、そ
の上にキヤノン製中間調チャート(部品番号:FY9−
9042)を重ねて置いた際のコピー画像において、中
間コピー上に認められるゴーストチャートのφ5mmの
反射濃度と中間調部分の反射濃度の差を測定する。この
時の差をゴーストメモリーとする。
【0050】
【球状突起数】光受容部材の表面全域を光学顕微鏡で観
察し、10cm2の面積内での直径15μm以上の球状
突起の個数を調べる。得られる個数を球状突起数とす
る。
【0051】
【白ポチ】前記電子写真装置に光受容部材をセットし、
キヤノン製全面黒チャート(部品番号:FY9−907
3)を原稿台に置き、コピーしたときに得られたコピー
画像の同一面内にある0.2mm以上の白ポチについて
個数を調べる。得られる結果をもって白ポチの評価とす
る。
【0052】上記の評価で得られた結果を表2に示す。
表2においては、比較例1について得られた値を100
として、相対値で示されている。表2より明らかなよう
に、本発明の装置は、従来の装置に比べ特性の均一性が
よく、球状突起の発生数を低減することができる。さら
に、堆積膜の膜質を向上することができ、その結果、帯
電能、ゴーストメモリーなどの電子写真特性を向上させ
ることができる。
【0053】
【実施例2】図2に示した堆積膜形成装置を用い、長さ
358mm、外径φ80mmの鏡面加工を施したAl製
シリンダー(円筒状基体)上に、前述した図2の装置を
使用する場合の成膜手法に従って表1に示す条件で電子
写真用光受容部材を作製した。本実施例においては、高
周波電力導入手段には、ステンレスを用い、高周波電力
の周波数は105MHzを用いた。
【0054】
【比較例2】図6に示した堆積膜形成装置を用いた以外
は、実験例2と同様にして電子写真用光受容部材を作製
した。
【0055】
【評価】実施例2及び比較例2で得られた電子写真用光
受容部材(以下、単に光受容部材という)のそれぞれ
を、帯電能、長手方向帯電能むら、ゴーストメモリー、
球状突起数、白ポチについて上述した評価手法で評価し
た。得られた結果を表3に示す。表3においては、比較
例2について得られた値を100として、相対値で示さ
れている。表3より明らかなように、本発明の装置は、
従来の装置に比べ特性の均一性がよく、球状突起の発生
数を低減することができる。さらに、堆積膜の膜質を向
上することができ、その結果、帯電能、ゴーストメモリ
ーなどの電子写真特性を向上させることができる。ま
た、外部補助電極を、円筒状基体の配列の外側におい
て、該円筒状基体の長手方向に略平行に配置するほう
が、均一性の面で特に効果的であることが理解される。
【0056】
【実施例3】図1に示した堆積膜形成装置を用い、実施
例1と同様に電子写真用光受容部材(以下、単に光受容
部材という)を作製した。本実施例においては、表面に
セラミック材料を被覆した以下の二種の高周波電力導入
手段を用い、それぞれの高周波電力導入手段について光
受容部材の作製を行った。即ち、図3(A)に示すよう
に、ステンレス製の高周波電力導入手段3116に厚さ
5mmのAl23セラミックからなる円筒3500を装
着したものと、図3(B)に示すように、ステンレス製
の高周波電力導入手段3116の表面に、Al23とT
iO2を3:2の割合で混合した成分を主成分とするセ
ラミックを厚さ150μmになるよう溶射したものとを
使用した。
【0057】
【比較例3】図6に示した堆積膜形成を用い、比較例1
と同様にして電子写真用光受容部材(以下、単に光受容
部材という)を作製した。
【0058】
【評価】実施例3で得られた光受容部材と比較例3で得
られた光受容部材のそれぞれを、上述した評価手法で帯
電能、長手方向帯電能むら、ゴーストメモリー、球状突
起数、白ポチについて評価した。得られた結果を表4に
示す。表4においては、比較例3について得られた値を
100として、相対値で示されている。表4より明らか
なように、本発明の装置は、従来の装置に比べ特性の均
一性がよく、球状突起の発生数を低減することができ
る。さらに、堆積膜の膜質を向上することができ、その
結果、帯電能、ゴーストメモリーなどの電子写真特性を
向上させることができる。また、本発明の装置におい
て、高周波電力導入手段の表面をセラミック材で被覆す
ることにより、球状突起の発生数を大幅に低減すること
ができる。
【0059】
【実施例4】図1に示した堆積膜形成装置を用い、表5
に示した条件で実施例1と同様に電子写真用光受容部材
を作製した。本実施例においては、高周波電力導入手段
1116として、図4(A)に示すような冷却手段を備
えた高周波電力導入手段を用いた。即ち、図4(A)に
示すように、ステンレス製の高周波電力導入手段411
6の内部を空洞とし、中に冷却air導入用の絶縁パイ
プ4600が設けられ、絶縁パイプ4600の内部を通
った冷却airは、先端から高周波電力導入手段411
6の内部に矢印のように放出され、高周波電力導入手段
4116の内壁に沿って流れ、最後に外部に放出され
る。冷却airは電荷注入阻止層、光導電層形成の際に
導入した。
【0060】
【比較例4】図6に示した堆積膜形成装置を用い、高周
波導入手段6116には、ステンレス製の丸棒を用い、
表5に示した条件で電子写真用光受容部材を作製した。
【0061】
【評価】実施例4及び比較例4で得られた電子写真用光
受容部材を、上述した評価手法で、帯電能、長手方向帯
電能むら、ゴーストメモリー、球状突起数、白ポチにつ
いて評価した。得られた結果を表6に示す。表6におい
ては、比較例4について得られた値を100として、相
対値で示されている。表6より明らかなように、本発明
の装置は、従来の装置に比べ特性の均一性がよく、球状
突起の発生数を低減することができる。さらに、堆積膜
の膜質を向上することができ、その結果、帯電能、ゴー
ストメモリーなどの電子写真特性を向上させることがで
きる。また、高周波電力導入手段に冷却手段を設けるこ
とで、球状突起の抑制に特に効果的である。
【0062】
【実施例5】図1に示した堆積膜形成装置を用い、表5
に示した条件で実施例1と同様に電子写真用光受容部材
を作製した。本実施例においては、高周波電力導入手段
1116に図4(B)のような加熱手段を備えた高周波
電力導入手段を用いた。即ち、図4(B)に示すよう
に、ステンレス製の高周波電力導入手段4116の内部
にシースヒーター4700が組み込んであり、高周波電
力導入手段4116とシースヒーター4700の間は絶
縁体4800で絶縁されている。高周波電力導入手段4
116の加熱は、円筒状基体の加熱時に行い、高周波電
力導入手段4116が230℃になるよう行った。そし
て、堆積膜形成中は、ヒーター4700はOFFにし
た。
【0063】
【比較例5】図6に示した堆積膜形成装置を用い、高周
波導入手段6116には、ステンレス製の丸棒を用いた
以外は、実施例5と同様にして電子写真用光受容部材を
作製した。
【0064】
【評価】実施例5及び比較例5で得られた電子写真用光
受容部材を、上述した評価手法で、帯電能、長手方向帯
電能むら、ゴーストメモリー、球状突起数、白ポチにつ
いて評価した。得られた結果を表7に示す。表7におい
ては、比較例5について得られた値を100として、相
対値で示されている。表7より明らかなように、本発明
の装置は、従来の装置に比べ特性の均一性がよく、球状
突起の発生数を低減することができる。さらに、堆積膜
の膜質を向上することができ、その結果、帯電能、ゴー
ストメモリーなどの電子写真特性を向上させることがで
きる。また、高周波電力導入手段に加熱手段を設けるこ
とで、球状突起の抑制に特に効果的である。
【0065】
【実施例6】図1に示した堆積膜形成装置を用い、使用
する高周波電力の周波数を表8に示すように40MHz
〜500MHzとし、それぞれの周波数で実施例1と同
様にして電子写真用光受容部材を作製した。得られた電
子写真用光受容部材を、上述した評価手法で、帯電能、
長手方向帯電能むら、ゴーストメモリー、球状突起数、
白ポチについて評価した。得られた結果を、表8に示
す。表8から明らかなように、50MHz〜450MH
z範囲においてはいずれも良好な結果が得られた。
【0066】
【実施例7】図5に示した堆積膜形成装置を用い、長さ
358mm、外径φ30mmの鏡面加工を施したAl製
シリンダー(円筒状基体)上に、前述した図5の装置を
使用する場合の成膜手法に従って表9に示す条件で電子
写真用光受容部材を作製した。本実施例において高周波
電力導入手段には、ステンレスを用い、表面には、Al
23製円筒で被覆した。また高周波電力の周波数は10
5MHzを用いた。さらに原料ガスは、円筒状基体の配
列の内側(内部空間)とその外側(外部空間)に設けた
ガス導入管5115から反応容器内に導入した。作製し
た電子写真用光受容部材を、電子写真装置(キヤノン製
NP6030をテスト用に改造)にセットし、上述した
評価手法により、帯電能、長手方向帯電能むら、ゴース
トメモリー、球状突起数、白ポチについて評価したとこ
ろ、実施例1同様良好な結果が得られた。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】
【表9】
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、従来の光受容部材にお
ける諸問題を解決することができ、特に極めて優れた、
電気的特性、光学的特性、光導電特性、画像特性、耐久
性、均一性および使用環境特性を示す光受容部材を形成
することができる。特に、上述したように、高周波プラ
ズマCVD法による堆積膜形成装置において、使用する
高周波電力導入手段を、円筒状基体の配列円内におい
て、該円筒状基体の長手方向に略平行に配置され、一端
が電源に接続された内部電極と、前記円筒状基体の配置
円外に配置された複数の外部電極と、前記内部電極の電
源接続側の逆側と前記複数の外部電極とを接続する補助
電極とで構成し、さらに、前記高周波電力導入手段に高
周波電力を印加し成膜用原料ガスを分解した際に、該高
周波電力導入手段近傍の電界強度の弱い部分が前記補助
電極に位置しているようにすることで、光受容部材の特
性の均一性を向上することができる。また、堆積膜の膜
特性を大幅に向上させることが可能となり、堆積膜、コ
ゴーストメモリー等の光受容部材の特性が向上する。ま
た、本発明の堆積膜形成装置は、球状突起の発生数を減
少させ、その結果、俗に「ポチ」と呼ばれる、白点状ま
たは、黒点状の画像欠陥を大幅に減少させることができ
る。また、再現性の向上、膜の生産性を向上し、量産化
を行う場合その歩留まりを飛躍的に向上できる。さら
に、多様化する光受容部材に対応し、安価に、かつ容易
に、量産化を行うことを可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の堆積膜形成装置の1例を模式的に示す
図である。
【図2】本発明の堆積膜形成装置の1例を模式的に示す
図である。
【図3】本発明の堆積膜形成装置における高周波電力導
入手段の表面被覆手段の例を模式的に示す図である。
【図4】本発明の堆積膜形成装置における高周波電力導
入手段の冷却または加熱手段の例を模式的に示す図であ
る。
【図5】本発明の堆積膜形成装置の1例を模式的に示す
図である。
【図6】従来の堆積膜形成装置の1例を模式的に示す図
である。
【符号の説明】
1111,2111,5111,6111 反応容器 1112,2112,5112,6112 円筒状支持
体 1113,2113,5113,6113 支持体保持
手段 1114,2114,5114,6114,4700
加熱手段 4600 冷却手段 1115,2115,5115,6115 ガス導入管 1116,2116,3116,4116,5116,
6116 高周波導入手段 1117,2117,5117,6117 電源 1118,2118,5118,6118 マッチング
ボックス 1119,2119,5119,6119 原料ガス配
管 1200,2200,5200,6200 原料ガス供
給システム 1900,2900,5900 インピーダンス調整手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 竜次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 秋山 和敬 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高田 和彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 青池 達行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 AA61 BC04 CA02 CA03 CA25 CA47 EA01 EB01 EC21 FB04 FC11 4K030 CA14 FA03 GA07 KA04 KA05 KA14 KA19 KA22 LA15 LA17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧可能な反応容器内に複数の円筒状基
    体を同一円周上に配置し、原料ガス導入手段により成膜
    用原料ガスを前記反応容器内に導入し、高周波電力導入
    手段により高周波電力を前記反応容器内に導入してプラ
    ズマを生起させて前記成膜用原料ガスを分解することに
    より前記複数の円筒状基体のそれぞれの上に堆積膜を形
    成する堆積膜形成方法であって、前記高周波電力導入手
    段は、前記円筒状基体の配置円内において、該円筒状基
    体の長手方向に略平行に配置され、一端が電源に接続さ
    れた内部電極と、前記円筒状基体の配置円外に配置され
    た複数の外部電極と、前記内部電極の電源接続側の逆側
    と前記複数の外部電極とを接続する補助電極とからな
    り、さらに、前記高周波電力導入手段に高周波電力を印
    加し成膜用原料ガスを分解した際に、該高周波電力導入
    手段近傍の電界強度の弱い部分が補助電極に位置するよ
    うにして前記堆積膜の形成を行うことを特徴とする堆積
    膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記外部電極が、前記円筒状基体の配置
    円外において、該円筒状基体の長手方向に略平行に配置
    されていることを特徴とする請求項1に記載の堆積膜形
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記高周波電力導入手段の高周波電力導
    入部が、導電性部材を母体とし、該部材の表面をセラミ
    ック材で被覆した構成であることを特徴とする請求項1
    または2に記載の堆積膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記セラミック材が、Al23,TiO
    2,Cr23、及びMgOのうちの少なくとも一つであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の堆積膜形成方法。
  5. 【請求項5】 前記高周波電力導入手段は、その高周波
    電力導入部を加熱または冷却する手段を有することを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の堆積膜形成
    方法。
  6. 【請求項6】 前記高周波電力は、周波数が50〜45
    0MHzであることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の堆積膜形成方法。
  7. 【請求項7】 減圧可能な反応容器と、該反応容器内に
    複数の円筒状基体を同一円周上に配置するための基体保
    持手段と、前記反応容器内に成膜用原料ガスを導入する
    ための原料ガス導入手段と、高周波電力を前記反応容器
    内に導入するための高周波電力導入手段とを有し、前記
    原料ガス導入手段を介して成膜用原料ガスを前記反応容
    器内に導入すると共に前記高周波電力導入手段に高周波
    電力を印加して前記反応容器内に導入し、プラズマを生
    起せしめて前記成膜用原料ガスを分解することにより前
    記複数の円筒状基体のそれぞれの上に堆積膜を形成する
    堆積膜形成装置であって、前記高周波電力導入手段は、
    前記円筒状基体の配置円内において、該円筒状基体の長
    手方向に略平行に配置され、一端が電源に接続された内
    部電極と、前記円筒状基体の配置円外に配置された複数
    の外部電極と、前記内部電極の電源接続側の逆側と前記
    複数の外部電極とを接続する補助電極とからなり、さら
    に、前記高周波電力導入手段に高周波電力を印加し成膜
    用原料ガスを分解した際に、該高周波電力導入手段近傍
    の電界強度の弱い部分が補助電極に位置していることを
    特徴とする堆積膜形成装置。
  8. 【請求項8】 前記外部電極が、前記円筒状基体の配置
    円外において、該円筒状基体の長手方向に略平行に配置
    されていることを特徴とする請求項7に記載の堆積膜形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記高周波電力導入手段の高周波電力導
    入部が、導電性部材を母体とし、該部材の表面をセラミ
    ック材で被覆した構成であることを特徴とする請求項7
    または8に記載の堆積膜形成装置。
  10. 【請求項10】 前記セラミック材が、Al23,Ti
    2,Cr23、及びMgOのうちの少なくとも一つで
    あることを特徴とする請求項9に記載の堆積膜形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記高周波電力導入手段は、その高周
    波電力導入部を加熱または冷却する手段を有することを
    特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の堆積膜
    形成装置。
  12. 【請求項12】 前記高周波電力導入手段に印加する前
    記高周波電力は、周波数が50〜450MHzであるこ
    とを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の堆
    積膜形成装置。
JP10241125A 1998-08-12 1998-08-12 堆積膜形成方法及び装置 Withdrawn JP2000051687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241125A JP2000051687A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 堆積膜形成方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241125A JP2000051687A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 堆積膜形成方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000051687A true JP2000051687A (ja) 2000-02-22

Family

ID=17069666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10241125A Withdrawn JP2000051687A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 堆積膜形成方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000051687A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6347601B1 (en) Film forming apparatus
JP2003092200A (ja) 真空処理方法、真空処理装置、半導体装置の製造方法および半導体装置
JP3745095B2 (ja) 堆積膜形成装置および堆積膜形成方法
US6410102B1 (en) Plasma process method
US5961726A (en) Deposited film forming apparatus and electrode for use in it
US6435130B1 (en) Plasma CVD apparatus and plasma processing method
JP3684011B2 (ja) プラズマcvd法による堆積膜形成方法及び装置
JP2000073173A (ja) 堆積膜形成方法及び堆積膜形成装置
JP2000051687A (ja) 堆積膜形成方法及び装置
JP3428865B2 (ja) 堆積膜の形成装置及び堆積膜形成方法
JP2000008171A (ja) 堆積膜の製造装置および製造方法
JP2768539B2 (ja) 堆積膜形成装置
JP3420385B2 (ja) 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法
JP3710171B2 (ja) 電子写真感光体の形成方法
JPH1097089A (ja) 光受容部材の製造装置および製造方法
JP2000054146A (ja) 堆積膜形成方法及び堆積膜形成装置
JPH10270367A (ja) 光受容部材の製造装置および製造方法
JP3412957B2 (ja) 光受容部材の製造方法
JP2000252220A (ja) 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法
JPH1060656A (ja) 堆積膜形成方法および堆積膜形成装置
JPH11343573A (ja) 堆積膜形成装置及び方法
JPH1097998A (ja) 堆積膜形成方法
JPH11124678A (ja) 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法
JPH08179536A (ja) 電子写真感光体及び光受容部材の製造方法
JPH10183354A (ja) 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040305

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101