JP2000006329A - 熱収縮性ポリスチレン系積層フィルム - Google Patents
熱収縮性ポリスチレン系積層フィルムInfo
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Abstract
縮仕上がり性のいずれの特性に優れた熱収縮性ポリスチ
レン系積層フィルムを提供する。 【解決手段】 ビニル芳香族炭化水素と共役ジエン系炭
化水素とからなるブロック共重合体と、ビニル芳香族炭
化水素と脂肪族不飽和カルボン酸エステルとの共重合体
を配合してなる混合重合体を中間層とし、スチレン系炭
化水素と共役ジエン系炭化水素とからなるブロック共重
合体を主成分とした混合重合体を表裏層として中間層に
積層し、少なくとも1軸に延伸したフィルムであって、
80℃×10秒の熱収縮率が少なくとも一方向において
10%以上であることを特徴とする熱収縮性ポリスチレ
ン系積層フィルム。
Description
束包装や収縮ラベル等の用途に好適な特性を有する熱収
縮性フィルムに関する。
いはプラスチック容器の収縮ラベル、ガラス容器の破壊
飛散防止包装やキャップシールなどに広く利用される熱
収縮性フィルムの材質としては、ポリ塩化ビニル(PV
C)が最もよく知られている。これは、PVCから製造
された熱収縮性フィルムが、機械強度、剛性、光学特
性、収縮特性等の実用特性、およびコスト性も含めて、
消費者の要求を比較的広く満足するからである。
ての優れた実用特性とコスト性を有しているものの、廃
棄後燃焼すると塩素を含んだガスを発生し焼却炉を損傷
し易い等の問題から、PVC以外からなる熱収縮性フィ
ルムが要望されていた。
て、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(以下「S
BS」と表記することがある)を主たる材料とするポリ
スチレン系熱収縮性フィルムが提案され使用されている
が、このポリスチレン系フィルムは、PVCフィルムに
比べ、収縮仕上がり性は良好なものの、自然収縮(常温
よりやや高い温度、例えば夏場においてフィルムが本来
の使用前に少し収縮してしまうこと)率が大きい等の問
題を有している。このため、収縮仕上がり性が良好であ
り、かつ低温収縮性に優れフィルムの腰が強く、しかも
自然収縮が少ない(耐自然収縮性)ポリスチレン系の熱
収縮フィルムが求められていた。
系炭化水素とからなるブロック共重合体と、ビニル芳香
族炭化水素と脂肪族不飽和カルボン酸エステルとの共重
合体の配合樹脂を延伸したフイルムが特開昭61−25
819号(登録1671483)や特開平5−1046
30号にて提案されている。このフィルムは、SBSフ
ィルムの欠点である自然収縮性を低減させ、さらにフィ
ルムの腰が強くなるという特徴を有しているものの、耐
衝撃性や収縮仕上がり性が不十分であることが分った。
また特開平10−58540号公報には上記配合樹脂の
損失正接のピーク温度の範囲によって良好なフィルムに
なることが示されている。しかし、該公報で規定されて
いる弾性率特性では耐衝撃性は改良されるが、十分な収
縮仕上がり性が得られないことが分った。
を重ねた結果、ビニル芳香族炭化水素と共役ジエン系炭
化水素とからなるブロック共重合体と、ビニル芳香族炭
化水素と脂肪族不飽和カルボン酸エステルとの共重合体
を配合してなる混合重合体を中間層とし、スチレン系炭
化水素と共役ジエン系炭化水素からなるブロック共重合
体を主成分とした樹脂を表裏層とした積層フィルムを延
伸することによって、単層では解決の困難であった上記
の諸問題を解決することを見出し本発明を完成するに至
った。
化水素と共役ジエン系炭化水素とからなるブロック共重
合体と、ビニル芳香族炭化水素と脂肪族不飽和カルボン
酸エステルとの共重合体を配合してなる混合重合体を中
間層とし、スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素
とからなるブロック共重合体を主成分とした混合重合体
を表裏層として中間層に積層し、少なくとも1軸に延伸
したフィルムであって、80℃×10秒の熱収縮率が少
なくとも一方向において10%以上であることを特徴と
する熱収縮性ポリスチレン系積層フィルムにある。
本発明の熱収縮性フィルムの中間層を構成する樹脂の一
つはビニル芳香族炭化水素と脂肪族不飽和カルボン酸エ
ステルとの共重合体である。このビニル芳香族炭化水素
と脂肪族不飽和カルボン酸エステルとの共重合体のビニ
ル芳香族炭化水素とは、スチレン系炭化水素であり、例
えばスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレン等がある。
は、、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート等を用いることができる。ここで上記
(メタ)アクリレートとはアクリレート及び/又はメタ
クリレートを示している。
ル芳香族炭化水素はスチレンであり、脂肪族不飽和カル
ボン酸エステルはブチル(メタ)アクリレート(以下
「BA」と表記する)である。
自然収縮性はこの樹脂を中間層に配合することによって
付与される。剛性のあるスチレン系樹脂としてはポリス
チレンが挙げられるが、このポリスチレン樹脂は非常に
高いビカット軟化温度を有しているため、BAを共重合
しビカット軟化温度を調整することによって熱収縮フィ
ルムに非常に適した樹脂となる。
って適宜調整されるが一般的にはスチレンが98〜50
重量%、より好ましくは95〜75重量%の範囲がよ
い。スチレンが50重量%未満ではビカット軟化温度は
低下するが積層フィルムの剛性を付与させる役目を果た
せなくなり、また98重量%を越えるものではビカット
軟化温度が高すぎて積層フィルムの収縮性、特に低温収
縮性に劣り易い。
は非常に高い弾性率を保持しつつ、収縮温度領域におい
て急激に弾性率の低下を示す。この特徴を持つ該樹脂を
中間層に配合することによって本発明積層フィルムに剛
性と耐自然収縮性を付与させることができる。
収縮性を付与させる反面、硬くて脆い性質がある。その
ため該樹脂を単独で使用することは非常に困難である。
耐破断性を付与させる目的でビニル芳香族炭化水素と共
役ジエン系炭化水素からなるブロック共重合体を少なく
とも1種以上配合することによって、フィルムに強い腰
を有し、耐自然収縮性に優れ、さらに耐破断性をも付与
させることが可能となる。
炭化水素からなるブロック共重合体のビニル芳香族炭化
水素ブロックとは、スチレン系炭化水素ブロックであ
り、例えばスチレン、o−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、α−メチルスチレン等の単独重合体、それら
の共重合体及び/又はスチレン系炭化水素以外の共重合
可能なモノマーをブロック内に含む共重合体等がある。
れる共役ジエン系炭化水素ブロックには、例えばブタジ
エン、イソプレン、1、3−ペンタジエン等の単独重合
体、それらの共重合体及び/又は共役ジエン系炭化水素
以外の共重合可能なモノマーをブロック内に含む共重合
体がある。
の組成はスチレン系炭化水素がスチレンであり、共役ジ
エン系炭化水素がブタジエンのいわゆるスチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体(SBS)である。
が、本発明フィルムの耐破断性はこの樹脂を配合するこ
とによって付与される。そのために損失弾性率のピーク
温度が−100℃から−30℃の範囲に少なくとも1つ
存在することが好ましい。この温度範囲にピーク温度が
存在するSBS樹脂は非常に破断性が向上するためであ
る。またスチレンの含有量としては50〜95重量%、
より好ましくは60〜90重量%である。スチレン量が
50重量%未満ではフィルムの剛性が低下してしまい、
95重量%を越えるものでは耐破断性が低下する。さら
に、スチレン−ブタジエンブロック共重合体はフィルム
の耐破断性や収縮仕上がり性等を改良する目的で、2種
類以上配合しても構わない。
化水素と脂肪族不飽和カルボン酸エステルとの共重合体
の配合量は中間層全体の30重量%以上、より好ましく
は50重量%以上あることが好ましい。30重量%未満
では積層フィルムに剛性、耐自然収縮性を付与させるこ
とが困難となる。またビニル芳香族炭化水素と脂肪族不
飽和カルボン酸エステルとの共重合体とビニル芳香族炭
化水素と共役ジエン系炭化水素とからなる1種類以上の
ブロック共重合体を配合してなる混合重合体の配合量は
中間層全体の70重量%以上、より好ましくは90重量
%以上あることが好ましい。上記混合重合体が70重量
%未満では積層フィルムに上記に示した特性を付与させ
ることが困難となるからである。
記に示した特定のビニル芳香族炭化水素と共役ジエン系
炭化水素からなるブロック共重合体と、ビニル芳香族炭
化水素と脂肪族不飽和カルボン酸エステルとの共重合体
以外の重合体、例えばスチレン系重合体、一般にはポリ
スチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、エチ
レン−スチレン共重合体等を配合しても構わない。
もつ優れた特性のうち、特に剛性、耐自然収縮性、実用
収縮率を発現させる機能を担っている。つぎに、本発明
積層フィルムの表裏層の主体となる樹脂は、スチレン系
炭化水素と共役ジエン系炭化水素とからなるブロック共
重合体を主成分とした樹脂である。
レン系炭化水素ブロックには、例えばスチレン、o−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレ
ン等の単独重合体、それらの共重合体及び/又はスチレ
ン系炭化水素以外の共重合可能なモノマーをブロック内
に含む共重合体等がある。
役ジエン系炭化水素ブロックには、例えばブタジエン、
イソプレン、1,3−ペンタジエン等の単独重合体、そ
れらの共重合体及び/又は共役ジエン系炭化水素以外の
共重合可能なモノマーをブロック内に含む共重合体があ
る。
部分の構造は特に限定されない。ブロック共重合体の構
造としては、例えば直線型、星型等がある。また、各ブ
ロック部分の構造としては、例えば完全対称ブロック、
非対称ブロック、テトラブロック、テーパードブロッ
ク、ランダムブロック等がある。また、共重合組成比、
ブロック共重合の構造および各ブロック部分の構造、分
子量、重合方法の異なるブロック共重合体を2種類以上
配合されているものでもよい。
る樹脂の組成は、スチレン系炭化水素はスチレンであ
り、共役ジエン系炭化水素がブタジエンのいわゆるスチ
レン−ブタジエン共重合体(SBS)を主体とする混合
物である。この理由は、工業的に非常に多くの種類の樹
脂(共重合組成比、共重合の構造、ブロック部分の構
造、分子量等が様々に異なっている)、つまり屈折率や
熱的性質をはじめとする特性が異なった樹脂が生産され
ているため、要求特性に応じて複数の異なったスチレン
−ブタジエン共重合体を組み合わせることによってフィ
ルム特性の制御が容易に行えるからである。
エン共重合体混合物以外にもスチレン系重合体を配合す
ることもできる。本発明において最も好適に用いられる
スチレン系重合体はポリスチレン(GPPS)である。
本発明の積層フィルムは主に中間層を構成する樹脂によ
って剛性を付与しているが、収縮仕上がり性を低下させ
ない範囲でポリスチレンを混合することによって表裏層
の剛性の向上も期待できる。本発明のフィルムにおい
て、表裏層は中間層を構成する樹脂単層では成し得ない
耐熱融着性を改良する機能を担っている。すなわち、中
間層を構成する樹脂は高温において(ビカット軟化温度
以上)急激に弾性率が低下するため、単層では十分な耐
熱融着性を得ることが出来ない。そのため高温での弾性
率を高くしたSBS原料を表裏層にすることによって積
層フィルムに耐熱融着性を付与させるのである。
る樹脂の単層フィルムでは十分に成し得ない収縮仕上が
り性を向上させる目的も担っている。中間層を構成する
混合樹脂においては先に述べた通り収縮温度領域いおい
て急激に弾性率が低下してしまうため、SBSフィルム
と比較して十分な収縮仕上がり性を得ることが難しい。
しかし、表裏層にSBSフィルムを配することにより高
温での急激な弾性率の低下を和らげることによって良好
な収縮仕上がりをもつフィルムを得ることが可能とな
る。
ルムがもつ優れた特性うち、特に良好な収縮仕上がり
性、耐熱融着性発現させる機能を担っている。なお、上
述した内容の熱収縮性積層フィルムでの厚み比は、積層
フィルムの総厚みによっても異なるが、ほぼ表裏層厚み
が総厚みの10%〜70%であることが好ましく、20
%〜40%がより好ましい。表裏層の厚みが10%未満
のものでは、表裏層によって主に付与される収縮仕上が
り性や耐熱融着性が低下してしまい、70%を越えるも
のでは剛性、耐自然収縮性が低下する。また、コスト面
の観点からは上記範囲内でできるだけ中間層を厚くする
ことが好ましい。なお、本発明のフイルムの表裏層の厚
み比および構成成分は、収縮特性やカール防止等の点か
ら同一厚み、同一組成に調整することが好ましいが、必
ずしも同じにする必要はない。
低温収縮性を付与させる目的で上記樹脂100重量部に
対して可塑剤及び/又は粘着付与樹脂を1〜10重量
部、さらに好ましくは2〜8重量部添加することが可能
である。可塑剤もしくは粘着付与樹脂の量が1重量部未
満では可塑化が十分達成されず、低温収縮性を添加によ
って発現させる効果が得られ難く、可塑剤もしくは粘着
付与樹脂の量が10重量部を越えると溶融粘度の低下等
により良好なフィルムを得ることが難しくなる。本発明
に用いられる可塑剤としては以下のものを例示すること
ができる。
ジペート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシルアジ
ペート等の脂肪族エステル系可塑剤、 :ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオク
チルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジシクロヘ
キシルフタレート等の芳香族エステル系可塑剤、 :ポリ(1,4−エチレンアジペート)、ポリ(1,
4−エチレンサクシネート)等の脂肪族ポリエステル系
可塑剤(例えば大日本インキ化学工業(株)製の「ポリ
サイザーシリーズ」)、 トリクレジルホスフェート、トリフエニルホスフェー
ト等のリン酸エステル系可塑剤。
例示することができる。 :ロジン、変成ロジン、重合ロジン、ロジングリセリ
ンエステル等のロジン系、:αピネン重合体、βピネ
ン重合体、ジペンテン重合体、テルペン−フェノール重
合体、αピネン−フェノール共重合体等のポリテルペン
系樹脂、 :シクロペンタジエン−イソプレン−(1,3−ペン
タジエン)−(1−ペンテン)の共重合体・(2−ペン
テン)−ジシクロペンタジエンの共重合体、1,3−ペ
ンタジエン主体の樹脂等のC5 系石油樹脂、 :インデン−スチレン−メチルインデン−αメチルス
チレン共重合体等のC8〜C10系のタール系石油樹脂、 :ジシクロペンタジエン主体の樹脂等のDCPD系石
油樹脂、及び上記〜の部分水添品や完全水添品。
は1種又は2種以上混合して用いてもよい。特に透明性
と低温収縮性等の収縮特性の改良効果とのバランスから
可塑剤としては、フタル酸系、ポリエステル系の可塑剤
が、粘着付与樹脂としては、重合度200以下の水添テ
ルペン樹脂、及び同じくC5 系水添石油樹脂が好適に使
用できる。
示した可塑剤もしくは粘着付与樹脂以外にも目的に応じ
て各種の添加剤、例えば、紫外線吸収剤、光安定剤、酸
化防止剤、安定剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、無機フ
ィラー等を各用途に応じて適宜添加できる。
体的に説明するが、下記製造方法には限定されない。中
間層、表裏層用に各々上記内容で配合されたポリスチレ
ン系樹脂を別々の押出機によって溶融させ、得られた溶
融体をダイ内で合流させて押出す製造方法が一般的であ
る。押出に際しては、Tダイ法、チューブラー法等の既
存の方法を採用できる。溶融押出された積層樹脂は、冷
却ロール、空気、水等で冷却された後、熱風、温水、赤
外線、マイクロウエーブ等の適当な方法で再加熱され、
ロール法、テンター法、チューブラ法等により、1軸ま
たは2軸に延伸される。
脂の軟化温度や熱収縮性フィルムの要求用途によって変
える必要があるが、概ね60〜130℃、好ましくは8
0〜120℃の範囲で制御される。
段、延伸温度、目的の製品形態に応じて1.5〜6倍の
範囲で適宜決定される。また、1軸延伸にするか2軸延
伸にするかは目的の製品の用途によって決定される。ま
た、延伸した後、フィルムの分子配向が緩和しない時間
内に速やかに、当フィルムの冷却を行うことも、収縮性
を付与して保持する上で重要な技術である。
の熱収縮率が少なくとも一方向において10%以上であ
ることが必要である。収縮率が10%未満の場合、収縮
フィルムとして実用的な機能を発揮せず、シュリンカー
等の温度条件を調節しても良好な収縮仕上がり性を得る
ことが難しくなる。
は何ら制限を受けるものではない。なお、実施例に示す
測定値および評価は次のように行った。ここで、フィル
ムの流れ方向をMD、その直交方向をTDと記載した。
に切り取り、70℃及び80℃の温水バスに10秒間浸
漬し収縮量を測定した。熱収縮率は、収縮前の原寸に対
する収縮量の比率を%値で表示した。
mm×TD298mmの大きさに切り取り、TDの両端
を10mm重ねて溶剤等で接着し円筒状にした。この円
筒状フィルムを、容量1.5リットルの円筒型ペットボ
トルに装着し、蒸気加熱方式の長さ3mの収縮トンネル
中を回転させずに、10秒間で通過させた。吹き出し蒸
気温度は98℃、トンネル内雰囲気温度は91〜96℃
であった。
歪みの大きさおよび個数を総合的に評価した。評価基準
は、シワ、アバタ、格子目の歪みがなく密着性が良好な
ものを(◎)、シワ、アバタ、格子目の歪みがほとんど
なく密着性も実用上問題のないものを(○)、シワ、ア
バタ、格子目の歪みが若干あるか、収縮不足が若干目立
つものを(△)、シワ、アバタ、格子目の歪みがある
か、収縮不足が目立ち実用上問題のあるものを(×)と
した。
切り取り30℃の雰囲気の恒温槽に30日間放置し、T
D方向の収縮量を原寸に対する収縮量の比率を%値で表
示した。
取り、キャスティングロールに接した面同士を2枚重ね
て、10mm幅のヒートシールバーを有するヒートシー
ル機に、バーの長手方向にフィルムのMDを合わせセッ
トした後、所定の温度で片側より加熱し、1.0kgf
/cm2 の圧力で60秒間ヒートシールした。その後、
5分間放置してシール部を剥離し、破れずに剥離できる
最高温度を調査した。
定した。
で、雰囲気温度23℃におけるフィルムのMD方向の引
張破断伸度を測定した。
アクリレート17重量%とからなる共重合体70重量%
とスチレン75重量%とブタジエン25重量%とからな
るブロック共重合体30重量%の混合樹脂を中間層原料
とし、スチレン75重量%とブタジエン25重量%とか
らなるブロック共重合体50重量%、スチレン82重量
%とブタジエン18重量%とからなるブロック共重合体
40重量%、ポリスチレン10重量%の混合樹脂を表裏
層原料とし、それぞれの原料を別々の押出機で溶融押出
しし、ダイ内で合流させて、表層/中間層/裏層の3層
構造からなる溶融体をキャストロールで冷却し総厚み2
60μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルム
を105℃の温度の雰囲気のテンター延伸設備内でTD
方向に4.7倍延伸して、約50μm(表層/中間層/
表層=1/6/1)の熱収縮性積層フィルムを得た。
得られたフィルムの特性評価結果を表1に示した。
アクリレート17重量%とからなる共重合体50重量%
とスチレン75重量%とブタジエン25重量%とからな
るブロック共重合体50重量%の混合樹脂を中間層原料
とした以外は実施例1と同様な方法で熱収縮性積層フィ
ルムを得た。
アクリレート17重量%とからなる共重合体50重量
%、スチレン75重量%とブタジエン25重量%とから
なるブロック共重合体30重量%、スチレン80重量%
とブタジエン20重量%とからなるブロック共重合体2
0重量%の混合樹脂を中間層原料とした以外は実施例1
と同様な方法で熱収縮性積層フィルムを得た。
アクリレート17重量%とからなる共重合体50重量
%、スチレン75重量%とブタジエン25重量%とから
なるブロック共重合体45重量%、ポリスチレン5重量
%の混合樹脂を中間層原料とした以外は実施例1と同様
な方法で熱収縮性積層フィルムを得た。
な樹脂を中間層原料とし、スチレン75重量%とブタジ
エン25重量%とからなるブロック共重合体70重量
%、スチレン82重量%とブタジエン18重量%とから
なるブロック共重合体30重量%の混合樹脂を表裏層原
料とする以外は実施例1と同様な方法で熱収縮性積層フ
ィルムを得た。 [実施例6]実施例1の中間層原料
にポリエステル系可塑剤(「ポリサイザーW261
0」:大日本インキ化学工業(株)製)を3部添加した
樹脂を中間層とし、延伸温度を101℃とした以外は実
施例1と同様な方法で熱収縮性積層フィルムを得た。
エン25重量%とからなるブロック共重合体45重量
%、スチレン82重量%とブタジエン18重量%とから
なるブロック共重合体50重量%、ポリスチレン5重量
%の混合樹脂を中間層、表裏層共に用いた以外は実施例
1と同様な方法で熱収縮性積層フィルムを得た。
であったが、自然収縮率が1.65%と大きい値を示し
た。
アクリレート17重量%とからなる共重合体を中間層原
料とし、延伸温度を110℃とした以外は実施例1と同
様な方法で熱収縮性積層フィルムを得た。本フィルムは
引張破断伸度が121%と低い値であった。
アクリレート17重量%とからなる共重合体50重量%
とスチレン75重量%とブタジエン25重量%とからな
るブロック共重合体50重量%の混合樹脂を中間層原料
とし、ポリスチレン樹脂を表裏層とし、延伸温度を12
5℃とした以外は実施例1と同様な方法で熱収縮性積層
フィルムを得た。本フィルムは収縮仕上がり性に実用上
問題を生じる結果となった。
ィルムを延伸温度を135℃とし熱収縮性積層フィルム
を得た。本フィルムは80℃の収縮率が8%となり、収
縮仕上がり性に問題を生じた。 [比較例5]スチレン83重量%とブチルアクリレート
17重量%とからなる共重合体50重量%とスチレン7
5重量%とブタジエン25重量%とからなるブロック共
重合体50重量%の混合樹脂を中間層、表裏層共に用い
た以外は実施例1と同様な方法で熱収縮性積層フィルム
を得た。得られたフィルムは引張破断伸度が119%、
耐熱融着性が82℃と低い値であった。また、収縮仕上
がり性もシワ、格子目の歪みが若干ある結果となった。
とスチレン75重量%とブタジエン25重量%とからな
るブロック共重合体50重量%の混合樹脂を中間層と
し、延伸温度を115℃とした以外は実施例1と同様な
方法で熱収縮性積層フィルムを得た。得られたフィルム
は収縮仕上がり性において問題を生じた。
間層、表裏層とも本発明の組成であって、収縮率が規定
範囲内にあるものは、熱収縮性フィルムとして優れた収
縮仕上がり性を有し、かつ低い自然収縮性(自然収縮
率:1.0%以下、より好ましくは0.5%以下)、耐
熱融着性(耐熱融着温度:90℃以上)、耐破断性を有
していることが分かる。一方、比較例1〜6のように原
料組成、積層構成もしくは収縮率が規定範囲以外のフィ
ルムでは収縮仕上がり性、自然収縮性、耐熱融着性、耐
破断性のいずれかが不良となり、優れた熱収縮性フィル
ムを得ることは難しいことが分かる。
る積層フィルムであって、各層が特定の原料組成をもつ
特定のポリスチレン系樹脂からなり、単層では困難であ
った自然収縮率が低く、耐熱融着性、透明性、収縮仕上
がり性のいずれの特性に優れた熱収縮性ポリスチレン系
積層フィルムが得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ビニル芳香族炭化水素と共役ジエン系炭
化水素とからなるブロック共重合体と、ビニル芳香族炭
化水素と脂肪族不飽和カルボン酸エステルとの共重合体
を配合してなる混合重合体を中間層とし、スチレン系炭
化水素と共役ジエン系炭化水素とからなるブロック共重
合体を主成分とした混合重合体を表裏層として中間層に
積層し、少なくとも1軸に延伸したフィルムであって、
80℃×10秒の熱収縮率が少なくとも一方向において
10%以上であることを特徴とする熱収縮性ポリスチレ
ン系積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17575898A JP3547317B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 熱収縮性ポリスチレン系積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17575898A JP3547317B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 熱収縮性ポリスチレン系積層フィルム |
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