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JP2000090860A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000090860A
JP2000090860A JP10256157A JP25615798A JP2000090860A JP 2000090860 A JP2000090860 A JP 2000090860A JP 10256157 A JP10256157 A JP 10256157A JP 25615798 A JP25615798 A JP 25615798A JP 2000090860 A JP2000090860 A JP 2000090860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron
image forming
forming apparatus
insulating layer
emitting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10256157A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Miyazaki
和也 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10256157A priority Critical patent/JP2000090860A/ja
Publication of JP2000090860A publication Critical patent/JP2000090860A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁破壊を抑止し、良好な画像を長時間にわ
たり保持し得る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複数の電子放出素子5を有する電子源基
板1と、蛍光膜10を有する陽極基板2によって真空容
器を構成している平面型の画像形成装置において、電子
放出素子5の両端に接続した配線上に絶縁層12bを形
成し、さらにこの絶縁層12bを含む電子源基板1の表
面を帯電防止層13で被覆したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子放出素
子を有する電子源を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子を利用した画像形成
装置として、冷陰極電子放出素子を多数形成した電子源
基板と、透明電極および蛍光体を具備した陽極基板とを
平行に対向させ、真空に排気した平面型の電子線表示パ
ネルが知られている。このような画像形成装置におい
て、電界放出型電子放出素子を用いたものは、例えば、
I.Brodie,“Advanced techno
logy:flat cold−cathode CR
Ts”,Information Display,1
/89,17(1989)に開示されたものがある。ま
た、表面伝導型電子放出素子を用いたものは、例えば、
USP5066883等に開示されている。
【0003】平面型の電子線表示パネルは、現在広く用
いられている陰極線管(cathoderay tub
e:CRT)表示装置に比べ、軽量化、大画面化を図る
ことができ、また、液晶を利用した平面型表示パネルや
プラズマ・ディスプレイ、エレクトロルミネッセント・
ディスプレイ等の他の平面型表示パネルに比べて、より
高輝度、高品質な画像を提供することができる。
【0004】図7、図8に従来の電子線表示パネルの一
例の概略構成図を示す。ここで、図8は、図7における
A−A’断面図である。図7、図8に示される従来の電
子線表示パネルの構成について詳述すると、図中、1は
電子源基板であるリアプレート、2は陽極基板あるフェ
ースプレート、3は外枠であり、これらにより真空外囲
器を構成している。4はリアプレートの基体であるガラ
ス基板、5は電子放出素子であり、6aおよび6bは電
子放出素子5に電圧を印加するための電極である。7a
(信号電極)および7b(走査電極)は配線電極であ
り、それぞれ、電極6a,6bに接続されている。8は
フェースプレートの基体であるガラス基板、9は透明電
極(陽極電極)、10は蛍光体である。
【0005】この電子線表示パネルにおいて画像を形成
するには、マトリックス状に配置された信号電極7aと
走査電極7bに所定の電圧を順次印加することで、マト
リックスの交点に位置する所定の電子放出素子5を選択
的に駆動し、放出された電子を蛍光体10に照射して所
定の位置に輝点を得る。なお、透明電極9は、放出電子
を加速してより高い輝度の輝点を得るために、電子放出
素子5に対して正電位となるように高電圧が印加され
る。ここで、印加される電圧は、蛍光体の性能にもよる
が、数百Vから数十kV程度の電圧である。従って、リ
アプレート1とフェースプレート2間の距離dは、この
印加電圧によって真空の絶縁破壊(すなわち放電)が生
じないように設定を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】表示パネルの高精細化
を実現するには、リアプレート側の素子ピッチを小さく
するとともに、リアプレートとフェースプレート間の距
離dを狭くしてビームの拡がりを抑えてスポット径を小
さくする必要がある。真空の絶縁破壊電圧(以下、放電
電圧)は電界強度によって一意に決まり、リアプレート
とフェースプレート間の距離dを1/2にすれば放電電
圧は1/2になる。しかしながら、表示パネルにおける
単素子あたりの輝度は入射電子のエネルギー強度に依存
するので、同等の電界強度でも同様の輝度が得られると
は限らない。すなわち、電子放出効率が同じ素子を考え
た場合、距離dを1/2にしたと同等の輝度を得るため
には同等のアノード電位の印加が必要であるが、放電は
素子劣化を伴うのでアノード電位を不用意に高くするこ
とはできない。
【0007】また、低コスト化を実現するためには、厚
膜印刷法によって配線等を形成するのが有利である。し
かしながら、厚膜印刷法により形成した配線は、スパッ
タ法等により形成した配線と比較して凹凸が大きく、こ
の凸部に電界が集中し、ここを起点として放電が起きる
という問題も生じた。
【0008】以上述べたように、リアプレートとフェー
スプレート間の距離dを狭くし、さらに厚膜印刷法によ
って配線等を形成した場合、放電電圧が低下し、アノー
ド電極に印加可能な電圧マージンが低下してしまい、こ
れは表面伝導型電子放出素子に流れる素子電流に対する
放出電流の低下につながり、高輝度かつ高電子放出効率
の電子放出素子および画像形成装置を作製することが困
難であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために鋭意検討を行って為されたものであ
り、下述する構成のものである。
【0010】即ち、本発明の画像形成装置は、少なくと
も、複数の電子放出素子を有する電子源基板と、該電子
放出素子より放出される電子の照射によって発光して画
像を形成する画像形成部材を有する陽極基板によって真
空容器を構成している平面型の画像形成装置であって、
該電子放出素子の両端に接続した複数の配線上に絶縁層
が形成されており、かつ該絶縁層を含む該電子源基板表
面が帯電防止層で被覆されていることを特徴とする。
【0011】該電子放出素子としては、冷陰極電子放出
素子を好ましく用いることができ、特に表面伝導型電子
放出素子が好ましく用いられる。また、画像形成部材と
しては蛍光体が好ましい。
【0012】該配線上凸部からの放電を防止するための
配線上に形成される絶縁層には、ポリイミド樹脂、ポリ
ベンゾイミダゾール樹脂を好ましく用いることができ、
これらは感光性を有するものも好ましく用いることがで
きる。
【0013】これら高分子樹脂から形成される絶縁層の
必要特性は以下の通りである。 (1)工程中の熱処理に対する耐熱性を有すること (2)絶縁性が良好であること (3)配線に対するステップカバレージが良好であるこ
と (4)微細加工技術の適用に適すること (5)高真空維持できる程度に放出ガスが少ないこと
【0014】また、該電子源基板のチャージアップを抑
制し、放電を防止するために基板上に被覆された帯電防
止層の材質は、グラファイト、酸化亜鉛、硫酸バリウム
/酸化錫、ホウ酸アルミニウム/酸化錫、ATO、IT
O等の導電性微粒子を好ましく用いることができる。
【0015】これら導電性微粒子から形成される帯電防
止層の必要特性は以下の通りである。 (1)溶媒に対する分散性が高いこと (2)工程中における電気抵抗が安定であること(この
ときの抵抗率は、10-3〜10-1Ω・cm)
【0016】本発明によれば非常に高精細で鮮明な画像
を表示でき、大画面で低コストな平面型の画像形成装置
を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施態様を
示す。
【0018】図1、図2は、本発明による画像形成装置
の一構成例を示す模式図であり、図2は、図1における
A−A’断面図である。
【0019】図1において、1は電子源基板であるリア
プレート、2は陽極基板であるフェースプレート、3は
外枠、4はリアプレート1の基体である基板、5は電子
放出素子、6aおよび6bは電子放出素子5に電圧を印
加するための電極、7a(信号電極)および7b(走査
電極)は、それぞれ電極6a,6bに接続されている配
線電極、8はフェースプレート2の基体である基板、9
は透明電極、10は蛍光体、12bは配線電極7aおよ
び7bの上に形成された絶縁層、13はリアプレート1
上に被覆した帯電防止層である。
【0020】リアプレート1は、多数の電子放出素子5
が基板4上に配列されているもので、基板4としては、
石英ガラス、青板ガラス、Na等の不純物含有量を軽減
したガラス、青板ガラスにSiO2 を積層したガラス基
板、アルミナ等のセラミックス、およびSi基板等を用
いることができるが、特に大画面表示パネルを構成する
場合、青板ガラス、カリウム置換ガラス、青板ガラスに
液相成長法、ゾルーゲル法、スパッタ法等によりSiO
2 を積層したガラス基板等が、比較的低コストであり、
好ましく用いることができる。
【0021】電子放出素子5として、ここでは、表面伝
導型電子放出素子を用いている。図3は、図1、図2の
画像形成装置中で用いられる表面伝導型電子放出素子を
拡大して示した概略図である。図3において、図1、図
2に示した部位と同じ部位には図1、図2に付した符号
と同一の符号を付している。
【0022】図3において31は導電性膜、32は電子
放出部、12aは配線電極7aと配線電極7bとを電気
的に分離するための層間絶縁層である。導電性膜31に
は、たとえば、10Å〜500Åの範囲の膜厚の導電性
微粒子で構成された微粒子膜が好ましく用いられる。導
電性膜31を構成する材料として、種々の導電体、ない
し半導体を用いることができるが、特にPd,Pt,A
g,Au等の貴金属元素を含む有機化合物を加熱焼成し
て得られるPd,Pt,Ag,Au,PdO等が好まし
く用いられる。電子放出部32は、導電性膜31の一部
に形成された高抵抗の亀裂により構成され、その内部に
は、導電性膜31を構成する材料の元素、および炭素、
炭素化合物を含有する数Å〜数百Åの範囲の粒径の導電
性微粒子が存在する場合もある。
【0023】電極6a、6bとしては、一般的な導体材
料を用いることができる。これは例えばNi,Cr,A
u,Mo,W,Pt,Ti,Al,Cu,Pd等の金属
或は合金およびPd,Ag,Au,RuO2 ,Pd−A
g等の金属或は金属酸化物とガラス等から構成される印
刷導体、In23 −SnO2 等の透明導電体およびポ
リシリコン等の半導体導体材料等から適宜選択すること
ができる。
【0024】電子放出素子5の配列については、種々の
ものが採用できる。ここで説明しているのは単純マトリ
クス配置と称される配列で、電子放出素子5をX方向お
よびY方向に行列状に複数個配し、同じ行に配された複
数の電子放出素子5の一方の電極6aを、X方向の配線
電極7aに共通に接続し、同じ列に配された複数の電子
放出素子5の他方の電極6bを、Y方向の配線電極7b
に共通に接続したものである。
【0025】X方向配線電極7a、Y方向配線電極7b
共に真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等を用いて形成さ
れた導電性金属等で構成することができる。配線の材
料、膜厚、幅は、適宜設計される。また、層間絶縁層1
2aは、ガラス、セラミック等を真空蒸着法、印刷法、
スパッタ法等を用いて形成された絶縁体層である。例え
ば、X方向配線電極7aを形成した基板4の全面或は一
部に所望の形状で形成され、特に、X方向配線電極7a
とY方向配線電極7bの交差部の電位差に耐え得るよう
に、膜厚、材料、製法が、適宜設定される。
【0026】X方向配線電極7aには、X方向に配列し
た電子放出素子5の各列を入力信号に応じて変調するた
めの、不図示の変調信号発生手段が接続される。一方、
Y方向配線電極7bには、Y方向に配列した電子放出素
子5の行を選択するための走査信号を印加する、不図示
の走査信号印加手段が接続される。各電子放出素子に印
加される駆動電圧は、当該素子に印加される走査信号と
変調信号の差電圧として供給される。
【0027】上記構成においては、単純マトリクス駆動
により、個別の素子を選択し、独立に駆動可能とするこ
とができる。
【0028】このほかに、並列に配置した多数の電子放
出素子の個々を両端で接続し、電子放出素子の行を多数
個配し(行方向と呼ぶ)、この配線と直交する方向(列
方向と呼ぶ)で、該電子放出素子の上方に配した制御電
極(グリッドとも呼ぶ)により、電子放出素子からの電
子を制御駆動する、はしご状配置のもの等があるが、本
発明は特にこれらの配置によって限定されるものではな
い。
【0029】フェースプレート2は、基板8の表面に透
明電極9と蛍光体膜10等を形成した陽極基板である。
基板8としては、透明であることは言うまでもないが、
リアプレート用基板4と同様の機械強度、熱物性を有す
るものが好ましく、大画面表示パネルを構成する場合、
青板ガラス、カリウムガラス、青板ガラスに液相成長
法、ゾル−ゲル法、スパッタ法等によりSiO2 を積層
したガラス基板等が、好ましく用いることができる。透
明電極9には不図示の外部電源から正の高電圧Vaが印
加される。これにより、電子放出素子5より放出された
電子はフェースプレート2へ引きつけられ、加速されて
蛍光体膜10に照射される。このとき、入射電子が、蛍
光体膜10を発光させるのに十分なエネルギーをもって
いれば、そこに輝点を得ることができる。
【0030】一般に、カラーTV用CRTに用いられて
いる蛍光体では、数kVから数10kVの加速電圧で電
子を加速して照射して良好な輝度と発色を得ている。C
RT用の蛍光体は、比較的安価でありながら非常に高い
性能を有するため、本発明においても好ましく用いるこ
とができる。また、一般的な技術として、蛍光体膜10
の表面に、不図示のメタルバックとよばれる薄いアルミ
ニウム膜を形成することがある。メタルバックを設ける
目的は、蛍光体の発光のうちリアプレート1側への光を
フェースプレート2側へ鏡面反射させることにより輝度
を向上させること、外囲器(真空容器)内で発生した負
イオンの衝突によるダメージから蛍光体を保護すること
等であるが、電子線加速電圧を印加するための電極とし
て作用させることもでき、この場合、透明電極9は特に
必要とならない場合がある。本発明は、いずれの場合で
も用いることができる。
【0031】外枠3は、リアプレート1及びフェースプ
レート2と接続されており、外囲器を形成している。外
枠3とリアプレート1及びフェースプレート2との接続
は、リアプレート1、フェースプレート2、外枠3を構
成する材質にもよるが、一例としてガラスを用いた場
合、ガラスフリットを用いて融着することができる。
【0032】電子放出素子5からの放出電子は有限の拡
がり角をもっているため、リアプレート1とフェースプ
レート2間の距離dをあまり大きくとると、隣り合う画
素との重なりを生じ、混色やコントラスト低下を生じる
場合がある。したがって、上記数kVから数10kVの
Vaに対して、数百μmから数mm程度の距離dが設定
されるのが望ましい。
【0033】X方向配線電極7a及びY方向配線電極7
bの上に形成された絶縁層12bは、該配線電極上凸部
からの自続放電を防止する目的で形成される。かかる絶
縁層12bに好適な材料としては、ポリイミド樹脂やポ
リベンゾイミダゾール樹脂等が挙げられ、パターン形成
はフォトリソグラフィーおよび厚膜印刷法等によって行
うことができる。これらの材料の中には、材料そのもの
に感光性を有するものもあり、フォトリソグラフィーに
よって絶縁層12bを形成する場合、通常のレジストプ
ロセスが不要で工程的に簡便であり、またコスト的にも
有利である。絶縁層12bの必要特性としては、耐熱
性、高絶縁性、段差被覆性、微細加工性、低放出ガス特
性が挙げられる。
【0034】リアプレート1上に被覆される帯電防止層
13は、基板4のチャージアップを抑制し、リアプレー
ト1とフェースプレート2間の火花放電を防止する目的
で形成される。帯電防止層13に好適な材料としては、
グラファイト、酸化亜鉛、硫酸バリウム/酸化錫、ホウ
酸アルミニウム/酸化錫、ATO、ITO等の導電性微
粒子が挙げられる。成膜はスピンコート、エアロコート
等によって簡便に行われる。かかる帯電防止層13の必
要特性としては、溶媒に対する高分散性、電気的安定性
が挙げられる。帯電防止層13の抵抗値は、もちろん配
線間短絡を起こすことがない範囲で適宜設定される。
【0035】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を詳し
く説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要素
の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
【0036】[実施例1]本実施例に係る画像形成装置
の基本的な構成は、図1、図2と同様であり、全体の概
観図を図4に示した。図4中、図1、図2に示した部位
と同じ部位には同じ符号を付している。図中、41はメ
タルバックである。
【0037】本実施例の画像形成装置の製造法は、図
5、図6に示している。以下、図4、図5、図6を用い
て、画像形成装置の基本的な構成及び製造法を説明す
る。なお、図5、図6は簡便のため、少数の電子放出素
子近傍の製造工程を拡大して示しているが、本実施例
は、多数の表面伝導電子放出素子を単純マトリクス配置
した画像形成装置の例である。
【0038】工程−a 洗浄した青板ガラス基板に、オフセット印刷法により素
子電極6a、6bを形成した。ここで使用した厚膜ペー
スト材料は、MODペーストで金属成分はPtである。
印刷後70℃で10分乾燥し、次に本焼成を行った。焼
成温度は550℃で、ピーク保持時間は約8分である。
印刷・焼成後の膜厚は〜0.3μmであった。
【0039】工程−b 次に、厚膜スクリーン印刷法により電極配線層(信号
側)7aを形成した。ペースト材料は、ノリタケカンパ
ニー製Ag含有厚膜ペーストNP−4035CAを使用
した。焼成温度は400℃で、ピーク保持時間は約13
分である。印刷・焼成後の膜厚は〜7μmであった。
【0040】工程−c 次に、厚膜スクリーン印刷法により層間絶縁層12aを
形成した。ペースト材料は、PbOを主成分としてガラ
スバインダーを混合したものである。焼成温度は480
℃で、ピーク保持時間は約13分である。印刷・焼成後
の膜厚は〜36μmであった。また、通常、絶縁層は上
下層間の絶縁性を確保するために、印刷・焼成を3回づ
つ行う。厚膜ペーストにより形成される膜は通常ポーラ
スな膜であるため、複数回印刷・焼成を繰り返すことで
膜のポーラス状態を埋め込み、絶縁性を確保するのであ
る。
【0041】工程−d 次に、厚膜スクリーン印刷法により電極配線層(走査
側)7bを形成した。ペースト材料は、ノリタケカンパ
ニー製Ag含有厚膜ペーストNP−4035CAを使用
した。焼成温度は400℃で、ピーク保持時間は約13
分である。印刷・焼成後の膜厚は〜1lμmであった。
【0042】以上の工程にてマトリクス配線が完成す
る。
【0043】工程−e 次に電極配線7a及び7b上に絶縁層12bを形成し
た。本実施例では、感光性ポリイミドコーティング剤:
フォトニース(東レ社製)をスピンナーにより塗布し、
80℃120分プリベークを行った後、露光・現像・リ
ンスを行い、最後に140℃,300℃,400℃各3
0分キュアを行い、配線上以外の不要な部分を除去す
る。こうして形成した絶縁層12bのキュア後の膜厚は
10μmであった。
【0044】工程−f 本工程に関わる電子放出素子の導電性膜31のマスク
は、素子電極6a、6bにまたがって開口を有するマス
クであり、このマスクにより膜厚100nmのCr膜を
真空蒸着により堆積・パターニングし、そのうえに有機
Pd(ccp4230/奥野製薬(株)製)をスピンナ
ーにより回転塗布、300℃で10分間の加熱焼成処理
をした。こうして形成された主元素としてPdよりなる
微粒子からなる導電性膜の膜厚は10nm、シート抵抗
値は5×104 Ω/□であった。この導電性膜およびC
r膜を酸エッチャントによりエッチングして所望のパタ
ーンを有する導電性膜31を形成した。
【0045】工程−g 次に帯電防止膜13を形成した。本実施例では、外枠3
内部に形成されるようなマスクを用いて、HITAZO
L GA66M 1.0%sol.をエアロコートによ
り塗布した。こうして形成した帯電防止膜13は島状微
粒子膜であり、またシート抵抗は8×108 Ω/□であ
った。
【0046】以上の工程によりリアプレート1が完成し
た。
【0047】工程−h 以上のようにして形成したリアプレート1に、外枠3を
配置する。このとき、リアプレート1と外枠3の接合部
にはあらかじめフリットガラスを塗布してある。フェー
スプレート2(ガラス基板8の内面に蛍光膜10とメタ
ルバック41が形成されて構成される)は外枠3を介し
て配置するが、フェースプレート2と外枠3の接合部に
は、あらかじめフリットガラスをそれぞれ塗布してお
く。リアプレート1、支持枠3、フェースプレート2を
張り合わせたものを、大気中で100℃で10分間保持
し、その後、300℃まで昇温し、300℃で1時間保
持して、更に400℃まで昇温し、10分間焼成するこ
とで封着した。
【0048】なお、蛍光膜10は、モノクロームの場合
は蛍光体のみから成るが、本実施例では蛍光体はストラ
イプ形状を採用し、先にブラックストライプを形成し、
その間隙部に各色蛍光体を塗布したものを用いた。ブラ
ックストライプの材料としては通常良く用いられている
黒鉛を主成分とする材料を用いている。ガラス基板8に
蛍光体を塗布する方法はスラリー法を用いた。
【0049】また、蛍光膜10の内面側のメタルバック
41は、蛍光膜作製後、蛍光膜の内面側表面の平滑化処
理(通常フィルミングと呼ばれる)を行い、その後、A
lを真空蒸着することで作製している。
【0050】フェースプレート2には、更に蛍光膜10
の導電性を高めるため、蛍光膜10の外面側に透明電極
が設けられる場合もあるが、本実施例では、メタルバッ
クのみで十分な導電性が得られたので省略した。
【0051】前述の封着を行う際、カラーの場合は各色
蛍光体と電子放出素子とを対応させなくてはいけないた
め、十分な位置合わせを行った。
【0052】以上のようにして完成したガラス容器(パ
ネル)内の雰囲気を排気管(図示せず)を通じ真空ポン
プにて排気し、十分な真空度に達した後、容器外端子D
xo1ないしDoxmとDoy1ないしDoynを通じ
電子放出素子5の電極6a、6b間に電圧を印加し、導
電性膜31をフォーミング処理することにより電子放出
部32を形成した。さらに、パネルの排気管よりトルエ
ンをスローリークバルブを通してパネル内に導入し、
1.3×10-3Paの雰囲気下で全ての電子放出素子5
を駆動し、活性化処理を行った。
【0053】次にパネル内を1.3×10-4Pa程度の
真空度まで排気し、不図示の排気管をガスバーナーで熱
することで溶着しパネルの封止を行った。
【0054】最後に封止後の真空度を維持するために、
高周波加熱法でゲッター処理を行った。以上のように完
成した本実施例の画像表示装置において、各電子放出素
子には、容器外端子Dox1ないしDoxmとDoy1
ないしDoynを通じ、走査信号及び変調信号を不図示
の信号発生手段よりそれぞれ印加することにより電子放
出させ、高圧端子Hvを通じてメタルバック41に高電
圧Vaを印加し、電子ビームを加速し、蛍光膜10に衝
突させ、励起・発光させることで画像を表示することが
できる。
【0055】本実施例の画像形成装置においては、高電
圧Vaを8.0kVまで上げたが、放電等は観測され
ず、高輝度で色表現の良い画像が安定して得られた。
【0056】[実施例2]本実施例では、工程−e、工
程−g以外は実施例1と同様の工程を行った。本実施例
における工程−e、工程−gは以下の通りである。
【0057】工程−e 電極配線7a及び7b上に絶縁層12bを形成した。本
実施例では、全芳香族ポリイミドワニス:トレニース#
3000(東レ社製)をスピンナにより塗布し、120
℃,200℃各10分,300℃20分のキュアを行っ
た。次に、電極配線7a及び7bのパターンをフォトレ
ジスト(AZ1500、ヘキスト社製)形成し、O2
スによるドライエッチングを行った後、レジストを除去
した。このとき、O2 ドライエッチングはトレニースに
関して選択的ではないので、フォトレジストをトレニー
スより厚く成膜する必要がある。こうして形成した絶縁
層12bの膜厚は3μmであった。
【0058】工程−g 次に帯電防止膜13を形成した。本実施例では、外枠3
内部に形成されるようなマスクを用いて、パストランT
YPE・(三井金属鉱業製)1.0%sol.をエアロ
コートにより塗布した。こうして形成した帯電防止膜は
島状微粒子膜であり、またシート抵抗は4×108 Ω/
□であった。
【0059】以上のようにして完成したガラス容器(パ
ネル)内の雰囲気を排気管を通じ真空ポンプにて排気
し、十分な真空度に達した後、実施例1と同様の手法で
フォーミング処理、活性化処理を行った。次に排気、封
止した後、高周波加熱法でゲッター処理を行った。以上
のように完成した本実施例の画像表示装置において、実
施例1と同様、電子ビームを蛍光膜に衝突させ、励起・
発光させることで画像を表示することができる。
【0060】本実施例の画像形成装置においては、高電
圧Vaを7.0kVまで上げたが、放電等は観測され
ず、高輝度で色表現の良い画像が安定して得られた。
【0061】[比較例]本比較例では、実施例1で工程
−e、工程−gを除いたもので、他は実施例1と同様で
ある。
【0062】完成したガラス容器(パネル)内の雰囲気
を排気管を通じ真空ポンプにて排気し、十分な真空度に
達した後、実施例1と同様の手法でフォーミング処理、
活性化処理を行った。次に排気、封止を行った後、高周
波加熱法でゲッター処理を行った。
【0063】以上のように完成した画像表示装置におい
て、実施例1と同様、電子ビームを蛍光膜に衝突させ、
励起・発光させることで画像を表示させた。
【0064】本比較例の画像形成装置においては、高電
圧Vaを5.2kVまで上げたところ、放電による素子
劣化が観測されたので、Vaを4.0kVまで下げて画
像を評価したところ、輝度が低く、色表現も十分ではな
かった。また、数分のうちに画像が乱れ、安定した表示
が行なえなかった。
【0065】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の画像形成装
置によれば、良好な画像を長時間にわたり保持し得る画
像形成装置を提供でき、高品位な画像形成装置、例え
ば、カラーフラットテレビが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図
である。
【図2】本発明の画像形成装置の一例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の画像形成装置で用いることのできる表
面伝導型電子放出素子の概略図である。
【図4】本発明の実施例に係る画像形成装置の部分切り
欠き構成図である。
【図5】本発明の実施例に係る画像形成装置の製法図で
ある。
【図6】本発明の実施例に係わる画像形成装置の製法図
である。
【図7】従来の平面型電子線表示パネルの概略構成図で
ある。
【図8】従来の平面型電子線表示パネルの断面図であ
る。
【符号の説明】 1 リアプレート(電子源基板) 2 フェースプレート(陽極基板) 3 外枠 4 リアプレートの基体である基板 5 電子放出素子 6a,6b 電極(素子電極) 7a,7b 電極配線 8 フェースプレート(陽極基板) 9 透明電極 10 蛍光膜 12a 層間絶縁層 12b 配線上絶縁層 13 帯電防止膜 31 導電性膜 32 電子放出部 41 メタルバック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、複数の電子放出素子を有す
    る電子源基板と、該電子放出素子より放出される電子の
    照射によって発光して画像を形成する画像形成部材を有
    する陽極基板によって真空容器を構成している平面型の
    画像形成装置であって、該電子放出素子の両端に接続し
    た複数の配線上に絶縁層が形成されており、かつ該絶縁
    層を含む該電子源基板表面が帯電防止層で被覆されてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 該電子放出素子は、冷陰極電子放出素子
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 該冷陰極電子放出素子は、表面伝導型電
    子放出素子であることを特徴とする請求項2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 該配線上に形成された絶縁層は、ポリイ
    ミド樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 該配線上に形成された絶縁層は、ポリベ
    ンゾイミダゾール樹脂であることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 該配線上に形成された絶縁層は、感光性
    材料から形成されたものであることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 該電子源基板上を被覆している帯電防止
    層は、導電性微粒子によって構成されていることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127794A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Canon Inc 画像表示装置
JP2010541185A (ja) * 2007-10-05 2010-12-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 電荷散逸層を備えたアンダー・ゲート電界放出トライオード

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