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JP2000086973A - 水性硬化型シーラー及び窯業系基材のインライン塗装方法 - Google Patents

水性硬化型シーラー及び窯業系基材のインライン塗装方法

Info

Publication number
JP2000086973A
JP2000086973A JP10257922A JP25792298A JP2000086973A JP 2000086973 A JP2000086973 A JP 2000086973A JP 10257922 A JP10257922 A JP 10257922A JP 25792298 A JP25792298 A JP 25792298A JP 2000086973 A JP2000086973 A JP 2000086973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
aqueous
acid
meth
sealer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10257922A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Inada
裕一 稲田
Kazuo Nomoto
一夫 野本
Mineyuki Nomura
峰之 埜村
Masaaki Shinohara
政明 篠原
Hiroe Yamanaka
裕恵 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP10257922A priority Critical patent/JP2000086973A/ja
Publication of JP2000086973A publication Critical patent/JP2000086973A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐エフロレッセンス性と耐ブロッキング性に優
れた水性硬化型シーラーを提供する。 【解決手段】下記した成分、(A)ビニル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂
及びこれらの変性樹脂から選ばれる少なくとも1種の水
性樹脂であって、且つ該水性樹脂がカルボキシル基及び
/又はカルボニル基により水性化されている水性樹脂、
(B)ブロックポリイソシアネート化合物を配合してな
ることを特徴とする水性硬化型シーラー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な水性硬化型
シーラー及びその塗装方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の外壁材として、セメント
系、珪酸カルシウム系、石膏系等の無機質材料を主成分
とする無機質多孔質基材の表面に水性シーラーが塗装さ
れたものが使用されている。該水性シーラーは、例えば
耐防黴性、耐凍害性、耐候性、耐エフロレッセンス性等
の性能をもたせるために塗装されている。
【0003】従来、水性シーラーとしてフミン酸水溶液
や熱可塑性アクリル樹脂エマルションが使用されてい
た。しかしながら、フミン酸水溶液は、上塗り塗膜との
付着性が劣るといった欠点があり、また熱可塑性アクリ
ル樹脂エマルションは耐ブロッキング性が劣るため、基
材同士が互いに付着して取り扱いが困難となるといった
欠点があった。
【0004】また、水性下塗り剤として、酸又は水酸基
を含有する変性ポリオレフィン、界面活性剤の存在下で
アクリル系モノマーを水中でラジカル重合反応させてな
るアクリル樹脂及びブロックイソシアネート化合物を含
有してなる水性樹脂組成物(特開平8−67726号公
報参照)やシリル基変性ポリビニルアルコール、合成高
分子の水性エマルション及び多価イソシアネート化合物
の成分からなる多孔性無機質板用下地塗料(特開平5−
25432号公報参照)が知られている。しかしなが
ら、このような水性組成物をオートクレーブ養生の工程
を持つ連続したライン塗装工程に適用した場合に、オー
トクレーブ養生の前に該水性組成物を塗装した場合には
塗装物品の耐ブロッキング性が劣り、また、オートクレ
ーブ養生の後に該水性組成物を塗装した場合には塗装物
品の耐水性、耐エフロレッセンス性が劣るといった問題
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水性シーラ
ーに要求される、耐水性、耐ブロッキング性、耐エフロ
レッセンス等の被膜性能を満足させるができ、且つ貯蔵
安定性に優れた、1液型で取扱うことができる水性硬化
型シーラー及びその塗装方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、水性硬
化型シーラーとして、特定の水性樹脂にブロックポリイ
ソシアネート化合物を配合してなるものが、従来からの
問題点を解決することを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】即ち、本発明は、 1、下記した成分、(A)ビニル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂及びこれ
らの変性樹脂から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂で
あって、且つ該水性樹脂がカルボキシル基及び/又はカ
ルボニル基により水性化されている水性樹脂、、(B)
ブロックポリイソシアネート化合物を配合してなること
を特徴とする水性硬化型シーラー、 2、水性樹脂が、重合体を構成する水性用モノマー成分
として、カルボニル基含有ラジカル重合性不飽和ビニル
系モノマー及び/又はカルボキシル基含有ラジカル重合
性ビニル系モノマーを必須モノマー成分として含有する
ビニル系樹脂であることを特徴とする上記の水性樹脂、 3、無機質多孔質基材の表面にインラインシーラーを塗
布、乾燥した後、オートクレーブ養生を含む工程におい
て、該インラインシーラーが、(A)ビニル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹
脂及びこれらの変性樹脂から選ばれる少なくとも1種の
水性樹脂、(B)ブロックポリイソシアネート化合物を
配合してなることを特徴とする窯業系基材のインライン
塗装方法に係わる。
【0008】本発明の水性硬化型シーラーについて以下
に述べる。
【0009】本発明シーラーで使用する水性樹脂(A)
は、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、エポキシ系樹脂及びこれらの変性樹脂から選ば
れる少なくとも1種の水性樹脂であって、且つ該水性樹
脂がカルボキシル基及び/又はカルボニル基により水性
化された水性樹脂である。上記した樹脂としては、従来
から公知のものを適宜選択して使用することができる。
該樹脂の代表例としては、次の様なものを挙げることが
できる。
【0010】(1)ビニル系樹脂:該ビニル系樹脂とし
ては、例えば、カルボニル基含有ラジカル重合性ビニル
系モノマー(a)0〜60重量%、好ましくは5〜45
重量%、カルボキシル基含有ラジカル重合性ビニル系モ
ノマー(b)0〜20重量%、好ましくは5〜15重量
%及びその他のラジカル重合性不飽和モノマー(c)2
0〜94重量%、好ましくは40〜90重量%を含有
し、且つ上記(a)+(b)のモノマー含有量が6〜8
0重量%、好ましくは10〜60重量%の範囲のラジカ
ル共重合体が挙げられる。上記(a)モノマーの配合割
合は、上記した範囲を越えると耐水性等の被膜性能が悪
くなるといった欠点がある。また、上記(b)モノマー
の配合割合が2重量%未満になると、例えば、基材に対
する浸透性が低下して、その機能を充分に発揮できなく
なったり、耐ブロッキング性(無機質多孔質建基材が互
いに付着して剥がれ難くなる)等の性能が低下するとい
った欠点があり、一方20重量%を越えると被膜の耐水
性、耐エフロレッセンス性等が悪くなるといった欠点が
ある。
【0011】また、上記(a)及び(b)モノマーの合
計量が6重量%未満になると基材に対する浸透性が劣る
ため耐ブロッキング性等の性能が悪くなり、一方80重
量%を越えると被膜の耐水性等の性能が悪くなるといっ
た欠点がある。
【0012】カルボニル基含有不飽和モノマー(a)
は、1分子中に少なくとも1個のケト基又はアルデヒド
基と1個のラジカル重合可能な二重結合を有するモノマ
ー、即ち重合可能なモノオレフィン性不飽和のアルデヒ
ド化合物及びケト化合物である。代表的な具体例として
は、例えば、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ア
クロレイン、ホルミルスチロール、(メタ)アクリルア
ミドピバリンアルデヒド、ダイアセトン(メタ)アクリ
レート、アセトニル(メタ)アクリレート、2ーヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレートアセチルアセテー
ト、ビニルアルキルケトンなどが挙げられる。これらの
中でもダイアセトン(メタ)アクリルアミドが好まし
い。
【0013】カルボキシル基含有不飽和モノマー(b)
は1分子中に少なくとも1個のカルボキシル基(無水カ
ルボキシル基も含む)と1個のラジカル重合性不飽和基
を含有する不飽和化合物である。代表的な具体例として
は、例えば(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸等が挙げられる。
【0014】その他のラジカル重合性不飽和モノマー
(c)としては、上記以外のラジカル重合性不飽和モノ
マーであって上記したカルボニル基やカルボキシル基と
実質的に悪影響(反応等)を起こさない不飽和化合物で
ある。代表的な具体例としては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリ
レート、イソブチル(メタ)アクリレート、tertブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n
−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)ア
クリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルカルビト
−ル(メタ)アクリレ−ト、イソボルニル(メタ)アク
リレート等の(メタ)アクリル酸のアルキル又はシクロ
アルキルエステルモノマー;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどのア
クリル酸またはメタクリル酸のC2〜C8 ヒドロキシア
ルキルエステル、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリブチレングリコールなどのポリエ
ーテルポリオールと(メタ)アクリル酸などの不飽和カ
ルボン酸とのモノエステル、ヒドロキシエチルビニルエ
ーテルのごときヒドロキシアルキルビニルエーテル類等
の水酸基含有ラジカル重合性モノマー;メトキシブチル
(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリ
レート、エトキシブチル(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリプロポキシ(メタ)アクリレート
等の(メタ)アクリル酸のアルコキシアルキルエステル
モノマー;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エンなどの芳香族ビニルモノマー;ベンジル(メタ)ア
クリレート等の芳香族アルコールと(メタ)アクリル酸
とのエステル等の不飽和モノマー;ビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス(メ
トキシエトキシ)シラン、γ−(メタ)アクリロイルオ
キシプロピルトリメトキシシラン、2−スチリルエチル
トリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、γ−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリアセトキシシ
シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ
ヒドロキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルメチルヒドロキシシラン等のヒドロキシシラン及
び/又は加水分解性シラン基含有ビニル系モノマー;パ
ーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレート、パーフ
ルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレート、パーフ
ルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート等のパーフ
ルオロアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0015】上記したその他のラジカル重合性不飽和モ
ノマー(c)において、水酸基含有ラジカル重合性モノ
マー(d)を使用することにより水性樹脂(A)がブロ
ックポリイソシアネート化合物(B)により硬化して架
橋塗膜を形成するのでこのものを使用することが好まし
い。該水酸基はブロックポリイソシアネート化合物によ
り架橋塗膜を形成し、耐ブロッキング性、耐エフロレッ
センス性、耐水性等に優れた性能を発揮するのでこのも
のを有することが好ましい。該水酸基の含有量は、約0
〜300mgKOH/g、好ましくは約10〜200m
gKOH/gの範囲である。
【0016】ビニル系樹脂は、溶液重合法によって製造
することが好ましい。具体的には、例えば、アルコール
溶媒類、エーテル溶媒等の親水性有機溶媒を含む溶媒中
で上記したラジカル重合性モノマーをラジカル重合開始
剤(例えば、アゾ系開始剤、パーオキサイド系開始剤
等)の存在下で約50〜140℃の温度で約4〜10時
間反応を行うことにより製造することができる。
【0017】該ビニル系樹脂は、数平均分子量約100
0〜100000、特に2000〜20000の範囲が
好ましい。数平均分子量が約1000未満になると耐水
性等が低下し、一方100000を越えると基材への浸
透性が劣り、そのために耐ブロッキング性が悪くなるの
で好ましくない。
【0018】(2)ポリエステル系樹脂:該ポリエステ
ル系樹脂としては、例えば、多塩基酸(例えば(無水)
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、(無水)マレ
イン酸、(無水)ピロメリット酸、(無水)トリメリッ
ト酸、(無水)コハク酸、セバチン酸、アゼライン酸、
ドデカンジカルボン酸、イソフタル酸ジメチル、テレフ
タル酸ジメチル等の1分子中に2〜4個のカルボキシル
基又はカルボン酸メチルエステル基を有する化合物)
と、多価アルコール(例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ネオペンチルグルコール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール、グリセリン、トリシクロデカンジメタノー
ル、ジメチロールプロピオン酸等の1分子中に2〜6個
の水酸基を有するアルコール)とを水性化に必要なカル
ボキシル基が残るようにエステル化反応又はエステル交
換反応させることにより得られる。上記以外にも一塩基
酸(例えばヒマシ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、トール油脂
肪酸、アマニ油脂肪酸等の脂肪酸や安息香酸等)、油脂
類が必要に応じて使用できる。
【0019】該ポリエステル系樹脂のカルボキシル基は
樹脂酸価として、約20〜200mgKOH/g、好ま
しくは約30〜150mgKOH/gの範囲である。該
酸価が下限を下回ると基材に対する浸透性が劣るため耐
ブロッキング性、耐エフロレッセンス性等の性能が悪く
なり、一方、酸価が上限を上回ると被膜の耐水性等の性
能が悪くなるといった欠点がある。
【0020】該ポリエステル系樹脂は、数平均分子量約
500〜20000、特に700〜10000の範囲が
好ましい。数平均分子量が約500未満になると耐水性
等が低下し、一方、20000を越えると基材への浸透
性が劣り、そのために耐ブロッキング性が悪くなるので
好ましくない。
【0021】(3)ポリウレタン系樹脂:該ポリウレタ
ン系樹脂としては、例えば、ジメチロールプロピオン
酸、必要に応じてポリオール(アルコキシポリアルキレ
ングリコ−ル、例えば、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、メトキシポリメチレンエ−テルグリコ−
ル、メトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ル、エトキ
シポリエチレンエ−テルグリコ−ル、エトキシポリブチ
レンエ−テルグリコ−ルなど)とポリイソシアネート化
合物との反応物が挙げられる。該ポリイソシアネ−ト化
合物としては、例えば、テトラメチレンジイソシアネ−
ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ
−トなどの脂肪族ジイソシアネ−ト;4・4´−メチレ
ンビス(シクロヘキシルイソシアネ−ト)、イソホロン
ジイソシアネ−トなどの脂環族ジイソシアネ−ト;キシ
リレンジイソシアネ−ト、トリレンジイソシアネ−ト、
ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、ポリフェニルメタ
ンジイソシアネ−ト(以下ポリメリックMDI)などの
芳香族ジイソシアネ−ト;及びこれらのイソシアヌレ−
ト体やビュウレット体等の類似の化合物が挙げられ、こ
れらは1種又は2種以上混合して使用できる。
【0022】(4)エポキシ系樹脂:該エポキシ樹脂と
しては、例えば、従来から公知の1分子中に少なくとも
1個のエポキシ基を有するエポキシ樹脂[例えば、エポ
キシ基を含有するラジカル重合性モノマー(例えば、
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アク
リレート)、グリシジル(メタ)アクリレート等)の単
独ラジカル重合体、該モノマーとその他のラジカル重合
性モノマー(例えば(メタ)アクリル酸の炭素数1〜2
4のアルキル又はシクロアルキルエステル、スチレン
等)との共重合体、エポリードGT300(ダイセル化
学工業(株)社製、商品名、3官能脂環式エポキシ樹
脂)、エポリードGT400(ダイセル化学工業(株)
社製、商品名、4官能脂環式エポキシ樹脂)、EHPE
(ダイセル化学工業(株)社製、商品名、3官能脂環式
エポキシ樹脂)、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボ
ラック型エポキシ樹脂、ε−カプロラクタム変性ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂、ポリビニルシクロヘキセンジ
エポキサイド等]をポリカルボン酸で変性してなるもの
が挙げられる。ポリカルボン酸としては、例えば、ポリ
カルボン酸樹脂(アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂
等)、ポリカルボン酸化合物(例えば、アジピン酸、セ
バシン酸、フタール酸等)等が挙げられる。
【0023】該エポキシ系樹脂のカルボキシル基は樹脂
酸価として、約20〜200mgKOH/g、好ましく
は約30〜150mgKOH/gの範囲である。該酸価
が下限を下回ると基材に対する浸透性が劣るため耐ブロ
ッキング性、耐エフロレッセンス性等の性能が悪くな
り、一方、酸価が上限を上回ると被膜の耐水性等の性能
が悪くなるといった欠点がある。
【0024】該エポキシ系樹脂は、数平均分子量約50
0〜20000、特に700〜10000の範囲が好ま
しい。数平均分子量が約500未満になると耐水性等が
低下し、一方、20000を越えると基材への浸透性が
劣り、そのために耐ブロッキング性が悪くなるので好ま
しくない。
【0025】上記した水性樹脂には水酸基を含有するこ
とができる。該水酸基はブロックポリイソシアネート化
合物により架橋塗膜を形成し、耐ブロッキング性、耐エ
フロレッセンス性、耐水性等に優れた性能を発揮するの
でこのものを有することが好ましい。該水酸基の含有量
は、約20〜200mgKOH/g、好ましくは約30
〜150mgKOH/gの範囲である。
【0026】本発明シーラーで使用するブロックポリイ
ソシアネート化合物(B)は、ブロック化剤でブロック
されたイソシアネート基を1分子中に2個以上、好まし
くは2〜4個含有する従来から公知の水性もしくは有機
溶剤系のブロックポリイソシアネート化合物を使用する
ことができる。該水性ブロックポリイソシアネート化合
物としては、このもの自体が水溶性もしくは水分散性を
持つか、又はそれ自体が水溶性もしくは水分散性を持た
なくても界面活性剤の添加や親水性保護コロイドを形成
させることにより水性化したものを使用することができ
る。それ自体が水溶性もしくは水分散性を持つものとし
ては、例えば、アルコキシポリアルキレングリコ−ルと
ポリイソシアネ−ト化合物とを反応させて得られる末端
に遊離イソシアネート基を含有する反応生成物にブロッ
ク化剤を配合したものが挙げられる。
【0027】該アルコキシポリアルキレングリコ−ルと
しては、例えば、メトキシポリメチレンエ−テルグリコ
−ル、メトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ル、エト
キシポリエチレンエ−テルグリコ−ル、エトキシポリブ
チレンエ−テルグリコ−ルなどが挙げられ、分子量が1
00〜4,000、好ましくは400〜2,000の範
囲を有するものが使用できる。
【0028】また、有機溶剤系のブロックポリイソシア
ネート化合物としては、それ自体が親水性もしくは疎水
性の有機溶剤に溶解もしくは分散するものである。該親
水性有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール等のアルコー
ル系、セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、カルビトールアセテート等のエーテル系等が挙げら
れる。また、該疎水性有機溶剤としては、例えば、トル
エン、キシレン等の炭化水素系、メチルイソブチルケト
ン、2−ヘキサノン、イソホロン、シクロヘキサノン等
のケトン系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル等のエステル系、ブタノール、ヘキサノール
等のアルコール系等が挙げられる。
【0029】該ブロックポリイソシアネート化合物
(B)の配合割合は、水性樹脂(固形分)100重量部
に対してブロックポリイソシアネート化合物(B)が固
形分換算で約1〜100重量部、好ましくは約5〜80
重量部の範囲である。ブロックポリイソシアネート化合
物(B)が約1重量部を下回ると耐ブロッキング性、耐
エフロレッセンス性、耐水性、付着性等が低下し、一
方、約100重量部を上回ると耐ブロッキング性が低下
するので好ましくない。また、水性樹脂中に水酸基を含
有する場合には、NCO/OHとの当量比で約0.1〜
2当量、好ましくは約0.5〜1.5当量の範囲が望ま
しい。NCO/OHの当量比が約0.1当量を下回ると
耐ブロッキング性、耐エフロレッセンス性、耐水性、付
着性等が低下し、一方、約2当量を上回ると耐ブロッキ
ング性が低下するので好ましくない。
【0030】該ブロックポリイソシアネート化合物
(B)は、水性樹脂中に水酸基を有さない場合には、無
機質基材に浸透して無機質基材に存在する水酸基等と反
応してシーラーと基材とを結合させることができ、また
化合物(B)自体の重合反応により高分子塗膜が形成さ
れたりするので耐ブロッキング性、耐エフロレッセンス
性、耐水性、付着性等に優れた塗膜が形成される。ま
た、水性樹脂中に水酸基を有する場合には、無機質基材
に浸透して無機質基材に存在する水酸基等と反応し、ま
た同時に水性樹脂とも化学的に結合するので基材に対す
る付着性が優れ、また水性樹脂を架橋させることにより
高分子塗膜が形成されるので耐ブロッキング性、耐エフ
ロレッセンス性、耐水性等に優れた塗膜が形成される。
【0031】本発明シーラーの製造方法は、例えば、水
性樹脂(A)が水性化に必要な中和を必要とするカルボ
キシル基を持つ場合には水性樹脂(A)及びブロックポ
リイソシアネート化合物(B)の混合物に中和剤を添加
混合した後、水性化(得られた混合物に水を添加するこ
とによりもしくは水中に混合物を添加することにより水
性化できる。以下同様の意味を表す)するか、水性樹脂
(A)の中和剤を添加混合した後、得られた中和樹脂に
ブロックポリイソシアネート化合物(B)を配合した
後、水性化するか、また、ブロックポリイソシアネート
化合物(B)がそれ自体で水分散するものは上記の中和
樹脂の水性液にブロックポリイソシアネート化合物
(B)を配合することにより得られる。また、水性樹脂
(A)が中和しなくても水性化が可能なカルボニル基を
持つ場合には水性樹脂(A)及びブロックポリイソシア
ネート化合物(B)の混合物を水性化するか、また、ブ
ロックポリイソシアネート化合物(B)がそれ自体で水
分散するものは水性樹脂の水性液にブロックポリイソシ
アネート化合物(B)を配合することにより得られる。
【0032】該中和剤としては、例えば、アンモニア;
エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ベンジ
ルアミン、モノエタノールアミン、ネオペンタノールア
ミン、2−アミノプロパノール、3−アミノプロパノー
ルなどの第1級アミン;ジエチルアミン、ジエタノール
アミン、ジ−n−またはジ−iso −プロパノールアミ
ン、N−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノー
ルアミンなどの第2級アミン;ジメチルエタノールアミ
ン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプ
ロピルアミン、メチルジエタノールアミン、ジメチルア
ミノエタノールなどの第3級アミン;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどの無機水酸化物等が挙げられ
る。中和当量は、カルボキシル基に対して約0.4〜
1.8当量、好ましくは約0.5〜1.2当量の範囲が
望ましい。
【0033】本発明シーラーには、上記以外に必要に応
じてアミノ樹脂、ポリヒドラジド化合物、コロイダルシ
リカ、加水分解性シラン基及び/又はヒドロキシシラン
基含有化合物を配合することができる。
【0034】アミノ樹脂は、水性樹脂(A)のカルボキ
シル基が触媒となりアミノ樹脂自体の反応により架橋塗
膜を形成することができるものである。アミノ樹脂とし
ては、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグア
ナミン、ステログアナミン、スピログアナミン、ジシア
ンジアミド等のアミノ成分とアルデヒドとの反応によっ
て得られるメチロール化アミノ樹脂があげられる。アル
デヒドとしては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等がある。
また、このメチロール化アミノ樹脂を適当なアルコール
によってエーテル化したものも使用でき、エーテル化に
用いられるアルコールの例としてはメチルアルコール、
エチルアルコール、n−プロピルアルコール、i−プロ
ピルアルコール、n−ブチルアルコール、i−ブチルア
ルコール、2−エチルブタノール、2−エチルヘキサノ
ールなどがあげられる。アミノ樹脂としては、特にメラ
ミン樹脂、更にアミノ樹脂のメチロール基の一部もしく
は全部を、例えば、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール等の低級アルコールでエーテル
化して水溶性にした低分子量アルコキシメラミン樹脂を
使用することが好ましい。具体的には、例えばトリアジ
ン核1個当り、メチロール基が平均3個以上メチルエー
テル化されたメラミンやそのメトキシ基の一部を炭素数
2個以上のアルコールで置換したメラミン樹脂であっ
て、かつ平均縮合度約2以下で1核体の割合が約50重
量%以上であるメラミン樹脂が好ましい。
【0035】低分子量アルコキシメラミンとしては、市
販品として、例えば、サイメル303、サイメル32
5、サイメル327、サイメル350、サイメル370
[いずれも三井化学社製]、ニカラックMS17、ニカ
ラックMS15[いずれも三和ケミカル社製]、レジミ
ン741[モンサント社製]、スミマ−ルM−55[住
友化学社製]、スミマ−ルM−30W[住友化学社製]
等のメチルエ−テル化メラミン、サイメル202、サイ
メル235、サイメル238、サイメル254、サイメ
ル272、サイメル1130[いずれも三井化学社
製]、ニカラックMX−485、ニカラックMX−48
7[いずれも三和ケミカル社製]、レジミン755[モ
ンサント社製]等のメチルエ−テル・ブチルエ−テル混
合エ−テル化メラミン等を挙げることができる。
【0036】アミノ樹脂の配合割合(固形分換算)は、
水性樹脂(A)固形分100重量部に対して約0〜50
重量部、好ましくは1〜45重量部の範囲である。
【0037】上記ポリヒドラジド化合物は、1分子中に
ヒドラジド基(−CO−NH−NH2)を2個以上含有
する上記カルボニル基と反応して架橋構造を作る化合物
である。
【0038】ポリヒドラジド化合物の代表的な具体例と
しては、例えば、カルボジヒドラジド等のジヒドラジ
ド、蓚酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク
酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸
ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、エイコ酸二酸
ジヒドラジドなどのC2〜40個の脂肪族カルボン酸ジ
ヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒ
ドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、ピロメリット酸
ジヒドラジド、ピロメリト酸トリヒドラジド、ピロメリ
ット酸テトラヒドラジドなどの芳香族ポリヒドラジド、
及びマレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、
イタコン酸ジヒドラジドなどのモノオレフィン性不飽和
ジヒドラジド、ビスセミカルバジド、ポリアクリル酸ポ
リヒドラジド、1,3−ビス(ヒドラジ/カルボエチ
ル)−5−イソプロピルヒダントインなどのその他のポ
リヒドラジドなどが挙げられる。
【0039】ポリヒドラジド化合物の配合割合は、水性
樹脂(A)の有するカルボニル基に対して0〜2当量、
好ましくは0〜1当量の範囲である。
【0040】コロイダルシリカはSiO2を基本単位と
する水中分散体であり、粒子径が4〜100nmのもの
である。該コロイダルシリカは水分散液のPHが約7.
1以上のものが使用できる。具体的には、例えばスノー
テックス20、スノーテックスC、スノーテックスN
(以上、日産化学工業社製、商品名)等が挙げられる。
【0041】コロイダルシリカの配合割合は、水性樹脂
(A)固形分総合計量100重量部に対して固形分換算
で0〜400重量部、好ましくは0〜100重量部の範
囲である。このようなコロイダルシリカを配合すること
により、シーラーの被膜に耐ブロッキング性を付与する
ことができる。
【0042】加水分解性シラン基及び/又はヒドロキシ
シラン基含有化合物は1分子中に少なくとも2個の加水
分解性シラン基又はヒドロキシシラン基、又は少なくと
も1個以上の加水分解性シラン基及びヒドロキシシラン
基を含むシラン化合物である。代表的な具体例として
は、例えば、ジメトキシジメチルシラン、ジメトキシジ
エチルシラン、ジメトキシジフェニルシラン、ジエトキ
シジメチルシラン、ジエトキシジエチルシラン、ジエト
キシジフェニルシラン、ジプロポキシジメチルシラン、
ジプロポキシジエチルシラン、ジプロポキシジプロピル
シラン、ジプロポキシジフェニルシラン、ジブトキシジ
メチルシラン、ジブトキシジエチルシラン、ジブトキシ
ジブチルシラン、ジブトキシジフェニルシラン等のジア
ルコキシシラン類;トリメトキシメチルシラン、トリメ
トキシエチルシラン、トリメトキシプロピルシラン、ト
リメトキシブチルシラン、トリメトキシフェニルシラ
ン、トリエトキシメチルシラン、トリエトキシエチルシ
ラン、トリエトキシブチルシラン、トリエトキシフェニ
ルシラン、トリプロポキシメチルシラン、トリプロポキ
シプロピルシラン、トリプロポキシフェニルシラン、ト
リブトキシフェニルシラン等のトリアルコキシシラン
類;テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テ
トラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、ジメト
キシジエトキシシラン、テトラフェノキシシラン等のテ
トラアルコキシシラン類;トリメチルシラノール、トリ
プロピルシラノール、トリブチルシラノール、トリヘプ
チルシラノール、トリフェニルシラノール等のヒドロキ
シシラン類;γ−N−(2−アミノエチル)アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、p−(N,N−ジメチルアミ
ノ)フェニルトリエトキシシラン、3−アミノプロピル
メチルジエトキシシラン等のアミノシラン類;ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリス(メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、2−スチリルエ
チルトリメトキシシラン等のビニルシラン類;β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン
等のエポキシシラン類;γーメルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ
−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリ
クロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルク
ロロシラン等のその他のシラン類、これらのシラン化合
物の縮合物及びビニルシラン類のラジカル(共)重合体
等が包含される。
【0043】上記加水分解性シラン基及び/又はヒドロ
キシシラン基含有化合物の配合割合は、水性樹脂(A)
の固形分総合計量100重量部に対して固形分で約0〜
20重量部、好ましくは約0〜15重量部の範囲であ
る。
【0044】また、水性硬化型シーラーには、上記以外
に更に必要に応じて着色顔料、体質顔料、充填剤、硬化
触媒、流動性調整剤、消泡剤、有機溶剤等を配合するこ
とができる。
【0045】本発明の水性硬化型シーラーは、例えば、
セメント系、珪酸カルシウム系、石膏等の無機質材料を
主成分とする無機質多孔質基材(例えば、珪酸カルシウ
ム板、石綿セメント板、木片セメント板、パルプセメン
ト板、軽量気泡コンクリート板等の建築材料、構造材
料、土木材料、あるいは工業材料として使用されている
もの)に塗装することができる。
【0046】水性硬化型シーラーの固形分は1〜40重
量%、好ましくは3〜20重量%の濃度で使用される。
固形分が1重量%未満になると塗装膜厚を確保するため
に塗装回数が多くなるので塗装作業性が悪くなり、一方
40重量%を越えると基材に対する浸透性が劣るため耐
ブロッキング性が悪くなる。
【0047】水性硬化型シーラーの塗布量(固形分換
算)は、0.1〜30g/m2、好ましくは0.5〜2
0g/m2の範囲である。塗布量が0.1g/m2未満に
なると耐エフロレッセンス性が低下し、一方30g/m
2を越えると耐ブロッキング性等が低下するので好まし
くない。
【0048】水性硬化型シーラーの塗装方法は、特に制
限なしに従来から公知の塗装方法、例えば、ローラー、
刷毛、スプレー、浸漬、フローコーター(カーテンフロ
ーコーターなど)等の方法で行うことができる。
【0049】水性硬化型シーラーの乾燥は、例えば、基
材が1次養生などにより加熱されている場合にはその1
次養生による基材の余熱(約60℃)により乾燥を行う
ことが好ましい。また、基材が余熱されていない場合に
は、基材の種類によって異なるが、通常約20〜200
℃、約3秒〜60分間の範囲で乾燥を行うことが好まし
い。該乾燥において、特に基材の余熱による乾燥は、基
材が暖まった状態でシーラーが塗装されるため基材に対
する浸透性が優れるので架橋が基材内部にまで行き渡る
ので耐水性、耐エフロレッセンス性、耐ブロッキング性
等の性能が優れるといった利点がある。
【0050】オートクレーブ養生は、特に制限なしに窯
業系基材で採用されている条件で行うことができる。通
常は約160〜170℃、約8〜9Kgf/cm2、約
4〜8時間、水蒸気存在下で行われる。
【0051】
【実施例】次に、実施例を掲げて本発明を詳細に説明す
る。
【0052】水性硬化型シーラーaの製造例 温度計、攪拌機、冷却器及び滴下ロートを備えた300
ccの4つ口フラスコにプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル100g入れ、80〜90℃に昇温させ、こ
のものにメチルメタクリレート10g、Nーブチルアク
リレート35g、2−ヒドロキシエチルアクリル酸エス
テル10g、スチレン5g、ダイアセトンアクリルアミ
ド30g、アクリル酸10g及びアゾビスイソブチロニ
トリル1gの混合物を3時間にわたり滴下した、その後
同温度で1時間熟成した後、アゾビスブチロニトリル1
gを追加触媒として配合し、更に2時間熟成て、樹脂固
形分50重量%、樹脂酸価80KOHmg/g、樹脂の
数平均分子量約6000のアクリル系水性共重合体有機
溶剤溶液を得た。
【0053】次いで、該溶液にトリエチルアミンの中和
剤0.9当量を配合し攪拌混合した後、固形分が約10
重量%になるまで脱イオン水を徐々に滴下混合攪拌して
水性樹脂液を製造した。該水性樹脂液は淡黄色透明であ
った。
【0054】得られた水性樹脂液固形分100gにブロ
ックポリイソシアネート化合物の水性液(住友バイエル
ウレタン社製、BL5140、商品名、樹脂固形分3
9.5%、以下、同様の意味を示す)を60g配合して
水性硬化型シーラーaを製造した。
【0055】水性硬化型シーラーb〜gの製造例 表1に記載のモノマー配合割合で上記水性硬化型シーラ
ーaの樹脂の製造方法と同様の方法で樹脂及び水性硬化
型シーラーを製造した。
【0056】
【表1】
【0057】実施例1〜5 表1の水性硬化型シーラーを使用して下記の試験を行っ
た結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】比較例1〜2 表1の水性硬化型シーラーを使用して下記の試験を行っ
た結果を表2に示す。
【0060】表2において試験方法は次の様にして行っ
た。
【0061】耐エフロレッセンス性:上記で得られた水
性硬化型シーラーをセメントペースト(セメント/弁柄
/水=100/4/35重量比の調合したものを平板状
に加工して30分間放置したもの)表面に塗布量が50
g/m2になるようにスプレー塗装し、放置乾燥後、オ
ートクレーブ養生(160℃〜170℃、約8〜9Kg
f/cm2、約6時間水蒸気雰囲気下)を行った後、シ
ーラー塗膜を評価した。評価は次の基準で行った。◎は
白化が全くないもの、○は若干白化するが実用上問題が
ないもの、△は白化して悪いもの、×は白化が著しいも
のである。
【0062】耐ブロッキング性:2枚のスレート板に水
性硬化型シーラーを塗布量が50g/m2になるように
スプレー塗装し、100℃で5分間乾燥を行った後、ス
レート板を塗装面同士を荷重が400g/cm2になる
ように加圧を行い、このものを170℃で1時間加熱し
た後、室温に冷却し2枚のスレート板間の剥がれ易さを
調べた。評価は次の基準で行った。◎は全く付着せずに
良好なもの、○は若干付着はしているが軽い力で剥離が
可能で実用上問題がないもの、△は強い力をかけないと
剥離できないもの、×は剥離が困難なものである。
【0063】耐水性:上記で得られた水性硬化型シーラ
ーをスレート板の表面に塗布量が50g/m2になるよ
うにスプレー塗装し、放置乾燥後、オートクレーブ養生
(160℃〜170℃、約8〜9Kgf/cm2、約6
時間水蒸気雰囲気下)を行った後、次いで上塗り塗料
(アレスアクアグロス、関西ペイント(株)社製、商品
名、水性エマルション塗料)を乾燥膜厚が約30μmに
なるようにスプレー塗装し、100℃で20分間乾燥を
行って試験用塗装基材を作成した。このものを上水に2
0℃で30日間浸漬した後、上塗り塗膜のワレ、剥が
れ、フクレなどの塗膜異常の有無を観察した。
【0064】耐アルカリ性:上記した耐水性と同様にし
て形成した試験用塗装基材をこの試験に使用した。この
基材を水酸化カルシウムの飽和水溶液に20℃で30日
間浸漬した後、上塗り塗膜のワレ、剥がれ、フクレなど
の塗膜異常の有無を観察した。
【0065】
【発明の効果】本発明の水性硬化型シーラーは、特に耐
ブロッキング性、耐水性等の被膜性能に優れた効果を発
揮するものである。
【0066】本発明の水性硬化型シーラーにおいて、水
性樹脂中のカルボキシル基、カルボニル基は基材に対し
て浸透性が優れるので耐ブロッキング性がよくなるこ
と、またブロックポリイソシアネート化合物により硬度
が高く強靱な被膜が形成されるので耐水性、耐ブロッキ
ング性等の被膜性能が優れるといった顕著な効果を奏す
るものと考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 政明 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 山中 裕恵 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BC041 BC091 BC121 BG041 BG051 BG061 BG071 BG081 BG131 BQ001 CC135 CD051 CD061 CD081 CD191 CF001 CF011 CF041 CF051 CF061 CF221 CF281 CH051 CH052 CK041 DE057 DF007 DJ010 EN027 EN107 EQ020 ER006 EX020 EX030 EX070 FD010 FD090 FD200 GH01 HA04 4J034 CA04 CA22 CB03 CB04 CB07 CB08 CC03 DA01 DA05 DB04 DB07 DF16 DF20 DF21 DF22 DF24 DF29 DG03 DG04 DG05 DG06 DG09 DK03 DK05 DK06 DK09 DP03 DP13 DP18 EA11 EA12 EA13 HA01 HA06 HA07 HB08 HC03 HC12 HC17 HC22 HC26 HC35 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC67 HC71 HC73 HD00 QB11 QC05 RA07 4J038 CE051 CG031 CG071 CG081 CG141 CH031 CH041 CH071 CH121 CH131 CH141 CJ031 CL001 DB001 DD051 DG001 GA06 JB18 PB12 PC03 PC04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記した成分、(A)ビニル系樹脂、ポ
    リエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹
    脂及びこれらの変性樹脂から選ばれる少なくとも1種の
    水性樹脂であって、且つ該水性樹脂がカルボキシル基及
    び/又はカルボニル基により水性化されている水性樹
    脂、(B)ブロックポリイソシアネート化合物を配合し
    てなることを特徴とする水性硬化型シーラー。
  2. 【請求項2】 水性樹脂が、重合体を構成する水性用モ
    ノマー成分として、カルボニル基含有ラジカル重合性不
    飽和ビニル系モノマー及び/又はカルボキシル基含有ラ
    ジカル重合性ビニル系モノマーを必須モノマー成分とし
    て含有するビニル系樹脂であることを特徴とする請求項
    1に記載の水性樹脂、
  3. 【請求項3】 無機質多孔質基材の表面にインラインシ
    ーラーを塗布、乾燥した後、オートクレーブ養生を含む
    工程において、該インラインシーラーが、(A)アクリ
    ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
    エポキシ系樹脂及びこれらの変性樹脂から選ばれる少な
    くとも1種の水性樹脂、(B)ブロックポリイソシアネ
    ート化合物を配合してなることを特徴とする窯業系基材
    のインライン塗装方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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