JP2000080460A - はんだめっき線 - Google Patents
はんだめっき線Info
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- JP2000080460A JP2000080460A JP10222765A JP22276598A JP2000080460A JP 2000080460 A JP2000080460 A JP 2000080460A JP 10222765 A JP10222765 A JP 10222765A JP 22276598 A JP22276598 A JP 22276598A JP 2000080460 A JP2000080460 A JP 2000080460A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温環境下においても熱的クリープ現象を生
じ難くはんだ接続部における耐熱強度に優れ、めっき層
からウイスカーが発生することのない、有害な鉛成分を
含有しないはんだめっき線を提供する。 【解決手段】 銀が0.5〜10.0重量%、銅が0.
01〜2.0重量%、残部が錫および不可避的不純物か
らなる組成のはんだめっき層3を金属素線2の外周に設
けたはんだめっき線1。
じ難くはんだ接続部における耐熱強度に優れ、めっき層
からウイスカーが発生することのない、有害な鉛成分を
含有しないはんだめっき線を提供する。 【解決手段】 銀が0.5〜10.0重量%、銅が0.
01〜2.0重量%、残部が錫および不可避的不純物か
らなる組成のはんだめっき層3を金属素線2の外周に設
けたはんだめっき線1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだめっき線に関す
るもので、特にはんだ接続部の耐熱強度を改善した鉛成
分を含有しないはんだめっき線に関するものである。
るもので、特にはんだ接続部の耐熱強度を改善した鉛成
分を含有しないはんだめっき線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、はんだめっき線としては、金
属素線の外周に錫ー鉛合金はんだめっき層を設けたもの
が、はんだめっき作業性やはんだ接続作業性に優れるこ
とから電気機器や電子機器部材に一般に広く使用されて
いる。しかし、近時、電気機器や電子機器の小型化、高
性能化に伴い機器内が高温環境となることが多くなり、
高温環境下における機器の信頼性を高める観点からはん
だ接続部の耐熱強度の向上が求められるようになり、は
んだめっき線についても耐熱強度の優れるものが要求さ
れるようになっている。また、電気機器や電子機器の生
産の急増に伴い、電気機器や電子機器が産業廃棄物とし
て処分される数量も増大し、これら廃棄処分された機器
から有害物質が散失することによる環境汚染の問題が指
摘され、有害物質を含有しないはんだめっき線が求めら
れるようにもなってきた。
属素線の外周に錫ー鉛合金はんだめっき層を設けたもの
が、はんだめっき作業性やはんだ接続作業性に優れるこ
とから電気機器や電子機器部材に一般に広く使用されて
いる。しかし、近時、電気機器や電子機器の小型化、高
性能化に伴い機器内が高温環境となることが多くなり、
高温環境下における機器の信頼性を高める観点からはん
だ接続部の耐熱強度の向上が求められるようになり、は
んだめっき線についても耐熱強度の優れるものが要求さ
れるようになっている。また、電気機器や電子機器の生
産の急増に伴い、電気機器や電子機器が産業廃棄物とし
て処分される数量も増大し、これら廃棄処分された機器
から有害物質が散失することによる環境汚染の問題が指
摘され、有害物質を含有しないはんだめっき線が求めら
れるようにもなってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、錫ー鉛合金
はんだめっき線は、上述のように、めっき作業性、はん
だ接続作業性に優れるなど使用上の利点を多く備えてい
る反面、特性上の問題としてはんだ接続部の耐熱強度の
点で信頼性に劣り、殊に高温環境で使用した場合に錫ー
鉛合金はんだめっき線と他の部材とのはんだ接続部にお
いて熱的クリープ現象を生じ易く、はんだめっき線がは
んだ接続部から抜け落ちるという大きな欠点があった。
また、更に環境上の問題として、産業廃棄物として処分
された錫ー鉛合金はんだめっき線から鉛が酸性雨等によ
って地下水中に溶出して環境を汚染し、更にはこれが人
体内に摂取される危険性が指摘されるようになった。鉛
は体内に摂取されると、貧血、腹部疝痛、急性脳症、末
梢神経障害、腎障害といった中毒症状を引き起こす。従
って、人体に有害な鉛を含有しないはんだめっき線の開
発が急務となっていた。
はんだめっき線は、上述のように、めっき作業性、はん
だ接続作業性に優れるなど使用上の利点を多く備えてい
る反面、特性上の問題としてはんだ接続部の耐熱強度の
点で信頼性に劣り、殊に高温環境で使用した場合に錫ー
鉛合金はんだめっき線と他の部材とのはんだ接続部にお
いて熱的クリープ現象を生じ易く、はんだめっき線がは
んだ接続部から抜け落ちるという大きな欠点があった。
また、更に環境上の問題として、産業廃棄物として処分
された錫ー鉛合金はんだめっき線から鉛が酸性雨等によ
って地下水中に溶出して環境を汚染し、更にはこれが人
体内に摂取される危険性が指摘されるようになった。鉛
は体内に摂取されると、貧血、腹部疝痛、急性脳症、末
梢神経障害、腎障害といった中毒症状を引き起こす。従
って、人体に有害な鉛を含有しないはんだめっき線の開
発が急務となっていた。
【0004】有害な鉛を含有しないめっき線として、錫
金属単体をめっきした錫めっき線があり、耐熱強度も比
較的高いことから広く使用されている。しかし、錫めっ
き線にはめっき加工後に錫めっき層から錫の髭状単結
晶、ウイスカーが発生するという性質があり、しかも、
このウイスカーは高温雰囲気に置かれるほどまためっき
厚さが厚くなるほど長く成長する傾向がみられた。この
ため、錫めっき線を高温雰囲気となる電子機器に使用し
たとき、ウイスカーの発生が原因で短絡事故を引き起こ
す危険性があって、高温雰囲気となる電子機器に使用す
るには問題があった。
金属単体をめっきした錫めっき線があり、耐熱強度も比
較的高いことから広く使用されている。しかし、錫めっ
き線にはめっき加工後に錫めっき層から錫の髭状単結
晶、ウイスカーが発生するという性質があり、しかも、
このウイスカーは高温雰囲気に置かれるほどまためっき
厚さが厚くなるほど長く成長する傾向がみられた。この
ため、錫めっき線を高温雰囲気となる電子機器に使用し
たとき、ウイスカーの発生が原因で短絡事故を引き起こ
す危険性があって、高温雰囲気となる電子機器に使用す
るには問題があった。
【0005】そこで本発明の目的は、高温環境下におい
ても熱的クリープ現象を生じ難く耐熱強度に優れ、ウイ
スカーを発生することもない、有害な鉛を含有しないは
んだめっき線を提供することにある。
ても熱的クリープ現象を生じ難く耐熱強度に優れ、ウイ
スカーを発生することもない、有害な鉛を含有しないは
んだめっき線を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のはんだめっき線は、銀が0.5〜10.0
重量%、銅が0.01〜2.0重量%、残部が錫および
不可避的不純物からなる組成のはんだめっき層を金属素
線外周に設けたことを構成上の特徴とするものである。
め、本発明のはんだめっき線は、銀が0.5〜10.0
重量%、銅が0.01〜2.0重量%、残部が錫および
不可避的不純物からなる組成のはんだめっき層を金属素
線外周に設けたことを構成上の特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明のはんだめっき線の錫ー銀ー銅合金めっ
き層の作用、効果を図3により説明する。図3(a)
は、本発明のはんだめっき線1をプリント基板14のス
ルホール15へろう材5で接合した状態を示す断面説明
図で、スルホール15へ挿入された錫ー銀ー銅合金はん
だめっき線1はプリント基板14の銅張り層16とろう
材5によりはんだ付けされる。図3(b)ははんだめっ
き線1の錫ー銀ー銅合金めっき層3とろう材5との接合
部分Aの拡大断面図である。例えば、ろう材5に錫ー鉛
合金はんだを用いた場合の例を図3(b)により説明す
る。ろう接過程ではんだめっき線1の錫ー銀ー銅合金め
っき層3が融けだし、めっき層3中の銀が接合部分Aの
ろう材5中へ拡散するとともにめっき層3中の錫が接合
部分Aのろう材5中へ溶出し、接合部分Aには耐熱強度
を向上させる銀と錫の含有量が増加し、耐熱強度を低下
させる鉛の含有量の減少した層4が形成される。この結
果、錫ー銀ー銅合金はんだめっき線1とろう材5との接
合部Aは、銀と錫成分リッチの耐熱強度の向上した層が
厚く形成され、耐熱クリープ特性も向上する。更に、ろ
う材5に本発明のはんだめっき線1のめっき層3と同じ
組成の錫ー銀ー銅合金ろう材を用いれば、接合部分Aは
耐熱強度を低下させる鉛成分の含有されない層が形成さ
れ、錫ー銀ー銅合金はんだめっき線1とろう材5との接
合部Aの耐熱強度は一層高まりクリープ特性も一段と向
上することになる。
き層の作用、効果を図3により説明する。図3(a)
は、本発明のはんだめっき線1をプリント基板14のス
ルホール15へろう材5で接合した状態を示す断面説明
図で、スルホール15へ挿入された錫ー銀ー銅合金はん
だめっき線1はプリント基板14の銅張り層16とろう
材5によりはんだ付けされる。図3(b)ははんだめっ
き線1の錫ー銀ー銅合金めっき層3とろう材5との接合
部分Aの拡大断面図である。例えば、ろう材5に錫ー鉛
合金はんだを用いた場合の例を図3(b)により説明す
る。ろう接過程ではんだめっき線1の錫ー銀ー銅合金め
っき層3が融けだし、めっき層3中の銀が接合部分Aの
ろう材5中へ拡散するとともにめっき層3中の錫が接合
部分Aのろう材5中へ溶出し、接合部分Aには耐熱強度
を向上させる銀と錫の含有量が増加し、耐熱強度を低下
させる鉛の含有量の減少した層4が形成される。この結
果、錫ー銀ー銅合金はんだめっき線1とろう材5との接
合部Aは、銀と錫成分リッチの耐熱強度の向上した層が
厚く形成され、耐熱クリープ特性も向上する。更に、ろ
う材5に本発明のはんだめっき線1のめっき層3と同じ
組成の錫ー銀ー銅合金ろう材を用いれば、接合部分Aは
耐熱強度を低下させる鉛成分の含有されない層が形成さ
れ、錫ー銀ー銅合金はんだめっき線1とろう材5との接
合部Aの耐熱強度は一層高まりクリープ特性も一段と向
上することになる。
【0008】次に、発明の錫ー銀ー銅合金はんだめっき
線1において、合金はんだめっき層3の銀の含有量を
0.5%〜10.0%に限定した理由は、銀の含有量が
0.5%未満では耐熱クリープ特性向上の効果が見られ
ない上、合金はんだの融点がさほど下がらず溶融めっき
性に劣るためである。また、銀の含有量が10.0%よ
り多くなると、耐熱クリープ特性は向上するものの合金
はんだの融点が高くなりすぎて溶融めっき性に劣る上、
めっき線1の材料コストが高くなる欠点があるためであ
る。また、本合金はんだめっき層3に銅成分を添加する
のは、合金はんだめっき線1の光沢や表面滑らかさ等の
めっき外観特性を向上させるためと合金はんだの溶融温
度を下げ溶融めっき作業をし易くするためである。銅の
含有量を0.01%〜2.0%に限定する理由は、銅の
含有量が0.01%未満ではめっき外観特性向上の効果
が少なく、合金はんだの溶融温度も下がらないためであ
り、また銅の含有量が2.0%より多くなると溶融めっ
き浴中に銅ー錫合金が沈澱してきて、これがめっき層3
の表面に付着してめっき外観を悪化させる原因となるた
めである。
線1において、合金はんだめっき層3の銀の含有量を
0.5%〜10.0%に限定した理由は、銀の含有量が
0.5%未満では耐熱クリープ特性向上の効果が見られ
ない上、合金はんだの融点がさほど下がらず溶融めっき
性に劣るためである。また、銀の含有量が10.0%よ
り多くなると、耐熱クリープ特性は向上するものの合金
はんだの融点が高くなりすぎて溶融めっき性に劣る上、
めっき線1の材料コストが高くなる欠点があるためであ
る。また、本合金はんだめっき層3に銅成分を添加する
のは、合金はんだめっき線1の光沢や表面滑らかさ等の
めっき外観特性を向上させるためと合金はんだの溶融温
度を下げ溶融めっき作業をし易くするためである。銅の
含有量を0.01%〜2.0%に限定する理由は、銅の
含有量が0.01%未満ではめっき外観特性向上の効果
が少なく、合金はんだの溶融温度も下がらないためであ
り、また銅の含有量が2.0%より多くなると溶融めっ
き浴中に銅ー錫合金が沈澱してきて、これがめっき層3
の表面に付着してめっき外観を悪化させる原因となるた
めである。
【0009】また、本発明のはんだめっき線1は、めっ
き層3が錫ー銀ー銅合金で形成されているので、錫単体
めっき線に見られるウイスカーの発生は全くなくなる。
き層3が錫ー銀ー銅合金で形成されているので、錫単体
めっき線に見られるウイスカーの発生は全くなくなる。
【0010】また、本発明のはんだめっき線1は、めっ
き層3に鉛を含有していないので、健康面や環境面に有
害な影響を及ぼすことがない。
き層3に鉛を含有していないので、健康面や環境面に有
害な影響を及ぼすことがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
なお、これにより本発明が限定されるものではない。図
1は、本発明のはんだめっき線1の断面図である。はん
だめっき線1は、銅線或いは銅合金線等の金属素線2
と、金属素線2の外周に形成した銀が0.5〜10.0
重量%、銅が0.01〜2.0重量%、残部が錫および
不可避的不純物からなる組成の溶融はんだめっき層3と
からなる。
なお、これにより本発明が限定されるものではない。図
1は、本発明のはんだめっき線1の断面図である。はん
だめっき線1は、銅線或いは銅合金線等の金属素線2
と、金属素線2の外周に形成した銀が0.5〜10.0
重量%、銅が0.01〜2.0重量%、残部が錫および
不可避的不純物からなる組成の溶融はんだめっき層3と
からなる。
【0012】次に、本発明のはんだめっき線1の製造実
施態様を図2の製造工程図に沿って説明する。溶融はん
だめっき浴槽6は、溶融はんだめっき液7の入っためっ
き液部と、溶融はんだめっき液7の液面より上部に設け
た金属素線2の導入口11と不活性ガス導入口10と、
溶融はんだめっき液7の液面垂直上方に設けたはんだめ
っき線1の導出口12とを有し、溶融はんだめっき液7
の液面上方全体が不活性ガス8の雰囲気層で覆われた構
成となっている。かかる構成の溶融はんだめっき浴槽6
内に、銀3.5%、銅0.5%、残部錫からなる組成の
溶融はんだめっき液7を液温250°Cに保持し、また
不活性ガス導入口10から不活性ガス8として窒素ガス
を導入し、溶融はんだめっき液7の液面上方全体を窒素
ガス雰囲気層で覆う。次に、外径0.5mmの軟銅線2
を銅線導入口11より溶融はんだめっき液7中に導入
し、溶融はんだめっき液7内にて滑車13で走行方向を
転換し溶融はんだめっき液7の液面から垂直上方へと引
き出し、はんだめっき線導出口12から導出、大気冷却
して、めっき厚さ10μm、仕上り外径0.52mmの
はんだめっき線1を得た。なお、この溶融はんだめっき
浴槽6では、はんだめっき線1を溶融はんだめっき液7
から垂直上方へ引き出すことにより、仕上りダイスを用
いることなく、めっき線速を制御するだけで所望のめっ
き厚さに調整することができる。
施態様を図2の製造工程図に沿って説明する。溶融はん
だめっき浴槽6は、溶融はんだめっき液7の入っためっ
き液部と、溶融はんだめっき液7の液面より上部に設け
た金属素線2の導入口11と不活性ガス導入口10と、
溶融はんだめっき液7の液面垂直上方に設けたはんだめ
っき線1の導出口12とを有し、溶融はんだめっき液7
の液面上方全体が不活性ガス8の雰囲気層で覆われた構
成となっている。かかる構成の溶融はんだめっき浴槽6
内に、銀3.5%、銅0.5%、残部錫からなる組成の
溶融はんだめっき液7を液温250°Cに保持し、また
不活性ガス導入口10から不活性ガス8として窒素ガス
を導入し、溶融はんだめっき液7の液面上方全体を窒素
ガス雰囲気層で覆う。次に、外径0.5mmの軟銅線2
を銅線導入口11より溶融はんだめっき液7中に導入
し、溶融はんだめっき液7内にて滑車13で走行方向を
転換し溶融はんだめっき液7の液面から垂直上方へと引
き出し、はんだめっき線導出口12から導出、大気冷却
して、めっき厚さ10μm、仕上り外径0.52mmの
はんだめっき線1を得た。なお、この溶融はんだめっき
浴槽6では、はんだめっき線1を溶融はんだめっき液7
から垂直上方へ引き出すことにより、仕上りダイスを用
いることなく、めっき線速を制御するだけで所望のめっ
き厚さに調整することができる。
【0013】上記実施態様では、金属素線2に断面円状
の軟銅線を用いたが、金属素線2の形状は、用途に応じ
断面長方形状或いは断面正方形状の軟銅線であってよ
く、また金属素線2の材質は銅合金であっても、何ら本
発明を逸脱するものでないことは勿論である。
の軟銅線を用いたが、金属素線2の形状は、用途に応じ
断面長方形状或いは断面正方形状の軟銅線であってよ
く、また金属素線2の材質は銅合金であっても、何ら本
発明を逸脱するものでないことは勿論である。
【0014】上記により製造した本発明のはんだめっき
線1について、耐熱クリープ特性の評価試験およびウイ
スカー発生試験を行った結果を以下に記す。
線1について、耐熱クリープ特性の評価試験およびウイ
スカー発生試験を行った結果を以下に記す。
【0015】−耐熱クリープ特性試験− 本発明の実施例試料には、上記の実施例態様により製造
しためっき厚さ10μm、仕上り外径10.52mmの
はんだめっき銅線1を用いた。なお、従来例試料とし
て、外径0.5mmの軟銅線に鉛37%−錫63%合金
をめっき厚さ10μmに溶融めっきした仕上り外径0.
52mmの錫ー鉛合金はんだめっき銅線を用いた。試料
は実施例試料、従来例試料とも各5本を用意した。試験
方法は、図4に図示するように、銅張りプリント基板1
4の穴径1mmのスルホール15に試料Wを通し、鉛3
7%−錫63%合金ろう材17にて各試料Wをプリント
基板14にはんだ付けした後、試料Wの端末に1kgの
荷重を吊るした状態で温度130°Cの恒温槽内に入れ
る。そして、恒温槽に入れてから試料Wがプリント基板
14のスルホール15から抜け落ちるまでの経過時間を
測定した。この経過時間をもって耐熱クリープ特性の評
価とした。試験結果を表1に示す。なお、表1の測定時
間は試料5本の平均値である。この結果から明らかなよ
うに、本発明の錫ー銀ー銅合金はんだめっき線1は、耐
熱クリープ特性に優れ、はんだ接続部の耐熱強度が向上
していることが分かる。
しためっき厚さ10μm、仕上り外径10.52mmの
はんだめっき銅線1を用いた。なお、従来例試料とし
て、外径0.5mmの軟銅線に鉛37%−錫63%合金
をめっき厚さ10μmに溶融めっきした仕上り外径0.
52mmの錫ー鉛合金はんだめっき銅線を用いた。試料
は実施例試料、従来例試料とも各5本を用意した。試験
方法は、図4に図示するように、銅張りプリント基板1
4の穴径1mmのスルホール15に試料Wを通し、鉛3
7%−錫63%合金ろう材17にて各試料Wをプリント
基板14にはんだ付けした後、試料Wの端末に1kgの
荷重を吊るした状態で温度130°Cの恒温槽内に入れ
る。そして、恒温槽に入れてから試料Wがプリント基板
14のスルホール15から抜け落ちるまでの経過時間を
測定した。この経過時間をもって耐熱クリープ特性の評
価とした。試験結果を表1に示す。なお、表1の測定時
間は試料5本の平均値である。この結果から明らかなよ
うに、本発明の錫ー銀ー銅合金はんだめっき線1は、耐
熱クリープ特性に優れ、はんだ接続部の耐熱強度が向上
していることが分かる。
【0016】
【0017】−ウイスカー発生試験− 本発明の実施例試料には、上記耐熱クリープ特性試験に
用いたと同じ構造のめっき厚さ10μm、仕上り外径
0.52mmのはんだめっき銅線1を用いた。また、比
較例試料として、外径0.5mmの銅線に錫をめっき厚
さ10μmに溶融めっきした仕上り外径0.52mmの
錫めっき銅線を用いた。試料は実施例試料、比較例試料
とも各5本を用意した。ウイスカー発生試験は、各試料
を温度50°Cの恒温槽に入れ、恒温槽に入れてから各
試料にウイスカーが発生するまでの時間を測定した。ウ
イスカーの発生確認は、走査型電子顕微鏡を用い倍率2
000倍にて観察した。試験結果を表2に示す。なお、
表2の測定時間は試料5本の平均値である。
用いたと同じ構造のめっき厚さ10μm、仕上り外径
0.52mmのはんだめっき銅線1を用いた。また、比
較例試料として、外径0.5mmの銅線に錫をめっき厚
さ10μmに溶融めっきした仕上り外径0.52mmの
錫めっき銅線を用いた。試料は実施例試料、比較例試料
とも各5本を用意した。ウイスカー発生試験は、各試料
を温度50°Cの恒温槽に入れ、恒温槽に入れてから各
試料にウイスカーが発生するまでの時間を測定した。ウ
イスカーの発生確認は、走査型電子顕微鏡を用い倍率2
000倍にて観察した。試験結果を表2に示す。なお、
表2の測定時間は試料5本の平均値である。
【0018】 表2の結果から明らかなように、本発明の錫ー銀ー銅合
金はんだめっき線1は短絡事故の原因となるウイスカー
の発生が全く見られないことが確認された。
金はんだめっき線1は短絡事故の原因となるウイスカー
の発生が全く見られないことが確認された。
【0019】
【発明の効果】本発明の錫ー銀ー銅合金はんだめっき線
は、電子機器等の接続線として用いたとき次のような効
果を奏する。(1) はんだ付け部における耐熱強度が向上
し、高温雰囲気に置かれた場合にも熱的クリープ現象を
生じ難くなるので、はんだめっき線がはんだ付け部から
脱落する事故がなくなり、はんだ接続部の信頼性が向上
する。(2) ウイスカーの発生がないので、ウイスカーを
原因とした短絡事故の危険性がなくなる。(3) 人体に有
害な鉛成分を含有していないので、健康面、環境面の安
全性が確保される。
は、電子機器等の接続線として用いたとき次のような効
果を奏する。(1) はんだ付け部における耐熱強度が向上
し、高温雰囲気に置かれた場合にも熱的クリープ現象を
生じ難くなるので、はんだめっき線がはんだ付け部から
脱落する事故がなくなり、はんだ接続部の信頼性が向上
する。(2) ウイスカーの発生がないので、ウイスカーを
原因とした短絡事故の危険性がなくなる。(3) 人体に有
害な鉛成分を含有していないので、健康面、環境面の安
全性が確保される。
【図1】本発明のはんだめっき線の1実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明のはんだめっき線の製造工程の1実施例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図3】本発明のはんだめっき線をプリント基板へろう
接した状態の説明図である。同図(a) は接合状態を示す
断面説明図であり、同図(b) は接合部の部分拡大断面説
明図である。
接した状態の説明図である。同図(a) は接合状態を示す
断面説明図であり、同図(b) は接合部の部分拡大断面説
明図である。
【図4】耐熱クリープ特性試験の試験方法を示す説明図
である。
である。
1 錫ー銀ー銅合金はんだめっき線 2 金属素線 3 錫ー銀ー銅合金めっき層 4 錫、銀拡散層 5 ろう材 6 はんだめっき浴槽 7 はんだめっき液 8 不活性ガス 9 不活性ガス雰囲気層 10 不活性ガス導管 11 金属素線導入口 12 はんだめっき線導出口 13 滑車 14 プリント基板 15 スルホール 16 銅張り層
Claims (1)
- 【請求項1】 銀が0.5〜10.0重量%、銅が0.
01〜2.0重量%、残部が錫および不可避的不純物か
らなるはんだめっき層を金属素線外周に設けたことを特
徴とするはんだめっき線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10222765A JP2000080460A (ja) | 1998-06-29 | 1998-08-06 | はんだめっき線 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-182902 | 1998-06-29 | ||
| JP18290298 | 1998-06-29 | ||
| JP10222765A JP2000080460A (ja) | 1998-06-29 | 1998-08-06 | はんだめっき線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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-
1998
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