JP2000079321A - トンネルの換気ガス浄化手段および設備 - Google Patents
トンネルの換気ガス浄化手段および設備Info
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Landscapes
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】トンネル内の二酸化窒素をはじめとする二酸化
炭素、一酸化炭素といった汚染物質を従来からある換気
トンネル内から換気搭までの間で効果的に吸収除去可能
な換気ガス浄化手段および浄化設備を提供すること。 【解決手段】トンネルの内部から外気に通じる換気トン
ネル内に浄化設備を設置し、この換気トンネル内を汚染
ガスが通過するときに、汚染ガスを浄化設備内に通過さ
せて、該浄化設備内にあるアルカリ性物質よりなるガス
汚染物質吸収剤で汚染物質を吸収除去すること。
炭素、一酸化炭素といった汚染物質を従来からある換気
トンネル内から換気搭までの間で効果的に吸収除去可能
な換気ガス浄化手段および浄化設備を提供すること。 【解決手段】トンネルの内部から外気に通じる換気トン
ネル内に浄化設備を設置し、この換気トンネル内を汚染
ガスが通過するときに、汚染ガスを浄化設備内に通過さ
せて、該浄化設備内にあるアルカリ性物質よりなるガス
汚染物質吸収剤で汚染物質を吸収除去すること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚染されたガスの
浄化に関するものであり、とくに、トンネル内における
自動車排ガスによる汚染ガスの浄化手段および浄化設備
に関するものである。
浄化に関するものであり、とくに、トンネル内における
自動車排ガスによる汚染ガスの浄化手段および浄化設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、自動車の排ガスによって引き起こ
される大気汚染は、川崎公害訴訟で見られるように大き
な社会的問題となっている。従来から、大気汚染防止法
の規制強化に伴い、各自動車メーカーによる自動車一台
当たりの排ガス発生量の抑制が図られてきており、その
ほか、燃料の転換、バス及びトラック等のアイドリング
ストップの推進など、沿道における大気汚染の対策が総
合的に行われている。しかし、自動車Nox法に基づく首
都圏、大阪・兵庫の特定地域における自動車排出ガス測
定局においては、平成8年度の環境基準の達成率は、平
成7年度の約41%から約33%に低下している。
される大気汚染は、川崎公害訴訟で見られるように大き
な社会的問題となっている。従来から、大気汚染防止法
の規制強化に伴い、各自動車メーカーによる自動車一台
当たりの排ガス発生量の抑制が図られてきており、その
ほか、燃料の転換、バス及びトラック等のアイドリング
ストップの推進など、沿道における大気汚染の対策が総
合的に行われている。しかし、自動車Nox法に基づく首
都圏、大阪・兵庫の特定地域における自動車排出ガス測
定局においては、平成8年度の環境基準の達成率は、平
成7年度の約41%から約33%に低下している。
【0003】そこで、さらなる環境基準の達成を実現す
るためには、大気中の汚染物質の削減も考慮した対策を
も必要になってきている。すなわち、現実に大気中に放
出された大気汚染物質の浄化対策も必要な課題となって
いるのである。かといって、汚染物質が広範に希釈され
た大気から汚染物質を除去するとすれば、膨大な設備費
および運転経費を必要とするし、また、効果的な大気汚
染物質の除去を行うこともできない。
るためには、大気中の汚染物質の削減も考慮した対策を
も必要になってきている。すなわち、現実に大気中に放
出された大気汚染物質の浄化対策も必要な課題となって
いるのである。かといって、汚染物質が広範に希釈され
た大気から汚染物質を除去するとすれば、膨大な設備費
および運転経費を必要とするし、また、効果的な大気汚
染物質の除去を行うこともできない。
【0004】そこで、効果的な大気環境の浄化を行うた
めには、自動車から排出される窒素酸化物、浮遊粒子状
物質、一酸化炭素および二酸化炭素等といった汚染物質
が高濃度に蓄積される場所で除去することが考えられ、
こうした点を考慮すれば自動車用トンネル内にある汚染
ガスの汚染物質を取り除くこと効果的であると考えられ
る。
めには、自動車から排出される窒素酸化物、浮遊粒子状
物質、一酸化炭素および二酸化炭素等といった汚染物質
が高濃度に蓄積される場所で除去することが考えられ、
こうした点を考慮すれば自動車用トンネル内にある汚染
ガスの汚染物質を取り除くこと効果的であると考えられ
る。
【0005】ところが、既存の道路のトンネル区間にお
ける換気は、安全対策上必要な視程距離の確保および一
酸化炭素などの希釈を目的として行われており、浮遊粒
子状物質の除去を目的とした電気集塵機等が併設されて
いるところもあるが、二酸化窒素などの大気汚染物質の
本質的浄化対策は取られていないのが現状である。
ける換気は、安全対策上必要な視程距離の確保および一
酸化炭素などの希釈を目的として行われており、浮遊粒
子状物質の除去を目的とした電気集塵機等が併設されて
いるところもあるが、二酸化窒素などの大気汚染物質の
本質的浄化対策は取られていないのが現状である。
【0006】一方、新設される道路は、騒音対策および
土地の有効利用等のためトンネル構造をとられる場合が
増加しつつあり、付随する換気塔周辺において二酸化窒
素を含む大気汚染物質の除去対策なしでは、地元コンセ
ンサスは得られなくなってきているのである。
土地の有効利用等のためトンネル構造をとられる場合が
増加しつつあり、付随する換気塔周辺において二酸化窒
素を含む大気汚染物質の除去対策なしでは、地元コンセ
ンサスは得られなくなってきているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トンネルの換
気ガスから二酸化窒素をはじめとする二酸化炭素、一酸
化炭素といった汚染物質を効果的に取り除くために、ト
ンネルに汚染物質除去設備を設けるには以下のような問
題点を有していたのである。
気ガスから二酸化窒素をはじめとする二酸化炭素、一酸
化炭素といった汚染物質を効果的に取り除くために、ト
ンネルに汚染物質除去設備を設けるには以下のような問
題点を有していたのである。
【0008】通常のトンネルに設置される換気用のトン
ネルは工事費を削減するために断面積をできるかぎり小
さく設定するのであるが、断面積を小さくすれば換気ト
ンネルの線速度は非常に高速になり、十分な気液吸収を
行うことができなくなる。
ネルは工事費を削減するために断面積をできるかぎり小
さく設定するのであるが、断面積を小さくすれば換気ト
ンネルの線速度は非常に高速になり、十分な気液吸収を
行うことができなくなる。
【0009】また、従来の気液吸収速度では、設備費が
高額になりすぎるため、設備費を削減するためにも、吸
収速度を早める必要がある。
高額になりすぎるため、設備費を削減するためにも、吸
収速度を早める必要がある。
【0010】さらに、通常、二酸化窒素、その他の汚染
物質を吸収した使用済み液は酸性度が高くなり、二次公
害発生の原因となることから下水道には排出することが
できなくなるといった欠点を有するものである。
物質を吸収した使用済み液は酸性度が高くなり、二次公
害発生の原因となることから下水道には排出することが
できなくなるといった欠点を有するものである。
【0011】本発明は以上のような問題点を鑑みてなさ
れたものであり、本発明は、トンネル内の二酸化窒素を
はじめとする二酸化炭素、一酸化炭素といった汚染物質
を従来からある換気トンネル内から換気搭までの間で効
果的に吸収除去可能な換気ガス浄化手段および浄化設備
を提供することにある。
れたものであり、本発明は、トンネル内の二酸化窒素を
はじめとする二酸化炭素、一酸化炭素といった汚染物質
を従来からある換気トンネル内から換気搭までの間で効
果的に吸収除去可能な換気ガス浄化手段および浄化設備
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決する手段】以上のような問題を解決するた
めに請求項1に記載された発明が採った手段は、トンネ
ル内の汚染ガスを浄化する換気ガス浄化手段であって、
換気トンネル内に浄化設備を設け、換気トンネル内を通
過する汚染ガスを浄化設備内に通過させ、該浄化設備内
にあるアルカリ性物質よりなるガス汚染物質吸収剤で汚
染物質を吸収除去すること、をその要旨としたものであ
る。
めに請求項1に記載された発明が採った手段は、トンネ
ル内の汚染ガスを浄化する換気ガス浄化手段であって、
換気トンネル内に浄化設備を設け、換気トンネル内を通
過する汚染ガスを浄化設備内に通過させ、該浄化設備内
にあるアルカリ性物質よりなるガス汚染物質吸収剤で汚
染物質を吸収除去すること、をその要旨としたものであ
る。
【0013】次に、請求項2に記載された発明が採った
手段は、換気トンネル内に設置され、トンネル内の汚染
ガスを浄化するのに使用される換気ガス浄化設備であっ
て、該換気ガス浄化設備はアルカリ性物質からなるガス
汚染物質吸収剤を含み、換気トンネル内を通過する汚染
ガスを該浄化設備内に通過させることにより汚染物質を
吸収除去させることを特徴とする換気ガス浄化設備、を
その要旨としたものである。
手段は、換気トンネル内に設置され、トンネル内の汚染
ガスを浄化するのに使用される換気ガス浄化設備であっ
て、該換気ガス浄化設備はアルカリ性物質からなるガス
汚染物質吸収剤を含み、換気トンネル内を通過する汚染
ガスを該浄化設備内に通過させることにより汚染物質を
吸収除去させることを特徴とする換気ガス浄化設備、を
その要旨としたものである。
【0014】さらに、請求項3に記載された発明が取っ
た手段は、前記アルカリ性物質は水酸化ナトリウムであ
ることを特徴とする請求項1記載のトンネルの換気ガス
浄化手段、をその要旨としたものである。
た手段は、前記アルカリ性物質は水酸化ナトリウムであ
ることを特徴とする請求項1記載のトンネルの換気ガス
浄化手段、をその要旨としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
従って説明する。図1には、換気ガス浄化手段の設置さ
れる換気トンネル10の一実施例が図示されている。あ
る程度の長さを有するトンネルには、前述したように、
通常、走行に必要な視程距離の確保、一酸化炭素の希釈
を目的としてトンネル内部に換気口20が設けられてお
り、この換気口20から換気トンネル10を通じて外部
の換気塔30へ換気ガスを排出している。浄化設備10
0はこの換気トンネル10内に設けられており、換気ガ
スは換気トンネル10を通過するときに、この浄化設備
を通過することになる。この浄化設備100内には、ア
ルカリ性物質よりなる汚染物質吸収剤が入っており、浄
化設備100は汚染ガスがこの汚染物質吸収剤を通過す
るように構成されている。このアルカリ性物質よりなる
汚染物質吸収剤は、ポンプによって循環されており、吸
収能力が劣化したものは下水道に排出できるようになっ
ている。
従って説明する。図1には、換気ガス浄化手段の設置さ
れる換気トンネル10の一実施例が図示されている。あ
る程度の長さを有するトンネルには、前述したように、
通常、走行に必要な視程距離の確保、一酸化炭素の希釈
を目的としてトンネル内部に換気口20が設けられてお
り、この換気口20から換気トンネル10を通じて外部
の換気塔30へ換気ガスを排出している。浄化設備10
0はこの換気トンネル10内に設けられており、換気ガ
スは換気トンネル10を通過するときに、この浄化設備
を通過することになる。この浄化設備100内には、ア
ルカリ性物質よりなる汚染物質吸収剤が入っており、浄
化設備100は汚染ガスがこの汚染物質吸収剤を通過す
るように構成されている。このアルカリ性物質よりなる
汚染物質吸収剤は、ポンプによって循環されており、吸
収能力が劣化したものは下水道に排出できるようになっ
ている。
【0016】さて、このような換気ガス浄化手段および
浄化設備の技術的思想について、以下に述べる。本発明
の目的は、従来におけるトンネルの排ガス処理方法とし
ては集塵機による浮遊粒子状物質を除去することのみし
か行われていなかったものを、自動車の排気ガスにより
高濃度に汚染された二酸化窒素をはじめとする二酸化炭
素などの地球温暖化物質、酸性雨の発生原因物質並びに
浮遊粒子状物質等を除去することである。
浄化設備の技術的思想について、以下に述べる。本発明
の目的は、従来におけるトンネルの排ガス処理方法とし
ては集塵機による浮遊粒子状物質を除去することのみし
か行われていなかったものを、自動車の排気ガスにより
高濃度に汚染された二酸化窒素をはじめとする二酸化炭
素などの地球温暖化物質、酸性雨の発生原因物質並びに
浮遊粒子状物質等を除去することである。
【0017】ここで、トンネルにおいて換気ガスを浄化
するための好適の場所を考慮すると、図1に図示された
ようにトンネル内の換気ガスを外部に排出するための通
路である換気口20から換気塔30までの間の換気トン
ネル10で吸収除去を行うのが最も好適であると考えら
れる。しかし、通常設置されている換気用のトンネル1
0は、工事費用をできるかぎり低く抑えるため、トンネ
ルの排ガス滞留を防ぐという安全性の確保に必要とされ
る最小限の断面積で設定されている。このように、断面
積が小さく設定されれば、換気トンネル10における汚
染ガスの線速度は必然的に早くならざるをえないものと
なる。
するための好適の場所を考慮すると、図1に図示された
ようにトンネル内の換気ガスを外部に排出するための通
路である換気口20から換気塔30までの間の換気トン
ネル10で吸収除去を行うのが最も好適であると考えら
れる。しかし、通常設置されている換気用のトンネル1
0は、工事費用をできるかぎり低く抑えるため、トンネ
ルの排ガス滞留を防ぐという安全性の確保に必要とされ
る最小限の断面積で設定されている。このように、断面
積が小さく設定されれば、換気トンネル10における汚
染ガスの線速度は必然的に早くならざるをえないものと
なる。
【0018】これに対し、二酸化窒素等の汚染物質を吸
収液で気液吸収するために単位操作を行う場合には、そ
の吸収させるガスの線速度は、1m/sec程度で通常
は行われている。しかしながら、換気トンネル10の汚
染ガスの排出速度は、約12m/sec程度の線速度を
有するのが通常であり、十分な気液吸収を行うために必
要とされる通常の線速度の約10倍から15倍程度の速
さで排出されているのである。こうした原因から通常の
気液吸収の操作では、効果的に汚染物質の除去は行うこ
とができない。例えば、2000m級のトンネルにおい
て、安全性確保のため必要とされる排ガス処理量は約2
50m3 /sec程度であるが、これを通常の気液吸収
の線速度で処理を行うとすれば、換気用トンネルの断面
積は250m2程度必要となる。それに対し、現実のト
ンネルにおける換気用トンネルの断面積は約25m2 程
度で作製されているため、通常の換気用トンネルにおい
て通常使用される気液吸収による単位操作を行っても、
効果的に汚染物質の除去することができないのである。
収液で気液吸収するために単位操作を行う場合には、そ
の吸収させるガスの線速度は、1m/sec程度で通常
は行われている。しかしながら、換気トンネル10の汚
染ガスの排出速度は、約12m/sec程度の線速度を
有するのが通常であり、十分な気液吸収を行うために必
要とされる通常の線速度の約10倍から15倍程度の速
さで排出されているのである。こうした原因から通常の
気液吸収の操作では、効果的に汚染物質の除去は行うこ
とができない。例えば、2000m級のトンネルにおい
て、安全性確保のため必要とされる排ガス処理量は約2
50m3 /sec程度であるが、これを通常の気液吸収
の線速度で処理を行うとすれば、換気用トンネルの断面
積は250m2程度必要となる。それに対し、現実のト
ンネルにおける換気用トンネルの断面積は約25m2 程
度で作製されているため、通常の換気用トンネルにおい
て通常使用される気液吸収による単位操作を行っても、
効果的に汚染物質の除去することができないのである。
【0019】そこで、本発明は、汚染物質の吸収剤とし
て、アルカリ性物質を使用している。このアルカリ性物
質を使用することにより、以下に説明するように、物質
移動速度を早め、通常のトンネルに設置されている換気
用トンネルの断面積でも十分に汚染物質を吸収すること
ができるようになるのである。
て、アルカリ性物質を使用している。このアルカリ性物
質を使用することにより、以下に説明するように、物質
移動速度を早め、通常のトンネルに設置されている換気
用トンネルの断面積でも十分に汚染物質を吸収すること
ができるようになるのである。
【0020】排ガスの汚染物質の気液吸収の単位操作を
模式的に図示したものが図2に示してある。なお、比較
のため水の場合についても併記してある。吸収物質に水
を用いた場合、その液体内に汚染物質が吸収していく速
度は、汚染物質の境界面の移動又は吸収液側の拡散によ
って律速されることになる。従って、その吸収において
は濃度勾配ができることになる。それに対し、アルカリ
性物質を用いると、二酸化窒素、二酸化炭素等の汚染物
質はアルカリ性物質と直ちに化学反応をおこし、瞬間的
の濃度がほとんど零となり、吸収速度が飛躍的に改善さ
れることになる。なお、ここで使用されるアルカリ物質
は、価格、有害性などの種々の条件から使用者により適
宜選択することができる。ここでは、種々の条件から水
酸化ナトリウムを用いている。このように、アルカリ性
物質を吸収物質として用いることにより、通常の吸収速
度では不可能であった従来からある換気用のトンネルの
断面積をそのまま利用して汚染されたガスを浄化させる
ことができるようになるのである。
模式的に図示したものが図2に示してある。なお、比較
のため水の場合についても併記してある。吸収物質に水
を用いた場合、その液体内に汚染物質が吸収していく速
度は、汚染物質の境界面の移動又は吸収液側の拡散によ
って律速されることになる。従って、その吸収において
は濃度勾配ができることになる。それに対し、アルカリ
性物質を用いると、二酸化窒素、二酸化炭素等の汚染物
質はアルカリ性物質と直ちに化学反応をおこし、瞬間的
の濃度がほとんど零となり、吸収速度が飛躍的に改善さ
れることになる。なお、ここで使用されるアルカリ物質
は、価格、有害性などの種々の条件から使用者により適
宜選択することができる。ここでは、種々の条件から水
酸化ナトリウムを用いている。このように、アルカリ性
物質を吸収物質として用いることにより、通常の吸収速
度では不可能であった従来からある換気用のトンネルの
断面積をそのまま利用して汚染されたガスを浄化させる
ことができるようになるのである。
【0021】こうした吸収速度の増加により、さらに以
下に述べるような作用効果を有するものとなる。まず、
第1に設備費用の低減化も図ることができる。吸収速度
の増加は比例して処理能力の増加をも意味する。一般的
に設備の処理能力と設備の関係は以下のようになる。
下に述べるような作用効果を有するものとなる。まず、
第1に設備費用の低減化も図ることができる。吸収速度
の増加は比例して処理能力の増加をも意味する。一般的
に設備の処理能力と設備の関係は以下のようになる。
【0022】 設備費= (設備能力a0/設備能力a1)1/2 例えば、処理能力が250m3 /secの設備費が1億
円とすると、2500m3 /secの設備費は101/2
倍≒3.2倍、つまり10倍の処理能力を有する設備を
作製するのには3.2倍の3.2億円程度の設備費用で
作製することができるのである。このように吸収能力を
増加させることにより、その設備費は大幅に抑制、低減
することができるのである。
円とすると、2500m3 /secの設備費は101/2
倍≒3.2倍、つまり10倍の処理能力を有する設備を
作製するのには3.2倍の3.2億円程度の設備費用で
作製することができるのである。このように吸収能力を
増加させることにより、その設備費は大幅に抑制、低減
することができるのである。
【0023】第2に、アルカリ性物質を用いることによ
り、吸収能力の劣化した使用済み吸収剤の廃棄による二
次災害をも防ぐことができる。吸収液は、汚染物質の吸
収により系外に排出する必要がでてくるが、水や溶剤を
使用した場合には、溶剤自体が廃棄に困難な場合もある
し、その他水などを使用した場合も二酸化窒素、二酸化
炭素等の汚染物質を吸収した液は酸性を帯びているた
め、恒久施設として設置されている下水管に排出した場
合は、下水管が酸性物質により腐食されその寿命が短縮
されることになる。しかし、アルカリ性物質を使用すれ
ば、汚染物質との化学反応によって無害化した塩が発生
し、吸収剤のアルカリ性は弱められ、下水管に排出する
ことが可能となるのである。また、中和が不完全であっ
たとしても下水管自体は、酸性には弱いがアルカリ性に
は耐性を有しているので、そのまま排出することにより
下水管自体の寿命を長くさせることができる。このよう
に、劣化した使用済み溶液による二次公害発生を防止す
ることができるものとなる。
り、吸収能力の劣化した使用済み吸収剤の廃棄による二
次災害をも防ぐことができる。吸収液は、汚染物質の吸
収により系外に排出する必要がでてくるが、水や溶剤を
使用した場合には、溶剤自体が廃棄に困難な場合もある
し、その他水などを使用した場合も二酸化窒素、二酸化
炭素等の汚染物質を吸収した液は酸性を帯びているた
め、恒久施設として設置されている下水管に排出した場
合は、下水管が酸性物質により腐食されその寿命が短縮
されることになる。しかし、アルカリ性物質を使用すれ
ば、汚染物質との化学反応によって無害化した塩が発生
し、吸収剤のアルカリ性は弱められ、下水管に排出する
ことが可能となるのである。また、中和が不完全であっ
たとしても下水管自体は、酸性には弱いがアルカリ性に
は耐性を有しているので、そのまま排出することにより
下水管自体の寿命を長くさせることができる。このよう
に、劣化した使用済み溶液による二次公害発生を防止す
ることができるものとなる。
【0024】
【発明の効果】以上の様に、本発明請求項1は、トンネ
ル内の汚染ガスを浄化する換気ガス浄化手段であって、
換気トンネル内に浄化設備を設け、換気トンネル内を通
過する汚染ガスを浄化設備内に通過させ、該浄化設備内
にあるアルカリ性物質よりなるガス汚染物質吸収剤で汚
染物質を吸収除去することができる構成をとったことに
より、および本発明請求項2により、換気トンネル内に
設置され、トンネル内の汚染ガスを浄化するのに使用さ
れる換気ガス浄化設備であって、該換気ガス浄化設備は
アルカリ性物質からなるガス汚染物質吸収剤を含み、換
気トンネル内を通過する汚染ガスを該浄化設備内に通過
させることにより汚染物質を吸収除去させる構成を有す
ることにより、トンネル内における二酸化窒素を初めと
する二酸化炭素などの地球温暖化物質および酸性雨の発
生原因物質、並びに浮遊粒子状物質を除去することがで
き、トンネル内の排気ガスによる大気汚染を防止するこ
とができる。
ル内の汚染ガスを浄化する換気ガス浄化手段であって、
換気トンネル内に浄化設備を設け、換気トンネル内を通
過する汚染ガスを浄化設備内に通過させ、該浄化設備内
にあるアルカリ性物質よりなるガス汚染物質吸収剤で汚
染物質を吸収除去することができる構成をとったことに
より、および本発明請求項2により、換気トンネル内に
設置され、トンネル内の汚染ガスを浄化するのに使用さ
れる換気ガス浄化設備であって、該換気ガス浄化設備は
アルカリ性物質からなるガス汚染物質吸収剤を含み、換
気トンネル内を通過する汚染ガスを該浄化設備内に通過
させることにより汚染物質を吸収除去させる構成を有す
ることにより、トンネル内における二酸化窒素を初めと
する二酸化炭素などの地球温暖化物質および酸性雨の発
生原因物質、並びに浮遊粒子状物質を除去することがで
き、トンネル内の排気ガスによる大気汚染を防止するこ
とができる。
【0025】また、汚染物質の吸収剤としてアルカリ性
物質を用いることにより、吸収速度を増加させ、かつ吸
収容量をも増加させることができるため、従来から設け
られている換気用トンネルを利用して行うことができる
とともに、設備費用の低減をも図ることができるように
なる。
物質を用いることにより、吸収速度を増加させ、かつ吸
収容量をも増加させることができるため、従来から設け
られている換気用トンネルを利用して行うことができる
とともに、設備費用の低減をも図ることができるように
なる。
【0026】さらに、使用後の吸収液についても、塩を
生成させることにより無害化が図られ下水管に排水する
ことができ、下水管の劣化を防ぐことができ、二次公害
の発生を防ぐことができるものとなる。
生成させることにより無害化が図られ下水管に排水する
ことができ、下水管の劣化を防ぐことができ、二次公害
の発生を防ぐことができるものとなる。
【0027】さらに、本発明請求項3により、アルカリ
性物質は水酸化ナトリウムであるとの構成を取ることに
より、上記効果をさらに有効に発揮することができるの
である。
性物質は水酸化ナトリウムであるとの構成を取ることに
より、上記効果をさらに有効に発揮することができるの
である。
【図1】 本発明によるトンネルの換気ガスの吸収の単
位操作を模式的に図示したものである。
位操作を模式的に図示したものである。
【図2】 本発明品が設置される場所の実施例を表す断
面図である。
面図である。
10 換気トンネル 20 換気口 30 換気搭 100 浄化設備
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D002 AA08 AA09 AA12 AC10 BA03 CA07 DA02 DA12 GA01 GA02 GB01 HA10 4D020 AA03 AA05 AA07 BA01 BA08 BB01 CA05 CC08 CC20 DA02 DA03 DB01
Claims (3)
- 【請求項1】トンネル内の汚染ガスを浄化する換気ガス
浄化手段であって、 換気トンネル内に浄化設備を設け、換気トンネル内を通
過する汚染ガスを浄化設備内に通過させ、該浄化設備内
にあるアルカリ性物質よりなるガス汚染物質吸収剤で汚
染物質を吸収除去することを特徴とするトンネルの換気
ガス浄化手段。 - 【請求項2】換気トンネル内に設置され、トンネル内の
汚染ガスを浄化するのに使用される換気ガス浄化設備で
あって、 該換気ガス浄化設備はアルカリ性物質からなるガス汚染
物質吸収剤を含み、換気トンネル内を通過する汚染ガス
を該浄化設備内に通過させることにより汚染物質を吸収
除去させることを特徴とする換気ガス浄化設備。 - 【請求項3】前記アルカリ性物質は水酸化ナトリウムで
あることを特徴とする請求項1記載のトンネルの換気ガ
ス浄化手段。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251720A JP2000079321A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | トンネルの換気ガス浄化手段および設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251720A JP2000079321A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | トンネルの換気ガス浄化手段および設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000079321A true JP2000079321A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17226988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10251720A Pending JP2000079321A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | トンネルの換気ガス浄化手段および設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000079321A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1238856A2 (en) | 2001-03-09 | 2002-09-11 | Ichikoh Industries, Ltd. | Room lamp for vehicle |
| CN111992036A (zh) * | 2020-08-03 | 2020-11-27 | 隋国刚 | 一种基于汽车隧道污染防治技术的尾气捕捉器 |
-
1998
- 1998-09-07 JP JP10251720A patent/JP2000079321A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1238856A2 (en) | 2001-03-09 | 2002-09-11 | Ichikoh Industries, Ltd. | Room lamp for vehicle |
| CN111992036A (zh) * | 2020-08-03 | 2020-11-27 | 隋国刚 | 一种基于汽车隧道污染防治技术的尾气捕捉器 |
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