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JP2000078111A - Cdma同期検波用チャネル推定装置 - Google Patents

Cdma同期検波用チャネル推定装置

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Publication number
JP2000078111A
JP2000078111A JP24820498A JP24820498A JP2000078111A JP 2000078111 A JP2000078111 A JP 2000078111A JP 24820498 A JP24820498 A JP 24820498A JP 24820498 A JP24820498 A JP 24820498A JP 2000078111 A JP2000078111 A JP 2000078111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correlation
channel estimation
signal
channel
pilot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24820498A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Dateki
隆 伊達木
Masahiko Shimizu
昌彦 清水
Koji Matsuyama
幸二 松山
Masahiko Asano
賢彦 浅野
Hajime Hamada
一 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP24820498A priority Critical patent/JP2000078111A/ja
Publication of JP2000078111A publication Critical patent/JP2000078111A/ja
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  • Noise Elimination (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 求めるべきチャネル情報の推定値と各パイロ
ット信号との相関だけでなく、各パイロット信号間の相
関にも基づいてチャネル推定時の重み付け係数を制御す
ることにより、より高精度なチャネル推定を行なえるよ
うにする。 【解決手段】 複数のパイロット信号にそれぞれ所定の
重み付け係数 wj (j=0〜3)を乗算して各パイロッ
ト信号を加算することにより、チャネル情報についての
チャネル推定値を生成するチャネル推定値生成部11
と、上記の複数のパイロット信号間の相関と、上記の複
数のパイロット信号と求めるべきチャネル情報の推定値
との相関とに基づいて、チャネル推定値生成部11にお
ける上記の重み付け係数 wj を制御する重み付け係数制
御部10とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図13〜図16) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (A)第1実施形態の説明(図1〜図9) (B)第2実施形態の説明(図10,図11) (C)第3実施形態の説明(図12) (D)その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロット信号を
用いたCDMA(Code Division Multiple Access) 通信
用の受信信号の同期検波のためにチャネル推定を行なう
CDMA同期検波用チャネル推定装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、次世代の移動体通信システムにお
ける有力なアクセス方式として、CDMA〔特に、直接
拡散CDMA(DS−CDMA)〕方式の研究・開発が
盛んに行なわれている。ここで、DS−CDMA方式で
は、周知のように、同一周波数帯域で通信を行なう他ユ
ーザ干渉によって通信容量やユーザ収容数が制限される
ため、受信信号に対して高効率の同期検波〔チャネル推
定,レイク(RAKE)復調〕を行なえることが要求さ
れる。
【0004】図13はDS−CDMA用の移動局におけ
る受信系(同期検波部分)に着目した構成の一例を示す
ブロック図で、この図13に示す受信系100は、復調
部101と、逆拡散部102−1〜102−n(nは自
然数),チャネル推定部103−1〜103−n,複素
共役部104−1〜104−n及び乗算器105−1〜
105−nを有するフィンガ100−1〜100−n
と、RAKE合成部106と信号処理部107とをそな
えて構成されている。
【0005】ここで、復調部101は、受信信号をQP
SK等の所要の復調方式で復調するものであり、各フィ
ンガ100−i(ただし、i=1〜n)における逆拡散
部102−iは、それぞれ異なる伝搬環境(経路)(マ
ルチパス)の受信信号のそれぞれに対して個別に逆拡散
処理を施すことにより受信信号に含まれるマルチパスの
信号成分を分離するものである。
【0006】また、各フィンガ100−iのチャネル推
定部103−iは、それぞれ、上記の逆拡散部102−
iによる逆拡散後の信号(マルチパスの信号成分:以
下、逆拡散信号という)を基にマルチパス毎のチャネル
推定を行なうもので、このチャネル推定は、通常、例え
ば図15に示すように、受信信号(データ信号)に一定
周期(スロット単位)で挿入されているパイロット信号
(以下、単に「パイロット」ということがある)等の既
知のデータを複数分、重み付け平均化することによって
行なわれる。
【0007】このため、チャネル推定部(CDMA同期
検波用チャネル推定装置)103−iは、それぞれ、例
えば図14に示すように、スイッチ2,遅延素子
(Ts )3,加算器4,遅延素子(Tslot)5,乗算器
6及び加算部7をそなえて構成される。ここで、スイッ
チ2は、逆拡散信号がパイロットのときにだけ、パイロ
ットタイミングを知っているサーチャ等によってON制
御されるものであり、遅延素子3は、入力パイロットを
1シンボル分だけ遅延するものであり、加算器4は、入
力パイロットに1シンボル前のパイロットを順次加算す
ることで複数分のパイロットを平均化するものであり、
遅延素子5は、入力パイロットを1スロット分だけ遅延
するものである。
【0008】また、乗算器6は、上記の遅延素子5によ
って得られた複数のパイロットにそれぞれ所定の重み付
け係数 wj (この図14ではj=0〜3)を乗算するも
のであり、加算部7は、上記の乗算器6でそれぞれ重み
付け係数 wj を乗算された各パイロット信号を加算して
平均化することでチャネル推定値を生成するものであ
る。
【0009】つまり、上記の遅延素子5,乗算器6及び
加算部7から成る部分は、複数のパイロットにそれぞれ
所定の重み付け係数を乗算して各パイロットを加算する
ことにより、データ信号のチャネル情報についてのチャ
ネル推定値を生成するチャネル推定値生成部11として
の機能を果たすようになっている。このような構成によ
り、チャネル推定部103−iでは、逆拡散信号の各ス
ロットのパイロット(パイロットブロック)を遅延素子
112及び加算器113によってシンボル単位に平均化
したのち、チャネル推定値生成部11において、遅延素
子114によって1スロットずつ遅延し、得られた複数
のパイロットにそれぞれ所定の重み付け係数 wj を各乗
算器115にて乗算し、加算部116にて加算すること
により、チャネル推定値(複素振幅信号)を生成する。
【0010】次に、図13に示す各フィンガ100−i
において、複素共役部104−iは、それぞれ、上述の
ごとくチャネル推定部103−iで得られたチャネル推
定値の複素共役をとってチャネル推定値の複素共役信号
を生成するものであり、乗算器105−iは、それぞ
れ、複素共役部104−iで得られた複素共役信号と逆
拡散部102−iからの逆拡散信号(ただし、データ信
号)とを乗算することによりデータ信号を検波して、そ
のチャネル情報(位相回転量)をチャネル推定結果に応
じて補正するものである。
【0011】そして、RAKE合成部106は、上述の
ごとく検波されたデータ信号をRAKE合成して平均化
するものであり、信号処理部107は、このRAKE合
成部106で得られたデータ信号に対して、デインター
リーブ処理やビタビ復号処理等の所要の信号処理を施す
ことによって、信号の再生処理を行なうものである。な
お、再生した信号(データ)は移動局のスピーカやディ
スプレイ等に、適宜、出力される。
【0012】このような構成により、上記のDS−CD
MA用の受信系100では、各フィンガ100−iにお
いて、チャネル推定部103−iによって、受信信号の
マルチパス毎にチャネル推定を行ない、その推定結果に
基づいて、複素共役信号生成部104−i及び乗算器1
05−iによって、受信信号のチャネル情報の補正をマ
ルチパス毎に行なってから各フィンガ100−iからの
受信信号をRAKE合成部106にてRAKE合成して
平均化することによって、効率の良い同期検波を行なう
ことができる。
【0013】ところで、移動通信環境ではマルチパスフ
ェージングの影響を受けるので、携帯電話等の移動局が
高速移動するような状況においても安定した通信を行な
うためには、高速なフェージング変動に追従(適応)で
きるチャネル推定を行なうことが必要である。しかしな
がら、上述した受信系100(チャネル推定部103−
i)では、各フィンガ100−iでのチャネル推定に用
いる重み付け係数 wjやパイロット数がフェージングの
変動に関わらず一定(固定)であるため、最適なチャネ
ル推定が行なえていない。このため、移動通信環境で
は、信号品質が劣化してしまう可能性が非常に高い。
【0014】そこで、例えば「社団法人 電子情報通信
学会」発行の信学技法(TECHNICAL REPORT OF IEICE. SS
E98-20,RCS98-20(1998-04)) のp67-p74 (以下、公知文
献という)に記載されているような、フェージング変動
の速さに応じてチャネル推定時の重み係数を適応的に制
御する技術が提案されている。具体的に、この公知文献
の技術では、例えば図16に示すように、重み付け平均
化して求めたチャネル推定ベクトルξl (n) と各パイロ
ットのチャネル推定ベクトルξl ′(n+i) との内積を求
めることにより、重み付け平均化して求めたチャネル推
定値(求めるべきチャネル情報の推定値)と各パイロッ
トのチャネル推定値との相関値を求めて、その実数部を
各パイロットの重み付け係数としている(或るスロット
までに計算された相関値の実数部を次のスロットの重み
係数として用いる)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな公知文献による技術でも、重み付け平均化して求め
たチャネル推定値と各パイロットのチャネル推定値との
相関値にしか基づいて重み付け係数を制御していない
(各パイロット間の相関を考慮していない)ので、特
に、移動通信環境では、十分な精度のチャネル推定を行
なえているとは言い難い。
【0016】また、各フィンガでのチャネル推定時に用
いるパイロット数を積極的に制御することについては何
ら示唆するところが無いので、この点からも、十分な精
度のチャネル推定は行なえていないと考えられる。本発
明は、このような課題に鑑み創案されたもので、求める
べきチャネル情報の推定値と各パイロットとの相関だけ
でなく、各パイロット間の相関にも基づいてチャネル推
定時の重み付け係数を制御することにより、より高精度
なチャネル推定を行なえるようにした、CDMA同期検
波用チャネル推定装置を提供することを目的とする。
【0017】また、チャネル推定時に用いるパイロット
数を積極的に制御することにより、より高精度なチャネ
ル推定を行なえるようにしたり、或る瞬間のパイロット
の複素共役信号と他のパイロットとの積を重み付け係数
として用いることにより、高速なチャネル推定を行なえ
るようにした、CDMA同期検波用チャネル推定装置を
提供することも目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のCD
MA同期検波用チャネル推定装置(請求項1)は、パイ
ロット信号(以下、単に「パイロット」という)とデー
タ信号とを有するCDMA通信用の受信信号の同期検波
のために、レイク合成用の複数のフィンガにおいて、そ
れぞれ、複数のパイロットから上記データ信号のチャネ
ル情報についての推定値を求めるものであって、上記の
複数のパイロットにそれぞれ所定の重み付け係数を乗算
して各パイロットを加算することにより、上記チャネル
情報についてのチャネル推定値を生成するチャネル推定
値生成部と、上記複数のパイロット間の相関と、上記複
数のパイロットと求めるべきチャネル情報の推定値との
相関とに基づいて、上記のチャネル推定値生成部におけ
る重み付け係数を制御する重み付け係数制御部とをそな
えていることを特徴としている。
【0019】ここで、上記の重み付け係数制御部は、例
えば、各パイロット間の相関値から成る相関行列の逆行
列と、各パイロットと求めるべきチャネル情報の推定値
との相関値からなる相関ベクトルとの積を演算すること
により、上記の重み付け係数を決定するように構成する
のがよい(請求項2)。また、本CDMA同期検波用チ
ャネル推定装置(以下、単に「チャネル推定装置」とい
う)は、自己の移動速度を検出する移動速度検出部をそ
なえ、上記の重み付け係数制御部が、上記の各パイロッ
ト間の相関をこの移動速度検出部で検出された移動速度
から求めるように構成されていてもよい(請求項3)。
【0020】さらに、本チャネル推定装置は、上記のチ
ャネル推定値生成部で生成されたチャネル推定値に基づ
いて上記データ信号の仮判定を行なう仮判定部をそなえ
るとともに、上記の重み付け係数制御部が、この仮判定
部で仮判定を行なったデータ信号間の相関を考慮して上
記の相関を求めるように構成されていてもよい(請求項
4)。また、上記のチャネル推定値生成部は、上記の仮
判定部で仮判定を行なったデータ信号もチャネル推定値
の生成に使用するように構成されていてもよい(請求項
5)。
【0021】さらに、本チャネル推定装置は、上記の各
フィンガに共通で上記の相関を求めて平均化する共通相
関生成部が設けられるとともに、上記の重み付け係数制
御部が、この共通相関生成部で平均化された相関に基づ
いて上記のチャネル推定値生成部における重み付け係数
を制御するように構成されていてもよい(請求項6)。
【0022】また、本チャネル推定装置も、上記の受信
信号に基づいて信号対干渉・雑音電力比を推定して求め
る信号対干渉・雑音電力比推定部をそなえるとともに、
上記の重み付け係数制御部が、この信号対干渉・雑音電
力比推定部で求められた信号対干渉・雑音電力比に基づ
いてパイロット間の相関に含まれる干渉・雑音成分を除
去するように構成されていてもよい(請求項7)。
【0023】次に、本発明のチャネル推定装置(請求項
8)は、複数のパイロットにそれぞれ所定の重み付け係
数を乗算して各パイロットを加算することにより、チャ
ネル情報についてのチャネル推定値を生成するチャネル
推定値生成部と、複数のパイロットと求めるべきチャネ
ル情報の推定値との相関値に基づいて、上記のチャネル
推定値生成部でのチャネル推定値の生成に使用するパイ
ロット数を制御するパイロット数制御部とをそなえてい
ることを特徴としている。
【0024】ここで、上記のパイロット数制御部は、例
えば、上記の相関値が所定値以上となるパイロットのみ
をチャネル推定値生成部でのチャネル推定値の生成に使
用するように構成するのがよい(請求項9)。また、本
チャネル推定装置は、上記の受信信号に基づいて信号対
干渉・雑音電力比を推定して求める信号対干渉・雑音電
力比推定部をそなえ、上記のパイロット数制御部が、こ
の信号対干渉・雑音電力比推定部で求められた信号対干
渉・雑音電力比に基づいてパイロット間の相関に含まれ
る干渉・雑音成分を除去するように構成されていてもよ
い(請求項10)。
【0025】さらに、本発明のチャネル推定装置(請求
項11)は、複数のパイロットのうちの一部のパイロッ
トの或る瞬間の複素共役信号を生成する複素共役信号生
成部と、この複素共役信号と一部のパイロット以外の他
のパイロットとの積をとることにより複素共役信号と他
のパイロットとの相関値を演算する相関値演算部と、こ
の相関値演算部で得られた相関値を他のパイロットの重
み付け係数として乗算する重み付け乗算部と、上記の一
部のパイロットとこの重み付け乗算部により重み付け係
数を乗算された他のパイロットとを加算することによ
り、チャネル情報についてのチャネル推定値を生成する
加算部とをそなえていることを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態としてのCDMA同期検波
用チャネル推定装置の構成を示すブロック図で、この図
1に示すチャネル推定装置1も、図13により前述した
チャネル推定部103−iと同様に各フィンガ100−
iに適用されて、パイロット信号とデータ信号とを有す
るCDMA通信用の受信信号の同期検波のために、各フ
ィンガ100−iにおいて、それぞれ、複数のパイロッ
ト信号からデータ信号のチャネル情報についての推定値
を求めるものであるが、本実施形態では、図13に示す
ものに比して、相関推定部8,SIR推定部9及び重み
付け決定部10をそなえている点が異なる。なお、この
図1において、図13中に示す符号と同一符号を付した
ものはそれぞれ図13により前述したものと同様のもの
である。
【0027】ここで、相関推定部8は、遅延素子3及び
加算器4によってシンボル毎に平均化された後のパイロ
ット信号(以下、単に「パイロットという」)からパイ
ロット間もしくはパイロットブロック(複数のパイロッ
トから成るブロック:図15の斜線部参照)間の相関値
(以下、相関データということもある)を求めるもので
あり、SIR推定部9は、受信信号(逆拡散信号)から
信号対干渉・雑音電力比(SIR:Signal to Interfer
ence and noise power Ratio) を推定して求めるもので
ある。
【0028】そして、重み付け決定部(重み付け係数制
御部)10は、相関推定部8で得られたパイロット間の
相関とSIR推定部9で得られたSIRとに基づいて、
チャネル推定値生成部11の各乗算器6で各パイロット
に乗算する重み付け係数 wjの最適値を算出・決定し
て、各重み付け係数 wj を制御するものである。ここ
で、重み付け係数 wj の決定アルゴリズムについて説明
する。
【0029】まず、各パイロット(又はパイロットブロ
ック)のチャネル推定値を、 vm (k) =αm (k) +nm (k) ・・・(1) と表す。ただし、mはパイロット(又はパイロットブロ
ック)の番号、kはフィンガ(又はダイバーシチ)の番
号(=i)、αm (k) はチャネルの複素振幅、nm (k)
雑音・干渉成分を表す。
【0030】従って、複数のパイロット又はパイロット
ブロック(以下、単に「パイロット」という場合は「パ
イロットブロック」の場合も含むものとする)を用いた
チャネル推定値v(k) は、 v(k) =Σ wm (k) vm (k) ・・・(2) と表すことができる。ただし、Σはmについての総和を
表し、wm (k) は重み付け係数である。この式(2)で求
めたチャネル推定値v(k) と実際のチャネルの複素振幅
r (k) との差の自乗平均が最も小さくなるように重み
付け係数を決める。ここで、上記の自乗平均を、 2σ2 =<| v(k) − vr (k) 2 > ・・・(3) とすると、この式(3)は2次関数であるので、重み付
け係数 wm (k) についての微分値が0、即ち、 ∂σ2 /∂ wm0 (k) =Σ wm (k) Real[ < vm (k)* vm0 (k) >] −Real[ < vr (k)* vm0 (k)>] =0 ・・・(4) を満足すればよい。ただし、Real[ ] は実数部をとるこ
とを表し、<>は平均操作を表し、*は複素共役を表
す。従って、重み付け係数ベクトルw(k) は、 w(k) =R(k)-1 0 (k) ・・・(5) として求めることができる。ただし、この式(5)にお
いてR(k)-1 は相関行列R(k) の逆行列、r0 (k) は相
関ベクトルを表す。相関行列R(k) は、パイロット間の
相関から成り、例えば4行4列の場合(図1に示すよう
に4つのパイロット(ブロック)からチャネル推定値を
求める場合)、
【0031】
【数1】
【0032】となり、各要素は、雑音の平均電力σ(k)2
と、 rp (k) =<Real[ αm+p (k)*αm ( k) ] >(ただ
し、pは整数)とにより表すことができる。なお、雑音
の平均電力σ(k)2は、SIR推定部9により求められる
SIRを基に除去することができる。一方、相関ベクト
ルr0 (k) の要素は、上記の各パイロットのチャネル推定
値 v m (k) と実際のチャネルの複素振幅 vr (k) との相関
値である。ただし、このvr (k ) は既知のデータでないの
で各パイロットの相関値から推定することにより(もし
くは、後述するデータ信号についての仮判定結果を用い
る等して)求める。
【0033】例えば、同じパイロット同士の相関値をr
0 、そのパイロットと1スロット離れたパイロットとの
相関値をr1 とすると、これらの各パイロット間に挟ま
れたデータ信号の中心の実際のチャネル(検波データ)
の相関値r01は、r01=(r 0 +r1 )/2と推定する
ことができる。ただし、このとき、r0 ,r1 はSIR
推定部9により求められたSIRに基づいて雑音・干渉
成分の平均電力σ(k)2が除去された値を用いるものとす
る。
【0034】つまり、重み付け決定部10は、例えば図
2に示すように、相関推定部8で求められるパイロット
間の相関データを基に各パイロット間の相関値から成る
相関行列R(k) を生成し(ステップS1)、上記の各パ
イロット間の相関データ及びSIR推定部9で求められ
るSIRを基に各パイロットと求めるべきチャネルの推
定値との相関値から成る相関ベクトルr0 (k) を生成し
(ステップS2)、上記の式(5)に示すように相関行
列R(k) の逆行列R(k)-1 と相関ベクトルr0 (k)との積
を演算することにより、重み付け係数 wj (重み付け係
数ベクトルw(k))を求める(ステップS3)。
【0035】このように、本実施形態のチャネル推定装
置1によれば、各パイロット間の相関(相関行列
(k) )と、各パイロットと求めるべきチャネルの推定
値との相関(相関ベクトルr0 (k) )とに基づいて、上記
の式(5)に示す演算を行なうことにより、チャネル推
定値v(k) と実際のチャネルの複素振幅 vr (k) との差の
自乗平均が最も小さくなる重み付け係数 wj を決定して
制御するので、各フィンガ100−i毎に、常にフェー
ジング変動に適応した最適な重み付け係数 wj を与える
ことができ、通信品質の改善または伝送容量の増加が可
能となる。
【0036】特に、本実施形態では、重み付け決定部1
0が、SIR推定部9により求められたSIRを基に相
関行列R(k) の要素に含まれる雑音・干渉成分を除去し
た上で、相関ベクトルr0 (k) を推定して求めるようにな
っているので、より高精度な重み付け係数 wj の決定を
実現することができている。なお、上記の相関ベクトル
0 (k) は、前記の公知文献に記載の技術を用いて求め
ることも可能である。
【0037】(A1)第1実施形態の第1変形例の説明 図3は上述したチャネル推定装置1の第1変形例を示す
ブロック図であるが、この図3に示すチャネル推定装置
1は、図1に示すものに比して、自己(つまり、移動
局)の移動速度を検出する移動速度検出部12をそなえ
ている点が異なり、本実施形態では、相関推定部8が、
この移動速度検出部12で検出された移動速度vからレ
イリーフェージングの最大ドップラー周波数を求め、パ
イロット間の相関データr(tq,r )を、 r(tq,r )=J0 〔2πfc (v/c)tq,r 〕・・・(7) として求めるようになっている。ただし、この式(7)
において、tq,r はパイロット間の時間差、J0()は
0次のベッセル関数、fc はRFキャリア周波数、cは
光速を表す。
【0038】これにより、重み付け決定部10は、図1
により上述したチャネル推定装置1と同様に、相関推定
部8において移動速度vから求められた相関データr
(ti, j )を基に相関行列R(k) ,相関ベクトルr0 (k)
を求めることができる。つまり、本変形例の重み付け決
定部10は、図4に示すように、相関推定部8において
移動速度vから求められた相関データr(ti,j )とS
IR推定部9で求められたSIRとから相関行列
(k) ,相関ベクトルr0 (k) を求め(ステップS4)、
前記の式(5)を演算することで、重み付け係数 wj
決定する(ステップS5)。
【0039】ただし、この場合、CDMA用の移動局で
は、TPC(Transmitter Power Control) と呼ばれる受
信パワーに応じた送信パワーの制御が行なわれている
が、上述したように移動速度vから相関データr(t
i,j )を求めると、算出した重み付け係数 wj がこのT
PCを考慮していない値となるので、TPCに応じた重
み付け係数 wj の補正を行なう必要がある(ステップS
6)。
【0040】このように、本変形例のチャネル推定装置
1(重み付け決定部10)によれば、各パイロット間の
相関を移動速度検出部12で検出された移動速度vから
求めるので、実際の移動局の移動速度vによるフェージ
ング変動に応じた重み付け係数 wj の決定・制御を行な
って、より精度の高いチャネル推定を行なうことができ
る。
【0041】(A2)第1実施形態の第2変形例の説明 図5は図1により上述したチャネル推定装置1の第2変
形例を示すブロック図であるが、この図5に示すチャネ
ル推定装置1は、図1に示すものに比して、スイッチ2
に代えてスイッチ2′が設けられるとともに、仮判定部
13が設けられている点が異なる。
【0042】ここで、スイッチ2′は、逆拡散信号がパ
イロットのときはそのパイロットを加算器4側へ出力す
る一方、逆拡散信号がデータ信号のときはそのデータ信
号を仮判定部13側へ出力するよう切り替えるものであ
り、仮判定部13は、チャネル推定値生成部11(加算
部7)で生成されたチャネル推定値に基づいてデータ信
号の仮判定を行なうもので、その仮判定結果は相関推定
部8での各パイロット間の相関データの生成に利用され
るようになっている。
【0043】つまり、本第2変形例では、或るフェージ
ング環境で、信号間の相関値は信号間の間隔で決まるこ
とから、各パイロット間の相関データを求めるのに、パ
イロットに加えてデータ信号も利用するようになってい
るのである。これにより、重み付け決定部10は、仮判
定部13で仮判定を行なったデータ信号間の相関も考慮
して相関行列R(k) ,相関ベクトルr0 (k) を求めるこ
とができる。
【0044】即ち、重み付け決定部10は、例えば図6
に示すように、パイロット間及び仮判定部13で仮判定
されたデータ信号(以下、仮判定信号という)間の相関
データから相関行列R(k) を生成する。ただし、このと
き、雑音・干渉分の相関が現れてくる成分は、雑音・干
渉分の平均電力をそろえるため、パイロットブロック内
で最初に平均化したシンボル数と同数のシンボル数だ
け、仮判定信号についても最初に平均化する(ステップ
S7)。
【0045】以降は、図2により前述したアルゴリズム
と同様にして、SIR推定部9で求められたSIRを基
に相関行列R(k) の要素の含まれる雑音・干渉成分を除
去した上で、相関ベクトルr0 (k) を求め(ステップS
8)、これらの相関行列R(k) 及び相関ベクトルr0 (k)
を用いて、式(5)による演算を実施して重み付け係数
wj を求める(ステップS9)。
【0046】このように、本第2変形例のチャネル推定
装置1(重み付け決定部10)によれば、パイロットだ
けでなくデータ信号部分も重み付け係数 wj の決定時の
材料とするので、より精度の良いチャネル推定値を生成
することができる。 (A3)第1実施形態の第3変形例の説明 図7は図1により前述したチャネル推定装置1の第3変
形例を示すブロック図であるが、この図7に示すチャネ
ル推定装置1は、図1に示すものに比して、第2変形例
にて上述したものと同様のスイッチ2′及び仮判定部1
3が設けられるとともに、遅延素子5及び乗算器6に代
えて遅延素子5′及び乗算器6′が設けられ、且つ、仮
判定部13の出力が遅延素子5′への信号線14に接続
されている点が異なる。
【0047】ここで、各遅延素子5′は、それぞれ、入
力パイロット又は仮判定部13で求めたいチャネル情報
より前のデータ部分を仮判定した仮判定信号を1シンボ
ル分だけ遅延するものであり、乗算器6′は、それぞ
れ、これらの各遅延素子5′により1シンボル分ずつ遅
延されることにより得られる複数のパイロット又は仮判
定信号に所定の重み付け係数 wj (図7ではj=0〜k
−1:kは2以上の自然数)を乗算するものである。な
お、他の構成要素は、それぞれ、図1により前述したも
のと同様のものである。
【0048】つまり、本変形例のチャネル推定装置1
は、図5に示す構成において、チャネル推定値生成部1
1が、仮判定を行なったデータ信号もチャネル推定値の
生成に使用するようになっているのである。ただし、こ
の場合、仮判定信号には誤りが生じている可能性がある
ので、重み付け決定部10は、仮判定信号に乗算する重
み付け係数 wj については例えばパイロットの重み付け
係数 wj よりも小さな値に補正する。
【0049】即ち、重み付け決定部10は、例えば図8
に示すように、図6により前述したステップS7〜S9
と同様にして、パイロット間及び仮判定部13で仮判定
されたデータ信号(以下、仮判定信号という)間の相関
データを基に式(5)による演算を実施して重み付け係
数 wj を求めたのち(ステップS10〜S12)、パイ
ロットに対する重み付け係数 wj をa%(ただし、0≦
a≦100)した値を仮判定信号の重み付け係数 wj
する(ステップS13)。
【0050】このように、本第3変形例のチャネル推定
装置1によれば、チャネル推定値生成部11でのチャネ
ル推定に、パイロットだけでなくデータ信号部分をも用
いるので、さらに精度の良いチャネル推定値を得ること
ができる。 (A4)第1実施形態の第4変形例の説明 図9は図1により前述したチャネル推定装置1の第4変
形例を示すブロック図であるが、この図9に示すチャネ
ル推定装置1は、図1に示すものに比して、主として、
相関推定部8が、各フィンガ100−iに共通で上記の
相関データを求める相関推定部(共通相関生成部)8′
として構成され、各フィンガ100−iのパイロットか
ら相関データを求めて平均化するようになっている点が
異なる。
【0051】なお、RAKE合成部106,各フィンガ
100−iにおける逆拡散部102−i,乗算器105
−iはそれぞれ図13により前述したものと同様のもの
であり、遅延調整部15は、チャネル推定装置1で得ら
れたチャネル推定値と逆拡散部102−iからの逆拡散
信号との遅延時間差を調整して一致させるものである。
【0052】つまり、本変形例のチャネル推定装置1
は、レイリーフェージング環境下で、相関データは、フ
ェージングの速度と時間間隔で決まるはずであり、RA
KE合成を行なうフィンガ100−i(又はダイバーシ
チ)で等しくなるはずであることから、相関推定部8′
において各フィンガ100−iにおけるパイロットから
相関データ(ただし、SIRは各フィンガ毎)を求めて
平均化するようになっているのである。なお、SIRは
各フィンガ100−iで異なるので各フィンガ100−
iのSIR推定部9によって各フィンガ100−i毎に
求める。
【0053】これにより、重み付け決定部10では、相
関推定部8′での平均化により精度の向上した相関デー
タに基づいてチャネル推定値生成部11における重み付
け係数 wj を決定(制御)するので、高精度なチャネル
推定を行なうことができる。なお、この際の、重み付け
係数 wj の決定アルゴリズムは、図2により前述したも
のと同様である。
【0054】(B)第2実施形態の説明 図10は本発明の第2実施形態としてのCDMA同期検
波用チャネル推定装置の構成を示すブロック図である
が、この図10に示すチャネル推定装置1Aは、第1実
施形態の図1に示すものに比して、重み付け決定部10
に代えて重み付け決定部10Aが設けられている点が異
なる。なお、他の構成要素(図1に示す符号と同一符号
を付したもの)はそれぞれ図1により前述したものと同
様のものである。
【0055】ここで、本第2実施形態の重み付け決定部
(パイロット信号数制御部)10Aは、複数のパイロッ
トと求めるべきチャネル情報の推定値との相関値(つま
り、前記の相関ベクトルr0 (k) )に基づいて、チャネ
ル推定値生成部11でのチャネル推定値の生成に使用す
るパイロット数を制御するもので、ここでは、上記の相
関値が所定値(基準値)以上となるパイロットのみをチ
ャネル推定値生成部11でのチャネル推定値の生成に使
用するようになっている。
【0056】これにより、重み付け決定部10Aでは、
例えば図11に示すように、まず相関推定部8で求めら
れるパイロット間の相関データとSIR推定部9で求め
られるSIRとに基づいて相関ベクトルr0 (k) を求め
る(ステップS14)。ただし、この場合も、例えば、
同じパイロット(又はパイロットブロック)同士の相関
値をr0 、そのパイロットと1スロット離れたパイロッ
ト(又はパイロットブロック)との相関値をr1 とした
ときに、これらの各パイロット(又はパイロットブロッ
ク)間に挟まれたデータ信号の中心の実際のチャネル
(検波データ)の相関値r01を、r01=(r0 +r1
/2と推定する。また、このとき、r0 ,r1 はSIR
推定部9により求められたSIRに基づいて雑音・干渉
成分の平均電力σ(k)2が除去された値を用いる。
【0057】そして、重み付け決定部10Aは、得られ
た相関ベクトルr0 (k) の要素のうち基準値よりも大き
い要素のみ、つまり、相関の高いパイロットのみをチャ
ネル推定に用いる(ステップS15)。例えば、基準値
を「0.5」とした場合、「0.5」未満のパイロット
についてはその重み付け係数 wj を「0」とし、「0.
5」以上のパイロットについてはその重み付け係数 wj
「1.0」にすることが考えられる。
【0058】このように、本第2実施形態のチャネル推
定装置1Aによれば、複数のパイロットと求めるべきチ
ャネル情報の推定値との相関値に応じてチャネル推定に
用いるパイロット数を積極的に制御することにより、相
関の高いパイロットのみをチャネル推定に用いることが
できるので、精度の高いチャネル推定を行なうことがで
きる。特に、ここでは、第1実施形態にて前述した式
(5)の演算が必要ないので、高速なチャネル推定を実
現できる。
【0059】また、本実施形態でも、SIR推定部9に
より求められたSIRを基に相関行列R(k) の要素に含
まれる雑音・干渉成分を除去した上で、相関ベクトルr0
(k)を推定して求めるので、より高精度な重み付け係数
wj の決定を実現することができている。なお、上述し
たようなパイロット数制御は、前述の第1実施形態及び
第1実施形態の第1〜第4変形例に適用することも可能
である。
【0060】(C)第3実施形態の説明 図12は本発明の第3実施形態としてのCDMA同期検
波用チャネル推定装置の構成を示すブロック図である
が、この図12に示すチャネル推定装置1Bは、第1実
施形態の図1により前述したものとそれぞれ同様のスイ
ッチ2,シンボル毎の遅延素子(Ts) 3,加算器4及び
スロット毎の遅延素子(Tslot)5をそなえるほか、乗
算器6A,6B,19A,19B,加算器16,平均部
17及び複素共役部18などをそなえて構成されてい
る。
【0061】ここで、上記の加算器16は、遅延素子
(Tslot)5により得られた或る瞬間の複数のパイロッ
トのうちの一部のパイロット同士を加算するものであ
り、平均部17はこの加算器16で得られたパイロット
を平均化するものであり、複素共役部18は、この平均
部17で平均化されたパイロットの複素共役をとって複
素共役信号を生成するものである。
【0062】つまり、これらの加算器16,平均部17
及び複素共役部18から成る部分は、複数のパイロット
のうちの一部のパイロットの或る瞬間の複素共役信号を
生成する複素共役信号生成部20として機能するように
なっている。また、乗算器(相関値演算部)19A,1
9Bは、それぞれ、複素共役部18で得られた複素共役
信号と上記の一部のパイロット以外の他のパイロットと
の積をとることにより上記の複素共役信号と他のパイロ
ットとの相関値を演算するものであり、乗算器(重み付
け乗算部)6A,6Bは、これらの乗算器19A,19
Bで得られた相関値を上記の他のパイロット信号の重み
付け係数として乗算するものである。
【0063】なお、加算部7は、上記の一部のパイロッ
トと乗算器6A,6Bにより重み付け係数を乗算された
他のパイロットとを加算することにより、チャネル推定
値を生成するものである。このような構成により、本第
3実施形態のチャネル推定装置1Bでは、第1及び第2
実施形態のように長時間観測した相関値の代わりに、或
る瞬間のパイロット間の一方を平均化して複素共役する
ことにより得られる値(相関値)を他方のパイロットの
重み付けとして用いることができる。このように相関値
として瞬時値を用いることにより、フェージング変動に
高速に適応したチャネル推定を行なうことができる。
【0064】(D)その他 なお、上述した第1及び第2実施形態では、いずれも、
SIRを用いるようになっているが、SIRを用いなく
ても、上述したような重み付け決定制御(パイロット数
制御)は実現可能である。また、SIRのみに基づいて
チャネル推定に用いるパイロット数を制御するようにし
てもよい。例えば、雑音・干渉成分が大きい場合、チャ
ネル推定値は不正確な値となるが、雑音・干渉成分が小
さい場合、少数シンボル(スロット)分のパイロットか
ら求めた推定値でも正確な値となるので、雑音・干渉成
分の量に応じてチャネル推定に用いるパイロットのシン
ボル数(スロット数)を制御することも可能である。
【0065】さらに、このような制御を上記の各実施形
態に組み合わせて適用することも可能である。そして、
本発明は上述した実施形態及び各変形例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のCDMA
同期検波用チャネル推定装置によれば、各パイロット信
号間の相関と、各パイロット信号と求めるべきチャネル
の推定値との相関とに基づいて、チャネル推定値と実際
のチャネルの複素振幅との差の自乗平均が最も小さくな
る重み付け係数を決定して制御するので、各フィンガ毎
に、常にフェージング変動に適応した最適な重み付け係
数を与えることができ、通信品質の改善または伝送容量
の増加が可能となる(請求項1〜7)。
【0067】また、本発明のCDMA同期検波用チャネ
ル推定装置によれば、複数のパイロット信号と求めるべ
きチャネル情報の推定値との相関値に応じてチャネル推
定に用いるパイロット数を積極的に制御することによ
り、相関の高いパイロットのみをチャネル推定に用いる
ことができるので、精度の高いチャネル推定を高速に行
なうことができる(請求項8〜10)。
【0068】さらに、本発明のCDMA同期検波用チャ
ネル推定装置によれば、或る瞬間のパイロット間の一方
を平均化して複素共役することにより得られる値(相関
値)を他方のパイロットの重み付けとして用いるので、
フェージング変動に高速に適応したチャネル推定を行な
うことができる(請求項11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのCDMA同期検
波用チャネル推定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態のチャネル推定装置の動作(重み
付け決定アルゴリズム)を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】第1実施形態のチャネル推定装置の第1変形例
を示すブロック図である。
【図4】第1変形例のチャネル推定装置の動作(重み付
け決定アルゴリズム)を説明するためのフローチャート
である。
【図5】第1実施形態のチャネル推定装置の第2変形例
を示すブロック図である。
【図6】第2変形例のチャネル推定装置の動作(重み付
け決定アルゴリズム)を説明するためのフローチャート
である。
【図7】第1実施形態のチャネル推定装置の第3変形例
を示すブロック図である。
【図8】第3変形例のチャネル推定装置の動作(重み付
け決定アルゴリズム)を説明するためのフローチャート
である。
【図9】第1実施形態のチャネル推定装置の第4変形例
を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2実施形態としてのCDMA同期
検波用チャネル推定装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】第2実施形態のチャネル推定装置の動作(パ
イロット数制御)を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第3実施形態としてのCDMA同期
検波用チャネル推定装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】DS−CDMA用の移動局における受信系
(同期検波部分)に着目した構成の一例を示すブロック
図である。
【図14】受信系におけるチャネル推定部の構成を示す
ブロック図である。
【図15】パイロット信号を用いた無線信号のデータ構
成例を示す図である。
【図16】従来の重み付け制御を説明するための位相ベ
クトル図である。
【符号の説明】
1,1A,1B CDMA同期検波用チャネル推定装置 2,2′ スイッチ 3 遅延素子(Ts) 4,16 加算器 5,5′ 遅延素子(Tslot) 6,6′,105−1〜105−n 乗算器 6A,6B 乗算器(重み付け乗算部) 7 加算部 8 相関推定部 8′ 相関推定部(共通相関生成部) 9 SIR推定部 10 重み付け決定部(重み付け係数制御部) 10A 重み付け決定部(パイロット信号数制御部) 11 チャネル推定値生成部 12 移動速度検出部 13 仮判定部 14 信号線 15 遅延調整部 17 平均部 18 複素共役部 19A,19B 乗算器(相関値演算部) 20 複素共役信号生成部 100−1〜100−n フィンガ 102−1〜102−n 逆拡散部 106 RAKE合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 幸二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 浅野 賢彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 浜田 一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA05 FA05 FB00 FD06 FF00 5K022 EE02 EE13 EE35 EE36 5K052 AA02 BB08 CC06 DD03 EE38 FF29 GG03 GG19 GG20 GG42 5K059 AA08 BB08 CC03 DD33

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット信号とデータ信号とを有する
    CDMA通信用の受信信号の同期検波のために、レイク
    合成用の複数のフィンガにおいて、それぞれ、複数のパ
    イロット信号から該データ信号のチャネル情報について
    の推定値を求めるチャネル推定装置であって、 該複数のパイロット信号にそれぞれ所定の重み付け係数
    を乗算して各パイロット信号を加算することにより、該
    チャネル情報についてのチャネル推定値を生成するチャ
    ネル推定値生成部と、 該複数のパイロット信号間の相関と、該複数のパイロッ
    ト信号と求めるべきチャネル情報の推定値との相関とに
    基づいて、該チャネル推定値生成部における該重み付け
    係数を制御する重み付け係数制御部とをそなえているこ
    とを特徴とする、CDMA同期検波用チャネル推定装
    置。
  2. 【請求項2】 該重み付け係数制御部が、 該パイロット信号間の相関値から成る相関行列の逆行列
    と、該パイロット信号と求めるべきチャネル情報の推定
    値との相関値からなる相関ベクトルとの積を演算するこ
    とにより、該重み付け係数を決定するように構成されて
    いることを特徴とする、請求項1記載のCDMA同期検
    波用チャネル推定装置。
  3. 【請求項3】 自己の移動速度を検出する移動速度検出
    部をそなえるとともに、 該重み付け係数制御部が、 該パイロット信号間の相関を該移動速度検出部で検出さ
    れた該移動速度から求めるように構成されていることを
    特徴とする、請求項1記載のCDMA同期検波用チャネ
    ル推定装置。
  4. 【請求項4】 該チャネル推定値生成部で生成された該
    チャネル推定値に基づいて該データ信号の仮判定を行な
    う仮判定部をそなえるとともに、 該重み付け係数制御部が、 該仮判定部で仮判定を行なったデータ信号間の相関を考
    慮して該相関を求めるように構成されていることを特徴
    とする、請求項1記載のCDMA同期検波用チャネル推
    定装置。
  5. 【請求項5】 該チャネル推定値生成部が、 該仮判定部で仮判定を行なったデータ信号も該チャネル
    推定値の生成に使用するように構成されていることを特
    徴とする、請求項4記載のCDMA同期検波用チャネル
    推定装置。
  6. 【請求項6】 上記の各フィンガに共通で該相関を求め
    て平均化する共通相関生成部が設けられるとともに、 該重み付け係数制御部が、 該共通相関生成部で平均化された該相関に基づいて該チ
    ャネル推定値生成部における該重み付け係数を制御する
    ように構成されていることを特徴とする、請求項1記載
    のCDMA同期検波用チャネル推定装置。
  7. 【請求項7】 該受信信号に基づいて信号対干渉・雑音
    電力比を推定して求める信号対干渉・雑音電力比推定部
    をそなえるとともに、 該重み付け係数制御部が、 該信号対干渉・雑音電力比推定部で求められた該信号対
    干渉・雑音電力比に基づいて該パイロット信号間の相関
    に含まれる干渉・雑音成分を除去するように構成されて
    いることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に
    記載のCDMA同期検波用チャネル推定装置。
  8. 【請求項8】 パイロット信号とデータ信号とを有する
    CDMA通信用の受信信号の同期検波のために、レイク
    合成用の複数のフィンガにおいて、それぞれ、複数のパ
    イロット信号から該データ信号のチャネル情報について
    の推定値を求めるチャネル推定装置であって、 該複数のパイロット信号にそれぞれ所定の重み付け係数
    を乗算して各パイロット信号を加算することにより、該
    チャネル情報についてのチャネル推定値を生成するチャ
    ネル推定値生成部と、 該複数のパイロット信号と求めるべきチャネル情報の推
    定値との相関値に基づいて、該チャネル推定値生成部で
    のチャネル推定値の生成に使用するパイロット信号数を
    制御するパイロット信号数制御部とをそなえていること
    を特徴とする、CDMA同期検波用チャネル推定装置。
  9. 【請求項9】 該パイロット信号数制御部が、 該相関値が所定値以上となるパイロット信号のみを該チ
    ャネル推定値生成部でのチャネル推定値の生成に使用す
    るように構成されていることを特徴とする、請求項8記
    載のCDMA同期検波用チャネル推定装置。
  10. 【請求項10】 該受信信号に基づいて信号対干渉・雑
    音電力比を推定して求める信号対干渉・雑音電力比推定
    部をそなえるとともに、 該パイロット信号数制御部が、 該信号対干渉・雑音電力比推定部で求められた該信号対
    干渉・雑音電力比に基づいて該パイロット信号間の相関
    に含まれる干渉・雑音成分を除去するように構成されて
    いることを特徴とする、請求項8又は請求項9に記載の
    CDMA同期検波用チャネル推定装置。
  11. 【請求項11】 パイロット信号とデータ信号とを有す
    るCDMA通信用の受信信号の同期検波のために、レイ
    ク合成用の複数のフィンガにおいて、それぞれ、複数の
    パイロット信号から該データ信号のチャネル情報につい
    ての推定値を求めるチャネル推定装置であって、 該複数のパイロット信号のうちの一部のパイロット信号
    の或る瞬間の複素共役信号を生成する複素共役信号生成
    部と、 該複素共役信号と該一部のパイロット信号以外の他のパ
    イロット信号との積をとることにより該複素共役信号と
    該他のパイロット信号との相関値を演算する相関値演算
    部と、 該相関値演算部で得られた該相関値を該他のパイロット
    信号の重み付け係数として乗算する重み付け乗算部と、 該一部のパイロット信号と該重み付け乗算部により該重
    み付け係数を乗算された該他のパイロット信号とを加算
    することにより、該チャネル情報についてのチャネル推
    定値を生成する加算部とをそなえていることを特徴とす
    る、CDMA同期検波用チャネル推定装置。
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