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JP2000058788A - 強誘電体薄膜およびその製造方法 - Google Patents

強誘電体薄膜およびその製造方法

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Publication number
JP2000058788A
JP2000058788A JP10228895A JP22889598A JP2000058788A JP 2000058788 A JP2000058788 A JP 2000058788A JP 10228895 A JP10228895 A JP 10228895A JP 22889598 A JP22889598 A JP 22889598A JP 2000058788 A JP2000058788 A JP 2000058788A
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JP
Japan
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thin film
ferroelectric thin
ferroelectric
fluorite
producing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10228895A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Koiwa
一郎 小岩
Takao Kanehara
隆雄 金原
Hiroyo Kato
博代 加藤
Haruoki Yamane
治起 山根
Tetsuya Aisaka
哲彌 逢坂
Atsushi Kawakami
敦 川上
Yoshihiro Sawada
佳宏 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority to JP10228895A priority Critical patent/JP2000058788A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結晶化のための熱処理時の温度を低減する。 【解決手段】 下地10の上に強誘電体材料を堆積して
予備強誘電体薄膜12aを形成する。強誘電体材料に
は、Zrを添加しておく。結晶化アニール処理を行って
予備強誘電体薄膜を結晶化させて強誘電体薄膜12bを
得る。4価の金属であるZrを加えたので、フルオライ
ト構造の形成およびBi層状構造の形成が通常より低温
で行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体メモリ
に用いられる強誘電体薄膜およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリの高密度化が進めら
れており、最近では文献1「セラミックス,Vol.3
0(1995),No.6,pp499−507」に示
されているように、強誘電体薄膜を用いるものが注目を
集めている。強誘電体薄膜を用いる際の技術課題として
は、強誘電体薄膜への電圧印加の繰返しに伴う分極履歴
特性の劣化、いわゆる膜疲労(fatigue )の問題があ
る。この疲労特性改善のために、薄膜作製法の改良、材
料の選択、電極材料の改善などが提案されている。
【0003】また、新たな耐疲労性を有する薄膜の材料
としてBi層状化合物が注目され、特にSrBi2 Ta
29 系の物質群については活発な研究が行われてい
る。このSrBi2 Ta29 (SBT)薄膜の製造方
法としては、例えば、文献2「Jpn.J.Appl.Phys.vol.3
4,No.9B,(1995)pp.5096-5099 」にスピンコート法を用
いて形成する方法が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SBT
薄膜には、その結晶化温度(800℃)が高いという問
題があった。
【0005】通常、SBT薄膜は、溶液を塗布した段階
では非晶質であり、結晶化の熱処理によりフルオライト
構造を経て、最終的なBi層状構造に結晶化することが
知られている。このような2段階の結晶化過程を経るた
めに、高温が必要になる。従って、結晶化温度を下げる
には、非晶質からフルオライトへ変化する過程の温度
と、フルオライトからBi層状構造へ変化する過程の温
度との両方を下げることが必要である。通常は、高温側
の反応である、フルオライトからBi層状化合物へ変化
する過程の低温化が検討されているが、大きな進展は得
られていない。このことは、文献3「Jpn.J.Appl.Phys.
vol.37,No.2,(1998)pp.597-601」に報告されているよう
に、高温での熱処理によりフルオライト中のBiが拡散
してしまい、フルオライトが変質してBi層状化合物へ
の変化が困難になるためと考えられる。一般的には、拡
散は温度が高いほど早く進むと考えられるので、フルオ
ライトを低温で形成して、その中のBiが拡散して変質
しないうちに、Bi層状化合物を形成すれば、低温で結
晶化することができる。
【0006】従って、従来より、結晶化温度が低減され
た強誘電体薄膜およびその製造方法の出現が望まれてい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の強誘
電体薄膜によれば、強誘電体材料に熱処理が施され、フ
ルオライト構造を経て結晶化した強誘電体薄膜であっ
て、強誘電体材料に4価の金属が添加されていることを
特徴とする。
【0008】フルオライト構造を形成するためには、4
価の金属が存在することが望ましい。例えば、SBT薄
膜中に含まれているSrは2価、Biは3価、Taは5
価であり、4価の金属が含まれていない。この中のTa
は4価も取り得るので、SBT薄膜の場合には、この4
価のTaによりフルオライト構造が形成されていると考
えられる。安定な4価のTaを作製するためには、4価
の金属が存在することが望ましい。従って、安定な4価
を取る金属を添加することにより、フルオライト構造が
形成されやすくなり、結晶化温度が低減される。
【0009】このように、安定な4価を取り得る金属を
加えることにより、フルオライト構造が容易に形成され
る。すなわち、非晶質からフルオライト構造への変化
が、短時間で連鎖反応的に生じる。従って、安定な4価
を取る金属が存在することにより、フルオライトの結晶
核が低温で形成される。低温で形成されるために、フル
オライトの変質も起きず、Bi層状化合物の単層を低温
で形成することが可能になる。
【0010】この発明の強誘電体薄膜において、好まし
くは、金属が、Zr、Ti、Pb、Ge、Hf、Snお
よびSiからなる元素群より選ばれる1つの元素とする
と良い。
【0011】これらZr、Ti、Pb、Ge、Hf、S
nおよびSiは、安定な4価を取る金属である。この中
で、特に、Zrは、SBT薄膜に含まれるTaと原子半
径が近いので、フルオライト構造が形成されやすい。ま
た、Pbは、文献4「ウエスト固体化学入門,講談社サ
イエンティフィク,pp22−31」に記載されている
ように、単独でフルオライト(ホタル石)構造を形成す
ることができる。
【0012】また、この発明の強誘電体薄膜において、
好ましくは、強誘電体材料が、下記の化学式 (Bi222+(Am-1m3m+12- ただし、mは1、2、3、4および5から選ばれた1つ
の整数とし、AはBi、Pb、Ba、Sr、Ca、N
a、Kおよび希土類からなる元素群より選ばれる元素と
し、および、BはTi、Nb、Ta、W、Mo、Fe、
CoおよびCrからなる元素群より選ばれる元素とす
る、で表される物質とすると良い。
【0013】このようなBi含有強誘電体は、Bi層状
化合物と称される。強誘電体薄膜を構成する物質として
Bi層状化合物が含まれていると、膜の耐疲労性が向上
する。
【0014】また、好ましくは、強誘電体材料が、Sr
Bi2 Ta29 であると良い。
【0015】SrBi2 Ta29 は、上述した(Bi
222+(Am-1m3m+12-という式で表される
Bi含有強誘電体のうち、mを2とし、AがSrであ
り、かつBがTaであるBi層状化合物である。このS
BTで構成される膜は、特に耐疲労性に優れている。
【0016】また、好ましくは、強誘電体材料が、Sr
1-x Bi2+y Ta29+α(0.7≦x<1、かつ0≦
y≦0.4とし、αは製造条件に依存する変数とする)
という組成を有していると良い。
【0017】通常、Biを含む化合物を溶液から形成す
る場合、強誘電体薄膜の特性を向上させるために、製造
出発材料中におけるBi含有量を過剰にすることが多
い。特に、SrBi2 Ta29 薄膜を形成する場合
は、文献2に記載されるように、Srの含有量を減らし
てBiを過剰にした状態で形成が行われる。Biを過剰
にすると、結晶性が良く電気的特性に優れた膜を形成す
ることができる。よって、SBT膜の分極等の特性を向
上させるために、Biを過剰にしてSBT膜を形成して
いるため、化学量論的にSrBi2 Ta29 で示され
るSBT膜は、実際には、Sr1-x Bi2+y Ta2
9+αという組成を有していると考えられる。
【0018】また、この発明の強誘電体薄膜の製造方法
によれば、強誘電体材料に熱処理を施してフルオライト
構造を形成し、さらに熱処理を施し結晶化させて強誘電
体薄膜を形成するに当たり、熱処理を行う前に、強誘電
体材料に4価の金属を添加することを特徴とする。
【0019】また、この発明の強誘電体薄膜の製造方法
において、好ましくは、金属が、Zr、Ti、Pb、G
e、Hf、SnおよびSiからなる元素群より選ばれる
1つの元素とすると良い。
【0020】また、この発明の強誘電体薄膜の製造方法
において、好ましくは、強誘電体材料が、下記の化学式 (Bi222+(Am-1m3m+12- ただし、mは1、2、3、4および5から選ばれた1つ
の整数とし、AはBi、Pb、Ba、Sr、Ca、N
a、Kおよび希土類からなる元素群より選ばれる元素と
し、および、BはTi、Nb、Ta、W、Mo、Fe、
CoおよびCrからなる元素群より選ばれる元素とす
る、で表される物質とすると良い。
【0021】また、この発明の強誘電体薄膜の製造方法
において、好ましくは、強誘電体材料が、SrBi2
29 であると良い。
【0022】また、この発明の強誘電体薄膜の製造方法
において、好ましくは、強誘電体材料が、Sr1-x Bi
2+y Ta29+α(0.7≦x<1、かつ0≦y≦0.
4とし、αは製造条件に依存する変数とする)という組
成を有していると良い。
【0023】また、この発明の強誘電体薄膜の製造方法
において、好ましくは、熱処理時における雰囲気中の酸
素分圧を比較的低くすると良い。
【0024】このように、低濃度酸素中で焼成を行う
と、SBT薄膜中のTaが5価にならずに4価の状態で
存在するようになる。従って、4価の金属が増加するこ
とになるので、フルオライトの結晶化をより低温で行う
ことができる。文献5「1996年秋季第57回応用物
理学会学術講演会 講演予稿集,9a−F−9」に記載
されているように、容量比が0.7%となるように酸素
分圧を設定するのが好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。尚、図は、この発明が理解
できる程度に構成、配置関係及び大きさが概略的に示し
てあるに過ぎない。また、以下に記載する数値や材料な
どは、この発明の範囲内の単なる一例に過ぎない。従っ
て、この発明は、この実施の形態に何ら限定されること
がない。
【0026】[第1の実施の形態]以下の実施の形態で
は、半導体基板上に設けられた下部電極上に、強誘電体
薄膜および上部電極が順次設けられている強誘電体メモ
リ構造を例にして説明する。先ず、第1の実施の形態で
は、強誘電体薄膜としてのSrBi2 Ta29 薄膜を
形成する方法につき、図1および図2を参照して説明す
る。図1は、この実施の形態の強誘電体薄膜の製造方法
を示すフローチャートである。図2は、強誘電体薄膜の
製造工程を示す断面図である。
【0027】先ず、下地の上に強誘電体材料を堆積して
予備強誘電体薄膜を形成する工程につき説明する。下地
を構成する下部電極の材料としてはPt(白金)を用い
ている。
【0028】最初に、Sr(ストロンチウム)のアルコ
キシド溶液を調整する(図1のS1)。このSrアルコ
キシド溶液に所要の物質を加えて強誘電体材料とする。
この実施の形態では、この強誘電体材料に4価の金属で
あるZrを添加する点に特色を有している。
【0029】先ず、メトキシエタノール(CH3 OC2
4 OH)溶媒中に、金属Sr片を少量ずつ加えて溶解
させて、濃度1.15mol/kgのSrアルコキシド
溶液(Sr(OC24 OCH32 )を作成する。メ
トキシエタノール152.18gにZr(O−i−C
6.54g(0.02mol)を加え、次いで
Ta(OC81.25g;Bi(O−n−C
のトルエン溶液(0.50mol/kg)4
20.00g、及びSrアルコキシド溶液78.26g
を加えた後、80℃の温度で10時間還流を行う。これ
により、溶液内で、Ta(タンタル)、Sr、Bi(ビ
スマス)およびZr(ジルコニウム)の各々のアルコキ
シドが複合化して、(−Bi−O−Sr−O−Ta−O
−Zr−O−)のように、酸素を介してTa、Sr、B
iおよびZrが結合する。
【0030】次に、還流の終了した溶液(強誘電体材
料)を、下地10の上に、スピンコータにより、200
0rpmの回転速度で以て塗布して塗布膜を形成する
(図1のS2)。その後、この塗布膜を150℃の温度
で30分間乾燥させて(図1のS3)、塗布膜中の溶媒
を蒸発させる。続いて、450℃の温度で60分間塗布
膜に対して仮焼成(prebake )を行って有機官能基の燃
焼を行う(図1のS4)。この実施の形態では、溶液の
塗布(図1のS2)、乾燥(図1のS3)および仮焼成
(図1のS4)という一連の工程を3回繰返して行うこ
とにより、下地10の上に0.2μmの膜厚の予備強誘
電体薄膜12aを形成する(図2(A))。これらの工
程を繰返し行うことによって、形成する膜12aの「割
れ」を防ぐことができる。
【0031】次に、予備強誘電体薄膜12aに対して焼
成処理(結晶化アニール)を行って、予備強誘電体薄膜
12aを結晶化することにより強誘電体薄膜12bに変
える(図2(B))。このため、酸素雰囲気下で結晶化
のための熱処理を60分間行う(図1のS5)。この結
晶化工程は2段階の熱処理工程を含み、第1段階の熱処
理により非晶質状態の予備強誘電体薄膜12aはフルオ
ライト構造に変化し、第2段階の熱処理によりフルオラ
イト構造はBi層状構造に変化する。上述したように、
この実施の形態では、強誘電体材料中にZrが添加され
ているので、フルオライト構造が形成されやすい。従っ
て、この結晶化工程における熱処理の温度を通常より低
くすることが期待できる。例えば、第1段階の熱処理を
500℃程度の温度で行って、第2段階の熱処理を65
0℃程度の温度で行うことが期待できる。このように、
第1段階の熱処理時の低温化が図れるので、第2段階の
熱処理時にあっても低温化が実現される。
【0032】尚、この例では、強誘電体薄膜12bとし
てのSrBi2 Ta29 薄膜を形成するときに、Bi
が過剰になるように、形成出発材料の量を調整してあ
る。これにより、SrBi2 Ta29 の結晶化を、比
較的低温で行うことができるようになる。また、これに
より、形成されるSrBi2 Ta29 薄膜は、Sr
1-x Bi2+y Ta29+αという組成を有していると考
えられる。ただし、0.7≦x<1で、0≦y≦0.4
とする。また、酸素Oの膜内における組成は、製造条件
に依存して変化する数であり、定めることができない。
このため、ここでは、Oの組成を9+α(αは製造条件
に依存する変数とする)とする。尚、αは−9よりも大
きく18よりは小さい範囲内で変動する値である。
【0033】さらに、強誘電体薄膜12bの上に上部電
極14を形成する(図1のS6、図2(C))。ここで
は、RFスパッタ法によって、メタルマスクを介して、
直径0.2μmの上部電極14を形成している。上部電
極14の材料としてはPtを用いている。
【0034】また、上部電極14を形成した後に2次ア
ニールを行う(図1のS7)。下地10と強誘電体薄膜
12bと上部電極14とからなる構造体を、結晶化時と
同じ温度で、かつ酸素雰囲気中で、30分間加熱する。
【0035】下地10と強誘電体薄膜12bとの界面に
は、複数回にわたる加熱処理によって熱履歴がかけられ
ているが、上部電極14と強誘電体薄膜12bとの界面
には熱履歴がかけられていないので、この強誘電体薄膜
12bのヒステリシス対称性が悪くなるおそれがある。
また、上部電極14は、還元雰囲気でスパッタリング法
により形成されているため、強誘電体薄膜12b中のB
iが還元されているおそれもあり、再酸化する必要があ
る。このため、上述したように、上部電極14が形成さ
れた後、もう一度、酸素雰囲気中で熱処理を行うことに
より、これらの心配を回避することができる。
【0036】以上説明したように、この実施の形態の強
誘電体薄膜の製造方法によれば、フルオライトを形成す
る際に有利な4価の金属であるZrが膜中に存在するこ
とにより、Zrを含むフルオライトの結晶核が比較的低
温で形成される。この結晶核の形成が引き金となってT
aだけを含むフルオライトが形成される。従って、低温
で均一なフルオライト層を形成することが可能である。
このように、Zrを含むフルオライトの結晶核が低温で
形成されるので、フルオライト構造の膜全体も低温で形
成される。従って、フルオライトからBi層状構造への
結晶化も低温で行うことができる。
【0037】尚、下部電極および上部電極14の材料と
しては、白金(Pt)に限らず、Ir(イリジウム)、
Ru(ルテニウム)、IrO2 (酸化イリジウム)、R
uO2 (酸化ルテニウム)等を用いても良い。
【0038】また、結晶化アニール時における雰囲気中
の酸素分圧を比較的低くするのが好適である。例えば、
上述した結晶化アニールを、容量比で0.7%の酸素と
99.3%の窒素とを含む雰囲気下で行う(2次アニー
ルは純酸素中で行う。)。この結果、Taが4価として
存在するようになり、フルオライトの形成に有効である
4価の金属が増加する。従って、フルオライトの形成を
さらに低温で行うことができる。
【0039】[第2の実施の形態]第2の実施の形態で
は、Zrの代わりに強誘電体材料にTi(チタン)を添
加する。Tiは4価の金属なので、Tiを添加すること
によっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0040】このため、Srアルコキシド溶液には、Z
r(O−n−C494 の代わりにTi(O−i−C
374 を加える。よって、上記条件で還流を行うこ
とにより、溶液内で、Ta、Sr、BiおよびTiの各
々のアルコキシドが複合化して、(−Bi−O−Sr−
O−Ta−O−Ti−O−)のように、酸素を介してT
a、Sr、BiおよびTiが結合する。この溶液を強誘
電体材料として、図1を参照して説明した方法で強誘電
体薄膜の形成を行う。第1の実施の形態で説明したよう
に、結晶化アニール時の低温化が期待できる。
【0041】また、Zrを添加した場合と同様に、結晶
化アニール時における雰囲気中の酸素分圧を比較的低く
するのが好適である。例えば、上述した結晶化アニール
を、容量比で0.7%の酸素と99.3%の窒素とを含
む雰囲気下で行う(2次アニールは純酸素中で行
う。)。この結果、Taが4価として存在するようにな
り、フルオライトの形成に有効である4価の金属が増加
する。従って、フルオライトの形成をさらに低温で行う
ことができる。
【0042】[第3の実施の形態]第3の実施の形態で
は、Zrの代わりに強誘電体材料にPb(鉛)を添加す
る。Pbは4価の金属なので、Pbを添加することによ
っても、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0043】このため、Srアルコキシド溶液には、Z
r(O−n−C494 の代わりにPb(CH3 CO
O)4 を加える。よって、上記条件で還流を行うことに
より、溶液内で、Ta、Sr、BiおよびPbの各々の
アルコキシドが複合化して、(−Bi−O−Sr−O−
Ta−O−Pb−O−)のように、酸素を介してTa、
Sr、BiおよびPbが結合する。この溶液を強誘電体
材料として、図1を参照して説明した方法で強誘電体薄
膜の形成を行う。第1の実施の形態で説明したように、
結晶化アニール時の低温化が期待できる。
【0044】また、Zrを添加した場合と同様に、結晶
化アニール時における雰囲気中の酸素分圧を比較的低く
するのが好適である。例えば、上述した結晶化アニール
を、容量比で0.7%の酸素と99.3%の窒素とを含
む雰囲気下で行う(2次アニールは純酸素中で行
う。)。この結果、Taが4価として存在するようにな
り、フルオライトの形成に有効である4価の金属が増加
する。従って、フルオライトの形成をさらに低温で行う
ことができる。
【0045】[第4の実施の形態]第4の実施の形態で
は、Zrの代わりに強誘電体材料にGe(ゲルマニウ
ム)を添加する。Geは4価の金属なので、Geを添加
することによっても、第1の実施の形態と同様の効果を
奏する。
【0046】このため、Srアルコキシド溶液には、Z
r(O−n−C494 の代わりにGe(O−i−C
374 を加える。よって、上記条件で還流を行うこ
とにより、溶液内で、Ta、Sr、BiおよびGeの各
々のアルコキシドが複合化して、(−Bi−O−Sr−
O−Ta−O−Ge−O−)のように、酸素を介してT
a、Sr、BiおよびGeが結合する。この溶液を強誘
電体材料として、図1を参照して説明した方法で強誘電
体薄膜の形成を行う。第1の実施の形態で説明したよう
に、結晶化アニール時の低温化が期待できる。
【0047】また、Zrを添加した場合と同様に、結晶
化アニール時における雰囲気中の酸素分圧を比較的低く
するのが好適である。例えば、上述した結晶化アニール
を、容量比で0.7%の酸素と99.3%の窒素とを含
む雰囲気下で行う(2次アニールは純酸素中で行
う。)。この結果、Taが4価として存在するようにな
り、フルオライトの形成に有効である4価の金属が増加
する。従って、フルオライトの形成をさらに低温で行う
ことができる。
【0048】[第5の実施の形態]第5の実施の形態で
は、Zrの代わりに強誘電体材料にHf(ハフニウム)
を添加する。Hfは4価の金属なので、Hfを添加する
ことによっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏す
る。
【0049】このため、Srアルコキシド溶液には、Z
r(O−n−C494 の代わりにHf(O−i−C
374 を加える。よって、上記条件で還流を行うこ
とにより、溶液内で、Ta、Sr、BiおよびHfの各
々のアルコキシドが複合化して、(−Bi−O−Sr−
O−Ta−O−Hf−O−)のように、酸素を介してT
a、Sr、BiおよびHfが結合する。この溶液を強誘
電体材料として、図1を参照して説明した方法で強誘電
体薄膜の形成を行う。第1の実施の形態で説明したよう
に、結晶化アニール時の低温化が期待できる。
【0050】また、Zrを添加した場合と同様に、結晶
化アニール時における雰囲気中の酸素分圧を比較的低く
するのが好適である。例えば、上述した結晶化アニール
を、容量比で0.7%の酸素と99.3%の窒素とを含
む雰囲気下で行う(2次アニールは純酸素中で行
う。)。この結果、Taが4価として存在するようにな
り、フルオライトの形成に有効である4価の金属が増加
する。従って、フルオライトの形成をさらに低温で行う
ことができる。
【0051】[第6の実施の形態]第6の実施の形態で
は、Zrの代わりに強誘電体材料にSn(スズ)を添加
する。Snは4価の金属なので、Snを添加することに
よっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0052】このため、Srアルコキシド溶液には、Z
r(O−n−C494 の代わりにSn(O−i−C
374 を加える。よって、上記条件で還流を行うこ
とにより、溶液内で、Ta、Sr、BiおよびSnの各
々のアルコキシドが複合化して、(−Bi−O−Sr−
O−Ta−O−Sn−O−)のように、酸素を介してT
a、Sr、BiおよびSnが結合する。この溶液を強誘
電体材料として、図1を参照して説明した方法で強誘電
体薄膜の形成を行う。第1の実施の形態で説明したよう
に、結晶化アニール時の低温化が期待できる。
【0053】また、Zrを添加した場合と同様に、結晶
化アニール時における雰囲気中の酸素分圧を比較的低く
するのが好適である。例えば、上述した結晶化アニール
を、容量比で0.7%の酸素と99.3%の窒素とを含
む雰囲気下で行う(2次アニールは純酸素中で行
う。)。この結果、Taが4価として存在するようにな
り、フルオライトの形成に有効である4価の金属が増加
する。従って、フルオライトの形成をさらに低温で行う
ことができる。
【0054】[第7の実施の形態]第7の実施の形態で
は、Zrの代わりに強誘電体材料にSi(ケイ素)を添
加する。Siは4価の金属なので、Siを添加すること
によっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0055】このため、Srアルコキシド溶液には、Z
r(O−n−C494 の代わりにSi(O−C2
54 を加える。よって、上記条件で還流を行うことに
より、溶液内で、Ta、Sr、BiおよびSiの各々の
アルコキシドが複合化して、(−Bi−O−Sr−O−
Ta−O−Si−O−)のように、酸素を介してTa、
Sr、BiおよびSiが結合する。この溶液を強誘電体
材料として、図1を参照して説明した方法で強誘電体薄
膜の形成を行う。第1の実施の形態で説明したように、
結晶化アニール時の低温化が期待できる。
【0056】また、Zrを添加した場合と同様に、結晶
化アニール時における雰囲気中の酸素分圧を比較的低く
するのが好適である。例えば、上述した結晶化アニール
を、容量比で0.7%の酸素と99.3%の窒素とを含
む雰囲気下で行う(2次アニールは純酸素中で行
う。)。この結果、Taが4価として存在するようにな
り、フルオライトの形成に有効である4価の金属が増加
する。従って、フルオライトの形成をさらに低温で行う
ことができる。
【0057】
【発明の効果】この発明の強誘電体薄膜およびその製造
方法によれば、強誘電体材料に安定な4価を取る金属を
加えるので、フルオライトの結晶核が低温で形成され、
フルオライト構造が容易に形成される。低温で形成され
るために、フルオライト構造の変質も起きず、Bi層状
化合物の単層を低温で形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の強誘電体薄膜の製造方法を示す図
である。
【図2】強誘電体薄膜の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
10:下地 12a:予備強誘電体薄膜 12b:強誘電体薄膜 14:上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小岩 一郎 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 金原 隆雄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 加藤 博代 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 山根 治起 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 逢坂 哲彌 東京都田無市芝久保4−2−29 (72)発明者 川上 敦 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 (72)発明者 澤田 佳宏 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 Fターム(参考) 4G048 AA04 AA05 AB05 AC02 AD02 AD06 AE05 5F083 FR01 JA13 JA17 JA38 PR23 PR33

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体材料に熱処理が施され、フルオ
    ライト構造を経て結晶化した強誘電体薄膜であって、 前記強誘電体材料に4価の金属が添加されていることを
    特徴とする強誘電体薄膜。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の強誘電体薄膜におい
    て、 前記金属が、Zr、Ti、Pb、Ge、Hf、Snおよ
    びSiからなる元素群より選ばれる1つの元素とするこ
    とを特徴とする強誘電体薄膜。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の強誘電体薄膜におい
    て、 前記強誘電体材料が、下記の化学式 (Bi222+(Am-1m3m+12- ただし、mは1、2、3、4および5から選ばれた1つ
    の整数とし、AはBi、Pb、Ba、Sr、Ca、N
    a、Kおよび希土類からなる元素群より選ばれる元素と
    し、および、 BはTi、Nb、Ta、W、Mo、Fe、CoおよびC
    rからなる元素群より選ばれる元素とする、で表される
    物質とすることを特徴とする強誘電体薄膜。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の強誘電体薄膜におい
    て、 前記強誘電体材料が、SrBi2 Ta29 であること
    を特徴とする強誘電体薄膜。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の強誘電体薄膜におい
    て、 前記強誘電体材料が、Sr1-x Bi2+y Ta2
    9+α(0.7≦x<1、かつ0≦y≦0.4とし、αは
    製造条件に依存する変数とする)という組成を有してい
    ることを特徴とする強誘電体薄膜。
  6. 【請求項6】 強誘電体材料に熱処理を施してフルオラ
    イト構造を形成し、さらに熱処理を施し結晶化させて強
    誘電体薄膜を形成するに当たり、 前記熱処理を行う前に、前記強誘電体材料に4価の金属
    を添加することを特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の強誘電体薄膜の製造方
    法において、 前記金属が、Zr、Ti、Pb、Ge、Hf、Snおよ
    びSiからなる元素群より選ばれる1つの元素とするこ
    とを特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の強誘電体薄膜の製造方
    法において、前記強誘電体材料が、下記の化学式 (Bi222+(Am-1m3m+12- ただし、mは1、2、3、4および5から選ばれた1つ
    の整数とし、 AはBi、Pb、Ba、Sr、Ca、Na、Kおよび希
    土類からなる元素群より選ばれる元素とし、および、 BはTi、Nb、Ta、W、Mo、Fe、CoおよびC
    rからなる元素群より選ばれる元素とする、で表される
    物質とすることを特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の強誘電体薄膜の製造方
    法において、 前記強誘電体材料が、SrBi2 Ta29 であること
    を特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の強誘電体薄膜の製造
    方法において、 前記強誘電体材料が、Sr1-x Bi2+y Ta2
    9+α(0.7≦x<1、かつ0≦y≦0.4とし、αは
    製造条件に依存する変数とする)という組成を有してい
    ることを特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項6から請求項10のいずれか一
    項に記載の強誘電体薄膜の製造方法において、 前記熱処理時における雰囲気中の酸素分圧を比較的低く
    することを特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371055B1 (ko) * 2001-04-14 2003-02-05 한국과학기술원 비휘발성 강유전체 랜덤 억세스 메모리의 캐패시터용비스무스-세리움 티탄산 박막
JP2005101491A (ja) * 2003-03-28 2005-04-14 Seiko Epson Corp 強誘電体薄膜及びその製造方法、強誘電体メモリ、圧電素子
JP2010195679A (ja) * 2001-06-13 2010-09-09 Seiko Epson Corp 圧電素子

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