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JP2000051606A - 気体透過膜装置 - Google Patents

気体透過膜装置

Info

Publication number
JP2000051606A
JP2000051606A JP10223837A JP22383798A JP2000051606A JP 2000051606 A JP2000051606 A JP 2000051606A JP 10223837 A JP10223837 A JP 10223837A JP 22383798 A JP22383798 A JP 22383798A JP 2000051606 A JP2000051606 A JP 2000051606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
chamber
permeable membrane
liquid
gas permeable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10223837A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sugawara
広 菅原
Kofuku Yamashita
幸福 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP10223837A priority Critical patent/JP2000051606A/ja
Publication of JP2000051606A publication Critical patent/JP2000051606A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間にわたり処理効率の低下しない気体透
過膜装置を提供する。 【解決手段】 本気体透過膜装置10は、被処理液の脱
気装置であって、気体透過膜12を介して液体室14と
気体室16とを有する気体透過膜モジュール18と、気
体透過膜モジュール18に送入する気体を加熱する加熱
器20と、気体室16を減圧状態に維持する真空ポンプ
22と、気体室16に窒素ガスを供給するガス源24と
を備えている。気体を気体室16に送入する際、温度計
36で測定した窒素ガスの温度が温度計38で測定した
被処理液の温度より高い温度になるように加熱器で気体
を加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体透過膜装置に
関し、更に詳細には、長時間にわたり効率良く被処理液
を脱気したり、気体を被処理液に溶解させたりすること
ができる気体透過膜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気体透過膜装置は、気体透過膜と、気体
透過膜により区画された液体室と気体室とを有する気体
透過膜モジュールを備えて、気体透過膜を介して気体を
気体室から液体室に、又は気体を液体室から気体室に移
動させる装置である。気体透過膜により区画された2室
のうちの一方の液体室は、被処理液が流れる流路であ
り、他方の気体室は、被処理液に溶解させる導入ガス、
あるいは被処理液から脱気されたガス、水蒸気等の気体
の流路となっている。気体透過膜には、一般に、疎水性
の中空糸膜からなる気体透過膜が多用されていて、近年
は、液体の通水差圧が小さく、モジュールの大型化が容
易であるという理由から、気体が中空糸膜の内側中空部
を、被処理液が中空糸膜の外側を流れる、いわゆる外圧
型のモジュールが、通常、使用されている。
【0003】ここで、図3を参照しながら、外圧型の気
体透過膜モジュールの構成を説明する。図3は外圧型の
気体透過膜モジュールの構成の一例を示す斜視図であ
る。気体透過膜モジュール50は、外圧型の気体透過膜
モジュールの例であって、図3に示すように、円筒形の
ハウジング52と、ハウジング52のほぼ長手方向中間
点でハウジング52を仕切り板54により仕切ってそれ
ぞれ区画された第1室56及び第2室58と、ハウジン
グ52の一方の端部60(以下、第1端部60と言う)
と他方の端部62(以下、第2端部62と言う)との間
でハウジング52の中央部を長手方向に延在し、仕切り
板54により仕切られた配液管64及び集液管66と、
配液管64と集液管66の周りに配置され、仕切り板5
4を貫通して第1端部60と第2端部62との間に延在
する多数本の中空糸膜68とを備えている。
【0004】配液管64及び集液管66は、それぞれ、
多数の貫通孔70を管壁に備え、貫通孔70を介して液
体を第1室56内に配液し、また第2室58内から液体
を集液する。仕切り板54は、ハウジング52の内径よ
り僅かに小さな直径を有する円板状の板であって、配液
管64から第1室56に流出した液体は、多数本の中空
糸膜68の間を縫うようにして流れ、次いで、ハウジン
グ52と仕切り板54との間の間隙72を介して第1室
56から第2室58に流入し、再び多数本の中空糸膜6
8の間を縫うようにして流れた後に集液管66に流入す
る。中空糸膜68は、例えば、多孔質ポリプロピレン・
フィルム製で、膜厚が30μm 、有効孔径が0.05μ
m 、空孔率が30%の中空糸膜である。
【0005】液体は、第1端部60に設けられた液体入
口ノズル74から配液管64に流入し、集液管66を経
て第2端部62に設けられた液体出口ノズル76から外
部に流出する。気体と液体とが向流で流れる方式では、
気体分配室78が第2端部62に、気体集気室80が第
1端部60に、それぞれ、設けられ、中空糸膜68は気
体分配室78から気体集気室80まで延在している。気
体は、第2端部62に設けられた気体入口ノズル82か
ら気体分配室78を経て中空糸膜68内に流入し、次い
で第1端部60に設けられた気体集気室80を経て気体
出口ノズル84から外部に流出する。尚、この例では、
気体室は中空糸膜68の内側中空部及び気体分配室78
であり、場合によっては気体集気室80も含める。液体
室は中空糸膜68の外側の第1室56及び第2室58で
ある。また、この例では、気体と液体とが向流で流れる
方式であるが、これに代えて、気体と液体とが並流で流
れる方式としても差し支えない。気体透過膜モジュール
は、市販されていて、例えば、セルガード株式会社から
商品名リキ・セル(商標登録)エクストラフローとして
販売されている。
【0006】気体透過膜装置は、可動部分が無く、保守
点検が容易なことから、被処理液を脱気して気体を殆ど
溶解していないか、或いは特定の気体が除去された処理
液を得る脱気処理、又は被処理液にガスを溶解させてガ
スを溶解した処理液を得るガス溶解処理の装置として、
盛んに使用されている。例えば、第1の適用分野は、気
体透過膜装置の液体室側に純水等の水を、気体室側に窒
素ガス等の不活性気体を流し、水中の酸素、炭酸ガス等
を液体室から気体室に気体透過膜を介して透過させ、水
を脱酸素、脱炭酸する分野である。第2の適用分野は、
気体透過膜装置の液体室側に水を、気体室側に空気を流
し、水中の炭酸ガスを液体室から気体室に気体透過膜を
介して透過させて、水を脱炭酸する脱炭酸処理、また、
逆に、空気中の炭酸ガスを液体室に気体透過膜を介して
透過させ、炭酸ガスを水に溶解する炭酸溶解処理の分野
である。第3の適用分野は、気体透過膜装置の液体室側
に水を、気体室側に炭酸ガス、水素、オゾン、酸素等の
活性気体を流し、気体透過膜を介して活性気体を液体室
に透過させて、活性気体を水に溶解する気体溶解処理の
分野である。第4の適用分野は、気体透過膜装置の液体
室側に水を、気体室側に減圧下で窒素ガス等の不活性気
体を流し、水に溶存した酸素、炭酸ガスを気体透過膜を
介して気体室に透過させて、水を脱酸素、脱炭酸する分
野である。第5の適用分野は、気体透過膜装置の液体室
側に水を、気体室側を減圧にして、水に溶存している殆
どの気体を気体透過膜を介して気体室に透過させて、水
を脱気(ガスフリー)にする脱気処理の分野である。
【0007】特に、半導体装置の製造工場に洗浄水等と
して供給する超純水の製造工程では、水から酸素を除去
する脱酸素処理、また炭酸ガスを除去する脱炭酸処理等
の脱気或いはガスフリー処理が必要であって、脱気効率
が高く、設置スペースが小さく、設備・運転コストの低
い等の点から、第1又は第2の適用分野、特に第4の適
用分野で、気体透過膜装置が盛んに使用されている。ま
た、第3のガス溶解の適用分野としては、超純水に水素
ガスを溶解した水(還元性水)や、オゾンガスを溶解し
た水(酸化性水)の製造用装置として使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の気体
透過膜装置を使って、上述の第1から第5の適用分野の
処理、例えば超純水にガス溶解処理を施して還元性水、
或いは酸化性水を製造したり、また純水に脱気処理を施
して脱気超純水を製造したりしていると、処理時間の経
過に伴い処理効率が低下し、所定のガス濃度の還元性水
或いは酸化性水を得たり、また所定の脱気率に脱気され
た超純水を得ることが難しかった。そこで、従来から、
処理時間の経過に伴い処理効率が低下することがないよ
うな気体透過膜装置の実現が要望されていた。よって、
本発明の目的は、長時間にわたり処理効率の低下しない
気体透過膜装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の気体
透過膜装置で、処理時間の経過と共に処理効率が低下す
る原因を研究し、以下のことを見い出した。気体透過膜
は、選択的にガスを透過させる膜であって、気体透過膜
を透過する流体は気体分子であるものの、液体室を流れ
る水溶液から微量の水と、大量の水蒸気(ガス)が気体
透過膜を透過して気体室側に移動して来る。従来の気体
透過膜装置では、気体透過膜モジュールの気体室に送入
する気体の温度は特に制御されておらず、水蒸気として
気体室に移動して来た水分子は、外気温度の低下などの
外的要因によって容易に凝縮して水(液体)に変化す
る。このようにして気体室に生じた水(液体)は、気体
透過膜の膜面に付着して膜面を覆うために、脱気及び/
又はガス溶解に供される膜面の面積を減少させる。その
結果、処理時間の経過と共に気体透過膜の脱気及び/又
はガス溶解効率が低下する。特に、気体透過膜として中
空糸膜を使っている装置では、中空糸膜が凝縮水で閉塞
されるために、効率の低下が顕著であることが判った。
また、従来は、気体室の大気露出部分で透過ガス成分
(水蒸気)が凝縮して気体室の壁面に付着したり、ある
いは気体送入管や気体排出管の中で凝縮水が発生したり
し、これらの凝縮水が中空糸の端面に流れ込んで気体透
過膜を覆ったり、中空糸膜を閉塞させたりしていた。そ
こで、本発明者は、気体室を流れる気体の温度が、水蒸
気の露点以上の温度であれば、気体室中の水蒸気が凝縮
することはないと考え、実験を重ねて、本発明を完成す
るに到った。
【0010】上記目的を達成するために、本発明に係る
脱気用の気体透過膜装置(以下、第1の発明と言う)
は、気体透過膜と、気体透過膜により区画された液体室
と気体室とを有する気体透過膜モジュールを備え、第1
の気体を溶存した被処理液を液体室に流し、かつ第1の
気体とは異なる第2の気体を気体室に流し、気体透過膜
を介して第1の気体を液体室から気体室に透過させて被
処理液を脱気する気体透過膜装置において、気体透過膜
モジュールの気体室に流入させる第2の気体を加熱する
加熱手段を備えていることを特徴としている。第1の発
明において、第2の気体を常圧下又は加圧下の気体室に
流してもよいが、気体室を減圧し、この減圧下の気体室
に第2の気体を流す方がより効果的な脱気処理を行うこ
とができるので、通常は減圧下で行う。また、減圧下の
場合の方が、気体透過膜を透過する水蒸気の量が多くな
って気体室側に凝縮水が生じ易くなるので、本発明の効
果がより一層発揮される。
【0011】本発明に係るガス溶解用の気体透過膜装置
(以下、第2の発明と言う)は、気体透過膜と、気体透
過膜により区画された液体室と気体室とを有する気体透
過膜モジュールを備え、被処理液を液体室に流し、かつ
気体を気体室に流し、気体透過膜を介して気体を気体室
から液体室に透過させて気体を被処理液に溶解させる気
体透過膜装置において、気体透過膜モジュールの気体室
に流入させる気体を加熱する加熱手段を備えていること
を特徴としている。第2の発明で、気体室の圧力は特に
限定されないが、一般的には、常圧、或いはそれより高
い圧力であることが好ましい。
【0012】第1及び第2の発明で使用する気体透過膜
は、気体を透過でき、液体を透過しにくいものである限
り、その構造、材料、形式には制約はなく、例えば平膜
でも、中空糸膜でも、スパイラル膜でも良いが、好適に
は、単位体積当たりの膜面積が高く、装置を小型化でき
る中空糸膜が好ましい。また、加熱手段は、その構成、
形式に制約はなく、例えば温水、スチーム等と気体とを
熱交換して、気体を加熱する熱交換器、燃焼炉形式の加
熱器、電熱線を発熱体とした加熱器等がある。第1及び
第2の発明では、被処理液の組成には制約はなく、例え
ば水、油等に適用できる。被処理液から気体側に透過し
て凝縮する虞のある透過気体は、水蒸気に限らず、溶媒
であれば溶媒の気化ガスでも良い。気体の加熱温度は、
理論的には、気体中の透過ガス成分の露点、例えば水蒸
気の露点温度以上にすれば良いが、気体中の透過ガス成
分の露点温度は気体透過膜の透過ガスの透過率、気体の
圧力、透過ガスの蒸気圧曲線、被処理液の組成等に複雑
に関係するので、実用的には被処理液の温度以上にする
ことが望ましい。しかしながら、それ以下の温度であっ
ても、気体を加熱することによって被処理液との温度差
を極力少なくすることにより、凝縮液の発生を極力防止
することができる。気体の温度は高いほど、本発明の目
的に適うものの、気体透過膜、ハウジング、封止剤、パ
ッキン等の耐熱温度以下、すなわちモジュールの耐熱温
度以下にする。
【0013】好適には、気体透過膜モジュールの気体室
に気体を送入する送入管及び/又は気体室の大気露出部
分が、保温又は加熱されていることが望ましい。例えば
図3に示す例では、送入管とは、第2端部62に設けら
れた気体入口ノズル82及び気体出口ノズル84に接続
された気体配管を言い、気体室の大気露出部分とは、第
2端部62に設けられた気体分配室78を言う。尚、気
体集気室80の外壁もこれに含めても良い。送入管及び
/又は気体室の大気露出部分を保温又は加熱することに
より、気体が大気によって急激に冷却され、気体室内の
透過ガス成分、例えば水蒸気が凝縮することを防止する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る気体透過膜装置を被処理
液の脱気、本例では水の脱気装置に適用した実施形態の
一例であって、図1は本実施形態例の気体透過膜装置の
構成を示すフローシートである。本実施形態例の気体透
過膜装置10は、図1に示すように、気体透過膜12を
介して液体室14と気体室16とを有する気体透過膜モ
ジュール18と、気体透過膜モジュール18に送入する
気体を加熱する加熱器20と、気体室16を減圧状態に
維持する真空ポンプ22と、気体室16に気体を供給す
るガス源24とを備えている。気体透過膜モジュール1
8は、図3で説明した気体透過膜モジュール50と基本
的には同様な構成を有し、図1に示すように、気体入口
ノズルが上部に、気体出口ノズルが下部になって中空糸
膜が垂直方向に配置されるように、配置されている。
【0015】液体室14の下部端部及び上部端部には、
脱気処理を施す被処理液を流入させる被処理液流入管2
6、脱気処理を施した処理液を流出させる処理液流出管
28が、それぞれ、接続されている。また、気体室16
の上部端部には、ガス源24から気体を気体室16に送
入する気体送入管30、及び、気体室16の下部端部に
は、気体室16から気体を排出する気体排出管32がそ
れぞれ接続されている。加熱器20は気体送入管30の
途中に設けられ、加熱器20の上流、及び下流の気体送
入管30には、ガス流量計34及び温度計36が、それ
ぞれ取り付けてある。真空ポンプ22は気体排出管32
の末端に設けられており、また、気体室16には気体室
16の圧力を測定するために圧力計37が設けてある。
被処理液流入管26には水溶液の温度を測定するため
に、温度計38が設けてある。尚、真空ポンプ22を設
けずに、常圧又は加圧状態で窒素ガスを送入してもよ
い。
【0016】本実施形態例では、加熱器20は、熱交換
器であって、気体の設定昇温温度の高低に応じて、温
水、熱媒、スチーム等により気体を熱交換により加熱す
る。また、加熱器20による気体の加熱温度を制御する
ために、常用の温度制御装置を設けても良い。加熱器2
0より下流の気体送入管30、及び、気体室16の大気
露出領域(図3の気体分配室78の外壁に相当)は、保
温材39により保温されている。これにより、加熱器2
0より下流の気体送入管30及び気体室16内の気体
は、大気から断熱状態に維持されているので、大気によ
る気体の冷却効果は殆どない。なお、本実施形態例の気
体透過膜モジュールとは逆に、気体入口ノズルを下部
に、気体出口ノズルを上部にして気体透過膜モジュール
を垂直に配置したり、あるいは気体透過膜モジュールを
横置きに配置した場合は、気体排出管の内部に生じた凝
縮水が逆流して気体透過膜モジュール内に流れ込む虞が
あるので、このような場合は、気体排出管も保温又は加
熱することが好ましい。また、このことは後述の実施形
態例2のガス溶解の場合も同じである。
【0017】次に、図1を参照して、気体透過膜装置1
0の運転方法を説明する。先ず、加熱器20に温水を導
入して運転状態にし、次いで真空ポンプ22を起動し
て、気体透過膜モジュール18の気体室16を所定の減
圧状態に維持しつつ、流量計34で流量を計測しながら
所定流量でガス供給源24から例えば窒素ガスを気体室
16に導入する。その際、温度計36で測定した窒素ガ
スの温度が温度計38で測定した被処理液の温度より高
い温度にする。次いで、気体透過膜モジュール18の液
体室14に所定流量で被処理液流入管26によって被処
理液、本実施形態例では、水を流入させて、処理液流出
管28から処理液を流出させる。以上の操作により、被
処理液を所定通り脱気することができる。
【0018】気体透過膜モジュール18としてセルガー
ド社のリキセルを使用し、気体透過膜装置10と同じ構
成の実験装置を作製し、以下の実験を行った。実験例1 真空ポンプ22を起動して、気体透過膜モジュール18
の気体室16の圧力を50Torrに維持しつつ、温度計3
6で測定した温度が30℃になるように加熱器20で加
熱しながら1リットル(0℃、1atm 換算)/min の流
量の窒素ガスを気体室16に導入した。一方、溶存酸素
濃度(DO)50μg/リットルの純水からなる水温2
0℃の試料水を1.5m3 /hの流量で、気体透過膜モ
ジュール18の液体室14に導入して、試料水を脱気し
た。脱気処理を12時間継続した後でも、被処理液流出
管28から流出した脱気試料水の溶存酸素濃度(DO)
は、1.0μg/リットルで、脱気前の溶存酸素濃度
(DO)の50分の1であった。
【0019】比較実験例1 窒素ガスの加熱温度を試料水の水温より低い10℃に設
定したことを除いて、実験例1と同様にして、脱気実験
を行ったところ、脱気試料水の溶存酸素濃度(DO)
は、3.2μg/リットルで、脱気前の溶存酸素濃度
(DO)の15.6分の1であった。
【0020】以上の実験結果から、窒素ガスの温度を脱
気すべき試料水の温度より高くすることにより、長時間
にわたり高い脱気効率を維持することができることが判
ったので、本発明の効果が高いと評価できる。
【0021】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係る気体透過膜装置を被処理
液にガスを溶解する装置、本例では純水に水素ガスを溶
解する装置に適用した実施形態の一例であって、図2は
本実施形態例の気体透過膜装置の構成を示すフローシー
トである。本実施形態例の気体透過膜装置40は、図2
に示すように、真空ポンプ22に代えて、気体排出管3
2に開閉弁42とブロア44とを備えていること、及
び、気体室16が常圧又は加圧状態になることを除い
て、実施形態例1の気体透過膜装置10の構成と同じ構
成を備えている。
【0022】次に、図2を参照して、気体透過膜装置4
0の運転方法を説明する。先ず、開閉弁42を閉止し、
かつ加熱器20に温水を導入して運転状態にし、次いで
圧力計37で気体室16の圧力を所定圧力になるよう
に、あるいはガス流量計34で所定のガス流量になるよ
うにガス供給源24から例えば水素ガスを気体室16に
導入する。その際、温度計36で測定した水素ガスの温
度が温度計38で測定した被処理液の温度より高い温度
にする。次いで、気体透過膜モジュール18の液体室1
4に所定流量で被処理液流入管26によって被処理液、
本実施形態例では純水を流入させて、処理液流出管28
から処理液を流出させる。以上の操作により、純水に所
定通り水素ガスを溶解させることができる。なお、気体
排出管32から排出される排ガス中には余剰の水素ガス
が含まれているので、この排ガスをブロア44で吸引し
て不図示の水素分解触媒と接触させ、水素を分解してか
ら大気中に放出するとよい。
【0023】気体透過膜モジュール18としてヘキスト
社のリキセルを使用し、気体透過膜装置40と同じ構成
の実験装置を作製し、以下の実験を行った。実験例2 温度計36で測定した温度が30℃になるように加熱器
20で加熱しながら0.5リットル(0℃、1atm 換
算)/min の流量の水素ガスを気体透過膜モジュール1
8の気体室16に導入した。一方、溶存水素濃度(D
H)が殆ど0μg/リットル(計測下限値以下)の純水
からなる水温20℃の試料水を1.5m3 /hの流量
で、気体透過膜モジュール18の液体室14に導入し
て、試料水に水素ガスを溶解させた。その際、気体室1
6の圧力を1kgf /cm2 に維持するように、開閉弁42
の開度を調整した。水素ガス溶解処理を8時間継続した
後でも、被処理液流出管28から流出した試料水の溶存
水素濃度(DH)は、2.1μg/リットルであった。
【0024】比較実験例2 水素ガスの加熱温度を試料水の水温より低い10℃に設
定したことを除いて、実験例2と同様にして、水素ガス
溶解実験を行ったところ、試料水の溶存水素濃度(D
H)は、1.5μg/リットルであった。
【0025】以上の実験結果から、水素ガスの温度を試
料水の温度より高くすることにより、長時間にわたり高
いガス溶解効率を維持することができることが判ったの
で、本発明の効果が高いと評価できる。
【0026】
【発明の効果】本第1及び第2の発明によれば、気体透
過膜装置の気体室に流入させる気体を加熱する加熱手段
を備え、流入させる気体を加熱、好ましくは気体の温度
が被処理液の温度以上になるように気体を加熱すること
により、長時間にわたり高効率で被処理液を脱気した
り、又は被処理液にガスを溶解させる気体透過膜装置を
実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の気体透過膜装置の構成を示すフ
ローシートである。
【図2】実施形態例2の気体透過膜装置の構成を示すフ
ローシートである。
【図3】気体透過膜モジュールの構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 実施形態例1の気体透過膜装置 12 気体透過膜 14 液体室 16 気体室 18 気体透過膜モジュール 20 加熱器 22 真空ポンプ 24 ガス源 26 被処理液流入管 28 処理液流出管 30 気体送入管 32 気体排出管 34 ガス流量計 36 温度計 37 圧力計 38 温度計 39 保温材 40 実施形態例2の気体透過膜装置 42 開閉弁 44 ブロア 50 気体透過膜モジュール 52 ハウジング 54 仕切り板 56 第1室 58 第2室 60 第1端部 62 第2端部 64 配液管 66 集液管 68 中空糸膜 70 貫通孔 72 間隙 74 液体入口ノズル 76 液体出口ノズル 78 気体分配室 80 気体集気室 82 気体入口ノズル 84 気体出口ノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体透過膜と、気体透過膜により区画さ
    れた液体室と気体室とを有する気体透過膜モジュールを
    備え、第1の気体を溶存した被処理液を液体室に流し、
    かつ第1の気体とは異なる第2の気体を気体室に流し、
    気体透過膜を介して第1の気体を液体室から気体室に透
    過させて被処理液を脱気する気体透過膜装置において、 気体透過膜モジュールの気体室に流入させる第2の気体
    を加熱する加熱手段を備えていることを特徴とする気体
    透過膜装置。
  2. 【請求項2】 気体透過膜と、気体透過膜により区画さ
    れた液体室と気体室とを有する気体透過膜モジュールを
    備え、被処理液を液体室に流し、かつ気体を気体室に流
    し、気体透過膜を介して気体を気体室から液体室に透過
    させて気体を被処理液に溶解させる気体透過膜装置にお
    いて、 気体透過膜モジュールの気体室に流入させる気体を加熱
    する加熱手段を備えていることを特徴とする気体透過膜
    装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段が、気体透過膜モジュールの気
    体室に流入させる第2の気体を被処理液の温度以上に加
    熱するものであることを特徴とする請求項1に記載の気
    体透過膜装置。
  4. 【請求項4】 気体透過膜モジュールの気体室に気体を
    送入する送入管及び/又は気体室の大気露出部分が、保
    温又は加熱されていることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1項に記載の気体透過膜装置。
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