JP2000043087A - 射出成形同時絵付用シート、射出成形同時絵付方法、及び成形品 - Google Patents
射出成形同時絵付用シート、射出成形同時絵付方法、及び成形品Info
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- JP2000043087A JP2000043087A JP10216715A JP21671598A JP2000043087A JP 2000043087 A JP2000043087 A JP 2000043087A JP 10216715 A JP10216715 A JP 10216715A JP 21671598 A JP21671598 A JP 21671598A JP 2000043087 A JP2000043087 A JP 2000043087A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出成形同時絵付方法で、ポリオレフィン系
樹脂の成形物に絵付用シートの積層又は転写で絵付けす
る際に、シートの成形性と密着性を良くする。 【解決手段】 少なくとも基材シート1と接着剤層2と
からなる絵付用シートSを、基材シートは10mm幅に
切断し50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張る時
の応力値が、降伏点が有る場合は降伏点以降にて0.6
kg以上、降伏点が無い場合は10%伸び以降にて0.
6kg以上、となる熱可塑性樹脂シートで構成し、接着
剤層は軟化点90〜100℃の塩素化ポリオレフィン樹
脂で構成する。接着剤層以外に装飾層3等を設けても良
い。転写シートとする場合は、接着剤層2及び装飾層3
等が転写層2となる。この絵付用シートを用いて射出成
形同時絵付けを行い、成形品を得る。
樹脂の成形物に絵付用シートの積層又は転写で絵付けす
る際に、シートの成形性と密着性を良くする。 【解決手段】 少なくとも基材シート1と接着剤層2と
からなる絵付用シートSを、基材シートは10mm幅に
切断し50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張る時
の応力値が、降伏点が有る場合は降伏点以降にて0.6
kg以上、降伏点が無い場合は10%伸び以降にて0.
6kg以上、となる熱可塑性樹脂シートで構成し、接着
剤層は軟化点90〜100℃の塩素化ポリオレフィン樹
脂で構成する。接着剤層以外に装飾層3等を設けても良
い。転写シートとする場合は、接着剤層2及び装飾層3
等が転写層2となる。この絵付用シートを用いて射出成
形同時絵付けを行い、成形品を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形同時絵付
方法に使用する、ラミネ−トタイプや転写タイプの絵付
用シートと、該シートを用いた射出成形同時絵付方法及
び成形品に関する。特に成形性に優れ深絞りが出来る
上、ポリオレフィン系樹脂に対しても密着性が優れた絵
付用シートと、該シートを用いた射出成形同時絵付方法
及び成形品に関する。
方法に使用する、ラミネ−トタイプや転写タイプの絵付
用シートと、該シートを用いた射出成形同時絵付方法及
び成形品に関する。特に成形性に優れ深絞りが出来る
上、ポリオレフィン系樹脂に対しても密着性が優れた絵
付用シートと、該シートを用いた射出成形同時絵付方法
及び成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、射出成形同時絵付方法によっ
て、樹脂成形物の表面を絵付けした成形品が各種用途で
使用されている。射出成形同時絵付方法は、絵付用シー
トを例えば射出成形金型で成形する事で、絵付け面が三
次元的凹凸表面の場合でも絵付けが可能な優れた加飾方
法である。そこで、絵付用シートには、絵付け面の凹凸
が深い様な場合は、深絞りも可能な成形性を備えたシー
トを使用する。例えば、特許第2690258号公報で
は、成形性の良い転写シート又はラミネ−トシートとし
て用いる絵付用シートとして、該シートは降伏点を持つ
素材から形成されており且つ10mm幅に切断した該シ
ートを50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張る時
の降伏点以降の応力値が0.6kg以上である射出成形
同時絵付用シートを開示している。
て、樹脂成形物の表面を絵付けした成形品が各種用途で
使用されている。射出成形同時絵付方法は、絵付用シー
トを例えば射出成形金型で成形する事で、絵付け面が三
次元的凹凸表面の場合でも絵付けが可能な優れた加飾方
法である。そこで、絵付用シートには、絵付け面の凹凸
が深い様な場合は、深絞りも可能な成形性を備えたシー
トを使用する。例えば、特許第2690258号公報で
は、成形性の良い転写シート又はラミネ−トシートとし
て用いる絵付用シートとして、該シートは降伏点を持つ
素材から形成されており且つ10mm幅に切断した該シ
ートを50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張る時
の降伏点以降の応力値が0.6kg以上である射出成形
同時絵付用シートを開示している。
【0003】ところが、射出成形同時絵付方法に於いて
も、絵付けされた成形品を得る場合、一般的に使用する
射出成形樹脂は、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、或いはこれらのポリマーブレンド物が主
な樹脂である。しかし、安価なポリオレフィン系樹脂か
らなる樹脂成形物の表面を絵付けした成形品を得る場合
には、該樹脂が密着性が悪い為に、射出成形同時絵付方
法によるのでは無く、予め(絵柄の無い)樹脂成形物を
射出成形等で作製した後で、この樹脂成形物の表面を塗
装して装飾したり、或いはプライマー処理等の下地処理
を施した上で水圧転写法などによって絵付けして、所望
の成形品とする場合がほとんどである。
も、絵付けされた成形品を得る場合、一般的に使用する
射出成形樹脂は、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、或いはこれらのポリマーブレンド物が主
な樹脂である。しかし、安価なポリオレフィン系樹脂か
らなる樹脂成形物の表面を絵付けした成形品を得る場合
には、該樹脂が密着性が悪い為に、射出成形同時絵付方
法によるのでは無く、予め(絵柄の無い)樹脂成形物を
射出成形等で作製した後で、この樹脂成形物の表面を塗
装して装飾したり、或いはプライマー処理等の下地処理
を施した上で水圧転写法などによって絵付けして、所望
の成形品とする場合がほとんどである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報で開
示された様な絵付用シートは、確かに成形性は良く、深
絞りも可能だが、ポリプロピレン樹脂等の安価なポリオ
レフィン系樹脂を射出樹脂として使用した場合、十分な
密着性が得られなかった。従って、ポリオレフィン系樹
脂の成形品で、絵付け面が絵付用シートの深絞りとなる
様な凹凸面の場合には、上記の如く塗装や水圧転写法等
で加飾していた。しかし、塗装では、複雑、繊細な、或
いは意匠性の高い絵柄は不可能である。また、水圧転写
法では、絵柄が流動して歪み易い上に、下地処理、水膨
潤性シートの除去等の工程数が増え、結果的にコストア
ップに繋がった。
示された様な絵付用シートは、確かに成形性は良く、深
絞りも可能だが、ポリプロピレン樹脂等の安価なポリオ
レフィン系樹脂を射出樹脂として使用した場合、十分な
密着性が得られなかった。従って、ポリオレフィン系樹
脂の成形品で、絵付け面が絵付用シートの深絞りとなる
様な凹凸面の場合には、上記の如く塗装や水圧転写法等
で加飾していた。しかし、塗装では、複雑、繊細な、或
いは意匠性の高い絵柄は不可能である。また、水圧転写
法では、絵柄が流動して歪み易い上に、下地処理、水膨
潤性シートの除去等の工程数が増え、結果的にコストア
ップに繋がった。
【0005】そこで、本発明の課題は、樹脂成形品の成
形と同時に絵付けが出来て工程的に効率的な射出成形同
時絵付方法に使用する絵付用シートに対して、特に成形
性に優れ深絞りが出来る上、なお且つポリオレフィン系
樹脂に対しても密着性が優れた絵付用シートを提供する
事である。また、この様な絵付用シートを用いた射出成
形同時絵付方法及び成形品を提供する事である。
形と同時に絵付けが出来て工程的に効率的な射出成形同
時絵付方法に使用する絵付用シートに対して、特に成形
性に優れ深絞りが出来る上、なお且つポリオレフィン系
樹脂に対しても密着性が優れた絵付用シートを提供する
事である。また、この様な絵付用シートを用いた射出成
形同時絵付方法及び成形品を提供する事である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の射出成形同時絵付用シートでは、少な
くとも、基材シートと、該基材シートの樹脂成形品側に
最外層として積層される接着剤層とからなる、射出成形
同時絵付方法に使用する絵付用シートにおいて、基材シ
ートが、10mm幅に切断した該基材シートを50℃の
環境下で30%/秒の速度で引っ張る時の降伏点以降の
応力値が0.6kg以上となる熱可塑性樹脂シート、或
いは降伏点が無く、10mm幅に切断した該基材シート
を50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張る時の1
0%伸び以降の応力値が0.6kg以上となる熱可塑性
樹脂シートからなり、接着剤層が軟化点90〜100℃
の塩素化ポリオレフィン樹脂からなる構成とした。その
結果、深絞りも可能な様な優れた成形性と共に、安価な
ポリオレフィン系樹脂に対しても密着性が優れた絵付用
シートとなる。
すべく、本発明の射出成形同時絵付用シートでは、少な
くとも、基材シートと、該基材シートの樹脂成形品側に
最外層として積層される接着剤層とからなる、射出成形
同時絵付方法に使用する絵付用シートにおいて、基材シ
ートが、10mm幅に切断した該基材シートを50℃の
環境下で30%/秒の速度で引っ張る時の降伏点以降の
応力値が0.6kg以上となる熱可塑性樹脂シート、或
いは降伏点が無く、10mm幅に切断した該基材シート
を50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張る時の1
0%伸び以降の応力値が0.6kg以上となる熱可塑性
樹脂シートからなり、接着剤層が軟化点90〜100℃
の塩素化ポリオレフィン樹脂からなる構成とした。その
結果、深絞りも可能な様な優れた成形性と共に、安価な
ポリオレフィン系樹脂に対しても密着性が優れた絵付用
シートとなる。
【0007】また、本発明の射出成形同時絵付方法は、
上記の射出成形同時絵付用シートを、一対の型の間に挿
入した後、両型を型締めし、両型で形成されるキャビテ
ィ内に流動状態の樹脂を充填して固化させて、成形と同
時に樹脂成形物表面に射出成形同時絵付用シートを密
着、積層させた後、両型を型開きし、ラミネ−トの場合
は、そのまま射出成形同時絵付用シート全層が樹脂成形
物に積層した成形品とし、転写の場合は、基材シートと
接着剤層間に少なくとも装飾層を、該接着剤層と共に転
写層として有する射出成形同時絵付用シートのうちの、
基材シートのみを剥離して、接着剤層を含む転写層が樹
脂成形物に積層した成形品とする様にした。その結果、
絵付用シートが深絞りとなる様な絵付け面であっても絵
付け出来、しかも、樹脂成形物が安価なポリオレフィン
系樹脂であっても密着性良く絵付できる。
上記の射出成形同時絵付用シートを、一対の型の間に挿
入した後、両型を型締めし、両型で形成されるキャビテ
ィ内に流動状態の樹脂を充填して固化させて、成形と同
時に樹脂成形物表面に射出成形同時絵付用シートを密
着、積層させた後、両型を型開きし、ラミネ−トの場合
は、そのまま射出成形同時絵付用シート全層が樹脂成形
物に積層した成形品とし、転写の場合は、基材シートと
接着剤層間に少なくとも装飾層を、該接着剤層と共に転
写層として有する射出成形同時絵付用シートのうちの、
基材シートのみを剥離して、接着剤層を含む転写層が樹
脂成形物に積層した成形品とする様にした。その結果、
絵付用シートが深絞りとなる様な絵付け面であっても絵
付け出来、しかも、樹脂成形物が安価なポリオレフィン
系樹脂であっても密着性良く絵付できる。
【0008】また、本発明の成形品は、前記の射出成形
同時絵付用シートの全層が、その接着剤層によってポリ
オレフィン系樹脂からなる樹脂成形物の表面に積層され
てなる構成の成形品とした。その結果、安価なポリオレ
フィン系樹脂の樹脂成形物の絵付け面が、深絞りとなる
様な凹凸面であっても、ラミネ−トされた絵付用シート
の密着性が良い絵付け成形品となる。
同時絵付用シートの全層が、その接着剤層によってポリ
オレフィン系樹脂からなる樹脂成形物の表面に積層され
てなる構成の成形品とした。その結果、安価なポリオレ
フィン系樹脂の樹脂成形物の絵付け面が、深絞りとなる
様な凹凸面であっても、ラミネ−トされた絵付用シート
の密着性が良い絵付け成形品となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は、本発明の射出成形同
時絵付用シートの形態例のうちの幾つかを例示する断面
図、図2は、本発明の射出成形同時絵付方法を説明する
概念図、図3は本発明の成形品を例示する断面図、図4
は本発明の射出成形同時絵付用シートの他の形態を例示
する断面図である。
の実施の形態を説明する。図1は、本発明の射出成形同
時絵付用シートの形態例のうちの幾つかを例示する断面
図、図2は、本発明の射出成形同時絵付方法を説明する
概念図、図3は本発明の成形品を例示する断面図、図4
は本発明の射出成形同時絵付用シートの他の形態を例示
する断面図である。
【0010】〔射出成形同時絵付用シート〕本発明の射
出成形同時絵付用シートとしては、大別して、ラミネ−
トシートと転写シートとがある。ラミネ−トシートで
は、絵付用シートはその全層が樹脂成形物に積層された
ままとなる。転写シートでは、絵付用シートは樹脂成形
物に積層後、その基材シートを剥離除去して、接着剤層
の他に更に装飾層等からなる転写層のみが樹脂成形物に
最終的に積層される。図1(A)に例示する本発明の射
出成形同時絵付用シートSが、ラミネ−トシートの場合
であり、同図では基材シート1と接着剤層2とからな
る。そして、図1(B)に例示する本発明の射出成形同
時絵付用シートSが、転写シートの場合であり、同図で
は基材シート1と接着剤層2との間に装飾層3を有し、
接着剤層2と装飾層3とが、転写層4となる。
出成形同時絵付用シートとしては、大別して、ラミネ−
トシートと転写シートとがある。ラミネ−トシートで
は、絵付用シートはその全層が樹脂成形物に積層された
ままとなる。転写シートでは、絵付用シートは樹脂成形
物に積層後、その基材シートを剥離除去して、接着剤層
の他に更に装飾層等からなる転写層のみが樹脂成形物に
最終的に積層される。図1(A)に例示する本発明の射
出成形同時絵付用シートSが、ラミネ−トシートの場合
であり、同図では基材シート1と接着剤層2とからな
る。そして、図1(B)に例示する本発明の射出成形同
時絵付用シートSが、転写シートの場合であり、同図で
は基材シート1と接着剤層2との間に装飾層3を有し、
接着剤層2と装飾層3とが、転写層4となる。
【0011】(基材シート)基材シート1としては、本
発明では、降伏点が有って、且つ10mm幅に切断し
た該基材シートを50℃の環境下で30%/秒の速度で
引っ張る時の降伏点以降の応力値が0.6kg以上とな
る熱可塑性樹脂シート、降伏点が無く、且つ10mm
幅に切断した該基材シートを50℃の環境下で30%/
秒の速度で引っ張る時の10%伸び以降の応力値が0.
6kg以上となる熱可塑性樹脂シート、のいずれかのシ
ートを用いる。この様な物性を規定する事によって、深
絞りも出来る優れた成形性を、射出成形同時絵付用シー
トに付与する事ができる。なぜならば、射出成形同時絵
付用シートの全厚みの中で、基材シートに対して、接着
剤層や装飾層等の他の層はかなり薄いので、射出成形同
時絵付用シート全体の成形性は、基材シートに支配され
るからである。上記応力値は基本的には低い方がシート
は伸ばされ易く深絞りとなる表面凹凸に追従し易くなる
が、射出成形同時絵付用シートは通常加熱溶融した射出
樹脂に接するので、該射出樹脂による熱や剪断力によっ
て、破れや皺が発生し無い様な耐熱性も必要である。こ
の為には、上記応力値は0.6kg以上とする事が好ま
しい。0.6kg未満であると、特に熱及び剪断力を受
け易いゲート部周辺等で、射出成形同時絵付用シートが
伸ばされ過ぎて、シートが樹脂成形物内に食い込んだり
する事が起き易くなる。但し、上記応力値が大き過ぎる
と、型への成形適性が低下する為、通常は上記応力値は
2.0〜3.0kg程度以下とすることが好ましい。こ
の上記応力値の上限は、型の絞り比、絞形状、樹脂の射
出条件等によっても異なる為、状況に応じ適宜加減す
る。
発明では、降伏点が有って、且つ10mm幅に切断し
た該基材シートを50℃の環境下で30%/秒の速度で
引っ張る時の降伏点以降の応力値が0.6kg以上とな
る熱可塑性樹脂シート、降伏点が無く、且つ10mm
幅に切断した該基材シートを50℃の環境下で30%/
秒の速度で引っ張る時の10%伸び以降の応力値が0.
6kg以上となる熱可塑性樹脂シート、のいずれかのシ
ートを用いる。この様な物性を規定する事によって、深
絞りも出来る優れた成形性を、射出成形同時絵付用シー
トに付与する事ができる。なぜならば、射出成形同時絵
付用シートの全厚みの中で、基材シートに対して、接着
剤層や装飾層等の他の層はかなり薄いので、射出成形同
時絵付用シート全体の成形性は、基材シートに支配され
るからである。上記応力値は基本的には低い方がシート
は伸ばされ易く深絞りとなる表面凹凸に追従し易くなる
が、射出成形同時絵付用シートは通常加熱溶融した射出
樹脂に接するので、該射出樹脂による熱や剪断力によっ
て、破れや皺が発生し無い様な耐熱性も必要である。こ
の為には、上記応力値は0.6kg以上とする事が好ま
しい。0.6kg未満であると、特に熱及び剪断力を受
け易いゲート部周辺等で、射出成形同時絵付用シートが
伸ばされ過ぎて、シートが樹脂成形物内に食い込んだり
する事が起き易くなる。但し、上記応力値が大き過ぎる
と、型への成形適性が低下する為、通常は上記応力値は
2.0〜3.0kg程度以下とすることが好ましい。こ
の上記応力値の上限は、型の絞り比、絞形状、樹脂の射
出条件等によっても異なる為、状況に応じ適宜加減す
る。
【0012】なお、ここで言う応力値は、単位断面積当
たりの力ではなく、あくまでも10mm幅の幅で、且つ
厚さは実際に使用される基材シートの厚さの試験片につ
いての張力を意味する。その理由は、本発明で問題とす
るのは、あくまでも、実際に使用する厚さの基材シート
が予備成形時、或いは射出成形時に加わる変位と熱に対
して、どの位の抵抗を示すかである為、厚さは実際の基
材シート厚とする。また幅は、成形品の形状寸法ごとに
全幅は千差万別となり、同条件での比較が出来ない為、
同一幅に統一する。たまたま、本発明では統一幅を10
mmに設定したものである。また、測定条件を50℃に
するのは、50℃に於いて前記条件で測定した前記応力
値が、実際の射出成形や予備成形時の基材シートの挙動
と相関が有ることから、である。
たりの力ではなく、あくまでも10mm幅の幅で、且つ
厚さは実際に使用される基材シートの厚さの試験片につ
いての張力を意味する。その理由は、本発明で問題とす
るのは、あくまでも、実際に使用する厚さの基材シート
が予備成形時、或いは射出成形時に加わる変位と熱に対
して、どの位の抵抗を示すかである為、厚さは実際の基
材シート厚とする。また幅は、成形品の形状寸法ごとに
全幅は千差万別となり、同条件での比較が出来ない為、
同一幅に統一する。たまたま、本発明では統一幅を10
mmに設定したものである。また、測定条件を50℃に
するのは、50℃に於いて前記条件で測定した前記応力
値が、実際の射出成形や予備成形時の基材シートの挙動
と相関が有ることから、である。
【0013】また特に予備成形時の良好な成形性を得る
為には、上記応力値に加えて、基材シートが、10mm
幅に切断した該基材シートを7%/秒の速度で200%
まで伸ばしたときの値(200%モジュラス値)であっ
て100℃〜120℃の値が0.3kg以下となるシー
トが好ましい。すなわち、前記応力値と200%モジュ
ラス値の数値範囲と射出成形時の絵付用シートの過度の
伸び、変形の有無及び予備成形時の絵付用シートの成形
性の良否とに相関関係があり、上記の様な物性値を持つ
絵付用シートを用いる事により、良好な絵付けができる
射出成形同時絵付方法を実施し得る。
為には、上記応力値に加えて、基材シートが、10mm
幅に切断した該基材シートを7%/秒の速度で200%
まで伸ばしたときの値(200%モジュラス値)であっ
て100℃〜120℃の値が0.3kg以下となるシー
トが好ましい。すなわち、前記応力値と200%モジュ
ラス値の数値範囲と射出成形時の絵付用シートの過度の
伸び、変形の有無及び予備成形時の絵付用シートの成形
性の良否とに相関関係があり、上記の様な物性値を持つ
絵付用シートを用いる事により、良好な絵付けができる
射出成形同時絵付方法を実施し得る。
【0014】上記熱可塑性樹脂としては、上記物性を示
すものであれば、特に限定されるものではない。例え
ば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メ
タ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチ
ル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アク
リレート−スチレン共重合体等のアクリル樹脂〔但し、
(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリ
レートの意味〕、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレ
フィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹
脂、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂
(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体)、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂等であ
る。基材シートはこれら樹脂のシート(フィルム)の単
層又は2層以上の積層体が用いられる。なお、熱可塑性
樹脂シート中には、可塑剤、安定剤等の各種添加剤を、
物性調整の為に添加しても良い。
すものであれば、特に限定されるものではない。例え
ば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メ
タ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチ
ル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アク
リレート−スチレン共重合体等のアクリル樹脂〔但し、
(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリ
レートの意味〕、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレ
フィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹
脂、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂
(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体)、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂等であ
る。基材シートはこれら樹脂のシート(フィルム)の単
層又は2層以上の積層体が用いられる。なお、熱可塑性
樹脂シート中には、可塑剤、安定剤等の各種添加剤を、
物性調整の為に添加しても良い。
【0015】ここで応力値、及び200%モジュラス値
の設計指針を説明する。降伏値を有する基材シートに、
所望の降伏点以降の応力値、200%モジュラス値を付
与させる為の方法としては、樹脂の力学的、熱的物性を
調整する公知の方法を適用すれば良い。
の設計指針を説明する。降伏値を有する基材シートに、
所望の降伏点以降の応力値、200%モジュラス値を付
与させる為の方法としては、樹脂の力学的、熱的物性を
調整する公知の方法を適用すれば良い。
【0016】例えば、塩化ビニル樹脂の場合を例にとれ
ば、その重合度、可塑剤量(及び種類)、及び/又は共
重合化(酢酸ビニルなどとの)等を調整する。表1に示
す如く、一般に可塑剤量を多くした場合、重合度を低く
した場合、塩化ビニル以外の単量体の共重合比を多くし
た場合は、上記200%モジュラス値は低下し、降伏点
以降の応力値は低下する。また逆に可塑剤量を少なくし
た場合、重合度を高くした場合、塩化ビニル以外の単量
体の共重合比を少なくした場合は、上記200%モジュ
ラス値は増加し、降伏点以降の応力値は増加する。但
し、可塑性は可塑剤の種類によっても依存し、一般にフ
タル酸ジオクチルの方がトリクレジルフォスフェートよ
りも、降伏値がはっきり現れる傾向があり、且つ上記値
は増加する。そして、全く無可塑もしくは、可塑剤量を
極微量にすると降伏値が無いものとなる。
ば、その重合度、可塑剤量(及び種類)、及び/又は共
重合化(酢酸ビニルなどとの)等を調整する。表1に示
す如く、一般に可塑剤量を多くした場合、重合度を低く
した場合、塩化ビニル以外の単量体の共重合比を多くし
た場合は、上記200%モジュラス値は低下し、降伏点
以降の応力値は低下する。また逆に可塑剤量を少なくし
た場合、重合度を高くした場合、塩化ビニル以外の単量
体の共重合比を少なくした場合は、上記200%モジュ
ラス値は増加し、降伏点以降の応力値は増加する。但
し、可塑性は可塑剤の種類によっても依存し、一般にフ
タル酸ジオクチルの方がトリクレジルフォスフェートよ
りも、降伏値がはっきり現れる傾向があり、且つ上記値
は増加する。そして、全く無可塑もしくは、可塑剤量を
極微量にすると降伏値が無いものとなる。
【0017】
【表1】
【0018】また、ポリエチレン樹脂の場合は、表2に
示す如く、(低結晶度)高圧ポリエチレンを用いた場合
は、上記200%モジュラス値は低下し、降伏点以降の
応力値は低下する。また、(高結晶度)低圧ポリエチレ
ンを用いた場合は、上記200%モジュラス値は増加
し、降伏点以降の応力値は増加する。
示す如く、(低結晶度)高圧ポリエチレンを用いた場合
は、上記200%モジュラス値は低下し、降伏点以降の
応力値は低下する。また、(高結晶度)低圧ポリエチレ
ンを用いた場合は、上記200%モジュラス値は増加
し、降伏点以降の応力値は増加する。
【0019】
【表2】
【0020】また、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等の熱可塑性線状ポリエステル
樹脂の場合は、表3に示す如く、延伸倍率を小さくした
場合は、上記200%モジュラス値は低下し、降伏点以
降の応力値は低下する。また、逆に、延伸倍率を大きく
した場合は、上記200%モジュラス値は増加し、降伏
点以降の応力値は増加する。
ブチレンテレフタレート等の熱可塑性線状ポリエステル
樹脂の場合は、表3に示す如く、延伸倍率を小さくした
場合は、上記200%モジュラス値は低下し、降伏点以
降の応力値は低下する。また、逆に、延伸倍率を大きく
した場合は、上記200%モジュラス値は増加し、降伏
点以降の応力値は増加する。
【0021】
【表3】
【0022】一方、降伏点の無い基材シートの場合につ
いては、例えばポリスチレンを選定し、重合度を高くす
ることによって、10%伸び以降の応力値及び上記20
0%モジュラス値は増加し、また重合度を低くするか、
又はアクリロニトリル、ブタジエン等を共重合すること
によって、10%伸び以降の応力値、及び上記200%
モジュラス値は低下する。但し、アクリロニトリルやブ
タジエンの共重合比を段々と増やしに行くと、基材シー
トは降伏点を有するようになって来る。また、塩化ビニ
ル樹脂を選定した場合は、無可塑乃至は極微量の可塑剤
量とすると降伏点の無いものになる。また、可塑剤もフ
タル酸ジオクチルよりもトリクレジルフォスフェートの
方が降伏点が消失し易い。
いては、例えばポリスチレンを選定し、重合度を高くす
ることによって、10%伸び以降の応力値及び上記20
0%モジュラス値は増加し、また重合度を低くするか、
又はアクリロニトリル、ブタジエン等を共重合すること
によって、10%伸び以降の応力値、及び上記200%
モジュラス値は低下する。但し、アクリロニトリルやブ
タジエンの共重合比を段々と増やしに行くと、基材シー
トは降伏点を有するようになって来る。また、塩化ビニ
ル樹脂を選定した場合は、無可塑乃至は極微量の可塑剤
量とすると降伏点の無いものになる。また、可塑剤もフ
タル酸ジオクチルよりもトリクレジルフォスフェートの
方が降伏点が消失し易い。
【0023】なお、基材シートの厚みは、特に限定され
ないが、一般的には30〜500μm程度であり、転写
シートに用いる場合は20〜200μm程度である。
ないが、一般的には30〜500μm程度であり、転写
シートに用いる場合は20〜200μm程度である。
【0024】なお、転写シートの場合、基材シートに
は、接着剤層や装飾層等からなる転写層に対する離型性
を有するシートを使用する。この為に必要に応じて、基
材シートの転写層側には、転写層との離型性を向上させ
る為、公知の離型層を基材シートの構成要素として設け
たシートとする。この離型層は基材シートの剥離時に基
材シートと一体となって転写層から除去される。離型層
には、例えば、シリコーン樹脂、ワックス等が用いられ
る。なお、離型層は0.1〜4μm程度であり、上記し
た基材シート全体の機械的物性への影響は微小である。
は、接着剤層や装飾層等からなる転写層に対する離型性
を有するシートを使用する。この為に必要に応じて、基
材シートの転写層側には、転写層との離型性を向上させ
る為、公知の離型層を基材シートの構成要素として設け
たシートとする。この離型層は基材シートの剥離時に基
材シートと一体となって転写層から除去される。離型層
には、例えば、シリコーン樹脂、ワックス等が用いられ
る。なお、離型層は0.1〜4μm程度であり、上記し
た基材シート全体の機械的物性への影響は微小である。
【0025】(接着剤層)接着剤層2としては、軟化点
が90〜100℃の塩素化ポリオレフィン樹脂を使用す
る。軟化点はVicat軟化温度(JIS K7206
規定)である。塩素化ポリオレフィン樹脂としては、塩
素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等を単体又は
2種以上混合して使用する。塩素化ポリオレフィン樹脂
によって、樹脂成形物がポリオレフィン系樹脂の場合で
も、密着良く射出成形同時絵付用シートを積層できる。
特に、その軟化点を90〜100℃の範囲とする事によ
って、優れた密着性が得られる。軟化点が90℃未満で
あると、密着してもその耐熱性が不足し、軟化点が10
0℃を超えると、射出成形同時絵付け時の射出樹脂の熱
による密着が不足する。
が90〜100℃の塩素化ポリオレフィン樹脂を使用す
る。軟化点はVicat軟化温度(JIS K7206
規定)である。塩素化ポリオレフィン樹脂としては、塩
素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等を単体又は
2種以上混合して使用する。塩素化ポリオレフィン樹脂
によって、樹脂成形物がポリオレフィン系樹脂の場合で
も、密着良く射出成形同時絵付用シートを積層できる。
特に、その軟化点を90〜100℃の範囲とする事によ
って、優れた密着性が得られる。軟化点が90℃未満で
あると、密着してもその耐熱性が不足し、軟化点が10
0℃を超えると、射出成形同時絵付け時の射出樹脂の熱
による密着が不足する。
【0026】なお、接着剤層の厚みは使用法等に応じて
適宜厚さとすれば良いが、通常1〜10μm程度であ
る。また、接着剤層の形成方法は特に限定は無いが、通
常は、上記樹脂を希釈溶剤で希釈した樹脂液からなるイ
ンキ又は塗液として、グラビア印刷、ロールコート等の
公知の印刷又は塗工手段により形成する。なお、接着剤
層は、塩素化ポリオレフィン樹脂のみで構成しても良い
が、インキ(又は塗液)の印刷(又は塗工)適性等の諸
物性を調整、向上させる為に、必要に応じて、体質顔
料、保存安定剤等の各種添加剤を添加しても良い。
適宜厚さとすれば良いが、通常1〜10μm程度であ
る。また、接着剤層の形成方法は特に限定は無いが、通
常は、上記樹脂を希釈溶剤で希釈した樹脂液からなるイ
ンキ又は塗液として、グラビア印刷、ロールコート等の
公知の印刷又は塗工手段により形成する。なお、接着剤
層は、塩素化ポリオレフィン樹脂のみで構成しても良い
が、インキ(又は塗液)の印刷(又は塗工)適性等の諸
物性を調整、向上させる為に、必要に応じて、体質顔
料、保存安定剤等の各種添加剤を添加しても良い。
【0027】(その他の層)また、射出成形同時絵付用
シートは、ラミネ−トシートとして使用する場合、装飾
層無しで、基材シートと接着剤層とからなる構成等の絵
付用シートを用いて、基材シートのみを被着体に積層
(もちろん間に接着剤層が介在する)する事もあるが、
通常は装飾層も形成した絵付用シートとする。また、こ
の様に装飾層無しで、基材シートのみを積層する場合で
も、基材シート自体への顔料等の練り込み等によって、
基材シート自体を装飾処理しておけば、該基材シート自
体が装飾層となって、被着体を絵付けする事になる。ま
た、透明な基材シート自体による塗装感の付与でも、被
着体を絵付けする事になる。なお、射出成形同時絵付用
シートを転写シートとして使用する場合は、接着剤層中
に着色剤を含有させたりして装飾層を兼用する層とすれ
ば、接着剤層のみを転写する事もあり得るが、通常は、
基材シートと接着剤層の間に接着剤層を兼用しない装飾
層を形成した絵付用シートとする。
シートは、ラミネ−トシートとして使用する場合、装飾
層無しで、基材シートと接着剤層とからなる構成等の絵
付用シートを用いて、基材シートのみを被着体に積層
(もちろん間に接着剤層が介在する)する事もあるが、
通常は装飾層も形成した絵付用シートとする。また、こ
の様に装飾層無しで、基材シートのみを積層する場合で
も、基材シート自体への顔料等の練り込み等によって、
基材シート自体を装飾処理しておけば、該基材シート自
体が装飾層となって、被着体を絵付けする事になる。ま
た、透明な基材シート自体による塗装感の付与でも、被
着体を絵付けする事になる。なお、射出成形同時絵付用
シートを転写シートとして使用する場合は、接着剤層中
に着色剤を含有させたりして装飾層を兼用する層とすれ
ば、接着剤層のみを転写する事もあり得るが、通常は、
基材シートと接着剤層の間に接着剤層を兼用しない装飾
層を形成した絵付用シートとする。
【0028】(その他の層:装飾層)本発明の射出成形
同時絵付用シートは、基材シート及び接着剤層を上記特
定のものから構成する以外は、従来公知の射出成形同時
絵付用シートに於ける場合の各種層構成をとり得る。例
えば、更に装飾層を基材シート上に形成する場合、装飾
層としては、基本的には特に制限は無い。装飾層は、通
常は印刷インキ或いは塗料で形成する。或いは、金属薄
膜層等も装飾層として使用できる。装飾層は、接着剤層
側の基材シート面、或いは、ラミネ−トシートの場合で
は、この他、接着剤層側とは反対側の基材シート面や基
材シート表裏両面等にも形成する。基材シートの接着剤
層側の場合、基材シートは装飾層に対する保護層として
使用できる。もちろん、この場合の基材シートは透明
(無色又は着色)シートとするが、基材シートは塗装感
の付与等の為にも使用できる。
同時絵付用シートは、基材シート及び接着剤層を上記特
定のものから構成する以外は、従来公知の射出成形同時
絵付用シートに於ける場合の各種層構成をとり得る。例
えば、更に装飾層を基材シート上に形成する場合、装飾
層としては、基本的には特に制限は無い。装飾層は、通
常は印刷インキ或いは塗料で形成する。或いは、金属薄
膜層等も装飾層として使用できる。装飾層は、接着剤層
側の基材シート面、或いは、ラミネ−トシートの場合で
は、この他、接着剤層側とは反対側の基材シート面や基
材シート表裏両面等にも形成する。基材シートの接着剤
層側の場合、基材シートは装飾層に対する保護層として
使用できる。もちろん、この場合の基材シートは透明
(無色又は着色)シートとするが、基材シートは塗装感
の付与等の為にも使用できる。
【0029】装飾層を印刷インキや塗料で形成する場
合、印刷インキ(或いは塗料)のバインダーの樹脂とし
ては、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、或いは、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオ
レフィン等を単体、或いは2種以上混合して用いる。ま
た、上記印刷インキ(或いは塗料)に用いる着色剤は公
知の染料や顔料で良く、例えば、チタン白、弁柄、黄
鉛、群青、カーボンブラック、イソインドリノン、キナ
クリドン、フタロシアニンブルー等を用いる。装飾層の
絵柄は、木目、石目、布目、砂目、幾何学模様、文字、
全面ベタ等と任意である。
合、印刷インキ(或いは塗料)のバインダーの樹脂とし
ては、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、或いは、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオ
レフィン等を単体、或いは2種以上混合して用いる。ま
た、上記印刷インキ(或いは塗料)に用いる着色剤は公
知の染料や顔料で良く、例えば、チタン白、弁柄、黄
鉛、群青、カーボンブラック、イソインドリノン、キナ
クリドン、フタロシアニンブルー等を用いる。装飾層の
絵柄は、木目、石目、布目、砂目、幾何学模様、文字、
全面ベタ等と任意である。
【0030】なお、装飾層とする金属薄膜層としては、
アルミニウム、真鍮、金、銀、銅、クロム等を用いて真
空蒸着法、スパッタリング法等で形成する。また、金属
薄膜層は全面又は部分的(絵柄状等)な層とする。
アルミニウム、真鍮、金、銀、銅、クロム等を用いて真
空蒸着法、スパッタリング法等で形成する。また、金属
薄膜層は全面又は部分的(絵柄状等)な層とする。
【0031】(その他の層:剥離層)射出成形同時絵付
用シートを転写シートとする場合、基材シートに接する
側に、基材シートとの離型性を調整する為、転写後の表
面保護層や塗装感を与える層等として、剥離層を設けて
も良い。剥離層としては、上記装飾層形成用の印刷イン
キで列記した各種バインダーの樹脂の他に、アクリル系
やエポキシ系等からなり紫外線や電子線で硬化する電離
放射線硬化性樹脂等も使用できる。剥離層は装飾層同様
の公知の印刷法や塗工法で形成する。剥離層の厚さは通
常1〜100μm程度である。
用シートを転写シートとする場合、基材シートに接する
側に、基材シートとの離型性を調整する為、転写後の表
面保護層や塗装感を与える層等として、剥離層を設けて
も良い。剥離層としては、上記装飾層形成用の印刷イン
キで列記した各種バインダーの樹脂の他に、アクリル系
やエポキシ系等からなり紫外線や電子線で硬化する電離
放射線硬化性樹脂等も使用できる。剥離層は装飾層同様
の公知の印刷法や塗工法で形成する。剥離層の厚さは通
常1〜100μm程度である。
【0032】(その他の層:プライマー層)また、基材
シート、接着剤層、装飾層、剥離層等に於いて、これら
の層間密着力を向上させる為に、層間にプライマー層を
設けても良い。プライマー層の樹脂には、特に制限は無
く、公知の物の中から適宜選択すれば良い。例えばウレ
タン樹脂を使用すれば良い。ウレタン樹脂としては、2
液硬化型ウレタン樹脂、或いは熱可塑性ウレタン樹脂等
を使用すれば良い。また、プライマー層は、この様な樹
脂からなるインキ又は塗液で、公知の印刷法又は塗工法
で形成すれば良い。
シート、接着剤層、装飾層、剥離層等に於いて、これら
の層間密着力を向上させる為に、層間にプライマー層を
設けても良い。プライマー層の樹脂には、特に制限は無
く、公知の物の中から適宜選択すれば良い。例えばウレ
タン樹脂を使用すれば良い。ウレタン樹脂としては、2
液硬化型ウレタン樹脂、或いは熱可塑性ウレタン樹脂等
を使用すれば良い。また、プライマー層は、この様な樹
脂からなるインキ又は塗液で、公知の印刷法又は塗工法
で形成すれば良い。
【0033】例えば、図4に例示のラミネ−トシートと
なる射出成形同時絵付用シートSの如く、基材シート1
に、装飾層3、プライマー層6、接着剤層2がこの順に
積層された構成等でも良い。この様な構成とすれば、装
飾層による加飾が可能で、なお且つプライマー層により
装飾層及び基材シートに使用できる樹脂の選択範囲を広
げる事ができる。この様な図4に例示の構成の射出成形
同時絵付用シートの具体例としては、例えば、アクリル
樹脂を主体とする上記物性を持つ基材シート1に、バイ
ンダーの樹脂がアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体との混合物を主成分とする装飾層3と、ウレタ
ン樹脂を主成分とするプライマー層6と、軟化点90〜
100℃の塩素化ポリオレフィン樹脂を主成分とする接
着剤層2がこの順に積層された絵付用シートである。
なる射出成形同時絵付用シートSの如く、基材シート1
に、装飾層3、プライマー層6、接着剤層2がこの順に
積層された構成等でも良い。この様な構成とすれば、装
飾層による加飾が可能で、なお且つプライマー層により
装飾層及び基材シートに使用できる樹脂の選択範囲を広
げる事ができる。この様な図4に例示の構成の射出成形
同時絵付用シートの具体例としては、例えば、アクリル
樹脂を主体とする上記物性を持つ基材シート1に、バイ
ンダーの樹脂がアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体との混合物を主成分とする装飾層3と、ウレタ
ン樹脂を主成分とするプライマー層6と、軟化点90〜
100℃の塩素化ポリオレフィン樹脂を主成分とする接
着剤層2がこの順に積層された絵付用シートである。
【0034】〔射出成形同時絵付方法〕本発明の射出成
形同時絵付方法は、前述した本発明の射出成形同時絵付
用シートを用いて、所謂射出成形同時絵付方法によっ
て、樹脂成形物の表面に積層する事で、また転写の場合
は、更にその後、基材シートを剥離する事で(前記の如
く基材シートがその構成要素として離型層を有する場合
は、基材シートの一部として該離型層も剥離する)、該
絵付用シートで絵付けされた成形品を得る方法である。
形同時絵付方法は、前述した本発明の射出成形同時絵付
用シートを用いて、所謂射出成形同時絵付方法によっ
て、樹脂成形物の表面に積層する事で、また転写の場合
は、更にその後、基材シートを剥離する事で(前記の如
く基材シートがその構成要素として離型層を有する場合
は、基材シートの一部として該離型層も剥離する)、該
絵付用シートで絵付けされた成形品を得る方法である。
【0035】なお、射出成形同時絵付方法とは、特公昭
50−19132号公報、特公昭43−27488号公
報、特開平6−315950号公報、特公平2−420
80号公報等に記載されるように、絵付シートを射出成
形の雌雄両金型間に配置した後、流動状態の樹脂を型内
に射出充填し、樹脂成型物の成形と同時にその表面に絵
付シートを積層して、ラミネ−ト又は転写で絵付けする
方法である。
50−19132号公報、特公昭43−27488号公
報、特開平6−315950号公報、特公平2−420
80号公報等に記載されるように、絵付シートを射出成
形の雌雄両金型間に配置した後、流動状態の樹脂を型内
に射出充填し、樹脂成型物の成形と同時にその表面に絵
付シートを積層して、ラミネ−ト又は転写で絵付けする
方法である。
【0036】本発明の射出成形同時絵付方法は、用いる
絵付用シートとして前述した本発明の射出成形同時絵付
用シートを用いる事以外は、従来公知の射出成形同時絵
付方法に於ける各種形態をとり得るものである。例え
ば、絵付用シートの予備成形を行う形態でも行わない形
態でも、いずれでも良い。また、絵付用シートの予熱を
行っても良く、行わなくても良い。なお、予備成形時に
は通常は絵付用シートは予熱する。もちろん、絵付用シ
ートの絞りが大きい場合は、予備成形を行うのが好まし
い。一方、絵付用シートの絞りが少ない場合は、射出さ
れる流動状態の樹脂の樹脂圧で絵付用シートを成形でき
る。この際、絞りが浅ければ、予備成形無しで樹脂射出
と同時に型内に充填される流動状態の樹脂の樹脂圧で絵
付用シートを成形する事もある。また、樹脂圧で絵付用
シートを成形する場合でも、絵付用シートは予熱せずに
射出樹脂の熱を利用する事もある。また、絵付用シート
の予備成形は、通常は、射出成形型を真空成形型と兼用
して行うが、型間に絵付用シートを供給する前に、型外
部で別の真空成形型で絵付用シートを真空成形する様な
予備成形でも良い。なお、真空成形とは真空圧空成形も
包含する。
絵付用シートとして前述した本発明の射出成形同時絵付
用シートを用いる事以外は、従来公知の射出成形同時絵
付方法に於ける各種形態をとり得るものである。例え
ば、絵付用シートの予備成形を行う形態でも行わない形
態でも、いずれでも良い。また、絵付用シートの予熱を
行っても良く、行わなくても良い。なお、予備成形時に
は通常は絵付用シートは予熱する。もちろん、絵付用シ
ートの絞りが大きい場合は、予備成形を行うのが好まし
い。一方、絵付用シートの絞りが少ない場合は、射出さ
れる流動状態の樹脂の樹脂圧で絵付用シートを成形でき
る。この際、絞りが浅ければ、予備成形無しで樹脂射出
と同時に型内に充填される流動状態の樹脂の樹脂圧で絵
付用シートを成形する事もある。また、樹脂圧で絵付用
シートを成形する場合でも、絵付用シートは予熱せずに
射出樹脂の熱を利用する事もある。また、絵付用シート
の予備成形は、通常は、射出成形型を真空成形型と兼用
して行うが、型間に絵付用シートを供給する前に、型外
部で別の真空成形型で絵付用シートを真空成形する様な
予備成形でも良い。なお、真空成形とは真空圧空成形も
包含する。
【0037】図2の概念図によって、本発明の射出成形
同時絵付方法を、その或る一形態で説明する。なお、こ
こで説明する形態は、型締めする前に、絵付用シートを
型間で加熱し軟化させて射出成形型で真空成形により予
備成形した後に、型締めして樹脂を射出する形態であ
る。
同時絵付方法を、その或る一形態で説明する。なお、こ
こで説明する形態は、型締めする前に、絵付用シートを
型間で加熱し軟化させて射出成形型で真空成形により予
備成形した後に、型締めして樹脂を射出する形態であ
る。
【0038】先ず、図2(A)の如く、射出成形型とし
ては、射出ノズルと連通する湯道(ランナー)及び湯口
(ゲート)を有する型Maと、型面に吸引孔41を有し
シートの予備成形型を兼用する型Mbの一対の成形型を
用いる。これらの型は鉄等の金属、或いはセラミックス
からなる。型開き状態に於いて両型Ma、Mb間に射出
成形同時絵付用シートSを供給し、型Mbに絵付用シー
トSを枠状のシートクランプ42で押圧する等して固定
する。この際、絵付用シートの接着剤層側は、図面右側
の射出樹脂側となる様にする事はもちろんである。次い
で、適宜、両型間に挿入したヒータで絵付用シートを加
熱軟化させる。加熱は例えば非接触の輻射加熱とする
が、接触加熱でも良い。そして、吸引孔から吸引して真
空成形して、絵付用シートを型Mbのキャビティ面に沿
わせ予備成形する。なお、真空成形は圧空も併用する真
空圧空成形でも良く、これも包含する。次いで、ヒータ
を両型間から退避させ、図2(B)の如く両型を型締め
し、両型で形成さるキャビティに加熱熔融状態等の流動
状態の樹脂を充填する。そして、樹脂が固化後、型開き
して成形物を取り出す。射出成形同時絵付用シートがラ
ミネ−トシートの場合は、絵付用シートの不要部分があ
れば適宜トリミングすれば、図3の如く、樹脂成形物5
に射出成形同時絵付用シートSが積層され絵付けされた
成形品Pが得られる。また、射出成形同時絵付用シート
が転写シートの場合は、基材シートを型Mb側に残した
状態で成形物を取り出すか、或いは、絵付用シート全体
が積層された状態で成形物を取り出し後、基材シートを
剥離して、転写層のみが積層されて絵付けされた成形品
を得る。
ては、射出ノズルと連通する湯道(ランナー)及び湯口
(ゲート)を有する型Maと、型面に吸引孔41を有し
シートの予備成形型を兼用する型Mbの一対の成形型を
用いる。これらの型は鉄等の金属、或いはセラミックス
からなる。型開き状態に於いて両型Ma、Mb間に射出
成形同時絵付用シートSを供給し、型Mbに絵付用シー
トSを枠状のシートクランプ42で押圧する等して固定
する。この際、絵付用シートの接着剤層側は、図面右側
の射出樹脂側となる様にする事はもちろんである。次い
で、適宜、両型間に挿入したヒータで絵付用シートを加
熱軟化させる。加熱は例えば非接触の輻射加熱とする
が、接触加熱でも良い。そして、吸引孔から吸引して真
空成形して、絵付用シートを型Mbのキャビティ面に沿
わせ予備成形する。なお、真空成形は圧空も併用する真
空圧空成形でも良く、これも包含する。次いで、ヒータ
を両型間から退避させ、図2(B)の如く両型を型締め
し、両型で形成さるキャビティに加熱熔融状態等の流動
状態の樹脂を充填する。そして、樹脂が固化後、型開き
して成形物を取り出す。射出成形同時絵付用シートがラ
ミネ−トシートの場合は、絵付用シートの不要部分があ
れば適宜トリミングすれば、図3の如く、樹脂成形物5
に射出成形同時絵付用シートSが積層され絵付けされた
成形品Pが得られる。また、射出成形同時絵付用シート
が転写シートの場合は、基材シートを型Mb側に残した
状態で成形物を取り出すか、或いは、絵付用シート全体
が積層された状態で成形物を取り出し後、基材シートを
剥離して、転写層のみが積層されて絵付けされた成形品
を得る。
【0039】なお、本発明の射出成形同時絵付方法に於
いて、射出成形する樹脂としては、基本的には、射出成
形同時絵付方法に於ける従来公知のものが使用でき特に
制限はない。射出成形樹脂は、製品の要求物性やコスト
等に応じて選定される。例えば、熱可塑性樹脂であれ
ば、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体)樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ポリカーボネート樹脂、或いはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピ
レン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラスト
マー等のポリオレフィン系樹脂等である。また、硬化性
樹脂であれば、2液硬化型の樹脂、例えば、ウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の未硬化
樹脂液等の射出成形同時絵付用として従来より知られて
いる材料を使用できる。熱可塑性樹脂は加熱熔融して流
動状態で射出し、また硬化性樹脂は室温又は適宜加熱し
て流動状態で射出する。但し、本発明の射出成形同時絵
付方法では、前述した本発明の射出成形同時絵付用シー
トを使用する方法であり、該本発明の絵付用シートの特
徴を活かして最も効果を奏するのは、ポリプロピレン等
の上記各種のポリオレフィン系樹脂である。
いて、射出成形する樹脂としては、基本的には、射出成
形同時絵付方法に於ける従来公知のものが使用でき特に
制限はない。射出成形樹脂は、製品の要求物性やコスト
等に応じて選定される。例えば、熱可塑性樹脂であれ
ば、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体)樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ポリカーボネート樹脂、或いはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピ
レン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラスト
マー等のポリオレフィン系樹脂等である。また、硬化性
樹脂であれば、2液硬化型の樹脂、例えば、ウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の未硬化
樹脂液等の射出成形同時絵付用として従来より知られて
いる材料を使用できる。熱可塑性樹脂は加熱熔融して流
動状態で射出し、また硬化性樹脂は室温又は適宜加熱し
て流動状態で射出する。但し、本発明の射出成形同時絵
付方法では、前述した本発明の射出成形同時絵付用シー
トを使用する方法であり、該本発明の絵付用シートの特
徴を活かして最も効果を奏するのは、ポリプロピレン等
の上記各種のポリオレフィン系樹脂である。
【0040】〔成形品〕本発明の成形品は、図3に例示
する成形品Pの如く、前述した本発明の射出成形同時絵
付用シートSが、ラミネ−トシートとして、その特定樹
脂からなる接着剤層を介して基材シートも含めた全層
が、ポリオレフィン系樹脂からなる樹脂成形物5の表面
に積層してなる構成の成形品である。ポリオレフィン系
樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレ
フィン系熱可塑性エラストマー等である。なお、成形品
は、通常、絵付用シートの積層面が凹凸面等と非平面の
立体物である。しかし、本発明の成形品としては、絵付
用シートの積層面は平面だが他の面が非平面の立体物、
積層面が平面となる板状物を排除するものではない。特
定の接着剤層による優れた密着性を享受できる。
する成形品Pの如く、前述した本発明の射出成形同時絵
付用シートSが、ラミネ−トシートとして、その特定樹
脂からなる接着剤層を介して基材シートも含めた全層
が、ポリオレフィン系樹脂からなる樹脂成形物5の表面
に積層してなる構成の成形品である。ポリオレフィン系
樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレ
フィン系熱可塑性エラストマー等である。なお、成形品
は、通常、絵付用シートの積層面が凹凸面等と非平面の
立体物である。しかし、本発明の成形品としては、絵付
用シートの積層面は平面だが他の面が非平面の立体物、
積層面が平面となる板状物を排除するものではない。特
定の接着剤層による優れた密着性を享受できる。
【0041】本発明の成形品を得るには、絵付用シート
には本発明の射出成形同時絵付用シートを使用するのが
必須である。しかし、射出成形同時絵付用シートを樹脂
成形物に積層する方法は、射出成形同時絵付方法が好適
であるものの、当該方法に必ずしも限定されるものでは
無い。射出成形同時絵付用シートの変則的な使用法とな
るが、被着体である樹脂成形物(に於ける絵付用シート
の被着面の形状)、用意できる製造設備等に応じて、適
宜方法を採用しても良い。例えば、特公昭56−457
68号公報(オーバーレイ法)、特公昭60−5801
4号公報(真空プレス法)等に記載の所謂真空成形積層
方法等でも良い。もちろん、本発明の射出成形同時絵付
方法を採用する事が、絞りの深い立体面へも絵付用シー
トを密着良く積層して、絵付けでき、なお且つ成形と絵
付けとを同時に1工程で出来、生産効率も良い等の点で
好ましい。
には本発明の射出成形同時絵付用シートを使用するのが
必須である。しかし、射出成形同時絵付用シートを樹脂
成形物に積層する方法は、射出成形同時絵付方法が好適
であるものの、当該方法に必ずしも限定されるものでは
無い。射出成形同時絵付用シートの変則的な使用法とな
るが、被着体である樹脂成形物(に於ける絵付用シート
の被着面の形状)、用意できる製造設備等に応じて、適
宜方法を採用しても良い。例えば、特公昭56−457
68号公報(オーバーレイ法)、特公昭60−5801
4号公報(真空プレス法)等に記載の所謂真空成形積層
方法等でも良い。もちろん、本発明の射出成形同時絵付
方法を採用する事が、絞りの深い立体面へも絵付用シー
トを密着良く積層して、絵付けでき、なお且つ成形と絵
付けとを同時に1工程で出来、生産効率も良い等の点で
好ましい。
【0042】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
詳述する。
詳述する。
【0043】〔実施例1〕透明な125μm厚のアクリ
ル樹脂シート(10mm幅のシートを50℃の環境下で
30%/秒の速度で引っ張った時の降伏点以降の応力値
が0.65kgの特性を持つ熱可塑性樹脂シート)(住
友化学工業株式会社製、K−623)を基材シートとし
て、その片面に、バインダーの樹脂がアクリル樹脂と塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体との1対1重量比の混合
物で、着色顔料が弁柄、カーボンブラック、黄鉛を主成
分とする着色インキで、木目柄の2μm厚の装飾層をグ
ラビア印刷で形成し、更に続いて、2液硬化型ウレタン
系樹脂からなるプライマーインキで厚さ1μmのプライ
マー層をグラビア印刷で形成し、更に続いて、塩素化ポ
リプロピレン(軟化点90℃。但し、軟化点はVica
t軟化点。以下同様)を主成分とする下記組成の変性塩
素化ポリプロピレン接着剤(溶液)を塗工して、厚さ4
μmの接着剤層を形成して、ラミネ−トシートとして本
発明の射出成形同時絵付用シートを得た。
ル樹脂シート(10mm幅のシートを50℃の環境下で
30%/秒の速度で引っ張った時の降伏点以降の応力値
が0.65kgの特性を持つ熱可塑性樹脂シート)(住
友化学工業株式会社製、K−623)を基材シートとし
て、その片面に、バインダーの樹脂がアクリル樹脂と塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体との1対1重量比の混合
物で、着色顔料が弁柄、カーボンブラック、黄鉛を主成
分とする着色インキで、木目柄の2μm厚の装飾層をグ
ラビア印刷で形成し、更に続いて、2液硬化型ウレタン
系樹脂からなるプライマーインキで厚さ1μmのプライ
マー層をグラビア印刷で形成し、更に続いて、塩素化ポ
リプロピレン(軟化点90℃。但し、軟化点はVica
t軟化点。以下同様)を主成分とする下記組成の変性塩
素化ポリプロピレン接着剤(溶液)を塗工して、厚さ4
μmの接着剤層を形成して、ラミネ−トシートとして本
発明の射出成形同時絵付用シートを得た。
【0044】変性塩素化ポリプロピレン接着剤組成 塩素化ポリプロピレン(軟化点90℃) 16重量部 保存安定剤(エポキシ樹脂) 1.6重量部 シリカ 1.6重量部 酢酸エチル 5.7重量部 メチルエチルケトン 5.7重量部 トルエン 69.4重量部
【0045】図4は、上記で得た射出成形同時絵付用シ
ートSの断面図であり、透明な基材シート1に、装飾層
3、プライマー層6、及び接着剤層2がこの順に積層さ
れた構成のシートである。
ートSの断面図であり、透明な基材シート1に、装飾層
3、プライマー層6、及び接着剤層2がこの順に積層さ
れた構成のシートである。
【0046】そして、図2の概念図に示した様な本発明
の射出成形同時絵付方法によって、上記射出成形同時絵
付用シートを樹脂成形物からなる被着体の成形と同時に
その表面に積層して、図3に示す如き、射出成形同時絵
付用シートS全体が樹脂成形物5に積層された層構成の
本発明の成形品Pを得た。絵付用シートは良好な成形性
を示した。なお、射出成形樹脂としては、ポリプロピレ
ン樹脂(三井東圧化学株式会社製、HIP−145)を
使用した。射出成形同時絵付方法は、絵付用シートは射
出成形型を真空成形型として、型間に供給後、加熱軟化
して真空成形で予備成形する形態によった。また、射出
成形金型には、箱型形状のパネルとなる樹脂成形物が得
られる金型で、雌型側にシート予備成形の為の吸引孔を
有する型を用いた。
の射出成形同時絵付方法によって、上記射出成形同時絵
付用シートを樹脂成形物からなる被着体の成形と同時に
その表面に積層して、図3に示す如き、射出成形同時絵
付用シートS全体が樹脂成形物5に積層された層構成の
本発明の成形品Pを得た。絵付用シートは良好な成形性
を示した。なお、射出成形樹脂としては、ポリプロピレ
ン樹脂(三井東圧化学株式会社製、HIP−145)を
使用した。射出成形同時絵付方法は、絵付用シートは射
出成形型を真空成形型として、型間に供給後、加熱軟化
して真空成形で予備成形する形態によった。また、射出
成形金型には、箱型形状のパネルとなる樹脂成形物が得
られる金型で、雌型側にシート予備成形の為の吸引孔を
有する型を用いた。
【0047】更に、得られた成形品に対して、下記の耐
久物性試験を実施したところ、成形品に特に変化は無
く、優れた耐熱性等を示した。また、成形品は木目柄で
絵付けされた、意匠感に優れた成形品となった。
久物性試験を実施したところ、成形品に特に変化は無
く、優れた耐熱性等を示した。また、成形品は木目柄で
絵付けされた、意匠感に優れた成形品となった。
【0048】〔性能評価試験〕射出成形同時絵付用シー
トの成形性と共に、成形品に於ける該絵付用シートの密
着性、及びその耐熱性、耐湿性、耐温水性等の耐久物性
について、性能評価した。表4に、耐久物性試験結果、
使用した塩素化ポリプロピレンの内容、絵付用シートの
成形性を、他の実施例及び比較例と共に纏めて示す。
トの成形性と共に、成形品に於ける該絵付用シートの密
着性、及びその耐熱性、耐湿性、耐温水性等の耐久物性
について、性能評価した。表4に、耐久物性試験結果、
使用した塩素化ポリプロピレンの内容、絵付用シートの
成形性を、他の実施例及び比較例と共に纏めて示す。
【0049】成形性:絵付け面の表面凹凸に絵付用シ
ートが十分に追従し成形されているか否かを、目視で確
認して、十分に絵付け面の凹凸に追従しているものは良
好、不十分なものは不良とした。 密着性:碁盤目テストとして、成形品表面(絵付用シ
ート面)に、2mm間隔で碁盤目状に縦横に切り込みを
入れて、縦横で10×10個の合計100個の枡目を作
った後、セロハン粘着テープ(ニチバン株式会社製、
「セロテープ」(登録商標)24mm幅、産業用)を2
5℃に於いて貼着した後、勢い良く剥がして、絵付用シ
ートがテープと共に剥がれるか否かで評価した。枡目の
剥がれが1個も無いものを良好、枡目の剥がれ有りのも
のを不良とした。 耐熱性:成形品を70℃のオーブン中に500時間入
れた後、取り出して室温まで冷却後、外観の異常の有無
を目視で評価し、異常無きものを良好、異常有るものを
不良とした。 耐湿性:成形品を50℃、95%RHの恒温恒湿槽中
に500時間入れた後、取り出して室温まで冷却後、外
観の異常の有無を目視で評価し、異常無きものを良好、
異常有るものを不良とした。 耐温水性:成形品を40℃の温水中に24時間入れた
後、取り出して表面水分を拭き取り室温まで冷却後、外
観の異常の有無を目視で評価し、異常無きものを良好、
異常有るものを不良とした。
ートが十分に追従し成形されているか否かを、目視で確
認して、十分に絵付け面の凹凸に追従しているものは良
好、不十分なものは不良とした。 密着性:碁盤目テストとして、成形品表面(絵付用シ
ート面)に、2mm間隔で碁盤目状に縦横に切り込みを
入れて、縦横で10×10個の合計100個の枡目を作
った後、セロハン粘着テープ(ニチバン株式会社製、
「セロテープ」(登録商標)24mm幅、産業用)を2
5℃に於いて貼着した後、勢い良く剥がして、絵付用シ
ートがテープと共に剥がれるか否かで評価した。枡目の
剥がれが1個も無いものを良好、枡目の剥がれ有りのも
のを不良とした。 耐熱性:成形品を70℃のオーブン中に500時間入
れた後、取り出して室温まで冷却後、外観の異常の有無
を目視で評価し、異常無きものを良好、異常有るものを
不良とした。 耐湿性:成形品を50℃、95%RHの恒温恒湿槽中
に500時間入れた後、取り出して室温まで冷却後、外
観の異常の有無を目視で評価し、異常無きものを良好、
異常有るものを不良とした。 耐温水性:成形品を40℃の温水中に24時間入れた
後、取り出して表面水分を拭き取り室温まで冷却後、外
観の異常の有無を目視で評価し、異常無きものを良好、
異常有るものを不良とした。
【0050】〔実施例2〕実施例1において、接着剤層
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を10
0℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同
時絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用
いた実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品
を得た。射出成形同時絵付用シートの成形性、及び成形
品に於ける耐久物性も良好であった。
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を10
0℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同
時絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用
いた実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品
を得た。射出成形同時絵付用シートの成形性、及び成形
品に於ける耐久物性も良好であった。
【0051】〔実施例3〕実施例1において、基材シー
トを、厚さ80μmの塩化ビニル樹脂シートに置き換え
た絵付用シートを試作した。但し、基材シートは、塩化
ビニル樹脂の平均重合度は700、可塑剤はトリクレジ
ルフォスフェートを樹脂100重量部に対して18重量
部添加したシートを用いた。上記基材シートは、50℃
に於いて10mm幅の試料を引張速度30%/秒で引っ
張ったときに、降伏点が無く、且つ10%伸び以降の応
力値が0.64〜2.1kgであった。その他は、実施
例1と同様のものを作り、射出成形同時絵付用シートと
した。そして、この絵付用シートを用いた実施例1同様
の射出成形同時絵付方法により成形品を得た。射出成形
同時絵付用シートの成形性、及び成形品に於ける耐久物
性も良好であった。
トを、厚さ80μmの塩化ビニル樹脂シートに置き換え
た絵付用シートを試作した。但し、基材シートは、塩化
ビニル樹脂の平均重合度は700、可塑剤はトリクレジ
ルフォスフェートを樹脂100重量部に対して18重量
部添加したシートを用いた。上記基材シートは、50℃
に於いて10mm幅の試料を引張速度30%/秒で引っ
張ったときに、降伏点が無く、且つ10%伸び以降の応
力値が0.64〜2.1kgであった。その他は、実施
例1と同様のものを作り、射出成形同時絵付用シートと
した。そして、この絵付用シートを用いた実施例1同様
の射出成形同時絵付方法により成形品を得た。射出成形
同時絵付用シートの成形性、及び成形品に於ける耐久物
性も良好であった。
【0052】〔比較例1〕実施例1において、接着剤層
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を85
℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同時
絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用い
た実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品を
得た。射出成形同時絵付用シートの成形性は良好であっ
たが、成形品の耐熱性試験に於いて、絵付用シートに表
面凹凸が発生し耐熱性不良となった。
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を85
℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同時
絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用い
た実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品を
得た。射出成形同時絵付用シートの成形性は良好であっ
たが、成形品の耐熱性試験に於いて、絵付用シートに表
面凹凸が発生し耐熱性不良となった。
【0053】〔比較例2〕実施例1において、接着剤層
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を10
4℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同
時絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用
いた実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品
を得た。射出成形同時絵付用シートの成形性は良好であ
ったが、成形品に於ける密着性が不良となった。
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を10
4℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同
時絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用
いた実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品
を得た。射出成形同時絵付用シートの成形性は良好であ
ったが、成形品に於ける密着性が不良となった。
【0054】〔比較例3〕実施例1において、接着剤層
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を11
3℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同
時絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用
いた実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品
を得る事を試みた。しかし、絵付用シートの予備成形は
旨く行ったが、射出樹脂の熱圧で絵付用シートが樹脂成
形物に密着せず、絵付用シートがラミネ−トされた状態
での成形品が得られなかった。
に用いた塩素化ポリプロピレンについて、軟化点を11
3℃に変更した他は、実施例1と同様にして射出成形同
時絵付用シートを得た。そして、この絵付用シートを用
いた実施例1同様の射出成形同時絵付方法により成形品
を得る事を試みた。しかし、絵付用シートの予備成形は
旨く行ったが、射出樹脂の熱圧で絵付用シートが樹脂成
形物に密着せず、絵付用シートがラミネ−トされた状態
での成形品が得られなかった。
【0055】
【表4】
【0056】
【発明の効果】本発明の射出成形同時絵付用シートに
よれば、射出成形と同時に樹脂成形物に積層して、ラミ
ネ−ト又は転写で絵付けする場合に、絵付け面の凹凸が
深い場合でも、シートを深絞りできる優れた成形性が得
られる上、なお且つ樹脂成形物が密着し難いポリオレフ
ィン系樹脂からなる場合でも、優れた密着性が得られ
る。 また、本発明の射出成形同時絵付方法では、上記射出
成形同時絵付用シートを用いる事によって、凹凸が深い
絵付け面の場合でもシートを深絞り成形して、なお且つ
樹脂成形物が密着し難いポリオレフィン系樹脂からなる
場合でも、優れた密着性が得られる。しかも、工程的に
も効率的に、樹脂成形物の表面を、その成形と同時に優
れた密着力で絵付用シートを1工程で積層して、ラミネ
−ト又は転写により絵付け出来る。 本発明の成形品によれば、安価なポリオレフィン系樹
脂の樹脂成形物の絵付け面が、深絞りとなる様な凹凸面
であっても、ラミネ−トされた射出成形同時絵付用シー
トの密着性が良い絵付け成形品となる。
よれば、射出成形と同時に樹脂成形物に積層して、ラミ
ネ−ト又は転写で絵付けする場合に、絵付け面の凹凸が
深い場合でも、シートを深絞りできる優れた成形性が得
られる上、なお且つ樹脂成形物が密着し難いポリオレフ
ィン系樹脂からなる場合でも、優れた密着性が得られ
る。 また、本発明の射出成形同時絵付方法では、上記射出
成形同時絵付用シートを用いる事によって、凹凸が深い
絵付け面の場合でもシートを深絞り成形して、なお且つ
樹脂成形物が密着し難いポリオレフィン系樹脂からなる
場合でも、優れた密着性が得られる。しかも、工程的に
も効率的に、樹脂成形物の表面を、その成形と同時に優
れた密着力で絵付用シートを1工程で積層して、ラミネ
−ト又は転写により絵付け出来る。 本発明の成形品によれば、安価なポリオレフィン系樹
脂の樹脂成形物の絵付け面が、深絞りとなる様な凹凸面
であっても、ラミネ−トされた射出成形同時絵付用シー
トの密着性が良い絵付け成形品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形同時絵付用シートの形態例を
例示する断面図。
例示する断面図。
【図2】本発明の射出成形同時絵付方法をその一形態で
説明する概念図。
説明する概念図。
【図3】本発明の成形品の形態例を例示する断面図。
【図4】本発明の射出成形同時絵付用シートの他の形態
を例示する断面図。
を例示する断面図。
1 基材シート 2 接着剤層 3 装飾層 4 転写層 5 樹脂成形物 6 プライマー層 41 吸引孔 42 シートクランプ Ma 射出成形型(雄型) Mb 射出成形型(雌型) P 成形品 S 射出成形同時絵付用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01A AK03B AK07B AK25 AL06B AT00A BA02 BA10A BA10B BA15 CC00 EA061 EC042 EC182 EH312 EH362 EJ303 GB90 HB00 HB31 JA04B JB16A JK01A JK06 JK20A JL01 JL11B YY00A YY00B 4F206 AA03 AD05 AD09 AD10 AD20 AG03 JA07 JB13 JB19 JB22 JF05 JN43 JQ81
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも、基材シートと、該基材シー
トの樹脂成形品側に最外層として積層される接着剤層と
からなる、射出成形同時絵付方法に使用する絵付用シー
トにおいて、 基材シートが、降伏点を有し、10mm幅に切断した該
基材シートを50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ
張る時の降伏点以降の応力値が0.6kg以上となる熱
可塑性樹脂シート、或いは降伏点が無く、10mm幅に
切断した該基材シートを50℃の環境下で30%/秒の
速度で引っ張る時の10%伸び以降の応力値が0.6k
g以上となる熱可塑性樹脂シートからなり、接着剤層が
軟化点90〜100℃の塩素化ポリオレフィン樹脂から
なる、射出成形同時絵付用シート。 - 【請求項2】 請求項1記載の射出成形同時絵付用シー
トを、一対の型の間に挿入した後、両型を型締めし、両
型で形成されるキャビティ内に流動状態の樹脂を充填し
て固化させて、成形と同時に樹脂成形物表面に射出成形
同時絵付用シートを密着、積層させた後、両型を型開き
し、ラミネ−トの場合は、そのまま射出成形同時絵付用
シート全層が樹脂成形物に積層した成形品とし、転写の
場合は、基材シートと接着剤層間に少なくとも装飾層
を、該接着剤層と共に転写層として有する射出成形同時
絵付用シートのうちの、基材シートのみを剥離して、接
着剤層を含む転写層が樹脂成形物に積層した成形品とす
る、射出成形同時絵付方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の射出成形同時絵付用シー
トの全層が、その接着剤層によってポリオレフィン系樹
脂からなる樹脂成形物の表面に積層されてなる成形品。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10216715A JP2000043087A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 射出成形同時絵付用シート、射出成形同時絵付方法、及び成形品 |
| DE1999609918 DE69909918T2 (de) | 1998-03-30 | 1999-03-30 | Geformter gegenstand und oberflächenbelagfolie dafür |
| ES99910774T ES2204112T3 (es) | 1998-03-30 | 1999-03-30 | Sistema para el proceso de flujos de datos. |
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1998
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