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WO2026014305A1 - 電子部品ユニット及び配線モジュール - Google Patents

電子部品ユニット及び配線モジュール

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WO2026014305A1
WO2026014305A1 PCT/JP2025/023614 JP2025023614W WO2026014305A1 WO 2026014305 A1 WO2026014305 A1 WO 2026014305A1 JP 2025023614 W JP2025023614 W JP 2025023614W WO 2026014305 A1 WO2026014305 A1 WO 2026014305A1
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WO
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electronic component
terminal
crimping
component unit
electric wire
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PCT/JP2025/023614
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城昭 林
秀夫 高橋
治 中山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

電子部品ユニット10は、電線70に接続される端子20と、相手端子30と、端子20の一部と相手端子30の一部とを覆う樹脂部40と、電子部品50と、を備え、樹脂部40は、端子20と相手端子30との間隔を維持し、電子部品50は、第1電極51と第2電極52とを備え、相手端子30は、第2電極52に電気的に接続され、端子20は、第1電極51に電気的に接続される接続部と、電線70に圧着される圧着部22と、接続部と圧着部22との間に配される中間部24と、を備え、中間部24には、圧着部22が電線70に圧着される際に接続部が変形することを抑制する変形抑制部25が形成されている。

Description

電子部品ユニット及び配線モジュール
 本開示は、電子部品ユニット及び配線モジュールに関する。
 電気自動車やハイブリッド自動車等に用いられる高圧の電池パックは、通常、多数の電池セルが積層され、配線モジュールによって直列あるいは並列に電気接続されている。このような配線モジュールとして、従来、特開2019-32928号公報(下記特許文献1)に記載の導体モジュールが知られている。特許文献1に記載の導体モジュールは、配索材と、複数のバスバーと、を備える。配索材は、バスバーと電池モジュール監視ユニットとを電気的に接続する複数の配線と、配線の途中に設けられる電子部品と、を有する。特許文献1では、配索材として、フレキシブルプリント基板(FPC)が例示され、電子部品として、ヒューズが例示されている。
特開2019-32928号公報
 上記のような導体モジュールにおいて、製造コストの低減等の目的で、FPCを複数の電線付き端子に置き換えることが考えられる。すなわち、電線と電子部品との間に端子を設け、端子と電子部品とを電気的に接続するとともに、端子を電線に圧着することがありうる。このような場合、圧着部を電線に圧着する際、圧着部の塑性変形に伴う応力が電子部品との接続部へと伝播し、接続部が変形するおそれがある。
 本開示の電子部品ユニットは、電線に接続される端子と、相手端子と、前記端子の一部と前記相手端子の一部とを覆う樹脂部と、電子部品と、を備え、前記樹脂部は、前記端子と前記相手端子との間隔を維持し、前記電子部品は、第1電極と第2電極とを備え、前記相手端子は、前記第2電極に電気的に接続され、前記端子は、前記第1電極に電気的に接続される接続部と、前記電線に圧着される圧着部と、前記接続部と前記圧着部との間に配される中間部と、を備え、前記中間部には、前記圧着部が前記電線に圧着される際に前記接続部が変形することを抑制する変形抑制部が形成されている、電子部品ユニットである。
 また、本開示の配線モジュールは、上記の電子部品ユニットと、前記圧着部が圧着される電線と、を備える、配線モジュールである。
 本開示によれば、電線に圧着される電子部品ユニットにおいて電子部品と接続される接続部の変形を抑制することができる。
図1は、実施形態1にかかる電子部品ユニットの斜視図である。 図2は、電子部品ユニットの平面図である。 図3は、図2のA-A断面図である。 図4は、電子部品ユニットの側面図である。 図5は、端子及び相手端子の平面図である。 図6は、中間成形体の平面図である。 図7は、図2のA-A断面において電子部品を封止部で覆った状態を示す図である。 図8は、封止部の周辺を拡大して示す図7の拡大図である。 図9は、図2のA-A断面において電子部品ユニットの圧着部を電線に圧着する工程を示す図である。 図10は、電線が圧着された電子部品ユニットの平面図である。 図11は、実施形態2にかかる電子部品ユニットの平面図である。
[本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
 [1]本開示の電子部品ユニットは、電線に接続される端子と、相手端子と、前記端子の一部と前記相手端子の一部とを覆う樹脂部と、電子部品と、を備え、前記樹脂部は、前記端子と前記相手端子との間隔を維持し、前記電子部品は、第1電極と第2電極とを備え、前記相手端子は、前記第2電極に電気的に接続され、前記端子は、前記第1電極に電気的に接続される接続部と、前記電線に圧着される圧着部と、前記接続部と前記圧着部との間に配される中間部と、を備え、前記中間部には、前記圧着部が前記電線に圧着される際に前記接続部が変形することを抑制する変形抑制部が形成されている。
 このような構成によると、中間部に形成された変形抑制部により、電線に圧着部を圧着する際に接続部の変形を抑制することができる。
 [2]上記[1]において、前記変形抑制部は、前記中間部を板厚方向に折り曲げた曲げ部を備えることが好ましい。
 このような構成によると、曲げ部により変形抑制部に強度を持たせることで、接続部の変形を抑制することができる。
 [3]上記[1]において、前記変形抑制部は、前記中間部を貫通する貫通孔を有することが好ましい。
 このような構成によると、貫通孔を設けて変形抑制部を変形しやすく構成することで、変形抑制部により応力を吸収することができる。よって、接続部の変形を抑制することができる。
 [4]上記[1]から[3]のいずれか1つにおいて、前記変形抑制部は、前記中間部における前記圧着部寄りの位置に配される平板部を備えることが好ましい。
 このような構成によると、電線に圧着部を圧着する際に平板部を治具等により押さえることで、圧着部から接続部へと応力が伝わることを抑制することができる。
 [5]上記[1]から[4]のいずれか1つにおいて、前記端子は、外縁部から凹む切り欠きを有し、前記切り欠きは前記接続部を画定していることが好ましい。
 このような構成によると、切り欠きにより接続部が画定されることで、電線に圧着部を圧着する際、圧着部から接続部へと応力が伝わることを抑制することができる。
 [6]上記[1]から[5]のいずれか1つにおいて、前記樹脂部は、前記電子部品の周囲に配される周壁部を備えることが好ましい。
 このような構成によると、周壁部により電子部品を保護することができる。
 [7]上記[1]から[6]のいずれか1つの電子部品ユニットは、前記電子部品を覆う封止部をさらに備えることが好ましい。
 このような構成によると、封止部が設けられることで、結露水等が電子部品に付着することを抑制することができる。よって、結露水等を介して端子と相手端子とが短絡することを抑制することができる。
 [8]本開示の配線モジュールは、上記[1]から[7]のいずれか1つの電子部品ユニットと、前記圧着部が圧着される電線と、を備える。
[本開示の実施形態の詳細]
 以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「直交」や「平行」は、厳密に直交や平行の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね直交や平行の場合も含まれる。
 各図面では、互いに垂直な3方向を示し、当該3方向をそれぞれ第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3として示している。すなわち、第1方向D1と第2方向D2とは互いに垂直であり、第1方向D1と第3方向D3とは互いに垂直であり、第2方向D2と第3方向D3とは互いに垂直である。各方向を示す実線の両側に矢印を記載していることにより、符号が記載された側の矢印の方向のみならず、符号が記載されていない側の矢印の方向も当該方向を示すものとする。
 <実施形態1>
 (電子部品ユニット10)
 本開示の実施形態1について、図1から図10を参照しつつ説明する。図1から図3に示すように、本実施形態の電子部品ユニット10は、端子20と、相手端子30と、樹脂部40と、電子部品50と、を備える。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
 (端子20)
 端子20は、導電性の金属から構成されている。導電性の金属として、銅合金等が挙げられる。また、導電性の金属の表面処理として、スズめっき等が挙げられる。具体的には、銅合金の表面にスズめっきが形成された端子としてもよい。図5に示すように、端子20は、矩形の板状をなす板状部21と、圧着部22と、を備える。圧着部22は端子20の延び方向(第1方向D1)について板状部21に連なって形成されている。
 板状部21は、端子20の第1方向D1の一方側(図示左側)の外縁部から凹む2つの切り欠き21Aを有する。板状部21のうち、2つの切り欠き21Aによって端子20の幅方向(第3方向D3)の両側から画定される部分は、第1接続部23(接続部の一例)とされている。言い換えると、端子20の幅方向において、第1接続部23と切り欠き21Aとが隣接している。板状部21のうち、切り欠き21Aを挟んで第1接続部23の第3方向D3の両側に配される部分は、側片部21Bとされている。第1接続部23は電子部品50の第1電極51が接続される部分である。第1接続部23と第1電極51とは半田付けにより接続される。
 切り欠き21Aにより、第2方向D2から見た場合の第1接続部23の面積が適切に設定されている。切り欠き21Aが設けられない場合、電子部品50の第1電極51と第1接続部23とを半田付けにより接続する際、端子20への熱引きが大きくなる場合がありうる。しかし、本実施形態では、切り欠き21Aにより第1接続部23の大きさを適切に調整することにより、端子20への熱引きを適切に制御することができる。
 圧着部22は芯線圧着部22Aと、絶縁被覆圧着部22Bと、を備える。芯線圧着部22Aは、端子20の延び方向について、板状部21と絶縁被覆圧着部22Bとの間に配されている。図10に示すように、芯線圧着部22Aは電線70の芯線に圧着される。芯線圧着部22Aにより、端子20は電線70に電気的に接続される。絶縁被覆圧着部22Bは、電線70の絶縁被覆に圧着される。絶縁被覆圧着部22Bにより、電線70を端子20に固定することができる。
 (変形抑制部25)
 図5に示すように、板状部21のうち第1接続部23と圧着部22との間の部分は中間部24とされている。中間部24には、圧着部22が電線70に圧着される際に第1接続部23が変形することを抑制する変形抑制部25が形成されている。本実施形態の変形抑制部25は、中間部24を板厚方向に折り曲げた曲げ部26と、平板部27と、を備える。
 曲げ部26は、端子20の幅方向(第3方向D3)に延びている。曲げ部26は、第3方向D3の全幅にわたる複数の曲げ線を有して構成されることが好ましい。曲げ部26は、図4に示すように、第3方向D3から見て、クランク状、すなわち、Z字形状をなしている。第3方向D3から見た曲げ部26の曲げ形状は、他の形状であってもよく、例えば凸字形状をなしていてもよい。曲げ部26はビードであってもよい。曲げ部26が形成されることにより、中間部24の強度を高めることができ、中間部24の変形を抑制することができる。
 平板部27は、平坦面を有する板状である。平板部27は、中間部24において圧着部22寄りの位置に配されている。平板部27は曲げ部26と圧着部22との間に配されている。
 図5に示すように、中間部24における第1接続部23寄りの位置には、凹部24A及び充填孔24Bが設けられている。凹部24Aは、中間部24の第3方向D3における端縁から凹んで形成されている。充填孔24Bは、中間部24を第2方向D2に貫通している。
 (相手端子30)
 相手端子30は、導電性の金属から構成されている。相手端子30を構成する金属は、端子20を構成する金属と異なっていてもよい。導電性の金属として、アルミニウム、銅合金等が挙げられる。また、導電性の金属の表面処理として、ニッケルめっきやスズめっき等が挙げられる。具体的には、アルミニウムの表面にニッケルめっきが形成された相手端子としてもよいし、アルミニウムの表面にスズめっきが形成された相手端子としてもよいし、銅合金の表面にスズめっきが形成された相手端子としてもよい。相手端子30は、矩形の板状をなす板状部31を備える。板状部31は、相手端子30の第1方向D1の他方側(図示右側)の外縁部から凹む2つの切り欠き31Aを有する。板状部31のうち、2つの切り欠き31Aによって相手端子30の幅方向(第3方向D3)の両側から画定される部分は、第2接続部32とされている。言い換えると、相手端子30の幅方向において、第2接続部32と切り欠き31Aとが隣接している。第2接続部32は電子部品50の第2電極52が接続される部分である。第2接続部32と第2電極52とは半田付けにより接続される。
 本実施形態では、切り欠き31Aにより第2接続部32の大きさを適切に調整することで、第2接続部32に電子部品50の第2電極52を半田付けにより接続する際に、相手端子30への熱引きを適切に制御することができる。
 板状部31の第1方向D1の一方側の部分は、相手部材接続部33とされている。相手部材接続部33は、相手部材に電気的に接続される部分である。相手部材とは、例えばバスバーや蓄電素子の電極端子である。相手部材接続部33と相手部材との接続は、例えば溶接や半田付け等によりなされる。
 板状部31における第2接続部32と相手部材接続部33との間には、凹部34及び充填孔35が設けられている。凹部34は、板状部31の第3方向D3における端縁から凹んで形成されている。充填孔35は、板状部31を第2方向D2に貫通している。
 図3に示すように、端子20の第1接続部23(板状部21)の板厚と相手端子30の第2接続部32(板状部31)の板厚とは異なっていてもよい。詳細には、端子20の板状部21の板厚は相手端子30の板状部31の板厚より小さくなっている。また、本実施形態と異なり、端子の板状部の板厚は、相手端子の板状部の板厚と同じでもよい。端子の板状部の板厚は、相手端子の板状部の板厚より大きくてもよい。
 (樹脂部40)
 樹脂部40は、絶縁性の合成樹脂から構成されている。図1から図3に示すように、樹脂部40は、端子20の一部と相手端子30の一部とを覆っている。樹脂部40は、インサート成形により、端子20及び相手端子30と一体的に形成されている。図6に示すように、インサート成形の際、樹脂部40の原料である溶融状態の樹脂が充填孔24B,35及び凹部24A,34の内部に充填されることにより、樹脂部40に対して端子20及び相手端子30が固定されている。樹脂部40は、端子20と相手端子30との間隔を維持している。樹脂部40により、端子20及び相手端子30は、互いに直接接触しないように位置決めされている。
 図3に示すように、樹脂部40は、第1接続部23の第2方向D2の一方側の端面23A(上端面)と第2接続部32の第2方向D2の一方側の端面32A(上端面)とを露出している。第1接続部23と第2接続部32とは、樹脂部40により第1方向D1に所定の間隔を空けて配置されている。樹脂部40は曲げ部26及び平板部27を外部に露出している。樹脂部40は相手部材接続部33を外部に露出している。
 第1接続部23の端面23A及び第2接続部32の端面32Aは、平面状をなしている。第1接続部23の端面23A及び第2接続部32の端面32Aは、互いに第2方向D2において略同じ位置にあり、平行となっている。樹脂部40は第1接続部23と第2接続部32との間に介在する介在部41を有する。介在部41は、第1接続部23の端面23A及び第2接続部32の端面32Aよりも第2方向D2の一方側(上方)に突出していない。このような構成によれば、電子部品50の第1電極51及び第2電極52を、第1接続部23の端面23A及び第2接続部32の端面32Aにそれぞれ実装することができる。したがって、実装工程により、簡便に電子部品50を電子部品ユニット10に組み込むことができる。
 (周壁部42)
 樹脂部40は、第1接続部23及び第2接続部32よりも第2方向D2の一方側(上方)に延びる周壁部42を備える。周壁部42は第2方向D2に直交する方向について電子部品50を包囲するように配されている。なお、周壁部42は、電子部品50には接触しないように配置されている。周壁部42の上端は、電子部品50の上端よりも上方に配されている。周壁部42は上方に開口する開口部42Aを構成している。
 (電子部品50)
 電子部品50として、ヒューズ(チップヒューズ、リード線付きヒューズ等)、抵抗(チップ抵抗、リード線付き抵抗等)、金属片等が挙げられる。本開示では、チップヒューズを例示している。図2に示すように、電子部品50は、第1電極51と第2電極52とを備える。大電流が流れることによりチップヒューズが溶断すると、第1電極51と第2電極52とは電気的に絶縁される。第1電極51は第1接続部23の上に配され、第2電極52は第2接続部32の上に配されている。第1電極51と第1接続部23とは半田付けにより接続されている。第2電極52と第2接続部32とは半田付けにより接続されている。
 (封止部60)
 図7に示すように、本実施形態の電子部品ユニット10は、封止部60を備えてもよい。封止部60は、硬化性の絶縁性樹脂から構成されている。封止部60は、樹脂部40を構成する合成樹脂と異なる樹脂から構成されていてもよい。封止部60は透明であってもよい。封止部60は、例えばポッティング剤である。封止部60は周壁部42の開口部42A内の空間を埋めるように配されている。封止部60は、電子部品50、第1接続部23と第1電極51との接続部分、並びに、第2接続部32と第2電極52との接続部分を覆っている。封止部60は、実装工程の後、硬化前の液状の絶縁性樹脂を開口部42A内に充填し、絶縁性樹脂を硬化させることにより、形成される。
 封止部60が設けられることで、水滴が周壁部42の開口部42A内に浸入することを防止することができる。したがって、チップヒューズが溶断した後、水滴を介して第1接続部23と第2接続部32とが導通することを防ぐことができる。
 図1に示すように、周壁部42の内周面には、ガイド部42Bが設けられてもよい。本実施形態のガイド部42Bは段差部となっている。ガイド部42Bは凹部や突条部であってもよい。ガイド部42Bは、硬化前の液状の絶縁性樹脂を開口部42A内に充填する工程において、好適な絶縁性樹脂の充填量を指示する。例えば、図8に示すように、破線で示されるガイド部42Bより上方の位置に液面が配されるように、硬化前の液状の絶縁性樹脂を充填し、硬化させることで、封止部60の機能が安定的に発揮されるようになっている。ガイド部42Bは、電子部品50の上端よりも上方に配置される。
 (配線モジュール1)
 本実施形態の電子部品ユニット10は、複数の蓄電素子を接続する配線モジュール1に適用することができる。例えば、配線モジュール1は、電気自動車またはハイブリッド自動車などの車両に搭載されてもよい。図10に示すように、配線モジュール1は、電子部品ユニット10と、圧着部22が圧着された電線70と、を備える。例えば、相手端子30の相手部材接続部33は、予め接合された蓄電素子の電極端子に接続されてもよい。また、配線モジュール1は、電子部品ユニット10と、圧着部22が圧着された電線70と、相手部材接続部33に接続されたバスバーと、を備え、バスバーが蓄電素子の電極端子に接続されてもよい。電線70はコネクタを介してECU(Electronic Control Unit)等の外部装置に接続されるようになっている。電線70は電圧検知線として機能する。
 (電子部品ユニット10の製造方法)
以下、電子部品ユニット10の製造方法の一例について説明する。まず、金属板材をプレス加工することで、端子20と相手端子30とが形成される(図5参照)。
 次に、端子20の一部と相手端子30の一部とをインサート部として、樹脂部40のインサート成形が行われる。端子20及び相手端子30が金型内に配置され、樹脂部40の原料となる溶融状態の樹脂が金型内に充填される。樹脂が硬化したら、金型が取り外され、端子20、相手端子30、及び樹脂部40が一体化された中間成形体44が得られる(図6参照)。
 中間成形体43の開口部42A内に電子部品50が配置され、第1電極51が第1接続部23に、第2電極52が第2接続部32にそれぞれ半田付けされる(図2参照)。
 さらに開口部42A内に硬化性の絶縁性樹脂を充填し、硬化させることで、封止部60を設けてもよい。以上により、電子部品ユニット10の製造が完了する。
 (電線70の圧着工程)
 図9を参照しつつ、本実施形態の電子部品ユニット10に対する電線70の圧着工程について説明する。圧着部22は圧着機80により電線70に圧着される。圧着機80は、アンビル81と、アンビル81の上方に設けられたクリンパ82と、を備える。圧着部22の底部はアンビル81上に載置される。クリンパ82をアンビル81に向けて下降させることにより、圧着部22のかしめ片が電線70に圧着されるようになっている。
 圧着部22が電線70に圧着される際、電子部品ユニット10は固定されることが好ましい。本実施形態の電子部品ユニット10は平板部27を有するから、例えば治具83,84を用いて上下方向から平板部27を挟持することで電子部品ユニット10を固定することができる。また、電子部品ユニット10の樹脂部40や相手端子30は載置台85等に載置されていてもよい。
 (電線70の圧着工程における端子20の変形)
 電線70の圧着工程において、圧着部22が電線70に対して巻き付けられるように変形する。これに伴い、圧着部22から中間部24へと応力が伝播し、中間部24の第3方向D3の両端部は中間部24の第3方向D3の中央部に対して持ち上がるように変形しようとする。本実施形態では、曲げ部26により中間部24の強度が向上しているため、中間部24が変形しにくくなっている。このため、中間部24から第1接続部23への応力の伝播が抑制される。したがって、圧着部22を電線70に圧着する際、第1接続部23の変形を抑制することができる。
 本実施形態では、中間部24には平板部27が圧着部22寄りの位置に配されている。中間部24において平板部27は曲げ部26よりも圧着部22に近い位置に配されている。平板部27は平板状であって、治具83,84によって上下方向に挟持される。このため、中間部24のうち、平板部27に対して圧着部22と反対側に配される部分には、圧着部22から応力が伝播しにくくなる。よって、第1接続部23の変形をより一層抑制することができる。
 仮に圧着部22から第1接続部23の近くまで応力が伝播した場合には、第1接続部23の両側方の部分が第1接続部23の中央部に対して持ち上がるように変形することが考えられる。しかし、本実施形態では、第1接続部23は切り欠き21Aにより側片部21Bと分離されている(図5参照)。このため、仮に圧着部22から第1接続部23の近くまで応力が伝播し、側片部21Bが変形したとしても、第1接続部23は変形しにくくなっている。
 (実施形態1の作用効果)
 (1-1)実施形態1にかかる電子部品ユニット10は、電線70に接続される端子20と、相手端子30と、端子20の一部と相手端子30の一部とを覆う樹脂部40と、電子部品50と、を備え、樹脂部40は、端子20と相手端子30との間隔を維持し、電子部品50は、第1電極51と第2電極52とを備え、相手端子30は、第2電極52に電気的に接続され、端子20は、第1電極51に電気的に接続される接続部(第1接続部23)と、電線70に圧着される圧着部22と、接続部と圧着部22との間に配される中間部24と、を備え、中間部24には、圧着部22が電線70に圧着される際に接続部が変形することを抑制する変形抑制部25が形成されている。
 このような構成によると、中間部24に形成された変形抑制部25により、電線70に圧着部22を圧着する際に接続部の変形を抑制することができる。
 (1-2)実施形態1では、変形抑制部25は、中間部24を板厚方向に折り曲げた曲げ部26を備える。
 このような構成によると、曲げ部26により変形抑制部25に強度を持たせることで、接続部の変形を抑制することができる。
 (1-3)実施形態1では、変形抑制部25は、中間部24における圧着部22寄りの位置に配される平板部27を備える。
 このような構成によると、電線70に圧着部22を圧着する際に平板部27を治具83,84等により押さえることで、圧着部22から接続部へと応力が伝わることを抑制することができる。
 (1-4)実施形態1では、端子20は、外縁部から凹む切り欠き21Aを有し、切り欠き21Aは接続部を画定している。
 このような構成によると、切り欠き21Aにより接続部が画定されることで、電線70に圧着部22を圧着する際、圧着部22から接続部へと応力が伝わることを抑制することができる。
 (1-5)実施形態1では、樹脂部40は、電子部品50の周囲に配される周壁部42を備える。
 このような構成によると、周壁部42により電子部品50を保護することができる。
 (1-6)実施形態1にかかる電子部品ユニット10は、電子部品50を覆う封止部60をさらに備える。
 このような構成によると、封止部60が設けられることで、結露水等が電子部品50に付着することを抑制することができる。よって、結露水等を介して端子20と相手端子30とが短絡することを抑制することができる。
 (1-7)本開示の配線モジュール1は、電子部品ユニット10と、圧着部22が圧着される電線70と、を備える。
 <実施形態2>
 本開示の実施形態2について、図11を参照しつつ説明する。実施形態2にかかる電子部品ユニット110は、端子120の変形抑制部125の構成を除いて、実施形態1と同様に構成されているため、実施形態1と同一の部材、作用効果については、説明を省略する場合がある。
 (変形抑制部125)
 本実施形態の変形抑制部125は、中間部24を第2方向D2に貫通する貫通孔126を有する。貫通孔126は、例えば第3方向D3に長い長孔状である。中間部24に貫通孔126を形成することにより、中間部24における貫通孔126の周囲の部分が変形しやすくなる。これにより、電線70に圧着部22を圧着する際、圧着部22から中間部24に応力が伝播すると、中間部24が変形することで応力が吸収される。よって、中間部24から第1接続部23へと応力が伝播されにくくなり、第1接続部23の変形を抑制することができる。
 本実施形態の変形抑制部125は平板部27をさらに備えてもよい。詳細には、中間部24における貫通孔126と圧着部22の間に平板部27を設けてもよい。
 (実施形態2の作用効果)
 (2-1)実施形態2にかかる電子部品ユニット110において、変形抑制部125は、中間部24を貫通する貫通孔126を有する。
 このような構成によると、貫通孔126を設けて変形抑制部125を変形しやすく構成することで、変形抑制部125により応力を吸収することができる。よって、接続部(第1接続部23)の変形を抑制することができる。
 (他の実施形態)
 上記実施形態1,2は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態1,2及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
 ・電子部品ユニットは電子部品が実装不可能な構成でもよい。電子部品は、例えば実装工程によらない半田付けにより、端子及び相手端子に接続されてもよい。また、電子部品は、例えばねじ止め等により、端子及び相手端子に接続されてもよい。
 ・端子及び相手端子には、切り欠きや凹部、充填孔が設けられなくてもよい。
1:配線モジュール
10:電子部品ユニット
20:端子
21:板状部
21A:切り欠き
21B:側片部
22:圧着部
22A:芯線圧着部
22B:絶縁被覆圧着部
23:第1接続部
23A:端面
24:中間部
24A:凹部
24B:充填孔
25:変形抑制部
26:曲げ部
27:平板部
30:相手端子
31:板状部
31A:切り欠き
32:第2接続部
32A:端面
33:相手部材接続部
34:凹部
35:充填孔
40:樹脂部
41:介在部
42:周壁部
42A:開口部
42B:ガイド部
44:中間成形体
50:電子部品
51:第1電極
52:第2電極
60:封止部
70:電線
80:圧着機
81:アンビル
82:クリンパ
83,84:治具
85:載置台
110:電子部品ユニット
120:端子
125:変形抑制部
126:貫通孔
D1:第1方向
D2:第2方向
D3:第3方向

Claims (8)

  1.  電線に接続される端子と、
     相手端子と、
     前記端子の一部と前記相手端子の一部とを覆う樹脂部と、
     電子部品と、を備え、
     前記樹脂部は、前記端子と前記相手端子との間隔を維持し、
     前記電子部品は、第1電極と第2電極とを備え、
     前記相手端子は、前記第2電極に電気的に接続され、
     前記端子は、前記第1電極に電気的に接続される接続部と、前記電線に圧着される圧着部と、前記接続部と前記圧着部との間に配される中間部と、を備え、
     前記中間部には、前記圧着部が前記電線に圧着される際に前記接続部が変形することを抑制する変形抑制部が形成されている、電子部品ユニット。
  2.  前記変形抑制部は、前記中間部を板厚方向に折り曲げた曲げ部を備える、請求項1に記載の電子部品ユニット。
  3.  前記変形抑制部は、前記中間部を貫通する貫通孔を有する、請求項1に記載の電子部品ユニット。
  4.  前記変形抑制部は、前記中間部における前記圧着部寄りの位置に配される平板部を備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子部品ユニット。
  5.  前記端子は、外縁部から凹む切り欠きを有し、
     前記切り欠きは前記接続部を画定している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子部品ユニット。
  6.  前記樹脂部は、前記電子部品の周囲に配される周壁部を備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子部品ユニット。
  7.  前記電子部品を覆う封止部をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子部品ユニット。
  8.  請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子部品ユニットと、
     前記圧着部が圧着される電線と、を備える配線モジュール。
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