WO2026013949A1 - アクセスポイント装置および通信方法 - Google Patents
アクセスポイント装置および通信方法Info
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Abstract
他のアクセスポイントと連携してステーション装置と通信するアクセスポイント装置であって、キャリアセンスを行い、送信機会(TXOP)を獲得する制御部と、制御フレームを前記他のアクセスポイント装置に送信する送信部と、を備え、前記制御フレームは、前記獲得したTXOPを前記他のアクセスポイント装置と共有するために用いられ、前記TXOPの長さは、他のアクセスポイント装置と連携するか否かによって、獲得可能な前記TXOPの長さが変わる。
Description
本発明は、アクセスポイント装置および通信方法に関する。
本願は、2024年7月8日に日本に出願された特願2024-109653号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本願は、2024年7月8日に日本に出願された特願2024-109653号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)は、無線LAN(Local Area Network)通信速度の高速化、周波数利用効率の向上、高信頼性通信、低遅延通信を実現するために無線LAN標準規格であるIEEE802.11の仕様更新に継続して取り組んでいる。次世代無線LANにおいて、高度な要求条件を持つアプリケーションへの要求が高まっており、その実現のために、アクセスポイント (AP)間連携が注目されている。AP間連携では、AP間で連携することにより、送信機会 (transmission opportunity; TXOP)を共有して効率を高めること、隣接するアクセスポイントとの干渉を回避又は抑圧することなどが検討されている。AP間連携については非特許文献1に記載されている。
James Yee et al, "Multi AP Coordination and Residential Wi-Fi", 11-22-1512r0, Sep. 2022.
しかしながら、無線LANは免許不要のアンライセンスバンドで動作するシステムであり、既存の通信機器への影響を考慮する必要がある。本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、既存の通信機器への影響を考慮しつつ、スループットや周波数利用効率を向上させるアクセスポイント装置および通信方法を提供することにある。
上述した課題を解決するための本発明に係るアクセスポイント装置および通信方法は、次の通りである。
すなわち、本発明の一態様に係るアクセスポイント装置は、他のアクセスポイント装置と連携してステーション装置と通信するアクセスポイント装置であって、キャリアセンスを行い、送信機会(TXOP)を獲得する制御部と、制御フレームを前記他のアクセスポイント装置に送信する送信部と、を備え、前記制御フレームは、前記獲得したTXOPを前記他のアクセスポイント装置と共有するために用いられ、前記TXOPの長さは、他のアクセスポイント装置と連携するか否かによって、獲得可能な前記TXOPの長さが変わる。
また、本発明の一態様に係るアクセスポイント装置において、連携するアクセスポイント装置の数に応じて獲得できるTXOP長は制限される。
また、本発明の一態様に係るアクセスポイント装置において、前記連携するアクセスポイント装置の数は、アクセスポイント装置間のネゴシエーションによって登録されたメンバー数である。
また、本発明の一態様に係るアクセスポイント装置において、アクセスカテゴリ毎に、連携可能なアクセスポイント装置の数は制限される。
また、本発明の一態様に係るアクセスポイント装置において、前記獲得した前記TXOPの長さによって、前記TXOPの中で共有可能なアクセスポイント数が定められる。
また、本発明の一態様に係る通信方法は、他のアクセスポイント装置と連携してステーション装置と通信するアクセスポイント装置における通信方法であって、キャリアセンスを行い、送信機会(TXOP)を獲得するステップと、制御フレームを前記他のアクセスポイント装置に送信するステップと、を備え、前記制御フレームは、前記獲得したTXOPを前記他のアクセスポイント装置と共有するために用いられ、前記TXOPの長さは、他のアクセスポイント装置と連携するか否かによって、獲得可能な前記TXOPの長さが変わる。
本発明によれば、アクセスポイント間で連携する際に、獲得する時間リソースを制限するため、既存の通信機器への影響を抑えながら、スループットや周波数利用効率を向上させることができる。
本実施形態における無線通信システムは、アクセスポイント装置(AP、基地局装置とも呼称)及び複数のステーション装置(STA、端末装置とも呼称)を備える。また、アクセスポイント装置とステーション装置とで構成される通信システム及びネットワークを、基本サービスセット(BSS:Basic Service Set、管理範囲)と呼ぶ。また、本実施形態に係るステーション装置は、アクセスポイント装置の機能を備えることができる。同様に、本実施形態に係るアクセスポイント装置は、ステーション装置の機能を備えることができる。そのため、以下では、単に通信装置もしくは無線通信装置と述べた場合、該通信装置または無線通信装置は、アクセスポイント装置とステーション装置の両方を表すことができる。
BSS内のアクセスポイント装置及びステーション装置は、それぞれCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)に基づいて、通信を行なうものとする。本実施形態においては、アクセスポイント装置が複数のステーション装置と通信を行なうインフラストラクチャモードを対象とするが、本実施形態の方法は、ステーション装置同士が通信を直接行なうアドホックモードでも実施可能である。アドホックモードでは、ある1台のステーション装置がアクセスポイント装置の代わりとなりBSSを形成する。アドホックモードにおけるBSSを、IBSS(Independent Basic Service Set)とも呼称する。以下では、アドホックモードにおいてIBSSを形成するステーション装置を、アクセスポイント装置とみなすこともできる。本実施形態の方法は、ステーション装置同士が通信を直接行なうWi-Fi Direct(登録商標)でも実施可能である。Wi-Fi Directでは、1台のステーション装置がアクセスポイント装置の代わりとなってグループを形成する。当該ステーション装置はグループオーナーと呼ばれ、アクセスポイント装置とみなすこともできる。
IEEE 802.11システムでは、各装置は、共通のフレームフォーマットを持った複数のタイプのフレーム(通信フレーム)を送信することが可能である。フレームは、物理(PHY:Physical)層、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)層、論理リンク制御(LLC:Logical Link Control)層、でそれぞれ定義されている。
PHY層のフレームは、物理プロトコルデータユニット(PPDU:PHY Protocol Data Unit、物理層フレーム)と呼ばれる。PPDUは、物理層での信号処理のための情報などが含まれる物理層ヘッダ(PHYヘッダ)と、物理層で処理されるデータユニットである物理サービスデータユニット(PSDU:PHY Service Data Unit)などから構成される。PSDUは、無線区間における再送単位となるMACプロトコルデータユニット(MPDU:MAC Protocol Data Unit、MAC層フレーム)が複数集約された集約MPDU(A-MPDU:Aggregated MPDU)を含んで構成されることが可能である。
PHYヘッダには、信号の検出・同期などに用いられるショートトレーニングフィールド(STF:Short Training Field)やデータ復調のためのチャネル情報の取得に用いられるロングトレーニングフィールド(LTF:Long Training Field)などの参照信号と、データ復調のための制御情報が含まれているシグナル(SIG:Signal)などの制御信号が含まれる。また、STFは、対応する規格に応じて、Legacy-STF(L-STF)や、High Throughput-STF(HT-STF)や、Very High Throughput-STF(VHT-STF)や、High Eficiency-STF(HE-STF)や、Extremely High Throughput-STF(EHT-STF)などに分類され、LTFやSIGも同様にL-LTF、HT-LTF、VHT-LTF、HE-LTF、L-SIG、HT-SIG、VHT-SIG、HE-SIG、EHT-SIGに分類される。VHT-SIGは、さらに、VHT-SIG-A1とVHT-SIG-A2とVHT-SIG-Bに分類される。同様に、HE-SIGは、HE-SIG-A1~4と、HE-SIG-Bに分類される。また、同一規格における技術更新を想定し、追加の制御情報が含まれているUniversal SIGNAL(U-SIG)フィールドが含まれることができる。
さらに、PHYヘッダは当該フレームの送信元のBSSを識別する情報(以下、BSS識別情報とも呼称する)を含むことができる。BSSを識別する情報は、例えば、当該BSSのSSID(Service Set IDentifier)や当該BSSのアクセスポイント装置のMACアドレスであることができる。また、BSSを識別する情報は、SSIDやMACアドレス以外の、BSSに固有な値(例えばBSS Colorなど)であることができる。BSS Colorを示す情報は、HE-SIG-AまたはU-SIGに含まれることが可能である。
PPDUは対応する規格に応じて変調される。例えば、IEEE 802.11n規格であれば、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号に変調される。
MPDUは、MAC層での信号処理のための情報などが含まれるMACヘッダ(MAC header)、MAC層で処理されるデータユニットであるMACサービスデータユニット(MSDU:MAC Service Data Unit)若しくはフレームボディ、並びにフレームに誤りがないかをどうかをチェックするフレーム検査部(FCS:Frame Check Sequence)で構成されている(図1)。また、複数のMSDUは集約MSDU(A-MSDU:Aggregated MSDU)として集約されることも可能である。
MAC層におけるフレームタイプは、装置間の接続状態などを管理するマネジメントフレーム、装置間の通信状態を管理するコントロールフレーム及び実際の送信データを含むデータフレームの3つに大きく分類され、それぞれはさらに複数種類のサブフレームタイプに分類される。コントロールフレームには、確認応答(AckまたはACK:Acknowledgement)フレーム、ブロック確認応答(BAまたはBlockAck:Block Acknowledgement)フレーム、送信要求(RTS:Request To Send)フレーム、送信可能(CTS:Clear To Send)フレームなどが含まれる。BlockAckは、複数のMPDUに対する確認応答(受信完了通知)を実施可能である。マネジメントフレームには、ビーコン(Beacon)フレーム、プローブ要求(Probe request)フレーム、プローブ応答(Probe response)フレーム、認証(Authentication)フレーム、接続要求(Association request)フレーム、接続応答(Association response)フレームなどが含まれる。データフレームには、データ(Data)フレーム、ポーリング(CF-poll)フレームなどが含まれる。各装置は、MACヘッダに含まれるフレームコントロールフィールドの内容を読み取ることで、受信したフレームのフレームタイプ及びサブフレームタイプを認識することができる。
ビーコンフレームには、ビーコンが送信される周期(Beacon interval)やSSIDを示すフィールド(Field)が含まれる。アクセスポイント装置は、ビーコンフレームを周期的にBSS内に報知することが可能であり、ステーション装置は、ビーコンフレームを受信することで周辺のアクセスポイント装置を認識することが可能である。ステーション装置がアクセスポイント装置より報知されるビーコンフレームに基づいてアクセスポイント装置を認識することを、受動的スキャニング(Passive scanning)と呼ぶ。一方、ステーション装置がプローブ要求フレームをBSS内に報知することでアクセスポイント装置を探索することを、能動的スキャニング(Active scanning)と呼ぶ。アクセスポイント装置は該プローブ要求フレームへの応答としてプローブ応答フレームを送信することが可能であり、該プローブ応答フレームの内容は、ビーコンフレームの内容と同様である。
ステーション装置は、アクセスポイント装置を認識したあとに、該アクセスポイント装置に対して接続処理を行なう。接続処理は、認証(Authentication)手続きと接続(Association)手続きに分類される。ステーション装置は、接続を希望するアクセスポイント装置に対して認証要求フレームを送信する。アクセスポイント装置は、認証要求フレームを受信すると、該ステーション装置に対する認証の可否などを示すステータスコードを含んだ認証応答フレームを該ステーション装置に送信する。該ステーション装置は、該認証応答フレームに含まれるステータスコードを読み取ることで、自装置が該アクセスポイント装置に認証要求を許可されたか否かを判断することができる。なお、アクセスポイント装置とステーション装置は、認証要求フレーム及び認証応答フレーム(両者を合わせて認証フレームとも呼称する)を複数回やり取りすることが可能である。
ステーション装置は、認証手続きに続いて、アクセスポイント装置に対して接続手続きを行なうために接続要求フレームを送信する。アクセスポイント装置は、接続要求フレームを受信すると、該ステーション装置の接続を許可するか否かを判断し、その旨を通知するために接続応答フレームを送信する。接続応答フレームには、接続処理の可否を示すステータスコードに加えて、該ステーション装置を識別するためのアソシエーション識別番号(AID:Association IDentifier)が含まれている。アクセスポイント装置は、接続許可を出したステーション装置にそれぞれ異なるAIDを設定することで、複数のステーション装置を管理することが可能となる。
接続処理が行われたのち、アクセスポイント装置とステーション装置は実際のデータ伝送を行なう。IEEE 802.11システムでは、メディアアクセス方式として、 Distributed Coordination Function(DCF)及びPoint Coordination Function(PCF)並びにこれらが拡張されたHybrid Coordination Function(HCF)が定義されている。HCFには、具体的な実現手段として、拡張分散チャネルアクセス(EDCA:Enhanced Distributed Channel Access)とHCF制御チャネルアクセス(HCCA:HCF Controlled Channel Access)が定義されている。
まず、DCFに基づいて、アクセスポイント装置がステーション装置に信号を送信する場合の動作の一例を説明する。DCFでは、アクセスポイント装置及びステーション装置は、通信に先立ち、自装置周辺の無線チャネルの使用状況を確認するキャリアセンス(CS:Carrier Sense)を行なう。例えば、フレームを送信しようとするアクセスポイント装置及びステーション装置は、送信に先立って実施するキャリアセンスの期間中に、該無線チャネルにおいて予め定められたクリアチャネル評価レベル(CCAレベル:Clear Channel Assessment level)よりも高い受信電力の信号を受信した場合、該無線チャネルでのフレームの送信を延期する。以下では、該無線チャネルにおいて、CCAレベル以上の受信電力の信号が検出される状態をビジー(Busy)状態、CCAレベル以上の受信電力の信号が検出されない状態をアイドル(Idle)状態と呼ぶ。このように、各装置が実際に受信した信号の電力レベルに基づいて行なうCSを物理キャリアセンス(物理CS)と呼ぶ。なおCCAレベルをキャリアセンスレベル(CS level)若しくはCCA閾値(CCAT:CCA Threshold)とも呼ぶ。なお、アクセスポイント装置及びステーション装置は、CCAレベル以上の受信電力の信号を検出した場合は、少なくともPHY層の信号を復調する動作に入る。
アクセスポイント装置は、送信するフレームの種類に応じて設定されたフレーム間隔(IFS:Inter Frame Space)の期間、キャリアセンスを行ない、無線チャネルがビジー状態かアイドル状態かを判断する。アクセスポイント装置がキャリアセンスする期間は、これからアクセスポイント装置が送信するフレームのフレームタイプ及びサブフレームタイプによって異なる。IEEE 802.11システムでは、期間の異なる複数のIFSが定義されており、最も高い優先度が与えられたフレームに用いられる短フレーム間隔(SIFS:Short IFS)、優先度が比較的高いフレームに用いられるポーリング用フレーム間隔(PIFS:PCF IFS)、優先度の低いフレームに用いられる分散調停用フレーム間隔(DIFS:DCF IFS)などがある。DCFでデータフレームを送信する場合、アクセスポイント装置はDIFSを用いる。
アクセスポイント装置は、DIFS期間待機したあとで、フレームの衝突を防ぐためのランダムバックオフ時間だけ更に待機する。IEEE 802.11システムにおいては、コンテンションウィンドウ(CW:Contention Window)に基づくランダムバックオフ時間が用いられる。CSMA/CAでは、ある送信局が送信したフレームは、他送信局からの干渉が無い状態で受信局に受信されることを前提としている。そのため、複数の送信局が同じタイミングでフレームを送信してしまうと、フレーム同士が衝突してしまい、受信局は正しく受信することができない可能性がある。そこで、各送信局が、送信開始前にランダムに設定される時間だけ待機することで、フレームの衝突が回避される。アクセスポイント装置は、キャリアセンスによって無線チャネルがアイドル状態であると判断すると、CWに基づいて設定されたバックオフカウンタのカウントダウンを開始し、バックオフカウンタが0となって初めて送信権を獲得し、ステーション装置にフレームを送信できる。なお、バックオフカウンタのカウントダウン中にアクセスポイント装置がキャリアセンスによって無線チャネルをビジー状態と判断した場合は、バックオフカウンタのカウントダウンを停止する。そして、再び無線チャネルがアイドル状態となった場合、アクセスポイント装置は、先のIFSと同じ期間の待機に続いて、先のバックオフカウンタのカウントダウンの残りのカウントダウンを再開する。
受信局であるステーション装置は、フレームを受信し、該フレームのPHYヘッダを読み取り、受信したフレームを復調する。そして、ステーション装置は、復調した信号のMACヘッダを読み取ることで、該フレームが自装置宛てのものか否かを認識することができる。なお、ステーション装置は、PHYヘッダに含まれる情報(例えばVHT-SIG-Aに含まれるグループ識別番号(GID:Group Identifier、Group ID))に基づいて、該フレームの宛先を判断することも可能である。
ステーション装置は、受信したフレームが自装置宛てのものと判断し、かつ誤りなくフレームを復調できた場合、当該フレームを正しく受信できたことを示すAckフレームを送信局であるアクセスポイント装置に送信しなければならない。Ackフレームは、SIFS期間の待機だけで(ランダムバックオフ時間は取らずに)送信される最も優先度の高いフレームの1つである。アクセスポイント装置は、ステーション装置から送信されるAckフレームの受信をもって、一連の通信を終了する。なお、ステーション装置がフレームを正しく受信できなかった場合、ステーション装置はAckフレームを送信しない。したがって、アクセスポイント装置は、フレーム送信後の一定期間(SIFS+Ackフレーム長)の間に、受信局(ステーション装置)からのAckフレームを受信しなかった場合、通信は失敗したものと判断して通信を終了する。このように、IEEE 802.11システムの1回の通信(バーストとも呼ぶ)の終了は、ビーコンフレームなどの報知信号の送信の場合や、送信データを分割するフラグメンテーションが用いられる場合などの特別な場合を除き、必ずAckフレームの受信の有無で判断されることになる。
ステーション装置は、受信したフレームが自装置宛てのものではないと判断した場合、PHYヘッダなどに含まれている該フレームの長さ(Length)に基づいて、ネットワークアロケーションベクタ(NAV:Network Allocation Vector)を設定する。ステーション装置は、NAVに設定された期間は送信を試行しない。つまり、ステーション装置は、物理CSによって無線チャネルがビジー状態と判断した場合と同じ動作を、NAVに設定された期間行なうことになるため、NAVによる通信制御は仮想キャリアセンス(仮想CS)とも呼ばれる。NAVは、PHYヘッダに含まれる情報に基づいて設定される場合に加えて、隠れ端末問題を解消するために導入されるRTSフレームやCTSフレームによっても設定される。
次に、PCFに基づいて、アクセスポイント装置がステーション装置に信号を送信する場合の動作の一例を説明する。各装置がキャリアセンスを行なって自律的に送信権を獲得するDCFと異なり、PCFでは、ポイントコーディネータ(PC:Point Coordinator)と呼ばれる制御局が、BSS内の各装置の送信権を制御する。一般にアクセスポイント装置がPCとなり、BSS内のステーション装置の送信権を獲得することになる。
PCFによる通信期間には、非競合期間(CFP:Contention Free Period)と競合期間(CP:Contention Period)が含まれる。CPの間は、前述してきたDCFに基づいて通信が行われ、PCが送信権を制御するのはCFPの間となる。PCであるアクセスポイント装置は、CFPの期間(CFP Max duration)などの情報が含まれたビーコンフレームをPCFの通信に先立ちBSS内に報知する。なお、PCFの送信開始時に報知されるビーコンフレームの送信にはPIFSが用いられ、CWを待たずに送信される。該ビーコンフレームを受信したステーション装置は、該ビーコンフレームに含まれるCFP Max durationをNAVに設定する。以降、NAVに設定した期間が経過する、またはCFPの終了をBSS内に報知する信号(例えばCF-endを含んだデータフレーム)が受信されるまでは、自装置向けの送信権獲得をシグナリングする信号(例えばCF-pollを含んだデータフレーム)をPCから受信した場合のみ、ステーション装置は送信権を獲得可能である。なお、CFPの期間内では、同一BSS内でのパケットの衝突は発生しないから、各ステーション装置はDCFで用いられるランダムバックオフ時間を取らない。
無線通信装置は、PPDUを送信する機能と受信する機能のいずれか、または両方を備える。図2は、無線通信装置が送信するPPDU構成の一例を示した図である。IEEE 802.11a/g規格に対応するPPDUはL-STF、L-LTF、L-SIG及びDataフレーム(MACフレーム、ペイロード、データ部、データ、情報ビットなど)を含んだ構成である。IEEE 802.11n規格に対応するPPDUはL-STF、L-LTF、L-SIG、HT-SIG、HT-STF、HT-LTF及びDataフレームを含んだ構成である。IEEE 802.11ac規格に対応するPPDUはL-STF、L-LTF、L-SIG、VHT-SIG-A、VHT-STF、VHT-LTF、VHT-SIG-B及びDataフレームの、一部あるいは全てを含んだ構成である。IEEE 802.11ax規格に対応するPPDUは、L-STF、L-LTF、L-SIG、L-SIGが時間的に繰り返されたRL-SIG、HE-SIG-A、HE-STF、HE-LTF、HE-SIG-B及びDataフレームの、一部あるいは全てを含んだ構成である。IEEE 802.11be標準化で検討されているPPDUは、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIG、EHT-STF、HET-LTF及びDataフレームの、一部あるいは全てを含んだ構成である。
図2中の点線で囲まれているL-STF、L-LTF及びL-SIGはIEEE 802.11規格において共通に用いられる構成である(以下では、L-STF、L-LTF及びL-SIGをまとめてL-ヘッダとも呼称する)。例えばIEEE 802.11a/g規格に対応する無線通信装置は、IEEE 802.11n/ac/ax/be規格に対応するPPDU内のL-ヘッダを適切に受信することが可能である。IEEE 802.11a/g規格に対応する無線通信装置は、IEEE 802.11n/ac/ax/be規格に対応するPPDUを、IEEE 802.11a/g規格に対応するPPDUとみなして受信することができる。
ただし、IEEE 802.11a/g規格に対応する無線通信装置は、L-ヘッダの後に続くIEEE 802.11n/ac/ax/be規格に対応するPPDUを復調することはできないため、送信者アドレス(TA:Transmitter Address)、受信者アドレス(RA:Receiver Address)、Duration/IDフィールドなどに関する情報を復調することができない。
IEEE 802.11a/g規格に対応する無線通信装置が適切にNAVを設定する(あるいは所定の期間、受信動作を行う)ための方法として、IEEE 802.11は、L-SIGにDuration情報を挿入する方法を規定している。L-SIG内の伝送速度に関する情報(RATE field、L-RATE field、L-RATE、L_DATARATE、L_DATARATE field)、伝送期間に関する情報(LENGTH field、L-LENGTH field、L-LENGTH)は、IEEE 802.11a/g規格に対応する無線通信装置が適切にNAVを設定するために使用される。
無線通信装置は、L-SIGを複数回送信する(L-SIG Repetition)ことができる。この場合、受信側の無線通信装置は、例えば複数回送信されるL-SIGを最大比合成(MRC:Maximal Ratio Combining)を用いて受信することで、L-SIGの復調精度を向上させることができる。さらに無線通信装置は、MRCによりL-SIGを正しく受信完了した場合に、当該L-SIGを含むPPDUがIEEE 802.11axまたはIEEE 802.11be規格に対応するPPDUであると解釈することができる。
無線通信装置は、PPDUの受信動作中も、当該PPDU以外のPPDUの一部(例えば、IEEE 802.11により規定されるプリアンブル、L-STF、L-LTF、PHYヘッダなど)の受信動作を行うことができる(二重受信動作とも呼称する)。無線通信装置は、PPDUの受信動作中に、当該PPDU以外のPPDUの一部を検出した場合に、宛先アドレス、送信元アドレス、PPDUあるいはData期間に関する情報の一部または全部を更新することができる。
Ack及びBAは、応答(応答フレーム)とも呼称されることができる。また、プローブ応答や、認証応答、接続応答を応答と呼称することができる。
図3は、IEEE 802.11axにおける、無線通信路のチャネル推定を目的としたサウンディングの手順の一例について示した図である。図3の一例では、まずアクセスポイント装置(AP)が、これから実施するサウンディングの対象とする(サウンディングフレームの受信者となる)ステーション装置(STA)を示す情報やフィードバック情報のタイプなどを指定するNull Data PPDU(NDP) Announcementフレーム3001を送信する。さらにアクセスポイント装置は、NDP AnnouncementフレームからSIFS期間後に、チャネル推定用のトレーニングフィールドを含むNDPフレーム3002を送信する。ステーション装置は、受信したNDPフレーム3002に基づいてチャネル推定を行い、チャネル推定結果をアクセスポイント装置へフィードバックするフレーム、例えばCompressed Beamforming/CQIフレーム3003を、該NDPフレーム3002からSIFS期間後に送信する。
[1.第1の実施形態]
[1.第1の実施形態]
図4は、本実施形態に係る無線通信システムの一例を示した図である。無線通信システム4003-1は、無線通信装置4001-1及び無線通信装置4002-1~4002-3を備えている。なお、無線通信装置4001-1をアクセスポイント装置4001-1とも呼称し、無線通信装置4002-1~4002-3をステーション装置4002-1~3とも呼称する。また、無線通信装置4002-1~4002-3(ステーション装置4002-1~4002-3)を、無線通信装置4001-1に接続されている装置として、無線通信装置4002A(ステーション装置4002A)とも呼称する。無線通信装置4001-1と無線通信装置4002Aは無線接続されており、互いにPPDUの送受信を行うことができる状態にある。また、本実施形態に係る無線通信システムは、無線通信システム4003-1の他に無線通信システム4003-2を備えてもよい。無線通信システム4003-2は、無線通信装置4001-2及び無線通信装置4002-4~4002-6を備えている。なお、無線通信装置4001-2をアクセスポイント装置4001-2とも呼称し、無線通信装置4002-4~4002-6をステーション装置4002-4~4002-6とも呼称する。また、無線通信装置4002-4~4002-6(ステーション装置4002-4~4002-6)を、無線通信装置4001-2に接続されている装置として、無線通信装置4002B(ステーション装置4002B)とも呼称する。さらに、無線通信装置4001-1及び無線通信装置4001-2(アクセスポイント装置4001-1、4001-6)について、個々を特定せず説明する場合は無線通信装置4001(アクセスポイント装置4001)とも呼称し、無線通信装置4002-1~4002-6(ステーション装置4002-1~4002-6)について、個々を特定せず説明する場合は無線通信装置4002(ステーション装置4002)とも呼称する。無線通信システム4003-1と無線通信システム4003-2は異なるBSSを形成するが、これは、LAN(Local Area Network)を形成するサービスセットを表すESS(Extended Service Set)が異なることを必ずしも意味していない。つまり、同じESSに属する無線通信装置は、上位層から同一のネットワークに属しているとみなされることができる。また、BSSはDS(Distribution System)を介して結合されてESSを形成する。なお、無線通信システム4003-1、4003-2のそれぞれは、さらに複数の無線通信装置を備えることも可能である。
図5は、ステーション装置4002の構成の一例を示した図である。ステーション装置4002は、無線制御部(無線制御ステップ)5001、タイマー部(タイマーステップ)5002、無線通信部(無線通信ステップ)5003及びアンテナ部5004を含んで構成される。さらに、無線通信部5003は、物理層フレーム生成部(物理層フレーム生成ステップ)5003a、無線送信部(無線送信ステップ)5003b、無線受信部(無線受信ステップ)5003c、受信電力測定部(受信電力測定ステップ)5003d、チャネル推定部(チャネル推定ステップ)5003e及び信号復調部(信号復調ステップ)5003fを含んで構成される。
無線制御部5001は、自無線通信装置内で扱う情報(送信するフレームに関わる情報やMIB(Management Information Base)など)及び他無線通信装置から受信したフレームについて、物理層よりも上位の層、例えばMAC層やLLC層の情報処理を行うとともに、無線通信部5003の制御を行う。
タイマー部5002は、1つまたは複数のタイマーを備え、サウンディングのプロセスに関するタイマーの管理を行う。タイマー部5002の詳細については後述する。なお、図5の一例では、タイマー部5002は無線制御部5001に内包される構成で記載しているが、この構成に限定されるものではなく、無線制御部5001の外側に設けられ、無線制御部5001からの制御で動作するように構成されてもよい。
物理層フレーム生成部5003aは、物理層フレーム(PPDU)を生成する機能を有する。物理層フレーム生成部5003aは、無線制御部5001から送られてくるMAC層フレームに対して、誤り訂正符号化、変調、ビームフォーミング処理(プリコーディング処理)などを施す。ビームフォーミング処理は、無線制御部5001から通知されるビームフォーミングマトリックス(ビームフォーミングフィルタ)を変調後の信号に乗算することで実現してよい。物理層フレーム生成部5003aは、生成した物理層フレームを無線送信部5003bに出力する。
無線送信部5003bは、物理フレーム生成部5003aから入力された物理層フレームを無線周波数(Radio Frequency:RF)帯の信号に変換し、無線信号を生成する。無線送信部5003bが行う処理には、デジタル-アナログ変換、フィルタリング、ベースバンド周波数から無線周波数への周波数変換などが含まれる。無線送信部5003bは、生成した無線信号をアンテナ部5004を通じて送信する。
無線受信部5003cは、アンテナ部5004を通じて受信した無線信号を、ベースバンド信号に変換し、物理層信号(例えば、物理層フレーム)を生成する機能を有する。無線受信部5003cが行う処理には、無線周波数からベースバンド周波数への周波数変換処理、フィルタリング、アナログ-デジタル変換などが含まれる。無線受信部5003cでデジタル信号に変換された受信信号である物理層信号は、受信電力測定部5003d、チャネル推定部5003e及び信号復調部5003fに入力される。
受信電力測定部5003dは、無線受信部5003cから入力された受信信号の受信電力を測定する。受信電力測定部5003dは、測定対象の周波数チャネルで受信された電波に関する受信電力、受信された物理層フレームのLTFの受信電力などを測定することができる。受信電力測定部5003dは、受信電力の測定結果を無線制御部5001に通知することができる。
チャネル推定部5003eは、無線受信部5003cで受信された物理層フレームに含まれるLTF(L-LTF、HT-LTF、VHT-LTF、HE-LTFなど)の受信信号に基づいて、該物理層フレームが伝搬してきたチャネル状態の推定を行う。チャネル推定部5003eは、チャネル推定結果を、信号復調部5003f及び無線制御部5001に通知することができる。
信号復調部5003fは、無線受信部5003cで受信された物理層フレームに対して、チャネル等化、復調、誤り訂正復号化などを施し、PHYヘッダやMAC層フレームなどの情報を取得する。チャネル等化の処理には、チャネル推定部5003eにおけるチャネル推定結果などを用いることができる。信号復調部5003fは、取得したPHYヘッダ及びMAC層フレームを無線制御部5001に出力する。
無線制御部5001は、受信電力測定部5003dにおける受信電力測定結果や、信号復調部5003fで取得した情報に基づいて、物理キャリアセンス及び仮想キャリアセンスを行い、無線チャネルの状態判断(アイドル状態かビジー状態かの判断を含む)を行うことができる。無線制御部5001は、この無線チャネルの状態判断情報を無線通信部5003に通知することができる。
無線制御部5001は、送信したい制御情報、データなどが存在する場合、前記の無線チャネルの状態判断情報を用いて、バックオフ手順を開始することができる。無線制御部5001は、CWに基づいてバックオフカウンタを生成し、そのバックオフカウンタのカウントダウン機能を有する。例えば、無線制御部5001は、無線チャネルの状態判断情報がアイドル状態を示す場合に、バックオフカウンタのカウントダウンを実行し、無線チャネルの状態判断情報がビジー状態を示す場合に、バックオフカウンタのカウントダウンを停止することができる。さらに、無線制御部5001は、無線チャネルの状態判断情報若しくはバックオフカウンタの値のいずれか一方、または両方を用いて送信判断を行う。例えば、無線制御部5001は、無線チャネルの状態判断情報がアイドル状態を示し、かつバックオフカウンタの値が0のときに、送信判断情報を無線通信部5003に通知することができる。また、無線制御部5001は、無線リソースの状態判断情報がアイドル状態を示す場合に、送信判断情報を無線通信部5003に通知することができる。
図6は、アクセスポイント装置4001の構成の一例を示した図である。アクセスポイント装置4001は、無線制御部(無線制御ステップ)6001、無線通信部(無線通信ステップ)5003及びアンテナ部5004を含んで構成される。さらに、無線通信部5003は、物理層フレーム生成部(物理層フレーム生成ステップ)5003a、無線送信部(無線送信ステップ)5003b、無線受信部(無線受信ステップ)5003c、受信電力測定部(受信電力測定ステップ)5003d、チャネル推定部(チャネル推定ステップ)5003e及び信号復調部(信号復調ステップ)5003fを含んで構成される。図6のアクセスポイント装置4001も、基本的には図5のステーション装置4002と同様の構成となっている。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、同様の箇所については説明を省略する。また、図5のステーション装置と対応する箇所については同一の符号を付して説明する。
無線制御部6001は、自無線通信装置内で扱う情報(送信するフレームに関わる情報やMIB(Management Information Base)など)及び他無線通信装置から受信したフレームについて、物理層よりも上位の層、例えばMAC層やLLC層の情報処理を行うとともに、無線通信部5003の制御を行う。
物理層フレーム生成部5003aは、物理層フレーム(PPDU)を生成する機能を有する。物理層フレーム生成部5003aは、無線制御部6001から送られてくるMAC層フレームに対して、誤り訂正符号化、変調、ビームフォーミング処理(プリコーディング処理)などを施す。ビームフォーミング処理は、無線制御部6001から通知されるビームフォーミングマトリックス(ビームフォーミングフィルタ)を変調後の信号に乗算することで実現してよい。物理層フレーム生成部5003aは、生成した物理層フレームを無線送信部5003bに出力する。
受信電力測定部5003dは、無線受信部5003cから入力された受信信号の受信電力を測定する。受信電力測定部5003dは、測定対象の周波数チャネルで受信された電波に関する受信電力、受信された物理層フレームのLTF(L-LTF、HT-LTF、VHT-LTF、HE-LTFなど)の受信電力などを測定することができる。受信電力測定部5003dは、受信電力の測定結果を無線制御部6001に通知することができる。
チャネル推定部5003eは、無線受信部5003cで受信された物理層フレームに含まれるLTFの受信信号に基づいて、該物理層フレームが伝搬してきたチャネル状態の推定を行う。チャネル推定部5003eは、チャネル推定結果を、信号復調部5003f及び無線制御部6001に通知することができる。
信号復調部5003fは、無線受信部5003cで受信された物理層フレームに対して、チャネル等化、復調、誤り訂正復号化などを施し、PHYヘッダやMAC層フレームなどの情報を取得する。チャネル等化の処理には、チャネル推定部5003eにおけるチャネル推定結果などを用いることができる。信号復調部5003fは、取得したPHYヘッダ及びMAC層フレームを無線制御部6001に出力する。
無線制御部6001は、送信したい制御情報、データ、ビーコンなどが存在する場合、前記の無線チャネルの状態判断情報を用いて、バックオフ手順を開始することができる。無線制御部6001は、CWに基づいてバックオフカウンタを生成し、そのバックオフカウンタのカウントダウン機能を有する。例えば、無線制御部6001は、無線チャネルの状態判断情報がアイドル状態を示す場合に、バックオフカウンタのカウントダウンを実行し、無線チャネルの状態判断情報がビジー状態を示す場合に、バックオフカウンタのカウントダウンを停止することができる。さらに、無線制御部6001は、無線チャネルの状態判断情報若しくはバックオフカウンタの値のいずれか一方、または両方を用いて送信判断を行う。例えば、無線制御部6001は、無線チャネルの状態判断情報がアイドル状態を示し、かつバックオフカウンタの値が0のときに、送信判断情報を無線通信部5003に通知することができる。また、無線制御部6001は、無線リソースの状態判断情報がアイドル状態を示す場合に、送信判断情報を無線通信部5003に通知することができる。
スループットや信頼性の向上のために、複数のアクセスポイント装置が連携(協調)して通信することができる。例えば、アクセスポイント間の連携(協調)方式はいくつかあるが、アクセスポイント間で時間リソースを連携して利用する方式として、協調時分割マルチアクセス (Coordinated Time Division Multiple Access; C-TDMA)や協調R-TWT (Coordinated Restricted Target Wake Time; C-RTWT)がある。
図7にC-TDMAの連携プロセスの一例を示す。BSS1でAP1とSTA1が通信し、BSS2でAP2とSTA2が通信すると想定する。AP1がキャリアセンスの結果、TXOPを獲得したとする。まず、AP1とSTA1がフレーム交換するが、残りのTXOPの一部又は全部をAP2と共有することができる。TXOPを共有するためには、TXOP共有(TXOP sharing; TXS)トリガーフレーム (trigger frame; TF)が用いられる。トリガーフレームは、制御フレームの1つであり、PPDU送信のためのリソースを割当てるために用いることができる。トリガーフレームを受信したAP/STAはその応答としてTB PPDU (trigger based PPDU)を送信する。TXS TFは、他のAP/STAとTXOPを共有するために用いられる。TXS TFはTXOPを共有する宛先、割当てられたTXOPの期間、TXOPを返却するか否かを示す情報の一部又は全部を含む。宛先がSTAの場合、TXS TFを受信したSTAは、応答としてnon-TB PPDUを送信する。Non-TB PPDUは、TXF TFを送信したAP、又は他のSTAに送信できる。宛先がAPの場合、TXS TFを受信したAPは接続しているSTAとフレーム交換が可能となる。図7の例では、AP1からAP2にTXF TFが送信されてAP1のTXOPはAP2と共有することができる。その後、AP2はSTA2とフレーム交換が可能となる。AP1から割当てられたTXOPの期間が終了した後、TXS TFに含まれるTXOPを返却するか否かを示す情報が返却することを示す場合、AP2はAP1にTXOPを返却することを示すTXOP returnを送信する。なお、図7の例ではAP1とAP2の2台のアクセスポイント装置でC-TDMAを行っていたが、本発明はこれに限らず、3台以上のアクセスポイント装置間でC-TDMAを行うことも可能である。
上述のように、C-TDMAは複数のAP間がTXOPを共有して通信することができる。そのため、AP間で連携してTXOPを獲得することができるため、複数のAPの内、最も早くTXOPを獲得したAPとその他のAPがC-TDMAを行うことになる。C-TDMAを行うAPは、AP間(又はSTA間)で連携してTXOPを獲得しない既存(従来、レガシーとも呼ぶ)のAP/STAと比較して、TXOPが獲得しやすくなり、効率的に通信が可能となる。一方で、C-TDMAがTXOPを優先的に獲得できることは、既存のAP/STAに対して不公平になると考えられる。従って、既存のAP/STAとの公平性を考慮する必要がある。公平性の観点では、例えば、TXOP limitを考慮することができる。TXOP limitは1回のキャリアセンスで獲得可能なTXOP期間の最大値であり、TXOPの獲得優先度とTXOP limitは関係付けられる。図8にTXOP limitの例を示す。図8の例では、アクセスカテゴリ(AC)毎にTXOPの獲得優先度と獲得可能なTXOP期間の関係を示している。ACはQoSを示し、バックグランド (AC_BK)、ベストエフォート (AC_BE)、映像 (AC_VI)、音声 (AC_VO)の4つが示されている。CWminは最小のコンテンションウィンドウサイズ、CWmaxは最大のコンテンションウィンドウサイズである。また、aCWmin、aCWmaxは設定される値であり、例えばaCWminは15、aCWmaxは1023である。また、AIFSN (arbitration interframe space number)はAIFS (arbitrary inter frame space)を計算するために用いられる。AIFSはフレーム間隔であり、AIFSが小さいほど優先度が高くなる。
図9はC-TDMA (AP間連携)の場合に獲得できるTXOP limitの例を示している。C-TDMAでは、AP間で連携することによりTXOPを獲得しやすくなるため、AP間連携なしと比べてAP間連携ありの方が、TXOP limitが小さく設定される。図10は、連携するAP数によってTXOP limitを設定する例である。連携するAP数が増えるにつれて、TXOP limitが短く設定される。連携AP数が1の場合 (AP間連携なし)のTXOP limitをaTXOPと設定し、連携するAP数が増えるにつれて、TXOP limitは短く設定される。なお、aTXOPは例えば4.096 msecである。また、アクセスカテゴリによってはTXOP limitが小さく設定されていることもあり、AP間連携によってさらにTXOP limitを短く制限すると、通信の効率が低下する可能性がある。そのため、アクセスカテゴリ毎にAP間連携が可能な最大連携AP数を設定することができる。図11にアクセスカテゴリと最大連携AP数の例を示す。図11の例では、AC_BKとAC_BEにはAP間連携を使用したTXOPの獲得は許可されず、最大連携AP数は1が設定される。また、AC_VIよりもAC_VOの優先度が高いため、AC_VIと比較してAC_VOの最大連携AP数は小さく設定される。また、最大連携AP数を超えてAP間連携を使用したTXOPの獲得を行わない。
また、AP間連携の有無によって、コンテンションウィンドウサイズを設定することも可能である。図12はAP間連携の有無によってCWminとCWmaxを設定する例である。アクセスカテゴリ毎に設定可能であり、(a)はAC_VO、(b)はAC_VIの例である。図12の(a)、(b)共に、AP間連携なしの場合よりも、AP間連携ありの場合の方がコンテンションウィンドウサイズは大きく設定される。
なお、連携AP数は、連携するAPの候補数としても良いし、TXOPを共有するAP数としても良い。例えば、連携する可能性のあるAPをメンバーとして登録し、登録されたメンバー数を連携するAPの候補数とすることができる。また、連携するAPの候補数は、隣接APとのネゴシエーションの結果で定めてもよい。隣接APとのネゴシエーションの結果、連携可能となったAP数が、連携するAPの候補数となる。この場合、候補となったAPの各々がキャリアセンスを行う。TXOPを共有するAP数は、1つのAPが獲得したTXOP内でTXOPを共有するAP数である。なお、TXOPを共有するAP数はTXOPを獲得する際に不明の可能性がある。この場合、獲得したTXOP長で定められる連携AP数を上限として、APとTXOPを共有することが可能である。例えば、図10を例にすると、TXOPをaTXOP/2で獲得した場合、TXOPを共有可能なAP数は2に制限される。
TXOPを共有可能なAP数に関する情報や、TXOPを共有する際のTXOP limitに関する情報をビーコンや能力情報(capability information)に含め、アクセスポイント装置間で交換しても良い。TXOPを共有可能なAP数に関する情報や、TXOPを共有する際のTXOP limitに関する情報を含む情報エレメントを定義し、ビーコンフレームや各種制御フレームに含めて送信することで、アクセスポイント装置間でTXOPを共有可能なAP数に関する情報や、TXOPを共有する際のTXOP limitに関する情報を共有しても良い。TXOPをアクセスポイント装置間で共有する場合に使用するアクセスカテゴリ(AC)と、対応するCWmin, CWmax, AIFSN, TXOP limitの一部または全てを新たに定義し、TXOPを共有するAP数の制御に用いても良い。TXOPをアクセスポイント装置間で共有する場合に使用するアクセスカテゴリに関する情報や、TXOPをアクセスポイント装置間で共有する場合に使用するTXOP limitに関する情報を、アクセスポイント装置間でTXOPを共有する際に使用するためのEDCA parameter setとしてビーコンに含めて送信するなどの方法で、アクセスポイント装置間で共有しても良い。
C-TDMAでTXS TFを受信してTXOPを共有されたAP (shared APとも呼ぶ)は、フレーム交換を終了した後、キャリアセンスを行う場合、残っているバックオフカウンタを用いずに、バックオフカウンタをランダムバックオフ数に初期化してからキャリアセンスを行う。初期化するバックオフカウンタは、共有されたTXOPで通信したトラフィックのアクセスカテゴリ、又は全てのアクセスカテゴリである。
図13にC-RTWTの連携プロセスの一例を示す。C-RTWTでは、R-TWTサービス期間(Service Period; SP)をAP間で連携する。R-TWTは、TWTを拡張した方式であり、低遅延トラフィックを送信するための媒体アクセス保護やリソース予約を行う仕組みである。TWTは、ステーション装置間の衝突やアウェイク状態になる時間を低減するための機能である。TWTのためにステーション装置が送信または受信のためにアウェイクになる期間をTWTサービス期間(Service Period; SP)と呼ぶ。TWT SPの開始タイミング、TWT SPの期間 (又はウェイク期間)はアクセスポイントからマネジメントフレームで送信される。R-TWT SPの開始タイミングや期間もTWT SPと同様にマネジメントフレームで送信される。R-TWT SPは、R-TWTセットアップを用いて交渉された期間で、R-TWT SPの期間中、ステーション装置がR-TWTメンバーであれば低遅延トラフィックを優先的に送信することができる。R-TWTセットアップ(R-TWTメンバーシップセットアップ)では、R-TWTメンバーになるために、ステーション装置は接続先のアクセスポイント装置にR-TWTメンバーへの追加を要求(リクエストTWT)することができる。リクエストTWTがアクセスポイント装置に承認された場合(アクセプトTWT)、ステーション装置はR-TWTメンバーになることができる。リクエストTWTがアクセスポイント装置に承認されなかった場合(リジェクトTWT)、ステーション装置はR-TWTメンバーになることはできない。また、R-TWT SPを保護するため、R-TWTをサポートしているアクセスポイント装置又はステーション装置はR-TWT SPの前にTXOPを終了させる。アクセスポイント装置は、R-TWT SPとオーバラップするようにQuiet intervalを設定することができる。このQuiet intervalはR-TWTメンバー以外からのアクセスを禁止する目的で設定される。これにより、R-TWT SPは、R-TWTをサポートしていないアクセスポイント装置又はステーション装置からのアクセスに対して保護される。
C-RTWTを設定するにあたり、複数のアクセスポイント装置のそれぞれは、アクセスポイント装置間で能力情報(capability information)を交換して良く、この能力情報に含まれるビーコン間隔(又はターゲットビーコン送信タイム (target beacon transmission time;TBTT))に関する情報などを利用してR-TWTを設定しても良い。連携するアクセスポイント装置間で使用するビーコン関係のパラメータは共通のパラメータを使用しても良く、連携するアクセスポイント装置のいずれかに設定されているTBTTなどのビーコン関係のパラメータを、他のアクセスポイント装置が使用してもよい。また、ビーコン関係のパラメータを交換するために、能力情報とは別のビーコンに関する情報エレメントを用意し、その情報エレメントに連携するアクセスポイント装置間で設定するビーコンのパラメータを含めても良い。このパラメータはビーコンに関する諸情報、例えば連携するアクセスポイント装置が使用するTFS (Timing Synchronization Function)タイマーの値、TFSタイマーのオフセット値などのTFSタイマーに関する情報、ビーコン間隔、ビーコンオフセット、C-RWTW SP、C-RTWTのオフセット値に関する情報などいずれかを示すパラメータであってもよい。ビーコンオフセットはアクセスポイント装置間のビーコンタイミングのオフセットであり、例えば各APのTBTTの差分である。C-RTWTのオフセット値は、アクセスポイント装置間で設定されるC-RWTW SPのオフセット値であり、例えば、基準となるアクセスポイントのR-TWT SPの開始タイミングからの差分である。
図13の例では、R-TWT SPに対し、隣接セル (又はOverlapping BSS(OBSS))からの干渉を保護するため、第1のアクセスポイント装置 (AP1)が設定したR-TWT SP (第1のR-TWT SPとも呼ぶ)と第2のアクセスポイント装置 (AP2)が設定したR-TWT SP(第2のR-TWT SPとも呼ぶ)が重ならないようにAP間で連携する。このR-TWTを設定する際に、第1のアクセスポイント装置が受信した第2のアクセスポイント装置のビーコン、または第2のアクセスポイント装置が受信した第1のアクセスポイント装置のビーコンに含まれる情報を参照しても良い。また、予め交換した能力情報や、ビーコンに関する情報エレメントなどの情報エレメントが含むパラメータを参照してR-TWT SPを設定しても良い。また、AP2及びAP2と接続しているステーション装置(STA2)が第1のR-TWT SPの前にTXOPを終了させることにより、第1のR-TWT SPを保護することができる。また、AP1及びAP1と接続しているステーション装置(STA1)が第2のR-TWT SPの前にTXOPを終了させることにより、第2のR-TWT SPを保護することができる。また、AP1は第1のR-TWT SPとオーバラップするようにQuiet intervalを設定することができ、AP2は第2のR-TWT SPとオーバラップするようにQuiet intervalを設定することができる。なお、図13の例では2つのアクセスポイント装置が連携する例を示しているが、本発明はこれに限らず、3以上のアクセスポイント装置が連携する場合も本発明に含まれる。3以上のアクセスポイント装置が連携する場合も同様に、各アクセスポイント装置が設定するR-TWT SPが互いにオーバラップしないように設定される。
上述のようにC-RTWTでは、アクセスポイント装置間で互いにオーバラップしないようにR-TWT SPが設定される。そのため、連携するアクセスポイント装置が多い場合、又はアクセスポイント装置当たりのR-TWT SP長が長い場合、既存(従来、レガシー)のアクセスポイント装置又はステーション装置の通信時間が著しく制限されてしまうため、公平性の問題が生じる。そのため、公平性を考慮したR-TWT SPの設定が必要となる。図14は、AP間の連携の有無によって、R-TWT SP長を制限する一例を示している。なお、R-TWT SP長の制限をR-TWT SP limitとも呼ぶ。図14の例では、AP間連携なしの場合、R-TWT SP limitは4.096 ms、AP間連携ありの場合、R-TWT SP limitは2.080 msとすることができ、AP間連携なしの場合と比較して、AP間連携ありの場合の方がR-TWT SP limitは短く設定する。また、図15は連携AP数によってR-TWT SP limitを設定する例である。連携AP数が1の場合 (AP間連携なし)のR-TWT SP limitをaRTWTSPと設定し、連携するAP数が増えるにつれて、R-TWT SP limitは短く設定される。例えば、aRTWTSPは4.096 msとすることができる。C-RTWTで使用するR-TWT SP limitを示す情報をビーコンに含めても良く、また、能力情報に含め、アクセスポイント装置間で共有しても良い。
なお、ビーコン間隔によっては、R-TWT SP limitが短くなってしまうため、ビーコン間隔によって連携可能なAP数が制限されてもよい。ビーコン間隔は、2つの連続するターゲットビーコン送信タイム (target beacon transmission time;TBTT)の時間間隔である。例えば、ビーコン間隔がある閾値よりも長い場合、連携AP数は4とし、また、ビーコン間隔がある閾値よりも短い場合、連携AP数を2とすることができる。また、ビーコン間隔の時間範囲毎に、連携可能なAP数を定めることができる。
なお、連携AP数は、オーバラップしないようにR-TWT SPを設定するアクセスポイント数、又はビーコン間隔内でR-TWT SPを設定するアクセスポイント数で定めることができる。また、連携するAPの候補数を連携AP数とすることも可能である。C-RTWTに係るネゴシエーションの結果、連携可能となったアクセスポイント数を連携AP数とすることができる。連携可能となったアクセスポイントは、C-RTWTのメンバーとなってもよい。
本発明に係る通信装置は、国や地域からの使用許可を必要としない、いわゆるアンライセンスバンド(unlicensed band)と呼ばれる周波数バンド(周波数スペクトラム)において通信を行うことができるが、使用可能な周波数バンドはこれに限定されない。本発明に係る通信装置は、例えば、国や地域から特定サービスへの使用許可が与えられているにも関わらず、周波数間の混信を防ぐ等の目的により、実際には使われていないホワイトバンドと呼ばれる周波数バンド(例えば、テレビ放送用として割り当てられたものの、地域によっては使われていない周波数バンド)や、複数の事業者で共用することが見込まれる共用スペクトラム(共用周波数バンド)においても、その効果を発揮することが可能である。
本発明に係る無線通信装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における通信装置の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。通信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の無線通信装置は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、アクセスポイント装置および通信方法に用いて好適である。
10-1~10-4 ステーション装置
11-1~11-3 ステーション装置
20-1、20-2、ユーザグループ
30-1、30-2、サブユーザグループ
3001 NDP Announcementフレーム
3002 NDPフレーム
3003 Compressed Beamforming/CQIフレーム
4001-1、4001-2 無線通信装置(アクセスポイント装置)
4002-1~6 無線通信装置(ステーション装置)
4003-1、4003-2 無線通信システム
5001 無線制御部
5002 タイマー部
5003 無線通信部
5003a 物理層フレーム生成部
5003b 無線送信部
5003c 無線受信部
5003d 受信電力測定部
5003e チャネル推定部
5003f 信号復調部
5004 アンテナ部
6001 無線制御部
11-1~11-3 ステーション装置
20-1、20-2、ユーザグループ
30-1、30-2、サブユーザグループ
3001 NDP Announcementフレーム
3002 NDPフレーム
3003 Compressed Beamforming/CQIフレーム
4001-1、4001-2 無線通信装置(アクセスポイント装置)
4002-1~6 無線通信装置(ステーション装置)
4003-1、4003-2 無線通信システム
5001 無線制御部
5002 タイマー部
5003 無線通信部
5003a 物理層フレーム生成部
5003b 無線送信部
5003c 無線受信部
5003d 受信電力測定部
5003e チャネル推定部
5003f 信号復調部
5004 アンテナ部
6001 無線制御部
Claims (6)
- 他のアクセスポイントと連携してステーション装置と通信するアクセスポイント装置であって、
キャリアセンスを行い、送信機会(TXOP)を獲得する制御部と、
制御フレームを前記他のアクセスポイント装置に送信する送信部と、を備え、
前記制御フレームは、前記獲得したTXOPを前記他のアクセスポイント装置と共有するために用いられ、
前記TXOPの長さは、他のアクセスポイント装置と連携するか否かによって、獲得可能な前記TXOPの長さが変わる、
アクセスポイント装置。 - 連携するアクセスポイント装置の数に応じて獲得できるTXOP長は制限される、
請求項1に記載のアクセスポイント装置。 - 前記連携するアクセスポイント装置の数は、アクセスポイント装置間のネゴシエーションによって登録されたメンバー数である、
請求項2に記載のアクセスポイント装置。 - アクセスカテゴリ毎に、連携可能なアクセスポイント装置の数は制限される、
請求項1に記載のアクセスポイント装置。 - 前記獲得した前記TXOPの長さによって、前記TXOPの中で共有可能なアクセスポイント数が定められる、
請求項1に記載のアクセスポイント装置。 - 他のアクセスポイント装置と連携してステーション装置と通信するアクセスポイント装置における通信方法であって、
キャリアセンスを行い、送信機会(TXOP)を獲得するステップと、
制御フレームを前記他のアクセスポイント装置に送信するステップと、を備え、
前記制御フレームは、前記獲得したTXOPを前記他のアクセスポイント装置と共有するために用いられ、
前記TXOPの長さは、他のアクセスポイント装置と連携するか否かによって、獲得可能な前記TXOPの長さが変わる、
通信方法。
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