WO2026009453A1 - 信号処理装置、信号処理方法及び分散レーダシステム - Google Patents
信号処理装置、信号処理方法及び分散レーダシステムInfo
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Abstract
第1のレーダ(11)から信号が送信されて、第1のレーダ(11)により受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダ(12)から信号が送信されて、第1のレーダ(11)により受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する信号分離部(22)と、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、第1のレーダ(11)による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ(12)による信号の送信タイミングのずれ量を推定するずれ量推定部(23)とを備えるように、信号処理装置(2)を構成した。
Description
本開示は、信号処理装置、信号処理方法及び分散レーダシステムに関するものである。
第1のレーダと第2のレーダとを備える分散レーダシステム(以下「従来の分散レーダシステム」という)がある。
従来の分散レーダシステムは、第1のレーダによる信号の送信タイミングと第2のレーダによる信号の送信タイミングとを制御する制御部を備えている。制御部は、それぞれの送信タイミングを事前に設定された遅延量に基づいて遅延させることによって、それぞれの送信タイミングを制御している。
ところで、障害物を検知する複数の検知センサを備え、複数の検知センサの間の干渉を抑制して、それぞれの検知センサの検知精度の向上を図る移動体周辺監視システムがある(特許文献1を参照)。
従来の分散レーダシステムは、第1のレーダによる信号の送信タイミングと第2のレーダによる信号の送信タイミングとを制御する制御部を備えている。制御部は、それぞれの送信タイミングを事前に設定された遅延量に基づいて遅延させることによって、それぞれの送信タイミングを制御している。
ところで、障害物を検知する複数の検知センサを備え、複数の検知センサの間の干渉を抑制して、それぞれの検知センサの検知精度の向上を図る移動体周辺監視システムがある(特許文献1を参照)。
従来の分散レーダシステムでは、制御部が、第1のレーダによる信号の送信タイミングと第2のレーダによる信号の送信タイミングとを制御しているものの、事前に設定された遅延量に誤差が含まれている場合、第1のレーダの受信信号と第2のレーダの受信信号とを合成しても、レーダ性能の向上を図ることができないという課題があった。
なお、特許文献1に開示されている移動体周辺監視システムは、事前に設定された遅延量に誤差が含まれている場合に対処する技術を備えていない。このため、移動体周辺監視システムに開示されている技術を従来の分散レーダシステムに適用することが可能であると仮定しても、事前に設定された遅延量に誤差が含まれている場合に、レーダ性能の向上を図ることができない。
なお、特許文献1に開示されている移動体周辺監視システムは、事前に設定された遅延量に誤差が含まれている場合に対処する技術を備えていない。このため、移動体周辺監視システムに開示されている技術を従来の分散レーダシステムに適用することが可能であると仮定しても、事前に設定された遅延量に誤差が含まれている場合に、レーダ性能の向上を図ることができない。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、事前に設定された遅延量に誤差が含まれていても、レーダ性能の向上を図ることができる信号処理装置を得ることを目的とする。
本開示に係る信号処理装置は、第1のレーダから信号が送信されて、第1のレーダにより受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダから信号が送信されて、第1のレーダにより受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する信号分離部と、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量を推定するずれ量推定部とを備えている。
本開示によれば、事前に設定された遅延量に誤差が含まれていても、レーダ性能の向上を図ることができる。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る信号処理装置2を含む分散レーダシステムを示す構成図である。
図2は、実施の形態1に係る信号処理装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1に示す分散レーダシステムは、分散レーダ1及び信号処理装置2を備えている。
図1は、実施の形態1に係る信号処理装置2を含む分散レーダシステムを示す構成図である。
図2は、実施の形態1に係る信号処理装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1に示す分散レーダシステムは、分散レーダ1及び信号処理装置2を備えている。
分散レーダ1は、第1のレーダ11、第2のレーダ12、分配器13及び遅延処理器14,15を備えている。
第1のレーダ11は、アレーアンテナ11a及び送受信機11bを備えている。
第1のレーダ11は、パルス繰り返し周期(PRI:Pulse Repetition Interval)間隔で、トリガ信号を分配器13に出力する。
第2のレーダ12は、アレーアンテナ12a及び送受信機12bを備えている。
分配器13は、第1のレーダ11からトリガ信号が出力される毎に、トリガ信号を分配する。
分配器13は、分配後の一方のトリガ信号を遅延処理器14に出力し、分配後の他方のトリガ信号を遅延処理器15に出力する。
第1のレーダ11は、アレーアンテナ11a及び送受信機11bを備えている。
第1のレーダ11は、パルス繰り返し周期(PRI:Pulse Repetition Interval)間隔で、トリガ信号を分配器13に出力する。
第2のレーダ12は、アレーアンテナ12a及び送受信機12bを備えている。
分配器13は、第1のレーダ11からトリガ信号が出力される毎に、トリガ信号を分配する。
分配器13は、分配後の一方のトリガ信号を遅延処理器14に出力し、分配後の他方のトリガ信号を遅延処理器15に出力する。
遅延処理器14は、分配器13からトリガ信号が出力されてから、第1の遅延時間だけ経過したタイミングで、送受信機11bから信号をアレーアンテナ11aに出力させる。
遅延処理器15は、分配器13からトリガ信号が出力されてから、第2の遅延時間だけ経過したタイミングで、送受信機12bから信号をアレーアンテナ12aに出力させる。
第1の遅延時間及び第2の遅延時間のそれぞれは、事前に設定された遅延時間である。これらの遅延時間に誤差が含まれていなければ、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致する。しかし、これらの遅延時間に誤差が含まれていれば、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致しなくなる。
遅延処理器15は、分配器13からトリガ信号が出力されてから、第2の遅延時間だけ経過したタイミングで、送受信機12bから信号をアレーアンテナ12aに出力させる。
第1の遅延時間及び第2の遅延時間のそれぞれは、事前に設定された遅延時間である。これらの遅延時間に誤差が含まれていなければ、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致する。しかし、これらの遅延時間に誤差が含まれていれば、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致しなくなる。
信号処理装置2は、制御部21、信号分離部22、ずれ量推定部23、信号取得部24、信号補償部25及び信号合成部26を備えている。
制御部21は、例えば、図2に示す制御回路31によって実現される。
制御部21は、第2のレーダ12から送信される信号のタイミングを、第1のレーダ11から送信される信号のタイミングよりも設定時間だけ遅らせるように、遅延処理器14,15を制御する。設定時間は、第1の遅延時間及び第2の遅延時間のそれぞれよりも長い時間である。
制御部21は、例えば、図2に示す制御回路31によって実現される。
制御部21は、第2のレーダ12から送信される信号のタイミングを、第1のレーダ11から送信される信号のタイミングよりも設定時間だけ遅らせるように、遅延処理器14,15を制御する。設定時間は、第1の遅延時間及び第2の遅延時間のそれぞれよりも長い時間である。
信号分離部22は、例えば、図2に示す信号分離回路32によって実現される。
信号分離部22は、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する。
信号分離部22は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとをずれ量推定部23に出力する。
信号分離部22は、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する。
信号分離部22は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとをずれ量推定部23に出力する。
ずれ量推定部23は、例えば、図2に示すずれ量推定回路33によって実現される。
ずれ量推定部23は、信号分離部22から、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとを取得する。
ずれ量推定部23は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を推定する。
ずれ量推定部23は、ずれ量を信号補償部25に出力する。
ずれ量推定部23は、信号分離部22から、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとを取得する。
ずれ量推定部23は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を推定する。
ずれ量推定部23は、ずれ量を信号補償部25に出力する。
信号取得部24は、例えば、図2に示す信号取得回路34によって実現される。
信号取得部24は、ずれ量推定部23によりずれ量が推定されたのち、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第1の受信信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第2の受信信号とを取得する。
信号取得部24は、第1の受信信号と第2の受信信号とを信号補償部25に出力する。
信号取得部24は、ずれ量推定部23によりずれ量が推定されたのち、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第1の受信信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第2の受信信号とを取得する。
信号取得部24は、第1の受信信号と第2の受信信号とを信号補償部25に出力する。
信号補償部25は、例えば、図2に示す信号補償回路35によって実現される。
信号補償部25は、ずれ量推定部23から、ずれ量を取得する。
信号補償部25は、信号取得部24から、第1の受信信号と第2の受信信号とを取得する。
信号補償部25は、ずれ量推定部23により推定されたずれ量に基づいて、信号取得部24により取得された第2の受信信号を補償する。
信号補償部25は、信号取得部24により取得された第1の受信信号と補償後の第2の受信信号とを信号合成部26に出力する。
信号補償部25は、ずれ量推定部23から、ずれ量を取得する。
信号補償部25は、信号取得部24から、第1の受信信号と第2の受信信号とを取得する。
信号補償部25は、ずれ量推定部23により推定されたずれ量に基づいて、信号取得部24により取得された第2の受信信号を補償する。
信号補償部25は、信号取得部24により取得された第1の受信信号と補償後の第2の受信信号とを信号合成部26に出力する。
信号合成部26は、例えば、図2に示す信号合成回路36によって実現される。
信号合成部26は、信号補償部25から、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号とを取得する。
信号合成部26は、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号とを合成する。
信号合成部26は、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号との合成信号を例えば図示せぬ目標検出装置に出力する。
信号合成部26は、信号補償部25から、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号とを取得する。
信号合成部26は、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号とを合成する。
信号合成部26は、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号との合成信号を例えば図示せぬ目標検出装置に出力する。
図1では、信号処理装置2の構成要素である制御部21、信号分離部22、ずれ量推定部23、信号取得部24、信号補償部25及び信号合成部26のそれぞれが、図2に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、信号処理装置2が、制御回路31、信号分離回路32、ずれ量推定回路33、信号取得回路34、信号補償回路35及び信号合成回路36によって実現されるものを想定している。
制御回路31、信号分離回路32、ずれ量推定回路33、信号取得回路34、信号補償回路35及び信号合成回路36のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
制御回路31、信号分離回路32、ずれ量推定回路33、信号取得回路34、信号補償回路35及び信号合成回路36のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
信号処理装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、信号処理装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図3は、信号処理装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
信号処理装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、制御部21、信号分離部22、ずれ量推定部23、信号取得部24、信号補償部25及び信号合成部26におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ41に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ42がメモリ41に格納されているプログラムを実行する。
信号処理装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、制御部21、信号分離部22、ずれ量推定部23、信号取得部24、信号補償部25及び信号合成部26におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ41に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ42がメモリ41に格納されているプログラムを実行する。
また、図2では、信号処理装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、信号処理装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、信号処理装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図1に示す分散レーダシステムの動作について説明する。
遅延処理器14は、分配器13からトリガ信号が出力されてから、第1の遅延時間だけ経過したタイミングで、送受信機11bから信号をアレーアンテナ11aに出力させる。
遅延処理器15は、分配器13からトリガ信号が出力されてから、第2の遅延時間だけ経過したタイミングで、送受信機12bから信号をアレーアンテナ12aに出力させる。
図1に示す分散レーダシステムでは、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致するように、遅延処理器14による第1の遅延時間と、遅延処理器15による第2の遅延時間とが事前に設定されている。
しかし、事前に設定された遅延時間に誤差が含まれていることがある。このような場合、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致しなくなるため、第1の受信信号と第2の受信信号とを合成したとしても、レーダ性能の向上を図ることができない。
信号処理装置2は、事前に設定された遅延時間に誤差が含まれていても、レーダ性能の向上を図ることができるようにするために、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を推定している。
遅延処理器14は、分配器13からトリガ信号が出力されてから、第1の遅延時間だけ経過したタイミングで、送受信機11bから信号をアレーアンテナ11aに出力させる。
遅延処理器15は、分配器13からトリガ信号が出力されてから、第2の遅延時間だけ経過したタイミングで、送受信機12bから信号をアレーアンテナ12aに出力させる。
図1に示す分散レーダシステムでは、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致するように、遅延処理器14による第1の遅延時間と、遅延処理器15による第2の遅延時間とが事前に設定されている。
しかし、事前に設定された遅延時間に誤差が含まれていることがある。このような場合、第1のレーダ11による信号の送信タイミングと第2のレーダ12による信号の送信タイミングとが一致しなくなるため、第1の受信信号と第2の受信信号とを合成したとしても、レーダ性能の向上を図ることができない。
信号処理装置2は、事前に設定された遅延時間に誤差が含まれていても、レーダ性能の向上を図ることができるようにするために、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を推定している。
以下、信号処理装置2の動作を説明する。
図4は、信号処理装置2の処理手順である信号処理方法を示すフローチャートである。
信号分離部22は、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるバイスタティック信号とを取得する。
第1のレーダ11から送信される信号及び第2のレーダ12から送信される信号のそれぞれは、例えば、周波数連続変調(FMCW)と呼ばれる方式によって変調された信号である。
図4は、信号処理装置2の処理手順である信号処理方法を示すフローチャートである。
信号分離部22は、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるバイスタティック信号とを取得する。
第1のレーダ11から送信される信号及び第2のレーダ12から送信される信号のそれぞれは、例えば、周波数連続変調(FMCW)と呼ばれる方式によって変調された信号である。
事前に設定された遅延時間に誤差が含まれている場合、遅延時間に誤差の影響によって、図5に示すように、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの間に、距離誤差τoeが生じてしまう。
図5は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの間の距離誤差τoeを示す説明図である。
モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとが重なっている状況では、双方の距離スペクトルを分離することが困難である。
図5は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの間の距離誤差τoeを示す説明図である。
モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとが重なっている状況では、双方の距離スペクトルを分離することが困難である。
制御部21は、信号分離部22が、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとを分離できるようにするために、第2のレーダ12から送信される信号のタイミングを、第1のレーダ11から送信される信号のタイミングよりも設定時間Tだけ遅らせるように、遅延処理器14,15を制御する。
第2のレーダ12から送信される信号のタイミングが、第1のレーダ11から送信される信号のタイミングよりも設定時間Tだけ遅れることによって、図6に示すように、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとが重ならなくなる。
設定時間Tは、バイスタティック信号に係る距離スペクトルの最短距離が、モノスタティック信号に係る距離スペクトルの最長距離よりも長くなるような時間である。
図6は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルから分離されたバイスタティック信号に係る距離スペクトルを示す説明図である。
図6において、τoは、設定時間Tに対応する距離幅であり、モノスタティック信号に係る距離スペクトルの距離幅よりも長い距離幅である。
第2のレーダ12から送信される信号のタイミングが、第1のレーダ11から送信される信号のタイミングよりも設定時間Tだけ遅れることによって、図6に示すように、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとが重ならなくなる。
設定時間Tは、バイスタティック信号に係る距離スペクトルの最短距離が、モノスタティック信号に係る距離スペクトルの最長距離よりも長くなるような時間である。
図6は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルから分離されたバイスタティック信号に係る距離スペクトルを示す説明図である。
図6において、τoは、設定時間Tに対応する距離幅であり、モノスタティック信号に係る距離スペクトルの距離幅よりも長い距離幅である。
信号分離部22は、モノスタティック信号を例えば距離方向にフーリエ変換することによって、モノスタティック信号に係る距離スペクトルを算出する。
また、信号分離部22は、バイスタティック信号を例えば距離方向にフーリエ変換することによって、バイスタティック信号に係る距離スペクトルを算出する。
信号分離部22は、図6に示すように、モノスタティック信号とバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する(図4のステップST1)。
信号分離部22は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとをずれ量推定部23に出力する。
また、信号分離部22は、バイスタティック信号を例えば距離方向にフーリエ変換することによって、バイスタティック信号に係る距離スペクトルを算出する。
信号分離部22は、図6に示すように、モノスタティック信号とバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する(図4のステップST1)。
信号分離部22は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとをずれ量推定部23に出力する。
ずれ量推定部23は、信号分離部22から、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとを取得する。
ずれ量推定部23は、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量として、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関が最大になるときのずれ量を推定する(図4のステップST2)。
以下、ずれ量推定部23によるずれ量の推定処理を具体的に説明する。
ずれ量推定部23は、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量として、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関が最大になるときのずれ量を推定する(図4のステップST2)。
以下、ずれ量推定部23によるずれ量の推定処理を具体的に説明する。
ずれ量推定部23は、モノスタティック信号に係る距離スペクトルをファストタイム方向に逆フーリエ変換することによって、周波数領域のモノスタティック信号xpを算出する。
また、ずれ量推定部23は、バイスタティック信号に係る距離スペクトルをファストタイム方向に逆フーリエ変換することによって、周波数領域のバイスタティック信号xqを算出する。
ここで、バイスタティック信号xqは、以下の式(1)に示すように、モノスタティック信号xpを位相回転量zだけ位相回転したものに相当する。
また、ずれ量推定部23は、バイスタティック信号に係る距離スペクトルをファストタイム方向に逆フーリエ変換することによって、周波数領域のバイスタティック信号xqを算出する。
ここで、バイスタティック信号xqは、以下の式(1)に示すように、モノスタティック信号xpを位相回転量zだけ位相回転したものに相当する。
次に、ずれ量推定部23は、以下の式(3)に示すように、モノスタティック信号xpとバイスタティック信号xqとの要素積xpqを算出する。
ずれ量推定部23は、要素積xpqを分割することによって、以下の式(5)~(6)に示すように、xpq,1とxpq,2とを求める。
ずれ量推定部23は、以下の式(7)に示す最小化問題を満たすΨを推定する。
具体的には、ずれ量推定部23は、以下の式(8)に示すように、最小二乗法によって、最小化問題の解Ψを算出する。
ずれ量推定部23は、送信タイミングのずれ量として、最小化問題の解Ψを信号補償部25に出力する。
具体的には、ずれ量推定部23は、以下の式(8)に示すように、最小二乗法によって、最小化問題の解Ψを算出する。
ずれ量推定部23は、送信タイミングのずれ量として、最小化問題の解Ψを信号補償部25に出力する。
信号取得部24は、ずれ量推定部23によりずれ量が推定されたのち、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第1の受信信号x1と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第2の受信信号x2とを取得する(図4のステップST3)。
信号取得部24は、第1の受信信号x1と第2の受信信号x2とを信号補償部25に出力する。
図7は、第1の受信信号に係る距離スペクトルと第2の受信信号に係る距離スペクトルとを示す説明図である。
図7に示す第2の受信信号に係る距離スペクトルは、第2の受信信号x2が未だ補償されていない。このため、第1の受信信号x1に係る距離スペクトルと第2の受信信号x2に係る距離スペクトルとの間に、距離誤差τoeが生じている。
信号取得部24は、第1の受信信号x1と第2の受信信号x2とを信号補償部25に出力する。
図7は、第1の受信信号に係る距離スペクトルと第2の受信信号に係る距離スペクトルとを示す説明図である。
図7に示す第2の受信信号に係る距離スペクトルは、第2の受信信号x2が未だ補償されていない。このため、第1の受信信号x1に係る距離スペクトルと第2の受信信号x2に係る距離スペクトルとの間に、距離誤差τoeが生じている。
信号補償部25は、ずれ量推定部23から、ずれ量として、最小化問題の解Ψを取得する。
信号補償部25は、信号取得部24から、第1の受信信号x1と第2の受信信号x2とを取得する。
信号補償部25は、以下の式(9)に示すように、最小化問題の解Ψを用いて、第2の受信信号x2を補償する(図4のステップST4)。
信号補償部25は、第1の受信信号x1と補償後の第2の受信信号x2ハットとを信号合成部26に出力する。
明細書の文章中では、電子出願の関係上、文字xの上に“^”の記号を付することができないので、x2ハットのように表記している。
図8は、補償後の第2の受信信号に係る距離スペクトルを示す説明図である。
第2の受信信号x2が補償されることによって、図8に示すように、距離誤差τoeが解消されている。
信号補償部25は、信号取得部24から、第1の受信信号x1と第2の受信信号x2とを取得する。
信号補償部25は、以下の式(9)に示すように、最小化問題の解Ψを用いて、第2の受信信号x2を補償する(図4のステップST4)。
信号補償部25は、第1の受信信号x1と補償後の第2の受信信号x2ハットとを信号合成部26に出力する。
明細書の文章中では、電子出願の関係上、文字xの上に“^”の記号を付することができないので、x2ハットのように表記している。
図8は、補償後の第2の受信信号に係る距離スペクトルを示す説明図である。
第2の受信信号x2が補償されることによって、図8に示すように、距離誤差τoeが解消されている。
信号合成部26は、信号補償部25から、第1の受信信号x1と補償後の第2の受信信号x2ハットとを取得する。
信号合成部26は、第1の受信信号x1と補償後の第2の受信信号x2ハットとを合成する(図4のステップST5)。
信号合成部26は、図9に示すように、第1の受信信号x1と補償後の第2の受信信号x2ハットとの合成信号を例えば図示せぬ目標検出装置に出力する。
図9は、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号との合成信号を示す説明図である。
信号合成部26は、第1の受信信号x1と補償後の第2の受信信号x2ハットとを合成する(図4のステップST5)。
信号合成部26は、図9に示すように、第1の受信信号x1と補償後の第2の受信信号x2ハットとの合成信号を例えば図示せぬ目標検出装置に出力する。
図9は、第1の受信信号と補償後の第2の受信信号との合成信号を示す説明図である。
以上の実施の形態1では、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する信号分離部22と、モノスタティック信号に係る距離スペクトルとバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を推定するずれ量推定部23とを備えるように、信号処理装置2を構成した。したがって、信号処理装置2は、事前に設定された遅延量に誤差が含まれていても、レーダ性能の向上を図ることができる。
実施の形態1では、ずれ量推定部23によりずれ量が推定されたのち、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第1の受信信号と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された信号である第2の受信信号とを取得する信号取得部24と、ずれ量推定部23により推定されたずれ量に基づいて、信号取得部24により取得された第2の受信信号を補償する信号補償部25と、信号取得部24により取得された第1の受信信号と信号補償部25による補償後の第2の受信信号とを合成する信号合成部26とを備えるように、信号処理装置2を構成した。したがって、信号処理装置2は、事前に設定された遅延量に含まれている誤差を解消することができる。
実施の形態1では、第2のレーダ12から送信される信号のタイミングを、第1のレーダ11から送信される信号のタイミングよりも設定時間Tだけ遅らせる制御部21を備えるように、信号処理装置2を構成した。したがって、信号処理装置2は、第1のレーダ11により受信されたモノスタティック信号と第1のレーダ11により受信されたバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離することが可能になる。
実施の形態1では、信号取得部24が、第1のレーダ11から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された第1の受信信号x1と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第1のレーダ11により受信された第2の受信信号x2とを取得し、信号補償部25が、ずれ量推定部23により推定されたずれ量に基づいて、第2の受信信号x2を補償している。
しかし、これは一例に過ぎず、信号取得部24が、ずれ量推定部23によりずれ量が推定されたのち、第1のレーダ11から信号が送信されて、第2のレーダ12により受信された信号である第3の受信信号x3と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第2のレーダ12により受信された信号である第4の受信信号x4とを取得する。そして、信号補償部25が、ずれ量推定部23により推定されたずれ量に基づいて、第4の受信信号x4を補償するようにしてもよい。第4の受信信号x4の補償処理は、第2の受信信号x2の補償処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
この場合、信号合成部26は、第3の受信信号x3と補償後の第4の受信信号x4ハットとを合成する。
しかし、これは一例に過ぎず、信号取得部24が、ずれ量推定部23によりずれ量が推定されたのち、第1のレーダ11から信号が送信されて、第2のレーダ12により受信された信号である第3の受信信号x3と、第2のレーダ12から信号が送信されて、第2のレーダ12により受信された信号である第4の受信信号x4とを取得する。そして、信号補償部25が、ずれ量推定部23により推定されたずれ量に基づいて、第4の受信信号x4を補償するようにしてもよい。第4の受信信号x4の補償処理は、第2の受信信号x2の補償処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
この場合、信号合成部26は、第3の受信信号x3と補償後の第4の受信信号x4ハットとを合成する。
実施の形態2.
実施の形態1では、ずれ量推定部23が、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を推定している。以下、このずれ量を「第1のずれ量」と称する。
実施の形態2では、ずれ量推定部23が、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第1のずれ量として推定するほかに、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第2のずれ量として推定し、第1のずれ量と第2のずれ量との平均値を算出する信号処理装置2について説明する。
実施の形態1では、ずれ量推定部23が、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を推定している。以下、このずれ量を「第1のずれ量」と称する。
実施の形態2では、ずれ量推定部23が、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第1のずれ量として推定するほかに、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第2のずれ量として推定し、第1のずれ量と第2のずれ量との平均値を算出する信号処理装置2について説明する。
実施の形態2に係る信号処理装置2の構成は、実施の形態1に係る信号処理装置2の構成と同様であり、実施の形態2に係る信号処理装置2を示す構成図は、図1である。
ずれ量推定部23は、実施の形態1と同様の方法で、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第1のずれ量として推定する。
ずれ量推定部23は、実施の形態1と同様の方法で、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第1のずれ量として推定する。
信号分離部22は、第1のレーダ11により受信されたモノスタティック信号と、第1のレーダ11により受信されたバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離するほかに、第2のレーダ12から信号が送信されて、第2のレーダ12により受信された信号であるモノスタティック信号と、第1のレーダ11から信号が送信されて、第2のレーダ12により受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する。
ずれ量推定部23は、第2のレーダ12により受信されたモノスタティック信号に係る距離スペクトルと第2のレーダ12により受信されたバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第2のずれ量として推定する。第2のずれ量の推定方法は、第1のずれ量の推定方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。
ずれ量推定部23は、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量として、第1のずれ量と第2のずれ量との平均値を算出する。
ずれ量推定部23が、送信タイミングのずれ量として、第1のずれ量と第2のずれ量との平均値を算出することにより、第1のずれ量のみを推定する場合よりも、ずれ量の推定精度を高めることができる。
ずれ量推定部23は、第2のレーダ12により受信されたモノスタティック信号に係る距離スペクトルと第2のレーダ12により受信されたバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダ12による信号の送信タイミングのずれ量を第2のずれ量として推定する。第2のずれ量の推定方法は、第1のずれ量の推定方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。
ずれ量推定部23は、第1のレーダ11による信号の送信タイミングに対する第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量として、第1のずれ量と第2のずれ量との平均値を算出する。
ずれ量推定部23が、送信タイミングのずれ量として、第1のずれ量と第2のずれ量との平均値を算出することにより、第1のずれ量のみを推定する場合よりも、ずれ量の推定精度を高めることができる。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示は、事前に設定された遅延量に誤差が含まれていても、レーダ性能の向上を図ることができ、信号処理装置、信号処理方法及び分散レーダシステムに利用することができる。
1 分散レーダ、2 信号処理装置、11 第1のレーダ、11a アレーアンテナ、11b 送受信機、12 第2のレーダ、12a アレーアンテナ、12b 送受信機、13 分配器、14,15 遅延処理器、21 制御部、22 信号分離部、23 ずれ量推定部、24 信号取得部、25 信号補償部、26 信号合成部、31 制御回路、32 信号分離回路、33 ずれ量推定回路、34 信号取得回路、35 信号補償回路、36 信号合成回路、41 メモリ、42 プロセッサ。
Claims (8)
- 第1のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する信号分離部と、
前記モノスタティック信号に係る距離スペクトルと前記バイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、前記第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する前記第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量を推定するずれ量推定部と
を備えた信号処理装置。 - 前記ずれ量推定部によりずれ量が推定されたのち、
前記第1のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号である第1の受信信号と、前記第2のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号である第2の受信信号とを取得する信号取得部と、
前記ずれ量推定部により推定されたずれ量に基づいて、前記信号取得部により取得された第2の受信信号を補償する信号補償部と、
前記信号取得部により取得された第1の受信信号と前記信号補償部による補償後の第2の受信信号とを合成する信号合成部と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。 - 前記ずれ量推定部によりずれ量が推定されたのち、
前記第1のレーダから信号が送信されて、前記第2のレーダにより受信された信号である第3の受信信号と、前記第2のレーダから信号が送信されて、前記第2のレーダにより受信された信号である第4の受信信号とを取得する信号取得部と、
前記ずれ量推定部により推定されたずれ量に基づいて、前記信号取得部により取得された第4の受信信号を補償する信号補償部と、
前記信号取得部により取得された第3の受信信号と前記信号補償部による補償後の第4の受信信号とを合成する信号合成部と
を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の信号処理装置。 - 前記信号分離部は、
前記モノスタティック信号と前記バイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離するほかに、
前記第2のレーダから信号が送信されて、前記第2のレーダにより受信された信号であるモノスタティック信号と、前記第1のレーダから信号が送信されて、前記第2のレーダにより受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離し、
前記ずれ量推定部は、
前記第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する前記第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量を第1のずれ量として推定するほかに、
前記第2のレーダにより受信されたモノスタティック信号に係る距離スペクトルと前記第2のレーダにより受信されたバイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、前記第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する前記第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量を第2のずれ量として推定し、
前記第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する前記第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量として、前記第1のずれ量と前記第2のずれ量との平均値を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の信号処理装置。 - 前記第2のレーダから送信される信号のタイミングを、前記第1のレーダから送信される信号のタイミングよりも設定時間だけ遅らせる制御部
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の信号処理装置。 - 前記ずれ量推定部は、
前記第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する前記第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量として、前記モノスタティック信号に係る距離スペクトルと前記バイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関が最大になるときのずれ量を推定することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の信号処理装置。 - 信号分離部が、第1のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号であるモノスタティック信号と、第2のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離し、
ずれ量推定部が、前記モノスタティック信号に係る距離スペクトルと前記バイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、前記第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する前記第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量を推定する
信号処理方法。 - 第1のレーダと第2のレーダとを備える分散レーダと、
前記第1のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号であるモノスタティック信号と、前記第2のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号であるバイスタティック信号とを距離スペクトル上で分離する信号分離部と、
前記モノスタティック信号に係る距離スペクトルと前記バイスタティック信号に係る距離スペクトルとの相関に基づいて、前記第1のレーダによる信号の送信タイミングに対する前記第2のレーダによる信号の送信タイミングのずれ量を推定するずれ量推定部と、
前記ずれ量推定部によりずれ量が推定されたのち、前記第1のレーダから信号が送信されて、前記第1のレーダにより受信された信号である第1の受信信号と、前記第2のレーダから信号が送信されて、前記第2のレーダにより受信された信号である第2の受信信号とを取得する信号取得部と、
前記ずれ量推定部により推定されたずれ量に基づいて、前記信号取得部により取得された第2の受信信号を補償する信号補償部と、
前記信号取得部により取得された第1の受信信号と前記信号補償部による補償後の第2の受信信号とを合成する信号合成部と
を備えた分散レーダシステム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024105852 | 2024-07-01 | ||
| JP2024-105852 | 2024-07-01 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| WO2026009453A1 true WO2026009453A1 (ja) | 2026-01-08 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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|---|---|
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- 2024-09-18 WO PCT/JP2024/033163 patent/WO2026009453A1/ja active Pending
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