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WO2026004570A1 - 光接続構造、および光接続構造の製造方法 - Google Patents

光接続構造、および光接続構造の製造方法

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WO2026004570A1
WO2026004570A1 PCT/JP2025/020818 JP2025020818W WO2026004570A1 WO 2026004570 A1 WO2026004570 A1 WO 2026004570A1 JP 2025020818 W JP2025020818 W JP 2025020818W WO 2026004570 A1 WO2026004570 A1 WO 2026004570A1
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ferrule
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optical
cores
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PCT/JP2025/020818
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

一実施形態に係る光接続構造は、4本のシングルコアファイバと、2つのコアを有するマルチコアファイバと、4本のシングルコアファイバが挿入される第1光ファイバ保持孔を有する第1フェルールと、マルチコアファイバが挿入される第2光ファイバ保持孔を有する第2フェルールと、を備える。4本のシングルコアファイバが延びる方向に直交する断面において、4本のシングルコアファイバは正方形状に配置されている。正方形状に配置された4本のシングルコアファイバのうち、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバが、マルチコアファイバの2つのコアに光結合している。

Description

光接続構造、および光接続構造の製造方法
 本開示は、光接続構造、および光接続構造の製造方法に関する。本出願は、2024年6月28日出願の日本出願第2024-105383号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
 特許文献1には、光ファイババンドル構造が記載されている。この光ファイババンドル構造は、複数の光ファイバ心線と、複数の光ファイバ心線を保持するキャピラリと、を備える。光ファイバ心線は、信号光用光ファイバと、ダミー光ファイバとを含む。キャピラリの内部では、信号光用光ファイバを含む複数の光ファイバが整列する複数の信号光用光ファイバ群と、ダミー光ファイバからなるダミーファイバ群とが複数段に積層されている。
 特許文献2には、マルチコアファイバを複数のシングルコアファイバに変換するコネクタシステムが記載されている。複数のシングルコアファイバは、フェルールに収容されている。複数のシングルコアファイバは、フェルールの内部で最密に配置されている。複数のシングルコアファイバは、中央のシングルコアファイバと、中央のシングルコアファイバを取り囲むように正六角形状に配置された6個のシングルコアファイバとを含む。
 特許文献3には、ファイバ接続部品が記載されている。このファイバ接続部品は、細径ファイバと、細径ファイバが充填される溝を有する溝基板とを備える。溝基板には、V字状の溝が形成されている。
国際公開第2016/021589号 米国特許出願公開第2019/0285810号明細書 特開2014-10403号公報
 本開示に係る光接続構造は、4本のシングルコアファイバと、2つのコアを有するマルチコアファイバと、4本のシングルコアファイバが挿入される第1光ファイバ保持孔を有する第1フェルールと、マルチコアファイバが挿入される第2光ファイバ保持孔を有する第2フェルールと、を備える。4本のシングルコアファイバが延びる方向に直交する断面において、4本のシングルコアファイバは正方形状に配置されている。正方形状に配置された4本のシングルコアファイバのうち、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバが、マルチコアファイバの2つのコアに光結合している。
図1は、実施形態に係る光接続構造の例を示す側面図である。 図2は、実施形態に係る第1光コネクタを示す断面図である。 図3は、実施形態に係るシングルコアファイバを示す側面図である。 図4は、遷移部を有する第1フェルールの延びる方向に沿った断面図、および遷移部を有さない第1フェルールの延びる方向に沿った断面図である。 図5は、4本のシングルコアファイバの先端面と第1フェルールの端面とを模式的に示す図である。 図6は、マルチコアファイバの先端面と第2フェルールの端面とを模式的に示す図である。 図7は、複数のシングルコアファイバの先端面を示す図である。 図8は、マルチコアファイバの先端面を示す図である。 図9は、第2光コネクタの先端面に、第1光コネクタの先端面を投影した図である。 図10は、第1変形例に係る光接続構造の第2光コネクタの先端面を示す正面図である。 図11は、第2変形例に係る光接続構造を示す断面図である。 図12は、第3変形例に係る光接続構造の第2光コネクタを示す正面図である。
 光接続構造では、複数のシングルコアファイバのそれぞれがマルチコアファイバの複数のコアのそれぞれに光結合する。しかしながら、複数のシングルコアファイバに位置ずれ等が生じる場合があり、このような場合に容易に光結合できず、光損失が生じる可能性がある。
 本開示は、容易に光結合できるとともに光損失を低減させることができる光接続構造、および光接続構造の製造方法を提供することを目的とする。
 本開示によれば、容易に光結合できるとともに光損失を低減させることができる。
 本開示の実施形態の内容を説明する。
(1)一実施形態に係る光接続構造は、4本のシングルコアファイバと、2つのコアを有するマルチコアファイバと、4本のシングルコアファイバが挿入される第1光ファイバ保持孔を有する第1フェルールと、マルチコアファイバが挿入される第2光ファイバ保持孔を有する第2フェルールと、を備える。4本のシングルコアファイバが延びる方向に直交する断面において、4本のシングルコアファイバは正方形状に配置されている。正方形状に配置された4本のシングルコアファイバのうち、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバが、マルチコアファイバの2つのコアに光結合している。
 この光接続構造では、第1フェルールの第1光ファイバ保持孔に4本のシングルコアファイバが挿入され、第2フェルールの第2光ファイバ保持孔に2つのコアを有するマルチコアファイバが挿入される。シングルコアファイバが延びる方向に直交する断面において正方形状に配置された4本のシングルコアファイバのうち、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバが、マルチコアファイバの2つのコアに光結合する。4本のシングルコアファイバが正方形状に配置されることによって、第1光ファイバ保持孔に4本のシングルコアファイバを最密に充填することができる。したがって、4本のシングルコアファイバのうち2本をマルチコアファイバの2つのコアに容易に光結合でき、光損失を低減させることができる。
 (2)上記(1)において、シングルコアファイバの外径は、マルチコアファイバの2つのコア同士の距離と同一であってもよい。この場合、隣り合う2本のシングルコアファイバの2つのコア同士の距離は、マルチコアファイバの2つのコア同士の距離と等しくなる。
 (3)上記(1)または(2)において、第1フェルールの形状は、円筒形状であってもよく、第2フェルールの形状は、円筒形状であってもよい。
 (4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、シングルコアファイバは、第1径部と、第1径部より大きい径を有する第2径部と、第2径部を第1径部に接続し、第1径部に近づくにつれてシングルコアファイバの径が小さくなっている縮径部と、を有してもよい。この場合、第2径部は第1径部より大きい径を有するので、第2径部を把持することでシングルコアファイバを操作しやすくなる。その結果、シングルコアファイバを第1光ファイバ保持孔に挿入しやすくなる。
 (5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、マルチコアファイバの2つのコアは、第1コアと、第2コアとを含んでもよい。延びる方向に沿って見たときにおいて、第2光ファイバ保持孔の中心から第2フェルールの中心までの距離は、第1コアから第2コアまでの距離の半分であってもよい。第2フェルールの中心に対して第2光ファイバ保持孔の中心がずれている。それに伴い、第1コアの位置および第2コアの位置が第2フェルールの中心に対してずれている。これにより、2本のシングルコアファイバのコアの位置を第1コアの位置および第2コアの位置のそれぞれと一致させやすくなる。
 (6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、マルチコアファイバは、2つのコアを識別するためのマーカーを有してもよい。この場合、マルチコアファイバの2つのコアを容易に識別することができる。
 (7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、マルチコアファイバの2つのコアは、第1コアと、第2コアとを含んでもよい。延びる方向に沿って見たときにおける第2光ファイバ保持孔の中心は、第1コアの中心と第2コアの中心とを結ぶ線分上にあり、かつ、線分の中点からずれていてもよい。延びる方向に沿って見たときにおける第2フェルールの中心が中点と一致していてもよい。この場合、マルチコアファイバの2つのコアがマルチコアファイバの中心に対して第1の向きにずれていても、第2光ファイバ保持孔の位置が第1の向きとは逆向きにずれている。よって、2本のシングルコアファイバをマルチコアファイバの2つのコアに容易に光結合できる。
 (8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、第1フェルールの外径と、第2フェルールの外径との差は、マルチコアファイバの2つのコア同士の距離の半分以上であってもよい。例えば、第1フェルールおよび第2フェルールを筒状の部品に挿入したときに、第1フェルールおよび第2フェルールのうち外径が小さい方を、筒状の部品の内部で位置調整可能となる。その結果、2本のシングルコアファイバのコアをマルチコアファイバの2つのコアに容易に光結合できる。
 (9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、第2フェルールは、延びる方向に沿って視認可能である視認部を有してもよい。延びる方向に沿って見たときにおいて、第2光ファイバ保持孔の中心は、視認部と、第2フェルールの中心との間に位置してもよい。この場合、視認部を見ることにより、第2フェルールの中心に対して第2光ファイバ保持孔がずれている方向を評価できる。その結果、第2光ファイバ保持孔に挿入されているマルチコアファイバの2つのコアの位置を容易に評価できる。
 (10)本開示に係る光接続構造の製造方法は、(7)の光接続構造の製造方法である。製造方法は、第1フェルールの第1光ファイバ保持孔に4本のシングルコアファイバを挿入する工程と、4本のシングルコアファイバを第1光ファイバ保持孔に固定する工程と、第2フェルールの第2光ファイバ保持孔にマルチコアファイバを挿入する工程と、マルチコアファイバを第2光ファイバ保持孔に固定する工程と、マルチコアファイバの先端面に、4本のシングルコアファイバの先端面を対向させる工程と、マルチコアファイバに対して正方形状に配置された4本のシングルコアファイバを回転させ、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバの2つのコアをマルチコアファイバの第1コアおよび第2コアのそれぞれに光結合させる工程と、を備える。
 この製造方法では、マルチコアファイバの2つのコアがマルチコアファイバの中心に対して第1の向きにずれていても、第2光ファイバ保持孔の位置が第1の向きとは逆向きにずれることとなる。よって、第2フェルールを回転させることで、第1コアの位置および第2コアの位置を回転移動させることができる。その結果、4本のシングルコアファイバのうち2本のシングルコアファイバのコアをマルチコアファイバの2つのコアに容易に光結合できる。
[本開示の実施形態の詳細]
 以下では、実施形態に係る光接続構造、および光接続構造の製造方法の具体例を、図面を参照しながら説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲に示され、請求の範囲と均等の範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。図面の説明において同一または相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。図面は、理解の容易化のため、一部を簡略化または誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
 図1は、一例としての光接続構造1を示す側面図である。図1に示されるように、光接続構造1は、第1光コネクタ10、第2光コネクタ20および連結部30を備える。第1光コネクタ10、第2光コネクタ20および連結部30は、方向Xに延びている。方向Xは、後述するシングルコアファイバ12が延びる方向である。第1光コネクタ10は、方向Xに延びる中心軸CXを有する。第1光コネクタ10は、複数(例えば、4本)のシングルコアファイバ12を含む光ファイババンドル11を有する。第2光コネクタ20は、マルチコアファイバ22を有するMCF(Multi Core Fiber)ユニット21を有する。第1光コネクタ10および第2光コネクタ20が互いに接続することによって、複数のシングルコアファイバ12の各コアとマルチコアファイバ22の複数のコアのそれぞれとが互いに光結合する。ここで、光結合しているとは、波長1550nmでの結合効率が50%以上であり、損失が3dB以下であることをいう。
 例えば、第2光コネクタ20の構成は、複数のシングルコアファイバ12に代えてマルチコアファイバ22を有する点以外は、第1光コネクタ10の構成と同じである。以下では、第2光コネクタ20の構成のうち、第1光コネクタ10の構成と重複する説明を適宜省略する。第2光コネクタ20は、第1光コネクタ10の中心軸CXと重なる中心軸を有する。
 図1に示されるように、光ファイババンドル11は、複数のシングルコアファイバ12をマルチコアファイバ22に光結合するように構成されている。光ファイババンドル11は、複数のシングルコアファイバ12、第1フェルール14、および第1フランジ16を有する。
 第1フランジ16は、例えば、筒形状とされている。第1フランジ16は、第1フェルール14に連結されている。第1フランジ16は、例えば、第1フェルール14の一部を保持し、複数のシングルコアファイバ12を内部に収容する。
 図2、図3および図4を参照しながら、第1光コネクタ10を詳細に説明する。図2は、第1光コネクタ10を示す断面図である。図3は、シングルコアファイバ12を示す側面図である。図4は、遷移部14dを有する第1フェルール14の方向Xに沿った断面図、および遷移部を有さない第1フェルール14Aの方向Xに沿った断面図である。シングルコアファイバ12は、第1径部12aと、第1径部12aより大きい径を有する第2径部12bと、第2径部12bを第1径部12aに接続する縮径部12cと、第2径部12bより大きい径を有する被覆部12dと、を有する。
 縮径部12cでは、第2径部12bから第1径部12aに近づくにつれてシングルコアファイバ12の径が小さくなっている。第1径部12aの径は、例えば、35μmである。第2径部12bの径は、例えば、125μmである。被覆部12dの径は、例えば、250μmである。複数のシングルコアファイバ12は、接着剤40によって第1フェルール14の内部に固定され、接着剤40によって第1フランジ16の内部に固定される。第1フランジ16は、例えば、金属を構成材料として含む。第1フランジ16は樹脂を構成材料として含んでもよく、第1フランジ16の材料は特に限定されない。
 第1フェルール14は、シングルコアファイバ12の先端部分を保持する。第1フェルール14は、筒状(一例として円筒形状)である。第1フェルール14は、シングルコアファイバ12の先端面12eが第1フェルール14の端面14hにおいて露出するようにシングルコアファイバ12の先端部分を第1光ファイバ保持孔14aに接着剤40により固定する。第1フェルール14は、例えば、ジルコニアなどのセラミック、ガラスまたは金属を構成材料として含む。方向Xにおける第1フェルール14の長さは、例えば、6.5mmである。方向Xにおける第1フェルール14の長さは、6mm以上かつ8mm以下であってもよい。
 第1フェルール14は、複数のシングルコアファイバ12が挿入される第1光ファイバ保持孔14aを有する。方向Xに直交する断面において、第1光ファイバ保持孔14aは円形状である。例えば、第1光ファイバ保持孔14aの内径は、第1光ファイバ保持孔14aにおける方向Xの位置に応じて変化する。例えば、第1フェルール14は、第1光ファイバ保持孔14aの内径が変化する部分を有する。
 第1光ファイバ保持孔14aは、細径部14bと、細径部14bの内径より大きい内径を有する太径部14cと、太径部14cを細径部14bに接続する遷移部14dとを含む。細径部14bには、第1径部12aの少なくとも一部が配置されている。一例として、細径部14bの内径は84.5μmである。細径部14bの内径は、85.5μm以下であってもよい。太径部14cには、第2径部12bの少なくとも一部が配置されている。一例として、太径部14cの内径は302μmである。太径部14cの内径は310μm以下であってもよい。遷移部14dには、縮径部12cの少なくとも一部が配置されている。
 第1光コネクタ10は、第1フェルール14に代えて、第1フェルール14Aを有してもよい。第1フェルール14Aは、遷移部14dを有しない。第1フェルール14Aは、複数のシングルコアファイバ12が挿入される第1光ファイバ保持孔14eを有する。第1光ファイバ保持孔14eは、第1径部14fと、第1径部14fから方向Xとは反対方向に延びる径変化部14gとを有する。第1径部14fは、径変化部14gの方向Xの端部から第1フェルール14Aの方向Xの端部まで延びている。第1径部14fは、一定の内径を有する。径変化部14gは、第1径部14fから第1フェルール14Aの方向Xとは反対方向の端部まで延びている。径変化部14gは、第1径部14fに近づくにつれて小さくなる内径を有する。
 図1に示されるように、MCFユニット21は、マルチコアファイバ22、第2フェルール24および第2フランジ26を有する。例えば、第2フランジ26の形状および材料は、前述した第1フランジ16の形状および材料と同じである。第2フランジ26は、第2フェルール24に連結されている。第2フランジ26は、例えば、第2フェルール24の一部を保持し、マルチコアファイバ22を内部に収容する。マルチコアファイバ22は、接着剤によって第2フェルール24の内部に固定され、接着剤によって第2フランジ26の内部に固定される。
 連結部30は、例えば、割スリーブである。連結部30は、第1フェルール14の少なくとも一部および第2フェルール24の少なくとも一部を収容し、第1フェルール14および第2フェルール24を固定する。連結部30は、第1フェルール14の中心軸と第2フェルール24の中心軸とが互いに一致するように第1フェルール14および第2フェルール24を外側から保持する部品である。連結部30の内部において、光ファイババンドル11の複数のシングルコアファイバ12とマルチコアファイバ22の複数のコアとが互いに光結合する。
 図示は省略するが、光接続構造1は、第1フランジ16に取り付けられるスプリング、および第2フランジ26に取り付けられるスプリングを有していてもよい。これらのスプリングによって、第1フランジ16および第2フランジ26が互いに近づくように付勢されている。例えば、連結部30の内部において第1フェルール14および第2フェルール24は互いに押し当てられている。シングルコアファイバ12およびマルチコアファイバ22は、上記のスプリングの弾性力によって互いに押し当てられていてもよい。
 図5は、4本のシングルコアファイバ12の先端面12eと第1フェルール14の端面14hとを模式的に示す図である。4本のシングルコアファイバ12が方向Xに直交する断面において、第1光ファイバ保持孔14aは円形状である。一例として、第1フェルール14の外径は1.25mmである。第1フェルール14の外径は、第2フェルール24の外径と等しい。これにより、共通の連結部30に第1フェルール14および第2フェルール24を挿入することが可能となる。
 4本のシングルコアファイバ12が延びる方向Xは、マルチコアファイバ22が延びる方向と一致する。シングルコアファイバ12は、コア12fと、コア12fを覆うクラッド12gとを有する。シングルコアファイバ12は、マルチコアファイバ22に光結合される光ファイバである。シングルコアファイバ12の先端面12eにおいてコア12fが露出している。クラッド12gの外径は、シングルコアファイバ12の全長にわたって同一径でもよい。シングルコアファイバ12の先端面12eは、コア12fの先端とクラッド12gの先端とを含む。例えば、先端面12eは、シングルコアファイバ12が方向Xに直交する平面に沿って延びている。
 図6は、マルチコアファイバ22の先端面22eと第2フェルール24の端面24hとを模式的に示す図である。図6に示されるように、マルチコアファイバ22は、複数(例えば、2個)のコア22fと、複数のコア22fを覆うクラッド22gとを有する。先端面22eは、複数のコア22fの先端と、クラッド22gの先端とを含む。複数のコア22fのそれぞれを光信号が伝搬する。マルチコアファイバ22が方向Xに直交する断面において、2つのコア22fは、マルチコアファイバ22の中心を挟んで点対称となる位置に配置されている。一例として、クラッド22gの外径は125μmである。クラッド22gの直径(クラッド径)は、200μm以下であってもよいし、80μm以下であってもよい。クラッド径は、50μm以上であってもよい。
 第2フェルール24の一部の構成は、前述した第1フェルール14の一部の構成と同一である。以下では、第2フェルール24の構成のうち、第1フェルール14の構成と重複する説明を適宜省略する。第2フェルール24は、マルチコアファイバ22の先端部分を保持する。第2フェルール24は、筒状(一例として円筒形状)である。一例として、第2フェルール24の外径は、1.25mmである。第2フェルール24は、マルチコアファイバ22が挿入される第2光ファイバ保持孔24aを有する。方向Xに直交する断面において、第2光ファイバ保持孔24aは円形状である。一例として、第2光ファイバ保持孔24aの内径は126μmである。
 第2光ファイバ保持孔24aには、例えば、マルチコアファイバ22の先端部分が収容される。第2光ファイバ保持孔24aは、筒状とされた第2フェルール24の内面によって画成されている。第2フェルール24は、マルチコアファイバ22の先端面22eが第2フェルール24の端面24hにおいて露出するようにマルチコアファイバ22の先端部分を第2光ファイバ保持孔24aに接着剤により固定する。
 第2光ファイバ保持孔24aの内径は、マルチコアファイバ22の外径と同一、または、マルチコアファイバ22の外径より大きい。例えば、マルチコアファイバ22の先端部分は、第2光ファイバ保持孔24aに挿入されることにより第2光ファイバ保持孔24aに嵌合される。例えば、マルチコアファイバ22が方向Xにおける第2フェルール24の長さは、6.5mmである。例えば、方向Xにおける第2フェルール24の長さは、6mm以上かつ8mm以下である。第2フェルール24は、例えば、ジルコニアなどのセラミック、ガラスまたは金属を構成材料として含む。
 図7は、複数のシングルコアファイバ12の先端面12eを示す図である。図8は、マルチコアファイバ22の先端面22eを示す図である。光接続構造1は、4本のシングルコアファイバ12を有する。4本のシングルコアファイバ12は、方向Xと直交する断面50において2次元状に配置されている。ここで「2次元状に配置され」とは、断面50内において、4本のシングルコアファイバ12の中心がそれぞれ2次元図形の頂点となる位置に配置されていることをいう。4本のシングルコアファイバ12は2行2列の正方形状に配列されている。複数のシングルコアファイバ12のコア12fは、中心軸CXを中心として回転調整されることによって、マルチコアファイバ22のコア22fと光結合する。
 方向Xに直交する断面50において、4本のシングルコアファイバ12は正方形状に配置されている。「正方形状に配置され」とは、断面50内において、4本のシングルコアファイバ12の中心がそれぞれ正方形の頂点となる位置に配置されていることをいう。第1フェルール14の第1光ファイバ保持孔14aにおいて、4本のシングルコアファイバ12は最密充填配置とされている。各シングルコアファイバ12は、第1光ファイバ保持孔14aの内面に接触し、他のシングルコアファイバ12に接触している。
 光接続構造1は、シングルコアファイバ12を第1フェルール14に固定する接着剤18を有する。接着剤18は、第1光ファイバ保持孔14aの内側、および複数のシングルコアファイバ12の間に充填される。例えば、接着剤18は、樹脂を構成材料として含む。接着剤18は、例えば、熱硬化型の樹脂、常温硬化型の樹脂、紫外線硬化型の樹脂、または、紫外線硬化と熱硬化の併用硬化型の樹脂である。熱硬化型の樹脂として、エポキシ系の樹脂が挙げられる。紫外線硬化型の樹脂として、エポキシ系の樹脂、およびアクリル系の樹脂が挙げられる。一例として、接着剤18のショアD硬度は60以上である。
 断面50において、正方形状に配置された4本のシングルコアファイバ12のうち正方形の一辺上に並ぶ2本のシングルコアファイバ12における2つのコア12fの距離D1は、シングルコアファイバ12の半径rの2倍と等しい。距離D1は、シングルコアファイバ12の外径と等しい。距離D1は2つのコア12fのコア中心間距離を示している。一例として、距離D1は、35μmである。
 以下では、複数のシングルコアファイバ12を、シングルコアファイバ12A、シングルコアファイバ12B、シングルコアファイバ12C、およびシングルコアファイバ12Dとして説明することがある。方向Xに沿って見たときに、シングルコアファイバ12A,12B,12C,12Dは、時計回りに並んでいる。
 光接続構造1は、2つのコア22fを有するマルチコアファイバ22を備える。例えば、方向Xに直交する断面において、2つのコア22fを結ぶ線分は、方向Xと直交し、かつ、第2フェルール24の中心C1を通る仮想直線L1に平行に延びている。仮想直線L1は、方向Xと直交する方向Yに延びている。2つのコア22fは、第1コア22f1と、第2コア22f2とを含む。マルチコアファイバ22は、先端面22eの中心C2を含む。方向Xに沿って見たときに、中心C2は、第2光ファイバ保持孔22aの中心軸と一致する。方向Xに沿って見たときに、マルチコアファイバ22の中心C2は、第1コア22f1と第2コア22f2とを互いに結んだ線分60上に位置する。方向Xに沿って見たときに、中心C2は、線分60の中点と重なっている。第1コア22f1、中心C2および第2コア22f2は、この順に直線状に並んでいる。第1コア22f1と中心C2との距離は、第2コア22f2と中心C2との距離と等しい。
 方向Xに沿って見たときにおいて、第2フェルール24の外形の中心C1は、マルチコアファイバ22(先端面22e)の中心C2と重ならない。方向Xに沿って見たときにおいて、マルチコアファイバ22の先端面22eの内側には、中心C1および中心C2の双方が含まれる。中心C1と中心C2とは、仮想直線L2に沿って並んでいる。仮想直線L2は、方向Xおよび方向Yの双方に直交する方向Zに延びている。仮想直線L2は、先端面22eの中心C2を通る。中心C1の方向Yにおける位置は、第1コア22f1の方向Yにおける位置、および第2コア22f2の方向Yにおける位置からずれている。第1コア22f1の方向Zにおける位置、および第2コア22f2の方向Zにおける位置は、中心C1の方向Zにおける位置からずれている。中心C1から中心C2までの距離dyは、2つのコア22fの中心間距離である距離D2の半分である。
 距離D2は、距離D1と等しい。距離D2は、半径rの2倍と等しい。マルチコアファイバ22の2つのコア22f同士の距離D2は、シングルコアファイバ12の外径と同一である。距離dyは、半径rと等しい。方向Xに沿って見たときにおいて、第2光ファイバ保持孔24aの中心C2から第2フェルール24の外形の中心C1までの距離は、第1コア22f1から第2コア22f2までの距離の半分である。「距離が等しい」および「距離が同一である」とは、距離が完全に等しい場合に限られず、効果に変化が生じない程度に距離が異なる場合も含まれる。
 マルチコアファイバ22は、第1コア22f1および第2コア22f2を識別するためのマーカー22hを有する。マーカー22hが設けられることにより、2つのコアのうち、いずれのコアが第1コア22f1であるか、第2コア22f2であるかを識別することができる。第1コア22f1からマーカー22hまでの距離は、第2コア22f2からマーカー22hまでの距離と異なる。第1コア22f1および第2コア22f2のいずれかにマーカー22hが近いことにより、第1コア22f1および第2コア22f2のそれぞれを容易に識別することができる。
 図9は、第2光コネクタ20の先端面に、第1光コネクタ10の先端面を投影した図である。正方形状に配置された4本のシングルコアファイバ12のうち、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバ12のコア12fが、マルチコアファイバ22の2つのコア22fに光結合する。本実施形態では、シングルコアファイバ12Aのコア12fが、マルチコアファイバ22の第2コア22f2に光結合し、シングルコアファイバ12Bのコア12fが、マルチコアファイバ22の第1コア22f1に光結合する。
 先端面12eおよび先端面22eが互いに対向する向きで第1フェルール14および第2フェルール24が連結部30に挿入されると、4本のシングルコアファイバ12のうちの2本がマルチコアファイバ22のコア22fと光結合する。4本のシングルコアファイバ12のうち上記2本以外のシングルコアファイバ12は、コア22fに光結合しない。本実施形態では、シングルコアファイバ12C,12Dは、コア22fに光結合しない。コア22fと光結合しない2本のシングルコアファイバ12も、正方形の一辺上に位置する。
 以上、光接続構造1では、第1フェルール14の第1光ファイバ保持孔14aに4本のシングルコアファイバ12が挿入され、第2フェルール24の第2光ファイバ保持孔24aに2つのコア22fを有するマルチコアファイバ22が挿入される。シングルコアファイバ12が延びる方向Xに直交する断面において正方形状に配置された4本のシングルコアファイバ12のうち、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバ12が、マルチコアファイバ22の2つのコア22fに光結合する。4本のシングルコアファイバ12が正方形状に配置されることによって、第1光ファイバ保持孔14aに4本のシングルコアファイバ12を最密に充填することができる。4本のシングルコアファイバ12のうち2本のシングルコアファイバ12をマルチコアファイバ22の2つのコア22fに容易に光結合でき、光損失を低減させることができる。
 例えば、シングルコアファイバを正方形状に配置し、正方形の対角線上に位置する2本のシングルコアファイバの2つのコア同士の距離をマルチコアファイバ22の2つのコア22f同士の距離と等しくした場合、本実施形態のシングルコアファイバ12と比較してシングルコアファイバの外径を小さくする必要が生じうる。シングルコアファイバの外径が小さいと、シングルコアファイバの強度が低下すること、曲げ損失が増大すること、およびシングルコアファイバを光が通過するときにシングルコアファイバから漏れる光が増加することが懸念される。本実施形態のように、正方形の一辺上に配置された2本のシングルコアファイバ12のコア12f同士の距離が、マルチコアファイバ22の2つのコア22f同士の距離と等しい場合、シングルコアファイバ12の外径を大きく保つことができる。その結果、シングルコアファイバ12の強度が低下すること、曲げ損失が増大すること、およびシングルコアファイバ12を光が通過するときにシングルコアファイバ12から漏れる光が増加することを低減できる。
 シングルコアファイバ12の外径は、マルチコアファイバ22の2つのコア22f同士の距離と同一である。隣り合う2本のシングルコアファイバ12の2つのコア12f同士の距離は、マルチコアファイバ22の2つのコア22f同士の距離と等しくなる。4本のシングルコアファイバ12を第1光ファイバ保持孔14aに挿入することで、2つのコア12f同士の距離を2つのコア22f同士の距離と容易に等しくすることができる。
 第1フェルール14の形状は、円筒形状であり、第2フェルール24の形状は、円筒形状である。第1フェルール14および第2フェルール24を連結部30に収容した状態で、第1フェルール14に対して第2フェルール24を相対回転することができる。これにより、マルチコアファイバ22のコア22fの位置に対する複数のシングルコアファイバ12のコア12fの位置を調整しやすくなる。
 シングルコアファイバ12は、第1径部12aと、第1径部12aより大きい径を有する第2径部12bと、第2径部12bを第1径部12aに接続し、第1径部12aに近づくにつれてシングルコアファイバ12の径が小さくなっている縮径部12cと、を有する。第2径部12bは第1径部12aより大きい径を有するので、第2径部12bを把持することでシングルコアファイバ12を操作しやすくなる。その結果、シングルコアファイバ12を第1光ファイバ保持孔14aに挿入しやすくなる。
 マルチコアファイバ22の2つのコア22fは、第1コア22f1と、第2コア22f2とを含む。方向Xに沿って見たときにおいて、第2光ファイバ保持孔24aの中心C2から第2フェルール24の中心C1までの距離は、第1コア22f1から第2コア22f2までの距離の半分である。第2フェルール24の中心C1に対して第2光ファイバ保持孔24aの中心C2がずれている。それに伴い、第1コア22f1の位置および第2コア22f2の位置が第2フェルール24の中心C1に対して方向Zにずれている。これにより、2本のシングルコアファイバ12のコア12fの位置を第1コア22f1の位置および第2コア22f2の位置のそれぞれと一致させやすくなる。
 マルチコアファイバ22は、2つのコアを識別するためのマーカー22hを有する。マーカー22hが設けられていると、マルチコアファイバの2つのコアを容易に識別することができる。
 本開示に係る光接続構造の種々の変形例について説明する。変形例に係る光接続構造の一部の構成は、前述した光接続構造1の一部の構成と同一である。よって、以下の説明では、光接続構造1の構成と重複する構成の説明を、同一の符号を付して適宜省略する。
 第1変形例に係る光接続構造1Aについて説明する。図10は、変形例に係る第2光コネクタ20Aの先端面を示す正面図である。光接続構造1Aは、第2光コネクタ20に代えて、コアの位置がずれているマルチコアファイバ22Aを第2光コネクタ20Aが備える点において、前述した光接続構造1とは異なっている。マルチコアファイバ22Aでは、2つのコアを識別しやすくするために、2つのコアの配置が第2光ファイバ保持孔24aの中心C2に対して非対称とされている。第2光コネクタ20Aは、コアの位置がずれているマルチコアファイバ22Aと、マルチコアファイバ22Aを保持する第2フェルール24Aとを有する。
 マルチコアファイバ22Aは、第1コア22f3と第2コア22f4とを有する。第1コア22f3の位置は、第2コア22f4の位置と比較して所定の距離だけ第2光ファイバ保持孔24aの中心C2に近い。第1コア22f3と第2コア22f4とを結ぶ線分の中点Mは、中心C2に対して方向Yにずれている。方向Xに沿って見たときにおいて、第1コア22f3と第2コア22f4とを結ぶ線分上に中心C2が位置する。以下では、第1コア22f3と第2コア22f4との中心間距離を距離D2、第1コア22f3の中心から中点Mまでの距離を距離d2として説明する。距離d2は、第2コア22f4の中心から中点Mまでの距離と同一である。距離D2は、距離d2の2倍である。
 中点Mは、方向Yに沿って中心C2から距離dxだけずれている。第1コア22f3の中心から中心C2までの距離は、距離d2から距離dxを引いた距離である。第2コア22f4の中心から中心C2までの距離は、距離d2に距離dxを足した距離である。
 第2光ファイバ保持孔24aの中心C2は、第2フェルール24Aの外形の中心C1に対して方向Yとは反対方向にずれている。方向Xに沿って見たときに、中心C2は方向Zに沿って中心C1と並んでいない。中心C2は、中心C1に対して方向Yとは反対方向に距離dxだけずれている。中点Mは方向Zに沿って中心C1と並んでいる。方向Xに沿って見たときにおいて、第2フェルール24Aの中心C1の方向Yにおける位置は、中点Mの方向Yにおける位置と一致している。中点Mと中心C1とは、仮想直線L3に沿って並んでいる。仮想直線L3は、方向Zに延びている。仮想直線L3は、中心C1を通る。
 中点Mは、中心C2から方向Yに距離dxだけ離れている。中心C2は、中心C1に対して方向Yとは反対方向に距離dxだけ離れている。第1コア22f3の位置、および第2コア22f4の位置は、中心C2を通り、方向Zに延びる仮想直線L2に対して非対称である。第2光ファイバ保持孔24aは、中心C1を通る仮想直線L3に対して方向Yとは反対方向にずれている。これにより、中心C1の方向Yにおける位置は、中点Mの方向Yにおける位置と一致している。したがって、中心C1から第1コア22f3の中心までの距離は、中心C1から第2コア22f4の中心までの距離と等しい。中心C2から中心C1までの距離は、距離dxの2乗と距離dyの2乗との和の平方根である。
 距離d2は距離D2の半分であり、距離dyは距離D2の半分である。距離d2は距離dyと等しい。距離dyは半径r(図7参照)と等しい。距離d2、距離dyおよび半径rは互いに等しい。第1フェルール14の中心軸と第2フェルール24Aの中心軸とが重なるように、第1フェルール14を第2フェルール24Aと対向させると、4本のうちの2本のシングルコアファイバ12のコア12fは、第1コア22f3および第2コア22f4とそれぞれ対向する。
 本実施形態に係る光接続構造の製造方法について説明する。以下では、光接続構造1Aの製造方法の例について説明する。第1フェルール14の第1光ファイバ保持孔14aに4本のシングルコアファイバ12を挿入する(第1挿入工程)。具体例として、第1フランジ16の貫通孔にシングルコアファイバ12を通し、第1フランジ16から延びだすシングルコアファイバ12を第1光ファイバ保持孔14aに挿入する。シングルコアファイバ12の第1径部12aが第1フェルール14の細径部14bに位置し、第2径部12bが太径部14cに位置し、縮径部12cが遷移部14dに位置するように、シングルコアファイバ12を第1光ファイバ保持孔14aに挿入する。シングルコアファイバ12の先端面12eの位置が、第1フェルール14の端面14hと同じ位置となるように、シングルコアファイバ12を第1光ファイバ保持孔14aに挿入する。4本のシングルコアファイバ12を第1フェルール14に挿入する前、挿入しているとき、および挿入後の少なくともいずれかで接着剤を第1光ファイバ保持孔14aに注入し、または4本のシングルコアファイバ12に塗布する。4本のシングルコアファイバ12を第1光ファイバ保持孔14aの内部に接着剤によって固定する。続いて、シングルコアファイバ12の先端面12e、および第1フェルール14の端面14hを研磨する。
 第2フェルール24Aの第2光ファイバ保持孔24aにマルチコアファイバ22Aを挿入する(第2挿入工程)。第2挿入工程は、第1挿入工程の前に実施されてもよい。具体例として、第2フランジ26の貫通孔にマルチコアファイバ22Aを通し、第2フランジ26から延びだすマルチコアファイバ22Aを第2光ファイバ保持孔24aに挿入する。マルチコアファイバ22Aの先端面22eの位置が、第2フェルール24Aの端面24hと同じ位置となるように、マルチコアファイバ22Aを第2光ファイバ保持孔24aに挿入する。このとき、第2フェルール24の中心C1の位置、および第2光ファイバ保持孔24aの中心C2の位置に応じて、マルチコアファイバ22Aの軸を中心とする回転方向における第1コア22f3および第2コア22f4の位置を調整してもよい。マルチコアファイバ22Aを第2光ファイバ保持孔24aに挿入する前、挿入しているとき、および挿入後の少なくともいずれかで接着剤を第2光ファイバ保持孔24aに注入し、またはマルチコアファイバ22Aに塗布する。マルチコアファイバ22Aを第2光ファイバ保持孔24aに固定する。続いて、マルチコアファイバ22Aの先端面22e、および第2フェルール24Aの端面24hを研磨する。
 マルチコアファイバ22Aの先端面22eに、4本のシングルコアファイバ12の先端面12eを対向させる。具体例として、連結部30の内部に第1フェルール14および第2フェルール24を挿入することによって、先端面22eに先端面12eを対向させる。
 正方形状に配置された4本のシングルコアファイバ12を中心軸CXを中心として回転させ、正方形の一辺上に位置する2本のシングルコアファイバ12の2つのコア12fをマルチコアファイバ22Aの第1コア22f3および第2コア22f4にそれぞれ光結合させる(調心工程)。このとき、連結部30の内部に挿入された第1フェルール14を第2フェルール24Aに対して中心軸CXを中心として回転させる。第1フェルール14を第2フェルール24Aに対して中心軸CXを中心として90度ずつ回転させ、4本のシングルコアファイバ12のうち2つのシングルコアファイバ12のコア12fを第1コア22f3および第2コア22f4に対向させる。この90度ずつの回転を繰り返すことによって光の損失が最も小さい2本のシングルコアファイバ12の組合せを探す。第1フェルール14を回転させるときに、シングルコアファイバ12の先端面12e、およびマルチコアファイバ22の先端面22eが傷つくことを防止するために、先端面12eおよび先端面22eに先端面12e,22eを保護するためのオイルを塗布してもよい。先端面12e,22eにオイルを塗布することに代えて、先端面保護を兼ねて屈折率整合剤を塗布してもよい。
 調心後、例えば、第1フランジ16および第2フランジ26を挟み込むような、図示されていない板バネまたはクリップを用い、第1フランジ16と第2フランジ26が互いに近づく向きに力を加える。これにより、連結部30の内部で第1フェルール14および第2フェルール24Aが固定される。
 連結部30の内側と第1フェルール14の外周面との間、および連結部30の内側と第2フェルール24Aの外周面との間に接着剤を充填する。接着剤が硬化することにより、連結部30の内部で第1フェルール14および第2フェルール24Aが固定される。以上の工程を経て、光接続構造の製造方法の一連の工程が完了する。
 方向Xに沿って見たときにおける第2光ファイバ保持孔24aの中心C2は、第1コア22f3の中心と第2コア22f4の中心とを結ぶ線分上にあり、かつ、線分の中点Mからずれている。方向Xに沿って見たときにおいて、方向Yにおける第2フェルール24Aの中心C1の位置が方向Yにおける中点Mの位置と一致している。マルチコアファイバ22Aの2つのコアがマルチコアファイバ22Aの中心に対してY方向にずれていても、第2フェルール24Aの中心C1に対する第2光ファイバ保持孔24aの中心C2の位置がY方向とは反対方向にずれている。よって、2本のシングルコアファイバ12をマルチコアファイバ22Aの2つのコアに容易に光結合できる。
 マルチコアファイバ22Aの2つのコアがマルチコアファイバ22Aの中心に対してY方向にずれており、かつ、第2光ファイバ保持孔24aの中心C2の位置が第2フェルール24Aの中心C1に対してY方向とは反対方向にずれている。第2フェルール24Aを回転させることで、第1コア22f3の位置および第2コア22f4の位置を回転移動させることができる。その結果、2本のシングルコアファイバ12のコア12fをマルチコアファイバ22の2つコアに容易に光結合できる。
 図10に示すマルチコアファイバ22Aは、2つのコアを識別するためのマーカーを有しないが、マーカーを有してもよい。
 第2変形例に係る光接続構造1Bについて説明する。図11は、光接続構造1Bを示す断面図である。光接続構造1Bは、第1フェルール14より外径が小さい第1フェルール14Bを有する点において、前述した光接続構造1とは異なっている。連結部30の内径は第2フェルール24の外径とほぼ等しい。これにより、連結部30の内部において、第2フェルール24は固定される。これに対し、第1フェルール14Bの外径は連結部30の内径より小さい。第1フェルール14Bは方向Xと交差する方向に移動可能となっている。第1フェルール14Bの外径Φ1と、第2フェルール24の外径Φ2との差は、マルチコアファイバ22の2つのコア22f同士の距離の半分以上である。
 第1フェルール14Bおよび第2フェルール24を連結部30に挿入したときに、方向Yまたは方向Zにおける第1フェルール14Bの位置を、連結部30の内部で調整可能となっている。その結果、2本のシングルコアファイバ12のコア12fをマルチコアファイバ22の2つのコア22fに容易に光結合できる。
 第3変形例に係る光接続構造1Cについて説明する。図12は、第2光コネクタ20Cを示す正面図である。光接続構造1Cは、第2フェルール24に代えて、視認部24kを有する第2フェルール24Cを備える点において、前述した光接続構造1とは異なっている。第2光コネクタ20Cは、視認部24kが形成された第2フェルール24Cを有する。視認部24kは、方向Xに沿って見たときに視認可能である。方向Xに沿って見たときに、第2フェルール24Cの先端面は、一部が欠けた円形状を有する。視認部24kは、円形状の欠けた部分である。視認部24kは、平坦面である。方向Xに沿って見たときにおいて、第2光ファイバ保持孔24aの中心C2は、視認部24kと、第2フェルール24Cの外形の中心C1との間に位置する。
 第2フェルール24Cは、例えば、マーカーである視認部24mを有する。視認部24mは、第2フェルール24Cの先端面に設けられている。方向Xに沿って見たときにおいて、第2光ファイバ保持孔24aの中心C2は、視認部24mと、第2フェルール24Cの中心C1との間に位置する。第2フェルール24Cは、視認部24mを有さなくてもよい。
 前述したように、第2フェルール24Cは、方向Xに沿って視認可能である視認部24kを有する。方向Xに沿って見たときにおいて、第2光ファイバ保持孔24aの中心C2は、視認部24kと、第2フェルール24Cの中心C1との間に位置している。視認部24kを見ることにより、第2フェルール24Cの中心C1に対して第2光ファイバ保持孔24aがずれている方向を評価できる。その結果、第2光ファイバ保持孔24aに挿入されているマルチコアファイバ22の2つのコア22fの位置を容易に評価できる。
 以上、本開示に係る光接続構造の実施形態および種々の変形例について説明した。本開示に係る光接続構造は、前述した実施形態または変形例の内容に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した要旨の範囲内においてさらに変形されたものであってもよい。本開示に係る光接続構造の各部の形状、大きさ、材料、数および配置態様は、上記の要旨の範囲内において適宜変更可能である。
 例えば、第2光ファイバ保持孔24aの方向Xに沿って見たときの形状は、円形状でなくてもよい。例えば、形状は楕円形状でもよく、矩形状であってもよい。第2光コネクタ20は、マルチコアファイバ22を位置決めするV溝が形成されたV溝基板を有していてもよい。前述した例では、円形状の欠けた部分であって、かつ平坦面である視認部24kを有する第2フェルール24Cについて説明した。視認部は、円形状の欠けた部分でなくてもよく、マークであってもよい。このように、視認部の態様は特に限定されない。
1,1A,1B,1C…光接続構造
10…第1光コネクタ
11…光ファイババンドル
12…シングルコアファイバ
12a…第1径部
12b…第2径部
12c…縮径部
12d…被覆部
12e…先端面
12f…コア
12g…クラッド
14,14A,14B…第1フェルール
14a,14e…第1光ファイバ保持孔
14b…細径部
14c…太径部
14d…遷移部
14f…第1径部
14g…径変化部
14h…端面
16…第1フランジ
18…接着剤
20,20A,20C…第2光コネクタ
21…MCFユニット
22,22A…マルチコアファイバ
22e…先端面
22f…コア
22f1,22f3…第1コア
22f2,22f4…第2コア
22g…クラッド
22h…マーカー
24,24A,24C…第2フェルール
24a…第2光ファイバ保持孔
24h…端面
24k,24m…視認部
26…第2フランジ
30…連結部
40…接着剤
50…断面
60…線分

Claims (10)

  1.  4本のシングルコアファイバと、
     2つのコアを有するマルチコアファイバと、
     4本の前記シングルコアファイバが挿入される第1光ファイバ保持孔を有する第1フェルールと、
     前記マルチコアファイバが挿入される第2光ファイバ保持孔を有する第2フェルールと、
    を備え、
     4本の前記シングルコアファイバが延びる方向に直交する断面において、4本の前記シングルコアファイバは正方形状に配置されており、
     正方形状に配置された4本の前記シングルコアファイバのうち、前記正方形の一辺上に位置する2本の前記シングルコアファイバが、前記マルチコアファイバの2つの前記コアに光結合している、
    光接続構造。
  2.  前記シングルコアファイバの外径は、前記マルチコアファイバの前記2つのコア同士の距離と同一である、請求項1に記載の光接続構造。
  3.  前記第1フェルールの形状は、円筒形状であり、
     前記第2フェルールの形状は、円筒形状である、請求項1または請求項2に記載の光接続構造。
  4.  前記シングルコアファイバは、第1径部と、前記第1径部より大きい径を有する第2径部と、前記第2径部を前記第1径部に接続し、前記第1径部に近づくにつれて前記シングルコアファイバの径が小さくなっている縮径部と、を有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光接続構造。
  5.  前記マルチコアファイバの前記2つのコアは、第1コアと、第2コアとを含み、
     前記延びる方向に沿って見たときにおいて、前記第2光ファイバ保持孔の中心から前記第2フェルールの中心までの距離は、前記第1コアから前記第2コアまでの距離の半分である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光接続構造。
  6.  前記マルチコアファイバは、前記2つのコアを識別するためのマーカーを有する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光接続構造。
  7.  前記マルチコアファイバの前記2つのコアは、第1コアと、第2コアとを含み、
     前記延びる方向に沿って見たときにおける前記第2光ファイバ保持孔の中心は、前記第1コアの中心と前記第2コアの中心とを結ぶ線分上にあり、かつ、前記線分の中点からずれており、
     前記延びる方向に沿って見たときにおける前記第2フェルールの中心が前記中点と一致している、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光接続構造。
  8.  前記第1フェルールの外径と、前記第2フェルールの外径との差は、前記マルチコアファイバの前記2つのコア同士の距離の半分以上である、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光接続構造。
  9.  前記第2フェルールは、前記延びる方向に沿って視認可能である視認部を有し、
     前記延びる方向に沿って見たときにおいて、前記第2光ファイバ保持孔の中心は、前記視認部と、前記第2フェルールの中心との間に位置する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の光接続構造。
  10.  請求項7に記載の光接続構造の製造方法であって、
     前記第1フェルールの前記第1光ファイバ保持孔に4本の前記シングルコアファイバを挿入する工程と、
     4本の前記シングルコアファイバを前記第1光ファイバ保持孔に固定する工程と、
     前記第2フェルールの前記第2光ファイバ保持孔に前記マルチコアファイバを挿入する工程と、
     前記マルチコアファイバを前記第2光ファイバ保持孔に固定する工程と、
     前記マルチコアファイバの先端面に、4本の前記シングルコアファイバの先端面を対向させる工程と、
     前記マルチコアファイバに対して正方形状に配置された4本の前記シングルコアファイバを回転させ、前記正方形の一辺上に位置する2本の前記シングルコアファイバの2つのコアを前記マルチコアファイバの前記第1コアおよび前記第2コアにそれぞれ光結合させる工程と、
    を備える、
    光接続構造の製造方法。
PCT/JP2025/020818 2024-06-28 2025-06-09 光接続構造、および光接続構造の製造方法 Pending WO2026004570A1 (ja)

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