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WO2018135564A1 - 音響効果付与装置、音響効果付与方法および音響効果付与プログラム - Google Patents

音響効果付与装置、音響効果付与方法および音響効果付与プログラム Download PDF

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    • G10K15/10Arrangements for producing a reverberation or echo sound using time-delay networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices

Definitions

  • the first acoustic effect imparting means includes a first generation unit that generates a sum signal to which the first acoustic effect is imparted, a first path that transmits the sum signal to which the first acoustic effect is imparted, A second path for transmitting a sum signal to which the first acoustic effect is not applied, and a first synthesis unit for synthesizing the sum signal of the first path and the sum signal of the second path.
  • the effect applying unit 120M includes an effect processing unit 121 and a level adjusting unit 122.
  • the level adjustment unit 122 includes amplifiers 201 and 202 and an adder 203.
  • the effect imparting unit 120M has a dry route DR and a wet route WE.
  • An amplifier 201 is provided in the dry path DR, and an effect processing unit 121 and an amplifier 202 are provided in the wet path WE.
  • the output signal of the amplifier 201 in the dry path DR is a dry signal to which no acoustic effect is given.
  • the output signal of the amplifier 202 in the wet path WE is a wet signal to which an acoustic effect is given.
  • the adder 203 adds the output signal of the amplifier 201 and the output signal of the amplifier 202.
  • the nature of the acoustic effect by the effect applying units 120M and 120S is controlled based on the value of the first operating parameter OP1, and the acoustic effect of the effect applying units 120M and 120S is controlled based on the value of the second operating parameter OP2.
  • the degree is controlled.

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Abstract

M/S変換部(110)は、ステレオ音響信号AS1を和信号MS1および差信号SS1に変換する。効果付与部(120M)は和信号MS1に音響効果を付与し、効果付与部(120S)は差信号SS1に音響効果を付与する。M/S再変換部(150)は、音響効果が付与された和信号MS2および差信号SS2をステレオ音響信号AS2に変換する。第1の制御部(160)は、第1の操作パラメータOP1の値に基づいて効果付与部(120M,120S)の音響効果の性質をそれぞれ制御する。第2の制御部(170)は、第2の操作パラメータOP2の値に基づいて効果付与部(120S)の音響効果の程度をそれぞれ制御する。

Description

音響効果付与装置、音響効果付与方法および音響効果付与プログラム
 本発明は、ステレオ音響信号に音響効果を付与する音響効果付与装置、音響効果付与方法および音響効果付与プログラムに関する。
 ステレオ音響信号の処理方法としてM/S(Mid/Side)処理が知られている。ステレオ音響信号は、右信号および左信号から構成される。M/S処理では、右信号および左信号が和信号および差信号に変換され、和信号および差信号にそれぞれ所定の処理が行われる。処理された和信号および差信号がステレオ音響信号に変換される。それにより、ステレオ音響信号によるステレオ音像の広がり等を調整することができる。
 例えば、特許文献1には、音像強調装置が記載されている。特許文献1の音像強調装置では、ステレオ信号から和信号および差信号が生成される。和信号の大きさが変更され、差信号の低周波帯域が遅延されるように修正が行われる。修正された和信号および差信号が複合音響信号に再構成される。
米国特許第4356349号明細書
 特許文献1に記載された音像強調装置によれば、音の広がりを得ることができる。しかしながら、ステレオ音響信号に多様な音響効果を付与することができない。M/S処理を用いた装置においてステレオ音響信号に付与される音響効果を多様に調整するためには、和信号および差信号に音響効果を付与する回路にそれぞれ多数のパラメータの値を設定することが必要となる。そのため、ステレオ音響信号の音響効果を多様に調整することは難しい。
 本発明の目的は、ステレオ音響信号の音響効果を多様にかつ容易に調整することが可能な音響効果付与装置、音響効果付与方法および音響効果付与プログラムを提供することである。
 本発明に係る音響効果付与装置は、ステレオ音響信号を和信号および差信号に変換する第1の変換手段と、和信号に第1の音響効果を付与する第1の音響効果付与手段と、差信号に第2の音響効果を付与する第2の音響効果付与手段と、第1の音響効果の付与後の和信号および第2の音響効果の付与後の差信号をステレオ音響信号に変換する第2の変換手段と、第1の操作パラメータの値を取得し、取得した第1の操作パラメータの値に基づいて第1の音響効果の性質および第2の音響効果の性質の少なくとも一方を制御する第1の制御手段と、第2の操作パラメータの値を取得し、取得した第2の操作パラメータの値に基づいて第1の音響効果の程度および第2の音響効果の程度の少なくとも一方を制御する第2の制御手段と、を備える。
 その音響効果付与装置によれば、使用者が第1の操作パラメータの値を調整することにより和信号および差信号にそれぞれ付与される第1および第2の音響効果の性質が制御される。また、使用者が第2の操作パラメータの値を調整することにより和信号および差信号にそれぞれ付与される第1および第2の音響効果の程度が制御される。この場合、ステレオ音響信号による音像の中央の成分および両側の成分の音響効果がそれぞれ調整される。したがって、ステレオ音響信号の音響効果を多様にかつ容易に調整することが可能となる。
 第1の制御手段は、第1の操作パラメータの所定個数の値と第1の音響効果の性質を表す所定個数の値との対応関係を第1の対応情報として取得し、取得した第1の操作パラメータの任意の値に対応する性質を表す値を第1の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて第1の音響効果の性質を制御してもよい。この場合、第1の対応情報のデータ量を削減することができる。
 第1の制御手段は、第1の操作パラメータの所定個数の値と第2の音響効果の性質を表す所定個数の値との対応関係を第1の対応情報として取得し、取得した第1の操作パラメータの任意の値に対応する性質を表す値を第1の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて第2の音響効果の性質を制御してもよい。この場合も、第1の対応情報のデータ量を削減することができる。
 第2の制御手段は、第2の操作パラメータの所定個数の値と第1の音響効果の程度を表す所定個数の値との対応関係を第2の対応情報として取得し、取得した第2の操作パラメータの任意の値に対応する程度を表す値を第2の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて第1の音響効果の程度を制御してもよい。この場合、第2の対応情報のデータ量を削減することができる。
 第2の制御手段は、第2の操作パラメータの所定個数の値と第2の音響効果の程度を表す所定個数の値との対応関係を第2の対応情報として取得し、取得した第2の操作パラメータの任意の値に対応する程度を表す値を第2の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて第2の音響効果の程度を制御してもよい。この場合も、第2の対応情報のデータ量を削減することができる。
 第1の音響効果付与手段は、第1の音響効果が付与された和信号を生成する第1の生成部と、第1の音響効果が付与された和信号を伝達する第1の経路と、第1の音響効果が付与されない和信号を伝達する第2の経路と、第1の経路の和信号と第2の経路の和信号とを合成する第1の合成部とを含み、第2の音響効果付与手段は、第2の音響効果が付与された差信号を生成する第2の生成部と、第2の音響効果が付与された差信号を伝達する第3の経路と、第2の音響効果が付与されない差信号を伝達する第4の経路と、第3の経路の差信号と第4の経路の差信号とを合成する第2の合成部とを含み、第2の制御手段は、第1および第2の経路の和信号の音量をそれぞれ制御することにより第1の音響効果の程度を制御し、第3および第4の経路の差信号の音量をそれぞれ制御することにより第2の音響効果の程度を制御してもよい。この場合、第1および第2の音響効果の程度を簡単な構成でそれぞれ制御することができる。
 第2の制御手段は、和信号の音量を制御することにより第1の音響効果の程度を制御し、差信号の音量を制御することにより第2の音響効果の程度を制御してもよい。この場合、第1および第2の音響効果の程度を簡単な構成でそれぞれ制御するとともに和信号および差信号の割合を制御することができる。
 本発明に係る音響効果付与方法は、ステレオ音響信号を和信号および差信号に変換するステップと、和信号に第1の音響効果を付与するステップと、差信号に第2の音響効果を付与するステップと、第1の音響効果の付与後の和信号および第2の音響効果の付与後の差信号をステレオ音響信号に変換するステップと、第1の操作パラメータの値を取得し、取得した第1の操作パラメータの値に基づいて第1の音響効果の性質および第2の音響効果の性質の少なくとも一方を制御するステップと、第2の操作パラメータの値を取得し、取得した第2の操作パラメータの値に基づいて第1の音響効果の程度および第2の音響効果の程度の少なくとも一方を制御するステップとを含む。
 本発明に係る音響効果付与プログラムは、ステレオ音響信号を和信号および差信号に変換するステップと、和信号に第1の音響効果を付与するステップと、差信号に第2の音響効果を付与するステップと、第1の音響効果の付与後の和信号および第2の音響効果の付与後の差信号をステレオ音響信号に変換するステップと、第1の操作パラメータの値を取得し、取得した第1の操作パラメータの値に基づいて第1の音響効果の性質および第2の音響効果の性質の少なくとも一方を制御するステップと、第2の操作パラメータの値を取得し、取得した第2の操作パラメータの値に基づいて第1の音響効果の程度および第2の音響効果の程度の少なくとも一方を制御するステップとを、コンピュータに実行させるためのものである。
 本発明によれば、ステレオ音響信号の音響効果を多様にかつ容易に調整することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る音響効果付与装置を含む電子楽器の構成を示すブロック図である。 図1の音響効果付与装置の構成を示すブロック図である。 第1および第2の操作パラメータの値に対応する内部パラメータの値の例を示す図である。 図2の音響効果付与装置における音響効果付与処理を示すフローチャートである。 図2の音響効果付与装置における音響効果付与処理を示すフローチャートである。
 以下、本発明の実施の形態に係る音響効果付与装置、音響効果付与方法および音響効果付与プログラムについて図面を用いて詳細に説明する。
 (1)電子楽器の構成
 図1は本発明の一実施の形態に係る音響効果付与装置を含む電子楽器の構成を示すブロック図である。
 図1に示すように、電子楽器1は、演奏操作子2、設定操作子3および表示器4を備える。演奏操作子2は、例えば鍵盤を含み、バス14に接続される。使用者の演奏動作に基づく演奏データが演奏操作子2により入力される。設定操作子3は、オンオフ操作される操作スイッチ、回転操作される操作スイッチ、またはスライド操作される操作スイッチ等を含み、バス14に接続される。この設定操作子3は、操作パラメータの調整、音量の調整、電源のオンオフおよび各種設定を行うために用いられる。表示器4はバス14に接続される。表示器4には、曲名、音響効果パラメータの値、楽譜、またはその他の各種情報が表示される。表示器4がタッチパネルディスプレイであってもよい。この場合、演奏操作子2または設定操作子3の一部または全てが表示器4に表示されてもよい。使用者は、表示器4を操作することにより各種操作を指示することができる。
 電子楽器1は、信号処理部5およびサウンドシステム8を備える。信号処理部5は、音源部6および音響効果付与装置100を含む。音源部6および音響効果付与装置100はバス14に接続される。音源部6は例えば専用回路により構成され、演奏操作子2から入力される演奏データまたは後述する記憶装置12から与えられる楽曲データ等に基づいて音響信号(オーディオデータ)を生成する。音響信号は、音の変化を表す波形信号を所定のサンプリング周期でサンプリングすることにより得られる複数のサンプリング値からなる。音響効果付与装置100の構成および動作の詳細については後述する。
 サウンドシステム8は、デジタルアナログ(D/A)変換回路、増幅器およびスピーカを含む。このサウンドシステム8は、音源部6から音響効果付与装置100を通して与えられる音響信号をアナログ音信号に変換し、アナログ音信号に基づく音を発生する。
 電子楽器1は、RAM(ランダムアクセスメモリ)9、ROM(リードオンリメモリ)10、CPU(中央演算処理装置)11、記憶装置12および通信I/F(インタフェース)13をさらに備える。RAM9、ROM10、CPU11、記憶装置12および通信I/F13はバス14に接続される。外部記憶装置等の外部機器が通信I/F13を介してバス14に接続されてもよい。
 ROM10は、例えば不揮発性メモリからなり、CPU11が実行する制御プログラムを記憶する。RAM9は、例えば揮発性メモリからなり、CPU11の作業領域として用いられるとともに、各種データを一時的に記憶する。CPU11は、ROM10に記憶された制御プログラムを実行し、設定操作子3の操作に応じて音響効果付与装置100に各種指示を与える。CPU11、ROM10およびRAM9がコンピュータを構成する。
 記憶装置12は、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記憶媒体を含む。この記憶装置12には、楽曲データが記憶される。楽曲データは、楽曲を表す音響信号である。演奏操作子2から入力される演奏データに基づいて楽曲データが生成され、記憶装置12に記憶されてもよい。
 (2)音響効果付与装置100
 図2は図1の音響効果付与装置100の構成を示すブロック図である。図2の音響効果付与装置100は、M/S(Mid/Side)変換部110、効果付与部120M,120S、増幅器140M,140SおよびM/S再変換部150を含む。M/S変換部110には、左信号L1および右信号R1からなるステレオ音響信号AS1が入力される。M/S変換部110は、ステレオ音響信号AS1を和信号MS1および差信号SS1に変換する。和信号MS1は、ステレオ音響信号AS1により表される音像の中央の成分を有するセンター信号である。差信号SS1は、ステレオ音響信号AS1により表される音像の左右両側の成分を有するサイド信号である。
 効果付与部120Mは、和信号MS1に音響効果を付与し、効果付与部120Sは、差信号SS1に音響効果を付与する。音響効果は、例えば、ディストーション、イコライザ、ディレイおよびリバーブ等のうち一つの種類、または複数種類の組み合わせである。効果付与部120Mによる音響効果の種類と効果付与部120Sによる音響効果の種類とが同じであってもよく、異なっていてもよい。
 効果付与部120Mは、効果処理部121およびレベル調整部122を含む。レベル調整部122は、増幅器201,202および加算器203により構成される。また、効果付与部120Mは、ドライ経路DRおよびウェット経路WEを有する。ドライ経路DRには増幅器201が設けられ、ウェット経路WEには効果処理部121および増幅器202が設けられる。ドライ経路DRにおいては和信号MS1に音響効果が付与されず、ウェット経路WEにおいては効果処理部121により和信号MS1に音響効果が付与される。ドライ経路DRの増幅器201の出力信号は音響効果が付与されていないドライ信号である。ウェット経路WEの増幅器202の出力信号は音響効果が付与されたウェット信号である。加算器203は、増幅器201の出力信号と増幅器202の出力信号とを加算する。
 効果付与部120Sの構成および動作は、効果付与部120Mの構成および動作と同様である。効果付与部120Sのドライ経路DRにおいては差信号SS1に音響効果が付与されず、ウェット経路WEにおいては効果処理部121により差信号SS1に音響効果が付与される。
 増幅器140Mは、効果付与部120Mの出力信号を増幅し、和信号MS2を出力する。増幅器140Sは、効果付与部120Sの出力信号を増幅し、差信号SS2を出力する。M/S再変換部150は、和信号MS2および差信号SS2を左信号L2および右信号R2からなるステレオ音響信号AS2に変換する。
 効果付与部120M,120Sおよび増幅器140M,140Sには、複数の音響効果パラメータが与えられる。
 以下、音響効果パラメータを内部パラメータと呼ぶ。複数の内部パラメータは、音響効果の性質(特性、方向性またはテクスチャ)を調整するための内部パラメータと、音響効果の程度(深さ、度合いまたは係り具合)を調整するための内部パラメータとを含む。音響効果の性質を調整するための内部パラメータとしては、例えば、ディストーションでは、ドライブ(Drive)、トーン(Tone)等が挙げられる。イコライザでは、周波数(Frequency)、キュー(Q)、ゲイン(Gain)、タイプ(Type)等が挙げられる。タイプには、ピーキング(Peaking)、ローシェルビングフィルタ(Low Shelving Filter)、ハイシェルビングフィルタ(High Shelving Filter)、ハイパスフィルタ(High Pass Filter)等がある。ディレイでは、ディレイタイム(Delay Time)、フィードバックレベル(Feedback Level)、内包するイコライザの特性に関するパラメータ等が挙げられる。イコライザの特性に関するパラメータには、ハイパスフィルタ(High Pass Filter)、ローパスフィルタ(Low Pass Filter)等がある。リバーブでは、リバーブタイプ(Reverb Type)、リバーブタイム(Reverb Time)、ルームサイズ(Room Size)、プリディレイ(Pre Delay)、アーリーリフレクション(Early Reflection)、テイル(Tail)、ダンピング(Damping)等が挙げられる。本実施の形態では、効果付与部120Mに、音響効果の性質を調整するための内部パラメータPMP1~PMPn(n:2以上の整数)および音響効果の程度を調整するための内部パラメータPMD1,PMD2が与えられる。また、効果付与部120Sに、音響効果の性質を調整するための内部パラメータPSP1~PSPnおよび音響効果の程度を調整するための内部パラメータPSD1,PSD2が与えられる。増幅器140M,140Sには、和信号MS1および差信号SS1の音響効果の程度をそれぞれ調整するための内部パラメータPMD3,PSD3がそれぞれ与えられる。例えば、音響効果の程度を調整するための内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3は、ゲインに関する内部パラメータである。それにより、和信号MS1または差信号SS1のレベル(音量)が調整される。
 本実施の形態では、効果付与部120Mに与えられる内部パラメータPMP1~PMPnの種類および効果付与部120Sに与えられる内部パラメータPSP1~PSPnの種類の少なくとも一部が同じである。例えば、内部パラメータPMP1,PSP1が同じ種類の内部パラメータであってもよい。なお、効果付与部120Mに与えられる内部パラメータPMP1~PMPnの種類および効果付与部120Sに与えられる内部パラメータPSP1~PSPnの種類が異なっていてもよい。効果付与部120Mの効果処理部121は内部パラメータPMP1~PMPnの値に基づいて音響効果の性質を調整し、効果付与部120Sの効果処理部121は内部パラメータPSP1~PSPnの値に基づいて音響効果の性質を調整する。
 効果付与部120Mのレベル調整部122は内部パラメータPMD1,PMD2の値に基づいて音響効果の程度を調整し、効果付与部120Sのレベル調整部122は内部パラメータPSD1,PSD2の値に基づいて音響効果の程度を調整する。この場合、内部パラメータPMD1,PMD2の値に基づいて効果付与部120Mのウェット経路WEの和信号MS1のレベル(音量)が調整され、内部パラメータPSD1,PSD2の値に基づいて効果付与部120Sのウェット経路WEの差信号SS1のレベル(音量)が調整される。また、内部パラメータPMD3,PSD3の値により増幅器140M,140Sのゲインがそれぞれ調整される。この場合、内部パラメータPMD3の値により和信号MS2のレベル(音量)が調整され、内部パラメータPSD3の値により差信号SS2のレベル(音量)が調整される。
 音響効果付与装置100は、第1の制御部160、第2の制御部170、第1の記憶部180および第2の記憶部190をさらに含む。第1の制御部160には、図1の設定操作子3の操作により設定または調整された第1の操作パラメータOP1の値が与えられる。第2の制御部170には、図1の設定操作子3の操作により設定または調整された第2の操作パラメータOP2の値が与えられる。第1の操作パラメータOP1は、音響効果の性質を調整するために用いられる。第2の操作パラメータOP2は、音響効果の程度を調整するために用いられる。
 内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの各々の値は、第1の操作パラメータOP1の値により決定される。第1の記憶部180は、第1の操作パラメータOP1の値と内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの値との対応関係を第1の対応情報として記憶する。本実施の形態では、複数の内部パラメータ組ST11~ST13が第1の対応情報として第1の記憶部180に記憶される。内部パラメータ組ST11は、第1の操作パラメータOP1の最大の値に対応する内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの値を含む。内部パラメータ組ST12は、第1の操作パラメータOP1の中点の値に対応する内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの値を含む。内部パラメータ組ST13は、第1の操作パラメータOP1の最小の値に対応する内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの値を含む。
 内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3の各々の値は、第2の操作パラメータOP2の値により決定される。第2の記憶部190は、第2の操作パラメータOP2の値と内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3の値との対応関係を第2の対応情報として記憶する。本実施の形態では、複数の内部パラメータ組ST21~ST25が第2の対応情報として第2の記憶部190に記憶される。内部パラメータ組ST21~ST25の各々は、第2の操作パラメータOP2の値に対応する内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3の値を含む。
 図3は第1および第2の操作パラメータOP1,OP2の値に対応する内部パラメータPMP1の値の例を示す図である。図3(a)には、第1の操作パラメータOP1の最小の値、中点の値および最大の値に対応する内部パラメータPMP1の値の一例が示される。図3(b)には、第2の操作パラメータOP2の最小の値、中点の値および最大の値に対応する内部パラメータPMD1の値の一例が示される。図3(a)の第1の操作パラメータOP1の最小の値、中点の値および最大の値に対応する内部パラメータPMP1の値を補間することにより第1の操作パラメータOP1の任意の値に対応する内部パラメータPMP1の値を得ることができる。同様に、図3(b)の第2の操作パラメータOP2の最小の値、中点の値および最大の値に対応する内部パラメータPMD1の値を補間することにより第2の操作パラメータOP2の任意の値に対応する内部パラメータPMD1の値を得ることができる。第1の操作パラメータOP1の値に対応する他の内部パラメータPMP2~PMPn,PSP1~PSPnの値についても、図2の内部パラメータ組ST11~ST13の補間により決定することができる。また、第2の操作パラメータOP2の任意の値に対応する内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3についても、図2の内部パラメータ組ST21~ST25の補間により決定することができる。
 なお、図3(b)の例では、第2の操作パラメータOP2の値に対応する内部パラメータPMD1の値が単調増加するが、第1および第2の操作パラメータOP1,OP2の値に対応する内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPn,PMD1~PMD3,PSD1~PSD3の値は単調増加しないでもよい。第1および第2の操作パラメータOP1,OP2の値に対応する内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPn,PMD1~PMD3,PSD1~PSD3の値は、単調増加してもよく、単調減少してもよく、任意の形状で変化してもよい。
 第1の制御部160は、第1の記憶部180から第1の対応情報を取得し、取得した第1の対応情報に基づいて第1の操作パラメータOP1の値に対応する内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの値を決定する。第2の制御部170は、第2の記憶部190から第2の対応情報を取得し、取得した第2の対応情報に基づいて第2の操作パラメータOP2の値に対応する内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3の値を決定する。それより、第1の操作パラメータOP1の値に基づいて効果付与部120M,120Sによる音響効果の性質が制御され、第2の操作パラメータOP2の値に基づいて効果付与部120M,120Sによる音響効果の程度が制御される。
 第1の対応情報は、第1の操作パラメータOP1の値の変化に従って効果付与部120M,120Sによる音響効果の性質が連続的または段階的に変化するように設定されてもよい。また、第2の対応情報は、第2の操作パラメータOP2の値の変化に従って効果付与部120M,120Sによる音響効果の程度が連続的または段階的に変化するように設定されてもよい。それにより、ステレオ音響信号AS2の音響効果が自然に変化する。
 音響効果付与装置100は、電子回路等のハードウエアにより構成されてもよく、音響効果付与プログラム等のソフトウエアにより構成されてもよく、ハードウエアおよびソフトウエアの両方により構成されてもよい。
 音響効果付与装置100は、例えばDSP(Digital Signal Processor;デジタルシグナルプロセッサ)により構成される。なお、音響効果付与装置100が専用回路により構成されてもよい。
 音響効果付与装置100の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合には、ROM10または記憶装置12に音響効果付与プログラム等のコンピュータプログラムが記憶される。この場合、CPU11がROM10に記憶された音響効果付与プログラムをRAM9上で実行することにより図2の音響効果付与装置100の各構成要素の機能が実現されるとともに音響効果付与処理が行われる。
 なお、音響効果付与プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納された形態で提供され、ROM10または記憶装置12にインストールされてもよい。また、通信I/F13が通信網に接続されている場合、通信網に接続されたサーバから配信された音響効果付与プログラムがROM10または記憶装置12にインストールされてもよい。
 (3)音響効果付与処理
 図4は図2の音響効果付与装置100における音響効果付与処理を示すフローチャートである。初期状態では、内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPn,PMD1~PMD3,PSD1~PSD3は、既定値または前回の第1および第2の操作パラメータOP1,OP2の値に対応する値に設定されている。M/S変換部110にはステレオ音響信号AS1が入力される。
 まず、第1および第2の制御部160,170は、第1および第2の記憶部180,190から第1および第2の対応情報として内部パラメータ組ST11~ST13,ST21~ST25を取得する(ステップS1)。次に、M/S変換部110は、ステレオ音響信号AS1を和信号MS1および差信号SS1に変換する(ステップS2)。効果付与部120Mは設定された内部パラメータPMP1~PMPn,PMD1,PMD2の値に基づいて和信号MS1に音響効果を付与し、効果付与部120Sは設定された内部パラメータPSP1~PSPn,PSD1,PSD2の値に基づいて差信号SS1に音響効果を付与する(ステップS3)。このとき、増幅器140M,140Sは、内部パラメータPMD3,PSD3の値に基づくゲインで和信号MS1および差信号SS1を増幅する。
 第1の制御部160は、第1の操作パラメータOP1の値を取得し(ステップS4)、第1の操作パラメータOP1の値が変更されたか否かを判定する(ステップS5)。第1の操作パラメータOP1の値が変更された場合には、第1の制御部160は、内部パラメータ組ST11~ST13の補間(ステップS6)により第1の操作パラメータOP1の値に対応する内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの値を決定する(ステップS7)。第1の制御部160は、内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの決定された値を効果付与部120M,120Sに設定することにより音響効果の性質(特性またはテキスチャ)を変更する(ステップS8)。ステップS5で第1の操作パラメータOP1の値が変更されていない場合には、ステップS6~S8がスキップされる。それにより、音響効果の性質が変更されずに維持される。
 第2の制御部170は、第2の操作パラメータOP2の値を取得し(ステップS9)、第2の操作パラメータOP2の値が変更されたか否かを判定する(ステップS10)。第2の操作パラメータOP2の値が変更された場合には、第2の制御部170は、内部パラメータ組ST21~ST25の補間(ステップS11)により第2の操作パラメータOP2の値に対応する内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3の値を決定する(ステップS12)。第2の制御部170は、内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3の決定された値を効果付与部120M,120Sおよび増幅器140M,140Sに設定することにより音響効果の程度を変更する(ステップS13)。ステップS10で第2の操作パラメータOP2の値が変更されていない場合には、ステップS11~S13がスキップされる。それにより、音響効果の程度(深さ)が変更されずに維持される。
 増幅器140M,140Sからは音響効果が付与された和信号MS2および差信号SS2が出力される。次に、M/S再変換部150は、音響効果が付与された和信号MS2および差信号SS2をステレオ音響信号AS2に変換する(ステップS14)。その後、M/S変換部110は、ステレオ音響信号AS1の入力が終了したか否かを判定する(ステップS15)。ステレオ音響信号AS1の入力が終了していない場合には、M/S変換部110はステップS2に戻る。それにより、ステップS2~S15の処理が繰り返される。ステレオ音響信号AS1の入力が終了した場合には、音響効果付与処理が終了する。
 (4)実施の形態の効果
 本実施の形態に係る音響効果付与装置100によれば、使用者が設定操作子3を用いて第1の操作パラメータOP1の値を調整することにより和信号MS1および差信号SS1にそれぞれ付与される音響効果の性質が制御される。また、音響効果付与装置100使用者が第2の操作パラメータOP2の値を調整することにより和信号MS1および差信号SS1に付与される音響効果の程度が制御される。この場合、ステレオ音響信号AS2による音像の中央の成分および両側の成分の音響効果がそれぞれ調整される。したがって、ステレオ音響信号による音の広がりを調整しつつステレオ音響信号の音響効果を多様にかつ容易に調整することが可能となる。
 (5)他の実施の形態
 上記実施の形態では、音響効果付与装置100が電子楽器1に設けられているが、音響効果付与装置100が音響機器、ミキサー等の他の装置に設けられてもよい。また、音響効果付与装置100は、外部から供給されるステレオ音響信号に音響効果を付与する単体の音響効果付与専用装置として用いられてもよい。
 音響効果付与装置100は、リアルタイムに入力されるステレオ音響信号AS1に音響効果を付与するために用いられてもよく、記憶媒体に記憶されているステレオ音響信号AS1に音響効果を付与するために用いられてもよい。
 内部パラメータの数は、上記実施の形態における数に限定されず、任意の数の内部パラメータが各効果付与部120M,120Sに与えられてもよい。なお、内部パラメータの数は第1および第2の操作パラメータOP1,OP2の数よりも多い。
 第1の対応情報として用いられる内部パラメータ組の数は3に限定されず、3以外の任意の数の内部パラメータ組が記憶されてもよい。また、第2の対応情報として用いられる内部パラメータ組の数は5に限定されず、5以外の任意の数の内部パラメータ組が記憶されてもよい。また、第1の対応情報が第1の操作パラメータOP1の値と内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPnの値との対応関係を示す関数であってもよい。同様に、第2の対応情報が第2の操作パラメータOP2の値と内部パラメータPMD1~PMD3,PSD1~PSD3の値との対応関係を示す関数であってもよい。
 上記実施の形態では、内部パラメータPMP1~PMPn,PSP1~PSPn,PMD1~PMD3,PSD1~PSD3が連続値または多値を有するが、一部の内部パラメータが特定の機能のオンおよびオフを指定するための離散的な2値(例えば1および0)を有してもよい。
 (6)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
 以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。上記実施の形態におけるM/S変換部110が第1の変換手段の例であり、効果付与部120Mが第1の音響効果付与手段の例であり、効果付与部120Sが第2の音響効果付与手段の例であり、M/S再変換部150が第2の変換手段の例であり、第1の制御部160が第1の制御手段の例であり、第2の制御部170が第2の制御手段の例である。効果付与部120Mにより付与される音響効果が第1の音響効果の例であり、効果付与部120Sにより付与される音響効果が第2の音響効果の例であり、内部パラメータ組ST11~ST13が第1の対応情報の例であり、内部パラメータ組ST21~ST25が第2の対応情報の例であり、効果処理部121が第1または第2の生成部の例であり、ウェット経路WEが第1または第3の経路の例であり、ドライ経路DRが第2または第4の経路の例であり、加算器203が第1または第2の合成部の例である。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。 
 本出願は、2017年1月18日に出願された日本特許出願(特願2017-006948)に基づくものであり、ここに参照として取り込まれる。
 本発明によれば、ステレオ音響信号の音響効果を多様にかつ容易に調整することが可能な音響効果付与装置、音響効果付与方法および音響効果付与プログラムを提供できる。
 1…電子楽器,2…演奏操作子,3…設定操作子,4…表示器,5…信号処理部,6…音源部,8…サウンドシステム,9…RAM,10…ROM,11…CPU,12…記憶装置,13…通信I/F,14…バス,100…音響効果付与装置,110…M/S変換部,120M,120S…効果付与部,121…効果処理部,122…レベル調整部,140M,140S…増幅器,150…M/S再変換部,160…第1の制御部,170…第2の制御部,180…第1の記憶部,190…第2の記憶部,201,202…増幅器,203…加算器,AS1,AS2…ステレオ音響信号,DR…ドライ経路,L1,L2…左信号,MS1,MS2…和信号,OP1…第1の操作パラメータ,OP2…第2の操作パラメータ,PMP1~PMPn,PSP1~PSPn,PMD1~PMD3,PSD1~PSD3…内部パラメータ,R1,R2…右信号,SS1,SS2…差信号,ST11~ST13,ST21~ST25…内部パラメータ組,WE…ウェット経路

Claims (9)

  1.  ステレオ音響信号を和信号および差信号に変換する第1の変換手段と、
     前記和信号に第1の音響効果を付与する第1の音響効果付与手段と、
     前記差信号に第2の音響効果を付与する第2の音響効果付与手段と、
     前記第1の音響効果の付与後の和信号および前記第2の音響効果の付与後の差信号をステレオ音響信号に変換する第2の変換手段と、
     第1の操作パラメータの値を取得し、取得した第1の操作パラメータの値に基づいて前記第1の音響効果の性質および前記第2の音響効果の性質の少なくとも一方を制御する第1の制御手段と、
     第2の操作パラメータの値を取得し、取得した第2の操作パラメータの値に基づいて前記第1の音響効果の程度および前記第2の音響効果の程度の少なくとも一方を制御する第2の制御手段と、
     を備えた、音響効果付与装置。
  2.  前記第1の制御手段は、前記第1の操作パラメータの所定個数の値と前記第1の音響効果の性質を表す所定個数の値との対応関係を第1の対応情報として取得し、取得した前記第1の操作パラメータの任意の値に対応する性質を表す値を前記第1の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて前記第1の音響効果の性質を制御する、請求項1記載の音響効果付与装置。
  3.  前記第1の制御手段は、前記第1の操作パラメータの所定個数の値と前記第2の音響効果の性質を表す所定個数の値との対応関係を第1の対応情報として取得し、取得した前記第1の操作パラメータの任意の値に対応する性質を表す値を前記第1の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて前記第2の音響効果の性質を制御する、請求項1記載の音響効果付与装置。
  4.  前記第2の制御手段は、前記第2の操作パラメータの所定個数の値と前記第1の音響効果の程度を表す所定個数の値との対応関係を第2の対応情報として取得し、取得した前記第2の操作パラメータの任意の値に対応する程度を表す値を前記第2の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて前記第1の音響効果の程度を制御する、請求項1~3のいずれか一項に記載の音響効果付与装置。 
  5.  前記第2の制御手段は、前記第2の操作パラメータの所定個数の値と前記第2の音響効果の程度を表す所定個数の値との対応関係を第2の対応情報として取得し、取得した前記第2の操作パラメータの任意の値に対応する程度を表す値を前記第2の対応情報の補間により生成し、生成した値に基づいて前記第2の音響効果の程度を制御する、請求項1~3のいずれか一項に記載の音響効果付与装置。
  6.  前記第1の音響効果付与手段は、前記第1の音響効果が付与された和信号を生成する第1の生成部と、前記第1の音響効果が付与された和信号を伝達する第1の経路と、前記第1の音響効果が付与されない和信号を伝達する第2の経路と、前記第1の経路の和信号と前記第2の経路の和信号とを合成する第1の合成部とを含み、
     前記第2の音響効果付与手段は、前記第2の音響効果が付与された差信号を生成する第2の生成部と、前記第2の音響効果が付与された差信号を伝達する第3の経路と、前記第2の音響効果が付与されない差信号を伝達する第4の経路と、前記第3の経路の差信号と前記第4の経路の差信号とを合成する第2の合成部とを含み、
     前記第2の制御手段は、前記第1および第2の経路の和信号の音量をそれぞれ制御することにより前記第1の音響効果の程度を制御し、前記第3および第4の経路の差信号の音量をそれぞれ制御することにより前記第2の音響効果の程度を制御する、請求項1~5のいずれか一項に記載の音響効果付与装置。
  7.  前記第2の制御手段は、前記和信号の音量を制御することにより前記第1の音響効果の程度を制御し、前記差信号の音量を制御することにより前記第2の音響効果の程度を制御する、請求項1~6のいずれか一項に記載の音響効果付与装置。
  8.  ステレオ音響信号を和信号および差信号に変換するステップと、
     前記和信号に第1の音響効果を付与するステップと、
     前記差信号に第2の音響効果を付与するステップと、
     前記第1の音響効果の付与後の和信号および前記第2の音響効果の付与後の差信号をステレオ音響信号に変換するステップと、
     第1の操作パラメータの値を取得し、取得した第1の操作パラメータの値に基づいて前記第1の音響効果の性質および前記第2の音響効果の性質の少なくとも一方を制御するステップと、
     第2の操作パラメータの値を取得し、取得した第2の操作パラメータの値に基づいて前記第1の音響効果の程度および前記第2の音響効果の程度の少なくとも一方を制御するステップと、
     を含む、音響効果付与方法。
  9.  ステレオ音響信号を和信号および差信号に変換するステップと、
     前記和信号に第1の音響効果を付与するステップと、
     前記差信号に第2の音響効果を付与するステップと、
     前記第1の音響効果の付与後の和信号および前記第2の音響効果の付与後の差信号をステレオ音響信号に変換するステップと、
     第1の操作パラメータの値を取得し、取得した第1の操作パラメータの値に基づいて前記第1の音響効果の性質および前記第2の音響効果の性質の少なくとも一方を制御するステップと、
     第2の操作パラメータの値を取得し、取得した第2の操作パラメータの値に基づいて前記第1の音響効果の程度および前記第2の音響効果の程度の少なくとも一方を制御するステップと、
     をコンピュータに実行させるための音響効果付与プログラム。
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