【書類名】 明細書
【発明の名称】 光ピックアツプ装置およびそれを備える光ディスク装置
【技術分野】
【 0 0 0 1】
本発明は、 光ピックアップ装置およびそれを備える光ディスク装置に関するものである。 【背景技術】
【 0 0 0 2】
光ピックアップ装置を備える光ディスク装置 (不図示) 内に光ディスクが挿入される。 不図示の光ディスク装置内に入れられる光ディスクは、 略円板状に形成されている。
【 0 0 0 3】
ディスクとして、 例えば、 「CD— ROM」 、 「DVD— R〇MJ 、 「HD DVD— ROM」 、 「BD— ROM」 などのデータ読出し専用の光ディスクや、 「CD— R」 、
「DVD— R」 、 「DVD + RJ 、 「HD DVD— Rj 、 「BD— Rj などのデータ追 記型の光ディスクや、 「CD— RW」 、 「DVD— RW」 、 「DVD + RWJ (登録商 標) 、 「DVD - RAM」 、 「HD DVD - RWj 、 「HD DVD - RAM」 、 「B D— R E」 などのデータ書込み/消去ゃデ一夕書換え可能なタイプの光ディスクなどが挙 げられる。
【 0 0 04】
光ディスクについて説明すると、 「CDJ は、 「C omp a c t D i s c」 (商標) の略称とされている。 また、 「DVD」 (登録商標) は、 「D i g i t a 1 V e r s a t i l e D i s c J の略称とされている。 また、 「HD DVD」 (登録商標) は 「H i g h D e f i n i t i o n D VD J の略称とされている。 また、 「B l u— r a y
D i s c」 (登録商標) の 「B l u _ r a y」 とは、 従来の信号の読書きに用いられて いた赤色のレーザに対し、 高密度記録が実現されるために採用された青紫色のレーザを意 味する。 「HD DVD」 は、 従来の DVD系列のものと互換性をもたせ、 且つ、 従来の DVD系列のディスクよりも記憶容量の大きいものとされている。 従来の CDには、 赤外 レーザが用いられていた。 また、 従来の DVDには、 赤色レーザが用いられていた。 しか しながら、 「B I u— r a y D i s c」 もしくは 「HD DVD」 の光ディスクに記録 されたデ一夕/情報/信号が読み出されるときや、 「B l u— r a y D i s c」 もしく は 「HD DVD」 の光ディスクにデ一夕/情報/信号が書き込まれるときには、 青紫色 レーザが用いられる。
【 0 0 0 5】
また、 「CD— ROM」 、 「DVD— R〇M」 及び 「HD DVD— R〇M」 の 「RO M」 は、 「R e a d On l y Memo r y」 の略称とされている。 また、 「B D— R OM」 は、 「B l u— r a y D i s c - R OMJ の略称とされている。 「'C D— R O MJ 、 Γϋ VD - R OMJ 、 「HD DVD— ROM」 及び 「BD— : OM」 は、 データ ノ情報読出し専用のものとされている。 また、 「CD— R」 、 「DVD— R」 、 「DVD + R」 及ぴ 「 10 DVD— R」 の 「R」 は、 rR e c o r d a b l eJ の略称とされて いる。 また、 「BD— RJ は、 「B l u— r a y D i s c—Rj の略称とされている。 「CD— R」 、 「DVD— R」 、 「DVD + R」 、 「HD DVD— R」 及び 「BD— Rj は、 データ 情報の書込みが可能なものとされている。 また、 「CD— RW」 、 「D VD— RW」 、 「DVD + RW」 及び 「HD DVD— RW」 の 「RW」 は、 「R e— W r i t a b 1 e」 の略称とされている。 また 「BD— RE」 は、 「B l u— r a y D i s c— RE」 の略称とされている。 「CD— RW」 、 「DVD— RW」 、 「DVD + R W」 、 「HD DVD— RW」 及び 「BD— RE」 は、 データ 情報の書換えが可能なも のとされている。 また、 「DVD— RAMJ 及び 「HD D VD-RAMJ の 「RAMJ は、 「R a n d om A c c e s s Memo r y」 の略称とされている。 「DVD— R AM」 及び 「HD DVD— RAM」 は、 データノ情報の読書きノ消去が可能なものとさ れている。
【 0 0 0 6】
光ディスク装置内にてデ一夕/情報 z信号の記録が可能な光ディスクにおいては、 光デ イスクの信号記録面とされる信号層に、 データ/情報 Z信号が保存されるためのグループ
(不図示) が設けられている。 グループとは、 例えば細長いへこみ状のものを意味する。 円板状光ディスクが平面視されたときに、 グループは、 略螺旋状に形成されている。 光デ イスクにレーザ光が照射されるときに、 レーザ光が照射される信号層側から光ディスクを 眺めた場合、 グループは、 渦巻状のものとされている。 グループは、 非常に小さいものと されているので、 グループは、 目視不能とされる。
【 0 0 0 7】
光ピックアツプ装置は、 対物レンズの位置を制御して光ディスク内にある所定の記録ト ラック上に集光スポッ トを適切に照射させるベく、 フォーカスエラー信号やトラッキング エラ一信号等のエラ一信号を検出するための光学系を備えている。
【 0 0 0 8】
フォーカスとは、 例えば焦点やピントを意味する。 また、 フォ一カシングとは、 例えば 焦点を合わせることや、 焦点が合わせられることを意味する。 また、 トラッキングとは、 例えば、 光を用いて、 光ディスクの信号層や光ディスクの信号層等に設けられた微小なピ ッ ト (穴、 凹み) や、 グループ (溝) 、 ゥォブル (蛇行) などを追跡観測し、 略螺旋状に 描かれた軌道の位置を定めることを意味する。 また、 ピッ トとは、 例えば穴やへこみ状の ものを意味する。 また、 ゥォプルとは、 例えば情報などのデータ信号が記録される トラッ クの蛇行を意味する。
【 0 0 0 9】
光ピックアップ装置における光ディスクの集光スポッ トのフォーカシング検出法とし て、 例えば差動非点収差法に基づいた検出法等が挙げられる。 差動非点収差法とは、 例え ば、 非点収差をもった光学系で結像した点像ひずみを検出することにより、 集光スポッ ト の変位を検出する方法とされる。 また、 光ピックアップ装置における光ディスクの集光ス ポッ 卜のトラッキング検出法として、 例えば差動プッシュプル法に基づいた検出法等が挙 げられる。 差動プッシュプル法とは、 例えば、 データ読書き用のメインビームと、 位置ず れの補正信号を検出する 2つのサブビームとにより、 集光スポッ 卜の変位を検出する方法 とされる。
【 0 0 1 0 】
トラッキングエラ一信号の検出方式について説明すると、 例えばトラックピッチが 1. 6 ν (ミクロン マイクロメータ) の C D規格 (C D— R OM、 C D - R, C D— RW 等) の光ディスクに対し、 光ピックアップ装置による トラッキングエラ一信号の検出が行 われる場合には、 トラッキングエラ一信号の検出方式として、 3本の光束が用いられる例 えば 「 3 ビーム方式 (又は 3スポッ ト方式とも称される。 ) 」 が主に採用される。 また、 例えばトラックピッチが 0. の D VD規格 (D VD— R OM、 D VD - R, D V
D— RW等) の光ディスクに対し、 光ピックアップ装置による トラッキングエラ一信号の 検出が行われる場合には、 トラッキングエラ一信号の検出方式として、 少なくとも 3本の 光束が用いられる例えば 「インライン方式」 が主に採用される。 ここでのトラッキングェ ラー信号の各検出方式の呼び名は、 便宜上の呼び名とされている。
【 0 0 1 1 】
また、 V e r s i o n lの DVD— RAM、 D VD— R OM、 D VD - R, DVD - R W等の卜ラックピツチが略 0. 7 4 μ mとされているのに対し、 V e r s i o n 2. 0お よび 2. 1の DVD— RAMのトラックピッチは、 略 0. 6 1 5 mとされている。 この ように、 V e r s i o n 1の D VD— R AM、 D VD - R OM, D VD— R、 D VD - R W等と、 V e r s i o n 2. 0および 2. 1の D V D— R A Mとでは、 トラックピッチが 異なる。
[ 0 0 1 2 】
まず、 C D規格のエラ一信号検出に際して主に採用される 「 3ビーム方式」 について説 明する。 光ピックアップ装置には、 図 1 7に示すように、 半導体レーザ素子 2 1 0と偏光 ビームスプリ ッ夕 2 3 0間の光路上に C D用回折格子 3 2 0を配置している。 C D用回折
格子 3 2 0は、 一定の周期で等間隔に刻まれた直線状の格子溝を有しており、 半導体レー ザ素子 2 1 0から発したレーザ光をメインビーム (0次光) および 2つのサブビーム (土 1次回折光束) の合計 3ビームに回折分岐させる機能を備えている。
【0 0 13】
これらの 3ビームが偏光ビームスプリ ッ夕 23 0、 コリメ一トレンズ 240、 対物レン ズ 2 5 0を経た結果、 図 1 8の左側に示すように、 光ディスク Dの信号層 D a上において、 メインビームに対応したメインスボッ 卜 1 0 0と、 2つのサブビームに各々対応したサブ スポッ ト 1 0 1、 1 0 2とが形成される。 尚、 光ディスク Dの信号層 D a上には信号を記 録するためのトラック D 1 0 0が周期的に設けられており、. メインスポッ ト 1 0 0並びに サブスポッ ト 1 0 1、 1 02のディスク半径方向の間隔 δは、 CD用回折格子 3 2 0を光 軸回りに回転調整する手段等によって、 トラック D 1 0 0の周期 D t pの略 2分の 1に一 致するように調整される。 そして、 メインスポッ ト 1 0 0並びにサブスポッ ト 1 0 1、 1 02の反射光が、 再び対物レンズ 2 5 0、 コリメートレンズ 240、 偏光ビ一ムスプリツ 夕 2 3 0に達して、 その一部の光量が偏光ビ一ムスプリッタ 2 3 0を透過した後に検出レ ンズ 2 60を経て光検出器 2 70に入射される。
【0 0 14】
光検出器 2 7 0には、 図 1 8の右側に示すように、 メインスポッ ト 1 0 0並びにサブス ポッ ト 1 0 1、 1 02の反射光に各々対応した受光面 2 0 0 a、 2 00 b, 20 0 cが配 置される。 メインスポッ ト 1 0 0並びにサブスポッ ト 1 0 1、 1 0 2の反射光が各々受光 面 20 0 a、 2 0 0 b、 2 0 0 cに入射されると、 メインスポッ ト 1 00に対応するメイ ン検出光スポッ ト 2 0 0と、 サブスポッ ト 1 0 1、 1 0 2に対応するサブ検出光スポッ ト 2 0 1、 2 0 2がそれぞれ形成される。
【0 0 15】
ここで、 メインスポッ ト 1 0 0がトラック D 1 0 0上を正確に走査している場合、 サブ 検出光スポッ ト 2 0 1、 202の光量は同一である。 しかしながら、 メインスポッ ト 1 0 0の走査がトラック D 1 00上からずれる場合、 サブ検出光スポッ ト 2 0 1、 2 0 2間の 光量に差が生じてくる。 そこで、 例えばサブ検出光スポッ ト 2 0 1、 2 02の光量を減算 器 40 0によって減算処理することによって、 卜ラッキングの走査ずれを示すトラツキン グエラ一信号が生成される。
【0 0 16】
つぎに、 DVD規格のエラー信号検出に際して主に採用される 「インライン方式」 につ いて説明する。 インライン方式の光学系としては、 基本的には、 3ビーム方式と略同じ光 学系に基づきトラッキングエラ一信号を検出することができる。 ただし、 3ビーム方式の 光学系と対比して、 図 2 0の左側に示すように、 一方の半平面 34 1に形成された格子溝 の周期構造の位相が他方の半平面 342に形成された格子溝の周期構造の位相に対して約 1 8 0度ずれた D VD用回折格子 340を用いる点が相違する。
【0 0 17】
ここで、 DVD用回折格子 340を図 1 7に示す CD用回折格子 32 0と略同じ位置に CD用回折格子 3 2 0と置き換えて設ける場合と仮定する。 また、 インライン方式に対応 すべく、 図 1 9の左側に示すように、 光ディスク Dの信号層 D aに照射されたメインスポ ッ 卜 1 00及びサブスポッ ト 1 0 1、 1 02が同一のトラック D 1 0 0上を照射するよう に、 D VD用回折格子 340や集光光学系等の配置位置が調整された場合と仮定する。
【0 0 18】
メイン検出光スポッ ト 2 0 0を形成する DVD用のメインビームが光検出器 2 7 0の受 光面 2 00 aに照射されたときに、 受光面 2 00 aに接続された減算器 50 0 aは、 受光 面 2 0 0 aからの出力信号の差分を演算し例えばメインプッシュプル信号 S aとして生成 する。
【0 0 19】
また、 サブ検出光スポッ ト 20 1を形成する D VD用の第 1のサブビームが光検出器 2 7 0の受光面 2 0 0 bに照射されたときに、 受光面 2 0 0 bに接続された減算器 5 0 0 b
は、 受光面 2 0 0 bからの出力信号の差分を演算し例えば先行サブプッシュプル信号 S b として生成する。
【0020】
また、 サブ検出光スポッ卜 2 02を形成する DVD用の第 2のサブビームが光検出器 2 7 0の受光面 2 0 0 cに照射されたときに、 受光面 2 0 0 cに接続された減算器 5 0 0 c は、 受光面 2 00 cからの出力信号の差分を演算し例えば遅行サブプッシュプル信号 S c として生成する。
[ 0 0 21】
図 1 9の右側に示すように、 メイン検出光スポット 2 0 0から検出されるプッシュプル 信号 S aと、 サブスポット 1 0 1、 1 0 2のそれぞれに対応するサブ検出光スポット 20 1、 2 0 2から検出されるプッシュプル信号 S b、 S cとは、 3ビーム方式と同様に互い に逆位相で出力される。 そののちに、 加算器 5 1 0によってプッシュプル信号 S b、 S c が加算され、 この加算された信号が減算器 5 3 0によってプッシュプル信号 S aに対し減 算処理されることにより、 プッ.シュプル信号 S a、 S b、 S cの各オフセット成分が相殺 されたトラッキングエラ一信号を生成することが可能となる。
【0 0 22】
ところで、 近年、 CD規格の光ディスクと DVD規格の光ディスクとの両方の記録再生 を行うことができる光ピックアップ装置が提案されている。 尚、 当該光ピックアップ装置 では、 光学系の簡略化によるコストダウンを図るべく、 C D規格に適した赤外波長帯 7 6 5 ηπ!〜 8 0 5 nm (ナノメータ) の第 1の波長の第 1のレーザ光を発光する C D用半導 体レーザ素子及ぴ DVD規格に適した赤色波長帯 645 nm〜6 7 5 nmの第 2の波長の 第 2のレーザ光を発光する D VD用半導体レーザ素子を具備したマルチレーザュニットが 用いられる。
【0 0 23】
また、 当該光ピックアップ装置では、 光学系の更なる簡略化を図るべく、 CD規格の 3 ビーム方式及び D VD規格のインライン方式の両方に対応した 2波長対応回折格子が用い られる (例えば、 以下に示す特許文献 1を参照) 。 例えば 2波長対応回折格子 3 00 Aの 構造としては、 図 2 0に示すように、 光学ガラス板 3 6 0の厚さ方向で対向する一方の平 面及び他方の平面に関して、 当該一方の平面には C D用回折格子 3 2 0を固着し、 当該他 方の平面には DVD用回折格子 340を固着して構成される。
【0 0 24】
図 2 0に示した 2波長対応回折格子 3 0 0 Aの構造以外にも、 例えば、 図 2 1に示すよ うな構造の 2波長対応回折格子 3 0 0 Bが提案されている (例えば、 以下に示す特許文献 2を参照) 。 例えば 2波長対応回折格子 30 0 Bの構造としては、 液晶材料等を含んで構 成された CD用回折格子 32 0及び DVD用回折格子 340を重ね合わせて固着した上で、 2枚の光学ガラス板 3 6 1 , 3 6 2の間に挟み込んで固着して構成される。
【特許文献 1】 特開 2 0 0 7— 1 649 62号公報 (第 1頁、 第 1一 8図)
【特許文献 2】 特開 2 0 0 7— 14 9249号公報 (第 1頁、 第 1一 7図)
【発明の開示】
【発明が解決しょうとする課題】
【 0 0 25】
しかしながら、 上記のような CD用回折格子 32 0及び D VD用回折格子 340を組み 合わせた 2波長対応回折格子 3 0 0 Aまたは 30 0 Bが使用された場合、 例えば、 CD規 格の第 1のレーザ光を CD用回折格子 3 20に入射させたときに、 CD用回折格子 3 2 0 によって当該第 1のレーザ光が回折されてメインビーム (0次光) 及び 2つのサブビーム (± 1次回折光束) の 3ビームに分岐される。 そして、 当該 3ビームが DVD用回折格子 340により更に回折されて分岐される。
【 0 0 26】
このように、 マルチレーザュニットから発光される第 1のレーザ光又は第 2のレーザ光 が、 2波長対応回折格子 3 0 0 Aまたは 30 0 Bの CD用回折格子 32 0及び DVD用回
折格子 3 4 0の両方を通過する結果、 C D用及び D V D用それぞれの回折格子 3 2 0、 3 4 0において回折分岐が行われるので、 不要な回折光が発生してしまう。 この結果、 トラ ッキングエラ一信号等のエラ一信号検出精度が悪化するという問題が生じていた。
【 0 0 2 7 】
また、 例えば不要な回折光の発生により、 回折格子 3 2 0、 3 4 0における 0次光およ び ± 1次回折光の透過率が低下し、 その結果、 マルチレーザユニッ トから発せられる出射 光の利用効率が低下するという問題も生じていた。
【 0 0 2 8 】
また、 近年、 D V D— R〇M、 D V D - R , D V D— R W、 D V D - R A M ( V e r s i o n l 、 2 . 0、 2 . 1 ) 等のトラックピッチ D t pの異なる複数種類の光ディスク D に対して不具合なく対応可能とされるために、 卜ラッキング制御等の制御が行われ易い高 度な光ピックァップ装置や、 トラツキング制御等の制御が行われ易い高度な光ピックァッ プ装置を備えた光ディスク装置が、 市場から要求されている。
【 0 0 2 9 】
例えば、 トラックピッチ D t pが異なる複数種類の光ディスク Dのデータ記録/再生時 に、 対物レンズ 2 5 0の変位に伴う トラッキングエラ一信号等のエラー信号の振幅を劣化 させない光ピックアツプ装置や、 卜ラッキングエラー信号等のエラ一信号にオフセッ トを 残留させない光ピックアップ装置が、 市場から要求されている。
【 0 0 3 0】
また、 上記問題が解決されるとともに安価な光ピックアップ装置や安価な光ディスク装 置も求められている。
【課題を解決するための手段】
【 0 0 3 1 】
前述した課題を解決するために、 本発明の請求項 1に係る光ピックアップ装置は、 第 1 波長光を少なくとも第 1メインビームと第 1サブビームとに分け、 第 2波長光を少なくと も第 2メインビームと第 2サブビームとに分け、 第 2波長光に対応した回折面部を有する 回折格子と、 前記第 1メインビームが照射される第 1メイン受光部と、 前記第 1サブビー ムが照射される第 1サブ受光部と、 前記第 2メインビームが照射される第 2メイン受光部 と、 前記第 2サブビームが照射される第 2サブ受光部と、 を有する光検出器と、 を少なく とも備え、 規格化された第 1 メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離に対し、 前記第 1メイン受光部と前記第 1サブ受光部との間の距離が変更されたこと、 を特徴とする。
【 0 0 3 2 】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置が構成される。 第 2波長 光に対応した回折面部を有する回折格子が光ピックアップ装置に備えられ、 第 2波長光に 対応した回折格子の回折面部を第 1波長光が透過したときに、 第 1波長光が少なくとも第 1メインビームと第 1サブビームとに分けられるものとされていれば、 第 1波長光が回折 格子を透過するときに不要な光が生じるということは略防止される。 また、 第 2波長光に 対応した回折格子の回折面部を第 2波長光が透過したときに、 不要な光が略生じることな く、 第 2波長光は、 少なくとも第 2メインビームと第 2サブビームとに分けられる。 また、 規格化された第 1 メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離に対し、 この光検出器にお いては、 第 1 メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離が変更されているので、 第 2波 長光に対応した回折格子の回折面部を第 1波長光が透過するときに、 第 2波長光に対応し た回折格子の回折面部によって分けられた第 1波長光の第 1サブビームが光検出器の第 1 サブ受光部に照射されないという不具合の発生は回避される。 本発明における規格化は、 例えば広く普及されてきた従来のもの等を説明するときのために、 便宜上、 用いられる。 第 2波長光に対応した回折格子の回折面部を第 1波長光が透過することによって不要な光 が略生じることなく分けられた第 1波長光の第 1サブビームは、 光検出器の第 1 メイン受 光部に対し距離が変更された第 1サブ受光部に照射される。 また、 第 2波長光に対応した 回折格子の回折面部を第 1波長光が透過することによって不要な光が略生じることなく分 けられた第 1波長光の第 1メインビームは、 光検出器の第 1メイン受光部に照射される。
また、 第 2波長光に対応した回折格子の回折面部を第 2波長光が透過することによって不 要な光が略生じることなく分けられた第 2波長光の第 2サブビームは、 光検出器の第 2サ ブ受光部に照射される。 また、 第 2波長光に対応した回折格子の回折面部を第 2波長光が 透過することによって不要な光が略生じることなく分けられた第 2波長光の第 2メインビ ームは、 光検出器の第 2メイン受光部に照射される。
【 0 0 3 3】
請求項 2に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1 に記載の光ピックアップ装置において、 変更された前記第 1メイン受光部と前記第 1サブ受光部との間の前記距離は、 前記規格化 された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離よりも長く設定されたこと、 を特 徵とする。
【 0 0 3 4】
上記構成により、 信号の検出精度を向上させた光ピックアップ装置が構成される。 回折 格子の回折面部によって第 1波長光が分けられて生じた第 1メインビームが、 光検出器の 第 1サブ受光部に悪影響を及ぼすということは回避され易くなる。 また、 回折格子の回折 面部によって第 1波長光が分けられて生じた第 1サブビームが、 光検出器の第 1メイン受 光部に悪影響を及ぼすということは回避され易くなる。 例えば、 変更された第 1メイン受 光部と第 1サブ受光部との間の距離が、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部 との間の距離よりも短く設定されていると、 第 1メインビームが、 光検出器の第 1サブ受 光部に干渉することが懸念される。 また、 例えば、 変更された第 1メイン受光部と第 1サ ブ受光部との間の距離が、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離 よりも短く設定されていると、 第 1サブビームが、 光検出器の第 1メイン受光部に干渉す ることが懸念される。 しかしながら、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部と の間の距離よりも、 変更された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離のほうが 長く設定されているので、 光検出器の第 1メイン受光部に第 1メインビームが照射される ときに、 第 1メインビームが第 1サブ受光部に干渉するということは回避され易くなる。 また、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離よりも、 変更された 第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離のほうが長く設定されているので、 光検 出器の第 1サブ受光部に第 1サブビームが照射されるときに、 第 1サブビームが第 1 メイ ン受光部に干渉するということは回避され易くなる。
【 0 0 3 5】
請求項 3に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1 に記載の光ピックアップ装置において、 前記規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離の値が 1 0 0 %の値と 定められたときに、 変更された前記第 1メイン受光部と前記第 1サブ受光部との間の前記 距離の値は、 前記規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離の値に対 し、 略 1 1 1 %の値に設定されたこと、 を特徴とする。
【 0 0 3 6】
上記構成により、 信号の検出精度を向上させた光ピックアップ装置が構成される。 回折 格子の回折面部によって第 1波長光が分けられて生じた第 1メインビームが、 光検出器の 第 1サブ受光部に悪影響を及ぼすということは回避される。 また、 回折格子の回折面部に よって第 1波長光が分けられて生じた第 1サブビームが、 光検出器の第 1メイン受光部に 悪影響を及ぼすということは回避される。 例えば、 変更された第 1メイン受光部と第 1サ ブ受光部との間の距離が、 規格化された第 1 メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離 よりも短く設定されていると、 第 1メインビームが、 光検出器の第 1サブ受光部に千渉す ることが懸念される。 また、 例えば、 変更された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との 間の距離が、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離よりも短く設 定されていると、 第 1サブビームが、 光検出器の第 1メイン受光部に干渉することが懸念 される。 しかしながら、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離の 値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 変更された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部と の間の距離の値が、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離の値に 対し、 略 1 1 1 %の値に設定されているので、 光検出器の第 1メイン受光部に第 1メイン
ビームが照射されるときに、 第 1メインビームが第 1サブ受光部に千渉するということは 回避される。 また、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 変更された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間 の距離の値が、 規格化された第 1メイン受光部と第 1サブ受光部との間の距離の値に対し、 略 1 1 1 %の値に設定されているので、 光検出器の第 1サプ受光部に第 1サブビームが照 射されるときに、 第 1サブビームが第 1メイン受光部に干渉するということは回避される。
【0 0 3 7 】
請求項 4に係る光ピックアツプ装置は、 請求項 1に記載の光ピックァップ装置において、 前記規格化された第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離の値が 1 0 0 %の値と 定められたときに、 前記第 2メイン受光部と前記第 2サブ受光部との間の前記距離の値は、 前記規格化された第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離の値に対し、 略 1 0 0 %の値に設定されたこと、 を特徴とする。
【 0 0 3 8 】
上記構成により、 信号の検出精度を向上させた光ピックアップ装置が構成される。 回折 格子の回折面部によって第 2波長光が分けられて生じた第 2メインビームが、 光検出器の 第 2サブ受光部に悪影響を及ぼすということは回避される。 また、 回折格子の回折面部に よって第 2波長光が分けられて生じた第 2サブビームが、 光検出器の第 2メイン受光部に 悪影響を及ぼすということは回避される。 例えば、 第 2メイン受光部と第 2サブ受光部と の間の距離が、 規格化された第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離よりも短く 設定されていると、 第 2メインビームが、 光検出器の第 2サブ受光部に干渉することが懸 念される。 また、 例えば、 第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離が、 規格化さ れた第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離よりも短く設定されていると、 第 2 サブビームが、 光検出器の第 2メイン受光部に干渉することが懸念される。 しかしながら、 規格化された第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離の値が 1 0 0 %の値と定め られたときに、 第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離の値が、 規格化された第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離の値に対し、 略 1 0 0 %の値に設定されて いるので、 光検出器の第 2メイン受光部に第 2メインビームが照射されるときに、 第 2メ インビームが第 2サブ受光部に干渉するということは回避される。 また、 規格化された第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 第 2メイン受光部と第 2サブ受光部との間の距離の値が、 規格化された第 2メイン受光部 と第 2サブ受光部との間の距離の値に対し、 略 1 0 0 %の値に設定されているので、 光検 出器の第 2サブ受光部に第 2サブビームが照射されるときに、 第 2サブビームが第 2メイ ン受光部に干渉するということは回避される。
【 0 0 3 9】
請求項 5に係る光ピックアップ装置は、 第 1波長光を少なく とも第 1メインビームと第 1サブビームとに分け、 第 2波長光を少なくとも第 2メインビームと第 2サブビームとに 分け、 第 2波長光に対応した回折面部を有する回折格子と、 前記第 1メインビームが照射 される第 1メイン受光部と、 前記第 1サブビームが照射される第 1サブ受光部と、 前記第 2メインビームが照射される第 2メイン受光部と、 前記第 2サブビームが照射される第 2 サブ受光部と、 を有する光検出器と、 を少なくとも備え、 前記第 1メイン受光部を中心に 一対の位置変更された前記第 1サブ受光部が配置されて、 前側の前記第 1サブ受光部と、 中央の前記第 1メイン受光部と、 後側の前記第 1サブ受光部と、 が並設されたときに、 前 側の前記第 1サブ受光部と、 中央の前記第 1メイン受光部と、 後側の前記第 1サブ受光部 と、 の分光比は、 規格化された前側の第 1サブ受光部と、 中央の第 1メイン受光部と、 後 側の第 1サブ受光部と、 の分光比に対し、 変更されたこと、 を特徴とする。
【 0 0 4 0】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置が構成される。 第 2波長 光に対応した回折面部を有する回折格子が光ピックアップ装置に備えられ、 第 2波長光に 対応した回折格子の回折面部を第 1波長光が透過したときに、 第 1波長光が少なくとも第 1メインビームと第 1サブビームとに分けられるものとされていれば、 第 1波長光が回折
格子を透過するときに不要な光が生じるということは略防止される。 また、 第 2波長光に 対応した回折格子の回折面部を第 2波長光が透過したときに、 不要な光が略生じることな く、 第 2波長光は、 少なくとも第 2メインビームと第 2サブビームとに分けられる。 また、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更された光検出器にて精度 よく行われ易くなる。 第 2波長光に対応した回折面部を有する回折格子を第 1波長光が透 過して、 第 1波長光が、 前側の第 1サブビームと、 中央の第 1メインビームと、 後側の第 1サブビームと、 に少なく とも分けられたときに、 前側の第 1サブビームが照射される前 側の第 1サブ受光部と、 中央の第 1メインビームが照射される中央の第 1メイン受光部と、 後側の第 1サブビームが照射される後側の第 1サブ受光部と、 の分光比が、 規格化された 前側の第 1サブ受光部と、 中央の第 1メイン受光部と、 後側の第 1サブ受光部と、 の分光 比に対して変更されていれば、 設定変更された光検出器にて、 第 1メインビームの検出と 第 1サブビームの検出とが精度よく行われ易くなる。
【 0 0 4 1 】
請求項 6に係る光ピックアップ装置は、 請求項 5に記載の光ピックアップ装置において、 前記第 1メイン受光部を中心に一対の位置変更された前記第 1サブ受光部が配置されて、 前側の前記第 1サブ受光部と、 中央の前記第 1メイン受光部と、 後側の前記第 1サブ受光 部と、 が並設されたときに、 前側の前記第 1サブ受光部と、 中央の前記第 1メイン受光部 と、 後側の前記第 1サブ受光部と、 の分光比は、 略 1 : ( 2 0〜 2 6 ) : 1 とされたこと、 を特徴とする。
【 0 0 4 2 】
上記構成により、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更され た光検出器にて精度よく行われる。 例えば、 第 1波長光に対応した第 1回折面部と、 第 2 波長光に対応した第 2回折面部と、 を有する従来の回折格子を第 1波長光が透過して、 第
1波長光が、 前側の第 1サブビームと、 中央の第 1メインビームと、 後側の第 1サブビ一 ムと、 に少なくとも分けられたときに、 前側の第 1サブビームが照射される前側の第 1サ ブ受光部と、 中央の第 1メインビームが照射される中央の第 1メイン受光部と、 後側の第
1サブビームが照射される後側の第 1サブ受光部と、 の分光比が、 例えば略 1 : 1 6 : 1 に設定されることで、 従来の規格化された光検出器にて、 第 1メインビームの検出と第 1 サブビームの検出とが精度よく行われていた。 しかしながら、 第 1波長光に対応した回折 面部が省略され、 第 2波長光に対応した回折面部を有する回折格子を第 1波長光が透過し て、 第 1波長光が、 前側の第 1サブビームと、 中央の第 1メインビームと、 後側の第 1サ ブビームと、 に少なくとも分けられた場合には、 前側の第 1サブビームが照射される前側 の第 1サブ受光部と、 中央の第 1メインビームが照射される中央の第 1メイン受光部と、 後側の第 1サブビームが照射される後側の第 1サブ受光部と、 の分光比が、 例えば略 1 :
1 6 : 1 に設定されていると、 従来の規格化された光検出器においては、 第 1メインビー ムの検出と第 1サブビームの検出とが精度よく行われないことが懸念されていた。 これに 対し、 第 2波長光に対応した回折面部を有する回折格子を第 1波長光が透過して、 第 1波 長光が、 前側の第 1サブビームと、 中央の第 1メインビームと、 後側の第 1サブビームと、 に少なく とも分けられたときに、 前側の第 1サブビームが照射される前側の第 1サブ受光 部と、 中央の第 1 メインビームが照射される中央の第 1メイン受光部と、 後側の第 1サブ ビームが照射される後側の第 1サブ受光部と、 の分光比が、 略 1 : ( 2 0〜 2 6 ) : 1に 設定されていれば、 設定変更された光検出器にて、 第 1メインビームの検出と第 1サブビ —ムの検出とが精度よく行われる。 前側の第 1サブビームが照射される前側の第 1サブ受 光部と、 中央の第 1メインビームが照射される中央の第 1メイン受光部と、 後側の第 1サ ブビームが照射される後側の第 1サブ受光部と、 の分光比が例えば略 1 : 2 0未満 : 1 と された場合や、 この分光比が例えば略 1 : 2 6超 : 1 とされた場合には、 第 1メインビー ムの検出と第 1サブビームの検出とが精度よく行われないことが懸念されるが、 この分光 比が略 1 : ( 2 0〜 2 6 ) : 1好ましくは略 1 : ( 2 1〜 2 5 ) : 1に設定されることに より、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とが精度よく行われる。
【 0 0 4 3 】
請求項 7に係る光ピックアップ装置は、 請求項 5に記載の光ピックアップ装置において、 前記第 2メイン受光部を中心に一対の前記第 2サブ受光部が配置されて、 前側の前記第 2 サブ受光部と、 中央の前記第 2メイン受光部と、 後側の前記第 2サブ受光部と、 が並設さ れたときに、 前側の前記第 2サブ受光部と、 中央の前記第 2メイン受光部と、 後側の前記 第 2サブ受光部と、 の分光比は、 略 1 : ( 1 2 ~ 1 8 ) : 1 とされたこと、 を特徴とする。
【 0 0 4 4】
上記構成により、 第 2メインビームの検出と第 2サブビームの検出とは、 光検出器にて 精度よく行われる。 第 2波長光に対応した回折面部を有する回折格子を第 2波長光が透過 して、 第 2波長光が、 前側の第 2サブビームと、 中央の第 2メインビームと、 後側の第 2 サブビームと、 に少なくとも分けられたときに、 前側の第 2サブビームが照射される前側 の第 2サプ受光部と、 中央の第 2メインビームが照射される中央の第 2メイン受光部と、 後側の第 2サブビームが照射される後側の第 2サブ受光部と、 の分光比が、 略 1 : ( 1 2 〜 1 8 ) : 1に設定されていれば、 光検出器にて第 2メインビームの検出と第 2サブビー ムの検出とが精度よく行われる。 前側の第 2サブビームが照射される前側の第 2サブ受光 部と、 中央の第 2メインビームが照射される中央の第 2メイン受光部と、 後側の第 2サブ ビームが照射される後側の第 2サブ受光部と、 の分光比が例えば略 1 : 1 2未満 : 1 とさ れた場合や、 この分光比が例えば略 1 : 1 8超 : 1 とされた場合には、 第 2メインビーム の検出と第 2サブビームの検出とが精度よく行われないことが懸念されるが、 この分光比 が略 1 : ( 1 2〜 1 8 ) : 1好ましくは略 1 : ( 1 4〜 1 8 ) : 1 に設定されることによ り、 第 2メインビームの検出と第 2サブビームの検出とが精度よく行われる。
【 0 0 4 5】
請求項 8に係る光ピックアップ装置は、 第 1波長光を少なく とも第 1メインビームと第 1サブビ一ムとに分け、 第 2波長光を少なくとも第 2メインビームと第 2サブビームとに 分け、 第 2波長光に対応した回折面部を有する回折格子と、 前記第 1メインビームが照射 される第 1メイン受光部と、 前記第 1サブビームが照射される第 1サブ受光部と、 前記第 2メインビームが照射される第 2メイン受光部と、 前記第 2サブビ一ムが照射される第 2 サブ受光部と、 を有する光検出器と、 を少なくとも備え、 規格化された第 1メイン受光部 の受光感度の値に対し、 前記第 1メイン受光部の受光感度の値が変更または同じとされ、 規格化された第 1サブ受光部の受光感度の値に対し、 前記第 1サブ受光部の受光感度の値 が変更されたこと、 を特徴とする。
【 0 0 4 6】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置が構成される。 第 2波長 光に対応した回折面部を有する回折格子が光ピックァップ装置に備えられ、 第 2波長光に 対応した回折格子の回折面部を第 1波長光が透過したときに、 第 1波長光が少なく とも第 1メインビームと第 1サブビームとに分けられるものとされていれば、 第 1波長光が回折 格子を透過するときに不要な光が生じるということは略防止される。 また、 第 2波長光に 対応した回折格子の回折面部を第 2波長光が透過したときに、 不要な光が略生じることな く、 第 2波長光は、 少なく とも第 2メインビームと第 2サブビームとに分けられる。 また、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更された光検出器にて精度 よく行われ易くなる。 規格化された第 1メイン受光部の受光感度に対し、 第 1メイン受光 部の受光感度の値が変更または同じとされ、 規格化された第 1サブ受光部の受光感度に対 し、 第 1サブ受光部の受光感度の値が変更されることにより、 設定変更された光検出器に て、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とが精度よく行われ易くなる。
【 0 0 4 7 】
請求項 9に係る光ピックアップ装置は、 請求項 8に記載の光ピックアップ装置において、 前記規格化された第 1メイン受光部の受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 前記規格化された第 1メイン受光部の受光感度の値に対し、 変更または同じとされた前記 第 1メイン受光部の受光感度の値は、 略 1 0 0 %以下の低い値に設定され、 前記規格化さ れた第 1サブ受光部の受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 前記規格化され
た第 1サブ受光部の受光感度の値に対し、 変更された前記第 1サブ受光部の受光感度の値 は、 略 1 0 0 %以上の高い値に設定されたこと、 を特徴とする。
【 0 0 4 8 】
上記構成により、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更され た光検出器にて精度よく行われ易くなる。 規格化された第 1メイン受光部の受光感度の値 が 1 0 0 %とされているのに対し、 変更または同じとされた第 1メイン受光部の受光感度 の値が略 1 0 0 %以下の低い値に設定され、 規格化された第 1サブ受光部の受光感度の値 が 1 0 0 %とされているのに対し、 変更された第 1サブ受光部の受光感度の値が略 1 0 0 %以上の高い値に設定されることにより、 設定変更された光検出器にて、 第 1メインビ —ムの検出と第 1サブビームの検出とが精度よく行われ易くなる。
【 0 0 4 9 】
請求項 1 0に係る光ピックアップ装置は、 請求項 8に記載の光ピックアップ装置におい て、 前記規格化された第 1メイン受光部の受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたとき に、 前記規格化された第 1メイン受光部の受光感度の値に対し、 変更または同じとされた 前記第 1メイン受光部の受光感度の値は、 略 9 5〜 1 0 0 %の値に設定され、 前記規格化 された第 1サブ受光部の受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 前記規格化さ れた第 1サブ受光部の受光感度の値に対し、 変更された前記第 1サブ受光部の受光感度の 値は、 略 1 2 0〜 1 6 0 %の値に設定されたこと、 を特徴とする。
【 .0 0 5 0】
上記構成により、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更され た光検出器にて精度よく行われる。 規格化された第 1メイン受光部の受光感度の値が 1 0 0 %とされているのに対し、 変更または同じとされた第 1メイン受光部の受光感度の値が 略 9 5〜: 1 0 0 %の値に設定され、 規格化された第 1サブ受光部の受光感度の値が 1 0 0 %とされているのに対し、 変更された第 1サブ受光部の受光感度の値が略 1 2 0〜 1 6 0 %の値に設定されることにより、 設定変更された光検出器にて、 第 1メインビームの検 出と第 1サブビームの検出とが精度よく行われる。
【 0 0 5 1 】
請求項 1 1 に係る光ピックアップ装置は、 請求項 8に記載の光ピックアップ装置におい て、 規格化された第 2メイン受光部の受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 前記規格化された第 2メイン受光部の受光感度の値に対し、 前記第 2メイン受光部の受光 感度の値は、 略 1 0 0 %の値に設定され、 規格化された第 2サブ受光部の受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 前記規格化された第 2サブ受光部の受光感度の値に対 し、 前記第 2サブ受光部の受光感度の値は、 略 1 0 0 %の値に設定されたこと、 を特徴と する。
【 0 0 5 2 】
上記構成により、 第 2メインビームの検出と第 2サブビ一ムの検出とは、 光検出器にて 精度よく行われる。 規格化された第 2メイン受光部の受光感度の値が 1 0 0 %とされてい るのに対し、 第 2メイン受光部の受光感度の値が略 1 0 0 %の値に設定され、 規格化され た第 2サブ受光部の受光感度の値が 1 0 0 とされているのに対し、 第 2サブ受光部の受 光感度の値が略 1 0 0 %の値に設定されることにより、 光検出器にて、 第 2メインビーム の検出と第 2サブビームの検出とが精度よく行われる。
【 0 0 5 3 】
請求項 1 2に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1に記載の光ピックアップ装置と、 請 求項 5に記載の光ピックアップ装置と、 が合わせられたこと、 を特徴とする。
【 0 0 5 4】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置が構成される。 また、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更された光検出器にて精度よ く行われ易くなる。
【 0 0 5 5 】
請求項 1 3に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1に記載の光ピックアップ装置と、 請 求項 8に記載の光ピックアップ装置と、 が合わせられたこと、 を特徴とする。
【 0 0 5 6】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置が構成される。 また、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更された光検出器にて精度よ く行われ易くなる。
【 0 0 5 7 】
請求項 1 4に係る光ピックアップ装置は、 請求項 5に記載の光ピックアップ装置と、 請 求項 8に記載の光ピックアップ装置と、 が合わせられたこと、 を特徴とする。
【 0 0 5 8】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置が構成される。 また、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更された光検出器にて精度よ く行われ易くなる。
【 0 0 5 9】
請求項 1 5に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1に記載の光ピックアップ装置と、 請 求項 5に記載の光ピックアップ装置と、 請求項 8に記載の光ピックアップ装置と、 が合わ せられたこと、 を特徴とする。
【 0 0 6 0 】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置が構成される。 また、 第 1メインビームの検出と第 1サブビームの検出とは、 設定変更された光検出器にて精度よ く行われ易くなる。
【 0 0 6 1 】
請求項 1 6に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1 、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアップ装置において、 前記回折面部は、 前記第 1波長光を少なく とも前記第 1メ インビームと前記第 1サブビームとに分ける回折面部と、 前記第 2波長光を少なくとも前 記第 2メインビームと前記第 2サブビームとに分ける回折面部と、 を兼ねたこと、 を特徴 とする。
【 0 0 6 2 】
上記構成により、 回折格子における不要な回折光の発生が抑えられるとともに光の効率 の低下が防止され、 更に価格を低く抑えることが可能な光ピックアツプ装置が構成される。 回折格子の回折面部が、 第 1波長光を少なく とも第 1 メインビームと第 1サブビームとに 分ける回折面部と、 第 2波長光を少なくとも第 2メインビームと第 2サブビームとに分け る回折面部と、 を兼ねて形成されていれば、 第 1波長光が不要に回折されて第 1波長光の 効率が低下されたり、 第 2波長光が不要に回折されて第 2波長光の効率が低下されたりす るということは回避される。 また、 第 1波長光を少なく とも第 1メインビームと第 1サブ ビームとに分ける回折面部と、 第 2波長光を少なくとも第 2メインビームと第 2サブピ一 ムとに分ける回折面部と、 を兼ねて回折格子の回折面部が形成されているので、 加工部分、 加工工数が減らされた回折格子が構成される。 回折格子の加工部分、 加工工数が減らされ るので、 回折格子の価格が低く抑えられる。 これに伴って、 価格を低く抑えることが可能 とされた光ピックアップ装置を構成させることが可能となる。
【 0 0 6 3 】
請求項 1 7に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1 、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアップ装置において、 前記回折格子は、 複数の領域部に分けられたこと、 を特徴 とする。
【 0 0 6 4】
上記構成により、 メディアに対する光ピックアップ装置のエラー信号の検出は、 良好に 行われ易くなる。 例えば、 メディアに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 良好 に行われ易くなる。 メディアとは、 情報を記録して媒介するものや情報を記録して伝達す るものを意味する。 また、 光ピックアップ装置におけるトラッキングとは、 メディアの半 径方向の振れに追従して、 目標のトラック上に常にスポッ 卜を存在させる動作を意味す
る。 回折格子が複数の領域部に分けられて構成されることにより、 メディアに、 各々独立 した少なくとも三個のスポッ トが照射される。 メディアに、 少なく とも Ξ個のスポッ トが 各々独立して照射されるので、 二種類以上のメディアの記録/ /再生時に、 トラッキングェ ラー信号等のエラ一信号の検出精度が低下するということは回避され易くなる。
【 0 0 6 5】
請求項 1 8に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアップ装置において、 前記回折格子は、 偶数の領域部に分けられたこと、 を特徴 とする。
【 0 0 6 6】
上記構成により、 メディアに形成されるスポッ トは、 精度のよいスポッ トとして形成さ れる。 例えば一方の領域部と他方の領域部とに回折格子が偶数分割されるので、 光ピック アップ装置に回折格子が装備されるときに、 回折格子に当てられる光は、 回折格子の一方 の領域部と、 回折格子の他方の領域部とに、 略二等分された状態に当てられ易くなる。 回 折格子の一方の領域部と、 回折格子の他方の領域部とに、 光が略二等分とされた状態に当 てられ易くなることにより、 回折格子は、 光ピックアップ装置に精度よく備えられ易くな る。 従って、 メディアに精度よくスポッ トが形成され易くなる。 これに伴って、 二種類以 上のメディアの記録/再生時におけるエラ一信号の検出精度が向上する。
【 0 0 6 7】
請求項 1 9に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアップ装置において、 前記回折格子は、 第 1領域部と、 第 2領域部と、 第 3領域 部と、 第 4領域部と、 の少なく とも四つに分けられたこと、 を特徴とする。
【 0 0 6 8 】
上記構成により、 メディアに対する光ピックアップ装置のエラー信号の検出は、 良好に 行われる。 例えば、 メディアに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 良好に行わ れる。 回折格子が四つの領域部に分けられて構成されることにより、 メディアに、 各々独 立した少なく とも三個のスポッ トが照射される。 メディアに、 少なくとも三個のスポッ ト が各々独立して照射されるので、 二種類以上のメディアの記録 再生時に、 トラッキング エラー信号等のエラ一信号の検出精度が低下するということは回避される。
【 0 0 6 9】
請求項 2 0に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアツプ装置において、 複数種類の波長光を出射可能な発光素子を更に備えること、 を特徴とする。
【 0 0 7 0 】
上記構成により、 光ピックアップ装置の部品点数の削減化に伴う価格低減化が図られ る。 発光素子は、 第 1波長光と、 第 1波長光と異なる波長とされる第 2波長光との二種類 以上の波長光を出射可能な複数種類の波長光を出射する発光素子として構成されるので、 光ピックアップ装置は、 多種のメディアに対応可能となる。 また、 これとともに、 第 1波 長光を出射可能な発光素子と、 第 2波長光を出射可能な発光素子とが、 一つの発光素子と してまとめられるので、 光ピックアップ装置の部品削減化が図られる。 光ピックアップ装 置の部品削減化に伴って光ピックアップ装置の価格が低く抑えられる。 従って、 部品削減 化、 価格低減化が図られた光ピックアップ装置の提供が可能となる。
【 0 0 7 1 】
請求項 2 1に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアップ装置において、 前記第 1波長光の波長は、 略 7 6 5 ~ 8 3 0 n mとされ、 前記第 2波長光の波長は、 略 6 3 0 ~ 6 8 5 n mとされたこと、 を特徴とする。
【 0 0 7 2 】
上記構成により、 略 7 6 5〜 8 3 0 n mの波長光とされる第 1波長光が回折格子を透過 するときに不要な光が生じるということは略防止される。 また、 略6 3 0 ~ 6 8 5 11 111の 波長光とされる第 2波長光が回折格子を透過するときに不要な光が生じるということは略 防止される。 第 2波長光に対応した回折格子の回折面部を所定波長光の第 1波長光が透過
することによって不要な光が略生じることなく分けられた所定波長光の第 1波長光の第 1 サブビームは、 光検出器の第 1メイン受光部に対し距離が変更された第 1サブ受光部に照 射される。 また、 第 2波長光に対応した回折格子の回折面部を所定波長光の第 1波長光が 透過することによって不要な光が略生じることなく分けられた所定波長光の第 1波長光の 第 1メインビームは、 光検出器の第 1メイン受光部に照射される。 また、 第 2波長光に対 応した回折格子の回折面部を所定波長光の第 2波長光が透過したときに、 不要な光が略生 じることなく、 所定波長光の第 2波長光は、 少なく とも第 2メインビ一ムと第 2サブビ一 ムとに分けられる。 所定波長光の第 2波長光の第 2サブビームは、 光検出器の第 2サブ受 光部に照射され、 所定波長光の第 2波長光の第 2メインビームは、 光検出器の第 2メイン 受光部に照射される。
【 0 0 7 3 】
請求項 2 2に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアツプ装置において、 前記第 1波長光の波長は、 略 6 3 0 ~ 6 8 5 n mとされ、 前記第 2波長光の波長は、 略 3 4 0 ~ 4 5 0 n mとされたこと、 を特徴とする。
【 0 0 7 4】
上記構成により、 略 6 3 0〜 6 8 5 n mの波長光とされる第 1波長光が回折格子を透過 するときに不要な光が生じるということは略防止される。 また、 略 3 4 0〜 4 5 0 n mの 波長光とされる第 2波長光が回折格子を透過するときに不要な光が生じるということは略 防止される。 第 2波長光に対応した回折格子の回折面部を所定波長光の第 1波長光が透過 することによって不要な光が略生じることなく分けられた所定波長光の第 1波長光の第 1 サブビームは、 光検出器の第 1メイン受光部に対し距離が変更された第 1サブ受光部に照 射される。 また、 第 2波長光に対応した回折格子の回折面部を所定波長光の第 1波長光が 透過することによって不要な光が略生じることなく分けられた所定波長光の第 1波長光の 第 1メインビームは、 光検出器の第 1メイン受光部に照射される。 また、 第 2波長光に対 応した回折格子の回折面部を所定波長光の第 2波長光が透過したときに、 不要な光が略生 じることなく、 所定波長光の第 2波長光は、 少なく とも第 2メインビームと第 2サブビー ムとに分けられる。 所定波長光の第 2波長光の第 2サブビームは、 光検出器の第 2サブ受 光部に照射され、 所定波長光の第 2波長光の第 2メインビームは、 光検出器の第 2メイン 受光部に照射される。
【 0 0 7 5】
請求項 2 3に係る光ピックアップ装置は、 請求項 1、 5、 又は 8の何れか 1項に記載の 光ピックアツプ装置において、 複数の信号面部を有するメディァに対応可能とされたこと、 を特徴とする。
【 0 0 7 6 】
上記構成により、 複数の信号面部を有するメディァに対する光ピックアツプ装置の信号、 情報の読取り、 及び 又は、 複数の信号面部を有するメディアに対する光ピックアップ装 置の信号、 情報の書込みは、 良好に行われる。 不要な光の発生が抑えられた光ピックアツ プ装置が構成されるので、 光ピックアップ装置によって、 複数の信号面部を有するメディ ァの信号、 情報等の読取りが行われているときや、 複数の信号面部を有するメディアに信 号、 情報等の書込みが行われているときに、 例えば不具合が生じるということは回避され る。
【 0 0 7 7 】
請求項 2 に係る光ピックアップ装置は、 第 1のレーザ光を発光する第 1の光源と当該 第 1のレーザ光の波長よりも短い波長の第 2のレーザ光を発光する第 2の光源とを同一の 面上に配置したレーザュニッ トと、
前記第 2のレーザ光の波長に対応した格子間隔を有し、 前記第 1のレーザ光又は前記第 2 のレーザ光を回折してメインビームと 2つのサブビームとを発生させる回折格子と、 前記 メインビームと前記 2つのサブビームとを集光して、 光ディスクのトラック上で略一列に 前記メインビームに対応したメインスポッ 卜と前記 2つのサブビームに対応した 2つのサ ブスポッ トとを照射させる集光光学系と、 前記第 1のレーザ光に応じた前記メインスポッ
トと前記 2つのサブスポッ トとが前記光ディスクに照射されたのちに、 前記光ディスクか ら反射される前記メインスポッ トに対応する反射スポッ トを受光する第 1のメイン受光部、 及び前記光ディスクから反射される前記 2つのサブスポッ トそれぞれに対応する反射スポ ッ トを受光する 2つの第 1のサブ受光部と、 前記第 2のレーザ光に応じた前記メインスポ ッ トと前記 2つのサブスポッ 卜とが前記光ディスクに照射されたのちに、 前記光ディスク から反射される前記メインスポッ トに対応する反射スポッ トを受光する第 2のメイン受光 部、 及び前記光ディスクから反射される前記 2つのサブスポッ トそれぞれに対応する 2つ の反射スポッ トを受光する第 2のサブ受光部と、 を配設した光検出器と、 を備え、 前記第 1のメイン受光部と前記第 1のサブ受光部との間の間隔並びに前記第 2のメイン受光部と 前記第 2のサブ受光部との間の間隔は、 前記回折格子の面と対向した前記レーザュニッ ト の面上での前記第 1又は前記第 2の光源の位置を示す第 1の発光点に対応した前記メイン スポッ 卜の第 1の照射点と、 前記第 1の発光点から前記回折格子の面までの間の法線距離 と前記回折格子の回折角とに基づいて定められる、 前記レーザュニッ トの面上での見かけ 上の前記第 1又は前記第 2の光源の位置を示す第 2の発光点に対応した前記サブスポッ ト の第 2の照射点と、 の間の距離に基づいて設定されること、 を特徴とする。
【 0 0 7 8 】
上記構成により、 波長の異なる 2つのレーザ光に対応し不要な回折光を抑えてエラ一信 号の検出精度を向上させた光ピックアップ装置が提供される。
【 0 0 7 9 】
本発明の請求項 2 5に係る光ディスク装置は、 請求項 1 、 5 、 8、 又は 2 4の何れか 1 項に記載の光ピックアツプ装置を少なく とも備えること、 を特徴とする。
【 0 0 8 0 】
上記構成により、 不要な光の発生を抑えた光ピックアツプ装置を少なくとも備える光デ イスク装置が構成される。
【発明の効果】
【 0 0 8 1 】
本発明によれば、 不要な光の発生を抑えた光ピックアツプ装置を構成させることができ る。
【 0 0 8 2 】
また、 本発明によれば、 設定変更された光検出器にて、 第 1メインビームの検出と第 1 サブビームの検出とを精度よく行わせ易くさせることができる。
【 0 0 8 3】
また、 本発明によれば、 波長の異なる 2つのレーザ光に対応し不要な回折光を抑えてェ ラ一信号の検出精度を向上させた光ピックアップ装置を提供することができる。
【 0 0 8 4】
また、 本発明によれば、 不要な光の発生を抑えた光ピックアップ装置を少なくとも備え る光ディスク装置を構成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【 0 0 8 5 】
【図 1】 本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の光学配置図である。
【図 2】 本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の説明図である。
【図 3】 本発明の一実施形態に係る回折格子を説明するための図である。
【図 4】 本発明の一実施形態に係るインライン方式における光ディスク上の集光スポ ッ ト配置とトラッキングエラー信号検出系の概要を説明するための図である。
【図 5】 本発明の一実施形態に係る光検出器の受光領域を説明するための図である。 【図 6】 本発明の一実施形態に係る光検出器の受光領域における各受光部間隔の導出 方法を説明するための図である。
【図 7】 光ピックアップ装置に装備される回折格子の第一実施形態を示す概略平面図 である。
【図 8】 図 7の回折格子における光ディスク半径方向と位相差との関係を示す図であ
る。
【図 9】 光ピックアップ装置に装備される回折格子の第二実施形態を示す概略図であ る。
【図 0】 光ピックアツプ装置に装備される回折格子の第三実施形態を示す概略平面 図である,
【図 1】 図 1 0の回折格子における光ディスク半径方向と位相差との関係を示す図 である。
【図 1 2】 光ピックアップ装置に装備される回折格子の第四実施形態を示す概略平面 図である。
【図 1 3】 図 1 2の回折格子における光ディスク半径方向と位相差との関係を示す図 である。
【図 4】 光ピックアップ装置の視野特性を示す説明図である。
【図 1 5】 光ピックアップ装置のサブ · プッシュプル信号振幅レベル特性を示す説明 図である,
【図 6】 光ピックアツプ装置のトラッキングエラ一位相差特性を示す説明図であ る
【図 1 7】 従来の光ピックアップ装置の光学系を示した図である。
【図 1 8】 3ビーム方式を説明するための図である。
【図 1 9】 インライン方式を説明するための図である。
【図 2 0】 従来の 2波長対応回折格子を説明するための図である。
【図 2 1】 従来のその他の 2波長対応回折格子を説明するための図である。
【符号の説明】
【 0 0 86】
2 0、 340 DVD用回折格子 (回折格子)
2 0 a、 3 0 a、 40 a 回折面部 (面部)
2 1、 2 2、 34 1、 342 半平面 (領域部)
2 1 w 、 22w、 3 1 w、 32w、 3 3w、 40w、 4 1w、 44 w 幅
2 6、 3 5、 3 7、 45、 46、 47 境界線部 (境界部)
3 0m , 40m 中央部
3 1、 41 第一領域部 (領域部)
32、 42 第二領域部 (領域部)
3 3、 43 第三領域部 (領域部)
42 w、 43 w 分割部幅 (幅)
44 第四領域部 (領域部)
48 一方の領域部
49 他方の領域部
5 0 3 60、 3 6 1、 3 6 2 光学ガラス板 (ガラス基板)
5 0 a 平面部
6 1 レーザュニッ ト (発光素子)
6 1 a 発光面
6 2 第 1の光源 (光源)
6 3 第 2の光源 (光源)
64 A 、 64 B、 64 C、 64 D 回折格子
6 5 i カップリングレンズ
6 5 ii 受光素子
6 6、 2 3 0 偏光ビームスプリ ッタ
6 7、 240 コリメ一タレンズ
68 1 /4波長板
6 9 反射ミラ一
Y SSSSSSSS
7 π Π 022 a 11 r1. 、 2 5 0 対物レンズ
7 0 ·22a 1 11 瞳面部
7 0 b底外距、 光の直径 (直径)
7 1 第^面面離凹凸凹凸 S 1の平行平板 (平行平板)
V音咅面面 b
72 第 2の平行平板 (平行平板)
7 3、 2 7 0 光検出器
74、 7 5、 2 8 0、 2 9 0 受光領域
74 a, 7 5 a メイン受光部 (受光部)
74 b サブ受光部 (受光部)
7 6
7 7、 5 1 0 加算器
7 8、 40 0、 5 0 0 a 5 0 0 b 50 0 c、 5 3 0 減算器
7 9 対物レンズ駆動部 (駆動部)
8 0、 1 0 0 メインスポッ ト (スポッ ト)
8 1、 82、 0 1、 1 0 2 サブスポッ ト (スポッ ト)
9 0 i 9 0 ii、 200 メイン検出光スポッ ト
9 1 i 9 1 ii、 92 i、 92 ii、 2 0 1、 202 サブ検出光スポッ ト
2 0 0 a、 20 0 b、 2 0 0 c 受光面 (受光部)
2 1 0 半導体レーザ素子
2 6 0 検出レンズ
3 0 0 A、 30 0 B 2波長対応回折格子 (回折格子)
3 0 2 第 1回折面部 (回折面部)
3 04 第 2回折面部 (回折面部)
3 2 0 CD用回折格子 (回折格子)
D 光ディスク (メディァ)
D 8 0、 D 1 0 0 卜ラック
D a 信号層 (信号面部) .
D L 0 第 1層 (層)
D L 1 第 2層 (層)
D t p トラックピッチ (周期)
d 格子間隔
L 法線距離
法線
〇、 X 発光点
O ( c d) 、 X ( c d) 0 (d V d) 、 X ( d v d) 照射点
S 面
側面
1、 S c 1、 S a 2、 S b 2、 S c 2 プッシュプル信号
Y s、 Y s ( c d ) 、 Y s (d v d) d) , Y t (d v d) 間隔 (距離) Θ 回折角
δ 間隔
【発明を実施するための最良の形態】
【0 0 87】
以下に本発明に係る光ピックアツプ装置およびそれを備える光ディスク装置の実施の形 態を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例 1】
【0 0 88】
<<光ピックアツプ装置の光学系 >〉
図 1は、 本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の光学配置図、 図 2は、 本発明 の一実施形態に係る光ピックァップ装置の説明図である。
【0 0 89】
尚、 当該光ピックアップ装置は、 CD規格 (CD— R〇M、 CD-R, CD— RW等) 又は D VD規格 (DVD— ROM、 DVD— RAM (V e r s i o n l、 2. 0、 2. 1 ) 、 DVD-R, DVD + R、 D VD -RW, DVD + RW等) の光ディスク D等のメ ディア Dに対応したものである。 メディアとは、 情報を記録して媒介するものや情報を記 録して伝達するものを意味する。 例えば、 ここでのメディアとは、 データ、 情報、 信号な どが保存されるディスク等を意味する。
【 0 0 90】
ディスクとして上記各種光ディスクが挙げられる。 また、 ディスクとして、 例えばディ スク両面に信号面が設けられ、 データ書込み/消去やデータ書換えが可能とされた光ディ スク D等も挙げられる。 また、 ディスクとして、 例えば二層の信号面が設けられ、 データ 書込み 消去ゃデ一夕書換えが可能とされた光ディスク D等も挙げられる。 また、 例えば 三層の信号面が設けられ、 データ書込み/消去やデータ書換えが可能とされた 「HD D VD」 用光ディスク (不図示) 等も挙げられる。 また、 例えば四層の信号面が設けられ、 デ一夕書込み/消去やデータ書換えが可能とされた 「Blu-ray DiscJ 用光ディスク (不図 示) 等も挙げられる。 また、 例えばディスクのレーベル面側にもレーザ光を照射させてレ —ベル等の各種書込みを行うことが可能とされた光ディスク D等も挙げられる。 光ディス ク Dの信号層 D aは、 例えば金属薄膜などの金属層等により形成されている。 金属薄膜な どから形成される信号層 D aに、 情報やデータなどが記録される。
【 0 0 91】
光ピックアップ装置を備える光ディスク装置は、 例えば上記各種ディスクに対応可能と される。 光ピックアップ装置を備える光ディスク装置が用いられて、 各種光ディスクに記 録された情報などのデ一夕再生が行われる。 また、 光ピックアップ装置を備える光デイス ク装置が用いられて、 各種光ディスクに情報などのデータ記録が行われる。
【 0 0 92】
この光ピックアップ装置における光ディスク Dの集光スポッ トのフォーカシング検出法 は、 例えば、 差動非点収差法に基づいた検出法とされている。 上述した如く、 差動非点収 差法とは、 例えば、 非点収差をもった光学系で結像した点像ひずみを検出することによ り、 集光スポッ トの変位を検出する方法とされる。 この光ピックアップ装置は、 差動非点 収差法による光学系を備えた光ピックアップ装置とされている。
【 0 0 93】
また、 この光ピックアップ装置における光ディスク Dの集光スポッ トのトラッキング検 出法は、 例えば、 差動プッシュプル法や、 位相差法に基づいた検出法とされる。 上述した 如く、 差動プッシュプル法とは、 例えば、 データ読書き用のメインビームと、 位置ずれの 補正信号を検出する 2つのサブビームとにより、 集光スポッ トの変位を検出する方法とさ れる。 位相差法とは、 例えば、 四分割型光検出器 7 3によって検出される位相差信号に基 づいた検出法とされる。
【 0 0 94】
レーザュニッ ト 6 1は、 CD規格に適した赤外波長帯略 7 6 5 n m〜 8 3 0 nmの第 1 の波長 (例えば 7 8 2 nm) の第 1のレーザ光を発光する第 1の光源 62と、 DVD規格 に適した赤色波長帯略 6 3 0 nm~ 6 8 5 nmの第 2の波長 (例えば 6 5 5 nm) の第 2 のレーザ光を発光する第 2の光源 6 3と、 を同一の発光面 6 1 a上に有したマルチレ一ザ ュニッ トである。 レーザュニッ ト 6 1は、 第 1のレーザ光と、 第 1のレーザ光と異なる波
長とされ且つ第 1のレーザ光よりも短い波長のレーザ光とされる第 2のレーザ光との 2種 類の波長のレーザ光を出射可能な例えば二波長発光素子 6 1として構成されている。 この ように、 レーザユニッ ト 6 1は、 複数種類の波長のレーザ光を出射可能な発光素子 6 1と されている。 尚、 第 1の光源 6 2、 第 2の光源 6 3は、 半導体レーザ秦子を構成するもの である。
【 0 0 95】
レーザュニッ ト 6 1を構成する第 1の光源 62および Ζまたは第 2の光源 6 3から例え ば 0. 2〜 50 0 mW (ミリワッ ト) 、 具体的には 2〜 40 0 mWの出力値のレーザ光が 出射される。 例えば 0. 2 mW未満の出力値のレ一ザ光とされた場合、 光ディスク Dに照 射されたのちに反射され光検出器 7 3に届く レーザ光の光量が不足する。 光ディスク Dの 各デ一タ等を再生させるときには、 例えば 2~2 0 mW程度という数〜数十 mWの出力値 のレーザ光で十分とされる。 光ディスク Dに各データ等を書き込むときには、 数十〜数百 mWの出力値のレーザ光が必要とされる。 例えば光ディスク Dに高速で各デ一夕等を書き 込むときには、 40 OmWや 5 0 OmW等という高い出力値のパルスレーザ光が必要とさ れることがある。
【0 0 96】
レーザユニッ ト 6 1は、 例えば放熱性に優れる略円筒状または略円柱状の CANパッケ —ジタイプのレーザダイォ一ドとして構成されている。 光ピックアツプ装置の設計 Z仕様 などにより、 CANパッケージタイプのレーザユニッ ト 6 1に代えて、 例えば、 薄型化、 小型化等に対応可能な略板状のリードフレームパッケージタイプのレーザダイォ一ド (不 図示) が用いられてもよい。
【0 0 97】
第 1の光源 62及び第 2の光源 6 3からそれぞれ出射される第 1のレーザ光及び第 2の レーザ光は、 回折格子 64 Aによりメインビーム (0次光) と 2つのサブビーム (± 1次 回折光束) とによる少なくとも合計 3ピ一ムを発生させるベく回折されたのちに、 例えば カツプリングレンズ 6 5 iにより広がり角が調整されてプレート型の偏光ビ一ムスプリ ッ 夕 6 6の偏光フィル夕面により反射される。
【0 0 98】
偏光ビームスプリッタ 6 6により反射されたレ一ザ光は、 光学レンズとされるコリメー タレンズ 6 7により平行光に形成されたのちに、 1 /4波長板 6 8を通過して円偏光に変 換され、 更に、 反射ミラ一 6 9により光軸が折曲されて光学レンズとされる対物レンズ 7 0に入射され、 対物レンズ 7 0により収束されて光ディスク Dに照射される。
【0 0 99】
尚、 第 1層 DL O (図 2) と第 2層 D L 1との複数の層 D L 0、 DL 1を有する光ディ スク Dに対応可能とさせもために、 対物レンズ 7 0は、 対物レンズ 7 0の光軸方向 (P軸 方向) に略沿って移動可能な状態で光ピックアップ装置に備えられている。 対物レンズ 7 0の光軸方向 (P軸方向) に略沿って、 対物レンズ 7 0が移動可能な状態で光ピックアツ プ装置に備えられることにより、 複数の信号層 D aを有する光ディスク Dに対応可能な光 ピックアップ装置が構成される。 また、 対物レンズ 7 0は、 光ディスク Dの信号層 D aの トラック等に正確に追従するために、 ディスク半径方向 (R軸方向) に略沿って移動可能 な状態で光ピックアップ装置に備えられている。
【0 100 】
光ピックアップ装置の設計/仕様などにより、 第 1層 DL 0 (図 2) と第 2層 DL 1と の複数の層 DL O、 DL 1を有する光ディスク Dに対応可能とさせるために、 コリメータ レンズ 6 7がコリメ一夕レンズ 6 7の光軸方向に略沿って移動可能な状態で光ピックアツ プ装置に備えられる。 コリメ一夕レンズ 6 7の光軸方向に略沿って、 コリメ一夕レンズ 6 7が移動可能な状態で光ピックアップ装置に備えられることにより、 複数の信号層 D aを 有する光ディスク Dにより確実に対応可能な光ピックアツプ装置が構成される。
【0 101 】
以上のように、 カップリングレンズ 6 5 i 、 偏光ビームスプリ ッ夕 6 6、 コリメ一タレ ンズ 6 7、 1ノ 4波長板 6 8、 反射ミラー 6 9、 対物レンズ 7 0は、 集光光学系の一例と なる。 回折格子 6 4 Aは、 回折格子 6 4 Aによって分岐されたメインビームと 2つのサブ ビームとを集光して、 光ディスク Dのトラック上において、 細長のトラックに対し略平行 もしくは斜めに傾けられて略一列にメインビームに対応したメインスポッ トと 2つのサブ ビームに対応した 2つのサブスポッ トとを照射させるものである。
【0 1 0 2 】
尚、 光ピックアップ装置の設計/仕様などにより、 例えばカップリングレンズ 6 5 iが 装備されることなく省略されてもよい。 また、 図 1 においては、 コリメ一タレンズ 6 7 と 反射ミラー 6 9 との間に 1 / 4波長板 6 8が位置する光ピックアップ装置の光学配置例を 示したが、 光ピックアップ装置の設計/仕様などにより、 例えば、 コリメ一夕レンズ 6 7 と反射ミラ一 6 9 との間に 1 4波長板 6 8が装備されることなく、 偏光ビ一ムスプリッ 夕 6 6 とコリメ一夕レンズ 6 7 との間に 1 Z 4波長板 6 8が位置する光ピックアツプ装置 も使用可能とされている。
【 0 1 0 3 】
また、 光ディスク Dに信号が記録可能な光ピックアップ装置においては、 レーザュニッ ト 6 1から出射されるレーザ光をモニタし、 レーザュニッ ト 6 1の制御のためにフィ一ド パックをかける受光素子 6 5 i iが、 例えば偏光ビ一ムスプリ ッ夕 6 6の周辺近傍に装備 される。
【 0 1 0 4 】
対物レンズ 7 0は、 例えば各種の光ディスク Dに適合した波長の各レーザ光をそれぞれ の光学特性に合わせて回折する回折格子 (不図示) が入射面に光軸を中心として輪帯状に 形成され、 当該回折格子により回折分岐された 3ビームが各光ディスク Dに対して球面収 差を補正して集光作用を持たせるように設計される。 そして、 対物レンズ 7 0をフォー力 ス方向 (図 1中に示す P軸方向) 及びトラッキング方向 (図 1中に示すトラックの形成方 向を示す Q軸と直交する方向であって且つ P軸と直交する方向とされる R軸方向) に駆動 することにより光ディスク Dの信号層 D aにレーザ光を合焦させるとともに、 光ディスク Dの所定のトラックにレーザ光を追従させるように、 対物レンズ 7 0から光ディスク Dに 向けてレーザ光が照射される。
【 0 1 0 5 】
光ディスク Dの信号層 D aにより変調されて反射されたレーザ光は対物レンズ 7 0に戻 り、 往路と途中まで略同じ光路である復路を経由して偏光ビ一ムスプリッ夕 6 6に至る。 光ディスク Dの信号層 D aに例えば右旋回のレーザ光が照射されたときに、 反射されたレ —ザ光は、 例えば左旋回のレーザ光に反転された状態の円偏光となる。 光ディスク Dへの 往路で S偏光であったレーザ光は、 復路では P偏光のレーザ光となって 1 / 4波長板 6 8 から出射され、 P偏光のレ一ザ光は、 偏光ビ一ムスプリッタ 6 6に入射される。
【 0 1 0 6 】
復路の P偏光のレーザ光は、 偏光ビームスプリツ夕 6 6を略透過する。 偏光ビ一ムスプ リツ夕 6 6に戻されたレーザ光は、 例えば偏光ビームスプリ ッタ 6 6を透過する際の非点 収差を補正すべく傾けて配置された第 1の平行平板 7 1を透過する。 また、 第 1の平行平 板 7 1 を透過したレーザ光が傾けて配置された第 2の平行平板 7 2を透過することにより、 例えば光ディスク Dに照射されるレーザ光のフォーカスエラー成分となる非点収差が付与 されるとともに、 偏光ビ一ムスプリ ッ夕 6 6及び第 1の平行平板 7 1により発生されるコ マ収差が補正された上で、 光検出器 7 3にレーザ光が導かれる。 この結果、 光検出器 7 3 は、 第 2の平行平板 7 2より導かれたレーザ光に基づきトラッキングエラー信号やフォー カスエラ一信号等を生成する。
【 0 1 0 7 】
光検出器 7 3は、 光ディスク Dから反射されたレーザ光を受けて、 その信号をトラツキ ングエラ一信号やフォーカスエラー信号等の電気信号に変えて、 光ピックアップ装置を構 成する対物レンズ 7 0付のレンズホルダ (不図示) 等のサーボ機構 (不図示) を動作させ
るためのものとされている。 サ一ポとは、 例えば制御の対象の状態を測定し、 予め定めら れた基準値と比較して、 自動的に修正制御する機構のもの等を意味する。 また、 光検出器 73は、 光ディスク Dから反射されたレーザ光を受けて、 その信号を電気信号に変え、 光 ディスク Dに記録された情報を検出するためのものとされている。
【0 108 】
<<回折格子 64Αと光検出器 73 >>
以下、 図 3、 図 4を用いて回折格子 64 Αおよぴ光検出器 7 3について説明する。
図 3は、 本発明の一実施形態に係る回折格子を説明するための図、 図 4は、 本発明の一 実施形態に係るインライン方式における光ディスク上の集光スポット配置とトラッキング エラー信号検出系の概要を説明するための図である。
【0 109 】
本実施形態の光ピックアツプ装置は、 C D規格及び D V D規格のいずれの光ディスク D にも対応したものである。 回折格子 64 A (図 3) は、 D VD用回折格子 20と略同じ構 成をした安価なインライン方式対応の回折格子 64 Aとされている。 回折格子 64 Aは、 3ビーム方式対応の CD用回折格子を用いずに、 ィンライン方式対応の DVD用回折格子 20のみで構成されたものである。 本願における回折格子とは、 例えば光を回折させる回 折面部が形成された部材を意味し、 例えばインライン · グレーティング等と呼ばれる。 ま た、 本願における図示された回折格子等は、 各詳細部が分かり易くされるために、 便宜上、 描かれている。
【0 110 】
従来の CD用回折格子 32 0 (図 2 0、 図 2 1) 及び DVD用回折格子 340を両方具 備する 2'波長対応回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bにおいては、 C D規格に準拠した第 1のレ —ザ光又は DVD規格に準拠した第 2のレーザ光が CD用回折格子 32 0及び D VD用回 折格子 340の両方を通過した結果、 不要な回折光が発生されることが問題とされていた。 このような不要な回折光の発生を解消させるために、 回折格子 64 A (図 3) は、 DVD 用回折格子 2 0のみの構成とされている。
【0 111 】
具体的には、 回折格子 64 Aは、 図 3の左側に示すように、 一方の半平面 2 1に形成さ れた格子溝の周期構造の位相が他方の半平面 22に形成された格子溝の周期構造の位相に 対して約 1 8 0度ずれた DVD用回折格子部材 2 0とされている。 また、 回折格子 64 A の光学配置は、 インライン方式に準拠して、 図 4に示すように、 光ディスク D上に照射さ れた第 1又は第 2のレーザ光のメインビームに基づくメインスポット 8 0及び第 1又は第 2のレ一ザ光のサブビームに基づくサブスポット 8 1、 8 2を同一のトラック D 8 0上に 略平行もしくは斜めに傾けられた状態で略一列に照射させるように調整される。
【0 112 】
以上のような DVD用回折格子部材 2 0のみとされる回折格子 64 Aの構成並びにその 光学配置を採用したことによって、 前述したとおり、 不要な回折光が抑制されるとともに、 インライン方式に基づく トラッキングエラ一信号の検出を適切に行うことができる。 具体 的に説明すると、 図 4に示すように、 DVD規格に準拠した第 2のレーザ光の場合には、 つぎのとおり トラッキングエラ一信号の検出が行われる。
【0 113 】
DVD規格に対応したメイン検出光スポット 8 0を形成する DVD用のメインビームが 光ディスク Dの信号層 D aから反射されて、 光検出器 7 3の DVD受光領域 7 5における メイン受光部 7 5 aにメイン検出光スポット 9 0 Uとして照射されたときに、 メイン受光 部 7 5 aに接続された不図示の減算器は、 メイン受光部 7 5 aからの出力信号の差分を演 算し例えばメインプッシュプル信号 S a 2として生成する。
【0 114 】
また、 D VD規格に対応した第 1のサブ検出光スポット 8 1を形成する D VD用の第 1 のサブビームが光ディスク Dの信号層 D aから反射されて、 光検出器 7 3の D VD受光領 域 7 5における第 1のサブ受光部 7 5 bに第 1のサブ検出光スポット 9 1 iiとして照射さ
れたときに、 第 1のサブ受光部 7 5 bに接続された不図示の減算器は、 第 1のサブ受光部. 7 5 bからの出力信号の差分を演算し例えば先行サブプッシュプル信号 S b 2として生成 する。
【0 115 】
また、 DVD規格に対応した第 2のサブ検出光スポッ ト 8 2を形成する DVD用の第 2 のサブビームが光ディスク Dの信号層 D aから反射されて、 光検出器 73の D VD受光領 域 7 5における第 2のサブ受光部 7 5 cに第 2のサブ検出光スポッ ト 92 iiとして照射さ れたときに、 第 2のサブ受光部 7 5 cに接続された不図示の減算器は、 第 2のサブ受光部 7 5 cからの出力信号の差分を演算し例えば遅行サブプッシュプル信号 S c 2として生成 する。
【0 116 】
メインスポッ ト 80に対応したメイン検出光スポッ ト 9 0 iiから検出されるプッシュ プル信号 S a 2と、 サブスポッ 卜 8 1、 82のそれぞれに対応するサブ検出光スポッ ト 9 1 ii, 92 iiから検出されるプッシュプル信号 S b 2、 S c 2とは、 互いに逆位相で出 力される。 そののちに、 加算器 7 7によってプッシュプル信号 S b 2、 S c 2が加算され、 この加算された信号が減算器 7 8によってプッシュプル信号 S a 2に対し減算処理される ことにより、 プッシュプル信号 S a 2、 S b 2、 S c 2の各オフセッ ト成分が相殺された 精度の高いトラッキングエラー信号を生成することが可能となる。
【0 117 】
一方、 CD規格に準拠した第 1のレーザ光の場合であっても、 つぎのとおり トラツキン グエラー信号の検出が行われる。
【0 118 】
CD規格に対応したメイン検出光スポッ ト 80を形成する CD用のメインビームが光デ イスク Dの信号層 D aから反射されて、 光検出器 7 3の CD受光領域 74におけるメイン 受光部 74 aにメイン検出光スポッ ト 90 i として照射されたときに、 メイン受光部 74 aに接続された不図示の減算器は、 メイン受光部 74 aからの出力信号の差分を演算し例 えばメインプッシュプル信号 S a 1として生成する。
【0 119 】
また、 CD規格に対応した第 1のサブ検出光スポッ ト 8 1を形成する CD用の第 1のサ ブビームが光ディスク Dの信号層 D aから反射されて、 光検出器 7 3の CD受光領域 74 における第 1のサブ受光部 74 bに第 1のサブ検出光スポッ ト 9 1 i として照射されたと きに、 第 1のサブ受光部 74 bに接続された不図示の減算器は、 第 1のサブ受光部 74 b からの出力信号の差分を演算し例えば先行サブプッシュプル信号 S 1として生成する。
【0 120 】
また、 C D規格に対応した第 2のサブ検出光スポッ ト 8 2を形成する CD用の第 2のサ ブビームが光ディスク Dの信号層 D aから反射されて、 光検出器 7 3の CD受光領域 74 における第 2のサブ受光部 74 cに第 2のサブ検出光スポッ ト 92 i として照射されたと きに、 第 2のサブ受光部 74 cに接続された不図示の減算器は、 第 2のサブ受光部 74 c からの出力信号の差分を演算し例えば遅行サブプッシュプル信号 S c 1として生成する。
【0 121 】
メインスポッ ト 8 0に対応したメイン検出光スポッ ト 9 0 iから検出されるプッシュプ ル信号 S a lと、 サブスポッ ト 8 1、 8 2のそれぞれに対応するサブ検出光スポッ ト 9 1 i、 92 iから検出されるプッシュプル信号 S b 1、 S c 1とは、 互いに逆位相で出力さ れる。 そののちに、 減算器 7 8によって、 プッシュプル信号 S a l、 S b l、 S c lの各 オフセッ 卜成分が相殺されたトラッキングエラ一信号を生成することが可能となる。
【0 122 】
光検出器 73で生成された信号は、 演算部 76に送られて計算が行われ、 演算部 7 6に て生成された信号が対物レンズ駆動部 7 9に送られる。 対物レンズ駆動部 7 9に電気信号 が流されることにより、 対物レンズ 7 0が動かされる。 演算部 7 6で生成されたトラツキ
ング誤差信号が対物レンズ駆動部 79に送られて、 光ディスク Dのトラック D 8 0に対す る対物レンズ 7 0のトラッキング調整が自動的に行われる。
【0 123 】
しかしながら、 回折格子 64 Aは、 例えば DVD規格に準拠した第 2のレーザ光とされ る第 2の波長に対応する DVD用回折格子部材 2 0のみの構成とされており、 CD規格に 準拠した第 1のレーザ光とされる第 1の波長には対応していない。 このため、 CD規格に 準拠した第 1のレーザ光が回折格子 64 Aにより回折分岐されたメイン検出光スポッ ト 9 0 i とサブ検出光スポッ ト 9 1 i、 92 iとの間隔 (以下、 メイン一サブピッチと呼 ぶ。 ) は、 回折格子 64 Aが対応する波長に反比例した長さとなるので、 本来使用すべき CD用回折格子により回折分岐された場合のメイン一サブピッチと対比して拡大する。 ま た、 メイン一サブピッチが拡大した結果、 メイン検出光スポッ ト 9 0 i とサブ検出光スポ ッ 卜 9 1 i、 92 iの分光比も変化してしまう。
【0 124 】
そこで、 光検出器 7 3において、 メイン検出光スポッ ト 9 0 iiを受光する第 2のメイ ン受光部 7 5 aと一方のサブ検出光スポッ ト 9 1 ii を受光する一方の第 2のサブ受光部 7 5 b及び他方のサブ検出光スポッ ト 9 2 iiを受光する他方の第 2のサブ受光部 7 5 c との間の受光間隔 Y s (d v d) と、 メイン検出光スポッ ト 9 0 i を受光する第 1のメイ ン受光部 74 aと一方のサブ検出光スポッ ト 9 1 iを受光する一方の第 2のサブ受光部 7 4 b及び他方のザブ検出光スポッ ト 92 iを受光する他方の第 1のサブ受光部 74 cとの 間の受光間隔 Y s (c d) を、 それぞれのレーザ光に応じたメイン—サブピッチと合わせ るように、 適切に設定する必要がある。
【0 125 】
<<光検出器 7 3の受光領域 74、 7 5>>
以下、 図 5、 図 6を用いて光検出器 7 3の受光領域 74、 7 5について説明する。 図 5は、 本発明の一実施形態に係る光検出器の受光領域を説明するための図、 図 6は、 本発明の一実施形態に係る光檢出器の受光領域における各受光部間隔の導出方法を説明す るための図である。
【0 126 】
光検出器 7 3の同一受光面において、 DVD規格の光ディスク Dの記録再生に用いられ る D VD受光領域 7 5と、 CD規格の光ディスク Dの記録再生に用いられる CD受光領域 74とが並べて形成されている。
【0 127 】
D VD受光領域 7 5には、 D VD規格に準拠した第 2のレーザ光を回折格子 64 Aによ り回折分岐した 3ビーム、 具体的には、 メインビーム (0次光) と、 そのメインビームの 前後に配置される 2つのサブビーム (± 1次回折光束) それぞれに対応して、 第 2のメイ ン受光部 7 5 a、 第 2のサブ受光部 7 5 b、 7 5 cが形成される。 本願における 「前」 、 「後」 の定義は、 便宜上の定義とされている。 第 2のメイン受光部 7 5 a、 第 2のサブ受 光部 7 5 b、 7 5 cは 4分割されてそれぞれ 4つのセグメントにより構成される。 第 2の メイン受光部 7 5 a、 第 2のサブ受光部 7 5 b及び第 2のサプ受光部 7 5 cを構成する各 セグメン卜から得られる各受光出力に所定の演算を施すことにより、 D VD規格の光ディ スク Dの記録再生時に、 メイン情報信号、 フォーカスエラ一信号及びトラッキングエラ一 信号が得られる。 尚、 第 2のメイン受光部 7 5 a、 第 2のサブ受光部 7 5 b、 7 5 cは 4 分割に限定されず、 例えば 2分割であってもよい。
【0 128 】
C D受光領域 74には、 C D規格に準拠した第 1のレーザ光を回折格子 64 Aにより回 折分岐した 3ビーム、 具体的には、 メインビーム (0次光) と、 そのメインビームの前後 に配匱される 2つのサブビーム (± 1次回折光束) それぞれに対応して、 第 1のメイン受 光部 74 aと、 2つの第 1のサブ受光部 74 b、 74 cが形成される。 第 1のメイン受光 部 74 a、 第 1のサブ受光部 74 b、 74 cはそれぞれ 4分割されて 4つのセグメントに より構成される。 第 1のメイン受光部 74 a、 第 1のサブ受光部 74 b、 74 cを構成す
る各セグメントから得られる各受光出力に所定の演算を施すことにより、 CD規格の光デ イスク Dの記録再生時に、 メイン情報信号、 フォーカスエラ一信号及びトラッキングエラ —信号が得られる。 尚、 第 1のメイン受光部 7 4 a、 第 1のサブ受光部 7 4 b、 7 4 cは 4分割に限定されず、 例えば 2分割であってもよい。
【0 129 】
DVD受光領域 7 5における第 2のメイン受光部 7 5 aと第 2のサブ受光部 7 5 b、 7 5 cとの間の受光間隔 Y s (d v d) と、 C D受光領域 7 4における第 1のメイン受光部 7 4 aと第 1のサブ受光部 7 4 b、 7 4 cとの間の受光間隔 Y s (c d) とは、 つぎのよ うに導出される。
【0 130 】
まず、 レーザユニット 6 1の第 1又は第 2の光源 6 2、 6 3より出射される第 1又は第 2のレーザ光の波長 λと、 回折格子 6 4 Αにおいて連続した凹部 S 1 1から凸部 S 1 2ま たは凸部 S 1 2から凹部 S 1 1までを一周期とした格子間隔 dと、 に基づいて、 つぎの式 ( 1 ) によるブラッグの条件に基づく近似式によって回折角 0が求められる (図 6参照) 。 尚、 格子間隔 dは、 例えば数^ m〜数百/ im程度とされる。
Θ =Sin—' (λ/d) … ( 1 )
【0 131 】
また、 凹部 S 1 1は、 底面 S i と、 底面 S iに対し略直交する両側面 S iii、 S ivと、 を備えて構成されている。 また、 凹部 S 1 1を構成する凹面 S 2 1も、 底面 S i と、 底面 S iに対し略直交する両側面 S iii、 S iv と、 を備えて構成される。 また、 凸部 S 1 2は、 底面 S iに略平行な外面 S ii と、 底面 S iおよび外面 S iiに対し略直交する両側面 S iii、 S ivと、 を備えて構成されている。 また、 凸部 S 1 2を構成する凸面 S 2 1も、 底面 S iに略平行な外面 S ii と、 底面 S iおよび外面 S iiに対し略直交する両側面 S iii、 S iv と、 を備えて構成される。 また、 回折角 0とは、 回折光が回折格子 6 4 Aの略平滑面 Sの 裏側の回折面部 2 0 aを構成する凹面 S 2 1の底面 S iや凸面 S 2 2の外面 S iiの法線 Nと成す角度のことを意味する。 また、 図 6に示す説明図は、 説明を容易とさせるために、 便宜上、 描かれた図であり、 実際には、 仮想の発光点 Xは、 法線 Nを中心軸として略対称 に一対ほど設定される。
【0 132 】
つぎに、 レーザユニット 6 1の発光面 6 1 aに含まれる第 1又は第 2の光源 6 2、 6 3 の現実の位置を示す第 1の発光点 Oから回折格子 6 4 Aの略平滑面 Sの裏側の凹面 S 2 1 を構成する底面 S iや凸面 S 2 2を構成する外面 S iiまでの間の法線距離 Lと、 上記式 ( 1 ) により求めた回折角 0と、 に基づき、 レーザユニット 6 1の発光面 6 1 a上でのサ プビームに関する見かけ上の第 1又は第 2の光源 6 2、 6 3の位置を示す第 2の発光点 X を定めることができる。 尚、 レ一ザュニット 6 1の発光面 6 1 aは、 回折格子 6 4 Aの略 平滑面 Sの法線 Nに対して垂直であり、 面 Sの裏側の凹面 S 2 1を構成する底面 S iゃ凸 面 S 2 2を構成する外面 S ϋ から略法線距離 Lだけ離れた位置にある平面となっている。 そして、 つぎの式 ( 2 ) により、 レーザュニット 6 1の発光面 6 1 a上における第 1の発 光点 Oから第 2の発光点 Xまでの間の距離 Y rが求められる (図 6参照) 。
Y r =L Xtan ( … (2 )
【0 133 】
ここで、 光ディスク Dの信号層 D a上におけるメインスポットの第 1の照射点 O ' (不 図示) と、 第 2の発光点 Xより仮想的に発光される第 1又は第 2のレーザ光に対応した光 ディスク Dの信号層 D a上におけるサブスポットの第 2の照射点 X' (不図示) とについ て、 簡単に説明する。
【0 134 】
例えば、 コリメ一夕レンズ 6 7の焦点距離 f 2 (不図示) と、 対物レンズ 7 0の焦点距 離 f 1 (不図示) と、 に基づいて、 第 1の発光点 Oより仮想的に発光される第 1又は第 2 のレーザ光に対応した光ディスク Dの信号層 D a上におけるメインスポットの第 1の照射 点 0' (不図示) と、 第 2の発光点 Xより仮想的に発光される第 1又は第 2のレーザ光に
対応した光ディスク Dの信号層 D a上におけるサブスポッ トの第 2の照射点 X' (不図 示) と、 が求められる。 すると、 光ディスク Dの信号層 D a上における第 1の照射点〇' と第 2の照射点 X' との間の距離 Y s ' (不図示) は、 発光点 Oから発光点 Xまでの距離 Y r と、 コリメータレンズ 6 7の焦点距離 f 2 と、 対物レンズ 7 0の焦点距離 f 1 と、 に 基づいて、 例えばつぎの式 ( 3) により求められる。
Y s ' = Y r Xfl/f2 … ( 3 )
【 0 135 】
以上を整理すると、 第 1又は第 2のレーザ光の波長を例えば λとし、 回折格子 6 4 Αの 格子間隔を dとし、 レ一ザュニッ ト 6 1の発光面 6 1 aから回折格子 6 4 Aの面 Sに対す る裏側の凹面 S 2 1を構成する底面 S iや凸面 S 2 2を構成する外面 S ϋ との間の法線 距離を Lとし、 対物レンズ 7 0の焦点距離を f 1 とし、 コリメ一夕レンズ 6 7の焦点距離 を f 2としたときに、 光ディスク Dの信号層 D a上における第 1の照射点 0' と第 2の照 射点 X' との間の距離 Y s ' は、 つぎの式 (4) に基づいて求められる。 尚、 距離 Y s ' は、 第 1又は第 2のレーザ光が回折格子 64 Aにより回折分岐された場合の光ディスク D の信号層 D a上での各メイン—サブピッチを表している。
Y s ' =L Xtan {sin"' (λ/d) } Xfl/f2 ··· (4)
【 0 136 】
光ディスク Dの信号層 D aに照射される第 1又は第 2のレーザ光のメインビームおよび 2つのサブビームは、 光ディスク Dの信号層 D aにより反射されて最終的に光検出器 7 3 に照射される。
【 0 137 】
つぎに、 光検出器 Ί 3における第 1のメイン受光部 7 4 aと第 1のサブ受光部 7 4 b、 7 4 c との間の受光間隔 Y s ( c d) 並びに第 2のメイン受光部 7 5 aと第 2のサブ受光 部 7 5 b、 7 5 c との間の受光間隔 Y s (d v d) の設定方法について、 引き続き説明す る。
上記式 ( 1 ) および式 ( 2) に基づき、 つぎの式 ( 5) が求められる。
【 0 138 】
Y r = L Xtan {sin—1 (λ/d)} … ( 5 )
ここで、 レーザユニッ ト 6 1の発光面 6 1 aにおける D VD用の発光点〇、 Xと、 DV D用反射光に対応した光検出器 7 3の受光面における DVD用の照射点 0 (d v d) 、 X (d v d) とを、 例えば光学的に等価な位置に配置させるために、 DVD用出射光に対応 した仮想の光源間隔 Y r (d v d) と、 DVD用反射光に対応した実際の受光間隔 Y s (d v d) とが略等しいものと仮定する。
例えばつぎの式 ( 6 ) を仮定する。
Y s (dvd) = Y r (dvd) … ( 6 )
つぎに、 式 (5 ) および式 (6 ) に基づき、 例えばつぎの式 ( 7 ) が設定される。
Y s (dvd) = L Xtan {sin—1 ( λ (dvd)/d) } … ( 7 )
DVD規格の波長 (第 2の波長) λ (d v d) が例えば略 6 6 0 nmとされている場合、 式 ( 7 ) の λ (d v d) に 6 6 0を代入すると、 つぎの式 ( 8) が求められる。
Y s (dvd) = L Xtan {sin—1 ( 660/d) } - (8 )
予め定められた法線距離 Lの数値と、 予め定められた格子間隔 dの数値とを式 ( 8 ) に 代入することにより、 光検出器 7 3の DVD受光領域 7 5における受光間隔 Y s (d v d) が求められる。
【 0 139 】
つぎに、 レ一ザユニッ ト 6 1の発光面 6 1 aにおける C D用の発光点〇、 Xと、 C D用 反射光に対応した光検出器 7 3の受光面における C D用の照射点 0 (c d) 、 X ( c d) とを、 例えば光学的に等価な位置に配置させるために、 C D用出射光に対応した仮想の光 源間隔 Y r (c d) と、 CD用反射光に対応した実際の受光間隔 Y s (c d) とが略等し いものと仮定する。
例えばつぎの式 ( 9 ) を仮定する。
Y s (cd) = Y r (cd) … ( 9 )
つぎに、 式 (5) および式 (9) に基づき、 例えばつぎの式 (1 0) が設定される。
Y s (cd) = L Xian {sin"1 (λ (cd)/d ) } - (1 0)
CD規格の波長 (第 1の波長) λ ( c d) が例えば略 7 8 5 nmとされている場合、 式 ( 1 0) の λ (c d) に 7 8 5を代入すると、 つぎの式 (1 1 ) が求められる。
Y s (cd) = L xtan {sin—1 (785/d) } - ( 1 1 )
予め定められた法線距離 Lの数値と、 予め定められた格子間隔 dの数値とを式 (1 1 ) に代入することにより、 光検出器 7 3の CD受光領域 74における受光間隔 Y s (c d) が求められる。
【0 140 】
このようにして、 光検出器 7 3の DVD受光領域 7 5における受光間隔 Y s (d v d) と、 光検出器 7 3の CD受光領域 74における受光間隔 Y s (c d) とが定められる。
【0 141 】
予め定められた法線距離 Lの数値と、 予め定められた格子間隔 dの数値とは、 共に一定 値とされることから、 式 (8) に基づいて導き出された DVD用反射光に対応する実際の 受光間隔 Y s (d v d) と、 式 (1 1) に基づいて導き出された C D用反射光に対応する 実際の受光間隔 Y s (c d) とを比較すると、 受光間隔 Y s (d v d) よりも受光間隔 Y s (c d) のほうが明らかに長くなる。
【0 142 】
このように、 光検出器 7 3における第 1のメイン受光部 74 aと第 1のサブ受光部 74 b、 74 cとの間の受光間隔 Y s (c d) は、 式 ( 1 1 ) によって求まる距離 Y s (c d) に基づいて設定される。 また、 光検出器 7 3における第 2のメイン受光部 7 5 aと第 2のサブ受光部 7 5 b、 7 5 cとの間の受光間隔 Y s (d v d) は、 式 (8) によって求 まる距離 Y s (d v d) に基づいて設定される。
[0 143 】
具体的には、 第 1のメイン受光部 74 aにおける 4セグメントの中心と、 第 1のサブ受 光部 74 b、 74 cの 4セグメントの中心との間の距離 Y s (c d) を、 式 (1 1) によ つて求められる距離 Y s (c d) に設定する。 また、 第 2のメイン受光部 7 5 aにおける 4セグメントの中心と、 第 2のサブ受光部 7 5 b、 7 5 cの 4セグメントの中心との間の 距離 Y s (d v d) を、 式 (8) によって求められる距離 Y s (d v d) に設定する。 こ れにより、 光検出器 7 3は、 第 1又は第 2のレ一ザ光を回折格子 64 Aにより回折分岐さ せた場合の各メインーサブピッチに適切に対応可能となる。
【0 144 】
<<光検出器 7 3に照射される各スポッ ト 9 0 i、 9 1 i、 92 i / 9 0 ii, 9 1 ii、 92 iiの分光比、 光検出器 7 3の受光感度〉〉
以下、 図 4を用いて例えば各スポッ ト 90 i、 9 1 i、 9 2 i / 9 0 ii, 9 1 ii 92 iiの光の強度比とされる分光比等について説明する。
まず、 光検出器 7 3の D VD受光領域 Ί 5に照射される光の強さや分光比等について説 明する。
【0 145 】
例えば、 D VD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上の先行サブスポッ ト 8 1 に対応するサブ検出光スポッ ト 9 1 ii と、 DVD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上のメインスポッ ト 8 0に対応するメイン検出光スポッ 卜 9 0 ii と、 D VD規格 に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上の後行サブスポッ ト 8 2に対応するサブ検出光 スポッ ト 9 2 ii との分光比は、 略 1 : 1 5 : 1とされている。
【0 146 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 9 1 ϋ または 92 ii における光の強さは、 光検出器 7 3の D VD受光領域 7 5に照射される光の強さ全体の略 1 Z 1 7となる。 また、 この場合 のメイン検出光スポッ ト 9 0 ii における光の強さは、 光検出器 7 3の D VD受光領域 7
5に照射される光の強さ全体の略 1 5ノ 1 7 となる。
【0 147 】
図 4に示すインライン方式の光検出器 7 3の D VD受光領域 7 5に照射されるレーザ光 の分光比は、 図 1 9に示すインライン方式の DVD用光検出器 2 7 0に照射されるレーザ 光の分光比と略同じとされている。
【0 148 】
例えば、 DVD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 1 0 0上の先行サブスポッ ト 1 0 1に対応するサブ検出光スポッ ト 2 0 1 と、 DVD規格に基づく光ディスク Dのトラッ ク D 1 0 0上のメインスポッ ト 1 0 0に対応するメイン検出光スポッ ト 2 0 0と、 DVD 規格に基づく光ディスク Dのトラック D 1 0 0上の後行サブスポッ ト 1 0 2に対応するサ ブ検出光スポッ ト 2 0 2との分光比は、 略 1 : 1 5 : 1 とされている。
【0 149 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 2 0 1または 2 0 2における光の強さは、 光検出器 2 7 0に照射される光の強さ全体の略 1 / 1 7となる。 また、 この場合のメイン検出光スポッ ト 2 0 0における光の強さは、 光検出器 2 7 0に照射される光の強さ全体の略 1 5 / 1 7 となる。
【0 1 50 】
つぎに、 図 4に示す光検出器 7 3の CD受光領域 7 4に照射される光の強さや分光比等 について説明する。
例えば、 CD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上の先行サブスポッ ト 8 1に 対応するサブ検出光スポッ ト 9 1 i と、 CD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0 上のメインスボッ ト 8 0に対応するメイン検出光スポッ ト 9 0 i と、 C D規格に基づく光 ディスク Dのトラック D 8 0上の後行サブスポッ 卜 8 2に対応するサブ検出光スポッ ト 9 2 i との分光比は、 略 1 : 2 3 : 1 とされている。
【0 151 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 9 1 i または 9 2 i における光の強さは、 光検出器 7 3 の CD受光領域 7 4に照射される光の強さ全体の略 1 /2 5 となる。 また、 この場合のメ ィン検出光スポッ ト 9 0 i における光の強さは、 光検出器 7 3の CD受光領域 7 に照射 される光の強さ全体の略 2 3 X 2 5となる。
【 0 152 】
図 4に示すインライン方式の光検出器 7 3の CD受光領域 7 4に照射されるレーザ光の 分光比は、 図 1 8に示す 3ビーム方式の CD用光検出器 2 7 0に照射されるレーザ光の分 光比と異なる。
【 0 1 53 】
例えば、 CD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 1 0 0上の先行サブスポッ ト 1 0 1に対応するサブ検出光スポッ ト 2 0 1 と、 CD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 1 0 0上のメインスポッ ト 1 0 0に対応するメイン検出光スポッ ト 2 0 0と、 CD規格に 基づく光ディスク Dのトラック D 1 0 0上の後行サブスポッ ト 1 0 2に対応するサブ検出 光スポッ ト 2 0 2 との分光比は、 略 1 : 1 6 : 1 とされている。
【 0 1 54 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 2 0 1または 2 0 2における光の強さは、 光検出器 2 7 0に照射される光の強さ全体の略 1 / 1 8 となる。 また、 この場合のメイン検出光スポッ 卜 2 0 0における光の強さは、 光検出器 2 7 0に照射される光の強さ全体の略 1 6ノ 1 8 となる。
【 0 1 55 】
CD用レーザ光に対応する回折格子部を有していない回折格子 6 4 Aを備える光ピック アツプ装置が構成された場合、 回折格子 6 4 Aを透過した各 C D用レーザ光が光検出器 Ί 3の CD受光領域 7 4に照射されると、 従来のものに対し、 C D受光領域 7 4に照射され る各レーザ光の分光比が変更される。
【 0 156 】
従来のものに対し、 CD受光領域 74に照射される各レーザ光の分光比が変更されるこ とに伴い、 光検出器 7 3の CD受光領域 74におけるメイン受光部 74 aおよぴ各サブ受 光部 74 b、 74 cの受光感度が変更される。
【0 157 】
例えば、 サブ検出光スポッ ト 9 1 i、 92 iが照射されるサブ受光部 74 b、 74 cの 受光感度の変更倍率は、 つぎの式 ( 1 2) により求められる。
{ (1/18)バ 1/25) } X 100= 138.88889 … (1 2)
このように、 光検出器 7 3の C D受光領域 74におけるサブ受光部 74 bまたは 74 c の受光感度 (mVZ i W) (ミリボルト ·パー ' マイクロワッ ト) は、 例えば従来のもの を 1 0 0 %とした場合、 従来のものに対して略 1 3 9 %の値に設定されることとなる。
【0 158 】
また、 例えば、 メイン検出光スポッ ト 90 iが照射されるメイン受光部 74 aの受光感 度の変更倍率は、 つぎの式 ( 1 3) により求められる。
{ (16/18)バ 23/25)} X 100= 96.61836 … (1 3)
このように、 光検出器 7 3の CD受光領域 74におけるメイン受光部 74 aの受光感度 (mV/M W) は、 例えば従来のものを 1 0 0 %とした場合、 従来のものに対して略 9 7 %の値に設定されることとなる。
【0 159 】
光ピックアップ装置の設計ノ仕様などにより、 例えば、 DVD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 1 0 0上の先行サブスポット 1 0 1に対応するサブ検出光スポッ ト 2 0 1 と、 D VD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 1 0 0上のメインスポッ ト 1 0 0に対 応するメイン検出光スポッ 卜 2 0 0と、 DVD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 1 00上の後行サブスポッ ト 1 0 2に対応するサブ検出光スポッ ト 2 02との分光比が、 略 1 : 1 6 : 1とされてもよい。
【0 160 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 2 0 1または 2 0 2における光の強さは、 光検出器 2 7 0に照射される光の強さ全体の略 1 Z 1 8となる。 また、 この場合のメイン検出光スポッ 卜 2 0 0における光の強さは、 光検出器 2 7 0に照射される光の強さ全体の略 1 6 1 8 となる。
【0 161 】
また、 光ピックアップ装置の設計 仕様などにより、 例えば、 CD規格に基づく光ディ スク Dのトラック D 8 0上の先行サブスポッ ト 8 1に対応するサブ検出光スポッ 卜 9 1 i と、 C D規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上のメインスポッ ト 8 0に対応する メイン検出光スポッ ト 9 0 i と、 CD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上の後 行サブスポッ ト 8 2に対応するサブ検出光スポッ ト 92 i との分光比が、 略 1 : 2 3. 5 : 1とされてもよい。
【0 162 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 9 1 iまたは 9 2 i における光の強さは、 光検出器 7 3 の CD受光領域 74に照射される光の強さ全体の略 1 Z2 5. 5となる。 また、 この場合 のメイン検出光スポッ ト 9 0 iにおける光の強さは、 光検出器 7 3の CD受光領域 74に 照射される光の強さ全体の略 2 3. 5 / 2 5. 5となる。
【0 163 】
また、 この場合、 例えば、 サブ検出光スポッ ト 9 l i , 92 iが照射されるサブ受光部 74 b、 74 cの受光感度の変更倍率は、 つぎの式 ( 1 4) により求められる。
{ (1/18)バ 1/25.5) } X 100= 141.66667 … ( 1 4)
このように、 光検出器 7 3の CD受光領域 74におけるサブ受光部 74 bまたは 74 c の受光感度 (mV/ W) は、 例えば従来のものを 1 ◦ 0 %とした場合、 従来のものに対 して略 142 %の値に設定されることとなる。
【0 164 】
また、 この場合、 例えば、 メイン検出光スポッ ト 9 0 iが照射されるメイン受光部 74 aの受光感度の変更倍率は、 つぎの式 ( 1 5) により求められる。
{ (16/18)/(23.5/25.5)} X 100 = 96.45390 … (1 5)
このように、 光検出器 7 3の CD受光領域 74におけるメイン受光部 74 aの受光感度 (mV/ W) は、 例えば従来のものを 1 0 0 %とした場合、 従来のものに対して略 9 6 %の値に設定されることとなる。
【0 165 】
また、 光ピックアップ装置の設計 仕様などにより、 例えば、 CD規格に基づく光ディ スク Dのトラック D 8 0上の先行サブスポッ ト 8 1に対応するサブ検出光スポッ ト 9 1 i と、 CD規格に基づく光ディスク Dの卜ラック D 8 0上のメインスポッ ト 80に対応する メイン検出光スポッ ト 9 0 i と、 C D規格に基づく光ディスク のトラック D 8 0上の後 行サブスポッ ト 82に対応するサブ検出光スポッ ト 92 i との分光比が、 略 1 : 2 0 : 1 とされてもよい。
[0 166 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 9 1 iまたは 9 2 iにおける光の強さは、 光検出器 7 3 の C D受光領域 74に照射される光の強さ全体の略 1 / 2 2となる。 また、 この場合のメ ィン検出光スポッ ト 9 0 iにおける光の強さは、 光検出器 7 3の CD受光領域 74に照射 される光の強さ全体の略 20 / 22となる。
【0 167 】
また、 この場合、 例えば、 サブ検出光スポッ ト 9 1 i、 92 iが照射されるサブ受光部
74 b, 74 cの受光感度の変更倍率は、 つぎの式 ( 1 6) により求められる。
{ (1/18)バ 1/22) } X 100= 122.22222 … ( 1 6)
このように、 光検出器 7 3の C D受光領域 74におけるサブ受光部 74 bまたは 74 c の受光感度 (mV/;UW) は、 例えば従来のものを 1 0 0 %とした場合、 従来のものに対 して略 1 2 2 %の値に設定されることとなる。
【0 168 】
また、 この場合、 例えば、 メイン検出光スポッ ト 9 0 iが照射されるメイン受光部 74 aの受光感度の変更倍率は、 つぎの式 ( 1 7) により求められる。
{ (16/18)/(20/22) } X 100= 97.77778 … (1 7)
このように、 光検出器 7 3の CD受光領域 74におけるメイン受光部 74 aの受光感度 (mV/μ W) は、 例えば従来のものを 1 0 0 %とした場合、 従来のものに対して略 9
8 %の値に設定されることとなる。
【0 169 】
また、 光ピックアップ装置の設計 仕様などにより、 例えば、 CD規格に基づく光ディ スク Dのトラック D 8 0上の先行サブスポッ ト 8 1に対応するサブ検出光スポッ 卜 9 1 i と、 C D規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上のメインスポッ ト 8 0に対応する メイン検出光スポッ ト 9 0 i と、 CD規格に基づく光ディスク Dのトラック D 8 0上の後 行サブスポッ ト 8 2に対応するサブ検出光スポッ ト 9 2 i との分光比が、 略 1 : 2 6 : 1 とされてもよい。
【0 170 】
この場合のサブ検出光スポッ ト 9 1 i または 92 iにおける光の強さは、 光検出器 7 3 の C D受光領域 74に照射される光の強さ全体の略 1 2 8となる。 また、 この場合のメ ィン検出光スポッ ト 9 0 iにおける光の強さは、 光検出器 7 3の C D受光領域 74に照射 される光の強さ全体の略 2 6 / 28となる。
【0 171 】
また、 この場合、 例えば、 サブ検出光スポッ ト 9 l i , 9 2 iが照射されるサブ受光部 74 b、 74 cの受光感度の変更倍率は、 つぎの式 (1 8) により求められる。
{ (1/18)7(1/28) } X 100= 155.55556 … ( 1 8)
このように、 光検出器 7 3の CD受光領域 7 4におけるサブ受光部 7 4 bまたは 7 4 c の受光感度 (mVZ W) は、 例えば従来のものを 1 0 0 %とした場合、 従来のものに対 して略 1 5 6 %の値に設定されることとなる。
【 0 172 】
また、 この場合、 例えば、 メイン検出光スポッ ト 9 0 iが照射されるメイン受光部 7 4 aの受光感度の変更倍率は、 つぎの式 ( 1 9 ) により求められる。 '
{ (16/18)バ 26/28) } X 100= 95.72650 … ( 1 9 )
このように、 光検出器 7 3の CD受光領域 7 4におけるメイン受光部 7 4 aの受光感度 (mV/ W) は、 例えば従来のものを 1 0 0 %とした場合、 従来のものに対して略 9 6 %の値に設定されることとなる。
【 0 173 】
上記回折格子 6 4 Aと、 上記光検出器 7 3とを備える上記光ピックアップ装置が構成さ れることにより、 光検出器 7 3は、 DVD規格に準拠した第 2のレーザ光を回折格子 6 4 Aにより回折分岐した 3 ビームに関するメイン—サブピッチはもとより、 CD規格に準拠 した第 1のレーザ光を回折格子 6 4 Aにより回折分岐した 3ビームに関するメイン—サブ ピッチならびに分光比についても対応することができ、 トラッキングエラ一信号等のエラ 一信号検出精度等を向上させることができる。
【0 174 】
また、 光検出器 7 3の DVD受光領域 7 5における受光間隔 Y s (d v d) は、 DVD 用回折格子部材 2 0もしくは DVD用回折格子 6 4 Aの格子間隔 dを基準としたものであ るので、 例えば、 DVD規格の光ディスク Dの信号層 D aが第 1層 DL 0と第 2層 D L 1 の 2層構造の場合にあって、 第 1層 DL 0の再生時において第 2層 D L 1からの反射光が 第 2のメイン受光部 7 5 aのみならず一方の第 2のサブ受光部 7 5 b及び他方の第 2のサ ブ受光部 7 5 cにおいても受光されてしまうことを未然に抑制することができる。
【 0 1 75 】
<<光ピックァップ装置の総説 >>
以下、 図 1〜図 8を用いて光ピックアップ装置について説明する。
図 7は、 光ピックアップ装置に装備される回折格子の第一実施形態を示す概略平面図、 図 8は、 図 7の回折格子における光ディスク半径方向と位相差との関係を示す図である。
【 0 176 】
図 1および図 2の如く、 この光ピックアップ装置は、 上記第 1の光源 6 2および第 2の 光源 6 3を有する上記発光素子 6 1 と、 上記回折格子 6 4 Aと、 上記偏光ビームスプリツ 夕 6 6 と、 上記コリメ一夕レンズ 6 7と、 上記 1ノ 4波長板 6 8 と、 上記反射ミラ一 6 9 と、 上記対物レンズ 7 0と、 上記第 1の平行平板 7 1 と、 上記第 2の平行平板 7 2 と、 上 記光検出器 7 3 と、 上記演算部 7 6 (図 2) と、 上記対物レンズ駆動部 7 9と、 を備えて 構成されている。 また、 必要に応じて、 この光ピックアップ装置 (図 1、 図 2 ) は、 上記 力ップリングレンズ 6 5 i と、 上記受光素子 6 5 ii と、 を更に備える。
【 0 177 】
詳しく説明すると、 この光ピックアップ装置は、 第 1 レーザ波長光と、 第 1 レーザ波長 光に対し異なる波長のレーザ光とされ且つ第 1 レーザ波長光よりも短い波長のレーザ光と される第 2 レーザ波長光と、 に少なくとも対応し、 第 1 レーザ波長光を少なく とも一本の 第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分け、 第 2 レーザ波長光を少なく とも一本 の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに分け、 第 2 レーザ波長光に対応し第 2 レ —ザ波長光を基準とした回折面部 2 0 a (図 3、 図 6、 図 7 ) を有する回折格子 6 4 Aと、 一本の第 1 メインビームが照射される一つの第 1メイン受光部 7 4 a (図 4、 図 5 ) と、 二本の第 1サブビームが照射される二つの第 1サブ受光部 7 4 b、 7 4 c と、 を備えた第 1受光領域 7 4と、 一本の第 2メインビームが照射される一つの第 2メイン受光部 7 5 a と、 二本の第 2サブビームが照射される二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 c と、 を備え た第 2受光領域 7 5 と、 を有する光検出器 7 3 と、 を備えて構成されている。
【 0 1 78 】
図 1、 図 2等に示す光ピックアップ装置が構成されていれば、 回折格子 64 Aにおける 不要な回折光の発生を抑えた光ピックアツプ装置が構成される。
【0 179 】
従来の光ピックアップ装置は、 一般に、 第 1レーザ波長光に対応した第 1回折面部 3 0 2 (図 2 0、 図 2 1) と、 第 2レーザ波長光に対応した第 2回折面部 3 04と、 の二つの 回折面部 3 02、 3 04を有する回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bを備えるものとされていた。 そのため、 従来の光ピックアップ装置においては、 第 1レーザ波長光が第 1レーザ波長光 に対応した回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 1回折面部 3 0 2を透過するときに、 第 1レ 一ザ波長光は、 少なくとも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分けられ ていたが、 第 1レーザ波長光が第 2レーザ波長光に対応した回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 B の第 2回折面部 3 04を透過するときに、 不要な回折光が発生されていた。
【0 180 】
また、 従来の光ピックアップ装置においては、 第 2レーザ波長光が第 1レーザ波長光に 対応した回折格子 3 0 0 A、 3 00 B (図 2 0、 図 2 1) の第 1回折面部 3 02を透過す るときに、 不要な回折光が発生されていた。 第 2レーザ波長光が第 2レーザ波長光に対応 した回折格子 30 0 A、 3 0 0 Bの第 2回折面部 3 04を透過するときに、 第 2レーザ波 長光は、 少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに分けられていた。
【0 181 】
これに対し、 第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折面部 2 0 a (図 3、 図 6、 図 7) を有する回折格子 64 Aが光ピックアップ装置に備えられ、 第 2レ —ザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 Aの回折面部 2 0 aを第 1レーザ波長光が透過したときに、 第 1レ一ザ波長光が少なくとも一本の第 1メインビー ムとニ本の第 1サブビームとに分けられるものとされていれば、 第 1レーザ波長光が回折 格子 64 Aを透過するときに不要な回折光が生じるということは略防止される。
【0 182 】
また、 第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aを第 2レ一ザ波長光が透過したときに、 不要な回折光が略 生じることなく、 第 2レーザ波長光は、 少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2 サブビームとに分けられる。
【0 183 】
また、 従来の光検出器 2 7 0 (図 1 8 ) の CD受光領域 28 0における第 1メイン受光 部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 20 0 b 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t ( c d) は、 第 1 レーザ波長光に対応して規格化された通常の距離 Y t ( c d) とされていた。 本発明にお ける 「規格化」 は、 例えば広く普及されてきた従来のもの等を説明するときのために、 便 宜上、 用いられている。 例えば規格化されたものとは、 大量生産などが行われてきたこと により実質的に規格化されたものに等しいもの等とされる。 例えば、 規格化された光検出 器 2 7 0とは、 これまでに大量生産されて市場等で広く普及されてきた汎用の光検出器 2 7 0等とされる。 第 1 レーザ波長光の一本の第 1メインビームは、 従来規格の一つの第 1 メイン受光部 2 0 0 aに照射され、 第 1レーザ波長光の二本の第 1サブビームは、 従来規 格の二つの第 1サブ受光部 2 00 b、 20 0 cに照射されていた。
【0 184 】
しかしながら、 例えば、 第 1レーザ波長光に対応して規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心 点間距離 Y t (c d) に対し、 光検出器 7 3 (図 5) における第 1メイン受光部 74 aと 第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) は、 変更されている。
【0 185 】
例えば、 第 1 レーザ波長光に対応して規格化された光検出器 2 70 (図 1 8) の通常の 第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 20 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t
(c d) に対し、 この光検出器 7 3 (図 5) においては、 第 1メイン受光部 74 aと第 1 サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) が変更されているので、 第 2レ
—ザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aを第 1レーザ波長光が透過するときに、 第 2レーザ波長光に対応し第 2 レーザ波長光を基準とした回折格子 64 Aの回折面部 2 0 aによって分けられた第 1 レ一 ザ波長光の二本の第 1サブビームが、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) に備えられた第 1受光 領域 74の二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cにうまく照射されないという不具合の発 生は回避される。
' 【0 186 】
第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aを第 1レーザ波長光が透過することによって不要な回折光が略生 じることなく分けられた第 1レーザ波長光の二本の第 1サブビームは、 光検出器 73 (図 5) に備えられた第 1受光領域 74の一つの第 1メイン受光部 74 aに対し距離 Y s ( c d) が変更された二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cに確実に照射される。
【0 187 】
また、 第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 20 aを第 1レーザ波長光が透過することによって不要な回折光 が略生じることなく分けられた第 1レーザ波長光の一本の第 1メインビームは、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) に備えられた第 1受光領域 74の一つの第 1メイン受光部 74 aに確 実に照射される。
【0 188 】
また、 光検出器 7 3 (図 5 ) の第 2受光領域 7 5における第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cとの中心点間距離 Y s (d v d) は、 第 2レーザ波長光に対 応して規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9) の通常の距離 Y t (d v d) と同じとされ ている。
【0 189 】
第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7 ) の回折面部 2 0 aを第 2レーザ波長光が透過することによって不要な回折光が略生 じることなく分けられた第 2レーザ波長光の二本の第 2サブビームは、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) に備えられた従来規格と同じ第 2受光領域 7 5の二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cに確実に照射される。
【0 190 】
また、 第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aを第 2レーザ波長光が透過することによって不要な回折光 が略生じることなく分けられた第 2レーザ波長光の一本の第 2メインビームは、 光検出器 7 3に備えられた従来規格と同じ第 2受光領域 7 5の一つの第 2メイン受光部 7 5 aに確 実に照射される。
[0 191 ]
光検出器 7 3 (図 5) において変更された第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 7 4 b、 74 cとの中心点間距離 Y s ( c d) は、 例えば規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心 点間距離 Y t ( c d) よりも長く設定されている。
【0 192 】
詳しく説明すると、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t (c d) の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 光検出器 7 3 (図 5) において変更された第 1メイン受光 部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) の値は、 例えば 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受 光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t ( c d) の値に対し、 略 1 1 1 %の値に設 定されている。
【0 193 】
図 4および図 5に示す光検出器 73が構成されていれば、 エラー信号等の信号の検出精 度を向上させた光ピックアップ装置が構成される。 回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aによって第 1 レーザ波長光が分けられて生じた一本の第 1メインビーム が、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5 ) の二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cに悪影響を及ぼ すということは回避される。
【0 194 】
また、 図 4および図 5に示す光検出器 7 3が構成されていれば、 エラー信号等の信号の 検出精度を向上させた光ピックアップ装置が構成される。 回折格子 64A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aによって第 1レーザ波長光が分けられて生じた二本の第 1サブビ ームのうち何れか一方または両方が、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) の一つの第 1メイン受 光部 74 aに悪影響を及ぼすということは回避される。
【0 195 】
例えば、 光検出器 7 3 (図 5) において変更された第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ 受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) が、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 20 0 cとの 中心点間距離 Y t (c d) よりも短く設定されていると、 一本の第 1メインビームが、 光 検出器 7 3 (図 4、 図 5) の二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cに干渉することが懸念 される。
【0 196 】
また、 例えば、 光検出器 7 3 (図 5) において変更された第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) が、 規格化された光検出器 2 70 (図 1 8 ) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c との中心点間距離 Y t (c d) よりも短く設定されていると、 二本の第 1サブビームのう ち何れか一方または両方が、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) の一つの第 1メイン受光部 74 aに干渉することが懸念される。
【0 197 】
しかしながら、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 00 b、 2 00 cとの中心点間距離 Y t (c d) よりも、 新しい 光検出器 7 3 (図 5) において変更された第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) のほうが長く設定されているので、 光検出器 7 3の一つの第 1メイン受光部 74 aに一本の第 1メインビームが照射されるときに、 一本 の第 1メインビームが二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cの何れか一方または両方に干 渉するということは回避され易くなる。
【0 198 】
規格化された光検出器 27 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ 受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t ( c d) の値が 1 0 0 %の値と定められ たときに、 新しい光検出器 7 3 (図 5) において変更された第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) の値は、 規格化された光検出 器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t (c d) の値に対し、 略 1 1 1 %の値に設定されているので、 光検出器 7 3 (図 5) の一つの第 1メイン受光部 74 aに一本の第 1メインビ一ムが照射 されるときに、 一本の第 1メインビームが二つの第 1サプ受光部 74 b、 74 cの何れか 一方または両方に干渉するということは回避される。
【0 199 】
また、 規格化された光検出器 27 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t ( c d) よりも、 新しい光検出器 73 (図 5) において変更された第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) のほうが長く設定されているので、 光検出器 7 3の前後 二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cに前後二本の第 1サブビームが照射されるときに、
二本の第 1サブビームのうち何れか一方または両方が一つの第 1メイン受光部 74 aに干 渉するということは回避され易くなる。
【 0200 】
規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ 受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t ( c d) の値が 1 0 0 %の値と定められ たときに、 新しい光検出器 7 3 (図 5) において変更された第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s (c d) の値は、 規格化された光検出 器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 00 b、 20 0 cとの中心点間距離 Y t (c d) の値に対し、 略 1 1 1 %の値に設定されているので、 光検出器 7 3 (図 5) の前後二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cに前後二本の第 1サブ ビームが照射されるときに、 二本の第 1サブビームのうち何れか一方または両方が一つの 第 1メイン受光部 74 aに干渉するということは回避される。
【 0 201 】
光検出器 73の第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cとの中心点間 距離 Y s (d V d) は、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9) の通常の第 2メイン受光 部 20 0 aと第 2サブ受光部 2 0 0 b、 20 0 cとの中心点間距離 Y t (d v d) と同じ とされている。
【0 202 】
規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9) の通常の第 2メイン受光部 2 00 aと第 2サブ 受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t (d v d) の値が 1 00 %の値と定めら れたときに、 光検出器 7 3 (図 5 ) において第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cとの中心点間距離 Y s (d V d) の値は、 例えば規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9) の通常の第 2メイン受光部 2 0 0 aと第 2サブ受光部 2 00 b、 2 00 cと の中心点間距離 Y t (d v d) の値に対し、 略 1 0 0 %の値に設定されている。
【0203 】
図 4および図 5に示す光検出器 7 3が構成されていれば、 エラ一信号等の信号の検出精 度を向上させた光ピックアップ装置が構成される。 回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aによって第 2レーザ波長光が分けられて生じた一本の第 2メインビーム が、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) の二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cに悪影響を及ぼ すということは回避される。 また、 回折格子 64A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aによって第 2レーザ波長光が分けられて生じた二本の第 2サブビームのうち何れか一方 または両方が、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) の一つの第 2メイン受光部 7 5 aに悪影響を 及ぼすということは回避される。
【0 204 】
例えば光検出器 7 3 (図 5) において、 第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s ( c d) が変更されることなく、 第 1メイン受光部 74 aと第 1サブ受光部 74 b、 74 cとの中心点間距離 Y s ( c d ) が、 規格化された光検 出器 2 7 0 (図 1 8) の通常の第 1メイン受光部 2 0 0 aと第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t (c d) と等しく設定された場合、 光検出器 7 3 (図 5) に おける第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cとの中心点間距離 Y s (d v d) を狭める必要性が生じる。
【0 205 】
例えば、 光検出器 7 3において第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cとの中心点間距離 Y s (d v d) が、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9) の通常の 第 2メイン受光部 2 0 0 aと第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cとの中心点間距離 Y t
(d v d) よりも短く設定されていると、 回折格子 64A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面 部 2 0 aによって第 2レーザ波長光が分けられて生じた一本の第 2メインビームが、 光検 出器 7 3 (図 4、 図 5) の二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cに干渉することが懸念さ れる。
【 0 206 】
例えば図 5の如く、 第 1層 D L 0 と第 2層 D L 1 との複数の層 D L 0、 DL 1を有する D VD規格の光ディスク Dの第 1層 D L 0における信号の再生または信号の記録が行われ でいるときに、 D VD規格の光ディスク Dの第 2層 D L 1 における不要な反射光が、 光検 出器 7 3における DVD受光領域 7 5の一方の第 2サブ受光部 7 5 bもしくは他方の第 2 サブ受光部 7 5 cの何れか一方または両方にノイズとして入り込むことが懸念される。
【 0 207 】
このように、 複数の層 DL 0、 D L 1を有する DVD規格の光ディスク Dが用いられて、 第 1層 D L 0または第 2層 D L 1の何れか一方の層 D L 0または D L 1における信号の再 生または信号の記録が行われているときに、 光検出器 7 3における DVD受光領域 7 5の 一方の第 2サブ受光部 7 5 bもしくは他方の第 2サブ受光部 7 5 cの何れか一方または両 方に漏れ信号が入り込むといういわゆる層間クロストークの発生が懸念される。
【 0 208 】
また、 例えば、 光検出器 7 3において第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 c との中心点間距離 Y s (d v d) が、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9) の通 常の第 2メイン受光部 2 0 0 aと第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c との中心点間距離 Y t (d v d) よりも短く設定されていると、 回折格子 6 4 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折 面部 2 0 aによって第 2レーザ波長光が分けられて生じた二本の第 2サブビームのうち何 れか一方または両方が、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5 ) の一つの第 2メイン受光部 7 5 aに 干渉することが懸念される。
【 0 209 】
光検出器 7 3の第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 c との中心点間 距離 Y s (d V d) が、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9 ) の通常の第 2メイン受光 部 2 0 0 aと第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c との中心点間距離 Y t (d v d) と同じ に設定されていれば、 例えば、 一本の第 2メインビームが光検出器 7 3 (図 5) の二つの 第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cのうち何れか一方または両方に干渉したり、 二本の第 2サ ブビームのうち何れか一方または両方が光検出器 7 3の一つの第 2メイン受光部 7 5 aに 干渉したりするということは回避される。
【 0 210 】
規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9 ) の通常の第 2メイン受光部 2 0 0 aと第 2サブ 受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c との中心点間距離 Y t (d V d) の値が 1 0 0 %の値と定めら れたときに、 新しい光検出器 7 3 (図 5) において第 2メイン受光部 7 5 aと第 2サブ受 光部 7 5 b、 7 5 c との中心点間距離 Y s (d v d) の値が、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9 ) の通常の第 2メイン受光部 2 0 0 aと第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c と の中心点間距離 Y t (d v d) の値に対し、 略 1 0 0 %の値に設定されているので、 光検 出器 7 3の (図 5 ) —つの第 2メイン受光部 7 5 aに一本の第 2メインビームが照射され 'るときに、 一本の第 2メインビームが二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cの何れか一方 または両方に干渉するということは回避される。
【 0 21 1 】
また、 規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 9) の通常の第 2メイン受光部 2 0 0 aと第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c との中心点間距離 Y t (d v d) の値が 1 0 0 %の値と 定められたときに、 新しい光検出器 7 3 (図 5) において第 2メイン受光部 7 5 aと第 2 サブ受光部 7 5 b、 7 5 c との中心点間距離 Y s (d v d) の値が、 規格化された光検出 器 2 7 0 (図 1 9 ) の通常の第 2メイン受光部 2 0 0 aと第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c との中心点間距離 Y t (d v d) の値に対し、 略 1 0 0 %の値に設定されているので、 光検出器 7 3 (図 5 ) の前後二つの第 2サプ受光部 7 5 b、 7 5 cに前後二本の第 2サブ ビームが照射されるときに、 二本の第 2サブビームのうち何れか一方または両方が一つの 第 2メイン受光部 7 5 aに干渉するということは回避される。
【 0 212 】
光検出器 7 3 (図 4、 図 5 ) の第 1メイン受光部 7 4 aを中心に一対の位置変更された 第 1サブ受光部 7 4 b、 7 4 cが配置されて、 前側の位置変更された第 1サブ受光部 7 4
bと、 中央の第 1メイン受光部 74 aと、 後側の位置変更された第 1サブ受光部 74 cと、 が略一直線上に並設されたときに、 前側の位置変更された第 1サブ受光部 74 bと、 中央 の第 1メイン受光部 74 aと、 後側の位置変更された第 1サブ受光部 74 cと、 の分光比 は、 従来の規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の前側の第 1サブ受光部 2 0 0 bと、 中央の第 1メイン受光部 2 0 0 aと、 後側の第 1サブ受光部 2 0 0 cと、 の分光比に対し て変更されている。
【0213 】
詳しく説明すると、 光検出器 7 3 (図 4、 図 5) の第 1メイン受光部 74 aを中心に一 対の位置変更された第 1サブ受光部 74 b、 74 cが配置されて、 前側の位置変更された 第 1サブ受光部 74 bと、 中央の第 1メイン受光部 74 aと、 後側の位置変更された第 1 サブ受光部 74 cと、 が略一直線上に並設されたときに、 前側の位置変更された第 1サブ 受光部 74 bと、 中央の第 1メイン受光部 74 aと、 後側の位置変更された第 1サブ受光 部 74 cと、 の分光比は、 略 1 : (20~2 6) : 1とされている。 すなわち、 前側の位 置変更された第 1サブ受光部 74 bと、 中央の第 1メイン受光部 74 aと、 後側の位置変 更された第 1サブ受光部 74 cと、 の分光比は、 略 1 : (2 3 ±3) : 1とされている。
【0214 】
従来の規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の第 1レーザ波長光の分光比に対し、 設 定変更された光検出器 7 3 (図 4、 図 5) の第 1レーザ波長光の分光比が変更されていれ ば、 一本の第 1メインビームの検出と二本の第 1サブビームの検出とは、 新しい設定変更 された光検出器 7 3にて精度よく良好に行われ易くなる。 従来の規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8 ) の第 1レーザ波長光の分光比が略 1 : 1 6 : 1に設定されているのに対し、 設定変更された光検出器 7 3 (図 4、 図 5) の第 1レーザ波長光の分光比が、 略 1 : (2 0-2 6) : 1すなわち略 1 : (2 3 ±3) : 1に設定されていれば、 一本の第 1メイン ビームの検出と二本の第 1サブビームの検出とは、 新しい設定変更された光検出器 7 3に て精度よく良好に行われる。
【0 215 】
例えば、 第 1レーザ波長光に対応した第 1回折面部 302 (図 2 0、 図 2 1) と、 第 2 レーザ波長光に対応した第 2回折面部 3 04と、 の二つの回折面部 3 0 2、 3 04を有す る従来の回折格子 30 0 A、 30 0 Bを第 1 レーザ波長光が透過して、 第 1レーザ波長光 が、 前側の一本の第 1サブビームと、 中央の一本の第 1メインビームと、 後側の一本の第 1サブビームと、 に少なくとも分けられたときに、 前側の一本の第 1サブビームが照射さ れる前側の第 1サブ受光部 2 00 b (図 1 8) と、 中央の一本の第 1メインビームが照射 される中央の第 1メイン受光部 2 0 0 aと、 後側の一本の第 1サブビームが照射される後 側の第 1サブ受光部 2 00 cと、 の分光比が、 例えば通常の略 1 : 1 6 : 1に設定される ことで、 従来の規格化された光検出器 2 7 0にて、 一本の第 1メインビームの検出と二本 の第 1サブビームの検出とが精度よく行われていた。
【0216 】
しかしながら、 例えば第 1レーザ波長光に対応した回折面部 3 0 2 (図 2 0、 図 2 1) を有する回折格子 32 0が設けられることなくが省略され、 第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ浓長光を基準とした回折面部 3 04を有する回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bを第 1 レーザ波長光が透過して、 第 1レーザ波長光が、 前側の一本の第 1サブビームと、 中央の 一本の第 1メインビームと、 後側の一本の第 1サブビームと、 に少なくとも分けられた場 合には、 前側の一本の第 1サブビームが照射される前側の位置変更された第 1サブ受光部 200 b (図 1 8) と、 中央の一本の第 1メインビームが照射される中央の第 1メイン受 光部 2 0 0 aと、 後側の一本の第 1サブビームが照射される後側の位置変更された第 1サ ブ受光部 2 0 0 cと、 の分光比が、 例えば通常の略 1 : 1 6 : 1に設定されていると、 従 来の規格化された光検出器 2 70においては、 一本の第 1メインビームの検出と二本の第 1サブビ一ムの検出とが精度よく行われないことが懸念されていた。
【0 217 】
これに対し、 第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折面部 2 0 a (図 3、 図 6、 図 7) を有する回折格子 64 Aを第 1レーザ波長光が透過して、 第 1 レー ザ波長光が、 前側の一本の第 1サブビームと、 中央の一本の第 1メインビームと、 後側の 一本の第 1サブビームと、 に少なく とも分けられたときに、 前側の一本の第 1サブビーム が照射される前側の位置変更された第 1サブ受光部 74 b (図 4、 図 5) と、 中央の一本 の第 1メインビームが照射される中央の第 1メイン受光部 74 aと、 後側の一本の第 1サ ブビームが照射される後側の位置変更された第 1サブ受光部 74 cと、 の分光比が、 従来 の規格化された光検出器 2 7 0 (図 1 8) の前側の第 1サブ受光部 2 0 0 bと、 中央の第 1メイン受光部 2 00 aと、 後側の第 1サブ受光部 2 0 0 cと、 の分光比に対して変更さ れて、 略 1 : (2 0〜2 6) : 1すなわち略 1 ·· ( 2 3 ± 3 ) : 1に設定されていれば、 新しい設定変更された光検出器 7 3 (図 4、 図 5) にて、 一本の第 1メインビームの検出 と二本の第 1サブビームの検出とが精度よく良好に行われる。
【0 218 】
また、 前側の一本の第 1サブビームが照射される前側の位置変更された第 1サブ受光部 74 bと、 中央の一本の第 1メインビームが照射される中央の第 1メイン受光部 74 aと、 後側の一本の第 1サブビームが照射される後側の位置変更された第 1サブ受光部 74 cと、 の分光比が、 例えば略 1 : 2 0未満 : 1とされた場合や、 この分光比が例えば略 1 : 2 6 超 : 1とされた場合には、 一本の第 1メインビームの検出と二本の第 1サブビームの検出 とが精度よく行われないことが懸念されるが、 この分光比が略 1 : (2 0〜2 6) : 1好 ましくは略 1 : (2 1 ~2 5) : 1に設定されることにより、 一本の第 1メインビームの 検出と二本の第 1サブビームの検出とが精度よく良好に行われる。
【0219 】
光検出器 7 3の第 2メイン受光部 7 5 aを中心に一対の第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 c が配置されて、 前側の第 2サブ受光部 7 5 bと、 中央の第 2メイン受光部 7 5 aと、 後側 の第 2サプ受光部 7 5 cと、 が略一直線上に並設されたときに、 前側の第 2サブ受光部 7 5 bと、 中央の第 2メイン受光部 7 5 aと、 後側の第 2サブ受光部 7 5 cと、 の分光比は、 略 1 : (1 2~ 1 8) : 1とされている。 すなわち、 '前側の第 2サブ受光部 7 5 bと、 中 央の第 2メイン受光部 7 5 aと、 後側の第 2サブ受光部 7 5 cと、 の分光比は、 略 1 : ( 1 5 ± 3 ) : 1とされている。
【 0220 】
このように分光比が定められていれば、 一本の第 2メインビームの検出と二本の第 2サ ブビームの検出とは、 光検出器 7 3にて精度よく良好に行われる。 第 2レーザ波長光に対 応し第 2レーザ波長光を基準とした回折面部 2 0 a (図 3、 図 6、 図 7) を有する回折格 子 64 Aを第 2レーザ波長光が透過して、 第 2レーザ波長光が、 前側の一本の第 2サブビ ームと、 中央の一本の第 2メインビームと、 後側の一本の第 2サブビームと、 に少なく と も分けられたときに、 前側の一本の第 2サブビームが照射される前側の第 2サプ受光部 7 5 b (図 4、 図 5) と、 中央の一本の第 2メインビームが照射される中央の第 2メイン受 光部 7 5 aと、 後側の一本の第 2サブビームが照射される後側の第 2サブ受光部 7 5 cと、 の分光比が、 略 1 : ( 1 2〜 1 8) : 1すなわち略 1 : ( 1 5 ± 3) : 1に設定されてい れば、 光検出器 7 3にて一本の第 2メインビームの検出と二本の第 2サブビームの検出と が精度よく良好に行われる。
【 0221 】
また、 前側の一本の第 2サブビームが照射される前側の第 2サブ受光部 7 5 bと、 中央 の一本の第 2メインビームが照射される中央の第 2メイン受光部 7 5 aと、 後側の一本の 第 2サブビームが照射される後側の第 2サブ受光部 7 5 cと、 の分光比が、 例えば略 1 : 1 2未満 : 1とされた場合や、 この分光比が例えば略 1 : 1 8超 : 1とされた場合には、 一本の第 2メインビームの検出と二本の第 2サブビームの検出とが精度よく行われないこ とが懸念されるが、 この分光比が略 1 : (1 2〜 1 8) : 1好ましくは略 1 : ( 14~ 1 8) : 1に設定されることにより、 一本の第 2メインビームの検出と二本の第 2サブビー ムの検出とが精度よく良好に行われる。
【 0222 】
規格化された一つの第 1メイン受光部 2 0 0 a (図 1 8) における通常受光感度の値に 対し、 一つの第 1メイン受光部 74 a (図 4、 図 5) における受光感度の値が変更または 同じとされている。 詳しく説明すると、 規格化された一つの第 1メイン受光部 2 0 0 a
(図 1 8) における通常受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 規格化された 一つの第 1メイン受光部 2 0 0 aにおける通常受光感度の値に対し、 変更または同じとさ れた一つの第 1メイン受光部 74 a (図 4、 図 5) における受光感度の値は、 略 1 0 0 % 未満または略 1 0 0 %以下の低い値に設定されている。
【0 223 】
また、 規格化された二つの第 1サブ受光部 20 0 b、 2 00 c (図 1 8) における通常 受光感度の値に対し、 二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 c (図 4、 図 5) における受光 感度の値が変更されている。 詳しく説明すると、 規格化された二つの第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 8) における通常受光感度の値が共に 1 0 0 %の値と定められたと きに、 規格化された二つの第 1サブ受光部 2 00 b、 2 0 0 cにおける通常受光感度の値 に対し、 変更された二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 c (図 4、 図 5) における受光感 度の値は、 共に略 1 0 0 %以上または略 1 00 %を超える高い値に設定されている。
【0 224 】
このように受光感度の値が従来の値に対し変更または同じとされて設定されていれば、 一本の第 1メインビームの検出と二本の第 1サブビームの検出とは、 新しい設定変更され た光検出器 7 3にて比較的精度よく行われ易くなる。 規格化された一つの第 1メイン受光 部 2 0 0 a (図 1 8) における通常受光感度に対し、 一つの第 1メイン受光部 74 a (図 4、 図 5) における受光感度の値が変更または同じとされ、 規格化された二つの第 1サブ 受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 8) における通常受光感度に対し、 二つの第 1サブ受光 部 74 b、 74 c (図 4、 図 5) における受光感度の値が変更されることにより、 新しい 設定変更された光検出器 73にて、 一本の第 1メインビームの検出と二本の第 1サブビ一 ムの検出とが比較的精度よく行われ易くなる。
【0 225 】
詳しく説明すると、 規格化された一つの第 1メイン受光部 2 0 0 a (図 1 8) における 通常受光感度の値が 1 0 0 %とされているのに対し、 変更または同じとされた一つの第 1 メイン受光部 74 a (図 4、 図 5) における受光感度の値が略 1 0 0 %未満または略 1 0 0 %以下の低い値に設定され、 規格化された二つの第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 8) における通常受光感度の値が共に 1 0 0 %とされているのに対し、 変更された 二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 c (図 4、 図 5) における受光感度の値が共に略 1 0 0 %以上または略 1 0 0 %を超える高い値に設定されることにより、 新しい設定変更され た光検出器 7 3にて、 一本の第 1メインビームの検出と二本の第 1サブビームの検出とが 比較的精度よく行われ易くなる。
【0 226 】
規格化された一つの第 1メイン受光部 2 0 0 a (図 1 8) における通常受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたときに、 規格化された一つの第 1メイン受光部 2 0 0 aにおけ る通常受光感度の値に対し、 変更または同じとされた一つの第 1メイン受光部 74 a (図 4、 図 5) における受光感度の値は、 略 9 5 ~ 1 0 0 %好ましくは略 9 6 ~ 1 0 0 %の値 に設定されている。 また、 規格化された二つの第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 8) における通常受光感度の値が共に 1 0 0 %の値と定められたときに、 規格化された二 つの第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cにおける通常受光感度の値に対し、 変更された二 つの第 1サブ受光部 74 b、 74 c (図 4、 図 5) における受光感度の値は、 共に略 1 2 0〜 1 6 0 %好ましくは共に略 1 3 8〜: L 42 %の値に設定されている。
【 0 227 】
このように受光感度の値が設定されていれば、 一本の第 1メインビームの検出と二本の 第 1サブビームの検出とは、 新しい設定変更された光検出器 7 3にて精度よく良好に行わ れる。 規格化された一つの第 1メイン受光部 2 00 a (図 1 8) における通常受光感度の
値が 1 0 0 %とされているのに対し、 変更または同じとされた一つの第 1メイン受光部 7 4 a (図 4、 図 5 ) における受光感度の値が略 9 5〜 1 0 0 %好ましくは略 9 6〜: L 0 0 %の値に設定され、 規格化された二つの第 1サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 8 ) における通常受光感度の値が共に 1 0 0 %とされているのに対し、 変更された二つの第 1 サブ受光部 7 4 b、 7 4 c (図 4、 図 5 ) における受光感度の値が共に略 1 2 0 ~ 1 6 0 %好ましくは共に略 1 3 8 - 1 4 2 %の値に設定されることにより、 新しい設定変更さ れた光検出器 7 3にて、 一本の第 1メインビームの検出と二本の第 1サブビームの検出と が精度よく良好に行われる。
【 0 2 2 8 】
一つの第 2メイン受光部 7 5 aにおける受光感度の値は、 規格化された一つの第 2メイ ン受光部 2 0 0 a (図 1 9 ) における通常受光感度の値とされている。 規格化された一つ の第 2メイン受光部 2 0 0 aにおける通常受光感度の値が 1 0 0 %の値と定められたとき に、 規格化された一つの第 2メイン受光部 2 0 0 aにおける通常受光感度の値に対し、 一 つの第 2メイン受光部 7 5 a (図 4、 図 5 ) における受光感度の値は、 略 1 0 0 %の値に 設定されている。
【 0 2 2 9 】
また、 二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cにおける受光感度の値は、 規格化された二 つの第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 9 ) における通常受光感度の値とされてい る。 規格化された二つの第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cにおける通常受光感度の値が 共に 1 0 0 %の値と定められたときに、 規格化された二つの第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 cにおける通常受光感度の値に対し、 二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 c (図 4、 図 5 ) における受光感度の値は、 共に略 1 0 0 %の値に設定されている。
【 0 2 3 0 ]
このように受光感度の値が設定されていれば、 一本の第 2メインビームの検出と二本の 第 2サブビームの検出とは、 光検出器 7 3にて精度よく行われる。 一つの第 2メイン受光 部 7 5 aにおける受光感度の値が、 規格化された一つの第 2メイン受光部 2 0 0 a (図 1 9 ) における通常受光感度の値とされ、 二つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 c (図 4、 図 5 ) における受光感度の値が、 規格化された二つの第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 9 ) における通常受光感度の値とされることにより、 光検出器 7 3にて、 一本の第 2メインビームの検出と二本の第 2サブビームの検出とが精度よく行われる。
【 0 2 3 1 】
規格化された一つの第 2メイン受光部 2 0 0 a (図 1 9 ) における通常受光感度の値が 1 0 0 %とされているのに対し、 一つの第 2メイン受光部 7 5 a (図 4、 図 5 ) における 受光感度の値が略 1 0 0 %の値に設定され、 規格化された二つの第 2サブ受光部 2 0 0 b、 2 0 0 c (図 1 9 ) における通常受光感度の値が共に 1 0 0 %とされているのに対し、 二 つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 c (図 4、 図 5 ) における受光感度の値が共に略 1 0 0 %の値に設定されることにより、 光検出器 7 3にて、 一本の第 2メインビームの検出と 二本の第 2サブビームの検出とが精度よく行われる。
【 0 2 3 2 】
回折格子 6 4 A (図 3、 図 6、 図 7 ) の回折面部 2 0 aは、 第 1 レーザ波長光を少なく とも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分ける回折面部 2 0 aと、 第 2 レーザ波長光を少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに分ける回 折面部 2 0 aと、 を兼ねて、 複数種類のレーザ波長光の回折に対応する一つの面部 2 0 a として形成されている。
【 0 2 3 3 】
このように回折格子 6 4 Aの回折面部 2 0 aが形成されていれば、 回折格子 6 4 Aにお ける不要な回折光の発生が抑えられるとともにレーザ光の効率の低下が防止され、 更に価 格を低く抑えることが可能な光ピックアツプ装置が構成される。
【0 2 3 4 】
例えば、 第 1レーザ波長光に対応した第 1回折面部 3 0 2 (図 2 0、 図 2 1 ) と、 第 2 レーザ波長光に対応した第 2回折面部 3 0 4と、 の二つの回折面部 3 0 2、 3 0 4を有す る従来の回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 1回折面部 3 0 2を第 1レーザ波長光が透過し て、 第 1 レーザ波長光が一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに少なくとも 分けられるときに、 回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 2回折面部 3 0 4により、 第 1レー ザ波長光の第 1メインビームが更に無駄に回折されるとともに第 1サブビームが更に無駄 に回折され、 これに伴って、 第 1レーザ波長光の第 1メインビームおよび第 1サブビーム の光の効率が低下することが懸念されていた。
【0 2 3 5 】
また、 例えば、 第 1レ一ザ波長光に対応した第 1回折面部 3 0 2と、 第 2レーザ波長光 に対応した第 2回折面部 3 0 4と、 の二つの回折面部 3 0 2、 3 0 4を有する従来の回折 格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 2回折面部 3 0 4を第 2レーザ波長光が透過して、 第 2レー ザ波長光が一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに少なくとも分けられると きに、 回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 1回折面部 3 0 2により、 第 2レ一ザ波長光が無 駄に回折され、 これに伴って、 第 2レーザ波長光の光の効率が低下することが懸念されて いた。
【0 2 3 6 】
しかしながら、 回折格子 6 4 A (図 3、 図 6、 図 7 ) の回折面部 2 0 aが、 第 1レーザ 波長光を少なくとも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分ける回折面部 2 0 aと、 第 2レーザ波長光を少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビ一 ムとに分ける回折面部 2 0 aと、 を兼ねて複数種類のレーザ波長光の回折に対応する一つ の面部 2 0 aとして形成されていれば、 第 1 レーザ波長光の第 1メインビームおよび第 1 サブビームが不要に回折されて第 1レーザ波長光の第 1メインビ一ムおよび第 1サブビー ムの光の効率が低下されたり、 第 2レーザ波長光が不要に回折されて第 2レーザ波長光の 光の効率が低下されたりするということは回避される。
【0 2 3 7 】
また、 第 1レーザ波長光を少なくとも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビーム とに分ける回折面部 2 0 aと、 第 2レ一ザ波長光を少なくとも一本の第 2メインビームと 二本の第 2サブビームとに分ける回折面部 2 0 aと、 を兼ねて複数種類のレーザ波長光の 回折に対応する一つの面部 2 0 aとして回折格子 6 4 Aの回折面部 2 0 aが形成されてい るので、 加工部分、 加工工数等が減らされた回折格子 6 4 Aが構成される。 回折格子 6 4 Aの加工部分、 加工工数等が減らされるので、 回折格子 6 4 Aの価格が低く抑えられる。 これに伴って、 価格を低く抑えることが可能とされた光ピックアツプ装置を構成させるこ とが可能となる。
【 0 2 3 8 】
図 3および図 7の如く、 回折格子 6 4 Aに、 レ一ザュニット 6 1 (図 1、 図 2 ) から出 射されるレーザ光の一部に ラジアンの位相シフトを発生させる位相シフト領域部 2 1、 2 2 (図 3、 図 7 ) が設けられている。 回折格子 6 4 Aは、 略長方形状の第一領域部 2 1 と、 第一領域部 2 1に隣接する略長方形状の第二領域部 2 2との少なくとも 2つの領域部 2 1、 2 2に分けられている。 回折格子 6 4 Aは、 複数の領域部 2 1、 2 2に分けられて いる。 各領域部 2 1 、 2 2内で所定の周期構造が構成されている。
【 0 2 3 9 】
図 3および図 7に示す回折格子 6 4 Aにおいて、 回折格子 6 4 Aを構成する各領域部 2 1、 2 2の周期構造は、 微細な凹凸状の繰返し周期構造とされている。 また、 回折格子 6 4 Aは、 例えば略 3 ~ 1 0 mm角の縦横寸法をした厚み略 0 . 3〜 3 mmのガラス板とさ れている。
【0 2 4 0 】
複数の領域部 2 1、 2 2に分けられた回折格子 6 4 Aが構成されていれば、 メディア D (図 4、 図 5 ) の信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のエラ一信号の検出は、 良好 に行われ易くなる。 例えば、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のト
ラッキングは、 良好に行われ易くなる。 回折格子 6 4 A (図 3、 図 7 ) が複数の領域部 2 1 、 2 2に分けられて構成されることにより、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに、 各々独立した少なくとも三個の集光スポッ ト 8 0、 8 1 、 8 2が照射される。 メディア D の信号面部 D aに、 少なく とも三個の集光スポッ ト 8 0 、 8 1 、 8 2が各々独立して照射 されるので、 トラックピッチ D t pが異なる二種類以上のメディア Dの記録/再生時に、 トラッキングエラ一信号等のエラー信号の検出精度が低下するということは回避され易く なる。 従って、 トラッキング制御が行われ易い光ピックアップ装置の提供が可能となる。
[ 0 2 4 1 】
図 3および図 7の如く、 回折格子 6 4 Aは、 偶数の領域部 2 1 、 2 2に分けられている。
[ 0 2 2 】
偶数の領域部 2 1 、 2 2に分けられた回折格子 6 4 Aが構成されていれば、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに形成される集光スポッ ト 8 0 、 8 1 、 8 2は、 精度のよい集光 スポッ ト 8 0 、 8 1 、 8 2として形成される。 例えば回折格子 6 4 A (図 3、 図 7 ) の境 界線部 2 6によって、 一方の領域部 2 1 と他方の領域部 2 2とに回折格子 6 4 Aが二等分 されて偶数分割されているので、 光ピックアツプ装置に回折格子 6 4 Aが装備されるとき に、 回折格子 6 4 Aに当てられる光は、 回折格子 6 4 Aの一方の領域部 2 1 と、 回折格子 6 4 Aの他方の領域部 2 2とに、 略二等分された状態に当てられ易くなる。 回折格子 6 4 Aの一方の領域部 2 1 と、 回折格子 6 4 Aの他方の領域部 2 2 とに、 光が略二等分とされ た状態に当てられ易くなることにより、 回折格子 6 4 Aは、 光ピックアップ装置に精度よ く備えられ易くなる。 従って、 メディア D (図 4〉 の信号面部 D aに精度よく集光スポッ ト 8 0、 8 1 、 8 2が形成され易くなる。 これに伴って、 トラックピッチ D t pが異なる 二種類以上のメディァ Dの記録 Z再生時におけるトラッキングエラー信号等のエラー信号 の検出精度が向上する。 また、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ装置の トラッキングは、 精度よく拧われ易くなる。
【 0 2 4 3 】
図 3および図 7の如く、 回折格子 6 4 Aは、 第 1領域部 2 1 と、 第 1領域部 2 1に隣接 し第 1領域部 2 1の周期構造に対し異なる周期構造を有する第 2領域部 2 2 と、 の二つの 領域部.2 1 、 2 2に分けられている。 回折格子 6 4 Aは、 いわゆる二分割型インライング レーティングとして構成されている。
【0 2 4 4 】
図 3および図 7に示す複数の領域部 2 1 、 2 2に分割された回折格子 6 4 Aが光ピック アップ装置に装備されていれば、 メディア D (図 2、 図 4、 図 5 ) の信号面部 D aに対す る光ピックアップ装置のエラー信号の検出は、 良好に行われる。 例えば、 メディア Dの信 号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 良好に行われる。 回折格子 6 4 A (図 3、 図 7 ) が 2つの領域部 2 1 、 2 2に分けられて構成されることにより、 メデ ィァ D (図 4 ) の信号面部 D aに、 各々独立した少なくとも 3個の集光スポッ ト 8 0 、 8 1 、 8 2が照射される。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なく とも 3個の集光スポッ ト 8 0 、 8 1 、 8 2が各々独立して照射されるので、 トラックピッチ D t pが異なる二種類以 上のメディァ Dにデ一夕記録が行われるときや、 トラックピッチ D t pが異なる二種類以 上のメディア Dのデータ再生が行われるときに、 例えば対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2 ) の 変位に伴って、 トラッキングエラー信号等のエラー信号の検出精度が低下するということ は回避される。 従って、 トラッキング制御が行われ易い光ピックアップ装置の提供が可能 となる。
【 0 2 4 5 】
図 7の如く、 回折格子 6 4 Aは、 第一領域部 2 1 とされる略長方形状の一方の領域部 2 1 と、 一方の領域部 2 1に隣接し第二領域部 2 2 とされる略長方形状の他方の領域部 2 2 とを有するものとされる。 回折格子 6 4 Aの第一領域部 2 1の幅 2 1 wと、 第二領域部 2 2の幅 2 2 wとは、 略等しい幅とされている。 回折格子 6 4 Aの第一領域部 2 1 と、 この 第一領域部 2 1に隣接する回折格子 6 4 Aの第二領域部 2 2との境界線部 2 6により、 回 折格子 6 4 Aは、 回折格子 6 4 Aを構成する一方の領域部 2 1 と、 回折格子 6 4 Aを構成
する他方の領域部 2 2 とに二等分される。 回折格子 6 4 Aは、 偶数分割されている。 【 0 2 4 6 】
これにより、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに形成される集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2は、 精度のよい集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2として形成される。 偶数分割され た回折格子 6 4 A (図 3、 図 7 ) の第一領域部 2 1 と、 第一領域部 2 1に隣接する第二領 域部 2 2との境界線部 2 6によって、 第一領域部 2 1 とされる一方の領域部 2 1 と、 一方 の領域部 2 1に隣接し第二領域部 2 2とされる他方の領域部 2 2とに回折格子 6 4 Aが二 等分されるので、 光ピックアップ装置のハウジング (不図示) に回折格子 6 4 Aが装備さ れるときに、 レ一ザユニッ ト 6 1 (図 1、 図 2 ) から出射され回折格子 6 4 Aに当てられ たレーザ光は、 例えば不図示の光軸調整用カメラなどにより、 容易に光軸調整される。 レ 一ザュニッ ト 6 1から出射され回折格子 6 4 Aに当てられたのちに対物レンズ 7 0を透過 したレーザ光は、 例えば光軸調整用カメラなどが用いられて観察可能とされる。
【 0 2 4 7 】
二分割型回折格子 6 4 A (図 3、 図 7 ) においては、 回折格子 6 4 Aの略中央を二等分 させて、 略長方形状の一方の領域部 2 1 と、 略長方形状の他方の領域部 2 2 とを構成させ る境界線部 2 6が回折格子 6 4 Aに設けられているので、 光軸調整用カメラなどが用いら れてレ一ザ光の光軸調整が行われるときに、 レーザ光は、 回折格子 6 4 Aを構成する略長 方形状の一方の領域部 2 1 と、 回折格子 6 4 Aを構成する略長方形状の他方の領域部 2 2 とに、 略二等分された状態に当てられ易くなる。
【 0 2 4 8 】
回折格子 6 4 Aを構成する略長方形状の一方の領域部 2 1 と、 回折格子 6 4 Aを構成す る略長方形状の他方の領域部 2 2とに、 レーザ光が略二等分とされた状態に当てられ易く なることにより、 回折格子 6 4 Aは、 光ピックアップ装置のハウジングに精度よく位置決 め調整されつつ備えられ易くなる。 従って、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに精度よ く集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が形成され易くなる。 これに伴って、 メディア Dの信号 面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 精度よく行われ易くなる。
【 0 2 4 9 】
回折格子 6 4 A (図 3、 図 7 ) を構成する略短冊状の第一領域部 2 1および略短冊状の 第二領域部 2 2の間に、 回折格子 6 4 Aを構成する赂線状の境界線部 2 6が位置する。 第 一領域部 2 1の周期構造に対し、 第二領域部 2 2の周期構造は、 異なる位相を有する周期 構造とされている。 第一領域部 2 1の周期構造に対し、 第二領域部 2 2の周期構造は、 略 1 8 0度ほど異なる位相を有する周期構造とされている。
【 0 2 5 0 】
これにより、 回折格子 6 4 Aにおける第一領域部 2 1 と、 第二領域部 2 2とが区別化さ れるとともに、 回折格子 6 4 Aおける第一領域部 2 1 と、 第二領域部 2 2 との位相差が明 確化される。 回折格子 6 4 Aの第一領域部 2 1の周期構造に対し、 回折格子 6 4 Aの第二 領域部 2 2の周期構造が、 略 1 8 0度ほど異なる位相を有する周期構造とされているの で、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに少なくとも 3個の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が良好に形成される。 メディァ Dの信号面部 D aに良好に形成された少なく とも 3個 の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2により、 トラックピッチ D t pが異なる複数種類のメ ディア Dのデ一夕記録ノ再生時に、 例えば対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2 ) の変位に伴って トラッキングエラ一信号が劣化するということは回避され易くなる。
【 0 2 5 1 】
第一領域部 2 1 (図 3、 図 7 ) と第二領域部 2 2 とを区切る境界線部 2 6により、 第一 領域部 2 1 と第二領域部 2 2 とが分けられている。
【 0 2 5 2 】
回折格子 6 4 Aが 2つの領域部に分けられて区別化されることにより、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに、 各々独立した少なくとも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が 照射される。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なく とも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が各々独立して照射されるので、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ
装置のトラッキングは、 行われ易くなる。
【 0 253 】
回折格子 64 A (図 3、 図 7) は、 略矩形板状に形成されている。 回折格子 64 Aが平 面視されたときに、 回折格子 64 Aは、 略矩形板状のものとして目視される。
【0254 】
縦長の略長方形状第一領域部 2 1と、 縦長の略長方形状第二領域部 22とが横並びに配 列された状態で、 回折格子 64 Aが平面視されたときに、 回折格子 64 Aの一領域部の位 相に対し、 一領域部の右側に隣接する他領域部の位相が略右上がり階段状にずらされた場 合に、 他領域部の位相は、 プラス (+ ) 側にずらされたものと定められる。
【 0255 】
また、 縦長の略長方形状第一領域部 2 1と、 縦長の略長方形状第二領域部 2 2とが横並 びに配列された状態で、 回折格子 64 Aが平面視されたときに、 回折格子 64 Aの一領域 部の位相に対し、 一領域部の右側に隣接する他領域部の位相が略右下がり階段状にずらさ れた場合に、 他領域部の位相は、 マイナス (一) 側にずらされたものと定められる。
【 0256 】
尚、 本願におけるプラス (+ ) の位相おょぴマイナス (一) の位相の定義は、 回折格子 の位相差状態を説明するための便宜上の定義とされる。 また、 本願における 「縦 J 、 「横」 の定義についても、 回折格子を説明するための便宜上の定義とされる。
【 0 257 】
回折格子 64 Aが平面視されたときに、 第一領域部 2 1の周期構造に対し、 第一領域部 2 1の右側に隣接する第二領域部 2 2の周期構造は、 プラス側にずらされた位相を有する 周期構造とされている (図 8) 。 第一領域部 2 1 (図 7) の周期構造に対し、 第二領域部 2 2の周期構造は、 略 + 1 8 0度異なる位相を有する周期構造とされている。
【 0258 】
この光ピックアップ装置は、 デスク トップ型パーソナルコンピュータ (P C : Personal Computer) 用の光ディスク装置に装備されて使用されることが可能とされるとともに、 ノー卜型もしくはラップトップ型 P C用の光ディスク装置に装備されて使用されることも 可能とされる。
【0 259 】
この光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) は、 例えば、 平面視略矩形の回折格子 64 A (図 7) と、 少なく とも 3本の光束を集光してメディア D (図 1、 図 2、 図 4) の信号面 部 D a (図 4) に各々独立した少なくとも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2を照射さ せる対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2) と、 メディア Dにおける 3個の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 82 (図 4) の反射光を受光する光検出器 7 3 (図 1、 図 2、 図 4、 図 5) と、 を 備えて構成される。
[0260 】
このように光ピックアップ装置が構成されていれば、 メディア D (図 4) の信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 精度よく行われる。 トラックピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dのデ一夕記録 Z再生時に、 対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2) の変位に伴って、 トラッキングエラ一信号の振幅が劣化することや、 トラッキングェ ラー信号にオフセッ 卜が残留するということは回避され易くなる。
【 0 261 】
位相シフト型二分割回折格子 64 A (図 3、 図 7) を備える光ピックアップ装置が構成 されることにより、 D VD— RAMに対する光ピックアツプ装置のデータ再生動作または データ記録動作は、 確実に行われる。 また、 DVD±R、 DVD土 RWに対する光ピック ァップ装置のデータ再生動作またはデータ記録動作も、 確実に行われる。
【0 262 】
図 1、 図 2に示す光検出器 7 3は、 例えば、 二種類のレーザ波長光、 三種類のレーザ波 長光等といった複数種類のレーザ波長光を受光可能な一つの光検出器 7 3として構成され る。
【0263 】
複数種類のレーザ波長光を受光可能な一つの光検出器 7 3が光ピックアツプ装置に装備 されていれば、 多種のメディア D (図 1、 図 2、 図 4、 図 5) に対応可能な光ピックアツ プ装置が構成されるとともに、 光ピックアップ装置の部品点数の削減化に伴う価格低減化 が図られる。 光検出器 73 (図 1、 図 2) は、 第 1波長光と、 第 1波長光と異なる波長と され且つ第 1レーザ波長光よりも短い波長のレーザ光とされる第 2波長光との二種類以上 の波長光を受光可能な複数種類の波長光に対応する光検出器 7 3として構成されるので、 光ピックアップ装置は、 多種のメディア Dに対応可能となる。 また、 これとともに、 第 1 波長光を受光可能な光検出器と、 第 2波長光を受光可能な光検出器とが、 一つの光検出器 73としてまとめられるので、 光ピックアップ装置の部品削減化、 小型化、 軽薄化などが 図られる。 光ピックアツプ装置の部品削減化に伴って光ピックアツプ装置の価格が低く抑 えられる。 従って、 多種のメディア Dに対応可能とされるとともに、 部品削減化、 価格低 減化、 小型化、 軽薄化などが図られた光ピックアップ装置の提供が可能となる。
【0264 】
また、 この光ピックアップ装置は、 二種類のレーザ波長光、 三種類のレーザ波長光等と いった複数種類のレーザ波長光を出射可能な一つの発光素子 6 1 (図 1、 図 2) を備えて 構成される。
【0 265 】
複数種類のレーザ波長光を出射可能な一つの発光素子 6 1が光ピックァップ装置に装備 されていれば、 多種のメディア D (図 1、 図 2、 図 4、 図 5) に対応可能な光ピックアツ プ装置が構成されるとともに、 光ピックアップ装置の部品点数の削減化に伴う価格低減化 が図られる。 発光素子 6 1 (図 1、 図 2) は、 第 1波長光と、 第 1波長光と異なる波長と され且つ第 1レーザ波長光よりも短い波長のレーザ光とされる第 2波長光との二種類以上 の波長光を出射可能な複数種類の波長光を出射する発光素子 6 1として構成されるので、 光ピックアップ装置は、 多種のメディア Dに対応可能となる。 また、 これとともに、 第 1 波長光を出射可能な発光素子と、 第 2波長光を出射可能な発光素子とが、 一つの発光素子 6 1としてまとめられるので、 光ピックアップ装置の部品削減化、 小型化、 軽薄化などが 図られる。 光ピックアップ装置の部品削減化に伴って光ピックアップ装置の価格が低く抑 えられる。 従って、 多種のメディア Dに対応可能とされるとともに、 部品削減化、 価格低 減化、 小型化、 軽薄化などが図られた光ピックアップ装置の提供が可能となる。
【0 266 】
また、 光ピックアップ装置の部品点数の削減化により、 光ピックアップ装置の性能/品 質の安定化も図られる。 例えば、 第 1波長光を出射可能な第 1発光素子と、 第 2波長光を 出射可能な第 2発光素子とが、 個別にハウジング等に備えられる場合、 例えば第 1発光素 子および/または第 2発光素子の取付誤差などにより、 第 1波長光の光軸および第 2波長 光の光軸などに 「ばらつき」 が生じることが懸念される。 しかしながら、 第 1波長光を出 射可能な発光素子と、 第 2波長光を出射可能な発光素子とが、 一つの発光素子 6 1として まとめられていれば、 取付誤差などによる光軸などの 「ばらつき」 発生が減らされる。 従 つて、 光ピックアップ装置の性能 Z品質が安定化される。
【0 267 】
第 1レーザ波長光は、 CD規格に準拠した波長光とされている。 第 1レーザ波長光は、 CD規格に準拠した赤外レーザ光とされている。 詳しく説明すると、 第 1レーザ波長光の 波長は、 CD規格の光ディスク Dに対応して、 略7 6 5 ~ 8 3 0 11111、 基準とされる波長 が略 7 8 0〜 7 8 2 n mとされている。 例えば基準とされる波長が略 7 6 5~8 3 0 nm の範囲内に収められる波長光が第 1レーザ波長光とされる。 二波長発光素子 6 1の第 1光 源 6 2から出射される第 1レーザ波長光は、 例えば発光素子 6 1の蓄熱温度等により変動 することがある。
【0 268 】
また、 第 2レーザ波長光は、 DVD規格に準拠した波長光とされている。 第 2レーザ波 長光は、 DVD規格に準拠した赤色レーザ光とされている。 詳しく説明すると、 第 2レー
ザ波長光の波長は、 D VD規格の光ディスク Dに対応して、 略 6 3 0〜6 8 5 nm、 基準 とされる波長が略 6 3 5〜 6 6 0 nmとされている。 例えば基準とされる波長が略 6 30 〜68 5 nmの範囲内に収められる波長光が第 2レーザ波長光とされる。 二波長発光素子 6 1の第 2光源 6 3から出射される第 2レーザ波長光は、 例えば発光素子 6 1の蓄熱温度 等により変動することがある。
【 0269 】
回折面部 2 0 a (図 3、 図 6、 図 7) を片側面にのみ有する回折格子 64 Aが用いられ ていれば、 C D規格の光ディスク D (図 1、 図 2 ) に対応した略 7 6 5〜8 3 0 nm、 基 準とされる波長が略 7 8 0〜782 nmの波長光とされる CD規格に準拠した第 1レーザ 波長光が回折格子 64 Aを透過するときに、 不要な回折光が生じるということは略防止さ れる。
【 0270 】
また、 回折面部 2 0 a (図 3、 図 6、 図 7) を片側面にのみ有する回折格子 64 Aが用 いられていれば、 DVD規格の光ディスク D (図 1、 図 2) に対応した略 6 3 0〜 68 5 nm、 基準とされる波長が略 63 5 - 6 6 0 n mの波長光とされる D V D規格に準拠した 第 2レーザ波長光が回折格子 64 Aを透過するときに、 不要な回折光が生じるということ は略防止される。
【 0271 】
DVD規格に準拠する第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格 子 64A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aを CD規格に準拠した所定波長光の第 1 レーザ波長光が透過することによって、 不要な回折光が略生じることなく分けられた CD 規格に準拠する第 1レ一ザ波長光の二本の第 1サブビームは、 光検出器 7 3 (図 5) に備 えられた第 1受光領域 74の一つの第 1メイン受光部 74 aに対して中心点間距離 Y s
(c d) が変更された二つの第 1サブ受光部 74 b、 74 cに確実に照射される。 また、 DVD規格に準拠する第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 64 A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aを C D規格に準拠した所定波長光の第 1レ —ザ波長光が透過することによって、 不要な回折光が略生じることなく分けられた C D規 格に準拠する第 1 レーザ波長光の一本の第 1メインビームは、 光検出器 7 3 (図 5) に備 えられた第 1受光領域 74の一つの第 1メイン受光部 74 aに確実に照射される。
【 0 272 】
また、 DVD規格に準拠する第 2レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした 回折格子 64A (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 2 0 aを DVD規格に準拠した所定波長 光の第 2レーザ波長光が透過したときに、 不要な回折光が略生じることなく、 DVD規格 に準拠した所定波長光の第 2レーザ波長光は、 少なくとも一本の第 2メインビームと二本 の第 2サブビームとに分けられる。 DVD規格に準拠する第 2レーザ波長光の二本の第 2 サブビームは、 光検出器 73 (図 5) に備えられた従来規格と同じ第 2受光領域 7 5の二 つの第 2サブ受光部 7 5 b、 7 5 cに確実に照射され、 DVD規格に準拠する第 2レーザ 波長光の一本の第 2メインビームは、 光検出器 7 3に備えられた従来規格と同じ第 2受光 領域 7 5の一つの第 2メイン受光部 7 5 aに確実に照射される。
【 0 273 】
光ピックアップ装置等の設計/仕様などにより、 例えば第 1レ一ザ波長光が 「DVD」 規格に準拠した波長光とされてもよい。 例えば第 1レーザ波長光が 「DVD」 規格に準拠 した赤色レーザ光とされてもよい。 詳しく説明すると、 第 1レーザ波長光の波長は、 「D VD」 規格の光ディスク (D) に対応して、 略 6 3 0〜 6 8 5 nm、 基準とされる波長が 略 63 5〜6 6 0 nmとされる。 例えば基準とされる波長が略 6 3 0~6 8 5 nmの範囲 内に収められる波長光が第 1レーザ波長光とされる。 二波長発光素子 (6 1) の第 1光源 (62) から出射される第 1 レーザ波長光は、 例えば発光素子 (6 1) の饕熱温度等によ り変動することがある。
【 0274 】
また、 光ピックアップ装置等の設計 Zなどにより、 例えば第 2レーザ波長光が 「B 1 u — r a y D i s c」 規格または 「 H D D V D」 規格に準拠した波長光とされてもよい。 例えば第 2レーザ波長光が 「B 1 u— r a y D i s c」 規格または 「HD 0 0」 規 格に準拠した青紫色レーザ光とされてもよい。 詳しく説明すると、 第 2レーザ波長光の波 長は、 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「 H D DVD」 規格の光ディスク
(D) に対応して、 略 340〜 45 0 nm、 基準とされる波長が略 40 5 n mとされる。 例えば基準とされる波長が略 340〜4 5 0 nmの範囲内に収められる波長光が第 2レー ザ波長光とされる。 二波長発光素子 (6 1) の第 2光源 (63) から出射される第 2レー ザ波長光は、 例えば発光素子 (6 1) の蓄熱温度等により変動することがある。
【 0 275 】
回折面部 (2 0 a) (図 3、 図 6、 図 7) を片側面にのみ有する回折格子 ( 64 A) が 用いられていれば、 「DVD」 規格の光ディスク (D) (図 1、 図 2) に対応した略 6 3 0 ~ 6 8 5 nm、 基準とされる波長が赂 6 3 5 ~ 6 6 0 nmの波長光とされる 「D VD」 規格に準拠した第 1レーザ波長光が回折格子 (64A) を透過するときに、 不要な回折光 が生じるということは略防止される。
【 0276 】
また、 回折面部 (2 0 a) (図 3、 図 6、 図 7) を片側面にのみ有する回折格子 ( 64 A ) が用いられていれば、 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「H D 0 0」 規 格の光ディスク (D) (図 1、 図 2) に対応した略 340〜450 nm、 基準とされる波 長が略 40 5 nmの波長光とされる 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「HD D VD」 規格に準拠した第 2レーザ波長光が回折格子 (64A) を透過するときに、 不要な 回折光が生じるということは略防止される。
【 0 277 】
「B l u— r a y D i s c」 規格または 「H D D V D」 規格に準拠する第 2レーザ 波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 (64A) (図 3、 図 6、 図 7) の回折面部 (2 0 a) を 「DVD」 規格に準拠した所定波長光の第 1レーザ波長光が透過 することによって、 不要な回折光が略生じることなく分けられた 「DVD」 規格に準拠す る第 1レーザ波長光の二本の第 1サブビームは、 光検出器 (7 3) (図 5) に備えられた 第 1受光領域 (74) の一つの第 1メイン受光部 (74 a) に対して中心点間距離 (Y s (c d) ) が変更された二つの第 1サブ受光部 (74 b、 74 c) に確実に照射される。 また、 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「H D D V D」 規格に準拠する第 2レ —ザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 (64A) (図 3、 図 6、 図 7 ) の回折面部 (2 0 a) を 「DVD」 規格に準拠した所定波長光の第 1レーザ波長光が 透過することによって、 不要な回折光が略生じることなく分けられた 「DVD」 規格に準 拠する第 1レーザ波長光の一本の第 1メインビームは、 光検出器 (7 3) (図 5 ) に備え られた第 1受光領域 (74) の一つの第 1メイン受光部 (74 a) に確実に照射される。
【0 278 】
また、 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「H D D V D」 規格に準拠する第 2 レーザ波長光に対応し第 2レーザ波長光を基準とした回折格子 (64A) (図 3、 図 6、 図 7 ) の回折面部 (2 0 a) を 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「HD D V D」 規格に準拠した所定波長光の第 2レーザ波長光が透過したときに、 不要な回折光が略 生じることなく、 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「H D DVD」 規格に準拠 した所定波長光の第 2レーザ波長光は、 少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2 サブビームとに分けられる。 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「 H D DVD」 規格に準拠する第 2レーザ波長光の二本の第 2サブビームは、 光検出器 (7 3) (図 5) に備えられた従来規格と同じ第 2受光領域 (7 5) の二つの第 2サブ受光部 ( 7 5 b、 7 5 c ) に確実に照射され、 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「HD D VD j 規 格に準拠する第 2レーザ波長光の一本の第 2メインビームは、 光検出器 (7 3) に備えら れた従来規格と同じ第 2受光領域 (7 5) の一つの第 2メイン受光部 (7 5 a) に確実に 照射される。
【0 279 】
また、 図 1、 図 2等に示す光ピックアップ装置は、 第 1層 DL 0 (図 5) 、 第 2層 DL 1等の複数の信号面部 D aを有するメディァ Dに対応可能とされている。
【0 280 】
上記光ピックアップ装置が構成されることにより、 第 1層 DL 0 (図 5) 、 第 2層 DL 1等の複数の信号面部 D aを有するメディァ Dに対する光ピックアップ装置の信号、 情報 の読取り、 及び/又は、 第 1層 DL 0、 第 2層 DL 1等の複数の信号面部 D aを有するメ ディア Dに対する光ピックアップ装置の信号、 情報の書込みは、 良好に行われる。 回折格 子 64A (図 1〜図 3、 図 6、 図 7) による不要な光の発生が抑えられた光ピックアップ 装置 (図 1、 図 2) が構成されるので、 光ピックアップ装置によって、 複数の信号面部 D aを有するメディア Dのデ一夕、 信号、 情報等の読取りが行われているときや、 複数の信 号面部 D aを有するメディア Dにデータ、 信号、 情報等の書込みが行われているときに、 例えば不要な光の発生に起因した不具合が生じるということは回避される。
【 0281 】
例えば、 第 1層 DL 0 (図 5) と第 2層 D L 1との複数の層 D L 0、 DL 1を有する D VD規格のメディァ Dの第 1層 DL 0における信号の再生または信号の記録が行われてい るときに、 回折格子 64A (図 1〜図 3、 図 6、 図 7) による不要な光が DVD規格のメ ディア Dの第 2層 DL 1に照射され、 その結果、 D VD規格のメディア Dの第 2層 DL 1 における不要な反射光が、 光検出器 7 3における DVD受光領域 7 5の一方の第 2サブ受 光部 7 5 bもしくは他方の第 2サブ受光部 7 5 cの何れか一方または両方にノイズとして 入り込み、 光検出器 7 3にいわゆる層間クロストークが生じるということは回避される。
【0 282 】
また、 例えば、 第 1層 (DL 0) (図 5) と第 2層 (DL 1 ) との複数の層 (DL 0) 、 (D L 1 ) を有する 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「HD D VD」 規格のメ ディア (D) の第 1層 (DL 0) における信号の再生または信号の記録が行われていると きに、 回折格子 ( 64 A) (図 1〜図 3、 図 6、 図 7 ) による不要な光が 「B 1 u— r a y D i s c J 規格または 「HD DVD」 規格のメディァ (D) の第 2層 (DL 1) に 照射され、 その結果、 「B l u— r a y D i s c」 規格または 「H D DVD」 規格の メディア (D) の第 2層 (DL 1) における不要な反射光が、 光検出器 (7 3) における DVD受光領域 (7 5) の一方の第 2サブ受光部 (7 5 b) もしくは他方の第 2サブ受光 部 (7 5 c) の何れか一方または両方にノイズとして入り込み、 光検出器 (7 3) にいわ ゆる層間クロストークが生じるということは回避される。
【実施例 2】
【0 283 】
図 9は、 光ピックアップ装置に装備される回折格子の第二実施形態を示す概略図であ る。
【0 284 】
図 1、 図 2および図 6に示す回折格子 64 Aに代えて、 図 3の右側および図 9に示す回 折格子 64 Bが光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) に装備される。 図 1、 図 2および図 6 に示す回折格子 64 Aが図 3の右側おょぴ図 9に示す回折格子 64 Bに置き換えられたこ と以外に、 光ピックアップ装置おょぴ光ディスク装置に変更はない。 図 1、 図 2および図 6に示す回折格子 6 Aが図 3の右側および図 9に示す回折格子 64 Bに置き換えられた 点で、 実施例 1と実施例 2とが異なるが、 回折格子 64 A、 64 B以外の他の部分におい ては、 実施例 1と実施例 2とは、 共通なものとされている。 便宜上、 図 1〜図 8を併用し て、 実施例 2を説明する。 また、 実施例 2において、 実施例 1にて説明したものと同一の ものについては、 同一の符号を付し、 その詳細な説明を省略した。
[0 85 】
回折格子 64 Bは、 図 3に示すように、 一方の半平面 2 1に形成された格子溝の周期構 造の位相が他方の半平面 22に形成された格子溝の周期構造の位相に対して約 1 8 0度ず れた DVD用回折格子部材 2 0が、 光学ガラス板 5 0の一方の平面部 5 0 aに固着されて
構成される。 光学ガラス板 5 0が装備されることにより、 回折格子 64 Bは、 回折格子 6 4 A (図 3の左側、 図 6) よりも機械的強度に優れる。
[0286 】
まず、 レーザユニット 6 1の第 1又は第 2の光源 6 2、 6 3より出射される第 1又は第 2のレーザ光の波長 λと、 回折格子 64 Βにおいて連続した凹部 S 1 1から凸部 S 1 2ま たは凸部 S 1 2から凹部 S 1 1までを一周期とした格子間隔 dと、 に基づいて、 上記式
(1) によるブラッグの条件に基づく近似式によって回折角 0が求められる (図 9参照) 。 尚、 図 9に示す説明図は、 説明を容易とさせるために、 便宜上、 描かれた図であり、 実際 には、 仮想の発光点 Xは、 法線 Nを中心軸として略対称に一対ほど設定される。
【 0287 】
つぎに、 レーザユニット 6 1の発光面 6 1 aに含まれる第 1又は第 2の光源 6 2、 6 3 の現実の位置を示す第 1の発光点 Oから回折格子 64 Bの略平滑面 Sの裏側の凹面 S 2 1 を構成する底面 S iや凸面 S 22を構成する外面 S ϋまでの間の法線距離 Lと、 上記式 (1 ) により求めた回折角 と、 に基づき、 レ一ザユニット 6 1の発光面 6 1 a上でのサ プビームに関する見かけ上の第 1又は第 2の光源 62、 6 3の位置を示す第 2の発光点 X を定めることができる。 尚、 レーザュニット 6 1の発光面 6 1 aは、 回折格子 64 Bの略 平滑面 Sの法線 Nに対して垂直であり、 面 Sの裏側の凹面 S 2. 1を構成する底面 S iゃ凸 面 S 22を構成する外面 S ii から略法線距離 Lだけ離れた位置にある平面となっている。 そして、 上記式 ( 2 ) により、 レーザュニット 6 1の発光面 6 1 a上における第 1の発光 点 Oから第 2の発光点 Xまでの間の距離 Y rが求められる (図 9参照) 。
【0288 】
また、 上記式 ( 1) およぴ式 (2) に基づき、 上記式 (5) が求められる。 また、 上記 式 (6) 、 (7) 、 (8) により、 光検出器 7 3の DVD受光領域 7 5における受光間隔 Y s (d V d) が求められる。 また、 上記式 (9) 、 (1 0) 、 ( 1 1) により、 光検出 器 73の C D受光領域 74における受光間隔 Y s ( c d) が求められる。
【実施例 3】
【 0289 】
図 1 0は、 光ピックアップ装置に装備される回折格子の第三実施形態を示す概略平面 図、 図 1 1は、 図 1 0の回折格子における光ディスク半径方向と位相差との関係を示す図 である。
【 0290 】
図 1、 図 2およぴ図 6に示す回折格子 64 Aに代えて、 図 1 0に示す回折格子 64 Cが 光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) に装備される。 図 1、 図 2および図 6に示す回折格子 6 Aが図 1 0に示す回折格子 64 Cに置き換えられたこと以外に、 光ピックアツプ装置 および光ディスク装置に変更はない。 図 1、 図 2およぴ図 6に示す回折格子 64 Aが図 1 0に示す回折格子 64 Cに置き換えられた点で、 実施例 1と実施例 3とが異なるが、 回折 格子 64A、 64 C以外の他の部分においては、 実施例 1と実施例 3とは、 共通なものと されている。 便宜上、 図 1〜図 6ならびに図 14〜図 1 6を併用して、 実施例 3を説明す る。 また、 実施例 3において、 実施例 1にて説明したものと同一のものについては、 同一 の符号を付し、 その詳細な説明を省略した。
[ 0291 】
尚、 図 14は、 光ピックアップ装置の視野特性を示す説明図、 図 1 5は、 光ピックアツ プ装置のサブ · プッシュプル信号振幅レベル特性を示す説明図、 図 1 6は、 光ピックアツ プ装置のトラッキングエラ一位相差特性を示す説明図である。
[0292 】
回折格子 64 C (図 1 0) の回折面部 3 0 aは、 第 1レーザ波長光を少なくとも一本の 第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分ける回折面部 3 0 aと、 第 2レーザ波長 光を少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに分ける回折面部 3 0 aと、 を兼ねて、 複数種類のレーザ波長光の回折に対応する一つの面部 3 0 aとして形成 されている。
【0 293 】
このように回折格子 64 Cの回折面部 3 0 aが形成されていれば、 回折格子 64 Cにお ける不要な回折光の発生が抑えられるとともにレーザ光の効率の低下が防止され、 更に価 格を低く抑えることが可能な光ピックアップ装置が構成される。
【0 294 】
例えば、 第 1レーザ波長光に対応した第 1回折面部 3 0 2 (図 2 0、 図 2 1) と、 第 2 レーザ波長光に対応した第 2回折面部 3 04と、 の二つの回折面部 3 0 2、 3 04を有す る従来の回折格子 3 0 0 A、 300 Bの第 1回折面部 3 0 2を第 1 レーザ波長光が透過し て、 第 1レーザ波長光が一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに少なくとも 分けられるときに、 回折格子 30 0 A、 3 0 0 Bの第 2回折面部 3 04により、 第 1レ一 ザ波長光の第 1メインビームが更に無駄に回折されるとともに第 1サブビームが更に無駄 に回折され、 これに伴って、 第 1レーザ波長光の第 1メインビームおよび第 1サブビーム の光の効率が低下することが懸念されていた。
【0295 】
また、 例えば、 第 1レーザ波長光に対応した第 1回折面部 3 02と、 第 2レーザ波長光 に対応した第 2回折面部 304と、 の二つの回折面部 3 0 2、 3 04を有する従来の回折 格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 2回折面部 3 04を第 2レーザ波長光が透過して、 第 2レ一 ザ波長光が一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに少なくとも分けられると きに、 回折格子 3 00 A、 3 0 0 Bの第 1回折面部 3 02により、 第 2レーザ波長光が無 駄に回折され、 これに伴って、 第 2レーザ波長光の光の効率が低下することが懸念されて いた。
【0 296 】
しかしながら、 回折格子 64 C (図 1 0) の回折面部 3 0 aが、 第 1レーザ波長光を少 なくとも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分ける回折面部 3 0 aと、 第 2レーザ波長光を少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに分け る回折面部 3 0 aと、 を兼ねて複数種類のレーザ波長光の回折に対応する一つの面部 3 0 aとして形成されていれば、 第 1レーザ波長光の第 1メインビームおよび第 1サブビーム が不要に回折されて第 1レーザ波長光の第 1メインビームおよび第 1サブビームの光の効 率が低下されたり、 第 2レーザ波長光が不要に回折されて第 2レーザ波長光の光の効率が 低下されたりするということは回避される。
【0 297 】
また、 第 1レーザ波長光を少なくとも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビーム とに分ける回折面部 3 0 aと、 第 2レーザ波長光を少なくとも一本の第 2メインビームと 二本の第 2サブビームとに分ける回折面部 3 0 aと、 を兼ねて複数種類のレーザ波長光の 回折に対応する一つの面部 3 0 aとして回折格子 64 Cの回折面部 3 0 aが形成されてい るので、 加工部分、 加工工数等が減らされた回折格子 64 Cが構成される。 回折格子 64 Cの加工部分、 加工工数等が減らされるので、 回折格子 64 Cの価格が低く抑えられる。 これに伴って、 価格を低く抑えることが可能とされた光ピックアップ装置を構成させるこ とが可能となる。
【0 298 】
図 1 0の如く、 回折格子 64 Cに、 レーザュニット 6 1 (図 1、 図 2) から出射される レーザ光の一部に 7Cラジアンの位相シフトを発生させる位相シフト領域部 3 1、 3 3 (図 1 0) が設けられている。 回折格子 64 Cは、 略長方形状の第一領域部 3 1と、 第一領域 部 3 1に隣接する略線状の第二領域部 3 2と、 第二領域部 3 2に隣接する略長方形状の第 三領域部 3 3との少なくとも 3つの領域部 3 1、 3 2、 3 3に分けられている。 回折格子 64 Cは、 複数の領域部 3 1、 32、 3 3に分けられている。 各領域部 3 1、 32、 3 3 内で所定の周期構造が構成されている。
【0 299 】
図 1 0に示す回折格子 64 Cにおいて、 第二領域部 3 2の位相状態が分かり易くされる ために、 便宜上、 第二領域部 32は、 ある程度の幅をもたせて描かれている。 実際には、
回折格子 6 4 Cの第二領域部 3 2は、 例えば幅 3 2 wが 2 0 ~ 2 0 0 m程度の細い線形 状とされる。 また、 回折格子 6 4 Cを構成する各領域部 3 1、 3 2、 3 3の周期構造は、 微細な凹凸状の繰返し周期構造とされている。 また、 回折格子 6 4 Cは、 例えば略 3〜 1 0 mm角の縦横寸法をした厚み略 0 . 3〜 3 mmのガラス板とされている。 図 1 0に示す 回折格子 6 4 Cが斜視されたときに、 回折格子 6 4 Cは、 例えば図 1に示す回折格子 6 4 Aのように眺められる。
【0 3 0 0 】
複数の領域部 3 1、 3 2、 3 3 (図 1 0 ) に分けられた回折格子 6 4 Cが構成されてい れば、 メディア D (図 4、 図 5 ) の信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のエラ一信 号の検出は、 良好に行われ易くなる。 例えば、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピッ クアップ装置のトラッキングは、 良好に行われ易くなる。 回折格子 6 4 C (図 1 0 ) が複 数の領域部 3 1、 3 2、 3 3に分けられて構成されることにより、 メディア D (図 4 ) の 信号面部 D aに、 各々独立した少なくとも三個の集光スポッ ト 8 0、 8 1 、 8 2が照射さ れる。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なくとも三個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が 各々独立して照射されるので、 トラックピッチ D t が異なる二種類以上のメディァ Dの 記録 Z再生時に、 トラッキングエラ一信号等のエラー信号の検出精度が低下するというこ とは回避され易くなる。 従って、 トラッキング制御が行われ易い光ピックアップ装置の提 供が可能となる。
【 0 3 0 1 】
図 1 0の如く、 回折格子 6 4 Cは、 第 1領域部 3 1 と、 第 1領域部 3 1に隣接し第 1領 域部 3 1の周期構造に対し異なる周期構造を有する第 2領域部 3 2 と、 第 2領域部 3 2に 隣接し第 2領域部 3 2の周期構造に対し異なる周期構造を有する第 3領域部 3 3 と、 の三 つの領域部 3 1、 3 2、 3 3に分けられている。 回折格子 6 4 Cは、 いわゆる三分割型ィ ンライングレーティ ングとして構成されている。
【0 3 0 2 】
図 1 0に示す複数の領域部 3 1、 3 2、 3 3に分割された回折格子 6 4 Cが光ピックァ ップ装置に装備されていれば、 メディア D (図 2、 図 4、 図 5 ) の信号面部 D aに対する 光ピックアップ装置のエラ一信号の検出は、 良好に行われる。 例えば、 メディア Dの信号 面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 良好に行われる。 回折格子 6 4 C (図 1 0 ) が 3つの領域部 3 1、 3 2、 3 3に分けられて構成されることにより、 メデ ィァ D (図 4 ) の信号面部 D aに、 各々独立した少なく とも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が照射される。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なくとも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が各々独立して照射されるので、 トラックピッチ D t pが異なる二種類以 上のメディア Dにデータ記録が行われるときや、 トラックピッチ D t pが異なる二種類以 上のメディア Dのデータ再生が行われるときに、 例えば対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2 ) の 変位に伴って、 トラッキングエラ一信号等のエラー信号の検出精度が低下するということ は回避される。 従って、 トラッキング制御が行われ易い光ピックアップ装置の提供が可能 となる。
【 0 3 0 3 】
図 1 0の如く、 回折格子 6 4 Cは、 第一領域部 3 1 とされる略長方形状の一方の領域部 3 1 と、 第三領域部 3 2とされる略長方形状の他方の領域部 3 2とを有するものとされ る。 回折格子 6 4 Cの第一領域部 3 1の幅 3 1 wと、 第三領域部 3 3の幅 3 3 wとは、 略 等しい幅とされている。 回折格子 6 4 Cの第二領域部 3 2により、 回折格子 6 4 Cは、 回 折格子 6 4 Cを構成する一方の領域部 3 1 と、 回折格子 6 4 Cを構成する他方の領域部 3 2 とに分けられる。 回折格子 6 4 Cは、 奇数分割されている。
【 0 3 0 4 】
回折格子 6 4 Cを構成する略短冊状の第一領域部 3 1およぴ赂短冊状の第三領域部 3 3 の間に、 回折格子 6 4 Cを構成する略線状の第二領域部 3 2が配置されている。 第一領域 部 3 1の周期構造に対し、 第二領域部 3 2の周期構造は、 異なる位相を有する周期構造と されている。 また、 第二領域部 3 2の周期構造に対し、 第三領域部 3 3の周期構造は、 異
なる位相を有する周期構造とされている。 第一領域部 3 1の周期構造に対し、 第三領域部 3 3の周期構造は、 略 1 8 0度ほど異なる位相を有する周期構造とされている。
[0305 】
これにより、 回折格子 64 Cにおける第一領域部 3 1と、 第二領域部 32と、 第三領域 部 33とが区別化されるとともに、 回折格子 64 Cおける第一領域部 3 1と、 第三領域部 33との位相差が明確化される。 回折格子 64 Cの第一領域部 3 1の周期構造に対し、 回 折格子 64 Cの第三領域部 3 3の周期構造が、 略 1 8 0度ほど異なる位相を有する周期構 造とされているので、 メディア D (図 4) の信号面部 D aに少なく とも 3個の各集光スポ ッ 卜 80、 8 1、 82が良好に形成される。 メディア Dの信号面部 D aに良好に形成され た少なくとも 3個の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 82により、 トラックピッチ D t pが異 なる複数種類のメディア Dのデータ記録/再生時に、 例えば対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2 ) の変位に伴ってトラッキングエラ一信号が劣化するということは回避され易くなる。
【0 306 】
第一領域部 3 1 (図 1 0) と第二領域部 3 2とを区切る境界線部 3 5により、 第一領域 部 3 1と第二領域部 3 2とが分けられている。 また、 第二領域部 3 2と第三領域部 3 3と を区切る境界線部 3 7により、 第二領域部 3 2と第三領域部 3 3とが分けられている。
【0 307 】
回折格子 64 Cが 3つの領域部に分けられて区別化されることにより、 メディア D (図 4) の信号面部 D aに、 各々独立した少なく とも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が 照射される。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なく とも 3個の集光スポッ ト 80、 8 1、 82が各々独立して照射されるので、 メディァ Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ 装置のトラッキングは、 行われ易くなる。
【 0308 】
回折格子 64 C (図 1 0) は、 略矩形板状に形成されている。 回折格子 64 Cが平面視 されたときに、 回折格子 64 Cは、 略矩形板状のものとして目視される。
【 0309 】
縦長の略長方形状第一頜域部 3 1と、 縦長の略線状第二領域部 32と、 縦長の'略長方形 状第三領域部 3 3とが横並びに配列された状態で、 回折格子 64 Cが平面視されたとき に、 回折格子 64 Cの一領域部の位相に対し、 一領域部の右側に隣接する他領域部の位相 が略右上がり階段状にずらされた場合に、 他領域部の位相は、 プラス (+ ) 側にずらされ たものと定められる。
【0 310 】
また、 縦長の略長方形状第一領域部 3 1と、 縦長の赂線状第二領域部 32と、 縦長の略 長方形状第三領域部 3 3とが横並びに配列された状態で、 回折格子 64 Cが平面視された ときに、 回折格子 64 Cの一領域部の位相に対し、 一領域部の右側に隣接する他領域部の 位相が略右下がり階段状にずらされた場合に、 他領域部の位相は、 マイナス (一) 側にず らされたものと定められる。
【0311 】
回折格子 64 Cが平面視されたときに、 第一領域部 3 1の周期構造に対し、 第一領域部 3 1の右側に隣接する第二領域部 32の周期構造は、 プラス側にずらされた位相を有する 周期構造とされている。 また、 回折格子 64 Cが平面視されたときに、 第二領域部 3 2の 周期構造に対し、 第二領域部 3 2の右側に隣接する第三領域部 3 3の周期構造は、 プラス 側にずらされた位相を有する周期構造とされている。
【0 312 】
回折格子 64 Cは、 各領域部 3 1、 32、 3 3の周期構造の各位相が順を追って段階的 にずらされて構成されている (図 1 1) 。 回折格子 64 C (図 1 0) は、 いわゆる順位相 の周期構造を備える回折格子 64 Cとされている。
[0 313 】
光ピックアップ装置の設計ノ仕様などにより、 例えば図 1 0に示す回折格子 64 Cにお いて、 符号や引出線や寸法線などについては略そのままとされつつ、 輪郭線のみが左右反
転された回折格子 (64 C) が用いられてもよい。 そのようなものについて具体的に説明 すると、 例えば、 回折格子 (64 C) が平面視されたときに、 第一領域部 (3 1) の周期 構造に対し、 第一領域部 (3 1 ) の右側に隣接する第二領域部 (32) の周期構造が、 マ ィナス側にずらされた位相を有する周期構造とされてもよい。 また、 例えば、 回折格子 ( 64 C) が平面視されたときに、 第二領域部 (32) の周期構造に対し、 第二領域部 (3 2) の右側に隣接する第三領域部 (3 3) の周期構造が、 マイナス側にずらされた位 相を有する周期構造とされてもよい。
【0 314 】
本願における符号に付けられた括弧 ( ) は、 図面に示されたものと若干異なるものを 説明するために便宜上用いられている。
【0 315 】
回折格子 (64 C) は、 各領域部 (3 1、 32、 3 3) の周期構造の各位相が順を追つ て段階的にずらされて構成される。 回折格子 (64 C) は、 いわゆる順位相の周期構造を 備える回折格子 (64 C) とされる。
【0 316 】
順位相の周期構造を備える回折格子が光ピックアップ装置に装備されていれば、 サブ · プッシュプル信号振幅レベル (S u b— P P振幅レベル) が増加され、 サブ · プッシュプ ル信号振幅レベル特性 (S u b— P P振幅レベル特性) が向上され易くなる (図 1 5) 。
ひ ー??振幅レべル (%) が減少され、 S u b— P P振幅レベル特性が低下するとい うことは回避される。
【0 317 】
メディア D (図 1、 図 2、 図 4) の信号面部 D a (図 4) に照射される少なく とも 3個 の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2は、 メインスポッ ト 8 0と、 メインスポッ ト 8 0を挟む 一対のサブスポッ ト 8 1、 8 2とを含むものとされている。 メインスポッ ト 8 0と、 サブ スポッ ト 8 1、 82とに関連した信号振幅レベルとされる S u b—: P P振幅レベルは、 つ ぎの式 (2 0) に基づいて定められる。
【0 318 】
【数 1】
【0 319 】
また、 トラッキングエラー位相差量 (TE位相差量) が減少され、 トラッキングエラー 位相差特性 (TE位相差特性) が向上され易くなる (図 1 6) 。 TE位相差量が増加さ れ、 T E位相差特性が低下するということは回避される。
【0 320 】
S u b— P P振幅レベル特性が向上されるとともに、 T E位相差特性が向上されるの で、 この光ピックアップ装置は、 デスク トップ型 P C用の光ディスク装置に装備されて使 用されることが可能とされるとともに、 ノート型もしくはラップトップ型 P C用の光ディ スク装置に装備されて使用されることも可能とされる。 例えばデスク トップ型 P C用の光 ディスク装置に用いられる光ピックアップ装置は、 大きいサイズの対物レンズが使用可能 とされることから、 視野特性が考慮されつつ、 視野特性よりも、 !!!?ー??振幅レべル 特性や、 TE位相差特性のほうが、 設計上、 重要とされることがある。
【 0 321 】
また、 トラッキングエラー視野特性 (TE視野特性) の低下が抑えられるので、 この光 ピックアップ装置は、 デスク トップ型 P C用の光ディスク装置に装備されて使用されるこ とが可能とされるとともに、 ノート型もしくはラップトップ型 P C用の光ディスク装置に 装備されて使用されることも可能とされる。
[0 322 】
図 1 0、 図 1 1の如く、 第一領域部 3 1の周期構造に対し、 第二領域部 3 2の周期構造 は、 略 + 6 0度異なる位相を有する周期構造とされている。 また、 第一領域部 3 1の周期 構造に対し、 第二領域部 3 2の周期構造は、 略 + 6 0度異なる位相を有する周期構造とさ
れている。 また、 第二領域部 3 2の周期構造に対し、 第三領域部 3 3の周期構造は、 略 + 6 0度異なる位相を有する周期構造とされている。 第一領域部 3 1の周期構造に対し、 第 三領域部 3 3の周期構造は、 赂 + 1 8 0度異なる位相を有する周期構造とされている。
【 0 32 3 】
このように構成された回折格子 6 4 Cが光ピックアップ装置に装備されていれば、 S u b— P P振幅レベル (%) が増加され、 S u b— P P振幅レベル特性が向上する (図 1 5 ) 。 S u b— P P振幅レベル (%) が減少され、 S u b— P P振幅レベル特性が低下す るということは回避される。 また、 T E位相差量が減少され、 T E位相差特性が向上する (図 1 6 ) 。 T E位相差量が増加され、 T E位相差特性が低下するということは回避され る。
【 0 324 】
位相シフト型三分割回折格子 6 4 C (図 1 0 ) が採用されて、 インライン D P P法によ るトラッキング誤差検出法が実行される光ピックアップ装置 (図 1、 図 2 ) は、 T E位相 差量を小さく抑えることが可能となる (図 1 6 ) 。 従って、 位相シフト型三分割回折格子 6 4 C (図 1 0 ) を備える光ピックアップ装置 (図 1、 図 2 ) が装備された光ディスク装 置においては、 例えばトラックピッチ D t p (図 4 ) の異なるいかなるメディア Dに対し ても、 安定した動作にて、 メディア Dに対しデータ/情報の読出し Z書込みが行われる。
【 0 32 5 】
メディァ Dの信号面部 D aに照射された S u b— P P振幅レベル特性が向上されるとと もに、 T E位相差特性が向上されるので、 この光ピックアップ装置は、 デスク トップ型 P C用の光ディスク装置に装備されて使用されることが可能とされるとともに、 ノート型も しくはラップトップ型 P C用の光ディスク装置に装備されて使用されることも可能とされ る。
【 0 326 】
また、 このように構成された回折格子 6 4 Cが光ピックアップ装置に装備されていれ ば、 トラッキングエラ一振幅レベル (T E振幅レベル) (%) が大幅に減少され、 T E視 野特性が著しく低下するということは回避される (図 1 4 ) 。 T E視野特性の大幅な低下 が抑えられるので、 この光ピックアップ装置は、 ノート型もしくはラップトップ型 P C用 の光ディスク装置に装備されて使用されることが可能とされるとともに、 デスク トツプ型 P C用の光ディスク装置に装備されて使用されることも可能とされる。 また、 T E視野特 性の大幅な低下が抑えられるので、 この光ピックアップ装置は、 例えば複数の小さい対物 レンズ 7 0を備える光ピックアップ装置として使用されることも可能とされる。
【 0 32 7 】
対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2 ) の瞳面部 7 0 a (図 2 ) を通過する光の直径 7 0 bに対 し、 回折格子 6 4 Cの中央部 3 0 m (図 1 0 ) の幅 3 2 wは、 1 6〜 2 8 %、 好ましくは 1 8〜 2 6 %とされる。 すなわち、 回折格子 6 4 Cの中央部比率 W rは、 1 6〜 2 8 %、 好ましくは 1 8 ~ 2 6 %とされる (図 1 4、 図 1 5、 図 1 6 ) 。
【 0 328 】
このように構成された回折格子 6 4 Cが光ピックアップ装置に装備されていれば、 卜ラ ックピッチ D t pが異なる複数種類のメディァ Dのデータ記録/再生時に、 対物レンズ 7 0の変位に伴ってトラッキングエラー信号が劣化するということは回避され易くなる。
【 0 32 9 】
対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 を通過する光の直径 7 0 に対し、 回折格子 6 4 Cの中 央部 3 0 mの幅 3 2 wが 1 6 %未満に設定された場合、 T E振幅レベル (%) が減少さ れ、 T E視野特性が低下され易くなる (図 1 4 ) 。 すなわち、 回折格子 6 4 Cの中央部比 率 W rが 1 6 %未満に設定された場合、 O B Lセンタ比 (%) が減少され、 T E視野特性 が低下され易くなる。 また、 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに 対し、 回折格子 6 4 Cの中央部 3 0 mの幅 3 2 wが 1 8 %以上とされることにより、 T E 振幅レベル (%) の減少が抑えられ、 T E視野特性の低下が抑えられる。 すなわち、 回折 格子 6 4 Cの中央部比率 W rが 1 8 %以上とされることにより、 〇B Lセンタ比 (%) の
減少が抑えられ、 T E視野特性の低下が抑えられる。 〇BL (objective lens) とは、 対 物レンズを意味する。
【0330 】
また、 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 64 Cの中央部 3 0mの幅 32 wが 2 8.%を超えて設定された場合、 サブ · プッシュプル信号 振幅レベル (S u b— P P振幅レベル) (%) が減少され、 S u b— P P振幅レベル特性 が低下され易くなる (図 1 5) 。 対物レンズ 70の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 64 Cの中央部 3 Omの幅 3 2wが 2 6 %以内とされることにより、 S u b— P P振幅レベル (%) の減少が抑えられ、 S u b— P P振幅レベル特性の低下が 抑えられる。
【 0 331 】
また、 対物レンズ 7 0 (図 2) の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 70 bに対し、 回折 格子 64 C (図 1 0) の中央部 3 0 mの幅 32 wが 2 8 %を超えて設定された場合、 トラ ッキングエラ一位相差量 (TE位相差量) が増加され、 トラッキングエラー位相差特性 (TE位相差特性) が低下され易くなる (図 1 6) 。 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通 過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 64 Cの中央部 3 Omの幅 32 wが 26 %以内と されることにより、 T E位相差量の増加が抑えられ、 T E位相差特性の低下が抑えられ る。
【0 332 】
対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 64 Cの中 央部 3 0 mの幅 32 が 1 6〜 2 8 %好ましくは 1 8〜 2 6 %に設定されることにより、 TE振幅レベル (図 1 4) と、 S u b— P P振幅レベル (図 1 5) と、 TE位相差量 (図 1 6) とが適度な値に設定され易くなる。
【0 333 】
例えば、 対物レンズ 70の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 6 4 Cの中央部 30 mの幅 3 2 wが略 2 0 %に設定されることにより、 TE振幅レベル (図 14) と、 S u b— P P振幅レベル (図 1 5 ) と、 T E位相差量 (図 1 6 ) とが最適な値 に設定され易くなる。 TE振幅レベルと、 S u b— P P振幅レベルと、 TE位相差量と が、 バランスよく適度な値に設定されるので、 光ピックアップ装置のトラッキング制御が 行われ易くなる。
【0 334 】
回折格子 64 C (図 1 0) の回折格子 64 Cの第二領域部 3 2の幅 32 wは、 2 0〜2 0 0 m, 好ましくは 6 0〜: 1 6 0 im、 より好ましくは 9 6〜: 1 44 mに設定され る。 すなわち、 回折格子 64 Cの分割部幅 3 2wは、 2 0〜2 0 0 μπι、 好ましくは 6 0 〜 1 6 0 m, より好ましくは 9 6~ 144 ^mに設定される。
【 0335 】
これにより、 メディァ Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキング は、 良好に行われ易くなる。 トラックピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dの記録 再生時に、 例えば対物レンズ 7 0の変位に伴って、 トラッキングエラ一信号が劣化する ということは回避され易くなる。
【0 336 】
回折格子 64 Cの第二領域部 32の幅 3 2 wが 2 0 μ m未満の狭い幅とされた場合や、 回折格子 64 Cの第二領域部 32の幅 32 wが 2 0 0 ^ mを超える広い幅とされた場合に は、 TE視野特性と、 S u b— P P振幅レベル特性と、 T E位相差特性とのパランスが崩 される。 各特性のバランスが崩されると、 トラッキングエラー信号が劣化されて、 メディ ァ Dの信号面部 D aに対する光ピックアツプ装置の卜ラッキングが正確に行われ難くな る。
【0 337 】
例えば、 回折格子 64 Cの第二領域部 3 2の幅 3 2 wが 6 0 ~ 1 6 0 tim程度に設定さ れることにより、 TE視野特性と、 S u b— P P振幅レベル特性と、 TE位相差特性との
パランスが略保たれ易くなる。 これに伴って、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピッ クアツプ装置のトラッキングは、 正確に行われ易くなる。
【0 338 】
好ましくは、 回折格子 64 Cの第二領域部 32の幅 32 が 9 6〜 1 44; mの範囲內 に設定されることにより、 TE視野特性と、 S u b— P P振幅レベル特性と、 TE位相差 特性とのパランスが保たれる。 これにより、 トラッキングエラ一信号の劣化は回避され る。 従って、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは.、 正確に行われる。
【0 339 】
この光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) は、 例えば、 平面視略矩形の回折格子 64 C (図 1 0) と、 少なく とも 3本の光束を集光してメディァ D (図 1、 図 2、 図 4) の信号 面部 D a (図 4) に各々独立した少なく とも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2を照射 させる対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2) と、 メディア Dにおける 3個の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 82 (図 4) の反射光を受光する光検出器 73 (図 1、 図 2、 図 4、 図 5) と を備えて構成される。
【0 340 】
このように光ピックアップ装置が構成されていれば、 メディア D (図 4) の信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 精度よく行われる。 トラックピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dのデータ記録/再生時に、 対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2) の変位に伴って、 トラッキングエラー信号の振幅が劣化することや、 トラッキングェ ラ一信号にオフセッ トが残留するということは回避され易くなる。
【0 341 】
位相シフト型三分割回折格子 64 C (図 1 0) を備える光ピックアップ装置が構成され ることにより、 DVD— RAMに対する光ピックアツプ装置のデータ再生動作またはデ一 タ記録動作は、 確実に行われる。 また、 DVD±R、 D VD±RWに対する光ピックアツ プ装置のデ一夕再生動作またはデータ記録動作も、 確実に行われる。
【実施例 4】
【0 342 】
図 1 2は、 光ピックアップ装置に装備される回折格子の第四実施形態を示す概略平面 図、 図 1 3は、 図 1 2の回折格子における光ディスク半径方向と位相差との関係を示す図 である。
[0 3 3 】
図 1、 図 2および図 6に示す回折格子 64 Aに代えて、 図 1 2に示す回折格子 64 Dが 光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) に装備される。 図 1、 図 2および図 6に示す回折格子 64 Aが図 1 2に示す回折格子 64 Dに置き換えられたこと以外に、 光ピックアツプ装置 および光ディスク装置に変更はない。 図 1、 図 2およぴ図 6に示す回折格子 64 Aが図 1 2に示す回折格子 64 Dに置き換えられた点で、 実施例 1と実施例 4とが異なるが、 回折 格子 64A、 64 D以外の他の部分においては、 実施例 1と実施例 4とは、 共通なものと されている。 便宜上、 図 1〜図 6ならびに図 14〜図 1 6を併用して、 実施例 4を説明す る。 また、 実施例 4において、 実施例 1にて説明したものと同一のものについては、 同一 の符号を付し、 その詳細な説明を省略した。
【0 344 】
回折格子 64 D (図 1 2) の回折面部 40 aは、 第 1レーザ波長光を少なくとも一本の 第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分ける回折面部 40 aと、 第 2レーザ波長 光を少なく とも一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに分ける回折面部 40 aと、 を兼ねて、 複数種類のレーザ波長光の回折に対応する一つの面部 40 aとして形成 されている。
【0 345 】
このように回折格子 6 4 Dの回折面部 4 0 aが形成されていれば、 回折格子 6 4 Dにお ける不要な回折光の発生が抑えられるとともにレーザ光の効率の低下が防止され、 更に価 格を低く抑えることが可能な光ピックアツプ装置が構成される。
【0 346 】
例えば、 第 1レーザ波長光に対応した第 1回折面部 3 0 2 (図 2 0、 図 2 1 ) と、 第 2 レーザ波長光に対応した第 2回折面部 3 0 4と、 の二つの回折面部 3 0 2、 3 0 4を有す る従来の回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 1回折面部 3 0 2を第 1レーザ波長光が透過し て、 第 1レーザ波長光が一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに少なくとも 分けられるときに、 回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 2回折面部 3 0 4により、 第 1レー ザ波長光の第 1メインビームが更に無駄に回折されるとともに第 1サブビームが更に無駄 に回折され、 これに伴って、 第 1レーザ波長光の第 1メインビームおょぴ第 1サブビーム の光の効率が低下することが懸念されていた。
【0 347 】
また、 例えば、 第 1 レーザ波長光に対応した第 1回折面部 3 0 2と、 第 2レーザ波長光 に対応した第 2回折面部 3 0 4と、 の二つの回折面部 3 0 2、 3 0 4を有する従来の回折 格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 2回折面部 3 0 4を第 2レーザ波長光が透過して、 第 2レー ザ波長光が一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに少なくとも分けられると きに、 回折格子 3 0 0 A、 3 0 0 Bの第 1回折面部 3 0 2により、 第 2レーザ波長光が無 駄に回折され、 これに伴って、 第 2レーザ波長光の光の効率が低下することが懸念されて いた。
【0 348 】
しかしながら、 回折格子 6 4 D (図 1 2) の回折面部 4 0 aが、 第 1レーザ波長光を少 なくとも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビームとに分ける回折面部 4 0 aと、 第 2レーザ波長光を少なくとも一本の第 2メインビームと二本の第 2サブビームとに分け る回折面部 4 0 aと、 を兼ねて複数種類のレーザ波長光の回折に対応する一つの面部 4 0 aとして形成されていれば、 第 1レーザ波長光の第 1メインビームおよび第 1サブビーム が不要に回折されて第 1レーザ波長光の第 1メインビームおよび第 1サブビームの光の効 率が低下されたり、 第 2レーザ波長光が不要に回折されて第 2レーザ波長光の光の効率が 低下されたりするということは回避される。
【0 349 】
また、 第 1レ一ザ波長光を少なくとも一本の第 1メインビームと二本の第 1サブビーム とに分ける回折面部 4 0 aと、 第 2レーザ波長光を少なくとも一本の第 2メインビームと 二本の第 2サブビームとに分ける回折面部 4 0 aと、 を兼ねて複数種類のレーザ波長光の 回折に対応する一つの面部 4 0 aとして回折格子 6 4 Dの回折面部 4 0 aが形成されてい るので、 加工部分、 加工工数等が減らされた回折格子 6 4 Dが構成される。 回折格子 6 4 Dの加工部分、 加工工数等が減らされるので、 回折格子 6 4 Dの価格が低く抑えられる。 これに伴って、 価格を低く抑えることが可能とされた光ピックアツプ装置を構成させるこ とが可能となる。
【 0 350 】
図 1 2の如く、 回折格子 6 4 Dに、 レーザュニット 6 1 (図 1、 図 2 ) から出射される レーザ光の一部に 7Tラジアンの位相シフトを発生させる位相シフト領域部 4 1、 44 (図 1 2) が設けられている。 回折格子 6 4 Dは、 略長方形状の第一領域部 4 1と、 第一領域 部 4 1に隣接する赂線状の第二領域部 4 2と、 第二領域部 4 2に隣接する略線状の第三領 域部 4 3と、 第三領域部 4 3 fc隣接する略長方形状の第四領域部 44との少なくとも 4つ の領域部 4 1、 4 2、 4 3、 44に分けられている。 回折格子 6 4 Dは、 複数の領域部 4 1、 4 2、 4 3、 44に分けられている。 各領域部 4 1、 4 2、 4 3、 44内で所定の周 期構造が構成されている。
【 0 35 1 】
図 1 2に示す回折格子 6 4 Dにおいて、 第二領域部 4 2の位相状態と、 第 Ξ領域部 4 3 の位相状態とが分かり易くされるために、 便宜上、 第二領域部 4 2および第三領域部 4 3
は、 ある程度の幅をもたせて描かれている。 実際には、 回折格子 64 Dの第二領域部 42 および回折格子 64 Dの第三領域部 43は、 例えば幅 40 wが 2 0〜 2 0 0 m程度の細 い線形状とされる。 また、 回折格子 64 Dを構成する各領域部 4 1、 42、 43、 44の 周期構造は、 微細な凹凸状の繰返し周期構造とされている。 また、 回折格子 64 Dは、 例 えば略 3〜 1 0mm角の縦横寸法をした厚み略 0. 3 ~ 3 mmのガラス板とされている。 図 1 2に示す回折格子 64 Dが斜視されたときに、 回折格子 64 Dは、 例えば図 1に示す 回折格子 64 Aのように眺められる。
【0 352 】
複数の領域部 4 1、 42、 43、 44 (図 1 2) に分けられた回折格子 64 Dが構成さ れていれば、 メディア D (図 4、 図 5) の信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のェ ラー信号の検出は、 良好に行われ易くなる。 例えば、 メディア Dの信号面部 D aに対する 光ピックアップ装置のトラッキングは、 良好に行われ易くなる。 回折格子 64D (図 1 2) が複数の領域部 4 1、 42、 43、 44に分けられて構成されることにより、 メディ ァ D (図 4) の信号面部 D aに、 各々独立した少なくとも三個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 82が照射される。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なく とも三個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 82が各々独立して照射されるので、 トラックピッチ D t pが異なる二種類以上の メディァ Dの記録/再生時に、 卜ラッキングエラー信号等のエラー信号の検出精度が低下 するということは回避され易くなる。 従って、 トラッキング制御が行われ易い光ピックァ ップ装置の提供が可能となる。
【0 353 】
図 1 2の如く、 回折格子 64 Dは、 偶数の領域部 4 1、 42、 43、 44に分けられて いる。
【0 354 】
偶数の領域部 4 1、 42、 43、 44に分けられた回折格子 64 Dが構成されていれ ば、 メディア D (図 4) の信号面部 D aに形成される集光スポッ ト 80、 8 1、 82は、 精度のよい集光スポッ ト 80、 8 1、 82として形成される。 例えば、 回折格子 64 D (図 1 2) の第 2領域部 42と、 第 2領域部 42に隣接する第 3領域部 43との境界線部 46によって、 第 1領域部 4 1および第 1領域部 4 1に隣接する第 2領域部 42を備える 一方の領域部 48と、 第 3領域部 43および第 3領域部 4 3に隣接する第 4領域部 44を 備える他方の領域部 4 9と、 に回折格子 64 Dが少なく とも二等分されて偶数分割されて いるので、 光ピックアップ装置に回折格子 64Dが装備されるときに、 回折格子 64Dに 当てられる光は、 回折格子 64 Dの一方の領域部 48と、 回折格子 64 Dの他方の領域部 49とに、 略二等分された状態に当てられ易くなる。 回折格子 64 Dの一方の領域部 48 と、 回折格子 64 Dの他方の領域部 49とに、 光が略二等分とされた状態に当てられ易く なることにより、 回折格子 64Dは、 光ピックアップ装置に精度よく備えられ易くなる。 従って、 メディア D (図 4) の信号面部 D aに精度よく集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が 形成され易くなる。 これに伴って、 トラックピッチ D t pが異なる二種類以上のメディア Dの記録/再生時におけるトラッキングエラ一信号等のエラー信号の検出精度が向上す る。 また、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 精 度よく行われ易くなる。
【 0 355 】
図 1 2の如く、 回折格子 64 Dは、 第 1領域部 4 1と、 第 1領域部 4 1に隣接し第 1領 域部 4 1の周期構造に対し異なる周期構造を有する第 2領域部 42と、 第 2領域部 42に 隣接し第 2領域部 42の周期構造に対し異なる周期構造を有する第 3領域部 43と、 第 3 領域部 43に隣接し第 3領域部 43の周期構造に対し異なる周期構造を有する第 4領域部 44と、 の少なく とも四つの領域部 4 1、 42、 43、 44に分けられている。 回折格子 64 Dは、 いわゆる四分割型ィンライングレーティングとして構成されている。
【0 356 】
図 1 2に示す複数の領域部 4 1、 42、 43、 44に分割された回折格子 64 Dが光ピ ックアップ装置に装備されていれば、 メディア D (図 2、 図 4、 図 5) の信号面部 D aに
対する光ピックアップ装置のエラ一信号の検出は、 良好に行われる。 例えば、 メディア D の信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 良好に行われる。 回折格 子 6 4 D (図 1 2 ) が 4つの領域部 4 1、 4 2、 4 3、 4 4に分けられて構成されること により、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに、 各々独立した少なくとも 3個の集光スポ ット 8 0、 8 1、 8 2が照射される。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なくとも 3個の集 光スポット 8 0、 8 1、 8 2が各々独立して照射されるので、 トラックピッチ D t pが異 なる二種類以上のメディア Dにデータ記録が行われるときや、 トラックピッチ D t pが異 なる二種類以上のメディア Dのデータ再生が行われるときに、 例えば対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2 ) の変位に伴って、 トラッキングエラ一信号等のエラ一信号の検出精度が低下す るということは回避される。 従って、 トラッキング制御が行われ易い光ピックアップ装置 の提供が可能となる。
【0 3 5 7 】
図 1 2の如く、 回折格子 6 4 Dは、 第一領域部 4 1および第一領域部 4 1に隣接する第 二領域部 4 2を備える略長方形状の一方の領域部 4 8と、 第三領域部 4 3および第 Ξ領域 部 4 3に隣接する第四領域部 4 を備える略長方形状の他方の領域部 4 9とを有するもの とされる。 回折格子 6 4 Dの第一領域部 4 1の幅 4 1 wと、 第四領域部 4 4の幅 4 4 wと は、 略等しい幅とされている。 また、 回折格子 6 4 Dの第二領域部 4 2の幅 4 2 wと、 第 三領域部 4 3の幅 4 3 wとは、 略等しい幅とされている。 回折格子 6 4 Dの第二領域部 4 2と、 この第二領域部 4 2に隣接する回折格子 6 4 Dの第三領域部 4 3との境界線部 4 6 により、 回折格子 6 4 Dは、 回折格子 6 4 Dを構成する一方の領域部 4 8と、 回折格子 6 4 Dを構成する他方の領域部 4 9とに二等分される。 回折格子 6 4 Dは、 偶数分割されて いる。
【0 3 5 8 】 '
これにより、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに形成される集光スポット 8 0、 8 1、 8 2は、 精度のよい集光スポット 8 0、 8 1、 8 2として形成される。 偶数分割され た回折格子 6 4 D (図 1 2 ) の第二領域部 4 2と、 第二領域部 4 2に隣接する第三領域部 4 3 との境界線部 4 6によって、 第一領域部 4 1および第一領域部 4 1に隣接する第二領 域部 4 2を備える一方の領域部 4 8と、 第三領域部 4 3および第三領域部 4 3に隣接する 第四領域部 4 4を備える他方の領域部 4 9とに回折格子 6 4 Dが二等分されるので、 光ピ ックアップ装置のハウジング (不図示) に回折格子 6 4 Dが装備されるときに、 レ一ザュ ニット 6 1 (図 1、 図 2 ) から出射され回折格子 6 4 Dに当てられたレーザ光は、 例えば 不図示の光軸調整用カメラなどにより、 容易に光軸調整される。 レーザユニット 6 1から 出射され回折格子 6 4 Dに当てられたのちに対物レンズ 7 0を透過したレーザ光は、 例え ば光軸調整用カメラなどが用いられて観察可能とされる。
【 0 3 5 9 】
図 1 2に示す四分割型回折格子 6 4 Dにおいては、 回折格子 6 4 Dの略中央を二等分さ せて、 略長方形状の一方の領域部 4 8と、 略長方形状の他方の領域部 4 9とを構成させる 境界線部 4 6が回折格子 6 4 Dに設けられているので、 光軸調整用カメラなどが用いられ てレーザ光の光軸調整が行われるときに、 レーザ光は、 回折格子 6 4 Dを構成する略長方 形状の一方の領域部 4 8と、 回折格子 6 4 Dを構成する略長方形状の他方の領域部 4 9と に、 略二等分された状態に当てられ易くなる。
【 0 3 6 0 】
回折格子 6 4 Dを構成する略長方形状の一方の領域部 4 8と、 回折格子 6 4 Dを構成す る略長方形状の他方の領域部 4 9とに、 レーザ光が略二等分とされた状態に当てられ易く なることにより、 回折格子 6 4 Dは、 光ピックアップ装置のハウジングに精度よく位置決 め調整されつつ備えられ易くなる。 従って、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに精度よ く集光スポット 8 0、 8 1、 8 2が形成され易くなる。 これに伴って、 メディア Dの信号 面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 精度よく行われ易くなる。
【0 3 6 1 】
回折格子 6 4 Dの第二領域部 4 2の周期構造に対し、 回折格子 6 4 Dの第三領域部 4 3
の周期構造は、 3 ~ 1 8 0度の範囲内の異なる位相を有する周期構造とされる。 【 0 3 6 2 】
これにより、 メディア Dの信号面部 D aに形成される集光スポッ ト 8 0、 8 1 、 8 2 は、 より精度の高い集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2 として形成され易くなる。 回折格子 6 4 Dを構成する第二領域部 4 2の周期構造に対し、 回折格子 6 4 Dを構成する第三領域部 4 3の周期構造は、 3〜 1 8 0度の範囲内の異なる位相を有する周期構造とされているの で、 回折格子 6 4 Dの第二領域部 4 2 と、 第二領域部 4 2に隣接する回折格子 6 4 Dの第 三領域部 4 3 との境界線部 4 6が略明確化される。
【 0 3 6 3 】
第二領域部 4 2の周期構造に対し、 第三領域部 4 3の周期構造が 3度未満の異なる位相 を有する周期構造とされた場合、 第二領域部 4 2と、 第三領域部 4 3との境界線部 4 6が 明確化されない。 第二領域部 4 2の周期構造に対し、 第三領域部 4 3の周期構造が 1 8 0 度の異なる位相を有する周期構造とされたときに、 第二領域部 4 2 と、 第三領域部 4 3と の境界線部 4 6は、 最も明確化される。 第二領域部 4 2の周期構造に対し、 第三領域部 4 3の周期構造が、 例えば 3 ~ 9 0度の範囲内の異なる位相を有する周期構造とされた場合 に、 第二領域部 4 2 と、 第三領域部 4 3 との境界線部 4 6が明確化されつつ、 適度な特性 を備えた回折格子 6 4 Dが形成される。
【0 3 6 4 】
回折格子 6 4 Dの第二領域部 4 2と、 回折格子 6 4 Dの第三領域部 4 3 との境界線部 4 6が略明確化されるので、 第一領域部 4 1および第一領域部 4 1に隣接する第二領域部 4 2を備える回折格子 6 4 Dの一方の領域部 4 8と、 第三領域部 4 3および第三領域部 4 3 に隣接する第四領域部 4 4を備える回折格子 6 4 Dの他方の領域部 4 9 との境界線部 4 6 が明確化される。 従って、 回折格子 6 4 Dの一方の領域部 4 8 と、 回折格子 6 4 Dの他方 の領域部 4 9 とに、 レーザ光が略二等分された状態に当てられる。 回折格子 6 4 Dの一方 の領域部 4 8と、 回折格子 6 4 Dの他方の領域部 4 9とに、 レーザ光が略二等分された状 態に当てられたときに、 光ピックアツプ装置のハゥジングに回折格子 6 4 Dが精度よく装 備される。
【 0 3 6 5 】
回折格子 6 4 Dを構成する略短冊状の第一領域部 4 1および略短冊状の第四領域部 4 4 の間に、 回折格子 6 4 Dを構成する略線状の第二領域部 4 2および略線状の第三領域部 4 3が配置されている。 第一領域部 4 1の周期構造に対し、 第二領域部 4 2の周期構造は、 異なる位相を有する周期構造とされている。 また、 第二領域部 4 2の周期構造に対し、 第 三領域部 4 3の周期構造は、 異なる位相を有する周期構造とされている。 また、 第三領域 部 4 3の周期構造に対し、 第四領域部 4 4の周期構造は、 異なる位相を有する周期構造と されている。 第一領域部 4 1の周期構造に対し、 第四領域部 4 4の周期構造は、 略 1 8 0 度ほど異なる位相を有する周期構造とされている。
【 0 3 6 6 】
これにより、 回折格子 6 4 Dにおける第一領域部 4 1 と、 第二領域部 4 2 と、 第三領域 部 4 3と、 第四領域部 4 4とが区別化されるとともに、 回折格子 6 4 Dおける第一領域部 4 1 と、 第四領域部 4 4との位相差が明確化される。 回折格子 6 4 Dの第一領域部 4 1の 周期構造に対し、 回折格子 6 4 Dの第四領域部 4 4の周期構造が、 略 1 8 0度ほど異なる 位相を有する周期構造とされているので、 メディア D (図 4 ) の信号面部 D aに少なくと も 3個の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が良好に形成される。 メディア Dの信号面部 D aに良好に形成された少なく とも 3個の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2により、 トラッ クピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dのデータ記録/再生時に、 例えば対物レン ズ 7 0 (図 1、 図 2 ) の変位に伴ってトラッキングエラー信号が劣化するということは回 避され易くなる。
【 0 3 6 7 】
第一領域部 4 1 (図 1 2 ) と第二領域部 4 2とを区切る境界線部 4 5により、 第一領域 部 4 1 と第二領域部 4 2とが分けられている。 また、 第二領域部 4 2 と第三領域部 4 3 と
を区切る境界線部 4 6により、 第二領域部 4 2 と第 Ξ領域部 4 3とが分けられている。 ま た、 第三領域部 4 3 と第四領域部 4 4とを区切る境界線部 4 7により、 第三領域部 4 3 と 第四鎮域部 4 とが分けられている。
【 0 3 6 8 】
第一領域部 4 1の周期構造に対し、 第二領域部 4 2の周期構造は、 3 0〜1 8 0度の範 囲内の異なる位相を有する周期構造とされる。 また、 第二領域部 4 2の周期構造に対し、 第三領域部 4 3の周期構造は、 3〜 1 8 0度の範囲内の異なる位相を有する周期構造とさ れる。 また、 第三領域部 4 3の周期構造に対し、 第四領域部 4 4の周期構造は、 3 0 ~ 1 8 0度の範囲内の異なる位相を有する周期構造とされる。
【 0 3 6 9 】
これにより、 回折格子 6 4 Dにおける第一領域部 4 1 と、 第二頜域部 4 2 と、 第三領域 部 4 3 と、 第四領域部 4 4とが、 略明確に区別化される。 回折格子 6 4 Dを構成する第一 領域部 4 1の周期構造に対し、 回折格子 6 4 Dを構成する第二領域部 4 2の周期構造は、
3 0〜 1 8 0度の範囲内の異なる位相を有する周期構造とされているので、 回折格子 6 4 Dの第一領域部 4 1 と、 回折格子 6 4 Dの第二領域部 4 2 とが明確に区別化される。 ま た、 回折格子 6 4 Dを構成する第二領域部 4 2の周期構造に対し、 回折格子 6 4 Dを構成 する第三領域部 4 3の周期構造は、 3〜 1 8 0度の範囲内の異なる位相を有する周期構造 とされているので、 回折格子 6 4 Dの第二領域部 4 2 と、 回折格子 6 4 Dの第三領域部 4 3とが略区別化される。 また、 回折格子 6 4 Dを構成する第三領域部 4 3の周期構造に対 し、 回折格子 6 4 Dを構成する第四領域部 4 4の周期構造は、 3 0〜 1 8 0度の範囲内の 異なる位相を有する周期構造とされているので、 回折格子 6 4 Dの第三領域部 4 3と、 回 折格子 6 4 Dの第四領域部 4 4とが明確に区別化される。
【0 3 7 0 】
回折格子 6 4 Dが 4つの領域部に分けられて区別化されることにより、 メディア D (図
4 ) の信号面部 D aに、 各々独立した少なくとも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が 照射される。 メディア Dの信号面部 D aに、 少なく とも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2が各々独立して照射されるので、 メディァ Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ 装置のトラッキングは、 行われ易くなる。 また、 各領域部の周期構造の位相が、 定められ た数値の範囲内に適宜設定されることにより、 回折格子 6 4 D (図 1 2 ) の設計自由度が 向上するとともに、 光ピックアップ装置の設計自由度も向上する。 従って、 使用される部 位に対応して最適な特性が発揮され易い光ピックァップ装置が構成される。
【 0 3 7 1 】
回折格子 6 4 Dは、 略矩形板状に形成されている。 回折格子 6 4 Dが平面視されたとき に、 回折格子 6 4 Dは、 略矩形板状のものとして目視される。
【 0 3 7 2 】
縦長の略長方形状第一領域部 4 1 と、 縦長の赂線状第二領域部 4 2と、 縦長の赂線状第 三領域部 4 3と、 縦長の略長方形状第四領域部 4 4とが横並びに配列された状態で、 回折 格子 6 4 Dが平面視されたときに、 回折格子 6 4 Dの一領域部の位相に対し、 一領域部の 右側に隣接する他領域部の位相が略右上がり階段状にずらされた場合に、 他領域部の位相 は、 プラス (+ ) 側にずらされたものと定められる。
【 0 3 7 3 】
また、 縦長の略長方形状第一領域部 4 1 と、 縦長の略線状第二領域部 4 2と、 縦長の略 線状第三領域部 4 3 と、 縦長の略長方形状第四領域部 4 4とが横並びに配列された状態 で、 回折格子 6 4 Dが平面視されたときに、 回折格子 6 4 Dの一領域部の位相に対し、 一 領域部の右側に隣接する他領域部の位相が略右下がり階段状にずらされた場合に、 他領域 部の位相は、 マイナス (一) 側にずらされたものと定められる。
【0 3 7 4 】
回折格子 6 4 Dが平面視されたときに、 第一領域部 4 1の周期構造に対し、 第一領域部 4 1の右側に隣接する第二領域部 4 2の周期構造は、 プラス側にずらされた位相を有する 周期構造とされている。 また、 回折格子 6 4 Dが平面視されたときに、 第二領域部 4 2の
周期構造に対し、 第二領域部 42の右側に隣接する第三領域部 43の周期構造は、 マイナ ス側にずらされた位相を有する周期構造とされている。 また、 回折格子 64Dが平面視さ れたときに、 第三領域部 43の周期構造に対し、 第三領域部 43の右側に隣接する第四顦 域部 4 の周期構造は、 プラス側にずらされた位相を有する周期構造とされている。
【0 375 】
回折格子 64 Dは、 第一領域部 4 1、 第二領域部 42、 第四領域部 44の周期構造の位 相に対し、 第三領域部 43の周期構造の位相のみ位相方向が逆にずらされて構成されてい る (図 1 3) 。 回折格子 64 D (図 1 2) は、 いわゆる逆位相の周期構造を備える回折格 子 64 Dとされている。
【0 376 】
光ピックアップ装置の設計ノ仕様などにより、 例えば図 1 2に示す回折格子 64 Dにお いて、 符号や引出線や寸法線などについては略そのままとされつつ、 輪郭線のみが境界線 部 (46) を中心に左右反転された回折格子 (64D) が用いられてもよい。 そのような ものについて具体的に説明すると、 例えば、 回折格子 (64D) が平面視されたときに、 第一領域部 (4 1 ) の周期構造に対し、 第一領域部 (4 1 ) の右側に隣接する第二領域部
(42) の周期構造が、 マイナス側にずらされた位相を有する周期構造とされてもよい。 また、 例えば、 回折格子 (64D) が平面視されたときに、 第二領域部 (42) の周期構 造に対し、 第二領域部 (42) の右側に隣接する第三領域部 (43) の周期構造が、 ブラ ス側にずらされた位相を有する周期構造とされてもよい。 また、 例えば、 回折格子 (64 D) が平面視されたときに、 第三領域部 (4 3) の周期構造に対し、 第三領域部 (43) の右側に隣接する第四領域部 (44) の周期構造が、 マイナス側にずらされた位相を有す る周期構造とされてもよい。
【0 377 】
回折格子 (64 D) は、 第一領域部 (4 1 ) 、 第二領域部 (42) 、 第四領域部 (4 4) の周期構造の位相に対し、 第三領域部 (43) の周期構造の位相のみ位相方向が逆に ずらされて構成される。 回折格子 (64 D) は、 いわゆる逆位相の周期構造を備える回折 格子 ( 64 D) とされる。
【0 378 】
逆位相の周期構造を備える回折格子が光ピックアップ装置に装備されていれば、 T E振 幅レベル (%) が増加され、 T E視野特性が向上され易くなる (図 14) 。 TE振幅レべ ル (%) が減少され、 TE視野特性が低下するということは回避される。 TE視野特性が 向上されるので、 この光ピックアップ装置は、 ノート型もしくはラップトップ型 P C用の 光ディスク装置に装備されることが好ましい。 また、 TE視野特性が向上されるので、 こ の光ピックアツプ装置は、 例えば複数の小さい対物レンズ 7 0を備える光ピックアツプ装 置として用いられることが好ましい。 ノート型もしくはラップトップ型 P C用の光デイス ク装置に用いられる光ピックアップ装置や、 複数の対物レンズ 7 0を備える光ピックアツ プ装置は、 小さいサイズの対物レンズが使用されることから、 主に視野特性が重要とされ る。
【0 379 】
尚、 光ピックアップ装置の設計 仕様などにより、 この光ピックアップ装置に、 順位相 の周期構造を備える四分割型回折格子 (不図示) が装備されてもよい。 また、 光ピックァ ップ装置の設計 仕様などにより、 この光ピックアップ装置は、 デスク トップ型 P C用の 光ディスク装置に装備されて使用されてもよい。
【0 380 】
図 1 2、 図 1 3の如く、 第一領域部 4 1の周期構造に対し、 第二領域部 42の周期構造 は、 略 + 1 2 0度異なる位相を有する周期構造とされている。 また、 第二領域部 42の周 期構造に対し、 第三領域部 43の周期構造は、 略一 6 0度異なる位相を有する周期構造と されている。 第一領域部 4 1の周期構造に対し、 第三領域部 43の周期構造は、 略 + 6 0 度異なる位相を有する周期構造とされている。 また、 第三領域部 43の周期構造に対し、 第四領域部 44の周期構造は、 略 + 1 2 0度異なる位相を有する周期構造とされている。
第一領域部 4 1の周期構造に対し、 第四領域部 44の周期構造は、 略 + 1 8 0度異なる位 相を有する周期構造とされている。
【 0 381 】
このように構成された回折格子 6 4 Dが光ピックァップ装置に装備されていれば、 T E 振幅レベル (%) が増加され、 T E視野特性が大幅に向上する (図 1 4) 。 T E振幅レべ ル (%) が減少され、 TE視野特性が低下するということは回避される。 この光ピックァ ップ装置の T E視野特性は、 3つの位相領域部 3 1、 3 2、 3 3 (図 1 0 ) に分けられた 回折格子 6 4 Cを備える光ピックアップ装置の TE視野特性よりも、 大幅に向上する (図 1 4) 。 T E視野特性が大幅に向上されるので、 この光ピックアップ装置は、 ノート型も しくはラップトップ型 P C用の光ディスク装置に装備されることが好ましい。 また、 TE 視野特性が大幅に向上されるので、 この光ピックアップ装置は、 例えば複数の小さい対物 レンズ 7 0を備える光ピックアップ装置として用いられることが好ましい。
【0 382 】
回折格子 6 4 D (図 1 2) の第二領域部 4 2 と、 第三鎮域部 4 3 とが合わせられた領域 部 4 2、 4 3が、 回折格子 6 4 Dの縦長の中央部 4 0 mとされる。 対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2) の瞳面部 7 0 a (図 2 ) を通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 6 4 Dの 中央部 4 0 m (図 1 2 ) の幅 4 0wは、 1 6 ~ 2 8 %、 好ましくは 1 8 ~ 2 6 %とされ る。 すなわち、 回折格子 6 4 Dの中央部比率 W rは、 1 6 ~ 2 8 %、 好ましくは 1 8 ~2 6 %とされる (図 1 4、 図 1 5、 図 1 6 ) 。
【 0 383 】
このように構成された回折格子 6 4 Dが光ピックアツプ装置に装備されていれば、 トラ ックピッチ D t pが異なる複数種類のメディァ Dのデータ記録/"再生時に、 対物レンズ 7 0の変位に伴ってトラッキングエラ一信号が劣化するということは回避され易くなる。
【0 384 】
対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 6 4 Dの中 央部 4 Omの幅 4 0 wが 1 6 %未満に設定された場合、 TE.振幅レベル (%) が減少さ れ、 T E視野特性が低下され易くなる (図 1 4) 。 すなわち、 回折格子 6 4 Dの中央部比 率 W rが 1 6 %未満に設定された場合、 OB Lセンタ比 (%) が減少され、 TE視野特性 が低下され易くなる。 また、 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに 対し、 回折格子 6 4 Dの中央部 4 0 mの幅 4 0 wが 1 8 %以上とされることにより、 TE 振幅レベル (%) の減少が抑えられ、 T E視野特性の低下が抑えられる。 すなわち、 回折 格子 6 4 Dの中央部比率 W rが 1 8 %以上とされることにより、 O B Lセンタ比 (%) の 減少が抑えられ、 T E視野特性の低下が抑えられる。
【 0 385 】
また、 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 6 4 Dの中央部 4 Omの幅 4 0 wが 2 8 %を超えて設定された場合、 サブ · プッシュプル信号 振幅レベル ( S u b— P P振幅レベル) (%) が減少され、 S u b— P P振幅レベル特性 が低下され易くなる (図 1 5 ) 。 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 Ί 0 bに対し、 回折格子 6 4 Dの中央部 4 0 mの幅 4 0 が 2 6 %以内とされることにより、 !! ー ?振幅レべル (%) の減少が抑えられ、 S u b— P P振幅レベル特性の低下が 抑えられる。
【 0 386 】
また、 対物レンズ 7 0 (図 2) の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折 格子 6 4 D (図 1 2 ) の中央部 4 0 mの幅 4 0 wが 2 8 %を超えて設定された場合、 トラ ッキングエラ一位相差量 (T E位相差量) が増加され、 トラッキングエラ一位相差特性 (TE位相差特性) が低下され易くなる (図 1 6) 。 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通 過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 6 4 Dの中央部 4 0111の幅4 0 \^が2 6 %以内と されることにより、 TE位相差量の増加が抑えられ、 TE位相差特性の低下が抑えられ る。
【 0 387 】
対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 70 bに対し、 回折格子 64 Dの中 央部 40mの幅 40wが 1 6〜2 8 %好ましくは 1 8〜2 6 %に設定されることにより、 TE振幅レベル (図 1 4) と、 S u b— P P振幅レベル (図 1 5) と、 TE位相差量 (図 1 6) とが適度な値に設定され易くなる。
【0 388 】
例えば、 対物レンズ 7 0の瞳面部 7 0 aを通過する光の直径 7 0 bに対し、 回折格子 6 4 Dの中央部 4 Omの幅 4 Owが略 2 0 %に設定されることにより、 TE振幅レベル (図 14) と、 S u b— P P振幅レベル (図 1 5) と、 TE位相差量 (図 1 6) とが最適な値 に設定され易くなる。 TE振幅レベルと、 S u b— P P振幅レベルと、 TE位相差量と が、 バランスよく適度な値に設定されるので、 光ピックアップ装置のトラッキング制御が 行われ易くなる。
【0 389 】
回折格子 64D (図 1 2) の第二領域部 42の幅 42 wと、 回折格子 64Dの第三領域 部 43の幅 43 wとは、 両方とも、 1 0〜 1 00 ^m、 好ましくは 3 0〜 8 0 ^ m、 より 好ましくは 48〜 72 iniに設定される。 すなわち、 回折格子 64 Dの分割部幅 42 w、 43wは、 1 0~ 1 0 0 ΠΙ、 好ましくは 3 0~8 0 im、 より好ましくは 48〜 7 2 mに設定される。
[0 390 ]
これにより、 メディァ Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ装置の卜ラッキング は、 良好に行われ易くなる。 卜ラックピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dの記録 /再生時に、 例えば対物レンズ 7 0の変位に伴って、 トラッキングエラ一信号が劣化する ということは回避され易くなる。
【 0 391 】
回折格子 64 Dの第二領域部 42の幅 42wと、 回折格子 64 Dの第三領域部 43の幅 43wとが、 両方とも 1 0 m未満の狭い幅とされた場合や、 回折格子 64 Dの第二領域 部 42の幅 42wと、 回折格子 64 Dの第三領域部 43の幅 43 wとが、 両方とも 1 0 0 mを超える広い幅とされた場合には、 TE視野特性と、 S u b— P P振幅レベル特性 と、 T E位相差特性とのパランスが崩される。 各特性のバランスが崩されると、 トラツキ ングエラー信号が劣化されて、 メディァ Dの信号面部 D aに対する光ピックアツプ装置の トラッキングが正確に行われ難くなる。
【0 392 】
例えば、 回折格子 64 Dの第二領域部 42の幅 42 wと、 回折格子 64 Dの第三領域部 43の幅 43wとが、 両方とも 3 0〜 8 0 程度に設定されることにより、 TE視野特 性と、 S u b— P P振幅レベル特性と、 T E位相差特性とのバランスが略保たれ易くな る。 これに伴って、 メディア Dの信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラツキン グは、 正確に行われ易くなる。
【0 393 】
好ましくは、 回折格子 64Dの第二領域部 42の幅 42 wと、 回折格子 64 Dの第三領 域部 43の幅 43wとが、 両方とも 48 ~ 7 2 zmの範囲内に設定されることにより、 T E視野特性と、 S u b— P P振幅レベル特性と、 T E位相差特性とのバランスが保たれ る。 これにより、 トラッキングエラー信号の劣化は回避される。 従って、 メディア Dの信 号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 正確に行われる。
【0 394 】
例えば三分割型回折格子 64 C (図 1 0) を備えた光ピックアップ装置において、 TE 視野特性もしくは TE位相差特性を変更させるには、 三分割型回折格子 64 Cの中央部 3 0 mの幅 32 wを変更させることでしかできなかった。
【 0 395 】
これに対し、 四分割型回折格子 64D (図 1 2) を備えた光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) において、 TE視野特性や、 T E位相差特性などを変更させる場合には、 四分割型 回折格子 64 D (図 1 2) の中.央部 40 mの幅 40 wを変更させることに加え、 四分割型
回折格子 64 Dの中央部 40mの各領域部 42, 43を構成する格子状ピッチの位相差を 変更させることにより、 各種特性を調整変更させることが可能となる。
【0396 】
四分割型回折格子 64 Dの中央部 40 mの幅 40 wと、 四分割型回折格子 64 Dの中央 部 40mの各領域部 42、 43を構成する格子状ピッチの位相差とが、 調整されて設定さ れることにより、 所望の性能が発揮されるとともに各種特性のバランスがとられた光ピッ クアップ装置を設計することが可能となる。 従って、 光ピックアップ装置が設計されると きの設計の自由度が向上する。
【0 397 】
この光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) は、 例えば、 平面視略矩形の回折格子 64 D (図 1 2) と、 少なく とも 3本の光束を集光してメディア D (図 1、 図 2、 図 4) の信号 面部 D a (図 4) に各々独立した少なく とも 3個の集光スポッ ト 8 0、 8 1、 8 2を照射 させる対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2) と、 メディア Dにおける 3個の各集光スポッ ト 8 0、 8 1、 82 (図 4) の反射光を受光する光検出器 73 (図 1、 図 2、 図 4、 図 5) と を備えて構成される。
【0 398 】
このように光ピックアップ装置が構成されていれば、 メディア D (図 4) の信号面部 D aに対する光ピックアップ装置のトラッキングは、 精度よく行われる。 トラックピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dのデータ記録 再生時に、 対物レンズ 7 0 (図 1、 図 2) の変位に伴って、 トラッキングエラ一信号の振幅が劣化することや、 トラッキングェ ラー信号にオフセッ トが残留するということは回避され易くなる。
【0 399 】
位相シフト型四分割回折格子 64 D (図 1 2) を備える光ピックアップ装置が構成され ることにより、 D VD— RAMに対する光ピックアツプ装置のデータ再生動作またはデ一 タ記録動作は、 確実に行われる。 また、 DVD±R、 D VD土 RWに対する光ピックアツ プ装置のデータ再生動作またはデータ記録動作も、 確実に行われる。
【 0400 】
<<光ディスク装置の説明 >>
光ディスク装置 (不図示) は、 上記実施例 1、 2、 3、 4に示す光ピックアップ装置 (図 1、 図 2) のうち少なくとも一つの光ピックアップ装置を備えて構成される。 具体的 に説明すると、 光ディスク装置は、 上記実施例 1、 2、 3、 4に示す光ピックアップ装置 のうち何れか単一の光ピックアツプ装置を備えて構成される。 上記光ピックァップ装置は、 不図示の光ディスク装置に装備される。
【0401 】
上記実施例 1、 2、 3、 4に示す光ピックアップ装置が光ディスク装置に装備されるこ とにより、 回折格子 64 A、 64 B、 64 C、 64 Dにおける不要な回折光の発生を抑え るとともにレーザ光の効率の低下を防いだ光ピックアツプ装置を少なく とも備える光ディ スク装置が構成される。
【 0402 】
また、 精度の高いトラッキング制御等の制御が行われ易い単一の光ピックアツプ装置を 備えた光ディスク装置の提供が可能となる。 各メディア Dからのデ一夕の読出しや、 各メ ディァ Dに対するデ一夕の書込みは、 光ピックアップ装置を備える光ディスク装置にて正 常に行われる。 光ディスク装置に各メディア Dが挿入されて、 トラックピッチ D t pが異 なる複数種類のメディア Dのデータが読み出されたり、 又は、 トラックピッチ D t pが異 なる複数種類のメディァ Dにデ一夕が書き込まれたりされるときに、 例えば対物レンズ 7 0の変位に伴って、 トラッキングエラー信号が劣化するということは回避され易くなる。 従って、 精度の高いトラッキング制御が行われ易い単一の光ピックアップ装置を備えた光 ディスク装置の提供が可能となる。
【 0403 】
また、 光ディスク装置に、 トラックピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dに対応
可能な一つの光ピックアップ装置が内装されていれば、 光ディスク装置の価格が低く抑え られる。 トラックピッチ D t pが異なる複数種類のメディア Dに対応して、 複数の光ピッ クアップ装置が光ディスク装置に内装され、 これに伴って、 光ディスク装置の価格が大幅 に上昇するということは回避される。
【0404 】
上記光ピックアップ装置、 並びに上記光ピックアップ装置を備える光ディスク装置は、 上記各種光ディスクにデ一夕 Z情報 Z信号等を記録させたり、 上記各種光ディスクのデ一 タ 情報/信号等を再生させたりする記録, 再生装置に使用可能とされる。 また、 上記光 ピックアップ装置、 並びに上記光ピックアップ装置を備える光ディスク装置は、 上記各種 光ディスクのデータ/情報 信号等を再生させる再生専用装置にも使用可能とされる。
【 0405 】
また、 上記光ピックアップ装置、 並びに上記光ピックアップ装置を備える光ディスク装 置は、 例えば、 コンピュータ、 音響/映像機器、 ゲーム機、 車載機 (何れも不図示) など に組み付けられる光ディスク装置に装備される。 また、 上記光ピックアップ装置、 並びに 上記光ピックアップ装置を備える光ディスク装置は、 例えば、 ノート型 P Cや、 ラップ卜 ップ型 P Cや、 デスク トップ型 P Cや、 車載用コンピュータなどのコンピュータや、 コン ピュー夕ゲーム機などのゲーム機や、 CDプレーヤ/ CDレコーダ、 DVDプレーヤ/ D V Dレコーダなどの音響および または映像機器などに装備可能とされる (何れも不図 示) 。 また、 上記光ピックアップ装置は、 CD系光ディスク、 DVD系光ディスク、 「H D DVD」 系光ディスク、 「Blu- ray Discj 系光ディスク等の複数のディスクに対応可 能なものとされる。 また、 上記光ピックアップ装置は、 複数層の信号面部を有する一枚の 光ディスクに対応可能なものとされている。 上記光ピックアップ装置は、 例えば、 「C D」 、 「DVD」 、 「HD DVD」 、 「Blu-ray Discj などの各種光ディスクに対応し たコンピュータ、 音響および/または映像機器、 ゲーム機、 車載機などに装備可能とされ ている (何れも不図示) 。
【 0406 】
以上、 本発明の実施形態について説明したが、 前述した実施形態は、 本発明の理解を容 易にするためのものであり、 本発明を限定して解釈するためのものではない。 本発明は、 その趣旨を逸脱することなく変更ノ改良され得るとともに、 本発明にはその等価物も含ま れる。
【 0407 】
例えば、 図 3、 図 7に示す二つの領域部 2 1、 2 2を備えた二分割タイプの回折格子 6 4A、 64 Bに代えて、 他の形態をした二つの領域部を備える二分割タイプの回折格子 (不図示) が用いられてもよい。 また、 例えば、 図 1 0に示す三つの領域部 3 1、 3 2、 3 3を備えた三分割タイプの回折格子 64 Cに代えて、 他の形態をした三つの領域部を備 える三分割タイプの回折格子 (不図示) が用いられてもよい。 また、 例えば、 図 1 2に示 す四つの領域部 4 1、 42、 43、 43を備えた四分割タイプの回折格子 64 Dに代えて、 他の形態をした四つの領域部を備える四分割タイプの回折格子 (不図示) が用いられても よい。 このように各種複数の領域部を備える複数分割タイプの回折格子が使用可能とされ ている。
【0408 】 ' また、 例えば、 図 1 0に示す三つの領域部 (3 1、 32、 3 3) を備えた≡分割タイプ の回折格子 (64 C) に、 光学ガラス板 (5 0) (図 3、 図 9) が装着されてもよい。 ま た、 例えば、 図 1 2に示す四つの領域部 (4 1、 42、 43、 43) を備えた四分割タイ プの回折格子 (64D) に、 光学ガラス板 (50) (図 3、 図 9) が装着されてもよい。
【 0409 】
また、 例えば、 第 1のレーザ光は D VD規格の波長略 6 60 nm (第 1の波長) の赤色 レーザ光であり、 第 2のレーザ光は波長略 40 5 nm (第 2の波長) の 「HD DVD J 規格又は 「B l u— r a y D i s c」 規格の青紫色レーザ光でもよい。 尚、 この場合、 回折格子 64A、 64 B、 64 C、 64Dは、 「HD D V D」 又は 「 B 1 u— r a y
D i s c」 の波長に応じた格子間隔を具備した回折格子部材のみで構成される。 【0 4 1 0 】
上記光ピックアップ装置が構成されることにより、 光学系の簡略化を図りつつ、 波長の 異なる二つの第 1及び第 2のレーザ光に対応し、 不要な回折光を抑えてエラー信号の検出 精度を向上させるとともに安価で高効率な光ピックアップ装置を提供することができる。