明 細 書 含フッ素グラフトポリマーからなる界面活性剤およぴ分散助剤 発明の分野
本発明は、 含フッ素グラフトポリマーからなる界面活性剤および分散助剤に闋 する。 本発明の界面活性剤は、 その高い表面張力低下能を利用し、 溶液の固体表 面への濡れ、 浸透、 レべリング性などの改善により塗料、 インキおよび写真用乳 剤などの液の改質剤、 あるいは表面処理剤や内部添加剤として、 繊維やフィルム 又は粉体などの固体表面に防汚性、 撥水撥油性および潤滑性を付与する固体表面 の改質の目的として用いられ、 塗料欠陥の是正剤、 塗膜の保護剤、 インキの表面 張力低下剤、 顔料の表面処理剤、 顔料分散剤等として顔料工業、 塗料工業、 イン キエ業に用いられ、 また繊維加工の浸透剤、 繊維油剤、 繊維の撥水撥油加工剤、 繊維の防汚加工剤、 紙の撥油処理剤として、 紙工業、 繊維工業で用いられ、 消泡 剤、 プラスチックの内添剤、 ゴムの內添剤、 ウレタンの湿式製膜助剤、 ウレタン の離型剤として、 ゴム工業、 プラスチック工業で用いられる。 そのほか洗剤、 床 ワックスの剥離剤、 ワックス用レべリング剤、 メツキのスポット発生抑制剤、 水 性泡の消泡剤、 写真用乳剤、 農業用ビニルノヽウスの防霧材としてのビュルフィル ムへ内添剤、 はんだのフラックス防止剤、 皮革の撥水撥油加工剤、 皮革の防汚加 ェ剤、 スピンコートによる製膜のムラ抑制剤、 接着剤への添加剤等、 様々な工業 分野に於いて利用でき、 有用である。 本発明の分散助剤は、 いろいろな基材の表 面被覆のために使用され、 あるいは樹脂の内部添加型改質剤として使用される。 特に、 汚れおよび水等が粘着しない表面特性が望まれる用途や、 潤滑性などが要 求される塗装おょぴ内部添加に有用である。
本発明は、 該界面活性剤または該分散助剤、 フルォロポリマーおよび液状媒体 を含んでなるフルォロポリマー分散組成物にも関する。
フルォロポリマーはその特長である低表面エネルギー、 物理的、 化学的安定性 (耐摩耗性、 耐腐食性、 非粘着性) を利用して、 乾燥潤滑剤、 剥離剤、 工業用増 粘剤、 フライパンのような調理器具、 アイロンなどの非粘着、 耐摩耗被膜に利用 されている。
フルォロポリマー被膜を得るため、 いろいろな基体にフルォロポリマー皮膜を 塗装する目的でフルォロポリマーの分散液組成物が使用されている。 又、 フルォ 口ポリマーの分散液組成物は、 防汚撥水性 FRPの内部添加剤などに使用されて いる。 バス、 キッチン建材などを FRPで作る際に液状のポリエステルにガラス ファイバーと同時にフルォロポリマーを添加し、 架橋剤を加え硬化成形すること がある。
し力 し、 フルォロポリマーの特長である低表面エネルギー故、 媒体との親和性 が小さく、 容易に分散組成物を得ることができない。 フルォロポリマーが分子量 一万までの低分子量のテトラフルォロエチレン樹脂粉末ゃテトラフルォロェチレ ンと修飾用共重合モノマー類 (たとえば、 へキサフルォロプロピレン、 パーフル オルォロ (プロピルビュルエーテル) クロ口 トリフルォロエチレンなど) から作 られたコポリマーである場合、 これらを用い表面皮膜を形成した物品は、 低分子 量であることや完全にフッ素化されたテトラフルォロェチレン以外の部分を持つ ために、 分子量十万以上のテトラフルォロエチレン樹脂をコーティングした物品 に比べ、 低表面エネルギー (非粘着性) およぴィヒ学的安定性等が十分でない。 こ の例としては、 特開平 0 8— 1 0 8 1 3 9号公報に記載されているような、 テト ラフルォロェチレン /へキサフルォ口プロピレン共重合体の水分散液による物品 表面への塗布などが挙げられる。
従来において、 分散溶剤がハロゲン系溶剤、 フッ素系溶剤、 芳香族溶剤である 事が多く、 環境への負荷が大きい。 特に、 フッ素系溶剤は、 低沸点でコーティン グ時、 蒸発が早く均質な膜が得にくく、 コスト的にも不利である。 分子量十万以 上のテトラフルォロエチレン樹脂をコーティングでき、 環境負荷が小さく、 コー ティングに好適な沸点を持ち、 コスト的にも有利な汎用の有機溶剤を用いて分散 液を得る事は、 テトラフルォロエチレン樹脂が溶剤との親和性が小さいために容 易でない。 分子量十万以上のテトラフルォロエチレン樹脂を樹脂媒体に内部添加
し均一に分散させる事は同様の理由で凝集して均一に分散できず、 これまでは困 難であった。
一般にフルォロアルキル基を含有する界面活性剤は、 炭化水素系界面活性剤に 比べて低濃度でも、 溶液の表面張力を大きく低下させ、 それに伴って乳化、 分散、 可溶ィ匕など、 様々な性質を発現させる能力をもつ。 中でもパーフルォロアルキル 基含有ポリマー型界面活性剤は、 例えば特開昭 6 2 - 2 2 6 1 4 3号公報および 特開昭 6 2— 1 7 0 9 5 0号公報に記載されているように感光†生組成物と共に溶 剤中に溶解又は分散させ、 支持体上に均一な膜厚に塗布し、 乾燥させることによ つて均一な膜厚の膜を得るために用いられ、 均一分散、 レべリング用途に特に有 用である。
類似の応用としてフルォロポリマーの液状媒体への分散のための界面活性剤の 例としては例えば特表平 1 1— 5 0 4 3 6 0号公報には、 フルォロポリマー分散 液を作るための界面活性剤が提案 れている。 使用溶剤がオゾン非破壊性ではあ るが、 フルォロポリマーの分散能力が不足であるために、 高価なフッ素化溶剤を 用い又分散できるテトラフルォロエチレン樹脂の量は高々 2重量%程度しかなレ、。 一方、 近年、 パーフルォロォクチルスルホン酸を持つ化合物の生体内蓄積性が 問題になり炭素数 8以上のパーフルォロアルキル基による環境汚染が懸念されて いる。 上記の先行技術界面活性剤の例は何れもパーフルォロォクチルスルホン酸 を含有し環境汚染が懸念される。 短鎖のパーフルォロアルキルは、 特に炭素数 4 以下のものはこの生体内蓄積性が低いと言われ、 環境負荷を下げるために短鎖の パーフルォ口アルキル基で構成された界面活性剤が望まれてレ、る。 しかしながら、 短鎖のパーフルォ口アルキル基で構成された界面活性剤は、 フッ素含有量を長鎖 のものと同じにしても、 表面張力低下能が乏しく、 フッ素含有量を多くすれば、 大きな表面張力低下能が得られるが、 溶解性、 特に水溶性が悪くなるといった問 題がある。 発明の概要
本発明の目的は上記の現状に鑑み、 フルォロアルキル基を高濃度に含有するに も関わらず、 液状媒体溶解性が高く、 なおかつ、 溶液の表面張力を低下させる能
力に優れた化合物を提供することである。 さらに、 界面張力低下能に乏しい短鎖 のパーフルォロアルキル基を有しているとしても、 液状媒体溶解性が高く、 なお 力、つ、 溶液の表面張力を低下させる能力に優れた界面活性剤を提供するものであ る。 このような界面活性剤を使用することにより環境負荷の小さレ、液状媒体に良 好に分散した液状分散体が得られる。
本発明は、 溶解性又は、 界面張力低下能に乏しいフルォロアルキル基を含有す る界面活性剤を改良し、 高い溶解性を有し、 なおかつ溶液の表面張力を低下させ る界面活性剤および分散助剤、 さらに、 短鎖のパーフルォロアルキル基で構成さ れていることが好ましい、 高い溶解性を有し、 溶液の表面張力を低下させる界面 活性剤を提供するものである。
本発明者らは、 枝ポリマーおよぴ幹ポリマーの少なくとも一方がフルォロアル キル基を有する繰り返し単位を含有するダラフトポリマーからなる界面活性剤お よび分散助剤が、 フルォロアルキル基を高濃度に含有しても液状媒体溶解性が高 く、 およびランダムポリマーの場合より少ないフッ素含有量で、 同等もしくは優 れた表面張力低下能を示すこと事を見いだした。 カロえて、 該界面活性剤および分 散助剤が、 液状媒体親和性の悪いフルォロポリマー (例えば、 テトラフルォロェ チレン樹脂粉末) を液状媒体に良好に分散させることができることを見いだした。 さらに、 炭素数 7以下の短鎖パーフルォロアルキル基の繰り返し単位を使用した グラフトポリマーであっても、 液状媒体溶角 生が高くなることを見い出した。 本発明は、 グラフトポリマーからなる界面活性剤およびフルォロポリマー分散 助剤、 フルォロポリマー分散組成物およびそれを用い表面皮膜を形成した物品を 提供する。 図面の簡単な説明
図 1は、 実施例および比較例で得られた重合体のジメチルホルムアミド中にお ける動的表面張力を示すグラフである。 図 2は、 実施例おょぴ比較例で得られた重合体のプチロセロソルブ中における 動的表面張力を示すグラフである。
図 3は、 実施例および比較例で得られた重合体の水中における動的表面張力を
示すグラフである。 発明の詳細な説明
枝ポリマーおよぴ幹ポリマーの少なくとも一方がフルォロアルキル基を含有す るグラフトポリマーは、 フルォロアルキル基を高濃度に含有しても液状媒体溶解 性が高く、 ランダムポリマーの場合より少ないフッ素含有量で、 炭素数 7"以下の 短鎖パーフルォロアルキル基の繰り返し単位を使用したダラフトポリマーであつ ても、 液状媒体溶解性が高く、 同等もしくは優れた表面張力低下能を示す優れた 界面活性剤として使用できる。 また、 本発明のグラフトポリマーは、 フルォロア ルキルを含有する部分がフルォロポリマーと親和し、 他の部分が液状媒体と親和 するため、 テトラフルォロエチレン樹脂粉末のような媒体親和性の悪い物質を液 状媒体に良好に分散させることができる。
グラフトポリマーは、 一般に、 枝ポリマーおょぴ幹ポリマーの少なくとも一方 がフルォロアルキル基の繰り返し単位を含有するグラフトポリマーである。 フル ォロアルキル基を含有する枝ポリマーが、 幹ポリマーと結合されていてもよい。 フルォロアルキル基はパーフルォロアルキル基であることが好ましい。 フルォ 口アルキル基 (特に、 パーフルォロアルキル基) の炭素数は、 1〜2 1、 例えば 1〜7、 特に 1〜4である。 フルォロアルキル基 (Rf基) は C4F 9であることが 特に好ましい。 C4F9フルォロアルキル基を有するグラフトポリマーは、 フッ素 含有量が高いにも拘わらず液体媒体 (例えば、 水および有機溶媒) への良好な分 散性を保持し、 さらに、 フルォロアルキル基の隣接集合効果により界面活性能が 高い。
本発明において、 グラフトポリマーは、 幹ポリマーのイソシァネート基部分に、 枝ポリマーがグラフト化されたグラフトポリマーであってよい。
1つの態様において、 幹ポリマーは、 イソシァネート基含有ビュルモノマーか ら誘導された繰り返し単位および必要に応じて他の共重合可能なモノマーから誘 導された繰り返し単位を有する。 ィソシァネート基含有ビュルモノマーから誘導 された繰り返し単位に存在するィソシァネート基が枝ポリマーの活性水素基と反 応して、 枝ポリマーと結合することができる。
本願明細書において、 イソシァネート基含有ビュルモノマーとは、 炭素一炭素 二重結合およびイソシァネート基を有する重合性化合物を意味する。 一般に、 ィ ソシァネート基含有ビュルモノマーにおいて、 炭素一炭素二重結合およぴィソシ ァネート基のそれぞれの数は 1である。 通常、 ィソシァネート基含有ビュルモノ マーの分子は、 分子の一末端に炭素一炭素二重結合、 他末端にイソシァネート基 を有する。
ィソシァネート基含有ビニルモノマーの例は、
( i ) イソシァネート基含有 (メタ) アタリレートエステル
( i i ) 式: H。C = C (R11) 一 A1— NC〇
[R11 : Hまたは炭素数:!〜 20 (例えば、 1〜: L 0) の直鎖状、 分岐状もし くは環状炭化水素基 (例えば、 アルキル基) 、 A1 :直接結合または炭素数 1〜 20の炭化水素基]
で示されるビニルイソシァネート、 または
( i i i) イソシァネート基を 2つ有する化合物 (i i i一 1) と、 炭素一炭素 二重結合および活性水素を有する化合物 (一般に、 1つの炭素—炭素二重結合お よび 1つの活性水素含有基を有する化合物) ( i i i一 2) との反応物 である。
イソシァネート基含有 (メタ) アタリレートエステル ( i ) としては、 H2 C = C(R12)COO (CH2 CH20) n (CH2) m_NCO
[R12 : Hまたは CH3、 n : 0〜20、 m: :!〜 20]
(例えば、 2—イソシアナトェチル (メタ) ァクリレート)
が挙げられる。
ビニルイソシァネート (i i) としては、
H2 C = C (R13) -NCO
[R13 :炭素数:!〜 20 (例えば、 1〜10) の直鎖状、 分枝状もしくは環状 炭化水素基 (例えば、 アルキル基、 またはシクロへキシル基) ]
H2C = C (R14) - (CH2) n— NCO
[R14 : Hまたは炭素数:!〜 20 (例えば、 1〜10) の直鎖状、 分枝状もし くは環状炭化水素基 (例えば、 アルキル基、 またはシクロへキシル基) 、 n : 2
〜20]
H2 C = C (R1B) 一 P h— C (R16) 2— NCO
[R15 : Hまたは CH3、 R16 : Hまたは CH3、 P h : フエ二レン基] が挙げられる。
イソシァネート基を 2つ有する化合物 (i i i— 1) としては、 2, 4—トリ レンジイソシァネート、 2, 6—トリレンジイソシァネート、 ジフエ二 メタン ジイソシァネート、 ナフタレンジィソシァネート、 へキサメチレンジィソシァネ ート、 キシレンジイソシァネート、 イソフォロンジイソシァネートが挙げられる。 炭素一炭素二重結合および活性水素を有する化合物 (i i i一 2) (以下、 「活性水素を有するモノマー」 ともいう) としては、
ヒ ドロキシェチル (メタ)アタリレート、
HO (CH2 CH20) n COC (R17) C = CH2
[R17 : Hまたは CH3、 n = 2〜20] 、
アミノエチル (メタ)アタリレート
が挙げられる。
イソシァネート基を 2つ有する化合物 (i i i _ l) と、 活性水素を有するモ ノマー ( i i i一 2) の反応は、 溶剤 (特に、 非プロトン个生溶剤、 例えばエステ ル系溶剤) 中で、 要すればジブチルスズジラウレート等の触媒を用いて行ってよ い。 反応において、 活性水素を有するモノマー ( i i i一 2) の量は、 イソシァ ネート基を 2つ有する化合物 (i i i _ l) に対して 1. 0〜2. 0当量、 好ま しくは 1. 0〜1. 7当量であってよい。
イソシァネート基含有ビニルモノマーの量は、 幹ポリマーに対して、 下限が 1 重量。/。、 例えば、 2重量%、 特に 6重量%であってよく、 上限が 30重量。/。、 例 えば、 20重量%、 特に 1 0重量%であってよい。
幹ポリマーを構成する他の共重合可能なモノマーは、 付加重合性モノマー (す なわち、 炭素一炭素二重結合を有する化合物) であれば何でも良く、 フルォロポ リマーを分散させる溶剤に合わせて選ばれる。 他の共重合可能なモノマーは、 非 フッ素系モノマーまたはフッ素系モノマーのいずれであってもよい。 非フッ素系 モノマーの量は、 幹ポリマーに対して、 下限が 50重量%、 例えば、 60重量%、
特に 7 0重量%であってよく、 上限が 9 9重量%、 例えば、 9 8重量。/。、 特に 9 5重量0 /0、 特別には 9 0重量0 /0であってよい。 フッ素系モノマーの量は、 幹ポリ マーに対して、 下限が 0重量%、 例えば、 1重量%であってよく、 上限が 5 0重 量%、 例えば、 3 0重量%であってよい。
非フッ素系モノマーとしては、 例えば、 (メタ) アタリレートエステルが挙げ られる。 (メタ) アタリレートエステルは、 (メタ) アクリル酸と、 脂肪族アル コール、 例えば、 一価アルコールまたは多価アルコール (例えば、 2価アルコー ル) とのエステノレであってもよい。
非フッ素系モノマーとしては、 例えば以下のものを例示できる。
2—ェチルへキシル (メタ)ァクリ レート、 シク口へキシル (メタ)ァクリレート、 ラウリル (メタ) ァクリ レート、 ステアリル (メタ)ァクリレート、 ヒ ドロキシァ ルキル (メタ)アタリレート、 テトラヒ ドロフルフリル (メタ) アタリレート、 ポ リオキシアルキレン (メタ)ァクリレート、 アルコキシポリオキシアルキレン (メ タ)アタリレート、 3—クロ口 _ 2—ヒ ドロキシプロピノレ(メタ)アタリレート、 グ リシジル (メタ)アタリレート、 Ν,Ν—ジメチルアミノエチル (メタ)ァクリレート、
Ν,Ν—ジェチルアミノエチノレ (メタ)アタリレート、 ベンジノレ (メタ) アタリレー トグリシジルメタタリレート、 ヒ ドロキシプロピルモノメタタリレート、 2 _ヒ ドロキシー 3—フエノキシプロピノレアクリレート、 2—ヒ ドロキシェチノレアクリ レート、 グリセロールモノメタタリレート、 β—ァクリロイルォキシェチルハイ ドロジェンサクシネート、 j3—メタクリロイノレォキシェチルハイ ドロジェンフタ レート、 2—アタリロイ口キシェチルへキサヒ ドロフタル酸、 2—アタリロイ口 キシェチルフタノレ酸、 2—ァクリロイ口キシェチル一 2—ヒ ドロキシェチルフタ ノレ酸、 メタクリノレ酸ヒ ドロキシプロピルトリメチルアンモユウムクロライ ド、 2 —ァクリロイロキシェチルァシッドホスフエート、 ダルコシルェチルメタクリレ ート、 メタクリルアミ ド、 2—ヒ ドロキシ _ 3—ァクリロイロキシプロピルメタ タリ レート、 2—メタクリロイロキシェチノレアシッドホスフェート、 ヒ ドロキシ ビバリン酸ネオペンチルダリコールジァクリレート等の(メタ)ァクリレート類; スチレン、 —ィソプロピルスチレン等のスチレン類; (メタ)アクリルァミ ド、 N, N—ジメチルァクリルァミ ド、 アタリロイ/レモノレフォリン、 ジアセトン (メ
タ)ァクリルアミ ド、 N—メチロール (メタ)アクリルアミド、 N—ブトキシメチル ァクリルアミ ド、 2—ァクリルアミ ドー 2 _メチルプロパンスルホン酸等の (メ タ) ァクリルアミ ド類; ビエルアルキルエーテル等のビュルエーテル類。
さらに、 エチレン、 ブタジエン、 酢酸ビュル、 クロ口プレン、 塩化ビュルなど のハロゲン化ビュル、 ノヽロゲン化ビニリデン、 アタリ口-トリル、 ビュルアルキ ノレケトン、 無水マレイン酸、 N—ビニルカルバゾール、 ビニルピロリ ドン、 (メ タ)アクリル酸等が挙げられる。
また、 非フッ素系モノマーは、 ケィ素系モノマー (例えば、 (メタ) アタリ口 ィル基含有アルキルシラン、 (メタ) アタリロイル基含有アルコキシシラン、 (メタ) ァクリロイル基含有ポリシロキサン) であってよい。
ケィ素系モノマーとしては、 (メタ) ァクリロキシトリアルキルシラン、 (メ タ) アタリロキシトリアルコキシシラン、 (メタ) アタリロキシポリシロキサン、 (メタ) ァクリロキシプロピルトリアルキルシラン、 (メタ) ァクリロキシプロ ビルトリアノレコキシシラン、 (メタ) アタリロキシプロピルポリシロキサン、 ァ リルトリアルキルシラン、 ァリルトリアルコキシシラン、 ァリルポリシロキサン、 ビニノレトリァノレキノレシラン、 ビニノレトリアルコキシシラン、 ビュルポリシ口キサ ンが挙げられる。
(メタ) ァクリロキシプロピルポリシ口キサンは、 式
[式中、 R2。、 R2 1、 R2 2および R2 3のそれぞれは、 Hまたは C H3、 nは 1〜 1 0 0である。 ]
で示される化合物であってよい。 (メタ) ァクリロキシプロピルポリシロキサン の例は、 (メタ) アタリロキシプロピルポリジメチルシロキサンである。
上記の非フッ素系モノマーは 2種以上を混合して用いることもできる。
幹ポリマーを構成するフッ素系モノマーの例は、 下記の枝ポリマーを構成する フッ素系モノマーの下記の例 (例えば、 フルォロアルキル基含有 (メタ) アタリ レート、 フッ素化ォレフイン) と同様のものである。 フッ素系モノマーは、 例え ば含フッ素メタクリレートまたはアタリレートであってよい。
幹ポリマーは、 ブロックポリマーであっても、 ランダムポリマーであってもよ い。
枝ポリマーは、 連鎖移動剤、 フルォロアルキル基含有ビュルモノマー、 ならび に要すれば他のフッ素系モノマーおよぴ非フッ素系モノマーを用いて形成できる。 連鎖移動剤は、 両末端に活性水素基を有する連鎖移動剤、 例えば活性水素基を 有するアルキレンチオール連鎖移動剤または活性水素基を有するァリール連鎖移 動剤であってよい。 活性水素基としては、 OH NH2 S03H NHOH C〇〇H SHが挙げられる。 アルキレンチオールのアルキレン基の炭素数は、 1 20であってよい。
アルキレンチオール連鎖移動剤の例は次のとおりである。
HS (CH2) nOH [nは 1 20、 特に 2 4 6 11]
HS CH2 COOH
HS CH2 CH (CH3) COOH
HS CH2 CH2 S03Na
連鎖移動剤の活性水素基は、 幹ポリマーのィソシァネート基と反応して一 NH — C ( = 0) 一結合 (アミド結合) を形成する。 活性水素基が OH基である場合 は、 ウレタン結合 (-NH-C (=0) -0-) を形成する。 活性水素基が NH
2基である場合は、 ゥレア結合 (-NH-C Οθ) — NH—) を形成する。 連 し 0当量に対して、 幹ポリマーのイソシァネート基の量が 1. 0〜2.
5当量、 例えば 1. 0〜2. 0当量であることが好ましい。
連鎖移動剤の量は、 枝モノマーの量に対してモル比で、 0. 05〜0. 7、 好 ましくは 0. 1〜0. 6であってよレ、。 枝モノマーを重合して得られた枝ポリマ 一の 1つの末端には、 連鎖移動剤が結合している。 連鎖移動剤は、 枝ポリマーの 鎖の長さを調節できる。
フルォロアルキル基含有ビニルモノマーは、 フルォロアルキル基を有する (メ タ) ァクリレートであってよい。
フルォロアルキル基含有 (メタ) アタリレートは、 次の一般式で表されるもの であってよい。
R f -A2-OC (=0) CR18 = CH2
[式中、 R f は炭素数 1〜21の直鎖又は分枝鎖のフルォロアルキル基、 R18 は水素またはメチル基、 A2は 2価の有機基である。 ]
フルォロアルキル基含有 (メタ) アタリレートとしては、 例えば以下のものを 例示できる。
R1
Rf-S09-NR2OCOCR3=CH
Rf-(CH2)nOCOCRJ=C¾
R1
Rf-CO-iW2OCOCR3=CHo
OH
I 3
Rf-CH2CHCH2OCOCR3=CH2
OCOR3
Rf-CH2CHCH2OCOCR3=CH2
Rf-0-Ar-CH2OCOCR3=CH2
[式中、 Rfは炭素数 1〜 21のフルォロアルキル基、 R1は水素または炭素数 1〜10のアルキル基、 R2は炭素数 1〜10のアルキレン基、 R3は水素また はメチル基、 Arは置換基を有することもあるァリーレン基、 nは 1〜10の整 数である。 ]
フルォロアルキル基含有 (メタ) アタリレートの具体例は次のとおりである。 CF3(CF2)p(CH2)qOC〇CH=CH2、
CF3(CF2)pCH=CH(CH2)qOCOCH=CH2、
(CF3)2CF(CF2)p(CH2)qOCOCH=CH2、
H(CF2)p(CH2)qOCOCH = CH2、
CF3CHFCF2(CH2)qOCOCH=CH2、
CF3(CF2)p(CH2)qOCOC(CH3)=CH2、
CF3(CF2)pCH=CH(CH2)qOCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)p(CH2)qOCOC(CH3)=CH2、
H(CF2)p(CH2)qOCOC(CH3)=CH2、
CF3CHFCF2(CH2)p〇COC(CH3)=CH2、
CF3(CF2)pS〇2N(CsH2s + 1)(CH2)qOCOCH=CH2、
CF3(CF2)pS〇2N(CsH2s + 1)(CH2)q〇COC(CH3)=CH2、
CF3C6F10(CF2)pSO2N(CH3)(CH2)qOCOCH=CH2、
CF3C6F10(CF2)pSO2N(CH3)(CH OCOC(CH3)=CH2、 (CF3)2CF(CF2)pCH2CH(OCOCH3)CH2OCOCH=CH2, (CF3)2CF(CF2)pCH2CH(OCOCH3)CH2OCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)pCH2CH(OH)CH2〇C〇CH = CH2、
(CF3)2CF(CF2)pCH2CH(OH)CH2OCOC(CH3)=CH2、
[p = 0〜20、 q = l〜10、 s =lまたは 2]
C
8F
17-0→^^>-CH
20-COCH=CH
2
C8F17-0~^ ^-COOCH2CHCH2OCOC(CH3)=CH2
OH 上記のフルォロアルキル基含有 (メタ) アタリレートは 2種以上を混合して用 いることももちろん可能である。
枝ポリマーにおいては、 他のフッ素系モノマーを使用してもよい。 他のフッ素 系モノマ一としては、
フッ素化ォレフイン (炭素数、 例えば:!〜 20) 、 例えば、 CF3 (CF2) 7 C Pi = C n9、
CmF2m-1 — OCH2CH2
などが挙げられる。 枝ポリマーにおける他のフッ素系モノマーの量は、 枝ポリマ 一における乇ノマー成分に対して、 20重量%以下、 例えば 10重量%以下、 特 に 5重量%以下であってよい。
枝ポリマーにおいては、 非フッ素系モノマーを使用してもよい。 枝ポリマーに おいて使用される非フッ素系モノマーの例としては、 幹ポリマーにおレ、て使用さ れる非フッ素系モノマーと同様のものが挙げられる。 枝ポリマーにおける非フッ 素モノマーは、 (メタ) アタリレートエステル、 例えば、 脂肪族一価アルコール と (メタ) アクリル酸とのエステルであってよい。
枝ポリマーにおける非フッ素系モノマーの量は、 枝ポリマーにおけるモノマー 成分に対して、 80重量%以下、 例えば、 50重量%以下、 特に 30重量%以下 であってよい。
枝ポリマーは、 ブロックポリマーであっても、 ランダムポリマーであってもよ レ、。 枝ポリマーの重合度は、 連鎖移動剤 1分子に対し 3〜 25分子、 好ましくは 4〜20分子のモノマーであってよい。
グラフトポリマーは、 幹ポリマーおよび枝ポリマーを有する。 幹ポリマーと枝 ポリマーの重量比は、 5 : 95〜95 : 5、 好ましくは 10 : 90〜90 : 10、 特に 30 : 70〜70 : 30であってよレヽ。
グラフトポリマーの数平均分子量 (GPC、 スチレン換算、 THF中) は、 1 000〜 200000、 好ましくは 5000〜; L 00000であってよレヽ。
本発明のグラフトポリマーの製造方法は、 どのような方法であってもよいが、 いくつかの例が挙げられる。
グラフト共重合体の合成法としては、
(1) マクロモノマーによるグラフト重合を用いる方法、
(2) 活性水素と反応性を持つ基 (例えば、 NCO基、 グリシジル基、 酸クロラ ィド基) を持つ幹ポリマーに、 活性水素基を持つ連鎖移動剤により重合した片末 端に活性水素基を有する枝ポリマーを反応させる方法、
( 3 ) A T R P fe (atomic transfer radical polymerization) のよつなノヽロメチ ル基を有する幹ポリマーにハロゲン化金属触媒によりリビングラジカルを発生し、 ハロゲン原子を枝ポリマーに置換する方法、
( 4 ) 幹ポリマーにラジカル、 カチオン活性種、 ァニオン活性種、 ヒドロぺノレオ キシドのような連鎖移動開始種を用いて、 枝モノマーを重合する方法 (特公昭 6 1 - 5 0 0 8 2公報参照) 等が挙げられる。
マクロモノマーによるグラフト重合法 (1 ) は、 代表的な方法としてまず水酸 基、 カルボキシル基、 アミノ基、 スルホン酸基のような活性水素基を有するメル 力プタン系連鎖移動剤の存在下で、 パーフルォロアルキル基を含有するビニルモ ノマー、 非フッ素系ビニルモノマーをラジカノレ重合して、 片末端に活性水素基を 持つ重合体を得、 その後 NCO基、 グリシジル基、 酸クロライド基などの活性水 素と反応十生を持つ基と重合性二重結合を有する活性水素と反応する基を有するビ ニルモノマーを反応させマクロモノマーを得る。 このマクロモノマーを幹ポリマ 一を構成するパーフル才口アルキル基を有するビニルモノマーおよぴ非フッ素系 ビュルモノマーと共重合してグラフトポリマーを得る。 .
活性水素と反応性を持つ基 (NCO基、 グリシジル基、 酸クロライド基) を持 っ幹ポリマーに、 活性水素基を持つ連鎖移動剤により重合した枝ポリマーを反応 させる方法 (2 ) は、 まず、 活性水素と反応する基および重合性二重結合を有す るビニルモノマーと、 パーフルォロアルキル基を有するビュルモノマー、 および 必要に応じて非フッ素系ビエルモノマーをラジカル重合して得られる活性水素と 反応する基を有する幹ポリマーを得る。 これに、 水酸基、 カルボキシル基、 アミ ノ基、 スルホン酸基のような活性水素基を有するメルカプタン系連鎖移動剤の存 在下で、 パーフルォロアルキル基を有するビニルモノマー、 および必要に応じて 非フッ素系ビニルモノマーをラジカル重合して、 片末端に活性水素を持つ枝ポリ マーを得る。 枝ポリマーの活性水素を幹ポリマーの活性水素と反応する基と反応 させることによりグラフトポリマーを得る。
例えば、
(A) 活性水素と反応性を持つビュルモノマーを枝ポリマーに反応させて得たマ クロモノマーと、 共重合可能なモノマー (幹モノマー) を共重合させて幹ポリマ 一を形成することからなる方法 (枝ポリマーの存在下で幹モノマーを重合する方 法) 、 または
( B ) 活性水素と反応性を持つ基ビュルモノマーと共重合可能なモノマーを共重
合させることによって得られた幹ポリマーに、 枝ポリマーを反応させることから なる方法 (枝ポリマーと幹ポリマーを別個に重合する方法)
を用いてよい。
方法 (A) は、 以下の工程からなる:
(A-1) 枝ポリマーの構成成分である連鎖移動剤、 フルォロアルキル基含有ビ ニルモノマー、 ならびに要すれば他のフッ素系モノマーおよぴ非フッ素系モノマ 一を重合して枝ポリマーを得る;
(A-2) 得られた枝ポリマーと、 活性水素と反応性を持つビュルモノマーを反 応させ、 マクロモノマーを得る;
(A-3) マクロモノマーを、 幹ポリマーを構成する共重合可能なモノマーと重 合して、 グラフトポリマーを得る。
方法 (B) は、 以下の工程からなる:
( B— 1 ) 幹ポリマーの構成成分である活性水素と反応性を持つビュルモノマー と共重合可能なモノマーを重合して、 活性水素と反応性を持つ幹ポリマーを得 る;
(B-2) 得られた幹ポリマーに、 別に合成した枝ポリマーをグラフト化して、 グラフトポリマーを得る。
枝ポリマーの重合工程 (A- 1) およぴ幹ポリマーの重合工程 (A— 3) およ ぴ (B—1) は、 溶剤中で、 重合開始剤を用いて、 70〜80°Cの温度で行って よい。 重合時間は、 一般に 2〜: 12時間である。
重合開始剤は、 ァゾビスイソプチロニトリル、 ベンゾィルパーォキシド、 ジ一 t e r t一プチルパーォキシド、 ラウリルパーォキシド、 クメンヒドロパーォキ シド、 t e r t一プチルパーォキシドビバレート、 ジィソプロピルパーォキシジ カーボネートなどが用いられる。 重合開始剤は単量体 100重量部に対して、 1 〜 10重量部の範囲が好まし!/、。
重合溶剤は、 極性溶剤、 炭化水素系溶剤、 およびそれらの混合溶剤のいずれで あってもよい。 活性水素と反応性を持つ基が反応系に存在する場合 (すなわち、 工程 (A-2) 、 (B- 1) および (B— 2) ) において、 アルコール系溶剤な どの活性水素基を持つプロトン性溶剤は使用できない。
極性溶剤は、 分子中に極性基を有する溶剤である。 極性基は、 水酸基、 カルボ キシル基、 エステル基、 ァシル基、 エーテル酸素基などである。 極性溶剤として は、 アルコール系溶剤、 グリコール系溶剤、 エステル系溶剤、 ケトン系溶剤が挙 げられる。
炭化水素系溶剤は、 炭素と水素のみからなる溶剤であってよい。 炭化水素系溶 剤は、 脂肪族炭化水素であってよい。 炭化水素溶剤の例は、 n—ヘプタン、 n— へキサン、 n一才クタン、 シクロへキサン、 メチノレシク口へキサン、 シクロペン タン、 メチノレシク口ペンタン、 メチルペンタン、 2—ェチルペンタン、 イソパラ フィン系炭化水素、 流動パラフィン、 デカン、 ゥンデカン、 ドデカン、 ミネラノレ スピリット、 ミネラルターペンなどである。 場合によっては、 芳香族炭化水素溶 剤を使用してもよい。
アルコール系溶剤の例は、 プチルアルコール、 イソプロピルアルコールなどで ある。 ダリコール系溶剤の例は、 プロピレングリコールモノメチルエーテル、 プ 口ピレンダリコールモノエチノレエーテノレ、 ジプロピレンダリコールモノメチノレエ ーテノレ、 ジプロピレングリコールモノェチルエーテル、 およびこれらのァセテ一 トなどである。 エステル系溶剤の例は、 酢酸メチル、 酢酸ェチル、 酢酸ブチルな どの一塩基酸エステル、 コハク酸ジェチル、 アジピン酸ジェチル、 フタノレ酸ジブ チル、 フタノレ酸ジォクチルなどの二塩基酸エステルなどである。 ケトン系溶剤の 例は、 メチルイソプチルケトン (M I B K) 、 メチルェチルケトン、 ァセトンな どである。
炭化水素系溶剤と極性溶剤の混合物を使用しても良い。 炭化水素系溶剤と極性 溶剤の重量比は、 1 0 0 : 0〜0 : 1 0 0、 例えば 5 : 9 5〜9 5 : 5であって よい。
枝ポリマーを構成する連鎖移動剤の活性水素基と、 幹ポリマーを構成するモノ マーに含まれている活性水素と反応性を持つ基との反応工程 (A- 2 ) および
(B - 2 ) は、 溶剤中で、 3 0〜1 3 0 °Cの温度で行ってよい。 反応時間は、 一 般に 2〜2 4時間である。 反応温度が 5 0°C以上の場合、 重合禁止剤を加える必 要があるが、 5 0 °C以下の場合、 重合禁止剤を加えても加えなくてもよい。 溶剤は、 上記の重合溶剤であってよいが、 アルコール系溶剤などの活性水素基
を持つプロトン性溶剤は使用できない。
本発明のグラフトポリマーは、 フルォロポリマーを液状媒体に分散させる分散 剤として働く。
フルォ口ポリマーは、 含フッ素モノマーの単独重合体または共重合体である。 含フッ素モノマーの例は、 テトラフルォロエチレン、 へキサフルォロプロピレン、 パーフルォロアルキルビュルエーテル [式: CF2 = CF— O— R (R:炭素数 1〜20の直鎖又は分枝鎖のパーフルォロアルキル基) の化合物、 特に、 パーフ ノレォロ (プチルビニルエーテル) 、 パーフルォロ (プロピルビエルエーテル) 、 パーフ /レオ口 (ェチノレビニノレエーテノレ) ] 、 クロロ トリフノレオ口エチレン、 ビニ リデンフルオライド、 へキサフノレオ口プロピレンォキサイド、 パーフルォロアノレ キルェチノレ (メタ) アタリレート、 a -フルォロアタリル酸メチル、 2—ブロモ —1, 1 , 2, 2—テトラフルォロェチルトリフルォロビニルエーテルである。 フルォロポリマーは、 含フッ素モノマーと非フッ素モノマーとの共重合体であ つてもよい。 フルォロポリマーは、 ポリテトラフルォロエチレン、 またはテトラ フルォロエチレンと修飾用共重合モノマー (たとえば、 へキサフルォロプロピレ ン、 パ一フルオルォロ (プロピノレビニルエーテノレ) 、 クロ口 トリフルォロェチレ ン) を共重合したものであってよい。
フルォロポリマーの分子量は 1万〜 300万であってよい。
フルォロポリマーのフッ素原子含量は、 フルォロポリマーに対して、 10重 量%以上、 例えば 40重量%以上、 特に 40〜90重量%であってよい。
分散されるフルォロポリマーは、 粉体であってよい。 粉体の平均粒径は、 例え ば、 0. 01 !〜 100 μιηである。
液状媒体の例は、 有機溶剤、 水、 有機溶剤と水との混合物、 液状樹脂、 液状樹 脂と有機溶剤との混合物などである。
有機溶剤は、 フッ素系溶剤または非フッ素系溶剤であってよい。 フッ素系溶剤 の例は、 CFC_1 13、 HCFC_141 b、 HCFC—225、 パーフノレオ 口へキサン、 パーフルォロベンゼンである。 フッ素系溶剤は、 パーフルォロ化合 物であってよい。 代表的なパーフルォロ化合物としては、 環式および非環式のパ 一フルォロアノレカン、 パーフルォロアミン、 パーフルォロエーテル、 パーフルォ
ロシクロアミン、 およびそれらのあらゆる混合物が挙げられる。 パーフルォロ化 合物の例としては、 パーフルォロペンタン、 パーフルォ口へキサン、 パーフルォ 口ヘプタン、 ノ ーフルォロオクタン、 パーフルォロメチルシク口へキサン、 パー フルォロトリブチルァミン、 パーフルォロトリアミルァミン、 パーフルオロー N ーメチノレモノレホリン、 パーフノレオロー N—ェチルモノレホリン、 パーフルォロイソ プロピルモルホリン、 パーフルオロー N—メチルピロリジン、 パーフルオロー 1 , 2一ビス (トリフルォロメチノレ) へキサフルォロシクロブタン、 パーフルオロー 2—プチルテトラヒドロフラン、 パーフルォロトリェチルァミン、 パーフルォロ ジブチルエーテル、 およびそれらとその他のパーフルォロ化合物との混合物が挙 げられる。 非フッ素系溶剤の例は、 エーテル (例えば、 セロソルブ系溶剤) 、 ァ ルコール、 エステル、 アミド (例えば、 N—アルキルピロリ ドン) 、 複素環式炭 化水素 (例えば、 モルホリン) 、 芳香族系溶剤 (例えば、 トルエン、 ベンゼン、 キシレン) 、 炭化水素系溶剤 (例えば、 へキサン、 デカン、 ケロシン) 、 塩素系 溶剤である。
液状媒体は、 液状樹脂であってもよい。 液状樹脂は、 モノマーあるいはプレボ リマーを加熱あるいは架橋剤を添加して硬化できる熱硬化性樹脂であってよい。 液状樹脂の例は、 フエノール樹脂、 ユリア樹脂、 メラミン樹脂、 フラン樹脂、 ェ ポキシ樹脂、 不飽和ポリエステル樹脂、 シリコーン樹脂、 ポリウレタン樹脂であ る。
本発明において、 フルォロポリマー、 液状媒体および分散助剤 (すなわち、 含 フッ素グラフトポリマー) を含んでなるフルォロポリマー分散組成物が提供され る。 本発明のフルォロポリマー分散組成物は、 さらに、 必要に応じてバインダー ポリマー (フルォロポリマー以外) 、 カーボン粉末、 コロイド、状シリカなどの添 加物を含んでよい。
フルォロポリマー分散組成物において、 フルォロポリマー 1 0 0重量部に対し て、 分散助剤の量は 0 . 1〜: L 0 0 0重量部、 例えば 0 . 1〜5 0 0重量部、 添 加物の量は 0〜1 0 0 0重量部であってよい。 フルォロポリマー分散,袓成物にお いて、 液状媒体の量は、 フルォロポリマー分散組成物の 1 0〜 9 9重量%、 例え ば 2 0〜9 5重量%であってよい。
本発明のフルォロポリマー分散組成物 (すなわち、 フルォロポリマーの分散 液) で処理される被処理物としては、 種々の物が挙げられる。 被処理物の例は、 繊維製品、 ガラス、 紙、 木、 皮革、 毛皮、 石綿、 レンガ、 セメント、 金属および 酸化物、 窯業製品、 プラスチック、 塗面およびプラスターなどである。 繊維製品 の例は、 綿、 麻、 羊毛、 絹などの動植物性天然繊維、 ポリアミド、 ポリエステル、 ポリビュルアルコール、 ポリアクリルニトリル、 ポリ塩化ビュル、 ポリプロピレ ンなどの合成繊維、 レーヨン、 アセテートなどの半合成繊維、 或いはこれらの混 合繊維である。
本発明のフルォロポリマーの分散液組成物を被処理物に適用するには、 浸漬、 塗布などのような既知の方法により、 被処理物に付着させ、 乾燥する方法が採ら れる。 また、 液状硬化型樹脂に内部添カロし、 硬化成形し、 フルォロポリマーを表 面移行させる方法が採られる。 例えば、 フルォロポリマー分散組成物から形成さ れた被膜が、 被処理物 (例えば、 金属) の表面に形成される。 発明の好ましい形態
以下に実施例をもって本発明をさらに具体的に説明するが、 本発明がこれらの 実施例に限定されるものではないことはいうまでもない。
特性は、 次のようにして測定した。
動的表面張力の測定
所定濃度の溶液 (0.5wt%)を調製後、 表面張力計 (KRUESS製、 BUBBLE
PRESSURE TENSIOMETER-BP2) により最大泡圧法にて 2 5〜 3 0 °Cで測 定した。 使用気体は乾燥空気であつた。
静的表面張力の測定
所定濃度 (0.001、 0.01、 0.1、 lwt%) の溶液を調製後、 1日放置し、 表面張 力計 (協和界面科学製、 SURFACE TENSIOMETER CBVP-A3) によりウィル ヘルミ一法にて 2 2〜 2 8 °Cで測定した。
溶剤溶解性
所定濃度の溶液を調製し、 攪拌後、 目視にて溶解状態を確認した。
VS: 5%以上溶解
s: :!〜 5%溶解
ss: 1%以下僅かに溶解
IS: 不溶
ォロエチレン樹脂粉末の溶剤中の分散性
[ブチルセ口ソルブ中の分散性]
例で合成された生成物 0.5gとプチルセ口ソルプ (すなわち、 2—ブトキシエタ ノール) 4.5gを完全に混ぜてから、 テトラフルォロエチレン樹脂粉末 (ルブロン L-2、 ダイキン工業製) (分子量 5 0万、 一次粒子径 0 · 2 τα, 二次粒子径 5 μ τα) 5gを 20mLサンプル管中の分散液を手で振って攪拌した。 乳状の粘度の低 い分散液になり、 放置 1日で沈降するが、 再度振ると分散することを目ネ で確認 できた場合に分散性良好とした。
[炭化水素系溶剤中の分散性]
炭化水素系溶剤に、 テトラフルォロエチレン樹脂粉末 (ルブロン L-2、 ダイキ ン工業製) (分子量 5 0万、 一次粒子径 0 . 2 μ ηα, 二次粒子径 5 μ ηι) を投入 し、 分散助剤 (重合体) と混ぜてからガラス棒手で攪拌した。 乳状の粘度の低い 分散液になり、 放置 1日で沈降するが、 再度攪拌すると分散することを目視で確 認できた場合に分散性良好とした (表 1 3に記載の組成で、 実施例 3で合成され た重合体を分散助剤として使用。 ) 。
合成例 1 (イソシァネート基含有ビュルモノマーの合成)
滴下漏斗を装着した、 5 0 O m 1の三口フラスコに
2 , 4—トリ レンジイソシァネート 1 0 0 g 酢酸ェチル 1 0 0 g ジブチノレスズジラゥレート 0 . 1 g を投入し、 5 0 °C〜5 5 °Cで振とうしながら
ヒ ドロキシェチルメタクリレート 9 0 g 酢酸ヱチル 9 0 g を滴下漏斗から 1 5分かけて滴下し 8時間反応させて、 以下(
実施例 1
パーフルォロアルキル基の炭素数が 7以上のグラフトコポリマーの製造:
1 0 0 Omlガラス製重合サンプル中に以下のものを投入し、 窒素雰囲気下で、 振とうしながら 7 5°Cで 8時間反応させ、 枝ポリマーを得た。
メルカプトエタノール 3 g
CF3 CF2 (C2 F4 )n C2 H4 OCOCH=CH2 (FA) 9 5 g
[平均 n = 3. 5]
ステアリルメタタリレート (StMA) 5 g
ァゾィソブチロニトリル 0 1 7 g
酢酸ェチル 20 g 反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は 1 0 0%であ つた。 NMRによればポリマー中の各成分の組成比 (モル比) はメルカプトエタ ノール: F A: S tMA= 1. 0 : 4. 8 : 0. 8であった。
次に、 温度を 5 5°C〜6 0°Cに温度を下げ、 空気雰囲気で、 2—イソシアナト ェチルメタクリ レート 9 gとジブチルスズジラゥレート 0. 1 gを投入し、 振と うしながら 55°C〜6 0°Cで 8時間反応させ、 マクロモノマーを得た。 反応後に おいて I Rスぺク トルの NCO基の吸収ピークはほとんど消失していた。
次にマク口モノマーに以下のものを加え、 窒素雰囲気下で振とうしながら 7 5 °Cで、 8時間反応させ、 グラフトポリマーを得た。
2一ェチルへキシルメタクリレート(2EHMA) 1 00 g 無水マレイン酸 (MAN) 1 0 g 酔酸ェチル 5 1 5 g
t e r t一ブチルパーォキシピバレート 9 g
(日本油脂製、 パーブチノレ P V)
反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は 1 0 0 %であ つた。 溶剤を留去した後、 得られた重合体の数平均分子量は G P Cによれば、 8, 0 0 0であった。
得られた重合体について、 溶剤溶解性および静的表面張力を測定した。 さらに、 テトラフルォロエチレン樹脂粉末のブチルセ口ソルブ中の分散性を評価した。 結 果を表 5およぴ表 7〜1 2に示す。
実施例 2
パーフルォロアルキル基の炭素数が 7以上のグラフトコポリマーの製造:
2—イソシアナトェチルメタクリレート 9 gの代わりに、 合成例 1で製造され たイソシァネート基含有ビニルモノマー ( a ) の溶液 (5 0重量0 /0) 3 8 gを用 いる以外は、 実施例 1と同様にしてグラフトポリマーを合成した。
枝ポリマーおよびグラフトポリマーのそれぞれの製造において、 モノマー消費 率は 1 0 0 %であった。 マクロモノマー化反応後の I Rスペクトルの N C〇吸収 ピークはほとんど消失した。 溶剤を留去した後、 得られた重合体の数平均分子量 は G P Cによれば 8 5 0 0であった。
得られた重合体について、 溶剤溶解性および静的表面張力を測定した。 テトラ フルォロエチレン樹脂粉末の溶剤中の分散性を評価した。 結果を表 5および表 7 〜 1 2に示す。
実施例 3
パーフルォロアルキル基の炭素数が 7以上のグラフトコポリマーの製造: 表 1に示すモノマーを用いる以外は、 実施例 1の手順を繰り返した。
枝ポリマーおよびグラフトポリマーのそれぞれの製造において、 モノマー消費 率は 1 0 0 %であった。 マクロモノマー化反応後の I Rスペクトルの N C O吸収 ピークはほとんど消失した。 G P Cによれば、 重合体の数平均分子量は 9 3 0 0 であった。
得られた重合体について、 溶剤溶解†生および表面張力を測定した。 テトラフル ォロェチレン樹脂粉末の溶剤中の分散性を評価した。 結果を表 5および表7〜 1
3に示す。
実施例 4
パーフルォロアルキル基の炭素数が 4のグラフトコポリマーの製造:
1000mlガラス製重合サンプル中に以下のものを投入し、 窒素雰囲気下で、 振とうしながら 75 °Cで 8時間反応させ、 枝ポリマー溶液を得た。
メノレカプトエタノーノレ 5. 5 g
CF3CF2CF2CF2CH2CH2OCOCH=CH2 (FA') 90 g ァゾイソブチ口-トリル 0. 28 g 醉酸ェチル 143. 1 g 反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は 100%であ つた。 NMRによればポリマー中の各成分の組成比 (モル比) はメルカプトエタ ノール: FA'= 1. 0 : 4. 2であった。
次に、 温度を 55°C〜60°Cに温度を下げ、 空気雰囲気で、 2—イソシアナト ェチルメタクリレート 13. 2 gを酢酸ェチル 19. 8 gに溶かした溶液とジブ チルスズジラウレート 0. 13 gを投入し、 振とうしながら 55°C〜60°Cで 6 時間反応させ、 FA,マクロモノマー溶液を得た。 反応後において I Rスペク トル の N C O基の吸収ピークはほとんど消失していた。
次に得られた FA'マクロモノマー溶液の所定量に以下のものを加え、 窒素雰囲 気下で振とうしながら 75 °Cで、 8時間反応させ、 グラフトポリマーを得た。
FA'マクロモノマー溶液 15. 0 g ポリプロピレングリコーノレメタタリレート 1. 3 g
(HO-(C3H60)n-COC(CH3)=CH2 n :約 13、 日本油脂製、 ブレンマー PP-800)
メ トキシポリエチレングリコーノレメタクリレート 3. 4 g (CH3O-(C2H40)n-COC(CH3)=CH2 n :約 9、 日本油脂製、 プレンマー
PME-400)
n-プチノレメタクリレート (日本油脂製、 プレンマー BMA) 0. 4 g ァゾイソブチロニトリル 0. l g 酢酸ェチル 24. 4 g
反応後においてガスクロマトグラフィ一によるモノマー消費率は 9 5 %であつ た。 得られた重合体の G P Cによる数平均分子量は 2 5 , 0 0 0であった。 得ら れた重合体について、 動的表面張力、 静的表面張力、 溶剤溶解性おょぴフッ素含 有量を測定した。 結果を図 1〜3、 および表 5〜 9に示す。
実施例 5〜 9
パーフルォロアルキル基の炭素数が 4のグラフトコポリマーの製造:
実施例 4で製造した FA'マクロモノマー溶液を使用し、 表 2に示すモノマーを 用いる以外は、 実施例 1の手順を繰り返した。
それぞれのグラフトポリマーの製造において、 モノマー消費率は 9 5〜1 0 0 %であった。 溶剤を留去し得られた重合体の G P Cによる数平均分子量、 元素 分析によるフッ素含有量を測定した。 得られた重合体について、 動的表面張力、 静的表面張力および溶剤溶解性を測定した。 結果を図 1〜3および表 2、 表 5〜 9に示す。
実施例 1 0〜: L 1
パーフルォロアルキル基の炭素数が 2のグラフトコポリマーの製造:
CF3CF2CF2CF2CH2CH2OCOCH=CH2 (FA') 9 0 gを
CF3CF2CH 2 OCOCH二 CH2 (FA") に変え、 実施例 4と同様の手順で、
メルカプトエタノール 3 . 8 g
CF3CF2CH 2 OCOCH=CH .2 (FA") 4 0 g ァゾイソプチロニトリル 0 . 1 9 g 酢酸ェチル 6 5 . 7 g を使用し FA"枝ポリマー (メルカ:; エタノール: FA"= 1 0 : 4 . 3
(mol: mol) 溶液を製造し、
2—イソシアナトェチルメタクリレート 9 . 1 g 酢酸ェチル 1 3 . 7 g ジブチ/レスズジラゥレート 0 . 0 9 g を使用して得られた FA"マクロモノマー溶液と、 表 2に示すモノマーを用いる以 外は、 実施例 4の手順を繰り返した。
各々枝ポリマーおよびグラフトポリマーのそれぞれの製造において、 モノマー
消費率は 95〜100%であった。 マクロモノマー化反応後の I Rスぺクトルの NCO吸収はほとんど消失した。 溶剤を留去し得られた重合体の G P Cによる数 平均分子量、 元素分析によるフッ素含有量を測定した。 得られた重合体について、 動的表面張力、 静的表面張力および溶剤溶解性を測定した。 結果を図 1〜 3およ び表 2、 表 5〜 9に示す。
比較例 1
パーフルォロアルキル基の炭素数が 7以上のランダムコポリマーの製造:
1. 0当量の 2—イソシアナトェチルメタクリレートと 0. 7当量のメルカプ トエタノールをジブチルスズジラゥレート 0. 1 gの存在下酢酸ェチル中 50°C で 12時間反応させた。
次いで、 得られた反応物 (イソシァネート基含有ビニルモノマーとメルカプト エタノールの反応物) 5. 5 gに、 以下のものを加え、 窒素雰囲気下で振とうし ながら 75 °Cで、 8時間反応させ、 ポリマーを得た。
CF3 CF2 (C2 F4 )n C2 H4 OCOCH=CH2 (FA) 42. 7 g [平均 n=3. 5]
ステアリルメタタリ レート (StMA) 2. 3 g
2ーェチルへキシルメタクリレート(2EHMA) 45. 0 g 無水マレイン酸 (MAN) 4. 5 g 酢酸ェチル 515 g t e r t一ブチルパーォキシピパレート 9 g
(日本油脂製、 パーブチル PV)
ほぼ 100%のモノマーが重合した。 得られた重合体はグラフトポリマーでは なかった。 G PCによれば、 得られた重合体の数平均分子量は、 15, 000で あつ 7こ。
得られた重合体について、 溶剤溶解性および分散性を測定した。 結果を表 5お よび 12に示す。
比較例 2
パーフルォロアルキル基の炭素数が 7以上のランダムコポリマーの製造: 表 3に示すモノマーを用いる以外は、 比較例 1と同様の手順を繰り返した。
ほぼ 1 0 0 %のモノマーが重合した。 得られた重合体はグラフトポリマーでは なかつた。 G P Cによれば、 得られた重合体の数平均分子量は 1 4, 0 0 0であ つた。
得られた重合体について、 溶剤溶解性および分散性を測定した。 結果を表 5お よび 1 2に示す。
比較例 3〜 6
パーフルォ口アルキル基の炭素数が 4および 7以上のランダムコポリマーの製 造:
表 4に示すモノマーを用いる以外は、 比較例 1と同様の手順を繰り返した。 得られた重合体はグラフトポリマーではなかった。 G P Cによる、 得られた重 合体の数平均分子量を測定した。 得られた重合体について、 動的表面張力、 静的 表面張力、 溶剤溶解性およびフッ素含有量を測定した。 結果を図 1〜 3および表 5〜 9に示す π
表 1
モノマ' -組成 (重量部)
FA: CF3CF2(C2F4)nC2H4OCOCH=CH2 平均 n=3.5
StMA: ステアリルメタクリレート
2-EHMA 2一ェチルへキシルメタクリレート
MAN: 無水マレイン酸
ィソシァネート基含有ビニルモノマー: 合成例 1のィソシァネート基含有ビ: ルモノマーの 5 0重量0 /0溶液
表 2
モノマー組成 (重量部)
マクロモノマー:実施例 4〜 1 1で FA'、 FA"を使用し製造したマクロモノマ 一溶液中の固形分の重量部。
FA : CFoCF2CF2CF2CH2CH20C0CH=CH2 、 ダイキンファインケミカル研
FA": CF3CF2CH 20C0CH=CH2、 ダイキンファインケミカル研究所製 PPGMA: HO-(C3H6O)n-COCH=CH2 ( n :約 13)、 日本油脂製、 プレンマー
PP-800
MEGMA: CH30-(C2H40)n-COCH=CH2 (n :約 13)、 日本油脂製、 ブレンマ — PME-400
BMA: n-プチルメタクリ レート、 日本油脂製、 ブレンマー BMA
表 3
モノマー量
注)
StMA: ステアリルメタクリ レート
2-EHMA 2ーェチノレへキシノレメタクリレート
MAN: 無水マレイン酸 表 4
モノマー糸且成 (重量部)
注)
FA: CF3CF2(CF2CF2)n CH2CH2OCOCH=CH2 、 平均 n=3. 5
FA': CF3CF2CF2CF2CH2CH2OCOCH=CH2 、 ダイキンファインケミカル研 究所製
PPGMA: HO-(C3H60)n-COCH=CH2 (n= 13), 日本油脂製、 プレンマー PP- 800
MEGMA: CH30-(C2H40)n-COCH=CH2(n= 9), 日本油脂製、 ブレンマー PME-400
GLM: グリセロールメタクリレート、 日本油脂製、 プレンマー GLM CHPM: 3—クロロー 2—ヒドロキシプロピルメタタリレート、 新中村化学 工業製、 トポレン M
表 5
溶剤溶解性
DMF: ジメチルホルムァミ ド MEK: メチルェチルケトン IPA: イソプロパノール
表 6
各種パーフルォロアルキルァクリレートで構成したポリマーのフッ素含有量
注)
FA CF,CF
9 (C CF。) „CH,CH
9OCOCH=CH
9 、 平均 n = 3 . 5 FA':
力ノレ研 究所製
FA": CF3CF2CH 2 OCOCH=CH2 カル研究所製 表 7
DMF中の静的表面張力
界面活性剤なしの静的表面張力測定値: 36.8 mN/m
温度: 2 5。C
濃度 DMF中の静的表面張力
(log) 実施例 実施例 実施例 3 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例
1 2 4 5 6 7 8
0 21.1 22.1 21.5 19.8 20.4 20.7 19.8 20. 1
-1 21.0 21.0 22.0 20.3 21.2 22.1 20.3 20.9
-2 23.9 24.9 24.2 20.7 22.9 25.2 21.6 22.4
-3 31.8 32.0 31.5 25.6 27.8 30.9 26.9 28. 1 濃度 DMF中の静的表面張力
(log) 実施例 実施例 実施例 比較例 比較例 比較例 比較例
9 10 11 3 4 5 6
0 20.2 25.7 26.1 31.1 26.3 20.9 17.2
-1 21.4 26.6 28.4 32.5 28.6 22.5 17.2
-2 24.5 28.1 30.3 34.5 31.0 25.4 25.5
-3 30.9 30.5 32.5 35.4 33.3 29.6 30.9
表 8
プチルセ口ソルブ中の静的表面張力
界面活十生剤なしの静的表面張力測定値: 27.6 mN/m
2 5 °C
酢酸ェチル中の静的表面張力
界面活性剤なしの静的表面張力測定値: 22.5 mN/m
温度: 2 5。C
濃度 酢酸ェチル中の静的表面張力
(log) 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 1 2 3 4 5 6 7 8
0 15.4 15.6 15.6 19.5 19.8 19.1 19.5 19.7
-1 16.8 16.4 16.7 19.9 20.2 19.6 19.9 20.3
-2 19.0 19.0 19.2 20.4 21.4 21.1 20.5 21.0
-3 21.3 20.6 22.0 21.2 21.9 22.0 20.9 21.8 濃度 酉乍酸ェチノレ中の静的表面張力
(log) 実施例 実施例 実施例 比較例 比較例 比較例 比較例
9 10 11 3 4 5 6
0 19.1 21.8 21.9 23.0 22.2 21.7 18.1
-1 19.6 21.8 22.0 23.0 22.7 22.0 20.5
-2 21.1 21.8 22.0 23.0 22.8 22.2 23.7
-3 22.0 21.9 22.0 23.0 22.8 22.3 26.5
α o
トルェン中の静的表面張力
界面活性剤なしでの静的表面張力測定値: 28.7 mN/m
テトラフルォロエチレン樹脂 (PTFE) 粉末のプチルセ 口ソルプ中の分散性
PTFE粉末のプチルセ口ソ ルブ中の分散性
実施例 1の化合物 良好
実施例 2の化合物 良好
実施例 3の化合物 良好
比較例 1の化合物 不良 (凝集沈降) 比較例 2の化合物 不良 (凝集沈降)
表 1 3
テトラフルォ 樹脂 (PTFE) 粉末の炭化水素系溶剤中の分散性
本発明のグラフトポリマーは、 ランダムポリマーの場合より少ないフッ素含有 量のグラフトポリマーで、 同等もしくは優れた表面張力低下能を示す界面活性剤 として使用でき、 フッ素系成分と炭化水素系成分の機能を同時に発現可能である。 例えば、 本発明のグラフトポリマーは優れた界面活性作用を示すものであり、 環 境負荷の小さい溶剤に親和性の乏しい高分子量でフッ素化率の高いフルォロポリ マー粉末を環境負荷の小さい溶剤を利用した分散液を得ることができる。 また、 炭素数 7以下の短鎖パーフルォロアルキル基の繰り返し単位を使用したダラフト ポリマーであっても、 優れた性能を示す。