WO2000048185A1 - Unite de disque - Google Patents

Description

明 細 書 ディ スク装置 技術分野

この発明は、 ディ スク単体で使用される円盤状のディ スクやカー ト リ ッジに内蔵された状態で使用されるカー ト リ ッジ内蔵ディ スクなどの異 なつた形態の情報記録媒体を再生ュニッ ト （フローテイ ングデツキ） の 夕一ンテーブル上に装填 （ローデイ ング） させ、 ターンテーブル上から 排出 （イ ジェク ト） させるディ スク装置に関するものである。 背景技術

従来のディ スク装置、 特にディ スク単体で使用される円盤状のデイ ス ク （以下、 C D という） とカー ト リ ッジに内蔵された状態で使用される カー ト リ ッジ内蔵ディ スク （以下、 M D という） とが共用可能であるデ イ スク装置では、 C Dや M Dの搬送用のモ一夕 とクランプ用のモ一夕 と をそれそれ別個に設ける構成となっていた。

従来のディスク装置は以上のように構成されているので、 C Dや M D の搬送用とクランプ用とに少なく とも 2個のモー夕が必要となり、 部品 点数が増えてコス トが上昇するとともに、 モ一夕の数が多く なるほど信 頼性の観点からも不利となる課題があつた。

この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、 ディ スク単体で使用される円盤状のデイ スク、 カー ト リ ッジに内蔵された状 態で使用されるカー ト リ ッジ内蔵ディ スクなどの情報記録媒体いずれに も共用でき、 前記円盤状のデイ スク と前記力一 ト リ ッジ内蔵ディ スクの 搬送およびクラ ンプを 1 つの駆動モー夕によ り行い、 コス 卜の削減を実 現し、 モー夕で発生する トラブルが原因となる信頼性の低下を回避でき るディ スク装置を得るこ とを目的とする。 発明の開示

この発明に係るディ スク装置は、 円盤状のディ スクおよびカー ト リ ツ ジ内蔵ディ スクの挿入によ り動作する単一の駆動モー夕 と、 前記円盤状 のディ スクの装置内への取り込みと前記装置内からの排出を、 前記駆動 モー夕の駆動力によ り作動する搬送ローラによ り行う C D搬送機構と、 該 C D搬送機構の搬送ローラによ り前記円盤状のディ スクが前記装置内 の所定の位置へ取り込まれるこ とに伴って、 前記円盤状のディ スクを夕 —ンテ一ブルへ初期位置から作動したクランプレバーによ り クランプす るクランプ機構と、 前記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの挿入によ り、 カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの前記装置内への取り込みと前記装置内からの排 出に障害とならない位置へ前記クランプレバ一を回動させ待避させる と ともに、 前記カー ト リ ヅ ジ内蔵ディ スクの排出時に前記ク ラ ンプレバー を前記初期位置へ回動させ復帰させる、 前記駆動モー夕の駆動力をも と に作動するクランプレバー回動機構と、 前記クランプレバ一と リ ンク機 構によ り連結され、 前記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの装置内への取り込 みを前記クランプレバーの待避に伴って行う とともに、 前記装置内から の前記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの排出を前記クランプレバーの前記初 期位置への復帰に伴って行う M D搬送機構と、 該 M D搬送機構によ り前 記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクが前記装置内の所定の位置に取り込まれる ことに伴って、 前記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクをターンテーブルへ載置 する M D載置機構とを備えるよう に したものである。

この構成によって、 円盤状のディ スクおよびカー ト リ ヅ ジ内蔵ディ ス クを共用可能にする機構各部の駆動源となる駆動モー夕の数を 1 つで済 ますことができ、 駆動モー夕の数が多く なるこ とによる信頼性の低下を 回避できる効果を奏する。

この発明に係るディ スク装置は、 クランプ回動機構のスライ ド板に C Dクランプ動作時には M Dホルダー支持部材の下方への回動を規制する カム部を備えるようにしたものである。

この構成によって C D再生時に M D搬送機構および M D載置機構の C Dへの当接防止を簡単な機構で行え信頼性を向上できる効果を奏する。 図面の簡単な説明

第 1 図は、 この発明の実施の形態 1 によるディ スク装置の構成を立体 的に示す構造図である。

第 2図は、 この発明の実施の形態 1 によるディ スク装置の内部構成部 材を省いた状態の視点を変えた構造図である。

第 3図は、 この発明の実施の形態 1 によるディ スク装置において第 3 スライ ド板を取り外した状態のギアュニッ ト側から見た側面図である。 第 4図は、 この発明の実施の形態 1 によるディ スク装置における中継 部材を示す部品図である。

第 5図は、 この発明の実施の形態 1 によるディ スク装置における中間 部材を示す部品図である。

第 6図は、 この発明の実施の形態 1 によるディ スク装置において大径 ディ スクを挿入したときの構成を立体的に示す構造図である。

第 7図は、 この発明の実施の形態 1のディ スク装置の構成を示す側面 図である。

第 8図は、 この発明の実施の形態 1 のディ スク装置の小径ディ スクの エッジに搬送ローラが突き当たるこ とのないようにするための構成を立 体的に示す構造図である。 第 9図は、 この発明の実施の形態 1 のディ スク装置の大径デイ スクの 中心がターンテーブル上まで搬送された状態および M Dホルダー支持部 材の下方への回動が規制されている状態を立体的に示す構造図である。

第 1 0図は、 この発明の実施の形態 1の M Dを装填する際に機能する 構成部材を追加したディ スク装置の構成を立体的に示す構造図である。 第 1 1 図は、 この発明の実施の形態 1の保持兼ガイ ド部材を追加した ディ スク装置の構成を立体的に示す構造図である。

第 1 2図は、 この発明の実施の形態 1の M Dが搬送ローラによ り搬送 された状態のディ スク装置の構成を立体的に示す構造図である。

第 1 3図は、 この発明の実施の形態 1の M Dを再生しているときのデ イ スク装置の構成を立体的に示す構造図である。

第 1 4図は、 この発明の実施の形態 1の第 3スライ ド板が矢印 e方向 へ移動中の状態を示すディ スク装置の部分側面図である。

第 1 5図は、 この発明の実施の形態 1の中間部材が図示していない第 3スライ ド板によ り矢印 e方向へ移動した状態を示すディ スク装置の部 分側面図である。

第 1 6図は、 この発明の実施の形態 1の中間部材が矢印 d方向へ回動 した状態を示すディ スク装置の部分側面図である。

第 1 7図は、 この発明の実施の形態 1のクラ ンプレバ一を M D装填時 に後方へ回動させるための構造を示すディ スク装置の部分平面図である 第 1 8図は、 この発明の実施の形態 1のディ スク装置へ C Dを挿入し たときの C D / M D揷入部の構成を立体的に示す構造図である。

第 1 9図は、 この発明の実施の形態 1のディ スク装置の C D / M D揷 入部の構成を立体的に示す構造図である。

第 2 0図は、 この発明の実施の形態 1のディ スク装置の挿入口へ M D が挿入される状態を立体的に示した構造図である。

第 2 1 図は、 この発明の実施の形態 1のディ スク装置の M Dホルダの 開口部を拡開させた状態を立体的に示す構造図である。

第 2 2図は、 この発明の実施の形態 1のディ スク装置の拡開された M Dホルダの開口部へ M Dが挿入された状態を立体的に示す構造図である 第 2 3図は、 この発明の実施の形態 1のディ スク装置の拡開された M Dホルダの開口部へ M Dが挿入された状態を立体的に示す構造図である

発明を実施するための最良の形態

以下、 この発明をよ り詳細に説明するために、 この発明を実施するた めの最良の形態について、 添付の図面に従って説明する。

実施の形態 1 .

第 1 図は、 この発明の実施の形態 1 によるディ スク装置の構成を立体 的に示す構造図、 第 2図は第 2図に示したディスク装置の内部構成部材 を省いた状態の視点を変えた構造図である。 これらの図において、 1 は 挿入されたディ スクが 8センチ C D (以下、 小径ディ スクという） であ る場合に、 その小径ディ スクの外周部と当接する小径ディ スク当接ピン 、 2は挿入されたディスクが 1 2センチ C D (以下、 大径デイ スクとい う） である場合に、 その大径ディ スクの外周部と当接する大径ディ スク 当接ピンである。

3は前記小径デイ スク当接ピン 1および大径ディ スク当接ピン 2 を有 し、 図示していない支点 3 bを中心に回動可能に構成されたレバー、 3 aはレバー 3の一端に構成された係合片である。

4は係合片 4 aが構成された第 1 スライ ド板である。 この第 1スライ ド板 4は矢印 eおよび矢印 E方向ヘスライ ド可能に構成されている。 ま た、 この第 1 スライ ド板 4 には第 2図に示すよう にラ ック部 8が形成さ れており、 矢印 e方向ヘスライ ドするとギア 9 と嚙み合う ように構成さ れている。 さ らに、 この第 1 スライ ド板 4には、 第 2図に示すよう にピ ン 5が形成され、 第 2 スライ ド板 6のス リ ッ ト 7 と係合している。

6は第 2 スライ ド板であ り、 矢印 eおよび矢印 E方向にスライ ド可能 に構成されている。 この第 2スライ ド板 6 には、 第 2図に示すようにラ ック部 1 0が形成されてお り、 矢印 e方向ヘスライ ドするとギア 9 と嚙 み合う よう に構成されている。 この第 2 スライ ド板 6 には、 さ らに、 ピ ン 1 5、 図示していないピン、 前記ス リ ッ ト 7および S字形状の長孔 5 5などが形成されている。

第 1 図に示す符号 Gはギアュニッ ト、 1 1 は搬送ローラである。 搬送 ローラ 1 1 は、 図示していない駆動モー夕による回転がギアユニッ ト G を介して伝達され、 小径ディ スク、 大径ディ スクおよびカー ト リ ッジ内 蔵のミニディ スク （以下、 M D という） の挿入時と排出時に応じて正逆 回転可能に構成されている。 このため、 搬送ローラ 1 1 の軸の一端には ギア G 2が固定され、 このギア G 2はギアュニッ ト Gを構成するギア G 1 と嚙み合つている。

1 2は搬送ローラ 1 1 を両端で回動可能に支持している搬送ローラ支 持レバ一であ り、 ギアュニッ ト Gを構成するギア G 1の回転軸を共有し て回動自在に軸支されている。

1 3は搬送ローラ支持レバ一 1 2 を矢印 Yおよび矢印 y方向に回動さ せ、 搬送ローラ 1 1 を昇降させるための昇降アームである。 この昇降ァ —ム 1 3は第 7図に示すようにピン 1 4が構成された L字形状の延長部 1 3 aを有しており、 軸 1 3 bを中心にして矢印 Cおよび矢印 c方向に 回動可能に構成されている。 また、 この延長部 1 3 aに構成された前記 ピン 1 4は、 第 2図に示す第 2 スライ ド板 6の S字形状の長孔 5 5 と係 合している。

1 7は先端にクランパー 1 9 を備えたクランプレバーである。 このク ランプレバ一 1 7は第 2図に示す回転軸 2 9 を中心にして矢印 f 方向へ 回動可能に構成されている。 また、 このクランプレバ一 1 7 には L字形 状の長孔 3 2が形成されている。

1 7 aはクランプレバー 1 7が矢印 f 方向に回動可能な状態で支持す るための第 2図に示す回転軸 2 9 を備えたクランプレバー支持部材であ る。 このクランプレバー支持部材 1 7 aは、 第 2図に示すように回動軸 1 8 を中心に して矢印 Dおよび矢印 d方向へ回転可能に構成されている 。 また、 このク ラ ンプレバ一支持部材 1 7 a には前記ピン 1 5 と係合す るカム面 1 6 が形成されている。

2 6は第 3スライ ド板である。 この第 3スライ ド板 2 6 には、 S字形 状の長孔 4 9 とラ ック部 2 7 とが形成されてお り、 矢印 eおよび矢印 E 方向にスライ ド可能に構成されている。

3 3は長孔 3 8が形成された連動レバーであ り、 回動中心となる軸 3 0 を中心に して回転可能に構成されている。 また、 この連動レバ一 3 3 の先端部には、 クランプレバー 1 7の L字形状の長孔 3 2 と係合するピ ン 3 1が構成されている。

第 3図は、 第 1図に示したディ スク装置において第 3 スライ ド板 2 6 を取り外した状態のギアユニッ ト G側から見た側面図である。 なお、 こ の側面図においては中継部材 4 7 も省略されている。 図において 5 6は ギアュニッ ト Gなどの取り付け板、 5 9および 6 0は長孔である。

4 8は第 4図に示す中継部材 4 7 に構成されたピンであ り、 前記 S字 形状の長孔 4 9 と係合している。

5 2は第 5図に示す中問部材であ り、 ビン 5 7， 5 8 と円弧形状の長 孔 5 1 が形成されている。

第 6図はこの発明の実施の形態 1 によるデイ スク装置において大径デ イ スクを挿入したときの構成を立体的に示す構造図である。 第 6図にお いて第 1 図と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を 省略する。 この第 6図は、 第 1 図に示した第 3スライ ド板 2 6 を省略し 、 第 3スライ ド板 2 6の裏側に配置されている中継部材 4 7が明確にな るようにしたものである。 図において、 2 0 0は大怪ディ スク、 Sはレ バー 3の小径ディ スク当接ピン 1 が構成された先端部を、 支点 3 bを中 心にして時計方向へ付勢するためのバネである。

第 7図は、 この実施の形態 1 のディ スク装置の構成を示す側面図であ る。

第 8図は、 搬送ローラ 1 1 が小径ディ スク裏面へ当接し、 小径ディ ス クを搬送する際に、 小径ディ スクの搬送ローラ当接側の周辺部を上方へ 持ち上げることで、 小径ディ スクのエッジに搬送ローラ 1 1 が突き当た るこ とのないようにするための構成を立体的に示す構造図である。 図に おいて、 2 1 は第 2 スライ ド板 6 に設けられたピン、 2 2は C D押し上 げレバ一である。 この C D押し上げレバ一 2 2 にはカム面 2 2 aが形成 されており、 このカム面 2 2 aに前記ピン 2 1 が当接することで、 C D 押し上げレバー 2 2は軸 2 3 を中心にして矢印 Mおよび矢印 m方向へ回 動可能に構成されている。

第 9図は C D (大径ディ スク） 2 0 0の中心がターンテーブル上まで 搬送された状態を立体的に示すこの実施の形態 1 のディ スク装置の構造 図である。

第 1 0図は、 M Dを装填する際に機能する構成部材を追加したこの実 施の形態 1のディ スク装置の構成を立体的に示す構造図である。 なお、 第 1 0図において第 1 図と同一または相当の部分については同一の符号 を付し説明を省略する。 図において、 2 4は M D、 2 4 aは力一 ト リ ヅ ジ内のディ スクを露出させるためのスライ ド蓋、 2 5は M Dホルダ、 3 6は M Dホルダ 2 5 に形成された長孔、 3 9はホルダ引き込みレバー、 3 4はホルダ引き込みレバー 3 9が回転する際の中心となる軸、 3 5 は 長孔 3 6 と係合するピンであ り、 ホルダ引き込みレバー 3 9の先端部付 近に構成されている。 3 7は長孔 3 8 と係合するピンであり、 ホルダ引 き込みレバー 3 9の中間付近に構成されている。 4 4は M Dホルダ支持 部材、 6 3は M Dホルダ 2 5の保持兼ガイ ド部材 6 1 (第 1 1図） を回 動可能に支持するための軸受部、 4 1 は M Dホルダ 2 5 に構成されたガ イ ドピンである。 4 5は M Dホルダ支持部材 4 4の側面部に設けられた ピンであ り、 このピン 4 5 は第 2 スライ ド板 6のカム面 4 6の上部の水 平面 4 6 b上に乗り上げることで M Dホルダ支持部材 4 4を水平に保持 するように構成されている。 また、 ピン 4 5が第 2スライ ド板 6のカム 面 4 6上を下方へ摺動して、 カム面 4 6 から離脱した状態では、 M Dホ ルダ支持部材 4 4は第 1 3図に示すよう に M D挿入側を下方に傾けた状 態になる。

また、 1 0 1および 1 0 2は搬送ローラ 1 1 の上方かつ M Dホルダ 2 5の両側に配置された、 C Dをその上面から案内する C D用ガイ ドであ り、 C Dが挿入された場合には、 挿入された C Dはその上面が前記 C D 用ガイ ド 1 0 1 , 1 0 2 にガイ ドされた状態で搬送ローラ 1 1 によ り装 置内部へ搬送される。

第 1 1図は、 第 1 0図に保持兼ガイ ド部材 6 1 を追加したこの実施の 形態 1のディ スク装置の構成を立体的に示す構造図である。 なお、 第 1 1 図において第 1 0図と同一または相当の部分については同一の符号を 付し説明を省略する。 図において、 4 2 は保持兼ガイ ド部材 6 1 に構成 されたガイ ド孔であ り、 前記ガイ ドビン 4 1 と係合し、 M Dホルダ 2 5 を案内する。 6 2は保持兼ガイ ド部材 6 1の両側面部に突設された板状 の板状軸体であ り、 前記 MDホルダ支持部材 4 4に構成された軸受部 6 3 と係合している。

第 1 2図は、 MDが装置内へ搬送された状態のこの実施の形態 1のデ イ スク装置の構成を立体的に示す構造図である。

第 1 3図は、 MDを再生している ときのこの実施の形態 1のディ スク 装置の構成を立体的に示す構造図である。

第 1 4図は、 第 3スライ ド板 2 6が矢印 e方向へ移動中の状態を示す この実施の形態 1のディ スク装置の部分側面図である。

第 1 5図は、 中間部材 5 2が図示していない第 3スライ ド板 2 6によ り矢印 e方向へ移動した状態を示すこの実施の形態 1のデイ スク装置の 部分側面図である。

第 1 6図は、 中間部材 5 2が矢印 d方向へ回動した状態を示すこの実 施の形態 1のディ スク装置の部分側面図である。

第 1 7図は、 クランプレバ一 1 7を MD装填時に後方へ回動させるた めの構造を示すこの実施の形態 1のディ スク装置の部分平面図である。 第 1 8図は、 この実施の形態 1のディ スク装置へ C D 2 0 0を挿入し たときの C D/MD挿入部の構成を立体的に示す構造図である。 図にお いて、 1 1 1は MD挿入時に MDホルダ 2 5の開口部を拡開させるため の拡開レバ一である。

第 1 9図は、 この実施の形態 1のディ スク装置の C D/MD挿入部の 構成を立体的に示す構造図である。 図において 1 1 2は C D / M D挿入 部における MDの揷入口を覆って、 麈などの侵入を防止する MD挿入口 遮蔽蓋であ り、 前記 MDの挿入口へ挿入される MDと当接し矢印 Q方向 へ回動可能に構成されている。 なお、 この M D挿入口遮蔽蓋 1 1 2は C D / M D挿入部へ M Dが挿入された場合には、 その挿入された M Dの先 端の辺と当接するが、 挿入された C D とは当接することがないように構 成されている。

第 2 0図は、 前記 M Dの挿入口へ M D 2 4が挿入される状態を立体的 に示した構造図である。

第 2 1 図は、 M D挿人口遮 ¾蓋 1 1 2が M Dの挿入口へ挿入される Μ Dと当接し矢印 Q方向へ回動し、 M Dホルダ 2 5の開口部を拡開させた 状態を立体的に示す構造図である。 図に示すよう に、 M D挿入口遮蔽蓋 1 1 2の一方の側面にはピン 1 1 2 aが設けられており、 M Dの揷入口 へ挿入された M D 2 4の先端の辺と M D揷入口遮蔽蓋 1 1 2が当接し、 矢印 Q方向へ回動した M D揷入口遮蔽蓋 1 1 2の前記ビン 1 1 2 aが 拡開レバ一 1 1 1の一端部を上方へ押し上げることによ り、 拡開レバ一 1 1 1 は軸 1 1 1 aを中心に回動し、 拡開レバー 1 1 1の他端が、 M D ホルダ 2 5の開口部を構成する M Dホルダ 2 5の下側に配置されている M Dホルダ開口部構成部材 2 5 aの突片 2 5 b と当接する。 そして、 M Dホルダ開口部構成部材 2 5 aは矢印 r方向へ開き、 M Dホルダ 2 5の 開口部を拡開させ、 M D 2 4の M Dホルダ 2 5の開口部への挿入を容易 にするように構成されている。

第 2 2図および第 2 3図は、 このよう にして拡開された M Dホルダ 2 5の開口部へ M D 2 4が挿入された状態を立体的に示す構造図である。 なお、 以上説明した構成において、 請求の範囲でいう C D搬送機構は ギアユニッ ト Gおよび搬送ローラ 1 1 などに対応し、 クランプ機構は 1 , 2 , 3 , 3 a , 4， 6 , 1 5 , 1 7 a , 1 7 ， クランパー 1 9などに 対応し、 ク ラ ンプレバー回動機構は第 3 スラ イ ド板 2 6、 中継部材 4 7 、 中間部材 5 2、 ピン 5 3、 ス リ ッ ト 5 4などに対応し、 M D搬送機構 は M Dホルダ 2 5、 連動レバ一 3 3、 ホルダ引き込みレバー 3 9、 ガイ ド ビン 4 1、 ガイ ド孔 4 2、 保持兼ガィ ド部 6 1 などに対応し、 M D載 置機構は第 2スライ ド板 6のカム面 4 6、 ピン 4 5 などに対応する。 次に動作について説明する。

( C D装填動作）

C Dをディ スク装置へ挿入する と、 C Dが挿入されたこ とをセンサが 検知する。 この結果、 図示していない駆動モー夕が作動してギアュニッ ト Gを駆動し、 搬送ローラ 1 1 を第 7図に示す a a方向に回転させる。 この結果、 挿入された C Dは搬送ローラ 1 1 によ り、 さらに奥へ搬送 される。

この状態において、 挿入された C Dが小径ディ スクであると、 この小 径ディ スクの外周部が小径ディ スク当接ピン 1 に当接する。 一方、 挿入 された C Dが大径ディ スクである と、 この大径ディ スクの外周部が大径 ディ スク当接ピン 2 に当接する。

C Dは、 その外周部が小径ディ スク当接ピン 1 または大径ディ スク当 接ピン 2 に当接した状態で、 搬送ローラ 1 1 によ り さらに奥へ挿入され 、 C D 2 0 0の中心がターンテ一ブルの中心上まで来る。 この結果、 第 6図に示すように、 揷入された C D 2 0 0 によ り レバ一 3は支点 3 bを 中心にして矢印 a方向へ回動する。

レバ一 3が矢印 a方向へ回動すると、 係合片 3 aが矢印 b方向へ移動 し、 第 1スライ ド板 4の係合片 4 a と当接し、 さらに第 1 スライ ド板 4 を矢印 e方向ヘスライ ドさせる。

この結果、 第 2図に示すように、 第 1 スライ ド板 4に形成されたラ ッ ク部 8がギア 9 と嚙み合い、 左回 り に回転しているギア 9 によ り第 1 ス ライ ド板 4 をさ らに矢印 e方向ヘスライ ドさせる。

第 1 スライ ド板 4が矢印 e方向ヘスライ ドすると、 第 1スライ ド板 4 に構成されたピン 5 は第 2 スライ ド板 6 に形成されたス リ ッ ト 7の搬送 ローラ 1 1側の端部に当接し、 第 2 スライ ド板 6 を矢印 e方向ヘスライ ドさせる。

この結果、 第 2 スライ ド板 6 に形成されたラ ック部 1 0 もギア 9 と嚙 み合って、 ギア 9は第 1 スライ ド板 4および第 2スライ ド板 6 を矢印 e 方向ヘスライ ドさせる。

第 2スライ ド板 6が矢印 e方向ヘスライ ドされる と、 第 2 スライ ド板 6 に形成された S字形状の長孔 5 5 と係合している、 第 7図に示す昇降 アーム 1 3の延長部 1 3 aに構成されたピン 1 4は、 第 8図に示すよう に S字形状の長孔 5 5の上側の端部ヘスライ ドされ、 この結果、 第 7図 に示すように昇降アーム 1 3は軸 1 3 bを中心にして他印 C方向へ回動 し、 搬送ローラ支持レバー 1 2 を矢印 Y方向へ回動させ、 搬送ローラ 1 1 を第 8図に示すように下降させる。

一方、 第 2スライ ド板 6の矢印 e方向へのスライ ドによ り、 第 2スラ ィ ド板 6 に構成されたピン 1 5 も矢印 e方向へ移動するため、 第 2図に 示すようにクランプレバー支持部材 1 7 aに形成されているカム面 1 6 と当接していた前記ピン 1 5 は、 カム面 1 6 上を摺動し、 第 8図に示す ようにピン 1 5はカム面 1 6 から外れる。

この結果、 クランプレバ一支持部材 1 7 a、 中間部材 5 2およびクラ ンプレバー 1 7は、 第 6図に示す矢印 D方向へ回動し、 第 9図に示すよ うに、 クランプレバー 1 7の先端部に構成されたクランパ一 1 9が夕一 ンテーブル上の C D 2 0 0 を上方からクランプする。

( C D取り出し動作）

この C D取り出し動作においては、 前記駆動モー夕は C D装填動作時 とは逆の方向へ回転する。 このため、 ギア 9は第 8図に示す状態で右回 りで回転し、 第 1 スライ ド板 4および第 2スライ ド板 6 を矢印 E方向へ スライ ドさせる。

第 2スライ ド板 6が矢印 E方向ヘスライ ドする と、 第 2 スライ ド板 6 に構成されているピン 1 5 がクランプレバー支持部材 1 7 aのカム面 1 6 と当接し、 クランプレバ一支持部材 1 7 aを回動軸 1 8 を中心に矢印 D方向へ回動させ、 第 2図に示す状態とな り、 クラ ンパ一 1 9 とターン テーブルとによる C D 2 0 0の挟持を開放し、 クランプレバー 1 7 と C D 2 0 0 との関係は第 6図に示すようになる。

一方、 第 2 スライ ド板 6の矢印 E方向の移動によ り、 S字形状の長孔 5 5 と係合しているピン 1 4は、 第 8図に示す状態から S字形状の長孔 5 5 内を摺動して S字形状の長孔 5 5の下側の端部へ移動し、 この結果 、 昇降アーム 1 3は第 7図に示す矢印 c方向へ回動し、 搬送ローラ 1 1 が上昇して C D 2 0 0の裏面に当接し、 搬送ローラ支持レバー 1 2 と搬 送ローラ 1 1 は第 2図に示す状態となる。

このとき、 搬送ローラ 1 1 は作動している駆動モ一夕一によ りギアュ ニッ ト Gが第 7図 A A方向に回転しているため、 回転している搬送ロー ラ 1 1 によ り C D 2 0 0は装置の外へ排出される。

そして、 第 1 スライ ド板 4のラ ック部 8 と第 2 スライ ド板 6のラ ック 部 1 0がギア 9 から離脱すると、 図示していないパネによ り第 1 スライ ド板 4および第 2スライ ド板 6は矢印 E方向へさ らに移動し、 第 1 スラ ィ ド板 4および第 2スライ ド板 6は第 2図に示す初期状態の位置へ戻る 以上の C D排出時の動作は、 小径ディ スクおよび大径ディ スク ともに 共通であるが、 小径ディ スクの場合には上昇した搬送ローラ 1 1 が小径 ディ スクのエッジに突き当たる可能性があるため、 第 2スライ ド板 6の 矢印 E方向の移動によ り、 第 2スライ ド板 6 に設けたピン 2 1のカム面 2 2 aに対する作用によ り、 レバ一 2 2 を軸 2 3 を中心にして矢印 M方 向へ回動させ、 小径ディ スクの搬送ローラ当接側の周辺部を上方へ持ち 上げるこ とで、 小径ディ スクのエッジに搬送ローラ 1 1 が突き当たるこ とのないようにする。

( M D装填動作）

M D 2 4を C D / M D挿入部における M Dの挿入口へ挿入すると、 第 2 1 図に示すよう に、 挿入された M D 2 4の先端の辺が M D挿入口遮蔽 蓋 1 1 2 と当接する。 この結果、 M D挿入口遮蔽蓋 1 1 2は矢印 Q方向 へ回動し、 拡開レバ一 1 1 1 の一端を上方へ持ち上げる。 拡開レバー 1 1 1の他端は軸 1 1 1 aを中心にして回動し、 突片 2 5 bを下方へ押し 下げるため、 M Dホルダ開口部構成部材 2 5 aは矢印 r方向へ開き、 M Dホルダ 2 5の開口部を拡開させる。 この状態で、 M D 2 4をさ らに押 し込むと、 M D 2 4は M Dホルダ 2 5 に挿入される。 第 1 0図はこの状 態を示している。

M Dホルダ 2 5 に M D 2 4が挿入される と、 図示していないセンサが これを検出し、 図示していない前記駆動モ一夕を動作させ、 ギアュニッ ト Gを駆動させる。 この結果、 図示しない部材によ り第 3スライ ド板 2 6が第 1 4図に示すように矢印 e方向へ移動し、 第 3 スライ ド板 2 6 に 形成されたラ ック部 2 7がギア 2 8 に嚙み合い、 以後、 ギア 2 8の回転 によ り第 3スライ ド板 2 6は矢印 e方向へ移動される。 中継部材 4 7の ピン 4 8は S字形状の長孔 4 9 と係合しているため、 第 1 5図に示すよ うに矢印 j 方向に回動し、 中継部材 4 7のピン 5 0が係合した円弧形状 の長孔 5 1 を有した中間部材 5 2 が第 3スライ ド板 2 6 と同方向へ移動 する。

第 3スライ ド板 2 6の矢印 e方向の移動によ り、 第 1 0図に示す第 3 スライ ド板 2 6の係合片 4 3が第 1 スライ ド板 4の係合片 4 aを押し、 第 1 スライ ド板 4を矢印 e方向へ移動させる。 この結果、 第 1 スライ ド 板 4 と第 2スライ ド板 6の動きは、 前記 C D装填時で説明した動作と同 様になる。 一方、 中間部材 5 2 の移動に伴い、 第 1 7図に示す中間部材 5 2 に構 成されたピン 5 3力 ク ラ ンプレバ一 1 7 のス リ ッ ト 5 4の端部と当接 し、 クラ ンプレバ一 1 7が回転軸 2 9 を中心にして矢印 f 方向へ回動さ れ、 M D 2 4の装填にじゃまにならない後方位置へ移動する。

このクランプレバー 1 7の後方への移動によ り、 軸 3 0 を中心にして 連動レバー 3 3が矢印 g方向へ移動し、 これに伴い軸 3 4 を中心にして ホルダ引き込みレバ一 3 9は矢印 h方向へ回動し、 さ らにホルダ引き込 みレバー 3 9の先端部のピン 3 5 と係合する長孔 3 6が形成された M D ホルダ 2 5 を装置内へ引き込む。 この状態を示したのが第 1 2図である

M Dホルダ 2 5は、 第 1 1 図に示すようにガイ ドビン 4 1 とガイ ド孔 4 2 によ り位置ずれすることなく装置内へ引き込まれる。

M D 2 4は装置内へ引き込まれる過程で図示していない部材によ りス ライ ド蓋 2 4 aが開き、 装置内の所定の位置まで引き入れられる。

第 2スライ ド板 6の矢印 e方向の動きに伴う第 2スライ ド板 6の移動 によ り、 M Dホルダ支持部材 4 4の側面部に設けられたピン 4 5は、 第 2 スライ ド板 6 に形成されたカム面 4 6 を下方へ摺動し、 この結果、 M Dホルダ支持部材 4 4は第 1 3図に示すように M D挿入側を矢印 i方向 に傾けた状態になる。 そして、 M D 2 4は夕一ンテ一ブル上へ載置され た状態になる。

上記 M Dホルダー支持部材 4 4は、 C Dクランプ動作時には第 3スラ ィ ド板 2 6 が矢印 e方向に移動せず、 カム部 2 6 aとピン 4 5が当接状 態に有り、 下方への回動が規制されている。

保持兼ガイ ド部材 6 1 の両側面部に突設された板状の板状軸体 6 1 は 、 第 1 1図に示すように M Dホルダ支持部材 4 4に構成された軸受部 6 3 に対し回動可能に係合しているため、 M Dホルダ支持部材 4 4が矢印 i方向に傾いても保持兼ガイ ド部材 6 1 は水平な状態になることが出来 、 これによ り M Dホルダ 2 5 に保持された M D 2 4 も水平にターンテー ブル上に載置可能である。

また、 第 1 3図に示すよう に M D 2 4が夕一ンテーブル上へ載置され たときには、 前記 C D装填時での説明と同様に搬送ローラ 1 1 は下降し た状態になる。

( M D取り出し動作）

ターンテーブル上に載置した M D 2 4 を装置外部へ取り出す場合には 、 前記図示していない駆動モ一夕は、 M D装填時とは逆の方向へ回転す る。 この結果、 第 1 スライ ド扳 4および第 2スライ ド板 6は矢印 E方向 へ移動され、 第 1 3図の状態から第 1 2図の状態になり、 第 3スライ ド 板 2 6が矢印 E方向へ移動され、 M D 2 4は M Dホルダ 2 5 に保持され て第 1 1図の状態にな り、 C D / M D挿入部における M Dの挿入口から M D揷入口遮蔽蓋 1 1 2 を第 2 0図に示す矢印 q方向へ開いた状態で装 置外部へ取り出し可能な状態になる。

以上のよう に、 この実施の形態 1 によれば、 1 つの駆動モー夕を駆動 源と して、 高い信頼性で外径の異なる C D 2 0 0および M D 2 4の搬送 と、 夕一ンテーブル上へのクランプと、 ターンテーブル上からの取り 出 しが可能になるディ スク装置が得られる効果がある。

また、 この実施の形態 1 によれば、 C D用ガイ ド 1 0 1， 1 0 2 を M Dホルダ 2 5の両側へ配置した構成を採用したので、 装置の厚みを薄く 出来るディ スク装置が得られる効果がある。

また、 この実施の形態 1 によれば、 M D 2 4の挿入口から M D 2 4 を 挿入する際に M Dホルダ 2 5の開口部を拡開するように構成したので、 M Dホルダ 2 5への M D 2 4の装填が容易にな り、 使い勝手のよいディ スク装置が得られる効果がある。 産業上の利用可能性

以上のように、 この発明に係るディ スク装置は、 大きさの異なる円盤 状のディ スクおよび力一 ト リ ッジ内蔵型のディ スクいずれも利用できる 車載用のディ スク装置と して用いるのに適している。

Claims

詰 求 の 範 囲

1 . 大きさの異なる円盤状のディ スクやカー ト リ ッジに内蔵された状態 のカー ト リ ッジ内蔵ディ スクを装置内に搬送し夕一ンテ一ブル上に装填 し、 前記ターンテーブル上の前記ディ スクを排出するディ スク装置にお いて、

前記円盤状のデイ スクおよび前記力一 ト リ ッジ内蔵デイ スクの挿入に よ り動作する単一の駆動モータ と、

前記円盤状のディ スクの装置内への取り込みと前記装置内からの排出 を、 前記駆動モータの駆動力によ り作動する搬送ローラによ り行う C D 搬送機構と、

該 C D搬送機構の搬送ローラによ り前記円盤状のディ スクが前記装置 内の所定の位置へ取り込まれるこ とに伴って、 前記円盤状のディ スクを ターンテーブルへ初期位置から作動したクランプレバ一によ り クランプ するクランプ機構と、

前記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの挿入によ り、 カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの前記装置内への取り込みと前記装置内からの排出に障害とならな い位置へ前記クランプレバ一を回動させ待避させる とともに、 前記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの排出時に前記クランプレバーを前記初期位置へ 回動させ復帰させる、 前記駆動モータの駆動力をも とに作動するクラン プレバー回動機構と、

前記クランプレバーと リ ンク機構によ り連結され、 前記カー ト リ ッジ 内蔵ディ スクの装置内への取り込みを前記クランプレバ一の待避に伴つ て行う とともに、 前記装置内からの前記カー ト リ ッジ内蔵ディ スクの排 出を前記クランプレバ一の前記初期位置への復帰に伴って行う M D搬送 機構と、 該 M D搬送機構によ り前記カー ト リ ッジ内蔵デイ スクが前記装置内の 所定の位置に取り込まれるこ とに伴って、 前記カー ト リ ッジ内蔵ディ ス クを夕一ンテ一ブルへ載置する M D載置機構とを備えているこ とを特徴 とするディ スク装置。

2 . C Dクランプ動作時にはクランプ回動機構に M D載置機構の動作 を規制するカム部を備えたこ とを特徴とする請求の範囲第 1項記載のデ ィ スク装置。