明 糸田 キナゾリン系化合物 発明の分野'
本発明は、 医薬として優れた作用を有するキナゾリン系化合物に関する。 発明の背景及び先行技術
虚血性心疾患の 1つである狭心症は、 これまで高齢者に多い疾患として知られ てきた。 その治療剤としては、 硝酸及び亜硝酸化合物、 カルシウム拮抗剤、 S— 遮断剤などが使われてきたが、 狭心症治療や心筋梗塞への進展予防にはまだまだ 果が不十分である。 さらに最近、 生活形態の変化、 社会の複雑化に伴うストレ スの増大などにより、 狭心症患者の年齢—の低下、 病態の複雑化などがみられるよ うになり、 新しいタイプのより優れた薬剤が渴望されている。
現在使用されている先に挙げた薬剤のうち、 最も多用されているものの 1つで あり、 最も古くから使われているものは、 硝酸及び亜硝酸化合物であるが、 この 作用には、 細胞内セカンドメッセンジャーとして知られているサイクリ ックヌク レオチドの中のサイクリック G M P (以下 c G M Pと略す) が関与していると考 えられている。 c G M Pについては血管平滑筋ならびに気管支平滑筋の弛緩作用 がよく知られている。 これらの薬剤の作用機序は必ずしも明らかではないが、 こ れらの薬剤が、 グァニレートシクラーゼを活性化し、 c G M P合成を促進するこ とに起因して、 c G M Pの活性が上昇するものと一般に考えられている。 しかし、 これらの薬剤は、 生物学的利用率が低く、 比較的作用時間が短い。 また、 耐性を 生じることが報告されており、 それが臨床上問題となっている。
このような実情に鑑み、 本発明者等は新しいタイプのより優れた薬剤を開発す
ベく探索研究に着手した。
すなわち本発明者らは、 c GMPホスホジエステラーゼ (以下 c GMP— PD Eと略す) 阻害作用に着目し、 これらの作用を有する化合物について長年にわた つて鋭意研究を重ねてきた。 その結果下記に示す含窒素縮合複素環化合物がこれ らの作用を有し、 種々の虚血性心疾患などに有効であることを見出し、 本発明を
7U¾ しに。
医薬として有用なキナゾリン誘導体を開示する文献としては、 例えば特表平 2 - 5 024 62号や WO 9307 1 24等が挙げられるが、 それらに開示された 化合物は、 本発明化合物とは構造 ·作用共に異にするものである。 発明の開示
本発明は、 以下の一般式 ( I) に示すキナブリン系化合物及びその薬理学的 許容できる塩に関する。
、,
(式中、 R1 、 R2 、 R3 、 R4 及び R5 は同一または相異なる水素原子、 ハ ロゲン原子、 低級アルキル基または低級アルコキシ基を意味する。
R6 および R7 は、 同一または相異なる水素原子、 低級アルキル基、 ヒ ドロキ シアルキル基、 低級アルコキシアルキル基、 シァノアルキル基、 ヘテロァリール アルキル基、 シクロアルキル基、 シクロアルキルアルキル基、 または保護されて いてもよいカルボキシルアルキル基を意味する。 また、 R6 および R7 は、 それ
らが結合している窒素原子と—緒になって、 環を形成していてもよい。 更に、 こ の環は、 置換基を有していてもよい。 )
—般式 ( I) において、 R1 、 R2 、 R3 、 R4 、 R5 、 R6 及び R7 の定義 にみられる低級アルキル基とは、 炭素数 1〜6の直鎖状または分技状のアルキル 基、 例えばメチル、 ェチル、 n—プロピル、 n—ブチル、 イソプロピル、 イソブ チル、 1一メチルプロピル、 tert—ブチル、 n—ペンチル、 1一ェチルプロピル、 イソアミル、 n—へキシルなどを意味するが、 最も好ましい例としては、 メチル 基、 ェチル基を挙げることができる。
R1 、 R2 、 R3 、 R4 及び R5 の定義にみられる低級アルコキシ基とは、 上 記低級アルキル基から誘導されるメ トキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 ブト キシ基などを意味するが、 好ましくはメ トキシ基、 エトキン基を、 特に好ましく はメ トキシ基を挙げることができる。
R6 、 R7 の定義にみられるヒドロキ―シアルキル基とは、 上記低級アルキル基 のいずれかの炭素原子に水酸基が 1個又は 2個以上結合しているものを意味する。
R6 及び R7 の定義にみられる低級アルコキシアルキル基とは、 上記アルキル 基の何れかの炭素原子に、 上記で定義した低級アルコキシ基が 1個又は 2個以上 結合しているものを意味する。
R6 および R7 の定義にみられるシァノアルキル基とは、 上記低級アルキル基 のいずれかの炭素原子にシァノ基が 1個又は 2個以上結合しているものを意味す る o
R6 および R7 の定義にみられるヘテロァリールアルキル基とは、 上記低級ァ ルキル基のいずれかの炭素原子に 1個又は 2個以上のへテロァリール基が結合し ているものを意味する。 ヘテロァリール基としては、 窒素原子、 いおう原子、 酸 素原子を 1一 3個含有する 5— 6員環を意味するが、 好ましいものとしては、 窒 素原子を 1個又は 2個含有する芳香環、 イミダゾリル基、 ピリジル基、 ピリ ミジ
ル基などを挙げることができる。
R 6 及び R 7 の定義にみられるシクロアルキル基とは、 炭素数 3— 8のものを 意味するが、 好ましくは炭素数 5— 6のものである。
R 6 及び R 7 の定義にみられるシクロアルキルアルキル基とは、 上記低級アル キル基の何れかの炭素原子に、 上記に定義したシクロアルキル基が結合したもの を意味する。
R 6 および R 7 の定義にみられる保護されていてもよいカルボキシルアルキル 基において、 アルキル基は、 上記低級アルキル基と同様の意味を有する。 また、 この場合のカルボキシル基は、 アルキル基のいずれの炭素原子に結合していても よいものとする。 カルボキシル基の保護基としては、 メチル、 ェチル、 t 一プチ ルなどの低級アルキル基; P —メ トキシベンジル、 ρ—ニトロベンジル、 3 , 4 ージメ トキシベンジル、 ジフエ二ルメチル、 トリチル、 フエネチルなどの置換基 を有していてもよいフヱニル基で置換さ—れた低級アルキル基; 2 , 2 , 2— トリ クロロェチル、 2—ョ一ドエチルなどのハロゲン化低級アルキル基; ビバロイル ォキシメチル、 ァセトキシメチル、 プロピオニルォキシメチル、 プチリルォキシ メチル、 バレリルォキシメチル、 1 ーァセトキシェチル、 2—ァセトキシェチル、 1 —ビバロイルォキシェチル、 2—ビバロイルォキシェチルなどの低級アルカノ ィルォキシ低級アルキル基;パルミ トイルォキシェチル、 ヘプタデカノィルォキ シメチル、 1 —パルミ トイルォキシェチルなどの高級アルカノィルォキシ低級ァ ルキル基; メ トキシカルボニルォキシメチル、 1 ーブトキカルボ二ルォキシェチ ル、 1 一 (イソプロポキシカルボニルォキシ) ェチル等の低級アルコキシカルボ ニルォキシ低級アルキル基; カルボキシメチル、 2—カルボキシェチル等のカル ボキシ低級アルキル基; 3—フタリジル等の複素環基; 4—グリシルォキシベン ゾィルォキシメチル、 4 一 [ N— ( t —ブトキシカルボニル) グリシルォキシ] ベンゾィルォキシメチル等の置換基を有していてもよいべンゾィルォキシ低級ァ
ルキル基; ( 5—メチルー 2—ォキソ一 1, 3—ジォキソレン一 4一ィル) メチ ル等の (置換ジォキソレン) 低級アルキル基; 1ーシクロへキシルァセチルォキ シェチル等のシクロアルキル置換低級アルカノィルォキシ低級アルキル基、 1一 シクロへキシルォキシカルボニルォキシェチル等のシクロアルキルォキシカルボ ニルォキシ低級アルキル基などが挙げられる。
更に、 種々の酸アミ ドとなっていてもよい。 生体内で分解してカルボキシル基 になりうる保護基であればいかなるものでもよい。 本発明のキナゾリン系化合物 は、 これらの保護基が生体内ではずれて、 またはそのままで薬効を発揮する。
「R 6 , R 7 は、 それらが結合している窒素原子と一緖になって環を形成して いてもよい。 更にこの環は置換基を形成していてもよい。 」 において、 R 6 及び R 7 が結合している窒素原子と一緒になつて形成する環とは、 飽和 5— 6員環を 意味するが、 この環は、 R 6 及び R 1 が結合している窒素原子の他に窒素原子や 酸素原子又は硫黄原子を含んでいてもよ 。
またこの場合の置換基とは、 低級アルキル基、 保護されていてもよいカルボキ シル基、 シァノ基、 ァシル基、 置換基を有していてもよいアミノ基、 置換基を有 していてもよいァリール基、 置換基を有していてもよいへテロアリール基、 置換 基を有していもよぃァリールアルキル基、 置換基を有していもよいへテロァリ一 ルアルキル基又は式 =〇で示される基などを意味するが、 好ましい置換基として は保護されていてもよいカルボキシル基、 更に好ましくは、 カルボキシル基を挙 げることができる。
R 1 、 R 2 、 R 3 、 R 4 及び R 5 の定義において、 ハロゲン原子とはフッ素原 子、 塩素原子、 臭素原子およびヨウ素原子を意味する。
本発明において、 薬理学的に許容できる塩とは、 例えば塩酸塩、 硫酸塩、 臭化 水素酸塩、 りん酸塩などの無機酸塩、 蟻酸塩、 酢酸塩、 トリフルォロ酢酸塩、 マ レイ ン酸塩、 フマル酸塩、 酒石酸塩、 メタンスルホン酸塩、 ベンゼンスルホン酸
塩、 トルエンスルホン酸塩などの有機酸塩を挙げることができる。
また化合物によっては、 水和物を形成する場合もあるが、 そのような化合物が 本発明の範囲に属することは言うまでもない。
本発明化合物の中で、 好ましいものとして、 以下の一般式 ( Γ)で示されるキ ナゾリン系化合物又はその薬理学的に許容できる塩を挙げることができる。
R6 z
(式中、 R1 、 R2 、 R3 、 R4 及び— R5 は同一または相異なる水素原子、 ハ ロゲン原子、 低級アルキル基または低級アルコキシ基を意味する。
RSxおよび R7xは、 同一または相異なる水素原子, 低級アルキル基、 または保 護されていてもよいカルボキシルアルキル基を意味する。 また、 R"および R7x は、 それらが結合している窒素原子と一緒になつて、 環を形成していてもよい。 更に、 この環は、 置換基を有していてもよい。 )
このうち好ましいものは、 R6xおよび R7xが、 同一または相異なる水素原子, または保護されていてもよいカルボキシルアルキル基であるか、 また、 R6 およ び R7 は、 それらが結合している窒素原子と一緒になって、 置換基を有していて もよい環を形成しているものである。
上記好ましい化合物のうち更に好ましい化合物として、 以下の一般式 ( I a) で示されるキナゾリン系化合物又はその薬理学的に許容できる塩を挙げることが できる。
(式中、 R2e、 R3\ R4aは同一または相異なるハロゲン原子または低級アル コキシ基を意味する。
R6eおよび R7eは、 同一または相異なる水素原子、 低級アルキル基、 または保 護されていてもよいカルボキシルアルキル基を意味する。 また、 R6aおよび R7e は、 それらが結合している窒素原子と一緒になつて、 環を形成していてもよい。 更に、 この環は、 置換基を有していてもよい。 )
又本発明化合物において最も好ましい化合物としては、 以下の一般式 ( l b) で示されるキナゾリン系化合物又はその薬理学的に許容できる塩を挙げることが できる。
R6く z R7'
(式中、 RSbおよび R7bは、 同一または相異なる水素原子、 n—プロピル基、 または保護されていてもよいカルボキシプロピル基を意味する。 また、 R6bおよ び R7bは、 それらが結合している窒素原子と一緒になつて、 6員環を形成してい
てもよい。 更に、 この環は、 置換基を有していてもよい。 )
1¾61>及び1¾711が、 それらが結合している窒素原子と一緖になってピペリジン環 を形成している化合物が好ましく、 このピぺリジン環が、 保護されていても良い カルボキシル基を 4位に有している化合物がもっとも好ましい。
以下に本発明化合物の主な製造方法を示す。
製造方法 1
一般式 ( I) で示される化合物は、 以下の方法で製造することができる。
、,
(VII) (VIII)
( I)
(式中、 R1 、 R2 、 R3 、 R4 、 R5 、 R6 および R7 は前記の意味を有す る。 X及び X' は、 同一または相異なるハロゲン原子を意味する。 )
(第一工程)
すなわち、 通常の方法による縮合反応である。
反応溶媒は、 イソプロピルアルコールなどのアルコール系溶媒、 テトラヒドロ フランなどのエーテル系溶媒、 ジメチルホルムアミ ドなどを用いるのが好ましい が、 反応に関与しないあらゆる有機溶媒を用いることができる。
また、 トリエチルァミンなどの三級ァミン存在下で加熱還流して発生する塩酸 を除去しながら反応を進めると、.更に好ましい結果を得ることができる。
(第二工程)
第一工程で得られた化合物(VI Π)を通常の方法で一般式 R 5 — Hで示される化 合物と縮合させる反応である。
反応溶媒は、 イソプロピルアルコールなどのアルコール系溶媒、 テトラヒ ドロ フランなどのエーテル系溶媒、 ジメチルホルムアミ ドなどを用いるのが好ましい が、 反応に関与しないあらゆる有機溶媒を用いることができる。
この工程は、 トリェチルァミン、 ピリジン、 ェチルジイソプロピルァミンなど の有機塩基、 炭酸ナトリウム、 炭酸力リカム、 炭酸水素ナトリウム、 水素化ナト リウム、 水酸化ナトリウムなどの無機塩基、 ナトリウムメ トキシド、 カリウム t一ブトキシドなどのアルコキシド等の存在下で加熱還流して反応を進めるのが 好ましい。
製造方法 2
一般式 ( I ) において、 R
1 、 R
3 または R
4 が水素原子である場合は以下の 方法によっても製造することができる。 :
(IX) ( X)
W
第 2工程
(XI) (XII)
第 4工程 第 5工程
(XIII)
(R2 、 R5 、 R6 および R7 は、 前記の意味を有する。 Yは、 ハロゲン原子 を意味する。 )
(第一工程)
すなわち、 ハロゲン化されたベンズアミ ド誘導体に、 所望する化合物に対応す る化合物を溶媒中、 塩基存在下、 室温から溶媒の沸点の間の温度で作用させるこ とにより化合物 (X) を得る反応である。
溶媒としては、 本反応に関与しないあらゆるものを使用することができるが、 好ましくは、 テトラヒ ドロフラン、 N, N—ジメチルホルムァミ ド、 N—メチル ピロリ ドンなどが用いられる。
塩基としては、 炭酸カリウム、 水素化リチウム、 水素化カルシウムなどの水素 化されたアルカリ金属及びアルカリ土類金属、 カリウム tーブトキシド、 ナト リウムェトキシドなどのアルコキシド、 ナトリウムアミ ドなどを好ましいものと してあげることができる。
(第二工程)
第一工程で得られたベンズアミ ド誘導体を脱水して化合物 (XI) を得る反応で める。
反応は、 通常加熱して行われるが、 室温でも十分反応は進行する。 脱水試薬と しては、 無水トリフルォロ酢酸、 塩化チォニル、 クロロスルホニルイソシァネー ト、 p — トルエンスルホニルクロリ ド、 五塩化リ ン、 ォキシ塩化リンなどを好ま しいものとしてあげることができる。
反応溶媒は、 反応に関与しないあらゆるものを用いることができるが、 好まし くは、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン—などのエーテル系溶媒、 ァセトニトリル、
N, N—ジメチルホルムアミ ド、 トリェチルァミ ン、 ピリジンなどを挙げること ができる。
(第三工程)
すなわち、 第二工程で得られたニトロベンゼン誘導体を還元して、 一般式(XI I ) で示すようなァニリン誘導体を得る工程である。
水やメタノール、 エタノールなどのアルコール系溶媒のような極性溶媒中で反 応させることが好ましい。
また反応は、 通常酢酸若しくは塩酸酸性条件下、 鉄、 スズ若しくは亜鉛のよう な金属を加えることによって進行させる。
反応温度は、 室温〜溶媒の還流温度である。
(第四工程)
すなわちオルトギ酸ェチル中、 例えばトリフルォロ酢酸、 p— トルエンスルホ
ン酸、 濃塩酸などの酸存在下加熱することによって、 一般式(XIII)で表される化 合物を得る方法である。
(第五工程)
すなわち、 第四工程で得られた化合物(XIII)と所望する化合物に対応するアミ ンを用い、 通常の方法により閉環縮合する反応である。
反応溶媒は、 メタノール、 エタノールなどのアルコール系溶媒を用いることが できる。 反応温度は、 室温から溶媒の沸点であるが、 好ましくは、 50°C前後で あ 0
(第六工程)
第五工程で得られた化合物 αιν) を溶媒中加熱して、 目的化合物 ( I一 2) を 得る反応である。
反応溶媒は、 反応に関与しないあらゆるものを使用することができるが、 好ま しくは、 メタノール、 エタノールなどの了ルコール系溶媒を挙げることができる。 また反応は、 水性水酸化ナトリウム、 炭酸カリウムなどのアルカリ存在下に行 うと、 より好ましい結果が得られる。
上述の方法で得られた化合物は、 それに水酸化ナトリゥムゃ水酸化力リゥム、 メ夕ンスルホン酸クロルなどを加えるなど、 通常行われる方法によって塩とする ことができる。
製造方法 A
一般式 ( I) で示される化合物を製造する際の原料化合物 (VII)のうち、 R R
3 および R
4 が水素原子であるもの (νΐΓ) は以下の方法で製造することがで きる。
2H
5 第 2工程
(XV) (XVI)
(一連の式中、 R 2 、 Xおよび X ' は前記の意味を有する。 Zは、 ハロゲン原 子を意味する。 )
(第一工程)
すなわち、 ベンゼン誘導体に、 所望する化合物に対応する化合物を溶媒中、 塩 基存在下、 室温から溶媒の沸点の間の温度で作用させることにより化合物(XVI) を得る反応である。
溶媒としては、 本反応に関与しないあらゆるものを使用することができるが、 好ましくは、 テトラヒ ドロフラン、 N, N—ジメチルホル厶ァミ ド、 N—メチル ピロリ ドンなどが用いられる。
塩基としては、 炭酸カリウム、 水素化リチウム、 水素化カルシウムなどの水素 化されたアルカリ金属及びアルカリ土類金属、 カリウム tーブトキシド、 ナト リウムェトキシドなどのアルコキシド、 ナトリウムアミ ドなどを好ましいものと してあげることができる。
(第二工程)
すなわち、 化合物 (XVI) を通常行われる方法によって閉環して化合物 (XVII)を 得る工程である。 例えば、 尿素の誘導体と化合物(XVI) を反応させて閉環する方 法などを挙げることができる。
この場合の反応温度は約 1 7 0〜 1 9 0°Cが好ましく、 反応溶媒は反応に関与 しないものであればあらゆる有機溶媒を用いることができるが、 好ましくは N— メチルピロリ ドンなどを挙げることができる。
(第三工程)
すなわちハロゲン化反応である。 この工程は、 通常行われる方法で行うことが できるが、 例えば、 五塩化リンおよびォキシ塩化リンまたはォキシ塩化リンと攪 拌下加熱還流して塩素化する方法などを挙げることができる。
次に、 本発明化合物の有用性を詳述するために薬理実験例を掲げる。
薬理実験例 - ブ夕大動脈より得たカルモジュリン依存性 c GMP—ホスホジエステラーゼを 用いた酵素阻害作用の検討
1. 実験方法
ブ夕大動脈より調製したカルモジュリン依存性 c GMP—ホスホジエステラ一 ゼ (以下 C aM— PDEと記す。 ) の酵素活性をトンプソン (Thompson) らの方 法に準じて測定した。 1 mMカルシウムイオン (C a++) , カルモジュリン (25 0 U/ミ リ リッ トル) 存在下、 1 zM c GMPを基質として、 酵素活性 を測定した。 本発明化合物は、 DMS〇で溶解し反応液に加えた。 なお、 反応溶 液中の DMS 0の最終濃度は 4 %以下とした。
C aM— PDEの調製は、 [Saeki.T. and Saito, I. , Isolation of cyclic n ucleotide phosphodiesterase isozymes from pig aorta, Biochem. Pharmacol. i npress] の方法に準じてブ夕大動脈を用いて行った。
2. 実験結果
表 1に、 上記方法で行った、 本発明化合物群の C aM— PDE阻害作用を示す (
上記の実験例から、 本発明化合物は PDEことに C aM— PDE阻害作用を有 することが明らかとなった。 すなわち、 本発明化合物は、 C aM— PDE阻害作 用を示すことにより、 c GMPの生体内濃度を上昇させる効果を有することが明 らかとなつた。 従って、 本発明化合物であるキナゾリン系化合物は、 C aM— P DE阻害作用が有効である疾患の予防及び治療に有効である。 これらの疾患とし て例を挙げれば、 例えば、 狭心症、 心筋梗塞、 慢性及び急性心不全などの虚血性 心疾患、 肺性心を併発しているかまたはしていない肺高血圧症、 その他あらゆる
成因による高血圧症、 末梢循環不全、 脳循環不全、 脳機能不全及び気管支喘息、 ァトピー性皮膚炎およびアレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患等を挙げるこ とができる。
更に本発明化合物は、 毒性が低く、 安全性も高いので、 この意味からも本発明 の価値は高い。
本発明をこれらの医薬として使用する場合は、 経口投与若しくは非経口投与に より投与される。 投与量は、 症状の程度、 患者の年齢、 性別、 体重、 薬物に対す る感受性、 投与方法、 投与の時期、 投与の間隔、 医薬製剤の種類、 一緒に投与す る薬剤の種類、 有効成分の種類などによって異なり、 特に限定されない。
経口投与の場合は、 通常成人 1 日当たり約 0 . l mg〜l 0 0 O mg、 更に好まし くは 1 mg— 5 0 O mg、 1 日 1〜 3回にわけて投与する。
注射の場合は、 通常 1 日当たり、 約 1 n g Zkg〜 3 0 0 0〃 g Zkgであり、 好 ましくは約 3 g Zkg〜 1 0 0 0〃 g / gである。
経口用固形製剤を調製する場合は、 主薬に賦形剤、 更に必要に応じて結合剤、 崩壊剤、 滑沢剤、 着色剤、 矯味矯臭剤などを加えた後、 常法により錠剤、 被覆錠 剤、 顆粒剤、 散剤、 カプセル剤などを挙げることができる。
賦形剤としては、 例えば、 乳糖、 コーンスターチ、 白糖、 ぶどう糖、 ソルビッ ト、 結晶セルロース、 二酸化ケイ素などが、 結合剤としては、 例えばポリ ビニル アルコール、 ポリ ビニルエーテル、 ェチルセルロース、 メチルセルロース、 ァラ ビアゴ厶、 トラガント、 ゼラチン、 シェラック、 ヒ ドロキシプロピルセルロース、 ヒ ドロキシプロピルメチルセルロース、 クェン酸カルシウム、 デキストリ ン、 ぺ クチンなどが、 滑沢剤としては、 例えばステアリン酸マグネシウム、 タルク、 ポ リエチレングリコール、 シリカ、 硬化植物油などが、 着色剤としては、 医薬品に 添加することが許可されているものが、 矯味矯臭剤としては、 ココア末、 ハツ力 脳、 芳香散、 ハツ力油、 龍脳、 桂皮末などが用いられる。 錠剤、 顆粒剤は糖衣ま
たはゼラチン衣を有するもの、 その他必要により適宜コーティ ングされたもので あっても、 もちろんさしつかえない。
注射剤を調製する場合には、 主薬に必要により、 PH調整剤、 緩衝剤、 懸濁化剤, 溶解補助剤、 安定化剤、 等張化剤、 保存剤などを添加し、 常法により静脈、 皮下, 筋肉内注射剤とする。 その際必要により、 常法により凍結乾燥物とすることもで きる。
懸濁剤としての例を挙げれば、 例えばメチルセルロース、 ポリソルベート 8 0、 ヒ ドロキンェチルセルロース、 アラビアゴム、 トラガント末、 カルボキシメチル セルロースナトリウム、 ポリオキシエチレンソルビ夕ンモノラウレー トなどを挙 げることができる。
溶解補助剤としては、 例えばポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、 ポリソルベー ト 8 0、 ニコチン酸ァミ ド、 ポリォキシェチレンソルビ夕ンモノラウレート、 マ クロゴール、 ヒマシ油脂肪酸ェチルエス-テルなどを挙げることができる。 実 施 例
次に、 本発明の理解を容易にするために実施例を掲げるが、 本発明がこれに限 定されないことは言うまでもない。
実施例 1
4 - ( 3 ーェトキシカルボニルプロピル) ァミノ一 6 , 7 , 8— ト リ メ トキシ キナゾリ ン
CHsO
4一クロロー 6, 7, 8—トリメ トキシキナゾリン 0.50g (2.0 ミ リモル) に 4ーァミノ酪酸ェチル塩酸塩 l.Og (6.0 ミ リモル) 、 トリェチルアミ ン 2ml、 テトラヒ ドロフラン 10ml、 2—プロパノール 10mlを加え、 一昼夜加熱還流した。 反応液を減圧下蒸留して溶媒留去し、 得られる残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー (酢酸ェチル) により精製後、 酢酸ェチルーへキサンより再結晶して、 白色晶 0.49g (収率 72%) を得た。
•分子式 C17H23N3 05
'収率 7 2 %
•融点 1 2 3〜 1 24 °C
• Ma s s 3 5 0 (M+ + 1 )
• NMR 5 (CDC 13 ) ;
1.25C3H, t, J=7.2Hz) 2.10(2H, quintet, J=6.4Hz) 2.57(2H, t. J=6.4Hz)
3.68(2H,m) 4.00(3H, s) 4.03C3H, s) 4.11 (3H, s)
4.14C2H, q, J=7.2Hz) 6.56(1H, br-s) 6.86(1H. s) 8.60(1H, s) 実施例 2
4 ( 3—カルボキシプロピル) アミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリ ン
実施例 1で得られた 4一 ( 3—エトキンカルボニルプロピル) アミノー 6. 7
8—トリメ トキシキナゾリン 0.52g (1.5 ミ リモル) のテトラヒ ドロフラン (5 ml) 一エタノール (5ml) 溶液に、 1 N水酸化ナトリウム水溶液 5 mlを加え、 一 昼夜室温攪拌した。 反応液を 1 N塩酸 5 mlで中和した後、 減圧下濃縮し、 析出す る結晶を濾取、 水で洗って風乾し、 淡黄色晶 0.36g (収率 74%) を得た。
'分子式 C15H13N3 05
•収率 7 4 %
•融点 2 3 6〜2 3 7 °C (分解)
• NMR δ (DMSO- d6 ) ;
' 1.88(2H, quintet, J=7.2Hz) 2.33(2H. t, J=7.2Hz) 3.55(2H.m)
3.87C3H, s) 3.9K3H, s) 3.97(3H, s) 7.44C1H, s)
8.04C1H, brt, J=5.4Hz) 8.35C1H. s) 実施例 1及び 2の方法に準じて、 以下の化合物を得た。
実施例 3
4— ( 5—エトキシカルボ二ルペンチル) ァミノ一 6, 7, 8— トリメ トキシ キナゾリ ン
収率 8 4 %
融点 1 2 8〜 1 2 9 °C
• Ma s s 3 7 8 ( + + 1 )
• NMR 5 (CDC 1 3 ) ;
1.25C3H, t, J=7.2Hz) 1.49C2H, m) 1.67-1.80(4H, m)
2.35(2H. t, J=7.0Hz) 3.68(2H. dt. J=6.8, 6. OHz) 3.99(3H, s)
4.03(3H. s) 4.11 (3H. s) 4.12(2H, q, J=7.2Hz) 5.72(1H, brs)
6.80(1H, s) 8.6K1H. s) 実施例 4
4一 _( 5—ェトキシカルボ二ルペンチル) アミノー _6—クロロキナゾリン
収率 8 4 %
融点 1 1 7〜 1 1 8 °C
Ma s s 3 2 2 (M+ + 1 )
NMR δ (CDC 1 3 ) ;
1.27C3H, t, J=7.2Hz) 1.49(2H, m) 1.68-1.80(4H, m)
2.37C2H, t, J=7. OHz) 3.71 (2H, dt, J=6.8, 5.6Hz)
4.18(2H, q, J=7.2Hz) 6.03(1H, br - s) 7.66(1H, dd, J=9.2, 2.4Hz)
7.77C1H, d, J=9.2Hz) 7.82(1H, d, J=2.4Hz) 8.64(1H, s) 実施例 5
4—— (エトキシカルボニルメチル) 了ミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾ
リ ン
'分子式 C15H19N3 Os
-収率 8 4 %
•融点 1 8 2~ 1 8 3°C (分解)
• Ma s s 3 2 2 (M+ + 1 )
• NMR ά (CDC 1 3 ) ;
1.35(3H. t, J=7.2Hz) 3.94(3H, s) 4.04(3H, m) 4.11 (3H, s)
4.3K2H, q, J=7.2Hz) 4.40(2H, d, J=4.8Hz) 6.23(1H, brt. J=4.8Hz) 6.76C1H, s) 8.61(1H, s) 実施例 6
4 _ ( 6—ェトキシカルボ二ルへキシル) アミノー 6, 7, 8— トリメ トキシ キナゾリ ン
CH3O
•分子式 C2。H2SN3 05
•収率 9 8 %
'融点 1 3 2〜 1 3 3。C
• Ma s s 3 9 2 (M+ + 1 )
• NMR δ (CDC 13 ) ;
1.25(3H, t, J=7.2Hz) 1.36-1.51 (4H. m) 1.60-1.79(4H, m)
2.31 (2H, t, J=7.2Hz) 3.65(2H, dt, J=7.2.5.6Hz) 3.98(3H. s)
4.03(3H. s) 4.12(3H, s) 4.13(2H, q. J=7.2Hz) 5.54(1H, brs)
6.72C1H, s) 8.62(1H. s) 実施例 7
4一 ( 2—エトキシカルボニルェチル) アミノー 6, 7, 8— トリ メ トキシキ ナゾリ ン
収率 5 7 %
融点 1 4 1〜 1 4 2 °C
Ma s s 3 3 6 (M+ + 1 )
NMR (5 (CDC 13 ) ;
1.28C3H, t, J=7.2Hz) 2.76(2H, t, J=6. OHz) 3.95(2H, q, J=6. OHz)
3.98(3H, s) 4.03(3H, s) 4.12(3H, s) 4.18(2H, q, J=7.2Hz)
6.23(lH,brs) 6.69(1H, s) 8.61(lH,s) 実施例 8
4一 ( 4一エトキンカルボニルブチル) アミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキ ナゾリ ン
収率 35 %
融点 1 39〜 1 40 °C
Ma s s 364 (M+ + 1 )
NMR (5 (CDC 13 ) ;
1.28C3H, t, J=7.2Hz) 1.74-1.86(4H, m) 2.44(2H, t, J=6.6Hz)
3.64C2H, m) 4.00(3H, s) 4.03(3H, s) 4.12(3H. s)
4.16C2H, q, J=7.2Hz) 6.10(1H, brs) 6.92(1H, s) 8.61(1H, s) 実施例 9
4— ( 7—エトキシカルボニルヘプチル) ァミノ一 6 , 7, 8— トリメ トキシ キナゾリ ン
分子式 C
21H
31N
3 〇
5
収率 6 1 %
融点 1 2 4〜 1 2 5 °C
Ma s s 4 0 6 (M+ + 1 )
1.25(3H, t, J=7. OHz) 1.30-1.48(— 6H, m) 1.63(2H, m) 1.73(2H, m) 2.30(2H, t, J=7.4Hz) 3.64(2H, dt, J=7.2, 5.6Hz) 3.98(3H, s) 4.03(3H, s) 4.12C3H, s) 4.12(2H, q, J=7. OHz) 5.53(1H. brs) 6.72C1H, s) 8.62(1H, s) 実施例 1 0
4 ( 5— _カルボキシペンチル) アミ ノ ー 6—クロ口キナゾリ ン
収率 定量的
融点 21 5〜21 6°C
NMR δ (DMSO-de ) ;
I.37(2H, m) 1.57(2H, quintet, J=7.4Hz) 1.65 (2H, quintet, J=' '· 4Hz) 2.22(2H, t, J=7.2Hz) 3.52(2H. dt, J=7.2, 5.2Hz)
7.68(1H, d, J=8.8Hz) 7.75(1H, dd, J=8.8, 2.4Hz)
8.32C1H, brt, J=5.2Hz) 8.40C1H. d, J=2.4Hz) 8.46(1H, s)
II.98(1H, br-s) 実施例 1 1
4 アミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリン
収率 54 %
融点 1 21〜 1 23 °C
NMR δ (DMS 0- d 6 ) ;
3.89(3H, s) 3.92C3H. s) 3.99(3H, s) 4.18(2H, d, J=5.6Hz)
7.49(1H, s) 8.37(1H, s) 8.47(1H, brt. J=5.6Hz) 実施例 1 2
4 - ( 6一カルボキシへキシル) アミ ノー— 6 ,—7,—8— トリメ トキシキナゾリ ン
CH30
収率 8 9 %
融点 1 8 4〜 1 8 5。C
- NMR δ (DMSO- d6 ) ;
1.28-1.42(4H. m) 1.52(2H, m) 1.64(2H. m) 2.20 (2H, t, J=7.2Hz) 3.51(2H,m) 3.87(3H. s) 3.91(3H. s) 3.97(3H, s) 7.43(1H. s)
7.99(lH,brt, J=5.6Hz) 8.35(1H, s) 実施例 1 3
4 - ( 2一カルボキシェチル) ァミノ一 6, 7, — 8—トリ ノ トキシキナゾリ ン
分子式 C
14H
17N
3 〇
5
収率 5 6 %
融点 2 3 6〜2 3 7 °C (分解)
• NMR ά (DMS〇- d6 ) ;
2.65 (2H. t, J=7.0Hz) 3.37(2H. dt, J=7.0, 5.6Hz) 3.88(3H. s)
3.91 (3H, s) 3.98 (3H. s) 7.43(1H. s) 8.11 (1H, br t, J=5.6Hz)
8.38C1H, s) 実施例 1 4
4一 ( 4—カルボキシブチル) アミノー 6, 7, 8 - トリメ トキシキナゾリ ン
•分子式 C16H21N3 05
•収率 3 4 %
•融点 2 0 8〜2 0 9 eC (分解)
• NMR δ (DMS 0- d 6 ) ;
1.54-1.72(4H, m) 2.28 (2H, t, J=7. OHz) 3.54(2H, m) 3.87(3H, s)
3.9K3H. S) 3.97C3H, s) 7.44(1H, s) 8.04(1H, brt, J=5.6Hz)
8.35(1H, s) 12. OKIH, brs) 実施例 1 5
4一 ( 7—カルボキシヘプチル) ア ミノー 6 , 7, 8 トリメ トキ ノキナゾリ ン
分子式 C
13H
27N
3 〇
5
収率 74 %
融点 1 80〜 1 8 C (分解)
NMR δ (DMSO-d6 ) ;
1.24-1.4K6H. m) 1.5K2H, m) 1.64C2H, m) 2.19(2H, t, J=7.4Hz) 3.52(2H.m) 3.87(3H. s) 3.91(3— H,s) 3.97(3H, s) 7.44(lH,s) 7.99C1H, brt, J=5.6Hz) 8.35(1H, s) 11.94(1H, brs) 実施例 1 6
4 - ( 5 - 了ミ ノ一 6 , 7, 8— ト リ メ ン
収率 76 %
CT/JP94/01504
•融点 2 1 3〜2 1 4°C (分解)
• MR δ (DMS 0- d 6 ) ;
1.38 (2H, m) 1.57(2H, m) 1.65(2H, m) 2.23(2H, t. J=7.2Hz)
3.52C2H. dt, J=7.2,5.6Hz) 3.88(3H, s) 3.9K3H, s) 3.97(3H, s) 7.44(1H, s) 8.04(1H, brt, J=5.6Hz) 8.35(1H. s) 11.99(1H. brs) 実施例 1 7
4一 [N— ( 3—エトキシカルボニルプロピル) 一 N—メチルァミノ] - 6 7, _8— トリメ トキシキナゾリン 塩酸塩
•分子式 C18H25N3 05 · HC 1
•収率 6 7 %
•融点 9 4一 9 6で (分解)
• NMR δ (DMSO-de ) ;
1.15(3H, t, J=7.2Hz) 2.01 (2H, m) 2.41 (2H, t, J=7.2Hz) 3.64(3H, br-s) 3.95(2H) 3.96(3H. s) 3.97(3H, s) 3.99C3H, s) 4.03(2H, q, J=7.2Hz) 7.45(lH,s) 8.57(lH,s) 実施例 1 8
4一 [N— ( 3—カルボキシプロピル) 一 N—メチルァミノ Ί 一 6, 7, 8 トリ メ トキシキナゾリ ン
•分子式 C 16H21N3 Os
.収率 8 7 %
• NMR δ (DMS 0- d 6 ) ;
1.97(2H, quintet, J=7.2Hz) 2.27(2H, t, J=7.2Hz) 3.22(3H, s)
3.6K2H, t, J=7.2Hz) 3.89C3H, s) 3.90(3H. s) 3.96(3H. s) 7.10(1H, s)
8.4K1H, s) 実施例 1 9
4一 ( 4一エトキシルカルボ二ルビペリジノ) 一 6, 7, 8— トリメ トキシキ ナゾリ ン
C00C2H.
•収率 8 8 %
•融点 油状物質
• NMR δ (DMSO— d 6 ) ;
1.30C3H, t, J=7. OHz) 1.98(2H. m) 2.12(2H. m) 2.63(lH,m) 3.14(2H, m) 3.97(3H, s) 4.06(3H, s) 4.10(2H,m) 4· 13(3H, s) 4.19(2H, q, J=7. OHz) 6.92(lH,s) 8.73C1H, s) 実施例 2 0
4一 ( 4一カルボキシピペリジソ) 一 6 , 7, _ 8—_トリメ トキシキナブリ ン
C00H
収率 7 7 %
融点 233 - 234 °C (分解)
Ma s s 3 4 8 (M+ + 1 )
NMR δ (DMS O— d6 ) ;
1.80C2H, m) 1.99C2H, m) 2.59C1H, m) 3.18(2H,m) 3.92C3H, s)
3.93(3H,s) 4.0K3H, s) 4.09(2H,m) 6.96(1H, s) 8.55(1H, s)
12.29 1H. br-s) 実施例 2 1
4— ( 6—エトキシカルボ二ルへキシル) ァミノー 6, 7, 8 - トリメ トキシ キナゾリ ン
収率 9 8 % "
融点 1 3 2〜 1 3 3で
MAS S 3 9 2 (M+ + 1 )
NMR δ ( C D C 1 a ) ;
1.25C3H, t, J=7.2Hz) 1.36-1.51(4H. m) 1.60-1.79(4H, m)
2.3K2H, t, J=7.2Hz) 3.65(2H, dt, J=7.2, 5.6Hz) 3.98(3H, s)
4.03C3H, s) 4.12(3H,s) 4.13(2H, q, J=7.2Hz) 5.54(1H. brs) 6.72C1H, s) 8.62(1H, s) 実施例 2 2
4— ( 5—エトキシカルボ二ルペンチル) アミノー 6—クロ口キ十ゾリン
Z.0/SA6 O/ds奪 6JT3 -
分子式 C18H25N3 05 · HC 1
収率 6 7 %
融点 9 4 - 9 6 °C
• NMR δ (DMSO- d6 ) ;
1.15C3H. t,J=7.2Hz) 2.0K2H, m) 2.4K2H, t. J=7.2Hz) 3.64(3H, brs)
3.95(2H) 3.96(3H,s) 3.97(3H, s) 3.99(3H,s) 4.03(2H, q, J=7.2Hz) 7.45(lH.s) 8.57C1H, s) 実施例 2 4
4一 ( 3—エトキシルカルボニルプロピル) アミノー 6, 8—ジメ—トキシキナ ゾリン H.
収率 9 0 %
融点 1 3 3— 1 3 4 °C
MAS S 3 2 0 (M+ + 1 )
NMR <5 (CDC 13 ) ;
1.25C3H, t, J=7.2Hz) 2.10(2H. quintet, J=6.4Hz) 2.55(2H, t, J=6.4Hz) 3.69(2H,dt, J=6.4,4.8Hz) 3.93(3H, s) 4.00(3H, s) 4.14(2H, q, J=7.2Hz) 6.49(1H. brs) 6.6K1H, d, J=2.4Hz) 6.75(1H, d, J=2.4Hz) 8.59C1H, s)
実施例 25
4一 ( 3—ェトキシカルボニルプロピル) アミノー 8—メ トキシキナゾリ ン
分子式 C
15H
1SN
3 Os
収率 64 %
融点 1 28 - 1 29 °C
Ma s s 290 (M+ + 1 )
MR ά (CDC 13 ) ;
1.24C3H, t, J=7.2Hz) 2.09C2H, quintet, J=6.4Hz) 2.53(2H, t, J=6.4Hz) 3.71(2H,dt, J=6.4, 5.2Hz) 4.04(3H. s) 4.15(2H, q, J=7.2Hz) 6.44(1H, brs) 7.11(1H, dd, J;8.0, 0.8Hz) 7.30(1H, dd, J=8.0.0.8Hz) 7.4(1H, t, J=8. OHz) 8.69(1H, s) 実施例 26
4一 _( 3—ェトキシカルボニルプロピル) ァミノ一 _6—クロロキナゾリン
C00C
2H
5
•分子式 C
14H
16C 1 N
3 0
2
•収率 5 7 %
'融点 9 1一 9 2 eC
• Ma s s 2 9 4 (M+ + 1 )
• NMR 5 (CDC 13 ) ;
1.26C3H, t, J=7.2Hz) 2.10(2H. quintet, J=6.4Hz) 2.54(2H, t, J=6.4Hz) 3.70(2H,dt, J=6.4,5.2Hz) 4.18(2H,q, J=7.2Hz) 6.60(lH.brs)
7.66(1H. dd, J=9.2, 2. OHz) 7.76(1H, d, J=2. OHz) 7.77(1H, d, . J=9.2Hz)
8, 63(1H, s) 実施例 2 7
4一 ( 3—ェトキシカルボニルプロピル) ァミノ— 7—クロロキナゾリ ン
分子式 C
14H
1 SC 1 N
3 0
2
収率 3 6 %
融点 9 0— 9 1 °C
Ma s s 2 9 4 (M+ + 1 )
NMR (5 (CDC 13 ) ;
1.25C3H, t. J=7.2Hz) 2.09(2H, quintet, J=6.4Hz) 2.55(2H, t, J=6.4Hz) 3.70(2H,dt, J=6.4, 4.8Hz) 4.16(2H, q, J=7.2Hz) 6.74C1H, brs)
7.42C1H, dd, J=8.8,2. OHz) 7.7K1H, d, J=8.8Hz) 7.8K1H, d, J=2. OHz)
8.62(1H, s)
4/01504
実施例 2 8
4一 (カルボキシメチル) アミノー 6, 7, 8— _トリメ トキシキナゾリ ン
分子式 C
13H
15N
3 0
5
収率 5 4 %
融点 1 2 1 — 1 2 3 °C
Ma s s 2 9 4 (M+ + 1 )
NMR δ (DMSO- d6 ) ;
3.89C3H, s) 3.92(3H, s) 3.99(3H. s) 4.18(2H, d, J=5.6Hz) 7.49(lH,s)
8.37C1H, s) 8.47C1H, brt, J=5.6Hz) 実施例 2 9
4 - (6 ミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナブリ ン
分子式 C
18H
25N
3 0
5
.収率 8 9 %
•融点 1 8 4— 1 8 5 °C
• Ma s s 3 6 4 (M+ + 1 )
• NMR δ (DMSO-de ) ;
1.28-1.42C4H. m) 1.52(2H,m) 1.64(2H, m) 2.20(2H, t, J=7.2Hz)
3.51(2H,m) 3.87(3H, s) 3.9K3H, s) 3.97(3H, s) 7.43(1H. s)
7.99(lH,brt, J=5.6Hz) 8.35C1H, s) 実施例 3 0
4一 [N— ( 3—カルボキシキプロピル) — N—メチルァミノ] _— 6,— 7, 1 ー トリメ トキシキナゾリン
収率 8 7 %
融点 1 3 3 - 1 3 5 °C
NMR δ (DMSO- d6 ) ;
1.97C2H, quintet. J=7.2Hz) 2.27(2H, t, J=7.2Hz) 3.22C3H, s)
3.6K2H, t. J=7.2Hz) 3.89C3H. s) 3.90(3H, s) 3.96(3H, s)
7.10C1H, s) 8.4K1H, s)
実施例 3 1
4 - ( 3一カルボキシキプロピル) アミノー 6, 8—ジメ トキシキナゾリ ン
•分子式 C14H17N3 O 4
•収率 5 1 %
•融点 2 1 7 - 2 1 8で (分解)
• NMR δ (DMSO-de ) ;
1.89(2H, quintet. J=7.2Hz) 2.33(2H, t, J=7.2Hz)
3.55(2H,dt, J=7.2, 5.6Hz) 3.88(3H, s) 3.89(3H, s) 6.83(1H. d, J=2.4Hz) 7.17(lH,d, J=2.4Hz) 7.99(1H, brt, J=5.6Hz) 8.31(1H, s)
実施例 3 2
4一 ( 4—シァノブチル) アミノー 6 , 7, 8——トリメ トキシキナゾリ ン
CH3O
分子式 C16H2。N4 03
収率 9 4 %
融点 1 6 0— 1 6 1 °C
MAS S 3 1 7 (M+ + 1 )
NMR δ (DMS O- d8 ) ;
1.81(2H,m) 1.94(2H,m)
2.47(2H, t, J=6.8Hz) 3.75(2H, dt. J=6.8, 6. OHz) 4.00(3H. s)
4.03C3H, s) 4. ll(3H,s) 5.9K1H, brs) 6.82(1H, s) 8.60(1H, s) 実施例 3 3
4— ( 5—シァノペンチル) アミ ノー 6, 7, 8—_ト リ メ トキシキナブリ ン
分子式 C
17H
22N
4 0
3
収率 7 5 %
融点 1 5 5— 1 5 6 °C
MAS S 3 3 1 (M+ + 1 )
NMR δ (DMS 0- d6 ) ;
1.60-1.80(6H, m) 2.40(2H, t, J=7. OHz) 3.70(2H, dt, J=7.0, 5.6Hz) 4.00C3H, s) 4.03(3H,s) 4.11(3H, s) 6.00(lH,brs) 6.84(1H, s)
8.60(1H, s)
実施例 3 4
4一 ( 2—ヒ ドロキシェチル) アミノー 6 , 7, 8— トリメ トキシキナゾリン
•分子式 C13H17N3 O 4
•収率 8 0 %
•融点 1 8 3— 1 8 5 °C
• MAS S 2 8 0 (M+ 十 1 )
• NMR ά (CDC 13 ) ;
3.78(2H,m) 3.88(2H,m) 3.99(3H, s) 4.03(3H, s) 4.10(3H, s)
7.10(lH,brs) 7.13(1H, s) 8.53(1H. s) 実施例 3 5
4— ( 3—ヒ ドロキシプロピル) アミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリ ン
CH3O
(s Ήΐ)69'8 (s'HOLL'9
(SJq Ή0 Γ9 (s'HS)n' (s'HS)SO ' (s Ήδ)96 'S (,'9=nTO08'S
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- Ζ - L9ZL0/S6 OAV
実施例 3 7
[ 3— (イミダゾールー 1一ィル) プロピル] アミノー 6, 7,一 8—トリメ ト キシキナゾリ ン
•分子式 C17H21N5 03
•収率 8 2 %
•融点 1 9 2 - 1 9 4 'C
• MAS S 3 4 4 (M+ + 1 )
• NMR δ (DMSO-de ) ;
2.13(2H, quintet, J=7. OHz) 3.53(2H,m) 3.88C3H, s) 3.92(3H, s)
3.97(3H, s) 4.13(2H, t, J=7. OHz) 7.07(1H, s) 7.35(lH,s) 7.47(1H, s)
8.00(1H, s) 8.20C1H, t, J=5.4Hz) 8.38(1H, s) 実施例 3 8
6—クロロー 4一 [3— (イミダゾールー 1一ィル) プロピル] アミノキナゾ リン
収率 6 3 %
融点 1 6 5— 1 6 8 °C
MAS S 2 8 8 (M+ + 1 )
NMR d (CDC 13 ) ;
2.24C2H. quintet. J=6.4Hz) 3.64(2H,q, J=6.4Hz) 4.14(2H, t, J=6.4Hz) 7.08(1H, s) 7.09(lH,s) 7.64(1H,— dd, J=8.8, 2· 4Hz) 7.73(1H, d, J=8.8Hz) 7.92C1H, s) 8.06(lH,brs) 8.38(1H, d, J=2.4Hz) 8.58(1H, s) 実施例 3 9
4ージプロピルアミノ— 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリ ン塩酸塩
収率 7 8 %
融点 1 6 9— 1 7 0 °C
NMR ά (CDC 13 ) ;
1.08C6H. t, J=7.2Hz) 1.92(4H. brm) 3.80(4H,m) 3.97(3H, s) 4.09(3H, s) 4.19(3H,s) 7.02(lH,s) 8.78(lH,s) 実施例 4 0
4—プロピルアミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリ ン
-分子式 C14H1SN3 03
•収率 8 7 %
• NMR 5 (CDC 13 ) ;
1.05(3H, t, J=7.2Hz) 1.77(2H, sextet, J=7.2Hz) 3.62(2H, dt, J=7.2, 6. OHz) 3.98(3H, s) 4.03(3H, s) 4.12(3H, s) 5.50(1H, brs) 6.69(1H, s)
8.63C1H, s) 実施例 4 1
4ージェチルアミノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリ ン塩酸塩
CH3O
8 im
(ΖΗ8·2= Ρ'Ηΐ) ·8 (s Ήΐ)86 "A (s Ήΐ)92Ά (s'H8)0i ' (S'H8)66-S · =Γ 'b 'Hり Ϊ6 'S (ZHS *Z=f ' Η9)Ϊ9 'ΐ
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— 9 卜 L9ZLQ/S6 OAV
OAV,9Z
TGdd/Jso/6l >
7.90(1H, ddd. J=8.4, 7.2, 1. OHz) 7.98(1H. dd, J=8.6, 1. OHz)
8.49(1H, dd, J=8.4, 1. OHz) 8.59(1H, s) 実施例 45
4 -ジェチルァミノー 8— _メ トキシキナゾリン塩酸塩
•分子式 C13H17N3 0 · HC 1
•収率 9 6 % "
'融点 1 9 8— 1 9 9。C
• N R ά (CDC 13 ) ;
1.51(6H,brs) 3.96(4H, q, J=7.2Hz) 4.13(3H, s) 7.29(1H, dd, J=7.6, 1.4Hz)
7.5K1H, dd, J=8.8, 1.4Hz) 7.55(1H, dd, J=8.8.7.6Hz)
8.93C1H, s) 実施例 4 6
7—クロロー 4—ジェチルァミノキナゾリン塩酸塩
H5C:
HC1
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- 6 ^ -
•分子式 C13H14C 1 N3 · HC 1
•収率 87 %
•融点 239— 24 C
- NMR ά (CDC 13 ) ;
1.65-1.75 (2H,m) 1.88-2.00(2H, m) 2.00-2.12(2H.m) 2.12-2.22(2H.m) 4.86C1H, sextet, J=7.4Hz) 7.61(1— H. dd, J=8.8, 2. OHz)
8.12(1H, d, J=8.8Hz) 8.55(1H, s) 9.20(1H, d, J=2. OHz)
9.86(1H, brd, J=7.4Hz) 実施例 49
4 -ジェチルァミ ノー 5, —6—ジメ トキシキナゾリ ン
収率 70 %
融点 油状物質
• NMR δ (CDC 1 a ) ;
1.23C6H, t. J=7. OHz) 3.61(4H,q, J=7. OHz) 3.72(3H, s) 3.98C3H, s)
7.49(1H. d, J=9. OHz) 7.63(1H, d, J=9. OHz) 8.47(lH,s) 実施例 50
4ージェチルァミノー 2—メチルー 6, 7, 8一—トリメ トキシキナゾリ ン塩酸
収率 85 %
融点 1 86— 1 87 °C
NMR <5 (CDC 13 ) ;
1.49(6H,q, J=7.0Hz) 3.05C3H, s) 3.90C4H, q, J=7. OHz) 3.96(3H, s)
4.08(3H, s) 6.98(1H, s) 実施例 5 1
2—クロロ ー 4—ジェチルァミノー _6, _7, 8— トリ メ トキシキナゾリ ン
•分子式 C15H2。C 1 N3 03
•収率 7 5 %
'融点 1 0 7— 1 0 8 °C
• NMR (? (CDC 13 ) ;
1.40(6H,q, J=7.2Hz) 3.70(4H, q, J=7.2Hz) 3.93(3H, s) 4.05(3H. s)
4.08(3H, s) 6.98(1H. s) 一 実施例 5 2
4—ジェチルアミ ノ ー 2— ( 4ーヒ ドロキシピペリ ジノ) 一 6, 7, 8 - ト リ メ トキシキナゾリ ン塩酸塩
115 2 \ メレ 2H5
分子式 C
2。H
3。N
4 0
4 · HC 1
'融点 77— 78 °C
• 匪 R δ (CD3 OD) ;
1.48C6H, t, J=7.2Hz) 1.63(2H,m) 2.00(2H,m) 3.59C2H. m)
3.89(4H,q, J=7.2Hz) 3.95(3H, s) 3.97(1H. m) 4.02(3H, s) 4.06C3H, s) 4.16(2H.m) 7.15(1H. s) 実施例 53
4ージェチルアミノー 2— (4一エトキンカルボニルピぺリジノ) 一 6, 7 8— トリメ トキシキナゾリ ン
収率 36 %
融点 80 - 8 1 °C
NMR (5 (CDC 13 ) ;
1.26(3H,t, J=7.2Hz) 1.34(6H, t, J=7.2Hz) 1.73(2H,m) 1.97C2H, m) 2.55C1H, ra) 3.02(2H, m) 3.58C4H, q, J=7.2Hz) 3.88(3H,s) 4.03(3H, s) 4.08(3H,s) 4.14(2H,q, J=7.2Hz) 4.78(2H,m) 6.88(1H, s) 実施例 54
2— ( 4—カルボキシピペリジノ)—一 4ージェチルアミノー 6, 7, 8— トリ
メ トキシキナゾリン
•分子式 C2IH3。N4 05
•収率 38 %
• NMR δ (DMSO- d6 )
1.3K6H, t. J=7. OHz) 1.50(2H, m) 1.87(2H,m) 2.52(lH,m) 3.02(2H, m) 3.58C4H, brs) 3.83(3H, s) 3.85(3H, s) 3.95(3H. s) 4.57(2H.m)
6.89C1H. s) 12.23C1H, brs) 実施例 55
6—プロモー 4一ジェチルァミノー 7, 8—ジメ トキシキナゾリ ン ·塩酸塩
分子式 C
14H
18B r N
3 〇
2 · HC 1
収率 75 %
f 14— 8 ' L ' 9— i d ベ ロ K乙ー ) - ] —
L 9 \mm
(S'H0S6 ·9 (SJq'HI) 9'S (SJq Ήϊ)99'9 («i'H3)03^ (s'HS)SI' (s'HS)90' (S *HS)Z6 'S „ 'S («ί'ΗΙ)09 'Z («ι Ή^)Οΐ 'Ζ-ΟΟ'Ζ
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( 8 I 3Q3) 9 H匪
P0Sl0/P6d£/LDd
- 9 S— L9ZL0IS6 OAV
CHsO
CHsO
CH30 分子式 C23H24FN3 04 "
収率 8 4 %
融点 1 3 7— 1 3 8 °C
MAS S 4 2 6 ( + + 1 )
2.03-2.15(4H,m) 3.2K2H. m) 3.56(lH,m) 3.97(3H. s) 4.07(3H, s) 4.14(3H, s) 4.23C2H, m) 6.95(1H, s) 7.19(2H, m) 8.04(2H, m)
8.75(lH,s) 実施例 5 8
4 - [ 4一 ( 4ーフルオロー ーヒ ドロキシベンジル) ドぺリ ジノ ]—— 6 7 8— ト リ メ トキシキナゾリ ン
fcv蒙lod一
CO
CM
CD
20 ( H9isョ..
) HSo
H3C . ノ CH3
収率 5 5 %
融点 1 9 7 - 1 9 8 °C (分解) ―
MAS S 3 4 7 (Μ+ + 1 )
1.90(2H,m) 2.29(2H.m) 2.73(6H, d. J=5.2Hz) 3.55(2H,m) 3.66(lH,m) 4.010C3H, s) 4.012C3H, s) 4.03(3H, s) 4.84(2H,m) 7.24(1H, s)
8.70C1H, s) 11.35(1H, brs) 実施例 6 0
4一 ( 4—ピペリ ジノ ピペリ ジノ) 一 6 , 7, 8— ト リ メ トキシキナブリ ン 2 塩酸塩
2
^ 屮
GO J GO
C CO 〇, Tj了 +L 8 J 7f/ 4 J V t:- _一 I—, .,。 O
σ O
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C 2 H
収率 6 6 %
融点 1 35— 1 36 °C
MAS S 3 1 8 (M+ + 1 )
2.68(4H, t, J=6. OHz) 3.98(3H, s) 4.00(4H, t, J=6. OHz) 4.08(3H, s) 4.15(3H, s) 6.97(lH,s) 8.77(lH,s) 実施例 62
4一 ( 4ーヒ ドロキシピペリ ジノ) 一 6, 7,—8— ト リ メ トキシキナゾリ ン
(s'HI) 9·8 (S'H06S- (SJq'H2)6S (S'HS)9T '\ (
S'HS)60 - (S'HS)SO^ (SJq'HS)OO (SJ 'HS)S2 'Z (SJq '[Z)Z\'Z
{ z \ ) 9 N
% L L
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(s'HI) ·8 (s'HH9 (s'HS)Sr (s 'HS)90^ («J'HS)80 (S 'HS)Z6 -S ("i'H2)SS'S Ζ)\\'Ζ («J'H2)6丄 ·Ι
( 81 οαο) P 謂 Ν
( ΐ + + ) 02 S S S V ο. ι g ι - ο g ι
% S 8 ま ίΐ
*0 εΝιζΗ910 士
H)SIO/t^JT/lDd 9 - L9ZL0IS6 OAV
4一ピペリジノー 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリ ン ·塩酸塩
収率 8 5 %
融点 1 4 5— 1 4 6 eC ―
MAS S 3 0 4 (M+ + 1 )
1.87(6Η, brs) 3.98(3Η, s) 4.09(3Η. s) 4. ll(4H,brt) 4.19(3H, s)
6.95C1H, s) 8.75(1H. s) 実施例 6 5
4 - [ 4— ( 2—ピリ ミジル) ピぺラジン一 1ーィル ] - 6, 7,-8— トリ トキシキナゾリ ン
CH30
CH30
分子式 C19H22N6 03
収率 86 % "
融点 1 57— 1 58 °C
MAS S 383 (M+ + 1 )
3.75C4H, m) 3.97(3H. s) 4.06(4H. m) 4.08C3H, s) 4.14(3H, s)
6.57C1H, t, J=4.8Hz) 6.99(1H, s) 8.37(2H, d, J=4.8Hz) 8.76(lH,s) 実施例 66
4一 [4 - ( 2—ピリ ジル) ピぺラジン一 1ーィル 1 - 6に 7,—8—ト リ メ ト キシキナゾリ ン
収率 8 0 % ―
融点 1 45— 1 4 6 eC
MAS S 382 (M+ + 1 )
3.79(8H, brs) 3.97(3H, s) 4.08C3H. s) 4.14(3H. s)
6.69(1H, ddd, J=7.2,4.8, 0.8Hz) 6.75(1H, dt, J=8.8, 0.8Hz) 7.00(lH,s)
7.55(1H, ddd, J=8.8, 7.2, 2. OHz) 8.24(1H, ddd, J=4.8, 2.0, 0.8Hz)
8.77C1H, s) ' 実施例 67
4—— ( 4一 _ジメチルアミ ノ ビペリ ジノ) 6 ,— 7 ,— 8— ト リ メ トキシキナゾリ ン
H3C . ノ CH3
•分子式 C 18H26N4 03
•収率 4 2 %
'融点 1 8 2 - 1 8 4 °C
• MAS S 3 4 7 (M+ + 1 ) _
2.05(2H,m) 2.36(2H,m) 2.82(6H. s) 3.15(2H,m) 3.37(1H, m) 3.98(3H, s) 4.07C3H, s) 4.14(3H, s) 4.36(2H, m) 6.87(1H, s) 8.75(1H, s) 実施例 6 8
4一モルホリノ— 6, 7, 8— トリメ トキシキナゾリ ン ·塩酸塩
CHsO
•分子式 CI5H19N3 O 4 · HC 1
•収率 8 A %
'融点 1 5 8 - 1 5 9 eC
• MAS S 3 0 6 (M+ + 1 )
3.87(4H, t. J=4.4Hz) 3.99C3H, s) 4. ll(3H.s) 4.20(3H,s)
4.24C4H, t, J=4.4Hz) 6.93(1H, s) 8.82C1H, s) 実施例 6 9
4 -_ ( 3一カルボキシプロピル) アミノー 6—クロ口キナゾリ ン
•分子式 C12H12C 1 3 02
•収率 7 8 %
-融点 2 5 7 - 2 5 8 °C (分解)
• NMR δ (DMSO- d6 ) ;
1.85C2H, quintet, J=7.2Hz) 2.3K2H, t, J=7.2Hz)
3.52(2H, dt, J=7.2, 5.2Hz) 7.67(1H, d, J=8.8Hz) 7.75(1H, dd, J=8.8.2.4Hz) 8.34(lH,brt, J=5.2Hz) 8.39C1H, d, J=2.4Hz) 8.44C1H, s) 12.07(1H, brs) 実施例 7 0
4 ( 3—カルボキシプロピル) アミノー 7——クロ口キナゾリン
-分子式 C12H12C 1 N3 02
•収率 8 9 %
,融点 24 3 - 24 4 °C (分解)
• NMR δ (DMSO-de ) ;
1.87(2H, quintet, J=7.2Hz) 2.33(2H, t, J=7.2Hz)
3.55(2H, dt, J=7.2, 5.6Hz) 7.67(1H, dd, J=8.8, 2.4Hz) 7.71 (1H, d, J=2.4Hz) 8.28(1H, d, J=8.8Hz) 8.44C1H, brt, J=5.6Hz) 8.46(1H. s) 12.09(1H, brs) 実施例 7 1
6—クロロー 4—ジェチルァミノー 7, 8—ジメ トキシキナゾリ ン ·塩酸塩
分子式 C
14H
18C 1 N
3 0
2 · HC 1
収率 8 3 %
融点 1 2 9 - 1 3 0 °C (分解)
• NMR ά (CDC 13 ) ;
1.87(2H, quintet, J=7.2Hz) 2.33(2H, t, J=7.2Hz)
3.55(2H, dt. J=7.2.5.6Hz) 7.67(1H, dd, J=8.8, 2.4Hz) 7.71 (1H, d, J=2.4Hz) 8.28C1H, d, J=8.8Hz) 8.44(1H. brt, J=5.6Hz) 8.46(1H, s) 12.09(1H, brs) 実施例 72
6—プロモー 4一ジェチルァミノー 7, 8—ジメ トキシキナゾリ ン ·塩酸^
分子式 C
14H
18B r N
3 〇
2 · HC 1
収率 75 %
融点 1 48 - 1 49 °C
NMR (5 (CDC 1 a ) ;
1.50C6H, brs) 3.93(4H, q, J=7. OHz) 4.13(3H, s) 4.19(3H,s) 7.94(1H. s)
8.84(1H, s) 実施例 73
4 -ジェチルァミノ _ 7—メ トキシー 6—メチルチオキナゾリ ン ·塩酸 ^
分子式 C
14H
I3N
3 OS · HC 1
収率 6 7 %
融点 2 1 3 - 2 1 4 °C
NMR d (CDC 13 ) ;
• 1.5K6H, t, J=7. OHz) 2.5K3H, s) 3.92(4H, q. J=7. OHz) 4.11(3H. s) 7.55(1H, s) 7.86(1H, s) 8.48(1H, s)
言青求の範囲
-般式 ( I )
R1 ヽ IT
(式中、 R 1 、 R 2 、 R 3 、 R 4 及び R 5 は同一または相異なる水素原子、 ハ ロゲン原子、 低級アルキル基または低級アルコキシ基を意味する。
R 6 および R 7 は、 同一または相異なる水素原子、 低級アルキル基、 ヒ ドロ キシアルキル基、 低級アルコキシアルキル基、 シァノアルキル基、 ヘテロァリ ールアルキル基、 シクロアルキル基、 シクロアルキルアルキル基、 または保護 されていてもよいカルボキシルアルキル基を意味する。 また、 R 6 および R 7 は、 それらが結合している窒素原子と一緒になつて、 環を形成していてもよい 更に、 この環は、 置換基を有していてもよい。 ) で示されるキナゾリ ン系化合 物またはその薬理学的に許容できる塩。
R 6 および R 7 力 \ それらが結合している窒素原子とー緖になって環を形成 しており、 その環が、 置換基として、 低級アルキル基、 保護されていてもよい カルボキシル基、 シァノ基、 ァシル基、 置換基を有していてもよいアミノ基、 置換基を有していてもよいァリール基、 置換基を有していてもよいへテロァリ ール基、 置換基を有していもよぃァリールアルキル基、 置換基を有していもよ いへテロァリールアルキル基又は式 =◦で示される基を有する請求項 1記載の キナゾリ ン系化合物またはその薬理学的に許容できる塩。