明 細 書 湿式 ト ナーおよびその製造方法 技 術 分 野 本発明は、 湿式 ト ナーおよびその製造方法に関 し、 特に 力 ル ポキ シ ル基又はエ ス テ ル基を有する ォレ フ ィ ン系樹脂粒子 から な り、 粒子の分布特性に優れた湿式 ト ナーであ っ て、 電 子写真用、 静電印刷用、 情報記録用 と して適した湿式 ト ナー およびその製造方法に関する。 背 景 技 術 静電気的に帯電した光半導体上を光によ っ て露光 して形成 した静電的潜像を電気絶縁性液体中に分散した着色材等から なる ト ナー粒子によって現像し、 必要に応じて得られた画像 を転写する湿式 ト ナーを用いた電子写真方法に よ る像の形成 方法はよ く知られている。 また、 電子写真方法を用いて平版 印刷版に画線部を形成する方法は、 オ フ セ ッ ト 印刷によ る軽 印刷分野において広 く 用い られてい る。 こ の方法は、 一般に 導電処理紙表面に光導電性酸化亜鉛粉末をバイ ン ダ一樹脂と 共に塗布して作製した平版印刷用原版を帯電の後に画像を露 光し、 電子写真用 ト ナーで潜像を現像後、 定着し、 更に非画 線部の親水処理を行な う こ と によ り平版印刷版を得る方法で
ある。
従来、 こ の種の電子写真用 ト ナーと して使用 される湿式 ト ナ一は、 電気絶縁性液体と それに分散した粒径 0 . 1 〜 1 mの着色剤粒子とからな り、 該電気絶縁性液体中に着色剤粒 子の分散、 定着、 荷電制御を目的と した樹脂を溶解させたも のが使用されている。
こ の種の湿式 ト ナーは、 着色剤粒子の粒径が小さいため解 像性に優れる とい う長所を有するが、 ト ナーの定着が溶媒中 に溶解した樹脂の乾燥固着による ため刷版基板との接着性が 悪 く、 更に画線部自体の凝集力が小さいため、 印刷中に刷版 の画線部がとれやす く、 耐刷力に弱い とい う欠点がある。
また、 樹脂粒子を分散させた湿式 トナーにおいて、 その樹 脂粒子中にヒ ド ロキ シ カ ルボン酸を分散させ、 トナー物性を 改良したとする特開昭 6 3— 2 4 3 9 6 6号が知られている が、 画像濃度、 画質、 流れ、 かぶ り等の ト ナー物性に関し、 い まだ充分とはいえない。
また、 トナー粒子を帯電させる ために電荷調整剤が添加さ れるが、 電荷調整剤は電気絶縁性液体の電気抵抗を著し く 低 下させ、 画像流れ等の原因となっ ている。 このため、 その添 加量は制限され、 高比電荷 ( Q Z m ) の湿式 ト ナーを得る こ とが困難な現状がある。
本発明は、 単一の反応槽のみで調製する こ とが可能で、 榭 脂粒子を粉砕処理する こ と な く サブ ミ ク ロ ン単位でかつその 粒径分布の狭い もの とする こ とができ、 ま た画像濃度、 画質、 流れ、 かぶり等の ト ナー物性がよ り 改良された湿式 ト ナーの
提供および該湿式 ト ナーの製造方法の提供する ものであ る。 また、 優れた負荷電性を有する湿式 ト ナーの提供および該 湿式 ト ナ一の簡便な製造方法の提供する も のであ る。
また、 湿式 ト ナーを分散する電気絶縁性液体の電気抵抗を 低下させる こ と な く、 帯電性がよ く、 画像流れ等の ト ナー物 性の改善された湿式 ト ナーおよびその製造方法の提供する も のであ る。 発明の開示
本発明は、 力ルポキ シ ル基又はエ ス テ ル基を有する ォ レ フ イ ン系樹脂粒子単独、 又は着色剤を添加した カ ル ボ キ シ ル基 又はエ ス テ ル基を有する ォレ フ ィ ン系樹脂粒子と大部分の液 状脂肪族炭化水素とから な る湿式 ト ナーにおいて、 ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル を モ ノ マー とする 3 〜 1 0量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル を存在させる湿式 ト ナーで あ る o
また、 カ ル ボ キ シ ル基又はエ ス テ ル基を有する ォ レ フ ィ ン 系樹脂単独、 又は着色剤を添加した カルボキ シル基又はエス テ ル基を有する ォ レ フ ィ ン系樹脂を、 該樹脂に対する溶解性 において温度依存性の高い溶媒に加熱溶解して樹脂溶液と し た後、 該樹脂溶液を ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルをモ ノ マ 一 とする 3 〜 1 0量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル の存在下、 液状の脂肪族炭化水素中に投入、 冷却して樹脂粒 子を析出 させる と共に、 溶媒を該脂肪族炭化水素で置換する 湿式 ト ナーの製造方法であ る。
また、 着色剤を添加した力ルポキ シ ル基又はエ ス テ ル基を 有する ォレ フ ィ ン系樹脂粒子と大部分の液状脂肪族炭化水素 と か ら な る 湿式 ト ナーに おいて、 ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テルを モ ノ マー と す る 3〜 1 0 量体の ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル及び液状脂肪族炭化水素と相溶性を有する負電 荷調整剤を存在させる湿式 ト ナーであ る。
また、 カ ルボ キ シ ル基又はエ ス テル基を有する ォ レ フ ィ ン 系樹脂を加温下で液状脂肪族炭化水素と混合する と共に、 そ れとは別に着色剤を液状脂肪族炭化水素中に混合させた後、 該着色剤分散液を前記樹脂分散液中に添加して加温下混合し、 次いで冷却した後、 混合分散工程に付して湿式 ト ナーを製造 する に あ た り、 その製造工程中 に おい て ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン 酸エス テルをモ ノ マー とする 3 ~ 1 0量体のポ リ ヒ ド ϋ キ シ カ ルボ ン酸エ ス テル及び液状脂肪族炭化水素と相溶性を有す る負電荷調整剤を存在させる湿式 ト ナーの製造方法であ る。
ま た、 本発明 の湿式 ト ナーは、 メ ル ト フ ロ ーイ ン デ ッ ク ス が 2 . 5〜9 5 0 のエ チ レ ン一酢酸ビュル共重合樹脂粒子、 又は着色剤を添加したメ ル ト フ ロ ーイ ン デ ッ ク ス が 2 . 5〜 9 5 0 のエ チ レ ン一酢酸ビニル共重合樹脂粒子と大部分の液 状脂肪族炭化水素とから なる湿式 トナーにおいて、 ヒ ドロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルを モ ノ マー と す る 3〜 1 0量体の ポ リ ヒ ドロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル及び負電荷調整剤を存在させ たも の であ る。
ま た、 メ ル ト フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス が 2 . 5 ~ 9 5 0 の ェ チ レ ン一酢酸ビニ ル共重合樹脂を加温下で液状脂肪族炭化水素
と混合する と共に、 それ とは別に着色剤を液状脂肪族炭化水 素中に混合させた後、 詨着色剤分散液を前記樹脂分散液中に 添加して加温下で混合し、 次いで冷却した後、 ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルをモ ノ マー とする 3〜 1 0量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルおよび負電荷調整剤の存在下で樹 脂粒子を析出する湿式 ト ナーの製造方法であ る。
ま た、 メ ル ト フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス が 2 . 5〜 9 5 0 の ェ チ レ ン一酢酸ビニル共重合樹脂単独、 又は着色剤を添加した メ ル ト フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス が 2 . 5〜 9 5 0 の エ チ レ ン一酢酸 ビニ ル共重合樹脂を、 該樹脂に対する溶解性において温度依 存性の高い溶媒に加熱溶解して樹脂溶液と した後、 該樹脂溶 液を ヒ ド ロ キ シ カルボン酸エス テ ルをモ ノ マー とす る 3 ~ 1 0量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カルボン酸エステル及び負電荷調整 剤の存在下、 液状脂肪族炭化水素中に投入、 冷却して樹脂粒 子を析出 させる と共に、 溶媒を該液状脂肪族炭化水素で置換 する湿式 ト ナーの製造方法である。
ま た、 カ ル ボ キ シ ル基又はエ ス テ ル基を有する ォ レフ ィ ン 系樹脂粒子単独、 又は着色剤を添加した 力ルポキ シ ル基又は エ ス テ ル基を有する ォレ フ ィ ン系樹脂粒子と大部分の液状脂 肪族炭化水素に ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル を モ ノ マ ー と する 3〜 1 0量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カルボ ン酸エ ス テ ルを存 在させた湿式 ト ナーにおいて、 電荷調整剤 と して レ シ チ ンを 存在させる湿式 ト ナーであ る。
また、 カ ル ボ キ シ ル基又はエ ス テ ル基を有する ォ レ フ ィ ン 系樹脂、 及び着色剤と を加温下で液状脂肪族炭化水素と混合
し、 次 、で冷却した後、 混合分散工程に付して湿式 ト ナーを 製造する にあた り、 その製造工程中において ヒ ド ロ キ シ カル ボ ン酸エス テルをモ ノ マー とする 3〜 1 0 量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボン酸エ ス テ ル及びレ シ チ ンを存在させる湿式 ト ナ 一の製造方法であ る。
また、 カ ル ボキ シ ル基又はエス テル基を有する ォ レ フ ィ ン 系樹脂及び着色剤を、 該樹脂に対する溶解性において温度依 存性の高い溶媒に加熱溶解して着色剤が分散した樹脂溶液と し た後、 該樹脂溶液を ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルをモ ノ マーとする 3〜 1 0量体のポ リ ヒ ド ロ キシ カルボン酸エス テ ル及びレ シ チ ン の存在下、 液状の脂肪族炭化水素中に投入、 冷却して樹脂粒子を析出 させる と共に、 溶媒を該脂肪族炭化 水素で置換する湿式 ト ナーの製造方法であ る。
また、 カルボキ シ ル基又はエ ス テル基を有する ォレ フ ィ ン 系樹脂を液状脂肪族炭化水素中に加温下で粉砕媒体を使用 し て分散させた後、 分散液を冷却して ト ナー粒子を形成する に あた り、 ヒ ド ロ キ シ カル ボ ン酸エ ス テルをモ ノ マー とする 3 ― 1 0量体のポ リ ヒ ドロ キ シ カルボ ン酸エ ス テ ル及び着色剤、 更に液状脂肪族炭化水素と相溶性を有する電荷調整剤を存在 させて ト ナー粒子を形成する湿式 ト ナーの製造方法である。
力ル ポキ シル基又はエ ス テ ル基を有する ォレ フ ィ ン系樹脂 粒子と着色剤と ヒ ド ロ キ シ カルボ ン酸エス テ ルをモ ノ マー と する ポ リ ヒ ドロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル と液状脂肪族炭化水 素と か ら なる湿式 ト ナーにおいて、 ヒ ド ロ キ シ カルボン酸ェ ス テ ル を モ ノ マー と す る 3〜 1 0 量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル
ボ ン酸エ ス テ ル、 液状脂肪族炭化水素と相溶性を有する電荷 調整剤と と も に着色剤と してス ト ラ ク チ ャ 一が大き な カーボ ン ブラ ッ ク を有する湿式 ト ナーであ る。
カー ボ ン ブ ラ ッ ク と し て粒子径 1 0 ~ 1 0 0 n m、 B E T 法によ る比表面積が 3 0 ~ 2 6 0 m2 / 8Γ Λ D B P吸油量が 4 5〜 2 0 0 m l / 1 0 0 gr、 表面 P H 3. 0〜 8. 0の物 性を有する カー ボ ン ブラ ッ ク を用いた湿式 ト ナーであ る。
また、 電荷調整剤がコ バル ト、 マ ン ガ ン、 ジ ル コ ニ ウ ム、 イ ツ ト リ ウ ム、 ニ ッ ケ ルか ら選ばれる ジ ア ル キ ル ス ル ホ コ ハ ク酸の遷移金属塩である湿式 ト ナーである。
また、 カ ル ボ キ シ ル基又はエ ス テ ル基を有する ォ レ フ ィ ン 系樹脂粒子と着色剤と ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルをモ ノ マー とする ポ リ ヒ ドロ キ シ カル ボ ン酸エ ス テ ル と液状脂肪族 炭化水素とから なる湿式 ト ナーの製造方法において、 粒子成 分の分散媒体と して使用する液状脂肪族炭化水素に加熱下で カルボキ シ ル基またはエ ス テ ル基を有する ォレ フ ィ ン系樹脂 を溶解 し、 ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル を モ ノ マ ー と す る 3〜 1 0量体の ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル と と も に カー ボ ン ブ ラ ッ ク を分散 した溶媒を混合したのち に、 溶液の 温度を低下させる こ と に よ っ て、 ト ナー粒子を析出する湿式 ト ナーの製造方法である。 図面の簡単な説明 第 1 図は、 シ ア ン顔料を添加した湿式 ト ナーを使用 して印
刷した時の光の波長に対する反射率の関係を説明する図であ る。 第 2図は、 マゼ ン タ顔料を添加した湿式 トナーを使用 し て印刷した時の光の波長に対する反射率の関係を説明する図 である。 第 3図は、 イ ェロー顔料を添加した湿式 ト ナーを使 用して印刷した時の光の波長に対する反射率の関係を説明す る図である。 第 4~8図は、 実施例 45〜 49の樹脂粒子の 粒度分布を説明する図であ り、 第 9図は比較例 27の樹脂粒 子の粒度分布、 第 1 0図は比較例 34、 第 1 1〜 1 2図は比 較例 40〜4 1 の樹脂粒子の粒度分布を説明する図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明による湿式 トナーに使用する こ とができ る ォレ フ ィ ン系樹脂と しては、 エ チ レ ン一酢酸ビニル共重合体が好ま し い。 エ チ レ ン一酢酸ビニ ル共重合体と しては、 商品名で挙げ る と、 東ソー (株) 製ウル ト ラセ ン · シ リ ーズ、 例えば 5 1 0 X, 5 1 5 F , 53 0, 537, 53 7 L, 53 7 S , 5 25, 52 0 F, 540, 540 F , 54 1 , 54 1 L, 6 25, 6 3 0, 6 3 0 F , 682, 6 27, 6 3 1 , 6 3 3 , 6 8 0, 6 8 1, 6 3 5, 6 3 4, 7 1 0, 72 0, 72 2, 7 2 5, 7 5 1 , 7 50, 7 6 0等、 住友化学工業 (株) 製ス ミ テー ト · シ リ ーズ、 例えば D D— 1 0, H A - 20 , H C - 1 0, H E - 1 0, KA - 1 0, K A - 2 0 , KA - 3 1, K C - 1 0, K E - 1 0, MB - 1 1, R B - 1 1等 が挙げられ、 ま た、 三井 · デュ ポ ン ポ リ ケ ミ カル (株) 製ェ
フ レ ッ ク ス · シ リ ーズ、 例えば 4 5 X , Y - W, 1 5 0, 2 1 0, 2 2 0, 2 5 0, 2 6 0, 3 1 0, 3 6 0, 4 1 0 , 2 0, 4 5 0, 4 6 0, 5 5 0, 5 6 0等、 日本合成ェ 業 (株) ソ ァ プ レ ン · シ リ ーズ、 例えば B H, C H, C I , D H等、 同 ソ ァ レ ッ ク ス シ リ ーズ、 例えば R B H, R C H, R D H等、 武田薬品工業 (株) デュ ミ ラ ン · シ リ ーズ、 例え ばデユ ミ ラ ン D— 2 1 9、 D— 2 2 9、 D— 2 5 1 S、 C一 2 2 8 0、 C一 2 2 7 0、 C一 1 5 9 0、 C一 1 570、 C一
1 5 5 0等が挙げられる。 ま た、 三菱油化 (株) 製ユ カ ロ ン 一エバ、 デュ ポ ン社製エルパ ッ ク ス等を使用で き る。
その他、 ポ リ ォ レ フ ィ ン樹脂を変性し カ ル ボキ シ ル基を導 入 した も の、 一例を商品名で挙げる と、 日本石油化学 (株) 製 Nポ リ マー、 東燃石油化学 (株) 製東燃 C M P— H Aシ リ ーズ、 三菱油化 (株) 製 M O D I C、 住友精化 (株) 製ザィ ク セ ン、 三井東圧化学 (株) 製 ロ ン プ ラ イ、 三井石油化学
(株) 製ア ド マー等、 ま た、 エ チ レ ン と ア ク リ ル酸 と の共重 合体、 商品名で挙げる と ダウ ケ ミ カ ル社製ダウ E A Aコ ポ リ マー、 三菱油化 (株) ユ カ ロ ン E A A、 三井 · デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) ニ ュ ク レ ル、 住友化学 (株) ァ ク リ フ ト 等、 更に、 エ チ レ ン と ァ ク リ ル酸又は メ タ ァ ク リ ル酸と の共重合 体、 或いは更に それら を架橋 させたア イ オ ノ マー、 商品名で 挙げる と デュ ポ ン社製サー リ ン、 三井 · デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 製ハ イ ミ ラ ン、 旭化成 (株) 製コ ー ポ レ ン ラ テ ッ ク ス等、 B A S F社製 E V A 1 ワ ッ ク ス添加、 また、 エ チ レ ン と ア ク リ ル酸エ ス テ ル と の共重合体、 商品名で挙げる と 日本
ュニ カ ー (株) 製0 0— 6 1 69等、 更に、 カ ル ボキ シ ル 性の 力 ル ポ -ル基を含有する ポ リ ォ レ フ ィ ン系樹脂等を挙げ る こ と がで き、 こ れ ら の榭脂を 1種も し く は 2種以上を混ぜ て使用する こ と がで き る。
また、 エ チ レ ン一酢酸ビニル共重合体樹脂には、 メ ル ト フ ロ ーイ ンデッ ク ス (M l で表し、 分の値である) 値 が 2. 5〜95 0、 好ま し く は 2. 5〜 400の範囲のもの が好ま しい。 メ ル ト フ ロ ーイ ン デ ッ ク ス は、 A S TM D— 1 23 8改に規定される熱可塑性ブ ラ スチ ク の流動特性、 造膜特性を示す指標であ り、 一般に高分子の分子量が小さい ほどメ ル ト フ ローイ ン デ ッ ク スは大き く なる。 エ チ レ ン一酢 酸ビニル共重合体樹脂を使用する場合には樹脂粒子を形成す るに際して、 樹脂における メ ル ト フ ローイ ン デ ヅ ク ス値が湿 式 トナーの画像特性、 造粒特性に影響する こ とを見いだした。
メ ル ト フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス が 2. 5〜9 50の範囲を外れ る と、 湿式 ト ナー と し て の画像特性、 例えば定着性、 かぶり 性等が悪化する。 すなわち、 2. 5未満であ る と ト ナー定着 工程時における樹脂の熱溶融が容易に起こ らず、 ト ナー画像 の成膜特性を損ない、 一定の画質を有する印刷物の作製は困 難となる。 また、 9 50を越える と樹脂の溶解性、 溶融性、 分散安定性等が悪化し、 造粒工程上の問題が生じ る。
また、 エ チ レ ン一酢酸ビニル共重合体樹脂における酢酸ビ ニル成分の害 IJ合は 1 9重量%~40重量%のものが好ま しい が、 特に限定されない。
こ の よ う な エ チ レ ン一酢酸ビニル共重合樹脂は、 商品名で
挙げる と三井 , デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 製エ バ フ レ ッ ク ス 45 X (M I = 9 5、 酢酸ビュ ル成分量 4 6重量%、 以下 に M l 値と酢酸ビニル の成分を重量%で表す) 、 同 40 Y— W ( 6 5、 4 1 ) 、 同 1 5 0 ( 3 0、 3 3 ) 、 同 2 1 0 ( 4 0 0、 2 8 ) 、 同 2 2 0 ( 1 5 0、 2 8 ) 、 同 2 5 0 ( 1 5、 2 8 ) 、 同 2 6 0 ( 6、 2 8 ) 、 同 3 1 0 ( 4 0 0、 2 5 ) 、 同 3 6 0 ( 2、 2 5 ) 、 同 4 1 0 ( 40 0、 1 9 ) 、 同 42 0 ( 1 5 0、 1 9 ) 、 同 4 5 0 ( 1 5、 1 9 ) 、 同 4 6 0 ( 2. 5、 1 9 ) 、 同 5 5 0 ( 1 5、 1 4 ) 、 同 5 6 0 ( 3 . 5、 1 4 ) 、 東ソー (株) 製ウ ル ト ラ セ ン 5 1 0 F ( 2. 5、 6 ) 、 同 5 1 5 F ( 2. 5、 6 ) 、 同 53 0 ( 75、 6 ) 、 同 5 3 7 ( 8. 5、 6 ) 、 同 5 3 7 L ( 8. 5、 6 ) 、 同 5 3 7 S ( 8. 5、 6 ) 、 同 5 2 5 ( 20、 7 ) 、 同 5 2 0 F ( 2、 8 ) 、 同 540 ( 3、 1 0 ) 、 同 540 F ( 3、 1 0 ) 、 同 5 4 1 ( 9、 1 0 ) 、 同 5 4 1 ( 9、 1 0 ) 、 同 6 2 5 ( 1 4、 1 5 ) 、 同 6 3 0 ( 1. 5、 1 5 ) 、 同 6 3 0 F ( 1. 8、 1 5 ) 、 同 6 8 2 ( 1 5 0、 1 5 ) 、 同 6 2 7 ( 0. 8、 2 0 ) 、 同 6 3 1 ( 1. 5、 2 0 ) 、 同 6 3 3 ( 2 0、 2 0 ) 、 同 6 8 0 ( 1 6 0、 2 0 ) 、 同 6 8 1 ( 3 5 0、 2 0 ) 、 同 6 3 5 ( 2. 4、 2 5 ) 、 同 6 3 4 ( 4、 26 ) 、 同 7 1 0 ( 1 8、 28 ) 、 同 720 ( 1 5 0、 28 ) 、 同 72 2 ( 4 0 0、 2 8 ) 、 同 7 2 5 ( 1 0 0 0、 2 8 ) 、 同 7 5 1 ( 6、 2 8 ) 、 同 7 5 0 ( 3 0、 3 2 ) 、 同 7 6 0 ( 7 0、 4 2 ) 等が挙げられ、 ま た住友化学工業 (株) 製ス ミ テー ト D B— 1 0 ( 7 0、 1 0 ) 、 同 H A— 2 0 ( 2 0、
7 0 ) 、 同 H C— 1 0 ( 1 50、 2 0 ) 、 同 H E— 1 0 ( 3 0 0、 2 0 ) 、 同 K A— 2 0 ( 3、 2 5 ) 、 同 K A— 3 1 ( 7、 2 8 ) 、 同 K C一 1 0 ( 1 5 0、 2 8 ) 、 同 K E— 1
0 ( 3 0 0、 2 8 ) 、 同 MB— 1 1 ( 6 0、 3 2 ) 、 同 R B 一 1 1 ( 6 0、 4 1 ) 等が挙げられる。
また、 日本合成工業 (株) ソ ァ プ レ ン B H ( 1 5 0〜 2 0 0、 5 5 ) 、 同 C H ( 5 0〜 1 0 0、 6 0 ) 、 同 C I ( 5 0 ~ 1 0 0、 6 0 ) 、 同011 ( 40〜 50、 7 0 ) 、 武田薬品 工業 (株) デュ ミ ラ ン D— 2 1 9 (M I = 1 7 0> 以下同様 に M l値を示す) 、 同 D— 2 2 9 ( 7 2 ) 、 同 D - 2 5 1 S ( 1 4) 、 同 C一 2 28 0 (9 3 ) 、 同 C一 2 27 0 ( 85 ) 、 同 C一 1 5 9 ひ ( 1 0 ) 、 同 C一 1 5 7 0 ( 2 0 ) 、 同 C一
1 5 5 0 ( 1 5 ) 、 同 E— 2 2 2 ( 6 5 ) 、 同 G— 2 2 2 A ( 7 5 ) 、 同 G— 3 6 2 A ( 1 ) 、 同 C一 5 7 9 1 ( 5 0 ) 等が挙げられる。 このシ リ ーズは、 酢酸ビニルを部分ケン化 した後、 カ ル ボキ シ ル基導入等の部分変性を更に加えたもの であ り、 F T— I R等による樹脂分析の結果、 I Rチ ャー ト のカルボ -ル基伸縮振動域 1 7 0 0 c m―1〜 1 8 0 0 c m"1 付近と一 O H基伸縮振動域 3 2 0 0 c m 1付近の割合から変 性率は約 3 0 40 %のものであ る。
次に、 ォレ フ ィ ン系樹脂に対する溶媒について説明する。 溶媒はォレ フ イ ン系樹脂を加温時に溶解し、 常温では溶解し ないも の、 あ る いは常温で溶解し、 冷却する こ とによ り不溶 化せしめ るなど、 溶解性に温度依存性を与え る溶媒であれば よ く、 2 5 'Cと 6 5 ·〇でのそれぞれの溶解度差が 0. O l g
Z溶媒 m l 以上、 好ま し く は 0 . 0 5 g /溶媒 m l 以上のも のであればよい。 こ のよ う な溶媒と しては、 例えばテ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン、 ベ ン ゼ ン、 ト ル エ ン、 キ シ レ ン、 ジ メ チ ル ホ ル ム ア ミ ド ( D M F ) 、 ジ メ チ ル ス ル ホ ォ キ シ ド ( D M S 0 ) 、 ア セ ト ン、 メ チ ル ェ チ ル ケ ト ン ( M E K ) 等が挙げられる。 溶媒と ォレ フ ィ ン系樹脂の総和に 占め る樹脂の溶解量は任意 でかまわないが、 樹脂比率が高すぎる と、 樹脂粒子の析出ェ 程において樹脂粒子が相互に接触し、 ゲル状の塊と な る おそ れがあ るため 1〜 8 0重量%の範囲とする と よい。 樹脂を溶 解させる ための加温条件は、 樹脂の溶解に必要な最低の温度 であればよ く、 必要以上に加温する こ と は好ま し く ない。 溶 解中は通常の方法に従い撹拌する こ とが好ま しい。
次に、 液状の脂肪族炭化水素について説明する。 液状の脂 肪族炭化水素は電気絶縁性液体であ り、 l O Q ^ c m以上 の比抵抗を有し、 湿式 ト ナ一における電気絶縁性を高め る こ と を目 的と して使用される ものであ り、 また、 湿式 ト ナー成 分に対する溶解力が比較的小さい こ とが要求され、 これによ り湿式 ト ナー と しての劣化が防止される。
液状の脂肪族炭化水素と しては、 例えば n—パ ラ フ ィ ン系 炭化水素、 イ ソ パ ラ フ ィ ン系炭化水素、 ま たはその混合物、 ハ ロ ゲ ン化脂肪族炭化水素等が挙げられる。 特に好ま し く は 分岐鎖脂肪族炭化水素であ り、 例えばェ ク ソ ン社製のア イ ソ パー Gゝ ァ イ ソ パー H、 ア イ ソ ノ、。一 K、 ァ イ ソ パー し、 アイ ソパー M、 ァイ ソパー V等を使用する こ と が好ま しい。 これ ら は、 カルボキ シル基又はエ ス テ ル基を有する ォ レ フ ィ ン系
樹脂に対して殆ど溶解性を有しないものであ り、 例えばアイ ソパー Hに対する樹脂の溶解性は、 2 5 'Cと 6 5 'Cでの溶解 度差が 0 . 0 0 l g Z溶媒 m l 以下である。
また、 液状脂肪族炭化水素は湿式 ト ナー固型分の全重量を 基準に 0 . 0 1 〜 8 0重量%、 好ま し く は 0 . 1 ~ 5 0重量 %存在させる と よ く、 湿式 ト ナー保存時には、 こ の固型分濃 度で濃縮された状態で保存するのが経時変化がな く 好ま しい。 現像時における湿式 トナーと しては、 固型分濃度が 0 . 5 ~ 2重量% となる よ う に液状脂肪族炭化水素で希釈して使用す る と良 く、 これによ り好ま しい印刷物が得られる。
さ ら に、 液状脂肪族炭化水素は、 本発明の ト ナーの分散に 使用するのみではな く、 ォ レ フ ィ ン系樹脂を加温下で混合分 散ある いはォレ フ ィ ン系樹脂を加温下で流動状態体と して分 散ある いは溶解する溶媒と して使用しても良い。 ォレ フ ィ ン 系樹脂に対する溶媒は、 加温時に樹脂を溶解し、 常温では溶 解しないもの、 あるいは常温で溶解し、 冷却する こ とによ り 不溶化せしめる など、 溶解性に温度依存性を与える溶媒であ れば良いので、 湿式 ト ナーを分散する溶剤と して使用する液 状脂肪族炭化水素を溶媒と して用いる こ と によって、 湿式 ト ナ一の製造工程において、 析出 した粒子と樹脂の溶解に使用 する溶媒を分離した り、 樹脂の溶解に使用する溶媒と湿式 ト ナ一の溶剤とを置換する等の工程を設ける必要がない。
ォレ フ イ ン系樹脂を液状脂肪族炭化水素中に加温条件下で 混合分散させる際に、 ォ レ フ ィ ン系樹脂の混合割合は、 ォ レ フ ィ ン系樹脂が流動状と なる範囲であれば良い。
ォ レ フ ィ ン樹脂の分散液を調製する際の加温条件 と しては、 樹脂が可塑化 し さ ら に液状と な る に充分な温度であ り、 かつ 各成分が分解し ない温度範囲であればよ く、 一般的な温度範 囲は 4 0 〜 1 2 0 eCであ る。 温度が低い と 分散処理に長時間 を要す る。 なお、 本発明において樹脂溶液 と い う 記載は、 樹 脂が溶媒中に流動化 し た分散液も意味する。
ま た、 粉砕媒体を使用 して粉砕に よ っ て分散処理する方法 と しては、 液状脂肪族炭化水素お よびォ レ フ ィ ン系樹脂 と と も に、 粉砕媒体 と してガ ラ ス ビーズ、 鋼球等を使用 し、 加温 下の反応槽中で混合分散処理 ( メ ジ ァ分散処理) に よ る方法 が挙げられる。 粉砕媒体の ビーズ径は分散到達粒径に合わせ る と よ く、 ま た段階的に メ ジ ァ分散する こ と に よ り、 よ り 微 細な粒径分散が可能であ る。
液状脂肪族炭化水素中での樹脂の粉砕工程に おいては、 ポ ー ル ミ ル、 ア ト マ イ ザ一、 フ ィ ッ ツ ミ ル、 フ エ ザ ミ ル、 ビ ク ト リ ミ ル、 フ ァ イ ン ビ ク ト リ ミ ル、 ノ、'ルべ ラ イ ザ、 フ ァ イ ン パルべ ラ イ ザ、 デ イ ス イ ン テ グ レ ー 夕、 ミ ク ロ ン ノ 一 テ ッ ク ミ ル、 オ ン グ ミ ル、 ハ イ ス ピー ド · デ イ ス パーザー、 ホ モ ジ ナイ ザー等が用い られる。 そ し て、 こ の よ う な粉砕機を中心に フ ィ ー ド ホ ッ パ一、 フ ィ ー ダ一、 粉砕製品捕集機、 分級機、 タ ン ク類、 輸送 シ ス テ ム等の粉砕シ ス テ ム が構成される。 ま た、 機械撹拌混合機を 併用 さ せて、 リ ボン プ レ ン ダー、 ナ ウ タ ー ミ キサー ( リ ア ク タ ー) 、 タ ー ビ ュ ラ イ ザ一を用い る こ と に よ り、 分散到達度 を短時間で達成する こ と も可能であ る。 一般に粉砕に必要な
機械的外力につ いて は、 圧縮力、 剪断力、 衝撃力、 摩擦力を 利用して分散が行われ、 さ らにこれらが組み合わされて作用 する こ とによ り、 よ り効率的に分散及び分級が行われる。
粉碎媒体を使用する磨砕手段と しては、 ビーズ等の分散メ ジァを使用する場合の他に、 ディ ス ク等のィ ン ぺラーを使用 する場合、 カ ッ ターゃナイ ブを使用する場合、 高速回転する ハ ン マー等の衝突を使用する場合等が使用でき、 分散材料に 合わせて適宜磨砕手段を組合せ、 更にその使用機種、 分散条 件が決定される。
次に、 本発明において必要に応じて使用 し う る着色剤と し ては、 公知の有機若し く は無機の着色剤を使用する こ とがで きる。
ブラ ッ ク系の着色剤と しては無機系のカー ボ ンブラ ッ ク、 四三酸化鉄、 有機系のシ ァ ニ ンブラ ッ クが挙げられる。
イ ェロー系着色剤と しては、 無機系の黄鉛、 カ ド ミ ウ ムィ エ ロ ー、 黄色酸化鉄、 チ タ ン黄、 オー カ一等が挙げられる。 また、 難溶性金属塩 (ァゾレーキ) の ァ セ ト酢酸ァニ リ ド系 モ ノ ァ ゾ顔料と しては、 ハ ンザイ ェロー G ( C . I . N o. Pigment Yellow 1、 以下同様に記載) 、 ハ ンザイ ェロー 1 0 G ( P igment Yellow 3 ) 、 ハ ンザイ ェ ロ ー R N (Pig nent Y ellow 6 5 ) 、 ノヽ ンザ ブ リ リ ア ン ト イ ェ ロ ー 5 G X ( Pigme nt Yellow 7 4 ) 、 ノヽ ン ザ ブ リ リ ア ン ト イ ェ ロ ー 1 0 G X ( Pigaent Yellow 9 8 ) 、 ノ、。一マ ネ ン ト イ エ ロ ー F G L ( Pigment Yellow 9 7 ) 、 シ ム ラ レー キ フ ァ ス ト イ ェ ロ ー 6 G ( P ignent Ye 1 low 1 3 3 ) 、 リ オ ノ ールイ ェ ロ ー K一
2 R ( Pigment Yellow 1 6 9 ) 、 ま たァ セ ト酢酸ァエ リ ド ジ ス ァ ゾ顔料と しては、 ジ ス ァ ゾイ ェ ロ ー G ( Pigment Yel low 1 2 ) 、 ジ ス ァゾイ ェロー G R ( Pigment Yel low 1 3 ) 、 ジ ス ァ ゾイ ェ ロ ー 5 G ( Pi gnent Yel low 1 4 ) 、 ジ ス ァ ゾ イ ェ ロ ー 8 G ( Pigment Yel low 1 7 ) 、 ジ ス ァ ゾイ ェ ロー R ( Pigment Yellow 5 5 ) 、 パー マ ネ ン ト イ ェ ロ ー H R ( Pigment Yel low 8 3 ) が挙げられる。 縮合ァ ゾ顔料 と し て は、 ク ロ モ フ タ ル イ ェ ロ ー 3 G ( Pigment Yel low 9 3 ) 、 ク ロ モ フ タ ル イ ェ ロ ー 6 G ( Pigment Yel low 9 4 ) 、 ク ロ モ フ タ ル イ ェ ロ ー G R ( Pigment Yel low 9 5 ) が挙げられ る。 更に、 ペ ン ズイ ミ ダゾロ ン系モ ノ ァ ゾ顔料と し ては、 ホ ス タ パー ム ィ エ ロ ー H 3 G ( Pigment Yel low 1 5 4 ) 、 ホ ス タ パー ム イ ェ ロ ー H 4 G ( Pigment Yel low 1 5 1 ) 、 ホ ス タ バー ム イ エ ロ ー H 2 G ( Pigment Yel low 1 2 0 ) 、 ホ ス タ パー ム ィ エ ロ ー H 6 G ( Pigment Yel low 1 7 5 ) 、 ホ ス タ パー ム ィ エ ロー H L R ( Pigment Yel lo 1 5 6 ) が挙 げられる。 ま た、 イ ソ イ ン ド リ ノ ン系顔料と しては、 ィ ルガ ジ ン イ ェ ロ ー 3 R L T N ( Pigment Yel low 1 1 0 ) ィ ル ガ ジ ン イ ェ ロ ー 2 R L T、 ィ ル ガ ジ ン イ ェ ロ ー 2 G L T ( Ρ igient Yellow 1 0 9 ) 、 フ ァ ス ト ゲ ン ス ー ノ、。 一 イ ェ ロ ー G R 0 H ( Pigment Yel low 1 3 7 ) 、 フ ァ ス ト ゲ ン ス ー ノ、。 一 イ ェ ロ ー G R 0 ( Pigment Yel low 1 1 0 ) 、 サ ン ド リ ン ィ エ ロ ー 6 G L ( Pigient Yellow 1 7 3 ) が挙げら れ、 その 他、 ス レ ン系顔料であ る フ ラ バ ン ト ロ ン ( Pigment Yel low 2 4 ) 、 ア ン ト ラ ミ リ ミ ジ ン ( Pigment Yel low 1 0 8 ) 、
フ タ ロ イ ルア ミ ド型ア ン ト ラ キ ノ ン ( Pigment Ye 1 low 1 2 3 ) 、 へ リ オ フ ァ ス ト イ ェ ロ ー E 3 R ( Pignent Yel loff 9 9 ) 、 金属錯体顔料であ る ァゾ系ニ ッ ケル錯体顔料 ( Pigne nt Green 1 0 ) 、 ニ ト ロ ソ系ニ ッ ケル錯体顔料 ( Pigaent Y ellow 1 5 3 ) 、 ァゾメ チ ン系銅錯体顔料 ( Pignent Yello w 1 1 7 ) 、 更にキ ノ フ タ ロ ン顔料であ る フ タ ルイ ミ ドキ ノ フ タ ロ ン顔料 ( PigBent Yellow 1 3 8 ) 等が挙げられる。
また、 マゼ ン タ系着色剤と しては無機系のカ ド ミ ウ ム レ ツ ド、 ベ ン ガ ラ、 銀朱、 鉛丹、 ア ン チモ ン朱が挙げら れる。 ま た、 ァ ゾ系顔料のァ ゾレーキ系と しては、 ブ リ リ ア ン ト カー ミ ン 6 B ( Pigient Red5 7 : 1 ) 、 レーキ レ ッ ド ( Pigae nt Red 5 3 : 1 ) 、 ノ、'一マ ネ ン ト レ ッ ド F 5 R ( P ig靂 ent R ed4 8 ) 、 リ ソ ール レ ッ ド ( Pignent Red4 9 ) 、 ペル シ ア オ レ ン ジ ( Pigment Orange 1 7 ) 、 ク ロ セ ィ オ レ ン ジ ( P ignent Orange 1 8 ) 、 へ リ オ オ レ ン ジ T D ( Pignent Ora nge 1 9 ) ビグメ ン ト ス カ ー レ ッ ト ( Pi gBent Red 6 0 : 1 ) 、 ブ リ リ ア ン ト ス カ ー レ ツ ト G ( Pigment 6 4 : 1 ) 、 へ リ オ レ ツ ド R M T ( Pigient Red 5 1 ) 、 ボル ド一 1 0 B ( Pigment Red 6 3 ) 、 へ リ オ ポル ドー B L ( Pigient Red 5 4 ) が挙げら れ、 また、 不溶性ァ ゾ系 (モ ノ ァ ゾ、 ジ ス ァ ゾ系、 縮合ァゾ系) と しては、 パラ レ ッ ド ( Pignent Red 1 ) 、 レー キ レ ツ ド 4 R ( Pigment Red 3 ) 、 パー マ ネ ン ト オ レ ン ジ ( P ignent Orange 5 ) 、 ノヽ'一マ ネ ン ト レ ッ ド F R 2 ( P igment Red 2 ) 、 ノ、"一マ ネ ン ト レ ッ ド F R L L ( Pignent R ed9 ) 、 ノ、。一マ ネ ン ト レ ッ ド F G R ( Pigment Red 1 1 2 ) 、
ブ リ リ ア ン ト カ ー ミ ン B S ( Pigment Red 1 1 4 ) 、 パー マ ネ ン ト カ ー ミ ン F B ( Pig«ient Red5 ) 、 P. V. カ ー ミ ン H R ( P igment Red 1 5 0 ) > パー マ ネ ン ト カ ー ミ ン F B B ( Pigment Red 1 4 6 ) ノ バパ ー ム レ ッ ド F 3 R K一 F 5 R K ( Pigment Red 1 7 0 ) 、 ノ バパ ー ム レ ッ ド H F G ( P i gment Orange 3 8 ) 、 ノ ノヽ * パ ー ム レ ッ ド H F 4 B ( Pi gme nt Red 1 8 7 ) 、 ノ ババー ム オ レ ン ジ H L. H L一 7 0 ( P igment Orange 3 6 ) 、 P. V. カ ー ミ ン H F 4 C ( Pig men t Red 1 8 5 ) 、 ホ ス タ バー ム ブ ラ ウ ン H F R ( Pigment B rown 2 5 ) 、 ノ、 *ル カ ン オ レ ン ジ ( Pigment Orange 1 6 ) 、 ピ ラ ゾロ ン オ レ ン ジ ( Pigment Orange 1 3 ) 、 ピ ラ ゾロ ン レ ッ ド ( P igment Red 3 8 ) が挙げられ、 更に、 縮合ァ ゾ顔料 と して ク ロ モ フ タ ール オ レ ン ジ 4 R ( P igment Orange 3 1 ) 、 ク ロ モ フ タ ール ス カ一レ ツ ト R ( Pignent R ed 1 6 6 ) 、 ク ロ モ フ タ ール レ ツ ド B R ( Pigment Red 1 4 4 ) が挙げられ る o
ま た、 縮合多環系顔料であ る ア ン ト ラ キ ノ ン顔料 と して ピ ラ ン ス ロ ン オ レ ン ジ ( Pigment Orange 4 0 ) 、 ア ン ト ア ン ト ロ ン オ レ ン ジ ( Pigment Orange 1 6 8 ) 、 ジ ア ン ト ラ キ ノ ニ ル レ ツ ド ( Pigment Red 1 7 7 ) が挙げられ、 チ ォ イ ン ジ ゴ系顔料 と し て チ ォ イ ン ジ ゴ マゼ ン タ ( Pignent Violet 3 8 ) 、 チ ォ イ ン ジ ゴバ イ オ レ ッ ト ( Pignent Violet 3 6 )\ チ ォ イ ン ジ ゴ レ ツ ド ( Pignent Red 8 8 ) が挙げら れ、 ぺ リ ノ ン系顔料と し てペ リ ノ ン オ レ ン ジ ( Pignent Orange 4 3 ) が挙げ ら れ、 更に ペ リ レ ン 系顔料 と し て、 ペ リ レ ン レ ッ ド
( Pigment Red 1 9 0 ) 、 ペ リ レ ンバー ミ リ オ ン ( Pignent Red 1 2 3 ) > ペ リ レ ン マルー ン ( Pigment Red 1 7 9 ) 、 ペ リ レ ン ス カー レ ツ ト ( Pigment Red 1 4 9 ) 、 ペ リ レ ン レ ッ ド ( Pigment Red 1 7 8 ) が挙げられ、 キナ ク リ ド ン系顔 料と してキナタ リ ド ン レ ッ ド ( Pigment Violet 1 9 ) > キ ナタ リ ド ン マゼ ン タ ( Pigaent Red 1 2 2 ) 、 キ ナ ク リ ド ン マルー ン ( Pignent Red 2 0 6 ) 、 キ ナ ク リ ド ン ス カー レ ツ ト ( Pigment Red 2 0 7 ) が挙げられ、 その他、 縮合多環顔 料と し て ビ ロ コ リ ン系顔料、 赤色系フ ル オル ビ ン系顔料、 染 付けレーキ系顔料 (水溶性染料 +沈殿剤→レーキ化固着) が 挙げられる。
シ ア ン系着色剤と しては、 無機系の群青、 紺青、 コ バル ト ブルー、 セル リ ア ン ブル一等が挙げられ、 また フ タ ロ シ ア - ン系 と して、 フ ァ ース ト ゲ ン ブル ー B B ( Pigment Blue 1 5 ) 、 ス ミ ト ン · シ ァ ニ ン · ブルー H B ( Pigment Blue 1 5 ) 、 シ ァ ニ ン ブルー 5 0 2 0 ( Pigaent Blue 1 5 : 1 ) 、 ス ミ カ プ リ ン ト · シ ァ ニ ン · ブルー G N— 0 ( Pignent Blu e 1 5 ) 、 フ ァ ス ト · ス カ イ ブルー A— 6 1 2 ( Pigment B lue 1 7 ) 、 シ ァニ ン · グ リ ー ン G B ( P igient Green 7 ) シアニ ン グ リ ー ン S 5 3 7 — 2 Y ( Pigment Green 3 6 ) 、 ス ミ ト ン · フ ァ ス ト パィ ォ レ ツ ト R L ( Pigment Violet 2
3 ) が挙げられ、 また、 ス レ ン系顔料であ る イ ン ダ ン ト ロ ン ブルー ( P B — 6 0 P, P B - 2 2, P B — 2 1, P B — 6
4 ) 、 塩基性染料レーキ顔料であ る メ チ ルバイ オ レ ッ ト · リ ン 《 モ リ ブデ ン酸レーキ ( P V— 3 ) 等が挙げられる。
その他、 上記着色剤の表面に樹脂をコーテ ィ ン グしたいわ ゆる加工顔料と呼ばれる着色剤も 同様に使用する こ とができ る o
また、 湿式 ト ナー と し ての保存安定性、 または得られた湿 式 ト ナーを用いて カ ラー画像を形成した時の画像の透明性、 混色性を考慮する と、 上記着色剤の中でも、 ブ ラ ッ ク系では カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク、 イ ェ ロ ー系 と し て はべ ン ジ ジ ン イ エ ロ ー 及びハ ンザイ ェ ローの混合物、 マゼ ン タ系ではプ リ リ ア ン ト カー ミ ン 6 B、 シ ア ン系ではフ タ ロ シ ア ニ ン ブルーを使用す る こ と が好ま しい。
樹脂中における着色剤の含有量は、 樹脂重量に対して 0 . 0 0 0 1 〜 2 0 0 0重量%の範囲で任意に選択し う るが、 ォ フ セ ッ ト 印刷と 同等の多色の連続階調を再現する ためには、 各色 ト ナーの被転写体への転写後の光学反射濃度が 0 . 7以 上あ る こ と が必要であ り、 特に シ ア ン及びブ ラ ッ ク に関 して は 1 . 0以上あ る こ とが望ま しい。 各色について光学反射濃 度を 0 . 7以上 とするには、 ブラ ッ ク及びシ ア ン の場合、 上 記と同様の重量基準で 1 0 〜 1 5 0重量%であ り、 マゼ ン タ の場合 4 0 〜 : I 5 0重量%、 イ ェ ロ ーの場合 1 0 〜 : L 0 0重 量% とする と よい。 いずれの色についても上記の範囲を越え る と現像後、 形成画像の光学反射濃度及び地汚れを生じやす く なる。
着色剤は、 二次凝集状態で粒径 3 0 ~ 1 5 0 mの粉末状 のものを使用 し、 樹脂と着色剤を所定の混合比と な る よ う に、 樹脂を加熱溶融させて着色剤を混合した後、 溶媒中に分散 ·
溶解させても よい し、 また樹脂と着色剤を别々に溶媒に溶解 または超音波分散等によ り分散させたのち、 混合しても よ く、 また樹脂溶液中に粉末着色剤を分散させても よい。
と く に、 黒色の着色剤 と して用いる カー ボ ン ブラ ッ ク は、 ス ト ラ ク チ ャ一が大きなカー ボ ン ブ ラ ッ クであ り、 二次凝集 状態で粒径 3 0〜 1 5 0 /^ mの粉末状のも のであ り、 と く に 粒子径 1 0 ~ 1 0 0 n m、 B E T法比表面積が 3 0〜 2 6 0 m2 / gr以下、 D B P吸油量 45〜2 0 0 m l Z 1 0 0 8T、 表面 P H 3. 0〜8. 0の表面物性を有する カー ボ ンブラ ッ ク を用いる こ とが好ま しい。
カー ボ ンブラ ッ クは、 樹脂との混合比が所定の割合となる よう に、 樹脂を加熱溶融させて着色剤を混合した後、 溶媒中 に分散 · 溶解させても よい し、 また樹脂と カーボン ブラ ッ ク を別々に溶媒に溶解または超音波分散等によ り分散させたの ち、 混合しても よ く、 また樹脂溶液中に カ ー ボ ン ブ ラ ッ クを 分散させても よい。
樹脂中における カー ボ ン ブ ラ ッ ク の含有量は、 樹脂重量に 対して 0. 0 0 0 1〜 2 0 0 0重量%の範囲で任意に選択し う るが、 オ フ セ ッ ト 印刷 と同等の連続階調を再現するために は、 被転写体への転写後の光学反射濃度が 0. 7以上ある こ とが必要であ り、 1. 0以上ある こ とが望ま しい。 光学反射 濃度を 0. 7以上とする には、 上記と同様の重量基準で 1 0 〜 1 5 0重量% となる。 上記の範囲を越え る と現像後、 形成 画像の光学反射濃度が低下する と と も に、 地汚れを生じやす ヽ る o
次に、 本発明に使用す る ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルについて説明する。
ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルは、 液状脂肪族炭化水 素等の電気絶縁性液体に可溶であ り、 造粒工程に添加される と得ら れる樹脂粒子が粒度分布の揃っ たも のが得ら れる こ と から、 造粒調整機能を有 し、 さ ら に湿式 ト ナー中に おいて樹 脂粒子 と親和性を有する こ と から 分散剤と し て の機能も有す る こ と が見いだ された。
重合原料であ る ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルは、
式 H O - X - C O O H
のエ ス テ ル等の誘導体であ り、 式中 X は少な く と も 1 2 の炭 素原子を含む 2価の飽和 ま たは不飽和の脂肪族炭化水素、 ま たは少な く と も 6個の炭素原子を含む 2価の芳香族炭化水素 で、 ま た ヒ ド ロ キ シ基と カルボキ シ ル基と の間には少な く と も 4個の炭素原子があ る。 こ のよ う な ヒ ド ロ キ シ カ ルボ ン酸 誘導体 と して好ま しいのは、 例えば 1 2 — ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ル エ ス テ ル、 1 2 — ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸ェチ ル エ ス テ ル等の ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸ア ル キ ル エ ス テ ル、 1
2 — ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸 リ チ ウ ム、 1 2 — ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸 ア ル ミ ニ ウ ム等の ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸の金属塩、 ま た ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸 ァ マ イ ド、 硬化 ヒ マ シ油等が挙げら れる。
ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ル は、 ヒ ド ロ キ シ カ ル ポ ン酸エ ス テルを少量のア ミ ン類も し く は触媒の存在下、 部分 ケ ン化する こ と に よ り、 重合 させて得られ る も の、 その重合
形態と して分子間でのエ ス テル化による もの、 また分子内で のエ ス テル化による もの等の種々の形態のものを含有する も のであ る。 本発明に おけ る ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルは、 ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エス テルの 3〜 1 0量体が好ま し く、 淡灰褐色のワ ッ ク ス状物質である。 ポ リ ヒ ド ロキシカ ル ボ ン酸エ ス テ ルは、 その重合度が 3 よ り 小さいか、 または 1 0 よ り大きい と、 電気絶縁性液体と相溶性がな く、 造粒ェ 程に使用 しても、 得られる樹脂粒子の粒度分布と して所期の も の は得られない。 ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ルボ ン酸エ ス テ ルの添 加量は、 特に限定されないが、 樹脂重量あた り、 0 . 0 1 重 量% ~ 2 0 0重量%の割合で使用 される。 ポ リ ヒ ド ロキ シ カ ルボ ン酸エ ス テルは、 造粒工程で添加しても よいが、 樹脂溶 液に添加しても よ く、 また顔料分散液中に添加しても よい。
本発明の湿式 トナーには、 電荷調整剤と してジアルキルス ルホ コ ハ ク酸金属塩、 ナ フ テ ン酸マ ン ガ ン、 ナ フ テ ン酸カ ル シ ゥ ム、 ナ フ テ ン酸 ジル コ ニ ウ ム、 ナ フ テ ン酸 コ ノ ル ト、 ナ フ テ ン酸鉄、 ナ フ テ ン酸鉛、 ナ フ テ ン酸ニ ッ ケル、 ナ フ テ ン 酸ク ロ ム、 ナ フ テ ン酸亜鉛、 ナフ テ ン酸マ グネ シ ウ ム、 ォ ク チ ル酸マ ン ガ ン、 ォ ク チ ル酸 カ ル シ ウ ム、 ォ ク チ ル酸ジ ル コ 二 ゥ ム、 ォ ク チ ル酸鉄、 ォ ク チル酸鉛、 ォ ク チ ル酸 コ ノ ル ト、 ォ ク チ ル酸ク ロ ム、 ォ ク チ ル酸亜鉛、 ォ ク チル酸マ グネ シ ゥ ム、 ド デシ ル酸マ ン ガ ン、 ド デシ ル酸 カ ル シ ウ ム、 ド デ シル 酸 ジル コ ニ ウ ム、 ド デ シ ル酸鉄、 ド デ シ ル酸鉛、 ド デ シ ル酸 コ バル ト、 ド デ シ ル酸ニ ッ ケル、 ド デ シ ル酸 ク ロ ム、 ド デシ ル酸亜鉛、 ドデ シル酸マ グネ シ ウ ム等の金属石驗、 ド デ シ ル
ベ ン ゼ ン ス ル ホ ン酸 カ ル シ ウ ム、 ド デ シ ル ベ ン ゼ ン ス ル ホ ン 酸ナ ト リ ゥ ム、 ド デ シ ル ベ ン ゼ ン ス ル ホ ン 酸ノ リ ゥ ム等のァ ル キ ル ベ ン ゼ ン ス ル ホ ン酸塩、 セ ハ リ ン等の燐脂質、 n — デ シ ル ァ ミ ン等の有機ア ミ ン類等を好ま し く 添加し う る。 特に、 ジ ア ル キ ル ス ル ホ コ ノヽ ク 酸の コ ノヽ *ル ト、 マ ン ガ ン、 ジ ル コ - ゥム、 イ ッ ト リ ウム、 ニ ッ ケル塩等の遷移金属塩を使用する こ とが望ま しい。 添加量は、 電荷調整効果を示す最低限の量 でよいが、 電気絶縁性液体中で 0 . ひ 1 重量%〜 5 0重量% とする のがよい。
こ の よ う に して得られる液体現像剤中の樹脂粒子は、 ブラ ス或いはマ イ ナ ス に帯電している。 例えばプ ラ ス に帯電して い る も のは、 マ イ ナス帯電で使用する電子写真用感光体、 例 えば酸化亜鉛 Z樹脂感光体においてポ ジ画像を与え る も ので ある。
電荷調整剤は、 樹脂溶液、 着色剤分散液、 及びそれらの混 合液、 また造粒工程、 最終の湿式 ト ナー中いずれの段階で添 加しても よいが、 樹脂溶液中に添加する のが好ま しい。 これ によ り、 使用可能な電荷調整剤が電気絶縁性液体に よ り 限定 されない と い う利点があ る。 即ち、 溶媒中に溶解した電荷調 整剤は、 電気絶縁性液体の電気抵抗を著し く 低下させる ため、 電気絶縁性液体中の存在量はなるべ く 少ない方が望ま しい反 面、 ト ナー粒子に確実に電荷調整剤を吸着させる ために、 電 気絶縁性液体中の電荷調整剤濃度は高い方が望ま し く両者の 条件は相反する。 しかしながら、 本発明の製造方法によ る と、 樹脂溶液中に電荷調整剤を添加して ト ナー粒子への吸着を十
分行わ しめた後に、 トナー粒子吸着に関与しない不要の電荷 調整剤を溶媒置換によ り 除去でき、 上記の条件を満足する こ とができ るからである。
また、 と く に電荷調整剤と して、 ト ナーを分散した電気絶 緣性液体と相溶性を有する負電荷調整剤を混合する と、 樹脂 粒子に対して高い吸着性を有し、 優れた負帯電性を示し、 ま たその使用量を最小限に抑える こ とがで き、 液状脂肪族炭化 水素と相溶性を有しない負電荷調整剤を使用する場合に比し て、 高い光学的反射濃度が得られる。 この場合に、 電気絶縁 性液体と相溶性を有する とは、 2 5ででの溶解度が 0 . 0 0 5 gr Z溶媒 m I 以上のも のであ り、 好ま し く は 0 . O l sr / 溶媒 m l 以上のものであ る。 このよ う な負電荷調整剤と して はジアルキルスルホ コハ ク酸金属塩、 含金属ァ ゾ色剤類、 レ シチ ン等が挙げられる。
と く に、 ジアルキルス ルホ コ ノヽ ク酸金属塩と して、 アルキ ル基の炭素数が 5〜 1 7 の ジ アルキルス ルホ コハ ク酸金属塩 であ り、 また金属 と しては、 周期律表の原子番号 2 1 のス カ ン ジ ゥ ムから 同 3 0 の亜鉛まで、 同 3 9 ィ ッ ト リ ウ ムから 同 4 8 の カ ド ミ ウ ム まで、 同 5 7 の ラ ン タ ンから同 8 0 の水銀 まで、 同 8 9 のア ク チニ ウ ム以上の遷移金属であ り、 好ま し く はコ バル ト、 マ ン ガン、 ジル コ ニウ ム、 イ ッ ト リ ウ ム、 二 ッ ケル等の金属塩が好ま しい。 この種の負電荷調整剤は、 顔 料及び樹脂粒子に対して高い吸着能を有する と共に、 電気絶 縁性液体と相溶性のため最小限の使用量で目的を達する こ と ができ る。
また、 電荷調整剤と してレ シ チ ンを用い る こ と も でき る。 レ シ チ ンは双極性を有する リ ン脂質物質であ り、 例えば Lec i t i n From Soy Beans ( ¾正化学 株 ) 製) 、 Lec i t i n 、Egg) (東京化成工業 (株) 製) 、 Lecitin ( Soya Bean) (東京化 成工業 (株) 製) 、 日清製油 (株) 製のレ シ チ ン D X、 同べ ィ シ ス L P— 2 0、 同べイ シ ス L P— 2 0 E、 同べイ シ ス L P— 2 0 5 0、 同べィ シ ス L P— 2 0 7 0、 同べイ シ ス L G 一 1 0 E、 同べイ シ ス L G— 4 0、 同べイ シ ス L G— 4 0 E、 同べイ シ ス L G— 4 0 S、 同べイ シ ス L S — 5 0、 同べイ シ ス L S — 6 0、 同べイ シ ス L S— 1 0 0等が挙げられる。
レ シ チ ンは着色剤および樹脂粒子に対して高い吸着能を有 する と共に、 液状脂肪族炭化水素と相溶性を有し、 最小限の 使用量で目的を達する こ とができ る。 レ シ チ ン の添加量は、 電荷調整効果を示す最低限の量でよいが、 液状脂肪族炭化水 素中で 0. 0 1 重量%〜 5 0重量% とする こ とがで き る。
また、 本発明で得られる湿式 ト ナーには、 その他定着剤と して例えば電気絶縁性液体に可溶な各種樹脂、 例えば変性或 いは未変性のア ルキ ッ ド樹脂、 通常のア ク リ ル樹脂、 合成ゴ ム、 ポ リ ア ル キ レ ン ォ キ シ ド、 ポ リ ビュル ァ セ タ ー ル ( プチ ラ ー ル も含む) 、 酢酸ビニル樹脂等を添加でき る。
また、 本発明で得られる湿式 ト ナーには、 分散剤と して多 く のァニオ ン系、 カチオ ン系、 両性、 或いはノ ニオ ン系の界 面活性剤を添加でき、 こ の他、 上記電荷調整剤と して使用 さ れる脂肪族酸塩、 また上記定着剤 と して使用 される合成樹脂 等を分散剤と して用い る こ とができ る。
本発明の湿式 ト ナーの製造方法は造粒工程にも特徵を有し てい る。 すなわち、 樹脂溶液に着色剤を分散した着色剤分散 樹脂液を液状脂肪族炭化水素から なる電気絶縁性液体中に投 入して混合した後、 冷却され粒子化される。 着色剤分散樹脂 溶液の投入に際しては撐拌しな く ても よいが、 好ま し く は撹 拌、 超音波照射等の少な く と も 1 種の分散手段によ り、 析出 する樹脂粒子の分散を良 くする こ とが望ま しい。
冷却速度については ド ラ イ アイ ス、 液体窒素等を使用 して 急冷、 自然放冷、 あるいは冷却した液状脂肪族炭化水素中に 投入し、 5〜 : 1 . 5 eCに冷却して樹脂粒子を着色剤分散樹脂液 から沈澱させる。 着色剤分散樹脂溶液は液状脂肪族炭化水素 中に投入される と、 温度差による樹脂粒子の析出 と同時に、 樹脂に対する貧溶媒であ る液状脂肪族炭化水素との溶解度差 によ り樹脂粒子の析出が生じ る ものであ る。 樹脂粒子の平均 粒径はその冷却速度に影響され、 冷却速度が遅い と平均粒径 は大き く な り、 冷却速度が早い と平均粒径は小さ く なる こ と が判明した。 樹脂粒子が形成される温度は 2 4 'C ~約 3 0 'C であ る ので、 冷却速度を大き く し温度勾配を大き く と る こ と によって、 樹脂粒子の形成温度域を早 く通過させる こ とによ り平均粒径を小さ く する こ とがで き る。
ポ リ ヒ ドロ キ シ カルボ ン酸エステルは、 着色剤分散液中に 添加するのが好ま しいが、 樹脂および電荷調整剤は、 樹脂溶 液中に添加しても良い
この造粒工程において、 ボ リ ヒ ド ロ キ シ カルボ ン酸エス テ ルは液状脂肪族炭化水素に相溶性を有し、 他方樹脂粒子と強
い親和性を有するので、 析出する樹脂粒子は、 その粒径がサ ブ ミ ク ロ ン単位のものが得られ、 かつ粒度分布の狭いもの得 られる もの と考えられる。 即ち、 得られる粒子の粒径は 0 . l 〜 1 0 〃 mの範囲で、 かつ平均粒径を示す D 5。が 0 . 6 〜 0 . の単一ピーク を示し、 従来の方法で必要と されて いた樹脂粒子のボー ル ミ リ ン グ操作、 分級等を必要と しない が、 冷却後に超音波照射、 ハ イ ス ピー ドデ イ スパーザー、 ジ エ ツ ト ミ ル、 - ブ ラ ー、 オ ン グ ミ ル、 ボー ル ミ ル、 ア ト マ イ ザ一等によ り行な う こ とができ、 また着色剤のみ別工程で最 初に ミ ー リ ン グしておけば更に粒径のシ ヤ ープな湿式 ト ナー とする こ とができ る。
次に、 樹脂粒子を析出 した後、 溶媒と して液状脂肪族炭化 水素を使用 しなかっ た場合には、 液状脂肪族炭化水素によ り 溶媒置換する こ とが望ま しい。 その方法と しては、 静置若し く は遠心分離等の手段に よ り析出樹脂粒子を分離、 洗浄して 溶媒を除去し、 電気絶縁性液体濃度を上げればよい。
また、 本発明の湿式 ト ナーには、 マ イ ク ロ シ リ カ、 微粒子 酸化チ タ ン、 アル ミ ナま たはそれらのゾルーゲル化物を湿式 ト ナー固型分に対して、 0 . 0 1 〜 1 0重量%添加しても よ く、 これによ り 湿式 ト ナー中の過剰イ オ ン を吸着させ、 ト ナ 一帯電の安定性を増し、 また流れ改善等の画像特性を改良す る こ と ができ る。
その他、 定着剤と して、 例えば電気絶縁性液体に可溶な各 種樹脂、 例えば変性或いは未変性のアルキ ッ ド樹脂、 通常の ア ク リ ル樹脂、 合成ゴム、 ポ リ ア ル キ レ ン ォ キ シ ド、 ポ リ ビ
-ル プチ ラ ール等の ポ リ ビュ ルァ セ タ ール、 酢酸ビュル樹脂 等を添加でき る。
また、 分散剤と して多 く のァニオ ン系、 カチオ ン系、 両性、 或いはノ - オ ン系の界面活性剤を添加でき、 また上記定着剤 と して使用される合成樹脂等を分散剤と して用いる こ と もで き る。
本発明による湿式 トナーを電子写真用 と して使用する場合 には、 紙などの絶縁性の転写対象に対して通常の転写方法、 すなわち コ ロナ転写等の電界転写を行う こ とはもち ろん可能 であるが、 金属等の電気導電性の転写対象に対して電子写真 用感光体表面から圧力転写法によ り効率良 く転写できる。 ま た、 平板印刷版用の基板に本発明の ト ナーを転写する こ とに よ り平板印刷版に耐刷力の高い画線部を形成する こ とができ る。 これは トナー中の樹脂粒子に含まれる ガルボキ シル基又 はエ ス テル基における カルボニル基の存在によ り、 紙、 ブラ スチ ッ クス、 金属な どとの接着性が向上する もの と考えられ る こ と、 また樹脂粒子の存在によ り もたら される適度な柔軟 性が印刷時の衝撃を吸収するため と考えられる。
る こ と となる。 また、 直刷り 印刷を行っ た場合には被印刷体 であ る紙の鏃維による凹凸を吸収するため一定の印圧で印刷 でき非常になめ らかな印刷物を得る こ とができ、 又、 樹脂粒 子の平板印刷版用基板と の接着性が良好であ るため、 充分な 耐刷カを得る こ とができ る等の利点があ る。
以下、 本発明の実施例を示すが、 実施例中で電荷調整剤と して使用する ジアルキルス ルホ コハ ク酸塩の調製方法は次の
通り である。
①ジアルキルス ルホ コハ ク酸コバル ト の調製方法
ジ ア ル キ ルス ル ホ コ ハ ク酸ナ ト リ ウ ム (和光純薬 (株) 製、 Aerosol 0T ) 2 5重量部をテ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 1 0 0重量部 と混合し、 5 0 eCに加熱撹拌して溶解させた後、 硝酸コバル ト 1 3重量部をテ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 3 0重量部と メ タ ノ ール 5部から なる混合溶媒に溶解させた溶液を添加し、 5 0 で 3 0分間、 加熱撹拌し、 白色塩を沈澱させた。 この白色塩を ろ過に よって分離し、 薄紫色のろ液をエバポ レ ー ターを使用 して濃縮し、 薄赤紫色の固形物である ジアルキルス ルホ コハ ク酸コバル ト を 1 0. 9重量部 (収率 8 1 % ) を得た。 アイ ソ パー G ( ェ ク ソ ン社製) に対する 2 5 て での溶解度は 0. 2 g Z溶媒 m 1 である。
② ジ ア ル キ ル ス ル ホ コ ハ ク酸ィ ッ ト リ ク ム の調製方法
上記のジ ア ル キ ル ス ル ホ コ ハ ク酸コ バル ト の調製方法にお いて、 ジ ア ル キ ル ス ル ホ コ ハ ク 酸ナ ト リ ゥ ム の使用量を 7 5 重量部と し、 硝酸コ バル ト に代えて硝酸ィ ッ ト リ ウ ム を同量 使用 して反応さ せ、 ジ ア ルキ ルス ルホ コ ハ ク酸ィ ッ ト リ ゥ ム を収率 4 5 % で得た。 ァイ ソ パー G (ェ ク ソ ン社製) に対す る 2 5 での溶解度は 0. 2 g /溶媒 m l であ る。
③ ジ ア ル キ ル ス ル ホ コハ ク酸ニ ッ ケ ル の調製方法
上記の ジ ア ル キ ル ス ル ホ コ ハ ク 酸 コ バル ト の調製方法に お い て、 硝酸コ バ ル ト に代えて硝酸ニ ッ ケ ル · 6水和物 (和光 純薬 (株) 製) を同量使用 して反応させ、 ジアルキルス ル ホ コハ ク酸ニ ッ ケルを収率 8 2 %で得た。 一部析出 した緑色微
結晶は加熱下でろ過して取り除いた。 ァイ ソパー G (ェク ソ ン社製) に対する 2 5。Cでの溶解度は 0. l g /溶媒 m l で ある ο
実施例 1
2 0 0 m 1 丸底フ ラ ス コ中に部分ケ ン化工チ レ ン一ビニル ア セ テー ト共重合体 (武田薬品工業 (株) 製、 デュ ミ ラ ン 2
2 7 0、 ケ ン化度 7 0 % ) 2. 5 8Γν ジ イ ソ ォ ク チ ルス ルホ コハ ク酸コノ ル ト 2 6 0 m g、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 5 0 m l を混合し、 50 'Cで 1時間加熱攪拌し、 樹脂を溶解させ樹脂 溶液を調製した。
—方、 別の容器に、 着色剤と して Monastral blue FBR ( I C I社製、 金属フ タ ロ シ アニ ン顔料) 2. 5 8:、 分散剤 ( I C I社製、 ソルスパー ス 17000) 4 0 m g 及び分散剤 (同ソ ルス パース 5000) 4 0 m gr、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 5 0 m l と を、 超音波ホ モ ジナイ ザー (日本精機製作所 (株) 製、 US-3 00T) を使用 し、 1 0分間混合分散させ、 顔料分散液を調製し こ の顔料分散液と先に調整した樹脂溶液及びポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チルエ ス テル (伊藤製油 (株) 製、 3量体、 酸偭 4 0. 8〜 42. 8、 ケ ン化価 1 9 6. 9〜 1 9 7. 7、 重量平均分子量 1 2 0 0、 色相 (ガー ド ナー · へ リ ゲ一) 6〜7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) 2 0 m gと を超音波 ホモジナイ ザーを使用 し、 6 0〜 8 0。Cで混合分散させ、 着 色剤分散樹脂溶液を調製した。
こ の着色剤分散樹脂溶液を、 5 eCに冷却 したァイ ソパー G
( ェ ク ソ ン社製) 1 5 ひ m 1 中に投入し、 超音波ホ モ ジ ナ イ ザ一を使用 し 1 時間混合し樹脂粒子を析出 させた。
マイ ク ロ ト ラ ッ ク一 II S R A型 (日機装 (株) 製) によ り 樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 3〜 1 . 2 5 mの粒度幅で、 平均粒径 D 5。が 0. 6 0 mの、 シ ャ ープで単一ピー クの分布スぺク ト ルを有していた。
次に、 遠心分離機 (佐久間製作所 (株) 製、 Model 90-4) を使用 して樹脂粒子を分離した後、 樹脂粒子をァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で洗浄し、 更に アイ ソバー G (ェ ク ソ ン社 製) 中に分散させた。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 同様に粒度分析した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 4 2〜 0. 9 6 mの粒度幅、 平均粒 径 D 5。が 0.6 0 μ の、 シ ヤ ープで単一ピークの分布スぺク ト ルを有していた。
ま た、 樹脂粒子には ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルが 付着してい る こ と を赤外吸収ス ペ ク ト ル測定した。 3 8 0 0 〜 3 2 0 0 c m— 1の 0 H基伸縮振動領域の定量及びカ ル ボ ン 酸エ ス テ ル に お け る カ ル ボ -ル基の 1 7 6 0〜 1 7 7 0 c m 一 1の ピーク位置変化によ り確認した。
こ の湿式 ト ナーをァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整し、 以下の現像工程に使用 した。
現像工程は、 静電記録紙 ( D S c a n セ イ コー電子 (株) 製、 静電プ ロ ッ タ ー、 E P — 4 0 1 0用の用紙) 上に、 表面 電荷 1 5 0 V〜 5 0 Vまでの種々の静電パ ターンを形成させ た後、 上記で調製した湿式 ト ナーを使用 し、 ロー ラ現像機に
よ り現像印刷した。 現像機速度は 2. 6 m/分及び 1 0. 0 m /分で行った。 印刷物の測光測色評価は、 マ ク ベ ス RD 9 1 4 ( マ ク ベス (株) 製) を使用 し、 光学的反射濃度 ( O D 値) を測定した。
また、 トナー特性と して、 その電気泳動性を評価するため に、 微小電流計 (ァ ドバンテ ッ ク (株) 製) と HIGH V0LTAG E SOURCE MEASURE UNIT C KEITHLEY社製 2 3 7 ) を使用 し、 電極間隔 l c m、 電極面積 2. 5 c mX 3 c mの金属電極板 間に湿式 トナーを満たし、 雨電極間に 1 0 0 0 Vの電圧を印 加し、 初期電流値および 6 0秒後電流値測定をおこ な う と共 に、 電極に付着した ト ナー重量当た り の電気量 ( Q Zm、 単 位 fi / g1 、 を測定した。 初期電流値と 6 0秒後電流値と の差及び QZm値の大きい程、 ト ナーの電気泳動性が優れる ものである。
さ ら に、 印刷適性につ いて、 かさつきがあるかないかとい う画質、 にじみがあるかないかと いう画像の流れ、 かぶり の 程度について目視での評価をおこ なっ た。
それぞれの評価結果について、 表 1 に示す。
実施例 2
実施例 1 における ポ リ 一 1 2— ヒ ドロ キシステア リ ン酸ェ ステル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2—ヒ ドロキ システア リ ン酸メ チルエステル (伊藤製油 (株) 製、 4量体、 酸価 3 5. 9〜 3 7. 0、 重量平均分子量 1 5 6 0、 色相 (ガー ド ナー · ヘ リ ゲー ) 6〜 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) を使用 した 以外は実施例 1 と同様に して湿式 トナーを調製した。
実施例 1 と同様に溶媒置換前の樹脂粒子について、 粒度分 析をしたと こ ろ、 0. 3〜 1. 5 mの粒度幅、 平均粒径 D 5 0が 0. 8 9 yw mの、 シ ャ ー プな単一 ピー ク の分布ス ぺ ク ト ル を有 し て い た。
又、 実施例 1 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 1 に示す。
実施例 3
実施例 1 に お け る ポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸ェ ス テ ル ( 3量体) に代え て、 ポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チ ルエ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 6量体、 酸価 2 3. 2 - 2 5. 7、 重量平均分子量 1 8 9 0、 色相 (ガー ド ナー · ヘ リ ゲー) 5〜 6、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) を使用 した 以外は実施例 1 同様に し て湿式 ト ナーを調製した。
実施例 1 同様に溶媒置換前の樹脂粒子につい て、 粒度分析 を した と こ ろ、 0. 1 7〜 2. 6 mの粒度幅、 平均粒径 D 50力 0. 9 2 111の、 シ ャープで単一ピー クの分布スぺク ト ルを有していた。
又、 実施例 1 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く 表 1 に示す。
実施例 4
2 0 0 m l 丸底フ ラ ス コ中に部分ゲ ン化工チ レ ン一ビニ ル ア セ テー ト共重合体 (武田薬品工業 (株) 製、 デュ ミ ラ ン 2 2 7 0、 ケ ン 化度 7 0 % ) 2. 5 g、 ジ イ ソ ォ ク チ ル ス ル ホ コ ノヽ ク 酸 コ バル ト 2 5 6 m g、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 5 0 m 1 を混合し、 6 0〜 8 0 'Cで 1 時間加熱攪拌し、 樹脂を溶解さ
せ、 樹脂溶液を調製した。
一方、 別の容器に、 着色剤と して Monastral blue RFN ( I C I社製、 金属フ タ ロ シアニ ン顔料) 2. 5 grとポ リ一 1 2 ー ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ル エ ス テ ル ( 3量体) 9 0 m gをテ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 5 0鼴 1中に、 超音波ホ モジナイ ザー (日本精機製作所 (株) 製、 US-300T) を使用 し、 分散させ、 顔料分散液を調製した。
こ の顔料分散液を先に調整した樹脂溶液中に一度に投入し、 更に 6 0〜 8 0てで超音波ホモジナイ ザー (同上) を使用 し、 1 時間混合分散させ、 着色剤分散樹脂溶液を調製した。
この着色剤分散樹脂溶液を、 5 ~ 1 0 に冷却したァイ ソ バー G (ェク ソ ン社製) 1 5 0 m 1 中に投入し、 超音波ホ モ ジナイ ザー (同上) を使用し、 0. 5〜 1 時間混合し、 樹脂 粒子を析出させた。
マ イ ク ロ ト ラ ッ ク一 II S RA型 (日機装 (株) 製) を使用 し、 樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 1 7〜3. 0 mの粒度幅、 平均粒径 D 5。が 0.7 mの、 シ ャ ープで単一ピークの分布スぺク ト ルを有していた。
次に、 遠心分離機 (佐久間製作所 (株) 製、 Model 90-4) を使用 し、 樹脂粒子を分離し、 樹脂粒子をァイ ソ パー G (ェ ク ソ ン社製) を使用 し、 洗浄した後、 更にアイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) 中に分散させた。
この溶媒置換後の樹脂粒子につ いて、 同様に粒度分析した と こ ろ、 樹脂粒子は 0. 42〜 : L . 2 mの粒度幅、 平均粒 径05。が 0. 8 mの、 シ ャープで単一ピーク の分布スぺク
ト ルを有していた。
こ の湿式 ト ナーをァイ ソ パー Gで希釈し、 印刷濃度 1 %に 調整し、 実施例 1同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 1 に示す。
実施例 5
実施例 4の樹脂に代えて、 部分ケ ン化工チ レ ンー ビニルァ セテー ト共重合体 (武田薬品工業 (株) デュ ミ ラ ン 2280、 ケ ン化度 80% ) を使用 した以外は、 実施例 4同様に して湿式 ト ナーを作製した。
実施例 4同様に溶媒置換前の樹脂粒子について、 粒度分析 を した と こ ろ、 0. 1 7 ~ 0. 8 3 ^ mの粒度幅、 平均粒径 D5。が 0. の、 シ ャ ー プで単一ピー ク の分布ス ぺ ク ト ルを有していた。
又、 実施例 1 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 1 に示す。
実施例 6
実施例 4の樹脂に代えて、 エチ レ ン一酢酸ビュル共重合体 (三井 · デュ ポ ンポ リ ケ ミ カル (株) 、 エ ノ フ レ ッ ク ス 2 5 0、 酢酸ビュル成分が 2 8重量%、 M I = 1 5 0 ) を使用 し、 ジ ィ ソ ォ ク チル コ ノ ル ト ス ルホ コ ハ ク酸の代わ り に ナ フ テ ン 酸マ グネ シ ウ ムを使用 した以外は、 実施例 4同様に して湿式 ト ナーを作製した。
実施例 4同様に溶媒置換前の樹脂粒子について、 粒度分析 を した と こ ろ、 0. 1 7〜 0. 4 2 / mの粒度幅、 平均粒径 D 5。が 0. 2 4 mの、 シ ャ ー プで単一ビー ク の分布ス ぺ ク
ト ルを有していた。
又、 実施例 1 同様に湿式 トナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 1 に示す。
実施例 7
実施例 4の樹脂に代えて、 エチ レ ン一酢ビ共重合体 (三井 • デュ ポ ン ポ リ ケ ミ カル (株) 、 エバフ レ ッ ク ス 450、 酢 酸ビニル成分が 1 9重量%、 M I = 1 50 ) を使用 した以外 は、 実施例 6同様に して湿式 トナーを作製した。
実施例 4同様に溶媒置換前の樹脂粒子について、 粒度分析 をした と ころ、 0. 1 2〜 0. 42 mの粒度幅、 平均粒径 Ds。が 0. 24 mの、 シ ャープで単一ピーク の分布スぺク ト ルを有してい た。
又、 実施例 1同様に湿式 トナーと しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 1に示す。
比較例 1
実施例 4における ポ リ 一 1 2—ヒ ドロキ シ ステア リ ン酸メ チルエステル ( 3量体) に代えて、 1 2—ヒ ドロ キ シス テ ア リ ン酸 (関東化学 (株) 製) を使用 した以外は、 実施例 4同 様に して湿式 ト ナーを作製した。
実施例 4同様に溶媒置換前の樹脂粒子について、 粒度分析 をした と ころ、 1. 5 ~25 // mの粒度幅、 平均粒径 D50が 1 2. 6 mと粒度幅が広いも のであ っ た。 また、 初期電流 値 1 1 O n A ( 6 0秒後電流値 9 0 n A) と電気泳動力は小 さ く、 さらに静電記録紙にコ ロナ帯電後形成されたべた画像 はかさっきが激し く、 清浄なベた画像が得られず、 電極板上
での流れ、 定着が悪い と い う問題を有する も のであ った。 又、 実施例 1 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 1 に示す。
比較例 2
実施例 4における ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チルエ ス テル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チルエス テル (伊藤製油 (株) 製、 1 0量体 以上、 重量平均分子量 4 2 0 0、 分子量分布幅 ( =数平均分 子量 Z重量平均分子量) 1. 6 3、 色相 (ガー ドナー , ヘ リ ゲー) 5〜 6、 淡灰褐色の固体) を使用 し た以外は、 実施例 4同様に して湿式 ト ナーを作製した。
実施例 4同様に溶媒置換前の樹脂粒子について、 粒度分析 を した と こ ろ、 1. 5〜 3 5 /z mの粒度幅、 平均粒径 D 50が 1 5 mと粒度幅が広いも のであ り、 初期電流値 1 4 0 n A で、 6 0秒後電流値 1 1 5 n Aと電気泳動力は小さ く、 さ ら に静電記録紙に コ ロナ帯電後形成されたべた画像はかさっ き が激し く、 清浄なベた画像が得られず、 電極板上での流れ、 定着が悪い と い う問題を有する も のであっ た。
又、 実施例 1 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 1 に示す。 表において、 ◎は、 優れる、 〇は 良好、 △はやや不良、 Xは不良を意味する。
OD値 電流値 Q/m 画質 流れ かぶり
1) 2) 実施例 1 L1以上 1050-480 128 ◎ ◎ 〇 実施例 2 ノノ 1661-715 201 ◎ ◎ 〇 実施例 3 " 1294-637 71 o
o ◎ ◎
1
実施例 4 ;; 650-8O0 106 ◎ o 〇 実施例 5 ノノ 222-50 105 〇 〇 〇 実施例 6 ゾノ 220-134 420 ◎ 〇 〇 実施例 7 ノノ 70.2 〇 o Δ 比較例 1 0. 以下 51.4 X X X 比較例 2 0.5以下 140-115 30 X X X
1} 初期電流値(左側) と 60秒後の電流値を n Aで示す,
2) 単位は zC/s
実施例 8
2 0 O m l 丸底フ ラ ス コ中に E VA (エ チ レ ン一酢酸ビニ ル共重合体、 三井 · デュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 、 エ バ フ レ ヅ ク ス 2 50、 酢酸ビュ ル成分が 2 8重量%、 M I = 1 5 0 ) 2. 5 g、 テ ト ラ ー 2ー ェ チルス ル ホ コ ノヽ ク 酸コ ノ、*ル ト 2 5 6 m g、 及びアイ ソ パー G (ェク ソ ン社製) 1 0 0 m l を混 合し、 油浴中において 1 5 0 'Cで 1 時間加熱撹拌した。
—方、 別の容器に シ ア ン顔料と して Monastral blue FBR ( I C I 社製、 金属フ タ ロ シ ア ニ ン顔料) 2. 5 sr と ポ リ 一
と を ァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) 1 0 0 m l 中に分散させ この顔料分散液を、 先に調製した樹脂溶液中に一度に投入 し、 更に 1 5 0 eC、 1 時間撹拌混合した。 次に、 こ の混合液 を室温放置し、 約 7 0 eCまで温度を下げた後、 5 'Cのァイ ソ バー G 1 0 0重 1中に投入し、 超音波ホ モ ジナイ ザー (日本 精機製作所 (株) 製、 US-300T) を使用 しながら、 分散混合し、 湿式 ト ナーを得た。
マ イ ク ロ ト ラ ッ ク一マー ク II S R A型 ( 日機装 (株) 製) によ り 樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 1 7〜 1. の粒度幅で、 平均粒径が 0. 7 2 〃 mの、 シ ャープで単一ピークの分布スぺ ク ト ルを有していた。
こ の湿式 トナーをァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整し、 以下の現像工程に使用 した。 現像特 性は正帯電性であ り、 負帯電パター ン の静電潜像を現像可能 とする ものであ る。
現像等の評価は実施例 1 と同様に行った。 印刷物の測光測 色評価は ミ ノ ル タ (株) 製 「分光測色計シス テ ム CM-1000J で行い、 光の波長に対する反射率の関係を第 1 図に示す。
また、 ト ナーの現像特性、 電気泳動特性を評価する ために、 ゼー タ電位測定装置 ( MATEC APPLIED SCIENCES 社製、 E S A— 8 0 0 0、 超音波方式ゼー タ電位分析シ ス テ ム ) を使用 して、 移動度 ( m2 秒 · V ) を測定した。 移動度の値が大 き いほ ど高速現像特性に優れる ト ナーであ る。
更に、 印刷適性について、 その画質 (かさつ きがあ るかな
いか) 、 流れ (にじみがあ るかないか) 、 かぶり の程度につ いて目視での評価をおこ なつ た。
それぞれの評価結果について、 表 2に示す。 なお、 表にお ける評偭項目で画質における〇は 「かさつ き」 がな く、 Xは 「かさつき」 あ り を示し、 ◎はと く に優れている こ とを示す。 また、 流れにおける〇は 「に じみ」 がな く、 Xは 「に じみ」 がある こ とを示し、 ◎はと く に優れてい る こ とを示す。 「か ぶり」 における Oはかぶ り がない こ とを示し、 Xはかぶり が ある こ とを示す。
実施例 9
実施例 8における ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テア リ ン酸ェ ステル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シス テア リ ン酸メチルエステル (伊藤製油 (株) 製、 4量体、 酸価 3 5. 9〜3 7. 0、 重量平均分子量 1 5 6 0、 色相 (ガー ド ナー · へ リ ゲ一) 6〜7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) を同様に使 用した以外は同様に して湿式 トナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を したと こ ろ、 0. 1 7 - 5. 27 mの粒度幅、 平均粒径が 1. 1 2 の、 シ ヤ ーブな単一ピー ク の分布スペク ト ルを有していた。 現像特 性は正帯電性であ り、 負帯電性パ ター ンの静電潜像を現像可 能とする ものである。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 0
実施例 8における ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シス テ ア リ ン酸ェ
ス テ ル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チルエステル (伊藤製油 (株) 製、 6量体、 酸価 2 3. 2 - 2 5. 7、 重量平均分子量 1 8 9 0、 色相 (ガー ド ナー · ヘ リ ゲー) 5 ~ 6、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) を使用 した 以外は同様に して湿式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 0. 1 7〜 6. 5 3 mの粒度幅、 平均粒径が 1. 2 5 の、 シ ヤ ープで単一ピークの分布ス ぺ ク ト ルを有していた。 現像特 性は正帯電性であ り、 負帯電性パ タ ー ン の静電潜像を現像可 能とする ものである。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 1
実施例 8の テ ト ラ ー 2—ェ チ ル ス ル ホ コ ハ ク酸コ バル ト に 代えて、 テ ト ラ ー 2— ェ チ ル ス ル ホ コ ハ ク酸ニ ッ ケ ルを使用 した以外は、 同様に して湿式 ト ナーを調製した。 現像特性は 双極性であっ た。 又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評 価を行い、 その結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 2
実施例 1 の テ ト ラ ー 2— ェ チ ル ス ル ホ コ ノヽ ク酸コ ノヽ *ル ト に 代えて、 テ ト ラ ー 2ー ェ チ ル ス ル ホ コ ノヽ ク酸イ ッ ト リ ウ ムを 使用 した以外は、 同様に して湿式 ト ナーを調製した。 現像特 性は双極性であ っ た。 又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と して の評価を行い、 その結果を同じ く 表 2に示す。
実施例 1 3
実施例 8の樹脂に代え て、 E VA (エチ レ ン一酢酸ビュル 共重合体、 三井 · デ ュ ポ ンポ リ ケ ミ カル (株) 、 エバフ レ ツ ク ス 4 6 0、 酢酸ビニル成分が 1 9重量%、 M I = 2. 5 ) 2. O gr及び E VA 1 — WAX ( エ チ レ ン一酢酸ビニル共重 合体、 ワ ッ ク ス成分含有、 B A S F社、 酢酸ビニル成分が 1 0重量% ) 0. 5 gを混合して使用 した以外は、 同様に して 湿式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析をした と こ ろ、 0. 3 5〜 ; L 0. 6 mの粒度幅、 平均粒径が 0. の、 シ ヤ ープで単一ビークの分布スぺク ト ルを有していた。 現像特 性は負帯電性であっ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 4
実施例 8の樹脂に代えて、 E VA (エ チ レ ン一酢酸ビュル 共重合体、 三井 · デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 、 エバ フ レ ツ タ ス 4 1 0、 酢酸ビュル成分が 1 9重量%、 M I = 4 0 0 ) を使用 した以外は、 同様にして湿式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析をした と こ ろ、 0. 1 2〜 ; L 2. 6 ^ mの粒度幅、 平均粒径が 0. 8 8 i mの、 シ ヤ ープで単一ピークの分布ス ぺ ク トルを有していた。 現像特 性は正帯電性であっ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナーと し て の評偭を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 5
実施例 8の樹脂に代えて E V A ( エ チ レ ン一酢酸ビニ ル共 重合体、 三井 · デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 、 エ ノ フ レ ッ ク ス 4 1 0、 酢酸ビュル成分が 1 9重量%、 M I - 4 0 0 ) を 使用 し、 また樹脂溶液の調整工程、 及び冷却工程前の混合液 分散工程を 7 O 'Cの加温条件で行なっ た以外は同様に して湿 式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 0. 1 2〜 8. 9 ^ mの粒度幅、 平均粒径が 0. 8 3 の、 シ ャ ープで単一ピー ク の分布ス ペ ク ト ルを有していた。 現像特性 は正帯電性であ っ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 6
実施例 8の樹脂に代えて E V A ( X チ レ ン一酢酸ビュ ル共 重合体、 三井 · デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 、 エ バ フ レ ッ ク ス 2 2 0、 酢酸ビ ル成分が 2 8重量%、 M I = 1 5 0 ) を 使用 し、 また樹脂溶液の調整工程及び冷却工程前の混合液分 散工程を 7 0 'Cの加温条件で行な っ た以外は、 同様に して湿 式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を し た と こ ろ、 0. 1 2〜 1 5· 7 // πιの粒度幅、 平均粒径が 0. 9 7 z mの、 シ ヤ ープで単一ピークの分布ス ぺ ク ト ルを有していた。 現像特 性は正帯電性であっ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く 表 2に示す。
実施例 1 7
実施例 8の樹脂に代えて E VA (エチ レ ン一酢酸ビュル共 重合体、 住友化学 (株) 、 ス ミ テー ト D B — 1 0、 酢酸ビニ ル成分が 1 0重量%、 M l = 7 0 ) を使用 し、 また樹脂溶液 の調整工程及び冷却工程前の混合液分散工程を 7 O 'Cの加温 条件で行なった以外は、 同様に して湿式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を したと こ ろ、 0. 1
2- 1 2. 3 mの粒度幅、 平均粒径が 0. の、 . シ ヤ ープで単一ピークの分布スぺク ト ルを有していた。 現像特 性は正帯電性であっ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 8
実施例 8の樹脂に代えて E VA (エチ レ ン一酢酸ビュル共 重合体、 住友化学 (株) 、 ス ミ テー ト MB — 1 1、 酢酸ビ - ル成分が 3 2重量%、 M I = 6 0 ) を 2. 5 g使用 し、 また 樹脂溶液の調整工程及び冷却工程前の混合液分散工程を 7 0 'Cの加温条件で行なっ た以外は、 同様に して湿式 ト ナーを調 製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を したと こ ろ、 0. 2
3 - 2 1. の粒度幅、 平均粒径が 1. 5 8 mの、 シ ヤ ープで単一ピークの分布スぺク ト ルを有していた。 現像特 性は正帯電性であっ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 1 9
2 0 0 m 1 丸底フ ラ ス コ中に部分ケ ン化工 チ レ ン一ビュル ア セ テー ト共重合体 (武田薬品工業 (株) 製、 デュ ミ ラ ン 22
70、 ケ ン化度 7 0 %、 酢酸ビュル成分が 2 8重量%、 M I = 8 5 ) 2. 5 g、 ジ イ ソ ォ ク チ ル ス ル ホ コ ノヽ ク酸コ バル ト 2 5 6 m g、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 5 0 m l を混合し、 6 0 ~ 8 0 'Cで 1時間加熱撹拌し、 樹脂を溶解させ、 樹脂溶液を調製 した c
一方、 別の容器に着色剤と して、 Monastral blue FBR ( I C I社製、 金属フ タ ロ シ ア ニ ン顔料) 2. 5 ポ リ一 1 2 ー ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン 酸 メ チ ル エ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 3量体、 酸価 4 0. 8〜 42. 8、 ケ ン化価 1 9 6. 9 〜 1 9 7. 7、 重量平均分子量 1 2 0 0、 色相 ( ガー ド ナー • へ リ ゲ一) 6〜 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) 9 0 m sr、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 5 0 m l とを、 超音波ホ モ ジナイ ザー (日本 精機製作所 (株) 製、 US-300T) を使用 し、 氷浴中において 1 0分間混合分散させ、 顔料分散液を調製し た。
この顔料分散液を先に調整した樹脂溶液に投入し、 超音波 ホ モ ジナイ ザーを使用 し、 6 0 ~ 8 0 で混合分散させ、 顔 料分散樹脂溶液を調製した。
こ の顔料分散樹脂溶を、 5 に冷却したァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) I O O BI中に投入し、 超音波ホ モ ジナイ ザーを 使用 し、 1 時間混合し、 樹脂粒子を析出 させた。
実施例 1 同様に樹脂粒子の粒度分析を し た と こ ろ、 樹脂粒 子は、 0. 1 7 ~ 3. 0 〃 mの粒度幅で、 平均粒径が 0. 7
mの、 シ ャープで単一ピー ク の分布スぺ ク ト ルを有してい 次に、 遠心分離機 (佐久間製作所 (株) 製 Model 90-4) を 使用 して樹脂粒子を分離し た後、 樹脂粒子をァイ ソバー G (ェク ソ ン社製) で洗浄し、 更にアイ ソパー G (ェ ク ソ ン社 製) 中に分散させた。
溶媒置換後の榭脂粒子について、 同様に粒度分析した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 2 4〜 : L. 5 6 ^ mの粒度幅、 平均粒 径が 0. 8 0 ^ mの、 シ ャープで単一ピー ク の分布スぺ ク ト ルを有していた。
また、 樹脂粒子にはポ リ ヒ ドロ キ シ カルボン酸エステルが 付着している こ とを赤外吸収スペク ト ル測定したと こ ろ、 3 8 0 0〜3 2 0 0 c m_1の 0 H基伸縮振動領域の定量及び力 ルボン酸エステルにおけ る 力ルポ -ル基の 1 7 6 0一 1 7 7
O c m-1のピーク位置変化によ り確認する こ とができた。
こ の湿式 ト ナーをァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整し、 実施例 8同様に湿式 トナー と しての 評価を行い、 その結果を同じ く表 2に示す。 現像特性は負帯 電性であっ た。
実施例 2 0
実施例 1 9において、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ンの使用量をそれ ぞれ 1 0 0 m l と した以外は同様に して湿式 ト ナーを調製し、 同様に湿式 トナーと しての評価を行い、 その結果を同じ く表
1 に示す。
実施例 2 1
実施例 1 9の樹脂に代えて部分ケ ン化工チ レ ン 一酢酸ビニ ル共重合体 (武田薬品工業 (株) 製、 デュ ミ ラ ン 2280、 ケ ン 化度 7 0 %、 酢酸ビュル成分が 2 8重量%、 M l値 9 3 ) を 使用 し た以外は、 同様に して湿式 ト ナーを調整した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 樹脂粒 子は、 0. 1 7〜 3. 9 / mの粒度幅、 平均粒径が 0. 9 6 H の、 シ ャープで単一ビー ク の分布ス ぺ ク ト ルを有してい
/ o
また、 溶媒置換後の樹脂粒子について、 同様に粒度分析し た と こ ろ、 樹脂粒子は 0. 2 1〜 : 1 0. 8 ^ mの粒度幅、 平 均粒径が 1. 5 4 mの、 シ ャ ー プで単一 ピー ク の分布ス ぺ ク ト ルを有していた。
こ の湿式 ト ナーをアイ ソバー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整し、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と し ての 評価を行い、 その結果を同じ く表 2に示す。
実施例 22
実施例 2 1 に おいて、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン の使用暈をそれ ぞれ 1 0 0 m l と した以外は同様に して湿式 ト ナーを調製し、 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その結果を同じ く表 1 に示す。
実施例 2 3
2 0 0 m l 丸底フ ラ ス コ中に E VA ( エ チ レ ン 一酢酸ビニ ル共重合体、 住友化学 (株) 、 ス ミ テー ト D B— 1 0、 酢酸 ビニ ル成分が 1 0重量%、 M I = 7 0 ) 2. 5 g、 ジ イ ソ ォ ク チ ル ス ル ホ コ ハ ク酸コ ノ ル ト 2 5 6 m 8Γ、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ
ラ ン 1 0 0 m l を混合し、 油浴中において 7 0 で 1時間加 熱攪拌し、 樹脂を溶解させ、 樹脂溶液を調製した。
一方、 别の容器に、 着色剤と して Monastral blue RFR ( I C I社製、 金属フ タ ロ シアェ ン顔料) 2. 5 gと ポ リ一 1 2 ー ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チルエ ス テ ル ( 3量体) 9 0 m gをテ ト ラ ヒ ドロ フ ラ ン 1 O O al中に、 超音波ホモ ジナイザ 一 (日本精機製作所 (株) 製、 US-300T) を使用 し分散させ、 顔料分散液を調製した。
この顔料分散液を先に調整した樹脂溶液中に一度に投入し、 更に 7 0 eCで超音波ホ モジナイ ザー (同上) を使用 し、 1 時 間混合分散させ顔料分散樹脂溶液を調製した。
この顔料分散樹脂溶液を、 5てに冷却 し たァ イ ソバー G (ェク ソ ン社製) 1 50 m l 中に投入し、 超音波ホ モジナイ ザ一 (同上) を使用 し、 0. 5時間混合し、 樹脂粒子を析出 させた。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析をしたと ころ、 樹脂粒 子は、 0. 3 6〜 1 2. 5 mの粒度幅、 平均粒径が 2. 1 3 ^ mの、 シ ャープで単一ピークの分布ス ぺク ト ルを有して いた。
次に、 遠心分離機 (佐久間製作所 (株) 製、 Model 90-4 ) を使用 して樹脂粒子を分離し、 樹脂粒子をァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) によって洗浄した後、 更にアイ ソパー G (ェク ソ ン社製) 中に分散させた。
この溶媒置換後の樹脂粒子について、 同様に粒度分析した と こ ろ、 樹脂粒子は 0. 3 6〜 : 1 5. 7 mの粒度幅、 平均粒
径が 2. 8 3 mの、 シ ャ ー プで単一ビー ク の分布ス ぺ ク ト ルを有 していた。
こ の湿式 ト ナーをァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整し、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての 評価を行い、 その結果を同じ く表 2に示す。
なお、 上記した顔料分散樹脂溶液を室温放置下で約 6 O 'C まで冷却した後、 上記同様にァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) 中に投入し、 分散混合して樹脂粒子を析出 させた と こ ろ、 同 様の結果が得られた。
実施例 2 4
実施例 8のシ ア ン顔料に代えて、 マゼ ン タ顔料ブ リ リ ア ン ト , カー ミ ン 6 8 #? (大日精化 (株) ) の I.Pigaent 57 : 1の表面ロ ジ ン エス テル部分処理品を同量使用 した以外は、 実施例 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を し た と こ ろ、 0. 2 4〜 1. 6 9 〃 mの粒度幅、 平均粒径が 0. 8 5 mの、 シ ヤ ーブで単一ピー ク の分布ス ぺク ト ルを有 していた。
実施例 8同様にその測光測色評価を行い、 図 2に、 光の波 長に対する反射率の関係を示す。 また、 現像特性は正帯電性 であ っ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
また、 実施例 8のシ ア ン顔料に代えて、 イ ェ ロー顔料 2 4 0 0 B (大日精化 (株) ) の C.I.PigBent Ye 1 low 17 を同量 使用 した以外は、 実施例 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。
実施例 8同様に榭脂粒子の粒度分析を したと ころ、 0. 8 3 — 1 1. 1 5 z mの粒度幅、 平均粒径が 0. 9 8 mの、 シ ヤ ープで単一ピーク の分布スぺク ト ルを有していた。 現像特 性は正帯電性であった。 実施例 1 同様にその測光測色評価を 行い、 図 3に光の波長に対する反射率の関係を示す。
実施例 2 5
実施例 8の樹脂に代えて、 E VA (エチ レ ン一酢酸ビュル 共重合体、 三井 · デュ ポ ン ボ リ ケ ミ カル (株) 、 エバフ レ ツ ク ス 4 6 0、 酢酸ビュル成分が 1 9重量%、 M l値 46 2. 5 ) を 2. 5 gr使用した以外は、 実施例 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。 現像特性は正帯電性であ っ た。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析をしたと こ ろ、 0. 3 4~ 2 1 # mの粒度幅、 平均粒径が 4. 3 0 mの、 シ ヤ ー プで単一ピーク の分布ス ぺク ト ルを有していた。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 26
実施例 8のテ ト ラ ー 2—ェチルスルホ コ ハ ク酸コ ノ、 *ル ト 2 5 6 m 8Γに代えて、 ジィ ソ ォク チルス ルホ コ ノヽ ク酸ジルコ 二 ゥム 2 5 6 m grを使用した以外は、 実施例 8同様に して湿式 トナーを調製した。 現像特性は双極性であ った。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 2に示す。
実施例 2 7
実施例 8の テ ト ラ ー 2 — ェ チ ル ス ル ホ コ ノヽ ク 酸 コ ノ ル ト 2
5 6 m 8: に代えて、 ジ ィ ソ ォ ク チ ルス ルホ コ ハ ク酸マ ン ガ ン 2 5 6 m grを使用 した以外は、 実施例 8 同様に して湿式 ト ナ 一を調製した。 現像特性は双極性であ っ た。
又、 実施例 8 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く 表 2 に示す。
比較例 3
実施例 8 における樹脂を、 ヱチ レ ン一酢酸ビュル共重合体 ( E V Aフ レ ッ ク ス 3 6 0、 三井 · デュ ポ ンポ リ ケ ミ カ ル社 製、 ケ ン化度 0 %、 酢酸ビュル成分が 2 5重量%、 M l 値 2 . 0 ) に代えて、 実施例 8同様に して湿式 ト ナーを作製した。
実施例 8 同様に して湿式 ト ナー と しての評価を した と こ ろ、 着色剤に対する樹脂被覆率が低 く、 多孔質状の樹脂粒子とな つ た。 更に、 ト ナー定着工程時における樹脂分の熱溶融が起 こ り に く いも のであ っ た。 また実施例 8同様に自然乾燥状態 の場合、 成膜特性が悪 く、 印字物画質の形成に対して均一な ベた画像にな らない と い う 問題を有していた。
また、 実施例 1 9 における樹脂を、 上記樹脂に代えて、 実 施例 1 9同様に して湿式 ト ナーを調製し、 その ト ナー特性を 評価した と こ ろ、 樹脂溶融が生じ に く く、 6 0〜 8 0 eC下で は一部細かな不溶分が存在した。 更に得られた印刷物は、 ト ナ一の成膜特性が悪 く、 画質に対してかさつ きが生じた。 こ のため高濃度でかつ均一なベた形成が得られに く い と い う 問 題を有していた。
比較例 4
実施例 8 における樹脂に代えて、 エ チ レ ン 一 ビュルァセ テ
ー ト共重合体 ( ウ ル ト ラ セ ン 72 5、 東ソー (株) 製、 ケ ン 化度 0 %、 酢酸ビュル成分が 2 8重量%、 M I = 1 0 0 0 ) を使用 した点を除き、 実施例 1同様に して湿式 トナーを作製 した。
実施例 1同様に して湿式 ト ナーの評価を した と こ ろ、 着色 剤に対する樹脂の濡れ特性が悪く、 ァイ ソパー (ェ ク ソ ン社 製) 中で分散保持する能力が低下している ため、 分散安定性 の低い湿式 トナーとなっ た。 更に印刷物に対しては、 流れお よび泳ぎ (ス ジ ム ラ ) が生じ る とい う 問題を有していた。
また、 実施例 1 2における樹脂を、 上記樹脂に代えて実施 例 1 2同様にして湿式 ト ナーを調製し、 評価したと こ ろ、 上 記同様に造粒時における着色剤保持能力に問題があ り、 均一 に顔料被覆がな されていない湿式 トナー となっ た。 そのため、 印字物形成に対して均一なベた画像が得られない とい う 問題 を有していた。
比較例 5
実施例 8における ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シス テア リ ン酸メ チルエステル ( 3量体) に代えて、 1 2—ヒ ド ロ キ シス テ ア リ ン酸 (関東化学 (株) 製) を使用 した以外は、 同様に して 湿式 ト ナーを作製した。 現像特性は正帯電性であっ た。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析をしたと こ ろ、 0. 1 7〜 6 0 mの粒度幅、 ^均粒径が 7. 5 3 z mと粒度幅が 広いも のであ り、 初期電流値 23 8 η A、 6 0秒後電流値 1 3 4 n Aと電気泳動力は小さ く、 さら に静電記録紙に コ ロナ 帯電後形成されたべた画像はかさっきが激し く、 清浄なベた
画像が得られず、 電極板上での流れ、 定着が悪い と い う 問題 を有する ものであっ た。
また、 実施例 8同様に湿式 ト ナーと し て の評価を行い、 そ の結果を表 3に示す。
比較例 6
実施例 1 に お け る ポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ルエ ス テ ル ( 3量体) に代え て、 ボ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ル エ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 1 0量体 以上、 重量平均分子量 4 2 0 0、 分子量分布幅 ( =数平均分 子量/重量平均分子量) 1. 6 3、 色相 (ガー ドナー , ヘ リ ゲー) 5〜 6、 淡灰褐色の固体) を使用 した以外は、 実施例 8 と同様に して湿式 ト ナーを作製 した。
実施例 8 と同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 0. 2 4〜 6 0 z mの粒度幅、 平均粒径が 8. 7 と粒度幅が 広いも のであ り、 初期電流値 1 5 0 η A、 6 0秒後電流値 9 5 n Aと電気泳動力は小さ く、 さ らに静電記録紙に コ ロナ帯 電後形成されたべた画像はかさっ きが激し く、 清浄なベた画 像が得られず、 電極板上での流れ、 定着が悪い と い う 問題を 有するものであ っ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 3に示す。
比較例 7
ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ル エ ス テ ル ( 3 量体) を使用 しなかっ た点以外は、 実施例 8 と同様に して湿 式 ト ナーを作製 した。
実施例 8 と同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 1. 6 9〜 6 0 mの粒度幅、 平均粒径が 1 3. 4 z mと粒度幅 が広いものであ り、 サブ ミ ク ロ ン域での粒径制御が不可能で あっ た。 また初期電流値 1 8 0 n A、 6 0秒後電流値 1 1 0 n Aと電気泳動力は小さ く、 さら に静電記録紙にコ ロナ帯電 後形成されたべた画像はかさっきが激し く、 清浄なベた画像 が得られず、 電極板上での流れ、 定着が悪い とい う 問題を有 するものであっ た。
又、 実施例 8同様に湿式 ト ナーと しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 3に示す。
比較例 8
負電荷調整剤を使用 しなかった点以外は、 実施例 8 と同様 にして湿式 トナーを作製した。 また、 実施例 8 と同様に湿式 トナー と しての評偭を行い、 その結果を同じ く表 3に示す。 比較例 9
実施例 1 9における ポ リ一 1 2—ヒ ドロ キシ ステア リ ン酸 メ チルエステル ( 3量体) に代えて、 1 2—ヒ ドロ キシステ ア リ ン酸 (関東化学 (株) 製) を使用 した点以外は、 同様に して湿式 ト ナーを作製した。 実施例 8同様に樹脂粒子の粒度 分析をしたと こ ろ、 1. 2〜6 0 z mの粒度幅、 平均粒径が 8. 7 mと粒度幅が広いも のであ り、 初期電流値 1 1 5 η Α、 6 0秒後電流値 9 0 n Aと電気泳動力は小さ く、 さ らに 静電記録紙にコ ロナ帯電後形成されたべた画像はかさっきが 激し く、 清浄なベた画像が得られず、 電極板上での流れ、 定 着が悪い とい う 問題を有する ものであっ た。
また、 実施例 8同様に湿式ト ナー と し て の評価を行い、 そ の結果を表 3に示す。
比較例 1 0
実施例 1 9における ポ リ 一 1 2—ヒ ドロ キ シ ス テア リ ン酸 メ チルエス テル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ステア リ ン酸メ チ ル エ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 1 0量 体以上、 重量平均分子量 4 2 0 0、 分子量分布幅 ( =数平均 分子量 Z重量平均分子量) 1. 6 3、 色相 (ガー ドナー , へ リ ゲ一) 5〜 6、 淡灰褐色の固体) を使用 した以外は、 同様 に して湿式 ト ナーを作製した。
実施例 8同様に樹脂粒子の粒度分析を し た と こ ろ、 0. 3 6〜 6 0 ^ mの粒度幅、 平均粒径が 1 5. 9 mと粒度幅が 広いも のであ り、 初期電流値 1 1 7 n A、 6 0秒後電流値 8 6 n Aと電気泳動力は小さ く、 さ ら に静電記録紙に コ ロナ帯 電後形成されたべた画像はかさっ きが激し く、 清浄なベた画 像が得られず、 電極板上での流れ、 定着が悪い と い う問題を 有する ものであ っ た。
また、 実施例 8 と同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その結果を同じ く 表 3に示す。
比較例 1 1
ポ リ 一 1 2ー ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ル エ ス テ ル ( 3 量体) を使用しなかっ た点以外は、 実施例 1 9 と同様に して 湿式 ト ナーを作製した。
実施例 8 と同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 0. 3 6〜 6 0 ^ mの粒度幅、 平均粒径が 1 5. 7 ^ mと粒度幅
が広いも のであ り、 初期電流値 9 5 η A、 6 0秒後電流値 6 3 n A と電気泳動力は小さ く、 さ らに静電記録紙に コ ロナ帯 電後形成されたべた画像はかさっ きが激し く、 清浄なベた画 像が得られず、 電極板上での流れ、 定着が悪い とい う 問題を 有する ものであ っ た。
又、 実施例 8 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 3 に示す。
比較例 1 2
実施例 1 9 における負電荷調整剤を削除した以外は、 同様 にして湿式 トナーを作製した。 また、 実施例 8 と同様に湿式 ト ナー と しての評偭を行い、 その結果を同じ く表 3 に示す。 比較例 1 3
実施例 8 の ジ ィ ソ ォク チルス ルホ コハ ク酸コバル ト 2 5 6 m STに代えて、 ジイ ソ ォ ク チルス ルホ コノヽ ク酸ナ ト リ ウ ム 3 0 0 m g"を使用 した以外は、 実施例 8 同様に して湿式 ト ナー を調製した。 なお、 ジイ ソ ォクチルスルホ コハ ク酸ナ ト リ ウ ム (和光純薬工業 (株) 製、 商品名 Aeroso l 0T ) のアイ ソ パー G (ェク ソ ン社製) に対する 2 5 ででの溶解度は約 0 . 2 g Z溶媒 m l であ る。
又、 実施例 8 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その 結果を同じ く表 3 に示す。
比較例 1 4
実施例 8 のジィ ソ ォク チルスルホ コ ノヽク酸コノ ル ト 2 5 6 m g に代えて、 ジィ ソ ォクチルスルホ コハ ク酸カルシ ウム 2 5 6 m gを使用 した以外は、 実施例 8同様に して湿式 ト ナー
を調製 した。 なお、 ジ イ ソ ォ ク チルス ルホ コハ ク酸 カル シ ゥ ム (和光純薬工業 (株) 製) のァ イ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) に対する 2 5ででの溶解度は 0. 2 sr Z溶媒 m l である。
また、 実施例 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 3に示す。
表 2
1 ' mm. (雄 と 60微の離値を n Aて す c 2> 単位は/ iCZsr
3> πι2/ν·秒
表 3
B職値(左側) と 60職の職値を n Aて す , 2) 単位は〃 CZg
m2ZV*秒
実施例 2 8
2 0 O m l 丸底フ ラ ス コ中に E V A (エ チ レ ン一酢酸ビニ ル共重合体、 三井 · デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 、 エバ フ レ ッ ク ス 2 5 0、 酢酸ビニ ル成分が 2 8重量%、 M I = 1 5 0 ) 2. 5 gr、 レ シ チ ン (商品名 Lecit ine Fro置 Soy Beans 純 正化学 (株) 製) 5 0 0 m 8:、 及びアイ ソ バー G (ェク ソ ン 社製) 1 0 0 m l を混合し、 油浴中において 1 2 0 ·< で 1 時 間加熱撹拌した。
一方、 別の容器に シ ア ン顔料と して Mo n astral blue FBR ( I C I 社製、 金属フ タ ロ シ アユ ン顔料) 2. 5 8Γ とポ リ一 1 2 — ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン 酸 メ チ ル エ ス テ ル 〔伊藤製油 (株) 製、 3量体、 酸価 4 0'. 8〜4 2. 8、 ゲ ン化価 1 9 6. 9 - 1 9 7. 7、 重量平均分子量 1 2 0 0、 色相 (ガー ドナー · ヘ リ ゲー) 6 ~ 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス 〕 2 0 m sr とをァイ ソパー G (ェク ソ ン社製) 1 0 0 m l 中に分散させ こ の顔料分散液を、 先に調製した樹脂溶液中に一度に投入 し、 さ らに 1 2 0 'Cで 1 時間撹拌混合した。 次に、 こ の混合 液を室温放置し、 約 7 0 まで温度を下げた後、 5 のアイ ソ パー G (ェク ソ ン社製) 1 0 0 m 1 中に投入し、 超音波ホ モ ジナ イ ザー (日本精機製作所 (株) 製、 US-300T) を使用 し ながら分散混合し、 湿式 ト ナーを得た。
マイ ク ロ ト ラ ッ ク ーマー ク E S R A型 (日機装 (株) 製) によ り樹脂粒子の粒度分析をした と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 4 4 - 2. 5 4 mの粒度幅で、 平均粒径 D 5。が 0. 9 8
mの、 シ ャ ー プで単一 ピー ク の分布スぺ ク ト ルを有 していた。 こ の湿式 ト ナーをァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整し、 現像工程に使用 した。
現像工程は、 静電記録紙 (D S c a nセ イ コ ー電子 (株) 製静電プロ ッ ター、 E P— 4 0 1 0用の用紙) 上に、 表面電 荷 1 5 0 V〜 2 0 Vまでの種々の静電パター ンを形成させた 後、 上記で調製した湿式 ト ナーを使用 し、 ローラ現像機によ り現像印刷した。 現像機速度は 2. 6 m/分および 1 0. 0 mZ分で行っ た。 画像流れの評価は現像して得られた画像を 目視にて行っ た。
また、 ト ナー特性と して、 その電気泳動性を評価するため に、 実施例 1 と同様の高圧電源および測定装置を使用 し、 電 極間隔 l c m、 電極面積 5. 0 c m X 4. 5 c mの真餘製電 極間に湿式 ト ナーを満た し、 両電極間に 1 0 0 0 Vの電圧を 印加し、 初期電流値測定、 6 0秒後電流値測定をおこ な う と 共に、 電極に付着した ト ナー重量当た り の電気量 ( Q /m、 単位 ^ C Z gr ) を測定した。 初期電流値と 6 0秒後電流値と の差及び Q Zm値の大き い程、 ト ナーの電気泳動性が優れる ものである。
それぞれの評価結果について、 表 4に示す。
実施例 2 9
実施例 2 8に おける ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 エ ス テル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チルエス テル (伊藤製油 (株) 製、 4量体、 酸価 3 5. 9〜 3 7. 0、 重量平均分子量 1 5 6 0、 色相 (ガー
ドナー · へ リ ゲ一) 6〜 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス : Ϊ を同様に 使用した以外は同様にして湿式 ト ナーを調製した。
実施例 27同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 0. 3 5〜 2. 42 mの粒度幅、 平均粒径が 0. 9 4 mの、 シ ャープな単一ビークの分布スぺク ト ルを有していた。
又、 実施例 2 8同様に湿式 ト ナーと し て の評偭を行い、 そ の結杲を同じ く表 4に示す。
実施例 3 0
実施例 2 8に おけ る ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 エステル ( 3量体) に代えて、 ポ リ一 1 2—ヒ ドロ キシステ ア リ ン酸メ チルエ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 6量体、 酸偭 2 3. 2〜2 5. 7、 重量平均分子量 1 8 9 0、 色相 (ガー ドナー · ヘ リ ゲー) 5〜 6、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) を使用し た以外は同様に して湿式 ト ナーを調製した。
実施例 2 8 と同様に樹脂粒子の粒度分析をした と こ ろ、 0 . 1— 2. 6 0 mの粒度幅、 平均粒径が 1. 0 1 ^ mの、 シ ャープで単一ピークの分布スぺク ト ルを有していた。
又、 実施例 2 8同様に湿式 ト ナーと しての評偭を行い、 そ の結果を同じ く 表 4に示す。
実施例 3 1
2 0 0 m l 丸底フ ラ ス コ中に E VA (エ チ レ ン一酢酸ビ- ル共重合体、 三井 · デュ ポ ンポ リ ケ ミ カル (株) 、 エバフ レ ツ ク ス 2 5 0、 酢酸ビニル成分が 2 8重量%、 M I = 1 5 0 ) 2. 5 sr、 レ シ チ ン (商品名 Lecitine Froa Soy Beans 純 正化学 (株) 製) 3 5 0 m g"、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 5 0 m l
を混合し、 7 0 ~ 8 0 の湯浴中において 1 時間加熱攪拌し、 樹脂を溶解させ、 樹脂溶液を調製した。
—方、 別の容器に着色剤と して Monastral blue FBR ( I C I社製、 金属フ タ ロ シアニン顔料) 2. 5 8:、 ボ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テア リ ン酸メ チ ル エ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 3量体、 酸価 4 0. 8 - 4 2. 8、 ケ ン化価 1 9 6. 9〜 1 9 7. 7、 重量平均分子量 1 2 0 0、 色相 (ガー ドナー · へ リ ゲ一 ) 6〜 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) 9 0 m g:、 テ ト ラ ヒ ドロ フ ラ ン 5 0 m l とを、 超音波ホ モ ジナイ ザー (日本精機 製作所 (株) 製、 US-300T) を使用 し、 1 0分間分散させ、 顔 料分散液を調製した。
こ の顔料分散液を先に調整した樹脂溶液に投入し、 超音波 ホ モジナイ ザーを使用 し、 7 0 ·( の湯浴中において 1 時間還 流した後、 予め氷冷しておいたァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) 3 0 0 m l 中に投入し、 超音波ホ モジナイ ザーで 2分間分散 し 7 ο
さ ら にこの分散液から エバポ レーターに よ り テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ンを蒸発、 分離し、 固形分濃度 1 % と なる よ う にァイ ソ バー G (ェ ク ソ ン社製) を添加した。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 実施例 2 8同様に粒度分 折した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 1 8〜 1. 3 4 /z mの粒度 幅、 平均粒径が 0. 3 6 / mの、 シ ャープで単一ピー ク の分 布スぺ ク ト ルを有していた。
また、 樹脂粒子にはポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルが 付着してい る こ と を赤外吸収ス ぺ ク ト ル測定によっ て確認し
た。 3 8 0 0〜 3 2 0 0 c m-1の O H基伸縮振動領域の定量 及びカ ルボ ン酸エ ス テルに おけ る カ ルポニル基の 1 7 6 ひ〜
1 7 7 0 c m-1のピーク位置変化によ り確認した。
また、 実施例 2 8同様に湿式 ト ナーと し ての評偭を行い、 その結果を同じ く表 4に示す。
実施例 3 2
実施例 3 1 における レ シ チ ン の添加量を 7 5 0 m gと した 以外は、 実施例 3 1 と同様に して湿式 ト ナーを調製し、 実施 例 3 1 と同様に トナー特性を評価した結果を表 4に示す。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 実施例 2 8同様に粒度分 析した と ころ、 樹脂粒子は、 0. 1 8— 1. 3 8 〃 mの粒度 幅、 平均粒径が 0. 3 9 ^ mの、 シ ャ ー プで単一ビー ク の分 布スぺク ト ルを有していた。
実施例 3 3
実施例 3 1 における レ シ チ ン の添加量を 1. 5 8Γ と した以 外は、 実施例 3 1 と同様にして湿式 ト ナーを調製し、 実施例 3 1 と同様に トナー特性を評価した結果を表 4に示す。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 実施例 2 8同様に粒度分 析したと こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 1 9〜 1. 3 6 z mの粒度 幅、 平均粒径が 0. 40 mの、 シ ャープで単一ピー ク の分 布スぺク トルを有していた。
実施例 3 4
実施例 3 1 における レ シ チ ン の添加量を 7 5 0 m gと し、 また、 着色剤である Mon astral blue FBRに代えてセィ カ フ ァ ース ト イ エ ロ ー 2 40 0 B (大日精化工業 (株) 製) を使用
した以外は、 実施例 3 1 と同様に して湿式 ト ナーを調製し、 実施例 3 1 と同様に ト ナー特性を評価した結果を表 4に示す。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 実施例 2 8同様に粒度分 折した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 1 7〜 : I . 1 3 〃 mの粒度 幅、 平均粒痉が 0. 3 6 ^ mの、 シ ャープで単一ビー ク の分 布スぺ ク ト ルを有していた。
実施例 3 5
実施例 3 1 における レ シ チ ン の添加量を 1. O gr と し、 ま た、 着色剤を Monastral blue FBRに代えて 7 0 プ リ リ ア ン ト カー ミ ン 6 B # F (大日精化工業 (株) 製) を使用 した以外 は、 実施例 3 1 と同様に して湿式 ト ナーを調製し、 実施例 3 1 と同様に ト ナー特性を評価した結果を表 4に示す。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 実施例 2 8同様に粒度分 折した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 3 0〜 2. 5 1 mの粒度 幅、 平均粒径が 0. 9 6 の、 シ ャープで単一ピー ク の分 布スぺ ク ト ルを有していた。
実施例 3 6
実施例 3 1 における レ シ チ ン の添加量を 7 5 O m gr と し、 また、 着色剤を Monastral blue FBRに代えて MITSUBISI 力 一ボン ブラ ッ ク MA - 1 0 0 (三菱化成 (株) 製) を使用 し た以外は、 実施例 3 1 と 同様に して湿式 ト ナーを調製し、 実 施例 3 1 と同様に ト ナー特性を評価した結果を表 4に示す。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 実施例 2 8同様に粒度分 折した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 2 0〜 : I . 3 7 mの粒度 幅、 平均粒径が 0. 4 9 mの、 シ ャ ー プで単一ピー ク の分
布ス ぺ ク ト ルを有してい た。
実施例 3 7
実施例 3 1 における レ シ チ ンの添加量を 7 5 0 m gと し、 また、 着色剤を Monastral blue FBRに代えてス ミ カ フ タ ロ シ ァニ ン ブルー G N O— P P (住友化学 (株) 製) を使用した 以外は、 実施例 3 1 と同様に して湿式 ト ナーを調製し、 実施 例 3 1 と同様に トナー特性を評価した結果を表 4に示す。
溶媒置換後の樹脂粒子について、 実施例 2 8同様に粒度分 析したと こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 3 1〜 1. 5 5 ^ mの粒度 幅、 苹均粒径が 0. 7 5 〃 mの、 シ ャープで単一ピークの分 布スぺク ト ルを有していた。
比較例 1 5
実施例 2 8における樹脂を、 エ チ レ ン一酢酸ビニル共重合 体 (E VAフ レ ッ ク ス 2 6 0、 三井 · デュ ポ ン ポ リ ケ ミ カル (株) 製) に変え、 またレ シ チ ン に代えて ジイ ソ ス ルホ コハ ク酸コバル ト 2 5 6 m gを使用 した以外は実施例 2 8 と同様 にして湿式 ト ナーを作製した。 実施例 2 8 と同様に トナー特 性を評価した結果を表 4に示す。
比較例 1 6
実施例 3 1 における樹脂を、 エ チ レ ン一ビュルア セテー ト 共重合体 ( E V Aフ レ ッ ク ス 2 6 0、 三井デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カル社製) に代え、 また レ シ チ ン に代えてジイ ソ スルホ コハ ク酸コバル ト 2 5 6 m gを使用 した以外は実施例 2 8同様に して湿式 トナーを作製した。 実施例 2 8 と同様に ト ナー特性 を評価した結果を表 4に示す。
比較例 1 7
実施例 3 1 における レ シ チ ン に代えてジ ィ ソ ス ル ホ コ ノヽ ク 酸コ バル ト 2 5 6 m gを使用 した以外は実施例 3 1 同様に し て湿式 ト ナーを作製した。 実施例 3 1 と同様に ト ナー特性を 評価した結果を表 4に示す。
比較例 1 8
実施例 3 1 における レ シ チ ン に代えてナ フ テ ン酸マ グネ シ ゥ ム (日本化学産業 (株) 製) 8 0 0 m gを使用 した以外は 実施例 3 1 同様に して湿式 ト ナーを作製した。 実施例 3 1 と 同様に ト ナー特性を評価した結果を表 4に示す。
比較例 1 9
実施例 3 1 における レ シ チ ン に代えてナ フテ ン酸マグネ シ ゥ ム (日本化学産業 (株) 製) 6. を使用 した以外は実 施例 3 0同様に して湿式 ト ナーを作製した。 実施例 3 1 と同 様に ト ナー特性を評価した結果を表 4に示す。
なお、 表 4において、 ◎は優れる、 Oは良好、 Δはやゃ不 良、 Xは不良を意味する。
表 4 初期電流値 60秒後の電流値 Q/m 画像流れ (nA) (n A)
実施例 28 1250 460 130 O 実施例 29 1345 10 162 〇 実施例 30 1290 154 154 o 実施例 31 1364 460 757 ◎ 実施例 32 4402 1405 2500 ◎ 実施例 33 9600 2670 4683 ◎ 実施例 34 3240 265 509 ◎ 実施例 35 4026 2225 1790 ◎ 実施例 36 5358 1400 2350 ◎ 実施例 37 4458 550 740 ◎ 比較例 15 150 95 70 厶 比較例 16 1661 715 201 Δ 比較例 17 4258 4129 測定不能 X 比較例 18 3559 2425 1 1 〇 比较例 19 5642 51 15 測定不能 X
実施例 3 8
5 0 0 m 1 用ス テ ン レ ス製恒温循環分散ポ ッ ト ( GETZMAN N 社製) に、 E VA ( エ チ レ ン一酢酸ビニ ル共重合体、 三井 • デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 、 エバフ レ ッ ク ス 2 5 0、 酢 酸ビニ ル成分が 2 8重量%、 M I = 1 5 0 ) 2. 5 sr、 テ ト ラ ー 2 ー ェ チ ル ス ル ホ コ ノヽ ク酸コ バル ト 2 5 6 m 8:、 及びァ イ ソバー G (ェ ク ソ ン社製) 1 0 0 m l を入れ、 熱湯を循環 し 9 0でで 1 時間加熱撹拌した。
次いで、 この分散液に、 シ ア ン顔料であ る Monastral blue FBR ( I C I 社製、 金属フ タ ロ シ アニ ン顔料) 2. 5 gと ポ リ ー 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン 酸 メ チ ル エ ス テ ル (伊藤製 油 (株) 製、 3量体、 酸価 4 0. 8〜 42. 8、 ケ ン化価 1 9 6. 9〜 1 9 7. 7、 重量平均分子量 1 2 0 0、 色相 (ガ 一 ドナー · ヘ リ ゲー) 6 ~ 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) 9 0 m 8:及びア イ ソ バー G ( ェ ク ソ ン社製) 1 0 0 m 1 を更に添加 し、 分散機と してハ イ ス ピー ドデ イ スパーザー ( VMA-GETZM AN 社製 DISPERMAT CV 型) 、 粉砕媒体と して工業用ガラ ス ビーズ (ァ シザヮ (株) 製、 ソーダフ リ ー ビーズ、 直径 0. 2 m m - 0. 8 mm混合品) を使用 し、 熱湯を循環し 9 0 eC で 6時間、 3 5 0 0回転 分、 ト ル ク周速 2 0〜 2 5 m /分 で粉砕媒体を用いて分散処理した。
こ の分散液を室温放置下で 6 0 eCまで冷却した後、 冷アイ ソ パー G ( ェ ク ソ ン社製) 1 5 0 m 1 を添加し、 ペ イ ン ト シ ー カー ( レ ツ ドデ ビル 5 4 0 0型 (東京電工 (株) 製) を 使用 して高速振と う撹拌しながら分散混合 し、 湿式 ト ナーを
f f O
マイ ク ロ ト ラ ッ ク一マーク H S RA型 (日機装 (株) 製) によ り樹脂粒子の粒度分析をした と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 2 4〜 : L. の粒度幅で、 平均粒径 D soが 0. 7 8 m の、 シ ャープで単一ピークの分布スぺク ト ルを有していた。
こ の湿式 ト ナーをァイ ソパー G (ェク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整し、 以下の現像工程に使用 した。
現像特性等の評価は実施例 8 と同様の方法によっ て行っ た。 得られた結果を表 5に示す。 また、 移動度は 2. 4 X 1 0 -1 0 c m2 /秒 · Vであっ た。
また、 印刷適性について、 その画質 (かさつきがあるかな いか) 、 流れ (にじみがあ るかないか) 、 かぶり の程度につ いて目視での評偭をおこ なっ た。
それぞれの評価結果についても表 5に示す。 表における評 偭項目で 「画質」 における◎は優れる、 〇はかさっきがな く、 Xはかさっきあ り を示し、 「流れ」 における Oはに じみがな く、 Xはにじみがある こ とを示す。
実施例 3 9
実施例 3 8における ポ リ一 1 2—ヒ ドロ キ システア リ ン酸 エステル ( 3量体) に代えて、 ポ リ一 1 2—ヒ ドロ キシステ ア リ ン酸メ チル エ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 4量体、 酸価 3 5. 9〜3 7. 0、 重量平均分子量 1 5 6 0、 色相 (ガー ドナー · ヘ リ ゲー) 6 ~ 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) を同様に 使用 した以外は実施例 3 8 と同様に して湿式 ト ナーを.調製し
実施例 3 8同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 0. 3〜 1. 7 〃 mの粒度幅、 平均粒径が 0. 8 9 ^ mの分布ス ぺ ク ト ルを有していた。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナーと しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
実施例 4 0
実施例 3 8における ポ リ一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 エ ス テ ル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チルエス テル (伊藤製油 (株) 製、 6量体、 酸価 2 3. 2〜2 5. 7、 重量平均分子量 1 8 9 0、 色相 (ガー ドナー · へ リ ゲ一) 5〜 6、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) を使用 し た以外は実施例 3 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。
実施例 3 8同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 0. 1 7〜 2. 6 ^ mの粒度幅、 乎均粒径が 0. 9 4 z mの分布 ス ペ ク ト ルを有 していた。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
実施例 4 1
実施例 3 8の シ ア ン顔料に代えて、 マゼ ン タ顔料プ リ リ ア ン ト · カー ミ ン 6 B # F (大日精化 (株) ) の C. I.Pigaent 57:〖の表面ロ ジ ン エ ス テ ル部分処理品を同量使用 した以外は、 実施例 3 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。
実施例 1 同様に樹脂粒子の粒度分析を し た と こ ろ、 0. 1 7〜 0. 4 2 > mの粒度幅、 平均粒径が 0. 2 4 mの分布 ス ぺ ク ト ルを有 していた。
又、 実施例 3 8同様に湿式 トナーと しての評価を行い、 そ の結果を同じ く表 5に示す。
また、 実施例 3 8のシ ア ン顔料に代えて、 イ ェロー顔料パ 一マ ネ ン ト イ エロー F G L (大日精化 (株) 製、 C. I. Pig画 en t Yellow 97) を同量使用 した以外は、 実施例 3 8同様に し て湿式 トナーを調製した。 実施例 3 8同様に樹脂粒子の粒度 分析を したと こ ろ、 0. 3 2〜 : L . 5 mの粒度幅、 平均粒 径が 0. 9 l mの分布スペク ト ルを有していた。 現像特性 は負帯電性であ つた。
実施例 42
実施例 3 8の樹脂に代えて、 E VA (エチ レン一酢酸ビ - ル共重合体、 三井 · デュ ポ ン ポ リ ケ ミ カル (株) 、 エバフ レ ッ ク ス 46 0、 酢酸ビニル成分が 1 9重量%、 M I = 4 6 2 • 5 ) を 2. 5 g使用した以外は、 実施例 3 8同様に して湿 式 トナーを調製した。 現像特性は正帯電性であっ た。
実施例 1同様に樹脂粒子の粒度分析をしたと こ ろ、 0. 4 8〜2. の粒度幅、 平均粒径が 1. 3 7 mの分布ス ぺク ト ルを有していた。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナーと しての評価を行い、 そ の結果を同じ く表 5に示す。
実施例 4 3
実施例 3 8のテ ト ラ ー 2—ェチルス ルホ コハ ク酸コノ ル ト 2 5 6 m gに代えて、 ジ ィ ソ ォク チルス ルホ コハ ク酸エ ッ ケ ル 2 5 6 m grを使用 した以外は、 実施例 3 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。 現像特性は正帯電性であっ た。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
実施例 4 4
実施例 3 8のテ ト ラ ー 2—ェ チルス ルホ コハ ク酸コバル ト 2 5 6 m gに代えて、 ジ イ ソ ォ ク チルス ルホ コハ ク酸イ ツ ト リ ウム 2 5 6 m grを使用 した以外は、 実施例 3 8同様に して 湿式 ト ナーを調製した。 現像特性は双極性であっ た。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナーと しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
比較例 2 0
実施例 3 8に おける ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チルエス テル ( 3量体) に代えて、 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 (関東化学 (株) 製) を使用 した以外は、 実施例 S 8同様に して湿式 ト ナーを作製した。 現像特性は正帯電性で あっ た。
実施例 3 8同様に樹脂粒子の粒度分析を したと こ ろ、 1. 6〜 2 5 z mの粒度幅、 平均粒径が 1 3. 8 mであ っ たが、 初期電流値 1 2 7 η A、 6 0秒後電流値 9 8 n Aと な り、 移 動度は 2. 5 X 1 0 -11 c m2 Z秒 · νと小さ く、 さ らに静 電記録紙に コ ロ ナ帯電後形成されたべた画像はかさっきが激 し く、 清浄なベた画像が得られず、 電極板上での流れ、 定着 が悪い と い う 問題を有す る も のであ っ た。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
比較例 2 1
実施例 3 8における ボ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テア リ ン酸 メ チルエステル ( 3量体) に代えて、 ポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ システ ア リ ン酸メ チルエス テル (伊藤製油 (株) 製、 1 0量 体以上、 重量平均分子量 42 0 0、 分子量分布幅 ( =数平均 分子量 Z重量平均分子量) 1. 6 3、 色相 (ガー ドナー · へ リ ゲ一) 5〜 6、 淡灰褐色の固体) を使用 した以外は、 実施 例 3 8同様に して湿式 ト ナーを作製した。
実施例 3 8同様に樹脂粒子の粒度分析をしたと こ ろ、 1. 5〜3 5 w mの粒度幅、 平均粒径が 1 7. 2 mであっ たが、 初期電流値 1 3 8 η A、 6 0秒後電流値 1 1 3 n Aと電気泳 動力は小さ く、 さ らに静電記録紙にコロナ帯電後形成された ベた画像はかさっきが激し く、 清浄なベた画像が得られず、 電極板上での流れ、 定着が悪い とい う 問題を有する も のであ
Oた o
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナーと しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
比較例 2 2
実施例 3 8の ジィ ソ ォク チルス ルホ コ ノヽ ク酸コバル ト 2 5 6 m grに代えて、 ジィ ソ ォク チルス ルホ コ ノヽ ク酸ナ ト リ ゥ ム 3 0 0 m grを使用 した以外は、 実施例 3 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。 ジィ ソ ォク チルスルホ コ ノヽ ク酸ナ ト リ ゥ ム (和光純薬工業 (株) 製、 商品名 Aerosol 0T ) のアイ ソパ 一 G (ェク ソ ン社製) に対する 2 5 'Cでの溶解度は約 0. 2 grZ溶媒 m 1 であ る。
又、 実施例 3 8同様に湿式 トナーと しての評偭を行い、 そ
の結果を同じ く 表 5に示す。
比較例 2 3
実施例 3 8の ジ ィ ソ ォ ク チルス ルホ コハ ク酸コ ノ ル ト 2 5 6 m 8Γ に代えて、 ジ ィ ソ ォ ク チルス ルホ コ ハ ク酸カルシ ウ ム 2 5 6 m srを使用 した以外は、 実施例 3 8同様に して湿式 ト ナーを調製した。 ジィ ソ ォ ク チルス ルホ コ ノヽ ク酸カル シ ウ ム (和光純薬工業 (株) 製) のァイ ソパー G (ェク ソ ン社製) に対する 2 5 X;での溶解度は 0. 2 8: /溶媒 m l である。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
比較例 2 4
ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シス テ ア リ ン酸メ チルエス テル ( 3 量体) を使用 しなかっ た点を除いて実施例 3 8 と同様に して 湿式 ト ナーを作製した。
実施例 3 8同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 2. 5〜 6 4 mの粒度幅、 平均粒径が 2 8 / mであっ たが、 初 期電流値 9 6 n A、 6 0秒後電流値 2 7 n Aと電気泳動力は 小さ く、 さ ら に静電記録紙に コ ロ ナ帯電後形成されたべた画 像はかさっ きが激し く、 清浄なベた画像が得られず、 電極板 上での流れ、 定着が悪い と い う 問題を有す る も のであ っ た。
又、 実施例 3 8同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 そ の結果を同じ く 表 5に示す。
比較例 2 5
実施例 3 8に おけ る ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チルエ ス テル ( 3量体) に代えて、 親水基がポ リ エチ レ ン
オキサイ ド、 疎水基が高級アル コ ールであ る非イ オ ン性界面 活性剤であるェマルゲ ン 3 0 0 (花王 (株) 製) を 7 0 m s 使用した以外は、 実施例 3 8 と同様に して湿式 ト ナーを作製 した
実施例 3 8同様に樹脂粒子の粒度分析を した と こ ろ、 1. 3 2 2 mの粒度幅、 平均粒径が 1 1. であっ たが、 画像のかさつきおよび 1 0. O m /分以上の高速べた印字現 像テス トでは白抜けが生じ る ものであった。
又、 実施例 3 8 と同様に湿式 ト ナー と しての評価を行い、 その結果を同じ く表 5に示す。
比較例 2 6
負電荷調整剤を使用しなかっ た点以外は、 実施例 3 8 と同 様にして湿式 ト ナーを作製した。
又、 実施例 3 8 と同様に湿式 ト ナーと しての評偭を行い、 その結果を同じ く表 5に示す。
表 5
} 初期電流値(左側) と 6 0秒後の電流値( n A )
実施例 45
2 0 O m l丸底フ ラ ス コ 中 に E VA (エ チ レ ン ー ビニルァ セテー ト共重合体、 三井デ ュ ポ ンポ リ ケ ミ カ ル (株) 製エバ フ レ ッ ク ス 2 5 0 ) 3 sr、 電荷調整剤と し てテ ト ラ ー 2—ェ チルス ルホ コ ハ ク酸 コ バル ト 2 0 0 m gr、 溶媒 と し て アイ ソ バー G (ェク ソ ン社製) 1 0 0 m l を混合し、 7 0 で 1時 間加熱攪拌し、 樹脂を溶解させ、 樹脂溶液を調製した。
一方、 別の容器に、 カ ーボ ン ブ ラ ッ ク顔料 # 5 0 (三菱化 成 (株) 製 粒径 2 8 ^ m、 比表面積 1 0 3 m2 / sr、 D B P吸油量 6 5 m l Z 1 0 0 gr、 表面 p H 6. 0 ) を 2 ST と ポ リ ー 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チルエス テ ル (伊漦製 油 (株) 製、 3量体、 酸偭 40. 8〜42. 8、 ケ ン化価 1 9 6. 9〜 1 9 7. 7、 重量平均分子量 1 2 0 0、 色相 (ガ 一 ドナー · へ リ ゲ一) 6 ~ 7、 淡灰褐色の ワ ッ ク ス ) 9 5 m 8Γ と を超音波ホ モ ジ ナイ ザー を使用し、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 6 0 m l 中に混合分散させた。 分散混合した液を樹脂溶液の フ ラス コ中に一度に投入し さらに 7 O 'Cで 1時間撹拌混合し 塗料液と した。 得られた着色剤分散樹脂溶液を室温放置下で 6 0 'Cまで温度を下げた後、 5てに冷却 し たァイ ソ パー G (ェク ソ ン社製) 1 0 0 m l 中に投入し、 超音波ホモジナイ ザ一を使用 し、 榭脂粒子を析出させた。
造粒後、 バ ッ ト に液を広げて表面に加熱空気を吹き付けて 溶媒と して使用 したテ ト ラ ヒ ドロ フ ラ ンを蒸発して除去した。
マ イ ク ロ ト ラ ッ ク一 E S RA型 (日機装 (株) 製) によ り 樹脂粒子の粒度分析をしたと こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 1 7〜
5. 2 7 z mの粒度幅で、 平均粒径 D5。が 1. 1 2 mの シ ヤ ープで単一ピー ク の ス ぺ ク ト ル分布を有していた。 第 4図 に粒径を横軸に対数で表し、 縦軸には頻度を表した ヒ ス ト グ ラ ム および累積粒度分布を折れ線で表す。
ま た、 樹脂粒子にはポ リ ヒ ド キ シ カ ル ボ ン酸エ ス テ ルが 付着している こ とを赤外吸収ス ペ ク ト ル測定、 即ち 3 8 0 0 〜 32 0 0 c m— 1の O H基伸縮振動領域の定量及びカ ル ボ ン 酸エ ス テ ル に お け る カ ル ボ -ル基の 1 7 6 0〜 1 7 7 ひ c m 一 1のピーク位置変化によ り確認した。
こ の湿式 ト ナーをァイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し、 印刷濃度 1 %に調整して現像液と して以下の現像工程に使用 し た。
現像工程は、 静電記録紙 (D S c a nセ イ コ ー電子 (株) 製、 静電プロ ッ ター、 E P— 40 1 0用) 上に、 表面電荷 1 5 0 V~ 5 0 Vまでの種々の静電パター ンを形成させた後、 上記で調製した湿式 ト ナーを使用 し、 ロー ラ現像機によ り現 像印刷した。 現像機速度は 2. 6 mZ分および 1 0 m/分で 行っ た。
また、 ト ナー特性と して、 実施例 1 に使用 した高圧電源と 測定装置を使用 し、 1 c mの間隔でセ ル内に固定した縦 40 mm、 横 3 5 mmの 2枚の銅板を電極と し、 電極間に現像液 を充たす と と も に、 こ の電極間に 1 0 0 0 Vの直流を印加し た。 初期電流値および電気泳動評価を行っ た。 印刷物の O D 値は、 マ ク ベ ス R D 9 1 4 ( マ ク ベ ス (株) 製) を使用 し、 光学的反射濃度 ( O D値) を測定した。
現像特性は、 負極性を示し、 0 D値 1. 1、 初期電流値 1 0 2 1 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 6 8 5 η A、 電極に付 着した ト ナー重量当た り の電荷量値 ( Q / m、 単位 C / s ) は 4 0 0であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および Q /m値が大き く ト ナーの電気泳動性が優れる ものである。 更に、 印刷適性につい ては、 画像流れやつぶれも な く良好 な印字物が得られ、 ベた面も均一な印字物が得られた。
実施例 4 6
2 0 0 m l 丸底フ ラ ス コ中に E V A (エ チ レ ン一齚酸ビ二 ル共重合体、 三井 · デュ ポ ンポ リ ケ ミ カル (株) 製エバフ レ ッ ク ス 4 5 0 ) 3 gr、 電荷調整剤と してテ ト ラ ー 2—ェ チル ス ル ホ コ ノヽ ク酸 コ バル ト 2 0 0 m g、 溶媒と してア イ ソ パー G (ェク ソ ン社製) 1 0 0 m 1 を混合し、 7 0 'Cで 1 時間加 熱攪拌し、 樹脂を溶解させて樹脂溶液を調製した。
一方、 別の容器に、 カー ボン ブ ラ ッ ク顔料 M A 1 0 0 (三 菱化成 (株) 製 粒子径 2 2 n m、 B E T法比表面積を 1 3 4 m2 Z s、 D B P吸油量 1 0 0 m l Z 1 0 0 gr、 P H 3. 5 ) を 2 g " とポ リ 一 1 2—ヒ ドロ キシステア リ ン酸メ チルェ ス テル メ チル (伊藤製油 (株) 製、 3量体、 酸偭 4 0. 8 ~ 4 2. 8、 ケン化偭 1 9 6. 9〜 : 1 9 7. 7、 重量平均分子 量 1 2 0 0、 色相 (ガー ドナー · へ リ ゲ一) 6 ~ 7、 淡灰褐 色のヮ ッ クス) 9 5 m sr とを超音波ホ モジナイ ザーを使用 し、 テ ト ラ ヒ ドロ フ ラ ン 6 0 m l 中に混合分散させた。
次いで、 実施例 4 5 と同様に して樹脂粒子を析出 させた。 析出 した樹脂粒子について、 粒度分析を したと ころ、 樹脂粒
子は、 0. 1 7〜 3. 7 3 mの粒度幅で、 平均粒径 D 50が 1. 3 4〃 mの、 シ ャ ー プで単一 ピー ク の ス ペ ク ト ル分布を 有していた。 第 5図に粒径を横軸に対数で表し、 縦軸には頻 度を表した ヒ ス ト グラ ムおよび累積粒度分布を折れ線で表す。
又、 実施例 1 同様に湿式 ト ナー と しての評価を行っ た。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 1. 3、 初期電流値 1 0 63 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 9 0 5 n A、 電極に付 着した ト ナー重量当た り の電荷量値 ( QZm、 単位 ^ C g ) は 3 0 0であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および Q /m値が大き く ト ナーの電気泳動性が優れる ものである。 更に、 印刷適性については、 画像流れやつぶれも な く良好 な印字物が得られ、 ベた面も均一な印字物が得られた。
実施例 47
2 0 0 m l 丸底フ ラ ス コ中に E VA ( エ チ レ ン一酢酸ビュ ル共重合体、 三井 · デュ ポ ンポ リ ケ ミ カル (株) 製エバフ レ ッ ク ス 45 0 ) 3 8Γ> 電荷調整剤と し て テ ト ラ ー 2—ェ チ ル ス ル ホ コ ノヽ ク 酸 コ ノ ル ト 20 0 m g、 溶媒 と し て ア イ ソ ノ、 '一 G (ェ ク ソ ン社製) 1 0 0 m 1 を混合し、 7 0 で 1 時間加 熱攪拌し、 樹脂を溶解させて樹脂溶液を調製した。
—方、 別の容器に、 カ ー ボ ン ブラ ッ ク顔料 2 2 0 0 B (三 菱化成 (株) 製 粒子径 1 8 n m、 B E T法比表面積を 2 1 0 m 2 gr、 D B P吸油量 4 5 m l Z 1 0 0 g、 p H 3. 0 ) を 2 gと ポ リ ー 1 2ー ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ル エ ス テ ル (伊藤製油 (株) 製、 3量体、 酸価 40. 8〜 4 2. 8、 ケ ン 化価 1 9 6. 9〜 1 9 7. 7、 重量平均分子量 1 2 0 0、
色相 (ガー ドナー · へ リ ゲ一) 6〜 7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) 9 5 m g と を超音波ホモ ジナイザーを使用 し、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 6 0 m l 中に混合分散させた。
次いで、 実施例 4 5 と 同様にして樹脂粒子を析出 させた。 析出した樹脂粒子について、 粒度分析を した と ころ、 樹脂粒 子は、 0. 6 6〜 : 1 4. の粒度幅で、 平均粒径 D 50 が 4. 4 0 mのシ ャープで単一ピークのスぺク ト ル分布を 有していたが、 粒度分布がやや大きな方にかたよっ て く る。 第 6図に粒径を横軸に対数で表し、 縦軸には頻度を表したヒ ス ト グラ ムおよび累積粒度分布を折れ線で表す。
又、 実施例 4 5同様に湿式 ト ナーと しての評価を行っ た。 現像特性は、 負極性を示し、 O D値 1. 3、 初期電流値 2 6 5 1 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 1 9 8 3 n A、 電極に 付着した トナー重量当た り の電荷量値 ( Q /m、 単位 C Z S ) は 3 0 0であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差お よび Q /m値が大き く ト ナーの電気泳動性が優れる ものであ る。
更に、 印刷適性については、 画像流れやつぶれも な く良好 な印字物が得られ、 ベた面も均一な印字物が得られた。
実施例 4 8
カー ボ ン ブ ラ ッ ク と して カーボ ン ブ ラ ッ ク顔料 # 9 7 0 (三菱化成 (株) 製 粒子径 1 6 n m、 B E T法比表面積を 2 5 0 m2 、 D B P吸油量 8 0 m l Z 1 0 0 gr、 p H 3. 5 ) を 2 s用いた点を除いて、 実施例 4 5 と同様に して榭脂粒子 を析出 させた。
次いで、 実施例 4 5 と 同様に して樹脂粒子を析出 させた。 析出 した樹脂粒子について、 粒度分析を し た と こ ろ、 樹脂粒 子は 0. 1 7〜 1. 6 9 mの粒度幅で、 平均粒径 D 5。が 0 . 3 6 i mのシ ャープで単一ビーク のス ペ ク ト ル分布を有し ていた。 第 7図に粒径を横軸に対数で表し、 縦軸には頻度を 表した ヒ ス ト グ ラ ム および累積粒度分布を折れ線で表す。
又、 実施例 4 5同様に湿式 ト ナーと しての評価を行っ た。 現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 6 6、 初期電流値 7 2 9 I n Aで 6 0秒通電後の電流値は 1 3 2 8 η A、 電極 に付着した ト ナー重量当た り の電荷量値 ( Q Zm、 単位 ^ C / 8Γ ) は 1 0 0 であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差 および Q /m値が大き く ト ナーの電気泳動性が優れる も ので あ る。
更に、 印刷適性については、 画像流れやつぶれも な く良好 な印字物が得られ、 ベた面も均一であっ た。
実施例 4 9
実施例 4 5の カー ボ ン ブ ラ ッ ク を カー ボ ン ブ ラ ヅ ク顔料 M A 1 0 0 (三菱化成 (株) 製 粒子径 2 2 n m、 B E T法比 表面積を 1 3 4 m2 / 8Γ D B P吸油量 l O O m l / 1 0 0 8Γ、 Ρ Η 3. 5 ) を 2 g使用 した点を除いて実施例 4 5 と 同 様に して樹脂粒子を製造した。
次いで、 析出 した樹脂粒子について、 粒度分析を した と こ ろ、 樹脂粒子は 0. 1 7〜 2. 6 3 z mの粒度幅で、 平均粒 径 D5。が 0. 7 1 // mの シ ャ ー プで単一ビー ク の ス ぺ ク ト ル 分布を有していた。 第 8図に粒径を横軸に対数で表し、 縦軸
には頻度を表したヒ ス ト グラ ムおよび累積粒度分布を折れ線 で表す。
又、 実施例 45同様に湿式 ト ナーと しての評偭を行っ た。 現像特性は、 負極性を示し、 O D値 1. 5、 初期電流値 5 7 8 9 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 248 0 n A、 電極に 付着した ト ナー重量当た り の電荷量値 (QZm、 単位 C Z ff ) は 50 0以上であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との 差および Q/m値が大き く ト ナー の電気泳動性が優れる も の である。
更に、 印刷適性については、 画像流れやつぶれも な く良好 な印字物が得られ、 ベた面も均一な印字物が得られた。
比較例 2 7
ポ リ 一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チル エ ス テ ルを使 用 しなかっ た点を除いて実施例 45と同様に樹脂粒子を製造 し /ι· Ο
次いで、 実施例 45と同様に して樹脂粒子を析出 させた。 析出した樹脂粒子について、 粒度分析を したと こ ろ、 樹脂粒 子は、 0. 1 7〜6 0. 0 u mの粒度幅で、 平均粒径 Ds。が 7. 3 7 111の、 粒度分布が広い樹脂粒子であっ た。 第 9図 に粒径を横軸に対数で表し、 縦軸には頻度を表した ヒ ス ト グ ラ ムおよび累積粒度分布を折れ線で表す。
得られた樹脂粒子から実施例 45と同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 3 1、 初期電流値 3 1 0 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 2 0 8 n A、 電極に付
着した ト ナー重量当た り の電荷量値 ( QZm、 単位 ^ C / g ) は 20であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値と の差および Q Zm値が小さ く、 ト ナーの電気泳動性が劣る ものであ っ た。
更に、 印刷適性については、 画像形成は可能であ つ たが、 画像流れが生じ た。 さ ら に、 ぺた面は不均一な印字物であ つ o
比較例 2 8
実施例 45の電荷調整剤であ る テ ト ラ ー 2—ェチルスルホ コハク酸コバル ト を用いなかっ た点を除いて、 実施例 45 と 同様の条件で樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子から実施例 4 5 と同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 双極性を示し、 負の潜像を正極性で現像した 場合の方が現像特性が良い。 O D値 0. 5 1、 初期電流値 2 1 11 で 6 0秒通電後の電流値は 5 11 、 電極に付着した ト ナー重量当た りの電荷量値 ( Q/m、 単位 / z C Z sr ) は 40 であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および QZm値 が小さ く、 ト ナーの電気泳動性が劣る ものであ っ た。
更に、 印刷適性については、 画像形成は可能であ つ たが、 画像流れ、 つぶれの印字物が生じ た。 さ ら に、 ベた面は不均 —な印字物であ っ た。
比較例 2 9
樹脂のみを結晶化度、 M l 値が高いエ チ レ ンー ビニルァセ テー ト重合体である住友化学工業 (株) 製ス ミ テー ト D B— 1 0を 3 8:使用 した点を除いて実施例 45 と 同様の条件に よ
つて樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子から実施例 45と同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 4 1、 初期電流値 750 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 6 5 0 n A、 電極に付 着した トナー重量当た り の電荷量値 (Q/m、 単位 CZ sr ) は 47であ り、 初期電流値と 60秒後電流値との差および Q /m値が小さ く ト ナーの電気泳動性は劣っ ていた。
更に、 印刷適性については、 画像流れが生じ、 ベた面は不 均一な印字物が得られた。
比較例 3 0
樹脂を部分ゲ ン化工チ レ ン一酢酸ビニル共重合体 (武田薬 品工業 (株) 製、 デュ ミ ラ ン シ リ ーズ C一 2 27 0、 ゲ ン化 度 70 %) 3 8Γに変えた点を除いて実施例 45と同様の条件 で樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 45と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 54、 初期電流値 4 1 O n Aで 6 0秒通電後の電流値は 28 8 η A、 電極に付 着した ト ナー重量当た り の電荷量値 (QZm、 単位 C / gr ) は 1 20であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および QZm値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っ ていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であつ たが、 画像流れが生じた。 さ ら にべた面は不均一な印字物であっ た。 比較例 3 1
実施例 45の カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク を カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク顔料 M A 7 (三菱化成 (株) 製 粒子径 2 4 n m、 B E T法比表面 積を 1 3 7 m2 / g D B P吸油量 6 5 m l / 1 0 0 g、 p H 3. 5 ) を 2 8Γ使用 した点を除いて実施例 1 と同様に して 樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 4 5 と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 5、 初期電流値 1 4 1 0 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 1 3 2 8 n A、 電極に 付着した ト ナー重量当た り の電荷量値 ( Q / m、 単位 // C / 8Γ ) は 1 2 0であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差お よび Q Zm値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であつ たが、 画像流れが生じ た。 さ ら にべた面は不均一な印字物であ っ た。 比較例 3 2
実施例 45の カー ボ ン ブ ラ ッ ク を ス ト ラ ク チ ャ 一 が低い 力 一ボ ン ブ ラ ッ ク顔料 リ ー ガル 3 3 0 (キ ャ ボ ッ ト社 粒子径 2 5 n m、 B E T法比表面積を 9 4 m 2 gr、 D B P吸油量 6 5 m l / 1 0 0 gr、 p H 2. 5 ) を 2 g使用した点を除い て実施例 1 と同様に して樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 4 5 と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 5、 初期電流値 1 Ι Ο η Αで 6 0秒通電後の電流値は 8 8 n A、 電極に付着し た ト ナー重量当た り の電荷量値 ( Q /m、 単位 C Z g ) は
20であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および QZ m値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であつ たが、 画像流れが生じた。 さら にべた面は不均一な印字物であつ た。 比較例 3 3
実施例 45の カー ボ ン ブ ラ ッ ク をス ト ラ ク チ ャ一が低い 力 一ポ ン プ ラ ッ ク顔料モー ガル L ( キ ヤ ポ ッ ト社 粒子径 24 n m、 B E T法比表面積を 1 3 8 m2 Z s、 D B P吸油量 6 0 m 1 / 1 0 0 8ΓΛ Ρ Η 2. 5 ) を 2 gr使用した点を除いて 実施例 1 と同様に して樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 45と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 4、 初期電流値 9 0 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 6 6 η A、 電極に付着した トナー重量当た り の電荷量値 (Q Zm、 単位 C / gr) は 7 0であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値と の差および Q/m 値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であつ たが、 画像流れが生じた。 さ ら にべた面は不均一な印字物であつ た。 比較例 34
実施例 45の カー ボ ン ブ ラ ッ ク を カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク顔料マ イ ク 口 リ ス ブ ラ ッ ク (チバガイ ギ一社ロ ジ ン処理品 粒子径 3 0 n m、 B E T法比表面積を 1 0 5 m2 Z gr、 D B P吸油 量 3 5 m l / 1 0 0 g、 p H 3. 5 ) を 2 g使用 した点を除 いて実施例 1 と同様に して樹脂粒子を製造した。 次いで、 実
施例 4 5 と同様に して樹脂粒子を析出 させた。 析出 した樹脂 粒子について、 粒度分析を した と こ ろ、 樹脂粒子は、 0. 2 4 - 6 0. O ^ mと幅が広い粒度幅で、 平均粒径 D 50が 6. 1 2 ^ mの、 粒度分布が広い樹脂粒子であ っ た。 第 1 0図に 粒径を横軸に対数で表し、 縦軸には頻度を表した ヒ ス ト グラ ムおよび累積粒度分布を折れ線で表す。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 45 と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 0 D値 0. 4、 初期電流値 2 Ι Ο η Αで 6 0秒通電後の電流値は 1 8 0 n A、 電極に付着 した ト ナー重量当た り の電荷量値 ( QZm、 単位 C Z sr ) は 40であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および Q Zm値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っ ていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であつ たが、 画像流れが生じ た。 さ ら にべた面は不均一な印字物であ っ た。 比較例 3 5
実施例 45の カー ボ ン ブラ ッ ク をカー ボ ン ブラ ッ ク顔料 # 2 40 0 B (三菱化成 (株) 製 粒子径 1 5 n m、 B E T法 比表面積を 26 0 m2 / g、 D B P吸油量 4 5 m l Z 1 0 0 g、 P H 2. 0 ) を 2 gr使用 した点を除いて実施例 45と 同 様に して樹脂粒子を製造 した。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナ一から実施例 4 5 と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 0 D値 1. 24、 初期電流値 5 1 0 η Αで 6 0秒通電後の電流値は 3 2 5 n A、 電極に付
着した ト ナー重量当た り の電荷量値 (QZm、 単位 / z CZ gr ) は 1 2 0であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および QZm値が小さ く トナーの電気泳動性も劣っ ていた。
更に、 印刷適性につい ては、 画像の形成は可能であつ たが、 画像流れが生じた。 さ ら にべた面は均一な印字物であった。 比較例 3 6
実施例 45の カー ボ ン ブラ ッ ク をス ト ラ ク チ ャ一が低い 力 一ボ ン ブラ ッ ク顔料 # 8 50 (三菱化成 (株) 製 粒子径 1 8 n m、 B E T法比表面積を 2 0 0 m2 Z gr、 D B P吸油量 8 0 m 1 X 1 0 0 gr> P H 8. 0 ) を 2 gr使用 した点を除い て実施例 1 と同様に して樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 45と 同様に現像液を藺整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 4、 初期電流値 1 3 0 11 八で 6 0秒通電後の電流値は 6 6 11 、 電極に付着し た トナー重量当た り の電荷量値 ( Q Z m、 単位; z C Z sr) は 1 00であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および Q /m値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っ ていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であつ たが、 画像流れが生じ た。 さ ら にべた面は不均一な印字物であっ た。 比較例 3 7
実施例 45の カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク をス ト ラ ク チ ャ 一が低い 力 一ボ ン ブ ラ ッ ク顔料 # 44 (三菱化成 (株) 製 粒子径 24 n m、 B E T法比表面積を 1 25 m2 、 D B P吸油量 7 6 m I / 1 0 0 gr、 P H 8. 0 ) であ る p Hが高いものを 2 g使
用 した点を除いて実施例 1 と同様に して樹脂粒子を製造した。 得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナ一から実施例 4 5 と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 4、 初期電流値 1 07 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 9 3 n A、 電極に付着し た ト ナー重量当た り の電荷量値 ( QZm、 単位 C Z sr ) は 23であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値との差および QZ m値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であ つ たが、 画像流れが生じ た。 さ ら にべた面は不均一な印字物であ っ た。 比較例 3 8
実施例 1 の カー ボ ンブラ ヅ クを カー ボ ン ブラ ッ ク顔料 # 1 0 B (三菱化成 (株) 製 粒子径 8 4 n m、 B E T法比表面 積を 2 8 m2 8T、 D Β Ρ吸油量 8 3 m 1 Ζ 1 0 0 8Γ、 ρ Η 7. 0 ) を 2 g使用 した点を除いて実施例 4 5 と同様に して 樹脂粒子を製造した。
得られた樹脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 45 と 同様に現像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 4、 初期電流値 6 5 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 4 0 n A、 電極に付着した ト ナー重量当た り の電荷量値 ( Q Zm、 単位 ^ C / g ) は 1 5であ り、 初期電流値と 6 0秒後電流値と の差および Q /m 値が小さ く ト ナーの電気泳動性も劣っ ていた。
更に、 印刷適性については、 画像の形成は可能であ っ たカ 画像流れが生じ た。 さ ら にべた面は不均一な印字物であ っ た。
比較例 39
電荷調整剤 と し て ジ ア ル キ ル ス ル ホ コ ハ ク酸ナ ト リ ゥ ム (和光純薬 (株) 製 A e r o s o l 0 T (金属部分 N a ) ) の金属置換体塩 ( C a、 N i、 Y ) を用いた。
20 0 m l丸底フ ラ ス コ中に E VA (エ チ レ ン一酢酸ビニ ル共重合体、 三井デ ュ ポ ン ポ リ ケ ミ カ ル (株) 製エ バ フ レ ツ ク ス 2 50 ) 3 g、 電荷調整剤と して Y— 0 T (へキサー 2 ー ェ チ ルス ルホ コ ノヽ ク酸イ ッ ト リ ウ ム ) 2 0 0 m 8、 溶媒と し てテ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 6 0 m l を混合し、 温浴下 70 で 1時間加熱攪拌し、 樹脂を溶解させて樹脂溶液を調製した。
—方、 別の容器に、 カー ボ ン ブ ラ ッ ク顔料 220 0 B (三 菱化成 (株) 製 粒子径 1 8 n m、 B E T法比表面積を 2 1 0 m2 Z g、 D B P吸油量 45 m l Z 1 0 0 gヽ p H 3. 0 ) を 2 g と ポ リ一 1 2ー ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ルエ ス テ ル (伊藤製油 (抹) 製、 3量体、 酸偭 40. 8 -42. 8、 ケン化偭 1 96. 9〜 : 1 9 7. 7、 重量 均分子量 1 2 0 0、 色相 (ガー ドナー · へ リ ゲ一) 6〜7、 淡灰褐色のワ ッ ク ス ) 9 5 m grとを超音波ホモジナイ ザーを使用 し、 アイ ソパー G (ェク ソ ン社製) l O O m l 中に混合分散させた。
次いで、 実施例 45と 同様に して樹脂粒子を製造し、 得ら れた榭脂粒子を含有する湿式 ト ナーから実施例 1 と同様に現 像液を調整し、 同様に現像特性を評価した。 現像特性は、 負 極性を示し、 O D値 1. 4、 初期電流値 1 0 6 0 n Aで 6 0 秒通電後の電流値は 7 0 4 η A、 電極に付着した ト ナー重量 当た り の電荷量値 ( QZm、 単位 ^ C/ g ) は 3 0 0以上の
良好な ト ナー物性を示し た。 画像形成は可能で、 画像流れ、 つぶれもな く良好な印字物が得られた。 さ ら にべた面は均一 な印字物であつ た。
C a、 N aの場合もほぽ同様の初期電流値 1 0 2 0 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 6 5 4 n A、 Q /m= 2 7 0の良好 な ト ナー物性を示した。 ただし画像濃度と して、 O D値の高 いものは C o > Y > N i > N aの順であ る。 N aの場合で 0 D値 0. 9であ っ た。
比較例 40
実施例 45の ポ リ 一 1 2—ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン 酸 メ チ ル エ ス テ ル に代え て 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チ ル エ ス テ ル (単量体) (純正化学 (株) 製特級試薬) をそのま ま使 用 した点を除いて実施例 1 と同様に造粒後、 粒度分析を行つ た と こ ろ、 0. 1 7〜 6 0 mの幅広い分布を示し た。 平均 粒径 D 5。は 5. 0 1 /z mであっ た。 第 1 1 図に粒径を横軸に 対数で表し、 縦軸には頻度を表した ヒ ス ト グ ラ ムおよび累積 粒度分布を折れ線で表す。 得られた湿式現像液をアイ ソパー G (ェ ク ソ ン社製) で希釈し印刷濃度 1 %に調整した。 次い で、 初期電流値の測定と電気泳動特性の評価を行っ た。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 8 6、 初期電流値 1 2 9 1 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 9 0 5 n A、 電極に 付着し た ト ナー重量当た り の電荷量値 ( Q / m、 単位 C Z 8Γ ) は 1 0 0前後の ト ナー物性を示した。 画像形成は可能で あ つ たが画像流れがあ っ た。 ベた面は均一な印字物であ っ た。 比較例 4 1
実施例 1 の ポ リ一 1 2— ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸 メ チルェ ス テルに代えて ポ リ 一 1 2ー ヒ ド ロ キ シ ス テ ア リ ン酸メ チル エ ス テ ル ( 1 0単量体以上混合品) 使用 した点を除いて実施 例 1 と同様に造粒後、 粒度分析を行ったと こ ろ、 1. 7 ~6 0 mの幅広い分布を示した。 平均粒径 D 50は 3 6. 26〃 mであ っ た。 第 1 2図に粒径を横軸に対数で表し、 縦軸には 頻度を表したヒ ス ト グラ ムおよび累積粒度分布を折れ線で表 す。 得られた湿式現像液をァイ ソ パー G (ェク ソ ン社製) で 希釈し印刷濃度 1 %に調整した。 次いで、 初期電流値の測定 と電気泳動特性の評価を行った。
現像特性は、 負極性を示し、 O D値 0. 9 1、 初期電流値 233 n Aで 6 0秒通電後の電流値は 1 8 5 n A、 電極に付 着した トナー重量当た り の電荷量値 (QZm、 単位 / z C / g ) は 55前後の ト ナー物性を示した。 画像形成は可能であっ た が画像流れがあ っ た。 ベた面は均一な印字物であっ た。
産業上の利用可能性 湿式 トナーにおける樹脂粒子と して、 カルボキ シ ル基又は エス テ ル基を有する ォ レ フ ィ ン樹脂粒子を使用する こ とによ り、 圧力転写性に優れ、 常温でも柔軟性を有し、 圧力転写に 際して感光体表面を傷つける こ とがないも の とでき、 また平 板印刷版の画線部と した場合には、 画線部自体が適度な弾性 を有する こ と とな る。 また、 直刷 り 印刷を行っ た場合には被
印刷体であ る紙の遷移に よ る凹凸を吸収する ため一定の印圧 で印刷でき非常になめらかな印刷物を得る こ とができ、 又、 樹脂粒子の平板印刷版用基板との接着性が良好であ るため、 充分な耐刷カを得る こ と ができ る等の利点がある。
さ ら に、 本発明は、 樹脂に対して溶解性を有する溶媒を使 用 した樹脂溶液を電気絶縁性液体中に投入、 冷却して樹脂粒 子を析出 させる造粒工程において、 ヒ ド ロ キ シ カル ポン酸ェ ス テルをモ ノ マー とする 3〜 1 0 量体のポ リ ヒ ド ロ キ シ カル ボ ン酸エ ス テ ルを存在させる と と もに、 電荷調整剤、 高ス ト ラ ク チ ャ一型の カーボン ブラ ッ ク を用い る こ と に よ っ て造粒 調整機能によ り、 析出する樹脂粒子の粒径はサブ ミ ク ロ ン単 位で、 かつ粒径分布の極めて狭い ものが得られ、 ボール ミ リ ン グ操作等を必要とせず、 容易に湿式 ト ナーを製造しえ る も のであ る。
また、 得られた湿式 ト ナーは、 ポ リ ヒ ド ロ キ シ カ ル ボ ン酸 エ ス テ ルが単に造粒調整機能のみでな く、 樹脂粒子と の親和 性から電気絶縁性液体中に樹脂粒子を安定して分散させる機 能をも有してお り、 湿式 ト ナー中で樹脂粒子が分散状態を安 定して維持し、 劣化のない湿式 ト ナーを得る こ とができ る。