明 細 書 金属体の存在位置検出機能を備える装置 [技術分野]
本発明は、 金属体の存在位置を検出する機能を備える装置 に係 り 、 特に . 例えば、 平行平面に挾まれる空間内での金属 体の存在位置を検出する機能を有する装置に関する。
[背景技術]
金属体の存在位置を検出する機能を備える必要のあ る装置 と しては、 例えば、 金属探知装置、 ゲーム機等がある : え ば、 ゲーム機には、 当該ゲーム機において設定される特定の 空間内で、 金属体、 例えば、 金属球を移動させ、 その移動先 に応 じて、 賞の有無を決める ものがある 。 その代表的なもの と し て、 侥えば、 金属球から なるパチンコ玉を、 多数の障害 が設 てあ る、 平行平面に挾まれ る空間内 を落下移動させて 遊ぶパチンコ ゲーム機がある。
こ パチンコ ゲーム機は、 ノ チンコ玉を移動させるため ^ 空間を構成する盤面と 、 それを一定間隔を保っ て覆う ガラ ス 板 と . パチン コ玉を、 盤面の上部に投射するための投射檨構 と を有する— パキンコゲーム機は、 その盤面 ίί、 鉛直方 ^;: 実質的に 行と な る よ う に、 設置さ れる。 盤面には、 バチ 二. コ玉がそ こ に人っ て盤面から排出さォ: る と ヒ !、 と な . Ψ 数個 セー フ孔と . セ ー フ孔に入 らなかつ たバ ン コ玉が最 終的に集ま て . 盤面か ら排出され Ϊ· ;; つの丁 ゥ ;、?ίと ガ : ¾
け られている。 また、 盤面には、 盤面に沿っ て落下するパチ ン コ玉が頻繁に衝突して、 その運動方向に揺ら ぎを生ずる よ う に、 多数の ピン (釘) が、 パチンコ玉の直径相当の長さ分、 盤面から突出 した状態で、 実質的に垂直に設け られている。 これ らの ピンは、 衝突するパチンコ玉を、 その運動方向に対 して揺ら ぎを与えつつ、 ある場合には、 セ一フ孔に向かう よ う に誘導し、 また、 あ る場合には、 セー フ孔から外れる よ う に誘導する よ う に、 その分布が決定されて、 盤面に配置され ている。
このよ う な構造を有するため、 パチンコゲーム機では、 そ れぞれの ピンの配置や、 傾きの僅かな違いによ り 、 ヒ ッ トの でやすい機械、 ヒ ッ ト でに く い機械のよ う に、 機械に個性が 生ずる。 また、 同 じ機械においても、 ヒ ッ ト率の高いセー フ 孔、 ヒ ッ 'ト率の低いセー フ孔な どの違いを生 じ る。 し かも、 こ の違い方も , 機搣によって種々異なる。
こ の種の ゲーム機を多数設置し たゲ一厶セ ン タ 等にお( .て は、 各ゲーム機の個性を知っ てお く こ と は、 ゲームセ ン タ 利益管理や、 顧客管理の上で、 経営上重要であ る ^えば、 ヒ ッ !、の出過ぎる機棱が多いと 、 ゲームセ ン タ側が損 し、 一 方、 ヒ ッ ト がでに く い機械ばか リ である と、 客が興味を失 て、 営業上好ま し く ない。 従っ て、 センタ に設置されて各 f ーム機の個性を知っ て、 対策を と る必要があ る
このよ う な 目的で、 ノ、 cチン コ ゲーム機において、 パチンコ 玉の通過経路を検出する こ と が行われている。 例えば、 特公 昭 6 4 — S 5 6 0号公報には、 接点対を有する上側シ 一 ;、 と
下側シー 卜 と を設けたものが開示されている。 この技術は、 上側シー ト にパチンコ玉が載っ て押圧される こ と によ り 、 接 点対が接触 して、 パチンコ玉の存在を検知するものである。
しかし、 この従来の装置では、 接点対を有するため、 シ一 卜の配置が制約され、 パチンコ玉の流路に沿っ て し か配置で きない。 こ のため、 盤面全体を見る視点からの玉の動き を検 出する こ と ができない。 このため、 例えば、 セー フ孔、 ァ ゥ ト孔八玉がどのよ う に して入る かと いつ た こ と が検出 し に く い、 と い う 問題がある。
また、 接点対の物理的接触によ り検出が行われる ので、 玉 の運動状態によっ ては、 シ一 卜に対する押圧が弱 く な リ 、 接 点対が接触せず、 検出されない こ と が起こ り得る。 また、 接 点対の摩耗、 腐食等によ り 、 接触不良を起こすこ と があ リ得 る。 さ ら'に、 振動等によっ て、 または、 チャ タ リ ングによ つ て、 接点対が誤接触する こ と が起こ り得る。 このため、 信頼 性に欠ける と い う 問題がある
さ ら に、 玉によ る押圧力 を利用するので、 逆に 、 玉の運 に微妙に影響を与える と いう 問題もあ る
こ のよ う な問題は、 パチンコゲーム機に限らず起こ り得る 従っ て、 なん ら かの対策を採る こ と が望まれている
[発明の開示 ]
ォ、発明の 目的は、 物理的接触を伴う 接点を用 いる こ と な く . 特定の空間内での金属体の任意の存在位置を 、 金属体に L て非接触で検出でき、 高い信頼性を有す る検出結果が得 ら る、 金属体の存在位置検出機能を傭える装置を提供する こ ご
にある。
上記 的を達成するため、 本発明の一態様によれば、 折 リ 返し状の形態を有 して、 磁界を生成するための電流を送るた めの送信線と、 折 り返し状の形態を有して、 前記送信線と電 磁的に結合し得る位置に配置され、 金属の接近によ り変化す る磁束変化を検出するための受信線と を備え、 前記送信線と 受信線と を面平行に配置したセンサを有する こ と を特徴とす る金属体を検出する機能を有する装置が提供される。
前記センサは、 前記送信線が複数本同一平面上に配置され、 前記受信線が複数本同一平面上に配置され、 送信線と受信線 と を面平行で、 かつ、 互いに交差する方向で配置した検知マ 卜 リ ク スと して構成される こ と ができる。
前記検知マ ト リ ク スは、 前記複数の送信線と前記複数の受 信線と を直交させて配置する こ と によ り構成される こ と がで さ る。
前記検知マ ト リ ク スは、 前記複数の送信線と前記複数の受 信線と を同一方向から導き、 互いに交差する方向へ屈曲 して のばすこ と によ り 交差する方向で配置して構成される こ と が できる。 "
前記検知マ ト リ ク スは、 基板を有し、 前記複数の送信線を 基板の一方の面に配置し、 前記複数の受信線を前記基板の他 方の面に、 前記送信線と交差する方向で配置して構成される こ と ができ る。
また、 本発明によれば、 前記各送信線に、 所定の周波数の 信号を順次送信する送信手段と、 前記送信回路と 同期して各 受信回路から信号を順次受信する受信手段と を さ ら に備える、 金属体を検出する機能を有する装置が提供される e
前記受信手段が受信した信号の ノ イズを検出 して、 ノ イ ズ 検出信号を出力する ノ イ ズ検出手段と、 前記ノ イ ズ検出手段 からの ノ イ ズ信号に応じて、 前記送信手段の送信を停止させ る送信中止手段と を さ ら に備える こ と ができ る。
また、 前記ノ イ ズ検出 したノ イ ズの周波数ごと の レベルを 測定する ノ イズレベル測定手段と、 前記ノ イ ズレベル検出手 段の測定結果に基づいて、 前記送信手段の送信信号の周波数 を、 検出 したノ イ ズの影響を受けない周波数に切 り換える周 波数切 り換え手段と を さ ら に有する こ と ができ る。
また . 本発明によれば、 検出すべき金属体がそれに沿っ て 運動する盤面を さ ら に有し、 こ の盤面に、 少な く と も金属体 が通過 し得る大き さ の空間を保っ て対向 し て、 前記検知マ リ ク スを酉己置 し 、 該検知マ ト リ ク ス に、 送信丰段および受信 手段を接続 して、 金属体の存在位置を検出する機能を有する 装置が提供される。
前記盤面には、 金属体がそ こ に入っ て盤面から排出される と ヒ ッ ト と な る 、 複数個のセー フ孔 と 、 セー フ孔 に 入 ら な 力、 つ た金属体が最終的に集まっ て、 盤面から排出される 1 つ ァ ゥ ?L と が設け られる , また、 盤面には、 盤面に沿っ て落 下する金属体が頻繁に衝突 して、 その運動方向に揺ら ぎを生 ずる よ う に、 複数の ピンが . 金属体の直径相当の長さ分、 m
面から突出 した状態で、 実質的に垂直に設けられる。 さ ら に、 上記装置には、 金属体を、 盤面の上部に投射するための投射 機構を有する こ と ができ る。
前記ピンは、 衝突する金属体を、 その運動方向に対して揺 ら ぎを与えつつ、 ある場合には、 セ一フ孔に向かう よ う に誘 導し、 また、 ある場合には、 セーフ孔から外れる よ う に誘導 する よ う に、 その分布が決定されて、 盤面に配置される - 前記金属体と して、 金属球が用い られて、 この装置は、 ゲ —ム機と して使用する こ と ができ る。
折 り返し状の送信線に電流を流して磁界を発生させる と、 その送信線に近接する受信線には、 電磁誘導作用によ り誘導 導電流が誘起される。 この と き、 送信線および受信線に金属 体が接近する と、 金属体の表面には、 送信線によ る磁束を打 ち消す方向に渦電流が発生する - そのため、 その渦電流の影 響で、 受信線に誘起される誘導電流の大き さ が変化する - こ の変化を検出する こ と によ り 、 金属体の接近を検知す こ と ができ る - 送信線と受信線と を複数有 し、 交差方向で配置して検知マ 卜 リ ク スを構成 した場合には、 金属体の接近に と もなっ て電 磁特性が変化 した送信線と受信線と を検出 し て、 その交差位 置から検知マ 卜 リ ク スでの金属の位置を座標と して把握する こ と ができ る 、 送信線および受信線の特定は、 ス キ 二 ン ザ によ リ駆動される送信線と 、 ス 二 ン グ'によ り受信が還 iH される受信線と を検知する こ と によ り 、 特定が可能と なる :
[図面の簡単な説明]
第 1 図は本発明の第 1 実施例に用い られる検知マ 卜 リ ク ス の形状を示す概喀正面図。
第 2 図はゲーム機と検知マ ト リ クスと を概念的に分解して 示した斜視図。
第 3 図はゲーム機の部分縦断面図。
第 4 図は検知マ ト リ ク スの正面図。
第 5 図は本発明において用い られる送信線または受信線の 一例の拡大断面図。
第 6 図は本発明において用い られる信号処理システムの一 例のゲーム機側の部分を示すプロ ッ ク図。
第 7 図は本発明において用い られる信号処理システムの一 例の主制御装置側を示すプロ ッ ク図。
第 8 図は送信線への電圧波形を示す概略波形図。
第 9 図は第 2実施例の送信線または受信線の形状を示す概 唣正面図。
第 1 0 図は第 3実施例の送信線または受信線の形状を示す 概嗨正面図。
第 1 1 図は第 4実施例の送信線または受信線の形状を示す 概略正面図。
第 1 2 図は第 5実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示す概 Eg 正面図 ...
第 1 3 図は第 6実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示す概唣 正面図。
第 〗 4 図は第 7実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示す概 ¾ 正面図。
笫 1 5 図は第 8実施例の検知マ ト リ ク スを有する内側ガ
ス体の拡大断面図。
第 1 6 図は第 9実施例の送信線または受信線の拡大断面図。 第 1 7 図は第 1 0実施例のスロ ッ トマ シ ンの斜視図。
第 1 8 図は本発明の第 1 1実施例の検知マ ト リ ク スの正面 図。
第 1 9 A図、 第 1 9 B 図および第 1 9 C図は検知マ 卜 リ ク スを有する内側ガラス体の拡大断面図。
第 2 0 図は送信線の詳細な配置構成の一例を示す説明図。 第 2 1 図はワ イ ヤの接続状態を示す送信線の拡大断面図。 第 2 2図は送信端子の拡大正面図 - 第 2 3 図は内側ガラス体を送信コネク タ および受信コネク タ に接続した状態を示す'斜視図。
第 2 4 図は金属検知装置の概唣構成図。
第 2 5 図はマ ト リ ク ス I/O 送信 ' 受信ボー ドの送信回路の ブ口 ッ ク図 - 第 2 6 図はチヤ ンネル切替ロジッ クの主要部を示すブ Π y ク図:
第 2 7 図はマ ト リ クス I Z〇送信 · 受信ボー ドの受信回路 の ブ ロ ッ ク図。
第 2 8図は C P じ ヌ モ リ コ ン ト ロ一ルボー ド の受信おょぴ 送信回路のブ□ 、ソ ク図—- 第 2 9 図は検知マ ト リ ク スの ス - ヤ ンニ ン ザの フ ロ ーチヤ ― 卜 。
第 3 0 A医、 第 3 0 B 図、 第 3 0 C図および第 3 0 D図は
受信信号の信号処理を示す波形図 - 第 3 1 図は本発明の第 1 2実施例の内側ガラス体を送信コ ネ ク タ および受信コ ネク タ に接続 した状態を示す斜視図。 第 3 2 図は送信端子または受信端子の部分拡大斜視図 - 第 3 3 図は内側ガラス体を送信コ ネク タ および受信コ ネク タ に接続した状態を示す側面図。
第 3 4 図は第 1 3 実施例の検知マ ト リ ク ス を有する内側ガ ラス体の拡大断面図。
第 3 5 図は第 1 4 実施例の引回基板の概唣正面図。
第 3 6 図は本発明に適用でき る ノ イ ズ対策手段の構成を示 すブロ ッ ク 図。
第 3 7 図は受信回路の増幅手段の他の例を示す回路図。
[発明を実施するための最良の形態]
以下、 本発明の各種実施例について、 図面を参照 し て説明 し 一
マ -- 第 ] 図〜第 8 図は本発明の第 1 実施例を示 し て い る : 第 ;: 実施例では、 金属セ ンサを用いて金属検知装置を構成 し , 二 れ を ゲーム機 1 0 に適用 した場合を示 して いる
こ のゲーム機 1 0 は、 第 2 図および第 3 図に示すよ う に , 金属体 B を移動させるための空間を構成する盤面 1 1 と 、 そ れを一定間隔を保っ て覆う ガラ ス蓋 1 0 a と 、 金属体 B を #· 面 1 1 の上部に投射するための投射機構と を有する - ゲ一厶 機 1 0 は、 その盤面 1 1 が、 鉛直方向に実質的に平行と な よ う に設置さ れる :
—ム機 ;1 0 の盤面 1 i には、 ゲーム域を決め る案内 レ ー
ル 1 2 が設け られている。 案内 レール 1 2 の内側がゲーム域 である。 このゲーム域内の盤面 1 1 には、 金属体 B を弾く た めの多数の ピン (釕) 1 3 , 1 3 …が打ち立て られている。 また、 諸所に、 複数のセー フ孔 1 4 a , 1 4 a …が開設され、 ゲーム域の下端に 1 つのァゥ ト孔 1 5 が開設されている。
各ピン 1 3 は、 図 3 に示すよ う に、 金属体 B の直径相当の 長さ分、 盤面 1 1 から突出 した状態で、 実質的に垂直に設け られている。 また、 これらの ピン 1 3 は、 盤面 1 1 に沿っ て ピン 1 3 , 1 3 間を抜けて落下する金属体が、 進行経路に存 在する多く の ピン 1 3 に頻繁に衝突して、 その運動方向に揺 ら ぎを生ずる よ う に配置される。 ょ リ具体的には、 第 2 図に 示すよ う に、 これらの ピン 1 3 は、 複数本が集合してピン列 ない し ピン群 1 3 a を形成している。 これらの ピン列ない し ピン群 1 3 a は、 衝突する金属体を、 その運動方向に対して 揺 ら ぎを与えつつ、 金属体の投射位置、 すなわち、 落下開始 点と . その時の運動方向、 速度等に応じて、 ある場合に 、 セー フ孔 1 4 a に向かう よ う に誘導し、 また、 ある場合には . セー フ孔 1 4 a からダ「れるよ う に誘導する よ う 、 その分布ガ: 決定されている。
セー フ孔 1 4 a は、 金属体がそ こ に入っ て盤面 1 1 から 出される と 、 ヒ ッ ト と なる孔である。 一方、 ア ウ ト孔 1 は . セ一 フ? L 丄 4 a に入 らなかっ た金属体が最終的に集まっ て、 盤面 1 1 から排出される孔である。
盤面 1 1 を覆っ ている前面ガラ ス蓋 1 0 a は、 表面ガラ ス 体 ;! 6 と 内側ガラ ス体 1 7 と によ る 2重構成となつ ている ,
:1
投射機構は、 打ち出 しハン ドル 1 8 および図示 していない 駆動機構を有している。 ハン ドル 1 8 は、 ゲーム機 1 0 の前 面に設け られ、 金属体の打ち出 し操作に用い られる = 打ち出 し操作は、 ハン ドル 1 8 を所望の角度、 回転させる こ と によ り行なわれる。
また、 ゲーム機 1 0 の前面には、 ゲーム機 1 0 から給付さ れる金属体を受け取る玉皿 1 9 が設け られている。 これは、 盤面 1 1 に投射された金属体が、 いずれかのセー フ孔 1 4 a に入る と 、 黉と して予め定め られた個数給付される。
第 2 図および第 3 図に示すよ う に、 金属センサを構成する 検知マ ト リ ク ス 2 0 が、 ゲーム機 1 0 の盤面 1 1 に沿っ て配 置される。 検知マ ト リ ク ス 2 0 は、 盤面 1 1 を覆う前面ガラ ス蓋 1 0 a を構成する表面ガラス体 1 6 および内側ガラス体 1 7 の う ち、 ゲーム機 1 0 から見て内側、 すなわち、 盤面 1 1 側にある内側ガラス体 1 7 に設け られている,
内側ガラ ス体 1 7 は、 受信線 2 6 のための保護シ一 トであ る内部保護ガラス板 1 7 a , ガラ スべ一ス基板 】 了 b . 送信 線 2 2 のための保護シー トである外側ガラ ス板 1 7 c の 3 層 が積層される構成と なっ ている。 内部保護ガラス板 1 7 a と ガラスべ一ス基板 1 7 b と の間には、 後述する受信線 2 6 7 : 、 これ ら に挾まれて配置される: ガラスべ一ス基板 : 7 b と ガラ ス板 1 7 c と の間には、 後述する送信線 2 2 が、 こォ: ら に椟まれて配置される。
複数の送信線 2 2 の表側であ る外側ガラ ス板 1 7 c の表面 の全面には、 シール ド用の透明導電膜 2 8 が設け られている
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丄^
透明導電膜 2 8 は、 例えば、 酸化イ ンジウ ム · スズ ( I . T . 0 . ) 膜、 酸化スズ膜等によ り形成される。
第 1 図に示すよ う に、 送信線 2 2 は、 往路と復路と が並列 する並行部 2 2 P と、 往路から復路に折 り返す折 り返し部 2 2 T と を有し、 折 リ返し状 (またはループ状) に設け られる = また、 受信線 2 6 は、 往路と復路と が並列する並行部 2 6 P と 、 往路から復路に折 り返す折り返し部 2 6 T と を有し、 折 り 返し状 (またはループ状) に設け られる。 送信線 2 2 は、 複数本設け られ、 これ らの送信線 2 2 は、 互いにその並行部 2 2 P が同一面内に並ぶよ う に、 かつ、 互いに平行となる よ う に、 ガラスベース基板 1 7 b上に配置される。 同様に、 受 信線 2 6 は、 複数本設けられ、 これ らの受信線 2 6 は、 互い にその並行部 2 6 P が同一面内に並ぶよ う に、 かつ、 互いに 平行と なる よ う に、 ガラスべ一ス基板 1 7 b上に配置される。 また、 送信線 2 2 と受信線 2 6 と は、 例えば、 送信線 2 2 が 列方向に並んで、 受信線 2 6 が行方向に並んで、 互いに交差 する よ う に配置され、 検知マ ト リ ク スを構成する。
送信線 2 2 は、 第 5 図に示すよ う に、 ガラ スベース基板 ; I 7 b の一方の側の表面にアル ミ ニ ウ ム のよ う な金属 2 2 a の 蒸着を行なっ て、 折 り返し ^の送信線パタ ー ンを形成し、 そ の蒸着 した部分の上に、 そのパタ ー ン に沿って、 銅のよ う な 金属 2 2 b を メ ツ キ して金属メ ツ キパタ ーン を形成する こ と によ り形成される。 受信線 2 6 は、 同様に して、 ガラ スべ一 ス基板 1 7 b の他方の側の表面にアルミ ニ ゥ ム蒸着を行なつ て折 り返し状の受信線パター ンを形成し、 その上に銅メ ッ キ
する こ と によ り形成される。
この銅メ ツ キの膜厚を変える こ と によ り 、 送信線 2 2 およ びノまたは受信線 2 6 の反応感度を制御する こ と ができ る - 例えば、 銅メ ツ キの厚さ を厚く すれば、 その送信線 2 2 およ び/または受信線 2 6 の直流抵抗が低く なつ て、 金属体に対 する反応感度が大き く なる。
内側ガラス体 1 7 は、 ガラスべ一ス基板 1 7 b の、 受信線 2 6上に内部保護ガラス板 1 7 a を、 送信線 2 2上に外側ガ ラス板 1 7 c を、 それぞれ透明接着剤によ リ接合 して構成さ れる
第 1 図に示すよ う に、 複数の送信線 2 2 は、 1 本の送信線 2 2 が Uタ ーン して平行の折り返し状に構成され、 これ らが 一方向に並列して同一平面上に配置されている。 また、 複数 の受信線 2 6 も、 同様に、 1 本の受信線 2 G が Uタ ーン して ^行の折 り返 し状に構成され、 これ ら が一方向に並列 して同 一 面上に配置されている。
各受信線 2 6 は、 各送信線 2 2 と電磁的に結合でき る よ う に . 送信線 2 2 と近接して配置される。 すなわち、 金属体 B のよ う な金属の接近によ リ電磁特性が変化する よ う 、 各送信 線 2 2 に対する面平行位置に (すなわち、 折 り返 し状の送信 線 2 2 を含む面と折 り返し状の受信線 2 6 を含む面と を 行 に して) 直角に交差する方向で配置される
第 1 図の正面図で、 交差する各送信線 2 2 と各受信線 2 € と によ り 囲まれる正方形状の各部分は、 電磁特性値たる ノ ン ビ一ダン フ、変化に よ リ金属体を感知する検知単位 2 0 a , 2
0 a … をな している - 複数の送信線 2 2 および複数の受信線 2 6 の端部には、 そ れぞれ外部接続用端子 2 3, 2 7 が殼け られている。 また、 第 4 図に示すよ う に、 検知単位 2 0 a , 2 0 a …のい く つ力、 は、 セ一フ孔 1 4 a, 1 4 a …の存在位置に対応している。
なお、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 のパタ ン形犹は、 金属体 B の大き さ と の兼ね合いで微妙なものがあ り 、 検知単位 2 0 a, 2 0 a …が大きすぎる と分解能が悪く 、 小さすぎる と分解能 が上っ て正確な形状識別も可能と なる代わ り 、 走査遠度を上 げる必要が生 じる。
そ こで、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 の直流抵抗値は、 金属体 B に対して反応感度が最も良好な値と して、 好適には 1 0 Ω 以上 2 0 0 Ω以下の値、 最適には約 2 5 Ω の値に設定される。 また、 第 1 図に示すよ う に、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 の折 リ返し輻 a は、 金属体 B の検知に反応感度が良好な幅と して . 好適には 4 mm以上 1 6 以下の値、 最適には 8 mmの値に設定 され る - また、 各送信線 2 2 間および各受信線 2 6 間の幅 , は、 0 . 5〜 2 mm程度が良好な結果を示している - 通営のゲーム機 1 0 に好適な検知マ ト リ ク ス 2 0 のパタ一 ン は、 送信線 2 2 が 3 2行、 受信線 2 6 が 3 2列で、 検知単 ίώ 2 C a の個数が合計 1 0 2 4個のパタ ーンである =
また、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 を構成する導体の太さも、 感度に対して影響が大きい。 すなわち、 導体の太さ が細い と ィ ン ビ一ダン スが高すぎ、 太い とパタ ンの内径が小さ く なる
ので、 感度が悪く なる。
さ ら に、 検知マ ト リ ク ス 2 0 は、 盤面 1 1 を覆う 内側ガラ ス体 1 7 に設けられているため、 遊技の 目障 り にな らないよ う でき る かぎり細く する必要がある。 そ こで、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 を構成する導体の太さ は、 好適に 2 0 μ τη以上 5 0 ; « m以下の値に設定される。
金属体を検知するための金属検知装置を構成する信号処理 シ ステ ムは、 第 6 図および第 7 図に示すと お り である 。
システムは、 主制御装置 3 0 の制御下にあ り 、 第 7 図に示 すよ う に、 生制御装置 3 0 と、 主制御装置 3 0 からの制御信 号等を中継する ロ ジッ ク コ ン ト ロ ーラ 3 1 と、 検知マ 卜 リ ク ス 2 0 から主制御装置 3 0 への出力系を構成するイ ン ビーダ ン スマ ッチング ドライノく 3 2 , D Cオ フセ ッ ト変換器 3 3, ホール ド部 3 4 および A Dコ ンバータ 3 5 と、 タ イ ミ ング ジェネ レータ 3 6 と、 電源ユニ ッ ト 3 7 と、 外部接続コネク タ 3 8 と が設け られている。 ロジッ ク コ ン ト ローラ 3 1 およ ぴ前記出力系は外部接続コネク タ 3 8 に接続されている 主 制御装置 3 0 は、 図示 していないが、 中央処理装置と、 生記 憶と を含コ ンピュータ によって構成される。
ゲーム機 1 0側には、 検知マ ト リ ク ス 2 0 の複数の送信線 2 2へ給電する出力系 4 0 と、 複数の受信線 2 6 からの入力 系 5 0 と が設けられている。 出力系 4 0 は、 複数の送信線 2 2側に設け られている。 出力系 4 0 には、 第 6 図に示すよ う に、 送信線' 2 2, 2 2 …に所定の周期で順次信号を入力する 送信 ラ イバ 4 1 と 、 送信 ドラ イバ 4 1 に接続し、 主制御装 置 2 0 を源とする制御信号に従っ て送信 ドラ イバ 4 1 が順次 動作する よ う制御するデコーダ 4 2 と が設け られている。 送 信線 2 2 八の電圧波形 8 1 と しては、 例えば、 第 8 図に示す よ う に、 周波数 1 M H z の 0 V を中心と した違繞のサイ ン波 が好適である
さ ら に、 ジッ ク シーケンサ 4 3 と、 タ イ ミ ン グジェネ L —タ 4 4 と 、 送信線行カ ウ ンタ 4 5 ' と が出力系 4 0 に設け ら れてい
ロ ジッ ク シーケ ンサ 4 3 は、 主制御装置 3 0 からの制御信 号に従っ て動作し 、 送信側のデコーダ 4 2 と後述する受信側 のマルチプレ ク サ 5 と を同期させる ものである と 同時に、 デコーダ 4 2 の順次信号のス キ ヤ ンニ ングの周期の始め と終 り のタ イ ミ ングを制御するものである。
タ イ ミ ン グジェ ネ レ ー タ 4 4 は、 前記ス キ ャ ン ニ ン グの周 期を決めるもので、 ゲーム機 1 0 の盤面 1 1 上で金属体が移 動する こ と に対応する ためには、 最低 1 0 K Hzは必要で、 実 施例では 1 0 0 K H z に設定 してある。 送信線行カ ウ ン タ 4 5 は、 スキ ャ ンニ ングの周期を計数して、 ス キャ ン ニ ン グさ れるべき送信線 2 2 を決定する。
入力系 5 0 は、 複数の受信線 2 6側に設けられてお り 、 複 数の受信線 2 6 に接続され、 各受信線 2 6, 2 6 …の電磁特 性値を表す電流を受けて、 後段のディ ジタ ル機器で取 り扱い 可能な電圧の信号に変換する コ ンバータ 5 1 と 、 コ ンパ一 々 5 ] に接続さ れ、 各受信線 2 6, 2 S … か ら の信号 を順次受 けて出力するマルチプレ クサ 5 2 と が設け られてい る, マ ルチプ レ ク サ 5 2 に は、 出力系 4 0 の 口 ジ シ' ク シ 一 ゲ ン サ 4 3 の後に併設された受信線列カ ウ ンタ 5 3 が接続されて いる 出力系 4 0 と入力系 5 0 と は、 ロ ジッ ク シ 一 ンせ 4 3 に接続 した送信線行カ ウ ンタ 4 5 と受信線列カ ウ ン タ と に よ リ 同期する よ う になっている。 同期の態様と しては、 例えば 複数の送信線 2 2, 2 2 の 1 回のス キ ン ニ ン グに つき、 複数の受信線 2 e, 2 6 の う ちの一つの受信線 2 G 検出させるも のがある
前記同期の態様とは逆に、 複数の送信線 2 2 の う ちの一つ の送信線 2 2 の 1 回の送信につき、 受信線 2 6, 2 6 …が 1 回スキヤ ンニングして検出させるものもあるつ
入力系 5 0 のマルチプレクサ 5 2 の出力は、 イ ン ピーダン ス変換器 5 4 を経て主制御装置 3 0 の外部接続コネク タ 3 8 に接続されている。
次に、 本実施例の作用について説明する - 第 7 図において、 主制御装置 3 0 からア ド レス信号および コ ン ト ロール信号が、 ア ド レスバスおよびコ ン ト 口 一ルバス を介してロ ジッ ク コ ン ト ローラ 3 1 に出力される と 、 これら の信号は、 外部接続コネク タ 3 8 を経てゲーム機 1 0 に伝達 される。
第 6 図において、 ゲーム機 1 0 では、 出力系 4 0 のロジッ ク シーケンサ 4 3 が入ってきた信号に基づきシーケンス信号 を発する。 該信号は、 デコーダ 4 2 およびタ イ ミ ングジエ ネ レ ータ 4 4 と、 送信線行カ ウ ンタ 4 5 な らびに受信線列力 ンタ 5 3 と に出力される c
タ イ ミ ン グジェ ネ レータ 4 4 は、 検知マ ト リ ク ス 2 0 の各 送信線 2 2 を スキャ ンニングする周期を決める。 送信線行力 ゥ ン タ 4 5 は、 スキャ ンニン グ周期信号を計数して、 難動す べき送信線 2 2 を決定する - このカ ウ ンタ 4 5 は、 ΠΙ ジッ シ 一ケ ンサ 4 3 からのシーケンス信号に同期 して動作する ー - デコ ーダ 4 2 は、 送信 ドライバ 4 1 を順次動作する よ う 御する — それに ょ リ 、 送信 'ラ ノ バ 4 1 は、 所定の周期で
信線 2 2 , 2 2 …に順次信号を出力する。
複数の受信線 2 6側では、 複数の受信線 2 6 の受信線 2 6 , 2 6 …に現おれる電磁特性値を表す電流信号を受けたコ ンパ —タ 5 1 が、 こ の電流信号を、 後段のディ ジタル回路が取 リ 扱い可能な電圧信号に変換する。
各受信線 2 e , 2 6 …からの変換された信号を う けたマル チプレ クサ 5 2 は、 各受信線 2 6 , 2 6 …からの信号を所定 の周期で順次出力する。 送信側のデコーダ 4 2 と受信側のマ ルチプレ クサ 5 2 と は、 制御信号に基づき動作する 口 ジッ ク シーケンサ 4 3 の制御信号によ リ動作する送信線行カ ウ ンタ
4 5 のカ ウ ン 卜、 および、 受信線列カ ウ ンタ 5 3 のカ ウ ン ト によ り 、 同期して動作する。
ロ ジッ ク シーケンサ 4 3 は、 複数の送信線 2 2 の 1 回のス キャ ンニングにっき複数の受信線 2 6 の う ちの一つの受信線 2 6 の情報を受信側のコ ンバータ 5 1 およびマルチプレ クサ
5 2 に検 £ させ 、 逆に、 複数の送信線 2 2 の う ち(7·— の送信線 2 2 の 1 回の送信につ き 、 複数の受信線 2 €- が 1 ス ヤ ン二ングし て検出させる。
ある送信線 2 2 に、 第 8 図に示すよ う な波形の電圧信号が 印加されてい る と 、 その並行部 2 2 P には、 交番磁界が発生 する . これによつ て、 この送信線 2 2 と 交差 している各受信 線 2 e が . そ ぞれ電磁誘導によ り 、 交番電圧が誘起され る
^態と な る こ の時、 こ の送信線 2 2 に属ォる いずれかの検 知単位 2 0 が見込む空間に金属^が入る と 、 この金属体に 鸫電 が誘起さ れる r この渦電流は . 並行き 3 2 2 P か ら生ず
る磁束を打ち消す向きの磁界を生成する。 このため、 この検 知単位 2 0 a で交差する受信線 2 6 に対する電磁誘導の大き さ が変化して、 その受信線 2 6 に誘起される誘導電流が小さ く なる。 一方、 同 じ送信線 2 2 と交差している他の受信線 2 6 については、 このよ う な変化が起こ らないので、 誘導電流 が変化 しない。 この金属体の存在している位置に並行部 2 6 P を有する受信線 2 6 は、 受信線 2 6, 2 6 …をアナロ グマ ルチプレクサ 5 2 によ り スキャ ンニングして、 その出力値を 計測または比較して、 出力が他と異なるものについて、 受信 信線列を調べて、 その受信線 2 6 を検出する こ と ができる。 また、 その時駆動されている送信線 2 2 も、 例えば、 送信線 行を調べて検出する こ と ができ る。 従って、 両者の情報から、 金属体が存在している検知単位 2 0 a を知る こ と ができ る。
なお、 駆動されている送信線 2 2 は、 例えば、 送信線行力 ゥ ンタ 4 5 の計数値を取得する こ と によ り 、 また、 アナロ グ マルチブ レ .クサ 5 2 によ り選択さ れている受信線 2 6 は, : 信線列カ ウ ンタ 5 3 の計数値を琅得する こ と によ り それぞ れ知る こ と ができ る - 金属体の位置は、 送信線行と受信線列 と から、 これ ら が交差する位置の座標と して把握する こ と が でき る。
検知単位 2 0 a の個数は、 送信線 2 2 が 3 2行、 受信線 ί 6 が 3 2 で合計 1 0 2 4假であるため、 金属俸が盤面 ]. の どのセーフ孔 1 4 a およびア ウ ト孔 1 5 を通過 しても検出 する こ と ができ る - なお、 送信線 2 2 への電圧波形 S 1 は、 0 V を中心と し 卞:
連続のサイ ン波であ るため、 矩形波のよ う な ノ イ ズの発生が な く 、 主制御装置 3 0 な どの他の機器への影響を防止する こ と ができ る。
マルチプレ クサ 5 2 から出力されるセンサ信号は、 イ ン ピ —ダンス変換器 5 4 でイ ン ピーダンス変換される。 そ して、 イ ン ピーダンス変換器 5 4 から出力されるセ ンサ信号は、 外 部接続コ ネ ク タ 3 8 から主制御装置 3 0側のイ ン ピーダンス マ ッチング ドラ イ ノ S 3 2 に入っ てイ ン ピーダンスマ ッチング が行なわれる。 イ ン ピーダンスマ ッチング ドラ イバ S 2 の次 の D Cオ フセ ッ ト変換器 3 3 は、 検知マ ト リ ク ス 2 0 からの 出力の う ち、 反応波のみを受けてホール ド部 3 4 に出力する ホール ド部 3 4 では、 高速で送られてきたデータ を次の A / D コ ンバータ 3 5 での A / D変換が終る まで一時的に保持 記憶 し ておく 。 A Z D コ ンバータ 3 5 では、 例えば、 1 2 ビ - !、等の所定の ビッ ^虽位で検知マ 卜 リ ク ス 2 0 からのァ Γ グ信号をデジ'タ ル信号に変換 し 、 ギ一タ バ ス を径 έ し て主 制御装置 3 0 にデジタ ルデータ を送る: ホール ド部 3 4 およ び A Z D コ ン ノ 一タ 3 5 の動作は、 ロ ジッ ク コ ン ト ロ 一 1 ある いはタ イ ミ ン グジェネ レータ 3 6 の信号によ り 同期す る よ う になっ ている :
A Z D コ ンバータ 5 5 に別に出力端子を用意 し 、 これ 、 示 して いない記憶装置に接続 L て、 検知マ 卜 リ ク ス 2 0 上 の全ての金属体の動き を長時間にわたつ て記億する よ う に t
なあ、 検知マ !、 リ ク ス 2 0 は、 送信線 2 2 と受信線 2 6 二
が u タ ーン して平行の折 り返し状で並列し、 互いに直交 して いるため、 パタ ーンが単鈍で 目立たず、 銅線などの線材で容 易に製造する こ と ができ る。 また、 検知マ ト リ ク ス 2 0 の送 信線 2 2 と受信線 2 6 と は、 送信線 2 2 と受信線 2 6 と を屈 曲させた場合に比べて、 線の長さ が短く 、 直流抵抗が低く な るため、 反応感度が良好である 。
また、 外側ガラス板 1 7 c の表面の透明導電膜 2 8 は、 外 側からの金属や誘導体の電気的影響をシール ドする と と も に、 金属体に対する反応感度を上げる作用を有する。
セーフ孔 1 4 a , 1 4 a …に対応している検知単位 2 0 a , 2 0 a …の位置を記憶し、 さ らにア ウ ト孔 1 5 の位置も記憶 (ァ ゥ 卜孔 1 5での検出はせず、 発射されて盤面 1 1 に打込 まれた金属体数を計数し入玉とする こ と ができる。 ) して、 金属俸の各孔への入 り状況をゲームの進行と と も に監視する そ して状況によ り 、 打ち止め管理 (ゲーム停止) や、 不正に よ る異常のチェ ッ ク をおこな う また、 特定のセーフ孔のみ に異常に入 やすい機械、 セー フ孔に異常に入 リ に く い機^ 等を検知 して、 ピンによ る金属体への揺 ら ぎ量を調整する等 のためのデータ と して利用する こ と ができ る。
次に, 本発明の第 2実施例について説明する
第 9 図は、 第 2実施例の送信線または受信線の形状を示 し てい る - すなわち、 送信線 (または受信線) 2 2 2 は、 ジグ ザグ犾に折れ ¾がつている 本実施例は、 この形状が異なる ほかは、 第 .1 実施例と 同様である:.
次に . 本発明の第 3実施例について説明する .
第 1 0 図は、 第 3実施例の送信線または受信線の形状を示 している。 すなわち、 送信線 (または受信線) 3 2 2 は、 検 知単位 2 0 b 部分が丸 く 膨らんだ形状を有 している 。 本実; 例も、 こ の形状が異なるほかは、 第 1 実施例と 同様である r. 次に、 本発明の第 4実施例について説明する。
第 1 1 図は、 第 4実施例の送信線または受信線の形状を示 している。 すなわち、 送信線 (または受信線) 4 2 2 は、 ジ グザグ形状で検知単位 2 0 c 部分が正方形钛に膨らみ、 隣 り の送信線または受信線と ジグザグ形状が嚙み合っ た配置を有 している。 本実施例も 、 こ の形状が異なるほかは、 第 1 実施 例と 同様である - 上記第 2実施例、 第 3実施例および第 4 実施例に示すよ う に、 送信線または受信線は、 用途、 使用 目的な どに応じて、 種々 の形状を有する こ と ができ る。 また、 送信線と受信線と は、 同一の線形状とせず、 異なる線形状のもの を組み合わせ て も よ レ、 - 次に、 本発明の第 5実施例について説明する r
第 1 2 図は、 第 5実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示 して いるつ すなわち、 複数の送信線 5 2 2 と複数の受信線 5 2 6 と を同一方向 (第 :!. 2 図で下方方向) から導き、 互いに交差 する方向へ 4 5度屈曲 してのばすこ と によ り 、 互い に直交 交差方向で配置して検知マ 卜 リ ク ス 5 2 0 を搆成 している - 実施例も 、 こ の形状が異なる ほかは、 第 1 実施^と 同様で i> ' '
^ に 、 ^甩につ いて説明する 。
本実施例では、 第 1 2 図に示すよ う に、 エ リ ア 5 2 6 A と エ リ ア 5 2 2 B と が、 ほぼ一定したパタ ン長さ と なる よ う に 設計されている。 このため、 複数の送信線 5 2 2 および受信 線 5 2 6 は、 それぞれの総長さ の差が少な く なる。 従っ て、 第 1 実施例の場合に比べて、 複数の送信線 5 2 2 と複数の受 信線 5 2 6 と は、 直流抵抗値がほぼ同 じで、 送信線 5 2 2 お よび受信線 5 2 6 での、 直流抵抗の平均化を図 り やす く 、 こ の結果、 反応感度の平均化を図る こ と ができる。
以上の例では、 複数の送信線 5 2 2 と複数の受信線 5 2 6: と が、 直流抵抗値がほぼ同 じよ う になっている。 し かし、 用 途、 使用 目的な どによっては、 両者の直流抵抗値が異なっ て も差し支えない。 本発明の第 6実施例および第 7実施例は、 その例である。
第 1 3 図は第 6実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示してい る *実旌例は、 この形钛が異なるほかは、 第 1 実施例と同 横である:.
実施^では、 エ リ ア 1 2 2 A とエ リ ア 1_ 2 6 B とで極 ¾ にノ タ ン長さ が異なっ ている。 さ ら に、 エ リ ア 1 2 G B で 線 分 1 2 6 a と線部分 1 2 6 b とでパタ ン長さ が異なっ て いる .: このため、 複数の送信線 2 2 と複数の受信線 2 S と は 直流抵抗値にバラツキ を有 してい る:
第 !_ 4 図は第 実施例の検知マ 卜 I! ク スの形状を示 してい る - 本実施例も、 こ の形^が異なるほかは、 第 丄 実施例と ^ W '、 ¾ -
:*:実施 でも、 ヱ リ ア 2 2 2 A と エ リ ア 2 2 6 B とエ リ 7
2 2 7 B とでパタ ン長さ が異なっ てお り 、 エ リ ア 2 2 7 B で、 線部分 2 2 7 a と線部分 2 2 7 b と でパタ ン長さ が異なつ て い る。 このため、 複数の送信線 2 2 と複数の受信線 2 6 と は、 直流抵抗値にバラ ツ キを有 している。
このよ う に、 検知マ ト リ ク スは、 用途、 使用 目的な どに応 じて、 種々 の形状を有する こ と ができ る。
次に、 本発明の第 8実施例について説明する。
第 : I 5 図は、 第 8実施例の検知マ ト リ ク ス を有する内側ガ ラ ス体の構造を示 している。 すなわち、 内側ガラ ス体 S 1 7 は、 内部保護ガラ ス板 8 1 7 a , 受信側ガラ スべ一ス基板 8 1 7 b , 送信側ガラ スべ一ス基板 9 1 7 b , 外側ガラ ス板 8 1 7 じ の 4 層を積層する構成と なっ ている : 複数の並列 した 折 り返 し状の受信線 8 2 6 は、 受信側ガラスべ一ス基板 8 1 7 b の片面に形成され、 その上に内部保護ガラ ス板 8 1 7 a が貼 り 合おせられている。 複数の並列 し た折 り返 し状の送信 線 2 2 は、 送信側ガラ スベー ス基板 9 】 7 r) の 面に形^ され、 その上に外側ガラ ス板 8 1 7 c が貼 合わせ られて い る そ して、 内 ^ガラ ス体 8 1 7 は、 受信側ガ スべ一 ス S 板 8 1 7 b の基板面と送信側ガラ スベー ス基板 9 : 7 b の基 板面と を透明接着剤によ り貼 り合わせる こ と に よ ;】製造さ ; る - そのほかは、 第 丄 実施例と 同様であ る
こ の よ う に、 2 校のガラ スべ一ス基板 δ : 7 b と 9 J 7 : と を貼 リ 合おせて内側ガラ ス体 8 1 7 を製造する こ と に よ ( · . 内側ガラ ス体 8 1 7 の製造が容易 と な る
なお、 太実施例で 、 ガラ スベース基板 8 1 7 t と 9 1 7 r
2G
と を 2枚とせずに、 1枚で構成し、 その両面にパタ ン処理し て、 それぞれ折 り返し状の送信線 8 2 2 と折 り返し状の受信 線 8 2 6 と を形成しても よい。
また、 パタ ン処理を内部保護ガラ ス板 8 1 7 a と外側ガラ ス板 8 1 7 c と に形成しても よい。
また、 ガラスべ一ス基板 8 1 7 b , 9 1 7 b を、 ガラスの ほ力、、 プラスチッ ク フィ ゾレムにょ リ構成してもよ い。
次に、 本発明の第 9実施例について説明する。
第 1 6図は、 第 9実施例の送信線または受信線を示してい る。 すなおち、 送信線 9 2 2 は、 ガラスべ一ス基板 1 1 7 b の一方の側の表面に、 I . T . 0. 膜 9 2 2 a の透明導電体 ノ タ ーン を形成し、 その上に、 ノ、。タ ーンに沿っ て、 銅のよ う な金属 9 2 2 b を、 蒸着、 めっ き等によ り成膜する こ と によ り形成される。 I . T · 0. 膜は、 例えば、 スパッ タ リ ング 等の薄膜技術によ り成膜する こ と ができ る 受信線は、 同様 に、 ガラ スベース基板 1 1 7 b の他方の側の表面に ェ , 丁 . 0. 膜の透明導電体パタ ーンを形成し、 その上に銅を成膜す る こ と によ り形成される。
次に、 作用について説明する。
送信線 9 2 2 または受信線の銅パタ ーンが断線した場合に も、 その下の透明導電体パターンが接続されているので、 送 信線ま たは受信線パタ ーンの断線を防止する こ と ができ る - なお、 銅を I . T . 0. 膜上に成膜する代り に、 銅箔を導 電性接着剤によ リ貼 り つけても よい。
なお、 前記実施例はゲーム機を示したが、 検知マ 卜 リ ク ス
の利用は、 これに限られない。 例えば、 金属体の分布状態の 検出、 金属体の移動の検出等ができ る。 前者を利用する こ と によ り 、 例えば、 商品毎に特定パタ ーンの金属片を付着させ ておき、 この商品 を、 上述 した検知マ ト リ ク ス状に配置 して おけば、 その存否の状態が検出でき る。 従っ て、 商品の在庫 管理に利用でき る。 また、 物品に、 同様の金属片を付着させ る こ と によ り 、 物量管理にも利用でき る。 この他、 景品引き 換え所での金属体の計数やチェ ッ ク等、 金属体を数えた リ検 査 した りする検知装置に応用する こ と ができ る。
次に、 本発明の第 1 0実施例について説明する。
第 1 7 図は、 第 1 0実施例のスロ ッ トマシン を示 している: すなわち、 スロ ッ トマシン 1 0 1 は、 6個の回転体 1 1 1 の 外周に共通する複数の表示 1 1 2 を付してお り 、 メ ダル投入 口 1 2 1 にメ ダルを投入 してノヽン ドノレ 1 2 2 を手前に引 く こ と によ りゲームが開始されて各回転体 1 1 】 が高速で回転 し、 次いでス ト プボタ ン 1 2 3 を順次押す こ と に よ り これに 応寸る回転体 1 1 1 を順次停止させる よ う になっ てい る .:
そ して、 ゲーム ごと に各回転体 1 1 1 で複数の表示の う ち の任意の一つの表示が表示窓 1 1 3 に位置付け られ、 表示恋 1 1 3 に位置付け られた表示 1 1 2 のすベてが所定の賞出表 示、 例えば、 " 7 " の表示の と き、 賞出口 1 2 5 から賞出 を 行な う構成を有 し てい る。
こ こで、 各回転体 1 ュ 1 は、 プラスチッ ク 、 ゴム等の不 体のベル 卜 またはシ一 ト によ リ構成され、 図示 しない 2個 CI ベル 卜車に よ リ 回転される よ う になっ てい る = 各回転体 1 :
1 は、 所定の賞出表示、 例えば " 7 " の位置に、 鉄等の金属 (図示せず) を付着 して位置付けている。 表示窓 1 1 3 は、 前面ガラス蓋 1 3 1 によ り覆われている。 前面ガラス蓋 1 3 1 は、 第 1 実施例の内側ガラス体 1 7 と 同様の構成を有して いる (第 3 図参照) 。 そ して、 内側ガラス体 1 7 は、 金属セ ンサを構成する検知マ ト リ ク ス 2 0 を設けている。 また、 検 知マ ト リ ク ス 2 0 は、 第 1 実施例と同様に、 金属を検知する ための金属検知装置を構成している が、 説明は第 1 実施例と 重複するので省略する。
次に、 作用について説明する。
回転体 1 1 1 が停止したと き、 表示窓 1 1 3 に位置付け ら れた表示のすべてが所定の賞出表示、 例えば、 " 7 " のと き、 その状態を検知マ 卜 リ ク ス 2 0 が感知する。 検知マ ト リ ク ス 2 0 によ り感知された金属の位置は、 内蔵の C P I:、 例えば、 第 3 図に示すよ う な、 主制御装置 3 0 のよ う な C P I:に伝え ら; n る : そ して、 c p uが、 所定の賞出表示である こ と を ^ 認する と . それに応じて賞出口 1 2 5 から賞出が行なわれる: なお - 検知マ ト リ ク ス 2 0 をスロ ッ トマシン 1 0 ュ の正面 の表示窓 ュ 1 3 に形成するほ力、、 ス D V トマシン 1 0 1 の内 部に設けても よい - また、 金属の位置の検出は、 回転体 ュ 1 の スタ ー ト位置を検知マ ト リ ク ス 2 0 によ リ確認 し 、 そ 後は、 内蔵する C P I: によって位置検出を行なう よ う に して ち ょ い
また、 本実施例でも、 第 1 実施^と 同様に、 前面ガラ ス蓥
、
1 3 1 を、 表面ガラス体 1 6 と 内側ガラス体 1 7 と によ る 2 重構成と しても よ い。
以上の各実施例において、 検知マ ト リ ク スは、 例えぱ、 プ リ ン ト基板のよ う な金属の形状を判別するための金属形状判 別装置ゃタ ツチセンサを構成する こ と ができ る 。
また、 検知マ ト リ ク スの密度を適性にすれば、 金属体の飛 跡を追う こ と も可能であ り 、 ゲーム を詳細に監視する こ と も でき る。 検知マ ト リ ク スはゲーム機の盤面の裏側に配設して あ よ い。
なお、 検知単位 2 0 a , .2 0 a …は必ず しも正方形である 必要はな く 、 適宜いろいろな形状を有してもよ い。
また、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 を構成する導俸は、 銅のほ 力、、 アルミ ニ ウムや金等の金属、 その他、 酸化イ ンジウムの 膜ある いは酸化スズの膜等の透明導電体膜であっ ても よ い ま た、 上記各実施例では、 送信線または受信線が複数 . 検 ¾マ リ ク ス を構成する金属セ ンサについて説 ^ し て '、 : が、 送信線または受信線は必ずしも複数本である必要はな そ ^ ぞれ i Tfcずつの単純な構成から成っ ても よ い、
次に、 本発明の第 i 1 実施例について説明する。
第 :! 8 図〜第 3 0 図は、 本発明の第 1 1実施例を示してい る 。 第 1 1 実施例では、 第 1 実施例と同様に、 金属センサを 用いて金属検知装置を構成し、 これをゲ一ム機に適用 した場 合を示している。
第 1 8 図に示すよ う に、 複数の送信線 6 2 2 は、 1 本の送 信線 6 2 2 が折返部 6 1 で Uタ ーン して平行の折 り返し祅に 構成され、 これ ら が一方向に並列して同一平面上に配置され ている。 また、 複数の受信線 6 2 6 も、 同様に、 1本の受信 線 6 2 6 が Uタ ーン して平行の折 り返し状に構成され、 これ ら がー-方向に並列して同一平面上に 12置されている。 すなわ ち、 送信線 6 2 2 および受信線 6 2 6 は、 それぞれ往路およ び復路が並列する並行部分と、 折 り返し部分と を有している。 送信端子 · 6 2 3 および受信端子 6 2 7 は、 ゲーム機に取 り付 けた と きの内側ガラス体 (前面ガラス) 6 1 7 の上下関係で その下端に集 ft' して配置されている。
各受信線 6 2 6 は、 各送信線 6 2 2 と電磁的に結合可能な よ う に近接 して配置される。 金属体の接近によ り 、 電磁特性 が変化する よ う各送信線 S 2 2 に対する面平行位置に直角の 交差方向で配置され、 各送信線 S 2 2 と各受信線 6 2, 6 とで 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 を構成し ている - 第 1 8 図に示す検知マ ト リ ク ス 6 2 0 は、 第 1 実施倒と 同 様に、 第 2 図に示すよ う なゲーム機の盤面に ¾ つ て設け られ る . : 8 図の正面図で、 交差する各送信線- 6 2 2 と各受信 線 F 2 G と に よ り Hまれる正方形扶の各部分は、 送信線によ
つ て生成される磁束を受信線にょ リ検知する よ う に構成され、 金属体によ り生 じ る磁束変化を検出 して、 その金属体の存在 を検知するための検知単位 6 2 0 a , 6 2 0 a … を な してい る c 検知単位 6 2 0 a , 6 2 0 a …のい く つ かは、 第 4 図に 示すよ う に、 セーフ孔 1 4 a , 1 4 a …に対応している 。 検 知マ ト リ ク ス 6 2 0 は、 第 1 9 C図に示すよ う な盤面を覆う 2枚のガラ ス体の う ち、 内側であって盤面側である 内側ガラ ス体 (前面ガラス) 6 1 7 に設け られている。
第 1 9 C図に本実施例が適用されるゲーム機の部分断面図 を、 第 1 9 A図に内側ガラス体の拡大断面図を、 第 1 9 B 図 に第 1 9 A図で破線によ り丸 く 囲んだ部分の拡大図 を示す, 内側ガラ ス体 6 1 7 は、 受信線 6 2 6 (第 1 8 図に示す) の ための保護シー トである内部保護ガラス板 6 1 7 a 、 受信側 ガラ スべ一ス基板 6 1 7 b 、 送信側ガラ スベース基板 6 1 7 c . および、 送信線 6 2 2 (第 1 8 図に示す) のための保 ン一 トであ る 側ガラス板 6 1 7 d の 4層 を積層ォる構成も 有 している r 内部保護ガラス板 6 1 7 a と外側ガラ ス板 e. : 7 ά と は、 受信側ガラスベース基板 6 1 7 および送信倒ガ ラ スべ一ス基板 6 1 7 c よ り縦の長さ が短 く 、 内側ガラ ス体 β 1 7 は、 下端 6 1 7 ρ が露出 している
第 1 9 C図に示すよ う に、 内部保護ガラ ス板 G 了 s と 信側ガラ スべ一ス基板 6 1 7 b と の間には、 複数の並列 し た 折 り返 し ^の受信線 6 2 6 (第 1 S 図に す) が挾んで設! られる : 送信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 c と外側ガ ス板 S 」 d と の間には、 複数の並列 した折 り返 し状の送信線 G 2
2 (第 1 8 図に示す) が挟装されている。 従っ て、 内側ガラ ス帯 6 1 7 は、 送信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 c の一方の面 上に送信線 6 2 2 を透明接着剤層 6 1 S a によ り貼 り 合わせ て配置し、 その上に外側ガラス板 6 1 7 d を透明接着剤曆 6 1 8 b によ り貼 り合わせ、 受信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 b の他方の面上に受信線 6 2 6 を透明接着剤層 6 1 8 c によ り 貼 り 合わせて配置し、 その上に内部保護ガラス板 6 1 7 a を 透明接着剤層 6 1 8 d によ り貼 り合わせ、 送信側ガラ スべ一 ス墓板 6 1 7 c の他方の面と、 受信側ガラスべ一ス基抜 6 I 7 b の他方の面と を透明接着剤層 6 1 8 e によ リ貼 リ合おせ て構成される。
複数の送信線 6 2 2 の表側である外側ガラス板 6 1 7 d の 表面の全面上には、 シールド用の透明導電膜 2 8 が設けられ ている:: この透明導電膜は、 酸化イ ンジウム ' スズ ( I . T . 0 . ) 膜、 酸化スズ膜等によ リ形成される。
第 1 8 図に示すよ う に、 四角形状の送信側ガラ スベース基 板 6 1 7 c は、 その縦方向の一辺に沿って細長い フ レ キ ジ ブ ルプ リ ン ト基板 ( F P C ) から成る送信側折返基板 6 I 9 ε を接着 し、 縦方向の反対側の辺と下端の辺の一部に沿っ て同 じ く フ レキシブル基板から成る L字状の送信側引回基板 6 1 9 b を接着 している 。 送信側折返基板 6 1 S a は、 第 2 Π I に示すよ う に、 銅箔から成る導電体パタ ー ン によ り複数、 体的には 3 2本の ¾ ^の折返部 6 1 を一列に形成し、 第 2 二 図に示すよ う に、 各折返部 6 1 一端 6 】 a に ワイヤ 2 一端 S 2 a を半田 6 3 を用いた半田 けまたは溶接によ リ接
続している。
第 1 8 図および第 1 8 図で破線によ り丸 く 囲んだ部分の拡 大図を示す第 2 2 図に示すよ う に、 反対側の送信側引回基板 G ュ 9 b の下端にはその縁上に、 辺の一部に沿っ て、 銅箔か ら成る導電体パタ ーンによ り複数、 具体的には 6 4本の縦方 向にのびる外部接続用の送信端子 6 2 3 が形成されている 。 送信端子 6 2 3 は、 第 1 9 B 図に示すよ う に、 内側ガラ ス 体 6 1 7 の下端 6 1 7 p に配置され、 外側ガラ ス板 6 1 7 d に被覆されず、 露出 している。 すなわち、 外側ガラ ス板 6 1 7 d は、 送信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 c 上で送信端子 6 2 -3 を除 く 送信線 6 2 2 の上に貼 り 合わせられている。 各送信 線 6 2 2 の端子側は、 各送信線 6 2 2 の送信端子 6 2 3 と各 送信端子 6 2 3 への引回部 6 4 と を有 している。 各送信端子 G 2 3 への引回部 6 4 は、 導電体パタ ーンによ リ送信側引回 基板 S 1 9 b に形成され、 各送信端子 6 2 3 か 送信儸引叵 基 e : 9 b に治っ てのびている„
第 2 0 図において、 各折返部 6 1 の一端 S i a か らのびる ノ し 2 の他端 G 2 b は、 ワ イ ヤ 6 2 に張 リ を持たせ、 応する端子側の引回部 6 4 の始点 6 4 a に、 田 G 2 を い た 田付けまたは溶接によ り接続 して、 引回部 S 4 を介 して 送信端子 G 2 3 に接続されている。 なお、 引回部 6 4 は、 高 周波隨害を除去するため、 2 本の直線部分を 円 ¾1部 6 4 Rで 接 " z Iヽ な
同様に、 四角形状の受信側ガラスベース基板 S 1 7 a は、 その横 向の上端の一辺に沿っ て受信側折返基桉 C 2 S -Λ を
接着し、 横方向の下端の辺の一部に沿って細長い受信側引回 基板 G 2 9 b を接着している。 受信側折返基板 6 2 9 a は、 送信側折返基板 6 1 9 a と 同様に、 銅箔から成る導電体パタ — ンによ り複数、 具体的には 3 2本の弧状の折返部 6 1 を形 成し、 各折返部の一端 6 1 a に ワイヤ 6 2 の一端 6 2 a を半 田 6 3 を用いた半田付けまたは溶接によ り接続している
反対側の受信側引回基板 6 2 9 b の下側一端にはその緣上 に、 辺の一部に沿っ て、 送信側ガラスベース基板 6 1 7 c に 受信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 b を貼り合わせたと き、 互い に重な らない非対向位置に、 銅箔から成る導電 :パタ ー ンに よ り複数、 具体的には 6 4本の縦方向にのびる外部接続用の 受信端子 6 2 7 が形成されている。
受信端子 6 2 7 は、 第 1 9 A図に示すよ う に、 内側ガラス 体 6 】 7 の下端 6 1 7 p に配置され、 内部保護ガラス板 6 1 7 a に被覆されず、 露出 している すなわち、 内部保護ガ 5 ス板 1 7 & は、 受信側ガラ スベース基板 e I 7 b 上で受信 端子 G 2 7 を除 く 受信線 6 2 6 の上に貼り 合わせられてい ΐ , 各受信線 6 2 6 の端子側は、 各受信線 6 2 1 の受信端子 6 2 と各受信端子 6 2 7 八の引回部 6 4 と を有している。 各受 信篛子 6 2 7 への引回部 6 4 は、 導電体パタ ー ン によ リ受信 側引回基板 G 2 9 b に形成され、 各受信端子 e 2 7 から受信 側引叵基板 S 2 9 b に泊っ てのぴている
各析返部 G i の一端 6 1 a からのびる ヮノ ャ 6 2 の他端 ? 2 は、 ヤ 6 2 に張 り を持たせ、 封応する篛子側の引回 部 6 4 の始点 G 4 a に 半田 S 3 を用いた半田付けまたは溶
接によ り接続して、 引回部 6 4 を介 して受信端子 6 2 7 に接 続されている。
送信線 6 2 2 と受信線 6 2 6 と は、 このよ う に、 各折返基 板 6 1 9 a , 6 2 9 a に形成された各折返部 6 ュ と 、 各引回 基板 6 1 9 b , 6 2 9 b に形成された各引回部 6 4 と、 各ヮ ィャ 6 2 と 、 送信線 6 2 2 の端部をなす送信端子 6 2 3 、 受 信線 6 2 6 の端部をなす受信端子 6 2 7 と によ リ構成さ れて いる。 なお、 各ワイヤ 6 2 は、 遊技客に 目立たな く するため、 その表面がつや消 し処理を施した黒色であ り 、 光の反射を防 ぐよ う に してある。
通常のゲーム機 1 0 に好適な検知マ 卜 リ ク ス 6 2 0 のパタ ー ンは、 送信線 6 2 2 が 3 2行、 受信線 6 2 6 が 3 2列で、 検知単位 6 2 0 a の個数が合計 1 0 2 4個のパタ ー ンである なお、 第 1 8 図では、 外側以外のパタ ー ン を省略して図示 し ている r
送信線 6 2 2 . 受信線 6 2 6 を構成する ノ ヤの太さ は 好適に 2 5 a m - 3 0 μ mの値が選ばれる - 本実施例の場 笫 1 8 図に示すよ う に、 送信端子 6: 2 3 および受信端子 6 2 7 の全体の幅 c , d は、 それぞれ 1 2 6 m であ リ 、 また、 第 2 0 図に示すよ う に、 送信側折返基板 6 1 9 a および送信^ 引回基板 6 1 9 b の縦方向に伸びる部分の幅 e , f は そ .ΐ' ぞォ 1 0 uim 下に形成される - また、 第 2 2 図に示すよ う に、 送信端子 G 2 3 および受^ 端子 f; 2 7 のそれぞれ 1 本の幅 g は、 1 , 5 mmであ る 引 B C 4 (7) c , f を 1 0 以下とする 二 と によ っ て、 送信
折返基板 6 1 9 a および送信側引回基板 6 1 9 b は、 ゲーム 機の内側ガラス体 (前面ガラス) 6 1 7 のための敢付枠に隠 れて、 遊技客のい る正面側から見えないよ う になっている。
取付枠の内側下部には、 第 2 3 図に示すよ う に、 送信回路 基板 6 6 a と受信回路基板 6 6 b と が設置され、 送信回路基 板 S 6 a には、 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 の複数の送信線 6 2 2 へ送信する送信回路 6 4 0 が設けられ、 受信回路基板 6 6 b には、 複数の受信線 6 2 6 から受信する受信回路 6 5 0 が設 け られている。 これ らの基板 6 6 a , 6 6 b の上には、 送信 端子 6 2 3 および受信端子. 6 2 7 に対応する位置に送信コネ ク タ 6 7 a と受信コ ネク タ 6 7 b と が設けられている。
送信コネ ク タ 6 7 a は、 送信端子 6 2 3 を送信回路基板 6
6 a 上の送信回路 6 4 0 に着脱可能に接続するためのエッ ジ コネク タ であっ て、 受信コネク タ 6 7 b は受信端子 6 2 7 を 受信回路基板 6 6 b 上の受信回路 £5 5 0 に着脱可能に接続す る ためのエ ッ ジコ ネ ク タ である - すなわち、 送信コ ネク タ C
7 a および受信コネク タ 6 7 b は、 送信回路基板 6 6 a と受 信回路基板 6 6 b と に沿っ た細長い絶緣俸 6 8 の上部にその 長さ方向に沿って溝 6 8 a が形成され、 その溝 6 8 a の底部 に各回路基板 6 6 a , 6 6 b に接続する多数の導電ゴムが各 基板 S 6 a , 6 6 b に対し垂直方向に埋まっ て構成されてい な:■
各絶縁体 6 8 の溝 6 8 a には、 送信端子 6 2 3 および受信 端子 6 2 7 を配置した内側ガラス体 (前面ガラス) C 1 7 が 揷人可能であ り 、 送信コネ ク タ G & 、 F¾側ガラ ス体 6 1
7 を両面から挟んだ状態で送信線 6 2 2 の送信端子 6 2 3 と 接続し、 受信コネ ク タ 6 7 b は、 その状態で受信線 6 2 6 の 受信端子 6 2 7 と接続する。
送信端子 6 2 3 および受信端子 6 2 7 と送信回路 6 4 0 お よび受信回路 6 5 0 と の接続は、 送信端子 6 2 3 および受信 端子 6 2 7 を送信コネク タ 6 7 a および受信コネク タ 6 7 b に接続可能に内側ガラス体 6 1 7 の下側に位置^け、 溝 6 8 a に揷入 して、 その約 1 . 2 K gの自重で送信端子 6 2 3 およ び受信端子 6 2 7 が送信コ ネ ク タ 6 7 a および受信コネク タ 6 7 b と確実に接続する よ う に内側ガラス体 6 1 7 を取付枠 内に取 り付ける こ と によっ て行なわれる。
金属体を検知するための金属検知装置を構成する信号処理 システムは第 2 4 図〜第 2 8 図に示すと お り である。
第 2 4 図に示すよ う に、 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 は、 マ ト リ ク ス : 〇送信 ' 受信ボー ド 7 1 を介して C P Γ モ リ コ ン 卜 口 ―ルボ'一ド 了 2 の制御下にある :: C P : メ モ U ニ ン k —ルボー ド 7 2 は、 通信回線 7 9 で通信可能と なつ てい る また、 C P じ メ モ リ コ ン ト ローゾレボー ド 7 2 は、 R A M 力 ― ド 7 3 のデータ を読取って利用する こ と が可能となっ てい る: C P U メ モ リ コ ン ト ロ ールボー ド 7 2 は、 内咅!:に、 中央処理 装置 f C P I: ) 、 主記憶、 イ ン タ フヱ一ス機能等が搭載さ れ て、 実質的に コ ン ピュータ を構成 してい るも のである .
R A Mカー ド 7 3 には、 セー フ孔 1 4 a , 1 a …の f¾置 の -'—タ ゃセー フ? L 1 4 a , 1 4 a … に入る金属体の検出ァ ル ゴ リ ズム等が記録されている
C P Uメモ リ コ ン ト ロールボー ド 7 2 は、 オプショ ン力一 ド 7 4 にデータ を記録する こ と も可能であ り 、 ォプショ ンカ — ド 7 4 に記録されたデータ を、 外部に用意されたコ ン ビュ —タ 7 5 によ り演算する こ と によ り 、 金属体の軌跡を表示 - 印刷する こ と ができる。
C P Uメモ リ コ ン ト ロールボー ド 7 2 に接続されるォプシ ョ ンカー ド 7 4 は、 ゲーム機 1 0 の盤面 1 1 と内側ガラス体 6 1 7 と の間で動き回る金属体の軌跡を記録するための装置 である。 オプショ ンカー ド 7 4 は、 半導体メモ リ等に記憶す る方式のものもある。 また、 遊技客が増える時間蒂には、 ゲ ーム機 1 0 の稼動率が高く なるため膨大な記憶容量を必要と し、 膨大な記憶容量を必要とする半導体メモ リ は一般に高価 であっ た り 、 ょ リ大きなスペースを必要と した りする こ と か ら、 ノ、 一 ドディ スク を使っ て、 金属体の動き を記録する よ う に しても よ い t 記録されたデータ は、 金属体の軌跡を解析す るための ゾ フ ト ウエ ア を組み込んだコ ン ピュ一タ にかけ られ て演算処理され、 ゲームセンタ等で必要なデータ を得る こ と ができ る。
マ ト リ ク ス I Z 0送信 ' 受信ボー ド 7 1 は、 送信回路 6 4 0 を設けた送信回路基板 6 6 a と 、 受信回路 6 5 0 を設けた 受信回路基板 6 6 b と を有している。 送信回路 6 4 0 は各送 信線 6 2 2 に所定の周波数の信号を順次送信する回路であ リ、 受信回路 6 5 0 は送信回路 6 4 0 と 同期して各受信線 S 2 €. から信号を顯次受信する回路である。
送信回路 6 4 0 は、 第 2 5 図に示すよ う に、 送信コネク タ
6 4 1 と、 送信コネク タ 6 4 1 に接続し た増幅器 6 4 2 およ びチャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 と、 増幅器 6 4 2 およびチ ヤ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 に接続したアナロ グマルチプレ クサ 6 4 4 と、 アナロ グマルチプレ クサ 6 4 4 に接続する と と も に、 送信コ ネ ク タ 6 7 a を介 して複数、 具体的には 3 2 回路の送信線 6 2 2側にそれぞれ接続 した 3 2俩の P N P + λτ P Nの トーテムポール ドラ イバ 6 4 5 と によ り構成されて いる。
チャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 は、 第 2 6 図に示すよ う に、 カ ウ ンタ I C 6 4 3 a を有効に利用 して、 ク ロ ッ ク用と リ セ ッ ト用 と の 2本の制御線で動作を行な う ものである。
受信回路 6 5 0 は、 第 2 7 図に示すよ う に、 受信コネク タ 6 7 b を介 して複数、 具体的には 3 2 回路の受信線 6 2 6側 に それぞれ接続した 3 2個の C Tセンサ (変流器) 6 5 1 と 、 C Tセンサ 6 δ 1 に接続 したアナロ グマルチプレ ク サ 6 5 2 と、 アナロ グマルチプレ クサ G 5 2 に接^した増幅器 6 Γ. : およびチャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 5 4 と、 增輻器 6 5 3 およ びチャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 5 4 に接続 した受信コネ ク . 5 5 と によ り構成されている。 C Τセンサ 6 5 1 は、 各受信 線 6 2 と アナロ グマノレチプレ クサ 6 5 2 と を絶綠する と と も に、 各受信線 6 2 6 から の信号を 1 0倍に増幅するも ので ある チャ ンネル切替口 ジッ ク 6 5 4 は、 送信回路 β 4 0 チャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 と 同様の部材である c
第 2 8 図に示すよ う に、 C P U メモ リ コ ン ト π—ルボ一 に 7 2 は, 送信側では、 C P U二ニ ッ ト (図示せザ に接続 ί
た C P Uコネク タ 6 6 2 と、 C P Uコネク タ 6 6 2 を介して C P ユニ ッ ト からのスタ ー ト信号に応じて送信ク ロ ッ ク を 送るシーケンス制御回路 6 6 3 と、 送信ク ロ ッ ク を受けて送 信信号を送るバ ン ドパス フ ィ ルタ 6 6 4 と、 送信信号を増幅 して送信コネク タ へ送る増輻器 6 6 5 と を有している。
また、 C P Uメ モ リ コ ン ト ロ ールボー ド 7 2 は、 受信側で は、 受信コ ネ ク タ 6 5 5 からの受信信号を増幅する増幅器 6 7 1 と 、 増幅信号を受けるバン ドパス フ ィ ルタ 6 7 2 と、 ノ ン ドパスフィ ルタ 6 7 2 からの受信信号を受ける全波整流 · 増幅器 6 7 3 と、 全波整流 ' 増幅器 6 7 3 からの受信信号を 受ける 2段の 口 一 ノ、0スフィ ルタ 6 7 4 a , 6 7 4 b と、 パス フ ィ ルタ 6 7 4 b か ら の受信信号を受け、 シーケ ンス制 御回路 6 6 3 によ リ制御されてデジタルデータ を双方向 R A M 6 7 6 に送る A Z Dコンバータ 6 7 5 と、 そのデジタル'デ —タ を受け、 シーケ ン ス制御回路 6 6 3 によ り制御されて受 信データ を書込み、 C P Uコネク タ 6 6 2 からの読出信号に 応じて受信データ を C P Uコネク タ 6 6 2 を介して C P Uュ 二 'ソ ト に送る双方向 R A M 6 7 6 と を有している。
双方向 R A M 6 7 6は、 内部にカ ウ ンタ を持っており 、 金 属体のマ リ ッ ク スデータ の処理は、 すべてそのカ ウ ンタ に よ り行なっ ている。 さ ら に、 C P Uメモ リ コ ン ト ロールボ一 ド ": 2 は、 電源ユニ ッ ト 6 7 7 を有している 。
送信線 6 2 2への電圧波形 8 1 と しては、 周波数 】 〜 1 . 3 M H z の 0 Vを中心と した連続のサイ ン波が好適である - ゲーム機 1 0 は、 その機種によって種々 の周波数の ノ ィ ズ
を発生 している。 この ノ イ ズの周波数と検知マ ト リ クス e 2 0 への送信周波数と がー致または接近している と、 金属体の 検出精度が著し く 悪化する。 従っ て、 ゲーム機 1 0 の機種に 応 じて、 1 〜 1 . 3 M H z の周波数帯のう ちその ノ イ ズの周 波数と一致または接近しない送信周波数の金属検知装置を数 機種予め準備しておき、 取 り付けるゲーム機 1 0 に応 じて、 それに適 した送信周波数の金属検知装置を選択 し、 取 り付け る よ う にする。 こ の方法によれば、 安価な製造コ ス ト で ノ ィ ズによ る影響を取 り除いて、 金属体の検出精度を上げる こ と ができ、 また、 予めゲーム機 1 0 に最も適した機種の金属検 知装置を選択 しておく こ と によ り 、 ゲーム機 】 0 への適用 が 容易と なる。
次に、 本実施例の作用について説明する。
C P Uュニ ッ 卜 からのア ド レ ス信号およびコ ン ト ロール信 号は、 第 1 実施例と 同様に して C P Uコ ネク タ 6 C 2 を経て、 ゲーム機 ] 0 に伝達される。
ゲーム機 1 0 では、 送信側で、 シ ーケ ン ス制御回路 β F 3 がス タ ー ト信号を受け、 1 6 M H z の原振ク ロ ッ ク を必要に 応じて分周 して送信ク ロ ッ ク を出力する。 シーケ ン ス制街叵 路 6 6 3 からの送信ク ロ ッ ク は、 ノ ン ド ノ、0ス フ ノ ルタ S C 4 によ リ デジタ ル信号からアナロ グ信号へ と波形整形された後、 増幅器 6 6 5 によ り増幅され、 送信コ ネ ク タ β 4 1 八と送 れる =
さ ら に、 送信信号は、 送信回路 G 4 :: で増幅器 6 4 2 によ リ 増幅され る: マ十ロ グマルチプレ クサ 6 4 4 は、 チ ' :, ネ
ル切替ロジッ ク 6 4 3 によ り切替えられたチャ ンネルで、 ト —テムポール ドライバ 6 4 5 を順次動作し、 それによ り トー テムポール ドライ ノく 6 4 5 は、 増幅器 6 4 2 によ リ増幅され た信号を所定の周期で送信線 6 2 2 に順次出力するものであ る (第 2 9 図ステ ッ プ 6 9 1 参照) 。
受信側では、 第 2 9 図に示すよ う に、 複数の受信線 6 2 6 にあ らおれる電磁特性値たる電流が、 C Tセンサ 6 5 1 によ リ 1 0倍に増幅される。 C Tセンサ 6 5 1 によ り増幅を行な う ため、 それだけ受信側の増幅器の増幅度を大き く する必要 がな く なる。 C Tセンサ 6 5 1 による増幅は、 各受信線 6 2 6 とアナロ グマルチプレクサ 6 5 2 と を絶縁して行なわれる ため、 ノ イ ズを発生させずに行なう こ と ができる。 これによ り 、 O Pアンプを用いた場合に比べて、 O P アンプ自体によ る ノ イ ズや直流 ド リ フ トの発生を防止する こ と ができ、 受信 信号の検出精度を良く する こ と ができ る。 C丁センサ G δ 1 用いた こ と によ 、 C Τセ ンサに比べて一般に大型である 〇 Ρ アンプを用いる必要がな く な り 、 マ リ ク ス I Ζ 0送信 - 受信ボー ド 7 1 の小型化が可能と なってい る:
アナロ グマルチプレクサ 6 5 2 は、 C Tセンサ 6 5 1 を経 た各受信線 6 2 6 からの信号を、 チャ ンネル切替ロ ジッ ク e 5 4 によ り切替え、 所定の周期で順次出力するものである アナ α グマルチプレ クサ 6 5 2 からの信号は、 増幅器 6 5 3 によ り 1 0 0倍に増幅される (第 2 9 図ステッ プ 6 9 2参照:'; 受信信号は、 受信コネ ク タ 6 5 ? 、 増幅器 6 7 1 、 バン ド
パス フィルタ 6 7 2 を経て、 増幅および検波が行なわれる。 ノ ン ドパス フ ィ ルタ 6 7 2 からの受信信号は、 第 3 0 A図に 示すよ う に、 数サイ クルを 1 スキ ャ ン と したアナロ グ信号と なっ ている。 こ のアナロ グ信号は、 全波整流 ' 増幅器 6 7 3 で、 第 3 0 B 図に示すよ う に、 波形整形が行なわれる。
その全波整流 ' 増幅器 6 7 3 からの信号は、 ロ ーパスフ ィ ルタ 6 7 4 a で、 第 3 0 C図に示すよ う に、 積分処理によ り 平均化が行なわれ、 さ ら に、 口 一パス フ ィ ノレタ 6 7 4 b で、 第 3 0 D図に示すよ う に、 平均化が行なわれる - これによ り . ノ イ ズも受信信号と平均化される が、 ノ イ ズの量は信号に比 ベ極 く わずかであ り 、 ノ イ ズによ る誤差は無視する こ と がで き る。 口 一パス フ イ ノレタ 6 7 4 a , 6 7 4 b によ り平均化を 行な う 際には、 すでにバン ドパス フ ィ ルタ 6 7 2 を通過した 後であるので、 誤差を引き起こすほどの ノ イ ズは存在しない か ら である e 送信周波数は、 こ のため に、 ゲーム機 1 0 の ノ ィ ズの影響を受けない周波数に選択さ れる が、 バン ドパス フ ィ ルタ 6 7 2 には、 その送信周波数に適 したものが用い られ る :
次に、 受信信号は、 AZ Dコンバータ 6 7 5 に送られる。 A Z Dコ ンバータ 6 7 5 は、 例えば 1 2 ビッ ト等所定の ビッ ト単位で検知マ ト リ ク ス 6 2 0 からの信号をデジタル信号に 変換 し、 シーケンス制御回路 6 7 6 によ り制御されて受信デ —タ を双方向 R A M 6 7 6 に記録させる (第 2 9 図ステ ッ プ
6 9 3参照) 。 この処理スピー ドは、 1秒間に 2万 5千回の 高速である。 双方向 R AM 6 7 6は、 シーケンス制御回路 6
7 6 からの書込信号によ り C P Uュニ ッ ト 3 0の動作と は無 関係に受信データ を記録した後、 1 ク ロ ッ ク を入力する こ と によ リ ア ド レスを + 1 ア ップする (第 2 9 図ステッ プ 6 9 4 参照) 。 双方向 R A M 6 7 6の容量は、 例えば、 2 0 4 8バ ィ 卜である。
こ う して、 受信回路 6 5 0のアナロ グマルチプレ クサ 6 5 2 が、 各受信線 6 2 6 からの信号を切替え (第 2 9 図ステ ツ プ S 9 5参照) 、 3 2本の受信線 6 2 6 に応じて 3 2回、 上 記ステ ッ プを繰返す (第 2 9 図ステ ップ 6 9 6参照': Γ 3 2 回繰返したな らば、 送信回路 6 4 0 のアナロ グマルチプレ ク サ 6 4 4 が送信線 6 2 2 を切替え (第 2 9 図ス孑 ッ プ 6 9 7 参照) 、 再び、 信号処理を繰返す。
C p Uユニッ トは、 必要に応じて読出スタ ー ト信号によ り ^方向 R A Μ 6 7 6 に記録された金属体の位置に関するギー タ を読出 し、 演算処理を行なう 。 そ して、 C P Uユニ ッ トは - この処理を繰返す。 C P Uメモ リ コ ン ト ロ一ルボー ド 7 2の 各回路と C P Uユニッ ト とは、 互いに待ち時間を無視して ¾L 理が行なわれるため、 C P Uュニッ ト 3 0 の負担が軽減され、
C P Uュニ ッ ト 3 0 の処理速度を速 く する こ と ができ る - なお、 C P Uユニ ッ ト 3 0 は、 玉検出のアルゴ リ ズム が簡 里なものであるな らば、 安価な 8 ビッ 卜の C P U を用いれば 十分であ り 、 複雑なァルゴリ ズム を必要とする場合には、 高 速処理を行な う ため、 1 6 ビッ ト C P U を用いるものを選択 する と よ い。 いずれの場合にも、 金属俸のスキャ ンニングの 速度は、 スキャ ンニングに C P U を介 していないため、 C P Uの影響を受ける こ と はない。
このよ う に、 折 り返し状の送信線 6 2 2 に電流を流 し磁界 を発生させ、 その送信線 6 2 2 と電磁的に結合 した受信線 6 2 6 に相互誘導作用によ り起電力 を発生させた と き、 検知単 位 6 2 0 a に金属体がかかる と、 金属である金属体の表面に 検知マ ト リ クス 6 2 0 によ る磁束を打ち消す方向に渦電流が 発生する。 これによ り その位置で、 受信線 6 2 S に誘起さ れ る誘導電流の大き さ が変化する。 この と きの送信線 6 2 2, f 2 2 … と 、 それに対応する受信線 6 2 6, e 2 β … と は、 上述 し たよ う に、 ス ^ャ ンニングによ リ検出する こ と ができ 従っ て、 金属体の位置は、 イ ン ピーダンスが変化 し た受信 線 6 2 6 , 6 2 6 … と その位置の送信線 6 2 2, G 2 2 ■■■ t が交差する位置の座標と して把握する こ と ができ る - 検知単
^ 6 2 0 a の個数は送信線 6 2 2 が 3 2行、 受信線 e 2 !3 が
S 2列で合計 1 0 2 4 個である ため、 金属体が盤面 6 1 1 の どのセーフ孔 1 4 a およびア ウ ト孔 1 5 を通過 しても検出す る 二 と ができ る
なお、 送信線 6 2 2 への電圧波形 8 1 は、 0 Vを中心と し た連続のサイ ン波であるため、 矩形波のよ う な ノ イ ズの発生 がな く 、 C P Uュニ ッ トな どの他の機器への影響を防止する こ と ができる。
また、 電圧波形 8 1 は、 送信周波数蒂が 1〜 1 . 3 M H z であるため、 ゲーム機 1 0 の周辺機器からのノイ ズを受けに く く したう えに、 反応感度を大き く する こ と ができる。 なお、 1〜 1 . 3 M H z の周波数帯の信号を処理する こ と ができ る 部品は、 それ以上の周波数蒂の信号を処理する部品に比べて 安価である。 また、 ゲーム機 1 0 の機種に応じて、 その ノ ィ ズの周波数と一致または接近しない送信周波数の金属検知装 置が選択されるため、 ノ イ ズによる影響を受けずに良好な金 属体の検出精度を得る こ と ができ る。
また、 内部保護がラス板 6 1 7 a および外部ガラ ス板 6 1 7 c は、 送信線 6 2 2 および受信線 6 2 6 を、 衝擊な どによ る物理的損傷、 塵埃、 酸化等による腐食から保護し 、 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 の耐久性を向上し、 寿命を伸ばすこ と ができ また、 外側ガラス板 6 1 7 d の表面の透明導電膜 2 8 は、 外側からの金属や誘導体の電気的影響をシ一ルドする と とも に . 金属体に対する反応感度を上げる作用 を有する - _
C P I;ユニ ッ ト 3 0 は、 R A Mカー ド 7 3 に記録された、 セ一つ孔 1 4 a , 】 4 a …やア ウ ト孔 1 5等の要所に対応し ている検知単位 6 2 0 a , 6 2 0 a …の位置のデータ を読出 し 、 ゲ一ム機の鐾面での金属俸の人玉钛祝等、 その動き を座
標の変化と して追い、 ゲームの進行を監視ォる。 そ して、 状 況によ り 、 打ち止め管理, 不正によ る異常のチ: Γ ッ ク を し た り 、 釕調整等のデータ と して利用する こ と ができ る。
R A Mカー ド 7 3 は、 新機種のゲーム機 1 0 で金属体の入 玉状況を監視する場合には、 それに応じて R A Mカー ド を交 換すればよい。 R A Mカー ド 7 3 は、 同一機種のゲーム機 1 0 に用いるものであれば、 1 つのカー ドを コ ピー して製造す る こ と ができ る。
なお、 送信端子 6 2 3 と受信端子 6 2 7 と を下側に して取 付枠の内側下部の送信コネク タ 6 7 a と受信コネ ク タ 6 7 h と に接続するため、 内側ガラ ス体 (前面ガラス) 6 1 7 の重 さ を利用 して接続を確実に行な う こ と ができ、 また、 内側ガ ラ ス体 6 1 7 を取付枠に取付ける際に、 接続を同時に行な う こ と ができる。
検知マ ト リ ク ス 6 2 0 を設けた内側ガラ ス体 6 1 7 の交換 や取付けは、 送信コ ネ ク タ 6 7 a および受信コ ネ ク タ G : が着脱可能であ り 、 内側ガラ ス体 6 1 マ を取付枠の送信回路
6 4 0 および受信回路 6 5 0 から取 り外すこ と が容易であ る ため、 故障 し た検知マ ト リ ク ス 6 2 0 の交換が容易である - ま た、 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 が搭載していないゲーム機に ' 知マ ト リ ク ス 6 2 0 を取 り付ける こ と も容易に行な う 二 と 力' 、 取付枠の内側上部に送信コ ネ ク タ 6 7 a と受信コ ネ ク タ
7 b と を設け、 送信端子 2 3 と受信端子 2 と を上側に し て 取 リ付ける よ う に しても よい こ の場合、 送信回路基板 7 f
6 a , 受信回路基板 7 6 6 b , 送信コネク タ 6 7 a , 受信コ ネク タ 6 7 b を 目立たな く する こ と ができる。
また、 送信線 6 2 2 および受信線 6 2 6 を ワイヤ 6 2 によ リ構成し、 それ らの折返部 6 1 や引回部 6 4 を導電体パタ ー ンによ リ形成しているため、 パチンコ玉を検出する ワイヤ 6 2 を細く 形成する こ と によ り 、 パチンコ玉の検出部はパチン コゲーム機 1 0 の盤面 1 1 を遮らず遊技客から 目立たないも のとなつ ている。
次に、 本発明の第 1 2実施例について説明する。
第 3 1 図〜第 3 3 図は本発明の第 1 2実施例を示している。 本実施例は、 送信端子および受信端子と送信回路および受信 回路と の接続が異なるほかは、 第 1 1実施例と同様であ り 、 第 1 1 実施例の部材と 同一の部材には同一の符号を付し、 重 複 した説明を省略する。
第 3 1 図に示すよ う に、 取付枠の内側下部 7 S 5 に、 送信 回路基板 7 6 6 a と受信回路基板 7 6 6 b と が設置され、 そ れらの上には、 送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 に対応 する位置に送信コネク タ 6 7 a と受信コネク タ 6 7 b と が設 け られている。
送信コネク タ 6 7 a は送信端子 7 2 3 を送信回路に着脱可 能に接続するためのラバーコネク タであって、 受信コネク タ 6 7 b は受信端子 7 2 7 を受信回路に着脱可能に接続するた めのラ ノ 一コ ネク タである。 すなわち、 送信コネク タ 6 7 a および受信コ ネク タ 6 7 b は、 送信回路基板 7 6; 6 a と受信 回路基板 7 6 6 b と に沿っ た細長い絶縁体 6 8 の周囲に多数
4Π
の接続線 6 9 が巻かれて構成されている。 接続線 6 9 は、 送 信端子 7 2 3 、 受信端子 7 2 7 、 これ ら と対応する送信回路 端子および受信回路端子に対し、 1 対 1 または 1 対多、 すな わち、 それ らのそれぞれ 1 本当た り 1 本または複数本、 好適 には 5本程度が対応して接続している。
各送信端子 7 2 3 および各受信端子 7 2 7 は、 内側ガラス 対 6 1 7 の下端 6 1 7 Ρ の緣上に配置されている が、 第 3 2 図および第 3 3 図に示すよ う に、 さ ら に、 その上に、 内側ガ ラ ス体 6 1 7 の下端 6 1 7 Ρ の縁を両面から挟んで端子金具 7 2 0 a を有している。
送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 と送信回路および受 信回路と の接続は、 第 3 3 図に示すよ う に、 送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 を送信コネク タ 6 7 a および受信コネ ク タ 6 7 b に接続可能に内側ガラス体 6 1 7 の下側に位置付 け、 その約 1 . 2 K gの 自重で内側ガラ ス体 6 1 7 の緣上にあ る送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 が送信コネク タ 6 7 a および受信コネ ク タ 6 7 b の上部と接触 して接続する よ う に内側ガラス体 S 7 を取付枠内に取 リ付ける こ と によ つ て 行なわれる
次に、 本発明の第 1 3実施例について説明する 。
本実施例は、 内側ガラ ス体が内部保護ガラ ス板と ガラ スベ —ス基板と外側ガラ ス板と の 3 層を積層する構成であるほ . は、 第 】 〗 実施例と 同様であ り 、 第 1 1 実施例の部材と 同一 の部材には同一の符号を付 し、 重複 した説明を省略する 第 3 4 図は、 第 1 3実施例の検知マ リ ク スを有する内便
ガラス体の構造を示している。 すなわち、 内側ガラス体 6 1 7 は、 内部保護ガラ ス板 6 1 7 a , ガラ スべ一ス基板 8 8 7, 外側ガラス板 6 1 7 c の 3層を積層する構成と なっ ている。 複数の並列した折 り返し状の受信線 6 2 6 は、 ガラ スべ一ス 基板 8 8 7 の片面に形成され、 その上に内部保護ガラス板 6 1 7 a が貼 り合わせられ、 複数の並列した折 り返し状の送信 線 6 2 2 はガラスベース基板 8 8 7 の反対面に形成され、 そ の上に外側ガラス板 6 1 7 c が貼り合わせられている。
なお、 送信線 6 2 2 および受信線 6 2 6 のパタ ー ン処理に 際し、 ガラスベース基板 8 8 7 の両面に行なう代 り に、 内部 保護ガラス板 6 1 7 a と外側ガラス板 6 1 7 c と に形成して あ よい。
また、 ガラスべ一ス基板 8 8 7 を、 ガラスのほか、 プラス チッ ク フ ィ ルムによ り構成してもよい
次に、 太発明の第 1 4 実施例について説明する。
本実旌例は、 引回基板がその両面に引回部を形成している ほかは . 第 3 1 実施例と 同様の構成であ り 、 第 1 1 実施例の 部材と 同一の部材には同一の符号を付し、 重複し た説明を省 略する:
第 3 5 図に示すよ う に、 四角形状の送信側ガラスベース基 板 6 1 7 c は、 その縦方向の一辺に沿っ て細長い フ レ キシブ ルプ ン 卜基板 ( F P C ) から成る送信俩折返基板 6 1 9 ' を接着 し、 縦方向の反対側の辺と下端の辺の一部に沿つ てこ. 字拭の送信側引回基板 7 1 9 を接着 している: 送信側引回基 板 7 ] 9 の下端には、 第 2 2 図に示すよ う に、 辺の一部に治
つて、 同 じ く フ レ キシブルプリ ン ト基板から成る、 複数、 具 体的には 6 4本の縦方向にのびる外部接続用の送信端子 6 2 3 が形成されている - 各送信端子 6 2 3 への引回部 6 4 は、 各送信端子 6 2 3 か ら送信側引回基板 7 1 9 の両面に 1 本ごと に交互にのびてい る。 各引回部 6 4 の う ち送信側引回基板 7 1 9 の裏面側、 す なわち送信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 c に面する側にある引 回部 6 4 の端部の始点 6 4 a は、 送信側引回基板 7 1 9 の対 応する位置に形成されたスルーホール 7 2 0 によ り表側に接 続される。 各引回部 6 4 の始点 6 4 a は、 対応する各折返部 の一端 6 l a からのびる ワ イヤ 6 2 の他端 6 2 b に、 ワイ ヤ 6 2 に張 り を持たせて、 半田 6 3 を用いた半田付けまたは溶 接によ り接続されている。
本実施例では、 ガラスベース基板の縦方向にのびる引回部 の幅を、 例えば、 約 1 0 mm以下に容易に短く する こ と ができ る
なお、 受信側ガラ スべ一ス基板の受信側引回基板も、 送信 側引回基板 7 1 9 と 同様にスルーホールを形成して、 その 面に 1 本ごと に交互に引回部を形成する こ と ができ る。
また, 引回部の幅を短く するためには、 引回基扳の雨面に 引回部を設けるほ力、、 引回基板を複数枚積層 して構成し ても い
次に、 本発明の第 1 5実施例について説明する 本実施例 は、 ノ イ ズ対策を有する金属探知装置の例である 。 こ の実施 例で採用さ れている ノ イ ズ対策は、 本発明における種々 の態
様、 例えば、 上述した各実施例に適用する こ と ができ る。 本実施例の金属検知装置は、 第 3 6図に示すよ う に、 ノ ィ ズ検出手段 1 0 3 5 と、 ノ イズレベル測定手段 1 0 3 6 と を 有し、 C P Uユニ ッ ト 1 0 3 0 に送信中止手段 1 0 3 7 と、 周波数切換手段 1 0 3 8 と を有している。
ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5は、 受信回路 1 0 5 0 が受信 した 信号を受け、 その ノ イ ズを検出 したと き ノイ ズ信号を出力す る手段である。 ノ イ ズレベル測定手段 1 0 3 6は、 ノ イ ズ検 出手段 1 0 3 5 に接続されて、 ノ イズ検出手段 1 0 3 5 が検 出 したノ イ ズの周波数毎の レベルを測定する手段である。 こ れは、 例えば、 予め設定した特定の周波数成分について、 そ の レベルを測定する力、、 または、 ノ イ ズを周波数分析し、 そ れぞれについて レベルを測定してもよい。
送信中止手段 1 0 3 7 および周波数切換手段 1 0 3 8 は、 C P Uュニ ッ 卜 1 0 3 0 において、 それぞれ特定のプ口 グラ ム を実行する こ と によ リ構成される 送信中止手段 1 0 3 7 は、 ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5 からの ノ イ ズ信号に応じてシ一 ケンス制御回路 4 7 の送信ク ロ ッ ク の送信を停止させる こ と によ り 、 送信回路 1 0 4 0の送信を中止させる手段である。 周波数切換手段 1 0 3 8 は、 ノ イ ズ レベル測定手段 1 0 3 6 の測定結果に基づいて、 送信回路 1 0 4 0の送信信号の周波 数を、 検出 したノ イ ズの影響を受けない周波数に切換える手 段である r ノ イ ズの影響を受けない周波数への切換えは、 えば、 予め設定した 2種類の周波数、 1 M H z および 1 . 3 M H z の う ちのいずれかに切換える こ と によ リ行なわれる -
なお、 周波数の切 り換えは、 プロ グラムに限らず、 ハー ドウ エ ア によっ て行な う こ と もでき る。 、
次に、 ノ イ ズの影響を除去する作用について説明する。 ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5 は、 受信回路 0 δ 0 の受信信号 に ノ イ ズを含むと き、 受信回路 1 0 5 0 が受信 し た信号の ノ ィ ズを検出する。 送信中止手段 1 0 3 7 は、 ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5 からの ノ イズ信号に応じて送信回路 1 0 4 0 の送信 を中止させる。 ノ イ ズレベル測定手段 1 0 3 6 は、 ノ イ ズ検 出手段 1 0 3 5 が検出 したノ イ ズの周波数毎の レベルを測定 する。 その測定結果に基づいて、 周波数切換手段 1 0 3 8 は、 送信回路 1 0 4 0 の送信信号の周波数を、 予め設定された 2 種類の周波数、 1 Μ Η ζ および 1 . 3 Μ Η ζ の う ち、 検出 し たノ イ ズの影響を受けない周波数に切換える。 こ う して、 ノ ィ ズによ る影響を受けずに良好なパチンコ玉の検出精度を得 る こ と ができ る。
このよ う な構成によれば、 1 つの機種の金属検知装置で、 異な る周波数の ノ イ ズを発生する種々 の機器に対応する こ と ができ る :
なお、 本実施例において、 周波数切換手段 1 0 3 8 は、 2 種類の周波数を選択する方式を利用するもののほ力、、 P L L ( フ ェ ーズ ' ロ ッ ク ド ' ループ) を用いて任意の周波数に切 換える方式を利用するものであっ ても よ い。
次に . 太発明の第 1 6実施例について説明する 。 本実施例 は、 受信線に誘起される誘導電流を検出する手段を変更 し た 受信回路を有する実施例であ る
本実施例は、 c τセンサの代 り に増幅器を用いているほか は、 第 2 7 図に示す実施例と同様である
第 3 7 図に示すよ う に、 受信回路では、 3 2 回路の増幅器 1 1 5 1 が、 それぞれ 3 2 回路の受信線 2 6側に接続されて いる - これらの増幅器 1 1 5 1 は、 受信線 2 6 からの信号を 増幅 してアナロ グマルチプレ クサに送るものである。 このよ う に、 C Tセンサの代 り に増幅器 : i 1 5 1 を用いて受信回路 を構成する こ と が可能である。
なお、 各実施例において、 折返基板および引回基板は、 そ の一方または両方がフ レキシブルプリ ン ト基板 ( F P C ) の 代 り に、 薄いガラスエポキシ基板から成っ ていてもよ い。 ガ ラスエポキシ基板は、 乳白色のため、 使用 したと き 目立たず、 また、 熱に強いため、 送信線や受信線のワイヤを半田付けす る際、 熱で破壊される のが防止される。
なお、 各実施例において、 祈返基板および引回基板は . そ の一方またば両方がフ レ キシブルブリ ン ト基板 ( F P C ) (L 代 に、 薄いガラ スエポキシ基板から成っていても よい ガ ラ スエポキシ基板は、 乳白色のため、 使用 したと き 目立たず、 また、 熱に強いため、 送信線や受信線のワイヤを半田付けす る際、 熱で破壞されるのが防止され る。
送信端子および受信端子は、 ゲーム機に取り付けたと きの 内側ガラ ス体 (前面ガラス) の上下関係で、 その下端側に & 中 し て記置する構造とする こ と ができる - もちろん、 これに 限らず、 内側ガラス体の上端側に集中 して配置されていても よ い— これによ り 、 送信 コ ネク タ 、 受信コネ ク タ 、 送信回路
基板、 および、 受信回路基板を 目立たないよ う にする こ と が でき る。 また、 送信線の端部および受信線の端部を送信端子 および受信端子と して基板の一端に配置 した場合には、 基板 の重さ を利用 して送信コネク タ および受信コネク タ と接続を 行な う よ う にすれば、 接続を確実にする こ と ができ る。
また、 各実施例において、 折返部は、 導電体パタ ー ンによ り形成する代 り に、 送信線、 受信線の ワイヤをそのま ま折 り 返し、 その折 り返 し た部分を接着材で固定 して折返部と して あよ い。
以上に説明 したよ う に、 本発明の実施例によれば、 物理的 接触と伴う接点を用い こ とな く 、 非接触の状態で、 特定の空 間内に存在する金属体の任意の存在位置を検出する こ と がで き る。 従って、 本発明によれば、 接点等の存在に伴う各種問 題点が解決され、 金属体の検出において、 耐久性、 信頼性が 向上でき る。
特に、 本発明は、 特定の空間、 特に、 平行平面空間内で、 運動 している、 または、 静止 している金属体の存在位置の検 出に好適である - 例えば、 ゲーム機では、 盤面上の金属 の 飛跡や遊技客が打ち込んだ金属体の数、 セー フ孔への入玉率 な どのデ一タ を容易かつ迅速に得る こ と が可能と な り 、 ゲ一 ムの詳細を遠隔で知る こ と ができ るから、 ゲーム機の計数 '管 理の水準を上げる こ と ができ、 また、 ゲーム機の釘の調整が 誰にでも容易に行な う こ と ができ る。 また、 平面上での金属 体の分布の検出も容易に行なえる 。
[産業上の利用可能性]
5G
木発明は、 特定の空間に存在する金属体の位置を検出する ものであれば、 種々 の機器に適用できる。 例えば、 盤面に沿 つて、 金属体を運動させるよ う なゲーム機における金属体の 軌跡の検出に適用できる。 また、 本発明を構成する検知マ ト リ ク ス上に、 金属体を載置する こ と によ リ 、 その金属体の存 在位置分布を検出できる。 この金属体の存在分布を利用 して、 金属体自体の形状の認識を行なう装置を構成する こ と ができ る。 また、 金属隊の存在分布の情報を利用 して、 物品の管理 を行なう システムを構築する こ と ができる。 さ らに、 本発明 を構成する検知マ ト リ ク スに対して、 金属体を所望の位置に 近接させる こ と によ り、 指示等を入力するセンサを構成する こ と ができ る。