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JPWO2010044183A1 - 基地局、基地局による無線リソースの決定方法、処理装置、及びプログラム - Google Patents

基地局、基地局による無線リソースの決定方法、処理装置、及びプログラム Download PDF

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JPWO2010044183A1
JPWO2010044183A1 JP2010533786A JP2010533786A JPWO2010044183A1 JP WO2010044183 A1 JPWO2010044183 A1 JP WO2010044183A1 JP 2010533786 A JP2010533786 A JP 2010533786A JP 2010533786 A JP2010533786 A JP 2010533786A JP WO2010044183 A1 JPWO2010044183 A1 JP WO2010044183A1
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Abstract

無線受信部11は、周辺基地局によって無線送信された信号を受信する。隣接セルリスト取得部12は、無線受信部11によって受信される信号から、周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定するための情報を含む隣接セルリストを取得する。無線リソース選択部13は、隣接セルリストを参照することにより、隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、移動局と通信を行うための無線リソースとして選択する。無線送信部14は、無線リソース選択部13によって選択された無線リソースを用いて移動局への信号送信を行う。

Description

本発明は、無線通信システムで使用される基地局に関し、特に、基地局の無線リソース選択に関する。
携帯電話の普及による屋内での音声通信やデータ通信の需要の増大に伴い、利用者宅内、オフィス内などに設置可能な小型基地局の開発が進められている。この小型基地局がカバーする範囲は、既存の基地局に比べて極めて小さいことから、フェムトセルと呼ばれる。以下では、フェムトセルを形成する基地局をフェムト基地局と呼ぶ。例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)向け及びLTE(Long Term Evolution)向けのフェムト基地局を"Home NodeB"及び"Home eNodeB"と定義して標準化作業を進めている。
既存の移動体通信網(セルラ通信網)で使用される基地局では、基地局が移動局との通信に使用する無線リソースが予め定められている。これに対して、フェムト基地局に関しては、フェムト基地局が自律的に無線リソースの選択を行なうことが検討されている。なお、無線リソースとは、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)システムであれば周波数チャネルであり、CDMA(Code Division Multiple Access)システムであれば拡散コードである。3GPP UMTS(W−CDMA:Wideband-CDMA)であれば、周波数チャネル及びスクランブリングコードである。また、上りにSC−FDMA(Single Carrier FDMA)を採用し、下りにOFDMA(Orthogonal FDMA)を採用する3GPP LTEであれば、物理リソースブロックである。物理リソースブロックとは、基地局から移動局への下りデータ伝送に使用する無線リソースの基本単位であり、周波数領域で複数のOFDMサブキャリアを含み、時間領域で少なくとも1つのシンボル時間を含む。
例えば、特許文献1には、フェムト基地局が、xDSL回線又は光ファイバ回線等で接続された管理システムから複数の無線リソース(具体的には無線チャネル及びスクランブリングコード)候補を含む許可リストを受信し、当該許可リストに含まれる無線リソース候補の各々に関して無線信号の受信レベルを測定し、受信レベル最小の無線リソース候補を自律的に選択して移動局との通信に用いることが開示されている。受信レベルが最小となる無線リソース候補を選択する理由は、周辺の基地局によって形成されるセルとの干渉を最小化できると考えられるためである。また、特許文献1には、許可リストに含まれる無線リソース候補が、フェムト基地局による利用が許可される無線リソースとして携帯通信事業者によって定められることが記載されている。
英国特許出願公開第2428937号明細書(14ページ8行目〜15ページ10行目)
特許文献1に開示されているフェムト基地局の無線リソース選択方法には、マクロセルからフェムトセルへの移動局のセル間移動(ハンドオーバー及びセル再選択)を可能とするための障害が大きいという問題がある。ここで、マクロセルとは、既存の移動体通信網で使用される基地局によって形成されるセルである。
第1に、通話状態にある移動局のハンドオーバー動作、又は待ち受け状態にある移動局のセル再選択動作によって、移動局の接続先をマクロセルからフェムトセルへ変更することを可能とするためには、マクロセルを形成する既存基地局(以下、マクロ基地局と呼ぶ)が移動局に対して報知する隣接セルリスト(ネイバーリストとも呼ばれる)にフェムトセルに関する情報を追加しなければならない。隣接セルリストは、隣接セルで使用されている無線リソースを移動局に通知するために基地局によって送信される。よって、隣接セルリストは、隣接セルで使用されている無線リソースを特定するための情報を含む。例えば、W−CDMAの場合、隣接セルリストは、隣接セルで使用されている無線チャネル及びスクランブリングコードを識別可能な情報を含む。移動局は、隣接セルリストを参照することによって、通話時のハンドオーバーおよび待ち受け時のセル再選択を行う際に、信号品質の測定対象とすべき隣接セルを知ることができる。
特許文献1に開示された無線リソース選択方法では、フェムト基地局がどの無線リソース候補を選択するかは個々のフェムト基地局が設置された場所での信号受信状況に依存している。このため、特許文献1に開示されている無線リソース選択方法によってフェムト基地局が無線リソースの選択を行う場合には、フェムト基地局が無線リソースを選択する都度、その情報をマクロ基地局が送信する隣接セルリストに反映させなければならない。したがって、フェムト基地局が使用する無線リソースの情報をマクロ基地局の隣接セルリストへ反映させるためのネットワーク側の改良が必要となることが懸念される。また、フェムト基地局の数が増えるにつれて、隣接セルリストに登録すべき無線リソース情報が増大することや、隣接セルリストの更新が頻発することが予想される。このため、マクロ基地局又はこれを管理するRNC(Radio Network Controller)等の制御装置において隣接セルリストの管理に要する処理負荷が増大することが懸念される。
本発明は、上述した問題点を考慮してなされたものであって、フェムト基地局の周辺に位置する基地局又はこれを管理するRNC等の制御装置における隣接セルリスト管理に要する処理負荷の増大を抑制することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる基地局は、無線受信部、隣接セルリスト取得部、無線リソース選択部、及び無線送信部を有する。前記無線受信部は、周辺基地局から無線送信される信号を受信する。前記隣接セルリスト取得部は、前記無線受信部によって受信される信号から、前記周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定するための情報を含む隣接セルリストを取得する。前記無線リソース選択部は、前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、移動局と通信を行うための無線リソースとして選択する。また、前記無線送信部は、前記無線リソース選択部によって選択された無線リソースを用いて前記移動局への信号送信を行う。
本発明の第2の態様にかかる方法は、基地局による無線リソースの決定方法であり、以下の(a)及び(b)を含む。
(a)周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定するための情報を含む隣接セルリストを、前記周辺基地局から無線送信される信号から取得すること;及び
(b)前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、自身がカバーするセルに在圏する移動局と通信を行うための無線リソースとして選択すること。
本発明の第3の態様にかかる処理装置は、隣接セルリスト取得手段及び無線リソース選択手段を有する。前記隣接セルリスト取得手段は、基地局機器の無線受信部によって受信された信号から、前記基地局機器の周辺に位置する周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定可能な情報を含む隣接セルリストを取得する。前記無線リソース選択手段は、前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、前記基地局機器の無線送信部に適用する無線リソースとして選択する。
本発明の第4の態様は、移動体通信で使用される基地局機器に関する制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラム又は当該プログラムを格納した記録媒体である。当該プログラムに従ってコンピュータが実行する制御処理は、以下の(a)及び(b)を含む。
(a)前記基地局機器の周辺に位置する周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定するための情報を含む隣接セルリストを取得すること;及び
(b)前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、前記基地局機器がカバーするセルに在圏する移動局と通信を行うための無線リソースとして選択すること。
上述した本発明の各態様によれば、フェムト基地局の周辺に位置する基地局又はこれを管理するRNC等の制御装置において、隣接セルリスト管理に要する処理負荷が増大することを抑制できる。
発明の実施の形態1にかかるフェムト基地局の配置を示す図である。 周辺基地局から送信される隣接セルリストの一例を示す図である。 発明の実施の形態1にかかるフェムト基地局のブロック図である。 発明の実施の形態1にかかるフェムト基地局の無線リソース選択手順を示すフローチャートである。 発明の実施の形態2にかかるフェムト基地局の配置を示す図である。 発明の実施の形態2にかかるフェムト基地局のブロック図である。 発明の実施の形態2にかかるフェムト基地局の無線リソース選択手順を示すフローチャートである。 隣接セルリストに含まれる無線リソース情報と受信品質の対応付けの例を示すテーブルである。 発明の実施の形態3にかかるフェムト基地局のブロック図である。 発明の実施の形態3にかかるフェムト基地局の無線リソース選択手順を示すフローチャートである。 発明の実施の形態4にかかるフェムト基地局のブロック図である。 発明の実施の形態4にかかるフェムト基地局の無線リソース選択手順を示すフローチャートである。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
図1は、本実施の形態にかかるフェムト基地局1を含む無線通信システムの構成例を示す図である。なお、本実施の形態にかかる無線通信システムは、FDD(Frequency division Duplex)−CDMA、より具体的にはW−CDMA方式の無線通信システムであるとして説明を行う。
フェムト基地局1は、フェムトセル10を形成する。フェムト基地局1は、移動体通信事業者のコアネットワーク(不図示)に接続されており、フェムトセル10内に存在する移動局とコアネットワークとの間でトラフィックを中継する。図1に示す配置例では、フェムトセル10は、フェムトセル10に比べてセル半径が大きい上位階層の周辺セルA内に重畳して形成されている。周辺セルAは、例えばマクロセル又はマイクロセルである。ただし、周辺セルA並びに後述する周辺セルB及びCのセル半径が、マクロセル又はマイクロセルの典型的なセル半径に限定されるものではないことは勿論である。また、周辺セルA〜Cの少なくとも1つは、他のフェムト基地局によって形成されたフェムトセルであってもよい。
周辺基地局5Aは、周辺セルAを形成する。本実施の形態では、周辺セルAで使用される無線リソース、具体的には周波数チャネルFC及びスクランブリングコードSCの組み合わせを(FC1,SC1)とする。周辺基地局5Aは、周辺セルAに在圏する移動局に対して隣接セル情報(図1のNCL)を送信する。
上述したように、隣接セル情報は、周辺セルAの隣接セルで使用されている無線リソースに関する情報を含む。図1の例であれば、基地局5Aが送信する隣接セル情報には、周辺セルBの無線リソース(FC2、SC2)、周辺セルCの無線リソース(FC3、SC3)に関する情報が含まれる。W−CDMAの場合、隣接セル情報は、報知チャネルであるP−CCPCH(Primary-Common Control Physical Channel)を用いて基地局5Aから送信される。図2は、周辺基地局5Aによって送信される隣接セル情報の一例を示す図である。図2の隣接セル情報51は、周辺セルB及びCで使用されている無線リソース情報(FC2、SC2)及び(FC3、SC3)を含み、さらに、図示しない他の隣接セルで使用されている無線リソース情報(FC4、SC4)及び(FCm、SCm)等を含む。なお、無線リソース情報は、周辺セルによって使用されている無線リソースを特定可能であればよく、例えば、スクランブリングコード自体を含んでもよいし、スクランブリングコードの識別情報を含んでもよい。
移動局6は、フェムト基地局1及び周辺基地局5Aに無線接続可能である。移動局6による接続先セルの選択は、W−CDMA規格に定められたセルサーチ手順、ハンドオーバー手順に従って決定される。例えば、周辺セルAから隣接セルのいずれかにソフト・ハンドオーバーを実行する場合、移動局6は、接続中の基地局5Aから隣接セル情報で通知された無線リソースの範囲内でセルサーチを実行し、周辺の基地局から届く制御チャネルの受信レベルを測定し、複数の基地局との同時通信状態を経由しながら最も強い受信レベルの周辺基地局へと接続先を切り替える。
続いて、フェムト基地局1の無線リソース選択手順に関して説明する。概略を述べると、フェムト基地局1は、周辺基地局5Aから送信される隣接セル情報を受信する。そして、フェムト基地局1は、受信した隣接セル情報を参照することによって、隣接セル情報に含まれる無線リソースのいずれかと共通する無線リソースをフェムトセル10内で移動局6と通信を行うための無線リソースとして選択する。以下では、フェムト基地局1の構成例と無線リソース選択手順の具体例について順に説明する。
図3は、フェムト基地局1の構成例を示すブロック図である。図3において、無線受信部11は、移動局6から送信された上りチャネル信号を受信する。無線受信部11は、受信した上りチャネル信号の信号増幅、周波数変換、逆拡散、RAKE合成、デインタリービング、チャネル復号、エラー訂正等の各処理を行って上りデータを復元する。得られた上りデータは、図示しない有線送受信回路を経由して移動体通信事業者のコアネットワークに転送される。また、得られた上りデータが移動局6の位置登録要求や無線チャネル確立要求である場合、これらの制御を実行するために当該上りデータは、フェムト基地局1が有する制御回路(不図示)に送られる。
さらに、無線受信部11は、周辺基地局5A等の他の基地局から送信される無線信号を受信する。つまり、無線受信部11は、移動局からの信号を受信する通常の基地局としての動作モードに加えて、他の基地局からの信号を受信する移動局としての動作モードを有する。なお、移動局からの上りチャネル信号を受信するための受信回路と、他の基地局から下りチャネル信号を受信するための受信回路は別個の回路でもよいことはもちろんである。
隣接セルリスト取得部12は、無線受信部11によって受信された基地局5Aからの下り制御チャネル(P−CCPCH)に含まれる隣接セルリストを取得する。
無線リソース選択部13は、隣接セルリスト取得部12によって取得された隣接セルリストの中から、後述する無線送信部14が移動局6との通信に使用するための無線リソースの選択を行う。無線リソース選択部13は、選択した無線リソースを無線送信部14に通知する。
無線送信部14は、移動局に向けて送信される送信データを入力し、誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング等を行なってトランスポートチャネルを生成する。さらに、無線送信部14は、トランスポートチャネルのデータ系列にTPC(Transmit Power Control)ビット等の制御情報を付加して無線フレームを生成する。また、無線送信部14は、無線フレームを変調信号点にマッピングし、拡散変調、D/A変換、周波数変換、信号増幅等の各処理を行って下りチャネル信号を生成する。無線送信部14による下りチャネル信号の生成は、無線リソース選択部13から通知される無線リソースを用いて行われる。
図4は、隣接セルリスト取得部12及び無線リソース選択部13によって行われる無線リソース選択手順を示すフローチャートである。ステップS11では、隣接セルリスト取得部12が、周辺基地局5Aの報知チャネル(P−CCPCH)に含まれる報知情報の中から隣接セルリストを取得する。
ステップS12では、無線リソース選択部13が、周辺基地局5Aの隣接セルリストに含まれる無線リソースの中から、フェムトセル10内で移動局6と通信を行うための無線リソースを選択する。言い換えると、無線リソース選択部13は、周辺基地局5Aの隣接セルのいずれかと共通する無線リソースをフェムトセル10用に選択する。
なお、隣接セルリストに含まれる無線リソースの中からいずれか1つの無線リソースを選択するための基準は、様々なものが考えられる。例えば、無線リソース選択部13は、周辺基地局5Aの隣接セルリストに含まれる無線リソースの中から任意の1つを選択してもよい。任意の1つの無線リソースの選択は、例えば、周辺基地局5Aの隣接セルリストの中から基地局IDが最も小さいもの又は最も大きい無線リソースを選択することにより行ってもよい。また、周辺基地局5Aの隣接セルリストの中からランダムに選択してもよい。また、周辺基地局5Aの隣接セル(周辺セルB及びC等)との干渉を回避するため、周辺基地局5Aの隣接セルリストに含まれる無線リソースの受信品質を計測し、受信品質が良い無線リソースを除く他の無線リソースを選択してもよい。具体的には、隣接セルリストに含まれる無線リソースの中で、最も受信品質の悪いものを選択すればよい。また、隣接セルリストに含まれる無線リソースの中で、受信品質が予め定めた基準レベル以下のものを選択してもよい。
以上に述べたように、本実施の形態にかかるフェムト基地局1は、周辺基地局5Aの報知する隣接セルリストを参照することによって、周辺基地局5Aの隣接セルのいずれかと共通する無線リソースを選択して使用する。このため、周辺基地局5Aがカバーする周辺セルA内にフェムト基地局1が新たに設置されて無線リソースの選択が行われた場合であっても、この無線リソースを反映するために周辺基地局5Aが報知する隣接セルリストを更新する必要がない。よって、周辺基地局5A又はこれを管理するRNC(不図示)における隣接セルリスト管理に要する処理負荷の増大を抑制できる。
ところで、上述した隣接セルリスト取得部12及び無線リソース選択部13が行う無線リソース選択処理は、ASIC、DSP等の半導体処理装置を用いて実現してもよい。また、この無線リソース選択処理は、無線受信部11及び無線送信部14が実行する少なくとも一部の処理(例えば、W−CDMAベースバンド信号処理)と共通のASIC、DSPとして実現してもよい。
また、無線リソース選択処理は、図4を用いて説明した無線リソース選択手順を記述した制御プログラムをマイクロプロセッサ等のコンピュータに実行させることによって実現してもよい。この制御プログラムは、様々な種類の記録媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記録媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等が含まれ、インターネットも含まれる。
<発明の実施の形態2>
本実施の形態では、発明の実施の形態1で述べたフェムト基地局1による無線リソース選択手順の変形例について説明する。本実施の形態にかかるフェムト基地局2は、周辺基地局からの無線信号の受信品質に基づいて、少なくとも1つの周辺基地局の中からいずれか1つの基地局を選択する。ここで、1つの基地局の選択は、例えば、フェムト基地局2に最も隣接していると推定される基地局を選択することにより行う。そして、フェムト基地局2は、選択した1つの基地局によって報知される隣接セル情報の中から1つの無線リソースを選択する。
図5は、フェムト基地局2を含む無線通信システムの構成例を示す図である。発明の実施の形態1と同様に、本実施の形態にかかる無線通信システムは、W−CDMA方式の無線通信システムであるとして説明を行う。図5の配置例では、フェムト基地局2は、周辺セルA〜Cの境界領域に配置されている。基地局5B及び5Cは、周辺セルB及びCをそれぞれ形成する。
フェムト基地局2は、周辺基地局5A、5B及び5Cの各々が送信する無線信号(図5の例では、CPICH)の受信品質を測定する。また、フェムト基地局2は、受信品質の測定結果に基づいて1つの基地局(図5の例では基地局5A)を選択し、選択した基地局が送信する隣接セルリストを受信し、これに含まれる無線リソースのいずれかを移動局との通信に使用する無線リソースとして選択する。なお、発明の実施の形態1で述べたように、W−CDMAの場合、隣接セルリスト(NCL)は、P−CCPCHを用いて報知される。
続いて、フェムト基地局2の構成例及び無線リソース選択手順の詳細について説明する。図6は、フェムト基地局2の構成例を示すブロック図である。図6中の無線受信部11及び無線送信部14は、図3に示した対応する構成要素と同様とすればよい。
受信品質測定部25は、周辺基地局5A〜5Cから送信される無線信号の受信品質を測定する。W−CDMAの場合、受信品質の測定対象となる無線信号は、例えば、同期チャネル(SCH:Synchronization Channel)、共通パイロットチャネル(CPICH:Common Pilot Channel)、報知情報チャネル(P−CCPCH)等とすればよい。また、3GPP LTEの場合、受信品質の測定対象となる無線信号は、例えば、下り参照信号(Downlink Reference Signal)とすればよい。
また、受信品質測定部25が測定する受信品質は、例えば、受信電力、受信SIR(Signal to Interference Ratio)とすればよい。また、無線信号の受信品質は、当該無線信号の到達遅延時間と相関を有する測定量としてもよい。このような測定量の一例は、遅延スプレッドである。遅延スプレッドとは、マルチパスを伝搬した遅延波の時間方向の拡がりの程度、つまり遅延特性を示すパラメータである。一般的に、遅延スプレッドは、直接波及び遅延波の電力分布の時間方向の拡がりの二乗平均値(分散)として定義される。なお、遅延スプレッドの平方根RDS(root-mean-square Delay Spread)も、一般的に受信信号の時間拡がりを示すパラメータとして用いられている。具体的には、マッチドフィルタ等の相関器を用いてマルチパス遅延波を検出し、相関器出力の分散σによって遅延スプレッドを推定すればよい。
なお、遅延スプレッドは、周辺基地局5A〜5Cから受信信号が到達するまでの遅延時間と相関を有する測定量の一例に過ぎない。例えば、周辺基地局5A〜5Cが送信する制御チャネルに時刻情報を挿入してもよい。この場合、受信品質測定部25は、制御チャネルに含まれる時刻情報と制御チャネルの受信時刻との時間差によって、周辺基地局5A〜5Cから受信信号が到達するまでの遅延時間を評価すればよい。
隣接セルリスト取得部22は、受信品質測定部25の測定結果に基づいて、受信品質が最良の周辺基地局を判定する。さらに、隣接セルリスト取得部22は、受信品質が最良の周辺基地局から送信される隣接セルリストを取得する。受信品質が最良の基地局とは、例えば、無線信号の受信電力が最大となる基地局、受信SIRが最大となる基地局、又は無線信号が到達するまでの遅延時間が最小となる基地局である。したがって、隣接セルリスト取得部22は、自身に最も隣接していると推定される周辺基地局を受信品質測定部25の測定結果に基づいて判定すると言い換えることもできる。
セルリスト記憶部26は、受信品質測定部25による測定結果と、隣接セルリスト取得部22によって取得された隣接セルリストを記憶する。セルリスト記憶部26は、データ記録が可能な記憶デバイスであればよく、例えば、RAM(Random access Memory)、フラッシュメモリ若しくはハードディスクドライブ又はこれらの組み合わせとすればよい。また、受信品質の測定結果と取得された隣接セルリストは、それぞれ別個の記憶デバイスに保持されてもよい。
無線リソース選択部23は、セルリスト記憶部26を参照し、最も隣接していると推定された周辺基地局の隣接セルリストに含まれている無線リソースの中から1つの無線リソースを選択する。1つの無線リソースを選択する手順には様々な具体例がある。一例として、無線リソース選択部23は、最隣接の周辺基地局の隣接セルリストに含まれている無線リソースの中から任意の1つを選択してもよい。最隣接の基地局(例えば基地局5A)が形成する周辺セルAと共通の無線リソースを選択してしまうと最も深刻な干渉が生じることが予想される。よって、このような選択によって、フェムト基地局2は、最隣接の周辺セルAとの干渉を抑制することができる。
1つの無線リソースを選択する手順の他の例は、隣接セルリストに含まれる各無線リソースの受信品質を指標として用いる。これにより、最隣接の周辺セルAだけでなく他の周辺セルB及びCとの干渉も低減するように無線リソースを選択することができる。当該他の例について、図7及び図8を用いて詳しく説明する。
図7は、隣接セルリストの中から1つの無線リソースを選択する手順を示すフローチャートである。図7のステップS21では、受信品質測定部21が、基地局5A〜5Cを含む周辺基地局からの無線信号の受信品質を測定する。ステップS22では、隣接セルリスト取得部22が、受信品質が最良の基地局(ここでは5Aとする)が送信する報知情報に含まれる隣接セルリストを取得する。
ステップS23では、無線リソース選択部23が、受信品質最良の基地局から取得した隣接セルリストに含まれる各無線リソースと受信品質の測定結果との間を対応付ける。図8は、対応付けの具体例を示すテーブルである。図8の例では、受信品質としてCPICHの受信電力を使用している。図8のテーブルの左列は、受信品質が最良の基地局から取得した隣接セルリストに含まれる各無線リソースを示している。一方、図8のテーブルの右列は、各無線リソースのCPICH受信電力の測定結果を示している。具体的には、図5に示した周辺セルBが使用する無線リソース(FC2、SC2)でのCPICH受信力は、−90dBmである。周辺セルCが使用する無線リソース(FC3、SC3)でのCPICH受信電力は、−100dBmである。セルAに隣接するその他の隣接セル(不図示)で使用される無線リソース(FC4、SC4)および(FCm、SCm)でのCPICH受信電力は、それぞれ−100dBm以下、−95dBmである。
ステップS24では、ステップS23での対応付けの結果を用いて、無線リソース選択部23が1つの無線リソースを選択する。この選択は、周辺セルとの干渉を低減するために、例えば以下の第1例〜第4例のいずれかによって行うとよい。
第1例として、無線リソース選択部23は、最も受信品質の良い無線リソースを除いた他の無線リソースの中から移動局と通信を行うための無線リソースを選択するとよい。具体的に図8に示す対応付けの結果が得られた場合であれば、(FC2、SC2)を除く他のいずれかを選択すればよい。
第2例として、無線リソース選択部23は、最も受信品質の悪い無線リソースを選択するとよい。具体的に図8に示す対応付けの結果が得られた場合であれば、(FC4、SC4)を選択すればよい。
第3例として、無線リソース選択部23は、受信品質の良い方から数えて予め定められた順位の無線リソースを選択するとよい。具体的に図8に示す対応付けの結果が得られ、かつ第3位の無線リソースを選択する場合であれば、(FC3、SC3)を選択すればよい。
第4の例として、無線リソース選択部23は、最隣接の基地局5AのCPICH受信電力と比べて予め定められた値を超えて受信電力が小さい無線リソースの中から1つの無線リソースを選択するとよい。具体的に図8に示す対応付けの結果が得られ、基地局5AのCPICH受信電力が−86dBmであり、かつ予め定められた値が10dBである場合であれば、CPICH受信電力が−96dBm以下である(FC3、SC3)又は(FC4、SC4)を選択すればよい。
上述したように、本実施の形態にかかるフェムト基地局2は、最も受信品質が良いと判定された周辺基地局の隣接セルのいずれかと共通する無線リソースを選択し、当該無線リソースを用いてフェムトセル10内で移動局との通信を行う。このため、発明の実施の形態1と同様に、周辺基地局5A又はこれを管理するRNC(不図示)における隣接セルリスト管理に要する処理負荷の増大を抑制できる。さらに、フェムト基地局2は、最隣接の基地局5Aが形成する周辺セルAと重複しない無線リソースを使用するため、最隣接の周辺セルAとの深刻な干渉の発生を抑制できる。加えて直近に述べた第1例〜第4例のいずれかの手順で無線リソースを選択することによって、フェムト基地局2は、周辺セルとの干渉を一層抑制することができる。
なお、発明の実施の形態1で述べたのと同様に、隣接セルリスト取得部22及び無線リソース選択部23が行う無線リソース選択処理は、ASIC、DSP、マイクロプロセッサ等を用いて実現してもよい。
<発明の実施の形態3>
本実施の形態にかかるフェムト基地局3は、周辺基地局が送信する隣接セルリストに含まれる無線リソースから1つの無線リソースを選択して移動局との通信を行う点で、上述したフェムト基地局1及び2と共通する。これに加えて、フェムト基地局3は、複数の周辺基地局から隣接セルリストを取得し、これらに重複して含まれる無線リソースを選択することを特徴とする。以下、フェムト基地局3の構成例及び無線リソース選択手順について、フェムト基地局1及び2との差分を中心に説明する。
図9は、フェムト基地局3の構成例を示すブロック図である。また、図10は、フェムト基地局3の無線リソース選択手順を示すフローチャートである。隣接セルリスト取得部32は、周辺基地局5A〜5Cの各々が送信する報知情報から隣接セルリストを取得する(図10のS31)。無線リソース選択部33は、隣接セルリスト取得部32によって取得された複数の隣接セルリストの中に重複して含まれる無線リソースを探索し、探索により得られた無線リソースを無線送信部14に通知する(図10のS32)。なお、重複して含まれる無線リソースが存在しない場合には、例えば発明の実施の形態1及び2で述べた他の手順に従って無線リソースの選択を行えばよい。
上述したように、本実施の形態にかかるフェムト基地局3は、複数の周辺セルの隣接セル情報に重複して含まれる無線リソースを優先的に選択する。このような無線リソース選択を行うことによって、発明の実施の形態1と同様に、周辺基地局又はこれを管理するRNC(不図示)における隣接セルリスト管理に要する処理負荷の増大を抑制できる。さらに、フェムト基地局3は、複数のセルと隣接している場合に、これら複数のセルの各々と自身のフェムトセルとの間での移動局のセル間移動(ハンドオーバー及びセル再選択)の実現に寄与することができる。
なお、発明の実施の形態1で述べたのと同様に、隣接セルリスト取得部32及び無線リソース選択部33が行う無線リソース選択処理は、ASIC、DSP、マイクロプロセッサ等を用いて実現してもよい。
また、発明の実施の形態2及び3は、必要に応じて組み合わせて用いてもよい。この組み合わせの一例を発明の実施の形態4として以下に説明する。
<発明の実施の形態4>
図11は、本実施の形態にかかるフェムト基地局4の構成例を示すブロック図である。また、図12は、フェムト基地局4の無線リソース選択手順を示すフローチャートである。受信品質測定部25は、周辺基地局5A〜5Cより送信される無線信号(例えばCPICH)の受信品質を測定する(図12のS41)。隣接セルリスト取得部42は、周辺基地局5A〜5Cより送信される報知情報(具体的には、P−CCPCH)を参照して隣接セルリストを取得する(図12のS42)。なお、図12のステップS41とS42は、逆順序で実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。図12のステップS42とS43の実行順序も同様である。
無線リソース選択部43は、セルリスト記憶部26に保存されている受信品質の測定結果を参照し、受信品質が最良の基地局を決定する(図12のS43)。なお、受信品質が最良の基地局を決定する手順については、発明の実施の形態2において既に説明済みである。
さらに、無線リソース選択部43は、受信品質が最良の基地局の隣接セルリストに含まれる無線リソースのうち、他の周辺基地局の隣接セルリストに重複して含まれるものを選択する(図12のS44)。なお、重複して含まれる無線リソースが存在しない場合には、発明の実施の形態1乃至3で述べた他の手順に従って無線リソースの選択を行えばよい。
本実施の形態にかかるフェムト基地局4は、発明の実施の形態1と同様に、周辺基地局又はこれを管理するRNC(不図示)における隣接セルリスト管理に要する処理負荷の増大を抑制できる。さらに、フェムト基地局4は、最隣接の基地局が形成するセルと重複しない無線リソースを使用するため、最隣接セルとの深刻な干渉の発生を抑制できる。さらに、フェムト基地局4は、複数のセルと隣接している場合に、これら複数のセルの各々と自身のフェムトセルとの間での移動局のセル間移動(ハンドオーバー及びセル再選択)の実現に寄与することができる。
なお、発明の実施の形態1で述べたのと同様に、隣接セルリスト取得部42及び無線リソース選択部43が行う無線リソース選択処理は、ASIC、DSP、マイクロプロセッサ等を用いて実現してもよい。
また、上述した発明の実施の形態1〜4では、W−CDMA方式の基地局に本発明を適用する場合について説明した。しかしながら、本発明の適用先の無線通信方式はW−CDMA方式に限定されるものではない。例えば、上り回線と下り回線で同一の無線周波数を時間的に分けて使用するTDD(Time Division Duplex)方式を採用する無線通信システムにも本発明は適用可能である。また、例えば、W−CDMA方式ではなく3GPP LTE方式の無線通信システムにも本発明は適用可能である。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2008年10月14日に出願された日本出願特願2008−264766を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、2、3、4 フェムト基地局
5A、5B,5C 周辺基地局
6 移動局
10 フェムトセル
11 無線受信部
12、22、32、42 隣接セルリスト取得部
13、23、33、43 無線リソース制御部
14 無線送信部
25、45 受信品質測定部
26、46 セルリスト記憶部
51 隣接セル情報(NCL)

Claims (29)

  1. 周辺基地局によって無線送信される信号を受信する無線受信手段と、
    前記無線受信手段によって受信される信号から、前記周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定するための情報を含む隣接セルリストを取得する隣接セルリスト取得手段と、
    前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、移動局と通信を行うための無線リソースとして選択する無線リソース選択手段と、
    前記無線リソース選択手段によって選択された無線リソースを用いて前記移動局への信号送信を行う無線送信手段と、
    を備える基地局。
  2. 複数の前記周辺基地局から送信される無線信号の受信品質を測定する受信品質測定手段をさらに備え、
    前記無線リソース選択手段は、前記受信品質の測定結果に基づいて選択された1つの周辺基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から、前記移動局と通信を行うための無線リソースを選択する、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記無線リソース選択手段は、前記複数の周辺基地局の中で最も隣接していると推定される最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から、前記移動局と通信を行うための無線リソースを選択する、請求項2に記載の基地局。
  4. 前記受信品質測定手段は、前記最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの各々について受信品質を測定し、
    前記無線リソース選択手段は、前記受信品質の測定結果に基づいて、前記移動局と通信を行うための無線リソースを選択する、請求項3に記載の基地局。
  5. 前記無線リソース選択手段は、前記複数の周辺基地局が形成するセルとの干渉が抑制されるように、最も受信品質の良い無線リソースを除いた他の無線リソースの中から前記移動局と通信を行うための無線リソースを選択する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基地局。
  6. 前記無線リソース選択手段は、前記最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのうち、前記最隣接の基地局以外の前記周辺基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと重複するものを、前記移動局と通信を行うための無線リソースとして優先的に選択する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の基地局。
  7. 前記最隣接の基地局の判定は、前記複数の周辺基地局から送信される無線信号の受信品質を測定することにより行われる、請求項3〜6のいずれか1項に記載の基地局。
  8. 前記最隣接の基地局は、前記複数の周辺基地局のうち、前記無線信号が到達するまでの遅延時間が最も小さい基地局である、請求項7に記載の基地局。
  9. 前記最隣接の基地局は、前記複数の周辺基地局のうち、前記無線信号の受信電力が最も大きい基地局である、請求項7に記載の基地局。
  10. 前記受信品質は、受信電力または受信SIR(Signal to Interference Ratio)である、請求項2〜7のいずれか1項に記載の基地局。
  11. 前記隣接セルリスト取得手段は、複数の前記周辺基地局の各々が報知する前記隣接セルリストを取得し、
    前記無線リソース選択手段は、取得された複数の前記隣接セルリストによって重複して特定される無線リソースを、前記移動局と通信を行うための無線リソースとして優先的に選択する、請求項1に記載の基地局。
  12. 周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定するための情報を含む隣接セルリストを、前記周辺基地局から無線送信される信号から取得すること、及び
    前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、自身がカバーするセルに在圏する移動局と通信を行うための無線リソースとして選択すること、
    を含む、基地局による無線リソースの決定方法。
  13. 複数の前記周辺基地局から送信される無線信号の受信品質を測定すること、をさらに含み、
    前記移動局と通信を行うための無線リソースは、前記受信品質の測定結果に基づいて選択された1つの周辺基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から選択される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記移動局と通信を行うための無線リソースは、前記複数の周辺基地局の中で最も隣接していると推定される最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から選択される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記移動局と通信を行うための無線リソースは、前記最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの各々についての受信品質の測定結果に基づいて選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記移動局と通信を行うための無線リソースは、前記複数の周辺基地局が形成するセルとの干渉が抑制されるように、最も受信品質の良い無線リソースを除いた他の無線リソースの中から選択される、請求項12〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記移動局と通信を行うための無線リソースは、前記最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのうち、前記最隣接の基地局以外の前記周辺基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと重複するものが優先的に選択される、請求項14〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記最隣接の基地局の判定は、前記複数の周辺基地局から送信される無線信号の受信品質を測定することにより行われる、請求項14〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記隣接セルリストは、複数の前記周辺基地局から取得され、
    取得された複数の前記隣接セルリストによって重複して特定される無線リソースが、前記移動局と通信を行うための無線リソースとして優先的に選択される、請求項12に記載の方法。
  20. 基地局機器の無線受信部によって受信された信号から、前記基地局機器の周辺に位置する周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定可能な情報を含む隣接セルリストを取得する隣接セルリスト取得手段と、
    前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、前記基地局機器の無線送信部に適用する無線リソースとして選択する無線リソース選択手段と、
    を備える処理装置。
  21. 前記無線リソース選択手段は、複数の前記周辺基地局の中で最も隣接していると推定される最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から、前記無線送信部に適用する無線リソースを選択する、請求項20に記載の処理装置。
  22. 前記無線リソース選択手段は、
    複数の前記周辺基地局から送信される無線信号の受信品質の測定結果に基づいて1つの周辺基地局を選択し、
    選択された周辺基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から、前記移動局と通信を行うための無線リソースを選択する、請求項20又は21に記載の処理装置。
  23. 前記無線リソース選択手段は、前記複数の周辺基地局が形成するセルとの干渉が抑制されるように、最も受信品質の良い無線リソースを除いた他の無線リソースの中から前記移動局と通信を行うための無線リソースを選択する、請求項20〜22のいずれか1項に記載の処理装置。
  24. 前記隣接セルリスト取得手段は、複数の前記周辺基地局の各々が報知する前記隣接セルリストを取得し、
    前記無線リソース選択手段は、取得された複数の前記隣接セルリストによって重複して特定される無線リソースを、前記移動局と通信を行うための無線リソースとして優先的に選択する、請求項20〜23のいずれか1項に記載の処理装置。
  25. 移動体通信で使用される基地局機器に関する制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した記録媒体であって、
    前記制御処理は、
    前記基地局機器の周辺に位置する周辺基地局に隣接する少なくとも1つの隣接セルで使用される無線リソースを特定するための情報を含む隣接セルリストを取得すること、及び
    前記隣接セルリストを参照することにより、前記隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースのいずれかと共通する無線リソースを、前記基地局機器がカバーするセルに在圏する移動局と通信を行うための無線リソースとして選択すること、
    を含むプログラム記録媒体。
  26. 前記制御処理は、複数の前記周辺基地局の中から最隣接の基地局を判定することをさらに含み、
    前記移動局と通信を行うための無線リソースは、前記最隣接の基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から選択される、請求項25に記載のプログラム記録媒体。
  27. 前記制御処理は、前記複数の周辺基地局から送信される無線信号の受信品質の測定結果に基づいて1つの周辺基地局を選択することをさらに含み、
    前記移動局と通信を行うための無線リソースは、選択された1つの周辺基地局から報知される隣接セルリストによって特定される少なくとも1つの無線リソースの中から選択される、請求項25又は26に記載のプログラム記録媒体。
  28. 前記移動局と通信を行うための無線リソースは、前記複数の周辺基地局が形成するセルとの干渉が抑制されるように、最も受信品質の良い無線リソースを除いた他の無線リソースの中から選択される、請求項25〜27のいずれか1項に記載のプログラム記録媒体。
  29. 前記制御処理は、
    複数の前記周辺基地局の各々が報知する前記隣接セルリストを取得し、取得された複数の前記隣接セルリストによって重複して特定される無線リソースを、前記移動局と通信を行うための無線リソースとして優先的に選択することをさらに含む、請求項25〜28のいずれか1項に記載のプログラム記録媒体。
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