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JPWO2018173481A1 - サービス構成設計装置、およびサービス構成設計方法 - Google Patents

サービス構成設計装置、およびサービス構成設計方法 Download PDF

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JPWO2018173481A1
JPWO2018173481A1 JP2019507399A JP2019507399A JPWO2018173481A1 JP WO2018173481 A1 JPWO2018173481 A1 JP WO2018173481A1 JP 2019507399 A JP2019507399 A JP 2019507399A JP 2019507399 A JP2019507399 A JP 2019507399A JP WO2018173481 A1 JPWO2018173481 A1 JP WO2018173481A1
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Abstract

サービスを提供するシステムの構成設計に要する時間を短縮するために、サービス構成設計装置10は、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する業務パターン定義部11と、業務と各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する業務・リソース関係式生成部12と、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木にもとづいてサービス構成を生成するサービス構成導出部13とを備え、サービス構成導出部13は、業務・リソース関係式にもとづいて設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後にサービス構成を生成する。

Description

本発明は、ICTサービスを提供するシステムの構成を設計するためのサービス構成設計装置、およびサービス構成設計方法に関する。
インターネット等の通信ネットワークを介して提供されるICT(Information and Communication Technology)サービス(例えば、Webサイト、動画配信、業務システム)を提供するシステムは、複数のコンポーネントで構成される。例えば、Webシステムは、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなどの複数のコンポーネントで構成される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ユーザが所望するコンポーネント要件等を配慮して、ICTサービスを提供するシステムの構成案を生成するシステム構成案生成装置が記載されている。
特許文献2には、1つのサービスを実現するための複数の機能からなるサービスチェインが紹介されている。
特開2015−219795号公報 国際公開第2015/194182号
携帯電話機やパーソナルコンピュータ等の端末に対して通信ネットワークを介して提供されるICTサービスを提供するシステムを例にする。図14は、インターネット600を介して、ICTサービスを提供する一般的なサービス提供システム500を示すシステム構成図である。
図14に示すように、サービス提供システム500は、Webサーバ510a,510b、アプリケーションサーバ520、データベース(DB)サーバ530等のサーバを含む。また、サービス提供システム500は、不要なトラフィックを排除するファイアウォール(FW)540、IP(Internet Protocol )アドレスの変換を行うロードバランサ(LB)550を含む。さらに、サービス提供システム500には、キャッシュを蓄積するプロキシ(Proxy )やアドレス変換を行うNAT(Network Address Translation )の機能が組み込まれることもある。なお、以下、各種サーバ機能やネットワーク機能を提供するモジュールをノードと総称する。
ノードでの処理を改善するために、CPU(Central Processing Unit )、メモリ、ネットワークI/O(Input/Output)といったリソースが追加されることがある。また、AES−NI(Advanced Encryption Standard New Instructions )をサポートするアクセラレータが使用されたり、スケールアウトによる並列処理が実行されることがある。
例えば、あるFWのノードで、リソースの割り当てパターンが10種類あり、アクセラレータが3種類(アクセラレータ不使用も含む)あり、最大スケール数が20である場合、そのノードのインスタンス構成(パターン)の候補は、10×3×20=600通りある。さらに、NATのノードやプロキシのノードなどを連結して種類のノードからなる提供システムを構成する場合、インスタンス構成の候補は、600=777,600,000,000,000通りにもなる。どのパターンが最適であるかを検証するには、各パターンのテストが要求される。従って、検証時間が膨大になる。
また、種類が同じであっても、実行する処理が異なるノード間では、内部処理で消費されるリソースが異なるので、最適なリソース割当パターンも異なる。例えば、FWを例示すると、メールのウイルスチェックを行う場合には性能が高いCPUリソースが必要とされる。動画配信のフィルタリングを行う場合には、性能が高いネットワークI/Oリソースが必要とされる。そして、両方の処理を同時に行う場合には、それぞれ単体の機能が要求するCPUリソースとネットワークI/Oリソースとの和より多いリソースが必要とされるなど、最適なリソース割当パターンは異なる。
従って、最適なインスタンス構成および最適なリソース割当パターンを導出できるまでに、膨大な数のインスタンス構成の候補およびリソース割当パターンを検証する必要がある。つまり、ICTサービスを提供する最適なシステムの設計に長時間を要するという課題がある。
なお、本明細書では、サービスチェインを構成する個々のノードの機能がサービスに相当する。従って、「サービス構成」は、複数のノードがどのように組み合わされているかを表す概念である。さらに、「サービス構成」には、各ノードにおけるリソース割当の概念も含まれる。また、「サービス構成設計」は、要求されるサービスレベルを満たすために複数のノードの組み合わせを決定し、かつ、各ノードに割り当てられるリソースの量を決定することである。
本発明は、サービスを提供するシステムの構成設計に要する時間を短縮することを目的とする。
本発明によるサービス構成設計装置は、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する業務パターン定義手段と、業務と各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する業務・リソース関係式生成手段と、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木にもとづいてサービス構成を生成するサービス構成導出手段とを備え、サービス構成導出手段は、業務・リソース関係式にもとづいて設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後にサービス構成を生成する。
本発明によるサービス構成設計方法は、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義し、業務と各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成し、業務・リソース関係式にもとづいて、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後に、設計導出木にもとづいてサービス構成を生成する。
本発明による記録媒体は、サービス構成設計プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、サービス構成設計プログラムは、プロセッサによって実行されるときに、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する処理と、業務と各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する処理と、業務・リソース関係式にもとづいて、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後に、設計導出木にもとづいてサービス構成を生成する処理とを実行する。
本発明によれば、サービスを提供するシステムの構成設計に要する時間が短縮される。
サービス実行装置の最適構成を設計するためのサービス構成設計装置を、関連装置とともに示すブロック図である。 トラフィック情報の一覧(トラフィック情報テーブル)の一例を示す説明図である。 リソース消費率の一覧(リソース消費率テーブル)の一例を示す説明図である。 サービスの要件の一例を示す説明図である。 業務パターン定義部が実行する処理を示すフローチャートである。 業務パターン情報の一例を示す説明図である。 業務・リソース関係式生成部が実行する処理を示すフローチャートである。 業務・リソース関係式の一例を示す説明図である。 設計導出木の一例を示す説明図である。 リソースタイプの各々におけるリソースのリソース量の一例を示す説明図である。 サービス構成導出部が実行する処理を示すフローチャートである。 サービス構成記憶装置に格納されたサービス構成の一例を示す説明図である。 サービス構成設計装置の主要部を示すブロック図である。 ICTサービスを提供する一般的なサービス提供システムを示すシステム構成図である。
実施形態1.
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、サービス実行装置の最適構成を設計するためのサービス構成設計装置(ICTサービスを実現するためのサービスチェインの構成を選定するシステム構成設計装置)を、関連装置とともに示すブロック図である。具体的には、サービス構成設計装置100の他に、サービス実行装置200、測定装置201、構成変更装置202、サービス構成記憶装置203、測定情報記憶装置204、および入力装置300が示されている。なお、図1に示す例では、サービス実行装置200は、それぞれが複数のノードで実現される複数のサービス(図1に示す例では、Service1およびService2)が稼働する環境を提供する。
入力装置300は、新規生成されるサービス(ICTサービス)の要件をサービス構成設計装置100に供給する装置である。
測定装置201は、ICTサービスを提供するための各々のノードを対象として、トラフィック情報(例えば、ネットワークを通過するデータの量であるトラフィック量)、サービス時間(データ処理にかかる時間)、リソース消費率などを測定し、測定した値を測定情報記憶装置204に格納する。
構成変更装置202は、新たにサービス構成記憶装置203に格納された構成情報を読み出し、構成情報にもとづいてサービス実行装置200にサービスチェインを構築する。サービス構成記憶装置203は、サービス構成設計装置100が選定した構成情報を格納する。
サービス構成設計装置100は、サービス構成導出部(システム構成導出部)101、業務・リソース関係式生成部102、業務パターン定義部103、サービス要件記憶部110、設計導出木記憶部111、業務・リソース関係式記憶部112、および業務パターン記憶部113を含む。
サービス構成導出部101は、適切なサービス構成(ICTサービスを提供するための複数のノードの連結)等を選定する。業務・リソース関係式生成部102は、業務・リソース関係式(ノードの業務とリソース消費率との関係式)を生成し、業務・リソース関係式を業務・リソース関係式記憶部112に格納する。業務パターン定義部103は、業務パターン(例えば、ICTサービス)を定義し、業務パターンに関連する業務パターン情報を業務パターン記憶部113に格納する。
サービス要件記憶部110は、入力装置300から供給されるサービスの要件を記憶する。設計導出木記憶部111は、設計導出木データを記憶する。
なお、サービス構成導出部101、業務・リソース関係式生成部102および業務パターン定義部103は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクなどの非一時的な不揮発性メモリに格納されるプログラムに従って、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、CPU)が処理を実行することによって実現可能である。
サービス要件記憶部110、設計導出木記憶部111、業務・リソース関係式記憶部112および業務パターン記憶部113は、ハードディスクなどによる記憶装置で実現可能である。
次に、サービス構成設計装置100の動作を説明する。まず、業務パターン定義を説明する。
測定装置201は、サービス実行装置200における各々のノードについて、トラフィック(ネットワークを経由してノードに入力されるデータおよびノードから出力されるデータ)に関する情報(トラフィック情報)と、CPU、RAM(Random access memory)、ネットワークI/O、ストレージIOPS(Input/Output operations per second)のようなリソース利用率(リソース消費率)の情報を測定し、測定した各値を測定情報記憶装置204に格納する。
図2は、測定情報記憶装置204に格納されるトラフィック情報の一覧(トラフィック情報テーブル)の一例を示す説明図である。
図2に示す例では、トラフィック情報テーブルには、通信のログが、それに対応するタイムスタンプ、サービスID、ノードID、およびログタイプとともに設定されている。なお、図2に示す例では、サービス実行装置200によって、複数のICTサービス(Service1, Service2等)が提供されている。
図3は、測定情報記憶装置204に格納されるリソース消費率の一覧(リソース消費率テーブル)の一例を示す説明図である。
図3に示す例では、リソース消費率テーブルには、CPU消費率、RAM消費率、IOPS消費率、およびNW(Network )I/O消費率が、それらに対応するタイムスタンプ、サービスID、およびノードIDとともに設定されている。
サービス構成設計装置100は、新規生成するサービスの要件を入力装置300から受け取り、サービス要件記憶部110に格納する。サービスの要件は、少なくとも、サービス構成要件としてのノードの連結を表す情報、サービスレベル(例えば、データ転送速度)を示す情報、ノードタイプ(ノードの種類)を示す情報を含む。
図4は、サービス要件記憶部110に格納されるサービスの要件の一例を示す説明図である。図4に示す例では、(A)に示すように、サービス要件記憶部110には、サービスの要件として、サービス構成要件、サービスレベル要件および業務パターンのID(パターンID)が記憶さる。また、(B)に示すように、サービス要件記憶部110には、サービスの構成要件に含まれるノードタイプを示す情報も記憶される。なお、図4に示す例では、サービスID"service1"で特定されるサービスは、複数のICTサービス(patternAで特定される動画配信サービスとpatternBで特定される所定のアプリケーションサービス)を含む。
例えば、Juniper(登録商標) FW、LVS (Linux(登録商標) Virtual Server) load balancer、Apache(登録商標) Web server 、Tomcat server 、MySQL(登録商標) DBを用いて、動画トラフィックとアプリケーショントラフィック合わせて100Mbpsを処理できるサービスが要求される場合には、サービスの要件は、図4(A)における1行目に示すように指定される。
図4(B)において、"fw"は、ファイアウォールを示す。"nat"は、NAT装置を示す。"lb"は、ロードバランサを示す。"px"は、プロキシを示す。"dpi" は、DPI(Deep Packet Inspection)装置を示す。"app" は、アプリケーションサーバを示す。"ids" は、侵入検知システム(Intrusion Detection System)を示す。"web" は、Webサーバを示す。"db"は、データベースを示す。
図5は、業務パターン定義部103が実行する処理を示すフローチャートである。
業務パターン定義部103は、測定情報記憶装置204から、新規サービスにおけるノードに対応するトラフィック情報を読み出す(ステップS11)。そして、業務パターン定義部103は、サービス要件記憶部110に記憶されているノードタイプ毎に、ステップS13の処理を実行する(ステップS12,S14)。
ステップS13では、業務パターン定義部103は、プロトコル情報や、トラフィック情報内のコンテンツ情報に基づいて業務パターンを定義する。
例えば、図2に例示されたトラフィック情報テーブルに示すようなトラフィック情報を使用する場合には、業務パターン定義部103は、プロトコル情報として"HTTP"、コンテンツ情報として"Content-Type: video/flv" という情報を検出し、「映像トラフィック」という業務パターンを定義する。
そして、業務パターン定義部103は、定義した業務パターンに関連する業務パターン情報を業務パターン記憶部113に格納する(ステップS15)。
図6は、業務パターン記憶部113に記憶されている業務パターン情報の一例を示す説明図である。図6に示す例では、パターンIDに対応して、業務パターンを表す名称のデータと、識別パターン(プロトコル情報、コンテンツ情報など)を示すデータとが登録されている。
次に、業務・リソース関係式の生成処理を説明する。
図7は、業務・リソース関係式生成部102が実行する処理を示すフローチャートである。
業務・リソース関係式生成部102は、測定情報記憶装置204から、トラフィック情報に含まれるログとリソース消費率とを読み出す(ステップS21)。なお、ログからトラフィック量を知ることができる。また、業務・リソース関係式生成部102は、業務パターン記憶部113から、業務パターン情報を読み出す(ステップS22)。
そして、業務・リソース関係式生成部102は、トラフィック情報を業務パターン毎に分類する(ステップS23)。また、業務・リソース関係式生成部102は、ノードタイプ毎に、ステップS25の処理を実行する(ステップS24,S26)。
ステップS25では、業務・リソース関係式生成部102は、業務パターンのトラフィック量を目的変数、リソース毎の消費率を説明変数として、回帰分析等の数理解析を行って、業務・リソース関係式を生成する。このとき、業務・リソース関係式生成部102は、関係式の精度のしきい値を設定し、目的変数との相関が低い説明変数を削る。すなわち、業務・リソース関係式生成部102は、ノードタイプの性能にとって有効なリソース種別に絞り込んだ業務・リソース関係式を生成する。
業務・リソース関係式生成部102は、生成した業務・リソース関係式を業務・リソース関係式記憶部112に格納する(ステップS27)。
図8は、業務・リソース関係式記憶部112に記憶される業務・リソース関係式の一例を示す説明図である。図8に示す例では、リソースは、CPU、RAM、NWIOおよびIOPSである。
なお、業務・リソース関係式生成部102は、説明変数の係数の有意確率(p値)を算出し、関係の有意性を示す「有意F」とともに、業務・リソース関係式記憶部112に格納する。
業務・リソース関係式生成部102が、一例として、関係式の精度のしきい値として、「有意F≦0.05 」を設定した場合、このしきい値を満たすように目的変数との相関が低い説明変数を削る。
例えば、「ノードID=fw1 」で「業務パターン=patternA(映像トラフィック)」での関係式においてRAMの説明変数が削られ、説明変数は、ノードタイプfw1 の性能にとって有効な、CPU、ネットワークI/OおよびディスクIOPSに絞られる。
次に、サービス構成最適化処理を説明する。本実施形態では、サービス構成最適化処理において、設計誘導木と業務・リソース関係式とが利用される。
図9は、設計導出木記憶部111に格納される設計導出木(以下、導出木ともいう。)の一例を示す説明図である。
設計導出木記憶部111には、1つまたは複数のICTサービスを提供するための複数種類のノードの各々に対して、リソースの組み合わせの全てが、ツリー状に設定された導出木が記憶されている。なお、図9においてID:導出木1として示されている導出木があらかじめ設計導出木記憶部111に記憶されている。ID:導出木2として示されている導出木は、サービス構成導出部101によって枝刈り処理が行われた後の状態の導出木の一例である。
図10には、各ノードに含まれうるリソースの組み合わせ(リソースタイプ)の各々におけるリソースのリソース量が例示されている。図10に例示されたリソース量は、設計導出木記憶部111に格納されている。例えば、CPU[Large]は、リソースの組み合わせ(CPU、RAM、NWIOおよびIOPS)のうちのCPUのリソース量が多いことを示す。
図11は、サービス構成導出部101が実行する処理を示すフローチャートである。ここでは、図4(A)における1行目に示すservice1で特定されるサービスの要件を例にする。
サービス構成導出部101は、サービス要件記憶部110からサービスの要件を読み出す。すなわち、サービス要件記憶部110に記憶されている図4(A)における1行目に示すサービスの要件を読み出す。
次に、サービス構成導出部101は、ICTサービスとしての業務パターンとトラフィック量とを設定する(ステップS31)。この例では、業務パターンとして「映像トラフィック」(patternA)および「アプリケーションサービス」(patternB)が設定される。そして、サービス構成導出部101は、設計導出木記憶部111から導出木を表すデータを読み出し、業務・リソース関係式記憶部112からサービスに含まれるノードタイプの業務・リソース関係式を読み出す(ステップS32)。
サービス構成導出部101は、ノードタイプ毎に業務・リソース関係式と業務パターンとトラフィック量の情報とをまとめる。そして、サービス構成導出部101は、ノードタイプ毎に、ステップS34〜S37の処理を実行する(ステップS33,S38)。
ステップS34において、サービス構成導出部101は、業務パターン数が1であるか否か判定する(ステップS34)。業務パターン数が1である場合には、サービス構成導出部101は、その業務パターンの業務・リソース関係式における説明変数の有意性の大きさ(有意確率(p値))にもとづいて、リソース量の割り当て幅を変更する(ステップS36)。すなわち、サービス構成導出部101は、導出木の枝刈り処理を行う。なお、サービス構成導出部101は、対応する変数がないリソースに対して最小量を割り当てる。また、リソース量は、図10に例示されたように定義されている。
例えば、サービス構成導出部101は、業務パターンの業務・リソース関係式の説明変数の有意確率(p値)にもとづいて、リソース量の割り当て幅を変更する。具体的には、一例として、「p値≦0.01 の場合はリソース量Large、0.01 <p値≦0.05 の場合はMedium、0.05 ≦p値の場合はSmall 」のような判定ルールに沿って導出木を枝刈りする。その結果、図9においてID:導出木1として示されている導出木から、ID:導出木2として示されている導出木が生成される。
図9に示す例では、ID:導出木1において、ノード"fw1" には、CPU[Small]、CPU[Medium] およびCPU[Large]の3つの枝があるが、ID:導出木2では、CPU[Large]に絞り込まれている。
業務パターン数が2以上である場合には、サービス構成導出部101は、複数の業務・リソース関係式を使用するが、複数の業務・リソース関係式から枝刈りパターンを生成する。枝刈りパターンとして、一例として、複数の業務・リソース関係式の説明変数の有意確率(p値)の平均値を用いる。
例えば、動画配信(動画トラフィック:patternA)の説明変数の有意確率(p値)が(cpu,RAM,NWIO,IOPS )=(0.001,-,0.04,0.03 )で、アプリケーションサービス(アプリケーショントラフィック:patternB)の説明変数の有意確率(p値)が(cpu,RAM,NWIO,IOPS )=(0.042,0.008,-,0.04)の場合(図8参照)、サービス構成導出部101は、平均値を算出し、(cpu,RAM,NWIO,IOPS )=(0.021,0.008,0.04,0.03 )という値を用いる。なお、この場合には、サービス構成導出部101は、複数の業務(ICTサービス)について一括してサービス構成を生成することになる。
そして、サービス構成導出部101は、ステップS36の処理を実行する。
サービス構成導出部101は、ノード毎の構成要素の候補を組み合わせることによって、サービス構成のインスタンス候補を生成する(ステップS39)。
以上のように、本実施形態では、ICTサービス等の稼働時に収集されたログ情報にもとづいて、サービスを提供するためのシステムの構成要素の候補を選定する際に、導出木の枝刈りによって構成要素の候補が絞り込まれるので、構成要素の候補が短時間で導出される。
なお、サービス構成導出部101は、構成要素の候補に対してテストを行って最良のサービス構成を選定する。そして、サービス構成導出部101は、選定されたサービス構成をサービス構成記憶装置203に格納する。
図12は、サービス構成記憶装置203に格納されたサービス構成の一例を示す説明図である。図12に示すように、サービス構成記憶装置203には、ICTサービスを実現するための各サービス(各ノード)の連携の仕方と各サービスにおけるリソース量を特定可能なデータが記憶される。
なお、図12に示す例は、図4に例示されたサービスの要件を満たす例である。
また、構成変更装置202は、新たにサービス構成記憶装置203に格納されたサービス構成を読み出し、そのサービス構成にもとづいてサービス実行装置200上にサービスチェインを構築する。
本実施形態は、例えば、新たなICTサービスに適したサービス構成を設計したり、ICTサービスの稼働時に測定されたログ情報にもとづいて自動的にサービス構成(サービスチェインの構成)を改善することによってサービス品質を向上させたりする用途に活用される。
図13は、サービス構成設計装置の主要部を示すブロック図である。サービス構成設計装置10は、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する業務パターン定義部(業務パターン定義手段)11(実施形態では、業務パターン定義部103で実現される。)と、業務と各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する業務・リソース関係式生成部(業務・リソース関係式生成手段)12(実施形態では、業務・リソース関係式生成部102で実現される。)と、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木にもとづいてサービス構成を生成するサービス構成導出部(サービス構成導出手段)13(実施形態では、サービス構成導出部101で実現される。)とを備え、サービス構成導出部13は、業務・リソース関係式にもとづいて設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後にサービス構成を生成する。
サービス構成設計用プログラム、およびサービス構成設計用プログラムが格納される記録媒体が、以下のように構成されてもよい。
(1)サービス構成設計プログラムは、コンピュータに、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する処理と、業務と各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する処理と、業務・リソース関係式にもとづいて、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後に、設計導出木にもとづいてサービス構成を生成する処理とを実行させる。
(2)(1)のサービス構成設計プログラムが、コンピュータに、さらに、業務・リソース関係式におけるノードに含まれうるリソースに対応する変数の業務に対する関係性の程度に応じて設計導出木を枝刈りすることによってリソースを絞り込む処理を実行させる。
(3)(1)または(2)のサービス構成設計プログラムが、コンピュータに、ノードの性能に対して相関が低いリソースを排除して業務・リソース関係式を生成させる。
(4)(1)から(3)のいずれかのサービス構成設計プログラムが、コンピュータに、複数の業務について、一括してサービス構成を生成させる。
(5)サービス構成設計プログラムが格納された非一時的な記憶媒体であって、プロセッサによって実行されるときに、前記サービス構成設計プログラムは、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義し、前記業務と前記各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成し、前記業務・リソース関係式にもとづいて、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後に、設計導出木にもとづいてサービス構成を生成する。
(6)(5)の記憶媒体に格納されたサービス構成設計プログラムは、プロセッサによって実行されるときに、業務・リソース関係式におけるノードに含まれうるリソースに対応する変数の業務に対する関係性の程度に応じて設計導出木を枝刈りすることによってリソースを絞り込む。
(7)(5)または(6)の記憶媒体に格納されたサービス構成設計プログラムは、ノードの性能に対して相関が低いリソースを排除して業務・リソース関係式を生成する。
(8)(5)から(7)のいずれかの記憶媒体に格納されたサービス構成設計プログラムは、複数の業務について、一括してサービス構成を生成する。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年3月24日に出願された日本特許出願2017−058724を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 サービス構成設計装置
11 業務パターン定義部
12 業務・リソース関係式生成部
13 サービス構成導出部
100 サービス構成設計装置
101 サービス構成導出部
102 業務・リソース関係式生成部
103 業務パターン定義部
110 サービス要件記憶部
111 設計導出木記憶部
112 業務・リソース関係式記憶部
113 業務パターン記憶部
200 サービス実行装置
201 測定装置
202 構成変更装置
203 サービス構成記憶装置
204 測定情報記憶装置
300 入力装置
500 サービス提供システム
510a,510b Webサーバ
520 アプリケーションサーバ
530 データベースサーバ
540 ファイアウォール
550 ロードバランサ
600 インターネット
本発明によるサービス構成設計プログラムは、コンピュータに、ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する処理と、業務と各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する処理と、業務・リソース関係式にもとづいて、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後に、設計導出木にもとづいてサービス構成を生成する処理とを実行させる

Claims (10)

  1. ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する業務パターン定義手段と、
    前記業務と前記各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する業務・リソース関係式生成手段と、
    ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木にもとづいてサービス構成を生成するサービス構成導出手段とを備え、
    前記サービス構成導出手段は、前記業務・リソース関係式にもとづいて前記設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後にサービス構成を生成する
    サービス構成設計装置。
  2. サービス構成導出手段は、業務・リソース関係式におけるノードに含まれうるリソースに対応する変数の業務に対する関係性の程度に応じて設計導出木を枝刈りすることによってリソースを絞り込む
    請求項1記載のサービス構成設計装置。
  3. 業務・リソース関係式生成手段は、ノードの性能に対して相関が低いリソースを排除して業務・リソース関係式を生成する
    請求項1または請求項2記載のサービス構成設計装置。
  4. サービス構成導出手段は、複数の業務について、一括してサービス構成を生成する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のサービス構成設計装置。
  5. ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義し、
    前記業務と前記各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成し、
    前記業務・リソース関係式にもとづいて、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後に、設計導出木にもとづいてサービス構成を生成する
    サービス構成設計方法。
  6. 業務・リソース関係式におけるノードに含まれうるリソースに対応する変数の業務に対する関係性の程度に応じて設計導出木を枝刈りすることによってリソースを絞り込む
    請求項5記載のサービス構成設計方法。
  7. ノードの性能に対して相関が低いリソースを排除して業務・リソース関係式を生成する
    請求項5または請求項6記載のサービス構成設計方法。
  8. 複数の業務について、一括してサービス構成を生成する
    請求項5から請求項7のうちのいずれか1項に記載のサービス構成設計方法。
  9. サービス構成設計プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記サービス構成設計プログラムは、プロセッサによって実行されるときに、
    ICTサービスを提供するための各々のノードのトラフィックを解析して業務を定義する処理と、
    前記業務と前記各々のノードにおけるリソース消費量との関係を定式化して業務・リソース関係式を生成する処理と、
    前記業務・リソース関係式にもとづいて、ノードに含まれうるリソースの組み合わせを表す設計導出木におけるリソースを絞り込んだ後に、設計導出木にもとづいてサービス構成を生成する処理とを実行する
    記録媒体。
  10. 前記サービス構成設計プログラムは、プロセッサによって実行されるときに、
    業務・リソース関係式におけるノードに含まれうるリソースに対応する変数の業務に対する関係性の程度に応じて設計導出木を枝刈りすることによってリソースを絞り込む処理を実行する
    請求項9記載の記録媒体。
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