JPWO2009037853A1 - 無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法 - Google Patents
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Abstract
PUCCH等の上り回線制御チャネルの利用効率を維持しつつ、D−ACK及びP−ACKのリソース割り当てを行う無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法を提供する。複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当てる。
Description
本発明は、無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法に関する。
移動体通信では、無線通信基地局装置(以下、「基地局」と省略する)から無線通信移動局装置(以下、「移動局」と省略する)への下り回線データに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用される。ARQでは、移動局は下り回線データの誤り検出結果を示す応答信号を基地局へフィードバックする。具体的には、移動局は下り回線データに対しCRC(Cyclic Redundancy Check)を行って、CRC=OK(誤り無し)であればACK(Acknowledgment)を応答信号として、また、CRC=NG(誤り有り)であればNACK(Negative Acknowledgment)を応答信号として基地局へフィードバックする。この応答信号は、例えば、PUCCH(Physical Uplink Control Channel),上りL1/L2CCH(L1/L2 Control Channel)等の上り回線制御チャネルを用いて基地局へ送信される。
また、図1に示すように、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto Correlation)系列及びウォルシュ(Walsh)系列を用いて、応答信号を拡散することにより、複数の移動局からそれぞれ送信される応答信号をコード多重することが検討されている(非特許文献1参照)。図1において、(W0,W1,W2,W3)は系列長4のウォルシュ系列を表わす。図1に示すように、移動局では、ACK又はNACKの応答信号が、まず周波数軸上でCAZAC系列(系列長12)によって1SC−FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)シンボル内に1次拡散される。
次いで、1次拡散後の応答信号がW0〜W3にそれぞれ対応させてIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)される。周波数軸上で系列長12のCAZAC系列によって拡散された応答信号は、このIFFTにより時間軸上の系列長12のCAZAC系列に変換される。そして、IFFT後の信号がさらにウォルシュ系列(系列長4)を用いて2次拡散される。つまり、1つの応答信号は4つのSC−FDMAシンボルS0〜S3にそれぞれ配置される。他の移動局でも同様に、CAZAC系列及びウォルシュ系列を用いて応答信号が拡散される。ただし、異なる移動局間では、時間軸上での巡回シフト(Cyclic Shift)量が互いに異なるCAZAC系列、または、互いに異なるウォルシュ系列が用いられる。
なお、ここでは、CAZAC系列の時間軸上での系列長が12であるため、同一CAZAC系列から生成される巡回シフト量0〜11の12個のCAZAC系列を用いることができる。また、ウォルシュ系列の系列長が4であるため、互いに異なる4つのウォルシュ系列を用いることができる。よって、理想的な通信環境では、最大48(12×4)の移動局からの応答信号をコード多重することができる。
一方、移動局では、移動局毎に異なる巡回シフト量のCAZAC系列がACK/NACK用参照信号(以下、「RS:Reference Signal」という)として用いられ、系列長3の拡散符号(F0,F1,F2)を用いてRSが2次拡散される。したがって、理想的な通信環境では、最大36(12×3)の移動局からの応答信号をコード多重することができる。
ここで、同一CAZAC系列から生成される巡回シフト量が互いに異なるCAZAC系列間での相互相関は0となる。よって、理想的な通信環境では、巡回シフト量が互いに異なるCAZAC系列(巡回シフト量0〜11)でそれぞれ拡散され、コード多重された複数の応答信号は、基地局での相関処理により時間軸上で符号間干渉なく分離することができる。
しかしながら、移動局での送信タイミングずれ、マルチパスによる遅延波、周波数オフセット等の影響により、複数の移動局からそれぞれ送信された応答信号は基地局に同時に到達するとは限らない。例えば、巡回シフト量0のCAZAC系列で拡散された応答信号の送信タイミングが正しい送信タイミングより遅れた場合は、巡回シフト量0のCAZAC系列の相関ピークが巡回シフト量1のCAZAC系列の検出窓に現れてしまう。また、巡回シフト量0のCAZAC系列で拡散された応答信号に遅延波がある場合には、その遅延波による干渉漏れが巡回シフト量1のCAZAC系列の検出窓に現れてしまう。これらの場合には、巡回シフト量1のCAZAC系列が巡回シフト量0のCAZAC系列からの干渉を受ける。よって、巡回シフト量0のCAZAC系列で拡散された応答信号と巡回シフト量1のCAZAC系列で拡散された応答信号との分離特性が劣化する。このように、互いに隣接する巡回シフト量のCAZAC系列を用いると、応答信号の分離特性が劣化する可能性がある。
そこで、CAZAC系列の拡散により複数の応答信号をコード多重する場合には、CAZAC系列間での符号間干渉を抑えるためにCAZAC系列間に巡回シフト間隔を設けている。例えば、CAZAC系列間の巡回シフト間隔を2として、巡回シフト量0〜11の12個のCAZAC系列のうち、巡回シフト量0,2,4,6,8,10あるいは1,3,5,7,9,11の6つのCAZAC系列のみを応答信号の1次拡散に用いることが検討されている。よって、系列長が4のウォルシュ系列を応答信号の2次拡散に用いる場合には、最大24(6×4)の移動局からの応答信号をコード多重することができる。
また、基地局は下り回線データのリソース割当結果を通知するための制御情報を移動局へ送信する。この制御情報は、例えば、移動局毎に用意されたPDCCH(Physical Downlink Control Channel),下りL1/L2CCH(L1/L2 Control Channel),DL Grant(Downlink scheduling Grant)等の下り回線制御チャネルを用いて移動局へ送信される。各PDCCHは1つ又は複数のCCE(Control Channel Element)を占有する。1つのPDCCHが複数のCCEを占有する場合、1つのPDCCHは連続する複数のCCEを占有する。制御情報を通知するために必要なCCE数に従って、基地局は各移動局に対し複数のPDCCHの中のいずれかのPDCCHを割り当て、各PDCCHが占有するCCEに対応する物理リソースに制御情報をマッピングして送信する。
ACK又はNACKの応答信号は次の2種類に大別される。1つは、チャネル品質に基づいてスケジューラにより動的に割り当てられるリソースを用いたデータ送信に対するACK/NACK応答信号であり、もう1つは、主に、VoIP (Voice over IP)やストリーミングのサービス向けに利用され、予め割り当てられた複数回分のリソースを用いたデータ送信に対するACK/NACK応答信号である。以下、前者の動的に割り当てられるリソースを用いたデータ送信(ダイナミックスケジューリング(Dynamic scheduling)されるデータ送信)に対する応答信号をD−ACKといい、後者の予め割り当てられた複数回分のリソースを用いたデータ送信(パーシステントスケジューリング(Persistent scheduling)されるデータ送信)に対する応答信号をP−ACKという。
移動局がACK/NACK応答信号を送信する場合、ACK/NACK用リソース(周波数帯域、巡回シフトCAZAC系列、直交系列)を知っている必要がある。このリソースの通知方法としては以下の方法が検討されている。
D−ACKの送信に用いるPUCCHを基地局から各移動局へ通知するためのシグナリングを不要にして、下り回線の通信リソースを効率よく使用するために、CCEとPUCCHとを1対1で対応付けることが検討されている。各移動局は、この対応付けに従って、自局への制御情報がマッピングされている物理リソースに対応するCCEから、自局からの応答信号の送信に用いるPUCCHを判定することができる。つまり、各移動局は、自局への制御情報がマッピングされている物理リソースに対応するCCEに基づいて、自局からの応答信号をPUCCHの物理リソースにマッピングする。
ここで、PDCCHが占有するCCEの数は、PDCCHの変調方式及び符号化率(MCS:Modulation and Coding Scheme)に応じて変化する。移動局が基地局から遠い場所に位置して移動局の受信品質が低い場合には、基地局はPDCCHのMCSレベルを低くする(変調多値数又は符号化率を低くする)一方でCCEの数を増加させる。また、移動局が基地局から近い場所に位置して移動局の受信品質が高い場合には、基地局はPDCCHのMCSレベルを高くする(変調多値数又は符号化率を高くする)一方でCCEの数を減少させる。つまり、MCSレベルが低いPDCCHが占有するCCEの数は多く、MCSレベルが高いPDCCHが占有するCCEの数は少ない。換言すれば、MCSレベルが低いPDCCHを割り当てられた移動局に対するCCE数は多く、MCSレベルが高いPDCCHを割り当てられた移動局に対するCCE数は少ない。例えば、PDCCHの符号化率が2/3,1/3,1/6のいずれかであり、符号化率2/3のPDCCHが1つのCCEを占有するものとした場合、符号化率1/3のPDCCHは2つのCCEを占有し、符号化率1/6のPDCCHは4つのCCEを占有する。
そして、このように1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合に、移動局がそれら複数のCCEにおいて最小番号のCCEに対応するPUCCHのみを用いてACK/NACK応答信号を送信することが検討されている(非特許文献2参照)。
P−ACKの送信に用いるPUCCHを基地局から各移動局へ通知するためのシグナリングに関して、非特許文献3によれば、パーシステントスケジューリングの初回データ送信の送信パラメータは予め通知されているため、データ送受信時にはPDCCHが付随しない。したがって、P−ACK用リソースもデータ送受信の前に予め割り当て及び通知が行われる。したがって、P−ACK用リソースはD−ACK用リソースとは別に確保することが開示されている。
P−ACK用リソースを確保する方法として、非特許文献4には、PDCCH送信に利用するCCEの数が少ない場合などは、番号の大きいCCEはPDCCH送信に利用されないため、これら番号の大きいCCEに該当するACK/NACK用リソースを、他のデータ用のリソースとして割り当てることが開示されている。P−ACK用リソースの予約に対して、非特許文献4に記載の方法を適用した場合、PDCCHが割り当てられる確率の低いCCE番号をP−ACK用リソースとして確保する(図2参照)。
R1-072315, Nokia Siemens Networks, Nokia, "Multiplexing capability of CQIs and ACK/NACKsform different UEs," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #48bis, St.Julians, Malta, March 26-30, 2007 R1-072348, LG Electronics, "Allocation of UL ACK/NACK index", 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7-11, 2007 R1-072439, NTT DoCoMo, Fujitsu, Mitsubishi Electric, "Implicit Resource Allocation of ACK/NACK Signal in E-UTRA Uplink," 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7 - 11, 2007 R1-073122, Samsung, "Implicit mapping of CCE to UL ACK/NACK resource," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49bis, Orlando, USA, June 25-39, 2007
R1-072315, Nokia Siemens Networks, Nokia, "Multiplexing capability of CQIs and ACK/NACKsform different UEs," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #48bis, St.Julians, Malta, March 26-30, 2007 R1-072348, LG Electronics, "Allocation of UL ACK/NACK index", 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7-11, 2007 R1-072439, NTT DoCoMo, Fujitsu, Mitsubishi Electric, "Implicit Resource Allocation of ACK/NACK Signal in E-UTRA Uplink," 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7 - 11, 2007 R1-073122, Samsung, "Implicit mapping of CCE to UL ACK/NACK resource," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49bis, Orlando, USA, June 25-39, 2007
しかしながら、PDCCH送信に複数CCEが割当てられた場合、図3に示すように、利用されないACK/NACK用リソース(巡回シフト系列、ウォルシュ系列など)が発生する。したがって、複数CCEが割り当てられるPDCCH数が増加するほど、同時に送信可能なACK/NACK数が制限される。送信可能なACK/NACK数が制限されると、PDCCH数が制限されることとなり、PDCCHと対となるPDSCH数も制限されることとなる。
本発明の目的は、同時に送信可能なPUCCH等の上り回線制御チャネル数(ACK/NACK用リソース数)を維持しつつ、D−ACK及びP−ACKのリソース割り当てを行う無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われた無線通信端末装置に送信した下り回線データに対して、前記無線通信端末装置が上り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、下り回線データの送信に対するPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられた無線通信基地局装置であって、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当てるリソース制御手段と、リソースが割り当てられた無線通信端末装置に割り当てたリソースを通知する通知手段と、を具備する構成を採る。
本発明の無線通信端末装置は、動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われ、送信した上り回線データに対して、無線通信基地局装置が下り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、PUSCHのスケジューリング情報を含むPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられた無線通信端末装置であって、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされた場合に送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされた場合に送信するACK又はNACK用に割り当てるリソース制御手段と、リソースが割り当てられた無線通信基地局装置に割り当てたリソースを通知する通知手段と、を具備する構成を採る。
本発明の応答信号割当方法は、動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われた無線通信端末装置に送信した下り回線データに対して、前記無線通信端末装置が上り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、下り回線データの送信に対するPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられ、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当てるようにした。
本発明によれば、PUCCH等の上り回線制御チャネルの利用効率を維持しつつ、D−ACK及びP−ACKのリソース割り当てを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
ここで、基地局が各移動局に割り当てるすべての上り回線制御チャネルの総称がPUCCHである場合がある。しかし、以下の説明では、説明の便宜上、移動局毎に用意されたそれぞれの上り回線制御チャネルをPUCCHと称する。なお、前者のPUCCHと後者のPUCCHとの間に技術的相違はないため、いずれのPUCCHに対しても本発明を適用することができる。
同様に、基地局が各移動局に割り当てるすべての下り回線制御チャネルの総称がPDCCHである場合がある。しかし、以下の説明では、説明の便宜上、移動局毎に用意されたそれぞれの下り回線制御チャネルをPDCCHと称する。なお、前者のPDCCHと後者のPDCCHとの間に技術的相違はないため、いずれのPDCCHに対しても本発明を適用することができる。
本実施の形態に係る基地局100の構成を図4に示し、本実施の形態に係る移動局200の構成を図5に示す。
なお、説明が煩雑になることを避けるために、図4では、本発明と密接に関連する下り回線データの送信、及び、その下り回線データに対する応答信号の上り回線での受信に係わる構成部を示し、上り回線データの受信に係わる構成部の図示および説明を省略する。同様に、図5では、本発明と密接に関連する下り回線データの受信、および、その下り回線データに対する応答信号の上り回線での送信に係わる構成部を示し、上り回線データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図4に示す基地局100において、下り回線データのリソース割当結果が制御情報生成部101及びマッピング部108に入力される。
制御情報生成部101は、リソース割当結果を通知するための制御情報を移動局毎に生成し符号化部102に出力する。移動局毎の制御情報には、どの移動局宛ての制御情報であるかを示す移動局ID情報が含まれる。例えば、制御情報の通知先の移動局のID番号でマスキングされたCRCビットが移動局ID情報として制御情報に含まれる。移動局毎の制御情報は符号化部102で符号化され、変調部103で変調されてマッピング部108に入力される。また、制御情報生成部101は、PUCCHリソース制御部104より入力されるD−ACK用割当CCE番号情報に基づいて、制御情報を通知するために必要なCCE数(CCE占有数)に応じたPDCCH割当を各移動局のPDCCH毎に行い、割り当てたPDCCHに対応するCCE番号をマッピング部108に出力する。なお、符号化部102及び変調部103は、上記のように、1つのPDCCHが占有するCCEの数に応じて制御情報の符号化率及び変調多値数を変化させる。
PUCCHリソース制御部104は、D−ACK、P−ACKなど種別の異なる制御情報毎に異なるPUCCH送信用リソースの割り当て及び制御を行う。ここでは、まず、PUCCHリソース制御部104は、移動局がD−ACK送信用に利用可能なCCE番号を決定し、決定したD−ACK用割当CCE番号情報を制御情報生成部101に出力する。また、PUCCHリソース制御部104は、パーシステントスケジューリングによりリソース割り当てされる各移動局に予め割り当てるP−ACK用リソース情報を上位レイヤの制御情報として生成し、送信データとして送信する。符号化部105に出力されるP−ACK用リソース情報は、割り当てた移動局に対して、下り送信データとして各移動局に通知される。なお、PUCCHリソース制御部104の詳細な動作は後述する。
一方、符号化部105は、各移動局への送信データ(下り回線データ)及びPUCCHリソース制御部104から出力されたP−ACK用リソース情報を符号化して再送制御部106に出力する。
再送制御部106は、初回送信時には、符号化後の送信データを移動局毎に保持するとともに変調部107に出力する。再送制御部106は、各移動局からのACKが判定部117から入力されるまで送信データを保持する。また、再送制御部106は、各移動局からのNACKが判定部117から入力された場合、すなわち、再送時には、そのNACKに対応する送信データを変調部107に出力する。
変調部107は、再送制御部106から入力される符号化後の送信データを変調してマッピング部108に出力する。
マッピング部108は、制御情報の送信時には、変調部103から入力される制御情報を制御情報生成部101から入力されるCCE番号に従って物理リソースにマッピングしてIFFT部109に出力する。つまり、マッピング部108は、移動局毎の制御情報を、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアにおいてCCE番号に対応するサブキャリアにマッピングする。
一方、下り回線データの送信時には、マッピング部108は、リソース割当結果に従って各移動局への送信データを物理リソースにマッピングしてIFFT部109に出力する。つまり、マッピング部108は、移動局毎の送信データを、リソース割当結果に従ってOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアのいずれかにマッピングする。
IFFT部109は、制御情報または送信データがマッピングされた複数のサブキャリアに対してIFFTを行ってOFDMシンボルを生成し、CP(Cyclic Prefix)付加部110に出力する。
CP付加部110は、OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部111は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅及びアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ112から移動局200(図5)へ送信する。
無線受信部113は、移動局200から送信されたACK/NACK応答信号をアンテナ112を介して受信し、ACK/NACK応答信号に対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
CP除去部114は、受信処理後のACK/NACK応答信号に付加されているCPを除去する。
逆拡散部115は、移動局200において2次拡散に用いられたウォルシュ系列でACK/NACK応答信号を逆拡散し、逆拡散後のACK/NACK応答信号を相関処理部116に出力する。
相関処理部116は、逆拡散部115から入力されるACK/NACK応答信号、すなわち、CAZAC系列で拡散されているACK/NACK応答信号と、移動局200において1次拡散に用いられたCAZAC系列との相関値を求め判定部117に出力する。
判定部117は、時間軸上に移動局毎に設定された検出窓を用いて、移動局毎に相関値の閾値判定等を行うことにより、移動局毎のACK/NACK応答信号を検出する。例えば、判定部117は、移動局#1用の検出窓#1において相関値が所定の閾値を超えた場合には、移動局#1からのACK/NACK応答信号を検出する。そして、判定部117は、検出されたACK/NACK応答信号がACK又はNACKのいずれであるかを判定し、移動局毎のACK又はNACKを再送制御部106に出力する。
一方、図5に示す移動局200において、無線受信部202は、基地局100から送信されたOFDMシンボルをアンテナ201を介して受信し、OFDMシンボルに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
CP除去部203は、受信処理後のOFDMシンボルに付加されているCPを除去する。
FFT(Fast Fourier Transform)部204は、OFDMシンボルに対してFFTを行って複数のサブキャリアにマッピングされている制御情報または下り回線データを得て、それらを抽出部205に出力する。
抽出部205は、制御情報の受信時には、複数のサブキャリアから制御情報を抽出して復調部206に出力する。この制御情報は、復調部206で復調され、復号部207で復号されて判定部208に入力される。
復号部207から入力された制御情報が自局宛ての制御情報であるか否かを判定する判定部208は、CRC=OK(誤り無し)となった制御情報を自局宛ての制御情報であると判定した場合、自局宛ての制御情報、すなわち、自局に対する下り回線データのリソース割当結果を抽出部205に出力する。また、判定部208は、自局宛ての制御情報(PDCCH)がマッピングされていたサブキャリアに対応するCCE番号を判定し、判定結果(CCE番号)を制御部209に出力する。
制御部209は、判定部208から入力されたCCE番号に基づいて、自局の応答信号の送信に用いることが可能なPUCCHリソース(D−ACK用リソース)を判定し、判定結果(PUCCH番号)に基づいて、拡散部215での1次拡散に用いるZC系列の巡回シフト量及び拡散部218での2次拡散に用いるウォルシュ系列を制御する。すなわち、制御部209は、判定結果(PUCCH番号)に基づいて選択した巡回シフト量のZC系列を拡散部215に設定するとともに、判定結果(PUCCH番号)に基づいて選択したウォルシュ系列を拡散部218に設定する。
一方、下り回線データの受信時には、抽出部205は、判定部208から入力されるリソース割当結果に従って、複数のサブキャリアから自局宛ての下り回線データを抽出して復調部210に出力する。この下り回線データは、復調部210で復調され、復号部211で復号されてCRC部212に入力される。
CRC部212は、復号後の下り回線データに対してCRCを用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り無し)の場合はACKを応答信号として生成し、また、CRC=NG(誤り有り)の場合はNACKを応答信号として生成する。CRC部212は生成した応答信号を変調部214に出力する。また、CRC部212は、CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の下り回線データを受信データとして出力する。また、CRC部212は、受信した上位レイヤの制御情報に含まれるP−ACK用リソース情報をP−ACKリソース制御部213に出力する。
P−ACKリソース制御部213は、CRC部212から入力されたP−ACK用リソース情報に基づいて、拡散部215での1次拡散に用いるCAZAC系列の巡回シフト量及び拡散部218での2次拡散に用いるウォルシュ系列を制御する。すなわち、P−ACKリソース制御部213は、CRC部212から入力されたP−ACK用リソース情報で基地局から指示された情報に基づいて選択した巡回シフト量のCAZAC系列を拡散部215に設定するとともに、P−ACK用リソース情報で基地局から指示された情報に基づいて選択したウォルシュ系列を拡散部218に設定する。
変調部214は、CRC部212から入力される応答信号を変調して拡散部215に出力する。
拡散部215は、図1に示したように、制御部209又はP−ACKリソース制御部213によって設定されたCAZAC系列でACK/NACK応答信号を1次拡散し、1次拡散後のACK/NACK応答信号をIFFT部216に出力する。
IFFT部216は、図1に示したように、1次拡散後のACK/NACK応答信号に対してIFFTを行い、IFFT後のACK/NACK応答信号をCP付加部217に出力する。
CP付加部217は、IFFT後のACK/NACK応答信号の後尾部分と同じ信号をCPとしてそのACK/NACK応答信号の先頭に付加する。
拡散部218は、図1に示したように、制御部209又はP−ACKリソース制御部213によって設定されたウォルシュ系列でCP付加後のACK/NACK応答信号を2次拡散し、2次拡散後のACK/NACK応答信号を無線送信部219に出力する。
なお、拡散部215及び拡散部218では、受信したデータ信号がPDCCHを伴う場合、つまり、ダイナミックスケジューリングされる場合は、PUCCH送信時に用いる巡回シフトCAZAC系列及びウォルシュ系列が制御部209により設定される。また、受信したデータ信号がPDCCHを伴わない場合、つまり、パーシステントスケジューリングされる場合は、PUCCH送信時に用いる巡回シフトCAZAC系列及びウォルシュ系列がP−ACKリソース制御部213により設定される。
無線送信部219は、2次拡散後のACK/NACK応答信号に対しD/A変換、増幅及びアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ201から基地局100(図4)へ送信する。
次いで、基地局100のPUCCHリソース制御部104の動作について詳細に説明する。
上記のように、1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合、移動局がそれら複数のCCEにおいて最小番号のCCEに対応するPUCCHのみを用いてACK/NACK応答信号を送信すると、それら複数のCCEにおいて最小番号以外のCCEに対応するPUCCHは使用されない。つまり、1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合には、使用されない応答信号用物理リソース(空き物理リソース)が発生する。
そこで、本実施の形態では、1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合に、上記のようにして生じる空き物理リソースを図6に示すようにP−ACK用に割り当てるリソースとして利用する。
より具体的には、ダイナミックスケジューリングされる場合において、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK送信用に選択する。一方、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースに対して、パーシステントスケジューリングされる移動局のP−ACKを割り当てる。
PDCCH送信に利用するCCE数が1つの場合は、そのCCEに対応するPUCCHリソースを選択する。
PUCCHで利用可能なCCE数を12とした場合の、従来のPUCCHリソース割り当てと割り当て状況を図7に示し、本実施の形態のPUCCHリソース割り当てと割り当て状況を図8に示す。
従来のPUCCH用リソース割当方法では、P−ACK用リソースをCCE#8〜#11を予め確保し、残りのCCE#0〜#7をD−ACK用リソースとして用いる。したがって、PDCCH送信時に複数のCCEが利用された場合、空きリソースが発生し、PUCCHの利用効率が低下する。また、送信可能なPDCCHの数も図7に示す場合、4つに制限される。
これに対して、本実施の形態のPUCCHリソース割当方法では、奇数番号のCCE(CCE#5,#7,#9,#11)をP−ACK用リソースとして予め確保する。残りのCCEをD−ACK用リソースとして用いるが、PDCCH送信時に複数のCCEが利用された場合は、偶数番号のCCEを選択する。この場合、さらに、CCE#1とCCE#3をP−ACK用リソースとして追加することが可能であり、また送信可能なPDCCH数も1つ増加できることが分かる。
なお、利用可能なCCE数が3あるいは3以上の場合は、D−ACK用として複数の偶数CCE番号が存在することがあるが、この場合は予め選択する偶数CCE番号を基地局と移動局間で決めておけばよい。例えば、最も小さい、あるいは、最も大きい偶数CCE番号を選択するようにしてもよい。または、本実施の形態に記載のCCE決定方法を再帰的に利用するようにしてもよい。すなわち、さらに利用可能なCCE番号に対して偶数番目のCCE、奇数番目のCCEのいずれを利用するか予め決めておくなどが考えられる。
また、D−ACKに割り当てるCCE番号が奇数番号であるのか、偶数番号であるのかは、予めシステムで決められていてもよいし、基地局から移動局に予め通知する構成であってもよい。
さらに、非特許文献4のCCEとPUCCHリソースのマッピング例を用いた場合の従来方法と本実施の形態のPUCCH用リソース割り当てと割り当て状況を比較したものを図9及び図10に示す。図9AはマッピングパターンAを示し、図9BはマッピングパターンAにおける従来方法によるPUCCH用リソース割り当て状況を示し、図9CはマッピングパターンAにおける本実施の形態のPUCCH用リソース割り当て状況を示す。また、図10AはマッピングパターンBを示し、図10BはマッピングパターンBにおける従来方法によるPUCCH用リソース割り当て状況を示し、図10CはマッピングパターンBにおける本実施の形態のPUCCH用リソース割り当て状況を示す。
次に、移動局200の制御部209およびP−ACKリソース制御部213の動作について説明する。
まず、移動局200が下り回線で受信するPDSCHがダイナミックスケジューリングされる場合は、先述のように、受信するPDSCHにPDCCHが伴うため、このPDSCHに対応するACK/NACK応答信号を送信するためのD−ACKリソース情報は、PDCCHが割り当てられているCCE番号に基づいて決定される。
より具体的には、制御部209では、ダイナミックスケジューリングされる場合において、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースがD−ACK送信用に選択される。
なお、D−ACKに割り当てるCCE番号が奇数番号であるのか、偶数番号であるのかは、予めシステムで決められていている。もしくは、基地局から移動局に予め通知されている。
PDCCH送信に利用するCCE数が1つの場合は、そのCCEに対応するPUCCHリソースを選択する。
例えば、図8に示すようにPUCCHで利用可能なCCE数を12とした場合に、移動局宛てのPDCCHがPDCCH#0であった場合は、割当CCE番号はCCE#0及びCCE#1であるため、偶数番号であるCCE#0を選択決定する。また、移動局宛てのPDCCHがPDCCH#1であった場合は、割当CCE番号はCCE#2のみであるため、CCE#2に対応するPUCCHリソースをACK/NACK用に選択する。さらに、移動局宛てのPDCCHがPDCCH#4であった場合は、割当CCE番号はCCE#8、#9、#10であり、CCE#8及びCCE#10が偶数番号のCCEに該当する。このように利用可能なCCE数が3あるいは3以上の場合は、D−ACK用として複数の偶数CCE番号が存在することがあるが、この場合は予め選択する偶数CCE番号を基地局と移動局間で決めておく。例えば、最も小さい、あるいは、最も大きい偶数CCE番号を選択するようにしてもよい。または、本実施の形態に記載のCCE決定方法を再帰的に利用するようにしてもよい。すなわち、さらに利用可能なCCE番号に対して偶数番目のCCE、奇数番目のCCEのいずれを利用するか予め決めておくなどが考えられる。
移動局が下り回線で受信するPDSCHがパーシステントスケジューリングされる場合は、基地局から予めPDSCHに対応するACK/NACK応答信号を送信するためのP−ACKリソース情報を通知されるため、移動局はこの基地局より予め通知されるP−ACKリソース情報に基づいて、P−ACKリソース制御部213において、割り当てられた巡回シフト量に対応するCAZAC系列、及び、ウォルッシュ系列を拡散部215及び拡散部218にそれぞれ指示し、ACK/NACK応答信号を拡散して送信する。
このように本実施の形態によれば、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当てることにより、空きリソースを解消し、PUCCHリソースの利用効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当てる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当てるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、P−ACKに加えて、あるいはP−ACKの代わりにスケジューリングリクエスト(Scheduling Request)、CQIなど他の制御情報を多重する場合、スケジューリングリクエスト及びCQI用リソース情報もPUCCHリソース制御部104から通知されればよい。この場合、スケジューリングリクエスト及びCQI用のPUCCHリソースはP−ACKと同様の方法でリソース割り当て及び通知が行われる。
また、本実施の形態では、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当てる場合について説明したが、利用可能な複数のCCE番号のうち、次式(1)より得られるRNのうち、予め決められたいずれか1つの値に対応するCCE番号を選択し、残りのRNに対してパーシステントスケジューリングされる移動局のACK/NACK応答信号、帯域割当要求信号(SR:Scheduling Request、スケジューリングリクエスト)又はCQIを割り当てるようにしてもよい。
RN=(利用可能なCCE番号)mod N,(Nは正の整数)・・・(1)
RN=(利用可能なCCE番号)mod N,(Nは正の整数)・・・(1)
例えば、N=4の場合、RN=0に対してP−ACKを、RN=1に対してD−ACKを、RN=2に対してCQIを、RN=3に対してスケジューリングリクエストを割り当てるというように、制御情報を割り当てる。
これにより、複数のCCE割り当てが多い場合に、N種類の異なるリソース割り当てを行うことができる。また、各上り制御チャネルの割合に対応したリソース確保及びリソース割り当てが可能となる。
なお、この場合、複数のRNに対して同じ種類のリソースを割り当ててもよい。例えば、RN=0に対してD−ACKを、RN=1及びRN=2に対してP−ACKを、RN=3に対してCQIを割り当てるなどである。
ちなみに、上記実施の形態におけるCCE番号の奇数と偶数とに分けたリソース割り当ては、上式(1)のN=2に相当する。
なお、上記実施の形態は、全てのPUCCHリソースのうち一部に適用する構成であってもよい。つまり、異なる時間、周波数、符号空間を用いるPUCCHの一部のPUCCHリソースに対して、本発明を提供する構成であってもよい。
また、上記実施の形態では、PUCCHリソースとして巡回シフト系列とウォルシュ系列(DFT系列)に関わらず同じ符号リソースとして説明したが、複数CCEが割り当てられた場合にD−ACK用リソースとして利用可能なCCE番号をウォルッシュ系列毎に異ならせてもよい。つまり、ウォルッシュ系列1に割り当てられているCCE#0〜CCE#5にPDCCHが割り当てられた場合は、偶数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをD−ACK用リソースとして適用し、奇数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをP−ACK用リソースとして適用する。一方で、ウォルッシュ系列2に割り当てられているCCE#6〜CCE#11にPDCCHが割り当てられた場合は、奇数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをD−ACK用リソースとして適用し、偶数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをP−ACK用リソースとして適用する。
また、本実施の形態では、PDSCH(下りデータチャネル)に対するダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当て及びパーシステントスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当てを例に説明したが、本発明はこれに限らず、PUSCH(上りデータチャネル)に対するダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当て及びパーシステントスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当てに対しても同様に適用できる。
具体的には、ダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースが、PUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御チャネル(PDCCH)の送信時に割り当てられたCCE番号と、基地局から送信されるACK/NACK用リソースとが対応付けられたシステムにおいて、PDCCH送信に1つ以上のCCEが割り当てられた場合、ダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースとして送信時に用いるリソースは偶数のCCE番号(又は奇数のCCE番号)とし、奇数のCCE番号(偶数のCCE番号)に対応するACK/NACKリソースは予め移動局に割り当て及び通知の必要な制御情報(パーシステントスケジューリング用ACK/NACKリソース、CQI、スケジューリングリクエストなど)として割り当てる。また、移動局もこのルールに従い、基地局より通知されるダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースを決定し、自局宛てのACK/NACK受信を行う。
ダイナミックスケジューリングされるPUSCHに対するACK/NACKリソースを割り当てる場合、PDSCHに対するACK/NACKリソースを割り当てる場合とは、以下の点で異なる。すなわち、PUSCHのスケジューリング情報を含むPDCCHのCCE番号を用いて決定する点と、基地局が各移動局より送信されたPUSCHを受信し、PUSCH毎にACK/NACK信号を生成し、各移動局にACK/NACKリソースを送信する点と、移動局が基地局に対してPUSCHを送信し、自局宛てのACK/NACKを受信する点とが異なる。その他の点は、基地局、移動局ともに、上記実施の形態と同様に、ダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当てルールに従い、基地局より通知されるPDCCHのCCE番号からダイナミックスケジューリング用ACK/NACKのリソースを決定する。
また、本実施の形態では、DLで送信される制御情報(PDCCH)が送信されるCCEに対応してULで送信されるDL用ACK/NACK応答信号を例に説明したが、本発明は、下り送信信号のリソースに対応してULもしくはDLで送信するデータの無線リソースが決定される仕組みを用いた全ての無線リソース通知方法に対して適用可能であり、PDCCH、CCE、DL用ACK/NACK応答信号に限定されるものではない。したがって、PDCCHは第1のチャネル、CCEは第1のチャネルの送信に利用する物理的あるいは論理的なリソース割当単位、ACK/NACK応答信号は第2のチャネルと定義することができる。
上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年9月21日出願の特願2007−245929の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明にかかる無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法は、PUCCH等の上り回線制御チャネルの利用効率を維持しつつ、D−ACK及びP−ACKのリソース割り当てを行うことができ、移動通信システム等に適用できる。
本発明は、無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法に関する。
移動体通信では、無線通信基地局装置(以下、「基地局」と省略する)から無線通信移動局装置(以下、「移動局」と省略する)への下り回線データに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用される。ARQでは、移動局は下り回線データの誤り検出結果を示す応答信号を基地局へフィードバックする。具体的には、移動局は下り回線データに対しCRC(Cyclic Redundancy Check)を行って、CRC=OK(誤り無し)であればACK(Acknowledgment)を応答信号として、また、CRC=NG(誤り有り)であればNACK(Negative Acknowledgment)を応答信号として基地局へフィードバックする。この応答信号は、例えば、PUCCH(Physical Uplink Control Channel),上りL1/L2CCH(L1/L2 Control Channel)等の上り回線制御チャネルを用いて基地局へ送信される。
また、図1に示すように、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto Correlation)系列及びウォルシュ(Walsh)系列を用いて、応答信号を拡散することにより、複数の移動局からそれぞれ送信される応答信号をコード多重することが検討されている(非特許文献1参照)。図1において、(W0,W1,W2,W3)は系列長4のウォルシュ系列を表わす。図1に示すように、移動局では、ACK又はNACKの応答信号が、まず周波数軸上でCAZAC系列(系列長12)によって1SC−FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)シンボル内に1次拡散される。
次いで、1次拡散後の応答信号がW0〜W3にそれぞれ対応させてIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)される。周波数軸上で系列長12のCAZAC系列によって拡散された応答信号は、このIFFTにより時間軸上の系列長12のCAZAC系列に変換される。そして、IFFT後の信号がさらにウォルシュ系列(系列長4)を用いて2次拡散される。つまり、1つの応答信号は4つのSC−FDMAシンボルS0〜S3にそれぞれ配置される。他の移動局でも同様に、CAZAC系列及びウォルシュ系列を用いて応答信号が拡散される。ただし、異なる移動局間では、時間軸上での巡回シフト(Cyclic Shift)量が互いに異なるCAZAC系列、または、互いに異なるウォルシュ系列が用いられる。
なお、ここでは、CAZAC系列の時間軸上での系列長が12であるため、同一CAZAC系列から生成される巡回シフト量0〜11の12個のCAZAC系列を用いることができる。また、ウォルシュ系列の系列長が4であるため、互いに異なる4つのウォルシュ系列を用いることができる。よって、理想的な通信環境では、最大48(12×4)の移動局からの応答信号をコード多重することができる。
一方、移動局では、移動局毎に異なる巡回シフト量のCAZAC系列がACK/NACK用参照信号(以下、「RS:Reference Signal」という)として用いられ、系列長3の拡散符号(F0,F1,F2)を用いてRSが2次拡散される。したがって、理想的な通信環境では、最大36(12×3)の移動局からの応答信号をコード多重することができる。
ここで、同一CAZAC系列から生成される巡回シフト量が互いに異なるCAZAC系列間での相互相関は0となる。よって、理想的な通信環境では、巡回シフト量が互いに異
なるCAZAC系列(巡回シフト量0〜11)でそれぞれ拡散され、コード多重された複数の応答信号は、基地局での相関処理により時間軸上で符号間干渉なく分離することができる。
なるCAZAC系列(巡回シフト量0〜11)でそれぞれ拡散され、コード多重された複数の応答信号は、基地局での相関処理により時間軸上で符号間干渉なく分離することができる。
しかしながら、移動局での送信タイミングずれ、マルチパスによる遅延波、周波数オフセット等の影響により、複数の移動局からそれぞれ送信された応答信号は基地局に同時に到達するとは限らない。例えば、巡回シフト量0のCAZAC系列で拡散された応答信号の送信タイミングが正しい送信タイミングより遅れた場合は、巡回シフト量0のCAZAC系列の相関ピークが巡回シフト量1のCAZAC系列の検出窓に現れてしまう。また、巡回シフト量0のCAZAC系列で拡散された応答信号に遅延波がある場合には、その遅延波による干渉漏れが巡回シフト量1のCAZAC系列の検出窓に現れてしまう。これらの場合には、巡回シフト量1のCAZAC系列が巡回シフト量0のCAZAC系列からの干渉を受ける。よって、巡回シフト量0のCAZAC系列で拡散された応答信号と巡回シフト量1のCAZAC系列で拡散された応答信号との分離特性が劣化する。このように、互いに隣接する巡回シフト量のCAZAC系列を用いると、応答信号の分離特性が劣化する可能性がある。
そこで、CAZAC系列の拡散により複数の応答信号をコード多重する場合には、CAZAC系列間での符号間干渉を抑えるためにCAZAC系列間に巡回シフト間隔を設けている。例えば、CAZAC系列間の巡回シフト間隔を2として、巡回シフト量0〜11の12個のCAZAC系列のうち、巡回シフト量0,2,4,6,8,10あるいは1,3,5,7,9,11の6つのCAZAC系列のみを応答信号の1次拡散に用いることが検討されている。よって、系列長が4のウォルシュ系列を応答信号の2次拡散に用いる場合には、最大24(6×4)の移動局からの応答信号をコード多重することができる。
また、基地局は下り回線データのリソース割当結果を通知するための制御情報を移動局へ送信する。この制御情報は、例えば、移動局毎に用意されたPDCCH(Physical Downlink Control Channel),下りL1/L2CCH(L1/L2 Control Channel),DL Grant(Downlink scheduling Grant)等の下り回線制御チャネルを用いて移動局へ送信される。各PDCCHは1つ又は複数のCCE(Control Channel Element)を占有する。1つのPDCCHが複数のCCEを占有する場合、1つのPDCCHは連続する複数のCCEを占有する。制御情報を通知するために必要なCCE数に従って、基地局は各移動局に対し複数のPDCCHの中のいずれかのPDCCHを割り当て、各PDCCHが占有するCCEに対応する物理リソースに制御情報をマッピングして送信する。
ACK又はNACKの応答信号は次の2種類に大別される。1つは、チャネル品質に基づいてスケジューラにより動的に割り当てられるリソースを用いたデータ送信に対するACK/NACK応答信号であり、もう1つは、主に、VoIP (Voice over IP)やストリーミングのサービス向けに利用され、予め割り当てられた複数回分のリソースを用いたデータ送信に対するACK/NACK応答信号である。以下、前者の動的に割り当てられるリソースを用いたデータ送信(ダイナミックスケジューリング(Dynamic scheduling)されるデータ送信)に対する応答信号をD−ACKといい、後者の予め割り当てられた複数回分のリソースを用いたデータ送信(パーシステントスケジューリング(Persistent scheduling)されるデータ送信)に対する応答信号をP−ACKという。
移動局がACK/NACK応答信号を送信する場合、ACK/NACK用リソース(周波数帯域、巡回シフトCAZAC系列、直交系列)を知っている必要がある。このリソースの通知方法としては以下の方法が検討されている。
D−ACKの送信に用いるPUCCHを基地局から各移動局へ通知するためのシグナリ
ングを不要にして、下り回線の通信リソースを効率よく使用するために、CCEとPUCCHとを1対1で対応付けることが検討されている。各移動局は、この対応付けに従って、自局への制御情報がマッピングされている物理リソースに対応するCCEから、自局からの応答信号の送信に用いるPUCCHを判定することができる。つまり、各移動局は、自局への制御情報がマッピングされている物理リソースに対応するCCEに基づいて、自局からの応答信号をPUCCHの物理リソースにマッピングする。
ングを不要にして、下り回線の通信リソースを効率よく使用するために、CCEとPUCCHとを1対1で対応付けることが検討されている。各移動局は、この対応付けに従って、自局への制御情報がマッピングされている物理リソースに対応するCCEから、自局からの応答信号の送信に用いるPUCCHを判定することができる。つまり、各移動局は、自局への制御情報がマッピングされている物理リソースに対応するCCEに基づいて、自局からの応答信号をPUCCHの物理リソースにマッピングする。
ここで、PDCCHが占有するCCEの数は、PDCCHの変調方式及び符号化率(MCS:Modulation and Coding Scheme)に応じて変化する。移動局が基地局から遠い場所に位置して移動局の受信品質が低い場合には、基地局はPDCCHのMCSレベルを低くする(変調多値数又は符号化率を低くする)一方でCCEの数を増加させる。また、移動局が基地局から近い場所に位置して移動局の受信品質が高い場合には、基地局はPDCCHのMCSレベルを高くする(変調多値数又は符号化率を高くする)一方でCCEの数を減少させる。つまり、MCSレベルが低いPDCCHが占有するCCEの数は多く、MCSレベルが高いPDCCHが占有するCCEの数は少ない。換言すれば、MCSレベルが低いPDCCHを割り当てられた移動局に対するCCE数は多く、MCSレベルが高いPDCCHを割り当てられた移動局に対するCCE数は少ない。例えば、PDCCHの符号化率が2/3,1/3,1/6のいずれかであり、符号化率2/3のPDCCHが1つのCCEを占有するものとした場合、符号化率1/3のPDCCHは2つのCCEを占有し、符号化率1/6のPDCCHは4つのCCEを占有する。
そして、このように1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合に、移動局がそれら複数のCCEにおいて最小番号のCCEに対応するPUCCHのみを用いてACK/NACK応答信号を送信することが検討されている(非特許文献2参照)。
P−ACKの送信に用いるPUCCHを基地局から各移動局へ通知するためのシグナリングに関して、非特許文献3によれば、パーシステントスケジューリングの初回データ送信の送信パラメータは予め通知されているため、データ送受信時にはPDCCHが付随しない。したがって、P−ACK用リソースもデータ送受信の前に予め割り当て及び通知が行われる。したがって、P−ACK用リソースはD−ACK用リソースとは別に確保することが開示されている。
P−ACK用リソースを確保する方法として、非特許文献4には、PDCCH送信に利用するCCEの数が少ない場合などは、番号の大きいCCEはPDCCH送信に利用されないため、これら番号の大きいCCEに該当するACK/NACK用リソースを、他のデータ用のリソースとして割り当てることが開示されている。P−ACK用リソースの予約に対して、非特許文献4に記載の方法を適用した場合、PDCCHが割り当てられる確率の低いCCE番号をP−ACK用リソースとして確保する(図2参照)。
R1-072315, Nokia Siemens Networks, Nokia, "Multiplexing capability of CQIs and ACK/NACKsform different UEs," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #48bis, St.Julians, Malta, March 26-30, 2007 R1-072348, LG Electronics, "Allocation of UL ACK/NACK index", 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7-11, 2007 R1-072439, NTT DoCoMo, Fujitsu, Mitsubishi Electric, "Implicit Resource Allocation of ACK/NACK Signal in E-UTRA Uplink," 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7 - 11, 2007 R1-073122, Samsung, "Implicit mapping of CCE to UL ACK/NACK resource," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49bis, Orlando, USA, June 25-39, 2007
R1-072315, Nokia Siemens Networks, Nokia, "Multiplexing capability of CQIs and ACK/NACKsform different UEs," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #48bis, St.Julians, Malta, March 26-30, 2007 R1-072348, LG Electronics, "Allocation of UL ACK/NACK index", 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7-11, 2007 R1-072439, NTT DoCoMo, Fujitsu, Mitsubishi Electric, "Implicit Resource Allocation of ACK/NACK Signal in E-UTRA Uplink," 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49, Kobe, Japan, May 7 - 11, 2007 R1-073122, Samsung, "Implicit mapping of CCE to UL ACK/NACK resource," 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49bis, Orlando, USA, June 25-39, 2007
しかしながら、PDCCH送信に複数CCEが割当てられた場合、図3に示すように、利用されないACK/NACK用リソース(巡回シフト系列、ウォルシュ系列など)が発生する。したがって、複数CCEが割り当てられるPDCCH数が増加するほど、同時に送信可能なACK/NACK数が制限される。送信可能なACK/NACK数が制限されると、PDCCH数が制限されることとなり、PDCCHと対となるPDSCH数も制限されることとなる。
本発明の目的は、同時に送信可能なPUCCH等の上り回線制御チャネル数(ACK/NACK用リソース数)を維持しつつ、D−ACK及びP−ACKのリソース割り当てを行う無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われた無線通信端末装置に送信した下り回線データに対して、前記無線通信端末装置が上り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、下り回線データの送信に対するPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられた無線通信基地局装置であって、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当てるリソース制御手段と、リソースが割り当てられた無線通信端末装置に割り当てたリソースを通知する通知手段と、を具備する構成を採る。
本発明の無線通信端末装置は、動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われ、送信した上り回線データに対して、無線通信基地局装置が下り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、PUSCHのスケジューリング情報を含むPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられた無線通信端末装置であって、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされた場合に送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされた場合に送信するACK又はNACK用に割り当てるリソース制御手段と、リソースが割り当てられた無線通信基地局装置に割り当てたリソースを通知する通知手段と、を具備する構成を採る。
本発明の応答信号割当方法は、動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われた無線通信端末装置に送信した下り回線データに対して、前記無線通信端末装置が上り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、下り回線データの送信に対するPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられ、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当てるようにした。
本発明によれば、PUCCH等の上り回線制御チャネルの利用効率を維持しつつ、D−ACK及びP−ACKのリソース割り当てを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
ここで、基地局が各移動局に割り当てるすべての上り回線制御チャネルの総称がPUCCHである場合がある。しかし、以下の説明では、説明の便宜上、移動局毎に用意されたそれぞれの上り回線制御チャネルをPUCCHと称する。なお、前者のPUCCHと後者のPUCCHとの間に技術的相違はないため、いずれのPUCCHに対しても本発明を適用することができる。
同様に、基地局が各移動局に割り当てるすべての下り回線制御チャネルの総称がPDCCHである場合がある。しかし、以下の説明では、説明の便宜上、移動局毎に用意されたそれぞれの下り回線制御チャネルをPDCCHと称する。なお、前者のPDCCHと後者のPDCCHとの間に技術的相違はないため、いずれのPDCCHに対しても本発明を適用することができる。
本実施の形態に係る基地局100の構成を図4に示し、本実施の形態に係る移動局200の構成を図5に示す。
なお、説明が煩雑になることを避けるために、図4では、本発明と密接に関連する下り回線データの送信、及び、その下り回線データに対する応答信号の上り回線での受信に係わる構成部を示し、上り回線データの受信に係わる構成部の図示および説明を省略する。同様に、図5では、本発明と密接に関連する下り回線データの受信、および、その下り回線データに対する応答信号の上り回線での送信に係わる構成部を示し、上り回線データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図4に示す基地局100において、下り回線データのリソース割当結果が制御情報生成部101及びマッピング部108に入力される。
制御情報生成部101は、リソース割当結果を通知するための制御情報を移動局毎に生成し符号化部102に出力する。移動局毎の制御情報には、どの移動局宛ての制御情報であるかを示す移動局ID情報が含まれる。例えば、制御情報の通知先の移動局のID番号でマスキングされたCRCビットが移動局ID情報として制御情報に含まれる。移動局毎の制御情報は符号化部102で符号化され、変調部103で変調されてマッピング部108に入力される。また、制御情報生成部101は、PUCCHリソース制御部104より
入力されるD−ACK用割当CCE番号情報に基づいて、制御情報を通知するために必要なCCE数(CCE占有数)に応じたPDCCH割当を各移動局のPDCCH毎に行い、割り当てたPDCCHに対応するCCE番号をマッピング部108に出力する。なお、符号化部102及び変調部103は、上記のように、1つのPDCCHが占有するCCEの数に応じて制御情報の符号化率及び変調多値数を変化させる。
入力されるD−ACK用割当CCE番号情報に基づいて、制御情報を通知するために必要なCCE数(CCE占有数)に応じたPDCCH割当を各移動局のPDCCH毎に行い、割り当てたPDCCHに対応するCCE番号をマッピング部108に出力する。なお、符号化部102及び変調部103は、上記のように、1つのPDCCHが占有するCCEの数に応じて制御情報の符号化率及び変調多値数を変化させる。
PUCCHリソース制御部104は、D−ACK、P−ACKなど種別の異なる制御情報毎に異なるPUCCH送信用リソースの割り当て及び制御を行う。ここでは、まず、PUCCHリソース制御部104は、移動局がD−ACK送信用に利用可能なCCE番号を決定し、決定したD−ACK用割当CCE番号情報を制御情報生成部101に出力する。また、PUCCHリソース制御部104は、パーシステントスケジューリングによりリソース割り当てされる各移動局に予め割り当てるP−ACK用リソース情報を上位レイヤの制御情報として生成し、送信データとして送信する。符号化部105に出力されるP−ACK用リソース情報は、割り当てた移動局に対して、下り送信データとして各移動局に通知される。なお、PUCCHリソース制御部104の詳細な動作は後述する。
一方、符号化部105は、各移動局への送信データ(下り回線データ)及びPUCCHリソース制御部104から出力されたP−ACK用リソース情報を符号化して再送制御部106に出力する。
再送制御部106は、初回送信時には、符号化後の送信データを移動局毎に保持するとともに変調部107に出力する。再送制御部106は、各移動局からのACKが判定部117から入力されるまで送信データを保持する。また、再送制御部106は、各移動局からのNACKが判定部117から入力された場合、すなわち、再送時には、そのNACKに対応する送信データを変調部107に出力する。
変調部107は、再送制御部106から入力される符号化後の送信データを変調してマッピング部108に出力する。
マッピング部108は、制御情報の送信時には、変調部103から入力される制御情報を制御情報生成部101から入力されるCCE番号に従って物理リソースにマッピングしてIFFT部109に出力する。つまり、マッピング部108は、移動局毎の制御情報を、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアにおいてCCE番号に対応するサブキャリアにマッピングする。
一方、下り回線データの送信時には、マッピング部108は、リソース割当結果に従って各移動局への送信データを物理リソースにマッピングしてIFFT部109に出力する。つまり、マッピング部108は、移動局毎の送信データを、リソース割当結果に従ってOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアのいずれかにマッピングする。
IFFT部109は、制御情報または送信データがマッピングされた複数のサブキャリアに対してIFFTを行ってOFDMシンボルを生成し、CP(Cyclic Prefix)付加部110に出力する。
CP付加部110は、OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部111は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅及びアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ112から移動局200(図5)へ送信する。
無線受信部113は、移動局200から送信されたACK/NACK応答信号をアンテナ112を介して受信し、ACK/NACK応答信号に対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
CP除去部114は、受信処理後のACK/NACK応答信号に付加されているCPを除去する。
逆拡散部115は、移動局200において2次拡散に用いられたウォルシュ系列でACK/NACK応答信号を逆拡散し、逆拡散後のACK/NACK応答信号を相関処理部116に出力する。
相関処理部116は、逆拡散部115から入力されるACK/NACK応答信号、すなわち、CAZAC系列で拡散されているACK/NACK応答信号と、移動局200において1次拡散に用いられたCAZAC系列との相関値を求め判定部117に出力する。
判定部117は、時間軸上に移動局毎に設定された検出窓を用いて、移動局毎に相関値の閾値判定等を行うことにより、移動局毎のACK/NACK応答信号を検出する。例えば、判定部117は、移動局#1用の検出窓#1において相関値が所定の閾値を超えた場合には、移動局#1からのACK/NACK応答信号を検出する。そして、判定部117は、検出されたACK/NACK応答信号がACK又はNACKのいずれであるかを判定し、移動局毎のACK又はNACKを再送制御部106に出力する。
一方、図5に示す移動局200において、無線受信部202は、基地局100から送信されたOFDMシンボルをアンテナ201を介して受信し、OFDMシンボルに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
CP除去部203は、受信処理後のOFDMシンボルに付加されているCPを除去する。
FFT(Fast Fourier Transform)部204は、OFDMシンボルに対してFFTを行って複数のサブキャリアにマッピングされている制御情報または下り回線データを得て、それらを抽出部205に出力する。
抽出部205は、制御情報の受信時には、複数のサブキャリアから制御情報を抽出して復調部206に出力する。この制御情報は、復調部206で復調され、復号部207で復号されて判定部208に入力される。
復号部207から入力された制御情報が自局宛ての制御情報であるか否かを判定する判定部208は、CRC=OK(誤り無し)となった制御情報を自局宛ての制御情報であると判定した場合、自局宛ての制御情報、すなわち、自局に対する下り回線データのリソース割当結果を抽出部205に出力する。また、判定部208は、自局宛ての制御情報(PDCCH)がマッピングされていたサブキャリアに対応するCCE番号を判定し、判定結果(CCE番号)を制御部209に出力する。
制御部209は、判定部208から入力されたCCE番号に基づいて、自局の応答信号の送信に用いることが可能なPUCCHリソース(D−ACK用リソース)を判定し、判定結果(PUCCH番号)に基づいて、拡散部215での1次拡散に用いるZC系列の巡回シフト量及び拡散部218での2次拡散に用いるウォルシュ系列を制御する。すなわち、制御部209は、判定結果(PUCCH番号)に基づいて選択した巡回シフト量のZC
系列を拡散部215に設定するとともに、判定結果(PUCCH番号)に基づいて選択したウォルシュ系列を拡散部218に設定する。
系列を拡散部215に設定するとともに、判定結果(PUCCH番号)に基づいて選択したウォルシュ系列を拡散部218に設定する。
一方、下り回線データの受信時には、抽出部205は、判定部208から入力されるリソース割当結果に従って、複数のサブキャリアから自局宛ての下り回線データを抽出して復調部210に出力する。この下り回線データは、復調部210で復調され、復号部211で復号されてCRC部212に入力される。
CRC部212は、復号後の下り回線データに対してCRCを用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り無し)の場合はACKを応答信号として生成し、また、CRC=NG(誤り有り)の場合はNACKを応答信号として生成する。CRC部212は生成した応答信号を変調部214に出力する。また、CRC部212は、CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の下り回線データを受信データとして出力する。また、CRC部212は、受信した上位レイヤの制御情報に含まれるP−ACK用リソース情報をP−ACKリソース制御部213に出力する。
P−ACKリソース制御部213は、CRC部212から入力されたP−ACK用リソース情報に基づいて、拡散部215での1次拡散に用いるCAZAC系列の巡回シフト量及び拡散部218での2次拡散に用いるウォルシュ系列を制御する。すなわち、P−ACKリソース制御部213は、CRC部212から入力されたP−ACK用リソース情報で基地局から指示された情報に基づいて選択した巡回シフト量のCAZAC系列を拡散部215に設定するとともに、P−ACK用リソース情報で基地局から指示された情報に基づいて選択したウォルシュ系列を拡散部218に設定する。
変調部214は、CRC部212から入力される応答信号を変調して拡散部215に出力する。
拡散部215は、図1に示したように、制御部209又はP−ACKリソース制御部213によって設定されたCAZAC系列でACK/NACK応答信号を1次拡散し、1次拡散後のACK/NACK応答信号をIFFT部216に出力する。
IFFT部216は、図1に示したように、1次拡散後のACK/NACK応答信号に対してIFFTを行い、IFFT後のACK/NACK応答信号をCP付加部217に出力する。
CP付加部217は、IFFT後のACK/NACK応答信号の後尾部分と同じ信号をCPとしてそのACK/NACK応答信号の先頭に付加する。
拡散部218は、図1に示したように、制御部209又はP−ACKリソース制御部213によって設定されたウォルシュ系列でCP付加後のACK/NACK応答信号を2次拡散し、2次拡散後のACK/NACK応答信号を無線送信部219に出力する。
なお、拡散部215及び拡散部218では、受信したデータ信号がPDCCHを伴う場合、つまり、ダイナミックスケジューリングされる場合は、PUCCH送信時に用いる巡回シフトCAZAC系列及びウォルシュ系列が制御部209により設定される。また、受信したデータ信号がPDCCHを伴わない場合、つまり、パーシステントスケジューリングされる場合は、PUCCH送信時に用いる巡回シフトCAZAC系列及びウォルシュ系列がP−ACKリソース制御部213により設定される。
無線送信部219は、2次拡散後のACK/NACK応答信号に対しD/A変換、増幅
及びアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ201から基地局100(図4)へ送信する。
及びアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ201から基地局100(図4)へ送信する。
次いで、基地局100のPUCCHリソース制御部104の動作について詳細に説明する。
上記のように、1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合、移動局がそれら複数のCCEにおいて最小番号のCCEに対応するPUCCHのみを用いてACK/NACK応答信号を送信すると、それら複数のCCEにおいて最小番号以外のCCEに対応するPUCCHは使用されない。つまり、1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合には、使用されない応答信号用物理リソース(空き物理リソース)が発生する。
そこで、本実施の形態では、1移動局に対し複数のCCEが割り当てられる場合に、上記のようにして生じる空き物理リソースを図6に示すようにP−ACK用に割り当てるリソースとして利用する。
より具体的には、ダイナミックスケジューリングされる場合において、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK送信用に選択する。一方、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースに対して、パーシステントスケジューリングされる移動局のP−ACKを割り当てる。
PDCCH送信に利用するCCE数が1つの場合は、そのCCEに対応するPUCCHリソースを選択する。
PUCCHで利用可能なCCE数を12とした場合の、従来のPUCCHリソース割り当てと割り当て状況を図7に示し、本実施の形態のPUCCHリソース割り当てと割り当て状況を図8に示す。
従来のPUCCH用リソース割当方法では、P−ACK用リソースをCCE#8〜#11を予め確保し、残りのCCE#0〜#7をD−ACK用リソースとして用いる。したがって、PDCCH送信時に複数のCCEが利用された場合、空きリソースが発生し、PUCCHの利用効率が低下する。また、送信可能なPDCCHの数も図7に示す場合、4つに制限される。
これに対して、本実施の形態のPUCCHリソース割当方法では、奇数番号のCCE(CCE#5,#7,#9,#11)をP−ACK用リソースとして予め確保する。残りのCCEをD−ACK用リソースとして用いるが、PDCCH送信時に複数のCCEが利用された場合は、偶数番号のCCEを選択する。この場合、さらに、CCE#1とCCE#3をP−ACK用リソースとして追加することが可能であり、また送信可能なPDCCH数も1つ増加できることが分かる。
なお、利用可能なCCE数が3あるいは3以上の場合は、D−ACK用として複数の偶数CCE番号が存在することがあるが、この場合は予め選択する偶数CCE番号を基地局と移動局間で決めておけばよい。例えば、最も小さい、あるいは、最も大きい偶数CCE番号を選択するようにしてもよい。または、本実施の形態に記載のCCE決定方法を再帰的に利用するようにしてもよい。すなわち、さらに利用可能なCCE番号に対して偶数番目のCCE、奇数番目のCCEのいずれを利用するか予め決めておくなどが考えられる。
また、D−ACKに割り当てるCCE番号が奇数番号であるのか、偶数番号であるのか
は、予めシステムで決められていてもよいし、基地局から移動局に予め通知する構成であってもよい。
は、予めシステムで決められていてもよいし、基地局から移動局に予め通知する構成であってもよい。
さらに、非特許文献4のCCEとPUCCHリソースのマッピング例を用いた場合の従来方法と本実施の形態のPUCCH用リソース割り当てと割り当て状況を比較したものを図9及び図10に示す。図9AはマッピングパターンAを示し、図9BはマッピングパターンAにおける従来方法によるPUCCH用リソース割り当て状況を示し、図9CはマッピングパターンAにおける本実施の形態のPUCCH用リソース割り当て状況を示す。また、図10AはマッピングパターンBを示し、図10BはマッピングパターンBにおける従来方法によるPUCCH用リソース割り当て状況を示し、図10CはマッピングパターンBにおける本実施の形態のPUCCH用リソース割り当て状況を示す。
次に、移動局200の制御部209およびP−ACKリソース制御部213の動作について説明する。
まず、移動局200が下り回線で受信するPDSCHがダイナミックスケジューリングされる場合は、先述のように、受信するPDSCHにPDCCHが伴うため、このPDSCHに対応するACK/NACK応答信号を送信するためのD−ACKリソース情報は、PDCCHが割り当てられているCCE番号に基づいて決定される。
より具体的には、制御部209では、ダイナミックスケジューリングされる場合において、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースがD−ACK送信用に選択される。
なお、D−ACKに割り当てるCCE番号が奇数番号であるのか、偶数番号であるのかは、予めシステムで決められていている。もしくは、基地局から移動局に予め通知されている。
PDCCH送信に利用するCCE数が1つの場合は、そのCCEに対応するPUCCHリソースを選択する。
例えば、図8に示すようにPUCCHで利用可能なCCE数を12とした場合に、移動局宛てのPDCCHがPDCCH#0であった場合は、割当CCE番号はCCE#0及びCCE#1であるため、偶数番号であるCCE#0を選択決定する。また、移動局宛てのPDCCHがPDCCH#1であった場合は、割当CCE番号はCCE#2のみであるため、CCE#2に対応するPUCCHリソースをACK/NACK用に選択する。さらに、移動局宛てのPDCCHがPDCCH#4であった場合は、割当CCE番号はCCE#8、#9、#10であり、CCE#8及びCCE#10が偶数番号のCCEに該当する。このように利用可能なCCE数が3あるいは3以上の場合は、D−ACK用として複数の偶数CCE番号が存在することがあるが、この場合は予め選択する偶数CCE番号を基地局と移動局間で決めておく。例えば、最も小さい、あるいは、最も大きい偶数CCE番号を選択するようにしてもよい。または、本実施の形態に記載のCCE決定方法を再帰的に利用するようにしてもよい。すなわち、さらに利用可能なCCE番号に対して偶数番目のCCE、奇数番目のCCEのいずれを利用するか予め決めておくなどが考えられる。
移動局が下り回線で受信するPDSCHがパーシステントスケジューリングされる場合は、基地局から予めPDSCHに対応するACK/NACK応答信号を送信するためのP−ACKリソース情報を通知されるため、移動局はこの基地局より予め通知されるP−ACKリソース情報に基づいて、P−ACKリソース制御部213において、割り当てられ
た巡回シフト量に対応するCAZAC系列、及び、ウォルッシュ系列を拡散部215及び拡散部218にそれぞれ指示し、ACK/NACK応答信号を拡散して送信する。
た巡回シフト量に対応するCAZAC系列、及び、ウォルッシュ系列を拡散部215及び拡散部218にそれぞれ指示し、ACK/NACK応答信号を拡散して送信する。
このように本実施の形態によれば、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当てることにより、空きリソースを解消し、PUCCHリソースの利用効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当てる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当てるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、P−ACKに加えて、あるいはP−ACKの代わりにスケジューリングリクエスト(Scheduling Request)、CQIなど他の制御情報を多重する場合、スケジューリングリクエスト及びCQI用リソース情報もPUCCHリソース制御部104から通知されればよい。この場合、スケジューリングリクエスト及びCQI用のPUCCHリソースはP−ACKと同様の方法でリソース割り当て及び通知が行われる。
また、本実施の形態では、複数のCCEがPDCCH送信時に割り当てられた場合、利用可能な複数のCCE番号のうち、奇数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをD−ACK用に割り当て、偶数のCCE番号に対応するPUCCHリソースをP−ACK用に割り当てる場合について説明したが、利用可能な複数のCCE番号のうち、次式(1)より得られるRNのうち、予め決められたいずれか1つの値に対応するCCE番号を選択し、残りのRNに対してパーシステントスケジューリングされる移動局のACK/NACK応答信号、帯域割当要求信号(SR:Scheduling Request、スケジューリングリクエスト)又はCQIを割り当てるようにしてもよい。
RN=(利用可能なCCE番号)mod N,(Nは正の整数)・・・(1)
RN=(利用可能なCCE番号)mod N,(Nは正の整数)・・・(1)
例えば、N=4の場合、RN=0に対してP−ACKを、RN=1に対してD−ACKを、RN=2に対してCQIを、RN=3に対してスケジューリングリクエストを割り当てるというように、制御情報を割り当てる。
これにより、複数のCCE割り当てが多い場合に、N種類の異なるリソース割り当てを行うことができる。また、各上り制御チャネルの割合に対応したリソース確保及びリソース割り当てが可能となる。
なお、この場合、複数のRNに対して同じ種類のリソースを割り当ててもよい。例えば、RN=0に対してD−ACKを、RN=1及びRN=2に対してP−ACKを、RN=3に対してCQIを割り当てるなどである。
ちなみに、上記実施の形態におけるCCE番号の奇数と偶数とに分けたリソース割り当ては、上式(1)のN=2に相当する。
なお、上記実施の形態は、全てのPUCCHリソースのうち一部に適用する構成であってもよい。つまり、異なる時間、周波数、符号空間を用いるPUCCHの一部のPUCCHリソースに対して、本発明を提供する構成であってもよい。
また、上記実施の形態では、PUCCHリソースとして巡回シフト系列とウォルシュ系列(DFT系列)に関わらず同じ符号リソースとして説明したが、複数CCEが割り当てられた場合にD−ACK用リソースとして利用可能なCCE番号をウォルッシュ系列毎に異ならせてもよい。つまり、ウォルッシュ系列1に割り当てられているCCE#0〜CCE#5にPDCCHが割り当てられた場合は、偶数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをD−ACK用リソースとして適用し、奇数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをP−ACK用リソースとして適用する。一方で、ウォルッシュ系列2に割り当てられているCCE#6〜CCE#11にPDCCHが割り当てられた場合は、奇数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをD−ACK用リソースとして適用し、偶数番号のCCEに対応するPUCCHリソースをP−ACK用リソースとして適用する。
また、本実施の形態では、PDSCH(下りデータチャネル)に対するダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当て及びパーシステントスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当てを例に説明したが、本発明はこれに限らず、PUSCH(上りデータチャネル)に対するダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当て及びパーシステントスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当てに対しても同様に適用できる。
具体的には、ダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースが、PUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御チャネル(PDCCH)の送信時に割り当てられたCCE番号と、基地局から送信されるACK/NACK用リソースとが対応付けられたシステムにおいて、PDCCH送信に1つ以上のCCEが割り当てられた場合、ダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースとして送信時に用いるリソースは偶数のCCE番号(又は奇数のCCE番号)とし、奇数のCCE番号(偶数のCCE番号)に対応するACK/NACKリソースは予め移動局に割り当て及び通知の必要な制御情報(パーシステントスケジューリング用ACK/NACKリソース、CQI、スケジューリングリクエストなど)として割り当てる。また、移動局もこのルールに従い、基地局より通知されるダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースを決定し、自局宛てのACK/NACK受信を行う。
ダイナミックスケジューリングされるPUSCHに対するACK/NACKリソースを割り当てる場合、PDSCHに対するACK/NACKリソースを割り当てる場合とは、以下の点で異なる。すなわち、PUSCHのスケジューリング情報を含むPDCCHのCCE番号を用いて決定する点と、基地局が各移動局より送信されたPUSCHを受信し、PUSCH毎にACK/NACK信号を生成し、各移動局にACK/NACKリソースを送信する点と、移動局が基地局に対してPUSCHを送信し、自局宛てのACK/NACKを受信する点とが異なる。その他の点は、基地局、移動局ともに、上記実施の形態と同様に、ダイナミックスケジューリング用ACK/NACKリソースの割り当てルールに従い、基地局より通知されるPDCCHのCCE番号からダイナミックスケジューリング用ACK/NACKのリソースを決定する。
また、本実施の形態では、DLで送信される制御情報(PDCCH)が送信されるCCEに対応してULで送信されるDL用ACK/NACK応答信号を例に説明したが、本発明は、下り送信信号のリソースに対応してULもしくはDLで送信するデータの無線リソースが決定される仕組みを用いた全ての無線リソース通知方法に対して適用可能であり、PDCCH、CCE、DL用ACK/NACK応答信号に限定されるものではない。したがって、PDCCHは第1のチャネル、CCEは第1のチャネルの送信に利用する物理的あるいは論理的なリソース割当単位、ACK/NACK応答信号は第2のチャネルと定義することができる。
上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年9月21日出願の特願2007−245929の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明にかかる無線通信基地局装置、無線通信端末装置及び応答信号割当方法は、PUCCH等の上り回線制御チャネルの利用効率を維持しつつ、D−ACK及びP−ACKのリソース割り当てを行うことができ、移動通信システム等に適用できる。
Claims (4)
- 動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われた無線通信端末装置に送信した下り回線データに対して、前記無線通信端末装置が上り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、下り回線データの送信に対するPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられた無線通信基地局装置であって、
1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当てるリソース制御手段と、
リソースが割り当てられた無線通信端末装置に割り当てたリソースを通知する通知手段と、
を具備する無線通信基地局装置。 - 前記リソース制御手段は、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、利用可能なCCE番号を正整数Nによって除算して得られる余りの値に予め対応付けた用途のリソースを無線通信端末装置に割り当てる請求項1に記載の無線通信基地局装置。
- 動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われ、送信した上り回線データに対して、無線通信基地局装置が下り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、PUSCHのスケジューリング情報を含むPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられた無線通信端末装置であって、
1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされた場合に送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされた場合に送信するACK又はNACK用に割り当てるリソース制御手段と、
リソースが割り当てられた無線通信基地局装置に割り当てたリソースを通知する通知手段と、
を具備する無線通信端末装置。 - 動的にスケジューリングを行うダイナミックスケジューリングが行われた無線通信端末装置に送信した下り回線データに対して、前記無線通信端末装置が上り回線におけるACK又はNACKの送信に用いるリソースと、下り回線データの送信に対するPDCCHに割り当てられたCCE番号とが一対一に対応付けられ、1つのPDCCHに複数のCCEが割り当てられた場合、奇数と偶数のいずれか一方のCCE番号に対応するリソースをダイナミックスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当て、奇数と偶数のいずれか他方のCCE番号に対応するリソースをパーシステントスケジューリングされる無線通信端末装置が送信するACK又はNACK用に割り当てる応答信号割当方法。
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