本発明は、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(Multimedia Broadcast/Multicast Service:MBMS)を提供する無線通信基地局装置及び無線通信方法に関する。
LTE/SAE(Long Term Evolution/System Architecture Evolution)システムは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化した次世代移動通信システムであり、より向上した移動通信サービスの提供を目標とする。
LTE/SAEシステムは、MBMSを提供する。MBMSは、マルチメディアデータをブロードキャストするだけでなく、マルチメディアを該当サービスに加入したユーザにマルチキャストするためのより発展したサービスである。例えば、MBMSは、ニュースチャネル、音楽チャネル、映画チャネルなどを提供する。
現在、LTE/SAEシステムにおけるMBMSの転送方法として、単一周波数ネットワーク(Single Frequency Network:SFN)転送と呼ばれる方法が規格候補として検討されている。SFN転送は、同一のSFNエリアに属する複数の基地局がユーザの有無にかかわらず、セル間で同期してデータ送信し、セル間ダイバーシチ合成によりユーザの受信品質の向上を図るものである。SFN転送については、非特許文献1、2及び3にそのアーキテクチャ及び処理手順が記載されている。
図1に、3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE/SAEシステムにおけるMBMSの提供例を示す。図1に示すように、1つのMBMSサービスエリアは、SFN転送(Multi Cell Transmission:MCT)によりサービスが提供されるSFNエリアと、SFN転送以外のマルチキャスト/ユニキャスト転送によりサービスが提供される非SFNエリアとから構成される。端末(User Equipment:UE)は、どちらのエリアに属するかによって、二つの異なる転送モードのいずれかにより、同一のサービスを受信する。
UEの動作モードは、一般にアイドル状態とアクティブ状態とに区分される。アイドル状態のUEは、コアネットワーク(Core Network:CN)により位置登録エリア単位で管理されており、CNでは、登録されている位置登録エリア内のいずれのセルにUEが属しているかを特定することができない。一方、アクティブ状態のUEは、無線通信基地局装置(Evolved NodeB:eNB)及びCNにおいて、セル単位でUEの所在を特定することができる。
MBMSでは、アイドル状態及びアクティブ状態のいずれにおいてもサービスを受信することが可能であり、アイドル状態のUEは、eNBが報知するMBMS制御情報を受信することにより、所望するMBMSを正しく受信することができる。
次に、アイドル状態のUEがSFNエリアから非SFNエリアへと移動する場合について図2を用いて説明する。
アイドル状態のUEが、あるサービスをSFNエリアにおいて受信中にセル再選択(Cell reselection)を行い、SFNエリアから非SFNエリアに移動する(ステップ(ST)11)。
非SFNエリアにおいては、所望するサービスが常時提供されていないため、eNBが報知するMBMS制御情報から該サービスが提供されていないことを検出したUEは、アクティブ状態へと遷移し、CNに対して該サービスを提供するようMBMS受信要求を移動管理装置(Mobility Management Entity:MME)に送出する(ST12)。
MBMS受信要求を受信したMMEは、UEが接続中のeNBと該サービスを提供しているマルチキャストユーザプレーン装置(Multicast User Plane Entity:mUPE)との間に、MBMSベアラ設定手順を実行し、該サービスを提供するためのMBMSベアラを確立する(ST13)。
ST13により、mUPEとeNBとの間には、該サービスを提供するためのMBMSベアラが確立され、mUPEはUEが要求したサービスを確立されたMBMSベアラに転送する(ST14)。
ST13におけるmUPEとeNBとの間のMBMSベアラは、非SFNエリアがユニキャスト転送をサポートしている場合、UE専用のポイントツーポイント(Point−To−Point:PTP)ベアラであり、非SFNエリアがマルチキャスト転送をサポートしている場合、非SFNエリア内で共通のポイントツーマルチポイント(Point−To−Multipoint:PTM)ベアラである。いずれのベアラにおいても、UEが非SFNエリア内において移動する場合、移動先のeNBについてMBMSベアラが再確立される。
次に、アイドル状態のUEがアクティブ状態へと遷移した後にSFNエリアから非SFNエリアへと移動する場合について図3を用いて説明する。SFNエリアの境界に位置するeNBは、SFNエリアの境界を示す情報を報知情報に含めて送信する(ST21)。
アイドル状態のUEは、報知情報からSFNエリアの境界に近づいていることを検出し、アクティブ状態へと遷移し、MMEにMBMS受信要求を送出し(ST22)、MMEは、mUPEとeNBとの間に要求されたMBMSベアラを設定する(ST23)。
mUPEは、UEが要求したサービスをMBMSベアラに転送し、UEは新たに設定したMBMSベアラから所望するサービスを受信する(ST24)。
通常、アクティブ状態のUEは、隣接セルの受信品質の測定を行い、その測定結果を定期的に又はイベント毎にeNBに通知する。ここで、UEが隣接セルとの境界付近に移動したと仮定する。UEから報告された隣接セル受信品質測定結果を受信したeNBは、UEがある隣接セルとの境界付近にいることを検出する。
eNBは、検出した隣接セルに移動するようUEに指示し、UEは指示された隣接セルへハンドオーバを実行する(ST25)。
しかしながら、上述したMBMSの提供方法では、以下のような問題を有する。すなわち、アイドル状態でSFNエリアから出るUEの場合、移動先の非SFNエリアにおいて、UEがアクティブ状態に遷移し、MBMS受信要求をネットワークに送出し、ネットワーク側は、該サービスに対するMBMSベアラの設定を完了するまでサービスの送信を中断するため、サービスの中断時間が長くなってしまう。
また、SFNエリアの境界にいるアイドル状態のUEが、アクティブ状態に遷移した後にSFNエリアから出る場合、ハンドオーバ前に非SFN転送用のMBMSベアラを準備するため、ハンドオーバの前後でサービスの中断はないものの、実際にハンドオーバするまでは、同一のサービスに対してSFN転送及び非SFN転送の重複したMBMSベアラが設定されることになり、無線リソースを無駄に消費してしまう。さらに、SFNエリアの境界には位置していても、非SFNエリアにハンドオーバするとは限らないので、そのような場合には、準備した非SFN転送用のMBMSベアラ自体が無駄となってしまう。
本発明の目的は、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を抑えながら、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮する無線通信基地局装置及び無線通信方法を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、ユーザから送信されたマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)受信要求を格納する格納手段と、前記ユーザの単一周波数ネットワークエリアから非単一周波数ネットワークエリアへのハンドオーバを行うか否かを判定すると共に、ハンドオーバを行うと判定した場合、格納された前記MBMS受信要求をコアネットワークに送出させるハンドオーバ決定手段と、を具備する構成を採る。
本発明の無線通信方法は、無線通信基地局装置がユーザから送信されたマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)受信要求を格納する格納工程と、前記ユーザの単一周波数ネットワークエリアから非単一周波数ネットワークエリアへのハンドオーバを行うか否かを判定すると共に、ハンドオーバを行うと判定した場合、格納された前記MBMS受信要求をコアネットワークに送出させるハンドオーバ決定工程と、を具備するようにした。
本発明によれば、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を抑えながら、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。
3GPP LTE/SAEシステムにおけるMBMSの提供例を示すネットワーク図
アイドル状態でSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
アイドル状態からアクティブ状態へ遷移した場合におけるSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態1に係るネットワークの構成を示す図
図4に示したMMEの構成を示すブロック図
図4に示したmUPEの構成を示すブロック図
図4に示したeNBの構成を示すブロック図
図4に示したUEの構成を示すブロック図
SFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態2に係るeNBの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態2に係るSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態3に係るMMEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態3に係るUEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態3におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態4に係るMMEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態4に係るmUPEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態4に係るUEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態4におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図4は、本発明の実施の形態1に係るネットワークの構成を示す図である。図4に示すネットワークは、端末(User Equipment:UE)100、無線基地局装置(Evolved NodeB:eNB)120、移動管理装置(Mobility Management Entity:MME)140、マルチキャストユーザプレーン装置(Multicast User Plane Entity:mUPE)160及びブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(Broadcast Multicast Service Center:BM−SC)180を備えている。また、eNB120、MME140及びmUPE160は、それぞれIPネットワークを介して互いに接続されている。
eNB120は、無線リソースの割り当て及び管理を担当すると共に、アップリンクを介してUE100の物理階層から転送される情報を受信し、逆に、ダウンリンクを介してUE100にデータを転送する。eNB120は、UE100のための無線アクセスネットワークのアクセスポイントの役割を担当する。
MME140は、UE100との間で、MBMS受信要求に関するシグナリングを行う。また、MME140は、mUPE160とeNB120との間のMBMSベアラの設定、修正及び解放に関するシグナリングを行う。
mUPE160は、MBMSベアラの設定に従って、MBMSデータをeNB120へ転送する。mUPE160は、MBMSに関連するコンテキストを保持する。
BM−SC180は、図示せぬMBMSコンテンツサーバとmUPE160の間に位置し、セッション種別、サービスの開始及び終了に関する情報やMBMSデータをmUPE160に転送する。なお、MME140、mUPE160及びBM−SC180はCNを形成する。
図5は、図4に示したMME140の構成を示すブロック図である。図5において、入力部141は、mUPE160及びeNB120から受信した信号をMBMSベアラ確立部142に通知する。
MBMSベアラ確立部142は、UE100が接続中のeNB120を介して受信したUE100からのMBMS受信要求を取得した場合、取得したMBMS受信要求に基づいて、mUPE160とeNB120の間にMBMSベアラを確立するための処理を行う。MBMSベアラ確立部142は、MBMS受信要求に含まれるサービス識別子から、該サービスを提供しているmUPE160を判別し、UE100が接続中のeNB120との間にMBMSベアラを確立するようmUPE160及びeNB120のそれぞれに対して、出力部143を介してシグナリングを行う。
出力部143は、MBMSベアラ確立部142から出力されたMBMSベアラを確立するための制御信号をmUPE160及びeNB120に送出する。
図6は、図4に示したmUPE160の構成を示すブロック図である。図6において、入力部161は、BM−SC180、MME140及びeNB120から受信した制御信号をパラメータ部162に出力し、BM−SC180から受信したMBMSデータをMBMSコピー転送部163に出力する。
パラメータ部162は、データパスに関する様々なパラメータを管理し、パラメータの設定に従い、制御情報をMBMSコピー転送部163に出力する。同一サービスに対してSFN転送及び非SFN転送の二つ以上のMBMSベアラが設定されている場合、パラメータ部162は、該MBMSデータをコピーしてそれぞれのMBMSベアラに送出するようMBMSコピー転送部163に要求する。
MBMSコピー転送部163は、パラメータ部162から通知された制御情報に基づいた適切なヘッダ情報を入力部161から取得したMBMSデータに付加し、出力部164に出力する。MBMSコピー転送部163は、パラメータ部162から複数のMBMSベアラに関する制御情報を取得した場合には、受信したMBMSデータをコピーし、パラメータ部162から通知されたそれぞれの制御情報別にヘッダを付加し、出力部164に出力する。
出力部164は、MBMSコピー転送部163から出力されたMBMSデータをeNB120に出力する。
図7は、図4に示したeNB120の構成を示すブロック図である。図7において、入力部121は、MME140、mUPE160及びUE100から受信した信号をパラメータ部122及びRRC制御部123に通知する。
パラメータ部122は、データパスに関する様々なパラメータを管理し、MME140から通知されたMBMSベアラに関するパラメータの設定に従い、該MBMSベアラに対応するMBMS無線ベアラの制御情報及びmUPE160から取得したMBMSデータを出力部125を介して無線区間に送出する。例えば、SFNエリア内に位置するeNB120の場合、予め定められた時間及びフォーマットで、隣接する基地局が一斉にMBMSデータを送出する。また、パラメータ部122は、自身がSFNエリアの境界に位置する場合、SFNエリアの境界を示す情報を含めた制御情報を出力部125を介して報知する。さらに、非SFN転送によるMBMSベアラが確立された場合には、その確立の完了をRRC制御部123に通知する。
RRC制御部123は、ハンドオーバ決定部126及びMBMS受信要求識別部127を有し、MBMS受信要求識別部127は、UE100から入力されるRRCメッセージを判別し、MBMS受信要求が含まれていた場合には、MBMS受信要求をMBMS受信要求格納部124に出力する。また、ハンドオーバ決定部126は、UE100からのRRCメッセージが隣接セル受信品質測定結果を含んでいた場合には、隣接セルへハンドオーバするか否かを判断する。ハンドオーバが必要な場合には、ハンドオーバ決定部126は、MBMS受信要求格納部124に格納しているMBMS受信要求を送出するよう要求する。さらに、ハンドオーバ決定部126は、パラメータ部122からUE100が要求したサービスに対するMBMSベアラの確立が通知されると、出力部125を介してUE100に対してハンドオーバ指示を出力する。
MBMS受信要求格納部124は、MBMS受信要求識別部127から出力されたMBMS受信要求を格納し、格納したMBMS受信要求の送出をハンドオーバ決定部126から要求されると、出力部125を介してMME140にMBMS受信要求を送出する。
出力部125は、パラメータ部122より入力されるMBMSデータ、SFNエリアの境界を示す情報及びハンドオーバ決定部126から出力されたハンドオーバ指示をUE100に送出し、MBMS受信要求格納部124から出力されたMBMS受信要求をMME140に送出する。
図8は、図4に示したUE100の構成を示すブロック図である。図8において、入力部101は、eNB120から受信した信号をSFNエリア境界判定部102及び受信電力測定部103に出力する。
SFNエリア境界判定部102は、eNB120から送信された報知情報にSFNエリアの境界を示す情報が含まれているか否かを判定する。報知情報にSFNエリアの境界を示す情報が含まれていた場合は、MBMS受信要求を生成し、出力部104を介してeNB120に送出する。なお、MBMS受信要求には、所望するサービスを識別するためのサービス識別子が含まれる。
受信電力測定部103は、入力部101から出力されたリファレンス信号から隣接セル毎の受信電力を測定し、測定した受信電力を含むメジャメントレポート(Measurement Report)を出力部104を介してeNB120に送出する。
出力部104は、SFNエリア境界判定部102から出力されたMBMS受信要求及び受信電力測定部103から出力されたメジャメントレポートをeNB120に送出する。
次に、UE100のSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順について図9を用いて説明する。図9において、ステップ(以下「ST」と省略する)101では、アイドル状態のUE100は、SFNエリアの境界に位置するeNB120(s−eNB)からSFNエリア境界情報の報知を受ける。SFNエリア境界情報には、SFNエリアの境界を示す情報が含まれる。
ST102では、UE100は、受信したSFNエリア境界情報からSFNエリアの境界に近づいていることを検出し、ST103では、UE100は、アクティブ状態へと遷移し、s−eNBとの間にRRC接続を確立させ、s−eNBに所望するサービス識別子を含んだMBMS受信要求を送出する。
ST104では、s−eNBは、受信したRRCメッセージ内にMBMS受信要求が含まれていることを検出し、検出したMBMS受信要求を格納する。
ST103において確立したUE100とs−eNBとのRRC接続は、制御シグナルのみを送受信する制御プレーンに限定される。RRC接続を制御プレーンに限定するとは、制御プレーンのみアクティブな状態のことであり、RRCメッセージの送受信に関する無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)及びメディアアクセス制御(Media Access Control:MAC)に関するエンティティのみを有し、UE100のユーザプレーンデータの送受信に必要なチャネル品質の報告(CQI報告)及び下り共通制御チャネルの監視等を一切行わない状態を指す。
なお、制御プレーンのみアクティブな状態は、s−eNBとUE100との間に限られており、コアネットワークには一切の情報が提供されないので、コアネットワークとしては、UE100をアイドル状態のまま管理することになる。
通常、アクティブ状態のUE100は、隣接セルの受信品質の測定を行い、その測定結果を定期的に又はイベント毎にs−eNBに通知する。
ここで、UE100が隣接セルとの境界付近に移動したと仮定する。ST105では、UE100からs−eNBに隣接セル受信品質測定結果が報告され、ST106では、s−eNBによってUE100がある隣接セルとの境界付近にいることが検出され、s−eNBは、UE100の隣接セルへのハンドオーバを決定する。
ST107では、s−eNBは、ST104において格納したMBMS受信要求をMME140に送信し、ST108及びST109では、MME140がMBMS受信要求に含まれるサービス識別子からmUPE160を判別し、mUPE160及びs−eNBとの間にMBMSベアラを設定する。
s−eNBとの間にUE100専用のMBMSベアラを設定したmUPE160は、ST110において、BM−SC180から送信されたMBMSデータをSFN転送用としてSFNエリア内の全てのeNB120に送出すると共に、MBMSベアラに対してMBMSデータをコピーして送出する。また、UE100は、新たに設定されたUE100専用のMBMSベアラから所望のMBMSデータを受信する。
MME140とのシグナリングにより、mUPE160との間のMBMSベアラ設定を完了したs−eNBは、ST111において、ST106で決定したハンドオーバ先のセルを管理するeNB120(t−eNB)との間で通常のハンドオーバ準備手順を実行する。ここで、ハンドオーバ準備手順とは、移動元のs−eNBにおけるUE100のユーザプレーン及び制御プレーンコンテキストを移動先のt−eNBに通知し、移動先のt−eNBの無線パラメータなどを移動元のs−eNBに通知する手順を指す。
ST112では、s−eNBは、UE100にt−eNBにハンドオーバするよう指示する。なお、このハンドオーバ指示には、ST111でt−eNBから通知された無線パラメータが含まれる。
ST113では、s−eNBは、ST108及びST109において確立したMBMSベアラ上のMBMSデータをt−eNBにデータ転送する。これにより、ハンドオーバによるサービス中断時間を短縮することができる。
ST114では、UE100はt−eNBとの間にハンドオーバ実行手順を実行する。ハンドオーバ実行手順は、UE100とt−eNBの間のレイヤ1及びレイヤ2のコネクション確立後に、UE100からt−eNBに対してハンドオーバ完了を示すRRCメッセージの送出により終了する。
ST115では、t−eNBは、ST108において確立したmUPE160とs−eNBとの間のMBMSベアラをt−eNBに切り替えるために、mUPE160にパス切り替え要求を送信し、パス切り替え要求を受信したmUPE160は、ST108及びST109において確立したs−eNBとの間のMBMSベアラをt−eNBに切り替える。
以上の処理により、UE100のSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順が終了する。
このように実施の形態1によれば、UE100からのMBMS受信要求をeNB120においてUEのハンドオーバを決定するまで格納し、実際にハンドオーバする場合にUE100専用のMBMSベアラを確立することにより、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を低減しつつ、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、非SFNエリアにおいて、ユニキャスト転送を例にハンドオーバ手順を説明したが、非SFNエリアにおいてマルチキャスト転送が用いられてもよい。その場合は、ST115において、パス切り替え要求の代わりに、mUPE160とeNB120の間のトランスポートネットワークに設定されているマルチキャストツリーへの参加を示すjoinパケットが送出される。
なお、本実施の形態では、SFNエリアの境界に位置するeNB120が、SFNエリアの境界を示す情報を報知するが、UE100がMBMSデータの受信品質に基づいて、自発的にSFNエリアの境界を認識し、MBMS受信要求を送出するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、SFNエリアの境界のセルに属するUE100は、受信したSFNエリア境界情報から、RRC接続をeNB120との間に確立するが、自セル及び周辺セルの測定結果も考慮して、RRC接続をeNB120との間に確立し、MBMS受信要求をMME140に送るようにしてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際に、UEのハンドオーバと並行して、UE専用のMBMSベアラが移動先のeNBとmUPEとの間で直接確立する場合について説明する。
UE専用のMBMSベアラを移動元のeNBとmUPEとの間に設定してからハンドオーバする場合、該MBMSベアラは移動元のeNBに対してはすぐに不要になることが予想される。また、わずかな期間ではあるが、移動元のeNBの無線リソースもSFN転送用と非SFN転送用とで重複して消費してしまう。そこで、本実施の形態では、移動元のeNBは、格納していたUEからのMBMS受信要求をハンドオーバ準備手順において、移動先のeNBに対し転送する。
図10は、本発明の実施の形態2に係るeNB130の構成を示すブロック図である。また、図11は、本発明の実施の形態2におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。以下、図10及び図11を用いてハンドオーバ手順について説明する。ただし、図10及び図11において、図7及び図9と共通する部分には、図7及び図9と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
UE100のハンドオーバを決定したs−eNBのハンドオーバ決定部126は、ST201において、MBMS受信要求格納部124がST104において格納したUE100からのMBMS受信要求をハンドオーバ制御部133に通知するよう指示する。ハンドオーバ制御部133は、MBMS受信要求格納部124から通知されたMBMS受信要求をハンドオーバ要求に含めてt−eNBに送信する。t−eNBの入力部121は、s−eNBから受信したハンドオーバ要求をハンドオーバ制御部133に通知する。
ハンドオーバ制御部133は、s−eNBから受信したハンドオーバ要求にMBMS受信要求が含まれているか否かを判定する。MBMS受信要求が含まれていない通常のハンドオーバの場合、ST202において、出力部125を介してs−eNBにハンドオーバ応答を送信する。MBMS受信要求が含まれている場合、ハンドオーバ制御部133は、ST202において、出力部125を介してs−eNBにハンドオーバ応答を送信すると共に、MBMS受信要求格納部124に対して、MBMS受信要求をMME140へ送出するよう要求する。
ST203では、MBMS受信要求格納部124がMBMS受信要求を出力部125を介してMME140に送信し、ST204では、s−eNBのパラメータ部122がmUPE160から入力されたSFN転送用MBMSベアラのMBMSデータを出力部125を介してt−eNBに転送する。
ST205では、MBMS受信要求を受信したMME140がMBMS受信要求に含まれるサービス識別子からmUPE160を判別し、mUPE160及びt−eNBとの間にMBMSベアラを設定する。
ST206では、t−eNBとの間にUE100専用のMBMSベアラを設定したmUPE160が、BM−SC180から送信されたMBMSデータをSFN転送用としてSFNエリア内の全てのeNB120に送出すると共に、MBMSベアラに対してもMBMSデータをコピーして送出する。
ST114においてt−eNBへのハンドオーバを完了したUE100は、以降、t−eNBから所望のMBMSデータを受信する。
このように実施の形態2によれば、UE100専用のMBMSベアラを、移動元のeNB130からではなく、UE100のハンドオーバに並行して、移動先のeNB130から確立し、さらに、UE100のハンドオーバ期間中、移動元のeNB130がSFN転送用MBMSベアラ上のMBMSデータを移動先のeNB130へ転送することにより、SFNエリアにおける無線リソースを消費することなく、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際に、UEがMMEに対し、eNBとmUPEとの間のUE専用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する場合について説明する。
移動元のeNBにおいて、UEからのMBMS受信要求を一時的に格納する場合、eNBは、UEに対する非SFNエリアに位置するeNBへのハンドオーバを決定するまで、該MBMS受信要求を格納するメモリーリソースを消費してしまう。また、eNBは、UEからMBMS受信要求を受信してからハンドオーバを決定するまでを特別な状態としてUEの状態管理を行う必要があり、eNBのUEに関する状態管理が複雑化してしまう。そこで、本実施の形態では、UEは、MMEに対して送出するMBMS受信要求にMBMSベアラの確立をハンドオーバ完了まで保留するよう要求する情報を含める。
図12は、本発明の実施の形態3に係るMME150の構成を示すブロック図である。図13は、本発明の実施の形態3に係るUE110の構成を示すブロック図である。また、図14は、本発明の実施の形態3におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。以下、図12、図13及び図14を用いてハンドオーバ手順について説明する。ただし、図12、図13及び図14において、図5、図8及び図11と共通する部分には、図5、図8及び図11と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図14のST102において、eNB120から送信された報知情報にSFNエリアの境界を示す情報が含まれていた場合、SFNエリア境界判定部111は、所望するサービスを識別するサービス識別子と、UE110を識別するUE識別子と、s−eNBとmUPE160の間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)とを含めて、MBMS受信要求を生成する。
ST301において、UE110は、生成したMBMS受信要求を出力部104を介してs−eNBに送出する。
ST302において、s−eNBは、受信したMBMS受信要求を格納することなく、MME150に対して転送する。
MME150は、コンテキスト格納部144を有する。コンテキスト格納部144は、UE110の位置や受信するサービスに関するコンテキスト等を保持する。
MME150におけるMBMSベアラ確立部142は、さらにベアラ設定保留判定部151を有する。ST303において、ベアラ設定保留判定部151は、s−eNBから受信したUE110からのMBMS受信要求にs−eNBとmUPE160の間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)が含まれているか否かを判定する。含まれていた場合、ベアラ設定保留判定部151は、s−eNBとmUPE160の間のMBMSベアラの確立を保留し、該MBMS受信要求に含まれていたサービス識別子及びベアラ設定が保留されていることを示す情報(Pending Indicator)をコンテキスト格納部144に格納する。
その後、UE110はt−eNBにハンドオーバを行い、一連のハンドオーバ手順が終了すると、ST304において、t−eNBは、MME150に対してハンドオーバ通知を出力する。なお、ハンドオーバ通知には、UE110を示すUE識別子が含まれる。また、一連のハンドオーバ手順において、実施の形態2に記載したように、UE110のハンドオーバ期間中、s−eNBはSFN転送用MBMSベアラ上のMBMSデータをt−eNBへ転送する。
MME150は、t−eNBより受信したハンドオーバ通知をMBMSベアラ確立部142に入力する。ST305において、MBMSベアラ確立部142は、ハンドオーバ通知に含まれるUE識別子が示すUE110に関するコンテキストをコンテキスト格納部144より取得する。ベアラ設定保留判定部151は、取得したUE110に関するコンテキスト内に、ST303において格納したベアラ設定が保留されていることを示す情報(Pending Indicator)が含まれているか否かを判定する。含まれていた場合、MBMSベアラ確立部142は、t−eNBとmUPE160の間にMBMSベアラを確立するようmUPE160及びt−eNBのそれぞれに対して、出力部143を介してシグナリングを行う。
このように実施の形態3によれば、UE110が、MME150に対して送出するMBMS受信要求にMBMSベアラの確立をハンドオーバ完了まで保留するよう要求する情報を含め、UE110のハンドオーバ期間中、移動元のs−eNBがSFN転送用MBMSベアラ上のMBMSデータを移動先のt−eNBへ転送することにより、SFNエリアにおける無線リソースを消費することなく、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。さらに、s−eNBにおけるMBMS受信要求の一時的な格納が不要となり、eNBにおけるメモリーリソース使用量の削減及びUEの状態管理の簡素化を実現することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4では、UEがSFNエリアからフェムトセル(Femto Cell)と呼ばれる、数十メートル程度のセル半径の小セル無線通信基地局装置へハンドオーバする際に、MMEがmUPEに対し、UEとmUPEとの間のUE専用のMBMSデータの送信を行わないよう要求する場合について説明する。
3GPPでは、小セル無線通信基地局装置が家庭やオフィス、さらにはレストランなどの屋内施設に設置され、限られたグループメンバにだけアクセスを許可することが検討されている。アクセスが許可されたUEは、フェムトセルに優先的に接続するようネットワークから制御される。すなわち、UEがフェムトセルのエリアに入った場合、eNBからの電波を受信できたとしても、フェムトセルに優先的に接続するよう制御される。
このフェムトセルは、低コスト化やバックホール・ネットワークのIPマルチキャスト非対応などの理由により、MBMS機能を搭載しないことが想定される。通常、UEがMBMSサービスエリアからMBMSサービスエリア外へ移動した場合には、ポイントツーポイントのベアラがUEとBM−SCの間に設定され、アプリケーションレイヤにおいてサービス要求を行った後に、MBMSサービスの受信を再開する。
よって、UEがフェムトセルへ移動し、UEに対するMBMSベアラの確立を開始する場合、UEとBM−SC間のアプリケーションレイヤのサービス要求の通知が完了までMBMSサービスの受信を再開することができない。そこで、本実施の形態では、移動先の対象となるセルがフェムトセルである場合に、UEは、MMEにMBMSベアラの確立を保留するよう要求するとともに、フェムトセルを検出したことを通知する。MMEは、mUPEに対してUEとBM−SC間のサービス要求に関するデータ(上り方向)のみを通過するよう要求し、eNBを介するUE宛てのMBMSデータ(下り方向)は通過させないように要求する。
図15は、本発明の実施の形態4に係るMME150の構成を示すブロック図である。図16は、本発明の実施の形態4に係るmUPE170の構成を示すブロック図である。図17は、本発明の実施の形態4に係るUE110の構成を示すブロック図である。また、図18は、本発明の実施の形態4におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。以下、図15、図16、図17及び図18を用いてハンドオーバ手順について説明する。ただし、図15、図16、図17及び図18において、図6、図12、図13及び図14と共通する部分には、図6、図12、図13及び図14と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図18のST401において、UE110は、周辺セルサーチを行い、検出したフェムトセル(HeNB)の報知情報に含まれるHeNB識別子を取得する。ST402において、UE110は、取得したHeNB識別子と自らがアクセスを許可されているHeNBの識別子とを比較する。
UE110におけるSFNエリア境界判定部111は、さらにフェムトセル検出部112を有する。ST402において、自らがアクセスを許可されているHeNBの識別子が含まれていた場合、フェムトセル検出部112は、所望するサービスを識別するサービス識別子と、UE110を識別するUE識別子と、s−eNB及びmUPE170間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)と、フェムトセルを検出したことを示す情報とを含めて、MBMS受信要求を生成する。
また、UE110は、アプリケーション部113を有し、ST402においてフェムトセルを検出したフェムトセル検出部112は、アプリケーション部113に対し、無線ベアラの確立後にアプリケーションレイヤでのサービス要求を送出するよう通知する。
ST301において、UE110は、生成したMBMS受信要求を出力部104を介してs−eNBに送出する。
ST302において、s−eNBは、受信したMBMS受信要求を格納することなく、MME150に対して転送する。
MME150におけるベアラ設定保留判定部152は、ST403において、s−eNBから受信したUE110からのMBMS受信要求にs−eNB及びmUPE170間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)及びフェムトセルを検出したことを示す情報が含まれているか否かを判定する。両方とも含まれていた場合、ベアラ設定保留判定部152は、s−eNB及びmUPE170間のMBMSベアラを確立するよう判断し、該MBMS受信要求に含まれていたサービス識別子及びPending Indicatorをコンテキスト格納部144に格納する。
ST404において、MBMSベアラ確立部145は、出力部143を介して、s−eNB及びmUPE170間でMBMSベアラ設定に関するシグナリングを行う。この際、MBMSベアラ確立部145は、mUPE170に対して該MBMSベアラにおいて、UE110からBM−SC180へのアプリケーションレイヤのサービス要求は通過させ、該サービス要求により開始されるBM−SC180からUE110へのMBMSデータは通過させないよう指示するフィルタリング要求を出力する。
mUPE170におけるMBMSコピー転送部163は、フィルタリング部171をさらに有し、MME150から受信したUE110とのMBMSベアラに関するフィルタリング要求をフィルタリング部171に転送する。フィルタリング部171は、受信したフィルタリング要求に従ってフィルタリング設定を行う。
ST405において、s−eNB及びUE110間で無線ベアラが設定される。ST406では、UE110におけるアプリケーション部113は、無線ベアラが確立された後に、BM−SC180に対してアプリケーションレイヤでのサービス要求を出力する。この時、mUPE170におけるフィルタリング部171は、入力部161から受信したUE110からのサービス要求をBM−SC180に出力部164を介して送信する。
BM−SC180において、UE110からのアプリケーションレイヤにおけるサービス要求に対する処理が完了すると、UE110に対するポイントツーポイントのベアラによるMBMSデータの配信が開始される。この時、mUPE170におけるフィルタリング部171は、ST404においてMME150から通知されたフィルタリング要求に従い、UE110に対するMBMSデータをs−eNBに転送しない。
その後、UE110はHeNBにハンドオーバを行い、一連のハンドオーバ手順が終了すると、ST304において、HeNBは、MME150に対してハンドオーバ通知を出力する。なお、一連のハンドオーバ手順により、s−eNBとmUPE170との間に設定されたUE110に対するベアラはHeNBとmUPE170との間に移設される。また、ハンドオーバ通知には、UE110を示すUE識別子が含まれる。
MME150は、HeNBより受信したハンドオーバ通知をMBMSベアラ確立部145に入力する。ST407において、MBMSベアラ確立部145は、ハンドオーバ通知に含まれるUE識別子が示すUE110に関するコンテキストをコンテキスト格納部144より取得する。ベアラ設定保留判定部152は、取得したUE110に関するコンテキスト内に、ST403において格納したPending Indicatorが含まれているか否かを判定する。含まれていた場合、MBMSベアラ確立部145は、ST408において、HeNBからUE110にMBMSデータを転送するようmUPE170に対して、出力部143を介してシグナリングを行う。
このように実施の形態4によれば、移動先の対象となるセルがフェムトセルである場合に、UE110が、MME150に対してMBMSベアラの確立を保留するよう要求するとともに、フェムトセルを検出したことを通知し、MME150は、mUPE170に対してUE110及びBM−SC180間のアプリケーションレイヤのサービス要求(上り方向)のみを通過するよう要求し、s−eNBを介するUE110宛てのMBMSデータ(下り方向)は通過させないように要求し、実際にUE110がHeNBにハンドオーバした後に、UE110へのMBMSデータの転送をHeNBを介して開始することにより、SFNエリアにおける無線リソースを消費することなく、UE110が受信中のMBMSサービスの中断時間を短縮することができる。
上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年3月23日出願の特願2007−077777及び2007年4月16日出願の特願2007−107038の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明にかかる無線通信基地局装置及び無線通信方法は、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を抑えながら、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができ、MBMSを提供する伝送制御システムに適用できる。
本発明は、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(Multimedia Broadcast/Multicast Service:MBMS)を提供する無線通信基地局装置及び無線通信方法に関する。
LTE/SAE(Long Term Evolution/System Architecture Evolution)システムは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化した次世代移動通信システムであり、より向上した移動通信サービスの提供を目標とする。
LTE/SAEシステムは、MBMSを提供する。MBMSは、マルチメディアデータをブロードキャストするだけでなく、マルチメディアを該当サービスに加入したユーザにマルチキャストするためのより発展したサービスである。例えば、MBMSは、ニュースチャネル、音楽チャネル、映画チャネルなどを提供する。
現在、LTE/SAEシステムにおけるMBMSの転送方法として、単一周波数ネットワーク(Single Frequency Network:SFN)転送と呼ばれる方法が規格候補として検討されている。SFN転送は、同一のSFNエリアに属する複数の基地局がユーザの有無にかかわらず、セル間で同期してデータ送信し、セル間ダイバーシチ合成によりユーザの受信品質の向上を図るものである。SFN転送については、非特許文献1、2及び3にそのアーキテクチャ及び処理手順が記載されている。
図1に、3GPP(3rd Generation Partnership Project) LTE/SAEシステムにおけるMBMSの提供例を示す。図1に示すように、1つのMBMSサービスエリアは、SFN転送(Multi Cell Transmission: MCT)によりサービスが提供されるSFNエリアと、SFN転送以外のマルチキャスト/ユニキャスト転送によりサービスが提供される非SFNエリアとから構成される。端末(User Equipment:UE)は、どちらのエリアに属するかによって、二つの異なる転送モードのいずれかにより、同一のサービスを受信する。
UEの動作モードは、一般にアイドル状態とアクティブ状態とに区分される。アイドル状態のUEは、コアネットワーク(Core Network:CN)により位置登録エリア単位で管理されており、CNでは、登録されている位置登録エリア内のいずれのセルにUEが属しているかを特定することができない。一方、アクティブ状態のUEは、無線通信基地局装置(Evolved NodeB:eNB)及びCNにおいて、セル単位でUEの所在を特定することができる。
MBMSでは、アイドル状態及びアクティブ状態のいずれにおいてもサービスを受信することが可能であり、アイドル状態のUEは、eNBが報知するMBMS制御情報を受信することにより、所望するMBMSを正しく受信することができる。
次に、アイドル状態のUEがSFNエリアから非SFNエリアへと移動する場合について図2を用いて説明する。
アイドル状態のUEが、あるサービスをSFNエリアにおいて受信中にセル再選択(Cell reselection)を行い、SFNエリアから非SFNエリアに移動する(ステップ(ST)11)。
非SFNエリアにおいては、所望するサービスが常時提供されていないため、eNBが報知するMBMS制御情報から該サービスが提供されていないことを検出したUEは、アクティブ状態へと遷移し、CNに対して該サービスを提供するようMBMS受信要求を移動管理装置(Mobility Management Entity:MME)に送出する(ST12)。
MBMS受信要求を受信したMMEは、UEが接続中のeNBと該サービスを提供しているマルチキャストユーザプレーン装置(Multicast User Plane Entity:mUPE)との間に、MBMSベアラ設定手順を実行し、該サービスを提供するためのMBMSベアラを確立する(ST13)。
ST13により、mUPEとeNBとの間には、該サービスを提供するためのMBMSベアラが確立され、mUPEはUEが要求したサービスを確立されたMBMSベアラに転送する(ST14)。
ST13におけるmUPEとeNBとの間のMBMSベアラは、非SFNエリアがユニキャスト転送をサポートしている場合、UE専用のポイントツーポイント(Point-To-Point:PTP)ベアラであり、非SFNエリアがマルチキャスト転送をサポートしている場合、非SFNエリア内で共通のポイントツーマルチポイント(Point-To-Multipoint:PTM)ベアラである。いずれのベアラにおいても、UEが非SFNエリア内において移動する場合、移動先のeNBについてMBMSベアラが再確立される。
次に、アイドル状態のUEがアクティブ状態へと遷移した後にSFNエリアから非SFNエリアへと移動する場合について図3を用いて説明する。SFNエリアの境界に位置するeNBは、SFNエリアの境界を示す情報を報知情報に含めて送信する(ST21)。
アイドル状態のUEは、報知情報からSFNエリアの境界に近づいていることを検出し、アクティブ状態へと遷移し、MMEにMBMS受信要求を送出し(ST22)、MMEは、mUPEとeNBとの間に要求されたMBMSベアラを設定する(ST23)。
mUPEは、UEが要求したサービスをMBMSベアラに転送し、UEは新たに設定したMBMSベアラから所望するサービスを受信する(ST24)。
通常、アクティブ状態のUEは、隣接セルの受信品質の測定を行い、その測定結果を定期的に又はイベント毎にeNBに通知する。ここで、UEが隣接セルとの境界付近に移動したと仮定する。UEから報告された隣接セル受信品質測定結果を受信したeNBは、UEがある隣接セルとの境界付近にいることを検出する。
eNBは、検出した隣接セルに移動するようUEに指示し、UEは指示された隣接セルへハンドオーバを実行する(ST25)。
しかしながら、上述したMBMSの提供方法では、以下のような問題を有する。すなわち、アイドル状態でSFNエリアから出るUEの場合、移動先の非SFNエリアにおいて、UEがアクティブ状態に遷移し、MBMS受信要求をネットワークに送出し、ネットワーク側は、該サービスに対するMBMSベアラの設定を完了するまでサービスの送信を中断するため、サービスの中断時間が長くなってしまう。
また、SFNエリアの境界にいるアイドル状態のUEが、アクティブ状態に遷移した後にSFNエリアから出る場合、ハンドオーバ前に非SFN転送用のMBMSベアラを準備するため、ハンドオーバの前後でサービスの中断はないものの、実際にハンドオーバするまでは、同一のサービスに対してSFN転送及び非SFN転送の重複したMBMSベアラが設定されることになり、無線リソースを無駄に消費してしまう。さらに、SFNエリアの境界には位置していても、非SFNエリアにハンドオーバするとは限らないので、そのような場合には、準備した非SFN転送用のMBMSベアラ自体が無駄となってしまう。
本発明の目的は、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を抑えながら、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮する無線通信基地局装置及び無線通信方法を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、ユーザから送信されたマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)受信要求を格納する格納手段と、前記ユーザの単一周波数ネットワークエリアから非単一周波数ネットワークエリアへのハンドオーバを行うか否かを判定すると共に、ハンドオーバを行うと判定した場合、格納された前記MBMS受信要求をコアネットワークに送出させるハンドオーバ決定手段と、を具備する構成を採る。
本発明の無線通信方法は、無線通信基地局装置がユーザから送信されたマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)受信要求を格納する格納工程と、前記ユーザの単一周波数ネットワークエリアから非単一周波数ネットワークエリアへのハンドオーバを行うか否かを判定すると共に、ハンドオーバを行うと判定した場合、格納された前記MBMS受信要求をコアネットワークに送出させるハンドオーバ決定工程と、を具備するようにした。
本発明によれば、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を抑えながら、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図4は、本発明の実施の形態1に係るネットワークの構成を示す図である。図4に示すネットワークは、端末(User Equipment:UE)100、無線基地局装置(Evolved NodeB:eNB)120、移動管理装置(Mobility Management Entity:MME)140、マルチキャストユーザプレーン装置(Multicast User Plane Entity:mUPE)160及びブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(Broadcast Multicast Service Center:BM−SC)180を備えている。また、eNB120、MME140及びmUPE160は、それぞれIPネットワークを介して互いに接続されている。
eNB120は、無線リソースの割り当て及び管理を担当すると共に、アップリンクを介してUE100の物理階層から転送される情報を受信し、逆に、ダウンリンクを介してUE100にデータを転送する。eNB120は、UE100のための無線アクセスネットワークのアクセスポイントの役割を担当する。
MME140は、UE100との間で、MBMS受信要求に関するシグナリングを行う。また、MME140は、mUPE160とeNB120との間のMBMSベアラの設定、修正及び解放に関するシグナリングを行う。
mUPE160は、MBMSベアラの設定に従って、MBMSデータをeNB120へ転送する。mUPE160は、MBMSに関連するコンテキストを保持する。
BM−SC180は、図示せぬMBMSコンテンツサーバとmUPE160の間に位置し、セッション種別、サービスの開始及び終了に関する情報やMBMSデータをmUPE160に転送する。なお、MME140、mUPE160及びBM−SC180はCNを形成する。
図5は、図4に示したMME140の構成を示すブロック図である。図5において、入
力部141は、mUPE160及びeNB120から受信した信号をMBMSベアラ確立部142に通知する。
MBMSベアラ確立部142は、UE100が接続中のeNB120を介して受信したUE100からのMBMS受信要求を取得した場合、取得したMBMS受信要求に基づいて、mUPE160とeNB120の間にMBMSベアラを確立するための処理を行う。MBMSベアラ確立部142は、MBMS受信要求に含まれるサービス識別子から、該サービスを提供しているmUPE160を判別し、UE100が接続中のeNB120との間にMBMSベアラを確立するようmUPE160及びeNB120のそれぞれに対して、出力部143を介してシグナリングを行う。
出力部143は、MBMSベアラ確立部142から出力されたMBMSベアラを確立するための制御信号をmUPE160及びeNB120に送出する。
図6は、図4に示したmUPE160の構成を示すブロック図である。図6において、入力部161は、BM−SC180、MME140及びeNB120から受信した制御信号をパラメータ部162に出力し、BM−SC180から受信したMBMSデータをMBMSコピー転送部163に出力する。
パラメータ部162は、データパスに関する様々なパラメータを管理し、パラメータの設定に従い、制御情報をMBMSコピー転送部163に出力する。同一サービスに対してSFN転送及び非SFN転送の二つ以上のMBMSベアラが設定されている場合、パラメータ部162は、該MBMSデータをコピーしてそれぞれのMBMSベアラに送出するようMBMSコピー転送部163に要求する。
MBMSコピー転送部163は、パラメータ部162から通知された制御情報に基づいた適切なヘッダ情報を入力部161から取得したMBMSデータに付加し、出力部164に出力する。MBMSコピー転送部163は、パラメータ部162から複数のMBMSベアラに関する制御情報を取得した場合には、受信したMBMSデータをコピーし、パラメータ部162から通知されたそれぞれの制御情報別にヘッダを付加し、出力部164に出力する。
出力部164は、MBMSコピー転送部163から出力されたMBMSデータをeNB120に出力する。
図7は、図4に示したeNB120の構成を示すブロック図である。図7において、入力部121は、MME140、mUPE160及びUE100から受信した信号をパラメータ部122及びRRC制御部123に通知する。
パラメータ部122は、データパスに関する様々なパラメータを管理し、MME140から通知されたMBMSベアラに関するパラメータの設定に従い、該MBMSベアラに対応するMBMS無線ベアラの制御情報及びmUPE160から取得したMBMSデータを出力部125を介して無線区間に送出する。例えば、SFNエリア内に位置するeNB120の場合、予め定められた時間及びフォーマットで、隣接する基地局が一斉にMBMSデータを送出する。また、パラメータ部122は、自身がSFNエリアの境界に位置する場合、SFNエリアの境界を示す情報を含めた制御情報を出力部125を介して報知する。さらに、非SFN転送によるMBMSベアラが確立された場合には、その確立の完了をRRC制御部123に通知する。
RRC制御部123は、ハンドオーバ決定部126及びMBMS受信要求識別部127
を有し、MBMS受信要求識別部127は、UE100から入力されるRRCメッセージを判別し、MBMS受信要求が含まれていた場合には、MBMS受信要求をMBMS受信要求格納部124に出力する。また、ハンドオーバ決定部126は、UE100からのRRCメッセージが隣接セル受信品質測定結果を含んでいた場合には、隣接セルへハンドオーバするか否かを判断する。ハンドオーバが必要な場合には、ハンドオーバ決定部126は、MBMS受信要求格納部124に格納しているMBMS受信要求を送出するよう要求する。さらに、ハンドオーバ決定部126は、パラメータ部122からUE100が要求したサービスに対するMBMSベアラの確立が通知されると、出力部125を介してUE100に対してハンドオーバ指示を出力する。
MBMS受信要求格納部124は、MBMS受信要求識別部127から出力されたMBMS受信要求を格納し、格納したMBMS受信要求の送出をハンドオーバ決定部126から要求されると、出力部125を介してMME140にMBMS受信要求を送出する。
出力部125は、パラメータ部122より入力されるMBMSデータ、SFNエリアの境界を示す情報及びハンドオーバ決定部126から出力されたハンドオーバ指示をUE100に送出し、MBMS受信要求格納部124から出力されたMBMS受信要求をMME140に送出する。
図8は、図4に示したUE100の構成を示すブロック図である。図8において、入力部101は、eNB120から受信した信号をSFNエリア境界判定部102及び受信電力測定部103に出力する。
SFNエリア境界判定部102は、eNB120から送信された報知情報にSFNエリアの境界を示す情報が含まれているか否かを判定する。報知情報にSFNエリアの境界を示す情報が含まれていた場合は、MBMS受信要求を生成し、出力部104を介してeNB120に送出する。なお、MBMS受信要求には、所望するサービスを識別するためのサービス識別子が含まれる。
受信電力測定部103は、入力部101から出力されたリファレンス信号から隣接セル毎の受信電力を測定し、測定した受信電力を含むメジャメントレポート(Measurement Report)を出力部104を介してeNB120に送出する。
出力部104は、SFNエリア境界判定部102から出力されたMBMS受信要求及び受信電力測定部103から出力されたメジャメントレポートをeNB120に送出する。
次に、UE100のSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順について図9を用いて説明する。図9において、ステップ(以下「ST」と省略する)101では、アイドル状態のUE100は、SFNエリアの境界に位置するeNB120(s−eNB)からSFNエリア境界情報の報知を受ける。SFNエリア境界情報には、SFNエリアの境界を示す情報が含まれる。
ST102では、UE100は、受信したSFNエリア境界情報からSFNエリアの境界に近づいていることを検出し、ST103では、UE100は、アクティブ状態へと遷移し、s−eNBとの間にRRC接続を確立させ、s−eNBに所望するサービス識別子を含んだMBMS受信要求を送出する。
ST104では、s−eNBは、受信したRRCメッセージ内にMBMS受信要求が含まれていることを検出し、検出したMBMS受信要求を格納する。
ST103において確立したUE100とs−eNBとのRRC接続は、制御シグナルのみを送受信する制御プレーンに限定される。RRC接続を制御プレーンに限定するとは、制御プレーンのみアクティブな状態のことであり、RRCメッセージの送受信に関する無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)及びメディアアクセス制御(Media Access Control:MAC)に関するエンティティのみを有し、UE100のユーザプレーンデータの送受信に必要なチャネル品質の報告(CQI報告)及び下り共通制御チャネルの監視等を一切行わない状態を指す。
なお、制御プレーンのみアクティブな状態は、s−eNBとUE100との間に限られており、コアネットワークには一切の情報が提供されないので、コアネットワークとしては、UE100をアイドル状態のまま管理することになる。
通常、アクティブ状態のUE100は、隣接セルの受信品質の測定を行い、その測定結果を定期的に又はイベント毎にs−eNBに通知する。
ここで、UE100が隣接セルとの境界付近に移動したと仮定する。ST105では、UE100からs−eNBに隣接セル受信品質測定結果が報告され、ST106では、s−eNBによってUE100がある隣接セルとの境界付近にいることが検出され、s−eNBは、UE100の隣接セルへのハンドオーバを決定する。
ST107では、s−eNBは、ST104において格納したMBMS受信要求をMME140に送信し、ST108及びST109では、MME140がMBMS受信要求に含まれるサービス識別子からmUPE160を判別し、mUPE160及びs−eNBとの間にMBMSベアラを設定する。
s−eNBとの間にUE100専用のMBMSベアラを設定したmUPE160は、ST110において、BM−SC180から送信されたMBMSデータをSFN転送用としてSFNエリア内の全てのeNB120に送出すると共に、MBMSベアラに対してMBMSデータをコピーして送出する。また、UE100は、新たに設定されたUE100専用のMBMSベアラから所望のMBMSデータを受信する。
MME140とのシグナリングにより、mUPE160との間のMBMSベアラ設定を完了したs−eNBは、ST111において、ST106で決定したハンドオーバ先のセルを管理するeNB120(t−eNB)との間で通常のハンドオーバ準備手順を実行する。ここで、ハンドオーバ準備手順とは、移動元のs−eNBにおけるUE100のユーザプレーン及び制御プレーンコンテキストを移動先のt−eNBに通知し、移動先のt−eNBの無線パラメータなどを移動元のs−eNBに通知する手順を指す。
ST112では、s−eNBは、UE100にt−eNBにハンドオーバするよう指示する。なお、このハンドオーバ指示には、ST111でt−eNBから通知された無線パラメータが含まれる。
ST113では、s−eNBは、ST108及びST109において確立したMBMSベアラ上のMBMSデータをt−eNBにデータ転送する。これにより、ハンドオーバによるサービス中断時間を短縮することができる。
ST114では、UE100はt−eNBとの間にハンドオーバ実行手順を実行する。ハンドオーバ実行手順は、UE100とt−eNBの間のレイヤ1及びレイヤ2のコネクション確立後に、UE100からt−eNBに対してハンドオーバ完了を示すRRCメッセージの送出により終了する。
ST115では、t−eNBは、ST108において確立したmUPE160とs−eNBとの間のMBMSベアラをt−eNBに切り替えるために、mUPE160にパス切り替え要求を送信し、パス切り替え要求を受信したmUPE160は、ST108及びST109において確立したs−eNBとの間のMBMSベアラをt−eNBに切り替える。
以上の処理により、UE100のSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順が終了する。
このように実施の形態1によれば、UE100からのMBMS受信要求をeNB120においてUEのハンドオーバを決定するまで格納し、実際にハンドオーバする場合にUE100専用のMBMSベアラを確立することにより、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を低減しつつ、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、非SFNエリアにおいて、ユニキャスト転送を例にハンドオーバ手順を説明したが、非SFNエリアにおいてマルチキャスト転送が用いられてもよい。その場合は、ST115において、パス切り替え要求の代わりに、mUPE160とeNB120の間のトランスポートネットワークに設定されているマルチキャストツリーへの参加を示すjoinパケットが送出される。
なお、本実施の形態では、SFNエリアの境界に位置するeNB120が、SFNエリアの境界を示す情報を報知するが、UE100がMBMSデータの受信品質に基づいて、自発的にSFNエリアの境界を認識し、MBMS受信要求を送出するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、SFNエリアの境界のセルに属するUE100は、受信したSFNエリア境界情報から、RRC接続をeNB120との間に確立するが、自セル及び周辺セルの測定結果も考慮して、RRC接続をeNB120との間に確立し、MBMS受信要求をMME140に送るようにしてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際に、UEのハンドオーバと並行して、UE専用のMBMSベアラが移動先のeNBとmUPEとの間で直接確立する場合について説明する。
UE専用のMBMSベアラを移動元のeNBとmUPEとの間に設定してからハンドオーバする場合、該MBMSベアラは移動元のeNBに対してはすぐに不要になることが予想される。また、わずかな期間ではあるが、移動元のeNBの無線リソースもSFN転送用と非SFN転送用とで重複して消費してしまう。そこで、本実施の形態では、移動元のeNBは、格納していたUEからのMBMS受信要求をハンドオーバ準備手順において、移動先のeNBに対し転送する。
図10は、本発明の実施の形態2に係るeNB130の構成を示すブロック図である。また、図11は、本発明の実施の形態2におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。以下、図10及び図11を用いてハンドオーバ手順について説明する。ただし、図10及び図11において、図7及び図9と共通する部分には、図7及び図9と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
UE100のハンドオーバを決定したs−eNBのハンドオーバ決定部126は、ST201において、MBMS受信要求格納部124がST104において格納したUE10
0からのMBMS受信要求をハンドオーバ制御部133に通知するよう指示する。ハンドオーバ制御部133は、MBMS受信要求格納部124から通知されたMBMS受信要求をハンドオーバ要求に含めてt−eNBに送信する。t−eNBの入力部121は、s−eNBから受信したハンドオーバ要求をハンドオーバ制御部133に通知する。
ハンドオーバ制御部133は、s−eNBから受信したハンドオーバ要求にMBMS受信要求が含まれているか否かを判定する。MBMS受信要求が含まれていない通常のハンドオーバの場合、ST202において、出力部125を介してs−eNBにハンドオーバ応答を送信する。MBMS受信要求が含まれている場合、ハンドオーバ制御部133は、ST202において、出力部125を介してs−eNBにハンドオーバ応答を送信すると共に、MBMS受信要求格納部124に対して、MBMS受信要求をMME140へ送出するよう要求する。
ST203では、MBMS受信要求格納部124がMBMS受信要求を出力部125を介してMME140に送信し、ST204では、s−eNBのパラメータ部122がmUPE160から入力されたSFN転送用MBMSベアラのMBMSデータを出力部125を介してt−eNBに転送する。
ST205では、MBMS受信要求を受信したMME140がMBMS受信要求に含まれるサービス識別子からmUPE160を判別し、mUPE160及びt−eNBとの間にMBMSベアラを設定する。
ST206では、t−eNBとの間にUE100専用のMBMSベアラを設定したmUPE160が、BM−SC180から送信されたMBMSデータをSFN転送用としてSFNエリア内の全てのeNB120に送出すると共に、MBMSベアラに対してもMBMSデータをコピーして送出する。
ST114においてt−eNBへのハンドオーバを完了したUE100は、以降、t−eNBから所望のMBMSデータを受信する。
このように実施の形態2によれば、UE100専用のMBMSベアラを、移動元のeNB130からではなく、UE100のハンドオーバに並行して、移動先のeNB130から確立し、さらに、UE100のハンドオーバ期間中、移動元のeNB130がSFN転送用MBMSベアラ上のMBMSデータを移動先のeNB130へ転送することにより、SFNエリアにおける無線リソースを消費することなく、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際に、UEがMMEに対し、eNBとmUPEとの間のUE専用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する場合について説明する。
移動元のeNBにおいて、UEからのMBMS受信要求を一時的に格納する場合、eNBは、UEに対する非SFNエリアに位置するeNBへのハンドオーバを決定するまで、該MBMS受信要求を格納するメモリーリソースを消費してしまう。また、eNBは、UEからMBMS受信要求を受信してからハンドオーバを決定するまでを特別な状態としてUEの状態管理を行う必要があり、eNBのUEに関する状態管理が複雑化してしまう。そこで、本実施の形態では、UEは、MMEに対して送出するMBMS受信要求にMBMSベアラの確立をハンドオーバ完了まで保留するよう要求する情報を含める。
図12は、本発明の実施の形態3に係るMME150の構成を示すブロック図である。図13は、本発明の実施の形態3に係るUE110の構成を示すブロック図である。また、図14は、本発明の実施の形態3におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。以下、図12、図13及び図14を用いてハンドオーバ手順について説明する。ただし、図12、図13及び図14において、図5、図8及び図11と共通する部分には、図5、図8及び図11と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図14のST102において、eNB120から送信された報知情報にSFNエリアの境界を示す情報が含まれていた場合、SFNエリア境界判定部111は、所望するサービスを識別するサービス識別子と、UE110を識別するUE識別子と、s−eNBとmUPE160の間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)とを含めて、MBMS受信要求を生成する。
ST301において、UE110は、生成したMBMS受信要求を出力部104を介してs−eNBに送出する。
ST302において、s−eNBは、受信したMBMS受信要求を格納することなく、MME150に対して転送する。
MME150は、コンテキスト格納部144を有する。コンテキスト格納部144は、UE110の位置や受信するサービスに関するコンテキスト等を保持する。
MME150におけるMBMSベアラ確立部142は、さらにベアラ設定保留判定部151を有する。ST303において、ベアラ設定保留判定部151は、s−eNBから受信したUE110からのMBMS受信要求にs−eNBとmUPE160の間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)が含まれているか否かを判定する。含まれていた場合、ベアラ設定保留判定部151は、s−eNBとmUPE160の間のMBMSベアラの確立を保留し、該MBMS受信要求に含まれていたサービス識別子及びベアラ設定が保留されていることを示す情報(Pending Indicator)をコンテキスト格納部144に格納する。
その後、UE110はt−eNBにハンドオーバを行い、一連のハンドオーバ手順が終了すると、ST304において、t−eNBは、MME150に対してハンドオーバ通知を出力する。なお、ハンドオーバ通知には、UE110を示すUE識別子が含まれる。また、一連のハンドオーバ手順において、実施の形態2に記載したように、UE110のハンドオーバ期間中、s−eNBはSFN転送用MBMSベアラ上のMBMSデータをt−eNBへ転送する。
MME150は、t−eNBより受信したハンドオーバ通知をMBMSベアラ確立部142に入力する。ST305において、MBMSベアラ確立部142は、ハンドオーバ通知に含まれるUE識別子が示すUE110に関するコンテキストをコンテキスト格納部144より取得する。ベアラ設定保留判定部151は、取得したUE110に関するコンテキスト内に、ST303において格納したベアラ設定が保留されていることを示す情報(Pending Indicator)が含まれているか否かを判定する。含まれていた場合、MBMSベアラ確立部142は、t−eNBとmUPE160の間にMBMSベアラを確立するようmUPE160及びt−eNBのそれぞれに対して、出力部143を介してシグナリングを行う。
このように実施の形態3によれば、UE110が、MME150に対して送出するMBMS受信要求にMBMSベアラの確立をハンドオーバ完了まで保留するよう要求する情報
を含め、UE110のハンドオーバ期間中、移動元のs−eNBがSFN転送用MBMSベアラ上のMBMSデータを移動先のt−eNBへ転送することにより、SFNエリアにおける無線リソースを消費することなく、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができる。さらに、s−eNBにおけるMBMS受信要求の一時的な格納が不要となり、eNBにおけるメモリーリソース使用量の削減及びUEの状態管理の簡素化を実現することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4では、UEがSFNエリアからフェムトセル(Femto Cell)と呼ばれる、数十メートル程度のセル半径の小セル無線通信基地局装置へハンドオーバする際に、MMEがmUPEに対し、UEとmUPEとの間のUE専用のMBMSデータの送信を行わないよう要求する場合について説明する。
3GPPでは、小セル無線通信基地局装置が家庭やオフィス、さらにはレストランなどの屋内施設に設置され、限られたグループメンバにだけアクセスを許可することが検討されている。アクセスが許可されたUEは、フェムトセルに優先的に接続するようネットワークから制御される。すなわち、UEがフェムトセルのエリアに入った場合、eNBからの電波を受信できたとしても、フェムトセルに優先的に接続するよう制御される。
このフェムトセルは、低コスト化やバックホール・ネットワークのIPマルチキャスト非対応などの理由により、MBMS機能を搭載しないことが想定される。通常、UEがMBMSサービスエリアからMBMSサービスエリア外へ移動した場合には、ポイントツーポイントのベアラがUEとBM−SCの間に設定され、アプリケーションレイヤにおいてサービス要求を行った後に、MBMSサービスの受信を再開する。
よって、UEがフェムトセルへ移動し、UEに対するMBMSベアラの確立を開始する場合、UEとBM−SC間のアプリケーションレイヤのサービス要求の通知が完了までMBMSサービスの受信を再開することができない。そこで、本実施の形態では、移動先の対象となるセルがフェムトセルである場合に、UEは、MMEにMBMSベアラの確立を保留するよう要求するとともに、フェムトセルを検出したことを通知する。MMEは、mUPEに対してUEとBM−SC間のサービス要求に関するデータ(上り方向)のみを通過するよう要求し、eNBを介するUE宛てのMBMSデータ(下り方向)は通過させないように要求する。
図15は、本発明の実施の形態4に係るMME150の構成を示すブロック図である。図16は、本発明の実施の形態4に係るmUPE170の構成を示すブロック図である。図17は、本発明の実施の形態4に係るUE110の構成を示すブロック図である。また、図18は、本発明の実施の形態4におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。以下、図15、図16、図17及び図18を用いてハンドオーバ手順について説明する。ただし、図15、図16、図17及び図18において、図6、図12、図13及び図14と共通する部分には、図6、図12、図13及び図14と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図18のST401において、UE110は、周辺セルサーチを行い、検出したフェムトセル(HeNB)の報知情報に含まれるHeNB識別子を取得する。ST402において、UE110は、取得したHeNB識別子と自らがアクセスを許可されているHeNBの識別子とを比較する。
UE110におけるSFNエリア境界判定部111は、さらにフェムトセル検出部112を有する。ST402において、自らがアクセスを許可されているHeNBの識別子が
含まれていた場合、フェムトセル検出部112は、所望するサービスを識別するサービス識別子と、UE110を識別するUE識別子と、s−eNB及びmUPE170間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)と、フェムトセルを検出したことを示す情報とを含めて、MBMS受信要求を生成する。
また、UE110は、アプリケーション部113を有し、ST402においてフェムトセルを検出したフェムトセル検出部112は、アプリケーション部113に対し、無線ベアラの確立後にアプリケーションレイヤでのサービス要求を送出するよう通知する。
ST301において、UE110は、生成したMBMS受信要求を出力部104を介してs−eNBに送出する。
ST302において、s−eNBは、受信したMBMS受信要求を格納することなく、MME150に対して転送する。
MME150におけるベアラ設定保留判定部152は、ST403において、s−eNBから受信したUE110からのMBMS受信要求にs−eNB及びmUPE170間のUE110用のMBMSベアラの確立を保留するよう要求する情報(Pending Indicator)及びフェムトセルを検出したことを示す情報が含まれているか否かを判定する。両方とも含まれていた場合、ベアラ設定保留判定部152は、s−eNB及びmUPE170間のMBMSベアラを確立するよう判断し、該MBMS受信要求に含まれていたサービス識別子及びPending Indicatorをコンテキスト格納部144に格納する。
ST404において、MBMSベアラ確立部145は、出力部143を介して、s−eNB及びmUPE170間でMBMSベアラ設定に関するシグナリングを行う。この際、MBMSベアラ確立部145は、mUPE170に対して該MBMSベアラにおいて、UE110からBM−SC180へのアプリケーションレイヤのサービス要求は通過させ、該サービス要求により開始されるBM−SC180からUE110へのMBMSデータは通過させないよう指示するフィルタリング要求を出力する。
mUPE170におけるMBMSコピー転送部163は、フィルタリング部171をさらに有し、MME150から受信したUE110とのMBMSベアラに関するフィルタリング要求をフィルタリング部171に転送する。フィルタリング部171は、受信したフィルタリング要求に従ってフィルタリング設定を行う。
ST405において、s−eNB及びUE110間で無線ベアラが設定される。ST406では、UE110におけるアプリケーション部113は、無線ベアラが確立された後に、BM−SC180に対してアプリケーションレイヤでのサービス要求を出力する。この時、mUPE170におけるフィルタリング部171は、入力部161から受信したUE110からのサービス要求をBM−SC180に出力部164を介して送信する。
BM−SC180において、UE110からのアプリケーションレイヤにおけるサービス要求に対する処理が完了すると、UE110に対するポイントツーポイントのベアラによるMBMSデータの配信が開始される。この時、mUPE170におけるフィルタリング部171は、ST404においてMME150から通知されたフィルタリング要求に従い、UE110に対するMBMSデータをs−eNBに転送しない。
その後、UE110はHeNBにハンドオーバを行い、一連のハンドオーバ手順が終了すると、ST304において、HeNBは、MME150に対してハンドオーバ通知を出力する。なお、一連のハンドオーバ手順により、s−eNBとmUPE170との間に設
定されたUE110に対するベアラはHeNBとmUPE170との間に移設される。また、ハンドオーバ通知には、UE110を示すUE識別子が含まれる。
MME150は、HeNBより受信したハンドオーバ通知をMBMSベアラ確立部145に入力する。ST407において、MBMSベアラ確立部145は、ハンドオーバ通知に含まれるUE識別子が示すUE110に関するコンテキストをコンテキスト格納部144より取得する。ベアラ設定保留判定部152は、取得したUE110に関するコンテキスト内に、ST403において格納したPending Indicatorが含まれているか否かを判定する。含まれていた場合、MBMSベアラ確立部145は、ST408において、HeNBからUE110にMBMSデータを転送するようmUPE170に対して、出力部143を介してシグナリングを行う。
このように実施の形態4によれば、移動先の対象となるセルがフェムトセルである場合に、UE110が、MME150に対してMBMSベアラの確立を保留するよう要求するとともに、フェムトセルを検出したことを通知し、MME150は、mUPE170に対してUE110及びBM−SC180間のアプリケーションレイヤのサービス要求(上り方向)のみを通過するよう要求し、s−eNBを介するUE110宛てのMBMSデータ(下り方向)は通過させないように要求し、実際にUE110がHeNBにハンドオーバした後に、UE110へのMBMSデータの転送をHeNBを介して開始することにより、SFNエリアにおける無線リソースを消費することなく、UE110が受信中のMBMSサービスの中断時間を短縮することができる。
上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年3月23日出願の特願2007−077777及び2007年4月16日出願の特願2007−107038の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明にかかる無線通信基地局装置及び無線通信方法は、UEがSFNエリアから非SFNエリアへハンドオーバする際、SFNエリアにおける無線リソースの消費量を抑えながら、UEが受信中のサービスの中断時間を短縮することができ、MBMSを提供する伝送制御システムに適用できる。
3GPP LTE/SAEシステムにおけるMBMSの提供例を示すネットワーク図
アイドル状態でSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
アイドル状態からアクティブ状態へ遷移した場合におけるSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態1に係るネットワークの構成を示す図
図4に示したMMEの構成を示すブロック図
図4に示したmUPEの構成を示すブロック図
図4に示したeNBの構成を示すブロック図
図4に示したUEの構成を示すブロック図
SFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態2に係るeNBの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態2に係るSFNエリアから非SFNエリアへのハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態3に係るMMEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態3に係るUEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態3におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図
本発明の実施の形態4に係るMMEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態4に係るmUPEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態4に係るUEの構成を示すブロック図
本発明の実施の形態4におけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図