JPWO1992016545A1 - 6−0−メチルエリスロマイシンエステル誘導体 - Google Patents
6−0−メチルエリスロマイシンエステル誘導体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
6−0−メチルエリスロマイシンエステル誘導体技術分野
本発明1.16−0−メチルエリスロマイシンAの誘導体に関し、更に詳しくは
、薬剤にした場合服用時の苦味が著しく軽減され、かつ生体内吸収性の改善され
た8−0−メチルエリスロマイシンAの2°位修飾化合物に関する。
背景技術
各1細菌感染症の化学療法に使用きれるエリスロマイシンまたはその誘導体は一
般に特有の苦味を有する。そのため、これらを内服薬として使用する場合、カプ
セル剤あるいはコーティング錠剤などにする必要性が生じている。さらに、これ
らの薬剤を飲み込むことが困難な小児や老人においては液剤またはn粒剤にする
ことが望ましく、この場合単なるマスキングでは苦味の軽減は十分になされなか
った。
従って、これらの問題を解決するために、薬剤の投与時には苦味がなく、吸収時
または吸収後生体内において活性本体に戻ることにより抗菌力を発揮するような
各1のエリスロマイシンの誘導体が、検討、開発されてきた1例えば、エリスロ
マイシンの2°位誘導体としては、エチルコハク酸エステル[アンチバイオテノ
クスアンドケモテラビ=(Antibiotics and Chemo−+h
erapy)、 第71!、第9号、第487ページ(1957年)]、プロピ
オン酔エステルラウリル硫#1塩[ンヤーナルオブジアメリカンファーマシ〕−
ティカJレアソシエーンヨ7(Journal of the Amer+ca
nPharmaceu+1cal As50ciation)、第48巻、第1
1号、菓620ベージ(+959i1. アリル、エチルおよびベンジル炭0フ
エステル類[アンチバイオテノクスアニプアル(Ar++1bio!ics A
nn−ua l)、El 953−1954巻 莞500ページ(1954年)
]などが知られている。
−J5.6−0−メチルエリスロマイシノAの2 位誘導体に関して(j エチ
ル炭酸エステル、ペンシル炭酸エステルの2種の炭酸エステルと7セチル、ブO
ピオニル、エチルスクシニルの3種のエステル(特開昭61−200998号公
報)が知られているのみである。
本発明の目的は5服用時の苦味が著しく軽Xきれ、かつ生体内吸収性の改善され
た6−0−メチルエリスロマイシンAの新たな2°位誘導体を提供することにあ
る。
発明の開示
本発明は1式
(式中、Rはピリジル基を示す、)で表される6−0−メチルエリスロマイシン
A誘導体またfよその製薬掌上許容し得る場である。
本発明において、ピリジル基とは、ビリジ−2−イル基、ビリジ−3−イル基お
よびビリジ−4−イル基を示す。
本発明において製大字上許容し得る場とは、I!富な国際判断の範囲内で不当な
毒性、刺激、アレルギーなどを伴うことなく、ヒトおよびそれより下等な動物の
組織と接触して使用するのに適当であり、細菌忌染症の化学療法および予防にお
いて企図された用途について有効である塩を意味する。それらは1例えば酢酸、
プロピオン酸、酪酸 ギ酸、トリフルオロ酢酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸
、ステアリン酸 コハク酸 エチルコハク酸、ラクトビオン酸、グルフン酸、グ
ルコヘプトン酸、安口香酔 メタンスルホン酸、エタンスルホン酊、2−ヒトO
キ、エタノスルホン酸、ペンゼノスルホン酸、パラトルエンスルホン酸 ラウリ
ル硫酸、リンゴ酸、7スバラギン酸、グルタミン酸、アジピン醋、システィノ。
IJl酸、臭化水素酸 リン酸 硫酸、ヨウ化水素酸、ニコチン酸、シュウ酸、
ピクリン酸、チオシアン酸、ウンデカン酸、アクリル酸ポリマー、カルボキシビ
ニルポリマーなどの酸との場を挙げることができる。
本発明の化合物は、たとえば息下のようにして製造することができる。
すなわち、6−0−メチルエリスロマイシンAを不活性溶媒中、脱塩酸剤の存在
下、2−ピコツノイルクロライド。ニコチノイルクロライドまたはイソニコチノ
イルクロライドの1〜3当量、好ましくは15当量と反応させることにより製造
することができる。
前記脱塩酸剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム2炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、トリエチルアミンなどを用いることができ
る。、これらの使用量は6−0−メチルエリスロマイシンAに対して、1〜IO
当量であり、炭酸水素ナトリウムの場合、好ましくは3〜5当量である。前記不
活性溶媒としては、7セトン、酢酸エチル、ジクロルメタン、クロロホルム。
テトラヒドロフランなどを用いることができるが、好ましくはアセトン、酢酸エ
チル、テトラヒドロフランである0反応時間は周l!l、星度で通常4〜8時間
であるが2反応の進行が緩やかな場合にはさらに2〜4日間反応を継続きせる。
場合により 反応の進行が不十分なときは脱塩酸剤と式1の化合物をきらに追加
して反応をFAlブることができる。
本発明の式1の化合物は1錠剤、カプセル剤、粉剤、トローチ剤、軟膏、!濁液
、溶液などの剤形に[1し、経口的または非経O的に投与することができる。
上記各製剤は、常用の線形剤(例えば結晶セルロース、デンプン、乳糖など)。
結合剤(例えばヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドンなど)。
滑沢剤(例えばステアリン酸マグネシウム、タルクなと)などを用いて常唐(例
えば第12改正日本藁局方に規定する方、去)により製造することができる。
式1の化合物の投与t)は、患者の症状1年齢1体重などによって異なるか1通
冨、成人に対して50〜2000 m gを1日1〜4回に分子ブで投与する。
発明を実施するための最良の形態
以下、実施例を示し1本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1
6−0−メチルエリスロマイシンA (748mg)と炭酸水素ナトリウム(3
36mg)をテトラヒドロフラン(5当量)に懸濁し、これにビコノイルクOラ
イド塩酸塩(267mg)を加えて室、星で2日間撹拌した0反応液に酢酸エチ
ルを加え水洗1次いで訪和食塩水で洗った。溶媒を減圧下留去し、得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、メタノール、りOOホ
ルム=1:20)により11製し、6−0−メチルエリスロマイシンA 2°−
ピッリン酸エステル(0,85++)を得た。これを酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。
m p、230〜232℃
FAB−MS m/z
853 [v+] ’
1Rvsix(にBr) cm−’
3469、+732.1693.1585NMR(CDCI、)ろ(ppm):
2.28 (61−1,s)、3.00 (3H,s)、3.44 (3H,s
)。
7.47 (+H,ddd、J−8H2,J−5)(Z、J−1)4+)。
7.8+ (+)−1,ddd、J=8)tl、J−8+−tx、J−2Hx)
。
7.97−8.03 (IH,m)、8.77−8.81 (+)(、m)実施
例2
6−0−メチルエリスロマイシンA(50!?)と炭酸水素ナトリウム(+6.
859)をアセトン(150ml)に懸濁し、これにニコチノイルクOライドj
l酸! (17,859)を加え、N温で3日間撹拌した。アセトンを減圧留去
した後。
酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。a酸マグネシウム乾燥後、溶媒
を減圧留去し、結晶性粉床を得た。これを、酢酸エチル−ヘキサンからFl結晶
し一〇−メチルエリスOマインンA 2’−ニコチン酸エステル(47,279
)を得た。
m、0. 226〜226℃
FAB−MS m/z
853[Ml−1]”
IFI V@IX(に9r) am−’3i171.1731.1692.15
92NMR(CDCI 、) δ(porn)2.26 (6H,s)、 3.
01 (3H,s)、 3.44 (3H,s)。
7.41 (IH,ddd、J−81−1z、J−5Hz、J−+1−1z)。
a、31 (+H,dddl−8Hz、J=2Hz、J−21−1z)。
8.78 (IH−1,dd、J=61−1z、Jw2Hz)。
9、+ 7 (IH,dd、Jx2Hz、J−IHz)実施例3
6−0−メチルエリスOマインンA (5,0G+)と炭酸水素ナト響ノウム(
1,689)をア七トン(70ml)に!濁し、これ1こイソニコチノイJレク
Oライト塩MtlK(1799)を71Qえ、室;!で1BtX拌t、た、aa
2水Kj+トIJウム(0,569)とイソニコチノイルクロライト1laf場
(0,38G+)を追カロし、さら1こ4B間撹拌した。反応溶媒を減圧留去し
、得られIこ残量1こ酢酸エチJしをカロえて、水。
次いで飽和食塩水で、先々した。硫酸マグネシウム乾燥後、溶参茎を減圧留去し
てI得られた粗結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、6−0−メチJレエ
督ノスロマイシンA 2−イソニコチン酸エステル(4,+80)を44tこ。
m、o、223〜225℃
FAB−MS m/z
853[Ml”
l Rvaix(KBr) cm−’
3169、+735.1692.1563NMR(CDCI、) 6(c+pm
)2.30 (6H,s)、3.00 (3H,s)、3.44 (3H,s)
。
7.81 (2H,dd、J=5Hz、J−21−1x)。
8.78 (21−1,dd、J−5Hz、J=21−1z)試験例
本発明の化合物(試料1〜3)および対照として6−0−メチルエリスロマイン
ンAの公知のエステル(対照試IH〜3)を5%アラビヤゴム水に懸濁し、IC
R系雄性マウス(各群12匹)に100mg/kgの投与量で経口投与した。
その後、所定時間ごとにマウスを3匹ずつ放血致死させ、その血清中の抗菌活性
量を測定した。抗菌活性の測定は、ミクロフッカス・ルテウス/ATCC934
1を試験菌として用いるベーパーディスク居で行った。
この結果を表1に示す。
産業上の利用可能性
本発明により、pB用時の苦味が著しく軽減され、しかも経口投与した場合に生
体内吸蚊性がよいマクロライド系抗生物質が提供された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはピリジル基を示す。)で表される6−O−メチルエリスロマイシン A誘導体またはその製薬学上許容し得る塩。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-128797 | 1991-03-14 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO1992016545A1 true JPWO1992016545A1 (ja) | 1993-03-04 |
Family
ID=
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