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JPS6376896A - シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法 - Google Patents

シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法

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Publication number
JPS6376896A
JPS6376896A JP61220521A JP22052186A JPS6376896A JP S6376896 A JPS6376896 A JP S6376896A JP 61220521 A JP61220521 A JP 61220521A JP 22052186 A JP22052186 A JP 22052186A JP S6376896 A JPS6376896 A JP S6376896A
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JP
Japan
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plating
distribution
corrosion resistance
layer
steel sheet
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JP61220521A
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JPH0214438B2 (ja
Inventor
Kazuya Ezure
江連 和哉
Takao Saito
斎藤 隆穂
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Priority to DE87104231T priority patent/DE3788178T2/de
Priority to EP87104231A priority patent/EP0260374B1/en
Priority to CA000532926A priority patent/CA1331962C/en
Priority to AU70712/87A priority patent/AU573122B2/en
Publication of JPS6376896A publication Critical patent/JPS6376896A/ja
Publication of JPH0214438B2 publication Critical patent/JPH0214438B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/38Chromatising
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/10Electroplating with more than one layer of the same or of different metals
    • C25D5/12Electroplating with more than one layer of the same or of different metals at least one layer being of nickel or chromium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/48After-treatment of electroplated surfaces
    • C25D5/50After-treatment of electroplated surfaces by heat-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/60Electroplating characterised by the structure or texture of the layers
    • C25D5/605Surface topography of the layers, e.g. rough, dendritic or nodular layers

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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシーム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の
製造方法に関するもので、特に缶胴をシーム溶接法で接
合する金属容器用素材としての利用価値が大きい。
〔従来の技術〕
従来電解Snメッキ鋼板(以下ブリキと称す)、電解ク
ロム酸処理鋼板(以下TFS−CTと称す)、又一部に
電解N1メッキ鋼板(以下TFS−NT )が知られて
おり、3ピ一ス缶製缶法としてそれぞれハンダ接合、接
着接合、シーム溶接等によって製缶されてきた。
ブリキは従来製缶用素材として最も広く使用されてきた
が、製缶コスト節減の中でSn”が薄メツキ化され、製
缶法も従来のハンダ付に替シシーム溶接法が採用され始
めたが、Snメッキ量が片面当90620μm厚以下に
なる厚塗下耐食性、シーム溶接性共劣化し、又シーム溶
接缶用素材として一部で使用されているTFS−NT 
(N1メッキ鋼板)はシーム溶接性能が実用可能な範囲
ではあるが十分ではなく、又塗装耐食性も強酸性食品等
腐食性が高い内容物の場合不十分であることから、低コ
ストでしかも塗装耐食性、シーム溶接性に優れた製缶用
表面処理銅板が要望されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これに対し本発明者は特開昭60−75586号等で鋼
板上に微量Niメッキ被覆を行った後Snメッキする手
法を発明し、加熱時に形成されるFe−Sn合金層が微
量のNiによって緻密化することから耐食性が向上し、
そして加熱時のFe−Sn合金化反応が抑制されること
で、シーム溶接性も向上することを知見した。さらに本
発明者はこれらシーム溶接缶用素材としての特性には表
面に存在する金属Snの分布状態が影響し、金属Snの
分布状態が均一であるより不均一な凹凸分布を有する方
が特性が良好となることも見い出し、特願昭61−16
471号にて既に出願した。
これらは確かに従来の単純な薄Snメッキ鋼板と比較し
て、シーム溶接性等に効果を有するが、得られる特性が
一定でなくバラツキを持つため、シーム溶接性、耐食性
等特性が安定して良好な築材が望まれていた。このため
本発明者は鋼板上に微量のN1メッキ処理を施した後、
Snメッキを重層被覆する鋼板の特性をさらに改善すべ
くその製造条件の詳細を鋭意検討し、本発明に到達した
のである。
〔問題点を解決するための手段・作用〕本発明表面処理
鋼板は鋼板底面に片面当92〜100 ml/m2のN
1を不連続な島状に被覆した後、引き続き片面当’) 
200〜2000 mg/m2のSnメッキを施こし、
さらにSnメッキ層融点以上での加熱処理を施こした後
、電解クロメート処理を施すものであり、本発明の一イ
ンドは、鋼板表面に形成する片面当シ2〜100mg7
m2のN1層を不均一な島状に被覆する点にある。この
ように本発明はNiを下地メッキする薄Snメッキ鋼板
の最適な製造方法を提供するものであり、本発明と同量
のN1を連続な均一層として被覆する場合と比較し、シ
ーム溶接性、耐食性等特性が安定して良好となる。本発
明?さらに詳しく説明する。
溶接缶用素材として使用される片面当り 200〜20
00mg/m2のSnメッキ鋼板に要求される特性で最
も重要なのは、シーム溶接性でらシ、そして塗膜下目等
の耐食性である。これら特性には、Fe、y’sn界面
に形成されるFe−Sn合金層又金属Sn層等の構造、
形態、分布が大きく影響することが知られでいる。この
ためSnメッキを施す前に片面当り2〜100〜7m2
のNiメッキ処理を施す手法が考案され、このNiメッ
キ前処理によってFe/Sn界面に形成されるFe−S
n合金層が緻密化し、耐食性の向上、さらに塗装焼付等
加熱工程でのFe−Sn合金化反応が抑制されることで
シーム溶接性向上に寄与する金属Snの確保が同−Sn
メッキ層の場合に容易となるのである。
このように溶接缶用薄Snメッキ鋼板の特性はNiメッ
キ前処理によって確かに向上し、さらに本発明者が%願
昭60−24749号、特願昭61−16471号で既
に出願したようにSnメッキ層の分布状態を不均一な凹
凸分布とすることで特性はより向上する。そしてこのよ
うなSnメッキ層の凹凸分布状態を安定して得るため藤
本らは「鉄と鋼J (Vol 72. A55445)
でN1メッキ処理前にアルカリ浴中で陽極処理を施す必
要があることを報告し、さらに一般的にはSnメッキ後
のフラックス処理条件の影響も大きいことが知られてい
る。しかしこのような対策を取っても安定した特性を得
ることはできず、本発明者は鋼板上に施こす微量のNi
メッキ処理に着目して研究を行ない、Niの分布状態と
不連続な島状とすることで、溶接缶用素材としての特性
を安定して満足できることを見い出したのである。
シーム溶接缶用薄Snメッキ鋼板に要求される特性は、
シーム溶接性、耐食性であるが、前述したようにこれら
特性には緻密で耐食性に優れたFe−Sn合金屓の形成
及び本発明者が特願昭61−16471号で既に知見し
たような凹凸分布と有するSnメッキ層形態の影響が大
きく、これにはN1メッキ処理時のNi分布状態が大き
く影響することを本発明者は知見した。鋼板上に片面当
り2〜100 mg7m  のNiを被覆する際、この
Niを均一に連続して被覆する場合と不均一な島状に被
覆する場合では、Fe/Sn’界面に形成されるFe−
Sn合金層の形成状況そしてSnメッキ層の分布状況が
大きく異なp、Niを不均一な島状に分布させると緻密
で耐食性に優れたFa−Sn合金層、及び凹凸分布を持
つSnメッキ層が、製造工程中のanメッキ処理条件、
Snメッキ後の溶融加熱処理条件等の若干の変動が有り
ても安定して形成され、その結果シーム溶接缶用素材と
しての特性が安定して優れたものになる。次にこのNi
メッキ層の不均一な島状分布状態及びNi分布状態がS
nメッキ層の凹凸分布等に大きく影響する理由について
さらに詳しく説明する。
Niメッキ層の不均一な島状分布であるが、これには様
々な分布状況が有シ、その例を第1図。
第2図に示す。第1図は素地鋼板1上に連続したN1層
を有するが、その分布が不均一な凹凸状をなす場合であ
シ、この場合N1層凹部の最低厚をhmin及び凸部の
最大厚を一8Xとした時hmaX≧”m1nの関係を持
つことが必須となり’ hma工≧0.002μmの範
囲を満足する必要がある。さらにNiメッキ厚が0.0
01μm以上である領域が鋼板表面の面積率にして少な
くとも90チ以下であることが本発明の要件であシ、又
下限は特に規定しないが、10チ以上が望ましい。これ
はこの範囲を満足しなければ、本発明の意義が失われ、
例えば最適なSnメッキ層凹凸分布を得ることが困難と
なるからである。
次に第2図はNi層が完全に不連続とな、9 、Niが
付着せず素地鋼板10表面が部分的に露出している場合
であり、この場合素地鋼板1の露出部には酸化F・皮膜
が存在していても良い。この様にNi層が完全に不連続
な島状を呈する時にもN1が付着している部分の最大N
i厚hm□は0.002μm以上である必要があシ、又
N1の鋼板表面被覆率は鋼板表面面積率として少なくと
も90チ以下であることが好ましい。又下限は特に限定
しないが、10チ以上であることが望ましい。限定理由
は第1図の場合と全く同様である。ここではNiメッキ
層の不均一な島状分布例として以上の2例について述べ
たが、第1図の例と第2図の例が混在する場合等様々な
分布状態が考えられ、一般的な概念である不均一な島状
のN1メッキ分布を持つ場合全てが本発明範囲に含まれ
るものである。なおこのようなN1の不均一な島状分布
状態はEPMA (Electron Probed 
Micr。
Analyser又はAES (Auger Elec
tronSp@ctroscopy )等の手法で確認
できる。そしてこのような不均一な島状Niメッキ分布
とすることで、シーム溶接缶用素材としての薄Snメッ
キ銅板の特性が向上する理由は次のように考えられる。
すなわちこのよりなN1メッキ前処理層分有する薄Sn
メッキ鋼板の製造プロセスを考え、それに伴うメッキ断
面構造の変化をモデル図で示すと第3図に示す如くであ
る。第3図はNiメッキ層が本発明例の不均一島状分布
を呈する場合(この場合第2図で示した例)及び従来の
連続した均一分布を持つ場合両者を比較して示すが、本
発明のようにNiが、不均一な島状に存在する場合は、
Niが厚く存在する部分及びN1が少ないが、もしくは
存在しない部分でのSnメッキ層溶融処理に於けるF・
−Sn合金層(この場合F@−Ni−8n三元合金とな
る)の生成挙動が異なり、N1が厚く存在する部分では
合金化スピードが速く、F・−an合金生成が速いと共
に合金量も多くなるのに対し、Niが少ないか、もしく
は存在しない部分ではFe−Sn合金生成が遅れ、合金
量が少なくなるため結果として生成したFe−Sn合金
層の分布状態は最初にNiが島状に存在した分布状況と
対応した凹凸分布を持つようになる。そして一般に学会
等で公知な如く、Fe−Sn合金上とFe−Sn合金層
が薄いか、もしくは存在しない部分の間で溶融したSn
の濡れ性が異なるため、Snメッキ層溶融加熱処理の初
期の段階で溶融Snの濡れ性の相違に基き、Snメッキ
層も第3図のに示すように、最初にNiが島状に存在し
た分布状況と対応した凹凸分布を安定して持つようにな
るのである。
これに対し、Niを連続な均一分布となるよう被覆した
場合は鋼板表面で均一にF@−Sn合金が生成し成長す
るため、鋼板表面の局部的な溶融Sn濡れ性の差が小さ
いため、Snメッキ層溶融加熱処理終了後のSnメッキ
層分布状態は基本的に第3図■に示すような均一な分布
を呈し、Snメッキ処理後のフラックス牽伸の変化で、
第3図のに示すような凹凸分布を有するSnメッキ層に
なったシ、又第3図の、■の状態が混存するよりなSn
メッキ層となったりして、結果的にシーム溶接性、耐食
性等特性が不安定になるのである。
このようにNiメッキ層の分布状態が最終製品としての
F@−Sn合金層、及びSnメッキ層の構造に大きく影
響することが、本発明者の研究によって判明し、Niを
不均一な島状分布とすることで初めて溶接缶用素材とし
ての薄Snメッキ鋼板の特性を安定して向上させること
が可能となったものである。
引き続き本発明製造方法について限定理由と共にさらに
説明する。本発明は通常の方法で表面清浄化した鋼板を
メッキ原板として使用するが、その使用する原板、又表
面清浄化処理について何ら限定するものでなく、底面清
浄化時に硫酸等の酸洗処理浴、又力性ソーダ等脱脂処理
浴中でIPI極電解する手法も含まれる。引き続き片面
当シ2〜100■/rn  のNiを前述したような不
均一な島状に被覆するが、N1メッキ処理浴としては一
般的なワット浴等の硫酸浴が使用でき、処理浴組成、電
解電流密度等電解条件の調整で本発明のポイントとなる
不均一島状のNiメッキ分布を得ることができる。なお
本発明にはこのようなN1メッキ分布を得られる手法で
あれば、電気メツキ法によらず、無電解メッキ法等の手
法も当然包含されるものであり、又Niメッキ後に陽極
電解処理を施す場合も含まれる。
また、NIメッキ後加熱処理により鋼中に拡散させても
よい。ここで平均したNiメッキ量を片面当り2〜10
0■/m2と限定したのはNi iがこれ以上に増加す
るとNiメッキ分布分不均−な島状とすることが困難と
なシ、特性が低下するからでち)、又N1量の下限は平
均被覆量として片面当り2my、Zn  とする。これ
はN1メッキ前処理によるFe−4n合金層の緻密化等
耐食性向上効果等を推持するためであシ片面当シ5mg
/m2以上が好ましい。なおNi中にZn、Fe、P、
Bの一種又は二種以上が重量%として20%以下含有し
た場合も本発明に含むものとする。
次にSnメッキ被覆を施こすが、手法としては電気メツ
キ法が最も合理的であシ、通常のSnメッキ処理法がそ
のま−ま適用できる。Snメッキ量として片面尚シ20
0〜2000 mg7m2と限定したのはSn量が限定
値以上に増大しても本発明の効果は飽和し、コストアッ
プとなるからであシ、又下限はシーム溶接性、耐食性の
面から片面当シ200■/m2以上とした。なおSnメ
ッキ量は鋼板の表/裏で相違する差厚メッキとしても良
い。
本発明はSnメッキ後水洗しそのまま、又は一般に使用
されるフェノールスルフォン酸を主体とするフラックス
又は塩化アルモニウム等塩化物を主体とする7ラツクス
等に浸漬し、乾燥後Snメッキ層溶融加熱処理が施され
る。7ラツクス処理を施すか又は施さず直接Snメッキ
層溶融加熱処理を施すかは状況に応じて適時選択でき、
又フラックス浴濃度を通常のぶシき製造時にt史用され
る濃度の1/2〜1/3に調整して実施することもでき
る。Snメッキ層溶融加熱処理の方法は一般的な抵抗加
熱法、高周波誘導加熱法が利用でき、その雰凹気として
不活性ガス中で実施することもできる。又このSnメッ
キ層溶融加熱時にFe/Sn界面に形成されるFe−S
n合金の平均被覆量は合金中のSn量として被覆する全
Sniの1/3程度以下に抑制することが望ましい。
本発明による不均一島状Niメッキを施し、引き続きS
nメッキ処理、Snメッキ層溶融加熱処理を飾すことで
、薄Snメッキ鋼板のメッキ層状態と溶接缶用素材とし
て最も好ましい状態にコントロールすることが可能とな
シ、本発明者が既に出願した特願昭61−16471号
に示す状態を容易に安定して保つことが可能となる。
本発明は塗装後使用されることが多く、最表面に不動態
化処理としてクロメート処理2施すが、これはTFS−
CTのクロメート処理として工業的に実施されている方
法で十分であシ、一般にはアニオンを添加しない無水ク
ロム酸浴中、又は硫酸イオン、フッ素イオン等を少量添
加した無水クロム酸浴中等でのカソード還元処理が適用
できる。又本発明に於いても学会等で公知でちるクロメ
ート被覆層中の共析アニオンを低減、除去する各種手法
を適用可能であることは言うまでもない。すなわち本発
明のクロメート被覆はクロム水利酸化物のみで構成され
てもよくまた金属クロムとクロム水利酸化物から構成さ
れてもよい。このクロメート被覆量としては金属クロム
換算で3〜30mg7m2の範囲が好ましい。
その理由は、3■/m2以下では耐食性、塗料の密着性
が不十分であり、また3 0 mg7m 以上では溶接
性が低下するからである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 通常の条件で表面清浄化した鋼板両面に■に示す処理浴
中で各種条件にて片面当シ平均量として片面当92〜1
20■/m2のNiメッキ処理を施し、処理浴組成、−
1さらに電解電流密度等電解条件を変更することで、N
1メッキ層状態を本発明の不均一島状分布及び比較例と
しての連続な均一分布に作シ分けた。このN1メッキ層
状態はAES 、 EPMAで調査し、第−表にNi分
布状態を不均一島状分布及び連続均一分布と分類し、さ
らにNiメッキ層最大厚、及びN1メッキ厚が0、00
1 Am以上である領域の面積率で示した。
なお本発明要件はNiメッキ層最大厚が0.002μm
以上又Niメッキ厚が0.001μm以上である領域が
鋼板表面の面積率として90%以下でおることである。
引き続き■に示す処理浴中で片面当シ被覆量として80
0及び1000mg/m のSnメッキ処理後■に示し
たフラックス溶液中へ浸漬、乾燥し、抵抗加熱法を用い
て大気雰囲気中でSnメッキ層溶融加熱処理を施した。
Snメッキ層溶融加熱処理条件は、溶融加熱処理時にF
e/Sn界面に形成されるFe −8n合金中のSn量
が全Snメッキ量の1/3となるような条件で実施した
そして■に示す条件で電解クロメート処理を施し、金属
クロム換算で片面当シ12〜177n9/m2のクロメ
ート被膜層を形成し供試料とした。
浴温50℃ 浴P)I:1.8〜4.0 陰極電流密度=5〜50A/dm2 浴温:40〜50℃ 陰極電流密度: 20 A/dm2 ■ [フェノールスルフォン酸 = 1〜2 j;l/
l ]浴温45℃ ゛ 浴温:40〜60℃ 陰極電流密度: 5〜9 Q A/dm2実施例2 実施例1に於いてSnメッキ処理浴として■に替え■の
条件とし、又Snメッキ処理後の7ラツクス処理を省略
し、水洗のみとした実施例であり、その他項目は実施例
1と同じ 浴温:40〜50℃ 陰極電流密度: 20〜40 A/dm2比較例 実施例1に於いてNiメッキ処理を全て省略した比較例
でその他項目は実施例1と同じそして本発明実施例及び
比較列は製造チャンスごとの特性のバラツキ範囲を確認
するため、全く同一の製造条件で2回の試作を行ない、
それぞれ特性を同一チャンスで評価し、2回の製造チャ
ンスのバラツキを考慮して総合評価した。
なお従来例として片面当シのSnメッキ量が2800■
/mのす25ぶシきを同時に評価した。評価試験は下記
の(4)、φ)2項目について実施し、その結果を第1
表に示した。
(4) シーム溶接性テスト 各試片を缶胴に成形した後、製缶用シーム溶接機と使用
して、缶胴接合部のラップ幅0.4調、加圧力45kg
f、製缶速度45 mpmの条件で、溶接2次電流と変
化させることによって調査した。
そして評価は良好な溶接が可能な溶接2次電流範囲で表
示した。
適正溶接2次電流の下限値は溶接部の強度の下限で、又
上限値はスプラ、シュ発生の上限で決定したが溶接部の
強度は衝撃テスト及び溶接部にV形のノツチを入れペン
、チで引きさく引きさきテストにより判定し、シーム溶
接部の外観は目視で散シの有無等よシ判定した。なおシ
ーム溶接性テストに供した試片は全て電気エアーオーブ
ン中で210℃、20分の生焼を行った。
(B)  耐冷膜下錆性テスト 各試片1/C1R缶用エポキシーフェノール塗料を片面
当F) 55 mg/ dm  ロールコートし、20
5℃で10分間焼付し、さらに190℃で10分間追焼
処理した。そしてカッターナイフを用いて塗膜にスクラ
ッチを入れ、エリクセン試験機で5ヨのエリクセン加工
を施し供試サンプルとした。供試サンプルは5 % N
&Ctを用いた塩水噴霧を1時間行った後25℃、相対
湿度85%の恒温、恒湿試験機中に14日間保定し、ス
クラッチ部から発錆状況を目視評価した。判定は◎糸錆
発生なし、○発生小、Δやや大、X大とした。
以上の試験結果は第1表工り明らかなように本発明実施
例に於いて本発明限定範囲を満足するものは、2回の製
造チャンス共得られた特性は安定しておシ、製造チャン
スごとのバラツキが少ない優れた特性が得られるのに対
し、本発明限定範囲を満足しないもの及び比較例は2回
の製造チャンスのうち少なくとも1回は得られる特性が
不十分であシ、劣っていることが判る。
〔発明の効果〕
本発明は鋼板上にN1メッキ前処理を施した、片面当シ
のSnメッキ量が200〜2000 mg/m2の薄S
nメッキ鋼板の特性を銅板上のN1メッキ層を不均一な
島状分布となすよう施すことで安定かつ優れたものとす
る製造方法を提供するものである。そして本発明によっ
てシーム溶接性等特性を製造チャンスごとのバラツキが
ない安定して優れたものとすることができ、≠25ぶシ
きに替る低コスト、高性能な素材を市場に提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明法による不均−Niメッキ被覆
分布を示す模写図、第3図は本発明及び従来例のメッキ
断面モデル図を示す。 1・・・素地鋼板 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 鋼板表面に平均被覆量として片面当り2〜 100mg/m^2で、かつ、不均一な島状のNiメッ
    キ被覆を施こし、引き続き片面当り200〜2000m
    g/m^2のSnメッキ被覆を施こし、さらにSnメッ
    キ層融点以上での加熱処理を施こした後、電解クロメー
    ト処理を施こすことを特徴としたシーム溶接性、耐食性
    に優れた表面処理鋼板の製造方法。
JP61220521A 1986-09-18 1986-09-18 シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法 Granted JPS6376896A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61220521A JPS6376896A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法
DE87104231T DE3788178T2 (de) 1986-09-18 1987-03-23 Verfahren zur Herstellung eines mehrfach beschichteten Stahlbandes mit ausgezeichneter Korrosionsbeständigkeit und Schweissbarkeit sowie verwendbar für Container.
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