JPS6376896A - シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法 - Google Patents
シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法Info
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- JPS6376896A JPS6376896A JP61220521A JP22052186A JPS6376896A JP S6376896 A JPS6376896 A JP S6376896A JP 61220521 A JP61220521 A JP 61220521A JP 22052186 A JP22052186 A JP 22052186A JP S6376896 A JPS6376896 A JP S6376896A
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- distribution
- corrosion resistance
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- steel sheet
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D11/00—Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
- C25D11/38—Chromatising
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D5/00—Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
- C25D5/10—Electroplating with more than one layer of the same or of different metals
- C25D5/12—Electroplating with more than one layer of the same or of different metals at least one layer being of nickel or chromium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D5/00—Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
- C25D5/48—After-treatment of electroplated surfaces
- C25D5/50—After-treatment of electroplated surfaces by heat-treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D5/00—Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
- C25D5/60—Electroplating characterised by the structure or texture of the layers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はシーム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の
製造方法に関するもので、特に缶胴をシーム溶接法で接
合する金属容器用素材としての利用価値が大きい。
製造方法に関するもので、特に缶胴をシーム溶接法で接
合する金属容器用素材としての利用価値が大きい。
従来電解Snメッキ鋼板(以下ブリキと称す)、電解ク
ロム酸処理鋼板(以下TFS−CTと称す)、又一部に
電解N1メッキ鋼板(以下TFS−NT )が知られて
おり、3ピ一ス缶製缶法としてそれぞれハンダ接合、接
着接合、シーム溶接等によって製缶されてきた。
ロム酸処理鋼板(以下TFS−CTと称す)、又一部に
電解N1メッキ鋼板(以下TFS−NT )が知られて
おり、3ピ一ス缶製缶法としてそれぞれハンダ接合、接
着接合、シーム溶接等によって製缶されてきた。
ブリキは従来製缶用素材として最も広く使用されてきた
が、製缶コスト節減の中でSn”が薄メツキ化され、製
缶法も従来のハンダ付に替シシーム溶接法が採用され始
めたが、Snメッキ量が片面当90620μm厚以下に
なる厚塗下耐食性、シーム溶接性共劣化し、又シーム溶
接缶用素材として一部で使用されているTFS−NT
(N1メッキ鋼板)はシーム溶接性能が実用可能な範囲
ではあるが十分ではなく、又塗装耐食性も強酸性食品等
腐食性が高い内容物の場合不十分であることから、低コ
ストでしかも塗装耐食性、シーム溶接性に優れた製缶用
表面処理銅板が要望されている。
が、製缶コスト節減の中でSn”が薄メツキ化され、製
缶法も従来のハンダ付に替シシーム溶接法が採用され始
めたが、Snメッキ量が片面当90620μm厚以下に
なる厚塗下耐食性、シーム溶接性共劣化し、又シーム溶
接缶用素材として一部で使用されているTFS−NT
(N1メッキ鋼板)はシーム溶接性能が実用可能な範囲
ではあるが十分ではなく、又塗装耐食性も強酸性食品等
腐食性が高い内容物の場合不十分であることから、低コ
ストでしかも塗装耐食性、シーム溶接性に優れた製缶用
表面処理銅板が要望されている。
これに対し本発明者は特開昭60−75586号等で鋼
板上に微量Niメッキ被覆を行った後Snメッキする手
法を発明し、加熱時に形成されるFe−Sn合金層が微
量のNiによって緻密化することから耐食性が向上し、
そして加熱時のFe−Sn合金化反応が抑制されること
で、シーム溶接性も向上することを知見した。さらに本
発明者はこれらシーム溶接缶用素材としての特性には表
面に存在する金属Snの分布状態が影響し、金属Snの
分布状態が均一であるより不均一な凹凸分布を有する方
が特性が良好となることも見い出し、特願昭61−16
471号にて既に出願した。
板上に微量Niメッキ被覆を行った後Snメッキする手
法を発明し、加熱時に形成されるFe−Sn合金層が微
量のNiによって緻密化することから耐食性が向上し、
そして加熱時のFe−Sn合金化反応が抑制されること
で、シーム溶接性も向上することを知見した。さらに本
発明者はこれらシーム溶接缶用素材としての特性には表
面に存在する金属Snの分布状態が影響し、金属Snの
分布状態が均一であるより不均一な凹凸分布を有する方
が特性が良好となることも見い出し、特願昭61−16
471号にて既に出願した。
これらは確かに従来の単純な薄Snメッキ鋼板と比較し
て、シーム溶接性等に効果を有するが、得られる特性が
一定でなくバラツキを持つため、シーム溶接性、耐食性
等特性が安定して良好な築材が望まれていた。このため
本発明者は鋼板上に微量のN1メッキ処理を施した後、
Snメッキを重層被覆する鋼板の特性をさらに改善すべ
くその製造条件の詳細を鋭意検討し、本発明に到達した
のである。
て、シーム溶接性等に効果を有するが、得られる特性が
一定でなくバラツキを持つため、シーム溶接性、耐食性
等特性が安定して良好な築材が望まれていた。このため
本発明者は鋼板上に微量のN1メッキ処理を施した後、
Snメッキを重層被覆する鋼板の特性をさらに改善すべ
くその製造条件の詳細を鋭意検討し、本発明に到達した
のである。
〔問題点を解決するための手段・作用〕本発明表面処理
鋼板は鋼板底面に片面当92〜100 ml/m2のN
1を不連続な島状に被覆した後、引き続き片面当’)
200〜2000 mg/m2のSnメッキを施こし、
さらにSnメッキ層融点以上での加熱処理を施こした後
、電解クロメート処理を施すものであり、本発明の一イ
ンドは、鋼板表面に形成する片面当シ2〜100mg7
m2のN1層を不均一な島状に被覆する点にある。この
ように本発明はNiを下地メッキする薄Snメッキ鋼板
の最適な製造方法を提供するものであり、本発明と同量
のN1を連続な均一層として被覆する場合と比較し、シ
ーム溶接性、耐食性等特性が安定して良好となる。本発
明?さらに詳しく説明する。
鋼板は鋼板底面に片面当92〜100 ml/m2のN
1を不連続な島状に被覆した後、引き続き片面当’)
200〜2000 mg/m2のSnメッキを施こし、
さらにSnメッキ層融点以上での加熱処理を施こした後
、電解クロメート処理を施すものであり、本発明の一イ
ンドは、鋼板表面に形成する片面当シ2〜100mg7
m2のN1層を不均一な島状に被覆する点にある。この
ように本発明はNiを下地メッキする薄Snメッキ鋼板
の最適な製造方法を提供するものであり、本発明と同量
のN1を連続な均一層として被覆する場合と比較し、シ
ーム溶接性、耐食性等特性が安定して良好となる。本発
明?さらに詳しく説明する。
溶接缶用素材として使用される片面当り 200〜20
00mg/m2のSnメッキ鋼板に要求される特性で最
も重要なのは、シーム溶接性でらシ、そして塗膜下目等
の耐食性である。これら特性には、Fe、y’sn界面
に形成されるFe−Sn合金層又金属Sn層等の構造、
形態、分布が大きく影響することが知られでいる。この
ためSnメッキを施す前に片面当り2〜100〜7m2
のNiメッキ処理を施す手法が考案され、このNiメッ
キ前処理によってFe/Sn界面に形成されるFe−S
n合金層が緻密化し、耐食性の向上、さらに塗装焼付等
加熱工程でのFe−Sn合金化反応が抑制されることで
シーム溶接性向上に寄与する金属Snの確保が同−Sn
メッキ層の場合に容易となるのである。
00mg/m2のSnメッキ鋼板に要求される特性で最
も重要なのは、シーム溶接性でらシ、そして塗膜下目等
の耐食性である。これら特性には、Fe、y’sn界面
に形成されるFe−Sn合金層又金属Sn層等の構造、
形態、分布が大きく影響することが知られでいる。この
ためSnメッキを施す前に片面当り2〜100〜7m2
のNiメッキ処理を施す手法が考案され、このNiメッ
キ前処理によってFe/Sn界面に形成されるFe−S
n合金層が緻密化し、耐食性の向上、さらに塗装焼付等
加熱工程でのFe−Sn合金化反応が抑制されることで
シーム溶接性向上に寄与する金属Snの確保が同−Sn
メッキ層の場合に容易となるのである。
このように溶接缶用薄Snメッキ鋼板の特性はNiメッ
キ前処理によって確かに向上し、さらに本発明者が%願
昭60−24749号、特願昭61−16471号で既
に出願したようにSnメッキ層の分布状態を不均一な凹
凸分布とすることで特性はより向上する。そしてこのよ
うなSnメッキ層の凹凸分布状態を安定して得るため藤
本らは「鉄と鋼J (Vol 72. A55445)
でN1メッキ処理前にアルカリ浴中で陽極処理を施す必
要があることを報告し、さらに一般的にはSnメッキ後
のフラックス処理条件の影響も大きいことが知られてい
る。しかしこのような対策を取っても安定した特性を得
ることはできず、本発明者は鋼板上に施こす微量のNi
メッキ処理に着目して研究を行ない、Niの分布状態と
不連続な島状とすることで、溶接缶用素材としての特性
を安定して満足できることを見い出したのである。
キ前処理によって確かに向上し、さらに本発明者が%願
昭60−24749号、特願昭61−16471号で既
に出願したようにSnメッキ層の分布状態を不均一な凹
凸分布とすることで特性はより向上する。そしてこのよ
うなSnメッキ層の凹凸分布状態を安定して得るため藤
本らは「鉄と鋼J (Vol 72. A55445)
でN1メッキ処理前にアルカリ浴中で陽極処理を施す必
要があることを報告し、さらに一般的にはSnメッキ後
のフラックス処理条件の影響も大きいことが知られてい
る。しかしこのような対策を取っても安定した特性を得
ることはできず、本発明者は鋼板上に施こす微量のNi
メッキ処理に着目して研究を行ない、Niの分布状態と
不連続な島状とすることで、溶接缶用素材としての特性
を安定して満足できることを見い出したのである。
シーム溶接缶用薄Snメッキ鋼板に要求される特性は、
シーム溶接性、耐食性であるが、前述したようにこれら
特性には緻密で耐食性に優れたFe−Sn合金屓の形成
及び本発明者が特願昭61−16471号で既に知見し
たような凹凸分布と有するSnメッキ層形態の影響が大
きく、これにはN1メッキ処理時のNi分布状態が大き
く影響することを本発明者は知見した。鋼板上に片面当
り2〜100 mg7m のNiを被覆する際、この
Niを均一に連続して被覆する場合と不均一な島状に被
覆する場合では、Fe/Sn’界面に形成されるFe−
Sn合金層の形成状況そしてSnメッキ層の分布状況が
大きく異なp、Niを不均一な島状に分布させると緻密
で耐食性に優れたFa−Sn合金層、及び凹凸分布を持
つSnメッキ層が、製造工程中のanメッキ処理条件、
Snメッキ後の溶融加熱処理条件等の若干の変動が有り
ても安定して形成され、その結果シーム溶接缶用素材と
しての特性が安定して優れたものになる。次にこのNi
メッキ層の不均一な島状分布状態及びNi分布状態がS
nメッキ層の凹凸分布等に大きく影響する理由について
さらに詳しく説明する。
シーム溶接性、耐食性であるが、前述したようにこれら
特性には緻密で耐食性に優れたFe−Sn合金屓の形成
及び本発明者が特願昭61−16471号で既に知見し
たような凹凸分布と有するSnメッキ層形態の影響が大
きく、これにはN1メッキ処理時のNi分布状態が大き
く影響することを本発明者は知見した。鋼板上に片面当
り2〜100 mg7m のNiを被覆する際、この
Niを均一に連続して被覆する場合と不均一な島状に被
覆する場合では、Fe/Sn’界面に形成されるFe−
Sn合金層の形成状況そしてSnメッキ層の分布状況が
大きく異なp、Niを不均一な島状に分布させると緻密
で耐食性に優れたFa−Sn合金層、及び凹凸分布を持
つSnメッキ層が、製造工程中のanメッキ処理条件、
Snメッキ後の溶融加熱処理条件等の若干の変動が有り
ても安定して形成され、その結果シーム溶接缶用素材と
しての特性が安定して優れたものになる。次にこのNi
メッキ層の不均一な島状分布状態及びNi分布状態がS
nメッキ層の凹凸分布等に大きく影響する理由について
さらに詳しく説明する。
Niメッキ層の不均一な島状分布であるが、これには様
々な分布状況が有シ、その例を第1図。
々な分布状況が有シ、その例を第1図。
第2図に示す。第1図は素地鋼板1上に連続したN1層
を有するが、その分布が不均一な凹凸状をなす場合であ
シ、この場合N1層凹部の最低厚をhmin及び凸部の
最大厚を一8Xとした時hmaX≧”m1nの関係を持
つことが必須となり’ hma工≧0.002μmの範
囲を満足する必要がある。さらにNiメッキ厚が0.0
01μm以上である領域が鋼板表面の面積率にして少な
くとも90チ以下であることが本発明の要件であシ、又
下限は特に規定しないが、10チ以上が望ましい。これ
はこの範囲を満足しなければ、本発明の意義が失われ、
例えば最適なSnメッキ層凹凸分布を得ることが困難と
なるからである。
を有するが、その分布が不均一な凹凸状をなす場合であ
シ、この場合N1層凹部の最低厚をhmin及び凸部の
最大厚を一8Xとした時hmaX≧”m1nの関係を持
つことが必須となり’ hma工≧0.002μmの範
囲を満足する必要がある。さらにNiメッキ厚が0.0
01μm以上である領域が鋼板表面の面積率にして少な
くとも90チ以下であることが本発明の要件であシ、又
下限は特に規定しないが、10チ以上が望ましい。これ
はこの範囲を満足しなければ、本発明の意義が失われ、
例えば最適なSnメッキ層凹凸分布を得ることが困難と
なるからである。
次に第2図はNi層が完全に不連続とな、9 、Niが
付着せず素地鋼板10表面が部分的に露出している場合
であり、この場合素地鋼板1の露出部には酸化F・皮膜
が存在していても良い。この様にNi層が完全に不連続
な島状を呈する時にもN1が付着している部分の最大N
i厚hm□は0.002μm以上である必要があシ、又
N1の鋼板表面被覆率は鋼板表面面積率として少なくと
も90チ以下であることが好ましい。又下限は特に限定
しないが、10チ以上であることが望ましい。限定理由
は第1図の場合と全く同様である。ここではNiメッキ
層の不均一な島状分布例として以上の2例について述べ
たが、第1図の例と第2図の例が混在する場合等様々な
分布状態が考えられ、一般的な概念である不均一な島状
のN1メッキ分布を持つ場合全てが本発明範囲に含まれ
るものである。なおこのようなN1の不均一な島状分布
状態はEPMA (Electron Probed
Micr。
付着せず素地鋼板10表面が部分的に露出している場合
であり、この場合素地鋼板1の露出部には酸化F・皮膜
が存在していても良い。この様にNi層が完全に不連続
な島状を呈する時にもN1が付着している部分の最大N
i厚hm□は0.002μm以上である必要があシ、又
N1の鋼板表面被覆率は鋼板表面面積率として少なくと
も90チ以下であることが好ましい。又下限は特に限定
しないが、10チ以上であることが望ましい。限定理由
は第1図の場合と全く同様である。ここではNiメッキ
層の不均一な島状分布例として以上の2例について述べ
たが、第1図の例と第2図の例が混在する場合等様々な
分布状態が考えられ、一般的な概念である不均一な島状
のN1メッキ分布を持つ場合全てが本発明範囲に含まれ
るものである。なおこのようなN1の不均一な島状分布
状態はEPMA (Electron Probed
Micr。
Analyser又はAES (Auger Elec
tronSp@ctroscopy )等の手法で確認
できる。そしてこのような不均一な島状Niメッキ分布
とすることで、シーム溶接缶用素材としての薄Snメッ
キ銅板の特性が向上する理由は次のように考えられる。
tronSp@ctroscopy )等の手法で確認
できる。そしてこのような不均一な島状Niメッキ分布
とすることで、シーム溶接缶用素材としての薄Snメッ
キ銅板の特性が向上する理由は次のように考えられる。
すなわちこのよりなN1メッキ前処理層分有する薄Sn
メッキ鋼板の製造プロセスを考え、それに伴うメッキ断
面構造の変化をモデル図で示すと第3図に示す如くであ
る。第3図はNiメッキ層が本発明例の不均一島状分布
を呈する場合(この場合第2図で示した例)及び従来の
連続した均一分布を持つ場合両者を比較して示すが、本
発明のようにNiが、不均一な島状に存在する場合は、
Niが厚く存在する部分及びN1が少ないが、もしくは
存在しない部分でのSnメッキ層溶融処理に於けるF・
−Sn合金層(この場合F@−Ni−8n三元合金とな
る)の生成挙動が異なり、N1が厚く存在する部分では
合金化スピードが速く、F・−an合金生成が速いと共
に合金量も多くなるのに対し、Niが少ないか、もしく
は存在しない部分ではFe−Sn合金生成が遅れ、合金
量が少なくなるため結果として生成したFe−Sn合金
層の分布状態は最初にNiが島状に存在した分布状況と
対応した凹凸分布を持つようになる。そして一般に学会
等で公知な如く、Fe−Sn合金上とFe−Sn合金層
が薄いか、もしくは存在しない部分の間で溶融したSn
の濡れ性が異なるため、Snメッキ層溶融加熱処理の初
期の段階で溶融Snの濡れ性の相違に基き、Snメッキ
層も第3図のに示すように、最初にNiが島状に存在し
た分布状況と対応した凹凸分布を安定して持つようにな
るのである。
メッキ鋼板の製造プロセスを考え、それに伴うメッキ断
面構造の変化をモデル図で示すと第3図に示す如くであ
る。第3図はNiメッキ層が本発明例の不均一島状分布
を呈する場合(この場合第2図で示した例)及び従来の
連続した均一分布を持つ場合両者を比較して示すが、本
発明のようにNiが、不均一な島状に存在する場合は、
Niが厚く存在する部分及びN1が少ないが、もしくは
存在しない部分でのSnメッキ層溶融処理に於けるF・
−Sn合金層(この場合F@−Ni−8n三元合金とな
る)の生成挙動が異なり、N1が厚く存在する部分では
合金化スピードが速く、F・−an合金生成が速いと共
に合金量も多くなるのに対し、Niが少ないか、もしく
は存在しない部分ではFe−Sn合金生成が遅れ、合金
量が少なくなるため結果として生成したFe−Sn合金
層の分布状態は最初にNiが島状に存在した分布状況と
対応した凹凸分布を持つようになる。そして一般に学会
等で公知な如く、Fe−Sn合金上とFe−Sn合金層
が薄いか、もしくは存在しない部分の間で溶融したSn
の濡れ性が異なるため、Snメッキ層溶融加熱処理の初
期の段階で溶融Snの濡れ性の相違に基き、Snメッキ
層も第3図のに示すように、最初にNiが島状に存在し
た分布状況と対応した凹凸分布を安定して持つようにな
るのである。
これに対し、Niを連続な均一分布となるよう被覆した
場合は鋼板表面で均一にF@−Sn合金が生成し成長す
るため、鋼板表面の局部的な溶融Sn濡れ性の差が小さ
いため、Snメッキ層溶融加熱処理終了後のSnメッキ
層分布状態は基本的に第3図■に示すような均一な分布
を呈し、Snメッキ処理後のフラックス牽伸の変化で、
第3図のに示すような凹凸分布を有するSnメッキ層に
なったシ、又第3図の、■の状態が混存するよりなSn
メッキ層となったりして、結果的にシーム溶接性、耐食
性等特性が不安定になるのである。
場合は鋼板表面で均一にF@−Sn合金が生成し成長す
るため、鋼板表面の局部的な溶融Sn濡れ性の差が小さ
いため、Snメッキ層溶融加熱処理終了後のSnメッキ
層分布状態は基本的に第3図■に示すような均一な分布
を呈し、Snメッキ処理後のフラックス牽伸の変化で、
第3図のに示すような凹凸分布を有するSnメッキ層に
なったシ、又第3図の、■の状態が混存するよりなSn
メッキ層となったりして、結果的にシーム溶接性、耐食
性等特性が不安定になるのである。
このようにNiメッキ層の分布状態が最終製品としての
F@−Sn合金層、及びSnメッキ層の構造に大きく影
響することが、本発明者の研究によって判明し、Niを
不均一な島状分布とすることで初めて溶接缶用素材とし
ての薄Snメッキ鋼板の特性を安定して向上させること
が可能となったものである。
F@−Sn合金層、及びSnメッキ層の構造に大きく影
響することが、本発明者の研究によって判明し、Niを
不均一な島状分布とすることで初めて溶接缶用素材とし
ての薄Snメッキ鋼板の特性を安定して向上させること
が可能となったものである。
引き続き本発明製造方法について限定理由と共にさらに
説明する。本発明は通常の方法で表面清浄化した鋼板を
メッキ原板として使用するが、その使用する原板、又表
面清浄化処理について何ら限定するものでなく、底面清
浄化時に硫酸等の酸洗処理浴、又力性ソーダ等脱脂処理
浴中でIPI極電解する手法も含まれる。引き続き片面
当シ2〜100■/rn のNiを前述したような不
均一な島状に被覆するが、N1メッキ処理浴としては一
般的なワット浴等の硫酸浴が使用でき、処理浴組成、電
解電流密度等電解条件の調整で本発明のポイントとなる
不均一島状のNiメッキ分布を得ることができる。なお
本発明にはこのようなN1メッキ分布を得られる手法で
あれば、電気メツキ法によらず、無電解メッキ法等の手
法も当然包含されるものであり、又Niメッキ後に陽極
電解処理を施す場合も含まれる。
説明する。本発明は通常の方法で表面清浄化した鋼板を
メッキ原板として使用するが、その使用する原板、又表
面清浄化処理について何ら限定するものでなく、底面清
浄化時に硫酸等の酸洗処理浴、又力性ソーダ等脱脂処理
浴中でIPI極電解する手法も含まれる。引き続き片面
当シ2〜100■/rn のNiを前述したような不
均一な島状に被覆するが、N1メッキ処理浴としては一
般的なワット浴等の硫酸浴が使用でき、処理浴組成、電
解電流密度等電解条件の調整で本発明のポイントとなる
不均一島状のNiメッキ分布を得ることができる。なお
本発明にはこのようなN1メッキ分布を得られる手法で
あれば、電気メツキ法によらず、無電解メッキ法等の手
法も当然包含されるものであり、又Niメッキ後に陽極
電解処理を施す場合も含まれる。
また、NIメッキ後加熱処理により鋼中に拡散させても
よい。ここで平均したNiメッキ量を片面当り2〜10
0■/m2と限定したのはNi iがこれ以上に増加す
るとNiメッキ分布分不均−な島状とすることが困難と
なシ、特性が低下するからでち)、又N1量の下限は平
均被覆量として片面当り2my、Zn とする。これ
はN1メッキ前処理によるFe−4n合金層の緻密化等
耐食性向上効果等を推持するためであシ片面当シ5mg
/m2以上が好ましい。なおNi中にZn、Fe、P、
Bの一種又は二種以上が重量%として20%以下含有し
た場合も本発明に含むものとする。
よい。ここで平均したNiメッキ量を片面当り2〜10
0■/m2と限定したのはNi iがこれ以上に増加す
るとNiメッキ分布分不均−な島状とすることが困難と
なシ、特性が低下するからでち)、又N1量の下限は平
均被覆量として片面当り2my、Zn とする。これ
はN1メッキ前処理によるFe−4n合金層の緻密化等
耐食性向上効果等を推持するためであシ片面当シ5mg
/m2以上が好ましい。なおNi中にZn、Fe、P、
Bの一種又は二種以上が重量%として20%以下含有し
た場合も本発明に含むものとする。
次にSnメッキ被覆を施こすが、手法としては電気メツ
キ法が最も合理的であシ、通常のSnメッキ処理法がそ
のま−ま適用できる。Snメッキ量として片面尚シ20
0〜2000 mg7m2と限定したのはSn量が限定
値以上に増大しても本発明の効果は飽和し、コストアッ
プとなるからであシ、又下限はシーム溶接性、耐食性の
面から片面当シ200■/m2以上とした。なおSnメ
ッキ量は鋼板の表/裏で相違する差厚メッキとしても良
い。
キ法が最も合理的であシ、通常のSnメッキ処理法がそ
のま−ま適用できる。Snメッキ量として片面尚シ20
0〜2000 mg7m2と限定したのはSn量が限定
値以上に増大しても本発明の効果は飽和し、コストアッ
プとなるからであシ、又下限はシーム溶接性、耐食性の
面から片面当シ200■/m2以上とした。なおSnメ
ッキ量は鋼板の表/裏で相違する差厚メッキとしても良
い。
本発明はSnメッキ後水洗しそのまま、又は一般に使用
されるフェノールスルフォン酸を主体とするフラックス
又は塩化アルモニウム等塩化物を主体とする7ラツクス
等に浸漬し、乾燥後Snメッキ層溶融加熱処理が施され
る。7ラツクス処理を施すか又は施さず直接Snメッキ
層溶融加熱処理を施すかは状況に応じて適時選択でき、
又フラックス浴濃度を通常のぶシき製造時にt史用され
る濃度の1/2〜1/3に調整して実施することもでき
る。Snメッキ層溶融加熱処理の方法は一般的な抵抗加
熱法、高周波誘導加熱法が利用でき、その雰凹気として
不活性ガス中で実施することもできる。又このSnメッ
キ層溶融加熱時にFe/Sn界面に形成されるFe−S
n合金の平均被覆量は合金中のSn量として被覆する全
Sniの1/3程度以下に抑制することが望ましい。
されるフェノールスルフォン酸を主体とするフラックス
又は塩化アルモニウム等塩化物を主体とする7ラツクス
等に浸漬し、乾燥後Snメッキ層溶融加熱処理が施され
る。7ラツクス処理を施すか又は施さず直接Snメッキ
層溶融加熱処理を施すかは状況に応じて適時選択でき、
又フラックス浴濃度を通常のぶシき製造時にt史用され
る濃度の1/2〜1/3に調整して実施することもでき
る。Snメッキ層溶融加熱処理の方法は一般的な抵抗加
熱法、高周波誘導加熱法が利用でき、その雰凹気として
不活性ガス中で実施することもできる。又このSnメッ
キ層溶融加熱時にFe/Sn界面に形成されるFe−S
n合金の平均被覆量は合金中のSn量として被覆する全
Sniの1/3程度以下に抑制することが望ましい。
本発明による不均一島状Niメッキを施し、引き続きS
nメッキ処理、Snメッキ層溶融加熱処理を飾すことで
、薄Snメッキ鋼板のメッキ層状態と溶接缶用素材とし
て最も好ましい状態にコントロールすることが可能とな
シ、本発明者が既に出願した特願昭61−16471号
に示す状態を容易に安定して保つことが可能となる。
nメッキ処理、Snメッキ層溶融加熱処理を飾すことで
、薄Snメッキ鋼板のメッキ層状態と溶接缶用素材とし
て最も好ましい状態にコントロールすることが可能とな
シ、本発明者が既に出願した特願昭61−16471号
に示す状態を容易に安定して保つことが可能となる。
本発明は塗装後使用されることが多く、最表面に不動態
化処理としてクロメート処理2施すが、これはTFS−
CTのクロメート処理として工業的に実施されている方
法で十分であシ、一般にはアニオンを添加しない無水ク
ロム酸浴中、又は硫酸イオン、フッ素イオン等を少量添
加した無水クロム酸浴中等でのカソード還元処理が適用
できる。又本発明に於いても学会等で公知でちるクロメ
ート被覆層中の共析アニオンを低減、除去する各種手法
を適用可能であることは言うまでもない。すなわち本発
明のクロメート被覆はクロム水利酸化物のみで構成され
てもよくまた金属クロムとクロム水利酸化物から構成さ
れてもよい。このクロメート被覆量としては金属クロム
換算で3〜30mg7m2の範囲が好ましい。
化処理としてクロメート処理2施すが、これはTFS−
CTのクロメート処理として工業的に実施されている方
法で十分であシ、一般にはアニオンを添加しない無水ク
ロム酸浴中、又は硫酸イオン、フッ素イオン等を少量添
加した無水クロム酸浴中等でのカソード還元処理が適用
できる。又本発明に於いても学会等で公知でちるクロメ
ート被覆層中の共析アニオンを低減、除去する各種手法
を適用可能であることは言うまでもない。すなわち本発
明のクロメート被覆はクロム水利酸化物のみで構成され
てもよくまた金属クロムとクロム水利酸化物から構成さ
れてもよい。このクロメート被覆量としては金属クロム
換算で3〜30mg7m2の範囲が好ましい。
その理由は、3■/m2以下では耐食性、塗料の密着性
が不十分であり、また3 0 mg7m 以上では溶接
性が低下するからである。
が不十分であり、また3 0 mg7m 以上では溶接
性が低下するからである。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1
通常の条件で表面清浄化した鋼板両面に■に示す処理浴
中で各種条件にて片面当シ平均量として片面当92〜1
20■/m2のNiメッキ処理を施し、処理浴組成、−
1さらに電解電流密度等電解条件を変更することで、N
1メッキ層状態を本発明の不均一島状分布及び比較例と
しての連続な均一分布に作シ分けた。このN1メッキ層
状態はAES 、 EPMAで調査し、第−表にNi分
布状態を不均一島状分布及び連続均一分布と分類し、さ
らにNiメッキ層最大厚、及びN1メッキ厚が0、00
1 Am以上である領域の面積率で示した。
中で各種条件にて片面当シ平均量として片面当92〜1
20■/m2のNiメッキ処理を施し、処理浴組成、−
1さらに電解電流密度等電解条件を変更することで、N
1メッキ層状態を本発明の不均一島状分布及び比較例と
しての連続な均一分布に作シ分けた。このN1メッキ層
状態はAES 、 EPMAで調査し、第−表にNi分
布状態を不均一島状分布及び連続均一分布と分類し、さ
らにNiメッキ層最大厚、及びN1メッキ厚が0、00
1 Am以上である領域の面積率で示した。
なお本発明要件はNiメッキ層最大厚が0.002μm
以上又Niメッキ厚が0.001μm以上である領域が
鋼板表面の面積率として90%以下でおることである。
以上又Niメッキ厚が0.001μm以上である領域が
鋼板表面の面積率として90%以下でおることである。
引き続き■に示す処理浴中で片面当シ被覆量として80
0及び1000mg/m のSnメッキ処理後■に示し
たフラックス溶液中へ浸漬、乾燥し、抵抗加熱法を用い
て大気雰囲気中でSnメッキ層溶融加熱処理を施した。
0及び1000mg/m のSnメッキ処理後■に示し
たフラックス溶液中へ浸漬、乾燥し、抵抗加熱法を用い
て大気雰囲気中でSnメッキ層溶融加熱処理を施した。
Snメッキ層溶融加熱処理条件は、溶融加熱処理時にF
e/Sn界面に形成されるFe −8n合金中のSn量
が全Snメッキ量の1/3となるような条件で実施した
。
e/Sn界面に形成されるFe −8n合金中のSn量
が全Snメッキ量の1/3となるような条件で実施した
。
そして■に示す条件で電解クロメート処理を施し、金属
クロム換算で片面当シ12〜177n9/m2のクロメ
ート被膜層を形成し供試料とした。
クロム換算で片面当シ12〜177n9/m2のクロメ
ート被膜層を形成し供試料とした。
浴温50℃
浴P)I:1.8〜4.0
陰極電流密度=5〜50A/dm2
浴温:40〜50℃
陰極電流密度: 20 A/dm2
■ [フェノールスルフォン酸 = 1〜2 j;l/
l ]浴温45℃ ゛ 浴温:40〜60℃ 陰極電流密度: 5〜9 Q A/dm2実施例2 実施例1に於いてSnメッキ処理浴として■に替え■の
条件とし、又Snメッキ処理後の7ラツクス処理を省略
し、水洗のみとした実施例であり、その他項目は実施例
1と同じ 浴温:40〜50℃ 陰極電流密度: 20〜40 A/dm2比較例 実施例1に於いてNiメッキ処理を全て省略した比較例
でその他項目は実施例1と同じそして本発明実施例及び
比較列は製造チャンスごとの特性のバラツキ範囲を確認
するため、全く同一の製造条件で2回の試作を行ない、
それぞれ特性を同一チャンスで評価し、2回の製造チャ
ンスのバラツキを考慮して総合評価した。
l ]浴温45℃ ゛ 浴温:40〜60℃ 陰極電流密度: 5〜9 Q A/dm2実施例2 実施例1に於いてSnメッキ処理浴として■に替え■の
条件とし、又Snメッキ処理後の7ラツクス処理を省略
し、水洗のみとした実施例であり、その他項目は実施例
1と同じ 浴温:40〜50℃ 陰極電流密度: 20〜40 A/dm2比較例 実施例1に於いてNiメッキ処理を全て省略した比較例
でその他項目は実施例1と同じそして本発明実施例及び
比較列は製造チャンスごとの特性のバラツキ範囲を確認
するため、全く同一の製造条件で2回の試作を行ない、
それぞれ特性を同一チャンスで評価し、2回の製造チャ
ンスのバラツキを考慮して総合評価した。
なお従来例として片面当シのSnメッキ量が2800■
/mのす25ぶシきを同時に評価した。評価試験は下記
の(4)、φ)2項目について実施し、その結果を第1
表に示した。
/mのす25ぶシきを同時に評価した。評価試験は下記
の(4)、φ)2項目について実施し、その結果を第1
表に示した。
(4) シーム溶接性テスト
各試片を缶胴に成形した後、製缶用シーム溶接機と使用
して、缶胴接合部のラップ幅0.4調、加圧力45kg
f、製缶速度45 mpmの条件で、溶接2次電流と変
化させることによって調査した。
して、缶胴接合部のラップ幅0.4調、加圧力45kg
f、製缶速度45 mpmの条件で、溶接2次電流と変
化させることによって調査した。
そして評価は良好な溶接が可能な溶接2次電流範囲で表
示した。
示した。
適正溶接2次電流の下限値は溶接部の強度の下限で、又
上限値はスプラ、シュ発生の上限で決定したが溶接部の
強度は衝撃テスト及び溶接部にV形のノツチを入れペン
、チで引きさく引きさきテストにより判定し、シーム溶
接部の外観は目視で散シの有無等よシ判定した。なおシ
ーム溶接性テストに供した試片は全て電気エアーオーブ
ン中で210℃、20分の生焼を行った。
上限値はスプラ、シュ発生の上限で決定したが溶接部の
強度は衝撃テスト及び溶接部にV形のノツチを入れペン
、チで引きさく引きさきテストにより判定し、シーム溶
接部の外観は目視で散シの有無等よシ判定した。なおシ
ーム溶接性テストに供した試片は全て電気エアーオーブ
ン中で210℃、20分の生焼を行った。
(B) 耐冷膜下錆性テスト
各試片1/C1R缶用エポキシーフェノール塗料を片面
当F) 55 mg/ dm ロールコートし、20
5℃で10分間焼付し、さらに190℃で10分間追焼
処理した。そしてカッターナイフを用いて塗膜にスクラ
ッチを入れ、エリクセン試験機で5ヨのエリクセン加工
を施し供試サンプルとした。供試サンプルは5 % N
&Ctを用いた塩水噴霧を1時間行った後25℃、相対
湿度85%の恒温、恒湿試験機中に14日間保定し、ス
クラッチ部から発錆状況を目視評価した。判定は◎糸錆
発生なし、○発生小、Δやや大、X大とした。
当F) 55 mg/ dm ロールコートし、20
5℃で10分間焼付し、さらに190℃で10分間追焼
処理した。そしてカッターナイフを用いて塗膜にスクラ
ッチを入れ、エリクセン試験機で5ヨのエリクセン加工
を施し供試サンプルとした。供試サンプルは5 % N
&Ctを用いた塩水噴霧を1時間行った後25℃、相対
湿度85%の恒温、恒湿試験機中に14日間保定し、ス
クラッチ部から発錆状況を目視評価した。判定は◎糸錆
発生なし、○発生小、Δやや大、X大とした。
以上の試験結果は第1表工り明らかなように本発明実施
例に於いて本発明限定範囲を満足するものは、2回の製
造チャンス共得られた特性は安定しておシ、製造チャン
スごとのバラツキが少ない優れた特性が得られるのに対
し、本発明限定範囲を満足しないもの及び比較例は2回
の製造チャンスのうち少なくとも1回は得られる特性が
不十分であシ、劣っていることが判る。
例に於いて本発明限定範囲を満足するものは、2回の製
造チャンス共得られた特性は安定しておシ、製造チャン
スごとのバラツキが少ない優れた特性が得られるのに対
し、本発明限定範囲を満足しないもの及び比較例は2回
の製造チャンスのうち少なくとも1回は得られる特性が
不十分であシ、劣っていることが判る。
本発明は鋼板上にN1メッキ前処理を施した、片面当シ
のSnメッキ量が200〜2000 mg/m2の薄S
nメッキ鋼板の特性を銅板上のN1メッキ層を不均一な
島状分布となすよう施すことで安定かつ優れたものとす
る製造方法を提供するものである。そして本発明によっ
てシーム溶接性等特性を製造チャンスごとのバラツキが
ない安定して優れたものとすることができ、≠25ぶシ
きに替る低コスト、高性能な素材を市場に提供すること
ができる。
のSnメッキ量が200〜2000 mg/m2の薄S
nメッキ鋼板の特性を銅板上のN1メッキ層を不均一な
島状分布となすよう施すことで安定かつ優れたものとす
る製造方法を提供するものである。そして本発明によっ
てシーム溶接性等特性を製造チャンスごとのバラツキが
ない安定して優れたものとすることができ、≠25ぶシ
きに替る低コスト、高性能な素材を市場に提供すること
ができる。
第1図、第2図は本発明法による不均−Niメッキ被覆
分布を示す模写図、第3図は本発明及び従来例のメッキ
断面モデル図を示す。 1・・・素地鋼板 第1図 第2図
分布を示す模写図、第3図は本発明及び従来例のメッキ
断面モデル図を示す。 1・・・素地鋼板 第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 鋼板表面に平均被覆量として片面当り2〜 100mg/m^2で、かつ、不均一な島状のNiメッ
キ被覆を施こし、引き続き片面当り200〜2000m
g/m^2のSnメッキ被覆を施こし、さらにSnメッ
キ層融点以上での加熱処理を施こした後、電解クロメー
ト処理を施こすことを特徴としたシーム溶接性、耐食性
に優れた表面処理鋼板の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61220521A JPS6376896A (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法 |
| DE87104231T DE3788178T2 (de) | 1986-09-18 | 1987-03-23 | Verfahren zur Herstellung eines mehrfach beschichteten Stahlbandes mit ausgezeichneter Korrosionsbeständigkeit und Schweissbarkeit sowie verwendbar für Container. |
| EP87104231A EP0260374B1 (en) | 1986-09-18 | 1987-03-23 | Process for producing a multilayer-coated strip having excellent corrosion resistance and weldability and useful for containers |
| CA000532926A CA1331962C (en) | 1986-09-18 | 1987-03-25 | Process for producing a multilayer-coated steel strip having excellent corrosion resistance and weldability and useful for containers |
| AU70712/87A AU573122B2 (en) | 1986-09-18 | 1987-03-27 | Electroplated tin-nickel on steel strip |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61220521A JPS6376896A (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6376896A true JPS6376896A (ja) | 1988-04-07 |
| JPH0214438B2 JPH0214438B2 (ja) | 1990-04-09 |
Family
ID=16752317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61220521A Granted JPS6376896A (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | シ−ム溶接性、耐食性に優れた表面処理鋼板の製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0260374B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6376896A (ja) |
| AU (1) | AU573122B2 (ja) |
| CA (1) | CA1331962C (ja) |
| DE (1) | DE3788178T2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63247393A (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-14 | Nkk Corp | 表面処理鋼板の製造方法 |
| JPH05177764A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | Nkk Corp | 溶接缶用ラミネート鋼板とその製造方法 |
| JP2006274324A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Jfe Steel Kk | 溶接缶用錫めっき鋼板の製造方法と溶接缶用錫めっき鋼板の溶接特性判定方法 |
| CN105177641A (zh) * | 2015-10-27 | 2015-12-23 | 姜少群 | 一种镀镍钢制壳体 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995011527A1 (fr) * | 1993-10-22 | 1995-04-27 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Feuille d'acier traite en surface pour boitier de batterie et boitier de batterie produit a l'aide de ladite feuille |
| CN104790002B (zh) * | 2015-03-13 | 2017-04-12 | 武汉钢铁(集团)公司 | 一种五金制品包装用双复合镀层耐磨捆带的生产方法 |
| CN115175466B (zh) * | 2022-07-04 | 2023-06-06 | 江苏富乐华半导体科技股份有限公司 | 一种提升陶瓷覆铜基板表面电镀锡镍合金的焊接方法 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54142135A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-06 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Tin-plated steel plate and its manufacture |
| JPS56130487A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-13 | Toyo Kohan Co Ltd | After-treatment for extra-thin tin-plated steel sheet for welding |
| SE451976B (sv) * | 1980-06-03 | 1987-11-09 | Nippon Steel Corp | Stalband med beleggingsskikt samt behallare framstelld av ett dylikt stalband |
| JPS5828356B2 (ja) * | 1980-12-29 | 1983-06-15 | 新日本製鐵株式会社 | 溶接性にすぐれたクロムめっき鋼板 |
| CA1187660A (en) * | 1981-04-23 | 1985-05-28 | Takao Saito | Steel strip having differentiated multilayer coatings and being useful for manufacture of cans |
| US4511631A (en) * | 1984-04-13 | 1985-04-16 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Metallic chromium-nickel-hydrated chromium oxide-coated tin free steel and process for the production thereof |
| JPS60258499A (ja) * | 1984-06-04 | 1985-12-20 | Kawasaki Steel Corp | 電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製造方法 |
| JPS61130500A (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-18 | Kawasaki Steel Corp | Sn/Cr2層めつき鋼板の製造方法 |
-
1986
- 1986-09-18 JP JP61220521A patent/JPS6376896A/ja active Granted
-
1987
- 1987-03-23 DE DE87104231T patent/DE3788178T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1987-03-23 EP EP87104231A patent/EP0260374B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-03-25 CA CA000532926A patent/CA1331962C/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-03-27 AU AU70712/87A patent/AU573122B2/en not_active Expired
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63247393A (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-14 | Nkk Corp | 表面処理鋼板の製造方法 |
| JPH05177764A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | Nkk Corp | 溶接缶用ラミネート鋼板とその製造方法 |
| JP2006274324A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Jfe Steel Kk | 溶接缶用錫めっき鋼板の製造方法と溶接缶用錫めっき鋼板の溶接特性判定方法 |
| CN105177641A (zh) * | 2015-10-27 | 2015-12-23 | 姜少群 | 一种镀镍钢制壳体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| AU7071287A (en) | 1988-03-24 |
| EP0260374A2 (en) | 1988-03-23 |
| EP0260374B1 (en) | 1993-11-18 |
| JPH0214438B2 (ja) | 1990-04-09 |
| DE3788178T2 (de) | 1994-03-10 |
| DE3788178D1 (de) | 1993-12-23 |
| AU573122B2 (en) | 1988-05-26 |
| CA1331962C (en) | 1994-09-13 |
| EP0260374A3 (en) | 1989-09-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |