JPS63229407A - 光フアイバ端末構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光通信等に用いられる光ファイバ端末構造に関
する。

〔従来の技術〕

光ファイバを用いた光通信においては、光源に例えば半
導体レーザ等を用いた場合、半導体レーザから発振され
た光が光ファイバの端面において反射し、この反射光が
再び発振光の半導体レーザに戻シ、これによって光の発
振に不安定性を生じさせたりまた雑音に伴う不都合を生
じさせるばかシでなく、光ファイバの端面では約３チの
光損失を発生させる等の問題があシ、これらを防止する
ため光ファイバの端面に干渉膜として無反射膜を設ける
ことが行なわれるようになった。

第２図は、前記無反射膜を設けた従来の光ファイバ端末
構造を示す側面図である。

図において、１は光通信等に用いられる光ファイバ、２
はこの光ファイバ１を保護するために設けられたナイロ
ンコートで、光ファイバ１の端末部分を除いてその周囲
を覆っている。

３は熱膨張係数が約８×１０−６′／ｃｒｎ・℃のセラ
ミック材により形成されたセラミックパイプで、このセ
ラミックパイプ３の内径は前記光ファイバ１の外径と対
応する大きさとなっている。

４は同じく熱膨張係数が約１７　Ｘ　１０−６′／ｃｍ
・℃の５ＵＳ３０３　ステンレスの金属材料により形成
された金属パイプで、この金属パイプ４の内径は、前記
ナイロンコート２と前記セラミックパイプ３のそルぞれ
の外径と対応するように段差を設けて形成されている。

５はガラス板、６はこのガラス板５の一側に設けられた
無反射膜である。

前記光ファイバ１はナイロンコート２によυ覆われてい
ない端末部分がセラミックパイプ３内に挿入して固定さ
れており、さらにこのセラミックパイプ３と光ファイバ
１のナイロンコート２で覆われた部分の一部は前記金属
パイプ４内に挿入固定されていて、これら金属パイプ４
．セラミックパイプ３及び光ファイバ１の端面ば同一平
面となるように精度良く研磨されている。

そしてこの研磨された面にガラス板５を無反射膜６が光
ファイバ１と対向するように光学接着剤により接着固定
している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上述した従来の技術では、セラミックパイ
プの熱膨張係数と金属パイプの熱膨張係数がそれぞれ８
×１０　τ稀・℃、１７Ｘ１０　　フ飾・℃と大きく異
なるにもかかわらずガラス板が両パイプにまたがるよう
に接着固定しなければならないため、環境温度の変化に
より両者の端面に変形が生じた場合、接着固定部に応力
が発生してガラス板が剥離してしまうこととなり、その
結果光ファイバの端面からの反射が増加し、光損失も増
加してしまうという開運があった。

そこで、本発明は前記問題点を解決するためになされた
ものであり、環境温度が変化してもガラス板の剥離を防
止し、光ファイバの端面からの反射および光損失の発生
を防止して環境温度の変化に対しても安定した光ファイ
バの端末構造を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上述した目的を達成するため本発明は、熱膨張係数が４
〜１２　Ｘ　１０−７ｃｍ・℃の金属材料により金属パ
イプを形成したものである。

〔作　用〕

上述した構成によれば、セラミックパイプと金属パイプ
との熱膨張係数差は小さくな９、このため環境温度が変
化しても金属パイプの端面における変形量も小さくなる
ので両パイプの端面とガラス板との接着固定部に発生す
る応力もおのずと小さくなシ、従ってガラス板の剥離が
防止される。

このためガラス板に設けられた無反射膜により光ファイ
バの端面から光が反射することはなく、また光損失も減
少することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について説明する。

第１図は本実施例の光ファイバ端末構造を示す側断面図
で、図において１は光ファイバ、２はナイロンコート、
３はセラミックパイプ、３ａは端面、５はガラス板、６
は無反射膜でこれらは従来のものと同様のものであるの
で同一の符号を付しその説明は省略する。

７は熱膨張係数が１２Ｘ１０　フ撫・℃の５ＵＳ４３０
ステンレスにより形成された金属パイプで、この金属パ
イプＴは従来で示した金属パイプ４と熱膨張係数の異な
った金属材料によυ形成されたものであシ、その形状は
従来で述べたものと同様である。

また上述したこれら各部品の構成も、従来と同様に形成
されているものでちる。

この構成によって図示せぬ半導体レーザ等の発振器から
レーザ光を発振すると、レーザ光は光ファイバ１により
伝送されガラス板５に入り、無反射膜６を通シ外部へと
出射されるものであるが、上述した構成によればセラミ
ックパイプ３を形成している材料の熱膨張係数と金属パ
イプＩを形成している金属材料、つまシ本実施例では５
ＵＳ４３０ステンレスの熱膨張係数がそれぞれ８×１０
ｃｒ／ｒｎ・℃と１２Ｘ１０　　フ福・℃と従来に比べ
熱膨張係数差が１／２と小さくなっており、このことか
ら環境温度の変化によ９両パイプ３及び７の端面３ａ及
び７ａの変形量は１／３と小さくなシ、このためガラス
板５と両端面３ａ及び７ａとの接着固定部に発生する応
力は大幅に小さくなってガラス板５の剥離は防止される
。

なお上述した実施例においては、金属パイプを形成して
いる金属材料の熱膨張係数を１２Ｘ１０　　°）σ・℃
　の５ＵＳ４３０　ステンレスとして説明したが同様に
熱膨張係数が４　Ｘ　Ｉ　Ｑ　　ｃｈｎ・℃　と小さい
金属材料により金属パイプを形成すると、セラミックパ
イプとの熱膨張係数差はさらにすくなくなシ、このため
両パイプの端面の変形量も減少し、従っておのずと接着
固定部に発生する応力は小さくなり、ガラス板の剥離も
防止される。

すなわち、金属パイプの金属材料の熱膨張係数が４〜１
２　Ｘ　１０　ｃｎ／ｃｒｎ・℃であればガラス板の剥
離は防止され、またこの係数が４×１０　フｉ・℃に近
づくほど両パイプの変形量は小さくなる。

また上述した実施例では無反射膜を有するガラス板を用
いるものとして説明したが、ガラス板の替９に無反射膜
を有する集束性ロッドレンズを用いる構造についても適
用することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば光ファイバの端末を
内部に固定したセラミックパイプをさらにその内部に固
定している金属パイプの材料を熱膨張係数が４〜１２　
Ｘ　１０　　ｃｒ／ａｎ・℃の金属材料にょシ形成する
こととした。

このためセラミックパイプと金属パイプとの熱膨張係数
差は従来に較べて小さくなシ、環境温度が変化しても金
属パイプの端面の変形量は小さくなるので、この両パイ
プにまたがるように接着固定されているガラス板との接
着固定部に発生する応力もおのずと小さくなって端面か
らのガラス板の剥離が防止される。

このようなことからガラス板に設けられた無反射膜によ
って光ファイバ端面から光が反射することはなくまた光
損失も防止することができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の光ファイバ端末構造を示す側
断面図、第２図は従来の光ファイバ端末構造を示す側断
面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光ファイバの端末をセラミックパイプ内に固定し、
   このセラミックパイプをさらに金属パイプ内に挿入し固
   定して各々の端面を同一面とし、無反射膜を設けたガラ
   ス板ないしは集束形ロッドレンズを前記端面の両パイプ
   にまたがるように接着剤により貼付した光ファイバ端末
   構造において、 前記金属パイプを熱膨張係数が４〜１２×１０＾−＾６
   ｃｍ／ｃｍ・℃の金属材料により形成したことを特徴と
   する光ファイバ端末構造。