JPS63177856A

JPS63177856A - 温熱治療装置

Info

Publication number: JPS63177856A
Application number: JP784087A
Authority: JP
Inventors: 尚彦原田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-01-16
Filing date: 1987-01-16
Publication date: 1988-07-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、ハイパーサーミア治療法として知られている
生体内の腫瘍等の病変部を温熱により治療する温熱治療
装置に関する。

（従来の技術）温熱治療法は、生体内の癌細胞等を加温により消滅して
治癒させるという原理に基づくもので、その治療法の形
態としては、加温に、関して、三次元的に複雑な形状を
している例えば癌ｌｌｌ胞全体を、例えば温度差が±０
．５℃で４２．５℃に一様に加熱する必要があり、加熱
時間として、数時間程度必要となる。このような技術的
に困難な事項を解決するために、治療装置としては種々
の工夫を施したものが出現している。例えば、マイクロ
波型、超音波型等の各種のものがある。

一般に、この種の温熱治療装置の構成としては、装置本
体とアプリ−ケタとからなり、アプリ−ケタは生体に装
着され、このアプリケータに装置本体から駆動電源が供
給されるようになっている。

第５図はこの種の温熱治療装置の従来例を示す図であり
、患者１の患部表面にアプリケータ２が直接に当てられ
、このアプリケータ２の図示しない給電ケーブルは図示
しない＠置本体に導かれている。しかし乍この構成では
、次ぎのような問題がある。すなわち、患部が体表付近
にある場合は、アプリケータ２からの温熱が直接作用す
ることで上述した治療法が効果的に実現されるが、患部
が体内深部Ｐａにある場合は、アプリケータ２からの温
熱は、正常部である体表部Ｐｂを介して体内深部ｐａに
作用するので、長時間の加温により体表部Ｐｂが火傷を
する虞れがある。

（発明が解決しようとする問題点）このように従来の技術においては、患部が体内深部にあ
る場合の治療にあっては体表が火傷をする慮れがあり、
問題であった。

そこで本発明の目的は、患部が体内深部にある場合の治
療にあっても、体表の火傷を防止し得、効果的な温熱治
療が行なえる温熱治療装置を提供することにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明は上記問題点を解決し且つ目的を達成するために
次のような手段を講じた構成としている。

すなわち、本発明は、アプリケータからの温熱をｍ瘍等
の患部に加えることにより該患部を治療する温熱冶ｍ装
置において、前記アプリケータの体表側端面に冷却手段
を設けた構成にしである。

（作用）上記構成によれば、患部が体内深部にある場合の治療に
あっても、冷却手段により体表は冷却されるので、体表
の火傷は防止される。

（実施例）以下本発明による温熱治療装置の一実施例を図面を参照
して説明する。

第１図及び第２図は第１の実施例の構成を示し、第１図
は半断面分解図、第２図は生体への装着状態を示す図で
ある。第１図及び第２図において、アプリケータ２は図
示しないケーブルにより図示しない温熱治療＠置本体に
接続されている。

アプリケータ２は、冷却枠３に着脱自在となっており、
冷却枠３は、被着枠４に着脱自在となっており、この被
着枠４は、生体（患者）１の体表に当てられるようにな
っている。

ここで、冷却枠３は軸方向中間部に隔壁３ａが形成され
た略筒状体である。この冷却枠３の一開口側内径はアプ
リケータ２の外径よりも大きめに設定され、この−開口
側側壁にアプリケータ２を固定するためのビス３ｂが設
けられ、この−開口側内部にアプリケータ２が内装され
る。冷却枠３の他開口側外径は被着枠４の内径よりも大
きめに設定され、この他開口側は被着枠４により着脱自
在に装着される。また、この他開口側内部にはゴム等よ
りなる冷媒溜め３Ｃが内装され、この冷媒溜め３Ｃに冷
媒として水を流入・流出させるためのパイプ３ｄが隔壁
近傍から導入された構成となっている。

被着枠４は筒状体であり、その内径は冷却枠３の他開口
側内径よりも大きめに設定され（又はアプリケータ２の
外径よりも大きめに設定され）、側壁には冷却枠３（又
はアプリケータ２）を固定するためのビス４ｂが設けら
れ、冷却枠３（又はアプリケータ２）を保持可能になっ
ている。この被着枠４には、生体（ＩＩ壱）１への固定
を行なうための一対のベルト４Ｃが設けられ、この一対
のベルト４Ｃの端部はいわゆるベルベット式ファスナに
より着脱自在になっている。また、゛この被着枠４の体
表に当てられる開口側端面には弾力性材料としてリング
状スポンジ４ｂを備えている。ここで、冷却枠３と被着
枠４とを装着した状態で、冷媒溜め３ｃの冷媒充満時の
端面面位置とスポンジ４ｂの端面面位置は略一致するよ
うに設定されている。なお、冷却枠３．被着枠４．スポ
ンジ４ｂ等は、長時間加温に耐える樹脂等の材料ででき
ている。

以上の如くの本実施例によれば次ぎのような作用を奏す
る。すなわち、パイプ３ｄより冷媒溜め３Ｃ内に水等の
冷媒が通ることで冷媒溜め３ｃは脹らむ。そして、アプ
リケータ２は冷却枠３．被着枠４．スポンジ４ｂに一体
的に装着され、冷媒溜め３Ｃの端面ば生体（患者）１の
体表に密着されるので、体表部Ｐｂは冷却される。した
がって、アプリケータ２による温熱は体表部Ｐｂに現れ
ないで深部Ｐａだけに現れるようになり、体表部Ｐｂは
火傷することなく、腫瘍等の患部が存在する深部Ｐａが
加温され、治療がなされる。

また、被着枠４に設けたベルト４ｃにより、アプリケー
タ２及びこれと一体の要素を、患者１に固定することが
でき、また、スポンジ４ｂにより体表に密着させること
ができるので、位置ズレが生じなく、効果的な温熱治療
が行なえる。

ざらに、冷却枠３と被着枠４とはビス止めしているので
、両者は簡単に分離・合体できるので、冷却枠３を用い
ないで、アプリケータ２を被着枠４に直接装着すること
で、体表部Ｐｂの治療が行なえる。

なお、冷却枠３．被着枠４．スポンジ４ｂの外形形状と
しては、多角形状１円形状等の適宜の形状が採用できる
。この場合、これらの外形形状を、使用するアプリケー
タ２の外形形状と略相似とすることで、アプリケータ２
のセツティングが良好に行なえ、また、内装状態での安
定化が図られる。

もちろん、冷却枠３．被看枠４．スポンジ４ｂとしては
、１個のアプリケータ２を内装するのものに限定されな
く、複数個のアプリケータ２が内装できる大きざのもの
が採用できる。また、内部の観察を容易とするために、
冷却枠３．被着枠４゜スポンジ４ｂ等を透光材料で構成
してもよい。

本発明の他の実施例としては第３図及び第４図に示す構
成がある。第３図及び第４図に示す構成は、第１図及び
第２図に示す構成と冷却枠５が異なっており、他は同一
である。すなわち、この冷却枠５は、被着枠側間口端部
縁に周方向に沿って適宜の間隔でスリット５Ｃを形成し
たものとなっている。これにより、パイプ５ｄより被着
枠側開口内部に空気等の冷媒が流入し、スリット５ｃが
ら流出するようにして、体表部ｐｂを冷却する。

このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できるものである。

［発明の効果］以上のように本発明によれば、患部が体内深部にある場
合の治療にあっても、冷却手段により体表は冷却される
ので、体表の火傷は防止され、もって、効果的な温熱治
療が行なえる温熱治療装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例の構成を示し、第
１図は半断面分解図、第２図は生体（患者）への装着状
態を示す図、第３図及び第４図は本発明の他の実施例の
構成を示し、第３図は半断面分解図、第４図は生体（患
者）への装着状態を示す図、第５図は従来例を示す図で
ある。２・・・アプリケータ、３，５・・・冷却枠、３ａ。５ｂ・・・隔壁、３ｂ、５ｂ・・・ビス、３Ｃ・・・冷
媒溜め、５Ｃ・・・スリット、３ｄ、５ｄ・・・パイプ
、４・・・被着枠、４ａ・・・ビス、４ｂ・・・ス札ン
ジ、４Ｃ・・・ベルト。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）アプリケータからの温熱を腫瘍等の患部に加える
ことにより該患部を治療する温熱治療装置において、前
記アプリケータの体表側端面に冷却手段を設けたことを
特徴とする温熱治療装置。
（２）冷却手段は、アプリケータに着脱自在に設けたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の温熱治療装
置。
（３）冷却手段は、アプリケータを一開口側から内挿し
て保持する保持枠と、この保持枠の他開口側に内装され
た冷媒溜めと、この冷媒溜めに冷媒を流入・流出させる
パイプとを具備したことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の温熱治療装置。
（４）冷却手段は、アプリケータを一開口側から内挿し
て保持し且つ他開口側に冷媒流出用スリットが形成され
た保持枠と、この保持枠の他開口側内部に冷媒を流入さ
せるパイプとを具備したことを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の温熱治療装置。
（５）保持枠は、アプリケータ固定具及び生体固定具の
少なくともいずれか一方を具備したことを特徴とする特
許請求の範囲第３項又は第４項記載の温熱治療装置。
（６）保持枠は、体表側端面に弾力性材料からなる生体
、装着体を具備したことを特徴とする特許請求の範囲第
３項〜第５項のいずれか一つに記載の温熱治療装置。