JPS62227551A - 連続鋳造方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は連続鋳造時における湯面および温度の制御方法
と装置に関するものである。

〈従来の技術〉 鋳塊の連続鋳造については本願発明者の一名が特公昭５
５−４６２６５号公報に開示したが、鋳造物を連続して
安定に供給するためには溶湯の表面の高さや溶湯の湯度
を制御することも極めて重要なことである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 鋳塊を連続的に鋳造する場合、溶湯の表面がノズルの位
置よシ高い場合にはノズルの出口で未凝固のまま溶鋼が
飛び出す所謂ブレークアウトを生じ、また低い場合には
溶湯がノズルに対して十分供給されず正常な鋳片が得ら
れない。

一方、溶湯の温度が低い場合にはノズル閉塞を起し、逆
に高い場合にはノズル出口でブレークアウトを生じ安定
した連続鋳造を行えない。

く問題を解決するための手段とその作用〉そこで本発明
は湯面および温度の制御方法として電磁誘導加熱源を有
するルツボの中の溶湯に湯面制御棒を没入して、鋳塊の
供給が減少したときは制御棒を溶湯内に深く侵入せしめ
、供給が過剰になった場合には制御棒をこれに応じて上
昇せしめて湯面を常にノズルの出口に一致せしめること
が肝要である。溶湯の温度はルツボに加えられる電磁誘
導加熱による熱量により制御されるが溶湯の減少は誘導
加熱を困難にし。

溶湯の温度が所定の温度に達せず、多量の溶鋼を残すこ
ととなる。本発明はこの欠点を改善するため制御棒を電
磁誘導により加熱して溶湯量が減少しても温度が下らず
、溶湯が一様にできて連続鋳造が安定して出来るように
したものである。即ち本発明は電磁誘導を熱源とするル
ツボに鋳塊を投入し、前記ルツボの側壁からノズルを介
して溶湯を流出せしめる金属鋳塊の鋳造方法において、
電磁誘導により発熱する湯面制御棒を溶湯内に上下せし
めることにより湯面並びに溶湯の温度を制御する方法と
装置を提供するものである。

〈実施例〉 第１図は本発明による連続鋳造方法に用いるミナ質の耐
火物で被ったものである。２は上部が開口した筒状のル
ツボで鋳塊を投入し図示しない高周波発振器の出力を前
記ルツボの外周をとりまく誘導加熱コイルに供給し、鋳
塊を徐々に溶融し溶湯３とする。図は溶湯３の表面がノ
ズルの出口より僅かに高い位置にあってほぼ正常の状態
にあることを示す。ノズル４の出口から流出する溶湯は
該ノズルの外周を被う高周波コイルにより生ずる電磁誘
導によってさらに加熱されノズルの出口において停滞す
ることなく放出され、冷却水５によって冷却され鋳造片
７となって引抜きロール６によって引き出される。

今、鋳塊の投入量が減少するときは吊シ具９によって溶
湯中に没入されている湯面制御棒が更に深く没入し、湯
面を常に一定に保持するように制御される。またルツボ
開口よシ投入される鋳塊の量が過剰になれば制御棒１は
上昇するように制御され、従って何れの場合も湯面が略
々一定に保たれるようになる。溶湯が減少して湯面が低
下し高周波出力が減少しても制御棒内の導体即ちカーボ
ンが電磁誘導により加熱されているため制御棒は加熱し
、これに接する溶湯も伝導加熱され溶湯の温度を一定に
保つことができる。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、ルツボに投入され
る鋳塊の量の変動に拘らず湯面と溶湯の温度は何れも一
定に保たれ、ノズルから鋳造片を一定の速度で安定して
引き出すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による連続鋳造装置の概略断面図、第２
図はその湯面制御棒の断面図を示す。 図において

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）電磁誘導を熱源とするルツボに鋳塊を投入し、前記
   ルツボの側壁からノズルを介して溶湯を流出せしめる金
   属鋳塊の鋳造方法において電磁誘導により発熱する湯面
   制御棒を溶湯内に上下せしめることにより湯面並びに溶
   湯の温度を制御することを特徴とする連続鋳造方法。 ２）電磁誘導を熱源とするルツボの側壁に溶湯を流出せ
   しめるノズルを設け、且つ前記電磁誘導により発熱する
   制御棒をルツボ内に上下せしめることを特徴とする連続
   鋳造装置。 ３）制御棒は内部にカーボンを配し、外側を耐火物で被
   った特許請求の範囲第２項記載の連続鋳造装置。