JPS61232860A - 血漿分離用ポリスルホン中空糸 - Google Patents
血漿分離用ポリスルホン中空糸Info
- Publication number
- JPS61232860A JPS61232860A JP7371385A JP7371385A JPS61232860A JP S61232860 A JPS61232860 A JP S61232860A JP 7371385 A JP7371385 A JP 7371385A JP 7371385 A JP7371385 A JP 7371385A JP S61232860 A JPS61232860 A JP S61232860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- blood
- diameter
- plasma
- components
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229920002492 poly(sulfone) Polymers 0.000 title claims description 19
- 210000002966 serum Anatomy 0.000 title 1
- 239000012510 hollow fiber Substances 0.000 claims description 68
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 39
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 7
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 3
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 26
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 26
- 206010018910 Haemolysis Diseases 0.000 description 15
- 230000008588 hemolysis Effects 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 241000283690 Bos taurus Species 0.000 description 13
- 210000000601 blood cell Anatomy 0.000 description 12
- HVYWMOMLDIMFJA-DPAQBDIFSA-N cholesterol Chemical compound C1C=C2C[C@@H](O)CC[C@]2(C)[C@@H]2[C@@H]1[C@@H]1CC[C@H]([C@H](C)CCCC(C)C)[C@@]1(C)CC2 HVYWMOMLDIMFJA-DPAQBDIFSA-N 0.000 description 12
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 12
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 11
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 10
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 9
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 9
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 7
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 description 7
- 208000007536 Thrombosis Diseases 0.000 description 6
- 235000012000 cholesterol Nutrition 0.000 description 6
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 6
- 108090000623 proteins and genes Proteins 0.000 description 5
- 102000004169 proteins and genes Human genes 0.000 description 5
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000001112 coagulating effect Effects 0.000 description 4
- 230000015271 coagulation Effects 0.000 description 4
- 238000005345 coagulation Methods 0.000 description 4
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 4
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 4
- 102000009027 Albumins Human genes 0.000 description 3
- 108010088751 Albumins Proteins 0.000 description 3
- DNIAPMSPPWPWGF-UHFFFAOYSA-N Propylene glycol Chemical compound CC(O)CO DNIAPMSPPWPWGF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000002504 physiological saline solution Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 241000283973 Oryctolagus cuniculus Species 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 2
- 230000036772 blood pressure Effects 0.000 description 2
- 239000012888 bovine serum Substances 0.000 description 2
- 230000004087 circulation Effects 0.000 description 2
- 238000000635 electron micrograph Methods 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 108010074605 gamma-Globulins Proteins 0.000 description 2
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 241001391944 Commicarpus scandens Species 0.000 description 1
- 239000007983 Tris buffer Substances 0.000 description 1
- 238000002835 absorbance Methods 0.000 description 1
- 239000003146 anticoagulant agent Substances 0.000 description 1
- 229940127219 anticoagulant drug Drugs 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 201000010099 disease Diseases 0.000 description 1
- 208000037265 diseases, disorders, signs and symptoms Diseases 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005534 hematocrit Methods 0.000 description 1
- 238000004128 high performance liquid chromatography Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000001878 scanning electron micrograph Methods 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 239000001509 sodium citrate Substances 0.000 description 1
- NLJMYIDDQXHKNR-UHFFFAOYSA-K sodium citrate Chemical compound O.O.[Na+].[Na+].[Na+].[O-]C(=O)CC(O)(CC([O-])=O)C([O-])=O NLJMYIDDQXHKNR-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 1
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
- LENZDBCJOHFCAS-UHFFFAOYSA-N tris Chemical compound OCC(N)(CO)CO LENZDBCJOHFCAS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000108 ultra-filtration Methods 0.000 description 1
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野J
難治療性の疾患に対して、その患者の血液から血漿を膜
を使って分離し、健康な人の血漿と交換したり、分離し
た血漿から有害成分を吸着などの方法で除去したのち、
再びその患者に戻す、いわゆるプラズマ7エレーシスと
呼ばれる治療方法が近年注目されている。
を使って分離し、健康な人の血漿と交換したり、分離し
た血漿から有害成分を吸着などの方法で除去したのち、
再びその患者に戻す、いわゆるプラズマ7エレーシスと
呼ばれる治療方法が近年注目されている。
本発明は血漿分離用のポリスルホン中空糸に関する。さ
らに詳しくは、血漿成分中のフルブミン、総蛋白、Ig
Mおよび総コレステロールの透過率がそれぞれ90%以
上、90%以上、70%以上および70%以上のポリス
ルホン中空糸に関する。
らに詳しくは、血漿成分中のフルブミン、総蛋白、Ig
Mおよび総コレステロールの透過率がそれぞれ90%以
上、90%以上、70%以上および70%以上のポリス
ルホン中空糸に関する。
[従来の技術]
血漿分離用の膜は、血漿成分をよく通過させる必要があ
るためサブミクロン以上のオーダーの孔径が必要とされ
ている。比較的大きな孔を有するポリスルホン中空糸の
製造方法として以下の方法が知られている。
るためサブミクロン以上のオーダーの孔径が必要とされ
ている。比較的大きな孔を有するポリスルホン中空糸の
製造方法として以下の方法が知られている。
特開昭58−114702号公報には、内表面に平均巾
が500Å以下のスリット状微細隙を有し、外表面に平
均孔径1000〜5000人の微孔を有する中空糸の製
法が記載されている。この中空糸に対する牛血清γ−グ
ロブリンの透過率は5%未満である。また特開昭59−
58041号公報には、牛血清γ−グロブリンの透過率
が57.1%の中空糸の製法が記載されている。さらに
特開昭59−183761号公報には、内表面に長袖と
短軸が372〜4/1の比でかつ長軸の長さが0.05
〜1.0μlの紡錘状の孔を有し、外表面には0.05
μ1以上の径を有する円形状の孔を有し、断面には0.
1〜2μlの孔を有する中空糸の製法が記載されている
。この中空糸の血漿総蛋白質の透過率は30〜90%で
あることが明細書に記載されているが、他の成分につい
ては記載されていない。特開昭58−91822号公報
には、これらの中空糸と同程度と思われる孔径を有する
中空糸について記載されでいるが、シリカ粉末などの微
孔形成剤を用いているので、これらが血漿分離を行なう
際に中空糸から外れて血液に混入することが懸念される
ため、人体に係わる目的には使用できないと思われる。
が500Å以下のスリット状微細隙を有し、外表面に平
均孔径1000〜5000人の微孔を有する中空糸の製
法が記載されている。この中空糸に対する牛血清γ−グ
ロブリンの透過率は5%未満である。また特開昭59−
58041号公報には、牛血清γ−グロブリンの透過率
が57.1%の中空糸の製法が記載されている。さらに
特開昭59−183761号公報には、内表面に長袖と
短軸が372〜4/1の比でかつ長軸の長さが0.05
〜1.0μlの紡錘状の孔を有し、外表面には0.05
μ1以上の径を有する円形状の孔を有し、断面には0.
1〜2μlの孔を有する中空糸の製法が記載されている
。この中空糸の血漿総蛋白質の透過率は30〜90%で
あることが明細書に記載されているが、他の成分につい
ては記載されていない。特開昭58−91822号公報
には、これらの中空糸と同程度と思われる孔径を有する
中空糸について記載されでいるが、シリカ粉末などの微
孔形成剤を用いているので、これらが血漿分離を行なう
際に中空糸から外れて血液に混入することが懸念される
ため、人体に係わる目的には使用できないと思われる。
該公報の明細書にもこのような用途については記載され
ていない。これらの中空糸に比べて格段に大きい孔径を
有する中空糸の製造方法が本発明者の出願である特開昭
59−189903号公報に記載されている。この製造
方法によって内表面、断面および外表面にミクロンオー
ダーの孔径を有する中空糸をうろことができる。しかし
ながらこの中空糸の血漿成分の透過性については、はと
んど記載されていない。
ていない。これらの中空糸に比べて格段に大きい孔径を
有する中空糸の製造方法が本発明者の出願である特開昭
59−189903号公報に記載されている。この製造
方法によって内表面、断面および外表面にミクロンオー
ダーの孔径を有する中空糸をうろことができる。しかし
ながらこの中空糸の血漿成分の透過性については、はと
んど記載されていない。
[発明が解決しようとする問題点]
前記のよう1こ血漿成分がよく透過するポリスルホン中
空糸はまだ知られていない、ここで血漿成分がよく透過
するとは、後述する方法で中空糸を用いて牛血を濾過し
たとき、その濾過血漿中に代表的な血漿成分であるアル
ブミン、総蛋白質、IBMおよび総コレステロールが、
それぞれ90%以上、90%以上、70%以上および7
0%以上透過することを意味している。
空糸はまだ知られていない、ここで血漿成分がよく透過
するとは、後述する方法で中空糸を用いて牛血を濾過し
たとき、その濾過血漿中に代表的な血漿成分であるアル
ブミン、総蛋白質、IBMおよび総コレステロールが、
それぞれ90%以上、90%以上、70%以上および7
0%以上透過することを意味している。
血漿成分をよく透過させるためには容易に推測されるよ
うに、孔径を大きくすればよいと思われる。しかしなが
らいたずらに孔径を大きくすると血球成分が漏れたり、
血球成分に損傷を与えて溶血などを生じさせるおそれが
ある。従って、血球成分が漏れたり、溶血などを生じさ
せずに血漿成分をよく透過させるためには、膜の素材や
膜の全体的な構造と対応させながら適切な孔径になるよ
うに調整しなければならない。
うに、孔径を大きくすればよいと思われる。しかしなが
らいたずらに孔径を大きくすると血球成分が漏れたり、
血球成分に損傷を与えて溶血などを生じさせるおそれが
ある。従って、血球成分が漏れたり、溶血などを生じさ
せずに血漿成分をよく透過させるためには、膜の素材や
膜の全体的な構造と対応させながら適切な孔径になるよ
うに調整しなければならない。
公知技術はこのような課題に対して解決策の示唆すらし
ていない。
ていない。
本発明は血漿成分がよく透過し、血球成分が透過せず、
かつ血球成分に損傷を与えて、溶血などを生じさせたり
することのない血漿分離用ポリスルホン中空糸をうるた
めになされたものである。
かつ血球成分に損傷を与えて、溶血などを生じさせたり
することのない血漿分離用ポリスルホン中空糸をうるた
めになされたものである。
E問題点を解決するための手段]
血漿成分がよく透過し、血球成分が透過せず、かつ血球
成分に損傷を与えて溶血などを生じさせないポリスルホ
ン中空糸を選ぶためには、まず孔径な広い範囲で自由に
変える技術が必要であるが、前記の公知技術のうち、特
開昭58−114702号公報、特開昭59−5804
1号公報および特開昭59−183761号公報では血
漿成分がよく透過する中空糸かえられず、特開昭58−
91822号公報では安全性が懸念されるので、本発明
者の出願した特開昭59−189903号公報に記載し
た方法で種々の孔径の中空糸を作製し、えられた中空糸
を用いて実際に血漿の分n実験を多数回行なった結果、
本発明に到達した。
成分に損傷を与えて溶血などを生じさせないポリスルホ
ン中空糸を選ぶためには、まず孔径な広い範囲で自由に
変える技術が必要であるが、前記の公知技術のうち、特
開昭58−114702号公報、特開昭59−5804
1号公報および特開昭59−183761号公報では血
漿成分がよく透過する中空糸かえられず、特開昭58−
91822号公報では安全性が懸念されるので、本発明
者の出願した特開昭59−189903号公報に記載し
た方法で種々の孔径の中空糸を作製し、えられた中空糸
を用いて実際に血漿の分n実験を多数回行なった結果、
本発明に到達した。
すなわち本発明は、血漿成分がよく透過し、血球成分が
透過せず、しかも血球成分に損傷を与えたり、溶血など
を生じさせないポリスルホン中空糸である内表面の最大
孔径が0.9〜8μm、外表面および断面の最大孔径が
いずれも0.5〜5μlで、内径が250〜500μl
である血漿分離用ポリスルホン中空糸に関する。
透過せず、しかも血球成分に損傷を与えたり、溶血など
を生じさせないポリスルホン中空糸である内表面の最大
孔径が0.9〜8μm、外表面および断面の最大孔径が
いずれも0.5〜5μlで、内径が250〜500μl
である血漿分離用ポリスルホン中空糸に関する。
[実施例]
本発明に用いられるポリスルホン樹脂の代表例としては
、式(I): CH。
、式(I): CH。
CH。
または式(■):
で示される繰返し単位を有するものがあげられる。これ
らのうちでは、式(I)で示される繰返し単位を有する
ポリスルホン樹脂が生体適合性が良いといわれており、
限外濾過膜の素材として古くから利用され、機械的強度
も優れていることが知られており、本発明に使用する素
材としてもとくに好ましい。
らのうちでは、式(I)で示される繰返し単位を有する
ポリスルホン樹脂が生体適合性が良いといわれており、
限外濾過膜の素材として古くから利用され、機械的強度
も優れていることが知られており、本発明に使用する素
材としてもとくに好ましい。
本明細書にいう最大孔径とは、待1jll@59−18
9903号公報でも述べたように中空糸の内表面、外表
面および断面の電子顕微鏡写真((株)日立製作新製の
X−650を用いて撮影)を用いて測定したものである
。特開昭59−489903号公報でも画定方法が簡単
に述べられているが、ここで具体的に詳しく説明する。
9903号公報でも述べたように中空糸の内表面、外表
面および断面の電子顕微鏡写真((株)日立製作新製の
X−650を用いて撮影)を用いて測定したものである
。特開昭59−489903号公報でも画定方法が簡単
に述べられているが、ここで具体的に詳しく説明する。
第1図〜@3図はそれぞれ特開昭59−189903号
公報の方法で作った中空糸の外表面(1)、内表面(2
)および断面(3)上の代表的な孔(4)、(5)、(
6)とその孔(4)、(5)、(6)の中に入る直径が
最大の内接円を示している。(d、)、(d2)、(d
3)はそれぞれの内接円の直径である。第1図〜第3図
にそれぞれ示すように、この中空糸の外表面(1)の孔
(4)は楕円形で、内表面(2)の孔(5)は不定形で
、断面(3)の孔(6)は網目状の隔壁())でしきら
れた孔である。
公報の方法で作った中空糸の外表面(1)、内表面(2
)および断面(3)上の代表的な孔(4)、(5)、(
6)とその孔(4)、(5)、(6)の中に入る直径が
最大の内接円を示している。(d、)、(d2)、(d
3)はそれぞれの内接円の直径である。第1図〜第3図
にそれぞれ示すように、この中空糸の外表面(1)の孔
(4)は楕円形で、内表面(2)の孔(5)は不定形で
、断面(3)の孔(6)は網目状の隔壁())でしきら
れた孔である。
第1図の孔(4)が中空糸の任意の外表面(1)の走査
型電子顕微鏡写真の中の内接円の直径が最大である孔を
示すとすると、この中空糸の外表面(1)の最大孔径は
(dl)である。ただし、この電子顕微鏡写真の視野は
およそ10d+ X 10d+の範囲を写しているもの
とする。同様にして内表面および断面の最大孔径を測定
する。
型電子顕微鏡写真の中の内接円の直径が最大である孔を
示すとすると、この中空糸の外表面(1)の最大孔径は
(dl)である。ただし、この電子顕微鏡写真の視野は
およそ10d+ X 10d+の範囲を写しているもの
とする。同様にして内表面および断面の最大孔径を測定
する。
このようにして測定した最大孔径(dl)、(d2)、
(d3)をパラメーターとして実際に測定した血漿成分
の透過性を対応させるとこれらの間に極めて密接な相関
関係があることが本発明者により見出されている。すな
わち血漿成分がよく透過する中空糸の(d+)、(d2
)、(d3)は、それぞれO05μ!以上、0.9μl
以上、0,5μl以上でなければならないことが見出さ
れている。とくに内表面については孔の形が不定形で、
孔径分布が極めてブロードであるために、面積平均孔径
などの平均孔径は血漿成分の透過性と明瞭には対応しな
い。
(d3)をパラメーターとして実際に測定した血漿成分
の透過性を対応させるとこれらの間に極めて密接な相関
関係があることが本発明者により見出されている。すな
わち血漿成分がよく透過する中空糸の(d+)、(d2
)、(d3)は、それぞれO05μ!以上、0.9μl
以上、0,5μl以上でなければならないことが見出さ
れている。とくに内表面については孔の形が不定形で、
孔径分布が極めてブロードであるために、面積平均孔径
などの平均孔径は血漿成分の透過性と明瞭には対応しな
い。
本発明の中空糸の内表面、外表面および断面には、最大
孔径がそれぞれ0.9〜8μ!、好ましくは3〜7μz
、 0.5〜5μ夏、好ましくは0.6〜2μz、 0
.5〜5μ11好ましくは0.6〜2μlの孔が存在し
ている。それぞれの最大孔径のいずれかが上記の下限未
満のばあいには、血漿成分、とくにIBMやコレステロ
ールのように分子量の大きい成分が充分透過しない。一
方、内表面の最大孔径が8μmをこえると、孔に血球成
分が詰ったり、溶血が生ずることがある。外表面および
断面の最大孔径のいずれかが5μlをこえると、血漿成
分の透過性の面では満足できるが、充分な強度を維持で
きなくなる。強度について厳密な限界はないが、取扱い
上中空糸一本当りの引張り強度が15.未満になると切
れ易(なるので、この強度が20g以上あることが好ま
しい。
孔径がそれぞれ0.9〜8μ!、好ましくは3〜7μz
、 0.5〜5μ夏、好ましくは0.6〜2μz、 0
.5〜5μ11好ましくは0.6〜2μlの孔が存在し
ている。それぞれの最大孔径のいずれかが上記の下限未
満のばあいには、血漿成分、とくにIBMやコレステロ
ールのように分子量の大きい成分が充分透過しない。一
方、内表面の最大孔径が8μmをこえると、孔に血球成
分が詰ったり、溶血が生ずることがある。外表面および
断面の最大孔径のいずれかが5μlをこえると、血漿成
分の透過性の面では満足できるが、充分な強度を維持で
きなくなる。強度について厳密な限界はないが、取扱い
上中空糸一本当りの引張り強度が15.未満になると切
れ易(なるので、この強度が20g以上あることが好ま
しい。
血漿成分の透過性がよく、しかも強度が充分であるため
には、外表面および断面の最大孔径は2μ履以下である
ことが好ましい。
には、外表面および断面の最大孔径は2μ履以下である
ことが好ましい。
本発明の中空糸の内径は250〜500μm、好ましく
は270〜360μlである。中空糸の内径が250μ
1未満になると血栓が生じ易(なり、500μ友をこえ
るとモノニール内へ収納できる有効膜面積が小さくなり
、モジュール当りの濾過量が小さくなる。
は270〜360μlである。中空糸の内径が250μ
1未満になると血栓が生じ易(なり、500μ友をこえ
るとモノニール内へ収納できる有効膜面積が小さくなり
、モジュール当りの濾過量が小さくなる。
本発明の中空糸の肉厚や密度あるいは内表面、外表面、
断面上の空孔率などにはとくに限定はないが、透過性や
強度を適切に維持するためには肉厚および密度がそれぞ
れ40〜80μlおよ10.25−0.32g/cx”
、内表面、外表面および断面上の空孔率がそれぞれ10
〜70%、10〜70%および30〜80%であること
が好ましい。
断面上の空孔率などにはとくに限定はないが、透過性や
強度を適切に維持するためには肉厚および密度がそれぞ
れ40〜80μlおよ10.25−0.32g/cx”
、内表面、外表面および断面上の空孔率がそれぞれ10
〜70%、10〜70%および30〜80%であること
が好ましい。
本発明の中空糸は特開昭59−189903号公報の方
法で製造される。すなわちポリスルホン樹脂を含有する
溶液を環状のノズルから内部凝固液とともに押し出し、
直ちにまたはノズルから50cm以内、好ましくは20
cz以内の乾式距離を経たのち、全体を外部凝固液に接
触させる中空糸の成形方法において、前記溶液の組成を
温度を降下させていくと粘度上昇から粘度降下に移る転
移温度を有する組成とし、前記溶液を転移温度以上に保
持しながら環状ノズルから押し出し、内部凝固液、乾式
距離にある中空糸に接する気体および外部凝固液のうち
の1つ以上を前記の転移温度未満に保持することにより
本発明の中空糸が製造される。
法で製造される。すなわちポリスルホン樹脂を含有する
溶液を環状のノズルから内部凝固液とともに押し出し、
直ちにまたはノズルから50cm以内、好ましくは20
cz以内の乾式距離を経たのち、全体を外部凝固液に接
触させる中空糸の成形方法において、前記溶液の組成を
温度を降下させていくと粘度上昇から粘度降下に移る転
移温度を有する組成とし、前記溶液を転移温度以上に保
持しながら環状ノズルから押し出し、内部凝固液、乾式
距離にある中空糸に接する気体および外部凝固液のうち
の1つ以上を前記の転移温度未満に保持することにより
本発明の中空糸が製造される。
つぎに本発明の中空糸を実施例にもとづき説明する。
実施例1〜6および比較例1〜4
ポリスルホン(ユニオンカーバイト社製のP−3500
)13重量%、プロピレングリコール25.5重量%お
よびトメチル−2−ピロリドン61.5重量%からなる
転移温度70℃の溶液を用い、N−メチル−ピロリドン
70重量%水溶液を内部凝固液、水を外部凝固液として
用い、乾式距離15cm、ノズル環状部寸法0,411
φX0,6zi+φ、乾式雰囲気の温度を室温(20〜
25℃)とし、孔径や肉厚、内径などを調節するために
他の条件である溶液温度を83〜85℃、外部凝固液温
度を30〜50℃、内部凝固液温度を20〜40℃、溶
液押出量を2.9〜8、h1分、内部凝固液押出量を1
.9〜6.1g/分、紡糸速度を30〜50z/分の範
囲で変化させて中空糸を製造した。えられた中空糸を充
分に水洗したのち、含水率が1%未満になるまで風乾し
た。
)13重量%、プロピレングリコール25.5重量%お
よびトメチル−2−ピロリドン61.5重量%からなる
転移温度70℃の溶液を用い、N−メチル−ピロリドン
70重量%水溶液を内部凝固液、水を外部凝固液として
用い、乾式距離15cm、ノズル環状部寸法0,411
φX0,6zi+φ、乾式雰囲気の温度を室温(20〜
25℃)とし、孔径や肉厚、内径などを調節するために
他の条件である溶液温度を83〜85℃、外部凝固液温
度を30〜50℃、内部凝固液温度を20〜40℃、溶
液押出量を2.9〜8、h1分、内部凝固液押出量を1
.9〜6.1g/分、紡糸速度を30〜50z/分の範
囲で変化させて中空糸を製造した。えられた中空糸を充
分に水洗したのち、含水率が1%未満になるまで風乾し
た。
変化させた製造条件、えられた中空系の内表面、外表面
および断面の最大孔径、内径、肉厚を第1表にまとめて
示す。
および断面の最大孔径、内径、肉厚を第1表にまとめて
示す。
このようにして製造した中空糸の血液の濾過は、とくに
断らないかぎり小型の濾過装置(ミニモジュール)を使
用して測定した。この装置は中空糸をケースにおさめ、
中空糸の内側に通ずる血液を流すための血液の出入口と
、中空糸の外側に透過した濾液の出口を有するものであ
り、各中空糸間を血液が濾液側に漏れないように中空糸
の両端がクレタンtM脂で充填されたものである。
断らないかぎり小型の濾過装置(ミニモジュール)を使
用して測定した。この装置は中空糸をケースにおさめ、
中空糸の内側に通ずる血液を流すための血液の出入口と
、中空糸の外側に透過した濾液の出口を有するものであ
り、各中空糸間を血液が濾液側に漏れないように中空糸
の両端がクレタンtM脂で充填されたものである。
中空糸を収めるケースには内径9zx、外径13■、長
さ22cxのポリカーボネート製のパイプを用いた。フ
レタン樹脂の充填部分を除いた中空糸の有効長はおよそ
18czとなるようにした。中空糸の内径が360μ厘
以下のばあいには、中空糸の内面について有効面積がお
よそ450cz2になるようにした。中空糸の内径が5
00μ道のばあいには、中空糸を傷つけないように収納
できる限界はおよそ340cm”であった。
さ22cxのポリカーボネート製のパイプを用いた。フ
レタン樹脂の充填部分を除いた中空糸の有効長はおよそ
18czとなるようにした。中空糸の内径が360μ厘
以下のばあいには、中空糸の内面について有効面積がお
よそ450cz2になるようにした。中空糸の内径が5
00μ道のばあいには、中空糸を傷つけないように収納
できる限界はおよそ340cm”であった。
濾過性能が血液の性質に太き(左右されないように、■
採取後24時間以内である、■抗凝固剤としてクエン酸
ナトリウムの3.1%トリスバッファ溶液1重量部を牛
血9重量部に加える、■ヘマトクリットが40±2とな
るように生理食塩水で調節する、■577ni+の光の
吸光度が0.3以下であるという基準を満たす牛血を用
いた。
採取後24時間以内である、■抗凝固剤としてクエン酸
ナトリウムの3.1%トリスバッファ溶液1重量部を牛
血9重量部に加える、■ヘマトクリットが40±2とな
るように生理食塩水で調節する、■577ni+の光の
吸光度が0.3以下であるという基準を満たす牛血を用
いた。
牛血の濾過および測定方法を以下に示す。
前記のミニモジュール中の中空糸をあらかじめエタノー
ル水溶液で親水化したのち、このエタノール溶液を生理
食塩水と置換した。ついで中空糸の内側に牛血を送るこ
とができるようにローラーポンプを接続し、一定流量で
濾液を取り出すためにNR液出口にもローラーポンプを
接続した。牛血の流量に対する濾過量の割合は通常30
%が限界とされ、これ以上濾過すると血栓や溶血が生じ
るといわれているので、牛血流量および濾過量をそれぞ
れ5 xi1分およI/1.5zj!/分とした。牛血
お上りミニモジュールは37±2℃に保温した。血液お
上り濾液中の血漿成分の濃度を測定するために、濾過を
開始してから60分後に血液および濾液を採取した。
ル水溶液で親水化したのち、このエタノール溶液を生理
食塩水と置換した。ついで中空糸の内側に牛血を送るこ
とができるようにローラーポンプを接続し、一定流量で
濾液を取り出すためにNR液出口にもローラーポンプを
接続した。牛血の流量に対する濾過量の割合は通常30
%が限界とされ、これ以上濾過すると血栓や溶血が生じ
るといわれているので、牛血流量および濾過量をそれぞ
れ5 xi1分およI/1.5zj!/分とした。牛血
お上りミニモジュールは37±2℃に保温した。血液お
上り濾液中の血漿成分の濃度を測定するために、濾過を
開始してから60分後に血液および濾液を採取した。
血液および濾液中の血漿成分のうち、アルブミン、全蛋
白質、IgMおよびコレステロールを代表成分として分
析した。全コレステロールはC−テスト法(和光純薬(
株)の方法)で、その他の成分は高速液体クロマトグラ
フィー(東洋曹達(株)製のHl:C−8030を使用
)で定量分析した。各成分の透過率は次式により1<め
な6 えちれた結果を第1表に示す。
白質、IgMおよびコレステロールを代表成分として分
析した。全コレステロールはC−テスト法(和光純薬(
株)の方法)で、その他の成分は高速液体クロマトグラ
フィー(東洋曹達(株)製のHl:C−8030を使用
)で定量分析した。各成分の透過率は次式により1<め
な6 えちれた結果を第1表に示す。
なお実施N1〜6お上り比較例1〜4の牛血の透過試験
では急激な圧力の変化や溶血は生じなかった。また、濾
液中に血球成分はほとんど存在しなかった。さらに試験
終了後、ミニモノエールに生理食塩水を流したところ、
すみやかに牛血と置換され、中空糸内部で血栓が生じな
かったことが確認された。
では急激な圧力の変化や溶血は生じなかった。また、濾
液中に血球成分はほとんど存在しなかった。さらに試験
終了後、ミニモノエールに生理食塩水を流したところ、
すみやかに牛血と置換され、中空糸内部で血栓が生じな
かったことが確認された。
[以下余白]
比較例5
第2表に示す製造条件で内径が240μm、肉厚50μ
m、内表面、断面および外表面の最大孔径がそれぞれ1
.5μz、 1,5μlおよび0.6μ夏の細い中空糸
を作り、ミニモジュールを用いてウサギの血液の体外循
環試験を行なった。血液循環量および濾過量をそれぞれ
5 m17分および1 m17分に設定したところ、ミ
ニモジュール内での血液の圧力損失が40zzHgから
急速に増加し、30分後には60zzHgをこえ、溶血
も生じた。
m、内表面、断面および外表面の最大孔径がそれぞれ1
.5μz、 1,5μlおよび0.6μ夏の細い中空糸
を作り、ミニモジュールを用いてウサギの血液の体外循
環試験を行なった。血液循環量および濾過量をそれぞれ
5 m17分および1 m17分に設定したところ、ミ
ニモジュール内での血液の圧力損失が40zzHgから
急速に増加し、30分後には60zzHgをこえ、溶血
も生じた。
実施例7
第2表に示す製造条件で内径270μm、肉厚50μm
、内表面、断面および外表面の最大孔径がそれぞれ5μ
m、1.5μ!および0.9μlの中空糸を作り、作製
したミニモジュールを用いて比較例5と同様にしてウサ
ギの血液の体外循環試験を120分間行なった。ミニモ
ジュール内の血液の圧力損失は35〜40xzHgで安
定し、溶血も生じなかった。
、内表面、断面および外表面の最大孔径がそれぞれ5μ
m、1.5μ!および0.9μlの中空糸を作り、作製
したミニモジュールを用いて比較例5と同様にしてウサ
ギの血液の体外循環試験を120分間行なった。ミニモ
ジュール内の血液の圧力損失は35〜40xzHgで安
定し、溶血も生じなかった。
実施例8
第2表に示す製造条件で内径5004m、肉厚60μm
、内表面、断面および外表面の最大孔径がそれぞれ6μ
xs 1.5μmおよび0.9μlの中空糸を作った。
、内表面、断面および外表面の最大孔径がそれぞれ6μ
xs 1.5μmおよび0.9μlの中空糸を作った。
ただし、環状部分の寸法が0.6zzφX0,9i+i
+φのノズルを使用した。えちれた中空糸を用いて作っ
たミニモジュールの中空糸内面の有効面積は340ez
”であった。牛血を511/分流したときに、溶血を生
じさせない最大の濾過量は1117分であった。
+φのノズルを使用した。えちれた中空糸を用いて作っ
たミニモジュールの中空糸内面の有効面積は340ez
”であった。牛血を511/分流したときに、溶血を生
じさせない最大の濾過量は1117分であった。
E以下余白]
実施例9
実施例6と同じ中空糸を用いたミニモジュールに牛血を
5 m17分で流し、濾過量を1.81117分に設定
した。濾過液の圧力が徐々に低下し、30分後には、ミ
ニモジュールの入口血液圧力との差が200ziHgに
達したが、溶血は生じなかった。
5 m17分で流し、濾過量を1.81117分に設定
した。濾過液の圧力が徐々に低下し、30分後には、ミ
ニモジュールの入口血液圧力との差が200ziHgに
達したが、溶血は生じなかった。
以上の実施例、比較例から、牛血の個体差によると思わ
れるデータのバラツキはあるものの、以下の結論がえら
れる。
れるデータのバラツキはあるものの、以下の結論がえら
れる。
第1表に示した比較例1〜3および実施例1〜6の結果
は、血漿成分がよく透過する、すなわちアルブミン、総
蛋白質、IgMおよびコレステロールの透過率がそれぞ
れ90%以上、90%以上、70%以上および70%以
上であるためには、内面の最大孔径が0.9μ度以上必
要であることをしめしている。また、実施例1〜6およ
び比較例4の結果は、血漿成分がよく透過するためには
、外面の最大孔径が0.5μ1以上必要であることをし
めしている。
は、血漿成分がよく透過する、すなわちアルブミン、総
蛋白質、IgMおよびコレステロールの透過率がそれぞ
れ90%以上、90%以上、70%以上および70%以
上であるためには、内面の最大孔径が0.9μ度以上必
要であることをしめしている。また、実施例1〜6およ
び比較例4の結果は、血漿成分がよく透過するためには
、外面の最大孔径が0.5μ1以上必要であることをし
めしている。
比較例5と実施例7とを比較すると、血栓や溶血を生じ
させないためには、中空糸の内径は少な(とも250μ
m、好ましくは270μm以上必要であることがわかる
。
させないためには、中空糸の内径は少な(とも250μ
m、好ましくは270μm以上必要であることがわかる
。
実施例9は、本発明の中空糸が血栓や溶血を比較的起こ
しにくいことを示している。
しにくいことを示している。
[発明の効果]
ポリスルホン樹脂は、従来から血液適合性が良いといわ
れていたが、血球成分を透過させず、血漿成分をよく通
し、しかも血栓や溶血を生じさせない血漿分離用の中空
糸はえられていなかったが、本発明の中空糸によってこ
れらの目的はすべて達成される。さらに、ポリスルホン
樹脂が本米持っている耐熱性や化学的な安定性がいかさ
れ、蒸気滅菌や7線照射による減菌も可能となる。
れていたが、血球成分を透過させず、血漿成分をよく通
し、しかも血栓や溶血を生じさせない血漿分離用の中空
糸はえられていなかったが、本発明の中空糸によってこ
れらの目的はすべて達成される。さらに、ポリスルホン
樹脂が本米持っている耐熱性や化学的な安定性がいかさ
れ、蒸気滅菌や7線照射による減菌も可能となる。
第1図〜第3図はそれぞれ本発明の中空糸の外表面、内
表面および断面の孔形の該略とそれぞれの孔に内接する
直径が最大の円に関する説明図である。 (図面の主要符号) (1):外表面 (2):内表面 (3):断面 (d+):外表面の最大孔経 (d2):内表面の最大孔経 (d、):断面の最大孔経
表面および断面の孔形の該略とそれぞれの孔に内接する
直径が最大の円に関する説明図である。 (図面の主要符号) (1):外表面 (2):内表面 (3):断面 (d+):外表面の最大孔経 (d2):内表面の最大孔経 (d、):断面の最大孔経
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内表面の最大孔径が0.9〜8μm、外表面および
断面の最大孔径がいずれも0.5〜5μmで、内径が2
50〜500μmである血漿分離用ポリスルホン中空糸
。 2 ポリスルホンが式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる繰返し単位を有する特許請求の範囲第1項
記載のポリスルホン中空糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7371385A JPS61232860A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 血漿分離用ポリスルホン中空糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7371385A JPS61232860A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 血漿分離用ポリスルホン中空糸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61232860A true JPS61232860A (ja) | 1986-10-17 |
Family
ID=13526135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7371385A Pending JPS61232860A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 血漿分離用ポリスルホン中空糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61232860A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997034687A1 (fr) * | 1996-03-21 | 1997-09-25 | Kaneka Corporation | Membrane en fils creux utilisee pour l'epuration du sang et epurateur de sang |
| EP1359995A4 (en) * | 2001-01-23 | 2004-04-07 | Innovasep Technology Corp | ASYMMETRIC HOLLOW FIBER MEMBRANES |
| WO2005056081A1 (ja) | 2003-12-09 | 2005-06-23 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリスルホン系選択透過性中空糸膜束およびその製造方法 |
| JP2008110054A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Kuraray Medical Inc | 血液浄化用中空糸膜及びその製造方法 |
| US7638052B2 (en) | 2003-11-26 | 2009-12-29 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Polysulfone-based hollow-fiber membrane with selective permeability |
| US7837042B2 (en) | 2004-08-10 | 2010-11-23 | Nipro Corporation | Polysulfone type selectively permeable hollow fiber membrane module and process for manufacturing the same |
| US7922007B2 (en) | 2004-03-22 | 2011-04-12 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Separation membrane with selective permeability and process for producing the same |
| JP2012011221A (ja) * | 2011-09-12 | 2012-01-19 | Asahi Kasei Kuraray Medical Co Ltd | 血液浄化用中空糸膜及びその製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59189903A (ja) * | 1983-04-09 | 1984-10-27 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 中空糸状フイルタ−およびその製法 |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP7371385A patent/JPS61232860A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59189903A (ja) * | 1983-04-09 | 1984-10-27 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 中空糸状フイルタ−およびその製法 |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997034687A1 (fr) * | 1996-03-21 | 1997-09-25 | Kaneka Corporation | Membrane en fils creux utilisee pour l'epuration du sang et epurateur de sang |
| US6042783A (en) * | 1996-03-21 | 2000-03-28 | Kaneka Corporation | Hollow yarn membrane used for blood purification and blood purifier |
| EP1359995A4 (en) * | 2001-01-23 | 2004-04-07 | Innovasep Technology Corp | ASYMMETRIC HOLLOW FIBER MEMBRANES |
| JP2004525755A (ja) * | 2001-01-23 | 2004-08-26 | アマシャム・バイオサイエンス・メムブレイン・セパレイションズ・コーポレイション | アシンメトリー中空ファイバー膜 |
| US7638052B2 (en) | 2003-11-26 | 2009-12-29 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Polysulfone-based hollow-fiber membrane with selective permeability |
| WO2005056081A1 (ja) | 2003-12-09 | 2005-06-23 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリスルホン系選択透過性中空糸膜束およびその製造方法 |
| US7922007B2 (en) | 2004-03-22 | 2011-04-12 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Separation membrane with selective permeability and process for producing the same |
| US7837042B2 (en) | 2004-08-10 | 2010-11-23 | Nipro Corporation | Polysulfone type selectively permeable hollow fiber membrane module and process for manufacturing the same |
| JP2008110054A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Kuraray Medical Inc | 血液浄化用中空糸膜及びその製造方法 |
| JP2012011221A (ja) * | 2011-09-12 | 2012-01-19 | Asahi Kasei Kuraray Medical Co Ltd | 血液浄化用中空糸膜及びその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5496637A (en) | High efficiency removal of low density lipoprotein-cholesterol from whole blood | |
| KR101295949B1 (ko) | 혈장 분리막 | |
| US5187010A (en) | Membrane having high affinity for low density lipoprotein-cholesterol from whole blood | |
| US7563376B2 (en) | Plasma purification membrane and plasma purification system | |
| US5236644A (en) | Process of making membrane for removal of low density lipoprotein-cholesterol from whole blood | |
| US5418061A (en) | Microporous polysulfone supports suitable for removal of low density lipoprotein-cholesterol | |
| EP0121911A2 (en) | Hollow fiber filter medium and process for preparing the same | |
| JPWO1989002282A1 (ja) | 医療用器具およびその製造方法 | |
| EP0716859B1 (en) | Module for blood purification, blood purification membrane and its production | |
| US4925534A (en) | Hemodialysis method and membrane | |
| WO1997034687A1 (fr) | Membrane en fils creux utilisee pour l'epuration du sang et epurateur de sang | |
| JPH10108907A (ja) | 血液浄化膜、その製造方法及び血液浄化用モジュール | |
| JPS61232860A (ja) | 血漿分離用ポリスルホン中空糸 | |
| JP3357262B2 (ja) | 中空糸膜型体液浄化装置およびその製造方法 | |
| JPH0966225A (ja) | 中空糸膜の製造方法ならびに中空糸膜およびダイアライザー | |
| EP0570232A2 (en) | Microporous polysulfone supports suitable for removal of low density lipoprotein-cholesterol | |
| JPH09308685A (ja) | 血液浄化用中空糸膜及び血液浄化器 | |
| JP4190361B2 (ja) | 中空糸型の体液処理器、これに用いる中空糸束およびそれらの製造方法 | |
| JPS63105770A (ja) | 血漿成分分離用膜 | |
| JP2855725B2 (ja) | 血漿分離用多孔質中空糸膜 | |
| JPH09308684A (ja) | 選択分離膜 | |
| JPH01192368A (ja) | ウィルス性疾患治療システム | |
| JP2000334277A (ja) | ポリスルホン系中空糸膜、その製造方法およびそれを用いた流体処理装置 | |
| JP2004216328A (ja) | 選択透過性中空糸膜およびそれを用いた血液処理器 | |
| JP2005058905A (ja) | 中空糸膜型体液処理装置 |