JPS5926526A - 親水性ポリエステルステ−ブフアイバ−、その製法およびそれから製造した布帛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐久性のある親水性仕上げ剤を表面に有する
疎水性のポリエステルステーブルファイバーに関する。

より具体的には、本発明は、ポリエステルステーブルフ
ァイバー、このよ゛うな繊維の製造方法、ならびにこれ
から製造された改良されノ、：布帛に関する。

ポリエステルステーブルファイバーから製造された布帛
が、この繊維の疎水性という特性のために、このような
繊維の使用に関連して著しい欠点を有していることは周
知である。たとえば、親水性ステーブルファイバーに比
較して、疎水性のステーブルファイバーから製造した布
帛は、一般に、ＣＩ＋湿式洗濯における汚れ落ち特性が
劣り、（２）湿式洗濯中の汚染再イ」着防止特性が劣り
、さらに（３）高温度／高湿度の条件下での快適性に劣
る、という傾向を示す。

したがって、このような欠点を克服するために、ポリエ
ステルステーブルファイバーおよび布帛に親水性を付与
する試みがなされてきた。合成繊維布帛に親水性を付与
する従来技術についての最近の包括的な解説は、Ｎｏｒ
ｍａｎ　Ｒ，Ｓ、　１ｌｏｌｌｉｅｓおよびＲａ１ｐｈ
　Ｆ。

Ｇｏｌｄｍａｎ　ｉＪｉ、「衣類の快適性：熱、通気、
構成および評価因子の相互作用Ｊ　、Ａｎｎ　Ａｒｂｏ
ｒ　５ｃｉｅｎｃｅ＋米国アナーバー（１９７７）の第
４章、Ｂｒ１１ｃｅ　Ｍ、　Ｌａｔｔａ著のパ合成繊維
布帛の快適性仕上げ°゛に見い出せる。この文献は、特
に５１〜５３頁において、多数の特許その他の刊行物に
ついて言及している。

従来技術は、一般に、繊維を布帛形態に変換する前では
なく、変換した後で繊維に親水性をｆ＝Ｊ与する技術に
関する。たとえば、米国特許第３，７０２，２３１　。

３．９４ｓ、ｓ３ｓ：３，９Ｂ５，９２３；　　４，０
７３，９９３；　　４，１３７．１８１；および４，１
７９，５４３を参照できる。このような技術は・連続フ
ィラメントからなるフィラメント糸から製造した布帛に
ついてはたいてい好結果を与えたが、ステーブルファイ
バーからなるポリエステル紡績糸から製造した布帛に適
用した場合には、著しく悪い結果を示した。具体的には
、親水性仕上げ剤は、一般に、布帛の長時間の着用およ
び洗濯の結果、短期間の耐久性しか示さない。また、ス
テーブルファイバーに親水性表面仕上げ剤を均一に施す
ことも困難である。

紡績糸の処理に関して好結果が得られないのは、いくつ
かの理由によ゛るものと思われる。たとえば、紡績糸は
、より粗く構成された紡績用フィラメント糸とは異なっ
て、単繊維末端間の交錯点が非當に多数ある。また、ス
テーブル紡績糸は、フィラメント糸とは異なって、ヨリ
からその強度を（ηるので、フィラメント糸に比べてよ
り緊密な構成になっている。

その結果、ステーブルファイバーの表面は、フィラメン
ト糸のフィラメント表面はど処理の接近性が大きくない
。さらに、ステーブル紡績糸は、このような糸に存在す
る交錯点が洗濯中の汚染保持性を有するために、フィラ
メント糸に比べてより汚染保持性が高いという固有の性
質を示す（Ｃ，Ｂ、　ＢｒｏｗｎおよびＳ、　Ｉｌ、　
Ｔｈｏｍｐｓｏｎ、　Ｔｅｘｔｉｌｅ　Ｒｅ５ｅａｒｃ
ｈ　Ｊｏｕｒｎａｌ＋　３ＥＬｐ、７３５参照）。した
がって、紡績糸の不利な防汚特性を打破するために、ス
テーブル紡績糸の親水性をフィラメント糸よりさらに一
層高めることが必要である。

よって、本発明の目的の１つは、ポリエステルステーブ
ルファイバーに長期間の親水特性を付与する方法を提供
することである。

本発明の別の目的は、耐久性のある親水性を有するポリ
エステルステーブルファイバーを提供することである。

本発明のさらに別の目的は、向上した親水性と共に高い
ｌηれ落ら特性を示すポリエステルステーブルファイバ
ーからなる布帛を提供することである。

本発明により、 （ａｌポリエステルポリマーを熔融紡糸して、結晶化度
が約１０％未満の溶融紡糸ヤーンずなわら糸を形成し； （ｂｌこの糸に、これに親水性表面特性を付与する表面
仕上げを施し； （Ｃ１この親水性フィラメント糸を延伸し；そして（山
この延伸した糸を切断して、ステーブルファイバーを形
成する、 という工程からなる、耐久性のある親水性を示すポリエ
ステルステーブルファイバーの製造方法が提供される。

本発明によるとまた、上記の方法により形成されたポリ
エステルステーブルファイバーからなる布帛が提供され
る。

本発明によると、さらに、 （ａｌポリエステルポリマーを溶融紡糸して、結晶化度
が約１０％未満の溶融紡糸ヤーンオなわら糸を形成し； ｆｂｌこの糸に、これに親水性表面特性を付与する表面
仕」二げを施し； （Ｃ１この親水性の糸を延伸し； （ｄｌごの延伸した糸を切断してステーブルファイバー
を形成し；そして ｔｅｌこのステーブルファイバーからなる布帛を形成す
る、 という工程からなる、耐久性の向上した親水性を示すポ
リエステルステーブルファイバーからなる布帛の製造方
法が提供される。

本発明によると、さらにまた、糸を親水性にする表面仕
上げを未延伸のポリエステル糸に施し、この親水性の糸
を延伸し、そしてこの延伸した糸を切断して親水性ステ
ーブルファイバーを形成することにより製造された親水
性ステープルファイノむからなる布帛を形成することを
包含する、耐久性の向上した親水性を示すポリエステル
ステーブルファイバーからなり、本明細書に記載の試験
法により測定して汚染モーター油清れ落ち価が少なくと
も２である布帛の製造方法が提供される。

本発明によると、また、上記の方法により製造された、
耐久性の向上した親水性を有する布帛もまた提供される
。

本発明考は、ポリエステルが実質的に非晶質ずなわら無
定形状態にある間に未延伸ポリエステル糸に親水性表面
仕上げを施すことにより、これに施された親水性表面仕
上げに関して、著しくすぐれた耐久性を示ずポリエステ
ルステーブルファイバーおよびこれから製造された布帛
を提供することができるという予期し得ない知見を得た
。そのあと延伸したポリエステル糸から製造されるステ
ーブルファイバーは、親水性表面仕上げを延伸後のポリ
エステル糸またはポリエステルステーブルファイバーか
らなる布帛に通用した場合に比べて、表面仕上げの耐久
性に関して著しい向上を示す。未延伸のボリエステルフ
ィラメン１−を親水性表面仕上げ剤で処理することは、
たとえば、米国特許第３．．４１６，９５２　、　３，
４５７，３４０および３，６２５，７５４に開示されて
いるように公知であるが、このような方法により親水性
ステーブルファイバーを製造することばこれまで提案さ
れたことはなく、またこのようなステーブルファイバー
からなる布帛が本明細書に開示した著しくずくれた特性
を有するということもこれまでに認められたことはない
。

ポリエステル紡績糸に耐久性のある親水性仕上げを形成
することは、これから製造した布帛が最適の汚れまたは
汚染落ち特性ならびに汚染再付着防止特性を示すことを
可能にする点で望ましい。汚れまたは汚染落ち特性とは
、洗濯中に布帛から汚染を離脱させ、続いて洗濯媒質に
汚染を移行させることができる布帛の特性である。汚染
再付着防止特性とは、洗濯媒質中にすでに分散または溶
解された汚染が、洗濯を受けている布帛に再付着するの
を防ぐ特性である。

本明細書で用いた「ポリエステル」とは、少なくとも１
種の脂肪族、環状脂肪族もしくは芳香族ジオールと少な
くとも１種の脂肪族、環状脂肪族もしくは芳香族ジカル
ボン酸とがら得られた繊維形成性の高分子量線状ポリエ
ステルを包含する意味であるが、これに限定されるもの
ではない。好ましいポリエステルは、エチレングリコー
ルとテレフタル酸がら得られるポリ　（エチレンテレフ
タレート）である。このような材料は繊維の分野で長年
使用されてきており、当業者には周知である。

親水性表面仕上げを施こすポリエステル糸は、審決によ
り製造したものでよい。ただし、表面仕上げの適用中に
ポリエステルが実質的に非晶質であるのを確実にするた
めに、糸が未延伸状態にある間に紡糸したままの糸に表
面仕上げを施す。望ましくは、ポリエステルの結晶化度
は約１０％未満であり、特に好ましくは、ポリエステル
は実質的に完全に非晶質である。後出の実施例で実証す
るように、実質的に非晶質のポリエステルに親水性の表
面仕上げ剤を施すと、すでに布帛を形成している糸のよ
うに延伸または結晶化された状態のポリエステル糸に施
した場合とは異なって、極めて耐久性のある親水性仕上
げを糸にイ１与することが可能となる。このような耐久
性は、未結晶化状態のポリエステルに表面仕上げを施す
ことにより高められる。

より具体的には、親水性表面仕上げは、糸を延伸する前
のポリエステル糸に施される。未延伸の糸は、このよう
な未延伸状態では最低限の結晶化度を示すであろう。た
だし糸の結晶化度は、延伸を受けると、約４０％ないし
それ以上に増大しよう。結晶化度の増大は、親水性表面
仕上げを延伸工程のあとで糸に適用する場合に得られる
耐久性の程度に悪影響を及ぼすことが見い出された。糸
の結晶化度は、示差走査型熱量測定法を利用して測定す
ることができる。

このような方法は当業者には周知であるので、これ以上
の説明は省略する。

表面仕上げ剤の適用は、噴霧、キスロールまたはパッド
の利用のような慣用の方法により実施できる。

表面仕上げ剤は、糸の重量に基づいて約ｏ、　ｉｏ〜１
重量％の親水性仕上げ剤を表面に有する表面処理した糸
を一般に形成するように実施される。ただし、使用した
表面仕上げ剤の種類および意図する結果によっては、よ
り多量の表面仕上げ剤を用いることもできる。

所望の程度の表面親水性を付与する任意の適当な表面仕
上げ剤を糸に適用することができる。処理した糸が、こ
の糸に引き続いて延伸、切断、およびステーブルヤーン
への紡績工程を受すさせることができるように、十分な
摩擦特性を有していることも必要である。すなわち、処
理した糸は、ロスチャイルド摩擦試験機により１１０下
（４３℃）　、２００ｍ／ｍｉｎおよび初荷重１５　ｇ
で測定して、約０．７未満の繊維対金属摩擦係数を示す
のが望ましい。

このような表面仕上げ剤は、水との相互作用が可能であ
って、仕上げ剤の外面で接近可能な官能性と、ポリエス
テルに強い親和力を有する官能性との両方を有していな
ければならない。仕上げ剤はまた、一般に、糸に適用し
た後に不溶性とならなければならない。所望の親水性を
付与するために一般に用いられる官能基としては、カル
ボン酸、リン酸およびスルホン酸ならびにこれらの塩類
、ヒドロキシル基、アミン類、第四級アンモニウム塩な
らびにポリエーテル類が挙げられる。代表的な親水性表
面仕上げ剤の詳細については、前出のｌ１ｏｌｌｉｅｓ
　ｅＬ　ａ１編、［衣類の快適性：熱的、通気、構成お
よび評価因子の相互作用」を参照されたい。本発明で使
用するのに通した市販の代表的な親水性表面仕上げ剤は
、ＤｕＰｏｎ　を社より商品名Ｚｅｌｃｏｎ　４７８０
として市販されているポリエチレングリコールとジメチ
ルテレフタレートとの反応性生物である。

典型的には、このような仕上げ剤は、水溶液の状態で糸
に施される。親水性仕上げ剤組成物はまた、糸の紡糸を
容易にするために紡糸プロセスにおいて一般に使用され
ている慣用の紡糸仕上げ剤の一部として、或いは紡糸仕
上げ剤の適用後に（ずなわら、延伸前の仕上げ浴として
）糸に適用することができ、その場合、糸は場合より後
続の延伸工程中に加熱される。

ここで用いた「紡糸仕上げ剤」とは、紡績操作中、ずな
わら、溶融紡糸による紡糸、延伸、製織もしくは編成ま
たＬＳＩ、個々のフィラメン１〜もしくはステーブルフ
ァイバーを各種繊維品に製作するその他の工程中に、フ
ィラメントまたは糸の潤滑のために繊維業界において普
通使用されている組成物を包含するものである。必須成
分としての潤滑剤ならびにその溶媒もしくは乳化性液体
（例、水）のほかに、少量の他の変性剤も存在さ−Ｉう
る。一般に、紡糸仕上げ剤は潤滑油、帯電防止剤および
乳化剤を含有している。

好適な潤滑油としては、パーム油、ヤシ油、綿実油、鉱
油、グリセリド類、ポリグリコールエステル類、ステア
リン酸ブチル、ステアリン酸オクチル、オレイン酸のエ
ステル類、トリメチロールプロパン／カプリル酸エステ
ル、２−メチル−２−プロピルプロパン−１，３−ジオ
ールジラウレート、２−エチル−２−ブチルプロパン−
１，３−ジオールジラウレー１−、ボリシロキ号ン類な
どの物質が挙げられるが、これに制限されるものではな
い。

紡糸仕上げ剤は、以後の工程中におけるフィラメン１−
の静電荷を減少させるために帯電防止剤を含有していて
もよい。有用な帯電防止剤としては、第四級アンモニウ
ム、ピリジニウム、イミダゾリニウムモジ＜ハキノリニ
ウム官能基を含有するカチオン性化合物、ならびにリン
酸エステル化アルコール類、エトキシル化アミド類など
が挙げられる潤滑剤は界面活性有機化合物のような乳化
剤を用いて水中に分散させるのが好ましい。このよ・う
な界面活性化合物の例としては、脂肪酸のボリエ１〜キ
シレート、高級脂肪アルコール、ソルビトールエステル
もしくはソルビタン、リン酸エステル、スルボン化芳香
族石油系炭化水素、スルポン化ナフテン酸エステル、硫
酸化植物油、ポリオキシェヂレンエステルもしくはエー
テル、ポリグリセリンニスデル、グリセリンモノ−もし
くはジー脂肪酸エステルなどがある。

紡糸仕上げ剤は一般に、若水−Ｉｇ液の状態またはニー
トオイル（ｎｅａｔ　ｏｉｌ）としてポリエステルフィ
ラメントまたはヤーン（こ適用される。本発明によると
、紡糸仕上げ剤組成物をポリエステルフィラメントまた
はヤーンの表面に適用する前に、これに有効量の親水性
仕上げ剤をこの仕上げ組成物の１成分として混入するこ
とができる。その混入量は、一般に浴中固形分として約
０，２０〜２％の範囲内である。

代表的な水希釈性紡糸仕上げ剤は、存在する成分の金側
重量に基づいて下記の割合で、各成分を含有している。

潤滑剤　　　　　　４０〜６３％ 帯電防止剤　　　　０．６〜２９％ 乳化剤　　　　　　１．４〜１８％ 親水性成分　　　　３３〜９５％ 親水性仕上げ剤は、紡糸仕上げ剤の被覆の上の別個の被
覆として適用することもできる。たとえば、親水性仕上
げ剤を噴霧、浸漬、パジングにより、またはキスロール
を使用してフィラメントまたはヤーンに適用してもよい
。親水性仕上げ剤は、一般に、浴中固形分濃度が約０．
２０〜２重量％の浴で、糸の表面に約０．１０〜１重量
％の親水性仕上げ剤を有する表面処理された糸を形成す
るような量で適用される。

親水性表面処理を糸に施してしまえば、糸をその後に所
望の程度に延伸することができる。適当な延伸比は約３
：１〜５：１の範囲内であり、室温ないし２３０“Ｃの
延伸温度を包含する慣用の延伸条件を採用することがで
きる。延伸した糸を、クリンプ加二［のような慣用方法
によりさらに処理することもできる。たとえば、のこ歯
ケン縮を糸に付与して、以後の紡織工程にとって望まし
い繊維対繊維凝集力を高めることができる。ポリエステ
ル糸の少なくとも一部は、不規則形状すなわら非円形断
面を有するか、および／または２種以」二の繊度の混合
物でもよい。

親水性表面仕上げ剤を２回以上施すのが自利であること
も判明した。たとえば、最初に紡糸仕上げ剤または延伸
前仕上げ浴の一部として親水性仕上げ剤を適用した後、
後続工程においてその糸に狐水性□仕上げ剤をスプレー
としてまたは延伸浴の一部とじて適用することができる
。

延伸した糸を、次いで所望の長さのステーブルファイバ
ーに切断する。代表的な長さは、約０．５〜６インチ（
１，３〜１５ｃｍ）の範囲内である。使用するステーブ
ルファイバーの長さは、所望の糸特性ならびに糸の使用
目的に応して変動させることができる。

たとえば、ンヤッその他の服飾品を主な用途とする編織
布は、典型的には長さが１〜３インチ（２，５〜７．６
　ｃｍ）　、一般には約１．５インチ（３，８ｃｍ）未
満のステーブルファイバーを含む糸から構成されよう。

しかし、セーターの製造に使用するための糸は、典型的
には、約３〜６インチ（７，６〜１５ｃｍ）の最大長さ
を有するステーブルファイバーを含んでいよう。

異なるステーブル長さを混合したステーブルファイバー
を使用するのが望ましいごともある。ある具体的な用途
に使用される紡績糸に用いるステーブルファイバーのＨ
さの決定は、当業右が容易になし得る事項の範囲内であ
る。

本発明の布帛に用いられる糸は、帛′法により製造する
ことができる。糸を製造するのに、混紡、カーディング
、トラフティングおよび精紡の任意の所望工程を利用す
ることができる。最初に、製造すべき糸にとって望まし
いステーブルファイバーの匡さを決定する場合、適当な
１または２以上の長さにセットした切断ホイールでステ
ーブルファイバーに切断する。この切断されたステーブ
ルファイバーを、次いでブレンディングおよびカーディ
ングし、このステーブルファイバーの混合物からステー
ブルヤーンを紡績する。この紡績糸は２．５を越えるヨ
リ係数を有するのが好ましい。

その後、変成または製織のような適当な手段によりステ
ーブル紡績糸から布帛を形成することができる。こうし
て製造された布帛は、非常にすぐれた親水性表面仕上げ
剤の耐久性ならびに実質的に均一な親水性表面特性を示
す。

このような布帛に用いられる紡績糸はまた、綿または羊
毛繊維のような天然繊維を慣用の重量比で含有していて
もよい。典型的な混紡率は、ポリエステル繊維／天然繊
維の重量比で５０　：　５０ないし９０：ｌＯの範囲内
であり、好ましい重量比は６５：３５および８０　：　
２０である。また、本発明の糸は、前記の天然繊維に変
えて、あるいはこれとの混合物として、レーヨンまたは
ナイロンのような他の合成繊維を含有していてもよい。

たとえば、糸は異なる長さのものが混合されたポリエス
テル６５％ならびにレーヨンもしくはナイロン３５％か
らなるものでもよい。

本発明の方法により製造された布帛は、これまで達成す
ることが困ｌ１ｉｔであったが長年にわたって求められ
てきた物理的特性を有する。具体的には、この布帛は汚
染モーター油清れ落ち価が少なくとも約２、好ましくは
少なくとも約３であるとともに、望ましい洗濯および汚
染再付着防止特性を示す。さらに、耐久性が、従来の汚
れ落ち特性よりもずくれている。

すなわち、仕上げ剤が洗濯を繰返した後でも布帛」二に
残る。これらを実証するのに利用した試験法について次
に簡単に説明する。

汚肛落方試皺 ８×８インチ（２０Ｘ　２０ｃｍ）ないし１２Ｘ１２イ
ンチ（３０Ｘ　３０ｃｍ）の大きさの試験片をΔＡＴＣ
Ｃ標準吸い取り紙の上に置く。３Ｍ社から入手したｌη
れたモーター油５滴を、この試験片の上に単一の油のス
ポットを形成するように滴下する。Ｎ１１ｆｌのしみだ
けでよい場合には、それを試験片の中心に位置させる。

２個の別々のじみを形成したい場合には、１つは試験片
の左側の底辺から４インチ（１０ｃｍ）　、左端から２
．５インチ（６，４ｃｍ）の位置に形成する。第２のし
みは、試験片の右側の底辺から４インチ、右端から２．
５インチの位置に設ける。３×３インチ（７，６Ｘ７．
６　’ｃｍ）の大きさのグラシン紙１枚を油のスポット
の上に置き、直径２．５インチ（６，４ｃｍ）の円筒状
の５ポンド（２，３ｋｇ）の重りを油の上のフィルム（
すなわちグラシン紙）の上に直にの−Ｕて、６０秒間そ
のままにしておく。その後、重りとフィルムを取り除く
。

試験片は、洗濯する前に、１５分間ないし１時間吊して
おく。試験片の洗濯は、米国ソアーズ・ケンモア（Ｓｅ
ａｒｓ　Ｋｅｎｍｏｒｅ　）社製の６００型自動洗濯胤
（Ｉ−ツブローディング）にバラストとともに入れるご
とにより行う。バラストは、それぞれ約３６　Ｘ　３６
インチ（９１Ｘ　９１ｃｍ）の大きさの約８オンス（２
３０ｇ）の未仕上げ処理布帛のぶち縫いされた布片数枚
からなる。試験片とバラストの合δ１重量は４±０．５
ボンド（２，３±０．２　ｋｇ）とずべきであり、ｌり
れをイ」けた試験片は２０枚を越えない。洗濯機にタイ
ト（Ｔｉｄｅ）社製の洗剤（１００ｇ）を加え、洗濯機
に高水位まで注水し、４９°Ｃで１２分間の通審洗濯サ
イクルを用いて洗濯を行う。

洗濯物を２回すすぎ、また洗濯が５回終了するごとにさ
らにずずぎを行って、残留するセッケン分を除去する。

回転サイクルの終了後、試験片を洗７ｖ機から取り出し
、シアーズ・ケンモア６００型自動乾燥機に入れる。試
験片の乾燥は、「加熱」にセソ１−した乾燥機で最高排
気筒温度７１’ｃにおいて２０±５分間行う。乾燥した
試験片は、乾燥機から取り出してから４時間以内に試験
するが、試験を受ける前に１．５．１０および１５回の
洗濯を行った後だけに乾燥する。

天板が黒いテーブルを目視検査板の直前に置き、ＡＡＴ
ＣＣ汚れ落ちレプリカをこの目視検査板に床面から４５
インチ（１１４ｃｍ）の高さで取りつジノる。

天板が黒いテーブルの中心に試験片を平らに置く。

床面から４５インチの高さの黒色の取付板から測定して
３０インチ（７６ｃｍ）の目視距離を使用し、目は床面
から６２±６インチ（１５８±１５ｃｍ）とする。ＡＡ
　Ｔ’　ＣＣ試験法１２４　＝１９６９、第１図に記載
のＡＡＴＣＣ頭上照明系を使用して、観察者がｌηれを
伺けた試験片をレプリカと比較することにより評価し、
最高精度０．５の点数で結果を記録する。

温人汚染再■１バ馨 この試験は、クリーニング操作中に布帛に汚染が再付着
する傾向を測定するもので、繊維製品の洗濯適性の指標
となる。試験をする各布帛について２枚の８×４インチ
（２０Ｘ　１０ｃｍ）の試験片を使用し、これをシアー
ズ・ケンモア６００型洗濯機の通常サイクルを用いて５
０ｇのタイド洗剤で試験を行う前に機械洗濯する。洗濯
した試験片を、次いで中温にセントしたシアーズ・ケン
モア６００型乾燥機によりタンブル乾燥する。

セラニーズ標準汚染剤（油、粘土および洗剤の混合物）
をかき混ぜて確実に均質な混合物とした後、その１６ｇ
を秤取する。この汚染剤をかき混ぜながら、全溶液量が
ｌｌとなるように温水道水で希釈する。この溶液の一部
２００ｍ１を、攪拌下のアトラス（Ａｔｌａｓ　）社製
のランダオメーターの缶（寸法３．５×８インチ＝８．
９　Ｘ　２０ｃｎ＋）に移す。タイド社製洗剤の１％溶
液２００ｍ　ｌを別のランダオメーターの缶に入れ、ス
テンレス鋼球（直径Ａインチ）　１０個づつを各缶に加
える。両方の缶に布帛の試験片を１枚づつ入れ、缶を密
封し、所望の温度に予熱しておいたアトラス・ランダオ
メーター内で回転させ、この試験機を３０分間運転する
。対照と汚染した試験片の両方を取り出し、冷水道水で
すすく。

未乾燥の湿った汚染試験片を、タイド社製の洗剤２０ｇ
を使って、温間洗濯、温間ずずぎサイクルおよび低水位
にし゛Ｃ洗濯機で洗浄する（洗濯１回毎の試験片の最大
枚数は１０）。対照試験ハは、洗濯を行わずに、中温に
セットした乾燥機でクンプル乾燥する。洗濯の済んだ汚
染試験片も、同様にタンブル乾燥する。

汚染試験ハを、汚れを評価するためのへへ”Ｉ’　ＣＣ
グレースケールを用いて対照試験片と比べて評価する。

布鼻吸枢」屋」げ）８に験 この試験は、編織布が水を吸収する能力を測定するもの
である。大きさが１×フインチ（２，５Ｘ　１８ｃｎ＋
）の２枚の試験片を用意する。この試験片には、−・方
の端部から１インチ（２，５ｃｍ）のところに参照線が
引いである。

両方の試験片を一本の洗濯ロープに吊して、それぞれ２
５０ｍ１のビーカーに入れる。各ビーカーに、水位が試
験片に引かれた参照線に達するまで芸溜水全入れる。す
なわち、試験片は水中に１インチ浸る。

この試験片を１分間浸しておいてから取り出す。参照線
と平均水吸収点との間隔を測定する。この操作を５、ｌ
Ｏおよび２０分の浸漬時間で繰り返し、結果を記録する
。

呈■賑致■狡 １５０デニール、フィラメント数３３の１００％ポリエ
ステルフラットフィラメント糸の２ボンド（９０７ｇ）
のコーンを、２０℃および２０％相対湿度で１６〜２０
時間コンディショニングする。アトラス社製の装置で、
この糸に所望の親水性仕上げ剤の浴中固形分０．３％の
溶液を使って表面処理を施す。糸に施こされた仕上げ剤
は、アトラス装置内で、７０℃に加熱された回転ドラム
に糸を巻きつけることにより乾燥させる。

このドラムを過ぎた後、糸を元のコーンに巻取り、最終
的な仕上げ剤の量は糸重量の０．３％とする。

この糸を、再び２０℃および２０％相対湿度で１６〜２
０時間コンディショニングした後、繊維対金属摩擦係数
を、ロスチャイルドＦメーター・ワインダーＲ−１０８
３で測定する。糸が２台の張力装置の間を通過し、さら
にこの２台の張力装置の間でこれより下方に配置した１
１０℃に加熱された鋼製のピンの周囲を通るように糸を
走行させる。第１の張力装置は所定量の張力（Ｔ２＝１
５ｇの初荷重）を付与し、第２の張力装置は２００　ｍ
／ｍｉｎの速度で鋼製ピンを乗り越えて走行する糸によ
り生ずる張力の増大（Ｔ１）を測定する。Ｔ２と〒１の
差をロスチャイル１′装置により標準法によって摩擦係
数に変換する。

本発明を以下の実施例に関連させてさらに説明するが、
これらは本発明の例示として挙げたものであって、本発
明はこれらの具体例に制限されるものではない。

本発明の方法および布帛に使用されるポリエステル糸は
、添付の第１図および第２図を参照して下記に説明する
方法により製造することができる。２６０〜２８５℃の
温度の熔融ポリ　（エチレンテレフタレート）を、紡糸
口金２から約１６ｆｔ／ｍｉｎ　　（４，９ｍ／ｍ１ｎ
）の速度で押出し、流出空気急冷システム６を備えた長
さ６ｆｔ　（１，８ｍ）のたで型冷却筒４を通過させる
。

この紡糸したままの糸は、噴霧ノズル８から紡糸仕上げ
剤を受ける。

複数本の湿っている熔融紡糸ヤーンを１本に合わせて、
サブ−トウｌＯを形成し、この号ブートウは約２０００
〜３０００ｆｔ／ｍｉｎ　　（６１０〜９１５ｍ／ｍｉ
ｎ　）の表面速度（巻取速度）で一連の変速巻取リキャ
プスタン１２の周囲を通過する。冷却・伸長された湿っ
た紡糸サブ−トウ（４０，０００〜１００，０００デシ
テツクス）を、圧縮空気エジェクターにより誘起される
張力によって最後のキャプスタンから取り出す。走行し
ているトウは、このエジェクターにより、可撓性デユー
プを通って回転しているアンゲルト”（屈曲）ノズル１
４に送られ、このノズルにより、トウは容量が約５００
ホント（２２７ｋｇ）の大きな紡糸ザブ−トウ化１６の
中にうす巻き状に入れられる。

２０〜２２１固の缶１６から引き出されたザブ−トウ１
Ｂ　（第２図参照）を１本に合わせて、未延伸トウ太さ
が２００〜５００ｋｔｘ（キロテックス）のクリールを
形成し、これば延伸前フレーム浴２０を通過した後、基
本的には７個組の水平ロール３組からなる強力なドロー
フレームで延伸される。ロールの大きさは、直径１．５
インチ×長さ１４インチ（３，８Ｘ３６ｃｍ）から直径
１４インチ×長さ３０インチ（３６Ｘ　７６ｃｍ　）ま
で変化する。これらのロールは室温から２３０°Ｃの範
囲内の温度で使用することができる。主延伸比は約３．
８；１であり、ドローフレーム速度は約４５０ｆｔ　／
ｍｉｎ　　（１３７ｍ／ｍｉｎ　）である。最初の７個
組ロール２２は室温にあり、この地点において７０℃の
高温スプレー２４の形態で表面仕上げ剤を適用すること
ができる。

第２の７個組ロール２６は２８において６５℃に蒸気加
熱され、第３の７個組ロール３０は３２において７５℃
に蒸気加熱されている。

延伸された糸３４は、延伸後スプレー３Ｇを受けてから
、基本的にスタッフィング・ボックスのすく上に２個の
ハネ押ニップロールを配置してなるクリンパ−３８を通
過さ・ける。トウのケン縮の程度は、重り、バネまたは
空気圧を用いてヒンジ止め壁面への荷重を単に変り」さ
・けるだけで変化さ−Ｕることができる。

ケン縮したトつ４０を１３５℃の熱風炉４２に送り、ケ
ン縮を固定し、トウを乾燥する。トウが炉内を通過する
際、３．５　ｆｔ／ｍｉｎ　　（１ｍ／ｍｉｎ　）の速
度でゆっくり動いているブラチス４４の上にトつをゆる
く重なった層状にのせる。

熱風炉を通過した後、クリンプ加工されたトつはブラチ
スを出て、カッターで所定の長さく一般に１〜３インチ
−２，５〜７．６ｃｍ）に切断される。切断により得ら
れたステーブルを圧縮し、こん包してさまざまの形態の
ヘールのいずれかにする。

紡糸仕上げ溶液は下記成分からなるものを調製する：慣
用の帯電防止剤と潤滑剤からなる乳化液０．１％〔浴中
固形分（ｓ、ｉ、ｂ、）として〕に、ポリオキシエチレ
ン（分子量１０００）とジメチルテレフタレートとの縮
合生成物からなるＤｕＰｏｎｔ社より商品名Ｚｅｌｃｏ
ｎ４７８０として市販の親水性成分０．５％（ｓ、ｉ、
ｂ、とじて）を混合。この仕上げ剤を押出直後の８の地
点で溶融紡糸ＰＩＦ、Ｔヤーンのフィラメントに噴霧す
る。

潤滑用の延伸仕上げ剤の通用は、延伸前フレーム浴２０
中と、最初の７個組ロール２２における高温スプレー２
４の両方で行う。

ステーブルファイバーを加工して、紡績糸、さらには布
帛を形成する。ステープルをまず慣用の綿紡績法により
糸に加工する。綿番手（ｃ、ｃ、）　２Ｂ／Ｉ、Ｚ方法
ヨリ係数（ＴＭＺ）３．５のポリエステル１００％の紡
績糸を使用する。この糸奄２８カッ！・のメリヤス編み
に編成して、３オンス／平方ヤード（１００ｇ　／　ｒ
ｄ　）の布帛重量のメリヤス地を製作する。使用したメ
リヤス機械は３６フイード、直径２４インチ（６１ｃｍ
）のモナーチ（Ｍｏｎａｒｃｈ　）　Ｘ　Ｉ−である。

上記のようにして調製した親水性繊維を含有する布帛を
、既述の汚染モーター油清れ落ち、汚染再旬着および吸
い上げ試験に供する。結果を下記の第１表に示す。

第１表から分かるように、本発明による布帛のす（れた
性能は、第１表に併せて示す普通の未処理ポリエステル
からなる布帛または布帛の形態で０．５％（ｓ、ｉ、ｂ
、とじて）のＺｅｌｃｏｎ親水性成分により処理したポ
リエステルｌＯＯ％の布帛と比較して明らかである。

実施例１をくり返すが、ただし、実施例１で使用した親
水性仕上げ剤は、紡糸仕上げ剤８ではなく延伸仕上げ剤
２４に混合する、延伸仕」二げ剤（ｓ、ｉ、ｂ、とじて
０．１％）と親水性仕上げ剤（ｓ、ｉ、ｂ、として０．
５％）との混合物を・室温の延伸前フレーム浴２０と最
初の７個組ロールにおける高温スプレー２４（７０℃）
の両方で適用する。第１表に示すように、この適用法で
もす（れた親水性の性能が実証される。

本実施例では、前出実施例で用いた親水性仕上げ剤成分
０．２５％（ｓ、ｉ、ｂ、とじて）を、紡糸仕上げ剤８
と延伸仕上げ剤２４の両方に混合する。第１表に示ずよ
うに、汚れ落ち性能はやはりすくれていることが認めら
れる。汚染再付着と吸い上げの値もやはり優秀である。

比較のために、７０°Ｃに加熱した親水性仕上げ剤の０
．５％（ｓ、ｉ、ｂ、とじて）溶液を、第３の７個組ロ
ールの直後の３６の地点でトウに噴霧した点を除いて、
実施例１と同様の方法をくり返す。このステーブルから
製作した布帛ば親水特性が非常に低い（第１表参照）。

本実施例および以後の実施例は、所望の特性を得るため
には、トウを十分に結晶化および配向させる前に親水性
仕上げを施こさねばならないことを示している。

比較のために、前出実施例で使用した親水性仕上げ剤の
０．５％（ｓ、ｉ、ｂ、とじて）溶液を、タリンパー３
８で蒸気噴射した点を除いて実施例１と同じ方法をくり
返す。第１表に示すように、実施例４と同様の試験結果
が得られる。

実施例６ 右１．几ニーｌＯＯ％ポリエステル 比較のために、実施例１で使用したのと同様構成の布帛
を、親水性仕」二げ剤で処理していないポリエステルス
テーブルファイバーから製造する。

この布帛を、続いて、ポリエステル１００％の布帛に慣
用されている織物処理法を用いて、前出実施例で用いた
親水性仕上げ剤により処理する。５０ボンド（２３ｋｇ
）の布帛を水と共にジェット染色機に装入する（水：布
帛の重量比は１２：１）。水を３８”Ｃに蒸気加熱す−
る。親水性仕上げ剤の０．５％（ｓ、ｉ、ｂ。

として）／８液および０．２５　ｇ／　＋２の酢酸を加
える。この水浴を５分間循環させる。次いで染色に慣用
されているキャリヤー２ボンド（０，９ｋｇ）を加える
。このキャリヤーはＩｌｉｇｂ　Ｐｏ１ｎｔ　Ｃｈｅｍ
ｉｃａ１社から商品名１１ｙｐｏｃｈｅｍ　Ｔへ３とし
て市販されているパークロロエチレンを含むものである
。染色機を密封し、布帛を循環させながら水浴を１３０
°Ｃに加熱する。温度を１３０℃に１時間保持する。浴
を落とし、布帛を冷却してから、真水ですすく。この布
帛を１６０°Ｃの乾燥器で１分間乾燥する。

この布帛の汚れ落ち、汚染再付着および吸い上げの各性
能は、第１表に示すようによくない。

スＪｆＬｆＬＬ 実施例２から得られた繊維を使用して、ポリエステル８
０％−綿２０％およびポリエステル６５％−綿３５％か
らなる混紡糸を製造する。これらの糸を前述の構成のメ
リヤス地に編成する。これらの布帛の親水性ば、未処理
繊維からなる布帛、および布帛の形態で防汚処理を受け
た布帛と比較して向上している（第２表参照）。

比較のために、実施例７と同じ構成の布帛を未処理のポ
リエステルステーブルファイバーから製造する。

６５／３５のポリエステル／綿混紡布を、下記成分（重
量％）からなる混紡織物用の慣用の防汚加工剤により処
理する：　　Ａｅｒｏｔｅｘ　９００　（Ａｍｅｒｉｃ
ａｎ　Ｃｙａｎａｍｉｄ社より市販の尿素／ホルムアル
デヒド系パーマネントプレス用樹脂）（１５％）　、−
Ａｃｃｅ！ｅｒａｔｏｒ　、９　（同社より市販の尿素
／ポルムアル４１−ド樹脂用触媒）（３％）　、Ｔｒｉ
ｔｏｎ　Ｘ−１００（Ｒｏｂｍ　＆’　ｌｌａａｓ社よ
り市販の湿潤剤＞　　（０，２％）　、Ｐｒｙｍ　４９
　　（Ｓｕｎ　Ｃｈｅｍｉｃａ１社より市販の防汚剤）
（１０％）および水（７１，８％）。

８０／２０のポリエステル／綿混紡布は、下記成分（重
量％）からなる混紡織物用の慣用の防汚加工剤で処理す
る：＾ｅｒｏｔｅｘ　９００　　（，９％）、＾ｃｃｅ
ｌｌｅｒａｔｏｒ　９（１，８％）　、Ｔｒｉｔｏｎ　
Ｘ−１１０（０，２％）　、Ｐｒｙｍ　４９　　（１０
％）および水（７９％）。布帛を所定の浴組成物で含浸
処理し、パッド・マングルを通すことにより過剰の液体
骨を絞り出す。典型的には、最終布帛重量の５０％が浴
液として含浸される。布帛を１６０℃で１分間乾燥する
。

これらの布帛の親水性は、第２表に示すように実施例７
で製造した布帛より劣っている。

第１表 ポリエステル１００％布帛のｆａ）ｋ性（注）“Ｌ”の
前の数字は洗濯回数を意味する。

第２表 ポリエステル／綿？Ｗａ布帛のｗ４）ｋ性（注）Ｌ”の
前の数字は洗濯回数を意味する。

以上に本発明の原理、好適態様および操作法について説
明したが、本発明は以、上に開示した特定の形態に限定
されるものではなく、これらは単に例示にすぎない。当
業者は本発明の範囲内で各種の変更をなすことができよ
う。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明に係る親水性ポリエステ
ル糸の製造法を示す説明図である。 出願人　セラニーズ・コーポレーション代理人　　弁理
士　広　瀬　章　− 図面の浄書（内容に変更なし） 手続補正書（自発） 昭和５８年　８月　５日 特許庁長官若杉和夫殿 １、事件の表示 昭和５８年特許願第１２５６０３号 ２、発明の名称 親水性ポリエステルステープルソアイハー、その製法お
よびそれから製造した布帛 ３、補正をする者 事（ｌｌ′との関係　　特許出願人 名称　　セラニーズ・コーポレーション４、代理人 ５、補正の対象 ６゜ （２）正式図面　　　　１ｉ１１１　　添イ（ｊ（３）
明細書箱４１頁８行目と９行目の間に下記を挿入する。 「１０．１８・・・・サブ−トウ １２・・・・・・キャプスタン １４・・・・・・回転ノスル １６・・・・・・缶 ２０・・・・・・延伸前フレーム浴 ２２．２６．３０・　・７（固組ロール２４．３６・・
・・スプレー ２８．３２・・・・蒸気加熱手段 ３８・・・・・・クリンパ− ４２・・・・・・熱風炉 ４４・・・・・・ゾラチス 以−に

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　（ａ）ポリエステルポリマーを溶融紡糸して、
   結晶化度が約１０％未満の熔融紡糸ヤーンすなわち糸を
   形成し； （ｂｌこの糸に、これに親水性表面特性をイ；１与する
   表面仕上げを施し； （Ｃ）この親水性フィラメント糸を延伸し；そして（ｄ
   ）この延伸した糸を切断して、ステーブルファイバーを
   形成する、 という工程からなる、耐久性のある親水性を示すポリエ
   ステルステーブルファイバーの製造方法。 （２）該切断工程の前に、延伸した糸をクリンプ加工す
   る工程をさらに包含する特許請求の範囲第１項記載の方
   法。 （３）該延伸した糸に第２の表面仕上げを施して、この
   糸にさらに親水性を付与する特許請求の範囲第１項記載
   の方法。 （４）該親水性熔融紡糸ヤーンが、ロスチャイルド摩擦
   試験機により１１０下（４３℃）　、２００ｍ／ｍｉｎ
   および初荷重１５　ｇで測定して、約０．７未満の繊維
   対金属摩擦係数を有する特許請求の範囲第１項記載の方
   法。 （５）該ポリエステルが、ポリ　（エチレンテレツクレ
   ート）からなる特許請求の範囲第１項記載の方法。 （６）該熔融紡糸ヤーンが実質的に非晶質である特許請
   求の範囲第１項記載の方法。 （７）該親水性仕上げにおける仕上げ剤を、糸の重量に
   基づいて約０，１０〜１重量％の量で線糸に施す特許請
   求の範囲第１項記載の方法。 （８）親水性仕上げ剤が、紡糸仕上げ剤の１成分ととし
   て施される特許請求の範囲第１項記載の方法。 （９）親水性仕上げ剤が、延伸前仕上げ剤の１成分とし
   て施される特許請求の範囲第１項記載の方法。 （ＩＶ）少なくとも約５０重量％が、特許請求の範囲第
   １項記載の方法により製造されたポリエステルステーブ
   ルファイバーからなる改良された布帛。 （１１）該ステーブルファイバーが、約２．５より大き
   いヨリ係数を有する紡績糸の形態にある特許請求の範囲
   第１０項記載の布帛。 （１２）’該ステープルファイバーが、約０．５〜６イ
   ンチ（１，３〜１５ｃｍ）の範囲内の長さのものである
   特許請求の範囲第１０項記載の布帛。 （１３）該親水性表面仕上げの仕上げ剤が糸の重量に基
   づいて約０．１０〜１重量％の量で施されている特許請
   求の範囲第１Ｏ項記載の布帛。 （１４）該ステープルファイバーが、約４０％を越える
   結晶化度を有する特許請求の範囲第１０項記載の布帛。 （１５）該ポリエステルがポリ　（エチレンテレフタレ
   ート）からなる特許請求の範囲第１０項記載の布帛。 （１６）ポリエステル１００％からなる特許請求の範囲
   第１０項記載の布帛。 （１７）該布帛が、本明細書に記載の試験法により測定
   して、５回の標準洗濯操作の後に少なくとも３の汚染モ
   ーター油清れ落ら価を示す特許請求の範囲第１６項記載
   の布帛。 （１８）該布帛がポリエステル／綿の混紡からなる特許
   請求の範囲第１０項記載の布帛。 （１９）　８０／２０の重量比のポリエステル／綿から
   成る特許請求の範囲第１８項記載の布帛。 （２０）該布帛が、本明細書に記載の試験法により測定
   して、５回の標準洗濯操作の後に少なくとも３の汚染モ
   ーター油清れ落ら価を示す特許請求の範囲第１９項記載
   の布帛。 （２１）　６５／３５の重量比のポリエステル／綿から
   なる特許請求の範囲第１８項記載の布帛。 （２２）該布帛が、本明細書に記載の試験法により測定
   して、５回の標準洗濯操作の後に少なくとも２の汚染モ
   ーター油ｌηれ落ち価を示す特許請求の範囲第２１項記
   載の布帛。 （２３）　＋ａｌポリエステルポリマーを熔融紡糸して
   、結晶化度が約１０％未満の熔融紡糸ヤーンすなわち糸
   を形成し； （ｂｌこのフィラメント糸に、これに親水性表面特性を
   付与する表面仕上げを施し； ｆｃｌこの親水性マイラメン１−系を延伸し；（ｄｌこ
   の延伸した糸を切１ｔＩｉしてステーブルファイバーを
   形成し；そして ｔｅｌこのステーブルファイバーからなる布帛を形成す
   る、 という工程からなる、親水性表面仕上げの耐久性が向上
   したポリエステルステープルファイハーからなる布帛の
   製造方法。 （２４）該切断工程の前に、延伸した糸をクリンプ加工
   する工程をさらに包含する特許請求の範囲第２３項記載
   の方法。 （２５）該延伸した糸に第２の表面仕上げを施して、こ
   の糸にさらに親水性を付与する特許請求の範囲第２３項
   記載の方法。 （２６）該親水性熔融紡糸４・−ンが、ロスヂャイルド
   摩擦試験機により１１０℃、２００ｍ／ｍｉｎおよび初
   荷重１５　ｇで測定して、約０．７未満の繊維対金属摩
   擦係数を有する特許請求の範囲第２３項記載の方法。 （２７）該溶融紡糸ヤーンが実質的に非晶質である特許
   請求の範囲第２３項記載の方法。 （２８）該布帛の該ステーブルファイバーが、約２．５
   より大きいコリ係数を有する紡績糸の形態にある特許請
   求の範囲第２３項記載の方法。 （２９）　８’Ａステープルフアイバーが、約０．５〜
   ６インチ（１，３〜１５ｃｍ）の範囲内の長さのもので
   ある特許請求の範囲第２３項記載の方法。 （３０）該親水性表面仕上げの仕上げ剤を、糸の重量に
   基づいて約０．１０〜１重量％の量で糸に施す特許請求
   の範囲第２３項記載の方法。 （３１）該ステーブルファイバーが、約４０％を越える
   結晶化度を有する特許請求の範囲第２３項記載の方法。 （３２）該ポリエステルがポリ　（エチレンテレフタレ
   ート）からなる特許請求の範囲第２３項記載の方法。 （３３）該布帛がポリエステル１００％からなる特許請
   求の範囲第２３項記載の方法。 （３４）該布帛がポリエステルと綿との混紡からなる特
   許請求の範囲第２３項記載の方法。 （３５）該混紡が８０／２０の重量比のポリエステル／
   綿からなる特許請求の範囲第３４項記載の方法。 （３６）該布帛が、本明細書に記載の試験法により測定
   して、５回の標準洗濯操作の後に少なくとも３の汚染モ
   ーター油清れ落ら価を示す特許請求の範囲第３５項記載
   の方法。 （３７）該混紡が６５／３５の重量比のポリエステル／
   綿からなる特許請求の範囲第３４項記載の方法。 （３８）該布帛が、本明細書に記載の試験法により測定
   して、５回の標準洗濯操作の後に少なくとも２の汚染モ
   ーター油清れ落ち価を示す特許請求の範囲第３７項記載
   の方法。 （３９）未延伸の実質的に非晶質のポリエステル糸に糸
   を親水性にする表面仕上げを施し、この親水性糸を延伸
   し、そしてこの延伸した糸を切断して親水性ステープル
   ファイバーを形成するごとにより製造された親水性ステ
   ープルファイバーからなる布帛を形成することを包含す
   る、耐久性の向上した親水性を示すポリエステルステー
   ブルファイバーからなり、本明細書に記載の試験法によ
   り測定して少なくとも２の汚染モーター油ｌηれ落ら価
   を有する布帛の製造方法。 （４０）該切断工程の前に、延伸した糸をクリンプ加工
   する工程をさらに包含する特許請求の範囲第３９項記載
   の方法。 （４１）該延伸した糸に第２の表面仕上げを施して、こ
   の糸にさらに親水性を特徴とする特許請求の範囲第３９
   項記載の方法。 （４２）該親水性溶融紡糸ヤーンが、ロスチャイルド摩
   擦試験機により１１０°Ｃ１２００ｍ／ｍｉｎおよび初
   荷重１５　ｇで測定して、約０．７未満の繊維対金属摩
   擦係数を有する特許請求の範囲第３９項記載の方法。 （４３）該布帛の該ステーブルファイバーが、約２．５
   より大きいヨリ係数を有する紡績糸の形態にある特許請
   求の範囲第３９項記載の方法。 （４４）　該ステーブルファイバーが、約０．５〜６イ
   ンチ（１，３〜１５ｃｍ）の範囲内の長さのものである
   特許請求の範囲第３９項記載の方法。 （４５）該親水性表面仕」二げの仕上げ剤が、フィラメ
   ント糸の重量に基づいて約０．１０〜１重量％の量で糸
   に施される特許請求の範囲第３９項記載の方法。 （４６）該ステーブルファイバーが、約４０％を越える
   結晶化度を有する特許請求の範囲第３９項記載の方法。 （４７）該ポリエステルがポリ　（エチレンテレフタレ
   ート）からなる特許請求の範囲第３９項記載の方法。 （４８）少なくとも約５０重量％がポリエステルステー
   ブルファイバーからなり、本明細書に記載の試験法によ
   り測定して、５回の標準洗濯操作の後に少なくとも３の
   汚染モーター油清れ落ち価を示す布帛。 （４９）該布帛がポリエステル１００％からなる特許請
   求の範囲第４８項記載の布帛。 （５０）該布帛がポリエステルと綿との混紡から成る特
   許請求の範囲第４８項記載の布帛。 （５１）該混紡が８０　／　２０の重量比のポリエステ
   ル／綿からなる特許請求の範囲第５０項記載の布帛。