JPS58180266A - 貼着用塗膜及びその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、貼着用塗膜及びその製法に関する。さらに詳
しくは、施工現場での施工が極めて容易で、かつ耐久性
の優ｔ″Ｌ′＃−貼着用塗膜に関する。

従来、塗料は一般に液状塗料と粉体自書との二種類に大
別される 従来の液状塗料は電動の調整が容易であるという長所を
有するが、施工現場で施工する際、塗料の飛沫がとびち
ることや人体に有害な溶剤を使用することなどの欠点を
有する。

一方、従来の粉体塗料は、耐久性に優れているという長
所を有するが、施工するにあたり複雑な装置を必要とじ
走り、現場での施工に長時間を要するなどの欠点を有す
る。

本発明の目的は、従来の液状塗料及び粉体塗料の有する
欠点を解決し、両者の長所を筆具えた第三の塗料ともい
うべ舞貼着用塗膜すなわちシート状の塗料を提供するＫ
ある。すなわち、本発明の塗膜は施工現場での施工が極
めて容易である。また色物の調整が容易である。また、
施工の際、塗料の飛沫がとびちらず、人体に有害な溶剤
を使用しない。しかも耐候性などの耐久性に極めて優れ
ている。

本発明は薄くて柔軟な繊維性基材と、その上に塗布含浸
硬化せしめら、れ九液状塗料の層と、さらに加熱溶融硬
化せしめられ九粉体塗料の層を有する貼着用塗膜を提供
する。

本発明で使用する繊維性基材としては、不繊布、繊布、
不繊布とプラスチックフィルムを貼合せたもの、柔軟で
強靭な紙などが適当である。不繊布および散布の材質と
しては、ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、レー”１７又はグラスファイ
バー等が適当である。

繊維性基材の厚みは、１０〜３０００〜３００ミフロン
ｓある。１０ミクロノより薄いと、強度の点で不充分で
ある。３００ミクロンより厚いと柔軟性が不充分となる
。

本発明で使用される液状塗料としては、硬化優柔軟性を
有するものであることが必要である。具体的には、ウレ
タン樹脂系、フタル酸系、ゴム系等の塗料が好ましい。

可塑剤を混入すれば、柔軟性となる塗料、例えば塩化ビ
ニール樹脂系塗料なども可塑剤を混入して使用で角る。

液状塗料層の厚みは、通常１０〜１００ミクロンＳ度で
ある。液状塗料は、その一部が繊維性基材に含浸され、
繊維の間にも１大している。

液状塗料を繊維性基材の表面に塗布含浸させる方法とし
ては、吹付け、ロールコータ−、フローコーター、ナイ
フコーターなどの方法が適当である。

本発明で使用される粉体塗料としては、硬化優柔軟性を
有するものであることが必要である。具体的には、エテ
レ／？ビニルアセテートやポリウレタン系塗料などが適
当である。

粉体塗料層の厚みは、通常２０〜２００ｔクロ／程度で
ある。粉体塗料層と液状塗料層との界面は混然一体とな
っている。

粉体塗料の加熱溶融方法としては、液状塗料用の乾燥炉
、遠赤外線装置あるいは極めて簡単な熱風式乾燥炉を使
用することが適当である。乾燥炉での条件は温度が１０
０℃〜２００℃で、時間が１分〜２０分程度である。

加＃１＃ｌ融後自然冷却すれば、粉体塗料が硬化し、連
続面を形成する。４ 以下、本発明を図面に従って説明する。

第１！ＩＩ〜第４図は、本発明の貼着用塗膜を四つの製
造例によって造つ九場合の塗膜の断面図である。図中、
１は繊維性基材、２は液状塗料層、３は粉体塗料層、４
は透明の液状塗料層である。

本発明の第一の製法餌は、薄くて柔軟な繊維性基材の表
面に硬化優柔軟性を有する液状塗料を塗布含浸せしめ、
その未硬化期間中にその液状塗料面Ｋ、硬化優柔軟性を
有する粉体Ｉｋ料を均一に散布付着せしめ、これを加熱
溶融硬化せしめる貼着用塗膜の製法である。

これを第１図Ｋｌ！つて説明すれば、繊維性基材１の表
面に、有色又は透明の液状塗料２を塗布含浸さぜる。次
に、上記液状塗料の未硬化期間中に粉体塗料Ｓ音数布付
着せしめる。

そのあとでこれを乾燥炉等で加熱ＩＩＩＩＩＩＩＩシて
粉体塗料の連続層を得る。

本発明の第二の製法鼻は、上記第一の製法例の変形であ
って、上記液状塗料が有色の場合、その硬化後又は未硬
化期間中に、硬化優柔軟性を有する透明の第二の液状塗
料を第一の液状塗料面に塗布し、これの未硬化期間中に
その表面に上記粉体塗料を均一に散布付着せしめ、これ
を加熱溶融硬化せしめる製法である。

この第二の製法によると、第一の製法に依つ九場合に比
して、さらに優れた耐久性を有する塗膜が得られる。

第二の製法例を第２図に従って説明すれば、透明な第二
の液状塗料の層４が第一の液状塗料層２と、粉体塗料層
３との間に介在する以外は第１図の場合と同じである。

本発明の第三の製法餌は、薄くて柔軟な繊維性基材の表
面に１硬化後柔軟性を會有する液状塗料の中に硬化優柔
軟性を有する粉体塗料を混入し九混合物を塗布含浸せし
め、これを加熱溶融硬化せしめる°粘着用塗膜の製法で
ある。

これはあらかじめ、液状塗料と粉体塗料との混合物を作
成してそれ會繊維性基材の表面に塗布する方法である。

混合物中の粉体塗料対液状塗料の温合比率は、重量比で
１常０．５＝１ないし１．５：１であり、好ましくは、
１　１４［である。

この製法を第３図によって説明すれば、上記混合物を使
用するために、粉体塗料の上面に液状塗料が均一に付着
している点以外は、嬉１図の場合と同じである。

この製法によると、第一の製法によった場合と同様に優
れ九禽属が得られる。

本発明の第四〇製這偶は、第三の製造例の　□変形であ
って、薄く柔軟な繊細性基材の表面に１硬化後柔軟性を
有する有色の第一の液状塗料を塗布含浸せしめ、これの
硬化後又は未硬化期間中にこの表面に硬化優柔軟性を有
する透明の第二の液状塗料（、硬化優柔軟性を有する粉
体−科を混入し九滉金物を塗布してこれを加熱溶融硬化
せしめる製法である。

この第四の製法によると、第三の製法に依った場合に比
して、さらＫすぐれ九耐久性を有する塗膜が得られる。

第四の製造例ｔ−第４図に従って説明すれば、透明な第
二の液状塗料の層４が第一の液状塗料層２と粉体塗料層
３との間に介在する以外は、第３図の場合と同じである
。

次に本発明の貼着用塗膜の使用方法を述べる。

本発明の塗膜を建造物の壁面などの対象物に貼着するに
あたっては、適当な接着剤を対象物の面に塗布して本発
明塗膜をその上から圧着させてもよいし、あるいは、逆
に本発明塗膜の裏面（繊維性基材の儒）Ｋ接着剤又は粘
着剤を塗布してこれを対象物の面に圧着してもよい。後
者の方法を施工現場ではなく、塗膜製造工場内で行い、
接着網又は粘着剤面をセパレーターで保纒しておけば長
期の保存にも耐え、ｔ′＃−運搬に４好都合である。こ
の場合施工現場では、竜バレーターをはがして塗膜を対
象−に圧着するだけでよい。

次に本発明の詳細な説明する。

上記のように本発明の塗膜は、施工現場での施工が極め
て容異である。

また、本発明の鎗属においては、粉体塗料層が表面に存
在する丸め、粉体塗料の特色であるすぐれ曳耐久性を発
揮する。

壕九本発明徴膜においては、使用する液状塗料の種ａｔ
−選択することによって、色軸の調整が容晶である。

ｔた、本発明塗膜の施工時には、塗料の飛沫がとびちら
ず、人体に有害な溶剤も使用しない。

さらに本発明塗膜は、極めて柔軟で、かっ繊維性基材に
起因する引張抄強度が強い為、不規則な凹凸面に４その
凹凸を忠実に再現しながら塗膜を貼着できるという利点
がある。

〔１ＩＩＩＡ例〕 ■　使用した不織布・・・・・・廟品名−二二セル。

製造元：株式会社帝人０品＠　：　ＢＴＯ４０３Ｗ。

材質：ポリエステル繊維７ＯＮ＋ポリエチレン繊維３Ｏ
Ｎ、厚み：約５０ミクロン。

色二反射光で純白。形状：柔軟な薄膜状で通気性良好。

繊維は長く、引張りに対して強靭。

■　使用した液状塗料・・・・・・製造元：日本ペイン
ト株式会社。材質：大型横械籠懐用のフタル酸塗料。色
：赤。これに使用した溶剤：芳香族系（トルエン・キシ
レン等） ■　使用した粉体塗料・・・・・・商品名：し・（ジフ
ト。製造元；西独、バイエルＡＧ、材質：エチレン・ビ
ニルアセテート。塗料の粒径：平均１００ミクロン。色
：透明。

■　使用した透明の第二液状塗料・・・・・・製造元；
日本ペイント株式会社。材質二大型機械塗装用のフタル
酸塗料０色：透明。これに使−用し良溶剤：芳香族系（
トルエン、キシレン等） ■　不繊布へ液状塗料を塗布含浸せしめる条件・・・・
・・フタル酸塗料１０に対して溶剤３０割合で希釈攪拌
し、この塗料をスプレィガンで塗料吐出量１２０ｆ／分
、霧化空気流量２００１７分。

■　液状塗料層へ粉体塗料を散布付着せしめる方法・・
・ノズルから霧状に粉体塗料を吐出散布して、未硬化液
状塗料に付着せしめ、余分のものはエア・ブローでふ舞
とばす。

■　液状塗料へ透明の第二の液状塗料を塗布する条件・
・・・・■と同様。

■　粉体塗料と液状塗料の１合比率（重量比）・・・・
・・に１ ■　粉体塗料の加熱溶融条件及び方法 条件：１４０℃　５分間。

方法：熱風式恒温槽。

上記の材料及び条件を使用して前述１法例１〜４の方法
に従い、貼着用塗膜を餐造し、壷着削を介して鉄板には
りつけてウエザオメーター、耐薬品テスト、ヒートサイ
クルテスト等を行つ危地、いずれも使用し九粉体塗料を
従来方法で鉄板に塗装したものと同等以上の耐久性のす
ぐれ九塗膜が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は、本発明の貼着用塗膜を四つの製造例
によって造つ九場合の塗膜の断面図である。 １・・・繊維性基材 ２・・・液状塗料層 ３・・粉体塗料層 ４・・・透明の液状塗料層。 手続補正書（自発） 昭和ｓ８都６月２７日 特許庁長官　ｆｒ　杉和夫　殿 １、事件の表示 昭和Ｓフ都特許願１１４１１８４７号 ２、ｌ＆明の名称 貼付Ｍ１１１１１ｉ、そｃｍ法及びその塗−法（本日付
訂正） ３、補正をする看 事件と０１１ｓ４１許出願人 氏　鳴　　　　井　　上　　＊＊ ４状場人 會　所　　東京＠１ｌｔＫＩＩｆｒ＠　１−８−８　　
中１ｊｊＬ／門に’ル５、補正により増加するｉｎ＠ｏ
歇　０明細書 １、発明の名称　　貼付用塗膜、そのＩｌｌ法及びそ−
ｏｈ鋏法 ２、特許請求の範囲 （１）　　薄くて柔軟な繊艙性基材と、そＯルーに塗布
含浸して硬化せしめられた硬化後柔軟性を有する液状塗
料の層と、その層Ｏ上に塗布、加熱、溶融して硬化せし
められ九硬化ｉＮ柔軟性を有する粉体塗料の層とからな
る貼付用塗膜。 （２）薄くて柔軟な繊細性基材０ＪｔｉｌＫ、硬化ｉｌ
柔軟性を有する液状塗料を塗布含浸して、その未硬化期
間中に、そのｉｌ状愈科！ｉｉＫ、硬化後柔執性を有す
る粉体ｍ料を塗布し、これを加熱、ｌＩ！融、硬化せし
める貼付ｊＩＩｋ膜Ｏ製法。 （３）特許請求の範１ｉＰ８１１）記載の貼付用塗膜の
、粉体塗料硬化層の面とは反対にある、薄くて柔軟な繊
細性基材の片面（イ）、を九は施工対象−０６面（ロ）
に、接着剤を塗布して、上記貼付用塗膜を施工対象物に
貼シつけることを４Ｉ黴とする貼付用塗膜ＯＩｋ機法。 ３、発明の詳細な説明 本発明は、貼付用１１その１１法及びそのＩＩ！装法に
関する。さらに詳しくは、施工構場での施工が極めて容
易で、かつ耐候性、防食性、耐薬品性など優れ九論属性
能を有する貼付用塗膜に関す為。 本発明でいう塗膜とは、液状Ｉｋ科、或いは粉体塗料が
硬化して形成された膜状Ｉｋ料という意味°である。 従来、塗料はその影状で大別すると、■液状塗料、■粉
体塗料、のふ九つが存在する。 液状ｍ料は、色彩の調合が容易で参るという長所を有す
るが、施工職場で施工する際、塗料が衣服に付着しえり
、周辺にとびちらないように厳重な注意をしなければな
ら逢い。 を九、塗料０＃ＰＫ−剤が入っていることが多い丸め、
人体に有害で、職扱いに危険がつきまとう。を九、溶削
を含んに塗料が硬化する４ｍで、溶剤Ｏ′ｓ発にともな
ってピンホールが発生して、硬化した塗膜性能に嵐から
ぬ影響を与えることが避けられなかつ九。また、施工後
もただちに使用することはできず、硬化（乾＊）Ｃ）た
めの時間を与えな、ければならなかつ九。 一方、粉体塗料は、耐候性、防食性、耐薬品性など、極
めて優れ九塗膜性能を有している。しかるに、塗装する
にあたり、特殊な装置と技術を必要とする。例えば、溶
射法（Ｆｌａｍ＠Ｓｐｒａｙｉｎｇ　）、流動浸漬法（
Ｆ１ｔ＋１ｄｌｓ−ａｄ　８ｈｉｎｋ＊ｒｉｎｇ　）、
静電吹付法（Ｋ１＊５ｔｒｅ−ｓｔａｔｉｃ　５ｐｒａ
ｙ　Ｃｏａｔｉｍｇ　）、静電浸漬法（Ｋｌ＠ｃｔｒｏ
ｇ＋ｔａｔｉｃ　Ｆｌｕｉｄｉｓ＠ｄ　Ｂ＠ｄ　Ｃｏａ
ｔｉｎｇ　）などである。これらの粉体＊＊の方法に共
通していえることは、熱＃Ｉを必要とし、装置の中へ搬
入可能な大自さのものでなければａｍができないため、
すでに構Ｓされている建造物（ビルディングなど）の内
、外ＯＪｌ劇、天井など巨大な面積上方２フルに粉体Ｉ
ｋ！Ｉするといりことはできなかった。 本発明の目的は、従来の液状ｍ科及び粉体ｍ料の有する
欠点を解決し、かつ両者の長所を兼具した第三のＩｋ科
ともいうべき貼付用塗膜、すなわちシート状の塗料を提
供するにある。すなわち本発明の貼付用塗膜は、施工現
場で施工する際、衣服に付着したシ、周辺にとびちるこ
とがない。溶剤を含まないため、人体に無害で、取扱い
に危険がない。ピンホールが極めて少い。耐候性、防食
性、耐薬品性など粉体塗料と同様の優れた塗膜性能を有
している。しかも、＊＊−ｆるにあたり！殊な装置中技
術を必要とせず、接着剤を介して、た友貼夛つけるだけ
でよい。卸ち熱源を必要とせず、すでに構Ｓ″：１れて
いる建造物（ビルディングなど）の内、外壁面、天井な
どにも、本発明貼付用塗膜を運搬して貼りつけることか
で自、施工対象物の立地条件、太き名、形状で工事の可
否が１壕るものではない。また、あらかじめ必要な色彩
Ｏ本発ｔＩＡ製品を用意すれは、どのようなカラフルな
施工も可能である。そして施工直後に使用することがで
き硬化（乾燥）のための時間を与える必要がない。 本発明は、薄くて柔軟な繊細性基材と、その片面に塗布
含浸して硬化せしめられた硬化後柔軟性を有する液状＊
料の層と、その層の上に塗布、加熱、溶融して硬化せし
められ九硬化後柔軟性管有する粉体塗料の層とからなる
貼付用塗膜を提供する。 ま九本発明は薄くて柔軟な繊維性基材の片面に、硬化後
柔軟性を有する液状Ｉｌ料を塗布含浸して、その未硬化
期間中に、そＯｗｌ状塗料向に、硬化＊＊軟性を有する
粉体ｍ料を塗布し、これを加熱、溶融、硬化せしめる貼
付用塗膜の製法を提供する。 さらにまた本発明は特許請求の範囲（１）記載の貼付用
ｍ膜の、粉体塗料硬化層の園とは反対にある、薄くて柔
軟な繊維性基材Ｏ片面ビ）、を九は施工対象物の表向（
ロ）Ｋ、１１着剤を塗布して、上記貼付用ｍ膜を施工対
象物に貼りつけることを特徴とすゐ貼付用塗膜のｍ俟法
を提供する。 図面を参照して本発明をａ明すると、第１図は本発明貼
付用―属の断ｌｌ１Ｉｌ１１第２図は本発明貼付用塗膜
Ｋｍ着剤を塗布し、セノ（レータ−で被覆し九断ｌ１ｉ
１１１、第３Ｅは本発明貼付用塗膜を接着鋼を介して施
工対象物に貼付けた施工断面図である。 １は繊維性基材、２は液状塗料、３は粉体Ｉ！Ｉ科、４
は接着剤、５はセパレータ、６は施工対象物である。 本発明で使用する繊維性基材とは、不織布、繊布などを
いい、その材質としては、ポリエステル、ボリアイド、
アクリル、ポリエチレン、ポリフロピレン、レー曹ン又
ハゲラスファイバーなどが遍蟲である。本発明貼付用塗
膜に付加する性能如何によってこれらの材質から特定の
ものを選ぶことがで自る。例えば、耐候性を轡に付加し
たい場合はポリエステル、ボリアイドなどの繊維が好ま
しい。耐熱性を特に付加したい場合はグラスファイパー
が好箇しい。導電性を特に付加し丸い場合は銅の繊維を
使用するとよい。繊維性基材の厚みとしては、約１０〜
３００ミクロンＳｍが好ましい。１０ミクロン程度より
薄いと、引張ヤ強度が不足して、施工中破れやすくなっ
て作業性が悪く、また、高価になる。３００ンクロンｅ
ｌ＆より厚いと柔軟性を失ったり高価になったりして好
ましくない。本発明製品においては、最終製品の柔軟さ
が、施工対象物の凹凸がある表面に密着して貼りつける
ことを可能にするための重要な要件である。 本発明で使用する液状塗料としては、施工対象物の凹凸
がある表面に密着して、本発明製品を貼りつける事を可
能にする丸めに、硬化後柔軟性を有するものであること
が必要である。具体的には、ウレタン樹脂系、フタル酸
系、ゴム系などのｍ料が好ましい。町閣剤を混入すれば
柔軟性となるＩｋ料、例えば塩化ビニール樹脂系ｍ料な
ど４、可履剤を混入して使用で寝る。自然硬化蓋、加熱
硬化瀝、二液硬化蓋、紫外ａｔ硬化蓋など、いずれも柔
軟な硬化塗膜が得られるものであれば使用できる。液状
塗料層の厚みは、約１０〜１００建クロンｌｉ＆であゐ
。液状塗料は、上記繊維性基材の繊細を着色するだけで
はなく、その一部は繊維性基材に含浸し、繊維と繊維の
間にもすき間なく浸入している。即ち、上記液状塗料は
、そのＩｋｊＩの内部に繊維性基材の繊維が芯材として
挿入され九構造となる。こうすることによって、広い面
積では連続性を保ちにくい液状塗料の塗膜は物理的強度
が陶土し、運搬、保存、施工など０ｌｉＩ、おり九九み
、ロール＊＊、おしつけ、引張シなどに対して容品に破
損しなくなる。液状塗料を繊維性基材に塗布含浸させる
方法としてはスプレー、ロールコータ−、ナイフコータ
ー、フローコーターなどの方法が好ましい。 本発明で使用する粉体塗料としては、施工対象物の凹凸
がＴｏｈ表面に密着して本発明製品を貼りつけることを
可能にする為に、硬化後柔軟性を有するものであること
が必要である。具体的には、エチレン・ビニ−ルア竜テ
ート樹脂系、ウレタン樹脂系、オレフィン樹脂系などの
粉体塗料が好ましい。硬化し九粉体塗料層の厚みは、約
２０〜２００イクロン程度であるが、４ＩＫｌｌ論上の
上限、下限を有するものではない。験体塗料層と前記液
状塗料層は、硬化の過程で両者が加熱５ＩＩｌされるこ
とにより、よく密着し、その接触面は温熱一体となるこ
とが多い。粉体塗料の加熱ＳＳ方法としては、熱風式乾
燥炉あるいは遠赤外線装置などを使用することが好まし
い。加熱条件としてＵ、１ｉｆｅ　１００℃〜２００＠
Ｃｓ度、時間は１分〜２０分程度である。・これよシ特
に高温にしたり、また長時間加熱する必要は一般にはな
い。これよシ低い温度や、短時間の加熱の場合、粉体塗
料は充分に＃Ｉ鋺硬化しないことがある。前記の好まし
い条件で加熱浴Ｍ後、自然冷却すれば、前記液状塗料層
の上面で粉体塗料が硬化して連続し九塗膜面を形成する
。 上記０１１体ｍ料の加熱条件の調整により、本発明製品
の最終表向をエンボスｍＫしたり、フラット向にし九り
することができる。即ち高温、長時間の加熱を行えばよ
りフラット向となり、温度、時間を適切ＫＩＩＲずれば
エンポｘ（Ｔｌｉ％る。なお加′熱＃ＩＷＩＩＡする前
に、余分の粉体塗料はエアプロー、グアキュームあるい
はナイフの刃先などで除去して回収すれば経済的である
。 粉体塗料を液状ｍ料の表面に塗布する方法としては、液
状塗料が未硬化期間中に（即ちＷ・１０状態のと１１）
行うことが好オしい。こうすることにより、験体ｍｌＰ
ｔは液状塗料の表向によく付着し、しかも両方の塗料が
硬化したとき、おたがい０１１着がよい。壕九塗布の方
法としては自然落下方式が経済的である。 即ち、ノズルから験体ｍ料を暮秋に吐出して未硬化の液
状塗料の表鈎に落下せしめるのである。ただし、塗装候
置中加熱ａｍの設置条件によっては、静電気で粉体塗料
を塗布することも可能である。 なお、本発明製品に色彩を与える際、液状塗料によって
、求める色彩を与え、その上飯に形成される粉体ｍ料の
融着層は、顔料等を含有しない透明の（ｎａｔｕｒａｌ
　）粉体ｌｌｌ１料を使用すると、本発明の価値を一層
高めることができる。即ち、必要な色彩の調合は液状Ｉ
ｋ料によって行うと、極めて微妙な色彩の調合をかなり
少量でも行うことがで寝る。この上向に、透明な粉体塗
料の融着層を形成せしめれば、粉体塗料層によって、そ
の下向にある液状塗料層が保験され、特にその顔料は一
層の耐退色性を得ることができる。即ち、こうすること
により液状塗料の色彩＊ａＯ自由さと、粉体ｍ料のすぐ
れ九ｍ換性能という、それぞれの塗料の長所を兼具する
ことができる。 次に、本発明による貼付用＊＊の使用方法を述べる。使
用方法は大別すると、下記〇二つである。 第一の使用方法は、本発明製品の粉体塗料硬化層の鈎と
は反対にある薄くて柔軟なＩＩＬＩｓ性基材の片面に、
接着剤を塗布して、必要なら竜パレータ−などで接着剤
函を保験し、施工現場にこれを運搬してセパレーターを
除去し九のち貼りつける方法である。 上記の方法で使用する接着剤としては、アクリル系、ゴ
ム系、酢酸ビニール系、ウレタン系、エポキシ系などの
接着剤で耐久性のあるものが好ましい。注意すべき点と
しては、接着剤を本発明製品に塗布した。ｃ）接着剤の
未硬化期間中（卿ち活性期間中）に、これを施工対象物
に貼付けることができない、などという事態は避けるよ
うにしなければならない。従って、本発明で使用される
接着剤としては未硬化期間（Ｉｐち活性期間）の長いも
のが好ましい。ナクリル系、ゴム系などの接着剤は、上
記の目的Ｋｌｉめてよく合歓するものが多い。また、酢
酸ビニール系、にかわ系などの接着剤で、本発明製品に
１１！ｉ布して、いったん硬化した後、施工現場で貼付
ける直前に水やアルコールなどを接着剤嵌向に塗布し、
又は熱などを与えて活性化せしめ、その後で貼付けるタ
イプの接着剤がある。こむような接着剤も、本発明製品
にとって好ましい。 本発明製品に接着剤を塗布する量は、本発明製品の薄く
て柔軟な繊維性基材に含浸している部分も含めて、通常
２０〜３００建りｑンｌｉ１度である。これより少量の
場合は、接着不良をおこす可能性があり、これより多量
の場合は特に得るものがない。ただし、ブチルゴム系の
接着剤を使用する場合は、３００〜２．０００ミクロン
程度のこともある。 本発明において、接着剤を塗布する行為は、本発明製品
のプライマーとしての効果をはたすことにもなる。従っ
て本発明製品を施工する目的（例えば、防食、耐熱、防
水、贅懺等）いかんでより適切な接着剤の材質を選んだ
シ、接着剤の中へ名らに酸化鉄、亜鉛、雲母などの微粉
末を混入したシすることが好ましい。 いずれの場合においても、本発明製品の第一の使用方法
は施工現場で接着剤の塗布を行う必要はなく、あらかじ
め接着剤を塗布したものを施工現場に運搬して、そＯＴ
ｏとで貼り付ける、というところに４１像がある。 本発ｆＩＪ４製品の菖二の使用方法は、施工対象物の表
ＩｉＫｍ着剤を塗布してその上に本発明製品を貼付ける
方法である。この場合は、接着剤が衣服に付着したり、
周辺にとびちらないように厳重な注意をしなければなら
ない。 また、接着剤の中Ｋ１１ｌ剤が入っていることが多いた
め人体に有害で、堆扱いに危険がつきまとう。以上の点
で、液状塗料を塗布する際の問題点は解決されないが、
反面、利点として本発明製品の總−〇１２用方法に比べ
、接着剤を選ぶにあたり、未硬化期間の長さの制限をう
けない。従って菖−の使用方法に比べ、いっそう適切か
つ好ましい接着剤を選択することが可能である。また、
接着剤の塗布は、液状塗料と真なり、特に貴しく塗装す
るための技術を必要としない。即ち、誰でもできるとい
う利点がある。 本発明製品の第−及び第二の使用方法のいずれにおいて
も、本発明製品を施工対象物にあてがつ九のち、これを
圧着する。もし、施工対象物の表面に凹凸がある場合は
、本発明製品を施工対象物表面にあてかつ九あと、手の
ひら、指、あるいは綿でくるんだ木づちなどで押しつけ
る、たたくなどして圧着する。 圧着をていねいに行えば、本発明製品は柔軟であるため
、施工対象物の表面に密着して、その表向状Ｓ＋をよく
再現する。即ち液状塗料あるいは粉体１！ＥｆＩ＋を従
来の方法で塗装し九場合と極めてよく似九真面の外観を
得ることができる。 次に、本発明の効果を脱明する。 本発明の貼付用塗膜は、施工現場で施工する際、衣服に
付着したり周辺にとびちることがない。浴剤を含まない
ため、人体に無害で取扱いに危険がない。施工の際、粉
体塗料のような特殊な装置や技術を必要としない。熱源
を必要としない。すでに構築されている建造物（ビルデ
ィングなど）の内、外１１面、天井などにも、本発明貼
付用塗ＩＩを運搬して貼りつけることができる。即ち、
施工対象物の立地条件、大！′：５、形状で工事の可否
がきまゐものではない。 加えて、本発明の貼付用塗膜は、色彩の調合が容易で、
同時にいくつもの色を貼シ合せ、貼り重ねることができ
る。ピンホールはほとんど皆無であゐ。加えて、耐候性
、防食性、耐薬品性など極めて優れた塗膜性能を有して
いる。また施工直後に使用することができ、硬化の丸め
の時間を与える必要がない。 即ち、本発明は、液状塗料及び粉体塗料の有する欠点を
解機し、かつ、両者の長所を兼具した、第三の塗料とも
いうべき新規なる塗料を提供するものである。 〔実施例〕 ■使用した不繊布・・・・・・商品名：ユニセル。製造
元：株式会社帝人。品番：　ＢＴ０４０３Ｗ。 材質：ポリエステル繊維７０−＋ポリエチレン１１８３
０Ｌｓ、厚み：約５０ンクロン。色：反射光で純白。形
状：柔軟な薄膜状で通気性良好。長繊維で引張に対して
強靭。 ■使用し圧液状塗料・・・・・・商品名二ニューボデラ
ンク。製造元：日本ペイント株式会社。材質二フタル酸
１に料。使用した溶剤：芳香族系（トルエン、キシレン
等）。色：赤。 ■使用した粉体塗料・・・・・・裔品名：レバジント。 製造元：西独バイエルＡＧ０材貿：エチレン・ビニール
アセテート。Ｉ＆料の粒１！　：　平Ｊ４１００ンクロ
ン。色：透明。 ■不織布へ液状ｍ料を塗布含浸せしめる条件・・・・・
・フタル酸塗料１０に対し溶剤３０割合で希釈攪拌し、
このｍ料をスプレィガンで塗装。 吐出量１２０１／分、霧化空気流量２００１／分。 ■液状塗料層へ粉体塗料を散布付着せしめる方法・・・
・・・ノズルから暮秋に粉体ｍ料を吐出散布して未硬化
（ｙ＠ｔ）な液状ｍ科向に付着せしめ、余分のものはエ
ア・ブローでふきとばして回収。 ■粉体塗料の加ａＳ―粂件及び方法・・・・・・条件：
（１４０℃）、５分間。方法：熱風式加熱炉。 上記の材料及び条件で本発明貼付用ｊｌｋｊ［を製造し
、エポキシ系接着剤を介して１鉄板に貼りつけ九のち、
フェザオー・メーターテスト、耐薬品テスト、耐塩水テ
スト、塩水−一テスト、亜硫酸ガステスト、硫化水素ガ
ステスト、ヒートサイクルテスト、耐摩耗性テスト等を
行つ九ところ、いずれ４使用し１圧粉体塗料を従来の方
法で鉄板に塗装した４のと同等以上のすぐれた塗膜性能
が＊ｇされた。 ４、図面の簡単な説嘴 亀ＩＷＪは本発明貼付用塗膜の断面図、第２図は本尭明
鮎付用塗膜Ｋｌｉ着゛削を塗布し、セパレーターで砿覆
し九断面図、菖３ＷＡは本発明貼付用ｌ１１ｊ［を、接
着剤を介して施工対象物に貼付は九施工断向磨である。 １は線維性基材、２は液状ｍ料、３は粉体ｍ料、４は接
着剤、５はセパレーター、６は施工対象物である。 第１図 第２図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）薄くて柔軟な繊維性基材と、その上に―布含浸硬
   化せしめられ九液状塗料の層と、さらに加熱溶融硬化せ
   しめられ九粉体塗料の層を有する貼着用塗膜。
2. （２）薄くて柔軟な繊維性基材の表面に硬化優柔軟性を
   有する液状塗料を塗布含浸せしめ、その未硬化期間中に
   その液状塗料面に、硬化優柔軟性を有する粉体塗料を均
   一に散布付着せしめ、これを加熱溶融硬化せしめる貼着
   用塗膜の製法。
3. （３）上記液状塗料が有色の場合、その硬化後又は未硬
   化期間中に、硬化優柔軟性を有する透明の第二の液状塗
   料′ｋＩＩＩ−の液状塗料面に塗布し、これの未硬化期
   間中に、その表面に上記粉体塗料を均一に散布付着せし
   め、これを加熱溶融硬化せしめる特許請求の範囲第２項
   記載の製法。
4. （４）薄くて柔軟な繊維性基材の表面に、硬化優柔軟性
   を有する液状塗料の中に硬化優柔軟性を有する粉体塗料
   を混入し九混合物を塗布含浸せしめ、これを加熱溶融硬
   化せしめる貼着用塗膜の製法。
5. （５）　　薄くて柔軟な繊維性基材の表面に１硬化ｖｋ
   柔軟性を有する有色の第一の液状塗料を塗布含浸せしめ
   、これの硬化後又は未硬化期間中にこの表面に硬化優柔
   軟性を有する透明の第二の液状塗料に、硬化優柔軟性を
   有する粉体塗料を混入し７’Ｅ？１合物を塗布してこれ
   を加熱溶融硬化せしめる特許請求の範囲第４項記載の製
   法。