JPH119984A - 粉末状乳化剤およびその製造方法 - Google Patents
粉末状乳化剤およびその製造方法Info
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
Abstract
は非晶性の乳化剤であって、水への分散・溶解性が改良
された粉末状乳化剤およびその製造方法を提供する。 【解決手段】低融点または非晶性の乳化剤の表面に粒径
が149μm篩下である糖または糖アルコール結晶を付
着して成る粉末状乳化剤、および、低融点または非晶性
の乳化剤と粒径が149μm篩下である糖または糖アル
コール結晶とを低温下に混合粉砕する粉末状乳化剤の製
造方法。
Description
びその製造方法に関し、詳しくは、低融点または非晶性
の粉末状乳化剤であって、水への分散溶解性が改良され
た粉末状乳化剤およびその製造方法に関する。
しては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグ
リセリド、不飽和脂肪酸のショ糖脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。
ブッロク状であり、水に溶解させるために強力な攪拌を
要する。更に、これらの乳化剤の多くは、粉末化が困難
であり、また、凍結粉砕などにより粉末化できても、得
られた粉末は、室温に戻ると固結して塊状になり、しか
も、粉砕機および配管内部に付着して粉砕や分散溶解に
おける操作性を低下させるという問題がある。
糖、果糖、キシロース、麦芽糖、ショ糖、マンニトー
ル、キシリトール等の水溶液を使用し、混練り又は噴霧
乾燥により、表面被覆する方法がある。しかしながら、
斯かる方法では、乾燥に長時間を要し、場合によって
は、糖液により固結するため却って溶解し難くなり、更
に、吸湿性が強くなるため保存上の問題を生じる。
は、油溶性食品乳化剤の易水分散化方法として、親水性
コロイド物質でコーティングした後に噴霧乾燥して得ら
れる乳化剤の欠点(不均一性)を改良した粉末状乳化剤
が開示されている。この粉末状乳化剤は、5炭糖や6炭
糖の糖および/または糖アルコールの水溶液を加温して
乳化剤に加え、少量の水溶性食品乳化剤の存在下に糖お
よび/または糖アルコールが連続相となる様に油溶性乳
化剤を溶解して乳化し、次いで、減圧脱水した後に冷却
固化して粉砕する方法により得られる。しかしながら、
斯かる方法は、操作が煩雑であり多大の労力を要し、ま
た、油溶性状乳化剤のみを対象とするために使用上の制
約がある。
鑑みなされたものであり、その目的は、ポリグリセリン
脂肪酸エステル等の低融点または非晶性の乳化剤であっ
て、水への分散溶解性が改良された粉末状乳化剤および
その製造方法を提供することにある。
を重ねた結果、上記の乳化剤と特定粒径の糖または糖ア
ルコール結晶とを低温下で混合粉砕することにより、水
への分散溶解性が改良された粉末状乳化剤が得られるこ
とを見い出し、本発明の完成に至った。
または非晶性の乳化剤の表面に粒径が149μm篩下で
ある糖または糖アルコール結晶を付着して成ることを特
徴とする粉末状乳化剤に存し、本発明の第2の要旨は、
低融点または非晶性の乳化剤と粒径が149μm篩下で
ある糖または糖アルコール結晶とを低温下に混合粉砕す
ることを特徴とする粉末状乳化剤の製造方法に存する。
本発明で使用する乳化剤は、低融点または非晶性の乳化
剤であり、その具体例としては、(1)非晶性で特定の
融点を持たず、多くの場合、ロウ状で流通されている乳
化剤、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、有機酸
モノグリセリド、ペースト状レシチン等、(2)結晶性
ではあるが融点が40℃以下であり、粉砕時の発熱で溶
融して粉末状とすることが困難な乳化剤、例えば、不飽
和脂肪酸やラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル、ソルビ
タン脂肪酸エステル等が挙げられる。これらの乳化剤
は、通常、ペレット状またはブッロク状で流通されてい
る。
剤の表面にJIS標準篩による粒径が149μm篩下で
ある糖または糖アルコール結晶を付着して成る。糖とし
ては、乳糖、ブドウ糖、ショ糖、マルトース、粉末水
飴、デキストリン等が挙げられ、糖アルコールとして
は、エリスリトール、マンニトール、キシリトール、マ
ルチトール、粉末還元麦芽糖水飴などが挙げられる。
ールの中ではエリスリトールが好ましい。何故ならば、
これらは、ショ糖に比しやや溶解し難いが、吸湿性が少
なく長期保存中に化学変化など生じ難いからである。特
に、含水量が0.05重量%以下に調整されたエリスリ
トールは、保存中に固結しないため、取り扱い易い利点
がある。因に、水に対する20℃での溶解性(w/w)
は、ショ糖66に比し、乳糖は20、エリスリトールは
35である。
販品として直接入手可能である他、篩い分けにより、ま
たは、必要に応じて通常の方法で粉砕することにより得
られる。なお、比較的粒径が大きいエリスリトール結晶
は、ショ糖に比して脆く微細化し易いため、ピンミル、
ハンマーミル、スクリーンミル、振動ボールミル、ジェ
ット粉砕機などの粉砕機を使用して粉砕する。
いほど少量で効果があることから、特に75μm篩下以
下の粒径が好ましい。結晶粒径が149μm篩下よりも
大き場合は、乳化剤の表面への付着性に劣り、また、乳
化剤粉末への均一混合性に劣る。
ル結晶の付着量は、乳化剤と糖または糖アルコール結晶
の全体に対する値として、通常、5〜90重量%、好ま
しくは20〜90重量%、更に好ましくは50〜90重
量%とされる。
た粉末状乳化剤は、乳化剤と粒径が149μm篩下であ
る糖または糖アルコール結晶とを低温下に混合粉砕する
ことにより得られる。具体的には、粉砕により生じる熱
で乳化剤が融解・不定形化しない様、少なくとも、乳化
剤の融点または固化温度以下の温度に乳化剤および粉砕
機を冷却し、糖または糖アルコール結晶と混合し、ロー
タースピードミル等の粉砕機で粉砕する。冷却方法とし
ては、(1)予め、乳化剤、あるいは、乳化剤と糖また
は糖アルコールとの混合物を液体窒素中に浸漬して凍結
させた後に粉砕する方法、(2)粉砕機の内部および外
部を液体窒素で冷却しながら粉砕する方法、(3)これ
らを併用する方法などが挙げられる。
なる粉体同士の混合となるため、凍結粉砕後、更に、V
型、水平円筒型、垂直スクリュー型などの一般的な混合
機を使用して粉体混合するのが好ましい。混合の際の発
熱による乳化剤の溶融防止のため、適宜、装置の冷却や
液体窒素の流通手段を講じるのが好ましい。本発明の粉
末状乳化剤の大きさは、特に制限されないが、通常0.
5〜2mm程度の範囲とされる。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
製) 下記の表1に示す条件でエリスリトール(三菱化学フー
ズ社製)を粉砕して乾燥した後、149μm篩(JIS
標準篩)で篩分けしてエリスリトール微細結晶を得た。
ルの製造) ジグリセリン(坂本薬品工業社製)700gとパルミチ
ン酸800gとを水酸化ナトリウム触媒の存在下に25
0℃で2.5時間反応させた後、冷却し、未反応のジグ
リセリンを除去して分子蒸留に供し、ジグリセリン脂肪
酸エステル(モノエステル70重量%、ジエステル30
重量%)360gを得た。
た塊状のジグリセリン脂肪酸モノエステルとを表2に示
す量比で液体窒素に浸漬して凍結させた後、粉砕機(ロ
ータースピードミルP−14:スクリーン穴径0.5m
m)で粉砕して粉末状乳化剤を調製した。
ットされた400mlのガラスビーカーに65℃の温水
入れ、200rpmで攪拌しながら、表2に示す量の乳化
剤試料を添加し、試料が均一に分散する迄の時間を測定
した。結果を表2に示す。なお、比較例1は、エリスリ
トール無添加で凍結粉砕して得られた乳化剤粉末の例で
あり、この場合は、凍結粉砕後、直ちに上記の評価に供
した。
たため、分散に210秒(3.5分)要したが、エリス
リトールと共に混合粉砕した実施例の粉末状乳化剤は容
易に分散した。また、比較例1の粉末状乳化剤は、室温
に放置したところ、約8時間後には固結して塊状になっ
た。一方、実施例3の粉末状乳化剤1kgをポリエチレ
ン袋に充填し、35℃で1ヶ月保存したが、固結しなか
った。
径が149μm篩下である乳糖結晶粉末を表3に示す量
比で使用した以外は、実施例1と同様にして粉末状乳化
剤を調製した。そして、実施例1と同様に水に対する分
散効果を調べ、その結果を表3に示す。
散溶解性に優れ、長期間の保存においても固結しない粉
末状乳化剤が提供される。
Claims (7)
- 【請求項1】 低融点または非晶性の乳化剤の表面に粒
径が149μm篩下である糖または糖アルコール結晶を
付着して成ることを特徴とする粉末状乳化剤。 - 【請求項2】 糖または糖アルコール結晶の付着量が粉
末状乳化剤の5〜90重量%である請求項1に記載の粉
末状乳化剤。 - 【請求項3】 乳化剤が、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、有機酸モノグリセリドの群から選ばれる1種または
2種以上である請求項1に記載の粉末状乳化剤。 - 【請求項4】 糖が乳糖である請求項1に記載の粉末状
乳化剤。 - 【請求項5】 糖アルコールがエリスリトールである請
求項1に記載の粉末状乳化剤。 - 【請求項6】 低融点または非晶性の乳化剤と粒径が1
49μm篩下である糖または糖アルコール結晶とを低温
下に混合粉砕することを特徴とする粉末状乳化剤の製造
方法。 - 【請求項7】 乳化剤と糖または糖アルコール結晶との
混合重量比が10:90〜95:5である請求項6に記
載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18595097A JP3781516B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 粉末状乳化剤およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18595097A JP3781516B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 粉末状乳化剤およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH119984A true JPH119984A (ja) | 1999-01-19 |
| JP3781516B2 JP3781516B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=16179723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18595097A Expired - Fee Related JP3781516B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 粉末状乳化剤およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3781516B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002335879A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-26 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 乳化剤製剤 |
| JP2003023987A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-28 | Taiyo Kagaku Co Ltd | フライ食品用品質改良剤 |
| CN111955749A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-20 | 浙江新维士生物科技有限公司 | 一种膳食纤维颗粒的组合物及其制备工艺 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP18595097A patent/JP3781516B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN111955749A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-20 | 浙江新维士生物科技有限公司 | 一种膳食纤维颗粒的组合物及其制备工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3781516B2 (ja) | 2006-05-31 |
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