JPH1195205A - 光学異方体フィルムとその製造方法及び液晶表示装置 - Google Patents
光学異方体フィルムとその製造方法及び液晶表示装置Info
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- JPH1195205A JPH1195205A JP9253512A JP25351297A JPH1195205A JP H1195205 A JPH1195205 A JP H1195205A JP 9253512 A JP9253512 A JP 9253512A JP 25351297 A JP25351297 A JP 25351297A JP H1195205 A JPH1195205 A JP H1195205A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 高分子フィルム中に液晶化合物を分散含
有し、高分子フィルムの配向方向と液晶化合物の配向方
向が一致しており、光学的位相差が温度の変化に伴って
可逆的に変化する光学異方体フィルムにおいて、高分子
フィルムが、分子中に液晶性骨格と重合性官能基とを有
する液晶性化合物を含有する重合性液晶組成物の硬化物
であり、光学異方体フィルム中の重合性官能基を有しな
い液晶化合物の割合が10〜25重量%の範囲にある光
学異方体フィルム。 【効果】 本発明の光学異方体フィルムは、光学位相差
の温度依存性を有し、かつ、光学異方体フィルム内部に
STN配向構造やハイブリッド配向構造等のような高度
な配向構造を有し、STN液晶表示セルやハイブリッド
液晶表示セルと共に用いることによって、高温時での表
示特性を改善することができる。
有し、高分子フィルムの配向方向と液晶化合物の配向方
向が一致しており、光学的位相差が温度の変化に伴って
可逆的に変化する光学異方体フィルムにおいて、高分子
フィルムが、分子中に液晶性骨格と重合性官能基とを有
する液晶性化合物を含有する重合性液晶組成物の硬化物
であり、光学異方体フィルム中の重合性官能基を有しな
い液晶化合物の割合が10〜25重量%の範囲にある光
学異方体フィルム。 【効果】 本発明の光学異方体フィルムは、光学位相差
の温度依存性を有し、かつ、光学異方体フィルム内部に
STN配向構造やハイブリッド配向構造等のような高度
な配向構造を有し、STN液晶表示セルやハイブリッド
液晶表示セルと共に用いることによって、高温時での表
示特性を改善することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパー・ツイス
テッド・ネマチック(STN)型、電界制御複屈折(E
CB)型、インプレーン・スイッチング(IPS)型液
晶表示素子などに用いられる光学異方体フィルム、その
製造方法及び該光学異方体フィルムを用いた液晶表示装
置に関する。
テッド・ネマチック(STN)型、電界制御複屈折(E
CB)型、インプレーン・スイッチング(IPS)型液
晶表示素子などに用いられる光学異方体フィルム、その
製造方法及び該光学異方体フィルムを用いた液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学異方体フィルムは、STN型液晶表
示素子あるいはECB型液晶表示素子の着色を補償し
て、表示品位を向上させるための光学補償板として近年
多用されている。光学異方体フィルムを用いた液晶表示
素子は、軽量で、安価であるという特徴を有している。
示素子あるいはECB型液晶表示素子の着色を補償し
て、表示品位を向上させるための光学補償板として近年
多用されている。光学異方体フィルムを用いた液晶表示
素子は、軽量で、安価であるという特徴を有している。
【0003】しかしながら、液晶表示素子中に封入され
た液晶に基づく光学位相差は、温度の上昇に伴って減少
するのに対し、従来の光学異方体フィルムの光学位相差
は、温度によって変化しないので、光学補償できる温度
範囲が限られてしまうという欠点があった。この欠点
は、例えば、バックライトに用いられる冷陰極管からの
熱伝導によって、バックライトに近い部分の温度が上昇
し、この部分のコントラストが局所的に低下してしま
う、などの問題となって表れている。
た液晶に基づく光学位相差は、温度の上昇に伴って減少
するのに対し、従来の光学異方体フィルムの光学位相差
は、温度によって変化しないので、光学補償できる温度
範囲が限られてしまうという欠点があった。この欠点
は、例えば、バックライトに用いられる冷陰極管からの
熱伝導によって、バックライトに近い部分の温度が上昇
し、この部分のコントラストが局所的に低下してしま
う、などの問題となって表れている。
【0004】この問題を回避するための一つの手段とし
て、液晶表示素子中に封入された液晶のネマチック相−
等方性液体相の相転移温度を120℃以上の温度まで高
くする方法も考えられるが、相転移温度が高い液晶を用
いると、印加電圧に対する液晶の応答速度が遅くなると
いう問題がある。
て、液晶表示素子中に封入された液晶のネマチック相−
等方性液体相の相転移温度を120℃以上の温度まで高
くする方法も考えられるが、相転移温度が高い液晶を用
いると、印加電圧に対する液晶の応答速度が遅くなると
いう問題がある。
【0005】液晶の応答速度を犠牲にしない手段とし
て、特開平8−190094号公報には、光学異方体フ
ィルムが透明または半透明の高分子に液晶化合物が混合
されてなる光学異方体フィルムであって、80℃におけ
るレターデーションが30℃におけるレターデーション
の20〜97%であり、該液晶化合物が液晶化合物と高
分子の重量和に対して0.5〜50重量%である光学異
方体フィルムが提案されている。同公報には、当該光学
異方体フィルムは、ポリカーボネート、ポリスルホン、
ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、2酢酸セルロ
ース、3酢酸セルロース、エチレンビニルアルコール共
重合体、ポリエチレンテレフタレートなどの高分子と液
晶化合物を混合しフィルムに成形した後、加熱しながら
フィルムを一軸延伸することによって製造されることが
記載されている。
て、特開平8−190094号公報には、光学異方体フ
ィルムが透明または半透明の高分子に液晶化合物が混合
されてなる光学異方体フィルムであって、80℃におけ
るレターデーションが30℃におけるレターデーション
の20〜97%であり、該液晶化合物が液晶化合物と高
分子の重量和に対して0.5〜50重量%である光学異
方体フィルムが提案されている。同公報には、当該光学
異方体フィルムは、ポリカーボネート、ポリスルホン、
ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、2酢酸セルロ
ース、3酢酸セルロース、エチレンビニルアルコール共
重合体、ポリエチレンテレフタレートなどの高分子と液
晶化合物を混合しフィルムに成形した後、加熱しながら
フィルムを一軸延伸することによって製造されることが
記載されている。
【0006】同公報に記載の光学異方体フィルムは、高
分子に液晶化合物を混合することにより、温度によって
光学位相差が変化するようにしたもので、広い温度範囲
における良好な光学補償を実現したものである。
分子に液晶化合物を混合することにより、温度によって
光学位相差が変化するようにしたもので、広い温度範囲
における良好な光学補償を実現したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同公報
に開示された光学異方体フィルムの製造方法では、一軸
の光学異方体フィルムしか作製できず、内部にツイステ
ッドネマチックやスーパーツイステッドネマチック等の
配向構造を有し、さらに優れた光学補償機能を有する光
学フィルムを作製することができなかった。
に開示された光学異方体フィルムの製造方法では、一軸
の光学異方体フィルムしか作製できず、内部にツイステ
ッドネマチックやスーパーツイステッドネマチック等の
配向構造を有し、さらに優れた光学補償機能を有する光
学フィルムを作製することができなかった。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、温度に
よって光学位相差が変化する光学異方体フィルムにおい
て、一軸の光学異方性のみでなく、スーパーツイステッ
ドネマチック構造等の高度な内部配向構造を有する光学
異方体フィルム及びその製造方法を提供し、該光学異方
体フィルムを用い、広い温度範囲で表示品位に優れた液
晶表示素子を提供することにある。
よって光学位相差が変化する光学異方体フィルムにおい
て、一軸の光学異方性のみでなく、スーパーツイステッ
ドネマチック構造等の高度な内部配向構造を有する光学
異方体フィルム及びその製造方法を提供し、該光学異方
体フィルムを用い、広い温度範囲で表示品位に優れた液
晶表示素子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するために、液晶化合物が分散含有されてなる光学
異方体フィルム中の高分子フィルムについて鋭意検討し
た結果、高分子フィルム材料として重合性液晶組成物を
用いることにより、配向構造を高度に制御でき、かつ温
度によって光学位相差が変化する光学異方体フィルムを
実現できることを見出し、上記課題を完成するに至っ
た。
解決するために、液晶化合物が分散含有されてなる光学
異方体フィルム中の高分子フィルムについて鋭意検討し
た結果、高分子フィルム材料として重合性液晶組成物を
用いることにより、配向構造を高度に制御でき、かつ温
度によって光学位相差が変化する光学異方体フィルムを
実現できることを見出し、上記課題を完成するに至っ
た。
【0010】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、 [1] 高分子フィルム中に液晶化合物を分散含有し、
高分子フィルムの配向方向と液晶化合物の配向方向が一
致しており、光学的位相差が温度の変化に伴って可逆的
に変化する光学異方体フィルムにおいて、高分子フィル
ムが、分子中に液晶性骨格と重合性官能基とを有する液
晶性化合物を含有する重合性液晶組成物の硬化物であ
り、光学異方体フィルム中の重合性官能基を有しない液
晶化合物の割合が10〜25重量%の範囲にある光学異
方体フィルム、
に、 [1] 高分子フィルム中に液晶化合物を分散含有し、
高分子フィルムの配向方向と液晶化合物の配向方向が一
致しており、光学的位相差が温度の変化に伴って可逆的
に変化する光学異方体フィルムにおいて、高分子フィル
ムが、分子中に液晶性骨格と重合性官能基とを有する液
晶性化合物を含有する重合性液晶組成物の硬化物であ
り、光学異方体フィルム中の重合性官能基を有しない液
晶化合物の割合が10〜25重量%の範囲にある光学異
方体フィルム、
【0011】[2] 重合性液晶組成物が、分子中に少
なくとも2つの6員環を有する液晶骨格を部分構造とし
て有する環状アルコール、フェノール又は芳香族ヒドロ
キシ化合物のアクリル酸又はメタクリル酸エステルであ
る単官能アクリレート又は単官能メタクリレートを含有
し、かつ室温で液晶相を示す重合性液晶組成物である上
記[1]記載の光学異方体フィルム、
なくとも2つの6員環を有する液晶骨格を部分構造とし
て有する環状アルコール、フェノール又は芳香族ヒドロ
キシ化合物のアクリル酸又はメタクリル酸エステルであ
る単官能アクリレート又は単官能メタクリレートを含有
し、かつ室温で液晶相を示す重合性液晶組成物である上
記[1]記載の光学異方体フィルム、
【0012】[3] 単官能アクリレート又は単官能メ
タクリレートが一般式(I)
タクリレートが一般式(I)
【0013】
【化3】
【0014】(式中、X1 は水素原子又はメチル基を表
わし、rは0または1の整数を表わし、6員環A、B及
びCはそれぞれ独立的に、
わし、rは0または1の整数を表わし、6員環A、B及
びCはそれぞれ独立的に、
【0015】
【化4】
【0016】を表わし、pは1〜4の整数を表わし、Y
1及びY2はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH
2−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OC
O−、−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、
−(CH2)4−、−CH2CH2CH 2O−、−OCH2C
H2CH2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2C
H2CH2O−を表わし、Y3は単結合、−COO−、−
OCO−を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、
アルケニル基、アルケニルオキシ基を表わす。)で表わ
される化合物である上記[2]記載の光学異方体フィル
ム、
1及びY2はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH
2−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OC
O−、−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、
−(CH2)4−、−CH2CH2CH 2O−、−OCH2C
H2CH2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2C
H2CH2O−を表わし、Y3は単結合、−COO−、−
OCO−を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、
アルケニル基、アルケニルオキシ基を表わす。)で表わ
される化合物である上記[2]記載の光学異方体フィル
ム、
【0017】[4] 液晶化合物または重合性液晶組成
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がツイス
ト角60〜720度のねじれ構造である上記[1]、
[2]又は[3]記載の光学異方体フィルム、
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がツイス
ト角60〜720度のねじれ構造である上記[1]、
[2]又は[3]記載の光学異方体フィルム、
【0018】[5] 液晶化合物または重合性液晶組成
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がハイブ
リッド配向構造である上記[1]、[2]又は[3]記
載の光学異方体フィルム、
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がハイブ
リッド配向構造である上記[1]、[2]又は[3]記
載の光学異方体フィルム、
【0019】[6] 液晶化合物または重合性液晶組成
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がホメオ
トロピック配向構造である上記[1]、[2]又は
[3]記載の光学異方体フィルム、
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がホメオ
トロピック配向構造である上記[1]、[2]又は
[3]記載の光学異方体フィルム、
【0020】[7] 液晶化合物または重合性液晶組成
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がコレス
テリック配向構造である上記[1]、[2]又は[3]
記載の光学異方体フィルム、
物から成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がコレス
テリック配向構造である上記[1]、[2]又は[3]
記載の光学異方体フィルム、
【0021】[8] (1)分子中に重合性官能基を有し
ない液晶化合物(a)と、 (2)分子中に液晶性骨格と重合
性官能基とを有する液晶性化合物(b) を含有する重合性
液晶組成物、とから成る混合物を、液晶相を示す温度に
保ち、かつ、液晶化合物(a)及び分子中に液晶性骨格と
重合性官能基とを有する液晶性化合物(b)を配向させた
状態に保ちながら、活性光線を照射して、分子中に液晶
性骨格と重合性官能基とを有する液晶性化合物(b) を硬
化させることにより、高分子フィルム中に液晶化合物
(a) を分散含有し、高分子フィルム中の液晶性骨格の配
向方向と液晶化合物(a) の配向方向が一致しており、光
学的位相差が温度の変化に伴って可逆的に変化する光学
異方体フィルムを形成する光学異方体の製造方法、
ない液晶化合物(a)と、 (2)分子中に液晶性骨格と重合
性官能基とを有する液晶性化合物(b) を含有する重合性
液晶組成物、とから成る混合物を、液晶相を示す温度に
保ち、かつ、液晶化合物(a)及び分子中に液晶性骨格と
重合性官能基とを有する液晶性化合物(b)を配向させた
状態に保ちながら、活性光線を照射して、分子中に液晶
性骨格と重合性官能基とを有する液晶性化合物(b) を硬
化させることにより、高分子フィルム中に液晶化合物
(a) を分散含有し、高分子フィルム中の液晶性骨格の配
向方向と液晶化合物(a) の配向方向が一致しており、光
学的位相差が温度の変化に伴って可逆的に変化する光学
異方体フィルムを形成する光学異方体の製造方法、
【0022】[9] 上記[1]〜[7]のいずれかに
記載の光学異方体フィルムを使用した液晶表示装置、を
提供する。
記載の光学異方体フィルムを使用した液晶表示装置、を
提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の光学異方体フィルムは、
高分子フィルム中に液晶化合物を分散含有させることに
よって、光学的位相差が温度の変化に伴って可逆的に変
化し、また、高分子フィルムとして、分子中に液晶性骨
格と重合性官能基とを有する液晶性化合物を含有する重
合性液晶組成物から成る硬化物を使用することによっ
て、光学異方体フィルム中の液晶化合物又は重合性液晶
組成物の液晶骨格の配向状態を高度に制御することを可
能にしたものである。
高分子フィルム中に液晶化合物を分散含有させることに
よって、光学的位相差が温度の変化に伴って可逆的に変
化し、また、高分子フィルムとして、分子中に液晶性骨
格と重合性官能基とを有する液晶性化合物を含有する重
合性液晶組成物から成る硬化物を使用することによっ
て、光学異方体フィルム中の液晶化合物又は重合性液晶
組成物の液晶骨格の配向状態を高度に制御することを可
能にしたものである。
【0024】本発明で使用する重合性液晶組成物に含ま
れる分子中に液晶性骨格と重合性官能基とを有する液晶
性化合物(b) は、分子内に、通常、この技術分野で液晶
骨格と認められる骨格と重合性官能基を同時に有する重
合性液晶化合物が挙げられる。
れる分子中に液晶性骨格と重合性官能基とを有する液晶
性化合物(b) は、分子内に、通常、この技術分野で液晶
骨格と認められる骨格と重合性官能基を同時に有する重
合性液晶化合物が挙げられる。
【0025】液晶骨格は、少なくとも2つ又は3つの6
員環を有するものが特に好ましい。
員環を有するものが特に好ましい。
【0026】重合性官能基としては、(メタ)アクリロ
イルオキシ基、エポキシ基、ビニルエーテル基、シンナ
モイル基、ビニル基等を挙げることができるが、良好な
光重合特性が得られることから、アクリロイルオキシ基
が特に好ましい。複数以上の重合性官能基を有する化合
物の場合には、重合性官能基の種類が異なっていても良
い。例えば、分子中に2つの重合性官能基を有する液晶
化合物の場合、一つがアクリロイルオキシ基、もう一つ
がメタアクリロイルオキシ基またはビニルエーテル基で
あっても良い。分子中に2つの重合性官能基を有する液
晶化合物は、多くの種類が知られており、一般的に、こ
れらを重合させた場合には良好な耐熱性及び強度特性を
得られることから、好適に用いることができる。
イルオキシ基、エポキシ基、ビニルエーテル基、シンナ
モイル基、ビニル基等を挙げることができるが、良好な
光重合特性が得られることから、アクリロイルオキシ基
が特に好ましい。複数以上の重合性官能基を有する化合
物の場合には、重合性官能基の種類が異なっていても良
い。例えば、分子中に2つの重合性官能基を有する液晶
化合物の場合、一つがアクリロイルオキシ基、もう一つ
がメタアクリロイルオキシ基またはビニルエーテル基で
あっても良い。分子中に2つの重合性官能基を有する液
晶化合物は、多くの種類が知られており、一般的に、こ
れらを重合させた場合には良好な耐熱性及び強度特性を
得られることから、好適に用いることができる。
【0027】このような分子中に2つの重合性官能基を
有する液晶性化合物としては、下記式(1)〜(10)
に挙げた化合物が好ましいが、本発明で使用する重合性
液晶組成物として使用することができる液晶性化合物
は、これらに限定されるものではない。
有する液晶性化合物としては、下記式(1)〜(10)
に挙げた化合物が好ましいが、本発明で使用する重合性
液晶組成物として使用することができる液晶性化合物
は、これらに限定されるものではない。
【0028】
【化5】
【0029】(式中、シクロヘキサン環はトランスシク
ロヘキサン環を表わし、Xはハロゲン原子、シアノ基又
はメチル基を表わし、sは2〜12の整数を表わす。)
ロヘキサン環を表わし、Xはハロゲン原子、シアノ基又
はメチル基を表わし、sは2〜12の整数を表わす。)
【0030】本発明で使用する重合性液晶組成物には、
分子中に1つの重合性官能基を有する液晶性化合物を添
加しても良い。そのような分子中に1つの重合性官能基
を有する液晶性化合物としては、例えば、下記式(1
1)〜(56)に挙げた化合物が好ましいが、本発明で
使用する重合性液晶組成物において使用することができ
る化合物は、これらに限定されるものではない。
分子中に1つの重合性官能基を有する液晶性化合物を添
加しても良い。そのような分子中に1つの重合性官能基
を有する液晶性化合物としては、例えば、下記式(1
1)〜(56)に挙げた化合物が好ましいが、本発明で
使用する重合性液晶組成物において使用することができ
る化合物は、これらに限定されるものではない。
【0031】
【化6】
【0032】
【化7】
【0033】
【化8】
【0034】
【化9】
【0035】(式中、シクロヘキサン環はトランスシク
ロヘキサン環を表わし、Yは水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ
基、アルケニル基又はアルケニルオキシ基を表わし、s
は2から12の整数を表わす)。
ロヘキサン環を表わし、Yは水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ
基、アルケニル基又はアルケニルオキシ基を表わし、s
は2から12の整数を表わす)。
【0036】さらに本発明で使用する重合性液晶組成物
には、室温付近、即ち、少なくとも20〜30℃の温度
範囲での液晶相の発現を容易にし、かつ液晶組成物の光
重合物の耐熱性及び強度特性を確保することを目的とし
て、少なくとも分子中に2つの6員環を有する液晶骨格
を有する環状アルコール、フェノール又は芳香族ヒドロ
キシ化合物のアクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
テルである単官能(メタ)アクリレートを含有させるこ
ともできる。
には、室温付近、即ち、少なくとも20〜30℃の温度
範囲での液晶相の発現を容易にし、かつ液晶組成物の光
重合物の耐熱性及び強度特性を確保することを目的とし
て、少なくとも分子中に2つの6員環を有する液晶骨格
を有する環状アルコール、フェノール又は芳香族ヒドロ
キシ化合物のアクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
テルである単官能(メタ)アクリレートを含有させるこ
ともできる。
【0037】このような単官能(メタ)アクリレート
は、(メタ)アクリロイルオキシ基と液晶骨格との間
に、アルキレン基又はオキシアルキレン基等の液晶の技
術分野でスペーサーと呼ばれる柔軟性の連結基が無い。
そのため、このような単官能(メタ)アクリレートを重
合させて得られる重合体の主鎖には、スペーサーを介さ
ず直接剛直な液晶骨格が結合し、液晶骨格の熱運動は高
分子主鎖により制限されることが予想され、優れた耐熱
性及び強度特性が期待できる。また、分子形状的に液晶
性を低下させてしまう(メタ)アクリロイルオキシ基を
分子内に一つ有しているだけなので、液晶を発現させる
温度範囲の制御も分子内に複数の(メタ)アクリロイル
オキシ基を有する化合物より容易になる。
は、(メタ)アクリロイルオキシ基と液晶骨格との間
に、アルキレン基又はオキシアルキレン基等の液晶の技
術分野でスペーサーと呼ばれる柔軟性の連結基が無い。
そのため、このような単官能(メタ)アクリレートを重
合させて得られる重合体の主鎖には、スペーサーを介さ
ず直接剛直な液晶骨格が結合し、液晶骨格の熱運動は高
分子主鎖により制限されることが予想され、優れた耐熱
性及び強度特性が期待できる。また、分子形状的に液晶
性を低下させてしまう(メタ)アクリロイルオキシ基を
分子内に一つ有しているだけなので、液晶を発現させる
温度範囲の制御も分子内に複数の(メタ)アクリロイル
オキシ基を有する化合物より容易になる。
【0038】そのような単官能(メタ)アクリレートと
しては、一般式(I)
しては、一般式(I)
【0039】
【化10】
【0040】(式中、X1 は水素原子又はメチル基を表
わし、rは0または1の整数を表わし、6員環A、B及
びCはそれぞれ独立的に、
わし、rは0または1の整数を表わし、6員環A、B及
びCはそれぞれ独立的に、
【0041】
【化11】
【0042】を表わし、pは1〜4の整数を表わし、Y
1及びY2はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH
2−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OC
O−、−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、
−(CH2)4−、−CH2CH2CH 2O−、−OCH2C
H2CH2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2C
H2CH2O−を表わし、Y3は単結合、−COO−、−
OCO−を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、
アルケニル基、アルケニルオキシ基を表わす。)で表わ
される化合物が好ましい。
1及びY2はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH
2−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OC
O−、−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、
−(CH2)4−、−CH2CH2CH 2O−、−OCH2C
H2CH2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2C
H2CH2O−を表わし、Y3は単結合、−COO−、−
OCO−を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、
アルケニル基、アルケニルオキシ基を表わす。)で表わ
される化合物が好ましい。
【0043】このような単官能(メタ)アクリレートと
しては、例えば、下記式(57)〜(67)に挙げた化
合物が好ましいが、本発明で使用する液晶組成物におい
て使用することができる単官能(メタ)アクリレート
は、これらに限定されるものではない。
しては、例えば、下記式(57)〜(67)に挙げた化
合物が好ましいが、本発明で使用する液晶組成物におい
て使用することができる単官能(メタ)アクリレート
は、これらに限定されるものではない。
【0044】
【化12】
【0045】
【化13】
【0046】(式中、シクロヘキサン環はトランスシク
ロヘキサン環を表わし、またCは結晶相、Nはネマチッ
ク相、Sはスメクチック相、Iは等方性液体相を表わ
し、数字は相転移温度を表わす。)。
ロヘキサン環を表わし、またCは結晶相、Nはネマチッ
ク相、Sはスメクチック相、Iは等方性液体相を表わ
し、数字は相転移温度を表わす。)。
【0047】また、本発明で使用する重合性液晶組成物
には、重合性官能基を有しており、かつ、液晶性を示さ
ない化合物も添加することができる。そのような化合物
としては、通常、この技術分野で、高分子形成性モノマ
ーあるいは高分子形成性オリゴマーとして認識されるも
のであれば、特に制限なく使用することができるが、ア
クリレート化合物、メタクリレート化合物、ビニルエー
テル化合物が特に好ましい。
には、重合性官能基を有しており、かつ、液晶性を示さ
ない化合物も添加することができる。そのような化合物
としては、通常、この技術分野で、高分子形成性モノマ
ーあるいは高分子形成性オリゴマーとして認識されるも
のであれば、特に制限なく使用することができるが、ア
クリレート化合物、メタクリレート化合物、ビニルエー
テル化合物が特に好ましい。
【0048】以上のような重合性官能基を有する液晶化
合物、液晶性を示さない重合性化合物は適宜組み合わせ
て添加してもよいが、少なくとも得られる重合性液晶組
成物の液晶性が失われないように、好ましくは室温にお
ける液晶性が確保されるように各成分の添加量を調整す
ることが必要である。
合物、液晶性を示さない重合性化合物は適宜組み合わせ
て添加してもよいが、少なくとも得られる重合性液晶組
成物の液晶性が失われないように、好ましくは室温にお
ける液晶性が確保されるように各成分の添加量を調整す
ることが必要である。
【0049】更に本発明で使用する重合性液晶組成物に
は、その重合反応性を向上させることを目的として、熱
重合開始剤、光重合開始剤の重合開始剤を添加しても良
い。
は、その重合反応性を向上させることを目的として、熱
重合開始剤、光重合開始剤の重合開始剤を添加しても良
い。
【0050】熱重合開始剤としては、例えば、過酸化ベ
ンゾイル、ビスアゾブチロニトリル等が挙げられる。ま
た、光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテ
ル類、ベンゾフェノン類、アセトフェノン類、ベンジル
ケタール類等が挙げられる。その添加量は、重合性液晶
組成物に対して10重量%以下であることが好ましく、
5重量%以下であることがさらに好ましく、0.5〜
1.5重量%の範囲であることが特に好ましい。
ンゾイル、ビスアゾブチロニトリル等が挙げられる。ま
た、光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテ
ル類、ベンゾフェノン類、アセトフェノン類、ベンジル
ケタール類等が挙げられる。その添加量は、重合性液晶
組成物に対して10重量%以下であることが好ましく、
5重量%以下であることがさらに好ましく、0.5〜
1.5重量%の範囲であることが特に好ましい。
【0051】また、本発明で使用する重合性液晶組成物
には、液晶骨格の螺旋構造を内部に有する重合体を得る
ことを目的として、カイラル(光学活性)化合物を添加
することもできる。そのような目的で使用するカイラル
化合物は、それ自体が液晶性を示す必要は無く、また重
合性官能基を有していても、有していなくても良い。ま
た、その螺旋の向きは、重合体の使用用途によって適宜
選択することができる。
には、液晶骨格の螺旋構造を内部に有する重合体を得る
ことを目的として、カイラル(光学活性)化合物を添加
することもできる。そのような目的で使用するカイラル
化合物は、それ自体が液晶性を示す必要は無く、また重
合性官能基を有していても、有していなくても良い。ま
た、その螺旋の向きは、重合体の使用用途によって適宜
選択することができる。
【0052】そのようなカイラル化合物としては、例え
ば、光学活性基としてコレステリル基を有するペラルゴ
ン酸コレステロール、ステアリン酸コレステロール、光
学活性基として2−メチルブチル基を有するビーディー
エイチ社(BDH社;イギリス国)製の「CB−1
5」、「C−15」、メルク社(ドイツ国)製の「S−
1082」、チッソ社製の「CM−19」、「CM−2
0」、「CM」;光学活性基として1−メチルヘプチル
基を有するメルク社製の「S−811」、チッソ社製の
「CM−21」、「CM−22」等を挙げることができ
る。このカイラル化合物の好ましい添加量は、重合性液
晶組成物の用途によるが、重合して得られる重合体の厚
み(d)を重合体中での螺旋ピッチ(P)で除した値
(d/P)が0.01〜100の範囲になるよう調整す
るのが好ましい。
ば、光学活性基としてコレステリル基を有するペラルゴ
ン酸コレステロール、ステアリン酸コレステロール、光
学活性基として2−メチルブチル基を有するビーディー
エイチ社(BDH社;イギリス国)製の「CB−1
5」、「C−15」、メルク社(ドイツ国)製の「S−
1082」、チッソ社製の「CM−19」、「CM−2
0」、「CM」;光学活性基として1−メチルヘプチル
基を有するメルク社製の「S−811」、チッソ社製の
「CM−21」、「CM−22」等を挙げることができ
る。このカイラル化合物の好ましい添加量は、重合性液
晶組成物の用途によるが、重合して得られる重合体の厚
み(d)を重合体中での螺旋ピッチ(P)で除した値
(d/P)が0.01〜100の範囲になるよう調整す
るのが好ましい。
【0053】本発明で使用する重合性官能基を有しない
液晶化合物(a) は、通常、この技術分野で液晶化合物と
して認識されるものであれば特に制限なく使用すること
ができる。そのような液晶化合物としては、例えば、低
分子液晶、液晶オリゴマー、高分子液晶が挙げられる
が、光学異方体フィルムへの光学位相差の温度依存性の
付与の観点から、低分子液晶を用いるのが特に好まし
い。
液晶化合物(a) は、通常、この技術分野で液晶化合物と
して認識されるものであれば特に制限なく使用すること
ができる。そのような液晶化合物としては、例えば、低
分子液晶、液晶オリゴマー、高分子液晶が挙げられる
が、光学異方体フィルムへの光学位相差の温度依存性の
付与の観点から、低分子液晶を用いるのが特に好まし
い。
【0054】低分子液晶としては、シアノ系液晶化合
物、フッ素系液晶化合物等の極性液晶化合物の他に、液
晶分子の両末端をアルキル基、アルコキシ基、アルケニ
ル基、アルケニルオキシ基等の無極性基で置換した無極
性液晶化合物を挙げることができる。液晶相としては、
ネマチック相、スメクチックA相、(カイラル)スメク
チックC相、コレステリック相、ディスコティック相を
発現する化合物を用いることが好ましい。このような液
晶化合物は、単独で使用しても、複数の組み合わせで用
いてもよい。液晶化合物が示す液晶相の温度範囲は、−
30〜200℃の範囲にあるのが好ましく、−30〜1
20℃が特に好ましい。−30℃より液晶相の温度範囲
が低い場合や、200℃より液晶相の温度範囲が高い場
合には、光学異方体フィルムの光学位相差の変化が得に
くい場合がある。
物、フッ素系液晶化合物等の極性液晶化合物の他に、液
晶分子の両末端をアルキル基、アルコキシ基、アルケニ
ル基、アルケニルオキシ基等の無極性基で置換した無極
性液晶化合物を挙げることができる。液晶相としては、
ネマチック相、スメクチックA相、(カイラル)スメク
チックC相、コレステリック相、ディスコティック相を
発現する化合物を用いることが好ましい。このような液
晶化合物は、単独で使用しても、複数の組み合わせで用
いてもよい。液晶化合物が示す液晶相の温度範囲は、−
30〜200℃の範囲にあるのが好ましく、−30〜1
20℃が特に好ましい。−30℃より液晶相の温度範囲
が低い場合や、200℃より液晶相の温度範囲が高い場
合には、光学異方体フィルムの光学位相差の変化が得に
くい場合がある。
【0055】本発明の光学異方体中に含まれる液晶化合
物(a) の濃度は、液晶化合物と高分子フィルムの重量和
に対して10〜25重量%が好ましく、15〜20重量
%がより好ましい。この割合が10重量%未満である
と、温度が変化しても光学位相差の変化が得られにく
く、25重量%を超えると高分子フィルムの強度が小さ
くなってしまい、フィルムを形成できなくなる傾向にあ
るので、好ましくない。
物(a) の濃度は、液晶化合物と高分子フィルムの重量和
に対して10〜25重量%が好ましく、15〜20重量
%がより好ましい。この割合が10重量%未満である
と、温度が変化しても光学位相差の変化が得られにく
く、25重量%を超えると高分子フィルムの強度が小さ
くなってしまい、フィルムを形成できなくなる傾向にあ
るので、好ましくない。
【0056】本発明の光学異方体フィルムに含まれる液
晶化合物(a) または重合性液晶組成物から成る高分子フ
ィルム中の液晶骨格の配向状態は、用途に応じて、ホモ
ジニアス配向(水平一軸配向)、ツイスト角60〜72
0度のねじれ配向、ハイブリッド配向、ホメオトロピッ
ク配向、コレステリック配向等から適宜選択することが
できる。これらのうち、ホメオトロピック配向構造を除
いた配向状態においては、プレチルト角と呼ばれる光学
異方体フィルム表面付近での液晶骨格の傾き角を、0か
ら89度の範囲において適宜選択することもできる。特
に、本発明の光学異方体フィルムをSTN液晶表示素子
と組み合わせて使用する場合において、光学異方体フィ
ルムのねじれ方向をSTN液晶表示素子の逆方向で、ツ
イスト角を同じに、つまり220〜270度の範囲に設
定することは、一軸配向した光学異方体フィルムと比較
して、さらに優れた光学補償能を得られることから特に
好ましい。また、本発明の光学異方体フィルムを、ハイ
ブリッド型液晶表示素子と組み合わせて使用する場合に
おいて、該光学異方体フィルムもハイブリッド配向構造
とすることは、優れた視野角特性が得られることから特
に好ましい。
晶化合物(a) または重合性液晶組成物から成る高分子フ
ィルム中の液晶骨格の配向状態は、用途に応じて、ホモ
ジニアス配向(水平一軸配向)、ツイスト角60〜72
0度のねじれ配向、ハイブリッド配向、ホメオトロピッ
ク配向、コレステリック配向等から適宜選択することが
できる。これらのうち、ホメオトロピック配向構造を除
いた配向状態においては、プレチルト角と呼ばれる光学
異方体フィルム表面付近での液晶骨格の傾き角を、0か
ら89度の範囲において適宜選択することもできる。特
に、本発明の光学異方体フィルムをSTN液晶表示素子
と組み合わせて使用する場合において、光学異方体フィ
ルムのねじれ方向をSTN液晶表示素子の逆方向で、ツ
イスト角を同じに、つまり220〜270度の範囲に設
定することは、一軸配向した光学異方体フィルムと比較
して、さらに優れた光学補償能を得られることから特に
好ましい。また、本発明の光学異方体フィルムを、ハイ
ブリッド型液晶表示素子と組み合わせて使用する場合に
おいて、該光学異方体フィルムもハイブリッド配向構造
とすることは、優れた視野角特性が得られることから特
に好ましい。
【0057】以上のように、組み合わせて使用する液晶
表示素子の配向構造を考慮して、本発明の光学異方体フ
ィルムに含まれる液晶化合物または重合性液晶組成物か
ら成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向状態を適宜選
択することによって、優れた光学補償能や視野角特性を
得ることができる。
表示素子の配向構造を考慮して、本発明の光学異方体フ
ィルムに含まれる液晶化合物または重合性液晶組成物か
ら成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向状態を適宜選
択することによって、優れた光学補償能や視野角特性を
得ることができる。
【0058】本発明の光学異方体フィルムの光学位相差
の温度依存性は、組み合わせて使用する液晶表示素子に
封入された液晶に基づく光学位相差の温度依存性に応じ
て、最適な光学補償ができるように設定すればよい。即
ち、液晶表示素子に封入された液晶に基づく光学位相差
の温度依存性が大きい場合には、本発明の光学異方体フ
ィルムの温度依存性も大きくすれば良く、逆に温度依存
性が小さい場合には、該光学異方体フィルムの温度依存
性も小さくすれば良い。一般的な液晶表示素子に封入さ
れた液晶に基づく光学位相差の温度依存性を考慮する
と、該光学異方体フィルムは、80℃での光学位相差
が、30℃での光学位相差の60〜97%の範囲にある
ものが好ましく、70〜95%の範囲にあるものが特に
好ましい。光学異方体フィルムの80℃での光学位相差
が30℃での光学位相差の60%よりも小さい場合、あ
るいは97%よりも大きい場合、液晶表示素子の光学補
償板として良好な機能を発揮できない傾向にあるので、
好ましくない。
の温度依存性は、組み合わせて使用する液晶表示素子に
封入された液晶に基づく光学位相差の温度依存性に応じ
て、最適な光学補償ができるように設定すればよい。即
ち、液晶表示素子に封入された液晶に基づく光学位相差
の温度依存性が大きい場合には、本発明の光学異方体フ
ィルムの温度依存性も大きくすれば良く、逆に温度依存
性が小さい場合には、該光学異方体フィルムの温度依存
性も小さくすれば良い。一般的な液晶表示素子に封入さ
れた液晶に基づく光学位相差の温度依存性を考慮する
と、該光学異方体フィルムは、80℃での光学位相差
が、30℃での光学位相差の60〜97%の範囲にある
ものが好ましく、70〜95%の範囲にあるものが特に
好ましい。光学異方体フィルムの80℃での光学位相差
が30℃での光学位相差の60%よりも小さい場合、あ
るいは97%よりも大きい場合、液晶表示素子の光学補
償板として良好な機能を発揮できない傾向にあるので、
好ましくない。
【0059】このような該光学異方体フィルムの光学位
相差の温度依存性は、液晶化合物の濃度、液晶化合物の
屈折率の異方性、液晶化合物の液晶温度範囲の上限温
度、重合性液晶組成物の屈折率の異方性等によって調節
することができる。例えば、光学異方体フィルム中の液
晶化合物の濃度が高くなると温度依存性が大きくなり、
液晶化合物の屈折率の異方性が大きくなると温度依存性
が大きくなり、液晶化合物の液晶温度範囲の上限温度が
高くなると温度依存性が小さくなる傾向にある。また、
光学異方体フィルムに使用する重合性液晶組成物の屈折
率の異方性が大きくなると、温度依存性が小さくなる傾
向にある。
相差の温度依存性は、液晶化合物の濃度、液晶化合物の
屈折率の異方性、液晶化合物の液晶温度範囲の上限温
度、重合性液晶組成物の屈折率の異方性等によって調節
することができる。例えば、光学異方体フィルム中の液
晶化合物の濃度が高くなると温度依存性が大きくなり、
液晶化合物の屈折率の異方性が大きくなると温度依存性
が大きくなり、液晶化合物の液晶温度範囲の上限温度が
高くなると温度依存性が小さくなる傾向にある。また、
光学異方体フィルムに使用する重合性液晶組成物の屈折
率の異方性が大きくなると、温度依存性が小さくなる傾
向にある。
【0060】本発明の光学異方体フィルムは、その光学
位相差が、30℃において50〜2000nmの範囲にあ
るものが好ましく、100〜1500nmの範囲にあるも
のがより好ましく、200〜800nmの範囲にあるもの
が特に好ましい。
位相差が、30℃において50〜2000nmの範囲にあ
るものが好ましく、100〜1500nmの範囲にあるも
のがより好ましく、200〜800nmの範囲にあるもの
が特に好ましい。
【0061】本発明の光学異方体フィルムは、要求され
る光学位相差から逆算すると、その厚みは3〜100ミ
クロン程度となる。従って、本発明の光学異方体フィル
ムは、単独で用いることもできるが、強度を確保するこ
とを目的として、トリアセチルセルロース、ポリアリレ
ート、ポリカーボネート等のプラスチックまたはガラス
等を支持基板として用いることもできる。本発明の光学
異方体フィルムは、1枚の支持基板上に担持させても良
く、2枚の支持基板の間に挟持させても良い。1枚の基
板の上に該光学異方体フィルムを担持させる場合、該光
学異方体フィルムの支持基板に接していない表面を、熱
硬化性または光硬化性のハードコート剤から成る膜で保
護しておくことが好ましい。光学異方体フィルムの支持
基板に接していない表面を保護コートされていない場
合、光学異方体フィルム中に分散含有する液晶化合物が
表面から浸出し、光学位相差が温度によって可逆的に変
化するという特性が失われてしまう恐れがあるので、好
ましくない。また、2枚の支持基板に挟持させる場合の
支持基板は、光学異方体フィルムの熱膨張率に近い熱膨
張率を有するものが好ましい。光学異方体フィルムと支
持基板の熱膨張率が大幅に異なると、所望の光学位相差
の温度依存性が得にくくなり、耐久性も悪化してしまう
恐れがある。また、該光学異方体フィルム表面には、液
晶表示素子への貼合を容易に行なう目的で、接着層を形
成しておくこともできる。また、組み合わせる液晶表示
素子を構成するガラスまたはプラスチック基板を、該光
学異方体フィルムの支持基板とする形態も好ましい。特
に、液晶表示素子の基板の、液晶を封入する内面側に該
光学異方体フィルムを形成すると、基板の厚み分の視差
が解消されるため、良好な表示特性を得ることができ
る。この場合にも、該光学異方体フィルムの支持基板に
接していない表面はハードコート剤から成る膜で保護し
ておくことが好ましい。
る光学位相差から逆算すると、その厚みは3〜100ミ
クロン程度となる。従って、本発明の光学異方体フィル
ムは、単独で用いることもできるが、強度を確保するこ
とを目的として、トリアセチルセルロース、ポリアリレ
ート、ポリカーボネート等のプラスチックまたはガラス
等を支持基板として用いることもできる。本発明の光学
異方体フィルムは、1枚の支持基板上に担持させても良
く、2枚の支持基板の間に挟持させても良い。1枚の基
板の上に該光学異方体フィルムを担持させる場合、該光
学異方体フィルムの支持基板に接していない表面を、熱
硬化性または光硬化性のハードコート剤から成る膜で保
護しておくことが好ましい。光学異方体フィルムの支持
基板に接していない表面を保護コートされていない場
合、光学異方体フィルム中に分散含有する液晶化合物が
表面から浸出し、光学位相差が温度によって可逆的に変
化するという特性が失われてしまう恐れがあるので、好
ましくない。また、2枚の支持基板に挟持させる場合の
支持基板は、光学異方体フィルムの熱膨張率に近い熱膨
張率を有するものが好ましい。光学異方体フィルムと支
持基板の熱膨張率が大幅に異なると、所望の光学位相差
の温度依存性が得にくくなり、耐久性も悪化してしまう
恐れがある。また、該光学異方体フィルム表面には、液
晶表示素子への貼合を容易に行なう目的で、接着層を形
成しておくこともできる。また、組み合わせる液晶表示
素子を構成するガラスまたはプラスチック基板を、該光
学異方体フィルムの支持基板とする形態も好ましい。特
に、液晶表示素子の基板の、液晶を封入する内面側に該
光学異方体フィルムを形成すると、基板の厚み分の視差
が解消されるため、良好な表示特性を得ることができ
る。この場合にも、該光学異方体フィルムの支持基板に
接していない表面はハードコート剤から成る膜で保護し
ておくことが好ましい。
【0062】本発明の光学異方体フィルムは、例えば、
以下の製造方法に従って、製造することができる。
以下の製造方法に従って、製造することができる。
【0063】(1)分子中に重合性官能基を有しない液晶
化合物(a)と、 (2)分子中に液晶性骨格と重合性官能基
とを有する液晶性化合物(b) を含有する重合性液晶組成
物、とから成る混合物を、液晶相を示す温度に保ち、か
つ、液晶化合物(a) 及び分子中に液晶性骨格と重合性官
能基とを有する液晶性化合物(b) を配向させた状態に保
ちながら、活性光線を照射して、分子中に液晶性骨格と
重合性官能基とを有する液晶性化合物(b) を硬化させる
ことにより、配向構造をそのまま高分子フィルム中に固
定化することによって本発明の光学異方体フィルムを作
製することができる。この時、液晶化合物が、高分子フ
ィルム中に均一に分散されることによって、該光学異方
体フィルムの光学位相差の温度依存性を発現させること
ができる。
化合物(a)と、 (2)分子中に液晶性骨格と重合性官能基
とを有する液晶性化合物(b) を含有する重合性液晶組成
物、とから成る混合物を、液晶相を示す温度に保ち、か
つ、液晶化合物(a) 及び分子中に液晶性骨格と重合性官
能基とを有する液晶性化合物(b) を配向させた状態に保
ちながら、活性光線を照射して、分子中に液晶性骨格と
重合性官能基とを有する液晶性化合物(b) を硬化させる
ことにより、配向構造をそのまま高分子フィルム中に固
定化することによって本発明の光学異方体フィルムを作
製することができる。この時、液晶化合物が、高分子フ
ィルム中に均一に分散されることによって、該光学異方
体フィルムの光学位相差の温度依存性を発現させること
ができる。
【0064】本発明の製造方法において、分子中に重合
性官能基を有しない液晶化合物(a)及び分子中に液晶性
骨格と重合性官能基とを有する液晶性化合物(b) の配向
構造を乱さずに、そのまま、高分子フィルム中に固定化
することが重要である。従って、液晶化合物(a) 及び重
合性液晶組成物から成る混合物は、なるべく室温に近い
温度で液晶相を示すものを用いるのが好ましい。液晶相
の下限温度が30℃以上である場合、紫外線または電子
線を照射する前の配向させる段階において、望ましくな
い熱重合が誘起されてしまい、光学異方体フィルム中の
配向の均一性が損なわれてしまう恐れがある。また、液
晶相の上限温度が20℃以下である場合、紫外線または
電子線を照射する前の配向させる段階において、空気中
の水分の凝結により、水分が混入してしまい、得られる
光学異方体フィルムの信頼性を損なってしまう恐れがあ
る。
性官能基を有しない液晶化合物(a)及び分子中に液晶性
骨格と重合性官能基とを有する液晶性化合物(b) の配向
構造を乱さずに、そのまま、高分子フィルム中に固定化
することが重要である。従って、液晶化合物(a) 及び重
合性液晶組成物から成る混合物は、なるべく室温に近い
温度で液晶相を示すものを用いるのが好ましい。液晶相
の下限温度が30℃以上である場合、紫外線または電子
線を照射する前の配向させる段階において、望ましくな
い熱重合が誘起されてしまい、光学異方体フィルム中の
配向の均一性が損なわれてしまう恐れがある。また、液
晶相の上限温度が20℃以下である場合、紫外線または
電子線を照射する前の配向させる段階において、空気中
の水分の凝結により、水分が混入してしまい、得られる
光学異方体フィルムの信頼性を損なってしまう恐れがあ
る。
【0065】分子中に重合性官能基を有しない液晶化合
物(a) 及び重合性液晶組成物から成る混合物を配向させ
る手段としては、例えば、基板表面を布等でラビングも
しくは有機薄膜を形成した基板表面を布等でラビング、
あるいはSiO2 を斜方蒸着した配向膜を有する基板上
に担持させるか、基板間に挟持させる方法を挙げること
ができる。また、特に、ねじれ配向構造を得る場合に
は、該混合物中にカイラル化合物を添加することによっ
て、均一なねじれ配向構造を得ることができる。その他
の配向処理方法としては、液晶の流動配向の利用や、電
場又は磁場の利用を挙げることができる。これらの配向
手段は単独で用いても、また組み合わせて用いても良
い。その中でも基板表面を布等でラビング処理した基板
を用いる方法は、その簡便性から特に好ましい。
物(a) 及び重合性液晶組成物から成る混合物を配向させ
る手段としては、例えば、基板表面を布等でラビングも
しくは有機薄膜を形成した基板表面を布等でラビング、
あるいはSiO2 を斜方蒸着した配向膜を有する基板上
に担持させるか、基板間に挟持させる方法を挙げること
ができる。また、特に、ねじれ配向構造を得る場合に
は、該混合物中にカイラル化合物を添加することによっ
て、均一なねじれ配向構造を得ることができる。その他
の配向処理方法としては、液晶の流動配向の利用や、電
場又は磁場の利用を挙げることができる。これらの配向
手段は単独で用いても、また組み合わせて用いても良
い。その中でも基板表面を布等でラビング処理した基板
を用いる方法は、その簡便性から特に好ましい。
【0066】基板は、有機材料、無機材料を問わずに用
いることができる。基板に用いることができる有機材料
としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリテト
ラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン、ポリアリレート、ポリスルホン、トリアセチルセル
ロース、セルロース、ポリエーテルエーテルケトンなど
が挙げられる。基板に用いることができる無機材料とし
ては、例えば、シリコン、ガラス、方解石等を挙げられ
る。これらの基板を選択する場合には、光学異方体フィ
ルムの熱膨張率に近い熱膨張率を有する材料を選択する
ことが好ましい。
いることができる。基板に用いることができる有機材料
としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリテト
ラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン、ポリアリレート、ポリスルホン、トリアセチルセル
ロース、セルロース、ポリエーテルエーテルケトンなど
が挙げられる。基板に用いることができる無機材料とし
ては、例えば、シリコン、ガラス、方解石等を挙げられ
る。これらの基板を選択する場合には、光学異方体フィ
ルムの熱膨張率に近い熱膨張率を有する材料を選択する
ことが好ましい。
【0067】これらの基板を布等でラビングすることに
よって適当な配向性を得られないときには、公知の方法
に従ってポリイミド薄膜又はポリビニルアルコール薄膜
等の有機薄膜を基板表面に形成し、これを布等でラビン
グしても良い。また、通常のTN素子又はSTN素子で
使用されているようなプレチルト角を与えるポリイミド
薄膜を有する基板は、光学異方体フィルム内部の分子配
向構造を更に精密に制御できるので、特に好ましい。
よって適当な配向性を得られないときには、公知の方法
に従ってポリイミド薄膜又はポリビニルアルコール薄膜
等の有機薄膜を基板表面に形成し、これを布等でラビン
グしても良い。また、通常のTN素子又はSTN素子で
使用されているようなプレチルト角を与えるポリイミド
薄膜を有する基板は、光学異方体フィルム内部の分子配
向構造を更に精密に制御できるので、特に好ましい。
【0068】電場によって配向状態を制御する場合に
は、電極層を有する基板を使用する。この場合には、電
極上に前述のポリイミド薄膜等の有機薄膜を形成するこ
とが好ましい。
は、電極層を有する基板を使用する。この場合には、電
極上に前述のポリイミド薄膜等の有機薄膜を形成するこ
とが好ましい。
【0069】また、重合性官能基を有しない液晶化合物
(a) 及び重合性液晶組成物から成る混合物を2枚の基板
間に挟持させた状態で光重合を行なう場合には、少なく
とも照射面側の基板は、適当な透明性が与えられていな
ければならない。
(a) 及び重合性液晶組成物から成る混合物を2枚の基板
間に挟持させた状態で光重合を行なう場合には、少なく
とも照射面側の基板は、適当な透明性が与えられていな
ければならない。
【0070】また、ラビングに代わる配向処理方法とし
て、光配向法も用いることができる。これは、ポリビニ
ルシンナメート等の分子内に光二量化反応する官能基を
有する有機薄膜、光で異性化する官能基を有する有機薄
膜又はポリイミド等の有機薄膜に、偏光した光、好まし
くは偏光した紫外線を照射することによって、配向膜と
するものである。この光配向法に光マスクを適用するこ
とにより、容易に、配向のパターン化できるので、光学
異方体フィルム内部の分子配向も精密に制御することが
できる。
て、光配向法も用いることができる。これは、ポリビニ
ルシンナメート等の分子内に光二量化反応する官能基を
有する有機薄膜、光で異性化する官能基を有する有機薄
膜又はポリイミド等の有機薄膜に、偏光した光、好まし
くは偏光した紫外線を照射することによって、配向膜と
するものである。この光配向法に光マスクを適用するこ
とにより、容易に、配向のパターン化できるので、光学
異方体フィルム内部の分子配向も精密に制御することが
できる。
【0071】紫外線を照射する際の光源としては、偏光
光源を用いることもでき、非偏光光源を用いることもで
きる。電子線の線源についても特に制限はない。
光源を用いることもでき、非偏光光源を用いることもで
きる。電子線の線源についても特に制限はない。
【0072】活性光線を照射して重合することによって
得られる本発明の光学異方体フィルムは、初期の特性変
化を軽減し、安定的な特性発現を図ることを目的とし
て、更に熱処理を施しても良い。熱処理の温度は、50
〜250℃の温度範囲で、また熱処理時間は、30秒〜
12時間の範囲が好ましい。
得られる本発明の光学異方体フィルムは、初期の特性変
化を軽減し、安定的な特性発現を図ることを目的とし
て、更に熱処理を施しても良い。熱処理の温度は、50
〜250℃の温度範囲で、また熱処理時間は、30秒〜
12時間の範囲が好ましい。
【0073】このような方法によって製造される本発明
の光学異方体は、基板から剥離して用いることもでき、
剥離せずに用いることもでき、また他の基板に転写して
用いることもできる。
の光学異方体は、基板から剥離して用いることもでき、
剥離せずに用いることもでき、また他の基板に転写して
用いることもできる。
【0074】本発明の液晶表示素子は、液晶表示セルと
少なくとも1枚以上の該光学異方体フィルム及び少なく
とも1枚以上の偏光フィルムを具備する液晶表示素子で
ある。本発明の液晶表示素子において、光学異方体フィ
ルムを配置する場所や枚数については特に制限は無く、
偏光フィルムと液晶表示セルの間にあれば、どの位置で
あっても良い。また、偏光フィルムの偏光軸や液晶表示
セルのラビング方向と光学異方体フィルムの光軸とのな
す角については、コントラストや視野角特性等が最適に
なるように決定すれば良い。
少なくとも1枚以上の該光学異方体フィルム及び少なく
とも1枚以上の偏光フィルムを具備する液晶表示素子で
ある。本発明の液晶表示素子において、光学異方体フィ
ルムを配置する場所や枚数については特に制限は無く、
偏光フィルムと液晶表示セルの間にあれば、どの位置で
あっても良い。また、偏光フィルムの偏光軸や液晶表示
セルのラビング方向と光学異方体フィルムの光軸とのな
す角については、コントラストや視野角特性等が最適に
なるように決定すれば良い。
【0075】
【実施例】以下、実施例を用いて、本発明を更に詳細に
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0076】(参考例1)式(57)
【0077】
【化14】
【0078】で表わされる化合物50重量部及び式(6
0)
0)
【0079】
【化15】
【0080】の化合物50重量部からなる重合性液晶組
成物(A)を調製した。この重合性液晶組成物(A)は
室温でネマチック液晶相を示し、ネマチック相−等方性
液体相転移温度(TNI)は46℃であった。また、25
℃において測定した屈折率の異方性(Δn=ne−no;
ただし、noは正常光屈折率、neは異常光屈折率を表わ
す。)は、0.152であった。
成物(A)を調製した。この重合性液晶組成物(A)は
室温でネマチック液晶相を示し、ネマチック相−等方性
液体相転移温度(TNI)は46℃であった。また、25
℃において測定した屈折率の異方性(Δn=ne−no;
ただし、noは正常光屈折率、neは異常光屈折率を表わ
す。)は、0.152であった。
【0081】この重合性液晶組成物(A)90重量部及
び重合性官能基を有しない低分子液晶化合物である4−
シアノ−4’−ペンチルビフェニル(TNI=35℃、Δ
n=0.198)10重量部から成る混合物を調製し、
更に、この混合物99重量部及び光重合開始剤「イルガ
キュアー651」(チバガイギー社製)1重量部から成
る混合物(B)を調製した。この組成物(B)は室温で
ネマチック液晶相を示し、TNIは41℃で、Δnは0.
156であった。
び重合性官能基を有しない低分子液晶化合物である4−
シアノ−4’−ペンチルビフェニル(TNI=35℃、Δ
n=0.198)10重量部から成る混合物を調製し、
更に、この混合物99重量部及び光重合開始剤「イルガ
キュアー651」(チバガイギー社製)1重量部から成
る混合物(B)を調製した。この組成物(B)は室温で
ネマチック液晶相を示し、TNIは41℃で、Δnは0.
156であった。
【0082】(参考例2)参考例1で調製した液晶組成
物(A)80重量部及び4−シアノ−4’−ペンチルビ
フェニル20重量部から成る混合物を調製し、更に、こ
の混合物99重量部及び光重合開始剤「イルガキュアー
651」1重量部から成る混合物(C)を調製した。こ
の混合物(C)は室温でネマチック液晶相を示し、TNI
は41℃で、Δnは0.167であった。
物(A)80重量部及び4−シアノ−4’−ペンチルビ
フェニル20重量部から成る混合物を調製し、更に、こ
の混合物99重量部及び光重合開始剤「イルガキュアー
651」1重量部から成る混合物(C)を調製した。こ
の混合物(C)は室温でネマチック液晶相を示し、TNI
は41℃で、Δnは0.167であった。
【0083】(参考例3)参考例1で調製した液晶組成
物(A)92重量部及び4−シアノ−4’−ペンチルビ
フェニル8重量部から成る混合物を調製し、更に、この
混合物99重量部及び「イルガキュアー651」1重量
部から成る混合物(D)を調製した。この混合物(D)
は室温でネマチック液晶相を示し、TNIは41℃で、Δ
nは0.154であった。
物(A)92重量部及び4−シアノ−4’−ペンチルビ
フェニル8重量部から成る混合物を調製し、更に、この
混合物99重量部及び「イルガキュアー651」1重量
部から成る混合物(D)を調製した。この混合物(D)
は室温でネマチック液晶相を示し、TNIは41℃で、Δ
nは0.154であった。
【0084】(参考例4)参考例1で調製した液晶組成
物(A)99重量部及び「イルガキュアー651」1重
量部から成る混合物(E)を調製した。この混合物
(E)は室温でネマチック液晶相を示し、TNIは41℃
で、Δnは0.146であった。
物(A)99重量部及び「イルガキュアー651」1重
量部から成る混合物(E)を調製した。この混合物
(E)は室温でネマチック液晶相を示し、TNIは41℃
で、Δnは0.146であった。
【0085】(参考例5)参考例1で調製した液晶組成
物(A)70重量部及び4−シアノ−4’−ペンチルビ
フェニル30重量部から成る混合物を調製し、更に、こ
の混合物99重量部及び光重合開始剤「イルガキュアー
651」1重量部から成る混合物(F)を調製した。こ
の混合物(F)は室温でネマチック液晶相を示し、TNI
は40℃で、Δnは0.170であった。
物(A)70重量部及び4−シアノ−4’−ペンチルビ
フェニル30重量部から成る混合物を調製し、更に、こ
の混合物99重量部及び光重合開始剤「イルガキュアー
651」1重量部から成る混合物(F)を調製した。こ
の混合物(F)は室温でネマチック液晶相を示し、TNI
は40℃で、Δnは0.170であった。
【0086】(実施例1)ラビング処理を施したポリイ
ミド配向膜を有するガラス基板を、配向膜のラビングの
方向が180度と成るように2枚のラビング処理面を対
向させたセル間隔が5ミクロンの透明ガラス製セルに、
参考例1で調製した混合物(B)を注入したところ、良
好なホモジニアス配向が得られていることを偏光顕微鏡
を用いた観察により確認することができた。このセル
に、25℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ
/cm2 の紫外線を照射して、混合物(B)中の重合性官
能基を有する液晶化合物を光重合させた。このようにし
て得たセルを偏光顕微鏡を用いて観察したところ、ホモ
ジニアス配向が均一に固定化された光学異方体が得られ
ていることを確認することができた。
ミド配向膜を有するガラス基板を、配向膜のラビングの
方向が180度と成るように2枚のラビング処理面を対
向させたセル間隔が5ミクロンの透明ガラス製セルに、
参考例1で調製した混合物(B)を注入したところ、良
好なホモジニアス配向が得られていることを偏光顕微鏡
を用いた観察により確認することができた。このセル
に、25℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ
/cm2 の紫外線を照射して、混合物(B)中の重合性官
能基を有する液晶化合物を光重合させた。このようにし
て得たセルを偏光顕微鏡を用いて観察したところ、ホモ
ジニアス配向が均一に固定化された光学異方体が得られ
ていることを確認することができた。
【0087】このセルを120℃で20分間加熱処理し
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ5ミク
ロンのホモジニアス配向構造を有する光学異方体フィル
ムを得た。
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ5ミク
ロンのホモジニアス配向構造を有する光学異方体フィル
ムを得た。
【0088】光学異方体フィルムのガラス基板に接して
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97重量部及び「イルガキュ
アー651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を
硬化後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分
の速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラ
ンプを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光
硬化させ、保護コート膜を形成した。
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97重量部及び「イルガキュ
アー651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を
硬化後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分
の速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラ
ンプを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光
硬化させ、保護コート膜を形成した。
【0089】このようにして得た光学異方体フィルムの
波長633nmにおける光学位相差は、30℃で708nm
であり、80℃で684nmであり、80℃での光学位相
差は30℃での光学位相差の96.7%であった。ま
た、この光学位相差の温度依存性は、可逆的であった。
図1に、実施例1で得た光学異方体フィルムの光学異方
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した。
波長633nmにおける光学位相差は、30℃で708nm
であり、80℃で684nmであり、80℃での光学位相
差は30℃での光学位相差の96.7%であった。ま
た、この光学位相差の温度依存性は、可逆的であった。
図1に、実施例1で得た光学異方体フィルムの光学異方
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した。
【0090】(実施例2)実施例1において、混合物
(B)に代えて混合物(C)を用いた以外は、実施例1
と同様にして、光学異方体フィルムを作製した。得られ
た光学異方体フィルムの波長633nmにおける光学位相
差は、30℃で779nmであり、80℃で722nmであ
り、80℃での光学位相差は30℃での光学位相差の9
2.6%であった。また、この光学位相差の温度依存性
は、可逆的であった。図2に、実施例2で得た光学異方
体フィルムの光学異方差の温度依存性を、30℃におけ
る光学位相差の値を100として示した。
(B)に代えて混合物(C)を用いた以外は、実施例1
と同様にして、光学異方体フィルムを作製した。得られ
た光学異方体フィルムの波長633nmにおける光学位相
差は、30℃で779nmであり、80℃で722nmであ
り、80℃での光学位相差は30℃での光学位相差の9
2.6%であった。また、この光学位相差の温度依存性
は、可逆的であった。図2に、実施例2で得た光学異方
体フィルムの光学異方差の温度依存性を、30℃におけ
る光学位相差の値を100として示した。
【0091】(比較例1)実施例1において、混合物
(B)に代えて、混合物(B)中の低分子液晶化合物の
割合を8重量%に変更した混合物(D)に代えた以外
は、実施例1と同様にして、光学異方体フィルムを作製
した。得られた光学異方体フィルムの波長633nmにお
ける光学位相差は、30℃で699nmであり、80℃で
685nmであった。80℃での光学位相差は30℃での
光学位相差の98.0%であり、十分な光学位相差の変
化が得られなかった。
(B)に代えて、混合物(B)中の低分子液晶化合物の
割合を8重量%に変更した混合物(D)に代えた以外
は、実施例1と同様にして、光学異方体フィルムを作製
した。得られた光学異方体フィルムの波長633nmにお
ける光学位相差は、30℃で699nmであり、80℃で
685nmであった。80℃での光学位相差は30℃での
光学位相差の98.0%であり、十分な光学位相差の変
化が得られなかった。
【0092】(比較例2)実施例1において、混合物
(B)を、低分子液晶化合物を含まない重合性液晶組成
物(E)に代えた以外は、実施例1と同様にして、光学
異方体フィルムを作製した。得られた光学異方体フィル
ムの波長633nmにおける光学位相差は、30℃で55
5nmであり、80℃で554nmであった。80℃での光
学位相差は30℃での光学位相差の99.8%であり、
十分な光学位相差の変化が得られなかった。図3に、比
較例2で得た光学異方体フィルムの光学異方差の温度依
存性を、30℃における光学位相差の値を100として
示した。
(B)を、低分子液晶化合物を含まない重合性液晶組成
物(E)に代えた以外は、実施例1と同様にして、光学
異方体フィルムを作製した。得られた光学異方体フィル
ムの波長633nmにおける光学位相差は、30℃で55
5nmであり、80℃で554nmであった。80℃での光
学位相差は30℃での光学位相差の99.8%であり、
十分な光学位相差の変化が得られなかった。図3に、比
較例2で得た光学異方体フィルムの光学異方差の温度依
存性を、30℃における光学位相差の値を100として
示した。
【0093】(比較例3)実施例1と同様にして作製し
たセル間隔が5ミクロンの透明ガラス製セルに、参考例
5で調製した混合物(F)を注入したところ、良好なホ
モジニアス配向が得られていることを偏光顕微鏡を用い
た観察により確認することができた。このセルに、25
℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ/cm2 の
紫外線を照射して、混合物(B)中の重合性官能基を有
する液晶化合物を光重合させた。このようにして得たセ
ルを偏光顕微鏡を用いて観察したところ、ホモジニアス
配向が均一に固定化された光学異方体が得られているこ
とを確認することができた。
たセル間隔が5ミクロンの透明ガラス製セルに、参考例
5で調製した混合物(F)を注入したところ、良好なホ
モジニアス配向が得られていることを偏光顕微鏡を用い
た観察により確認することができた。このセルに、25
℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ/cm2 の
紫外線を照射して、混合物(B)中の重合性官能基を有
する液晶化合物を光重合させた。このようにして得たセ
ルを偏光顕微鏡を用いて観察したところ、ホモジニアス
配向が均一に固定化された光学異方体が得られているこ
とを確認することができた。
【0094】このセルを120℃で20分間加熱処理し
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向が乱れている場所が観察
された。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外した
が、この光学異方体は非常に機械的強度が弱く、フィル
ム状態にならなかった。
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向が乱れている場所が観察
された。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外した
が、この光学異方体は非常に機械的強度が弱く、フィル
ム状態にならなかった。
【0095】(実施例3)参考例2で調製した混合物
(C)98.9重量部及びカイラル化合物「R−81
1」(メルク社製の光学活性の1−メチルヘプチル基を
有するカイラル化合物)1.1重量部から成る混合物
(C’)を調製した。この混合物(C’)の螺旋は右巻
きであって、螺旋のピッチは9.1ミクロンであった。
(C)98.9重量部及びカイラル化合物「R−81
1」(メルク社製の光学活性の1−メチルヘプチル基を
有するカイラル化合物)1.1重量部から成る混合物
(C’)を調製した。この混合物(C’)の螺旋は右巻
きであって、螺旋のピッチは9.1ミクロンであった。
【0096】ラビング処理を施したポリイミド配向膜を
有するガラス基板から成り、セル間隔が6ミクロン、ツ
イスト角が右巻きに240度のSTNセルに、この混合
物(C’)を注入したところ、良好なSTN配向が得ら
れていることを偏光顕微鏡観察により確認することがで
きた。このセルに、25℃において高圧水銀ランプを用
いて500mJ/cm2 の紫外線を照射し、重合性官能基
を有する液晶化合物を光重合させた。セルを偏光顕微鏡
で観察したところ、STN配向が均一に固定化された光
学異方体が得られていることを確認することができた。
有するガラス基板から成り、セル間隔が6ミクロン、ツ
イスト角が右巻きに240度のSTNセルに、この混合
物(C’)を注入したところ、良好なSTN配向が得ら
れていることを偏光顕微鏡観察により確認することがで
きた。このセルに、25℃において高圧水銀ランプを用
いて500mJ/cm2 の紫外線を照射し、重合性官能基
を有する液晶化合物を光重合させた。セルを偏光顕微鏡
で観察したところ、STN配向が均一に固定化された光
学異方体が得られていることを確認することができた。
【0097】このセルを120℃で20分間加熱処理し
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ6ミク
ロンのSTN配向構造を有する光学異方体フィルムを得
た。
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ6ミク
ロンのSTN配向構造を有する光学異方体フィルムを得
た。
【0098】光学異方体フィルムのガラス基板に接して
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97部及び「イルガキュアー
651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を硬化
後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分の速
度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ランプ
を用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光硬化
させ、保護コート膜を形成した。
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97部及び「イルガキュアー
651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を硬化
後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分の速
度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ランプ
を用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光硬化
させ、保護コート膜を形成した。
【0099】このようにして得た光学異方体フィルムの
波長633nmにおける光学位相差は、30℃で790nm
であり、80℃で725nmであり、120℃で670nm
であった。また、この光学位相差の温度依存性は、可逆
的であった。
波長633nmにおける光学位相差は、30℃で790nm
であり、80℃で725nmであり、120℃で670nm
であった。また、この光学位相差の温度依存性は、可逆
的であった。
【0100】液晶組成物「DLC−43002」(ロデ
ィック社製)100重量部及び左巻きの螺旋構造を誘起
するカイラル化合物である「S−811」(メルク社
製)0.75重量部から成り、螺旋ピッチが13.0ミ
クロンの非重合性液晶組成物を調製した。この非重合性
液晶組成物を、ラビング処理を施したポリイミド配向膜
を有する透明電極付きガラス基板から成り、セル間隔が
6.4ミクロン、ツイスト角が左巻きに240度のST
Nセルに注入した。
ィック社製)100重量部及び左巻きの螺旋構造を誘起
するカイラル化合物である「S−811」(メルク社
製)0.75重量部から成り、螺旋ピッチが13.0ミ
クロンの非重合性液晶組成物を調製した。この非重合性
液晶組成物を、ラビング処理を施したポリイミド配向膜
を有する透明電極付きガラス基板から成り、セル間隔が
6.4ミクロン、ツイスト角が左巻きに240度のST
Nセルに注入した。
【0101】このSTNセルの上に、実施例3で得た光
学異方体フィルムを置き、これを2枚の直交する偏光板
の間に挟み込んで液晶表示装置を作製した。このとき、
STNセルには、光学異方体を担持しているガラス基板
側が接し、且つ光学異方体を担持しているガラス基板の
ラビング方向と光学異方体を担持しているガラス基板と
接している側のSTNセルのガラス基板のラビング方向
が直角を為すようにした。この液晶表示装置の透明電極
間に電圧を印加したところ、室温から80℃に亘る広い
温度範囲で均一で、良好な白黒表示が得られ、視角特性
も良好であった。
学異方体フィルムを置き、これを2枚の直交する偏光板
の間に挟み込んで液晶表示装置を作製した。このとき、
STNセルには、光学異方体を担持しているガラス基板
側が接し、且つ光学異方体を担持しているガラス基板の
ラビング方向と光学異方体を担持しているガラス基板と
接している側のSTNセルのガラス基板のラビング方向
が直角を為すようにした。この液晶表示装置の透明電極
間に電圧を印加したところ、室温から80℃に亘る広い
温度範囲で均一で、良好な白黒表示が得られ、視角特性
も良好であった。
【0102】(実施例4)参考例2で調製した混合物
(C)を、ラビング処理を施したポリイミド配向膜を有
する1枚のガラス基板及び垂直配向膜を形成した1枚の
ガラス基板が配向膜面を内側にして5ミクロンの間隔を
もって対向していることを特徴とするハイブリッド配向
セルに注入したところ、良好なハイブリッド配向が得ら
れていることを偏光顕微鏡観察により確認することがで
きた。このセルに、25℃において高圧水銀ランプを用
いて500mJ/cm2 の紫外線を照射して、混合物
(C)中の重合性官能基を有する液晶化合物を光重合さ
せた。このようにして得たセルを偏光顕微鏡で観察した
ところ、ハイブリッド配向が均一に固定化された光学異
方体が得られていることを確認することができた。
(C)を、ラビング処理を施したポリイミド配向膜を有
する1枚のガラス基板及び垂直配向膜を形成した1枚の
ガラス基板が配向膜面を内側にして5ミクロンの間隔を
もって対向していることを特徴とするハイブリッド配向
セルに注入したところ、良好なハイブリッド配向が得ら
れていることを偏光顕微鏡観察により確認することがで
きた。このセルに、25℃において高圧水銀ランプを用
いて500mJ/cm2 の紫外線を照射して、混合物
(C)中の重合性官能基を有する液晶化合物を光重合さ
せた。このようにして得たセルを偏光顕微鏡で観察した
ところ、ハイブリッド配向が均一に固定化された光学異
方体が得られていることを確認することができた。
【0103】このセルを120℃で20分間加熱処理し
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ5ミク
ロンのハイブリッド配向構造を有する光学異方体フィル
ムを得た。
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ5ミク
ロンのハイブリッド配向構造を有する光学異方体フィル
ムを得た。
【0104】光学異方体フィルムのガラス基板に接して
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97重量部及び「イルガキュ
アー651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を
硬化後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分
の速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラ
ンプを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光
硬化させ、保護コート膜を形成した。
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97重量部及び「イルガキュ
アー651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を
硬化後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分
の速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラ
ンプを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光
硬化させ、保護コート膜を形成した。
【0105】このようにして得た光学異方体フィルムの
波長633nmにおける光学位相差は、30℃で381nm
であり、80℃で354nmであり、120℃で325nm
であった。この光学位相差の温度依存性は、可逆的であ
った。
波長633nmにおける光学位相差は、30℃で381nm
であり、80℃で354nmであり、120℃で325nm
であった。この光学位相差の温度依存性は、可逆的であ
った。
【0106】(実施例5)参考例2で調製した混合物
(C)を、垂直配向膜を形成した2枚のガラス基板が配
向膜面を内側にして20ミクロンの間隔をもって対向し
ていることを特徴とするホメオトロピック配向セルに注
入したところ、良好なホメオトロピック配向が得られて
いることが偏光顕微鏡観察により確認することができ
た。このセルに、25℃において高圧水銀ランプを用い
て500mJ/cm2 の紫外線を照射して、混合物(C)
中の重合性官能基を有する液晶化合物を光重合させた。
このようにして得たセルを偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、ホメオトロピック配向が均一に固定化された光学異
方体が得られていることを確認することができた。
(C)を、垂直配向膜を形成した2枚のガラス基板が配
向膜面を内側にして20ミクロンの間隔をもって対向し
ていることを特徴とするホメオトロピック配向セルに注
入したところ、良好なホメオトロピック配向が得られて
いることが偏光顕微鏡観察により確認することができ
た。このセルに、25℃において高圧水銀ランプを用い
て500mJ/cm2 の紫外線を照射して、混合物(C)
中の重合性官能基を有する液晶化合物を光重合させた。
このようにして得たセルを偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、ホメオトロピック配向が均一に固定化された光学異
方体が得られていることを確認することができた。
【0107】このセルを120℃で20分間加熱処理し
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ20ミ
クロンのホメオトロピック配向構造を有する光学異方体
フィルムを得た。
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ20ミ
クロンのホメオトロピック配向構造を有する光学異方体
フィルムを得た。
【0108】光学異方体フィルムのガラス基板に接して
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97重量部及び「イルガキュ
アー651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を
硬化後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分
の速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラ
ンプを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光
硬化させ、保護コート膜を形成した。
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97重量部及び「イルガキュ
アー651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を
硬化後の膜厚が約5μmと成るように2500回転/分
の速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラ
ンプを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光
硬化させ、保護コート膜を形成した。
【0109】このようにして得た光学異方体フィルム
は、ホメオトロピック配向構造を有するので、法線方向
から観察すると光学位相差は観察できないが、法線方向
から60度傾けて位相差を測定したところ、波長633
nmにおける光学位相差は、30℃で510nmであり、8
0℃で468nmであり、120℃で600nmであった。
この光学位相差の温度依存性は、可逆的であった。
は、ホメオトロピック配向構造を有するので、法線方向
から観察すると光学位相差は観察できないが、法線方向
から60度傾けて位相差を測定したところ、波長633
nmにおける光学位相差は、30℃で510nmであり、8
0℃で468nmであり、120℃で600nmであった。
この光学位相差の温度依存性は、可逆的であった。
【0110】(実施例6)参考例2で調製した混合物
(C)75重量部及び式
(C)75重量部及び式
【0111】
【化16】
【0112】(式中の不斉炭素の絶対配置はS体であ
る。)で表わされる重合性カイラル化合物25重量部か
ら成る混合物(C”)を調製した。この混合物(C”)
の螺旋は左巻きであって、螺旋のピッチは約0.3ミク
ロンであった。ラビング処理を施したポリイミド配向膜
を有するガラス基板を、配向膜のラビングの方向が18
0度と成るように2枚のラビング処理面を対向させたセ
ル間隔が10ミクロンの透明ガラス製セルに注入したと
ころ、螺旋軸が基板に垂直方向に向いたコレステリック
配向が得られていることを偏光顕微鏡観察により確認す
ることができた。このセルに、25℃において高圧水銀
ランプを用いて500mJ/cm2 の紫外線を照射し、重
合性官能基を有する液晶化合物を光重合させた。セルを
偏光顕微鏡で観察したところ、コレステリック配向が均
一に固定化された光学異方体が得られていることを確認
することができた。
る。)で表わされる重合性カイラル化合物25重量部か
ら成る混合物(C”)を調製した。この混合物(C”)
の螺旋は左巻きであって、螺旋のピッチは約0.3ミク
ロンであった。ラビング処理を施したポリイミド配向膜
を有するガラス基板を、配向膜のラビングの方向が18
0度と成るように2枚のラビング処理面を対向させたセ
ル間隔が10ミクロンの透明ガラス製セルに注入したと
ころ、螺旋軸が基板に垂直方向に向いたコレステリック
配向が得られていることを偏光顕微鏡観察により確認す
ることができた。このセルに、25℃において高圧水銀
ランプを用いて500mJ/cm2 の紫外線を照射し、重
合性官能基を有する液晶化合物を光重合させた。セルを
偏光顕微鏡で観察したところ、コレステリック配向が均
一に固定化された光学異方体が得られていることを確認
することができた。
【0113】このセルを120℃で20分間加熱処理し
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ10ミ
クロンのコレステリック配向構造を有する光学異方体フ
ィルムを得た。
た後、室温まで冷却した。加熱処理後のセルを偏光顕微
鏡を用いて観察した結果、配向の乱れは観察されなかっ
た。次に、セルのガラス基板を1枚のみ取り外すことに
より、もう一方のガラス基板上に担持された厚さ10ミ
クロンのコレステリック配向構造を有する光学異方体フ
ィルムを得た。
【0114】光学異方体フィルムのガラス基板に接して
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97部及び「イルガキュアー
651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を硬化
後の膜厚が約10μmと成るように2500回転/分の
速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラン
プを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光硬
化させ、保護コート膜を形成した。
いない方の表面に、「DCPA」(共栄社化学社製のア
クリル酸エステル誘導体)97部及び「イルガキュアー
651」3重量部から成る保護コート膜形成材料を硬化
後の膜厚が約10μmと成るように2500回転/分の
速度でスピンコートした後、窒素気流下で高圧水銀ラン
プを用いて500mJ/cm2の紫外線を照射して、光硬
化させ、保護コート膜を形成した。
【0115】このようにして得た光学異方体フィルム
は、コレステリック配向構造を有するので、法線方向か
ら観察すると光学位相差は観察できないが、法線方向か
ら60度傾けて位相差を測定したところ、波長633nm
における光学位相差は、30℃で205nmであり、80
℃で192nmであった。この光学位相差の温度依存性
は、可逆的であった。
は、コレステリック配向構造を有するので、法線方向か
ら観察すると光学位相差は観察できないが、法線方向か
ら60度傾けて位相差を測定したところ、波長633nm
における光学位相差は、30℃で205nmであり、80
℃で192nmであった。この光学位相差の温度依存性
は、可逆的であった。
【0116】
【発明の効果】本発明の光学異方体フィルムは、温度の
上昇に伴って光学位相差が減少するという光学位相差の
温度依存性を有しており、かつ光学異方体フィルム内部
にSTN配向構造やハイブリッド配向構造等のような高
度な配向構造を実現したものである。従って、本発明の
光学異方体フィルムは、STN液晶表示セルやハイブリ
ッド液晶表示セルと共に用いることによって、高温時で
の表示特性に優れた液晶表示装置を提供することができ
る。
上昇に伴って光学位相差が減少するという光学位相差の
温度依存性を有しており、かつ光学異方体フィルム内部
にSTN配向構造やハイブリッド配向構造等のような高
度な配向構造を実現したものである。従って、本発明の
光学異方体フィルムは、STN液晶表示セルやハイブリ
ッド液晶表示セルと共に用いることによって、高温時で
の表示特性に優れた液晶表示装置を提供することができ
る。
【図1】実施例1で得た光学異方体フィルムの光学位相
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した図表である。
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した図表である。
【図2】実施例2で得た光学異方体フィルムの光学位相
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した図表である。
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した図表である。
【図3】比較例2で得た光学異方体フィルムの光学位相
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した図表である。
差の温度依存性を、30℃における光学位相差の値を1
00として示した図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08F 20/12 C08F 20/12
Claims (9)
- 【請求項1】 高分子フィルム中に液晶化合物を分散含
有し、高分子フィルムの配向方向と液晶化合物の配向方
向が一致しており、光学的位相差が温度の変化に伴って
可逆的に変化する光学異方体フィルムにおいて、 高分子フィルムが、分子中に液晶性骨格と重合性官能基
とを有する液晶性化合物を含有する重合性液晶組成物の
硬化物であり、光学異方体フィルム中の重合性官能基を
有しない液晶化合物の割合が10〜25重量%の範囲に
あることを特徴とする光学異方体フィルム。 - 【請求項2】 重合性液晶組成物が、分子中に少なくと
も2つの6員環を有する液晶骨格を部分構造として有す
る環状アルコール、フェノール又は芳香族ヒドロキシ化
合物のアクリル酸又はメタクリル酸エステルである単官
能アクリレート又は単官能メタクリレートを含有し、か
つ室温で液晶相を示す重合性液晶組成物である請求項1
記載の光学異方体フィルム。 - 【請求項3】 単官能アクリレート又は単官能メタクリ
レートが一般式(I) 【化1】 (式中、X1 は水素原子又はメチル基を表わし、rは0
または1の整数を表わし、6員環A、B及びCはそれぞ
れ独立的に、 【化2】 を表わし、pは1〜4の整数を表わし、Y1及びY2はそ
れぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、−CH2O
−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、−C≡C
−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(CH2)
4−、−CH2CH2CH 2O−、−OCH2CH2CH
2−、−CH=CH−CH2CH2−又は−CH2CH2C
H2O−を表わし、Y3は単結合、−COO−又は−OC
O−を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基又はアルケニルオキシ基を表わす。)で表わ
される化合物である請求項2記載の光学異方体フィル
ム。 - 【請求項4】 液晶化合物または重合性液晶組成物から
成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がツイスト角6
0〜720度のねじれ構造である請求項1、2又は3記
載の光学異方体フィルム。 - 【請求項5】 液晶化合物または重合性液晶組成物から
成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がハイブリッド
配向構造である請求項1、2又は3記載の光学異方体フ
ィルム。 - 【請求項6】 液晶化合物または重合性液晶組成物から
成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がホメオトロピ
ック配向構造である請求項1、2又は3記載の光学異方
体フィルム。 - 【請求項7】 液晶化合物または重合性液晶組成物から
成る高分子フィルム中の液晶骨格の配向がコレステリッ
ク配向構造である請求項1、2又は3記載の光学異方体
フィルム。 - 【請求項8】 (1)分子中に重合性官能基を有しない液
晶化合物(a)と、 (2)分子中に液晶性骨格と重合性官能
基とを有する液晶性化合物(b) を含有する重合性液晶組
成物、とから成る混合物を、液晶相を示す温度に保ち、
かつ、液晶化合物(a)及び分子中に液晶性骨格と重合性
官能基とを有する液晶性化合物(b)を配向させた状態に
保ちながら、活性光線を照射して、分子中に液晶性骨格
と重合性官能基とを有する液晶性化合物(b) を硬化させ
ることにより、高分子フィルム中に液晶化合物(a) を分
散含有し、高分子フィルム中の液晶性骨格の配向方向と
液晶化合物(a) の配向方向が一致しており、光学的位相
差が温度の変化に伴って可逆的に変化する光学異方体フ
ィルムを形成することを特徴とする光学異方体の製造方
法。 - 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに1項に記載の
光学異方体フィルムを使用した液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9253512A JPH1195205A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 光学異方体フィルムとその製造方法及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9253512A JPH1195205A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 光学異方体フィルムとその製造方法及び液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1195205A true JPH1195205A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17252413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9253512A Pending JPH1195205A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 光学異方体フィルムとその製造方法及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1195205A (ja) |
Cited By (12)
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| JPH1121554A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-26 | Shunsuke Kobayashi | 液晶表示素子の製造方法 |
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