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JPH1194677A - 共振型ノッキング検出センサ - Google Patents

共振型ノッキング検出センサ

Info

Publication number
JPH1194677A
JPH1194677A JP27393897A JP27393897A JPH1194677A JP H1194677 A JPH1194677 A JP H1194677A JP 27393897 A JP27393897 A JP 27393897A JP 27393897 A JP27393897 A JP 27393897A JP H1194677 A JPH1194677 A JP H1194677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
plate
diaphragm
vibrating
ridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27393897A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadamitsu Harada
定光 原田
Yasuo Ito
康生 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP27393897A priority Critical patent/JPH1194677A/ja
Publication of JPH1194677A publication Critical patent/JPH1194677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動板を小型化しても高レベルのノッキング
検出出力を確保でき、ひいては小型で検出精度の高い共
振型ノッキング検出センサを提供する。 【解決手段】 ノッキング検出センサ1は、振動板30
の一方の板面に圧電素子板31が積層され一体化された
振動検出体2を備え、振動板30は、被支持部32と、
その被支持部32と一体に形成されて該被支持部32よ
りも振動が容易とされた振動作用部33とを有する。そ
して、ノッキングの検出に伴い振動板30に発生する振
動のエネルギーを高めるために、該振動板30の振動作
用部33には錘部35が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車エンジン等
の内燃機関のノッキングを検出するノッキング検出セン
サに関し、特に共振型ノッキング検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等のエンジンで発生するノ
ッキングの検出センサとして、そのノッキングに伴う振
動を、圧電素子等の検出素子を用いて検出する形式のも
のが広く用いられている。このようなノッキング検出セ
ンサにおいては、例えば金属製の振動板の片面に圧電素
子板を固着した振動検出体がケーシングの内空部内に収
容され、振動付加に伴う圧電素子板からの出力が、これ
に接続された端子によりケーシング外に取り出される。
このうち共振型ノッキング検出センサと呼ばれるもの
は、ノッキングの振動周波数に対応する帯域に共振点を
有し、その共振周波数近傍の振動のみを選択的に検出し
てノッキングを検出するものである。この場合、その振
動板は、ノッキング振動周波数の近くに共振周波数が生
ずるように、その厚さや外径寸法等が調整される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
上述のような共振型ノッキング検出センサに対しても小
型化あるいは軽量化に対する要求が高まっている。ここ
で、センサの小型化を図るためには、例えば振動板の外
形寸法を小さくすることが有効であるが、振動板が小型
化するとノッキング検出に伴い振動板に発生する振動の
エネルギーが低くなり、結果としてセンサの出力レベル
が小さくなり、ノッキング検出精度が悪化する場合があ
る。この場合、振動エネルギーを高めるために振動板の
板厚を一様に大きくすることも考えらるが、振動板の板
厚を大きく変更すると共振点にずれが生じ、ノッキング
検出精度が同様に低下するからこのような板厚の増大に
は限界がある。
【0004】本発明の課題は、振動板を小型化しても高
レベルのノッキング検出出力を確保でき、ひいては小型
で検出精度の高い共振型ノッキング検出センサを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の共振型ノッキング検出セ
ンサは下記のように構成されることを特徴とする。すな
わち、振動板の一方の板面に圧電素子板が積層され一体
化された振動検出体を備え、振動板は、被支持部と、そ
の被支持部と一体に形成されて該被支持部よりも振動が
容易とされた振動作用部とを有するとともに、ノッキン
グの検出に伴い振動板に発生する振動のエネルギーを高
めるために、該振動板の振動作用部に錘部が形成され
る。
【0006】上記共振型ノッキング検出センサの構成に
よれば、振動板の振動作用部に錘部を形成することによ
り、共振点に大きなずれを生じさせることなく、ノッキ
ング検出出力レベルを向上させることができる。すなわ
ち、振動板の振動作用部に錘部を形成することにより、
該振動作用部は振動のモーメントが増大して振動エネル
ギーが高められ、ひいては振動板上に形成された圧電素
子板へのノッキング検出に伴う作用力が増大して、セン
サ出力レベルを高めることができる。また、振動作用部
は、錘部の形成位置で局所的に重量を増大させるのみで
あるから、振動モードひいては共振周波数への影響も小
さく、共振点のずれに伴うノッキング検出精度の低下も
生じにくい。これにより、振動板を小型化しても高レベ
ルのノッキング検出出力を確保でき、ひいては小型で検
出精度の高い共振型ノッキング検出センサを実現するこ
とができる。
【0007】錘部は振動作用部に対し、例えばその板面
から突出する形態で形成することができる。この場合、
振動板の肉厚を局所的に増大させることにより錘部を形
成してもよいし、錘部となるべき部材を振動板に接合す
ることにより形成してもよい。いずれの場合も、錘部付
きの振動板を簡単に製造することができる利点がある。
【0008】振動板は、具体的には、全体が円板状の形
状をなし、被支持部をその板面中央部に形成するととも
に、その被支持部の外側に同心的に形成された残余の振
動板部分を振動作用部とすることができる。この場合、
錘部は、振動板の半径をrとして、錘部は該振動板の振
動作用部に対し、当該振動板の中心から0.5r以上隔
たった位置に設けることができる。板面中央で支持され
る円板状の振動板を使用する場合、振幅がより大きくな
る位置に錘部が形成されるので、振動のエネルギーが一
層高められ、ひいてはセンサ出力レベルをさらに向上さ
せることができる。この場合、錘部の形成位置が振動の
節から遠ざかるほど振動のエネルギーは大きくなるか
ら、錘部は振動板の外縁位置に形成すればさらに望まし
いといえる。
【0009】また、錘部は、振動作用部の圧電素子板が
積層されていない側の板面から突出し、かつその周方向
に沿って連続的又は断続的に形成された凸条部を含むも
のとすることができる。凸条部が振動板の周方向に沿っ
て形成されることで、振動板の中心点回りの荷重分布が
均一となり、該中心点周りに等方的なセンサ特性を維持
しつつセンサ出力を高めることができ、また共振点ずれ
も生じにくい。さらに、凸条部を振動板の外周に沿って
形成することで振動板が補強され、その耐久性向上の効
果も合わせて期待できる。
【0010】この場合、振動作用部の板面の外周縁に沿
って凸条部を形成すればさらによい。凸条部の重量をg
1、振動板の重量をg2として、g1/g2を2以下の
範囲で調整することができる。g1/g2が2を超える
と、凸条部の付加による共振点への影響が大きくなりす
ぎてノッキング検出の精度が低下する問題が生ずる場合
がある。なお、g1/g2は望ましくは1.5以下、さ
らに望ましくは1以下の範囲で調整するのがよい。一
方、g1/g2を0.1以上に設定することで、振動エ
ネルギー増加の効果をより顕著とすることができる。ま
た、凸条部と振動板とが同材質の場合、凸条部の体積を
V1、振動板の体積をV2として、V1/V2を1.5
以下の範囲に調整することができる。V1/V2が1.
5を超えると、凸条部の付加による共振点への影響が大
きくなりすぎてノッキング検出の精度が低下する問題が
生ずる場合がある。なお、V1/V2は望ましくは1.
0以下の範囲で調整するのがよい。一方、V1/V2を
0.1以上に設定することで、振動エネルギー増加の効
果をより顕著とすることができる。なお、凸条部は振動
作用部の板面の外周縁に沿って一定厚さ及び幅で形成す
ることができる。
【0011】また、凸条部の内周面と、振動作用部の該
凸条部が形成されている板面との交差部分(すなわち、
凸条部の基端側内周縁)には、内向きの曲率を有するア
ールを形成することができる。こうすれば、振動に伴う
凸条部の基端側内周縁への応力集中が緩和され、振動板
の耐久性を向上させることができる。この場合、そのア
ールの曲率半径を0.2〜1mmの範囲に設定すること
で、上記応力集中が特に効果的に回避され、振動板の耐
久性がさらに向上する。
【0012】上述のような凸条部は、例えば振動板の凸
条部に予定された部分以外の領域を、エッチングにより
所定の深さで除去する方法を用いて形成することができ
る。これにより、多数の振動板に対し凸条部の形成を容
易に行うことができる。また、エッチングで凸条部を形
成すると、凸条部の基端側内周縁には必然的にアールが
形成されることが多い。従って、エッチングを用いれ
ば、凸条部の形成と上記アールの付与とを同時に行うこ
とができる形となって効率的である。
【0013】次に、振動板の被支持部には、圧電素子板
が積層されていない側の板面から突出する吸熱突出部を
設けることができる。この場合、振動板は、振動検出体
を収容するケーシングの内空部底面から突出して設けら
れた固定突出部の先端に、該吸熱突出部において抵抗溶
接により固着される。この構成によれば、振動検出体の
振動板が、ケーシング内の固定突出部に対し抵抗溶接に
より固着されるので、ねじ止めにより振動検出体の取付
けを行う場合に比べて、その組立工数及び部品点数を削
減することができる。そして、振動板は、その板面から
突出する吸熱突出部において固定突出部に溶接されるの
で、溶接に伴う発熱が吸熱突出部に吸収されて圧電素子
板に伝わりにくくなり、ひいては熱影響によるセンサ特
性の劣化が防止ないし抑制される。また、振動板と圧電
素子板とが接着剤で接合されている場合には、接着剤の
熱変質による接合状態の劣化も防止することができる。
なお、振動板にこの吸熱突出部を形成すると、該吸熱突
出部を形成しなかった場合と比較して振動エネルギーが
若干向上し、センサ出力が高められる場合もあるが、こ
の吸熱突出部は本発明でいう錘部の概念には属さないも
のとして取り扱う。
【0014】吸熱突出部は、振動板とは別体の板部材
を、該振動板の板面にろう付け又は溶接により接合する
ことで容易に形成することができる。一方、吸熱突出部
は、板部材の鍛造又は切削により振動板と一体形成して
もよい。
【0015】次に、固定突出部の先端面に、該先端面か
ら突出する凸部をその周縁に沿って連続的又は断続的に
形成し、その凸部に吸熱突出部を固着することができ
る。これにより、吸熱突出部と固定突出部との接触面積
が凸部の形成により縮小され、抵抗溶接時の電流がここ
に集中するので、両者の接合を確実に行うことができ
る。なお、上記凸部は上記先端面の周縁に沿って形成さ
れた凸条部とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照して説明する。図1は、共振型セン
サとして構成された本発明の一実施例たるノッキング検
出センサ(以下、単にセンサともいう)1の断面構造を
示しており、振動検出体2、端子3、端子ホルダ4、ケ
ーシング5、シール部材6等を備えて構成されている。
【0017】図2に示すように、振動検出体2において
は、Fe−42重量%Ni合金等の金属で円板状に構成
された振動板30の一方の板面に、圧電性セラミックス
(例えばPZT(ジルコン酸チタン酸鉛))により円板
状に形成された圧電素子板31が図示しない接着剤層を
介して固着されている。
【0018】振動板30は、図3に示すように、板面中
央部に被支持部32が形成され、その被支持部32の外
側に同心的に形成された残余の振動板部分が振動作用部
33とされている。また、被支持部32には、圧電素子
板31が積層されていない側の板面から突出して断面が
円形状に形成された吸熱突出部39が設けられており、
振動板30は、この吸熱突出部39において、後述する
固定突出部40の先端面40aに抵抗溶接により接合さ
れている(図2(a))。
【0019】次に、振動板30の振動作用部33には錘
部として、その圧電素子板31が積層されていない側の
板面から突出し、かつ振動作用部33の板面の外周縁に
沿っうように円環状の凸条部35が一定の幅及び厚さで
形成されている。該凸条部35は振動作用部33に対
し、該振動板30の半径をrとして、当該振動板30の
中心から0.5r以上隔たった位置に設けられている。
また、図3(c)に示すように、凸条部35の内周面3
5aと、振動作用部33の該凸条部35が形成されてい
る板面33aとの交差部分(すなわち、凸条部の基端側
内周縁部)には、内向きの曲率を有するとともに、その
曲率半径が0.2〜1mmの範囲でアール(R)が形成さ
れている。
【0020】図3(a)に示すように、振動板30は、
例えば外径R1が12〜20mmφ、内径R2が2〜3mm
φ、厚さt1が0.2〜0.5mm、体積V2が22〜1
55mm3に調整されている。また、凸条部35は、外径
R3が12〜20mmφ、内径R4が7〜20mmφ、厚さ
t2が1mm以下、幅Wが5mm以下、体積V1が235mm
3以下に調整されている。ここで、凸条部35の重量を
g1、振動板30の重量をg2として、g1/g2を2
以下、より望ましくは0.1〜1の範囲に調整すること
ができる。また、凸条部35と振動板30とが同材質の
場合、凸条部35の体積をV1、振動板30の体積をV
2として、V1/V2を1.5以下、より望ましくは
0.1〜1の範囲に調整することができる。
【0021】図1に示すように、上記振動検出体2は、
ケーシング5の下側部を構成する主体金具7の凹部(内
空部)7a内に収容されている。主体金具7の下面中央
からは、下側に突出して取付部7bが形成されており、
その外周面にはセンサ1を図示しないエンジンブロック
等に取り付けるためのねじ部7cが形成されている。一
方、凹部7aの底面7dの中央には、該底面7dから上
方に突出する固定突出部40が形成されており、振動検
出体2は吸熱突出部39において、該固定突出部40の
先端面40aに抵抗溶接により接合されている。なお、
固定突出部40は、鍛造あるいは切削等により主体金具
7と一体形成されている。そして、その材質は、例えば
吸熱突出部39がFe−42重量%Ni合金で構成され
ている場合、それとの溶接性が確保され、かつノッキン
グに伴う振動を前述の振動板30に対し良好に伝達しう
るものを使用することが望ましく、例えば軟鋼を好適に
使用することができる。
【0022】図2(c)に示すように、固定突出部40
の先端面40aには、その外縁に沿って凸条部40bが
形成されており、その凸条部40bと吸熱突出部39と
の間にまたがるように、抵抗溶接部41が形成されて両
者が接合されている。また、固定突出部40は、先端面
40a側が縮径するように、その外周面40cがテーパ
面とされている。なお、図2(a)に示すように振動板
30(吸熱突出部39)の中央には、これらを板厚方向
に貫通する孔部30aが形成されている。また、圧電素
子板31の中央には、振動板30の貫通孔30aよりも
大径の貫通孔31aが形成されており、該貫通孔31a
内において、振動板30の貫通孔30aの上面側周縁部
30bが露出している。
【0023】図1に戻って、圧電素子板31の上面側に
は、金属層をコーティングすることにより電極部が形成
されており、結線用ワイヤ11の一端がハンダ付けされ
ている。また、端子3は、帯状の金属部材の下端側を側
方に曲げることによりL字形状に形成されている。一
方、図5(a)及び(b)に示すように、端子ホルダ4
は、端子3と一体射出成形されたプラスチック部材とさ
れ、円形の平面形状を有して振動検出体2を上方から覆
うように配置されるとともに、その中央部が上方に膨出
した逆皿状に形成され、端子3に関してその一方の側が
切り欠かれて、窓状の開放部4aが形成されている。そ
して、その頂部中央に端子3の曲げ部分が埋設・一体化
されるとともに、開放部4aの側面からは、側方に曲げ
られた端子3の下端部3bが該開放部4a内に突出して
いる。また、端子3の下端部3bの先端は上方に少し曲
げ起こされて、ここに前述の結線用ワイヤ11の他端側
がハンダ付けされている。
【0024】一方、端子3の上端側は端子ホルダ4の頂
面から上方に突出して延びている。そして、端子ホルダ
4の頂面には、その端子3を取り囲むように、円環状の
凸条部12が形成されており、その内側が凹部13を形
成している。この凹部13には、シリコンゴムが注型さ
れてシール部材6が形成される。具体的には、流動性を
有する未硬化のシリコンゴムを凹部13に注入して硬化
させることにより、シール部材6が端子3及び端子ホル
ダ4と一体的に形成される。シリコンゴムは、例えば加
熱硬化型のビニルシリコンゴムあるいはフェニルシリコ
ンゴムが使用される。
【0025】次に、図1に示すように、ケーシング5の
上部側は、主体金具7とは別体のカバー部材14とされ
ている。図6(a)及び(b)に示すように、カバー部
材14は、端子ホルダ4に対応して中央部が上方に膨出
するプラスチック成形体とされ、図1に示すように、該
端子ホルダ4(及び振動検出体2)を上側から覆うよう
に配置されるとともに、その下面外縁部において、Oリ
ング等のシール部材15を介して主体金具7の上面外縁
部により支持されている。さらに、端子3に対応する位
置においてその頂部には、該端子3の上端側が挿通され
てこれをケーシング5の外側に導く端子挿通孔16が形
成されている。
【0026】また、図6(b)に示すように、カバー部
材14内面側における端子挿通孔16の周囲には、これ
を取り囲むように円環状の凸条部17が形成されてい
る。該凸条部17は、端子ホルダ4側の凸条部12(図
1)よりも小径に形成されるとともに、シール部材6と
当接して上方からこれに弾性的に食い込むことにより、
該シール部材6との間で、端子3を囲んで閉じた形状の
シール面を形成する。これにより、端子挿通孔16から
ケーシング5の内部に水等が侵入することが阻止され
る。
【0027】次に、主体金具6の上面外縁部には、該金
具6の全周に渡って形成された筒状部18a(図8)の
上側部を、カバー部材14の外縁部に形成された段付き
面14bに向けて内側にかしめることにより、該主体金
具6とカバー部材14とを接合・一体化するかしめ結合
部18が形成されている。
【0028】以下、センサ1の組立方法及び使用方法に
ついて説明する。まず、図7に示すように、振動板30
の板面に対し、その中央に貫通孔31aが形成された円
板状の圧電素子板31を接着剤を用いて接合することに
より振動検出体2を得る。なお、振動板30には上記貫
通孔31aにおいて露出部30bが形成される。次に、
振動板30に接着された圧電素子板31の上面に対し、
結線ワイヤ11の一端をハンダ付けにより接合する。そ
して、上記吸熱突出部39を主体金具7側の固定突出部
40に対し、プロジェクション溶接により接合する。具
体的には吸熱突出部39の下面を固定突出部40の先端
面40aに重ね合わせ、さらに圧電素子板31の貫通孔
31a内において、電極50の先端を振動板30の露出
部30bに当てがう。そして、図示しない加圧機構によ
り、振動検出体2を電極50と固定突出部40との間に
挟み付けて加圧しながら、溶接電源51により通電す
る。
【0029】図7に示すように電流は、側面がテーパ面
40cとされた固定突出部40の先端面40aに集めら
れ、さらに凸部40bと吸熱突出部39との接触部に集
中する。そして、その抵抗発熱により、図2(c)に示
す溶接部41が形成されて、吸熱突出部39と固定突出
部40とが接合される。このとき、溶接に伴う発熱が吸
熱突出部39に吸収されて圧電素子板31に伝わりにく
くなり、熱影響によるセンサ特性の劣化が防止ないし抑
制される。また、振動板30と圧電素子板31とを接合
している接着剤層の熱変質も防止ないし抑制されること
となる。
【0030】振動検出体2の固定突出部40への溶接が
終了すれば、図8に示すように、端子3の下端部3bに
前述の結線ワイヤ11の他端側をハンダ付けにより結線
する。そして、この状態で、端子ホルダ4の下縁部を、
主体金具7の凹部7aの内面上縁に沿って形成された段
部7fに嵌着・固定する。続いて、Oリング状のシール
部材15を主体金具7に対し装着し、さらにカバー部材
14を、その端子挿通孔16に端子3の上端側を挿入し
ながら、端子ホルダ4に被せるようにして装着する。こ
のとき、主体金具7の筒状部18aの内周面によりカバ
ー部材14の装着がガイドされる。そして、筒状部18
a(図8)の上側部をカバー部材14の段付き面14b
に向けてかしめることによりかしめ結合部18(図1)
を形成し、センサ1を組み立てる。このかしめ時に、カ
バー部材14の凸条部17はシール部材6に押し付けら
れてこれに弾性的に食い込む一方、シール部材15は、
カバー部材14と主体金具7との間で圧縮されて両者の
接合をシールする。
【0031】以上のようにして組み立てられたセンサ1
は、主体金具7のねじ部7cにおいてエンジンブロック
に取り付けられ、エンジンのノッキングに伴い発生する
振動が振動検出体2に伝達される。振動検出体2は、そ
の振動を圧電効果により電気信号に変換して、端子3か
ら出力する。ここで、本発明のノッキング検出センサに
おいては、振動板30の振動作用部33に錘部としての
凸条部35が形成されており、該振動のモーメントが増
大して振動エネルギーが高められている。その結果、ノ
ッキングの検出出力レベルが向上する。また、振動作用
部33は、凸条部35形成位置のみで局所的に肉厚(あ
るいは重量)を増大させているのみであるから、それに
よる共振点の変動も小さい。
【0032】また、凸条部35の基端側内周縁には内向
きの曲率を有するアールが形成されているので、振動に
伴う該部分への応力集中が緩和され、振動板30の耐久
性が向上している。このような凸条部35は、例えばエ
ッチングにより形成することができる。図4はその形成
方法の一例を示している。まず、同図(a)に示すよう
に、振動板30となるべき素材板30’を用意する。そ
して該素材板30’の表面のうち、凸条部35及び吸熱
突出部39に予定された部分を樹脂層60で覆う。次い
で、該素材板30’の凸条部形成側の表面に対し、化学
エッチング処理を施すと、同図(b)に示すように、樹
脂層60で覆われなかった部分が板厚方向に腐食・除去
されて凸条部35及び吸熱突出部39が形成される。そ
の後、(c)に示すように、樹脂層60を除去すること
により振動板30を得る。そして、このように凸条部3
5をエッチングで形成した場合、図3(c)に示すよう
に、凸条部35の内周面35a及び吸熱突出部39の内
周面39aの各基端側周縁部には、必然的に内向きの曲
率のアール(R)が形成される。なお、凸条部35の形
成は、鍛造あるいは切削等により形成することも可能で
ある。
【0033】なお、振動板30に形成する錘部は、上述
の形態以外にも各種の態様で形成することができる。図
9(a)〜(c)は、凸条部35の内周面又は外周面の
少なくともいずれかをテーパー面35bとして、その断
面先端側を狭幅とした例を示している。また、同図
(d)は、凸条部35の断面形状を半円形状とした例を
示している。
【0034】また、図10(a)に示すように、凸条部
35は半径方向中間に形成することもできる。また、同
図(b)に示すように、振動作用部33の互いに異なる
半径位置に、複数の凸条部35を同心的に形成すること
も可能である。さらに、同図(c)に示すように、凸条
部35は、振動作用部33の圧電素子板31が積層され
た側の板面において、該圧電素子板31と干渉しない位
置に形成することもできる。また、同図(d)に示すよ
うに、振動作用部33の両面に凸条部35を形成するこ
とも可能である。さらに、図11に示すように、凸条部
35は、振動作用部33に対し溶接あるいはろう付け等
により接合して形成してもよい。この場合、凸条部35
は振動作用部33と同材質により構成してもよいし、異
なる材質で構成してもよい。
【0035】さらに、図12(a)及び(b)に示すよ
うに錘部は、円環状の連続的な凸条部35とする代わり
に、振動作用部33の板面周方向に沿って断続的に形成
された突起部45とすることもできる。この場合、突起
部45は、振動板30の中心線回りにおいて荷重が対称
となるよう形成することが望ましい。
【0036】次に、吸熱突出部39の変形例について説
明する。図13(a)に示すように、吸熱突出部39
は、例えばその外周面をテーパ面39bとすることによ
り、その固定突出部39の板厚方向先端側において縮径
した形状とすることができる。これにより、吸熱突出部
39側において、その縮径側に抵抗発熱を集中させるこ
とができ、ひいては吸熱突出部39と固定突出部40
(図1等)との間の接合状態をさらに良好なものとする
ことができる。
【0037】また、図13(b)に示すように、吸熱突
出部39は、例えば振動板30と同材質の金属により該
吸熱突出部39をろう材層(例えば銅ろう層)38を介
して振動板30に接合することも可能である。なお、吸
熱突出部39は振動板30と同材質により構成すること
が望ましいが、異なる材質で構成することも可能であ
る。後者の場合、吸熱突出部39の材質としては、振動
板30と同一又はそれよりも大きい硬度を有し、ノッキ
ングに伴う振動を前述の振動板30に対し良好に伝達し
うるものを使用するのがよい。
【0038】なお、以上の実施例では、振動検出体2が
ケーシング5の固定突出部40に対し、抵抗溶接により
固着される構成となっていたが、振動検出体2をケーシ
ング5に対してねじ止めにより固定する構成も可能であ
る。この場合、図13(c)に示すように、吸熱突出部
39を省略してもよい。
【0039】また、振動板30は円板状に限らず、例え
ば角板状に形成してもよい。例えば図14に示すよう
に、長方形状の振動板30の一端側に被支持部32を形
成し、その他端側に延びる残余の部分を振動作用部33
とすることも可能である。
【0040】
【実施例】図1に示すノッキング検出センサ1の各部
を、以下の寸法及び材質により作製した。まず、圧電素
子板31は、外径15.7mmφ、内径4.0mmφ、厚さ
0.4mmのPZT焼結体とした。また、振動板30はF
e−42重量%Ni合金製のものを用い、外径を15.
7mmφ、内径を2.0mmφ、厚さを0.4mm、さらに全
体の体積V2を76mm3とした。凸条部35は、外径1
5.7mmφ、厚さ0.6mmとし、幅を0.3〜4.3mm
の範囲で各種変化させた。また、比較のため、凸条部3
5を有さない振動板30を用いたもの(比較品1)、同
じく凸条部35を有さず振動板30の厚さを0.5mmと
厚くしたもの(比較品2)も合わせて作製した。なお、
本実施例においては、センサ1の共振周波数の狙いレン
ジを12000〜14300Hzに設定している。
【0041】これらノッキング検出センサ1を所定の治
具に取り付け、加振器にて最大加速度1G、周波数0〜
20KHzにて加振した際のセンサ出力を高入力インピ
ーダンスのチャージアンプで受け、該チャージアンプの
出力を電圧計により測定した。この時の電圧計の測定値
を周波数に対してプロットし、該プロットから共振周波
数特性、Q値特性及び出力特性を求めた。そしてQ値が
30dB以下のものをノッキング検出精度において良、
30dBを超えたものを同じく不良と判定した。図15
(a)〜(c)にその結果を示す。
【0042】すなわち、図15(c)に示すように、錘
部としての凸条部35を有する振動板30を用いたセン
サは、いずれも凸条部35を形成しない比較品1のセン
サと比べて高レベルの出力が得られており、凸条部35
の幅、すなわち錘部の重量が増大するほど出力が大きく
なっていることがわかる。一方、同図(b)に示すQ値
特性においては、凸条部35の幅が3.5mm(すなわち
凸条部(錘部)の体積V1が80.5mm3、V1/V2
が1.06)以下では、Q値が30dB以下に収まって
おり、良好なノッキング検出精度が達成されていること
がわかる。なお、同図(a)に示すように、凸条部35
の幅が3.5mmを超えると、センサ1の共振周波数が狙
いレンジから高周波数側へ外れていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノッキング検出センサの一例を示す正
面断面図。
【図2】図1のノッキング検出センサの要部を拡大した
断面図。
【図3】振動板の断面図、底面図、及びその要部を拡大
した断面図。
【図4】振動板の製造方法の一例を示す工程説明図。
【図5】端子及び端子ホルダの平面図及び正面断面図。
【図6】カバー部材の平面図及び正面断面図。
【図7】図1のセンサの組立方法を示す工程説明図。
【図8】図7に続く工程説明図。
【図9】錘部の第一〜第四の変形例を示す断面図。
【図10】同じく第五〜第八の変形例を示す断面図。
【図11】同じく第九の変形例を示す断面図。
【図12】同じく第十及び第十一の変形例を示す底面
図。
【図13】吸熱突出部の変形例を示す断面図。
【図14】振動板の変形例を示す断面図。
【図15】ノッキング検出センサの錘部の幅と共振周波
数との関係を調べた実験結果のグラフ、錘部の幅とQ値
との関係を調べた実験結果のグラフ、及び錘部の幅とセ
ンサ出力との関係を調べた実験結果のグラフ。
【符号の説明】
1 ノッキング検出センサ 2 振動検出体 30 振動板 31 圧電素子板 32 被支持部 33 振動作用部 35 凸条部(錘部) 39 吸熱突出部 40 固定突出部 45 突起部(錘部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板の一方の板面に圧電素子板が積層
    され一体化された振動検出体を備え、 前記振動板は、被支持部と、その被支持部と一体に形成
    されて該被支持部よりも振動が容易とされた振動作用部
    とを有するとともに、 前記ノッキングの検出に伴い前記振動板に発生する振動
    のエネルギーを高めるために、該振動板の前記振動作用
    部に錘部が形成されたことを特徴とする共振型ノッキン
    グ検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記錘部は、前記振動作用部に対し、そ
    の板面から突出する形態で形成されている請求項1記載
    の共振型ノッキング検出センサ。
  3. 【請求項3】 前記振動板は全体が円板状の形状を有
    し、前記被支持部はその板面中央部に形成されるととも
    に、その被支持部の外側に同心的に形成された残余の振
    動板部分が前記振動作用部とされている請求項1又は2
    記載の共振型ノッキング検出センサ。
  4. 【請求項4】 前記振動板は全体が円板状の形状を有
    し、前記被支持部はその板面中央部に形成されるととも
    に、その被支持部の外側に同心的に形成された残余の振
    動板部分が前記振動作用部とされており、 前記錘部は、前記振動作用部の前記圧電素子板が積層さ
    れていない側の板面から突出し、かつその周方向に沿っ
    て連続的又は断続的に形成された凸条部を含むものであ
    る請求項2又は3に記載の共振型ノッキング検出セン
    サ。
  5. 【請求項5】 前記凸条部は、前記振動作用部の板面の
    外周縁に沿って形成されている請求項4記載の共振型ノ
    ッキング検出センサ。
  6. 【請求項6】 前記凸条部の内周面と、前記振動作用部
    の該凸条部が形成されている板面との交差部分には、内
    向きの曲率を有するとともにその曲率半径が0.2〜1
    mmの範囲でアールが形成されている請求項5記載の共振
    型ノッキング検出センサ。
  7. 【請求項7】 前記振動板の前記被支持部には、前記圧
    電素子板が積層されていない側の板面から突出して吸熱
    突出部が設けられ、 前記振動検出体を収容するケーシングの内空部底面から
    突出して設けられた固定突出部の先端に、前記振動板が
    前記吸熱突出部において抵抗溶接により固着されている
    請求項1ないし6のいずれかに記載の共振型ノッキング
    検出センサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096283A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Denso Corp 圧力センサ
CN111307367A (zh) * 2019-11-22 2020-06-19 上海皆开电子科技有限公司 一种高精度电致伸缩式爆震传感器
JP2020159895A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社トーキン 振動センサ

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