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JPH1192671A - 潤滑性樹脂組成物 - Google Patents

潤滑性樹脂組成物

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Publication number
JPH1192671A
JPH1192671A JP9258721A JP25872197A JPH1192671A JP H1192671 A JPH1192671 A JP H1192671A JP 9258721 A JP9258721 A JP 9258721A JP 25872197 A JP25872197 A JP 25872197A JP H1192671 A JPH1192671 A JP H1192671A
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JP
Japan
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resin
weight
acid
resin composition
lubricating
Prior art date
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Pending
Application number
JP9258721A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Shimokususono
工 下楠薗
Masaki Egami
正樹 江上
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP9258721A priority Critical patent/JPH1192671A/ja
Priority to US09/158,531 priority patent/US6316534B1/en
Publication of JPH1192671A publication Critical patent/JPH1192671A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑性樹脂組成物またはこれを成形した滑り
軸受装置において、長時間摺動させたときにも摩擦係数
が安定して低く、摩耗量が少なく、成形性も良好にする
ことである。 【解決手段】 ポリアミド樹脂30〜95重量%および
ポリオレフィン樹脂を5〜70重量%含む合成樹脂、ま
たはポリアミド樹脂からなる合成樹脂80〜99.5重
量%と、モンタン酸やステアリン酸などの炭素数10以
上で融点30℃以上の脂肪酸0.5〜20重量%とから
なる潤滑性樹脂組成物とし、またはこれを成形してなる
滑り軸受装置とする。また、このような滑り軸受装置で
要所の回転軸を支持した静電潜像の現像装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、潤滑性樹脂組成
物およびこれを用いた滑り軸受装置、並びにこの軸受装
置を用いた現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やレーザービームプリン
タ(LBP)、ファクシミリなどを代表例とするOA機
器やビデオテープレコーダ(VTR)等の磁気記録装置
その他の機器は、小型・計量化への要求が大きく、装置
内の要所の回転軸を支持する滑り軸受装置について種々
の対応がなされている。
【0003】すなわち、滑り軸受装置のうち、温度変化
に対する摺動特性の変化が少ない樹脂製滑り軸受装置が
小型・計量化された装置に多用されるようになった。
【0004】このような滑り軸受装置の素材として適当
なものとしては、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスル
フィド樹脂やポリアセタール樹脂などの合成樹脂に潤滑
油を分散保持させたものが知られており、また、芳香族
ポリアミド樹脂などの合成樹脂にポリテトラフルオロエ
チレン樹脂や変性ポリオレフィン樹脂などを配合したも
のが知られている。
【0005】特公昭46−5321号公報に記載された
含油樹脂組成物は、ポリアセタールまたはポリアミドの
粉末を過剰の潤滑油中で樹脂の融点以上の高温で攪拌
し、冷却して得られた合成樹脂を一旦粉末化して再成形
した組成物であるが、成形時に潤滑油がブリードアウト
するので押出しスクリューへの食い込み性が悪くなり、
得られた成形品の表面には過剰な潤滑油が滲み出るとい
う欠点があった。
【0006】一方、合成樹脂に混合する潤滑剤について
は、摺動面の金属に対して物理的または化学的に吸着す
る水酸基やカルボキシル基のような官能基を有し、油膜
の薄い状態(すなわち、境界潤滑の状態)でも潤滑性を
安定して発揮させるように改良がなされてきた。
【0007】すなわち、油潤滑の分野、特に油膜の薄い
(境界潤滑の)分野では、用いる油の種類により潤滑性
が著しく異なるといわれ、潤滑剤の主要化学構造だけで
はなく、金属と物理・化学的に吸着できる官能基を有す
るもの(油や添加剤)が良好な境界潤滑剤とされ、吸着
性官能基の代表例としては、水酸基やカルボキシル基が
知られている。
【0008】特公昭48−37572号公報には、ベー
スプラスチック(主成分となる樹脂)の成形温度以上の
融点を有するか、または成形温度で粘度がベースプラス
チックの溶融粘度に比べて高いプラスチックであって比
表面積が0.01m2 /g以上の樹脂に、飽和または不
飽和の高級脂肪酸やそれらの塩、もしくはエステル、ア
ミド、塩素化合物または金属石けんなどを含有させた含
油樹脂組成物が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭48−
37572号公報に記載された含油樹脂組成物は、ポリ
エチレンと炭化水素油の相溶性を利用してポリアミドな
どのベースプラスチックに潤滑油を多量に含有させよう
としたものであって、炭化水素油の種類は特に限定して
使用していない。
【0010】そのため、この従来技術の含油樹脂組成物
は、常温以上の温度条件で使用する際にマトリックス
(樹脂)に液滴状の潤滑油が分散保持されたものにな
り、潤滑油粒の分布密度および油粒の大きさによって表
層部への潤滑油の供給速度が異なり、経時的に安定した
速度で表層部に潤滑油を供給できなかった。
【0011】また、従来技術の含油樹脂組成物は、摺動
状態が長時間連続すると摺動面が潤滑不足となり、焼き
付きを生じることもあった。
【0012】特に、複写機やLBPの現像装置における
現像剤担持体または潜像保持体である感光ローラの両端
を支持する軸受は、滑り軸受装置の表層部に潤滑不良を
起こした場合、摺動抵抗の変動により感光ローラに回転
ムラが発生し、そのため画像形成が不良になるというき
わめて重大な問題を起こす。
【0013】また、含油樹脂組成物はその成形工程のス
クリューに供給する際の食い込み性が悪く、成形体がモ
ールド・デポジット(層状剥離)を起こす場合もあり、
また表面からのオイルが多量に滲みだすこともあった。
【0014】そこで、本願の発明の課題は上記した問題
点を解決し、潤滑性樹脂組成物及びこの組成物を成形し
た滑り軸受装置において、その摺動面を長時間摺動させ
た場合でも摩擦係数が安定して低く保たれるようにし、
また耐摩耗性にも優れた材質とすることである。
【0015】また、潤滑性樹脂組成物の成形性について
は、スクリューに供給する際の供給速度が安定し、かつ
いわゆる食い込み性が良くてモールド・デポジットが少
なく、得られた成形体に層状剥離が起こり難い物性とす
る。また、成形体表面からオイルが過剰に滲み出すこと
を防止することも解決すべき課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願の第1の発明においては、合成樹脂80〜9
9.5重量%および炭素数10以上で融点30℃以上の
脂肪酸0.5〜20重量%とからなる潤滑性樹脂組成物
としたのである。
【0017】前記合成樹脂は、ポリオレフィン樹脂を5
〜70重量%含む合成樹脂であることが好ましく、また
合成樹脂がポリアミド樹脂であることも好ましい。
【0018】また、前記合成樹脂が、ポリアミド樹脂3
0〜95重量%およびポリオレフィン樹脂を5〜70重
量%含む合成樹脂であることも好ましい。
【0019】さらに上記したポリオレフィン樹脂が、ポ
リエチレン樹脂および変性ポリエチレン樹脂から選ばれ
る一種以上のポリオレフィン樹脂であることも好まし
い。
【0020】また、本願の他の発明においては、前記課
題を解決するため、上記したいずれかの潤滑性樹脂組成
物で成形してなる滑り軸受装置としたのである。
【0021】また、本願の他の発明においては、回転可
能な静電潜像保持体の表面に静電潜像を形成し、前記静
電潜像保持体の表面に接して粉状現像剤を塗布する現像
ローラを設け、この現像ローラ表面に付着した現像剤を
前記静電潜像保持体を回転させながらシートに転写する
転写手段を設けた現像装置において、この現像装置の要
所に配置された回転軸を滑り軸受装置で支持し、この滑
り軸受装置の摺動面を前記いずれかの潤滑性樹脂組成物
で形成した現像装置としたのである。
【0022】本願の発明に係る潤滑性樹脂組成物の油の
保持状態や摺動特性を種々検討したところ、炭素数10
以上の脂肪酸であって融点が30℃以上のものは、固形
の粒状となって樹脂中に分散し、液体で炭素数10未満
の脂肪酸より組成物の摩擦係数を低くし、かつ組成物の
機械的強度の低下が少ないことを発見した。特に、樹脂
がポリアミドである場合にこのような傾向が顕著に現れ
る。
【0023】また、脂肪酸は、カルボン酸基を有するの
で主成分の合成樹脂と馴染みやすく分散しやすい。また
炭素数10以上の脂肪酸は、溶融混練時や成形時の蒸発
が少なく、ポリアミドの高吸水性を抑制することができ
る。
【0024】このような作用で合成樹脂成形体の表層部
全面に固形状の脂肪酸が安定して存在し、長時間摺動す
る状態でも摩擦係数が安定して低く保たれ、摺動面の自
己摩耗量も少なくなる。
【0025】また、ポリオレフィン樹脂を配合した潤滑
性樹脂組成物及びこの組成物を成形した滑り軸受装置
は、摺動初期の摩擦抵抗が低くなり、その後も経時的に
安定して低摩擦係数を示し、摩擦抵抗の増加がみられな
い。この理由は、樹脂組成物中に均一に分散混合された
メチレン基を有するポリオレフィン樹脂類と脂肪酸との
優れた親和力によるものと考えられる。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明に用いる合成樹脂の種類
は特に限定されるものではなく、熱硬化性樹脂または熱
可塑性樹脂のいずれでも採用でき、列挙すれば以下の通
りである。
【0027】すなわち、フェノール樹脂、ユリア樹脂、
メラニン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、
ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミド
イミド樹脂、ポリイミド樹脂、アイオノマー樹脂、ポリ
フェニレンオキサイド、メチルペンテンポリマー、ポリ
アリルスルホン、ポリアリルエーテル、ポリエーテルケ
トン、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、全芳
香族ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、フッ素樹脂、熱可塑性エラス
トマーを例示でき、上記樹脂と各種高分子物質の混合物
(ブレンド)であってもよい。
【0028】これらの樹脂の中で、ポリアミド樹脂は、
ポリオレフィン樹脂および脂肪酸との相溶性に優れ、か
つ優れた潤滑性を示すので、この発明に使用する合成樹
脂として特に好ましいものである。
【0029】ポリアミド樹脂としては、ポリヘキサメチ
レンアジパミド(6,6−ナイロン)、ポリヘキサメチ
レンアゼラミド(6,9−ナイロン)、ポリヘキサメチ
レンセバサミド(6,10−ナイロン)、ポリヘキサメ
チレンデカミド(6,12−ナイロン)、ポリテトラメ
チレンアジパミド(4,6−ナイロン)、ポリカプロラ
クタム(6−ナイロン)、ポリラウリンラクタム(12
−ナイロン)、ポリ−11−アミノウンデカン(11−
ナイロン)などの脂肪族系ポリアミド樹脂、ポリメタフ
ェニレンイソフタラミド、ポリパラフェニレンテレフタ
ラミド、ポリメタキシリレンアジパミド(ナイロンMX
D−6)等の芳香族ポリアミド樹脂を挙げることができ
る。これらは、単独または混合物として使用することが
できる。
【0030】このようなポリアミドのうちでもナイロン
6、ナイロン12は、ポリオレフィン樹脂および脂肪酸
との混合系において、特に優れた潤滑性を示すので好ま
しいものである。
【0031】この発明に用いるポリオレフィン樹脂は、
脂肪酸との親和性を示すものであれば、特に限定される
ことなく使用することができる。この発明に使用できる
ポリオレフィン樹脂を列挙すれば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、プロピレン−エチレン(ブロックまたはラ
ンダム)共重合体、エチレン−プロピレンエラストマ
ー、エチレン−プロピレン−ジシクロペンタジエンエラ
ストマー、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリオレフィン、
変性ポリオレフィン、水架橋ポリオレフィンなどであ
る。
【0032】ポリエチレン樹脂は、主鎖に−CH2 −C
2 −の繰り返し単位を有する樹脂であり、低密度、直
鎖状低密度、中密度、高密度、超高分子量のいずれでも
使用でき、直鎖状のものやCH3 の分岐が含まれる分岐
状のものであってもよい。分岐状ポリエチレンのCH3
含有量は、1〜50%(重量%またはモル%)、約3〜
10%または約10〜30%程度配合してもよく、最適
な配合割合を選定できる。このようなポリエチレン樹脂
を成形する方法は、熱可塑性樹脂に適用できる射出成
形、押出し成形のような溶融成形または圧縮成形を採用
できる。
【0033】また、高密度(高分子量)化したポリエチ
レン樹脂は、特に耐摩耗性、自己潤滑性、耐衝撃性、耐
薬品性などの諸特性に優れている。また、超高分子量成
分および低分子量成分を併有し、射出成形性を有するポ
リエチレン樹脂は実用的に好ましいものである。
【0034】また、変性ポリエチレン樹脂は、ポリアミ
ド樹脂との相溶性を改善する点で好ましいものである。
変性ポリエチレンとしては、α,β−不飽和カルボン
酸、またはその誘導体などのグラフトモノマーを前述の
ポリエチレン類にグラフト重合させて得られるものが好
ましい。
【0035】α,β−不飽和カルボン酸としては、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、テトラ
ヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン
酸、エンドシス−ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−
エン2,3−ジカルボン酸があり、マレイン酸やエンド
シス−ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン2,3
−ジカルボン酸は特に好ましい。
【0036】なお、上記以外のポリエチレン系樹脂とし
ては、低分子量ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、架
橋ポリエチレン、発泡ポリエチレンなどを例示できる。
上述のポリエチレン樹脂は、2種類以上を混合して用い
ることも可能である。ポリエチレン系樹脂を2種類以上
併用する場合には、主成分のポリエチレン100重量部
に対して、他のポリエチレン系樹脂を約1〜80重量
部、好ましくは約5〜50重量部、より好ましくは約2
5〜40重量部を配合する。
【0037】因みに、ポリエチレン樹脂の市販品として
は、三井石油化学工業社製:ハイゼックス(高密度)、
ハイゼックスミリオン(超高分子量)、リュブマー(高
分子量)、ヘキスト社製:ホスタレン(超高分子量)な
どが挙げられる。
【0038】以上述べたポリオレフィン樹脂の合成樹脂
中の好ましい配合量(合成樹脂全体を100重量%とし
た場合にポリオレフィン樹脂が占める重量%)は、5〜
70重量%である。なぜなら、5重量%未満の少量では
摺動特性を充分に改良することができず、70重量%を
越えて多量に配合すると、成形品の機械的物性が低下し
たり、デラミネーションが発生して良好な製品を成形で
きないからである。このような傾向から、より好ましい
ポリオレフィン樹脂の配合割合は5〜40重量%であ
る。
【0039】なお、合成樹脂が前述の各種ポリアミド樹
脂とポリオレフィン樹脂を併用した合成樹脂組成物であ
る場合には、上記ポリオレフィン樹脂の好適な配合割合
に応じて、ポリアミド樹脂の合成樹脂中の配合割合は3
0〜95重量%であり、より好ましくは60〜95重量
%である。
【0040】次に、この発明に用いる炭素数10以上の
脂肪酸は、周知の飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸であ
り、以下のものを例示できる。このうち、脂肪酸の分解
性を考慮するとC16以上の高級脂肪酸が特に好ましい。
【0041】飽和脂肪酸としては、主としてC10以上の
一価脂肪酸が用いられ、具体例としては、デカン酸(カ
プリン酸)、ウンデカン酸、ドデカン酸(ラウリン
酸)、トリデカン酸、テトラデカン酸(ミリスチン
酸)、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸(パルミチン
酸)、ヘプタデカン酸(マルガリン酸)、オクタデカン
酸(ステアリン酸)、ノナデカン酸、エイコサン酸(ア
ラキン酸)、ヘンエイコサン酸、ドコサン酸(ベヘン
酸)、トリコサン酸、テトラコサン酸(リグノセリン
酸)、ペンタコサン酸、ヘキサコサン酸(セロチン
酸)、ヘプタコサン酸、オクタコサン酸(モンタン
酸)、ノナコサン酸、トリアコンタン(メリシン酸)、
ヘントリアコンタン酸、ドトリアコンタン酸(ラクセル
酸)、テトラトリアコンタン酸、ヘキサトリアコンタン
酸、オクタトリアコンタン酸などが挙げられる。
【0042】不飽和脂肪酸としては、フィトセトレイン
酸、ミリストレイン酸、ゾーマリン酸、エライジン酸、
バセニン酸、フィゼテリン酸、パルミトレイン酸、ペト
ロセリン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、ブラシン酸、セ
ラコレイン酸、タリリン酸、キシメニン酸、リノエライ
シン酸などが挙げられる。
【0043】上述の脂肪酸は市販品として入手でき、例
えばモンタン酸は、ヘキスト社製:Hoechst W
AX−S、ステアリン酸は、日本油脂社製:NAA−1
80などを使用できる。
【0044】前記した合成樹脂に対するポリオレフィン
樹脂の配合量は、5〜70重量%である。なぜなら、5
重量%未満の少量では摺動特性を充分に改良することが
できず、70重量%を越える多量では、成形品の機械的
物性が低下したり、デラミネーションが発生したりし
て、良好な成形品を得ることができない。このような傾
向からより好ましい配合量は、5〜40重量%である。
【0045】以上述べた潤滑性樹脂組成物の材料を混合
するに際しては、常法により、例えば基材である合成樹
脂とポリオレフィンと脂肪酸とをアセトンやフルオロク
ロロハイドロカーボンのような溶剤に適宜に溶解し、ヘ
ンシェルミキサー、ボールミル、タンブラーミキサーな
どの混合機に入れて混合し、溶媒を除去して溶融混合性
の良い射出成形機または溶融押出し機(例えば、2軸押
出し機)に供給するか、または予め熱ローラ、バンバリ
ーミキサー、溶融押出し機などを利用して溶融混合して
もよい。
【0046】本願の発明における潤滑性樹脂組成物に適
当な成形法としては、押出し成形、射出成形、圧縮成
形、真空成形、吹き込み成形、発泡成形のいずれの成形
方法であってもよい。製造効率などの点で特に好ましい
成形方法は、射出成形、押出し成形である。
【0047】また、この発明の効果を阻害しない配合量
で、この発明の潤滑性樹脂組成物に対して合成樹脂の分
野で周知の添加剤を添加してもよい。そのような添加剤
例としては、離型剤、難燃剤、帯電防止剤、耐候性改良
剤、酸価防止剤、着色剤、四フッ化エチレン樹脂、黒鉛
などの工業用潤滑剤などである。
【0048】また、この発明の潤滑性樹脂組成物には、
保油体または保油材と呼ばれるものを配合してもよい。
保油体は、潤滑性樹脂組成物の成形体に脂肪酸を保持
し、かつ適当な速度で滲出させる材料であり、無機化合
物であって比表面積の大きな多孔質体材料が好ましい。
具体例としては、タルク、クレー、炭酸カルシウム、カ
ーボン、黒鉛、活性炭などが挙げられる。
【0049】なお、この発明の潤滑性樹脂組成物の所期
した潤滑性を損なわない限り、中間製品または最終製品
の形態において、性質改善のための変性を化学的または
物理的な処理によって行なうこともできる。
【0050】このようにして得られるこの発明の潤滑性
樹脂組成物は、潤滑特性に優れており、事務機器、情報
機器、自動車、電装機器、家電機器などにおける滑り軸
受装置やシール用の素材に適当なものである。
【0051】本願の発明における滑り軸受装置は、少な
くとも摺動面が上述の潤滑性樹脂組成物で形成されたも
のであり、摺動面を構成する部分を保持するハウジング
部分については、上述の潤滑性樹脂組成物であっても異
なる材質であってもよい。
【0052】本願の発明の滑り軸受装置の実施形態を図
1に基づいて説明する。図1に示す滑り軸受装置は、円
筒状の摺動部1を上述の潤滑性樹脂組成物で形成し、こ
れを摺動部1より大径の円筒状ハウジング(金属、樹
脂、ゴムまたはセラミック製)2に嵌め、ハウジング2
の内側に軸方向に形成した蟻溝に樹脂製回り止め3を圧
入して、一体化したものである。
【0053】実施形態の滑り軸受装置は、摺動部1に機
械的強度が要求されないので、最良の摺動性を有する材
料を広い範囲から選択でき、ハウジング1は機械的特性
や耐久性に優れた材料を優先的に選択できる。このよう
に滑り軸受装置は、摺動面とその他の部分を異なる材質
で形成し、各部分の機能を分離して持たせることができ
るが、機械的強度が余り要求されない使用条件のもので
は摺動面とハウジングを同じ材料で一体に形成してもよ
いのは勿論である。
【0054】また、滑り軸受装置のラジアル方向の負荷
が一定方向または一部分であるならば、図2に示すC字
型のフランジ4a付きの摺動部4を上述の潤滑性樹脂組
成物で形成してもよい。
【0055】このように構成される滑り軸受装置は、初
期摺動特性に優れていると共に、経時的な摺動特性の劣
化が少なく、事務(OA)機器、オーディオビジュアル
(AV)機器等の回転軸受部に適用できるものである。
【0056】次に、本願の発明の現像装置の実施形態に
ついて、図3に基づいて説明する。図3に示すように、
実施形態の現像装置は、回転駆動されるロール状の静電
潜像保持体5の表面に図外のレーザービーム等の露光器
から光線6を照射して静電潜像を形成し、静電潜像保持
体5の表面に接するようにトナー等の粉状現像剤7を塗
布する現像ローラ8を配置し、この現像ローラ8の表面
に付着した現像剤7を静電潜像保持体5を回転させなが
らシート9に転写する転写手段を設けた現像装置であ
り、この現像装置のロール状の静電潜像保持体5、現像
ローラ8、攪拌用回転羽根10などの要所に配置された
回転軸11、12、13を滑り軸受装置で支持し、この
滑り軸受装置の摺動面を潤滑性樹脂組成物で形成した現
像装置である。
【0057】図3に示す現像装置は、2成分現像方法を
用いる現像装置の一例であり、ロール状の静電潜像保持
体5(感光ドラム)に代えて感光ベルトを採用すること
もできる。なお、図中番号の14は帯電器、15はクリ
ーニング装置、16は磁気部材を示している。
【0058】
【実施例】この発明に使用する原材料を一括して示すと
以下の通りである。なお、括弧内には略称を示した。
【0059】(1)ポリカプロラクタム樹脂(PA) 東レ社製:アミラン CM1007 (2)ポリラウリンラクタム樹脂(PA) ダイセル・ヒュルス社製:ダイアミドL1640 (3)高分子量ポリエチレン(PE) 三井石油化学工業社製:リュブマー L4000 (4)変性ポリエチレン樹脂(変性PE) 高分子量ポリエチレン(前記のPE)に無水マレイン
酸と有機過酸化物を充分混合した後、250℃にて2軸
押出し機を用いて溶融状態で反応させ、ペレタイザーに
てペレット化したものである。
【0060】(5)PA6・PE系樹脂 三井石油化学工業社製:リュブマー LS4160 (6)脂肪酸;CH3(CH2)26COOH ドイツ国ヘキスト社製:Hoechst −WAX S(モンタ
ン酸)、融点90.5℃、沸点なし (7)脂肪酸;CH3(CH2)16COOH 日本油脂社製:ステアリン酸 NAA−180 融点6
9.9℃、沸点360℃(分解) (8)脂肪酸;CH3(CH2)6 COOH 和光純薬工業社製:オクタン酸、融点16℃、沸点23
7℃ (9)脂肪酸エステル;CH3(CH2)26COOCH2
2 OOC (CH2)26CH3 ドイツ国ヘキスト社製:Ho
echst −WAX E(エステルワックス) (10)アミン;CH3(CH2)16CH2 NH2 和光純薬工業社製:ステアリルアミン(試薬) (11) アルコール;CH3(CH2)16CH2 OH 和光純薬工業社製:ステアリルアルコール(試薬) (12) ポリエチレンワックス;CH3(CH2 CH2)n
3 ドイツ国ヘキスト社製:Hoechst −WAX PE 19
0 (13)エステル油 日本油脂社製:ユニスターH481R (14)シリコーン油 信越化学工業社製:KF96−1000cSt (15)合成炭化水素油 三井石油化学工業社製:ルーカント HC100 (16)ポリオキシメチレン樹脂(POM) ポリプラスチックス社製:ジュラコン M90−02
【0061】〔実施例1〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン樹脂)(PA
)92重量%に脂肪酸を8重量%配合し、235℃
にて2軸押出し機(プラスチック工学研究所製:BT3
0)を用いて溶融混練を行ない、ペレットを作製した。
このペレットを用いて240℃にて射出成形を行ない、
所定のφ3(直径:単位mm)のピン形試験片を成形し
た。
【0062】〔実施例2〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン樹脂)(PA
)70重量%と、ポリエチレン樹脂(PE)30重
量%からなる溶融混合物を調製し、この溶融混合物92
重量%と脂肪酸を8重量%とを配合し、その後は実施
例1と全く同様にしてピン形試験片を成形した。
【0063】〔実施例3〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、変性ポリエチレン樹脂(変性PE)
30重量%からなる混合物を240℃にて溶融混合し、
得られたポリマーアロイ95重量%と脂肪酸を5重量
%を配合し、その後は実施例1と全く同様にしてピン形
試験片を成形した。
【0064】〔実施例4〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、変性ポリエチレン樹脂(変性PE)
30重量%からなる混合物を240℃にて溶融し、得ら
れたポリマーアロイ80重量%と脂肪酸を20重量%
とを配合し、その後は実施例1と全く同様にしてピン形
試験片を成形した。
【0065】〔実施例5〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、変性ポリエチレン樹脂(変性PE)
30重量%からなる混合物を240℃にて溶融混合し、
得られたポリマーアロイ92重量%と脂肪酸を8重量
%とを配合し、実施例1と全く同様にしてピン形試験片
を成形した。
【0066】〔実施例6〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリラウリンラクタム(12−ナイロン)樹脂(P
A)92重量%と、脂肪酸を8重量%を190℃に
て2軸押出し機を用いて溶融混練を行ないペレットを作
製した。このペレットを用いて195℃にて射出成形を
行ない、φ3(直径:単位mm)のピン形試験片を成形
した。
【0067】〔実施例7〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)95重量%と、変性ポリエチレン樹脂(変性PE)
5重量%からなる混合物を溶融下反応を行ない、このポ
リマーアロイ92重量%と脂肪酸を8重量%配合し、
その後は実施例1と全く同様にしてピン形試験片を成形
した。
【0068】〔実施例8〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)30重量%と、変性ポリエチレン樹脂(変性PE)
70重量%からなる混合物を溶融下反応を行ない、この
ポリマーアロイ92重量%と脂肪酸を8重量%を配合
し、その後は実施例1と全く同様にしてピン形試験片を
成形した。
【0069】〔実施例9〕表1に配合割合を示すよう
に、市販のPA6・PE系樹脂(リュブマーLS416
0)90重量%と脂肪酸を10重量%を配合し、その
後は実施例1と全く同様にしてピン形試験片を成形し
た。
【0070】〔実施例10〕表1に配合割合を示すよう
に、ポリラウリンラクタム(12−ナイロン樹脂)(P
A)70重量%と、変性ポリエチレン樹脂(変性P
E)30重量%からなる混合物を190℃にて溶融し、
得られたポリマーアロイ92重量%と脂肪酸を8重量
%とを配合し、190℃にて2軸押出し機を用いて溶融
混練を行ないペレットを作製した。このペレットを用い
て195℃にて射出成形を行ない、φ3(直径:単位m
m)のピン形試験片を成形した。
【0071】
【表1】
【0072】〔比較例1〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)を用いて240℃にて射出成形を行ない、所定のφ
3(直径:単位mm)のピン形試験片を成形した。
【0073】〔比較例2〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(12−ナイロン)樹脂(PA
2)を用いて190℃にて射出成形を行ない、所定のφ
3のピン形試験片を成形した。
【0074】〔比較例3〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)75重量%と、脂肪酸を25重量%配合し、23
5℃にて2軸押出し機を用いて溶融混練を行ないペレッ
トを作製した。このペレットを用いて240℃にて射出
成形を行ない、前記所定のピン形試験片を成形した。
【0075】〔比較例4〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(12−ナイロン)樹脂(PA
)75重量%と、脂肪酸25重量%の混合物を溶融
し、190℃にて射出成形を行ない、前記所定のピン形
試験片を成形した。
【0076】〔比較例5〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)92重量%と、脂肪酸8重量%からなる混合物を
235℃にて2軸押出し機を用いて溶融混練し、ペレッ
トを作製した。このペレットを用いて240℃にて射出
成形を行ない、前記所定のピン形試験片を成形した。
【0077】〔比較例6〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、ポリエチレン樹脂(PE)30重
量%を溶融混合し、得られたポリマーアロイ92重量%
と脂肪酸エステル8重量%とを235℃にて2軸押出し
機を用いて溶融混練し、ペレットを作製した。このペレ
ットを用いて240℃にて射出成形を行ない、前記所定
のピン形試験片を成形した。
【0078】〔比較例7〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、ポリエチレン樹脂(PE)30重
量%を溶融混合し、得られたポリマーアロイ92重量%
とアミン8重量%とを235℃にて2軸押出し機を用い
て溶融混練し、ペレットを作製した。このペレットを用
いて240℃にて射出成形を行ない、前記所定のピン形
試験片を成形した。
【0079】〔比較例8〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、ポリエチレン樹脂(PE)30重
量%を溶融混合し、得られたポリマーアロイ92重量%
とアルコール8重量%とを235℃にて2軸押出し機を
用いて溶融混練し、ペレットを作製した。このペレット
を用いて240℃にて射出成形を行ない、前記所定のピ
ン形試験片を成形した。
【0080】〔比較例9〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、ポリエチレン樹脂(PE)30重
量%を溶融混合し、得られたポリマーアロイ92重量%
とエステル油8重量%とを235℃にて2軸押出し機を
用いて溶融混練し、ペレットを作製した。このペレット
を用いて240℃にて射出成形を行ない、前記所定のピ
ン形試験片を成形した。
【0081】〔比較例10〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、ポリエチレン樹脂(PE)30重
量%を溶融混合し、得られたポリマーアロイ92重量%
とポリエチレンワックス8重量%とを235℃にて2軸
押出し機を用いて溶融混練し、ペレットを作製した。こ
のペレットを用いて240℃にて射出成形を行ない、前
記所定のピン形試験片を成形した。
【0082】〔比較例11〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)92重量%と、シリコーンオイル8重量%とを配合
し、235℃にて2軸押出し機を用いて溶融混練し、ペ
レットを作製した。このペレットを用いて240℃にて
射出成形を行ない、前記所定のピン形試験片を成形し
た。
【0083】〔比較例12〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)92重量%と、合成炭化水素油8重量%を配合し、
235℃にて2軸押出し機を用いて溶融混練し、ペレッ
トを作製した。このペレットを用いて240℃にて射出
成形を行ない、前記所定のピン形試験片を成形した。
【0084】〔比較例13〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、変性ポリエチレン(変性PE)30
重量%を溶融混練し、得られたポリマーアロイ92重量
%とシリコーンオイル8重量%とを配合し、その後は実
施例1と全く同様にしてピン形試験片を成形した。
【0085】〔比較例14〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリカプロラクタム(6−ナイロン)樹脂(PA
)70重量%と、変性ポリエチレン(変性PE)30
重量%を溶融混練し、得られたポリマーアロイ92重量
%と合成炭化水素8重量%とを配合し、その後は実施例
1と全く同様にしてピン形試験片を成形した。
【0086】〔比較例15〕表2に配合割合を示すよう
に、ポリオキシメチレン樹脂(POM)92重量%と、
エステル油を190℃にて2軸押出し機を用いて溶融混
練し、ペレットを作製した。このペレットを用いて19
5℃にて射出成形を行ない、前記ピン形試験片を成形し
た。
【0087】
【表2】
【0088】実施例および比較例におけるピン形試験片
を用いて以下の試験を行なった。
【0089】《ピンオンディスク試験法》ピンオンディ
スク型摩擦摩耗試験機を用いて、面圧6MPa(60k
gf/cm2 )、速度4.2m/分、摺動相手材はMg
を含むアルミニウム合金(A5056)、30℃の条件
で摩擦摩耗試験を行なった。評価は試験開始後20時間
後の摩擦係数と、比摩耗量(10-8mm3 /(N・
m))の測定値であり、その結果を表3に示した。
【0090】《引張強度》ASTM D638に基づい
て、引張り強度を実施例2と比較例9について測定し
た、その結果、実施例2の引張り強度は432kgf/
cm2 であり、比較例9のそれは286kgf/cm2
であった。
【0091】
【表3】
【0092】表3の結果からも明らかなように、実施例
1〜10では、試験開始20時間後の摩擦係数が小さく
安定しており、比摩耗量も小さな値であった。
【0093】これに対して、比較例1、2、6〜15で
は、摩擦係数は大きく、かつ安定せず、比摩耗量も大き
な値であった。また、シリコーン油を用いた比較例1
1、13では、摺接相手材を損傷させた。比較例5では
混練時の発生ガスが多く、脂肪酸が揮発していると推
定された。また比較例5では摩擦係数は低かったが比摩
耗量が大きかった。比較例3、4では、射出成形時の樹
脂の計量が安定せず成形が非容易であり、また表面平滑
な成形体が得られなかったので、摩擦・摩耗試験を行わ
なかった。
【0094】
【発明の効果】本願の潤滑性樹脂組成物または滑り軸受
装置に係る発明では、潤滑性樹脂組成物の表面に対して
固形状の脂肪酸が供給されるから、長時間摺動する条件
でも摩擦係数が低く安定し、樹脂組成物の摩耗量も少な
くなり、摺動相手材を損傷せず、かつ基材となる合成樹
脂本来の機械的強度を損なわないという利点がある。
【0095】また、前記合成樹脂として、ポリアミド樹
脂、ポリエチレン樹脂や変性ポリエチレン樹脂等のポリ
オレフィン樹脂を配合した合成樹脂、またはポリアミド
樹脂およびポリオレフィン樹脂を所定量配合した合成樹
脂に混合分散した潤滑性樹脂組成物、またはそのような
潤滑性樹脂組成物からなる滑り軸受装置の発明では、上
記したような効果がより顕著である。
【0096】また、前記潤滑性樹脂組成物の成形性につ
いて、スクリューに供給する際の供給速度が安定し、モ
ールド・デポジットの発生が少なく、層状剥離が起こり
難いという利点がある。また、成形体表面からのオイル
の多量の滲み出しが防止されるという利点もある。
【0097】また、本願の現像装置に係る発明では、上
記滑り軸受装置で要所の回転軸を支持することにより、
そのような回転軸の駆動トルクを安定して小さくするこ
とができ、そのため駆動モータとしてより小型の低出力
モータを使用することができるようになり、現像装置を
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の滑り軸受装置の斜視図
【図2】実施形態の摺動部を示す斜視図
【図3】実施形態の現像装置の概略構成を示す断面図
【符号の説明】
1、4 摺動部 2 ハウジング 3 回り止め 4a フランジ 5 静電潜像保持体 6 光線 7 現像剤 8 現像ローラ 9 シート 10 攪拌用回転羽根 11、12、13 回転軸 14 帯電器 15 クリーニング装置 16 磁気部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂80〜99.5重量%および炭
    素数10以上で融点30℃以上の脂肪酸0.5〜20重
    量%とからなる潤滑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 合成樹脂が、ポリオレフィン樹脂を5〜
    70重量%含む合成樹脂である請求項1に記載の潤滑性
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 合成樹脂が、ポリアミド樹脂である請求
    項1に記載の潤滑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 合成樹脂が、ポリアミド樹脂30〜95
    重量%およびポリオレフィン樹脂を5〜70重量%含む
    合成樹脂である請求項1に記載の潤滑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン樹脂が、ポリエチレン樹
    脂および変性ポリエチレン樹脂から選ばれる一種以上の
    ポリオレフィン樹脂である請求項2または4に記載の潤
    滑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 滑り軸受装置の摺動面を、請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の潤滑性樹脂組成物で形成してな
    る滑り軸受装置。
  7. 【請求項7】 回転可能な静電潜像保持体の表面に静電
    潜像を形成し、前記静電潜像保持体の表面に接して粉状
    現像剤を塗布する現像ローラを設け、この現像ローラ表
    面に付着した現像剤を前記静電潜像保持体を回転させな
    がらシートに転写する転写手段を設けた現像装置におい
    て、この現像装置の要所に配置された回転軸を滑り軸受
    装置で支持し、この滑り軸受装置の摺動面を請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の潤滑性樹脂組成物で形成した
    ことを特徴とする現像装置。
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