JPH1183128A - 異能力マルチエアコンシステム - Google Patents
異能力マルチエアコンシステムInfo
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- JPH1183128A JPH1183128A JP9265022A JP26502297A JPH1183128A JP H1183128 A JPH1183128 A JP H1183128A JP 9265022 A JP9265022 A JP 9265022A JP 26502297 A JP26502297 A JP 26502297A JP H1183128 A JPH1183128 A JP H1183128A
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- heat exchanger
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各室内機の熱交換器の許容能力が異なる場合
や、各室内機までの配管長が異なるような場合でも、冷
媒を適切に分配して各室内機の熱交換機温度を高い温度
で等しくし、もってどの空調ゾーンに対しても快適な暖
房フィーリングを得るようにする異能力マルチエアコン
システムを提供する。 【解決手段】 室外機1から各室内機2,3に供給され
る冷媒流量を各室内機2,3が配された岐路上の分配弁
18,19によって調節する異能力マルチエアコンシス
テムにおいて、暖房運転時に、最大許容能力を持つ室内
機に対応する分配弁の弁開度を所定開度以上に保つよう
室内用熱交換器の目標温度を全室内用熱交換器の平均温
度を基準にしてこれよりも高く設定し、この目標温度に
基いてそれぞれの分配弁18,19の弁開度を制御す
る。
や、各室内機までの配管長が異なるような場合でも、冷
媒を適切に分配して各室内機の熱交換機温度を高い温度
で等しくし、もってどの空調ゾーンに対しても快適な暖
房フィーリングを得るようにする異能力マルチエアコン
システムを提供する。 【解決手段】 室外機1から各室内機2,3に供給され
る冷媒流量を各室内機2,3が配された岐路上の分配弁
18,19によって調節する異能力マルチエアコンシス
テムにおいて、暖房運転時に、最大許容能力を持つ室内
機に対応する分配弁の弁開度を所定開度以上に保つよう
室内用熱交換器の目標温度を全室内用熱交換器の平均温
度を基準にしてこれよりも高く設定し、この目標温度に
基いてそれぞれの分配弁18,19の弁開度を制御す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1つの室外機に
対して複数の室内機を並列に接続し、それぞれの室内機
に異なる容量の室内用熱交換器を配して空調ゾーン毎に
温調するようにした異能力マルチエアコンシステムに関
し、特に暖房運転での制御に関する。
対して複数の室内機を並列に接続し、それぞれの室内機
に異なる容量の室内用熱交換器を配して空調ゾーン毎に
温調するようにした異能力マルチエアコンシステムに関
し、特に暖房運転での制御に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の空調ゾーンを各空調ゾーンに適し
た能力の熱交換器によって温調する異能力マルチエアコ
ンは、暖房運転時に室内用熱交換器の過冷却温度に応じ
て冷媒量を分配制御するものが多い。その例として、特
開平8−61744号公報に示される空気調和装置が知
られている。
た能力の熱交換器によって温調する異能力マルチエアコ
ンは、暖房運転時に室内用熱交換器の過冷却温度に応じ
て冷媒量を分配制御するものが多い。その例として、特
開平8−61744号公報に示される空気調和装置が知
られている。
【0003】これは、複数の室内機(50A、50B、
50C)を分岐ユニット(40)を介して室外機(3
0)に並列接続した基本構成を備え、各室内機(50
A、50B、50C)には、室内機側熱交換器(18
A、18B、18C)と送風機(24A、24B、24
C)とが設けられ、室内機側熱交換器(18A、18
B、18C)の液管側に流量調節弁(14A、14B、
14C)を配し、熱交換器で熱交換された空気をダクト
に導き、空調ゾーン毎に設けられたVAVユニットを介
して個別に風量が調節されて温調空気を各空調ゾーンへ
供給するようにしたものである。また、室外機(30)
には、可変容量コンプレッサ(1)、熱交換器(6)、
送風機(21)が設けられ、熱交換器(6)から前記流
量調節弁に通じる経路上に暖房運転用膨張弁(7)が設
けられている。
50C)を分岐ユニット(40)を介して室外機(3
0)に並列接続した基本構成を備え、各室内機(50
A、50B、50C)には、室内機側熱交換器(18
A、18B、18C)と送風機(24A、24B、24
C)とが設けられ、室内機側熱交換器(18A、18
B、18C)の液管側に流量調節弁(14A、14B、
14C)を配し、熱交換器で熱交換された空気をダクト
に導き、空調ゾーン毎に設けられたVAVユニットを介
して個別に風量が調節されて温調空気を各空調ゾーンへ
供給するようにしたものである。また、室外機(30)
には、可変容量コンプレッサ(1)、熱交換器(6)、
送風機(21)が設けられ、熱交換器(6)から前記流
量調節弁に通じる経路上に暖房運転用膨張弁(7)が設
けられている。
【0004】暖房運転時には、コンプレッサ1によって
昇圧された冷媒が、流量調節弁(14A、14B、14
C)の開度調節によって決定される割合をもって各室内
機の室内機側熱交換器(18A、18B、18C)に分
配され、この熱交換器でコンプレッサ(1)から供給さ
れる冷媒を放熱して凝縮液化し、その際にこの熱交換器
を通過する空気を加熱する。その後、室外機の暖房運転
用膨張弁(7)において減圧されて気液混合冷媒とな
り、熱交換器(6)でここを通過する空気から吸熱して
蒸発気化し、コンプレッサ(1)へ戻されるようになっ
ている。そして、流量調節弁(14A、14B、14
C)によって各室内器側熱交換器(18A、18B、1
8C)の過冷却度が一定に保たれるように調整され、そ
れぞれの室内機での吹出空気温度を安定させる制御が行
われるようになっている。
昇圧された冷媒が、流量調節弁(14A、14B、14
C)の開度調節によって決定される割合をもって各室内
機の室内機側熱交換器(18A、18B、18C)に分
配され、この熱交換器でコンプレッサ(1)から供給さ
れる冷媒を放熱して凝縮液化し、その際にこの熱交換器
を通過する空気を加熱する。その後、室外機の暖房運転
用膨張弁(7)において減圧されて気液混合冷媒とな
り、熱交換器(6)でここを通過する空気から吸熱して
蒸発気化し、コンプレッサ(1)へ戻されるようになっ
ている。そして、流量調節弁(14A、14B、14
C)によって各室内器側熱交換器(18A、18B、1
8C)の過冷却度が一定に保たれるように調整され、そ
れぞれの室内機での吹出空気温度を安定させる制御が行
われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の空気調和装置
は、ヒートポンプマルチ方式にVAVパッケージ方式を
組み合わせ、風量調節により室温を制御するものである
が、各室内機は、室内用熱交換器に室内ファンから送風
される空気を熱交換器に通過させてサイクル内の冷媒と
熱交換する従前の構成となっており、暖房運転初期の空
調過渡期などにおいては、許容能力の大きい熱交換器を
有する室内機ほど送風量もそれに見合うよう大きく設定
されるのが通常である。
は、ヒートポンプマルチ方式にVAVパッケージ方式を
組み合わせ、風量調節により室温を制御するものである
が、各室内機は、室内用熱交換器に室内ファンから送風
される空気を熱交換器に通過させてサイクル内の冷媒と
熱交換する従前の構成となっており、暖房運転初期の空
調過渡期などにおいては、許容能力の大きい熱交換器を
有する室内機ほど送風量もそれに見合うよう大きく設定
されるのが通常である。
【0006】このような空調過渡期などにおいては、上
述の従来技術のように過冷却度を一定に保つ制御が行な
われた場合でも、暖房負荷の大きさや送風量の大きさ等
で熱交換器自体の温度がまちまちとなる。特に、大きな
許容能力を有する室内用熱交換器にあっては、許容能力
に見合った熱量を供給する必要から送風量も大きくなる
ため、熱交換器自体の温度が送風空気により低下するこ
とが確認されており、低温風が大量に吹出されて暖房フ
ィーリングを悪化させるという欠点がある。また、室外
機から各室内機に至る配管長は異なっているので、配管
長差による過冷却度の差が生じてしまい、そもそも過冷
却度による空調制御は容易なものではない。
述の従来技術のように過冷却度を一定に保つ制御が行な
われた場合でも、暖房負荷の大きさや送風量の大きさ等
で熱交換器自体の温度がまちまちとなる。特に、大きな
許容能力を有する室内用熱交換器にあっては、許容能力
に見合った熱量を供給する必要から送風量も大きくなる
ため、熱交換器自体の温度が送風空気により低下するこ
とが確認されており、低温風が大量に吹出されて暖房フ
ィーリングを悪化させるという欠点がある。また、室外
機から各室内機に至る配管長は異なっているので、配管
長差による過冷却度の差が生じてしまい、そもそも過冷
却度による空調制御は容易なものではない。
【0007】そこで、この発明においては、各室内機の
熱交換器の許容能力が異なるような場合や、各室内機ま
での配管長が大きく異なるような場合でも、冷媒を適切
に分配して各室内機の熱交換器温度を高い温度で等しく
なるようにし、もってどの空調ゾーンの暖房に対しても
快適な暖房フィーリングを得ることができる異能力マル
チエアコンシステムを提供することを課題としている。
熱交換器の許容能力が異なるような場合や、各室内機ま
での配管長が大きく異なるような場合でも、冷媒を適切
に分配して各室内機の熱交換器温度を高い温度で等しく
なるようにし、もってどの空調ゾーンの暖房に対しても
快適な暖房フィーリングを得ることができる異能力マル
チエアコンシステムを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明にかかる異能力マルチエアコンシステム
は、室外機と、この室外機に対して並列に設けられた複
数の室内機とを有し、前記室内機は、室内用熱交換器を
有しており、前記室外機は、圧縮機、室外用熱交換器、
膨張装置を有しており、少なくとも2つの前記室内機
は、室内用熱交換器の許容能力が相違しており、前記室
外機から前記室内機に供給される冷媒流量を各室内機が
配された岐路上の分配弁によって調節可能とし、暖房運
転時には、最大許容能力を持つ室内機に対応する分配弁
の弁開度を所定開度以上に保つよう室内用熱交換器の目
標温度を全室内用熱交換器の平均温度を基準にしてこれ
よりも高く設定し、この目標温度に基いてそれぞれの前
記分配弁の弁開度を制御するようにしたことを特徴とし
ている(請求項1)。
に、この発明にかかる異能力マルチエアコンシステム
は、室外機と、この室外機に対して並列に設けられた複
数の室内機とを有し、前記室内機は、室内用熱交換器を
有しており、前記室外機は、圧縮機、室外用熱交換器、
膨張装置を有しており、少なくとも2つの前記室内機
は、室内用熱交換器の許容能力が相違しており、前記室
外機から前記室内機に供給される冷媒流量を各室内機が
配された岐路上の分配弁によって調節可能とし、暖房運
転時には、最大許容能力を持つ室内機に対応する分配弁
の弁開度を所定開度以上に保つよう室内用熱交換器の目
標温度を全室内用熱交換器の平均温度を基準にしてこれ
よりも高く設定し、この目標温度に基いてそれぞれの前
記分配弁の弁開度を制御するようにしたことを特徴とし
ている(請求項1)。
【0009】例えば、2つの室内機に冷媒を分配する場
合であれば、室外機に対して並列に2つの室内機を設
け、一方の室内機に設けられた室内用熱交換器と他方の
室内機に設けられた室内用熱交換器とを異なる許容能力
とし、室内用熱交換器の目標温度を2つの室内機の熱交
換器温度の平均温度を基準にしてこれよりも高く設定
し、この目標温度に基いてそれぞれの分配弁の弁開度を
制御する構成となる(請求項3)。
合であれば、室外機に対して並列に2つの室内機を設
け、一方の室内機に設けられた室内用熱交換器と他方の
室内機に設けられた室内用熱交換器とを異なる許容能力
とし、室内用熱交換器の目標温度を2つの室内機の熱交
換器温度の平均温度を基準にしてこれよりも高く設定
し、この目標温度に基いてそれぞれの分配弁の弁開度を
制御する構成となる(請求項3)。
【0010】したがって、室外機のコンプレッサによっ
て昇圧された冷媒は、室内機の室内用熱交換器に入り、
ここで凝縮液化して通過空気を加熱する。その後、室外
機の膨張装置によって減圧されて室外用熱交換器に入
り、ここで通過空気から熱を吸収して蒸発気化し、コン
プレッサへ戻される。
て昇圧された冷媒は、室内機の室内用熱交換器に入り、
ここで凝縮液化して通過空気を加熱する。その後、室外
機の膨張装置によって減圧されて室外用熱交換器に入
り、ここで通過空気から熱を吸収して蒸発気化し、コン
プレッサへ戻される。
【0011】各室内機の室内用熱交換器は、特に空調過
渡期において室温や送風量の相違から熱交換器の温度が
異なることが実験により確かめられているが、暖房運転
時に室内用熱交換器の目標温度が全室内用熱交換器の平
均温度を基準として設定されるので、相対的に温度が高
い室内用熱交換器に対しては、目標温度が低めに設定さ
れることで今までの開度よりは絞られて冷媒流量が抑え
られ、逆に、暖房負荷が大きかったり、送風量が多いた
めに温度が低下した室内用熱交換器に対しては、これが
配された岐路上の分配弁の開度を大きくし、あるいは、
最大開度に維持することで冷媒の分配量が多くなる。こ
れにより、温度が低下した室内用熱交換器の温度を他の
室内用熱交換器の温度と等しくすることが可能となる。
渡期において室温や送風量の相違から熱交換器の温度が
異なることが実験により確かめられているが、暖房運転
時に室内用熱交換器の目標温度が全室内用熱交換器の平
均温度を基準として設定されるので、相対的に温度が高
い室内用熱交換器に対しては、目標温度が低めに設定さ
れることで今までの開度よりは絞られて冷媒流量が抑え
られ、逆に、暖房負荷が大きかったり、送風量が多いた
めに温度が低下した室内用熱交換器に対しては、これが
配された岐路上の分配弁の開度を大きくし、あるいは、
最大開度に維持することで冷媒の分配量が多くなる。こ
れにより、温度が低下した室内用熱交換器の温度を他の
室内用熱交換器の温度と等しくすることが可能となる。
【0012】しかも、熱交換器の目標温度を全熱交換器
の平均温度を基準にしてこれよりも高く設定するように
したので、暖房能力を必要とする容量の大きい熱交換器
に対しては、分配弁の開度を常時大きくして高温高圧の
冷媒を多く供給することができ、暖房能力の低下を極力
伴わずに冷媒の適切な分配が可能となる。つまり、各室
内機の熱交換器温度を高い温度で等しくするように冷媒
分配される。
の平均温度を基準にしてこれよりも高く設定するように
したので、暖房能力を必要とする容量の大きい熱交換器
に対しては、分配弁の開度を常時大きくして高温高圧の
冷媒を多く供給することができ、暖房能力の低下を極力
伴わずに冷媒の適切な分配が可能となる。つまり、各室
内機の熱交換器温度を高い温度で等しくするように冷媒
分配される。
【0013】また、一部の室内機のみを運転する場合に
は、前記一部の室内機が配される岐路上の分配弁を全開
とし、他の室内機が配された岐路上の分配弁を所定の閉
方向の開度で固定し、作動する室内機に設けられる室内
用熱交換器の熱交換能力を圧縮機の吐出容量を可変させ
ることで制御するとよい(請求項2)。例えば、2つの
室内機からなるエアコンシステムにおいて一方の室内機
のみを運転するには、この一方の室内機が配された岐路
上の分配弁を全開とし、他方の室内機が配された岐路上
の分配弁を所定の閉方向の開度で固定し、一方の室内機
に設けられる室内用熱交換器の熱交換能力を室外機の圧
縮機の吐出容量を可変させることで制御するとよい(請
求項4)。
は、前記一部の室内機が配される岐路上の分配弁を全開
とし、他の室内機が配された岐路上の分配弁を所定の閉
方向の開度で固定し、作動する室内機に設けられる室内
用熱交換器の熱交換能力を圧縮機の吐出容量を可変させ
ることで制御するとよい(請求項2)。例えば、2つの
室内機からなるエアコンシステムにおいて一方の室内機
のみを運転するには、この一方の室内機が配された岐路
上の分配弁を全開とし、他方の室内機が配された岐路上
の分配弁を所定の閉方向の開度で固定し、一方の室内機
に設けられる室内用熱交換器の熱交換能力を室外機の圧
縮機の吐出容量を可変させることで制御するとよい(請
求項4)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態例を
図面により説明する。図1及び図2において、異なる2
つの部屋(A室,B室)を空調する異能力マルチエアコ
ンシステムが示され、室外機1と各部屋に設置された室
内機2,3とが分岐ユニット4を介して並列に配管接続
されている。
図面により説明する。図1及び図2において、異なる2
つの部屋(A室,B室)を空調する異能力マルチエアコ
ンシステムが示され、室外機1と各部屋に設置された室
内機2,3とが分岐ユニット4を介して並列に配管接続
されている。
【0015】室外機1は、コンプレッサ5、室外用熱交
換器6、膨張弁7等が設けられ、コンプレッサ5の吐出
側には四方弁8が接続され、この四方弁8を介して室外
ファン28によって送風される空気と熱交換する室外用
熱交換器6の一端が接続されている。また、コンプレッ
サ5の吸入側は、アキュムレータ9に接続され、このア
キュムレータ9の流入側は四方弁8に接続されている。
四方弁8は、暖房運転時においては、コンプレッサ5か
ら吐出した冷媒を流量調節弁10を介して室外器1から
突出する配管14を通して分岐ユニット4へ送り、また
室外用熱交換器6から流出した冷媒をアキュムレータ9
を介してコンプレッサ5の流入側へ導くように切り換え
られ、冷房運転時においては、コンプレッサ5から突出
した冷媒を室外用熱交換器6へ送り、また流量調節弁1
0を介して分岐ユニット4から室外機1へ送られる冷媒
をアキュムレータ9を介してコンプレッサ5の流入側へ
導くように切り換えられる。
換器6、膨張弁7等が設けられ、コンプレッサ5の吐出
側には四方弁8が接続され、この四方弁8を介して室外
ファン28によって送風される空気と熱交換する室外用
熱交換器6の一端が接続されている。また、コンプレッ
サ5の吸入側は、アキュムレータ9に接続され、このア
キュムレータ9の流入側は四方弁8に接続されている。
四方弁8は、暖房運転時においては、コンプレッサ5か
ら吐出した冷媒を流量調節弁10を介して室外器1から
突出する配管14を通して分岐ユニット4へ送り、また
室外用熱交換器6から流出した冷媒をアキュムレータ9
を介してコンプレッサ5の流入側へ導くように切り換え
られ、冷房運転時においては、コンプレッサ5から突出
した冷媒を室外用熱交換器6へ送り、また流量調節弁1
0を介して分岐ユニット4から室外機1へ送られる冷媒
をアキュムレータ9を介してコンプレッサ5の流入側へ
導くように切り換えられる。
【0016】また、室外機1に収納される上記室外用熱
交換器6の他端には、逆止弁11とこれをバイパスする
毛細管12とが並列に配設されており、冷房運転時には
冷媒が逆止弁11を流れ、暖房運転時には、毛細管12
を冷媒が流れるようになっている。この逆止弁11と毛
細管12とを介してさらに膨張弁7及び流量調節弁13
が直列に接続されており、室外器1から突出する配管1
5へ通じている。
交換器6の他端には、逆止弁11とこれをバイパスする
毛細管12とが並列に配設されており、冷房運転時には
冷媒が逆止弁11を流れ、暖房運転時には、毛細管12
を冷媒が流れるようになっている。この逆止弁11と毛
細管12とを介してさらに膨張弁7及び流量調節弁13
が直列に接続されており、室外器1から突出する配管1
5へ通じている。
【0017】分岐ユニット4は、室内機側を室内機の数
に合わせて二股に分岐した分岐管16,17を有し、分
岐管16,17の集結路16c,17cは、前記配管1
4,15に接続されており、分岐管16、17の分岐路
16a,16b,17a,17bは、分岐ユニット4か
ら伸びる配管22〜25に接続されている。また、分岐
管17の分岐路17a,17bには、各室内機を流通す
る冷媒の分配割合を調節する分配弁18,19が設けら
れている。この分配弁18,19は、分岐路17a,1
7bの流路断面をモータアクチュエータによって外部か
らの信号に基いて連続的に可変制御するそれ自体周知の
ものが用いられている。
に合わせて二股に分岐した分岐管16,17を有し、分
岐管16,17の集結路16c,17cは、前記配管1
4,15に接続されており、分岐管16、17の分岐路
16a,16b,17a,17bは、分岐ユニット4か
ら伸びる配管22〜25に接続されている。また、分岐
管17の分岐路17a,17bには、各室内機を流通す
る冷媒の分配割合を調節する分配弁18,19が設けら
れている。この分配弁18,19は、分岐路17a,1
7bの流路断面をモータアクチュエータによって外部か
らの信号に基いて連続的に可変制御するそれ自体周知の
ものが用いられている。
【0018】各室内機2,3は、室内用熱交換器20,
21を有し、各部屋に1台づつ設けられており、A室に
配された室内機2の室内用熱交換器20は、上記分岐ユ
ニット4から伸びる配管22,23に接続され、B室に
配された室内機3の室内用熱交換器21は、上記分岐ユ
ニット4から伸びる配管24,25に接続され、それぞ
れの室内用熱交換器20,21は、それぞれの室内ファ
ン26,27によって送風される空気と熱交換器するよ
うになっている。各室内機2,3の室内用熱交換器2
0,21は、許容される熱交換能力が異なっており、本
発明においては、このように室内機毎で異なる許容能力
の熱交換器を備えたマルチエアコンを制御対象としてい
るところに特徴がある。
21を有し、各部屋に1台づつ設けられており、A室に
配された室内機2の室内用熱交換器20は、上記分岐ユ
ニット4から伸びる配管22,23に接続され、B室に
配された室内機3の室内用熱交換器21は、上記分岐ユ
ニット4から伸びる配管24,25に接続され、それぞ
れの室内用熱交換器20,21は、それぞれの室内ファ
ン26,27によって送風される空気と熱交換器するよ
うになっている。各室内機2,3の室内用熱交換器2
0,21は、許容される熱交換能力が異なっており、本
発明においては、このように室内機毎で異なる許容能力
の熱交換器を備えたマルチエアコンを制御対象としてい
るところに特徴がある。
【0019】また、各室内機2,3には、図3に示され
るように、吸込空気温度を検出する室温センサ30a,
30bと室内用熱交換器のフィンもしくは風下側近傍に
配されて室内用熱交換器の温度を検出する熱交換器温度
センサ31a,31bとが設けられており、これらセン
サからの信号は、各部屋毎に設けられた室内側操作部3
2a,32bからの設定信号と共に室内制御部33a,
33bへ入力されるようになっている。
るように、吸込空気温度を検出する室温センサ30a,
30bと室内用熱交換器のフィンもしくは風下側近傍に
配されて室内用熱交換器の温度を検出する熱交換器温度
センサ31a,31bとが設けられており、これらセン
サからの信号は、各部屋毎に設けられた室内側操作部3
2a,32bからの設定信号と共に室内制御部33a,
33bへ入力されるようになっている。
【0020】室内制御部33a,33bは、上記センサ
や室内側操作部からの信号を入力し、室内ファン34
a,34bを速度制御すると共に、室外機1の室外制御
部35と協働して与えられた所定のプログラムに基き、
コンプレッサ5の能力制御や四方弁8の切り替え制御、
流量調節弁10,13の開度制御、分岐ユニット4の分
配弁18,19の開度制御等が行われるようになってい
る。
や室内側操作部からの信号を入力し、室内ファン34
a,34bを速度制御すると共に、室外機1の室外制御
部35と協働して与えられた所定のプログラムに基き、
コンプレッサ5の能力制御や四方弁8の切り替え制御、
流量調節弁10,13の開度制御、分岐ユニット4の分
配弁18,19の開度制御等が行われるようになってい
る。
【0021】以下、制御部によるエアコンサイクルの制
御例を説明すると、冷房運転時においては、四方弁8が
図2の破線で示されるように切り替えられ、コンプレッ
サ5で昇圧された冷媒は、四方弁8を介して室外用熱交
換器6へ入り、この室外用熱交換器6を放熱器として用
いてここで室外用ファン28から送られる空気に対して
放熱し、冷却する。その後、逆止弁11を通って膨張弁
7にて減圧され、分岐ユニット4へ送られる。分岐ユニ
ット4に送られた冷媒は、分配弁18,19の開度に応
じて各岐路へ分配して流れ、配管23,25を通って室
内機2,3へ送られる。そして、各室内機の室内用熱交
換器20,21を吸熱器として用い、室内ファン26,
27から送られる空気を冷却する。その後、配管22,
24を介して分岐ユニット4に送られ、各室内機から流
出される冷媒をまとめて室外機1へ送り、四方弁8を介
してアキュムレータ9に入り、ここで気液分離された後
にコンプレッサ5へ戻される。
御例を説明すると、冷房運転時においては、四方弁8が
図2の破線で示されるように切り替えられ、コンプレッ
サ5で昇圧された冷媒は、四方弁8を介して室外用熱交
換器6へ入り、この室外用熱交換器6を放熱器として用
いてここで室外用ファン28から送られる空気に対して
放熱し、冷却する。その後、逆止弁11を通って膨張弁
7にて減圧され、分岐ユニット4へ送られる。分岐ユニ
ット4に送られた冷媒は、分配弁18,19の開度に応
じて各岐路へ分配して流れ、配管23,25を通って室
内機2,3へ送られる。そして、各室内機の室内用熱交
換器20,21を吸熱器として用い、室内ファン26,
27から送られる空気を冷却する。その後、配管22,
24を介して分岐ユニット4に送られ、各室内機から流
出される冷媒をまとめて室外機1へ送り、四方弁8を介
してアキュムレータ9に入り、ここで気液分離された後
にコンプレッサ5へ戻される。
【0022】これに対して、暖房運転時においては、四
方弁8が図2の実線で示されるように切り替えられ、コ
ンプレッサ5で昇圧された冷媒は、四方弁8、流量調節
弁10を介して分岐ユニット4に入り、室内機2,3へ
通じる配管22,24を流れ、各室内機へ送られる。各
室内機へ送られた冷媒は、各室内用熱交換器20,21
を放熱器として用い、ここで室内ファン26,27から
送られる空気に対して放熱する。その後、分岐ユニット
4において分配弁18,19を経て各室内機の冷媒が集
められ、室外機1の膨張弁7にて減圧され、逆止弁11
をバイパスして室外用熱交換器6に入る。そして、この
室外用熱交換器6を吸熱器として用い、室外用熱交換器
6に流入される冷媒を室外ファン28から送られる空気
と熱交換し、しかる後に四方弁8を介してアキュムレー
タ9に入り、気液分離された後にコンプレッサ5へ戻さ
れる。この暖房運転時においても、各岐路に分配される
それぞれの冷媒流量は、分配弁18,19の開度に応じ
て決定される。
方弁8が図2の実線で示されるように切り替えられ、コ
ンプレッサ5で昇圧された冷媒は、四方弁8、流量調節
弁10を介して分岐ユニット4に入り、室内機2,3へ
通じる配管22,24を流れ、各室内機へ送られる。各
室内機へ送られた冷媒は、各室内用熱交換器20,21
を放熱器として用い、ここで室内ファン26,27から
送られる空気に対して放熱する。その後、分岐ユニット
4において分配弁18,19を経て各室内機の冷媒が集
められ、室外機1の膨張弁7にて減圧され、逆止弁11
をバイパスして室外用熱交換器6に入る。そして、この
室外用熱交換器6を吸熱器として用い、室外用熱交換器
6に流入される冷媒を室外ファン28から送られる空気
と熱交換し、しかる後に四方弁8を介してアキュムレー
タ9に入り、気液分離された後にコンプレッサ5へ戻さ
れる。この暖房運転時においても、各岐路に分配される
それぞれの冷媒流量は、分配弁18,19の開度に応じ
て決定される。
【0023】上述の制御のうち、特に暖房運転時の分配
弁18,19による冷媒分配制御を以下において説明す
ると、制御部は、暖房運転制御のメインルーチンの一環
として図4のフローチャートに示されるような処理を行
ない、ステップ50において、室温センサ30a,30
bや熱交換器温度センサ31a,31b等からの信号が
入力されると共に、室内側操作部32a,32bからの
信号が入力される。次のステップ52においては、A室
とB室とを共に暖房制御する2室制御の要請があるの
か、いずれか一方の部屋を暖房制御する1室制御の要請
があるのかを判定する。上記各種センサからの信号に基
いて自動的に、あるいは、手動操作によって2室制御の
要請がある場合には、ステップ54へ進み、熱交換器温
度センサ31a,31bで検出されたA室の熱交換器温
度(α)とB室の熱交換器温度(β)とから同ステップ
に示されるように、各室内用熱交換器20,21の目標
温度を2つの室内用熱交換器の平均温度に2℃を加算し
た温度として演算し、ステップ56において、この演算
された目標熱交換器温度に基いて各分配弁18,19の
開度が制御される。
弁18,19による冷媒分配制御を以下において説明す
ると、制御部は、暖房運転制御のメインルーチンの一環
として図4のフローチャートに示されるような処理を行
ない、ステップ50において、室温センサ30a,30
bや熱交換器温度センサ31a,31b等からの信号が
入力されると共に、室内側操作部32a,32bからの
信号が入力される。次のステップ52においては、A室
とB室とを共に暖房制御する2室制御の要請があるの
か、いずれか一方の部屋を暖房制御する1室制御の要請
があるのかを判定する。上記各種センサからの信号に基
いて自動的に、あるいは、手動操作によって2室制御の
要請がある場合には、ステップ54へ進み、熱交換器温
度センサ31a,31bで検出されたA室の熱交換器温
度(α)とB室の熱交換器温度(β)とから同ステップ
に示されるように、各室内用熱交換器20,21の目標
温度を2つの室内用熱交換器の平均温度に2℃を加算し
た温度として演算し、ステップ56において、この演算
された目標熱交換器温度に基いて各分配弁18,19の
開度が制御される。
【0024】ここで、平均温度+2℃を目標熱交換器温
度としているのは、熱交換器温度が低い室内機に対して
は平均温度+2℃との差(平均温度+2℃−熱交換器温
度)を大きくすることで対応する分配弁の開度を大きく
し、熱交換器温度が高い室内機に対しては目標熱交換器
温度との差を小さく又は負にして分配弁の開度を小さく
し、暖房負荷の大きい方に多くの冷媒を流すためであ
る。また、「+2℃」を付加したのは、暖房負荷の大き
い側の弁開度を大きな状態に保ち、弁開度が小さい状態
で安定しないようにするためである。
度としているのは、熱交換器温度が低い室内機に対して
は平均温度+2℃との差(平均温度+2℃−熱交換器温
度)を大きくすることで対応する分配弁の開度を大きく
し、熱交換器温度が高い室内機に対しては目標熱交換器
温度との差を小さく又は負にして分配弁の開度を小さく
し、暖房負荷の大きい方に多くの冷媒を流すためであ
る。また、「+2℃」を付加したのは、暖房負荷の大き
い側の弁開度を大きな状態に保ち、弁開度が小さい状態
で安定しないようにするためである。
【0025】上記構成において、A室の室内用熱交換器
(室内用熱交換器A)を暖房許容能力が2.5KWであ
る25型の熱交換器を用い、B室の室内用熱交換器(室
内用熱交換器B)を暖房許容能力が3.2KWである3
2型の熱交換器を用い、それぞれの許容能力に見合う部
屋を暖房した場合の実験結果を見ると、四方弁8を切り
換えて暖房を開始した直後においては、図5の実線に示
されるように、各室内機の室内用熱交換器A,Bの温度
が略20℃から徐々に上昇する。この暖房過渡期におい
ては、両室の室内機が最大能力で運転されるので、B室
の室内機3はA室の室内機2よりも室内ファンの送風量
が大きくなっており、このため、室内用熱交換器Bは、
この送風のために一旦温度が低下する。
(室内用熱交換器A)を暖房許容能力が2.5KWであ
る25型の熱交換器を用い、B室の室内用熱交換器(室
内用熱交換器B)を暖房許容能力が3.2KWである3
2型の熱交換器を用い、それぞれの許容能力に見合う部
屋を暖房した場合の実験結果を見ると、四方弁8を切り
換えて暖房を開始した直後においては、図5の実線に示
されるように、各室内機の室内用熱交換器A,Bの温度
が略20℃から徐々に上昇する。この暖房過渡期におい
ては、両室の室内機が最大能力で運転されるので、B室
の室内機3はA室の室内機2よりも室内ファンの送風量
が大きくなっており、このため、室内用熱交換器Bは、
この送風のために一旦温度が低下する。
【0026】室内用熱交換器Bの温度が低下すると、目
標温度(=平均温度+2℃)が室内用熱交換器Aと室内
用熱交換器Bとの間の値まで低下し、室内用熱交換器A
は目標温度まで温度を下げようとするため、分配弁18
の弁開度は小さくなる方向へ調節される。これに対し
て、室内用熱交換器Bは目標温度まで温度を上げようと
するため、分配弁19の弁開度をより大きくしようとす
る。よって、図5の分配弁の経時的変化に示されるよう
に、A室の室内機2に対応する分配弁18の開度は小さ
くなるものの(分配弁Aの特性参照)、B室の室内機3
に対応する分配弁19は、もともと暖房初期において暖
房能力が十分に得られるように全開となっていることか
ら、これ以上開度が大きくなることはないので、全開状
態を維持する(分配弁Bの特性参照)。
標温度(=平均温度+2℃)が室内用熱交換器Aと室内
用熱交換器Bとの間の値まで低下し、室内用熱交換器A
は目標温度まで温度を下げようとするため、分配弁18
の弁開度は小さくなる方向へ調節される。これに対し
て、室内用熱交換器Bは目標温度まで温度を上げようと
するため、分配弁19の弁開度をより大きくしようとす
る。よって、図5の分配弁の経時的変化に示されるよう
に、A室の室内機2に対応する分配弁18の開度は小さ
くなるものの(分配弁Aの特性参照)、B室の室内機3
に対応する分配弁19は、もともと暖房初期において暖
房能力が十分に得られるように全開となっていることか
ら、これ以上開度が大きくなることはないので、全開状
態を維持する(分配弁Bの特性参照)。
【0027】その結果、コンプレッサから供給される冷
媒は室内用熱交換器Bが配されている側の岐路16bに
より多く流れ、一旦は温度が低下した室内用熱交換器B
の温度が再び速やかに上昇し、室内用熱交換器Aの温度
と等しくなる。その後、B室の室内機3に対応する分配
弁19の開度は全開状態で維持されると共に、両部屋の
室内用熱交換器の温度が等しくなるようにA室の室内機
2に対応する分配弁18の開度が自動調節され、以後、
この状態が継続される。よって、各室内機の吹出温度
も、送風量の多い暖房初期においてB室の室内機3の吹
出温度が一旦は低くなろうとするものの、これが修正さ
れて両室内用熱交換器の温度が高い温度で等しくなるよ
うに制御され、B室においてもA室と同様に良好な暖房
フィーリングが持続されて安定状態へと移行する。
媒は室内用熱交換器Bが配されている側の岐路16bに
より多く流れ、一旦は温度が低下した室内用熱交換器B
の温度が再び速やかに上昇し、室内用熱交換器Aの温度
と等しくなる。その後、B室の室内機3に対応する分配
弁19の開度は全開状態で維持されると共に、両部屋の
室内用熱交換器の温度が等しくなるようにA室の室内機
2に対応する分配弁18の開度が自動調節され、以後、
この状態が継続される。よって、各室内機の吹出温度
も、送風量の多い暖房初期においてB室の室内機3の吹
出温度が一旦は低くなろうとするものの、これが修正さ
れて両室内用熱交換器の温度が高い温度で等しくなるよ
うに制御され、B室においてもA室と同様に良好な暖房
フィーリングが持続されて安定状態へと移行する。
【0028】以上の2室温調制御に対して、いずれか一
方の部屋のみを暖房制御する要請がある場合には、ステ
ップ52からステップ58,60へ進み、次のように制
御される。例えば、B室のみを暖房制御する場合には、
B室に対応する分配弁19の開度を全開とし、A室に対
応する分配弁18の開度を冷媒の流通を許す最小開度
(例えば、全開状態の約2/5の開度)に固定し、コン
プレッサ5の吐出容量を制御することによって暖房能力
を調節する。このように、暖房制御しない側の分配弁1
8の開度を全閉とせず、冷媒の流通を許す最小開度とし
たのは、分配弁18を全閉にすると、温調制御しない側
の岐路上に冷媒が不必要に溜まってしまうこととなり、
サイクルで必要とする冷媒量の不足を招くことから、冷
媒の流動だけは確保してサイクルの運転に支障が生じな
いようにするためである。したがって、多室暖房制御を
前提とする本エアコンシステムにおいても、1室のみの
暖房制御を行うエアコンシステムと同様に適切な1室暖
房制御が可能となる。
方の部屋のみを暖房制御する要請がある場合には、ステ
ップ52からステップ58,60へ進み、次のように制
御される。例えば、B室のみを暖房制御する場合には、
B室に対応する分配弁19の開度を全開とし、A室に対
応する分配弁18の開度を冷媒の流通を許す最小開度
(例えば、全開状態の約2/5の開度)に固定し、コン
プレッサ5の吐出容量を制御することによって暖房能力
を調節する。このように、暖房制御しない側の分配弁1
8の開度を全閉とせず、冷媒の流通を許す最小開度とし
たのは、分配弁18を全閉にすると、温調制御しない側
の岐路上に冷媒が不必要に溜まってしまうこととなり、
サイクルで必要とする冷媒量の不足を招くことから、冷
媒の流動だけは確保してサイクルの運転に支障が生じな
いようにするためである。したがって、多室暖房制御を
前提とする本エアコンシステムにおいても、1室のみの
暖房制御を行うエアコンシステムと同様に適切な1室暖
房制御が可能となる。
【0029】尚、上記構成例においては、最良の態様と
して2部屋を暖房する場合の制御について説明したが、
3部屋以上の部屋を暖房する場合においても、暖房能力
を最も必要とする熱交換器に対応した分配弁の開度が全
開状態に維持されるように他の室内機に対応した分配弁
の開度を調節すればよく、これを実現するために、各室
内用熱交換器の目標温度を全室内用熱交換器の平均温度
+2℃に設定し、この目標温度に基いて各分配弁の弁開
度を制御するようにしてもよい。また、目標温度に「+
2℃」の項を付加することで最大能力の室内機に対応す
る分配弁の開度を大きく維持するようにしたが、サイク
ル構成等に応じてこの定数は適宜変更されることはいう
までもない。
して2部屋を暖房する場合の制御について説明したが、
3部屋以上の部屋を暖房する場合においても、暖房能力
を最も必要とする熱交換器に対応した分配弁の開度が全
開状態に維持されるように他の室内機に対応した分配弁
の開度を調節すればよく、これを実現するために、各室
内用熱交換器の目標温度を全室内用熱交換器の平均温度
+2℃に設定し、この目標温度に基いて各分配弁の弁開
度を制御するようにしてもよい。また、目標温度に「+
2℃」の項を付加することで最大能力の室内機に対応す
る分配弁の開度を大きく維持するようにしたが、サイク
ル構成等に応じてこの定数は適宜変更されることはいう
までもない。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
許容容量の異なる室内用熱交換器を有する複数の室内機
を室外機に対して並列に接続し、各室内機の岐路上に設
けられた分配弁の制御によって各室内機への冷媒分配を
調節するようにしたエアコンシステムにおいて、暖房運
転時には、各室内用熱交換器の目標温度を全室内用熱交
換器の平均温度よりも高く設定するようにしたので、以
下の効果を奏する。
許容容量の異なる室内用熱交換器を有する複数の室内機
を室外機に対して並列に接続し、各室内機の岐路上に設
けられた分配弁の制御によって各室内機への冷媒分配を
調節するようにしたエアコンシステムにおいて、暖房運
転時には、各室内用熱交換器の目標温度を全室内用熱交
換器の平均温度よりも高く設定するようにしたので、以
下の効果を奏する。
【0031】暖房能力を必要とする許容能力の大きい
熱交換器の温度の低下を抑えつつ、稼動している全ての
熱交換器の温度を一定にすることができ、室外機の有す
る能力を最大限に発揮させた暖房運転を行なうことが可
能となる。また、稼動している全ての熱交換器の温度
が一定に制御されることから、送風量の大きい室内機に
対しても、熱交換器温度が低下して暖房フィーリングを
損なうことがなくなる。異能力マルチエアコンでの暖
房負荷が大きく異なる場合でも、冷媒分配の制御を分配
弁の制御のみで適切に行なえる。室外機から各室内機
までの配管長が大きく異なる場合には、室内用熱交換器
の過冷却度に応じて冷媒分配を制御しにくいものである
が、このような場合でも本願によれば、室内用熱交換器
の温度を等しくする観点から冷媒の配分が決定されるの
で、冷媒の適切な分配が可能となる。異能力熱交換器
に対して上述の効果が得られることから、同能力マルチ
エアコンシステムにそのまま流用できる。さらに、一
部の室内機のみを運転する場合には、分配弁による流量
分配に代えて、運転する室内機に対しては分配弁を全開
とし、圧縮機の容量変化によって熱交換能力を制御すれ
ば適切な暖房能力を得ることができる。
熱交換器の温度の低下を抑えつつ、稼動している全ての
熱交換器の温度を一定にすることができ、室外機の有す
る能力を最大限に発揮させた暖房運転を行なうことが可
能となる。また、稼動している全ての熱交換器の温度
が一定に制御されることから、送風量の大きい室内機に
対しても、熱交換器温度が低下して暖房フィーリングを
損なうことがなくなる。異能力マルチエアコンでの暖
房負荷が大きく異なる場合でも、冷媒分配の制御を分配
弁の制御のみで適切に行なえる。室外機から各室内機
までの配管長が大きく異なる場合には、室内用熱交換器
の過冷却度に応じて冷媒分配を制御しにくいものである
が、このような場合でも本願によれば、室内用熱交換器
の温度を等しくする観点から冷媒の配分が決定されるの
で、冷媒の適切な分配が可能となる。異能力熱交換器
に対して上述の効果が得られることから、同能力マルチ
エアコンシステムにそのまま流用できる。さらに、一
部の室内機のみを運転する場合には、分配弁による流量
分配に代えて、運転する室内機に対しては分配弁を全開
とし、圧縮機の容量変化によって熱交換能力を制御すれ
ば適切な暖房能力を得ることができる。
【図1】図1は、本発明にかかる異能力マルチエアコン
サイクルのレイアウトを示す外観図である。
サイクルのレイアウトを示す外観図である。
【図2】図2は、図1で示す異能力マルチエアコンサイ
クルのシステム構成図である。
クルのシステム構成図である。
【図3】図3は、本発明にかかる異能力マルチエアコン
サイクルの制御装置を示すブロック図である。
サイクルの制御装置を示すブロック図である。
【図4】図4は、図3で示す制御装置による暖房運転時
の制御処理例を示すフローチャートである。
の制御処理例を示すフローチャートである。
【図5】図5は、A室の室内機における室内用熱交換器
温度及び吹出温度と、B室の室内機における室内用熱交
換器温度及び吹出温度と、分配弁A,Bの開度状態との
時間変化を示す特性線である。
温度及び吹出温度と、B室の室内機における室内用熱交
換器温度及び吹出温度と、分配弁A,Bの開度状態との
時間変化を示す特性線である。
1 室外機 2、3 室内機 4 分岐ユニット 5 圧縮機 6 室外用熱交換器 7 膨張弁 8 四方弁 18、19 分配弁 20、21 室内用熱交換器
Claims (4)
- 【請求項1】 室外機と、この室外機に対して並列に設
けられた複数の室内機とを有し、前記室内機は、室内用
熱交換器を有しており、前記室外機は、圧縮機、室外用
熱交換器、膨張装置を有しており、少なくとも2つの前
記室内機は、室内用熱交換器の許容能力が相違してお
り、前記室外機から前記室内機に供給される冷媒流量を
各室内機が配された岐路上の分配弁によって調節可能と
し、暖房運転時には、最大許容能力を持つ室内用熱交換
器に対応する分配弁の弁開度を所定開度以上に保つよう
室内用熱交換器の目標温度を全室内用熱交換器の平均温
度を基準にしてこれよりも高く設定し、この目標温度に
基いてそれぞれの前記分配弁の弁開度を制御するように
したことを特徴とする異能力マルチエアコンシステム。 - 【請求項2】 一部の室内機のみを作動する場合には、
前記一部の室内機が配された岐路上の分配弁を全開と
し、他の室内機が配された岐路上の分配弁を所定の閉方
向の開度で固定し、前記作動する室内機に設けられる室
内用熱交換器の熱交換能力を前記圧縮機の吐出容量を可
変させることで制御するようにした請求項1記載の異能
力マルチエアコンシステム。 - 【請求項3】 室外機と、この室外機に対して並列に設
けられた2つの室内機とを有し、一方の室内機に設けら
れた室内用熱交換器は他方の室内機に設けられた室内用
熱交換器と許容能力が異なっている請求項1記載の異能
力マルチエアコンシステム。 - 【請求項4】 一方の室内機のみを運転する場合には、
この一方の室内機が配された岐路上の分配弁を全開と
し、他方の室内機が配された岐路上の分配弁を所定の閉
方向の開度で固定し、前記一方の室内機に設けられる室
内用熱交換器の熱交換能力を前記圧縮機の吐出容量を可
変させることで制御するようにした請求項3記載の異能
力マルチエアコンシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9265022A JPH1183128A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 異能力マルチエアコンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9265022A JPH1183128A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 異能力マルチエアコンシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1183128A true JPH1183128A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17411502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9265022A Pending JPH1183128A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 異能力マルチエアコンシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1183128A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100791320B1 (ko) | 2006-11-02 | 2008-01-03 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 실제배관길이를 반영한 공기조화장치 제어방법 |
| JP2010261606A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Panasonic Corp | 多室空気調和機 |
| KR101460714B1 (ko) * | 2008-04-08 | 2014-11-13 | 엘지전자 주식회사 | 멀티형 공기조화기 및 그 난방운전 협조제어 방법 |
| WO2016155369A1 (zh) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机系统 |
| CN106016536A (zh) * | 2016-06-07 | 2016-10-12 | 张安 | 一种单压缩缸空调及其冷媒的控制方法 |
| CN106839211A (zh) * | 2017-02-16 | 2017-06-13 | 广州华凌制冷设备有限公司 | 一拖多空调器及其运行制热模式时的控制方法 |
| CN114838415A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-08-02 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于控制空调器的方法及装置、空调器 |
| CN116481078A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-07-25 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 一种多联机空调系统及其控制方法 |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP9265022A patent/JPH1183128A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100791320B1 (ko) | 2006-11-02 | 2008-01-03 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 실제배관길이를 반영한 공기조화장치 제어방법 |
| KR101460714B1 (ko) * | 2008-04-08 | 2014-11-13 | 엘지전자 주식회사 | 멀티형 공기조화기 및 그 난방운전 협조제어 방법 |
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| WO2016155369A1 (zh) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机系统 |
| CN106016536A (zh) * | 2016-06-07 | 2016-10-12 | 张安 | 一种单压缩缸空调及其冷媒的控制方法 |
| CN106839211A (zh) * | 2017-02-16 | 2017-06-13 | 广州华凌制冷设备有限公司 | 一拖多空调器及其运行制热模式时的控制方法 |
| CN106839211B (zh) * | 2017-02-16 | 2020-02-14 | 广州华凌制冷设备有限公司 | 一拖多空调器及其运行制热模式时的控制方法 |
| CN114838415A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-08-02 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于控制空调器的方法及装置、空调器 |
| CN116481078A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-07-25 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 一种多联机空调系统及其控制方法 |
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