JPH1183874A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents
走査型プローブ顕微鏡Info
- Publication number
- JPH1183874A JPH1183874A JP23976497A JP23976497A JPH1183874A JP H1183874 A JPH1183874 A JP H1183874A JP 23976497 A JP23976497 A JP 23976497A JP 23976497 A JP23976497 A JP 23976497A JP H1183874 A JPH1183874 A JP H1183874A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cantilever
- probe
- tip
- displacement
- piezoresistive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自己変位検出機能をもち、耐環境性に優れた
カンチレバーチップを備えた走査型プローブ顕微鏡を提
供する。 【解決手段】 カンチレバー部1bの少なくとも固定端
部に、ピエゾ抵抗層2を形成し、このピエゾ抵抗層2の
抵抗値変化から探針1aの変位を検出するように構成す
ることにより、カンチレバーチップ1に自己変位検出機
能を持たせ、しかもカンチレバー部1bの表面のうち、
ピエゾ抵抗層2が形成された部分の表面のみに保護膜3
を形成して、ピエゾ抵抗層2の表面を保護膜3で覆うこ
とで、環境の影響を受け難くする。
カンチレバーチップを備えた走査型プローブ顕微鏡を提
供する。 【解決手段】 カンチレバー部1bの少なくとも固定端
部に、ピエゾ抵抗層2を形成し、このピエゾ抵抗層2の
抵抗値変化から探針1aの変位を検出するように構成す
ることにより、カンチレバーチップ1に自己変位検出機
能を持たせ、しかもカンチレバー部1bの表面のうち、
ピエゾ抵抗層2が形成された部分の表面のみに保護膜3
を形成して、ピエゾ抵抗層2の表面を保護膜3で覆うこ
とで、環境の影響を受け難くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査型プローブ顕微
鏡に関する。
鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に、走査型プローブ顕微鏡の一つで
あるAFM(原子間力顕微鏡)の従来の構成例を示す。
このAFMは、先端に曲率半径の小さい探針を備えたカ
ンチレバーLと、このカンチレバーLの変位を検出する
光学系Dによって構成されており、探針を試料Sの表面
に近づけると、試料原子と探針との間に働く力により、
カンチレバーLが撓む点を利用し、そのカンチレバーL
の撓みを光学系Dによって検出する、いわゆる光てこ方
式を採用した顕微鏡である。
あるAFM(原子間力顕微鏡)の従来の構成例を示す。
このAFMは、先端に曲率半径の小さい探針を備えたカ
ンチレバーLと、このカンチレバーLの変位を検出する
光学系Dによって構成されており、探針を試料Sの表面
に近づけると、試料原子と探針との間に働く力により、
カンチレバーLが撓む点を利用し、そのカンチレバーL
の撓みを光学系Dによって検出する、いわゆる光てこ方
式を採用した顕微鏡である。
【0003】また、AFMにおいては上記した変位検出
方式の他に、カンチレバーと変位検出系とを一体化する
ことも試みられている。その一例として、シリコン製の
カンチレバー中にピエゾ抵抗素子を形成し、その抵抗値
変化からカンチレバーの変位を検出する方式がある(Int
ernational Conference on Solidstate Sensors andAct
uators,1991,Tech.dig.pp448-451)。この方式では、光
てこ方式と比較して光軸調整が不要で真空中でも使用可
能である等の利点がある。
方式の他に、カンチレバーと変位検出系とを一体化する
ことも試みられている。その一例として、シリコン製の
カンチレバー中にピエゾ抵抗素子を形成し、その抵抗値
変化からカンチレバーの変位を検出する方式がある(Int
ernational Conference on Solidstate Sensors andAct
uators,1991,Tech.dig.pp448-451)。この方式では、光
てこ方式と比較して光軸調整が不要で真空中でも使用可
能である等の利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1に示し
た光てこ方式の場合、カンチレバーチップとは別に、変
位検出用の光学系が必要で装置が大型になるという問題
がある。また、高真空中で測定を行いたい場合には検出
系も真空槽内に配置する必要があり、構成に制限を受け
ることになる。さらに、カンチレバーチップは使用量が
多くなれば先端探針が摩耗するためチップの交換が必要
になるが、チップの交換ごとに、都度、精密な光軸調整
を行う必要がある。
た光てこ方式の場合、カンチレバーチップとは別に、変
位検出用の光学系が必要で装置が大型になるという問題
がある。また、高真空中で測定を行いたい場合には検出
系も真空槽内に配置する必要があり、構成に制限を受け
ることになる。さらに、カンチレバーチップは使用量が
多くなれば先端探針が摩耗するためチップの交換が必要
になるが、チップの交換ごとに、都度、精密な光軸調整
を行う必要がある。
【0005】これに対し、ピエゾ抵抗を用いた変位検出
方式の場合、上記の問題は解消できるが、この方式で
は、ピエゾ抵抗層が露出している場合、湿度・可動イオ
ンなどの環境の影響を受けやすく、ノイズ・ドリフト等
が発生しやすいという問題がある。特に、最近AFM観
察の応用として興味がもたれている、生体試料など液中
観察においては、そのノイズ・ドリフト等の問題は顕著
となるため観察が困難となる。
方式の場合、上記の問題は解消できるが、この方式で
は、ピエゾ抵抗層が露出している場合、湿度・可動イオ
ンなどの環境の影響を受けやすく、ノイズ・ドリフト等
が発生しやすいという問題がある。特に、最近AFM観
察の応用として興味がもたれている、生体試料など液中
観察においては、そのノイズ・ドリフト等の問題は顕著
となるため観察が困難となる。
【0006】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、探針の変位を検出する自己変位検出機能をも
ち、しかも測定環境の影響を受け難い構造のカンチレバ
ーチップを備えた走査型プローブ顕微鏡の提供を目的と
する。
もので、探針の変位を検出する自己変位検出機能をも
ち、しかも測定環境の影響を受け難い構造のカンチレバ
ーチップを備えた走査型プローブ顕微鏡の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、測定に使用する
カンチレバーチップが、カンチレバー部とこのレバー部
の自由端に形成された探針を備えた構造で、カンチレバ
ー部の少なくとも固定端部にピエゾ抵抗層が形成され、
そのピエゾ抵抗層の抵抗値変化から探針の変位を検出す
るように構成されているとともに、カンチレバー部の表
面のうち、ピエゾ抵抗層が形成された部分の表面のみが
保護膜によって覆われていることによって特徴づけられ
る。
め、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、測定に使用する
カンチレバーチップが、カンチレバー部とこのレバー部
の自由端に形成された探針を備えた構造で、カンチレバ
ー部の少なくとも固定端部にピエゾ抵抗層が形成され、
そのピエゾ抵抗層の抵抗値変化から探針の変位を検出す
るように構成されているとともに、カンチレバー部の表
面のうち、ピエゾ抵抗層が形成された部分の表面のみが
保護膜によって覆われていることによって特徴づけられ
る。
【0008】以上の構成の本発明の走査型プローブ顕微
鏡によれば、ピエゾ抵抗層の表面が保護膜で覆われてい
るので、湿度・可動イオン等の環境の影響を受け難い。
鏡によれば、ピエゾ抵抗層の表面が保護膜で覆われてい
るので、湿度・可動イオン等の環境の影響を受け難い。
【0009】ここで、本発明において、カンチレバー部
の表面のうち、ピエゾ抵抗層が形成された部分の表面の
みに保護膜を形成しているのは、ピエゾ抵抗部を含むカ
ンチレバー部の全体に膜が存在すると、膜応力によりカ
ンチレバー部が撓んでしまうという点を回避するためで
ある。
の表面のうち、ピエゾ抵抗層が形成された部分の表面の
みに保護膜を形成しているのは、ピエゾ抵抗部を含むカ
ンチレバー部の全体に膜が存在すると、膜応力によりカ
ンチレバー部が撓んでしまうという点を回避するためで
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0011】この実施の形態の走査型プローブ顕微鏡
は、図1に示した公知の顕微鏡と同様に、探針をもつカ
ンチレバーチップと、試料Sを走査するためのステージ
等によって構成されている。
は、図1に示した公知の顕微鏡と同様に、探針をもつカ
ンチレバーチップと、試料Sを走査するためのステージ
等によって構成されている。
【0012】カンチレバーチップ1は、図2の模式図に
示すように、カンチレバー部1bとこれを支持する台座
1cと、カンチレバー部1bの自由端に設けられた探針
1aを備えたシリコン製のチップで、そのカンチレバー
部1bの根元部付近に変位検出用のピエゾ抵抗層2(図
3参照)が形成されている。
示すように、カンチレバー部1bとこれを支持する台座
1cと、カンチレバー部1bの自由端に設けられた探針
1aを備えたシリコン製のチップで、そのカンチレバー
部1bの根元部付近に変位検出用のピエゾ抵抗層2(図
3参照)が形成されている。
【0013】また、カンチレバーチップ1には、ピエゾ
抵抗層2に導通する一対の電極2a(図4参照)が形成
されており、この一対の電極2aを利用して、ピエゾ抵
抗層2の抵抗値変化を電気信号として外部へと取り出す
ことができる。その電気信号は増幅器を介して変位検出
回路などに導かれる。なお、図2に示す構造において電
極2bはバイアス印加用の電極である。
抵抗層2に導通する一対の電極2a(図4参照)が形成
されており、この一対の電極2aを利用して、ピエゾ抵
抗層2の抵抗値変化を電気信号として外部へと取り出す
ことができる。その電気信号は増幅器を介して変位検出
回路などに導かれる。なお、図2に示す構造において電
極2bはバイアス印加用の電極である。
【0014】そして、本実施の形態においては、図3に
示すように、カンチレバー部1bの表面のうち、ピエゾ
抵抗層2が形成された固定端部の表面のみを保護膜3で
覆うことで、湿度・可動イオンなどの環境の影響を受け
難い構造としたところに特徴がある。
示すように、カンチレバー部1bの表面のうち、ピエゾ
抵抗層2が形成された固定端部の表面のみを保護膜3で
覆うことで、湿度・可動イオンなどの環境の影響を受け
難い構造としたところに特徴がある。
【0015】なお、本実施の形態では、素子の温度特性
を向上させることを目的として、図2に示すように、温
度補償用のピエゾ抵抗層2′を、カンチレバー部1bの
撓みによる応力が及ばない位置に形成している。
を向上させることを目的として、図2に示すように、温
度補償用のピエゾ抵抗層2′を、カンチレバー部1bの
撓みによる応力が及ばない位置に形成している。
【0016】次に、図2の構造のカンチレバーチップ1
の作製工程を図4(1)〜(8)に示す。
の作製工程を図4(1)〜(8)に示す。
【0017】(1)まず、n型SOIウエハ11(Sili
con on Insulator;シリコン中に酸化膜層11aがある
ウエハ)を材料とする。ここでは、表面側の活性層の厚
さとして15μm程度のものを用いる。
con on Insulator;シリコン中に酸化膜層11aがある
ウエハ)を材料とする。ここでは、表面側の活性層の厚
さとして15μm程度のものを用いる。
【0018】(2)ウエハ11の表面に酸化膜12を形
成し、これをフォトリソグラフィ技術を用いて円形にパ
ターニングし、このパターニング後の酸化膜12をマス
クとしてシリコンのエッチングを行って探針1aを形成
する。ここではドライエッチング(RIE;反応性イオ
ンエッチング)を用いるが、KOHなどを用いたウェッ
トエッチングであってもよいし、あるいはこれらの組み
合わせてでもよい。
成し、これをフォトリソグラフィ技術を用いて円形にパ
ターニングし、このパターニング後の酸化膜12をマス
クとしてシリコンのエッチングを行って探針1aを形成
する。ここではドライエッチング(RIE;反応性イオ
ンエッチング)を用いるが、KOHなどを用いたウェッ
トエッチングであってもよいし、あるいはこれらの組み
合わせてでもよい。
【0019】(3)熱酸化を行い、ウエハ11の表面に
酸化膜(保護膜)13を形成する。 (4)カンチレバー部1bの固定端部となる部分(図2
参照)に、選択的にホウ素イオン注入を行い、ピエゾ抵
抗層2を形成する(温度補償用のピエゾ抵抗層2′は図
示せず)。
酸化膜(保護膜)13を形成する。 (4)カンチレバー部1bの固定端部となる部分(図2
参照)に、選択的にホウ素イオン注入を行い、ピエゾ抵
抗層2を形成する(温度補償用のピエゾ抵抗層2′は図
示せず)。
【0020】(5)基板コンタクトのためにリンイオン
注入及びアニールを行って、n+ 層20を形成する。
注入及びアニールを行って、n+ 層20を形成する。
【0021】(6)酸化膜13の一部にコンタクトホー
ルを形成した後、スパッリング等により電極用のAlを
成膜し、そのAl膜をパターニングし、次いでシンタリ
ングを施して、ピエゾ抵抗層2に導通する電極2aと、
n+ 層20に導通する電極2bを形成する。
ルを形成した後、スパッリング等により電極用のAlを
成膜し、そのAl膜をパターニングし、次いでシンタリ
ングを施して、ピエゾ抵抗層2に導通する電極2aと、
n+ 層20に導通する電極2bを形成する。
【0022】(7)酸化膜層11aの上部のシリコンを
カンチレバーチップ形状にエッチングし、カンチレバー
部1bの表面上で、ピエゾ抵抗層2が形成された固定端
部の表面を除く部分の酸化膜13を除去する。
カンチレバーチップ形状にエッチングし、カンチレバー
部1bの表面上で、ピエゾ抵抗層2が形成された固定端
部の表面を除く部分の酸化膜13を除去する。
【0023】(8)ウエハ11の裏面側でカンチレバー
チップ1の台座1cとなる部分のみを酸化膜(図示せ
ず)で覆った状態で、ウエハ11の裏面から水酸化カリ
ウム溶液を用いたSiのエッチング、及びBHF(バッ
ファードフッ酸)を用いた酸化膜層11aのエッチング
を行う。
チップ1の台座1cとなる部分のみを酸化膜(図示せ
ず)で覆った状態で、ウエハ11の裏面から水酸化カリ
ウム溶液を用いたSiのエッチング、及びBHF(バッ
ファードフッ酸)を用いた酸化膜層11aのエッチング
を行う。
【0024】以上の工程で図2に示した構造のチップ、
すなわち変位検出のためのピエゾ抵抗層2がカンチレバ
ー部1bの固定端部に形成され、かつピエゾ抵抗層2の
表面が保護膜3で覆われた構造のカンチレバーチップ1
が完成する。
すなわち変位検出のためのピエゾ抵抗層2がカンチレバ
ー部1bの固定端部に形成され、かつピエゾ抵抗層2の
表面が保護膜3で覆われた構造のカンチレバーチップ1
が完成する。
【0025】以上のようにして作製されたカンチレバー
チップ1において、探針1aが試料Sの表面原子から引
力あるいは斥力を受けるとカンチレバー部1bが撓む。
このとき、カンチレバー部1bに形成されたピエゾ抵抗
層2にはその応力に応じて抵抗値変化が生じる。従っ
て、ピエゾ抵抗層2の抵抗値変化を外部の変位検出器回
路によって検出すれば、探針1aの変位に関する情報を
得ることができ、このような変位情報を、図1に示した
ような構成により、試料Sとカンチレバーチップ1の探
針1aとを相対的に移動させながら採取することによ
り、試料Sの表面形状を得ることができる。
チップ1において、探針1aが試料Sの表面原子から引
力あるいは斥力を受けるとカンチレバー部1bが撓む。
このとき、カンチレバー部1bに形成されたピエゾ抵抗
層2にはその応力に応じて抵抗値変化が生じる。従っ
て、ピエゾ抵抗層2の抵抗値変化を外部の変位検出器回
路によって検出すれば、探針1aの変位に関する情報を
得ることができ、このような変位情報を、図1に示した
ような構成により、試料Sとカンチレバーチップ1の探
針1aとを相対的に移動させながら採取することによ
り、試料Sの表面形状を得ることができる。
【0026】ここで、本発明の実施の形態においては、
ピエゾ抵抗層2を覆う保護膜3を形成しているので、そ
の保護膜3の形成過程において、探針1aには、酸化膜
の形成(図4(3)工程)と、その後の酸化膜の除去
(図4(7)工程)の各処理が施されるので、探針1a
の先端が、より先鋭化するという効果がある。
ピエゾ抵抗層2を覆う保護膜3を形成しているので、そ
の保護膜3の形成過程において、探針1aには、酸化膜
の形成(図4(3)工程)と、その後の酸化膜の除去
(図4(7)工程)の各処理が施されるので、探針1a
の先端が、より先鋭化するという効果がある。
【0027】なお、図4に示した作製方法では、SOI
ウエハを材料として用いたが、これに限定されず、例え
ばp型シリコン基板上にn型層をエピタキシャル成長さ
せたウエハ、あるいはp型シリコン基板の表面層にn型
層を拡散によって形成したウエハ等をチップ製作用の材
料として用いてもよい。この場合、図4の工程(8)で
行うシリコンエッチングの際に、電気化学的なエッチン
グストップ技術(IEEE,Transactions on Electron Devic
e vol.36,No.4,1989) を用いてカンチレバー部を形成す
ればよい。
ウエハを材料として用いたが、これに限定されず、例え
ばp型シリコン基板上にn型層をエピタキシャル成長さ
せたウエハ、あるいはp型シリコン基板の表面層にn型
層を拡散によって形成したウエハ等をチップ製作用の材
料として用いてもよい。この場合、図4の工程(8)で
行うシリコンエッチングの際に、電気化学的なエッチン
グストップ技術(IEEE,Transactions on Electron Devic
e vol.36,No.4,1989) を用いてカンチレバー部を形成す
ればよい。
【0028】また、保護膜3としてシリコン熱酸化膜を
用いたが、その保護膜の材質・形成法はこれに限定され
ず、例えばCVD法で形成したシリコン酸化膜またはシ
リコン窒化膜などであってもよい。
用いたが、その保護膜の材質・形成法はこれに限定され
ず、例えばCVD法で形成したシリコン酸化膜またはシ
リコン窒化膜などであってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カンチレバーチップが、カンチレバー部に形成されたピ
エゾ抵抗層の抵抗値変化から探針の変位を検出する自己
変位検出機能をもつ構造で、そのピエゾ抵抗層の表面が
保護膜で覆われているので、環境の影響によるノイズ・
ドリフト等が発生し難く、安定した試料観察が可能にな
る。これにより、自己変位検出機能をもつカンチレバー
チップを備えた走査型プローブ顕微鏡を、例えばAFM
観察の応用として興味がもたれている生体試料などの液
中観察に適用することが可能になる。
カンチレバーチップが、カンチレバー部に形成されたピ
エゾ抵抗層の抵抗値変化から探針の変位を検出する自己
変位検出機能をもつ構造で、そのピエゾ抵抗層の表面が
保護膜で覆われているので、環境の影響によるノイズ・
ドリフト等が発生し難く、安定した試料観察が可能にな
る。これにより、自己変位検出機能をもつカンチレバー
チップを備えた走査型プローブ顕微鏡を、例えばAFM
観察の応用として興味がもたれている生体試料などの液
中観察に適用することが可能になる。
【0030】また、本発明では、カンチレバー部の表面
のうち、ピエゾ抵抗層の形成部分のみが保護膜で覆わ
れ、それ以外の部分は、母材のみで保護膜がない構造で
あるので、膜応力によってカンチレバーが撓むという問
題もない。
のうち、ピエゾ抵抗層の形成部分のみが保護膜で覆わ
れ、それ以外の部分は、母材のみで保護膜がない構造で
あるので、膜応力によってカンチレバーが撓むという問
題もない。
【0031】さらに、保護膜の形成過程において、カン
チレバー先端の探針には、酸化膜形成とその後の酸化膜
除去の処理が施されるため、探針先端の先鋭化効果があ
り、走査型プローブ顕微鏡の面内分解能の向上を期待で
きる。
チレバー先端の探針には、酸化膜形成とその後の酸化膜
除去の処理が施されるため、探針先端の先鋭化効果があ
り、走査型プローブ顕微鏡の面内分解能の向上を期待で
きる。
【図1】走査型プローブ顕微鏡(AFM)の従来の構造
例を示す図
例を示す図
【図2】本発明の実施の形態に用いるカンチレバーチッ
プの構造を模式的に示す図
プの構造を模式的に示す図
【図3】図2のA部拡大図
【図4】図2に示すカンチレバーチップの作製方法の説
明図
明図
1 カンチレバーチップ 1a 探針 1b カンチレバー部 1c 台座 2 ピエゾ抵抗層(変位検出素子) 2a,2b 電極 3 保護膜
Claims (1)
- 【請求項1】 自由端に探針をもつカンチレバーチップ
と、このチップの探針と試料とを2次元方向に相対的に
移動する機構を有し、その移動過程で探針の変位を検出
して試料表面の微細構造の測定情報を得る顕微鏡におい
て、 上記カンチレバーチップには、カンチレバー部の少なく
とも固定端部にピエゾ抵抗層が形成され、そのピエゾ抵
抗層の抵抗値変化から上記探針の変位を検出するように
構成されているとともに、カンチレバー部の表面のう
ち、ピエゾ抵抗層が形成された部分の表面のみが保護膜
で覆われていることを特徴とする走査型プローブ顕微
鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23976497A JPH1183874A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 走査型プローブ顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23976497A JPH1183874A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 走査型プローブ顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1183874A true JPH1183874A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17049575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23976497A Pending JPH1183874A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 走査型プローブ顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1183874A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006214744A (ja) * | 2005-02-01 | 2006-08-17 | Gunma Univ | バイオセンサ及びバイオセンサチップ |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP23976497A patent/JPH1183874A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006214744A (ja) * | 2005-02-01 | 2006-08-17 | Gunma Univ | バイオセンサ及びバイオセンサチップ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100214152B1 (ko) | 원자력 현미경용 압저항 캔틸레버 | |
| US5844251A (en) | High aspect ratio probes with self-aligned control electrodes | |
| US5444244A (en) | Piezoresistive cantilever with integral tip for scanning probe microscope | |
| US5994160A (en) | Process for manufacturing micromechanical components having a part made of diamond consisting of at least one tip, and micromechanical components comprising at least one diamond tip | |
| US6388252B1 (en) | Self-detecting type of SPM probe and SPM device | |
| JP4598307B2 (ja) | 自己検知型spmプローブ | |
| US6156216A (en) | Method for making nitride cantilevers devices | |
| JPH05248810A (ja) | 集積型afmセンサー | |
| JPH08262040A (ja) | Afmカンチレバー | |
| JPH11183487A (ja) | 半導体歪センサ及びその製造方法ならびに走査プローブ顕微鏡 | |
| JPH1038916A (ja) | プローブ装置及び微小領域に対する電気的接続方法 | |
| JPH1183874A (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
| JPH10170530A (ja) | Afmカンチレバー及びその製造方法 | |
| JPH08262039A (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
| JP3768639B2 (ja) | カンチレバー型プローブ及び該プローブを備えた走査型プローブ顕微鏡 | |
| JP3384116B2 (ja) | 単結晶Si製カンチレバーの製造方法及び走査型プローブ顕微鏡 | |
| JPH06307852A (ja) | 集積型afmセンサー及びその製造方法 | |
| JPH10239327A (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
| JPH11304825A (ja) | 半導体歪センサおよびその製造方法ならびに走査型プローブ顕微鏡 | |
| JPH09203738A (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
| Nguyen et al. | Insertion force sensor by sidewall-doping with rapid thermal diffusion | |
| JPH09178763A (ja) | Afmカンチレバー | |
| KR20030041288A (ko) | 데이터 저장장치용 캔틸레버 및 그 제조방법 | |
| JPH0886794A (ja) | 集積型spmセンサ及びその製造方法 | |
| JPH1090288A (ja) | Afmカンチレバー及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040506 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061010 |