JPH1181072A - 複合紡績糸およびその製造方法 - Google Patents
複合紡績糸およびその製造方法Info
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- JPH1181072A JPH1181072A JP24307897A JP24307897A JPH1181072A JP H1181072 A JPH1181072 A JP H1181072A JP 24307897 A JP24307897 A JP 24307897A JP 24307897 A JP24307897 A JP 24307897A JP H1181072 A JPH1181072 A JP H1181072A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フィラメント繊維とステープル繊維よりなる複
合紡績糸において、フィラメント繊維のもつ冷たい感
触、品のない光沢を改善するとともに、編織物としたと
きに透け防止性に優れ、しかもドライ感、暖感を有し、
またフィラメント繊維とステープル繊維を異色染めした
ときに特異な柄模様を呈し、かつフィラメント繊維とス
テープル繊維が分離しにくい複合紡績糸およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】フィラメント繊維とステープル繊維が実撚
で撚回されてなる複合紡績糸であって、フィラメント繊
維とステープル繊維の複合形態が、該複合紡績糸の糸軸
方向に沿ってのびる方向に、2種以上の異なった複合形
態で存在することを特徴とする複合紡績糸。
合紡績糸において、フィラメント繊維のもつ冷たい感
触、品のない光沢を改善するとともに、編織物としたと
きに透け防止性に優れ、しかもドライ感、暖感を有し、
またフィラメント繊維とステープル繊維を異色染めした
ときに特異な柄模様を呈し、かつフィラメント繊維とス
テープル繊維が分離しにくい複合紡績糸およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】フィラメント繊維とステープル繊維が実撚
で撚回されてなる複合紡績糸であって、フィラメント繊
維とステープル繊維の複合形態が、該複合紡績糸の糸軸
方向に沿ってのびる方向に、2種以上の異なった複合形
態で存在することを特徴とする複合紡績糸。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィラメント繊維と
ステープル繊維とからなる複合紡績糸に関する。さらに
詳しくは、該複合紡績糸の糸軸方向沿ってのびる方向
に、フィラメント繊維とステープル繊維の複合形態の異
なる部分が存在する複合紡績糸に関する。
ステープル繊維とからなる複合紡績糸に関する。さらに
詳しくは、該複合紡績糸の糸軸方向沿ってのびる方向
に、フィラメント繊維とステープル繊維の複合形態の異
なる部分が存在する複合紡績糸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衣料用の布帛に使用する糸状
として、ステープル繊維からなる紡績糸、またはフィラ
メント繊維からなる連続糸を用いている。
として、ステープル繊維からなる紡績糸、またはフィラ
メント繊維からなる連続糸を用いている。
【0003】ステープル繊維からなる紡績糸は嵩高で柔
らかい感触を呈する糸であるが、引張り強力が比較的小
さい、あるいは、糸の太さむら、強力むらが大きいなど
の均斉度に劣る欠点、および毛羽が多く布帛とした場
合、ピリングが発生しやすい欠点がある。
らかい感触を呈する糸であるが、引張り強力が比較的小
さい、あるいは、糸の太さむら、強力むらが大きいなど
の均斉度に劣る欠点、および毛羽が多く布帛とした場
合、ピリングが発生しやすい欠点がある。
【0004】また、フィラメント繊維からなる連続糸に
おいては、強力、均斉度においては優れているが、糸加
工を行っていないストレートなフィラメント繊維では嵩
高不足であり、嵩高糸加工を行った連続糸においても、
ペーパーライク、冷たい感触、品のない光沢など、風合
い、外観において欠点を有する。
おいては、強力、均斉度においては優れているが、糸加
工を行っていないストレートなフィラメント繊維では嵩
高不足であり、嵩高糸加工を行った連続糸においても、
ペーパーライク、冷たい感触、品のない光沢など、風合
い、外観において欠点を有する。
【0005】これらのステープル繊維からなる紡績糸、
またはフィラメント繊維からなる連続糸の欠点を互いに
補う糸形成法として、フィラメント繊維とステープル繊
維とを組合せて糸状とする複合紡績糸があり、特公昭4
7−11248号公報や、特公昭62−20292号公
報、特開平1−246435号公報、特開平7−907
40号公報等をはじめ、従来より数多く提案されてい
る。
またはフィラメント繊維からなる連続糸の欠点を互いに
補う糸形成法として、フィラメント繊維とステープル繊
維とを組合せて糸状とする複合紡績糸があり、特公昭4
7−11248号公報や、特公昭62−20292号公
報、特開平1−246435号公報、特開平7−907
40号公報等をはじめ、従来より数多く提案されてい
る。
【0006】また、フィラメント繊維とステープル繊維
とを組合せて糸状とする複合紡績糸の典型的な糸とし
て、フィラメント繊維を芯部にステープル繊維を鞘部に
構成する、いわゆるフィラメント繊維のコアーヤーンが
あるが、糸の太さむら、強力むらなど均斉度等は改善さ
れるものの、耐シゴキ性においてフィラメント繊維とス
テープル繊維が分離する欠点を有し、外観はステープル
繊維からなる紡績糸状でありながら、コアーヤーンであ
るがゆえにピリングが発生しやすい欠点が増大傾向にあ
る課題もあった。
とを組合せて糸状とする複合紡績糸の典型的な糸とし
て、フィラメント繊維を芯部にステープル繊維を鞘部に
構成する、いわゆるフィラメント繊維のコアーヤーンが
あるが、糸の太さむら、強力むらなど均斉度等は改善さ
れるものの、耐シゴキ性においてフィラメント繊維とス
テープル繊維が分離する欠点を有し、外観はステープル
繊維からなる紡績糸状でありながら、コアーヤーンであ
るがゆえにピリングが発生しやすい欠点が増大傾向にあ
る課題もあった。
【0007】また、上記とは逆に、フィラメント繊維を
鞘部にステープル繊維を芯部に構成する、いわゆるフィ
ラメント繊維のカバーヤーン形態を有する複合紡績糸に
おいては、上記フィラメント繊維のコアーヤーンと同様
に、糸の太さむら、強力むらなど均斉度等は改善される
ものの、フィラメント繊維が一方向の撚で、テープ状も
しくはリボン状にて整然と配列されているため、光が正
反射され、光沢が強すぎ、品のない光沢となる課題、お
よび編織物とした場合に透けるという問題点を有してい
た。また、フィラメントのカバー割合の高い複合紡績糸
においては、表面が鏡面状態となるので、ヌメリ感、冷
感を有し、ドライ感・暖感が要求される分野への適用は
できなかった。
鞘部にステープル繊維を芯部に構成する、いわゆるフィ
ラメント繊維のカバーヤーン形態を有する複合紡績糸に
おいては、上記フィラメント繊維のコアーヤーンと同様
に、糸の太さむら、強力むらなど均斉度等は改善される
ものの、フィラメント繊維が一方向の撚で、テープ状も
しくはリボン状にて整然と配列されているため、光が正
反射され、光沢が強すぎ、品のない光沢となる課題、お
よび編織物とした場合に透けるという問題点を有してい
た。また、フィラメントのカバー割合の高い複合紡績糸
においては、表面が鏡面状態となるので、ヌメリ感、冷
感を有し、ドライ感・暖感が要求される分野への適用は
できなかった。
【0008】さらに、両技術ともステープル繊維の毛羽
伏せ効果が十分でなく、工程通過性や製品品質面の点で
も課題を有していた。
伏せ効果が十分でなく、工程通過性や製品品質面の点で
も課題を有していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の課題
を解消せんとするものであり、フィラメント繊維とステ
ープル繊維よりなる複合紡績糸において、フィラメント
繊維のもつ冷たい感触、品のない光沢を改善するととも
に、編織物としたときに透け防止性に優れ、しかもドラ
イ感、暖感を有し、またフィラメント繊維とステープル
繊維を異色染めしたときに特異な柄模様を呈し、かつフ
ィラメント繊維とステープル繊維が分離しにくい複合紡
績糸およびその製造方法を提供せんとするものである。
を解消せんとするものであり、フィラメント繊維とステ
ープル繊維よりなる複合紡績糸において、フィラメント
繊維のもつ冷たい感触、品のない光沢を改善するととも
に、編織物としたときに透け防止性に優れ、しかもドラ
イ感、暖感を有し、またフィラメント繊維とステープル
繊維を異色染めしたときに特異な柄模様を呈し、かつフ
ィラメント繊維とステープル繊維が分離しにくい複合紡
績糸およびその製造方法を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の複合紡績糸は前
記課題を解決するため、以下の構成を有する。
記課題を解決するため、以下の構成を有する。
【0011】すなわち、フィラメント繊維とステープル
繊維が実撚で撚回されてなる複合紡績糸であり、フィラ
メント繊維とステープル繊維の複合形態が、該複合紡績
糸が糸軸方向沿ってのびる方向に、2種以上の異なった
複合形態で、周期をもって存在することを特徴とする複
合紡績糸である。
繊維が実撚で撚回されてなる複合紡績糸であり、フィラ
メント繊維とステープル繊維の複合形態が、該複合紡績
糸が糸軸方向沿ってのびる方向に、2種以上の異なった
複合形態で、周期をもって存在することを特徴とする複
合紡績糸である。
【0012】また、本発明の複合紡績糸の製造方法は以
下の構成を有する。
下の構成を有する。
【0013】すなわち、フィラメント繊維とステープル
繊維を上下一対のフロントローラより送り出し撚合わせ
る複合紡績糸の製造方法であり、ステープル繊維束をド
ラフトして紡出する際に、フロントローラへ供給する直
前においてフィラメント繊維をフロントローラの送り出
す方向と異なる方向に振動させ、ステープル繊維と同時
に紡出し、撚合わせることを特徴とする複合紡績糸の製
造方法である
繊維を上下一対のフロントローラより送り出し撚合わせ
る複合紡績糸の製造方法であり、ステープル繊維束をド
ラフトして紡出する際に、フロントローラへ供給する直
前においてフィラメント繊維をフロントローラの送り出
す方向と異なる方向に振動させ、ステープル繊維と同時
に紡出し、撚合わせることを特徴とする複合紡績糸の製
造方法である
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。
る。
【0015】本発明の複合紡績糸は、フィラメント繊維
とステープル繊維が実撚で撚回されてなる複合紡績糸で
あり、フィラメント繊維とステープル繊維の複合形態
が、該複合紡績糸の糸軸方向沿ってのびる方向に、2種
以上の異なった複合形態で、周期をもって存在すること
を特徴とする複合紡績糸である。
とステープル繊維が実撚で撚回されてなる複合紡績糸で
あり、フィラメント繊維とステープル繊維の複合形態
が、該複合紡績糸の糸軸方向沿ってのびる方向に、2種
以上の異なった複合形態で、周期をもって存在すること
を特徴とする複合紡績糸である。
【0016】図2〜図7は本発明の複合紡績糸の複合形
態の断面(A)および側面(B)をモデル的に示した概
略図であり、aはフィラメント繊維、bはステープル繊
維を示している。
態の断面(A)および側面(B)をモデル的に示した概
略図であり、aはフィラメント繊維、bはステープル繊
維を示している。
【0017】2種以上の異なった複合形態としては、
(イ)フィラメント繊維aがステープル繊維bの外層部
に配置して撚回されてなる形態(図2(A)(B))
((A)は断面図、(B)は側面図)と、(ロ)フィラ
メント繊維aがステープル繊維bの内層部に配置して撚
回されてなる形態(図3(A)(B))((A)は断面
図、(B)は側面図)と、(ハ)ステープル繊維bがフ
ィラメント繊維aの外層部に配置して撚回されてなる形
態(図4(A)(B))((A)は断面図、(B)は側
面図)と、(ニ)フィラメント繊維aの撚角度αがステ
ープル繊維bの撚角度βよりも大なる撚角度で撚回する
形態(図5(A)(B))((A)は断面図、(B)は
側面図)と、(ホ)フィラメント繊維aの撚角度αがス
テープル繊維bの撚角度βとほぼ同じ撚角度で撚回する
形態(図6(A)(B))((A)は断面図、(B)は
側面図)と、(ヘ)ステープル繊維bの撚角度βがフィ
ラメント繊維aの撚角度αよりも大なる撚角度で撚回す
る形態(図7(A)(B))((A)は断面図、(B)
は側面図)などである。
(イ)フィラメント繊維aがステープル繊維bの外層部
に配置して撚回されてなる形態(図2(A)(B))
((A)は断面図、(B)は側面図)と、(ロ)フィラ
メント繊維aがステープル繊維bの内層部に配置して撚
回されてなる形態(図3(A)(B))((A)は断面
図、(B)は側面図)と、(ハ)ステープル繊維bがフ
ィラメント繊維aの外層部に配置して撚回されてなる形
態(図4(A)(B))((A)は断面図、(B)は側
面図)と、(ニ)フィラメント繊維aの撚角度αがステ
ープル繊維bの撚角度βよりも大なる撚角度で撚回する
形態(図5(A)(B))((A)は断面図、(B)は
側面図)と、(ホ)フィラメント繊維aの撚角度αがス
テープル繊維bの撚角度βとほぼ同じ撚角度で撚回する
形態(図6(A)(B))((A)は断面図、(B)は
側面図)と、(ヘ)ステープル繊維bの撚角度βがフィ
ラメント繊維aの撚角度αよりも大なる撚角度で撚回す
る形態(図7(A)(B))((A)は断面図、(B)
は側面図)などである。
【0018】本発明に用いるフィラメント繊維を構成す
る繊維としては、繊維の性状、すなわち、単糸繊度、断
面形状、捲縮(物理的に付与したものや構造的に付与さ
れるもの)の有無など何等制約されるものではない。す
なわち、フィラメント繊維は複数本のポリエステルやポ
リアミドなどの合成繊維やセルロース系の半合成繊維を
用いることができる。
る繊維としては、繊維の性状、すなわち、単糸繊度、断
面形状、捲縮(物理的に付与したものや構造的に付与さ
れるもの)の有無など何等制約されるものではない。す
なわち、フィラメント繊維は複数本のポリエステルやポ
リアミドなどの合成繊維やセルロース系の半合成繊維を
用いることができる。
【0019】また、フィラメント繊維の強伸度や収縮率
などの物理特性、染色性については何等制約を受けるも
のではない。
などの物理特性、染色性については何等制約を受けるも
のではない。
【0020】一方、本発明に用いるステープル繊維とし
ては、通常の紡績工程に供されるものであれば特に限定
されるものではない。天然繊維100%のもの、合成繊
維100%のもの、天然繊維と合成繊維や半合成繊維の
混紡されてなるもの等いずれであってもよい。むろん、
機能性繊維などが使用されているものも用いることがで
きる。
ては、通常の紡績工程に供されるものであれば特に限定
されるものではない。天然繊維100%のもの、合成繊
維100%のもの、天然繊維と合成繊維や半合成繊維の
混紡されてなるもの等いずれであってもよい。むろん、
機能性繊維などが使用されているものも用いることがで
きる。
【0021】さらには、フィラメント繊維とステープル
繊維の組合せにおいては何等制約を受けるものではな
い。
繊維の組合せにおいては何等制約を受けるものではな
い。
【0022】本発明の複合紡績糸を用いた布帛において
は、フィラメント繊維とステープル繊維の複合形態に合
わせフィラメント繊維およびステープル繊維の単糸繊度
を適宜設定することにより、特長ある布帛を得ることが
できる。例えば、布帛のハリや腰・反発性を発現するの
は、相対的に大きい単糸繊度のステープル繊維/フィラ
メント繊維(例えばステープル繊維2d/フィラメント
繊維1d)、ソフトさやスムースさを発現するのは、相
対的に小さい単糸繊度のフィラメント繊維/ステープル
繊維(例えばステープル繊維0.4d/フィラメント繊
維2d)がそれぞれ役割を果たすことになると考えられ
る。
は、フィラメント繊維とステープル繊維の複合形態に合
わせフィラメント繊維およびステープル繊維の単糸繊度
を適宜設定することにより、特長ある布帛を得ることが
できる。例えば、布帛のハリや腰・反発性を発現するの
は、相対的に大きい単糸繊度のステープル繊維/フィラ
メント繊維(例えばステープル繊維2d/フィラメント
繊維1d)、ソフトさやスムースさを発現するのは、相
対的に小さい単糸繊度のフィラメント繊維/ステープル
繊維(例えばステープル繊維0.4d/フィラメント繊
維2d)がそれぞれ役割を果たすことになると考えられ
る。
【0023】次に、本発明の複合紡績糸の製造方法を説
明する 本発明の複合紡績糸を得るためには、一般的なリング紡
績方法において、ステープル繊維束をドラフトローラで
ドラフトし、フロントローラより送り出すと同時に撚合
わせ、さらにボビンに巻き取り紡績糸とする方法におい
て、フロントローラに供給される直前でフィラメント繊
維をフロントローラの送り出す方向と異なる方向に振動
ガイドなどにより振動させ、ステープル繊維とフィラメ
ント繊維をフロントローラより一緒に送り出すことによ
り得ることができる。
明する 本発明の複合紡績糸を得るためには、一般的なリング紡
績方法において、ステープル繊維束をドラフトローラで
ドラフトし、フロントローラより送り出すと同時に撚合
わせ、さらにボビンに巻き取り紡績糸とする方法におい
て、フロントローラに供給される直前でフィラメント繊
維をフロントローラの送り出す方向と異なる方向に振動
ガイドなどにより振動させ、ステープル繊維とフィラメ
ント繊維をフロントローラより一緒に送り出すことによ
り得ることができる。
【0024】製造の際のリング紡績機の回転数、ドラフ
ト倍率、ヨリ数等の運転条件は、通常の紡績糸なみの運
転条件でよいが、用途に合わせ適宜設定するのもよい。
また、振動ガイドの振動数は、複合形態の周期と一致す
るため、製品品位、用途に合わせ適宜設定するのもよい
が、リング紡績機の操業性向上にはステープル繊維の平
均繊維長さ以下の周期となるように設定するのがよい。
ト倍率、ヨリ数等の運転条件は、通常の紡績糸なみの運
転条件でよいが、用途に合わせ適宜設定するのもよい。
また、振動ガイドの振動数は、複合形態の周期と一致す
るため、製品品位、用途に合わせ適宜設定するのもよい
が、リング紡績機の操業性向上にはステープル繊維の平
均繊維長さ以下の周期となるように設定するのがよい。
【0025】以下、図面に基づいて本発明を説明する。
【0026】図1は、本発明に係る複合紡績糸製造方法
の一実施態様を示す工程図である。図1において、ステ
ープル繊維bよりなる粗糸6は、バックローラ1、カサ
ブランカ方式のセカンドローラ2、フロントローラ3、
4を経て、所望する太さのステープル繊維束とする。一
方、フィラメント繊維aはテンションコンペンセータに
より一定張力下でパッケージ5から一対のフィードロー
ラ8により引き出され、振動ガイド9を通り、フロント
ローラ3、4に供給される。次いで両繊維を同時に捲回
せしめ、複合紡績糸cとしてボビン7にて巻き取る。
の一実施態様を示す工程図である。図1において、ステ
ープル繊維bよりなる粗糸6は、バックローラ1、カサ
ブランカ方式のセカンドローラ2、フロントローラ3、
4を経て、所望する太さのステープル繊維束とする。一
方、フィラメント繊維aはテンションコンペンセータに
より一定張力下でパッケージ5から一対のフィードロー
ラ8により引き出され、振動ガイド9を通り、フロント
ローラ3、4に供給される。次いで両繊維を同時に捲回
せしめ、複合紡績糸cとしてボビン7にて巻き取る。
【0027】図8および図9は、フロントローラの繊維
束ニップ部におけるフィラメント繊維とステープル繊維
関係位置を示したもので、図8は側面図、図9は上面図
を示す。図9において、dはステープル繊維束の中心
線、e,fはフィラメント繊維の振動幅における左右端
の位置である。
束ニップ部におけるフィラメント繊維とステープル繊維
関係位置を示したもので、図8は側面図、図9は上面図
を示す。図9において、dはステープル繊維束の中心
線、e,fはフィラメント繊維の振動幅における左右端
の位置である。
【0028】フィラメント繊維の供給速度がステープル
繊維の供給速度より大きい場合において、 (A)フィラメント繊維がdからeへ、dからfへ移動
する際は、少なくともフィラメント繊維がステープル繊
維の内層部に配置して撚回されてなる形態(図3)、少
なくともフィラメント繊維の撚角度がステープル繊維の
撚角度とほぼ同じ撚角度で撚回する形態(図6)とな
り、すなわち、振動ガイドがフロントローラの糸道中央
部dから離れる方向へ動くときはフィラメント繊維の張
力が張ることにより、フロントローラへ供給されるフィ
ラメント繊維が短くなる。
繊維の供給速度より大きい場合において、 (A)フィラメント繊維がdからeへ、dからfへ移動
する際は、少なくともフィラメント繊維がステープル繊
維の内層部に配置して撚回されてなる形態(図3)、少
なくともフィラメント繊維の撚角度がステープル繊維の
撚角度とほぼ同じ撚角度で撚回する形態(図6)とな
り、すなわち、振動ガイドがフロントローラの糸道中央
部dから離れる方向へ動くときはフィラメント繊維の張
力が張ることにより、フロントローラへ供給されるフィ
ラメント繊維が短くなる。
【0029】(B)さらに、フィラメント繊維がeから
dへ、fからdへ移動する際は、(A)と逆で、フィラ
メント繊維の供給量がステープル繊維より多いため、少
なくともフィラメント繊維がステープル繊維の外層部に
配置して撚回されてなる形態(図2)、少なくともフィ
ラメント繊維の撚角度がステープル繊維の撚角度よりも
大なる撚角度で撚回する形態(図5)となる。
dへ、fからdへ移動する際は、(A)と逆で、フィラ
メント繊維の供給量がステープル繊維より多いため、少
なくともフィラメント繊維がステープル繊維の外層部に
配置して撚回されてなる形態(図2)、少なくともフィ
ラメント繊維の撚角度がステープル繊維の撚角度よりも
大なる撚角度で撚回する形態(図5)となる。
【0030】フィラメント繊維の供給速度がステープル
繊維の供給速度と同じ場合、あるいはフィラメント繊維
が張力装置を通るのみの消極送りの場合において、 (C)フィラメント繊維がdからeへ、dからfへ移動
する際は、少なくともステープル繊維がフィラメント繊
維の外層部に配置して撚回されてなる形態(図4)、少
なくともステープル繊維の撚角度がフィラメント繊維の
撚角度よりも大なる撚角度で撚回する形態(図7)とな
り、フィラメント繊維がeからdへ、fからdへ移動す
る際は、少なくともフィラメント繊維がステープル繊維
の内層部に配置して撚回されてなる形態(図3)、少な
くともフィラメント繊維の撚角度がステープル繊維の撚
角度とほぼ同じ撚角度で撚回する形態(図6)となる。
繊維の供給速度と同じ場合、あるいはフィラメント繊維
が張力装置を通るのみの消極送りの場合において、 (C)フィラメント繊維がdからeへ、dからfへ移動
する際は、少なくともステープル繊維がフィラメント繊
維の外層部に配置して撚回されてなる形態(図4)、少
なくともステープル繊維の撚角度がフィラメント繊維の
撚角度よりも大なる撚角度で撚回する形態(図7)とな
り、フィラメント繊維がeからdへ、fからdへ移動す
る際は、少なくともフィラメント繊維がステープル繊維
の内層部に配置して撚回されてなる形態(図3)、少な
くともフィラメント繊維の撚角度がステープル繊維の撚
角度とほぼ同じ撚角度で撚回する形態(図6)となる。
【0031】すなわち、振動ガイドにより、フィラメン
ト繊維の供給量が対ステープル繊維比変動することによ
り、巻付き形態が異なるものとなる。
ト繊維の供給量が対ステープル繊維比変動することによ
り、巻付き形態が異なるものとなる。
【0032】以下実施例にもとずいて、本発明をさらに
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【0033】
(実施例1)ポリエチレンテレフタレートからなる1.
5デニール、38mm長さのステープルを原料とする2
10ゲレン/30ydsの粗糸をドラフトし、ステープ
ル繊維束をフロントローラから送り出し、一方ポリエチ
レンテレフタレートからなる50デニール72フィラメ
ントのフィラメント繊維を給糸張力0.1g/d、オー
バーフィード率を6.0%に設定して供給し、振動ガイ
ドに導糸し、フロントローラとセカンドローラの間より
ステープル繊維束と同時にフロントローラから送り出
し、Z方向の撚数712T/mで撚をかけ、綿番手32
Sの複合紡績糸を得た。振動ガイドの振動数は400回
/分、フロントローラの繊維束ニップ部におけるフィラ
メント繊維の振動幅は12mm、スピンドル回転数は1
0000r.p.m.に設定した。
5デニール、38mm長さのステープルを原料とする2
10ゲレン/30ydsの粗糸をドラフトし、ステープ
ル繊維束をフロントローラから送り出し、一方ポリエチ
レンテレフタレートからなる50デニール72フィラメ
ントのフィラメント繊維を給糸張力0.1g/d、オー
バーフィード率を6.0%に設定して供給し、振動ガイ
ドに導糸し、フロントローラとセカンドローラの間より
ステープル繊維束と同時にフロントローラから送り出
し、Z方向の撚数712T/mで撚をかけ、綿番手32
Sの複合紡績糸を得た。振動ガイドの振動数は400回
/分、フロントローラの繊維束ニップ部におけるフィラ
メント繊維の振動幅は12mm、スピンドル回転数は1
0000r.p.m.に設定した。
【0034】得られた複合紡績糸の糸形態は、少なくと
もフィラメント繊維がステープル繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約35mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
もフィラメント繊維がステープル繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約35mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
【0035】なお、該複合紡績糸を用い、経88本/
吋、緯72本の平織物を製織したところ、得られた織物
は防透け効果を有するとともに、フィラメント繊維のも
つ冷たい感触、品のない光沢が改善されており、ドライ
感、暖感を有し、しかも細フィラメント繊維のソフトタ
ッチ、さらにはマイルドで深みのある光沢で、表面品位
においては霜降り柄を呈する布帛であった。
吋、緯72本の平織物を製織したところ、得られた織物
は防透け効果を有するとともに、フィラメント繊維のも
つ冷たい感触、品のない光沢が改善されており、ドライ
感、暖感を有し、しかも細フィラメント繊維のソフトタ
ッチ、さらにはマイルドで深みのある光沢で、表面品位
においては霜降り柄を呈する布帛であった。
【0036】また、該複合紡績糸の紡出時の精紡糸切れ
は1.3本/1000sp.時で、紡調は良好であっ
た。
は1.3本/1000sp.時で、紡調は良好であっ
た。
【0037】(実施例2)ポリエチレンテレフタレート
からなる1.0デニール、38mm長さのステープルを
原料とする180ゲレン/30ydsの粗糸をドラフト
し、ステープル繊維束をフロントローラから送り出し、
一方ポリエチレンテレフタレートからなる30デニール
12フィラメントのフィラメント繊維を給糸張力30g
/dに設定して供給し、振動ガイドに導糸し、フロント
ローラとセカンドローラの間よりステープル繊維束と同
時にフロントローラから送り出し、Z方向の撚数833
T/mで撚をかけ綿番手40Sの複合紡績糸を得た。振
動ガイドの振動数は400回/分、フロントローラの繊
維束ニップ部におけるフィラメント繊維の振動幅は12
mm、スピンドル回転数は10000r.p.m.に設
定した。
からなる1.0デニール、38mm長さのステープルを
原料とする180ゲレン/30ydsの粗糸をドラフト
し、ステープル繊維束をフロントローラから送り出し、
一方ポリエチレンテレフタレートからなる30デニール
12フィラメントのフィラメント繊維を給糸張力30g
/dに設定して供給し、振動ガイドに導糸し、フロント
ローラとセカンドローラの間よりステープル繊維束と同
時にフロントローラから送り出し、Z方向の撚数833
T/mで撚をかけ綿番手40Sの複合紡績糸を得た。振
動ガイドの振動数は400回/分、フロントローラの繊
維束ニップ部におけるフィラメント繊維の振動幅は12
mm、スピンドル回転数は10000r.p.m.に設
定した。
【0038】得られた複合紡績糸の糸形態は、少なくと
もステープル繊維がフィラメント繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約30mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
もステープル繊維がフィラメント繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約30mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
【0039】なお、該複合紡績糸を用い経120本/
吋、緯85本/インチのブロードを作ったところ、細繊
度ステープル繊維によるソフトタッチ、絹様の渋い光沢
と防透け効果を有し、また至って良好な反撥性、ドレー
プ性を有していた。、しかも布帛表面には上品な霜降り
柄が現れ高質感の布帛を得た。なお、工程通過性も極め
て良好であった。
吋、緯85本/インチのブロードを作ったところ、細繊
度ステープル繊維によるソフトタッチ、絹様の渋い光沢
と防透け効果を有し、また至って良好な反撥性、ドレー
プ性を有していた。、しかも布帛表面には上品な霜降り
柄が現れ高質感の布帛を得た。なお、工程通過性も極め
て良好であった。
【0040】(実施例3)エジプト綿(80S用コーマ
綿)160ゲレン/30ydsの粗糸をドラフトし、ス
テープル繊維束をフロントローラから送り出し、一方ポ
リエチレンテレフタレートからなる30デニール12フ
ィラメントのフィラメント繊維を給糸張力30g/dに
設定して供給し、振動ガイドに導糸し、フロントローラ
とセカンドローラの間よりステープル繊維束と同時にフ
ロントローラから送り出し、Z方向の撚数980T/m
で撚をかけ綿番手60Sの複合紡績糸を得た。振動ガイ
ドの振動数は400回/分、フロントローラの繊維束ニ
ップ部におけるフィラメント繊維の振動幅は12mm、
スピンドル回転数は8000r.p.m.に設定した。
綿)160ゲレン/30ydsの粗糸をドラフトし、ス
テープル繊維束をフロントローラから送り出し、一方ポ
リエチレンテレフタレートからなる30デニール12フ
ィラメントのフィラメント繊維を給糸張力30g/dに
設定して供給し、振動ガイドに導糸し、フロントローラ
とセカンドローラの間よりステープル繊維束と同時にフ
ロントローラから送り出し、Z方向の撚数980T/m
で撚をかけ綿番手60Sの複合紡績糸を得た。振動ガイ
ドの振動数は400回/分、フロントローラの繊維束ニ
ップ部におけるフィラメント繊維の振動幅は12mm、
スピンドル回転数は8000r.p.m.に設定した。
【0041】得られた複合紡績糸の糸形態は、少なくと
もステープル繊維がフィラメント繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約20mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
もステープル繊維がフィラメント繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約20mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
【0042】この複合紡績糸を経160本/吋、緯12
0本/吋の平織組織で製織し、染色加工を施したとこ
ろ、細フィラメント繊維によるソフトタッチ、マイルド
な光沢と防透け効果を有し、抗ピル効果が大きく、さら
には至って良好な表面品位、ドレープ性を有していた。
なお、工程通過性も極めて良好であった。
0本/吋の平織組織で製織し、染色加工を施したとこ
ろ、細フィラメント繊維によるソフトタッチ、マイルド
な光沢と防透け効果を有し、抗ピル効果が大きく、さら
には至って良好な表面品位、ドレープ性を有していた。
なお、工程通過性も極めて良好であった。
【0043】(実施例4)ポリエチレンテレフタレート
からなる1.5デニール、38mm長さのステープルを
原料とする160ゲレン/30ydsの粗糸をドラフト
し、ステープル繊維束をフロントローラから送り出し、
一方ポリエチレンテレフタレートからなる30デニール
72フィラメントのフィラメント繊維を給糸張力0.2
g/d、オーバーフィード率を2.0%に設定して供給
し、振動ガイドに導糸し、フロントローラとセカンドロ
ーラの間よりステープル繊維束と同時にフロントローラ
から送り出し、Z方向の撚数980T/mで撚をかけ綿
番手60Sの複合紡績糸を得た。振動ガイドの振動数は
400回/分、フロントローラの繊維束ニップ部におけ
るフィラメント繊維の振動幅は12mm、スピンドル回
転数は8000r.p.m.に設定した。
からなる1.5デニール、38mm長さのステープルを
原料とする160ゲレン/30ydsの粗糸をドラフト
し、ステープル繊維束をフロントローラから送り出し、
一方ポリエチレンテレフタレートからなる30デニール
72フィラメントのフィラメント繊維を給糸張力0.2
g/d、オーバーフィード率を2.0%に設定して供給
し、振動ガイドに導糸し、フロントローラとセカンドロ
ーラの間よりステープル繊維束と同時にフロントローラ
から送り出し、Z方向の撚数980T/mで撚をかけ綿
番手60Sの複合紡績糸を得た。振動ガイドの振動数は
400回/分、フロントローラの繊維束ニップ部におけ
るフィラメント繊維の振動幅は12mm、スピンドル回
転数は8000r.p.m.に設定した。
【0044】得られた複合紡績糸の糸形態は、少なくと
もステープル繊維がフィラメント繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約20mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
もステープル繊維がフィラメント繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分の、2種の異なった複合形態が
約20mmピッチで、糸長さ方向に周期的に存在するも
のであった。
【0045】なお、該複合紡績糸を用い28ゲージ/吋
のトリコット編機にかけ、100g/m2 の編地を製編
したところ、得られた編地はフィラメント繊維のもつ冷
たい感触、品のない光沢が改善されており、ドライ感、
暖感を有し、しかも細フィラメント繊維のソフトタッ
チ、さらにはマイルドで深みのある光沢を呈するシャ
ツ、ブラウス用布帛として良好な布帛品位であった。
のトリコット編機にかけ、100g/m2 の編地を製編
したところ、得られた編地はフィラメント繊維のもつ冷
たい感触、品のない光沢が改善されており、ドライ感、
暖感を有し、しかも細フィラメント繊維のソフトタッ
チ、さらにはマイルドで深みのある光沢を呈するシャ
ツ、ブラウス用布帛として良好な布帛品位であった。
【0046】また、該複合紡績糸の紡出時の精紡糸切れ
は2.1本/1000sp.時で、紡調は良好で、さら
には、一般的に紡績糸は製編できないといわれているト
リコット編においても工程通過性は問題なかった。
は2.1本/1000sp.時で、紡調は良好で、さら
には、一般的に紡績糸は製編できないといわれているト
リコット編においても工程通過性は問題なかった。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、フィラメント繊維のも
つ冷たい感触、品のない光沢を改善するとともに、編織
物としたときに透け防止性に優れ、しかもドライ感、暖
感を有するものである。さらには霜降り状の高級な布帛
表面品位を有するものである。また、ステープル繊維の
繊維長さ以下の複合形態周期となるようにフィラメント
繊維を振動さすことにより、リング紡績機の操業性大幅
に向上できる。
つ冷たい感触、品のない光沢を改善するとともに、編織
物としたときに透け防止性に優れ、しかもドライ感、暖
感を有するものである。さらには霜降り状の高級な布帛
表面品位を有するものである。また、ステープル繊維の
繊維長さ以下の複合形態周期となるようにフィラメント
繊維を振動さすことにより、リング紡績機の操業性大幅
に向上できる。
【0048】さらにまた、フィラメント繊維の持つ均整
性を合わせ持つことにより、布帛形成時において従来紡
績糸に比べ、格段に良好な工程通過性を発揮する。
性を合わせ持つことにより、布帛形成時において従来紡
績糸に比べ、格段に良好な工程通過性を発揮する。
【図1】本発明の複合紡績糸の製造装置の一例を示す概
略図である。
略図である。
【図2】本発明の複合紡績糸の一例をモデル的に示す概
略横断面図(A)と概略横側面図(B)である。
略横断面図(A)と概略横側面図(B)である。
【図3】本発明の複合紡績糸の他の一例をモデル的に示
す概略横断面(A)と概略横側面図(B)である。
す概略横断面(A)と概略横側面図(B)である。
【図4】本発明の複合紡績糸のさらに他の一例をモデル
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
【図5】本発明の複合紡績糸のさらに他の一例をモデル
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
【図6】本発明の複合紡績糸のさらに他の一例をモデル
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
【図7】本発明の複合紡績糸のさらに他の一例をモデル
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
的に示す概略横断面(A)と概略横側面図(B)であ
る。
【図8】本発明の複合紡績糸の製造装置の要部の一例を
示す概略側面図である。
示す概略側面図である。
【図9】本発明の複合紡績糸の製造装置の要部の一例を
示す概略上面図である。
示す概略上面図である。
1:一対のバックローラ 2:一対のセカンドローラ 3:フロントトップローラ 4:フロントボトムローラ 5:フィラメント繊維ボビン 6:ステープル繊維束ボビン 7:複合紡績糸ボビン 8:一対のフィラメント繊維フィードローラ 9:振動ガイド a:フィラメント繊維 b:ステープル繊維束 c:本発明の複合紡績糸 d:ステープル繊維束供給の中心線 e:フィラメント繊維振動幅の左端 f:フィラメント繊維振動幅の右端 α:フィラメント繊維のヨリ角度 β:ステープル繊維のヨリ角度
Claims (11)
- 【請求項1】フィラメント繊維とステープル繊維が実撚
で撚回されてなる複合紡績糸であって、フィラメント繊
維とステープル繊維の複合形態が、該複合紡績糸の糸軸
方向に沿ってのびる方向に、2種以上の異なった複合形
態で存在することを特徴とする複合紡績糸。 - 【請求項2】2種以上の異なった複合形態が、少なくと
もフィラメント繊維がステープル繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分であることを特徴とする請求項
1に記載の複合紡績糸。 - 【請求項3】2種以上の異なった複合形態が、少なくと
もステープル繊維がフィラメント繊維の外層部に配置し
て撚回されてなる形態を含む部分と、少なくともフィラ
メント繊維がステープル繊維の内層部に配置して撚回さ
れてなる形態を含む部分であることを特徴とする請求項
1に記載の複合紡績糸。 - 【請求項4】2種以上の異なった複合形態が、少なくと
もフィラメント繊維の撚角度がステープル繊維の撚角度
よりも大なる撚角度で撚回する形態をふくむ部分と、少
なくともフィラメント繊維の撚角度がステープル繊維の
撚角度とほぼ同じ撚角度で撚回する形態をふくむ部分で
あることを特徴とする請求項1に記載の複合紡績糸。 - 【請求項5】2種以上の異なった複合形態が、少なくと
もステープル繊維の撚角度がフィラメント繊維の撚角度
よりも大なる撚角度で撚回する形態をふくむ部分と、少
なくともフィラメント繊維の撚角度がステープル繊維の
撚角度とほぼ同じ撚角度で撚回する形態をふくむ部分で
あることを特徴とする請求項1に記載の複合紡績糸。 - 【請求項6】2種以上の異なった複合形態の1形態の長
さが、ステープル繊維の平均長さよりも短いことを特徴
とする請求項1に記載の複合紡績糸。 - 【請求項7】フィラメント繊維とステープル繊維を上下
一対のフロントローラより送り出し撚合わせる複合紡績
糸の製造方法において、ステープル繊維束をドラフトし
て紡出する際に、フロントローラへ供給する直前におい
て、フィラメント繊維をフロントローラの送り出す方向
と異なる方向に振動させ、ステープル繊維と同時に紡出
し、撚合わせることを特徴とする複合紡績糸の製造方
法。 - 【請求項8】フィラメント繊維の振動幅が上下一対のフ
ロントローラの繊維ニップ部において、フロントローラ
幅より小さく、かつステープル繊維束の供給幅より大き
いことを特徴とする請求項7に記載の複合紡績糸の製造
方法。 - 【請求項9】フィラメント繊維の振動幅がステープル繊
維束の供給幅と交差することを特徴とする請求項7また
は8に記載の複合紡績糸の製造方法。 - 【請求項10】フィラメント繊維の供給速度がステープ
ル繊維の供給速度より大きいことを特徴とする請求項7
〜9のいずれかに記載の複合紡績糸の製造方法。 - 【請求項11】フィラメント繊維の供給速度がステープ
ル繊維の供給速度より小さいことを特徴とする請求項7
〜9のいずれかに記載の複合紡績糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24307897A JPH1181072A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 複合紡績糸およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24307897A JPH1181072A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 複合紡績糸およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1181072A true JPH1181072A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17098460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24307897A Pending JPH1181072A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 複合紡績糸およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1181072A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111172640A (zh) * | 2019-09-25 | 2020-05-19 | 武汉纺织大学 | 间隔色彩纱及其制备方法 |
| CN111188109A (zh) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 香港纺织及成衣研发中心 | 长丝短纤维复合纺纱方法、纺纱设备及复合纱线 |
| CN113832584A (zh) * | 2021-10-29 | 2021-12-24 | 浙江汇纤纺织科技有限公司 | 一种分层结构芯层无捻包芯纱的纺制方法 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24307897A patent/JPH1181072A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111188109A (zh) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 香港纺织及成衣研发中心 | 长丝短纤维复合纺纱方法、纺纱设备及复合纱线 |
| CN111172640A (zh) * | 2019-09-25 | 2020-05-19 | 武汉纺织大学 | 间隔色彩纱及其制备方法 |
| CN113832584A (zh) * | 2021-10-29 | 2021-12-24 | 浙江汇纤纺织科技有限公司 | 一种分层结构芯层无捻包芯纱的纺制方法 |
| CN113832584B (zh) * | 2021-10-29 | 2022-08-23 | 浙江汇纤纺织科技有限公司 | 一种分层结构芯层无捻包芯纱的纺制方法 |
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