[go: up one dir, main page]

JPH1180131A - エチニルピリミジン誘導体 - Google Patents

エチニルピリミジン誘導体

Info

Publication number
JPH1180131A
JPH1180131A JP9251348A JP25134897A JPH1180131A JP H1180131 A JPH1180131 A JP H1180131A JP 9251348 A JP9251348 A JP 9251348A JP 25134897 A JP25134897 A JP 25134897A JP H1180131 A JPH1180131 A JP H1180131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
mmol
solution
added
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9251348A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Kitano
靖典 北野
Eiji Kawahara
英治 河原
Hisao Takayanagi
久男 高柳
Takeshi Suzuki
毅 鈴木
Atsushi Oya
淳 大矢
Hiroto Hara
啓人 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP9251348A priority Critical patent/JPH1180131A/ja
Publication of JPH1180131A publication Critical patent/JPH1180131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強力なチロシンキナーゼ阻害活性及び癌細胞
増殖抑制作用を有し、制癌剤、免疫抑制剤、血小板凝集
阻害剤、動脈硬化治療薬、抗炎症剤、または癌細胞増殖
抑制薬として有用な新規な化合物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)で表される新規なエチ
ニルピリミジン誘導体。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なエチニルピ
リミジン誘導体に関する。さらに詳しくは、本発明はチ
ロシン特異的プロテインキナーゼ(以下、チロシンキナ
ーゼ)阻害活性を有するエチニルピリミジン誘導体に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】癌の
化学療法においては、DNA合成を阻害する薬剤や細胞
分裂を阻害する薬剤が多く用いられている。これらの薬
剤は一般には細胞に対し毒性を示し、急速に分裂する癌
細胞に対しその作用が有効である場合もあるが、多くの
場合その作用が癌細胞に限定されないため強い毒性を有
し、その結果それに基づく副作用が大きな問題になって
いるのが現状である。
【0003】チロシンキナーゼは細胞の分化・増殖や細
胞内情報伝達機構において中心的な機能を司ることが良
く知られている。したがって細胞内チロシンキナーゼ活
性の制御の破綻は細胞の分化増殖機構や細胞情報伝達機
構の異常をもたらし、多くの疾患の発症に直接的に関与
するものと考えられている。例えば動脈硬化(Am.
J.Physiol.1991,260(4−part
1),C721−C730.);Biochem.Bi
ophys.Res.Commun.1993,192
(3),1319−1326.等)、血小板凝集(FE
BS Letters.1990,263(1),10
4−108.;FEBS Letters.1992,
309(1),10−14.等)、免疫異常(FEBS
Letters.1991,279(2),319−
322.;J Immunol.1991,146
(9),2965−2971.;Nature,199
2,358,253−255.等)、乾癬(J.Inv
est.Deruatol.1990,95,75−9
5);炎症(Molecular Pharmacol
ogy.1990,37,519−525.;Inte
rnational Immunology.199
2,4(4),447−453.等)等である。またチ
ロシンキナーゼ活性は正常細胞に比べ、より頻繁に腫瘍
細胞において検出されることも知られている(Cel
l,1987,50,823)。なかでもHER2、E
GFレセプター等の増殖因子受容体チロシンキナーゼは
癌の形成への関与が大きいことが明らかとなってきてお
り、臨床的にもヒト癌細胞においてこの受容体チロシン
キナーゼ活性が特に亢進していることも見いだされてい
る(Cancer Res.1991,51,4430
−4435;Cancer Res.1992,52,
3636−3641.;Cancer Chemoth
er.Pharmacol.1993,32,1−1
9.等)。さらに、脳、肺、胃腸、頭頸部、膀胱、前立
腺、卵巣、食道、子宮等、数多くの腫瘍においてHER
2、EGFレセプターのチロシンキナーゼが過剰に発現
していることも示されている(Med.Bull.,1
991,47,87;Expert.Opin.Inv
est.Drugs,1994,3(6),577−5
95;特開平5−208911)。また癌の転移に関係
の深い血管新生においてもEGFレセプターの関与が示
されている(J.Biol.Chem.1995,12
9,895−898;Cancer Res.199
5,55,3772−3776)。従って、チロシンキ
ナーゼ活性を阻害する薬剤が動脈硬化等の上記に示した
チロシンキナーゼが関与する疾患の予防や治療の他、新
しい作用機序を有し、多くの癌種に適応しうる副作用の
少ない制癌剤として有用であると考えられる。
【0004】従来のチロシンキナーゼ阻害物質として
は、例えば、アーブスタチン(Erbstatin)、
ラベンダスチン(Lavendustin)、ハービマ
イシンA(HerbimycinA)、ゲニスタイン
(Genistein)、ベンジリデンマロノニトリル
誘導体(特開平2−138238号公報)、α−シアノ
ケイ皮酸アミド誘導体(特開昭62−39523号公
報)、3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシスチレ
ン誘導体(特開昭62−39522号公報)、3,5−
t−ブチル−4−ヒドロキシスチレン誘導体(特開昭6
2−39523号公報)等が挙げられ、また最近では、
キナゾリン誘導体(特開平6−73025号公報、特開
平5−208911号公報)に代表されるジアリルアミ
ン化合物(Exp.Opin.Ther.Patent
s,1995,5(12),1245−57;ibi
d,805−817)が報告されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、特定構造のエチニルピリミジン誘導体が強力な
チロシンキナーゼ阻害活性と癌細胞増殖抑制作用を有す
ることを見い出し、本発明に到達した。即ち、本発明の
要旨は、下記一般式(I)で表されるエチニルピリミジ
ン誘導体並びにそれらの水和物、薬理学的に許容される
塩、光学活性形、ラセミ体およびジアステレオマー混合
物(以下、「本発明のエチニルピリミジン誘導体」とも
いう)、
【0006】
【化21】
【0007】〔但し、上記一般式(I)中、A、Bはそ
れぞれ独立して(1)ニトロ基;(2)−(CH2 n'
NR3 4 (式中、n′は0または1を表し、R3 、R
4 はそれぞれ独立して(a)水素原子;または(b)カ
ルボキシル基もしくはC1 〜C5 のアルコキシカルボニ
ル基で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルキル基を
表す);またはA、Bが一緒になって環を形成し、
(3)
【0008】
【化22】
【0009】〔式中、X1 〜X4 はそれぞれ独立して
(a)水素原子、(b)ハロゲン原子、(c)ニトロ
基、(d)−OR′(式中、R′は(i)酸素原子を1
個含んでいてもよいC3 〜C8 のシクロアルキル基、ま
たは(ii)C1 〜C5 アルコキシ基、アミノ基もしくは
モルホリノ基で置換されていてもよいC1 〜C5 のアル
キル基を表す)、(e)C1 〜C5 のアルキル基で置換
されていてもよいアミノ基を表すか、または(f)隣接
する置換基が一緒になって環を形成し、C1 〜C5 のオ
キシアルキレン基を表す);(4)
【0010】
【化23】
【0011】(式中、X5 〜X7 はそれぞれ独立して水
素原子、ハロゲン原子、C1 〜C5 のアルコキシ基また
はC1 〜C5 のアルキル基で置換されていてもよいアミ
ノ基を表す);(5)
【0012】
【化24】
【0013】(式中、X8 〜X10はそれぞれ独立して水
素原子、ハロゲン原子、C1 〜C5 のアルコキシ基また
はC1 〜C5 のアルキル基で置換されていてもよいアミ
ノ基を表す);(6)
【0014】
【化25】
【0015】(式中、X11およびX12は水素原子;もし
くはC1 〜C5 のアルキル基を表す);(7)
【0016】
【化26】
【0017】〔式中、Wは窒素原子またはC−X15(式
中、X15は水素原子またはC1 〜C5のアルキル基を表
す)を表し、X13およびX14は水素原子またはC1 〜C
5 のアルキル基を表す〕;(8)
【0018】
【化27】
【0019】(式中、X16およびX17は水素原子または
1 〜C5 のアルキル基を表す)を表し、R1 は(1)
水素原子;(2)ハロゲン原子;(3)ハロゲン原子で
置換されていてもよいフェニル基;(4)フェニル基で
置換されていてもよいC1 〜C5のアルキル基;(5)
カルボキシル基もしくはC1 〜C5 のアルコキシカルボ
ニル基で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルコキシ
基;(6)ヒドロキシル基;または(7)C1 〜C5
アルキル基もしくはC1 〜C5 のアルカノイル基で置換
されていてもよいアミノ基を表し、R2 は(1)
【0020】
【化28】
【0021】<式中、R3 、R4 はそれぞれ独立して、
(a)水素原子;(b)ハロゲン原子、ピリジル基、ピ
リダジニル基、もしくはC3 〜C8 のシクロアルキル基
で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルキル基;
(c)−COR6 (式中、R6 は(i)ヒドロキシル
基;(ii)C1 〜C5 のアルコキシ基;(iii)C1 〜C
5 のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基;また
は(iv)ハロゲン原子もしくはC1 〜C5 のアルコキシ
基で置換されていてもよいフェニル基を表す);(d)
【0022】
【化29】
【0023】(式中、jは0、1、2または3を表し、
1 、Z2 、Z3 はそれぞれ独立して、(i)水素原
子;(ii)ハロゲン原子;(iii)ヒドロキシル基;(i
v)C1 〜C5 のアルコキシ基;または(v)C1 〜C
5 のアルコキシカルボニル基を表す);または、R3
4 が互いに環を形成し、(e)(i)C1 〜C5 のア
ルキル基、または(ii)−(CH2 n ″R20(式中、
n″は0、1または2を表し、R20はカルボキシル基を
表すか、またはカルボキシル基もしくはC1 〜C5 のア
ルコキシカルボニル基で置換されていてもよいC3 〜C
8 のシクロアルキル基を表す)で置換されていてもよい
アミノ基;(f)
【0024】
【化30】
【0025】(式中、R21はカルボキシル基またはC1
〜C5 のアルコキシカルボニル基を表す);(g)
【0026】
【化31】
【0027】(式中、kは1、2、3または4を表し、
7 は(i)ヒドロキシル基;(ii)ヒドロキシル基も
しくはC1 〜C5 アルキル基で置換されていてもよいア
ミノ基;または(iii)C1 〜C5 のアルコキシ基を表
す);(h)
【0028】
【化32】
【0029】(i)
【0030】
【化33】
【0031】(j)
【0032】
【化34】
【0033】;または(k)
【0034】
【化35】
【0035】を表す。R5 は(a)ヒドロキシル基;
(b)C1 〜C5 のアルキル基;(c)C1 〜C5 のア
ルコキシカルボニル基;(d)C1 〜C5 のアルカノイ
ルオキシ基;(e)カルボキシル基;(f)
【0036】
【化36】
【0037】〔式中、mは0または1を表し、nは0、
1、2または3を表し、Eは(i)酸素原子;(ii)−
NHSO2 −;(iii)−NHCO−;または(iv)−N
7 −(式中、R7 は1)水素原子;2)C1 〜C5
アルキル基;もしくは3)ヒドロキシル基、カルボキシ
ル基、もしくはC1 〜C5 のアルコキシカルボニル基で
置換されていてもよいC1 〜C5 のアルキル基を表す)
を表し、Y1 、Y2 、Y3 はそれぞれ独立して、(i)
水素原子;(ii)ハロゲン原子;(iii)ヒドロキシル
基;(iv)C1 〜C5 のアルキル基;または(v)C1
〜C5 のアルコキシ基を表す〕;(g)−O−(CO)
p −G−COR8 〔式中、pは0または1を表し、Gは
(i)ヒドロキシル基もしくはアセトキシ基で置換され
ていてもよいC1 〜C5 のアルキレン基;または(ii)
【0038】
【化37】
【0039】を表し、R8 は(i)ヒドロキシル基;
(ii)C1 〜C5 のアルコキシ基;または(iii)C1
5 のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基を表
す〕;(h)−NR9 10{式中、R9 、R10はそれぞ
れ独立して、(i)水素原子;(ii)C1 〜C5 のアル
キル基;(iii)C1 〜C5 のアルコキシカルボニル基で
置換されていてもよいC3 〜C8 のシクロアルキル基;
または(iv)−(CO)q−L−(CO)r 11〔式
中、qおよびrは0または1を表し、Lは1)ヒドロキ
シル基もしくはアセトキシ基で置換されていてもよく、
酸素原子を介していてもよいC1 〜C5 のアルキレン
基;または2)C3 〜C8 のシクロアルキレン基を表
し、R11は1)ヒドロキシル基;2)C1 〜C20のアル
コキシ基;3)ピバロイルオキシメトキシ基;または
4)−NR1213(式中、R12はa)水素原子;b)ヒ
ドロキシル基;またはc)C1 〜C5 のアルキル基を表
し、R13はa)水素原子;b)フェニル基、カルボキシ
ル基もしくはヒドロキシル基で置換されていてもよいC
1 〜C5 のアルキル基;c)C1 〜C7 のアルコキシカ
ルボニル基;d)シアノ基;e)フェニル基もしくはC
1 〜C5 のアルキル基で置換されていてもよいカルバモ
イル基;f)フェニル基もしくはC1 〜C5 のアルキル
基で置換されていてもよいスルホニル基;またはg)C
1 〜C5 のアルカノイル基を表す)〕を表すか、または
9 、R10が一緒になって環を形成し、(v)
【0040】
【化38】
【0041】〔式中、tおよびuは0、1または2を表
し、R14は1)ヒドロキシル基;2)C1 〜C20のアル
コキシ基;3)ピバロイルオキシメトキシ基;4)−N
1516(式中、R15はa)水素原子;b)ヒドロキシ
ル基;またはc)C1 〜C5 のアルキル基を表し、R16
はa)水素原子;b)フェニル基、カルボキシル基およ
び/またはヒドロキシル基で置換されていてもよいC1
〜C5 のアルキル基;またはc)シアノ基を表す)〕;
(vi)
【0042】
【化39】
【0043】〔式中、sは0、1、または2を表し、R
17は1)ヒドロキシル基;2)C1 〜C20のアルコキシ
基;3)ピバロイルオキシメトキシ基;または4)ヒド
ロキシル基もしくはC1 〜C5 のアルキル基で置換され
ていてもよいアミノ基を表す〕を表す}を表す>を表す
か、または、(2)
【0044】
【化40】
【0045】(式中、CyAはベンゼン環、ピリジン
環、またはピロール環を表し、Qはハロゲン原子で置換
されていてもよいフェニル基を表し、Vは(1)水素原
子、(2)C1 〜C5 のアルコキシカルボニル基、
(3)カルボキシル基、または(4)C1 〜C5 のアル
コキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換され
ていてもよいC1 〜C5 アルキル基を表す)を表す〕;
これらの化合物および薬学的に許容される担体を含んで
なる医薬組成物に存する。本発明の医薬組成物は、チロ
シンキナーゼの活性の亢進に起因する疾患に対する予防
及び/又は治療剤、具体的には、制癌剤、免疫抑制剤、
血小板凝集阻害剤、動脈硬化治療薬、抗炎症剤、癌細胞
増殖抑制薬として使用される。なお、以下、本発明にお
いてはこれらを単に「チロシンキナーゼ阻害薬」ともい
う。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき詳細に説明す
る。本発明の化合物は前記一般式(I)で表されるエチ
ニルピリミジン誘導体である。一般式(I)において、
定義されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられ、C1 〜C5 のア
ルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、ネオペンチル基等が挙げられ、C1 〜C5
アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ
基、iso−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、ter
t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオペンチル
オキシ基等が挙げられる。C1 〜C5 のアルカノイル基
としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、
ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基等が挙げられ
る。
【0047】また前記一般式(I)で表される本発明の
エチニルピリミジン誘導体は、公知の方法により相当す
る酸または塩基によって塩に変換される。形成しうる塩
としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩等
の無機酸塩、あるいはぎ酸塩、酢酸塩、プロピオン酸
塩、乳酸塩、しゅう酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、
クエン酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、フタル酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、4−トルエンスルホン酸、イセチオン
酸塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩等の有機酸の塩が
挙げられる。また、エチニルピリミジン誘導体がカルボ
ン酸等の酸性基を有する場合には、ナトリウム塩、カリ
ウム塩等のアルカリ金属の塩、マグネシウム塩、カルシ
ウム塩等のアルカリ土類金属の塩、あるいは、アンモニ
ウム塩、薬理学的に許容される有機アミン(テトラメチ
ルアンモニウム、トリエチルアミン、シクロヘキシルア
ミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリス(ヒドロキシ
エチル)アミン、リジン、アルギニン、N−メチル−D
−グルカミン等)の塩が挙げられる。なお、エチニルピ
リミジン誘導体が第3級のアミノ基および/またピリジ
ル基を有する場合には、それぞれ、アンモニウム塩、ピ
リジニウム塩を形成する場合もある。
【0048】なお、本発明のエチニルピリミジン誘導体
は、水和物も形成することができる。以下、本発明の具
体例を示す。以下、Meは、メチル基を、Etはエチル
基を、Prはプロピル基を、Buはブチル基を、Phは
フェニル基を表す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】
【表10】
【0059】
【表11】
【0060】
【表12】
【0061】
【表13】
【0062】
【表14】
【0063】
【表15】
【0064】
【表16】
【0065】
【表17】
【0066】
【表18】
【0067】
【表19】
【0068】
【表20】
【0069】
【表21】
【0070】
【表22】
【0071】
【表23】
【0072】
【表24】
【0073】
【表25】
【0074】
【表26】
【0075】
【表27】
【0076】
【表28】
【0077】
【表29】
【0078】
【表30】
【0079】
【表31】
【0080】
【表32】
【0081】
【表33】
【0082】
【表34】
【0083】
【表35】
【0084】
【表36】
【0085】
【表37】
【0086】
【表38】
【0087】
【表39】
【0088】
【表40】
【0089】
【表41】
【0090】
【表42】
【0091】
【表43】
【0092】
【表44】
【0093】
【表45】
【0094】
【表46】
【0095】
【表47】
【0096】
【表48】
【0097】
【表49】
【0098】
【表50】
【0099】
【表51】
【0100】
【表52】
【0101】
【表53】
【0102】
【表54】
【0103】
【表55】
【0104】
【表56】
【0105】
【表57】
【0106】
【表58】
【0107】
【表59】
【0108】
【表60】
【0109】
【表61】
【0110】
【表62】
【0111】
【表63】
【0112】
【表64】
【0113】
【表65】
【0114】
【表66】
【0115】
【表67】
【0116】
【表68】
【0117】
【表69】
【0118】
【表70】
【0119】
【表71】
【0120】
【表72】
【0121】
【表73】
【0122】
【表74】
【0123】
【表75】
【0124】
【表76】
【0125】
【表77】
【0126】
【表78】
【0127】
【表79】
【0128】
【表80】
【0129】
【表81】
【0130】
【表82】
【0131】
【表83】
【0132】
【表84】
【0133】
【表85】
【0134】
【表86】
【0135】
【表87】
【0136】
【表88】
【0137】
【表89】
【0138】
【表90】
【0139】
【表91】
【0140】
【表92】
【0141】
【表93】
【0142】
【表94】
【0143】
【表95】
【0144】
【表96】
【0145】
【表97】
【0146】
【表98】
【0147】
【表99】
【0148】
【表100】
【0149】
【表101】
【0150】
【表102】
【0151】
【表103】
【0152】
【表104】
【0153】
【表105】
【0154】
【表106】
【0155】
【表107】
【0156】
【表108】
【0157】
【表109】
【0158】
【表110】
【0159】
【表111】
【0160】
【表112】
【0161】
【表113】
【0162】
【表114】
【0163】
【表115】
【0164】
【表116】
【0165】
【表117】
【0166】
【表118】
【0167】
【表119】
【0168】
【表120】
【0169】
【表121】
【0170】
【表122】
【0171】
【表123】
【0172】
【表124】
【0173】
【表125】
【0174】
【表126】
【0175】
【表127】
【0176】
【表128】
【0177】
【表129】
【0178】本発明化合物の製造法 1)上記一般式(I)で表される化合物のうち、R1
水素原子;塩素原子、臭素原子;フェニル基で置換され
ていてもよいC1 〜C5 のアルキル基;無置換のアミノ
基;ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を
表す化合物の製造法 例えばScheme 1の様なルートで製造できる。
【0179】
【化41】
【0180】(式中、LGは塩素原子、パラトルエンス
ルホニル基等の脱離基を表し、R1aは既に定義したR1
のうち、水素原子、塩素原子、臭素原子、アミノ基、フ
ェニル基で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルキル
基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を
表す。A、B及びR2 は既に定義した通り。Meはリチ
ウム、ハロゲン化マグネシウム、トリアルキルスズ等の
金属原子団を表す) すなわち、化合物IIと化合物III をテトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、ベンゼン、
トルエン等の炭化水素系溶媒、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒中、あるい
はそれらの混合溶媒中、1〜10当量のトリエチルアミ
ン、ジエチルアミン、ピリジン等の塩基、0.001〜
0.5当量のPd(PPh3 4 、PdCl2 (PPh
3 2 等のパラジウム錯体、0.001〜0.5当量の
CuI、CuCl等の銅(I)化合物の存在下、あるい
は非存在下、+20℃〜+200℃で5分間〜48時間
反応させることにより化合物Iを製造することができ
る。この際、化合物III の代わりに、化合物III をテト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル系溶
媒、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶媒中でブチル
リチウム、臭化エチルマグネシウム等の有機金属化合物
を作用させて調整できるアセチリドIII ′(Met=リ
チウム、ハロゲン化マグネシウム)やさらにこれを塩化
トリアルキルスズ化合物やトリアルコキシホウ素化合物
と作用させて調整できるIII ′{Met=SnR3 、B
(OR)2 }(Rは低級アルキル基、または水素原子を
表す)を用いる事もできる。化合物IIはその構造に応
じ、次のようにして製造できる(Scheme 2−
4)。
【0181】
【化42】
【0182】(式中、R1bは水素原子、フェニル基で置
換されていてもよいC1 〜C5 アルキル基、アミノ基、
ヒドロキシル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい
フェニル基を表し、R1cは、水素原子、フェニル基で置
換されていてもよいC1 〜C5のアルカノイル基、ハロ
ゲン原子で置換されていてもよいベンゾイル基を表し、
R′はヒドロキシル基または低級アルコキシ基を表し、
R″はCNまたはCONH2 を表す) a)化合物IIが2環性縮合環(プテリジン環を除く、即
ち、A、Bが一緒になって環を形成するが
【0183】
【化43】
【0184】以外を表す場合)を表す場合 化合物IIは対応する前駆体IVをベンゼン、トルエン等の
炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等のハ
ロゲン系炭化水素中、ジメチルホルムアミド等の適当な
溶媒中、または無溶媒で1〜10当量のジエチルアニリ
ン、ピリジン等の塩基存在下または非存在下、オキシ塩
化リン、五塩化リン、塩化チオニル、オキシ臭化リン
等、またはそれらの適当な混合物と+20℃〜+200
℃の温度で5分間〜48時間反応させる方法で製造する
ことができる{II(R1a=Cl、Br)の場合はIV(R
1b=OH)を用いる}。化合物IIの内、LGがパラトル
エンスルホニル基、メタンスルホニル基、トリフルオロ
メタンスルホニル基を表す化合物が必要な場合は対応す
るIVをテトラヒドロフラン、トルエン、ジメチルホルム
アミド等の適当な溶媒中、ピリジン等の塩基存在下、塩
化パラトルエンスルホニル、塩化メタンスルホニル、無
水トリフルオロメタンスルホン酸等をそれぞれ作用させ
ることによって製造できる。
【0185】さらに、化合物IVのうちR1bが水素原子、
フェニル基で置換されていてもよいC1 〜C5 アルキル
基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を
表す化合物の場合、アミノ酸V(R′=OH)もしくは
そのエステル体V(R′=低級アルコキシ基)と対応す
るアミド(R1b−CONH2 )、チオアミド(R1b−C
SNH2 )と適当な溶媒中、もしくは無溶媒または反応
剤を溶媒兼用として用い、+20℃〜+250℃の温度
で5分間〜48時間反応させる方法や、アミド体V(R
=NH2 )と反応剤であるエステル{R1b−CO2
(R=低級アルキル)}またはオルトエステル{R1b
C(OR′)3 (R′=低級アルキル基)}と適当な溶
媒中、もしくは反応剤を溶媒兼用として用い、+20℃
〜+250℃の温度で5分間〜48時間反応させる方法
で製造できる。さらに対応するアミノニトリルVI(R″
=CN)を水酸化ナトリウム水溶液等のアルカリ存在
下、0.1〜5当量の過酸化水素を+20℃〜+250
℃の温度で5分間〜48時間反応させる方法で化合物IV
が製造できる。またアミノニトリルVI(R1c=H)とギ
酸と例えば無水酢酸の様な適当な酸無水物より調整でき
る混合酸無水物を+50℃〜+200℃の温度で5分間
〜48時間反応させる方法でもIV(R1b=H)を製造で
きる。化合物IVのうちR1bがアミノ基を表す化合物の場
合はエステル体(V;R′=低級アルコキシ基)をメタ
ノール、エタノール等適当な溶媒中、0.5〜100当
量のシアナミド(H2 NCN)を+20℃〜+150℃
の温度で5分間〜48時間反応させる方法で製造でき
る。また、化合物IVのうちR1bがアミノ基、またはヒド
ロキシル基を表す化合物の場合はscheme2′に示
す様に、V(R′=OH)をベンゼン、ジクロロメタ
ン、水等の適当な溶媒中、水酸化ナトリウム水溶液、ト
リエチルアミン等の塩基存在下ホスゲン、トリホスゲン
を反応させ、V′とした後、尿素およびグアニジン塩を
それぞれ作用させることでも製造できる。
【0186】b)化合物IIがピリミジン単環を表す場合
{即ち、化合物IIでA、Bが−(CH2 n'NR3 4
(式中、n′、R3 およびR4 は既に定義した通り)、
またはニトロ基で表される場合} 化合物IIは化合物VII を水、メタノール、トルエン、ジ
エチルエーテル等の適当な溶媒中、0.1〜10当量の
H(CH2 n'NR3 4 (式中、n′、R3およびR
4 は既に定義した通り)と0℃〜+150℃の温度で5
分間〜48時間反応させる方法や、ここで得られる化合
物VIII(A=−(CH2 n'NR3 4)を水、メタノ
ール、トルエン、ジメチルホルムアミド等の適当な溶媒
中、亜鉛、鉄等の還元剤を用い、+20℃〜+200℃
の温度で5分間〜48時間反応させる方法でも製造でき
る。必要に応じ、化合物VIIIは化合物IXを濃硫酸と発煙
硝酸を用いるニトロ化で製造する事ができる(Sche
me3)。
【0187】
【化44】
【0188】(式中、R1a及びAは前記と同義を表す) c)化合物IIがプテリジン環、即ちA、Bが一緒になっ
て環を形成し、
【0189】
【化45】
【0190】を表す場合(Scheme4) 上記b)で製造できる化合物II(A=B=NH2 )をメ
タノール、エタノール等のアルコール系溶媒、ベンゼ
ン、トルエン等の炭化水素系溶媒、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒中、あ
るいはそれらの混合溶媒中、プテリジン環の場合は0.
5〜10当量のX11COCOX12(式中、X11、X12
既に定義した通り))を、+20℃〜+200℃の温度
で5分間〜48時間反応させる方法で製造できる。同様
にプリン環の場合は上記a)の方法の他、化合物II(A
=B=NH2 )とX13CO2 HまたはX13C(OR′)
3 (X13、R′は既に定義した通り)を上記溶媒中、ま
たは反応剤を溶媒兼用として用い、+20℃〜+200
℃の温度で5分間〜48時間反応させる方法によっても
製造できる。さらにプリン環のアルキル化が必要な場合
は、例えばジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン
等の適当な溶媒中、水素化ナトリウム、ナトリウムメト
キシド、炭酸カリウム等の塩基存在下、X14−hal
(X14は既に定義した通り、halはヨウ素、臭素等の
ハロゲン原子を表す)を0℃〜+200℃の温度で5分
間〜48時間反応作用させる方法で製造できる。
【0191】
【化46】
【0192】(式中、R1a、X11、X12、X13、X14
R′は前記と同義を表し、halはハロゲン原子を表
す) 〔化合物III の製造法〕 a)対応するアルコールを酸化して製造できるアルデヒ
ドにジクロロメタン、四塩化炭素等適当な溶媒中、例え
ばそれぞれ0.1〜10当量の四臭化炭素およびトリフ
ェニルホスフィンを−20〜+50℃で5分間〜48時
間反応させる方法や、テトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテル等の溶媒あるいはそれらの混合溶媒中、例えば
(EtO)2 P(O)CCl3 とn−BuLiを−15
0℃〜+50℃で5分間〜48時間反応させて調製でき
るwittig反応剤を−150℃〜+100℃で5分
間〜48時間反応させる方法でハロアルケンを製造でき
る。このハロアルケンをさらにテトラヒドロフラン、ジ
エチルエーテル等の溶媒あるいはそれらの混合溶媒中、
例えばn−BuLi等の有機リチウム化合物を−100
℃〜+100℃で5分間〜48時間反応させることによ
り化合物III を製造できる。必要に応じ化合物に存在す
る官能基を保護してこの変換を行うこともできる(sc
heme5)。
【0193】
【化47】
【0194】(式中、X18、X19は同時に臭素原子を表
すか、または、一方が塩素原子を表し、一方が水素原子
を表し、R2 は前記と同義を表す) b)R5 が特に、アミノ基、アニリノ基、フェノキシ
基、アルコキシ基、アルカノイルオキシ基(いずれも置
換されていてもよい)を表す場合。 上記a)の方法の他にもscheme6に示す方法でも
製造できる。すなわち対応するケトンにエチニルマグネ
シウムハライド、リチウムトリメチルシリルアセチリ
ド、あるいはこれらをCeCl3 と反応させて調製でき
るエチニルセリウム化合物等のエチニル化剤をテトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル、トルエン、ヘキサン等
の溶媒あるいはそれらの混合溶媒中、−100℃〜+1
00℃で5分間〜48時間反応させることにより製造で
きるアルコール体IIIaを酸無水物、酸クロリド等のアシ
ル化剤をジクロロメタン、トルエン、アセトニトリル等
の適当な溶媒中、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基
存在下もしくはこれら塩基を溶媒兼用で用い0℃〜+1
50℃で5分間〜48時間反応させることによりIIIb
(X20=アルカノイルオキシ基を表す、R18は水素原子
またはトリアルキルシリル基を表す)を製造できる。ま
たケトンにエチニル化剤を反応させ、系中に発生するア
ルコキシドを酸無水物、酸クロリド等のアシル化剤で直
接補足する方法によってもIIIb(X20、R18は既に定義
した通り)を製造できる。IIIbのうちR18がトリメチル
シリル等のシリル基を表す化合物に塩酸等の酸やテトラ
ブチルアンモニウムフロリド、フッ化セシウム等の脱シ
リル化剤を水、メタノール、テトラヒドロフラン等適当
な溶媒中、0℃〜+150℃で5分間〜48時間作用さ
せることで、IIIb(R18=水素原子)に変換できる。
【0195】化合物IIIb(X20=アルカノイルオキシ基
を表し、R18は水素原子を表す)をテトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、トルエン、ア
セトニトリル等の溶媒中、触媒量のCuCl、CuIあ
るいは銅粉等の銅化合物の存在下、対応するアミン、ア
ニリン、もしくはフェノール(いずれも置換されていて
よい)0℃〜+150℃で5分間〜48時間反応させる
ことによりIII を製造できる。
【0196】
【化48】
【0197】(式中、R18は水素原子、トリアルキルシ
リル等を表し、R3 、R4 、R5 、X20は前記と同義を
表す) c)R2 が置換フェニル基を表す場合(scheme
7) 上記a)の方法の他、対応するハロベンゼンを例えばn
−BuLi,Mg等を作用させ調製できるアリールリチ
ウムやアリールマグネシウムハライドの有機金属化合物
に例えばN,N′−ジメチルホルムアミド等を反応させ
る方法でアルデヒドXが製造でき、Xを上記a)の方法
に準じることによりIII を製造できる。また例えば、ハ
ロベンゼンとトリメチルシリルアセチレン、3−メチル
−1−ブチン−3−オールもしくはそれらの金属アセチ
リドをPd、Cu等の金属触媒存在下カップリング反応
を行い、脱シリル化の条件、もしくはブタノール等適当
な溶媒中、水酸化カリウム等の塩基を50℃〜+200
℃で5分間〜48時間反応させ、末端アセチレンを精製
させる方法でもIII を製造できる。
【0198】
【化49】
【0199】2)上記一般式(I)で表される化合物の
うち、R1 がフッ素原子、ヨウ素原子;ヒドロキシル
基;無置換のフェニル基;C1 〜C5 のアルキルもしく
はC1〜C5 のアルカノイル基で置換されたアミノ基;
カルボキシル基もしくはC1 〜C5 のアルコキシカルボ
ニル基で置換されていてもよいC1 〜C5 アルコキシ基
を表す化合物の製造法 a)R1 がヒドロキシル基;無置換のフェニル基;C1
〜C5 のアルキル基で置換されたアミノ基;または無置
換のC1 〜C5 アルコキシ基を表す場合
【0200】上記製造法1)で製造できる化合物I(R
1a=ClまたはBr)を水、メタノール、エタノール、
ジメチルホルムアミド等の極性溶媒中、トルエン等の芳
香族炭化水素系溶媒中、トリエチルアミン、ジアザビシ
クロウンデセン等の含窒素塩基、水酸化ナトリウム、水
素化ナトリウム等の塩基存在下あるいは非存在下、水ま
たはC1 〜C5 のアルコール、あるいはこれの金属塩、
または対応するHNR1e1f(式中、R1e、R1fは水素
原子、フェニル基、またはC1 〜C5 のアルキル基を表
す)を0℃〜+150℃の温度で5分間〜48時間反応
させる方法で製造できる。この際、例えばn−Bu4
+ Br- 等の相関移動触媒を共存させてもよい。また、
ここでアンモニア水を反応させれば、化合物I(R1a
NH2 )も製造できる。
【0201】b)R1 がC1 〜C5 のアルカノイル基で
置換されたアミノ基の場合 上記製造法1)もしくは2)−a)で製造できる化合物
I(R1a=NH2 )を水、テトラヒドロフラン、ジメチ
ルホルムアミド等の極性溶媒中、トルエン等の芳香族炭
化水素系溶媒中、トリエチルアミン、ジメチルアミノピ
リジン等の含窒素塩基、あるいは水酸化ナトリウム等の
塩基存在下、対応する酸無水物(R1gCO)2 O、もし
くは酸クロリド(R1gCOCl)(いずれも式中、R1g
はC1 〜C5 のアルキル基を表す)を0℃〜+150℃
の温度で5分間〜48時間反応させる方法で製造でき
る。
【0202】c)R1 がフッ素原子、ヨウ素原子を表す
場合 上記製造法1)で製造できる化合物I(R1a=Clまた
はBr)をジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の極性溶媒中、あるいはトルエン等の芳香族炭化水
素系溶媒中、対応するフッ化カリ、フッ化ナトリウム等
のフッソ化剤、またはヨウ化カリ等のヨウ素化剤を0℃
〜+150℃の温度で5分間〜48時間反応させる方法
で製造できる。また化合物I(R1a=NH2 )を水、エ
タノール等の極性溶媒中、または無溶媒で亜硝酸ナトリ
ウム/塩酸もしくは酢酸等のジアゾ化反応の条件下、ヨ
ウ化カリウム等のヨウ素化剤を作用させることにより、
化合物I(R1a=I)を、ホウフッ化水素酸(HB
4 )水溶液を作用させる事により、化合物I(R1a
F)が製造できる。後者の場合、亜硝酸ナトリウム/H
BF4 水溶液を用いてもよい。
【0203】d)R1 がカルボキシル基もしくはC1
5 のアルコキシカルボニル基で置換されていてもよい
1 〜C5 アルコキシ基を表す場合 上記製造法1)で製造できる化合物I(R1a=Clまた
はBr)をジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の極性溶媒中、あるいはトルエン等の芳香族炭化水
素系溶媒中、対応するHO−(CH2 W −COORw
(式中、wは1〜5の整数を表し、Rwは水素原子もし
くはC1 〜C5 のアルキル基を表す)と水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム等、あるいはブチルリチウム等から
調製されるアルコキシドと反応させることにより製造で
きる。RwがC1 〜C5 のアルキル基を表すものはさら
に、メタノール、水、ジクロロメタン等の適当な溶媒
中、水酸化ナトリウム等の塩基または塩酸、トリフルオ
ロ酢酸等の酸を作用させ加水分解することによっても、
1 がカルボン酸で置換されているC1 〜C5 アルコキ
シ基を表すものを製造できる。
【0204】3)上記一般式(I)で表される化合物の
うち分子内にエステル、アミド、スルホンアミド等を有
する化合物の製造法 上記製造法1)で示したようにIII (もしくはIII ′)
がエステル、アミド、スルホンアミド等を有したもので
カップリング反応を行う方法のほか、例えば対応するア
ルコール、カルボン酸、アミンを有するIII を製造法
1)の方法に従いカップリングの後、エステル化、アミ
ド化等を行うことにより目的物を製造することもでき
る。
【0205】本発明のエチニルピリミジン誘導体は、チ
ロシンキナーゼ阻害活性及び癌細胞増殖抑制作用を有
し、制癌剤、免疫抑制剤、血小板凝集阻害剤、動脈硬化
治療薬、抗炎症剤または癌細胞増殖抑制薬として使用す
ることが可能である。上記一般式(I)で示される本発
明化合物を上記の目的で用いるには、通常、全身的また
は局所的に、経口または非経口の形で投与される。投与
量は、年令、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時
間等により異なる。通常、成人一人あたり、一回につ
き、1mgから1.0gの範囲で、一日一回から数回経
口投与されるか、または成人一人あたり、一回につき1
mgから5gの範囲で、一日一回から数回非経口投与さ
れるか、または、一日1時間から24時間の範囲で静脈
内に持続投与される。もちろん前記したように、投与量
は種々の条件により変動するので、上記投与量より少な
い量で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必
要な場合もある。
【0206】本発明化合物を投与する際には、経口投与
のための固体組成物、液体組成物およびその他の組成
物、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤等として
用いられる。経口投与のための固体組成物には、錠剤、
丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。カプセ
ル剤にはハードカプセルおよびソフトカプセルが含まれ
る。このような固体組成物においては、ひとつまたはそ
れ以上の活性物質が、少なくともひとつの不活性な希釈
剤、例えばラクトース、マンニトール、グルコース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、微結晶セルロース、デン
プン、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マ
グネシウムと混合される。組成物は、常法に従って、不
活性な希釈剤以外の添加物、例えばステアリン酸マグネ
シウムのような潤滑剤、繊維素グルコール酸カルシウム
のような崩壊剤、ラクトースのような安定化剤、グルタ
ミン酸またはアスパラギン酸のような溶解補助剤を含有
していてもよい。錠剤または丸剤は必要により白糖、ゼ
ラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースフタレートなどの胃溶性あるい
は腸溶性物質のフィルムで被膜してもよいし、また2以
上の層で被膜してもよい。さらにゼラチンのような吸収
されうる物質のカプセルも包含される。
【0207】経口投与のための液体組成物は、薬剤的に
許容される溶液剤、乳濁剤、懸濁剤、シロップ剤、エリ
キシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性な希釈剤
(精製水、エタノール)を含んでいてもよい。この組成
物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助
剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していても
よい。経口投与のためのその他の組成物としては、ひと
つまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方
法により処方されるスプレー剤が含まれる。この組成物
は不活性な希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウムのような
安定剤と等張性を与えるような緩衝剤、例えば塩化ナト
リウム、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸を含有し
てもよい。スプレー剤の製造方法は、例えば米国特許第
2868691号および同第3095355号明細書に
詳しく記載されている。
【0208】本発明による非経口投与のための注射剤と
しては、無菌の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳
濁剤を包含する。水性の溶液剤、懸濁剤としては、例え
ば、注射用蒸留水および生理食塩水が含まれる。非水溶
性の溶液剤、懸濁剤としては、例えば、プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、オリーブ油、エタノ
ール、ポリソルベート80等がある。このような組成物
は、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤
(例えば、ラクトース)、溶解補助剤(例えば、グルタ
ミン酸、アスパラギン酸)のような補助剤を含んでもよ
い。これらは例えばバクテリア保留フィルターを通す濾
過、殺菌剤の配合または照射によって無菌化される。こ
れらはまた無菌の固体組成物を製造し、例えば凍結乾燥
品の使用前に無菌化水または無菌の注射用溶媒に溶解し
て使用することもできる。非経口投与のためのその他の
組成物としては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含
み、常法により処方される外用液剤、軟コウ、塗布剤、
坐剤、およびペッサリー等が含まれる。
【0209】
【実施例】以下、本発明につき合成例および実施例を挙
げて具体的に説明するが、その要旨を越えないかぎり以
下に限定されるものではない。なお合成例および実施例
中、反応は特に記載がないかぎり窒素雰囲気下で行なっ
た。実施例、合成例中、溶媒、試薬、置換基等は次のよ
うに略記した。ジエチルエーテル(エーテル、またはE
2 O);テトラヒドロフラン(THF);n−ヘキサ
ン(Hexまたはヘキサン);酢酸エチル(EtOA
c);ジメチルホルムアミド(DMF);ジメチルスル
ホキシド(DMSO);Hexamethylphos
phoramide(HMPA);Dimethyla
minopyridine(DMAP);1,8−Di
azabicyclo〔5,4,0〕undec−7−
ene;1,3−Dicyclohexylcarbo
diimide(DCC);Diisobutylal
uminum hydride(DIBAL);t−B
utoxycarbonyl(Boc);アセチル基
(Ac)と表記した。 合成例1
【0210】
【化50】
【0211】PhC(S)NH2 (5.0g、36.4
mmol)とアントラニル酸(5.0g、36.4mm
ol)を120℃で2時間、160℃で30分間加熱撹
拌した。シクロヘキサノン(15ml)を反応混合物に
加え、130℃で5分間撹拌した。室温まで冷却後、生
成物4aを濾取した(4.0g、49%)。4aに五塩
化リン(5.3g、25.2mmol)およびオキシ塩
化リン(4.8ml、51.5mmol)を加え、13
0℃で2時間撹拌した。減圧下、過剰のオキシ塩化リン
および低沸点物を除去し、残渣に氷水を少しずつ加え
た。生成物をエタノール(100ml×2)で抽出し、
炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(50ml×2)で洗浄
し、エーテル抽出液を減圧下濃縮した。残渣をヘキサン
(50ml)に懸濁させ、加熱しながら撹拌した(以
下、この操作を「ヘキサンで懸洗する」と記す)。懸濁
液を室温まで冷却後、沈殿物を濾取し、目的物である4
−クロロ−2−フェニルキナゾリン(2a)(3.18
g、72%)を得た。 2a:1H NMR(250MHz,CDCl3 )δpp
m:7.53(m,3H),7.66(dt,J=0.
7,7.6Hz,1H),7.94(dt,J=1.
2,7.6Hz,1H),8.10(d,J=1.2,
8.2Hz,1H),8.58(m,2H). 合成例2 アミノアセチレン3a
【0212】
【化51】
【0213】G.F.Hennionらの方法(J.A
m.Chem.Soc.,1960,82,4908)
に従い製造した。 3a: 1H NMR(300MHz,CDCl3 )δp
pm:1.08(t,J=7.2Hz,6H),1.4
0(s,6H),2.21(s,1H),2.66
(q,J=7.2Hz,4H). 合成例3、4 合成例1と同様な方法でクロロキナゾリン2b、2cを
得た。
【0214】
【表130】
【0215】実施例1 エチニルキナゾリン1a
【0216】
【化52】
【0217】合成例2で製造したアミノアセチレン3a
(500mg、3.59mmol)のTHF溶液(10
ml)に室温でEtMgBr(3.55ml、3.55
mmol、1.0M THF溶液)を加え40分間還流
し、エチニルグリニヤを調製した。一方、Pd(PPh
3 2 Cl2 (21mg、0.03mmol)とPPh
3 (31mg、1.2mmol)のTHF溶液(5m
l)を室温で40分間撹拌し、この溶液に2a(480
mg、2.00mmol)と上記エチニルグリニヤを室
温で加え、3時間撹拌した。反応液を冷却後、水を加え
減圧下濃縮した。残渣に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液
(20ml)とEtOAc(30ml)を加え、有機層
を分離した。有機層をNa2 SO4 上で乾燥後、減圧下
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマト
にて精製し、カップリング生成物1a(700mg、定
量的)を得た。 1a:1H NMR(300MHz,CDCl3 )δpp
m:1.19(t,J=7.2Hz,6H),1.64
(s,6H),2.88(q,J=7.2Hz,4
H),7.40−7.60(m,3H),7.61
(m,1H),7.88(m,1H),8.06(m,
1H),8.27(m,1H),8.60(m,2
H). 実施例2
【0218】
【化53】
【0219】実施例1で得られた1a(140mg、
0.4mmol)をEt2 O(2ml)に溶解し、氷浴
上撹拌しながら4N HCl/EtOAc溶液(0.1
ml、0.4mmol)をゆっくり滴下した。室温まで
昇温後、生成物を濾取、乾燥し、1aの塩酸塩(1a・
HCl)を白色粉末結晶(70mg、46%)として得
た。 1a・HCl:1H NMR(300MHz,CDC
3 )δppm:1.66(m,6H),2.18
(m,6H),3.43(br s,2H),3.66
(br s,2H),7.50−7.60(m,3
H),7.69(m,1H),7.95(m,1H),
8.10−8.25(m,2H),8.60(m,2
H),12.6(br s,1H); IR(KBr)νcm-1;3449,2986,241
5,2236,1613,1562,1534,148
7,1022,768,706; mp 165−168℃
【0220】実施例3〜6 合成例1〜4で製造したクロロキナゾリン2a〜2cと
アミノアセチレン3a、3b(3bの製造法は合成例8
に記す)を用い実施例1、2と同様な操作を行い目的化
合物を製造した。構造、収率および物性値を次に示す。
【0221】
【表131】
【0222】
【表132】
【0223】合成例5 4−クロロキナゾリン(2d) 1)
【0224】
【化54】
【0225】アントラニル酸(11.45g、83.5
mmol)およびホルムアミド(8.5ml)を135
℃で2時間撹拌し、冷却後、沈殿物を濾取した。アセト
ンで懸洗後、濾取して目的物であるキナゾリン−4−オ
ン(4d)(4.06g、33%)を得た。 4d:1H NMR(DMSO−d,250MHz)δp
pm:7.50(t,J=7.5Hz,1H),7.6
5(d,J=8.1Hz,1H),7.80(m,1
H),8.09(s,1H),8.10(d,J=8.
2Hz,1H),12.25(br s,1H). 2)
【0226】
【化55】
【0227】上記キナゾリン−4−オン(4d)(4.
15g、28.4mmol)にPCl5 (5.9g、2
8.4mmol)、POCl3 (30ml)を加え、2
時間還流した。減圧下、過剰のPOCl3 および低沸点
物を留去後、氷浴上撹拌しながらCHCl3 (50m
l)および飽和NaHCO3 水溶液(50ml)を加え
た。CHCl3 層を乾燥(Na2 CO3 )、濃縮し、ヘ
キサンで懸洗後、沈殿物を濾取し、クロロキナゾリン
(2d)(4.01g、86%)を得た。 2c:1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δpp
m:7.73(m,1H),7.96(m,1H),
8.07(d,J=8.4Hz,1H),8.27
(d,J=8.4Hz,1H),9.05(s,1
H). 合成例6
【0228】
【化56】
【0229】Johannsenらが報告している方法
(Chimica Scripta,1986,26,
347−351)に従い製造した5,6−Dimeth
ylfuro〔2,3−d〕pyrimidin−4
(3H)−one(1.08g、6.62mmol)に
POCl3 (4ml)を加え還流させた。減圧下、過剰
のPOCl3 と低沸点物を留去し、残渣をCHCl
3 (15ml)に溶解した。氷浴上撹拌しながら、液相
がアルカリ性になるまで28%アンモニア水を加えた。
CHCl3 (20ml×2)で抽出し、乾燥(Na2
4 )、濃縮し、目的物である2e(960mg、79
%)を淡黄色固体として得た。 2e:1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δpp
m:2.34(s,3H),2.45(s,3H),
8.63(s,1H). 合成例7 アセテート5
【0230】
【化57】
【0231】0.5MエチニルマグネシウムクロリドT
HF溶液(500ml、0.25mol)に氷冷下、フ
ェニルアセトン(30.0g、0.224mol)のT
HF溶液(20ml)を滴下した。1.5時間撹拌した
後、無水酢酸(30ml、0.316mol)を滴下し
1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、塩化アン
モニウム飽和水溶液(500ml)を注いだ。反応混合
物をエーテル(300ml×1、100ml×1)で抽
出した後、有機層をNaHCO3 飽和水溶液、飽和食塩
水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧
下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(silica250g、ヘキサン→ヘキサン:Et
OAc=8:1)で精製しアセテート5(39.34
g、87%)を得た。
【0232】5:1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:1.64(s,3H),2.38(s,
3H),2.60(s,1H),3.19(d,J=1
3.5Hz,1H),3.25(d,J=13.5H
z,1H),7.27−7.30(m,5H). 合成例8 アミノアセチレン3b
【0233】
【化58】
【0234】合成例7で製造したアセテート5(1.3
9g、6.86mmol)、CuCl(47mg、0.
47mmol)およびEt2 NH(1.67ml、1
6.1mmol)のTHF溶液(15ml)を1時間還
流した。減圧下溶媒を留去しエーテル(10ml)を加
え3N HCl水溶液(10ml×2)で抽出した。抽
出液を氷浴上撹拌し、水層がアルカリ性になるまでK2
CO3 を少しずつ加え、生成物をCH2 Cl2 (10m
l)続いてEtOAc(20ml)で抽出した。有機層
を10%アンモニア水(15ml)で洗浄後、乾燥(N
2 SO4 )、濃縮し、得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(silica 15g,ヘキサ
ン:EtOAc=9:1)で精製し、目的物3b(0.
35g、24%)を油状物質として得た。
【0235】3b:1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:1.13(t,J=7.2Hz,6
H),1.25(s,3H),2.29(s,1H),
2.75(d,J=13.0Hz,1H),2.78
(q,J=7.2Hz,4H),3.10(d,J=1
3.0Hz,1H),7.15−7.35(m,5
H). 合成例9 アミノアセチレン3c
【0236】
【化59】
【0237】出発物質としてベンジルアセトンを用い、
合成例7および8と同様な操作を行い3c(収率22
%)を油状物質として得た。 3c:1H NMR(300MHz,CDCl3 )δpp
m:1.09(t,J=7.2Hz,6H),1.42
(s,3H),1.84−2.40(m,2H),2.
72(s,1H),2.60−2.84(m,6H),
7.13−7.35(m,5H). 合成例10、11 アニリノアセチレン3d、3e
【0238】
【化60】
【0239】R.S.Hanzelらの方法(J.A
m.Chem.Soc.,1960,82,4908)
でそれぞれ製造した。 3d:1H NMR(250MHz,CDCl3 )δpp
m:1.40(s,6H),2.39(s,1H),
2.85(s,3H),7.14(m,1H),7.2
2−7.40(m,4H). 3e:1H NMR(300MHz,CDCl3 )δpp
m:1.61(s,6H),2.35(s,1H),
6.79(t,J=7.4Hz,1H),6.94
(d,J=7.7Hz,2H),7.19(m,2
H). 合成例12 アミノアセチレン3f
【0240】
【化61】
【0241】1)Diethylamino−(3−p
yridyl)−acetonitrile Et2 NH(7.2g、98.6mmol)に濃塩酸を
少しずつ加え中和し、3−pyridinecarbo
xaldehyde(7.1ml、75.0mmol)
を加えた。KCN(4.88g)の水溶液(15ml)
を加え、3時間還流させた後、水(30ml)を加えエ
ーテルで抽出した(50ml×1、20ml×1)。有
機層を水(30ml×2)、飽和食塩水(30ml)で
洗浄、乾燥(Na2 SO4 )、濃縮しDiethyla
mino−(3−pyridyl)−acetonit
rile(12.55g、88%)を得た。 2)Diethylamino−(3−pyridy
l)−acetonitrile(888mg、4.6
9mmol)のTHF(15ml)−HMPA(5m
l)溶液を−68℃に冷却し、そこへ1.0MのLit
hium bis(trimethylsilyl)a
mide(7.0ml、7.0mmol)をゆっくり加
えた。この温度で45分間撹拌後、ベンジルブロミド
(0.67ml、5.63mmol)を滴下し、反応溶
液を徐々に室温まで昇温した。水を加え反応を停止させ
た後反応混合物を濃縮し、エーテル(50ml)で抽出
した。抽出液を水(40ml×2)で洗浄、乾燥(Na
2 SO4 )、濃縮した。残渣(1.90g)を氷浴上撹
拌しながら0.5MエチニルマグネシウムブロミドTH
F溶液(36.5ml、18.3mmol)を加え、室
温で2.5時間撹拌した。反応液を氷冷し、水を加えて
反応を停止させた後、濃縮しエーテル(50ml×2)
で抽出した。エーテル層を希塩酸で抽出し、抽出液に2
N水酸化ナトリウム水溶液を液相がアルカリ性を呈する
まで加え、ジクロロメタン(20ml×2)で抽出し
た。有機層を乾燥、濃縮し得られる残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=4:
1)で精製し、目的物3f(840mg、65%)を油
状物質として得た。
【0242】3f:1H NMR(300MHz,CDC
3 )δppm:1.13(t,J=7.2Hz,3
H),2.54(2dq,J=14.0,7.1,2
H),2.63(s,1H),2.83(2dq,J=
14.0,7.1Hz,2H),2.93(d,J=1
2.2Hz,1H),3.46(d,J=12.2H
z,1H),6.67−6.76(m,2H),6.9
6−7.12(m,4H),7.63(dt,J=8.
0,2.0Hz,1H),8.40(dd,J=1.
7,4.7Hz,1H),8.69(m,1H). 合成例13 アミノアセチレン3g
【0243】
【化62】
【0244】1)Methyl 3−ethylami
nopropionate EtNH2 (33g、720mmol)のMeOH溶液
(150ml)に4〜6℃でアクリル酸メチル(54m
l、600mmol)を20分以上かけて滴下した。2
4時間後、常圧でMeOHを留去後さらに減圧で蒸留
し、Methyl3−ethylaminopropi
onate(32.94g、42%)を無色透明液体と
して得た。 bp70℃/20mmHg;1H NMR(300MH
z,CDCl3 )δppm:1.11(t,J=7.1
Hz,3H),2.52(t,J=6.6Hz,2
H),2.66(q,J=7.1Hz,2H),2.8
9(t,J=6.6Hz,2H),3.69(s,3
H).
【0245】2)出発物質としてMethyl 3−e
thylaminopropionateおよびアセテ
ート5(合成例7)を用い、合成例8と同様な操作を行
い3gを淡黄色油状物質として得た(収率41%)。 3g:1H NMR(300MHz,CDCl3 )δpp
m:1.12(t,J=7.2Hz,3H),1.25
(s,3H),2.31(s,1H),2.52−2.
62(m,2H),2.70−2.90(m,3H),
3.20−3.12(m,3H),3.67(s,3
H),7.18−7.35(m,5H). 合成例14 アミノアセチレン3h
【0246】
【化63】
【0247】出発物質としてN−Methyletha
nolamineおよびアセテート5(合成例7)を用
い、合成例8と同様な操作を行い3hを淡黄色油状物質
として得た(収率77%)。 3h:1H NMR(300MHz,CDCl3 )δpp
m:1.26(s,3H),2.36(s,1H),
2.40(s,3H),2.74−2.83(m,3
H),3.09(d,J=13.2Hz,1H),3.
55−3.68(m,2H),7.20−7.40
(m,5H). 合成例15、16 アミノアセチレン3i、3j
【0248】
【化64】
【0249】出発物質としてアセテート5(合成例1
7)と、Ethyl 4−piperidinecar
boxylateおよび1−(Ethoxycarbo
nylmethyl)piperazineを用い合成
例8と同様な操作を行い3iおよび3jをそれぞれ製造
した(精製法を化合物番号後のカッコ内に示す)。 3i:(ヘキサンで懸洗);収率59%;淡黄色結晶;
1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.22(s,3H),1.26(t,J=7.1H
z,3H),1.78(m,2H),1.97(m,2
H),2.24−2.43(m,3H),2.36
(s,1H),2.84(d,J=13.3Hz,1
H),3.05(d,J=13.3Hz,1H),3.
10(m,1H),3.24(m,1H),4.14
(q,J=7.1Hz,2H),7.15−7.36
(m,5H).
【0250】3j:(EtOH−H2 Oで懸洗);収率
50%; 1H NMR(CDCl3,300MHz)δ
ppm:1.21(s,3H),1.28(t,J=
7.1Hz,3H),2.36(s,1H),2.61
−2.73(m,4H),2.80(d,J=13.2
Hz,1H),2.80−2.90(m,4H),3.
07(t,J=13.2Hz,1H),3.22(s,
2H),4.27(q,J=7.1Hz,2H),7.
20−7.40(m,5H). 合成例17 アミノアセチレン3k
【0251】
【化65】
【0252】合成例7のフェニルアセトンの代わりにフ
ェニルアセトアルデヒドを用い同様な操作で3−ace
toxy−4−phenyl−1−butyneに変換
し、さらにこれとEthyl 4−piperidin
e−carboxylateを用い、合成例8と同様な
操作で3kを製造した。 3k:収率22%; 1H NMR(CDCl3 ,300
MHz)δppm:1.25(t,J=7.1Hz,3
H),2.65−2.86(m,2H),2.86−
2.04(m,2H),2.24−2.40(m,3
H),2.50(dt,J=3.0,11.3Hz,1
H),2.70−2.80(m,1H),2.84−
3.07(m,3H),3.54(ddd,J=2.
2,5.6,9.3Hz,1H),4.14(q,J=
7.1Hz,2H),7.08−7.40(m,5
H). 合成例18 アニリノアセチレン3m
【0253】
【化66】
【0254】W.S.Johnsonらの方法(J.A
m.Chem.Soc.,1949,71,1901)
で製造したMethyl β−anilinoprop
ionateと3−Chloro−3−methyl−
1−butyneを用いて、合成例10{R.S.Ha
nzelらの方法(J.Am.Chem.Soc.,1
960,82,4908)}と同様な操作を行い3kを
製造した。 3m:収率28%; 1H NMR(CDCl3 ,300
MHz)δppm:1.31(s,6H),2.26
(t,J=7.2Hz,2H),2.39(s,1
H),3.45(t,J=7.2Hz,2H),3.6
2(s,3H),7.12(m,1H),7.25−
7.38(m,4H). 実施例7 化合物1の製造
【0255】
【化67】
【0256】合成例15で製造したアミノアセチレン3
i(7.34g、24.6mmol)および4−クロロ
−6,7−ジエトキシキナゾリン(合成例)(6.21
g、24.6mmol)のDMF溶液(120ml)に
撹拌しながら窒素を40分間吹き込んだ。Et3
(8.2ml、59.0mmol)、Pd(PPh3
4(710mg、0.61mmol)およびCuI(3
70mg、1.94mmol)を加え、反応混合物を1
00℃で5時間加熱撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100ml)とEtO
Ac(100ml)に分配した。有機層を乾燥(Na2
SO3 )、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン→ヘキサン:EtOAc=2:3)
で精製し、目的物を赤褐色タール状物質として得た(1
0.58g、83%)。
【0257】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:1.26(t,J=7.1Hz,3
H),1.45(s,3H),1.50(t,J=7.
1Hz,3H),1.56(t,J=7.0Hz,3
H),1.72−1.95(m,2H),1.93−
2.10(m,2H),2.36(tt,J=4.0,
11.5Hz,1H),2.46(dt,J=2.5,
11.4Hz,1H),2.56(dt,J=2.5,
11.4Hz,1H),3.05(d,J=13.4H
z,1H),3.27(d,J=13.4Hz,1
H),3.22−3.35(m,1H),3.45(b
r d,J=11.2Hz,1H),4.05(q,J
=7.1Hz,2H),4.15(q,J=7.1H
z,2H),4.28(q,J=7.0Hz,2H),
7.10−7.30(m,5H),7.30−7.45
(m,2H),9.08(s,1H). IR(film)νcm-1:2982,2936,28
09,2213,1732,1613,1568,10
45,855,756,702. 実施例8 化合物1の製造
【0258】
【化68】
【0259】実施例7で製造したエステル(10.01
g、19.4mmol)のEtOH溶液(100ml)
に2N NaOH水溶液(25ml、50mmol)を
加え室温で1.5時間撹拌した。減圧下濃縮乾固し、残
渣にEtOH(2ml)を加え、撹拌しながら10%ク
エン酸水溶液(180ml)を加えた。室温で30分撹
拌した後、沈殿物を濾取、洗浄(水−EtOH)、乾燥
し、目的物を淡黄色粉末結晶として得た(9.04g、
96%)。さらにトルエンおよびEtOH−H2 Oで順
次懸洗し、精製物を白色粉末結晶として得た。
【0260】1: 1H NMR(CDCl3 ,300M
Hz)δppm:1.44(t,J=7.0Hz,3
H),1.49(s,3H),1.56(t,J=7.
0Hz,3H),1.84−2.08(m,2H),
2.07−2.29(m,2H),2.50−2.70
(m,2H),2.77(br t,J=10.7H
z,1H),2.97(d,J=13.1Hz,1
H),3.28−3.56(m,2H),3.38
(d,J=13.1Hz,1H),3.89(m,2
H),4.28(q,J=7.0Hz,2H),7.0
9(s,1H),7.18−7.44(m,6H),
9.20(s,1H). IR(KBr)cm-1:3409,2984,293
7,2213,1717,1612,1499,145
8,1235,1204,1032,936,704,
662. m.p. 212−215℃ P−SIMS m/z 488(M+H)+
【0261】実施例9〜90 上記合成例で製造したハロゲン化含窒素化合物とアセチ
レン化合物(後述のものを含む)を用い発明化合物を製
造した。構造、方法、収率、物性値等を次に示すが、方
法の欄は用いた方法と精製法を示し、次の様に表すこと
とする。 方法 (カップリング反応)実施例1、7の方法をそれぞれ
A、Bとし、反応溶媒やパラジウム触媒に変更があった
場合は使用したものをカッコ内に記した。
【0262】(塩酸塩化)実施例2の操作をCとし、反
応溶媒に変更があった場合はカッコ内に記した。 (加水分解反応)実施例8の操作をDとし、反応溶媒に
変更があった場合はカッコ内に記した。 精製法 シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製で、溶
出液がヘキサン−EtOAc系であるものをP1a、溶
出液がCHCl3 −MeOH系であるものをP1bと記
した。ODSカラムクロマトグラフィーによる精製をP
2と記した。懸洗または再結晶による精製をP3とし、
その際の使用溶媒をカッコ内に記した。いずれの場合も
最終精製物は減圧下乾燥した。
【0263】
【表133】
【0264】
【表134】
【0265】
【表135】
【0266】
【表136】
【0267】
【表137】
【0268】
【表138】
【0269】
【表139】
【0270】
【表140】
【0271】
【表141】
【0272】
【表142】
【0273】
【表143】
【0274】
【表144】
【0275】
【表145】
【0276】
【表146】
【0277】
【表147】
【0278】
【表148】
【0279】
【表149】
【0280】
【表150】
【0281】
【表151】
【0282】
【表152】
【0283】
【表153】
【0284】
【表154】
【0285】
【表155】
【0286】
【表156】
【0287】
【表157】
【0288】
【表158】
【0289】
【表159】
【0290】
【表160】
【0291】
【表161】
【0292】
【表162】
【0293】
【表163】
【0294】
【表164】
【0295】
【表165】
【0296】
【表166】
【0297】
【表167】
【0298】
【表168】
【0299】
【表169】
【0300】
【表170】
【0301】
【表171】
【0302】
【表172】
【0303】
【表173】
【0304】実施例91
【0305】
【化69】
【0306】実施例8で製造したカルボン酸(389m
g、0.8mmol)、ClCH2OCO−t−Bu
(138μl、0.96mmol)およびDBV(13
2μl、0.96mmol)のトルエン溶液(10m
l)を80℃で2時間撹拌した。反応液に水(40m
l)、EtOAc(40ml)を加え有機層を分離し
た。抽出液を洗浄(飽和NaHCO3 水溶液、10%ク
エン酸水溶液、水)、乾燥(Na2 SO4 )、濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:EtOAc=4:1→2:3)で精製し、エステル
体をアモルファスとして得た(405mg、84%)。
【0307】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:1.21(s,9H),1.45(s,
3H),1.49(t,J=7.0Hz,3H),1.
56(t,J=7.0Hz,3H),1.73−1.9
4(m,2H),1.95−2.12(m,2H),
2.37−2.62(m,3H),3.04(d,J=
13.3Hz,1H),3.27(d,J=13.3H
z,1H),3.22−3.32(m,1H),3.4
4(m,1H),4.03(br q,J=7.0H
z,2H),4.28(q,J=7.0Hz,1H),
5.77(s,2H),7.16−7.30(m,5
H),7.30−7.40(m,2H),9.07
(s,1H). 実施例92
【0308】
【化70】
【0309】実施例39で製造した2−アミノ体(20
0mg、0.48mmol)に42%HBF4 水溶液
(4ml)およびこん跡量のEtOHを加え−20℃に
冷却し、5.1MのNaNO2 水溶液(150μl、
0.75mmol)を加えた。ゆっくりと昇温し、反応
液が+20℃になる間に数回にわけて5.1MのNaN
2 水溶液(1.55ml)、7.8MのNaNO2
溶液(0.5ml)を加えた。HBF4 水溶液(2m
l)加え室温で30分間撹拌後、0℃で6N NaOH
水溶液と10%Na2 CO3 水溶液を液性が中性になる
まで加えた。生成物をEtOAc(30ml×1、20
ml×1)で抽出し、抽出液を洗浄(飽和NaHCO3
水溶液)、乾燥(Na2 SO4 )、濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtO
Ac=1:0→1/1,クロロホルム:メタノール=
1:0→30:1)で精製し、2−フッ素体(21m
g、10%)を得た。
【0310】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:1.20(t,J=7.1Hz,6
H),1.48(s,3H),2.86−3.05
(m,5H),3.31(d,J=13.2Hz,1
H),3.84(s,3H),4.05(s,3H),
7.17−7.30(m,5H),7.32−7.40
(m,2H).19 F NMR(CDCl3 ,280MHz)δppm:
−49.3 実施例93
【0311】
【化71】
【0312】実施例92で製造した2−フッ素体を用い
実施例2と同様な操作を行ない目的とする塩酸塩を白色
粉末結晶として得た(収率74%)。1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.67(t,J=7.7Hz,3H),1.69
(t,J=8.2Hz,3H),1.96(s,3
H),3.25−3.55(m,2H),3.55−
3.80(m,4H),3.86(s,3H),4.0
6(s,3H),7.10−7.34(m,5H),
7.37−7.50(m,2H),12.90(s,1
H).19 F NMR(CDCl3 ,280MHz)δppm:
−49.4 IR(KBR)νcm-1:3430,2980,294
0,2450,2238,1618,1580,154
9,1306,1242,1015,1001,84
3,770,708. m.p. 182−187℃ 実施例94
【0313】
【化72】
【0314】実施例39で製造した2−アミノ体(60
mg、0.14mmol)のピリジン(0.5ml)−
無水酢酸(0.5ml)溶液を一晩放置した後80℃で
1時間加熱撹拌した。反応液を濃縮し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマト(ヘキサン:EtOAc=4:1→
0:1)で精製し、目的とする2−アセチルアミノ体
(24mg、36%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.20(t,J=7.1Hz,3H),1.46
(s,3H),2.56(br s,3H),2.85
−3.05(m,5H),3.30(d,J=13.2
Hz,1H),3.84(s,3H),4.04(s,
3H),7.12−7.30(m,5H),7.30−
7.48(m,2H),8.14(br s,1H). 実施例95
【0315】
【化73】
【0316】実施例25で製造した2−クロロ体(15
6mg、0.36mmol)のメタノール溶液(4m
l)を氷浴上撹拌し、28%NaOMeメタノール溶液
(0.5ml)を加えた。80℃で30分間加熱撹拌し
た後、濃縮し、水とCH2 Cl2 を加え有機層を分離し
た。有機層を乾燥(Na2 SO4 )、濃縮し、目的とす
る2−メトキシ体(160mg、定量的)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.19(t,J=7.1Hz,3H),1.45
(s,3H),2.85−3.10(m,5H),3.
31(d,J=13.2Hz,1H),3.81(s,
3H),4.03(s,3H),4.09(s,3
H),7.12(s,1H),7.17−7.30
(m,4H),7.35−7.42(m,2H). 実施例96
【0317】
【化74】
【0318】実施例95で製造した2−メトキシ体を用
い実施例2と同様な操作を行ない目的とする塩酸塩を白
色粉末結晶として得た(収率78%)。1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.64(t,J=7.5Hz,3H),1.71
(t,J=7.4Hz,3H),1.95(s,3
H),3.33−3.90(m,4H),3.59
(d,J=12.4Hz,1H),3.76(s,3
H),3.90(d,J=12.4Hz,1H),4.
05(s,3H),4.10(s,3H),6.97
(br s,1H),7.15(s,1H),7.25
−7.35(m,3H),7.42−7.50(m,2
H),12.65(br s,1H). IR(KBr)νcm-1:3426,2990,294
6,2361,1620,1555,1501,147
4,1426,1410,1310,1061,100
1,860,791,708. m.p. 172−175℃ 実施例97
【0319】
【化75】
【0320】実施例25で製造した2−クロロ体(36
0mg、0.82mmol)のベンゼン溶液(4ml)
にn−Bu4 + Br- (30mg)と50%NaOH
水溶液(3ml)を加え、48時間還流した。濃塩酸を
加え中和した後、飽和NaHCO3 水溶液を加え生成物
をEtOAc(20ml×2)で抽出した。抽出液を濃
縮し、残渣にMeOH(15ml)を加え生成する沈殿
物を濾取し、目的物である2−ヒドロキシ(2−オキ
ソ)体(130mg、38%)を白色粉結晶として得
た。
【0321】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:1.19(br peak,6H),
1.43(s,3H),2.40−3.20(br p
eak,4H),3.09(d,J=13.5Hz,1
H),3.58(d,J=13.5Hz,1H),4.
00(s,3H),4.10(s,3H),5.66
(s,1H),6.72−6.85(m,2H),7.
05−7.20(m,3H),7.58(s,1H),
7.64(s,1H). 実施例98 化合物2の製造
【0322】
【化76】
【0323】グリコール酸エチル(210mg、2.0
mmol)のDMF溶液(2ml)に室温で60%Na
H(10mg、0.25mmol)と2−クロロ体1
(130mg、0.30mmol)を加え80℃に加熱
撹拌した。1時間後、さらにグリコール酸エチル620
mg(5.96mmol)、60%NaH(240m
g、6.0mmol)および2−クロロ体1(100m
g、0.23mmol)を加え室温で10分間撹拌し
た。反応液に水とEtOAcを加え、水層を濃縮し、2
N NaOH水溶液(5ml)を加えた。室温で2時間
撹拌後、水層をEt2O(10ml)で洗浄し10%ク
エン酸水溶液(20ml)を加え中和した。生成物をE
tOAc(20ml×2)で抽出し、乾燥(Na2 SO
4 )濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製し目的とする2−(カルボキシメチル)オキシ
体2(46mg、16%)を得た。 2: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δpp
m:1.27(t,J=7.1Hz,3H),1.55
(s,3H),3.00−3.25(m,5H),3.
30(d,J=15.4Hz,1H),3.70(s,
3H),3.89(s,3H),5.00(s,2
H),6.90(s,1H),6.99(s,1H),
7.10−7.40(m,5H),12.55(br
s,1H). 実施例99
【0324】
【化77】
【0325】実施例11で製造したアルコール体(40
0mg、1.47mmol)のCH2 Cl2 溶液(6m
l)に室温で無水フタル酸(327mg、2.2mmo
l)、トリエチルアミン(0.30ml、2.2mmo
l)およびDMAP(44mg、0.36mmol)を
加え12時間撹拌した後、3日間放置した。飽和NaH
CO3 水溶液(10ml)とEtOAc(30ml)を
加え、よく撹拌した。混合物を濾過して得られる沈殿物
と有機層を希塩酸で洗浄した際生じる沈殿物を合わせて
水で洗浄すると目的とするハーフエステル体(336m
g、54%)が白色粉末固体として得られた。
【0326】1H NMR(DMSO−d6 ,300M
Hz)δppm:1.91(s,6H),3.86
(s,3H),4.00(s,3H),7.38(s,
1H),7.62(s,1H),7.63−7.80
(m,4H),9.05(s,1H),13.35(b
r s,1H). IR(KBr)νcm-1:3434,2986,294
0,2477,2234,1912,1730,150
5,1430,1368,1240,1119,107
3,993,918,885,801,745. m.p. 162−165℃ 実施例100
【0327】
【化78】
【0328】実施例8で製造したカルボン酸(439m
g、0.90mmol)およびEt3 N(0.19m
l、1.37mmol)のTHF溶液(15ml)を−
5℃に冷却しi−BuOCOCl(0.126ml、
0.99mmol)を滴下し、0℃で5分間撹拌した
後、シアナミド(63mg、1.50mmol)を加え
た。反応混合物を−5〜0℃で30分間撹拌し室温まで
徐々に昇温した後水を加え反応を停止した。生成物をE
tOAc(20ml×2)で抽出し、乾燥(Na2 SO
4 )濃縮した。残渣にEtOAcを加えて生じる固体を
EtOAcで懸洗、濾取し目的とするアミド体(98m
g、21%)を白色粉末結晶として得た。
【0329】1H NMR(CDCl3 +D2 O,30
0MHz)δppm:1.46(t,J=6.9Hz,
3H),1.56(t,J=7.0Hz,3H),1.
65(s,3H),2.00−2.30(m,4H),
2.63(m,1H),2.78−3.10(m,2
H),3.20(d,J=13.1Hz,1H),3.
44(d,J=13.1Hz,1H),3.58−3.
82(m,2H),3.93(q,J=7.0Hz,2
H),4.27(q,J=6.9Hz,2H),7.0
4(s,1H),7.20−7.50(m,7H),
9.05(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3395,2984,293
8,2654,2513,2249,2166,172
5,1613,1543,1499,1460,139
7,1366,1231,1032,706. m.p. 141−145℃ 実施例101
【0330】
【化79】
【0331】実施例60で製造したカルボン酸(100
mg、0.21mmol)のクロロホルム溶液(5m
l)を−10℃に冷却し、i−BuOCOCl(27μ
l、0.21mmol)とEt3 N(30μl、0.2
1mmol)を加え、15分間撹拌した。ノニルアルコ
ール(50μl、0.28mmol)を加え、室温まで
30分かけて昇温し反応液をCH2 Cl2 で希釈した。
有機層を洗浄(NaHCO3 飽和水溶液、クエン酸水溶
液、飽和食塩水)、乾燥(MgSO4 )、濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
EtOAc=15:1→3:1)で精製し目的とするエ
ステル体(45mg、36%)を黄茶油状物質として得
た。
【0332】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:0.90(t,J=6.5Hz,3
H),1.20−1.70(m,26H),2.60
(t,J=6.8Hz,2H),2.90(m,4
H),3.20(m,2H),4.10(m,4H),
4.30(q,J=8.6Hz,2H),7.23
(m,5H),7.38(s,1H),7.4(s,1
H),9.05(s,1H). IR(film)νcm-1:2928,2214,17
32,1613,1568,1535,1497,13
64,1308,1229,1046,934,85
5,702. Rf=0.6{ヘキサン:EtOAc=1:1,Sil
icagel 60F254 (MERCK)}. 実施例102
【0333】
【化80】
【0334】実施例60で製造したカルボン酸(150
mg、0.32mmol)のジクロロメタン溶液(5m
l)にN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(7
4mg、0.35mmol)、N−ヒドロキシスクシン
イミド(40mg、0.34mmol)を加えた。混合
物を室温で1時間撹拌してから生じた沈殿物を濾別し、
濾液を濃縮した。残渣をEtOH(7ml)およびジク
ロロメタン(7ml)で希釈し28%NH4 OH水溶液
を加え室温で1時間撹拌した。溶媒を留去したのち残渣
をCH2 Cl2 (100ml)に溶解し洗浄(飽和Na
HCO3 水溶液、飽和食塩水)、乾燥(MgSO4 )、
濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(CHCl3 :MeOH=50:1)で精製しアミド体
(127mg、81%)を赤茶色フォーム状物質として
得た。
【0335】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:1.24(t,J=7.0Hz,3
H),1.47(t,J=7.0Hz,3H),1.5
3−1.58(m,6H),2.58(m,2H),
2.98(m,3H),3.27(m,3H),3.9
6(q,J=7.0Hz,2H),4.27(q,J=
7.0Hz,2H),5.30(br s,2H),
7.10−7.45(m,7H),9.00(s,1
H). IR(KBr)νcm-1:3347,3187,298
2,2934,2213,1672,1612,147
4,1366,1308,1231,1202,110
9,1044,934,853,702. Rf=0.5{CHCl3 :MeOH=15:1,Si
licagel 60F254 (MERCK)} 実施例103
【0336】
【化81】
【0337】実施例61で製造したアルコール体1(3
5mg、0.086mmol)のジクロロメタン(2m
l)溶液に室温下で無水コハク酸(34mg、0.34
4mmol)ジメチルアミノピリジン(52mg、0.
043mmol)、トリエチルアミン(35mg、0.
344mmol)を加えて撹拌した。8日後、反応溶液
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 H
ex→クロロホルム〜メタノール系)と懸洗(溶媒、E
2 O)で精製して目的物2(17mg、39%)を得
た。 目的物2
【0338】m.p.:175℃1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.43〜1.47(m,2H),1.79(s,3
H),2.69(s,4H),3.42(s,2H),
4.68−4.75(m,1H),4.83−4.91
(m,1H),7.22−7.35(m,6H),7.
46(s,1H),8.79(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3426,2980,293
6,2728,2523,2363,2234,189
0,1740,1609,1574,1497,143
7,1370,1314,1236,1155,110
9,1082,1061,955,928,835,7
43,702,588,569,515. 実施例104
【0339】
【化82】
【0340】実施例66で製造したニトロピリミジン体
1(457mg、0.87mmol)のエタノール(1
0ml)溶液に亜鉛粉末(561mg)とH2 O(2m
l)を加え還流した。5時間後、濾過した後、母液にH
2 O(50ml)を加え、EtOAc(200ml)で
抽出し、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Na2 SO4 )、濃
縮後得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(Hex−EtOAc系)で精製し目的物2(100
mg、23%)を得た。 2
【0341】油状物質1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.26(t,J=7.2Hz,3H),1.31
(t,J=7.2Hz,3H),1.38(s,3
H),1.75−1.83(m,2H),2.00−
2.04(m,2H),2.34−2.50(m,3
H),2.94(d,J=13.5Hz,1H),3.
19(d,J=13.5Hz,1H),3.17−3.
22(m,1H),3.35−3.38(m,1H),
3.44(s,2H),4.14(q,J=7.2H
z,2H),4.26(q,J=7.2Hz,2H),
4.23(s,2H),5.20(m,1H),7.2
4−7.36(m,5H),8.21(s,1H). IR(neat)νcm-1:3349,3243,29
82,2936,2812,2367,2211,17
30,1589,1468,1263,1188,11
25,1046,752,702. 実施例105
【0342】
【化83】
【0343】実施例8で製造したイソニペコチン酸体1
(250mg、0.5mmol)のDMF(4ml)溶
液中に1−ペンタデカノール(171mg、0.75m
mol)のDMF(2ml)溶液を加え室温で撹拌した
中にトリエチルアミン(152mg、1.5mmo
l)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(101m
g、0.75mmol)、N,N′−ジシクロヘキシル
カルボジイミド(129mg、0.625mmol)を
氷浴下で加え、60℃で撹拌した。3時間後、減圧濃縮
してNaHCO3 飽和水溶液を加え、EtOAcで抽出
した後、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Na2 SO4 )、濃
縮して残渣(0.63g)を得た。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒Hex−EtOAc
系)、懸洗(溶媒、Et2 O)で精製して目的物の長鎖
エステル体2(135mg、39%)を得た。
【0344】長鎖エステル体2 油状物質1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
0.88(t,J=6.9Hz,3H),1.26−
1.30(m,26H),1.45(s,3H),1.
50(t,J=7.2Hz,3H),1.56(t,J
=7.2Hz,3H),1.76−1.88(m,2
H),1.97−2.03(m,2H),2.32−
2.60(m,3H),3.05(d,J=13.5H
z,1H),3.28(d,J=13.5Hz,1
H),3.52〜3.30(m,1H),3.43−
3.48(m,1H),4.03−4.10(m,4
H),4.28(q,J=7.2Hz,2H),7.2
2−7.29(m,5H),7.34−737(m,2
H),9.07(s,1H). IR(neat)νcm-1:2926,2855,28
09,2751,2361,2213,1890,17
32,1613,1497,1456,1397,13
64,1304,1262,1231,1202,11
28,1046,959,934,855,760,7
02,440. 実施例106
【0345】
【化84】
【0346】実施例8で製造したイソニペコチン酸体1
(268mg、0.54mmol)のTHF(20m
l)溶液に−5℃下でクロルギ酸イソブチルエステル
(88mg、0.65mmol)のTHF(1ml)溶
液を滴下した。10分間撹拌の後トリエチルアミン(6
6mg、0.65mmol)のTHF(1ml)溶液を
滴下して10分間撹拌した後、28%アンモニア水溶液
(4ml)を滴下した。10分後、減圧濃縮して得られ
た残渣にNaHCO3 飽和水溶液(10ml)を加え、
EtOAc(30ml)で抽出、飽和食塩水(10m
l)で洗浄、乾燥(Na2 SO4 )、減圧濃縮して粗結
晶(278mg)を得た。これを懸洗(溶媒EtOA
c)で精製し目的物のアミド体(164mg、63%)
を得た。
【0347】白色結晶 m.p.:198℃1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.45(s,3H),1.49(t,J=6.9H
z,3H),1.56(t,J=6.9Hz,3H),
1.68−2.04(m,4H),2.20−2.30
(m,1H),2.42−2.46(m,1H),2.
53−2.57(m,1H),3.05(d,J=1
3.5Hz,1H),3.28(d,J=13.5H
z,1H),3.30−3.35(m,1H),3.4
9−3.53(m,1H),4.02(q,J=6.9
Hz,2H),4.28(q,J=6.9Hz,2
H),5.39(s,1H),5.51(s,1H),
7.22−7.29(m,5H),7.34−7.37
(m,2H),9.07(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3304,3135,298
0,2938,2814,2367,2209,169
0,1611,1564,1535,1497,145
8,1360,1310,1231,1109,102
8,932,858,826,762,704,65
4. 実施例107
【0348】
【化85】
【0349】実施例8で製造したカルボン酸体1(25
0mg、0.50mmol)のN,N−ジメチルホルム
アミド溶液(6ml)にイソプロピルアミン(44m
g、0.75mmol)、トリエチルアミン(152m
g、15mmol)、1−ヒドロキシビンゾトリアゾー
ル(102mg、0.75mmol)、N,N−ジシク
ロカルボジイミド(129mg、0.625mmol)
を室温下で順次加えた後、50℃で撹拌した。1時間
後、減圧濃縮した後、NaHCO3 飽和水溶液を加え酢
酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Na2
4 )、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒:酢酸エチル−メタノール系)、
懸洗(溶媒:メタノール−ジエチルエーテル系)で精製
して目的物2(65mg、24%)を得た。
【0350】m.p.:149℃1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.14(d,J=6.6Hz,6H),1.45
(s,3H),1.49(t,J=7.2Hz,3
H),1.56(t,J=6.9Hz,3H),1.7
7−2.11(m,5H),2.37−2.57(m,
2H),3.04(d,J=13.5Hz,1H),
3.28(d,J=13.5Hz,1H),3.26−
3.34(m,1H),3.51−3.52(m,1
H),4.02(q,J=6.9Hz,2H),4.0
9(q,J=6.6Hz,1H),4.28(q,J=
7.2Hz,2H),5.22−5.25(m,1
H),7.24−7.26(m,5H),7.35−
7.36(m,2H),9.07(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3283,3063,297
6,2936,2811,2211,1730,164
0,1537,1499,1474,1456,136
4,1231,1202,1128,1111,104
6,853,828,702,666,569. 実施例108 化合物5の製造
【0351】
【化86】
【0352】1)水素化ナトリウム(460mg、1
1.5mmol、60% in oil)を乾燥ヘキサ
ンで洗浄し、DMF(30ml)を加え、氷浴上撹拌し
た。化合物1(1.90g、9.8mmol)を加え室
温で30分間撹拌後、プロパギルブロマイド(0.8m
l、10.6mmol)を氷冷下加えた。室温で1時間
撹拌後、氷冷下水を加え反応を停止させ、生成物をエー
テル(60ml)で抽出した。抽出液を乾燥、濃縮し残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化
合物2(1.51g、66%)を得た。 2: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δpp
m:1.46(s,9H),2.24(t,J=2.4
Hz,1H),4.36(d,J=2.4Hz,2
H),7.10−7.50(m,5H).
【0353】2)PdCl2 (PPh3 2 (10m
g、0.014mmol)とPPh3(15mg、0.
056mmol)、のTHF溶液(7ml)を室温でし
ばらく撹拌した後、これに化合物1(250mg、1.
1mmol)、4−ヨード−6,7−ジメトキシキナゾ
リン(3)(144mg、0.5mmol)、CuI
(10mg、0.053mmol)およびEt3
(0.5ml、3.6mmol)を加え1時間還流後、
室温で一晩放置した。反応液にNH4 Cl水溶液、Na
HCO3 飽和水溶液を加え、生成物をEtOAcで抽出
した。抽出液を乾燥、濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し化合物4(100mg、5
0%)を得た。 4: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δpp
m:1.46(s,9H),3.96(s,3H),
4.06(s,3H),4.80(s,2H),7.2
0−7.50(m,7H),9.09(s,1H).
【0354】3)化合物3(100mg、0.245m
mol)を氷冷上冷却し4N HCl AcOEt溶液
(2ml)を加えた。撹拌しながら30分以上かけて室
温に昇温し、反応液を濃縮した。Et2 O(10ml)
を加え、生成物を濾取した。残渣をCH2 Cl2 (40
ml)−NaHCO3 飽和水溶液(20ml)に分配
し、CH2 Cl2 層を乾燥、濃縮した。得られる残渣を
EtOAc−Et2 Oで懸洗し、目的とする化合物5
(40mg、53%)を得た。 5: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δpp
m:4.06(s,3H),4.08(s,3H),
5.38(d,J=2.4Hz,2H),6.98
(t,J=2.4Hz,1H),7.15−7.40
(m,3H),7.47(t,J=7.9Hz,2
H),7.72(d,J=7.9Hz,2H),9.0
8(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3395,2182,179
0,1665,1576,1503,1431,138
5,1300,1238,1115,974,845,
758. 実施例109
【0355】
【化87】
【0356】ジイソプロピルアミン(43mg、0.4
3mmol)のTHF溶液(2mM)に−78℃にて
1.6M nBuLiヘキサン溶液(0.268ml、
0.43mmol)を滴下した。これを実施例33で得
たアルコール体(100mg、0.287mmol)の
THF(1ml)溶液に加え、室温とした後、無水フタ
ル酸(44mg、0.3mmol)を加えた。反応液に
塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を食塩水で洗浄し、減圧下溶媒を留去した。
残渣をカラムクロマトグラフィーで精製し、Et2 Oを
注ぎ生じた結晶を濾取し、半エステル体(16.7m
g、0.034mmol、収率12%)を得た。以後、
この半エステル合成法をエステル化A法と記す。
【0357】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:1.95(s,3H),3.47(d,
J=13.7Hz,1H),3.62(d,J=13.
7Hz,1H),3.99(s,3H),4.00
(s,3H),6.98(s,1H),7.36−7.
41(m,5H),7.49−7.60(m,4H),
7.93−8.0(m,1H),8.66(s,1
H). 実施例110
【0358】
【化88】
【0359】実施例33で得たアルコール体(100m
g、0.29mmol)と無水コハク酸(45mg、
0.29mmol)をエステル化A法にて反応を行い、
目的物(19mg、0.042mmol、15%)を得
た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.83(s,3H),2.68−2.79(m,4
H),3.38−3.52(m,2H),3.90
(s,3H),4.12(s,3H),7.15(s,
1H),7.27−7.43(m,6H),8.69
(s,1H). 実施例111
【0360】
【化89】
【0361】実施例22で得たアルコール体(120m
g、0.33mmol)と無水コハク酸(33mg、
0.33mmol)をエステル化A法にて反応を行い、
目的物(8mg、0.017mmol、5%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.82(s,3H),2.63−2.75(m,4
H),3.37(s,2H),3.90(s,3H),
4.13(s,3H),6.70−7.07(m,2
H),7.16(s,1H),7.33〜7.38
(m,2H),7.45(s,1H),8.72(s,
1H). 実施例112
【0362】
【化90】
【0363】プロパルジルアルコール体(3z)と4−
フルオロフェニルアセトンの3:1混合物(560m
g、2.4mmol)とクロロキナゾリン(2j)(5
00mg、1.98mmol)を実施例7と同様の方法
で反応を行い、目的化合物(720mg、92%)を得
た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.52(t,J=7.0Hz,3H),1.57
(t,J=7.0Hz,3H),1.75(s,3
H),3.07−3.22(m,2H),4.06
(q,2H,J=7.0Hz),4.27(q,2H,
J=7.0Hz),7.01(dd,J=8.7,8.
7Hz,2H),7.14(s,1H),7.26
(s,1H),7.38(dd,J=8.7,5.4H
z,2H),9.06(s,1H). 実施例113
【0364】
【化91】
【0365】実施例112で得たアルコール体(720
mg、1.83mmol)のCH2Cl2 溶液(5m
l)に、無水コハク酸(400mg、4mmol)、4
−ジメチルアミノピリジン(50mg、0.41mmo
l)、トリエチルアミン(1.5ml、10.8mmo
l)を加え室温で18時間撹拌した。反応液をクロロホ
ルムと1N塩酸水溶液に分配し、有機層を飽和食塩水で
洗浄し、Na2 SO4 上で乾燥後減圧下溶媒を留去し
た。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製後、エ
ーテル−ヘキサン(1:1)溶媒にて、懸洗し(215
mg、0.434mmol、収率24%)で半エステル
体を得た。
【0366】以後、この半エステル合成法をエステル化
B法と記す。 単黄色結晶 m.p.129−131℃1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.55(t,J=6.8Hz,3H),1.57
(t,J=6.8Hz,3H),1.79(s,3
H),2.64−2.84(m,4H),3.30−
3.50(m,2H),4.13(q,2H,J=6.
8Hz),4.25−4.50(m,2H),6.99
−7.06(m,2H),7.15(s,1H),7.
25−7.36(m,3H),8.68(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3423,2984,293
7,2363,1741,1371,1315,123
6,1157,1062,937,827,653,5
69,420. 実施例114
【0367】
【化92】
【0368】プロパルジルアルコール(3ae)(32
0mg、2.0mmol)と、クロロキナゾリン(2
j)(500mg、1.98mmol)を実施例7と同
様の方法で反応を行い、目的化合物(594mg、1.
56mmol、80%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.50(t,J=7.0Hz,3H),1.56
(t,J=7.0Hz,3H),1.68(s,3
H),3.12(d,J=13.3Hz,1H),3.
22(d,J=13.3Hz,1H),4.03(q,
J=7.0Hz,2H),4.27(q,J=7.0H
z,2H),7.15(s,1H),7.27−7.3
2(m,4H),7.39−7.44(m,2H),
9.07(s,1H). 実施例115
【0369】
【化93】
【0370】実施例114で得たアルコール体(300
mg、0.80mmol)と無水コハク酸(80mg、
0.80mmol)をエステル化B法にて反応を行い目
的物(28mg、0.059mmol、7.4%)を得
た。 白色結晶 m.p.148〜150℃1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.52−1.58(m,6H),1.81(s,3
H),2.60−2.80(m,4H),3.35−
3.50(m,2H),7.16(s,1H),7.2
6−7.40(m,6H),8.70(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3427,2984,293
7,2363,1612,1577,1500,146
7,1439,1400,1371,1059,93
9,827,706 実施例116
【0371】
【化94】
【0372】3,4−ジクロロフェニルアセトン(1
g、6.0mmol)のTHF(10ml)溶液にエチ
ニルマグネシウムクロリド(0.5M in THF
12ml、6mmol)を加えた。これに塩化アンモニ
ウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出後、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下溶
媒を留去した。出発物質3,4−ジクロロフェニルアセ
トンとプロパルジルアルコールの混合物(NMR比、
1:2)(1.21g)が得られた(65%)。この混
合物(200mg、0.64mmol)とクロロキナゾ
リン(2j)(176mg、0.70mmol)を実施
例7と同様の反応を行い、カップリング生成物とDMF
の1:1混合物(164mg、49%)を得た。
【0373】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:1.52(t,J=6.9Hz,3
H),1.56(t,J=7.9Hz,3H),1.7
4(s,3H),3.07(d,J=13.8Hz,1
H),3.14(d,J=13.8Hz,1H),4.
05(q,J=6.9Hz,2H),4.26(q,J
=7.0Hz,2H),7.11(s,1H),7.2
3(m,2H),7.36(d,J=8.2Hz,1
H),7.51(d,J=1.8Hz,1H),9.0
5(s,1H). 実施例117
【0374】
【化95】
【0375】実施例116で得たアルコール体とDMF
の混合物(164mg)をエステル化B法で反応を行
い、目的物(122mg、65%)を得た。 淡黄色結晶 m.p.124〜126℃1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.54(t,J=6.9Hz,3H),1.58
(t,J=7.0Hz,3H),1.82(s,3
H),2.60−2.88(m,4H),3.31
(d,J=13.8Hz,1H),3.39(d,J=
13.8Hz,1H),4.14(q,J=6.9H
z,2H),4.28−4.38(m,2H),7.1
7(s,1H),7.24(dd,J=8.1,1.8
Hz,1H),7.38(s,1H),7.41(d,
J=8.1Hz,1H),7.47(d,J=1.8H
z,1H),8.72(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3427,2984,293
7,2364,2235,1741,1612,157
5,1500,1469,1371,1236,115
3,1032,933,825,652,567. 実施例118
【0376】
【化96】
【0377】クロロキナゾリン(2i)(100mg、
0.55mmol)とプロパルジルアルコール(3z)
(157mg、0.664mmol)を実施例7と同様
の方法で反応を行いカップリング生成物を含む油状物質
(180mg)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.75(s,3H),3.05−3.20(m,2
H),6.19(s,2H),7.04(dd,J=
8.5,8.5Hz,2H),7.13(s,1H),
7.38(dd,J=8.5,5.5Hz,2H),
9.04(s,1H). 実施例119
【0378】
【化97】
【0379】実施例118で得たカップリング生成物を
含む油状物質(180mg)と無水コハク酸(163m
g、1.63mmol)をエステル化B法にて反応を行
い、目的物(65mg、0.14mmol、実施例11
7の2iより26%)を得た。 淡黄色結晶 m.p.152〜154℃1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.81(s,3H),2.60−2.85(m,4
H),3.36(s,2H),6.14(s,2H),
7.02(t,J=8.6Hz,2H),7.05
(s,1H),7.27(s,1H),7.31(t,
J=8.6Hz,1H),7.34(t,J=8.6H
z,1H),8.96(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3425,3055,293
2,2364,2237,1901,1736,161
6,1545,1510,1467,1367,121
9,1153,1066,1035,906,877,
841,652,611,565. 実施例120
【0380】
【化98】
【0381】合成例137で得たプロパルジルアルコー
ル3w(280mg、1.19mmol)とクロロキナ
ゾリン(2j)(250mg、0.99mmol)を、
実施例7と同様の方法で反応を行い、カップリング生成
物(530mg、含溶媒AcOEt)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.43(t,J=7.0Hz,3H),1.55
(t,J=7.0Hz,3H),3.19(d,J=1
3.4Hz,1H),3.26(d,J=13.4H
z,1H),3.79(q,J=7.0Hz,2H),
4.24(q,J=7.0Hz,2H),6.90
(s,1H),7.22−7.34(m,7H),7.
41−7.46(m,4H),9.04(s,1H). 実施例121
【0382】
【化99】
【0383】実施例120で得た生成物(530mg)
を、無水コハク酸(150mg、1.5mmol)とエ
ステル化B法にて反応を行い、目的物(107mg、
0.19mmol、実施例119の2jより19%)を
得た。 白色結晶 m.p.156.5〜158℃1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.51(t,J=6.9Hz,3H),1.54
(t,J=6.9Hz,3H),2.61−2.73
(m,4H),3.44(s,4H),4.11(q,
J=6.9Hz,2H),4.18(q,J=6.9H
z,2H),7.07(s,1H),7.21(s,1
H),7.29−7.41(m,10H),8.27
(m,1H). IR(KBr)νcm-1:3429,2982,293
5,2498,2233,1919,1739,161
2,1575,1500,1471,1439,137
1,1317,1238,1163,1039,93
3,877,827,746,700,565. 実施例122
【0384】
【化100】
【0385】合成例38で得たプロパルジルアルコール
3x(315mg、1.8mmol)とクロロキナゾリ
ン(2j)(380mg、1.5mmol)を、実施例
7と同様の方法で反応を行い、カップリング生成物(5
88mg、1.5mmol、定量的)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.27(t,J=7.4Hz,3H),1.50
(t,J=7.0Hz,3H),1.56(t,J=
7.0Hz,3H),3.07(d,J=13.4H
z,1H),3.23(d,J=13.4Hz,1
H),4.04(q,J=7.0Hz,2H),4.2
7(q,J=7.0Hz,2H),7.19(s,1
H),7.25−7.36(m,4H),7.40−
7.44(m,2H),9.06(s,1H). 実施例123
【0386】
【化101】
【0387】実施例122で得たカップリング生成物
(588mg、1.5mmol)と、無水コハク酸(2
25mg、2.25mmol)とエステル化B法にて反
応を行い、目的物(347mg、0.707mmol、
47%)を得た。 白色結晶 m.p.158〜159℃1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.22(t,J=7.3Hz,3H),1.55
(t,J=6.9Hz,3H),1.60(t,J=
6.9Hz,3H),2.04(dq,J=7.3,
9.3Hz,2H),2.58−2.75(m,4
H),3.42(d,J=13.7Hz,1H),3.
57(d,J=13.7Hz,1H),4.05−4.
13(m,2H),4.28−4.46(m,2H),
7.16(s,1H),7.27−7.30(m,5
H),7.48(s,1H),8.66(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3429,2982,293
7,2363,1739,1612,1577,150
0,1467,1439,1373,1317,123
8,1170,1035,978,939,702,6
52,567. 実施例124
【0388】
【化102】
【0389】プロパルジルアルコール(3Y)(1.7
g,9.8mmol)とクロロキナゾリン(2j)
(2.5g,9.8mmol)を、実施例7と同様に反
応を行い、カップリング生成物(2.55g、6.5m
mol、67%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.43−1.50(m,3H),1.53−1.60
(m,3H),1.77(s,3H),2.21(d
d,J=10.1,6.9Hz,2H),2.99−
3.09(m,2H),4.10−4.21(m,2
H),4.23−4.32(m,2H),7.15−
7.33(m,6H),7.39−7.41(m,1
H),9.08(bs,1H). 実施例125
【0390】
【化103】
【0391】実施例124で得た生成物(950mg、
2.43mmol)を無水コハク酸(500mg、5m
mol)とエステル化B法にて反応を行い、目的物(6
42mg、1.31mmol、54%)を得た。 白色結晶 mp.123〜125℃1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.42(t,3H,J=6.9Hz),1.44
(t,3H,J=6.9Hz),1.86(s,3
H),2.30−2.38(m,2H),2.49−
2.68(m,5H),2.80−2.95(m,2
H),3.28−3.46(m,1H),4.25
(q,J=6.9Hz,2H),4.28(q,J=
6.9Hz,2H),7.13−7.35(m,5
H),7.36(s,1H),7.54(s,1H),
9.03(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3416,2984,293
7,2507,2366,2233,1896,174
1,1612,1575,1500,1467,137
1,1317,1236,1153,1087,103
2,933,827,748,700,567,54
3,412. 実施例126
【0392】
【化104】
【0393】カルボン酸(実施例79で製造)(350
mg、0.69mmol)、L−アラニンメチルエステ
ル塩酸塩(96mg、0.69mmol)、1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
塩酸塩(133mg、0.69mmol)、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール(93mg、0.69mmo
l)、トリエチルアミン(96μl、0.69mmo
l)を、ジクロロメタン(2ml)に溶解させ、12時
間室温で撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を
加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、アミド(310mg)を得た。これ
(250mg)を実施例8と同様に反応を行い、目的物
(159mg、0.28mmol、50%)を収率で得
た。
【0394】黄色結晶 m.p.162〜172℃1 H NMR(d6 −DMSO,250MHz)δpp
m:1.20(d,J=7Hz,3H),1.35
(s,3H),1.41(t,J=6.9Hz,3
H),1.42(t,J=6.9Hz,3H),1.5
0−1.90(m,4H),2.10−2.42(m,
3H),3.40−3.58(m,1H),3.99−
4.18(m,3H),4.25(q,J=6.9H
z,2H),7.10(dd,J=8.9,8.9H
z,2H),7.25(s,1H),7.32−7.4
0(m,3H),7.62−7.66(m,1H),
9.00(s,1H). IR(KBr)νcm-1:3406,2984,293
5,2812,2363,2214,1612,149
8,1458,1396,1365,1305,123
0,1157,1109,1043,958,933,
854,825,653,569,424. 実施例127
【0395】
【化105】
【0396】カルボン酸(実施例60で製造)(400
mg、0.84mmol)、L−アラニンメチルエステ
ル塩酸塩(117mg、0.84mmol)、1−(3
−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミ
ド塩酸塩(161mg、0.84mmol)、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(114mg、0.84mm
ol)、トリエチルアミン(118μl、0.84mm
ol)を、ジクロロメタン(2ml)に溶解させ、16
時間撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を注
ぎ、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、アミド体(440mg)を得た。これ(4
30mg)を実施例8と同様に反応を行い、目的物(1
06mg、0.19mmol、24%)を得た。
【0397】単黄色結晶 m.p.129〜142℃1 H NMR(d6 −DMSO,250MHz)δpp
m:1.13(t,J=6.9Hz,3H),1.19
(t,J=5.8Hz,3H),1.35−1.45
(m,9H),2.33−2.51(m,2H),2.
80−3.0(m,3H),3.02−3.20(m,
2H),3.22−3.38(m,1H),3.98−
4.17(m,3H),4.25(q,J=7.0H
z,2H),7.19−7.30(m,4H),7.3
3(s,1H),7.34−7.40(m,2H). IR(KBr)νcm-1:3406,2982,293
5,2361,2341,2214,1612,149
8,1458,1437,1396,1365,130
7,1230,1109,1043,933,854,
763,702,669,569,420. 合成例19 4−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリ
ン(2f)の製造 1)
【0398】
【化106】
【0399】4,5−ジメトキシアントラニル酸メチル
エステル(51.85g、264mmol)にホルムア
ミド(264ml)を加え、170℃で10時間反応さ
せた。冷却後水を加え、生成する沈殿物を濾過し、残渣
を水で洗浄し、6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オ
ン(34.52g、63%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
3.87(s,3H),3.90(s,3H),7.1
3(s,1H),7.44(s,1H),7.98
(s,1H),12.04(br s,1H).
【0400】2)6,7−ジメトキシキナゾリン−4−
オン(34.5g、167mmol)にトルエン(34
0ml)およびPOCl3 (56.44g、368mm
ol)を加え3時間還流させた。減圧下、溶媒を留去し
氷水を加えた後、K2 CO3を水層がアルカリ性になる
まで加えクロロホルム(500ml×2)で抽出した。
抽出液を濃縮し、残渣をエーテルで懸洗し標題化合物
(31.09g、83%)を得た。 2f: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δp
pm:4.07(s,3H),4.08(s,3H),
7.34(s,1H),7.40(s,1H),8.8
7(s,1H). 合成例20 4,6,7−トリクロロキナゾリン(2
g)の製造
【0401】
【化107】
【0402】文献記載の方法(Synth.Commu
n.1992,22,3067−3074)と同様な方
法で4,5−ジクロロアントラニル酸(1)を製造した
(収率85%)。1(2g、11.7mmol)とホル
ムアミド(5ml)を200℃で12時間加熱還流し
た。反応液を水で希釈し生じた結晶を濾取し、減圧下乾
燥し、結晶(3.7g)を得た。これをトルエン(20
ml)混液としオキシ塩化リン(2.2ml、23.6
mmol)を加え、4時間加熱還流した。減圧下、反応
液を濃縮し、炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、クロロ
ホルムで抽出した。不溶物をセライトを用いて濾去した
後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下溶媒を留去し、4,6,7−トリクロロキ
ナゾリン(2g)(683mg、25%)を得た。 2g: 1H NMR(DMSO−d6 ,250MHz)
δppm:8.50(s,1H),8.54(s,1
H),9.18(s,1H). 合成例21 2−アミノ−4−クロロ−6,7−ジメト
キシキナゾリン(2h)の製造
【0403】
【化108】
【0404】1)4,5−ジメトキシアントラニル酸メ
チル(1)(2.11g、10.0mmol)のメタノ
ール溶液(20ml)を還流下撹拌しながらH2 NCN
(0.40g、9.5mmol)と濃塩酸(0.1m
l)を2時間ごとに加え、計10回加えた。濃塩酸
(1.0ml)を加え、約30分間撹拌した後、氷冷し
た。生成物を濾別し、冷水(10ml)、メタノール
(10ml)、Et2 O(10ml)で洗浄、減圧下乾
燥し、2−アミノ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4
−オン(4h)(1.92g、86%)を得た。
【0405】4h: 1H NMR(DMSO−d6 ,2
50MHz)δppm:3.84(s,3H),3.8
9(s,3H),6.99(s,1H),7.34
(s,1H),8.38(br s,2H),12.7
0(br s,1H). 2)上記で得た化合物4h(1.916g、8.62m
mol)、POCl3(13ml)、Me2 NPh
(0.26ml)を2時間還流後濃縮し、氷冷下氷水を
残渣に加えた。生成する固体を濾別し、10%Na2
3 水溶液−THFに分配し、THF層を分離した。水
層を数回THFで抽出し、合わせた抽出液を乾燥、濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し目的とする2−アミノ−4−クロロ−6,7−ジメ
トキシキナゾリン(2h)(580mg、28%)を得
た。 2h; 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δp
pm:3.99(s,3H),4.00(s,3H),
5.06(br s,2H),6.93(s,1H),
7.23(s,1H). 合成例22 2−アミノ−4−クロロ−6,7−ジエト
キシキナゾリンの製造 1)
【0406】
【化109】
【0407】合成例22と同様な操作で反応を行ない、
生成物を濾別し、これを7%アンモニア水に懸濁させ、
しばらく撹拌後、濾取、乾燥し、2−アミノ−6,7−
ジエトキシキナゾロンを得た(収率88%)。1 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:1.34(t,J=7.2Hz,3H),1.36
(t,J=7.2Hz,3H),4.02(q,J=
6.9Hz,2H),4.09(q,J=6.9Hz,
2H),6.16(br s,2H),6.66(s,
1H),7.24(s,1H),11.80(br
s,1H). 2)
【0408】
【化110】
【0409】2−アミノ−6,7−ジエトキシキナゾロ
ン(5.55g、22.25mmol)、N,N′−ジ
メチルアニリン(7ml)、POCl3 (7.3ml、
78.3mmol)をトルエン(100ml)に溶解
し、2時間還流させた。反応液を濃縮後、残渣に氷水、
NaHCO3 水溶液を加えEtOAcで抽出(200m
l×4)し、抽出液を飽和NaHCO3 水溶液で洗浄
(300ml)した。抽出液を乾燥、濃縮後シリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、目的とする4−ク
ロロ−6,7−ジエトキシキナゾリン(370mg、
6.2%)を得た。
【0410】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:3.99(s,3H),4.00(s,
3H),5.10(br s,2H),6.93(s,
1H),7.23(s,1H).13 C NMR(CDCl3 ,75MHz)δppm:5
6.1,56.3,103.6,104.6,113.
4,147.9,151.0,157.2,158.
3,160.2 合成例23 4−クロロ−6,7−メチレンジオキシキ
ナゾリン(2i)の製造
【0411】
【化111】
【0412】Methyl 4,5−methylen
edioxy−2−Nitrobenzoate(1)
(4.5g、20.0mmol)のMeOH(20m
l)−EtOAc(40ml)溶液に10%パラジウム
カーボン(170mg)を加え水素雰囲気下一晩撹拌し
た。不溶物を濾過し、濾液を濃縮して2(2.99g、
定量的)を得た。 2: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δpp
m:3.82(s,3H),5.73(br s,2
H),5.88(s,2H),6.16(s,1H),
7.25(s,1H).
【0413】2を合成例19と同様な操作を行ない6,
7−メチレンジオキシ−キナゾリン−4−オン(4i)
(67%)および4−クロロ−6,7−メチレンジオキ
シキナゾリン(2i)(16%)を得た。 4i: 1H NMR(DMSO−d6 ,250MHz)
δppm:6.20(s,2H),7.12(s,1
H),7.41(s,1H),7.98(s,1H),
12.20(br s,1H). 合成例24 4−クロロ−6,7−ジエトキシキナゾリ
ン3の合成
【0414】
【化112】
【0415】目的物4−クロロ−6,7−ジエトキシキ
ナゾリン(2j)は上に示す様に出発物質アントラニル
酸メチルエステル体1から2段階の反応で合成した。 1)6,7−ジエトキシキナゾリン−4−オン(4j)
の合成 アントラニル酸メチルエステル体1(138g、0.5
9mol)にホルムアミド(763ml)を加え還流し
た。3.5時間後氷水(1.1リットル)を加えて氷浴
中で1時間撹拌した後、濾過して得られる残渣を氷水
(1リットル)で洗浄した後、トルエン(350ml×
2)を加え残渣に含まれる水を共沸留去した。減圧乾燥
後6,7−ジエトキシキナゾリン−4−オン(118
g、87%)を得た。
【0416】6,7−ジエトキシキナゾリン−4−オン
(4j):1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.38(t,J=6.9Hz,3H),1.39
(t,J=6.9Hz,3H),4.13(t,J=
6.9Hz,2H),4.17(t,J=6.9Hz,
2H),7.11(s,1H),7.43(s,1
H),7.96(s,1H),12.03(s,1
H).
【0417】2)目的物4−クロロ−6,7−ジエトキ
シキナゾリン(2j)の合成 6,7−ジエトキシキナゾリン−4−オン(4j)(2
06.47g、0.881mol)をトルエン(1.4
リットル)に懸濁させ、オキシ塩化リン(167ml)
を室温下で滴下してトルエン(0.1リットル)を加え
た後、還流した。2時間後、過剰のオキシ塩化リンとト
ルエンを減圧留去し、残渣に氷水(1リットル)を氷浴
中でゆっくり加えた後、クロロホルム(2リットル)で
抽出した。この抽出液を10%Na2 CO3 水溶液(1
リットル×2)、飽和食塩水(1リットル×2)で洗
浄、乾燥(MgSO4 )、濃縮し粗結晶(247g)を
得た。
【0418】得られた粗結晶のクロロホルム溶液(60
0ml)に活性炭(5g)を加え30分間室温で撹拌し
た後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒、ク
ロロホルム−メタノール系)と懸洗(溶媒:Hex−E
2 O系)により精製して目的物4−クロロ−6,7−
ジエトキシキナゾリン(2j)(168.49g、76
%)を得た。 4−クロロ−6,7−ジエトキシキナゾリン(2j):1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.57(t,J=6.9Hz,3H),1.58
(t,J=6.9Hz,3H),4.28(q,J=
6.9Hz,2H),4.29(q,J=6.9Hz,
2H),7.30(s,1H),7.37(s,1
H),8.84(s,1H). 合成例25 4−クロロ−6,7−ジイソプロポキシキ
ナゾリン(2k)の合成
【0419】
【化113】
【0420】上に示す様に出発物質3,4−ジヒドロキ
シ安息香酸(1)から6工程で目的物を合成した。以下
に各々の工程の合成例を示す。 1)3,4−ジイソプロポキシ安息香酸(2)の合成 3,4−ジヒドロキシ安息香酸1(10.9g、71m
mol)のテトラヒドロフラン溶液(48ml)に2規
定水酸化ナトリウム水溶液(142ml、282mmo
l)を加えた中に0℃下でヨウ化イソプロピル(30
g、177mmol)のテトラヒドロフラン溶液(48
ml)を20分間で滴下した後、還流した。
【0421】4日後、反応溶媒中のテトラヒドロフラン
を減圧留去した後、ノルマルヘキサン(300ml)で
洗浄した。得られる水層に濃塩酸を加えて酸性にした
後、酢酸エチル(600ml)で抽出、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4 )、濃縮の後得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒、クロロホルム
−メタノール系)で精製し目的物2(2.9g、17
%)を得た。 3,4−ジイソプロポキシ安息香酸21 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.36(d,J=6.1Hz,12H),4.51
(dq,J=6.1,6.1Hz,1H),4.62
(dq,J=6.1,6.1Hz,1H),6.93
(d,J=8.5,1H),7.65(d,J=1.9
Hz,1H),7.72(dd,J=8.5,1.9H
z,1H).
【0422】2)4,5−ジイソプロポキシ−2−ニト
ロ安息香酸(3)の合成 3,4−ジイソプロポキシ安息香酸(2)(2.4g、
10.0mmol)のジクロロメタン(50ml)溶液
中に−55〜65℃の温度内で、発煙硝酸(1ml)の
ジクロロメタン(20ml)溶液に無水硫酸第二スズ
(1.4ml)のジクロロメタン溶液(20ml)を1
5分間で同時に滴下した。30分後、氷水(100m
l)をゆっくり加え、ジクロロメタン(300ml)で
抽出し飽和食塩水(100ml)で洗浄、乾燥(MgS
4 )、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒クロロホルム−メタノール系)で
精製し目的物3(2.42g、80%)を得た。 4,5−ジイソプロポキシ−2−ニトロ安息香酸31 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:1.28−1.33(m,12H),4.68−
4.76(m,2H),7.29(s,1H),7.5
7(s,1H).
【0423】3)4,5−ジイソプロポキシ−2−ニト
ロ安息香酸メチルエステル(4)の合成 4,5−ジイソプロポキシ−2−ニトロ安息香酸(2.
4g、8.4mmol)にメタノール(10ml)とジ
エチルエーテル(40ml)を加え、室温下でジメチル
アミノピリジン(51.3mg、5mol%)とジシク
ロヘキシルカルボジイミド(1.91g、9.2mmo
l)を加え撹拌した。5時間後、セライト濾過をして、
ジエチルエーテルで洗い込んだ後、母液を10%Na2
CO3 水溶液(40ml)、飽和食塩水(20ml)で
洗浄し、乾燥(MgSO4 )濃縮し得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒、クロロホルム
−メタノール系)で精製目的物4(1.74g、69
%)を得た。
【0424】4,5−ジイソプロポキシ−2−ニトロ安
息香酸メチルエステル(4)1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.36−1.44(m,12H),3.90(s,3
H),4.59(dt,J=6.1Hz,1H),4.
63(dt,J=6.1Hz,1H),7.08(s,
1H),7.46(s,1H).
【0425】4)3,4−ジイソプロポキシアントラニ
ル酸メチルエステル(5)の合成 4,5−ジイソプロポキシ−2−ニトロ安息香酸メチル
エステル(4)(1.32g,4.4mmol)のメタ
ノール溶液(40ml)を窒素置換した後、パラジウム
炭素(60mg)を加え、水素に置換して室温で激しく
撹拌した。7時間後、セライト濾過をおこない、メタノ
ールで洗い込んだ後、濾液を濃縮し目的物5(1.18
g、99%)を得た。
【0426】3,4−ジイソプロポキシアントラニル酸
メチルエステル(5)1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.28(d,J=6.2Hz,6H),1.36
(d,J=6.2Hz,6H),3.83(s,3
H),6.13(s,1H),7.42(s,1H). 5)6,7−ジイソプロポキシキナゾリン−4−オン
(6)の合成 4,5−ジイソプロポキシアントラニル酸メチルエステ
ル(5)(1.4g、5.2mmol)にホルムアミド
(10ml)を加えて還流した。2時間後、氷水(30
ml)を加え、濾過して得られる残渣を氷水で洗い乾燥
して目的物6(876mg、64%)を得た。
【0427】6,7−ジイソプロポキシキナゾリン−4
−オン(6)1 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:1.30(d,J=6.3Hz,6H),1.33
(d,J=6.3Hz,6H),4.59(dt,J=
6.3,6.3Hz,1H),4.76(dt,J=
6.3,6.3Hz,1H),7.13(s,1H),
7.46(s,1H),7.95(s,1H),12.
02(s,1H). 6)4−クロロ−6,7−ジイソプロポキシキナゾリン
(2k)の合成 6,7−ジイソプロポキシキナゾリン−4−オン6(8
76mg、3.34mmol)のトルエン(30ml)
液中にオキシ塩化リン(7ml)を室温下で加えた後、
還流した。2時間後、濃縮後、10%Na2 CO3 水溶
液を加えクロロホルムで抽出し飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4 )、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒、ノルマルヘキサン−酢
酸エチル)で精製して目的物2k(577mg、61
%)を得た。
【0428】4−クロロ−6,7−ジイソプロポキシキ
ナゾリン(2k)1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.46(d,J=6.1Hz,6H),1.48
(d,J=6.1Hz,6H),4.72(dt,J=
6.1,6.1Hz,1H),4.76(dt,J=
6.1,6.1Hz,1H),7.31(s,1H),
7.44(s,1H),8.83(s,1H).
【0429】合成例26 4−クロロ−6−ジメチルア
ミノピリド〔3,2−d〕ピリミジン2Lの合成
【0430】
【化114】
【0431】目的物4−クロロ−6−ジメチルアミノピ
リド〔3,2−d〕ピリミジン(3)は上に示す様に出
発物質6−フルオロピリド〔3,2−d〕ピリミジン−
4−オン(1)から2段階で合成した。 (1)6−ジメチルアミノピリド(3,2−d〕ピリミ
ジン(2)の合成 W.A.Dennyらの方法に従い(J.Med.Ch
em.1996,39,1823−1835)製造した
6−フルオロピリド〔3,2−d〕ピリミジン−4−オ
ン(1)(540mg、3.27mmol)に50%ジ
メチルアミノ水溶液(7ml)、エタノール(50m
l)を加えて封管して100℃で撹拌した。
【0432】4時間後室温に戻し一晩放置した後、濃縮
して2(527mg)を得た。 6−ジメチルアミノピリド〔3,2−d〕ピリミジン−
4−オン(2)1 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:3.13(s,6H),7.19(d,J=9.3
Hz,1H),7.77(d,J=9.3Hz,1
H),7.84(s,1H).
【0433】(2)4−クロロ−6−ジメチルアミノピ
リド〔3,2−d〕ピリミジン(2L)の合成 6−ジメチルアミノピリド〔3,2−d〕ピリミジン−
4−オン(2)(360mg、2.04mmol)にオ
キシ塩化リン(15ml)を加えて還流した。30分後
過剰のオキシ塩化リンを減圧留去し、氷浴下でゆっくり
氷水(100ml)を加えた。EtOAc(200m
l)で抽出して、洗浄(飽和食塩水)乾燥(Na2 SO
4 )、濃縮して目的物2L(203mg、51%)を得
た。 4−クロロ−6ジメチルアミノピリド〔3,2−d〕ピ
リミジン(2L)1 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:3.25(s,6H),7.62(d,J=9.3
Hz,1H),8.07(d,J=9.3Hz,1
H),8.74(s,1H). 合成例27 4−クロロピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン(2m)の合成
【0434】
【化115】
【0435】R.K.Robins,G.H.Hitc
hingsの方法に従い(J.Am.Chem.So
c.,77,2256(1995)目的物2mを合成し
た。 4−クロロピリド〔2,3−d〕ピリミジン(2m)1 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:7.92(dd,J=8.3,4.3Hz,1
H),8.75(dd,J=8.3,1.7Hz,1
H),9.30(s,1H),9.38(dd,J=
4.3,1.7Hz,1H). 合成例28 エチル 4−クロロ−5−アミノ−6−ピ
リミジルアミノアセテート(2n)の合成
【0436】
【化116】
【0437】W.R.Boonらの方法に従い(J.C
hem.Soc.96(1951))目的物エチル 4
−クロロ−5−アミノ−6−ピリミジルアミノアセテー
ト(2n)を合成した。 エチル 4−クロロ−5−アミノ−6−ピリミジルアミ
ノアセテート(2n)1 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:1.19(t,J=7.1Hz,3H),4.13
(q,J=7.1Hz,2H),4.19(d,J=
5.7Hz,2H),8.49(s,1H),8.82
(t,J=7.1Hz,1H). 合成例29 アセチレン体3nの合成
【0438】
【化117】
【0439】60%NaH(1.4g、34.4mmo
l)をTHFで洗浄し、THF(10ml)の懸濁液と
した中に1(1.38g、8.61mmol)のTHF
溶液(10ml)を室温下で滴下した。10分間撹拌の
後、ブロモ酢酸(1.79g、12.9mmol)のT
HF溶液(10ml)を室温下で滴下した。更にTHF
(15ml)を加えて懸濁状態のまま撹拌した。2日
後、H2 O(60ml)を加えてEt2 O(30ml)
で洗浄した後、水層を希硫酸でpH2とし、EtOAc
100mlで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、乾
燥(Na2 SO4 )濃縮し、2のカルボン酸体の粗結晶
(2.04g)を得た。
【0440】得られた粗結晶(640mg)のメタノー
ル溶液(8ml)中にトリメチルシリルジアゾメタン、
10%ヘキサン溶液(14ml)を滴下した。これを濃
縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(el
uent:Hex/EtOAc=10/1)で精製し、
目的物3n(505mg、80%)を得た。 アセチレン体3n;1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.42(s,3H),2.53(s,1H),2.9
7(d,J=13.2Hz,1H),3.10(d,J
=13.2Hz,1H),3.75(s,3H),4.
24(d,J=10.8Hz,1H),4.29(d,
J=10.8Hz,1H),7.26−7.34(m,
5H). 合成例30 アセチレン化合物3pの製造
【0441】
【化118】
【0442】Methyl 4−hydroxyben
zoate(2.10g、13.8mmol)のCH3
CN溶液(30ml)を氷冷下撹拌し、DBV(2.7
ml、17.9mmol)、CuCl2 −2H2
(2.5mg、0.014mmol)を加え次いで3−
Chloro−3−methyl−1−butyne
(1.84g、17.9mmol)のCH3 CN溶液
(8ml)を20分以上かけて滴下した。室温まで昇温
し、一晩放置した後、CuCl2 ・2H2 O(6mg)
および3−Chloro−3−methyl−1−bu
tyne(0.5ml)を加え室温で1.5時間撹拌し
た。反応液を濃縮し、残渣を1N HCl水溶液(30
ml)とトルエン(50ml)に分配し、有機層を1N
HCl水溶液(30ml×2)、10%Na2 CO3
水溶液(30ml×2)、飽和食塩水(30ml)で洗
浄し、乾燥(MgSO4 )後、減圧下溶媒を留去し、目
的とするアセチレン3p(2.93g、定量的)を得
た。 3p: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δp
pm:1.69(s,6H),2.62(s,1H),
3.88(s,3H),7.24(d,J=8.9H
z,2H),7.97(d,J=8.9Hz,2H). 合成例31 アセチレン化合物3qの製造
【0443】
【化119】
【0444】出発物質としてサリチル酸エチルを用い上
記合成例と同様な操作を行なった。粗精製物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=
1:0→6/1)で精製し目的とするアセチレン3q
(1.95g、72%)を得た。 3q: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δp
pm:1.39(t,J=7.2Hz,3H),1.6
8(s,6H),2.57(s,1H),4.35
(q,J=7.2Hz,2H),7.09(dd,J=
1.1,7.6Hz,1H),7.36−7.43
(m,1H),7.58(dd,J=1.1,8.3H
z,1H),7.75(dd,J=1.8,7.7H
z,1H). 合成例32 アミノアセチレン3rの製造
【0445】
【化120】
【0446】NaH(435mg、10.9mmol、
60% in mineral oil)を乾燥ヘキサ
ンで洗浄し、DMF(5ml)を加え氷浴上撹拌した。
合成例14で製造したアミノアセチレン3h(591m
g、2.72mmol)のTHF溶液(2ml)を加え
た後、BrCH2 CO2 H(567mg、4.08mm
ol)を滴下し一晩室温で撹拌した。減圧下溶媒を留去
し、10%クエン酸水溶液に反応液をあけた。生成物を
CH2 Cl2 (20ml×2)で抽出し、抽出液を乾燥
(Na2 SO4 )、濃縮すると目的物3rのDMF溶液
(79wt%)が得られた(210mg、換算収率22
%)。
【0447】3r: 1H NMR(CDCl3 ,300
MHz)δppm:1.41(s,3H),2.54
(s,1H),2.69(s,3H),2.93(d,
J=12.7Hz,1H),2.92−3.18(m,
2H),3.27(d.J=12.7Hz,1H),
3.81(m,2H),4.14(2d,J=17.5
Hz,2H),7.27−7.40(m,5H). 合成例33 アセチレン3sの製造
【0448】
【化121】
【0449】下記スキームに従い製造した。
【0450】
【化122】
【0451】1)Ethyl 4−piperidin
ecarboxylate(4.45g、28.3mm
ol)およびEt3 N(4.7ml、34.0mmo
l)のTHF溶液(50ml)を氷浴上撹拌し、(t−
BuOCO)2 O(6.80g、31.1mmol)お
よびDMAP(73mg)を加え、室温で一晩放置し
た。反応液を濃縮し、水(50ml)およびEtOAc
(100ml)を加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、1N塩酸水溶液、続いて飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で順次洗浄し、乾燥(Na2 SO4 )、濃縮
し目的物1を薄茶色油状物として得た(7.22g、9
9%)。
【0452】1: 1H NMR(CDCl3 ,300M
Hz)δppm:1.26(t,J=7.0Hz,3
H),1.46(s,9H),1.52−1.70
(m,2H),1.80−1.95(m,2H),2.
43(tt,J=3.9,11.0Hz,1H),2.
84(m,2H),4.01(br d,J=12.8
Hz,2H),4.14(q,J=7.0Hz,2
H). 2)上記1のTHF溶液(40ml)を−65℃に冷却
し、1MのLithium bis(trimethy
lsilyl)amide THF溶液(14.7m
l、14.7mmol)を滴下した。40分後、ベンジ
ルブロミド(1.67ml、14.1mmol)を滴下
し、−65℃で30分撹拌後、ゆっくりと室温まで昇温
した。反応液を0℃に冷却し、飽和NH4 Cl水溶液を
加え反応を停止させ、濃縮した。残渣を水(40ml)
−EtOAc(40ml)に分配し、水層をEtOAc
(30ml)で抽出した。有機層を乾燥(Na2
4 )、濃縮後残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:EtOAc=9:1)で精製し2を得
た(4.23g、91%)。
【0453】2: 1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:1.18(t,J=7.1Hz,3
H),1.44(s,9H),1.32−1.65
(m,4H),2.09(br d,J=12.7H
z,2H),2.70−2.90(m,2H),2.8
2(s,2H),3.80−4.00(m,2H),
4.10(q,J=7.1Hz,2H),7.00−
7.10(m,2H),7.18−7.30(m,3
H). 3)2のトルエン溶液(20ml)を−65℃に冷却
し、1.1MのDIBALトルエン溶液(8.0ml、
8.77mmol)を滴下した。5分後希塩酸を加え、
室温でしばらく撹拌した。有機層を乾燥(Na2
4 )濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで精製するとアルデヒド4(381mg、17%)
およびアルコール3(306mg、14%)が生成物と
して得られた。
【0454】4: 1H NMR(CDCl3 ,300M
Hz)δppm:1.44(s,9H),1.40−
1.66(m,4H),1.93(br d,J=1
3.7Hz,2H),2.78(s,2H),2.85
(br t,J=12.7Hz,2H),3.87(b
r d,J=13.2Hz,2H),7.02−7.1
0(m,2H),7.18−7.35(m,3H),
9.57(s,1H). 3: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δpp
m:1.46(s,9H),1.40−1.50(m,
4H),2.72(s,2H),3.33−3.58
(m,4H),3.40(s,2H),7.12−7.
32(m,5H).
【0455】4)アルコール3(306mg、1.4m
mol)、NaBr(430mg、4.2mmol)お
よび4−Hydroxy−2,2′,6,6′−tet
ramethylpiperidine−N−oxid
e(25mg)のジクロロメタン(6ml)−飽和Na
HCO3 水溶液(10ml)の混合溶液を氷浴上撹拌
し、これに5%NaOCl水溶液(2ml)を滴下し
た。10分後EtOH(0.5ml)を加えた後、有機
層を分離し、水層をジクロロメタン(10ml)で抽出
した。抽出液をMgSO4 上で乾燥し、減圧下溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製し、アル
デヒド2を得た(287mg、68%)。
【0456】5)(EtO)2 P(O)CCl3 (J.
Am.Chem.Soc.,1947,69,100
2)(766mg、3.0mmol)のTHF(4m
l)−Et2 O(6ml)溶液を−100℃に冷却し、
1.61Mのn−BuLiヘキサン溶液(1.8ml、
2.9mmol)を滴下した。これにアルデヒド2(3
78mg、1.25mmol)のTHF(2.5ml)
−Et2 O(2.5ml)溶液を滴下し、反応混合物を
5時間かけて室温まで昇温した後、15分間還流させ
た。反応混合物を−30℃に冷却し、NH4 Cl水溶液
を加え、EtOAc(20ml×2)で抽出した。抽出
液を乾燥(Na2 SO4 )濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製し、ジクロロ体5を得た
(414mg、48%)。 5: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δpp
m:1.45(s,9H),1.22−1.52(m,
2H),1.98(br d,J=12.4Hz,2
H),1.75−1.93(m,2H),2.83
(s,2H),3.82−4.00(m,2H),5.
59(s,1H),7.07−7.17(m,2H),
7.20−7.35(m,3H).
【0457】6)氷冷下、5(394mg、1.1mm
ol)のTHF溶液(10ml)に1.6Mのn−Bu
Liヘキサン溶液(1.52ml、2.43mmol)
を滴下し、ゆっくりと室温まで昇温した。反応混合液に
NH4 Cl水溶液を加え反応を停止し、生成物をヘキサ
ン−EtOAc混合液で抽出した。抽出液を乾燥(Na
2 SO4 )、濃縮し、6aを得た。6aをEtOAc
(0.5ml)に溶解し、氷冷下4N HCl/EtO
Ac溶液(2ml)を加え、10分間撹拌した。室温で
さらに1時間撹拌後、Et2 O(4ml)を加え生成す
る沈殿物を濾取し、6b・HClを白色粉末結晶として
得た(210mg、81%)。 6b・HCl: 1H NMR(DMSO−d6 ,300
MHz)δppm:1.70−1.95(m,4H),
2.81(s,2H),2.86(s,1H),3.0
0−3.20(m,2H),3.22−3.35(m,
2H),7.27(m,5H),9.12(br s,
1H),9.30(br s,1H).
【0458】7)6b・HCl(203mg、0.86
mmol)、K2 CO3 (178mg、1.29mmo
l)、BrCH2 CO2 Et(114μl、1.03m
mol)のトルエン混合溶液(5ml)を室温で2時間
撹拌した。K2 CO3 (178mg)を加え、一晩室温
に放置した後、不溶物を濾別した。濾液を濃縮し、残渣
にNaHCO3 飽和水溶液(10ml)およびEtOA
c(10ml)を加えた。有機層を乾燥(Na2
4 )、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し目的とするアセチレン3sを油状物質と
して得た(130mg、53%)。 3s: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δp
pm:1.26(t,J=7.1Hz,3H),1.5
8−1.78(m,4H),2.24(s,1H),
2.51(2dt,J=3.5,11.3Hz,2
H),2.76(s,2H),2.81(m,2H),
3.21(s,2H),4.18(q,J=7.1H
z,2H),7.16−7.32(m,5H). 合成例34 アセチレン化合物3tの製造
【0459】
【化123】
【0460】下記スキームに従い製造した。
【0461】
【化124】
【0462】1)出発物質としてN−(t−Butox
ycarbonyl)−4−piperidone
(1)を用い合成例7、8と同様な操作で2(定量的)
および4を粗精製物として得た。 2: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δpp
m:1.46(s,9H),1.93(2ddd,J=
3.9,9.4,13.2Hz,2H),2.07
(s,3H),2.15−2.25(m,2H),2.
67(s,1H),3.34(2ddd,J=3.6,
9.7,13.5Hz,2H),3.72(m,2
H).
【0463】2)粗精製である4(1.08g)のEt
2 O溶液(1ml)を氷浴上撹拌し、4N HCl/E
tOAc溶液(4ml)を滴下した。室温でしばらく撹
拌した後、生成物5を濾取した。この粗精製物(890
mg)、BrCH2 CO2 Et(0.61ml、5.5
mmol)およびK2 CO3 (2.2g、15.9mm
ol)をトルエン(10ml)に懸濁させ、70〜80
℃で4時間撹拌した。反応混合物を放冷後、水(40m
l)、EtOAc(40ml)を加え、有機層を分離し
た。水層をEtOAc(15ml)で抽出し、抽出液を
乾燥(Na2 SO4 )、濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=4:
1→1:1)で精製し、目的物であるアセチレン3tを
得た(460mg,1からの収率37%)。
【0464】3t: 1H NMR(CDCl3 ,300
MHz)δppm:1.28(t,J=7.1Hz,3
H),1.93(2ddd,J=3.7,10.6,1
3.5Hz,2H),2.22(m,2H),2.49
(s,1H),2.66(2ddd,J=2.6,1
0.5Hz,2H),2.82(m,2H),3.25
(s,2H),4.19(q,J=7.1Hz,2
H),6.79(m,1H),6.94(m,2H),
7.18(m,2H). 合成例35 アセチレン3u
【0465】
【化125】
【0466】下記スキームに従い製造した。
【0467】
【化126】
【0468】1)CeCl3 :7H2 O(10.12
g、27.2mmol)を減圧下140℃で4時間撹拌
しながら乾燥した。これに室温でTHF(70ml)を
加え、1時間撹拌した。一方、トリメチルシリルアセチ
レン(3.84ml,27.2mmol)のTHF溶液
(20ml)をドライアイス−EtOH浴で冷却し、
1.6Mのn−BuLiヘキサン溶液(16.9ml、
27.0mmol)を滴下し、ゆっくりと室温まで昇温
した。この溶液を上記の方法で調製し、−65℃に冷却
したCeCl3 THF懸濁液に滴下し、30分間撹拌し
た。この懸濁液にインダノン(3.30g、25.0m
mol)のTHF溶液(9ml)を滴下し、1時間撹拌
後、無水酢酸(3.1ml、32.4mmol)を加え
た。反応液をゆっくりと室温まで昇温し、一晩放置した
後、NH4 Cl水溶液を加え濃縮した。生成物をEtO
Acで抽出し、抽出液を飽和NaHCO3 水溶液で洗浄
し、乾燥(Na2 SO4 )、濃縮した。残渣を短いシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOA
c=4/1)に付し、2を含む油状物質を得た。これを
THF(20ml)に溶解し、1M n−Bu4 NF
THF溶液(1ml、1.0mmol)を加え、室温で
1時間撹拌した。反応溶液に飽和NH4 Cl水溶液を加
え、生成物をEtOAc(50ml)で抽出した。抽出
液を乾燥(Na2SO4 )、濃縮し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=1
5:1→9:1)で精製し、4を結晶性固体として得た
(1.71g、34%)。
【0469】4: 1H NMR(CDCl3 ,300M
Hz)δppm:2.02(s,3H),2.57
(s,1H),3.56(2d,J=17.5Hz,2
H),358(2d,J=17.5Hz,2H),7.
21(s,4H). 2)出発物質として4とEthyl 4−piperi
dinecarboxylateを用い合成例8と同様
な操作を行ない目的物3uを白色粉末結晶として得た
(収率20%)。 3u: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δp
pm:1.26(t,J=7.1Hz,3H),1.7
2−1.90(m,3H),1.94−2.02(m,
2H),2.16(s,1H),2.28−2.48
(m,3H),2.93(m,2H),3.15(d,
J=14.7Hz,2H),3.27(d,J=14.
7Hz,2H),4.15(q,J=7.1Hz,2
H),7.10−7.25(m,4H). 合成例36 アセチレン3v
【0470】
【化127】
【0471】下記スキームに従い製造した。
【化128】 1)Diethyl Benzylmalonate
(1.00g、4.0mmol)のTHF溶液(40m
l)にt−BuOK(494mg、4.4mmol)を
加え室温で30分間撹拌後、氷−メタノール浴で冷却し
た。〔(Trimethylsilyl)ethyny
l〕(phenyl)iodoniumTriflat
e(J.Org.Chem.1991,56,3912
の方法に従い製造)(1.80g、4.0mmol)の
THF溶液(20ml)を加え室温で3時間撹拌した。
水−CH2 Cl2 で分配し、有機層を乾燥(Na2 SO
4)、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、Diethyl benzyl〔(tri
methylsilyl)ethynyl〕malon
ate(2)を得た。
【0472】2: 1H NMR(CDCl3 ,300M
Hz)δppm:0.16(s,9H),1.23
(t,J=7.1Hz,6H),3.38(s,2
H),4.21(q,J=7.1Hz,4H),7.1
2−7.36(m,5H). 2)上記2を含水THF(10ml)に溶解し、1Mの
n−Bu4 NF THF溶液(0.1ml、0.1mm
ol)を加え室温で1時間撹拌した。EtOAc(30
ml)と飽和NH4 Cl水溶液(30ml)を加え、有
機層を分離、乾燥(Na2 SO4 )、濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的とす
る3vを得た(390mg、1より収率32%)。 3v: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δp
pm:1.25(t,J=7.1Hz,6H),2.5
2(s,1H),3.41(s,2H),4.23
(q,J=7.1Hz,4H),7.16−7.34
(m,5H). 合成例37
【0473】
【化129】
【0474】ジベンジルケトン(2.1g、10mmo
l)に0.5MエチニルマグネシウムクロリドTHF溶
液(24ml、12mmol)を加え、撹拌した。塩化
アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出後、有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、目的物3w(2.28g、
9.7mmol、97%)を得た。 3w: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δp
pm:2.49(s,1H),3.02(s,4H),
7.27−7.38(m,10H). 合成例38
【0475】
【化130】
【0476】1−フェニル−2−ブタノン(2.96
g、20mmol)のTHF(3ml)溶液を0.5M
エチニルマグネシウムクロリドTHF溶液(60ml、
30mmol)に滴下した。反応液に塩化アンモニウム
水溶液を加え酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水
で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去
した。
【0477】目的物3x(3.18g、18.3mmo
l、91%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.11(t,J=7.4Hz,3H),1.74
(q,J=7.4Hz,2H),2.46(s,1
H),2.88(d,J=13.2Hz,1H),3.
00(d,J=13.2Hz,1H),7.25−7.
50(m,5H). 合成例39
【0478】
【化131】
【0479】ベンジルアセトン(7.4g、50mmo
l)のTHF(20ml)溶液を0.5Mエチニルマグ
ネシウムクロライドTHF溶液(110ml、55mm
ol)に滴下した。反応液に1N HClを注ぎ、有機
層を酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、プロパルジル
アルコール3Y(8.8g、0.05mol定量的)を
得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.55(s,3H),1.94−2.03(m,2
H),2.51(s,1H),2.83−2.90
(m,2H),7.16−7.32(m,5H). 合成例40
【0480】
【化132】
【0481】4−フルオロフェニルアセトン(250m
g、1.64mmol)のTHF(3ml)溶液に0.
5MエチニルマグネシウムクロライドTHF溶液(3.
5ml、1.75mmol)を加えた。反応液に塩化ア
ンモニウム水溶液を加え、有機層を酢酸エチルで抽出し
た後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧下溶媒を留去し、プロパルジルアルコール3Zと原
料の混合物(215mg、NMR比3:1、57%)を
得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.54(s,3H),2.47(s,1H),2.8
9(d,J=13.4Hz,1H),2.98(d,J
=13.4Hz,1H),6.97−7.06(m,2
H),7.26−7.32(m,2H). 合成例41 以下の方法で2を合成した。
【0482】
【化133】
【0483】1)3,4−ジクロロフェニル酢酸(2
0.0g、97.5mmol)の1,2−ジクロロエタ
ン(100ml)溶液にチオニルクロリド(11.8
g、99.2mmol)とDMF一滴を加え、3時間加
熱還流したのち減圧下濃縮し油状物質23.3gを得
た。金属マグネシウム(2.56g、107mmo
l)、エタノール(2ml)THF(30ml)混液に
四塩化炭素(0.2ml)を加えた後、マロン酸ジエチ
ルエステル(16.8g、105mmol)のエタノー
ル(10ml)THF(8ml)溶液を加えた。次いで
先に得た油状物質(23.3g)のTHF(10ml)
溶液を氷冷下滴下し、室温で2時間撹拌した。これに氷
冷下、2N硫酸水溶液(50ml)、水(20ml)を
加え、撹拌した後、油層を分離し、水層を酢酸エチルで
抽出後、合わせて飽和食塩水で洗浄し減圧下溶媒を留去
した。これに酢酸(24ml)、水(16ml)、濃硫
酸(3ml)を加え加熱還流(115℃〜145℃、8
時間)した。反応液をエーテルで抽出し、20%水酸化
ナトリウム水溶液で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナト
リウムで乾燥後減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製し、3,4−ジクロ
ロフェニルアセトン(1)(15.3g、91mmo
l、収率94%)で得た。
【0484】2)3,4−ジクロロフェニルアセトン
(1)(1.28g、7.6mmol)に氷冷下、0.
5MエチニルマグネシウムクロライドTHF溶液(16
ml、8mmol)を滴下し、次いで無水酢酸(0.8
2ml、8.6mmol)を滴下した。反応液に塩化ア
ンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した後、有機
層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に
洗浄し、減圧下濃縮し油状物質(1.55g)を得た。
上と同様の操作で3,4−ジクロロフェニルアセトン
(7g、41.8mmol)から油状物質8.1gを得
た。
【0485】この油状物質を合わせ、THF(100m
l)に溶解させ、ジエチルアミン(20ml、193m
mol)、塩化銅(I)(200mg、2mmol)を
加え加熱還流した。反応液を酢酸エチルで抽出し、塩化
アンモニウム水溶液で洗浄後減圧下溶媒を留去した。残
渣をカラムクロマトグラフィーで洗浄し、プロパルジル
アミン3aa(1.74g、6.2mmol、収率12
%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.11(t,J=7.2Hz,6H),1.24
(s,3H),2.32(s,1H),2.71−2.
79(m,5H),2.98(d,J=13.2Hz,
1H),7.15(dd,J=8.4,1.8Hz,1
H),7.39(d,J=8.4Hz,1H),7.4
3(d,J=1.8Hz,1H). 合成例42
【0486】
【化134】
【0487】上記ルートにしたがって、アミノアセチレ
ン(3ab)を合成した。次に示す。 1)J.Org.Chem.22,939(195
7),C.Osuch,R.Levine,の記述にし
たがって、4−ピリジルアセトン(1)を合成した。す
なわち、4−ピコリン(23.9g、257mmol)
のエーテル(300ml)溶液にメチルリチウム(1.
5M in Et2 O、170ml、255mmol)
を滴下した。これにメチルアセテート(9.5g、12
8mmol)のエーテル(20ml)溶液を滴下し、1
h加熱還流した。反応液に水を加え、エーテル、酢酸エ
チルの順に抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム→クロロホルム:メタノール=9:1)で分離
精製し、4−ピリジルアセトン(1)(2.7g、20
mmol、15%)を得た。
【0488】1: 1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:2.22(s,3H),3.73
(s,2H),7.13−7.16(m,2H),8.
55−8.58(m,2H). 2)トリメチルシリルアセチレン(3.65ml、2
5.8mmol)のTHF(20ml)溶液にnBuL
i(1.66M in Hexane 15.6ml、
25.9ml)を−78℃にて滴下した。これを3塩化
セリウム7水和物(10.38g、28mmol)を減
圧下2時間140℃で加熱乾燥したものに−78℃にて
滴下した。この溶液に1(2.69g、20mmol)
を加え、1時間撹拌した後、無水酢酸(2.3ml、2
4mmol)を加えた。反応液に水を加え、酢酸エチル
で抽出した後、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、次
いで飽和食塩水で洗浄し、減圧下溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Hexan
e:AcOEt4:1→1:1)にて分離精製して2
(0.9g、3.3mmol、16%)を得た。
【0489】2: 1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:0.15(s,9H),1.68
(s,3H),2.12(s,3H),3.06(d,
J=13.2Hz,1H),3.29(d,J=13.
2Hz,1H),7.22−7.26(m,2H),
8.51−8.55(m,2H). 3)2(0.9g,3.3mmol)のTHF(10m
l)溶液にnBu4 NF(1M in THF,0.8
ml,0.8mmol)を加え室温で3.5時間撹拌し
た。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出後、有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧下溶媒を留去し、3を含
む残渣(700mg)を得た。これを精製せずに次の反
応に用いた。
【0490】3: 1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:1.69(s,3H),2.04
(s,3H),2.62(s,1H),3.13(d,
J=13.3Hz,1H),3.27(d,J=13.
3Hz,1H),7.24−7.26(m,2H),
8.53−8.56(m,2H). 4)3を含む油状物質(700mg)とジエチルアミン
(2.78ml、27mmol)のTHF(20ml)
溶液に塩化銅(I)(15mg、0.15mmol)を
加え、3時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで抽出
し、塩化アンモニウム水溶液で洗浄後、有機層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥し減圧下溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル4:1→1:1)で分離精製し、目的物3ab(1
01mg、0.47mmol 2より14%)を得た。
【0491】3ab: 1H NMR(CDCl3 ,25
0MHz)δppm:1.11(t,J=7.4Hz,
3H),1.74(q,J=7.4Hz,2H),2.
46(s,1H),2.88(d,J=13.2Hz,
1H),3.00(d,J=13.2Hz,1H),
7.25−7.50(m,5H). 合成例43
【0492】
【化135】
【0493】上記スキームに従って、3−エチニル−4
−フェニル安息香酸エチル(3ac)を合成した。以下
に示す。 1)4−ブロモ安息香酸エチル(23g、100mmo
l)を、発煙硝酸(28g)、濃硫酸(37g)混液に
液温20℃〜31℃に保ちながら加えた。反応液を氷水
(1リットル)にあけ生じた結晶を濾取し、エタノール
懸洗後、濾取した結晶と懸洗後の濾液を減圧下濃縮した
ものに水を加え濾取した結晶を合わせ、乾燥し、4−ブ
ロモ−3ニトロ安息香酸エチル(1)(26.8g、9
8mmol、98%)を得た。
【0494】1; 1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:1.42(t,J=7.1Hz,3
H),4.43(q,J=7.1Hz,2H),7.8
4(d,J=8.4Hz,1H),8.08(dd,J
=8.4Hz,1.9Hz,1H),8.46(d,J
=1.9Hz,1H). 2)1(5.0g、18.2mmol)とフェニルホウ
酸(2.67g、21.8mmol)、ビス(トリフェ
ニルホスフィン)−パラジウム(II)クロライド(63
0mg、0.90mmol)、トリエチルアミン(7.
5ml、53mmol)のDMF(50ml)溶液を6
時間加熱還流した。
【0495】反応液を減圧下濃縮し、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン→ヘキサン:酢酸エチル=
4:1)により精製し、3−ニトロ−4フェニル安息香
酸エチル(2)(3.0g、11mmol、60%)を
得た。 2: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δpp
m:1.44(t,J=7.2Hz,3H),4.45
(q,J=7.2Hz,2H),7.31−7.36
(m,2H),7.43−7.57(m,3H),7.
54(d,J=8Hz,1H),8.27(dd,J=
8.1,7Hz,1H),8.49(d,J=1.7H
z,1H).
【0496】3)2(1.0g,3.7mmol)の酢
酸エチル(10.2ml)、酢酸(6.8ml)溶液に
10%パラジウム−炭素(0.1g)を加え、水素雰囲
気下4〜5気圧で8時間撹拌した。反応液を濾過し、水
を加え、酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶
液、次いで飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン・酢酸エチル4:1→
2:1)で精製し、3−アミノ−4−フェニル−安息香
酸エチル(3)(787mg、326mmol、88
%)を得た。 3: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δpp
m:1.40(t,J=7.1Hz,3H),4.37
(q,J=7.1Hz,2H),7.18(d,J=
7.8Hz,1H),7.39〜7.45(m,7
H).
【0497】4)3(787mg、3.26mmol)
の24%臭化水素酸混液に70%亜硝酸ナトリウム水溶
液(5ml)、臭化銅(1.15g、8mmol)48
%臭化水素酸(5ml)溶液を加え、60℃で1時間加
熱した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出し、有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減
圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 8:1→4:1)
で分離精製し、3−ブロモ−4−フェニル安息香酸エチ
ル(4)(541mg、1.7mmol、53%)を得
た。 4: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δpp
m:1.42(t,J=7.0Hz,3H),4.41
(q,J=7.0Hz,2H),7.38−7.49
(m,6H),8.19(dd,J=8.1,1.6H
z,1H),8.34(d,J=1.6Hz,1H).
【0498】5)4(430mg、1.42mmo
l)、トリエチルシリルアセチレン(0.4ml、2.
8mmol)、ビス−(トリフェニルホスフィン)−パ
ラジウム(II)クロライド(20mg、0.029mm
ol)、トリフェニルホスフィン(10mg、0.03
8mmol)、ヨウ化銅(I)(10mg、0.053
mmol)、トリエチルアミン(1.5ml、10.8
mmol)のDMF(1ml)溶液を100℃で1.5
時間加熱した。反応液を酢酸エチルで抽出し、塩化アン
モニウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、減圧下溶媒
を留去した。これに4(541mg、1.77mmo
l)を同様の操作を行い、得た残渣を合わせシリカゲル
パート(ヘキサン→ヘキサン:酢酸エチル18:1)に
より高極性物質を除いたカップリング生成物を含む油状
物質(916mg)を得た。
【0499】これをTHF(10ml)に溶解させ、1
MテトラノルマルブチルアンモニウムフルオライドTH
F溶液(3.1ml、3.1mmol)を加え、30分
撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を加え、酢
酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン→ヘキサン:
酢酸エチル=40:1)にて精製し、3−エチニル−4
−フェニル安息香酸エチル3ac(173mg、0.6
9mmol、22%)を得た。 3ac: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δ
ppm:1.42(t,J=7.2Hz,3H),3.
09(s,1H),4.41(q,J=7.2Hz,2
H),7.38〜7.50(m,4H),7.59−
7.64(m,2H),8.06(dd,J=8.1,
1.8Hz,1H),8.29(d,J=1.8Hz,
1H). 合成例44
【0500】
【化136】
【0501】上記ルートに従って2を合成した。次に示
す。 1)エチニルマグネシウム(0.5M in THF、
145ml、72.5mmol)に4−フルオロフェニ
ルアセトン(10g、66mmol)のTHF(10m
l)溶液を滴下し、次いで無水酢酸(7.5ml、79
mmol)を滴下した。反応液に塩化アンモニウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和塩化
ナトリウム水溶液で洗浄し、減圧下溶媒を留去した。残
渣をシリカゲル(70g)に通し、(展開溶媒、ヘキサ
ン:酢酸エチル4:1)減圧下溶媒を留去した後、残渣
をエーテルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水の順に洗浄し、減圧下溶媒を留去し、1(1
4.6g、66mmol、定量的)を得た。
【0502】1: 1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:1.64(s,3H),2.03
(s,3H),2.60(s,1H),3.13(d,
J=13.7Hz,1H),3.23(d,J=13.
7Hz,1H),6.95−7.03(m,2H),
7.22−7.29(m,2H). 2)アセテート(1)(7.0g、31.8mmol)
とイソニペコチン酸エチル(12.0g、76.4mm
ol)のTHF(70ml)溶液に塩化銅(I)(22
2mg、2.2mmol)を加え、66℃で2時間、8
6℃で10分間加熱した。減圧下溶媒を留去した。残渣
をエーテル(100ml)で抽出し、アンモニア水溶
液、次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を3N塩酸水
溶液(160ml)で抽出した後、水層に3N水酸化ナ
トリウム水溶液(150ml)、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加え、ジクロロメタン(300ml)で抽出
した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(silica50g、ヘキサン:酢
酸エチル=4:1)で精製し、目的物3ad(8.21
g、25.8mmol、81%)を得た。
【0503】3ad: 1H NMR(CDCl3 ,25
0MHz)δppm:1.20(s,3H),1.26
(t,J=7.1Hz,3H),1.67−1.88
(m,2H),1.89−2.05(m,2H),2.
20−2.38(m,3H),2.38(s,1H),
2.81(d,J=13.4Hz,1H),2.97−
3.19(m,1H),3.02(d,J=13.4H
z,1H),3.20−3.31(m,1H),4.1
4(q,J=7.1Hz,2H),6.90−7.0
(m,2H),7.22−7.29(m,2H). 合成例45
【0504】
【化137】
【0505】フェニルアセトン(4g、29.8mmo
l)のTHF(10ml)溶液に0.5Mエチニルマグ
ネシウムクロライドTHF溶液(71ml、37mmo
l)を加え、1時間撹拌した。反応液に、0.5N塩酸
水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を
留去し、プロパルジルアルコール3ae(4.36g,
27.2mmol,91%)を得た。
【0506】3ae: 1H NMR(CDCl3 ,25
0MHz)δppm:1.56(s,3H),2.47
(s,1H),2.93(d,J=13.2Hz,1
H),3.01(d,J=13.2Hz,1H),7.
27−7.35(m,5H). 合成例46
【0507】
【化138】
【0508】4−メチルフェノール(1.08g、10
mmol)、プロパルジルアルコール(840mg、1
0mmol)、トリフェニルホスフィン(2.62g、
10mmol)のTHF(10ml)溶液に氷水溶下か
きまぜながらジエチルアゾジカルボキシレート(1.5
8ml、10mmol)を滴下した後、室温で一昼夜放
置した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トで精製(展開液,n−ヘキサン:酢酸エチル15:
1)し、目的とするエーテル体3af(260mg、
1.5mmol、収率15%)を得た。 3af: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δ
ppm:1.62(s,6H),2.30(s,3
H),2.52(s,1H),7.05−7.15
(m,4H). 合成例47 以下の方法で3agを合成した。
【0509】
【化139】
【0510】1)2−フェニルプロピオンアルデヒド
(6.7g、50mmol)のジクロロメタン(450
ml)溶液にトリフェニルホスフィン(52g、200
mmol)、四臭化炭素(33.2g、100mmo
l)を0℃にて加え撹拌した。反応液を濾過後、減圧下
濃縮し残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製し、1
(11.2g、39mmol、77%)を得た。 2)1(11.2g、39mmol)に40%トリトン
Bメタノール溶液(73ml)、ジエチルアミン(55
ml、540mmol)を加え撹拌した。反応液に水を
加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を減圧下濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
し、3ag(2.7g、13.4mmol、35%)を
得た。
【0511】3ag: 1H NMR(CDCl3 ,30
0MHz)δppm:1.04(t,J=7.2Hz,
6H),1.58(s,3H),2.24(s,1
H),2.43(dt,J=7.2,13.8Hz,1
H),2.45(dt,J=7.2,13.8Hz,1
H),2.67(dt,J=7.2,13.8Hz,1
H),2.69(dt,J=7.2,13.8Hz,1
H),7.22−7.33(m,5H),7.71−
7.74(m,1H). 合成例48 以下の方法で3ahを合成した。
【0512】
【化140】
【0513】1)2−ブロモ−ビフェニル(1g、4.
29mmol)のTHF(40ml)溶液に1.7Mノ
ルマルブチルリチウムヘキサン溶液(3ml、5.15
mmol)を−78℃にて滴下した。30分撹拌後、ジ
メチルホルムアミド(0.5ml、6.45mmol)
を加え室温とした後、塩化アンモニウム水溶液を注い
だ。酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で分離精製
し1(748mg、4.1mmol、96%)を得た。 2)1(748mg、4.1mmol)のジクロロメタ
ン(40ml)溶液に0℃にてトリフェニルホスフィン
(4.3g、16.4mmol)、四臭化炭素(2.7
2g、8.2mmol)を加え、30分撹拌した。これ
にペンタン(160ml)を加え濾過した濾液を減圧下
濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン)で精製し、2(1.21g、3.57mmol、8
7%)を得た。
【0514】3)2(2.29g、6.77mmol)
のTHF(20ml)溶液に−78℃にて、1.7Mノ
ルマルブチルリチウムヘキサン溶液(3.98ml、
6.77mmol)を加え室温とした。反応液に水を加
え、有機層を減圧下濃縮した。残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン)にて精製し、3ah(796m
g、4.47mmol、66%)を得た。 3ah: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δ
ppm:3.03(s,1H),7.30−7.43
(m,6H),7.57−7.60(m,3H). 合成例49
【0515】
【化141】
【0516】アセテート体(1)(1.0g、4.54
mmol)、ジエチルアミン(1.02ml,9.86
mmol)、塩化銅(I)(30.7mg、0.31m
mol)のTHF(20ml)溶液を30分加熱還流し
た。減圧下溶媒を留去し、エーテルで希釈したのち希塩
酸水溶液で抽出した。水層を水酸化ナトリウム水溶液で
アルカリ性とし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を
減圧下濃縮し3ai(296mg、1.35mmol)
を得た。 3ai: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δ
ppm:1.11(t,J=7.1Hz,6H),1.
23(s,3H),2.29(s,1H),2.74
(d,J=13.2Hz,1H),2.77(q,J=
7.1Hz,4H),3.04(d,J=13.2H
z,1H),6.80−6.83(m,2H),7.2
2−7.26(m,2H). 合成例50
【0517】
【化142】
【0518】1)シクロヘキシルアセトン(2g、1
4.3mmol)のTHF溶液に、0.5Mエチニルマ
グネシウムクロライドTHF溶液(86ml、43mm
ol)を滴下し、3時間加熱還流した。反応液に氷冷下
無水酢酸(4.75ml、50.1mmol)を加え撹
拌した。反応液にエーテルを加え、塩化アンモニウム水
溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗
浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=16:1)にて分離精製し、
1(1.95g、9.36mmol、65%)を得た。
【0519】2)1(1.95g、9.36mmo
l)、ジエチルアミン(2.1ml、20.3mmo
l)、塩化銅(I)(63mg、0.64mmol)の
THF(40ml)溶液を30分加熱還流した。減圧下
溶媒を留去し、エーテルで希釈したのち、希塩酸水溶液
で抽出した。水層を水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ
性とし、ジクロロメタンで抽出後、有機層を減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=5:1)にて分離精製し3aj(8
99mg、4.06mmol、43%)を得た。 3aj: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δ
ppm:1.06(t,J=7.1Hz,6H),1.
12−1.68(m,11H),1.35(s,3
H),1.74−1.78(m,1H),1.88−
1.92(m,1H),2.20(s,1H),2.6
4(q,J=7.1Hz,4H). 合成例5 以下の方法で3akを合成した。
【0520】
【化143】
【0521】1)2,2−ジメチル−3−フェニル−1
−プロパノール(1.64g、10mmol)のジクロ
ロメタン(150ml)溶液にピリジニウムクロロクロ
メート(3.23g、15mmol)を加え撹拌した。
反応液をセライトを用い濾過し、濾液を減圧下濃縮し得
られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=1:1)で精製し1(1.61g、9.96
mmol、99.6%)を得た。
【0522】2)2,2−ジメチル−3−フェニル−1
−プロパノール(1)(1.94g、12mmol)の
ジクロロメタン(50ml)溶液にトリフェニルホスフ
ィン(12.6g、48mmol)、四臭化炭素(8.
0g、24mmol)を加え撹拌した。反応液を減圧下
濃縮し残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン→ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製し2
(2.26g、7.11mmol、59%)を得た。
【0523】3)(2.26g、7.11mmol)の
THF(50ml)溶液に−78℃にて1.6Mノルマ
ルブチルリチウムヘキサン溶液(9.8ml、15.6
mmol)を滴下した。反応液を室温とし、水を加え反
応を停止し、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン)で洗浄し、3ak(1.02g、6.45
mmol、91%)を得た。 3ak: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δ
ppm:1.22(s,6H),2.14(s,1
H),2.72(s,2H),7.26−7.27
(m,5H). 合成例52 以下のスキームに従って、4を合成した。
【0524】
【化144】
【0525】1)4−メトキシフェニルアセトン(3.
28g、20mmol)を合成例35の2の合成法と同
様の方法で反応を行い1(7.17g、17.9mmo
l、90%)を得た。1(7.17g、17.9mmo
l)のTHF(100ml)溶液に1Mテトラノルマル
ブチルアンモニウムフルオライドTHF溶液(18m
l、18mmol)を滴下し撹拌した。反応液に水を加
え、酢酸エチルで抽出後減圧下溶媒を留去した。残渣を
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
4:1)で精製し、2(3.71g、19.5mmo
l、98%)を得た。
【0526】2)2(3.71g、19.5mmol)
のTHF(20ml)溶液に−78℃にて1Mナトリウ
ムヘキサメチルジシラジドTHF溶液(21.5ml、
21.5mmol)を滴下し次いで0℃にて無水酢酸
(2.19g、21.5mmol)を加えた。反応液に
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣を
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
5:1)で精製し、3(2.08g、8.95mmo
l、46%)を得た。
【0527】3)3(2.08g、8.95mmol)
のTHF(10ml)溶液にジエチルアミン(2m
l)、塩化銅(60mg、0.61mmol)を加え加
熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で
精製し、3al(559mg、2.28mmol、25
%)を得た。 3al: 1H NMR(CDCl3 ,300MHz)δ
ppm:1.20(t,J=7.1Hz,6H),1.
24(s,3H),2.28(s,1H),2.70
(d,J=13.2Hz,1H),2.77(q,J=
7.1Hz,2H),2.78(q,J=7.1Hz,
2H),3.03(d,J=13.2Hz,1H),
3.59(s,3H),6.80−6.83(m,2
H),7.22−7.26(m,2H). 合成例53
【0528】
【化145】
【0529】上記ルートに従ってピリミジン誘導体2
p、2qを合成した。 1)4,6−ジクロロ−5−ニトロピリミジン(9.3
g、48mmol)をJ,Chem.Soc.99,
(1951)、W.R.Boon,W.C.M.Jon
es and G.R.Ramageの方法で反応を行
い、4−アミノ−6−クロロ−5−ニトロピリミジン
(2p)(4.4g、25mmol、52%)を得た。
【0530】2)4−アミノ−6−クロロ−5−ニトロ
ピリミジン2p(5.0g、28mmol)をJ.A
m.Chem.Soc.75,263(1953)、
R.K.Robins,らの方法で反応を行い、4,5
−ジアミノ−6−クロロピリミジン(1)(2.5g、
17mmol、60%)を得た。 3)4,5−ジアミノ−6−クロロピリミジン(1)
(1.9g、13mmol)をJ.Am.Chem.S
oc.,78,225(1956)J.W.Dalyら
の方法で反応を行い、4−クロロ−6,7−ジメチルプ
テリジン(2q)(1.9g、9.8mmol、75
%)を得た。 合成例54
【0531】
【化146】
【0532】発煙硝酸(7.5ml)と濃硫酸(38m
l)混液に、30〜35℃にて2,4−ジアミノ−6−
クロロピリミジン(7.2g、0.05mol)を少量
ずつ加え、30分撹拌した。反応液を氷(250g)に
注ぎアンモニア水溶液でpH9とした後、結晶を濾取
し、減圧下乾燥させ、2,4−ジアミノ−5−ニトロ−
6−クロロピリミジン(2r)(4.6g、0.026
2mol、52%)を得た。 合成例55
【0533】
【化147】
【0534】55〜58%ヨウ化水素酸(50ml)に
氷冷下クロロキナゾリン(5.0g、22.3mmo
l)を少量づつ加え2時間撹拌した。水(50ml)を
注ぎ、黄色結晶を濾取した後、クロロホルム(300m
l)に溶解させ、5%アンモニア水溶液、水の順に洗浄
し、Na2 SO4 で乾燥後、溶媒を留去(6.0g、1
8.9mmol、収率85%)でヨードキナゾリン(2
s)を得た。 2s: 1H NMR(DMSO−d6 ,250MHz)
δppm:4.0(s,3H),4.01(s,3
H),7.14(s,1H),7.35(s,1H),
8.69(s,1H). EI−MASS 316(M+ ),189(M−I) 合成例56
【0535】
【化148】
【0536】上記ルートに従い6−ヨード−9−メチル
プリン(2t)を合成した。次に示す。 1)水素化ナトリウム(60%油性、77mg、1.9
mmol)のTHF(2ml)混液に6−クロロプリン
(251mg、1.6mmol)のTHF(2ml)、
DMF(2ml)溶液を加えた。次いでヨウ化メチル
(0.12ml、1.9mmol)を加えた後水を注
ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧下溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(C
HCl3 :MeOH=10:1)で分離精製し、6−ク
ロロ−9−メチルプリン(1)(167mg、1.08
mmol、61%)、6−クロロ−7−メチルプリン
(69mg、0.41mmol、25%)を得た。
【0537】1: 1H NMR(CDCl3 ,250M
Hz)δppm:3.95(s,3H),8.12
(s,1H),8.78(s,1H). 2)ヨウ化水素酸(55%、2ml)に氷冷下6−クロ
ロ−9−メチルプリン(1)(175mg、1.0mm
ol)を加え1.5時間撹拌した。反応液にアンモニア
水溶液を注ぎ、酢酸エチル、クロロホルムの順に抽出し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒
を留去し、6−ヨード−9−メチルプリン(2t)(2
33mg、0.89mmol、89%)を得た。 2t; 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δp
pm:3.93(s,3H),8.13(s,1H),
8.65(s,1H). 実施例128
【0538】
【化149】
【0539】プロパルジルアミン3am(1.00g、
3.2mmol)とクロロキナゾリン2j(835m
g、3.2mmol)を実施例7と同様に反応を行い、
目的物(1.37g、2.74mmol、86%)を赤
褐色油状物質として得た。1 H NMR(CDCl3 ,300MHz)δppm:
1.25(t,J=7.0Hz,3H),1.50
(t,J=7.0Hz,3H),1.56(t,J=
7.0Hz,3H),1.61(s,3H),1.75
−1.90(m,2H),1.93−2.08(m,2
H),2.13−2.50(m,5H),2.81−
2.92(m,2H),3.13−3.39(m,2
H),4.14(q,J=7.0Hz,2H),4.1
7(q,J=7.0Hz,2H),4.28(q,J=
7.0Hz,2H),7.16−7.32(m,6
H),7.46(s,1H),9.06(s,1H). 実施例129
【0540】
【化150】
【0541】実施例128で得たエステル体(1.20
g、2.26mmol)を実施例8と同様に反応を行
い、目的物(1.00g、1.99mmol、88%)
を得た。 白色結晶 IR(KBr)νcm-1:3422,2984,293
7,2808,2214,1718,1612,157
7,1500,1469,1396,1369,123
6,1043,939,852,825,748,70
0,632.1 H NMR(DMSO−d6 ,250MHz)δpp
m:1.35(t,J=6.9Hz,3H),1.41
(t,J=6.9Hz,3H),1.55(s,3
H),1.57−1.72(m,2H),1.80−
1.95(m,2H),2.04−2.40(m,4
H),2.42−2.50(m,1H),2.70−
2.82(m,2H),3.01−3.24(m,2
H),4.14(q,J=6.9Hz,2H),4.2
5(q,J=6.9Hz,2H),7.12−7.30
(m,5H),7.33(s,1H),7.39(s,
1H),8.98(s,1H). 実施例130
【0542】
【化151】
【0543】プロパルジルアミン3i(385mg、
1.29mmol)と4−クロロ−6−ニトロキナゾリ
ン2u(270mg、1.29mmol)を、実施例7
と同様に反応を行い、目的物(578mg、1.22m
mol、95%)を赤茶色油状物質として得た。 IR(neat)νcm-1:3379,2932,28
10,2208,1728,1622,1577,15
27,1485,1439,1412,1356,13
40,1263,1178,1045,962,85
2,806,744,702.
【0544】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:1.26(t,J=6.9Hz,3
H),1.56(s,3H),1.75−1.95
(m,2H),2.00−2.13(m,2H),2.
27−2.62(m,3H),3.11(d,J=1
3.2Hz,1H),3.26−3.32(m,1
H),3.29(d,J=13.2Hz,1H),3.
45−3.55(m,1H),4.15(d,J=6.
9Hz,2H),7.21−7.33(m,3H),
7.35−7.38(m,2H),8.19(d,J=
9.2Hz,1H),8.66(dd,J=9.2,
2.4Hz,1H),9.09(d,J=2.4Hz,
1H),9.42(s,1H). 実施例131
【0545】
【化152】
【0546】3an(1.0g、3.3mmol)とク
ロロキナゾリン(830mg、3.14mmol)を、
実施例7と同様に反応を行い、目的物(870mg、
1.62mmol、52%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.34(t,J=7.0Hz,3H),1.54
(t,J=7.0Hz,3H),2.44(s,3
H),3.63(q,J=7.0Hz,2H),4.2
5(q,J=7.0Hz,2H),7.15(s,1
H),7.24−7.46(m,7H),7.68−
7.71(m,1H),7.70(d,J=8.3H
z,2H),7.85(d,J=8.3Hz,2H),
9.07(s,1H). 実施例132
【0547】
【化153】
【0548】実施例131でトシル体(140mg、
0.26mmol)のエタノール(4ml)、THF
(2ml)、混合溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液
(0.5ml、0.5mmol)を加え、4.5時間撹
拌した。反応液に1規定塩酸水溶液(1ml)を加えジ
クロロメタンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム→クロロホルム:メタノール 30:1)にて精製
し、目的物(68mg、0.18mmol、68%)を
得た。
【0549】淡黄色結晶 m.p.201−204℃ IR(KBr)νcm-1:3412,3155,298
4,2910,2361,2341,2183,161
2,1572,1531,1502,1458,142
9,1344,1332,1234,1201,114
9,1037,935,852,837,783,75
2,698,630,617,605.1 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.34(t,J=7.0Hz,3H),1.55
(t,J=7.0Hz,3H),3.64(q,J=
7.0Hz,2H),4.26(q,J=7.0Hz,
2H),6.98−7.02(m,1H),7.24−
7.32(m,3H),7.34−7.43(m,3
H),7.75−7.79(m,2H),8.90−
9.10(m,1H),9.06(s,1H). TOF−MS m/z;384(M+H). 実施例133
【0550】
【化154】
【0551】実施例132で得た物質(50mg、0.
13mmol)のDMF(2ml)溶液に60%水素化
ナトリウム(6.2g、0.16mmol)を加え次い
でヨウ化メチル(8.9μl、0.143mmol)を
加えた。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム→クロロホルム:メ
タノール=40:1)で精製し、得られた結晶をエーテ
ルで洗浄し、目的物質(21mg、0.053mmo
l、41%)を得た。
【0552】黄色結晶 m.p.136−137.5℃ IR(KBr)νcm-1:3427,2982,293
4,2361,2341,2189,1612,157
0,1502,1452,1417,1400,135
9,1342,1232,1201,1155,103
7,900,829,775,742,698,65
3,605,5841 H NMR(CDCl3 ,250MHz)δppm:
1.33(t,J=7.0Hz,3H),1.55
(t,J=7.0Hz,3H),3.61(q,J=
7.0Hz,2H),3.75(s,3H),4.26
(q,J=7.0Hz,2H),6.79(d,J=
2.3Hz,1H),7.17(d,J=2.3Hz,
1H),7.23−7.40(m,5H),7.71−
7.75(m,2H),9.05(s,1H). TOF−MS m/z;398(M+H) 実施例134
【0553】
【化155】
【0554】実施例132で得た物質(100mg、
0.26mmol)と、ブロモ酢酸エチルエステル(6
5mg、0.39mmol)を実施例132と同様に反
応を行い、目的物(68mg、0.145mmol、5
5%)を得た。 白色結晶 mp.174−175℃ IR(KBr)νcm-1:3425,2982,295
3,2363,2202,1739,1614,157
0,1500,1458,1444,1363,131
3,1232,1205,1161,1035,102
4,850,825,777,740,700,62
8,607,592.
【0555】1H NMR(CDCl3 ,300MH
z)δppm:1.32(t,J=7.0Hz,3
H),1.33(t,J=7.0Hz,3H),1.5
4(t,J=7.0Hz,3H),3.63(q,J=
7.0Hz,2H),4.25(q,J=7.0Hz,
2H),4.28(q,J=7.0Hz,2H),4.
68(s,2H),6.84−6.85(m,1H),
7.22−7.29(m,4H),7.33−7.39
(m,2H),7.73−7.77(m,2H),9.
05(s,1H). TOF−MS m/z;470(M+H) 実施例135
【0556】
【化156】
【0557】実施例134で得たエチルエステル体(3
5mg、0.0745mmol)を実施例8と同様に加
水分解反応を行い、目的物(30mg、0.068mm
ol、91%)を得た。 黄色結晶 230〜244℃ 熱分解 IR(KBr)νcm-1:3427,3123,298
6,2941,2490,2364,2195,195
7,1720,1612,1574,1531,150
0,1450,1400,1363,1315,124
2,1159,1035,931,898,785,7
46,698,6111 H NMR(DMSO−d6 ,300MHz)δpp
m:1.30(t,J=6.9Hz,3H),1.42
(t,J=6.9Hz,3H),3.78(q,J=
6.9Hz,2H),4.26(q,J=6.9Hz,
2H),4.89(s,2H),7.24(d,J=
2.1Hz,1H),7.26−7.32(m,3
H),7.38−7.44(m,2H),7.59
(d,J=2.1Hz,1H),7.72−7.73
(m,1H),7.74−7.75(m,1H),8.
99(s,1H),12.9−13.4(m,1H). TOF−MS m/z;442(M+H)
【0558】
【表174】
【0559】
【表175】
【0560】
【表176】
【0561】
【表177】
【0562】
【表178】
【0563】
【表179】
【0564】
【表180】
【0565】
【表181】
【0566】
【表182】
【0567】
【表183】
【0568】合成例57 以下のルートに従って3amを合成した。
【0569】
【化157】
【0570】1)0.5Mエチニルマグネシウムクロリ
ドTHF溶液(104ml、52mmol)に、ベンジ
ルアセトン(7g、47.2mmol)を滴下した。次
いで、反応液に無水酢酸(5.36ml、56.5mm
ol)を滴下した。反応液に1N HCl水溶液(60
ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧下溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン→ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し、1
(9.5g、44mmol、93%)を得た。 1: 1H NMR(CDCl3 ,250MHz)δpp
m:1.74(s,3H),2.03(s,3H),
2.09−2.31(m,2H),2.62(s,1
H),2.75−2.90(m,2H),7.16−
7.35(m,5H).
【0571】2)アセテート(1)(5g、23mmo
l)のTHF(50ml)溶液に塩化銅(I)(161
mg、1.6mmol)、イソニペコチン酸エチル
(8.71g、55.4mmol)を加え、3時間加熱
還流した。反応液を室温とし、減圧下濃縮した後、エー
テルで抽出した。これを、塩化アンモニウム水溶液、飽
和食塩水の順に洗浄した後、3N HCl水溶液で抽出
した。この水層をエーテルで洗浄後、2N NaOH水
溶液および炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロ
メタンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン→ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)で精製し、3am(5.02
g、16mmol、69%)を得た。
【0572】3am; 1H NMR(CDCl3 ,25
0MHz)δppm:1.25(t,J=7.0Hz,
3H),1.40(s,3H),1.75−1.85
(m,2H),1.90−2.00(m,4H),2.
20−2.30(m,3H),2.33(s,1H),
2.70−2.78(m,2H),3.00−3.21
(m,2H),4.13(q,J=7.0Hz,2
H),7.17−7.21(m,2H),7.25−
7.32(m,3H). 合成例58 以下のルートに従って3anを合成した。
【0573】
【化158】
【0574】1)ケイ酸ベンジルエステル(1.2g、
5mmol)と、p−トルエンスルホニルメチルイソシ
アニド(976mg、5mmol)のエーテル(10m
l)、DMSO(5ml)混合溶液をNaH(60%、
240mg、6mmol)のエーテル(10ml)懸濁
液に滴下し、15分撹拌した。反応液に水を注ぎ、酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下溶媒を留去した。得
られた結晶をエーテルで洗浄し、1(864mg、3.
12mmol、62%)を得た。
【0575】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:5.22(s,2H),6.76−6.
79(m,1H),7.23−7.37(m,8H),
7.44−7.54(m,3H),8.40−8.60
(m,1H). 2)1(864mg、3.12mmol)のTHF(1
0ml)溶液にトリエチルアミン(650μl、4.6
6mmol)、ジメチルアミノピリジン(189mg、
1.55mmol)、p−トルエンスルホニルクロリド
(711mg、3.73mmol)を加え、3.5時間
撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル4:1)にて精製し、2(1.29g、
3.0mmol、96%)を得た。
【0576】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:2.43(s,3H),5.18(s,
2H),7.12(d,J=2.7Hz,1H),7.
23−7.41(m,12H),7.80−7.84
(m,2H),7.85(d,J=2.7Hz,1
H). 3)2(2.76g、6.4mmol)のTHF(70
ml)溶液にリチウムアルミニウムヒドリド(291m
g、7.7mmol)を加え、40分撹拌した。反応液
に水(0.3ml)3規定水酸化ナトリウム水溶液
(0.3ml)、水(0.9ml)の順に加え上清を濾
取した後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:
1→酢酸エチル)にて精製し、3(1.94g、5.9
mmol、92%)を無色油状物質として得た。
【0577】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:2.41(s,3H),4.59(s,
1H),4.61(s,1H),7.23−7.40
(m,7H),7.43−7.48(m,2H),7.
80(d,J=8.4Hz,2H). 4)3(1.94g、5.9mmol)のジクロロメタ
ン(100ml)溶液に二酸化マンガン(7.8g)を
加え、7時間撹拌した。反応液をセライト−シリカゲル
を用い濾過し、濾液を減圧下濃縮し、4(1.66g、
5.1mmol、86%)を得た。
【0578】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:2.44(s,3H),7.23(d.
J=2.4Hz,1H),7.33−7.45(m,7
H),7.85(d,J=8.5Hz,2H),7.8
6(d,J=2.4Hz,1H),9.89(s,1
H). 5)4(1.66g、5.1mmol)のジクロロメタ
ン(50ml)溶液にトリフェニルホスフィン(2.6
8g、10.2mmol)を加え、氷冷下、四臭化炭素
(1.86g、5.6mmol)のジクロロメタン(1
5ml)溶液を滴下し、40分撹拌した。炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出後、有機層
を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
させ、シリカ(10g)を加え、減圧下溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=9:1→ジクロロメタン)にて精製し、5
(2.33g、4.85mmol、95%)を白色結晶
として得た。
【0579】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:2.43(s,3H),7.16−7.
17(m,2H),7.26−7.43(m,7H),
7.85(d,J=8.3Hz,2H),7.90−
7.91(m,1H). 2)5(616mg、1.28mmol)のTHF(1
3ml)溶液に、−78℃にて、1.59Mノルマルブ
チルリチウムヘキサン溶液(2.78ml、4.42m
mol)を滴下した。反応液に塩化アンモニウム水溶液
を加え、室温とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減
圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン→ヘキサン:酢酸エチル9:1)
で精製し、3an(163mg、0.51mmol、4
0%)を得た。
【0580】1H NMR(CDCl3 ,250MH
z)δppm:2.42(s,3H),3.10(s,
1H),7.25(d,J=2.4Hz,1H),7.
26−7.38(m,5H),7.45(d,J=2.
4Hz,1H),7.65(d,J=8.4Hz,2
H),7.80(d,J=8.4Hz,2H). 合成例59
【0581】
【化159】
【0582】上記の様に特開平6−73025号公報の
記述に従って、4−クロロ−6−ニトロキナゾリン2u
を5−ニトロ−アントラニス酸より合成した。 試験例1 <本発明のチロシンキナーゼ阻害剤の評価>本発明のチ
ロシンキナーゼ阻害剤について、チロシンキナーゼ阻害
活性および癌細胞増殖阻害作用について評価するため、
部分的に精製されたヒトEGF(上皮性細胞増殖因子)
受容体チロシンキナーゼ活性測定系およびヒト癌細胞を
用いた細胞培養系において試験を行った。さらに、阻害
活性の強さを比較、評価するために、特許あるいは文献
で開示されている既存のチロシンキナーゼ阻害剤のう
ち、比較的活性の高いものを同時に試験を行った。
【0583】(1)チロシンキナーゼ活性阻害作用 (測定方法)チロシンキナーゼ活性阻害作用は、ヒト偏
平上皮癌由来のA431細胞株より部分的に精製された
EGF受容体を用い、Linda J.PikeらのP
roceedings of the Nationa
l Academy ofSciences of t
he U.S.A.79,1433(1982)記載の
チロシンキナーゼ活性測定方法を改良して行った。
【0584】詳しい方法は以下の通りである。A431
細胞を牛胎児血清(FBS)10%を含むダルベッコ変
法イーグル培地中(DMEM)で37℃、5%炭酸ガス
下で培養し、この細胞を10mM N−2−ハイドロキ
シエチルピペラジノ−N′−2−エタンスルホン酸(H
epes)緩衝液(pH7.4)、0.25Mサッカロ
ース、0.1mM EDTAを含む溶液中でホモジネー
ト後、3000gで5分間遠心分離し、更にその上清を
100,000×gで30分間遠心分離を行いA431
細胞膜画分を得、これを酵素源である部分精製EGF受
容体として測定に供した。
【0585】上記のA431細胞膜画分(10〜15μ
g)、30mM Hepes緩衝液(pH7.7)、2
mM MnCl2 、100μM Na3 VO4 、および
ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解した被検物質
(終濃度1% DMSO)の反応混液に、100ngの
EGFを加えた後、合成基質RR−SRCペプチド(A
rg−Arg−Leu−Ile−Glu−Asp−Al
a−Glu−Tyr−Ala−Ala−Arg−Gl
y)75μg、10μM γ−32P−アデノシン三リン
酸(37Kbp)を加えて反応を開始した。このときの
容量は60μlである。尚、RR−SRCペプチドは、
EGF受容体のチロシンキナーゼの基質となる合成基質
となるものであり、srcの遺伝子産物中リン酸化され
るチロシン残基を含むアミノ酸配列を有する。
【0586】反応は氷中にて30分間行い、10mg/
ml牛血清アルブミンを6μlと20%トリクロロ酢酸
を25μl加えて反応を停止し、そのまま氷中に30分
間放置した。次に5000×gで2分間遠心した後、上
清を40μlサンプリングしてP81ホスホセルロース
ペーパーに吸着させた。これを30%酢酸水に15分間
浸して固定し、15%酢酸水に15分間浸して洗浄し
(洗浄は4回繰り返し行った)、液体シンチレーション
カウンターでP81ホスホセルロースペーパーに付着し
32Pのカウントを測定し、この値をAとした。同時に
被検物質を添加しない反応、被検物質およびEGF共に
添加しない反応のカウントも測定し、各々B、Cとし
た。これらの値から、チロシンキナーゼ阻害率は、下記
の式により求められる。
【0587】
【数1】阻害率(%)=100−{(A−C)/(B−
C)}×100
【0588】被検物質の添加濃度を変化させて得られた
阻害率よりIC50値(50%阻害濃度)を算出した。 (2)癌細胞増殖阻害作用 (測定方法)ヒト鼻咽喉癌であるKB細胞は、その細胞
表面上にEGF受容体を過剰に保有している。このKB
細胞を用いて、培養癌細胞の増殖に対する被検物質の効
果の検討を以下の方法で行った。
【0589】96well dish上に、KB細胞を
2.5×103 cell/wellに播種し、10%F
BS,50U/mlペニシリン及び50μg/mlスト
レプトマイシン含有DMEM:F12(1:1)培地中
で、37℃、5%炭酸ガス条件下で1日培養後、DMS
Oに溶解した被検物質を培地中に添加し(DMSO終濃
度<0.1%)、上記条件下で3日間培養した。なお被
検物質は24時間おきに培地と共に交換した。
【0590】生細胞数のカウントは、Michael
C.AlleyらのCancerReserch 4
8,589(1988)記載の測定法を参考に、MTT
(3−〔4,5−Dimethylthiazol−2
−yl〕−2,5−diphenytetrazoli
um bromide)試薬を用い540nmと660
nmの2波長の比色定量より求め、その値をaとした。
同時に被検物質を加えない時の生細胞数のカウントも測
定し、その値をbとした。細胞増殖阻害率は、下記の式
により求められる。
【0591】
【数2】阻害率(%)={(b−a)/b}×100
【0592】被検物質の添加濃度を変化させて得られた
阻害率よりIC50値(50%阻害濃度)を算出した。以
上の結果を表に示す。表中、Enzは、チロシンキナー
ゼ阻害率を、Cellは、細胞増殖阻害率を表わす。
【0593】
【表184】
【0594】
【表185】
【0595】
【表186】
【0596】
【表187】
【0597】
【表188】
【0598】
【表189】
【0599】
【表190】
【0600】
【表191】
【0601】
【表192】
【0602】
【表193】
【0603】
【表194】
【0604】
【表195】
【0605】
【表196】
【0606】
【表197】
【0607】
【表198】
【0608】
【表199】
【0609】
【表200】
【0610】
【表201】
【0611】
【表202】
【0612】
【表203】
【0613】
【表204】
【0614】
【表205】
【0615】
【表206】
【0616】
【発明の効果】本発明のエチニルピリミジン誘導体は、
強力なチロシンキナーゼ阻害活性及び癌細胞増殖抑制作
用を有するので、制癌剤、免疫抑制剤、血小板凝集阻害
剤、動脈硬化治療薬、抗炎症剤、または癌細胞増殖抑制
薬として有用である。
【表207】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/52 ACB A61K 31/52 ACB 31/535 ABC 31/535 ABC C07D 239/42 C07D 239/42 Z 239/62 239/62 239/78 239/78 401/06 239 401/06 239 403/06 207 403/06 207 405/12 239 405/12 239 405/14 211 405/14 211 417/06 239 417/06 239 471/04 108 471/04 108Z 117 117Z 473/00 473/00 475/00 475/00 487/04 144 487/04 144 148 148 491/048 491/048 491/056 491/056 (72)発明者 鈴木 毅 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 大矢 淳 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 原 啓人 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三 菱化学株式会社医薬カンパニー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 〔但し、上記一般式(I)中、A、Bはそれぞれ独立し
    て(1)ニトロ基;(2)−(CH2 n' NR3 4
    (式中、n′は0または1を表し、R3 、R4 はそれぞ
    れ独立して(a)水素原子;または(b)カルボキシル
    基もしくはC1 〜C5 のアルコキシカルボニル基で置換
    されていてもよいC1 〜C5 のアルキル基を表す);ま
    たはA、Bが一緒になって環を形成し、(3) 【化2】 〔式中、X1 〜X4 はそれぞれ独立して(a)水素原
    子、(b)ハロゲン原子、(c)ニトロ基、(d)−O
    R′(式中、R′は(i)酸素原子を1個含んでいても
    よいC3 〜C8 のシクロアルキル基、または(ii)C1
    〜C5 のアルコキシ基、アミノ基もしくはモルホリノ基
    で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルキル基を表
    す)、(e)C1 〜C5 のアルキル基で置換されていて
    もよいアミノ基を表すか、または(f)隣接する置換基
    が一緒になって環を形成し、C1 〜C5のオキシアルキ
    レン基を表す);(4) 【化3】 (式中、X5 〜X7 はそれぞれ独立して水素原子、ハロ
    ゲン原子、C1 〜C5 アルコキシ基またはC1 〜C5
    アルキル基で置換されていてもよいアミノ基を表す);
    (5) 【化4】 (式中、X8 〜X10はそれぞれ独立して水素原子、ハロ
    ゲン原子、C1 〜C5 のアルコキシ基、またはC1 〜C
    5 のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基を表
    す);(6) 【化5】 (式中、X11およびX12は水素原子;もしくはC1 〜C
    5 のアルキル基を表す);(7) 【化6】 〔式中、Wは窒素原子またはC−X15(式中、X15は水
    素原子またはC1 〜C5のアルキル基を表す)を表し、
    13およびX14は水素原子またはC1 〜C5 のアルキル
    基を表す〕;(8) 【化7】 (式中、X16およびX17は水素原子またはC1 〜C5
    アルキル基を表す)を表し、 R1 は(1)水素原子;(2)ハロゲン原子;(3)ハ
    ロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基;(4)
    フェニル基で置換されていてもよいC1 〜C5のアルキ
    ル基;(5)カルボキシル基もしくはC1 〜C5 のアル
    コキシカルボニル基で置換されていてもよいC1 〜C5
    のアルコキシ基;(6)ヒドロキシル基;または(7)
    1 〜C5 のアルキル基もしくはC1 〜C5 のアルカノ
    イル基で置換されていてもよいアミノ基を表し、 R2 は(1) 【化8】 <式中、R3 、R4 はそれぞれ独立して、(a)水素原
    子;(b)ハロゲン原子、ピリジル基、ピリダジニル
    基、もしくはC3 〜C8 のシクロアルキル基で置換され
    ていてもよいC1 〜C5 のアルキル基;(c)−COR
    6 (式中、R6 は(i)ヒドロキシル基;(ii)C1
    5 のアルコキシ基;(iii)C1 〜C5 のアルキル基で
    置換されていてもよいアミノ基;または(iv)ハロゲン
    原子もしくはC1 〜C5 のアルコキシ基で置換されてい
    てもよいフェニル基を表す);(d) 【化9】 (式中、jは0、1、2または3を表し、Z1 、Z2
    3 はそれぞれ独立して、(i)水素原子;(ii)ハロ
    ゲン原子;(iii)ヒドロキシル基;(iv)C1 〜C5
    アルコキシ基;または(v)C1 〜C5 のアルコキシカ
    ルボニル基を表す);または、R3 、R4 が互いに環を
    形成し、(e)(i)C1 〜C5 のアルキル基、または
    (ii)−(CH2 n ″R20(式中、n″は0、1また
    は2を表し、R20はカルボキシル基を表すか、またはカ
    ルボキシル基もしくはC1 〜C5 のアルコキシカルボニ
    ル基で置換されていてもよいC3 〜C8 のシクロアルキ
    ル基を表す)で置換されていてもよいアミノ基;(f) 【化10】 (式中、R21はカルボキシル基またはC1 〜C5 のアル
    コキシカルボニル基を表す);(g) 【化11】 (式中、kは1、2、3または4を表し、R7 は(i)
    ヒドロキシル基;(ii)ヒドロキシル基もしくはC1
    5 アルキル基で置換されていてもよいアミノ基;また
    は(iii)C1 〜C5 のアルコキシ基を表す);(h) 【化12】 (i) 【化13】 (j) 【化14】 ;または(k) 【化15】 を表す。R5 は(a)ヒドロキシル基;(b)C1 〜C
    5 のアルキル基;(c)C1 〜C5 のアルコキシカルボ
    ニル基;(d)C1 〜C5 のアルカノイルオキシ基;
    (e)カルボキシル基;(f) 【化16】 〔式中、mは0または1を表し、nは0、1、2または
    3を表し、Eは(i)酸素原子;(ii)−NHSO
    2 −;(iii)−NHCO−;または(iv)−NR7
    (式中、R7 は1)水素原子;2)C1 〜C5 のアルキ
    ル基;もしくは3)ヒドロキシル基、カルボキシル基、
    もしくはC1 〜C5 のアルコキシカルボニル基で置換さ
    れていてもよいC1 〜C5 のアルキル基を表す)を表
    し、Y1 、Y2 、Y3 はそれぞれ独立して、(i)水素
    原子;(ii)ハロゲン原子;(iii)ヒドロキシル基;
    (iv)C1 〜C5 のアルキル基;または(v)C1 〜C
    5 のアルコキシ基を表す〕;(g)−O−(CO)p
    G−COR8 〔式中、pは0または1を表し、Gは
    (i)ヒドロキシル基もしくはアセトキシ基で置換され
    ていてもよいC1 〜C5 のアルキレン基;または(ii) 【化17】 を表し、R8 は(i)ヒドロキシル基;(ii)C1 〜C
    5 のアルコキシ基;または(iii)C1 〜C5 のアルキル
    基で置換されていてもよいアミノ基を表す〕;(h)−
    NR9 10{式中、R9 、R10はそれぞれ独立して、
    (i)水素原子;(ii)C1 〜C5 のアルキル基;(ii
    i)C1 〜C5 のアルコキシカルボニル基で置換されてい
    てもよいC3 〜C8 のシクロアルキル基;または(iv)
    −(CO)q−L−(CO)r 11〔式中、qおよびr
    は0または1を表し、Lは1)ヒドロキシル基もしくは
    アセトキシ基で置換されていてもよく、酸素原子を介し
    ていてもよいC1 〜C5 のアルキレン基;または2)C
    3 〜C8 のシクロアルキレン基を表し、R11は1)ヒド
    ロキシル基;2)C1 〜C20のアルコキシ基;3)ピバ
    ロイルオキシメトキシ基;または4)−NR1213(式
    中、R12はa)水素原子;b)ヒドロキシル基;または
    c)C1 〜C5 のアルキル基を表し、R13はa)水素原
    子;b)フェニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキ
    シル基で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルキル
    基;c)C1 〜C7 のアルコキシカルボニル基;d)シ
    アノ基;e)フェニル基もしくはC1 〜C5 のアルキル
    基で置換されていてもよいカルバモイル基;f)フェニ
    ル基もしくはC1 〜C5 のアルキル基で置換されていて
    もよいスルホニル基;またはg)C1 〜C5 のアルカノ
    イル基を表す)〕を表すか、またはR9 、R10が一緒に
    なって環を形成し、(v) 【化18】 〔式中、tおよびuは0、1または2を表し、R14
    1)ヒドロキシル基;2)C1 〜C20のアルコキシ基;
    3)ピバロイルオキシメトキシ基;4)−NR15
    16(式中、R15はa)水素原子;b)ヒドロキシル基;
    またはc)C1 〜C5 のアルキル基を表し、R16はa)
    水素原子;b)フェニル基、カルボキシル基および/ま
    たはヒドロキシル基で置換されていてもよいC1 〜C5
    のアルキル基;またはc)シアノ基を表す)〕;(vi) 【化19】 〔式中、sは0、1、または2を表し、R17は1)ヒド
    ロキシル基;2)C1 〜C20のアルコキシ基;3)ピバ
    ロイルオキシメトキシ基;または4)ヒドロキシル基も
    しくはC1 〜C5 のアルキル基で置換されていてもよい
    アミノ基を表す〕を表す}を表す>を表すか、または、
    (2) 【化20】 (式中、CyAはベンゼン環、ピリジン環、またはピロ
    ール環を表し、Qはハロゲン原子で置換されていてもよ
    いフェニル基を表し、Vは(1)水素原子、(2)C1
    〜C5 のアルコキシカルボニル基、(3)カルボキシル
    基、または(4)C1 〜C5 のアルコキシカルボニル基
    もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいC1
    5 のアルキル基を表す)を表す〕で表されるエチニル
    ピリミジン誘導体並びにそれらの水和物、薬理学的に許
    容される塩、光学活性形、ラセミ体およびジアステレオ
    マー混合物。
  2. 【請求項2】 一般式〔I〕中、A、Bが一緒になって
    環を形成していることを特徴とする請求項1記載のエチ
    ニルピリミジン誘導体、並びに、それらの水和物、薬理
    学的に許容される塩、光学活性体、ラセミ体、及びジア
    ステレオマー混合物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の化合物および
    薬理学的に許容される担体を含んでなる医薬組成物。
  4. 【請求項4】 チロシンキナーゼの活性の亢進に起因す
    る疾患に対する予防及び/又は治療剤として使用される
    請求項3記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 制癌剤、免疫抑制剤、血小板凝集阻害
    剤、動脈硬化治療薬、抗炎症剤または癌細胞増殖抑制薬
    として使用される請求項3記載の医薬組成物。
JP9251348A 1997-09-01 1997-09-01 エチニルピリミジン誘導体 Pending JPH1180131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9251348A JPH1180131A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 エチニルピリミジン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9251348A JPH1180131A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 エチニルピリミジン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1180131A true JPH1180131A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17221499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9251348A Pending JPH1180131A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 エチニルピリミジン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1180131A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001019825A1 (en) * 1999-09-15 2001-03-22 Warner-Lambert Company Pteridinones as kinase inhibitors
WO2003104195A1 (en) * 2002-06-06 2003-12-18 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. 4-(aryl or heteroaryl) -2-butylamine derivatives and their use as glucocorticoid ligans
WO2003104206A3 (en) * 2002-05-31 2004-12-09 Syngenta Participations Ag Herbicidally active heterocyclylalkynes
US6951937B2 (en) * 2000-11-01 2005-10-04 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Nitrogenous heterocyclic compounds and process for making nitrogenous heterocyclic compounds and intermediates thereof
JP2006501147A (ja) * 2002-04-25 2006-01-12 ユニバーシティー オブ コネティカット ヘルス センター 非ワクチン治療法の治療効果を改善するための熱ショックタンパク質の使用
US6992187B2 (en) * 2000-08-31 2006-01-31 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Process for the preparation of birthonectin receptor antagonists
US7186864B2 (en) 2002-05-29 2007-03-06 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and uses thereof
US7442793B2 (en) 2002-12-11 2008-10-28 Smithkline Beecham Corporation Peptide deformylase inhibitors
US7585866B2 (en) 2002-07-31 2009-09-08 Critical Outcome Technologies, Inc. Protein tyrosine kinase inhibitors
US7629347B2 (en) 2002-10-09 2009-12-08 Critical Outcome Technologies, Inc. Protein tyrosine kinase inhibitors
US7741361B2 (en) 2004-12-27 2010-06-22 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and uses thereof
US7795272B2 (en) 2004-03-13 2010-09-14 Boehringer Ingelheim Pharmaceutical, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US7932392B2 (en) 2002-03-26 2011-04-26 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and uses thereof
US20120142733A1 (en) * 2010-12-01 2012-06-07 Lanter James C 4-substituted-cyclohexylamino-4-piperidinyl-acetamide antagonists of ccr2
US8268859B2 (en) 2008-06-06 2012-09-18 Boehringer Ingelheim International Gmbh Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US8658637B2 (en) 2006-12-06 2014-02-25 Boehringer Ingelheim International Gmbh Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US8741897B2 (en) 2003-09-24 2014-06-03 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US8895556B2 (en) 2007-12-26 2014-11-25 Critical Outcome Technologies Inc. Compounds and method for treatment of cancer
US8987272B2 (en) 2010-04-01 2015-03-24 Critical Outcome Technologies Inc. Compounds and method for treatment of HIV
US9284275B2 (en) 2007-01-11 2016-03-15 Critical Outcome Technologies Inc. Inhibitor compounds and cancer treatment methods

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001019825A1 (en) * 1999-09-15 2001-03-22 Warner-Lambert Company Pteridinones as kinase inhibitors
US6992187B2 (en) * 2000-08-31 2006-01-31 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Process for the preparation of birthonectin receptor antagonists
US7709640B2 (en) 2000-11-01 2010-05-04 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Nitrogenous heterocyclic compounds and process for making nitrogenous heterocyclic compounds and intermediates thereof
US8536184B2 (en) 2000-11-01 2013-09-17 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Nitrogenous heterocyclic compounds and process for making nitrogenous heterocyclic compounds and intermediates thereof
US6951937B2 (en) * 2000-11-01 2005-10-04 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Nitrogenous heterocyclic compounds and process for making nitrogenous heterocyclic compounds and intermediates thereof
USRE43098E1 (en) * 2000-11-01 2012-01-10 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Nitrogenous heterocyclic compounds and process for making nitrogenous heterocyclic compounds and intermediates thereof
US8212040B2 (en) 2002-03-26 2012-07-03 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and thereof
US7932392B2 (en) 2002-03-26 2011-04-26 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and uses thereof
JP2006501147A (ja) * 2002-04-25 2006-01-12 ユニバーシティー オブ コネティカット ヘルス センター 非ワクチン治療法の治療効果を改善するための熱ショックタンパク質の使用
US7186864B2 (en) 2002-05-29 2007-03-06 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and uses thereof
WO2003104206A3 (en) * 2002-05-31 2004-12-09 Syngenta Participations Ag Herbicidally active heterocyclylalkynes
WO2003104195A1 (en) * 2002-06-06 2003-12-18 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. 4-(aryl or heteroaryl) -2-butylamine derivatives and their use as glucocorticoid ligans
US7074806B2 (en) 2002-06-06 2006-07-11 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and uses thereof
US7585866B2 (en) 2002-07-31 2009-09-08 Critical Outcome Technologies, Inc. Protein tyrosine kinase inhibitors
US8252800B2 (en) 2002-07-31 2012-08-28 Critical Outcome Technologies Protein tyrosine kinase inhibitors
US7629347B2 (en) 2002-10-09 2009-12-08 Critical Outcome Technologies, Inc. Protein tyrosine kinase inhibitors
US7442793B2 (en) 2002-12-11 2008-10-28 Smithkline Beecham Corporation Peptide deformylase inhibitors
US8741897B2 (en) 2003-09-24 2014-06-03 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US7795272B2 (en) 2004-03-13 2010-09-14 Boehringer Ingelheim Pharmaceutical, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US7741361B2 (en) 2004-12-27 2010-06-22 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc. Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions, and uses thereof
US8658637B2 (en) 2006-12-06 2014-02-25 Boehringer Ingelheim International Gmbh Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US9284275B2 (en) 2007-01-11 2016-03-15 Critical Outcome Technologies Inc. Inhibitor compounds and cancer treatment methods
US8895556B2 (en) 2007-12-26 2014-11-25 Critical Outcome Technologies Inc. Compounds and method for treatment of cancer
US8268859B2 (en) 2008-06-06 2012-09-18 Boehringer Ingelheim International Gmbh Glucocorticoid mimetics, methods of making them, pharmaceutical compositions and uses thereof
US8987272B2 (en) 2010-04-01 2015-03-24 Critical Outcome Technologies Inc. Compounds and method for treatment of HIV
US9422282B2 (en) 2010-04-01 2016-08-23 Critical Outcome Technologies Inc. Compounds and method for treatment of HIV
US9624220B2 (en) 2010-04-01 2017-04-18 Critical Outcome Technologies Inc. Compounds and method for treatment of HIV
US20120142733A1 (en) * 2010-12-01 2012-06-07 Lanter James C 4-substituted-cyclohexylamino-4-piperidinyl-acetamide antagonists of ccr2
US8921559B2 (en) * 2010-12-01 2014-12-30 Janssen Pharmaceutica Nv 4-substituted-cyclohexylamino-4-piperidinyl-acetamide antagonists of CCR2

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1180131A (ja) エチニルピリミジン誘導体
EP1254138B1 (en) Pyridine derivatives inhibiting angiogenesis and/or vegf receptor tyrosine kinase
JP7305196B2 (ja) ハロアリルアミン類のssao/vap-1阻害剤とその用途
CN114096544A (zh) Kras g12c抑制剂及其用途
JP6239139B2 (ja) 新規化合物
JP2021518338A (ja) Pd1/pd−l1相互作用/活性化の阻害剤としての二環式化合物
JP6457623B2 (ja) 2,4−二置換7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン誘導体、その製造方法および医薬における使用
JPH0841056A (ja) 6員の窒素含有ヘテロアリール−オキサゾリジノン類
US8586602B2 (en) Derivatives of 7 alkynyl-1,8 naphthyridones, preparation method thereof and use of same in therapeutics
JP2593273B2 (ja) 置換ジアミノフタルイミドおよび同族体
CN101605791A (zh) 可用作PDE5抑制剂的6-苄基-2,3,4,7-四氢-吲哚并[2,3-c]喹啉化合物
IE47996B1 (en) 6,7-dialkoxy-4-(4-substituted-piperidino)-quinazolines
HU206200B (en) Process for producing compounds comprising condensed quinoline ring system
JPH11269140A (ja) 分化誘導剤
RU2162470C2 (ru) 2,7-замещенные производные октагидропирроло[1,2-а]пиразина, способ лечения, фармацевтическая композиция, промежуточные соединения
CN111825700A (zh) 一种吡嗪并噻唑类化合物、其应用及含其的药物组合物
AU2021358074A1 (en) Acetamido-phenyltetrazole derivatives and methods of using the same
JP2002220338A (ja) ビアリールウレア化合物又はその塩を有効成分として含有するCdk4及び/又はCdk6阻害剤
WO2011054773A1 (en) Novel lactam compounds
US5821245A (en) Use of naphthalene derivatives in treating lung carcinoma
EP1436293B1 (en) Polycyclic compounds having anti-tumor activity
AU635424B2 (en) Dichloroaniline compound
AU2002342752A1 (en) Polycyclic compounds having anti-tumor activity
KR0139261B1 (ko) 피리돈 카르복실산 항균체 및 이의 제조방법
JPH0797350A (ja) ベンゾイルアセチレン誘導体