JPH1178996A - キャブオーバ車 - Google Patents
キャブオーバ車Info
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- JPH1178996A JPH1178996A JP23712297A JP23712297A JPH1178996A JP H1178996 A JPH1178996 A JP H1178996A JP 23712297 A JP23712297 A JP 23712297A JP 23712297 A JP23712297 A JP 23712297A JP H1178996 A JPH1178996 A JP H1178996A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 230000004083 survival effect Effects 0.000 abstract 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、キャブオーバ車に関し、詳しく
は、前面衝突時における乗員の生存空間を確保する構造
に関し、前面衝突時、衝撃吸収を図るとともに乗員の生
存空間を退避させて安全性を向上することを目的とす
る。 【解決手段】 前後方向の衝撃力に対して衝撃吸収部が
設けられたフレームを有してなるキャブオーバ車におい
て、キャブの後方に横フレームが配置され、フレームの
前端には、衝撃力伝達部材の前端が軸着され、横フレー
ムには、前側でキャブを保持するとともに該フレームか
らキャブを斜上後方に逃がすキャブ退避機構が設けら
れ、キャブ退避機構に衝撃力伝達部材の後端が連結され
ていることを特徴とする。
は、前面衝突時における乗員の生存空間を確保する構造
に関し、前面衝突時、衝撃吸収を図るとともに乗員の生
存空間を退避させて安全性を向上することを目的とす
る。 【解決手段】 前後方向の衝撃力に対して衝撃吸収部が
設けられたフレームを有してなるキャブオーバ車におい
て、キャブの後方に横フレームが配置され、フレームの
前端には、衝撃力伝達部材の前端が軸着され、横フレー
ムには、前側でキャブを保持するとともに該フレームか
らキャブを斜上後方に逃がすキャブ退避機構が設けら
れ、キャブ退避機構に衝撃力伝達部材の後端が連結され
ていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバ車に
関し、詳しくは、前面衝突時における乗員の生存空間を
確保する構造に関する。
関し、詳しくは、前面衝突時における乗員の生存空間を
確保する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、キャブオーバ車として、図6に
示すものが知られている。図において、符号101はキ
ャブオーバ車で、このキャブオーバ車101はフレーム
102を有し、フレーム102は平行に配置された2本
の断面コ字状のサイドメンバ103,103と、サイド
メンバ103,103に架け渡した複数のクロスメンバ
(図示せず)とで構成されている。
示すものが知られている。図において、符号101はキ
ャブオーバ車で、このキャブオーバ車101はフレーム
102を有し、フレーム102は平行に配置された2本
の断面コ字状のサイドメンバ103,103と、サイド
メンバ103,103に架け渡した複数のクロスメンバ
(図示せず)とで構成されている。
【0003】フレーム102には、キャブ104が装着
されている。キャブ104は、箱型に構成され、金属製
の薄板を材料とした多数のパネルからなり、全体として
一体の立体シェル構造となっている。キャブ104は床
部105を有し、床部105には座席106が装着さ
れ、座席106の後側には、ベッド部107が配設され
ている。
されている。キャブ104は、箱型に構成され、金属製
の薄板を材料とした多数のパネルからなり、全体として
一体の立体シェル構造となっている。キャブ104は床
部105を有し、床部105には座席106が装着さ
れ、座席106の後側には、ベッド部107が配設され
ている。
【0004】フレーム102には、キャブ104の床部
105の下方に位置してエンジン108が搭載されてい
る。また、フレーム102の前端側にバンパ109が取
り付けられている。そして、キャブオーバ車101では
フレーム102の最前端にキャブ104の前面104A
が位置していることから、キャブオーバ車101の前面
衝突時には、前面衝突時の乗員の安全性を確保すること
が要求されている。
105の下方に位置してエンジン108が搭載されてい
る。また、フレーム102の前端側にバンパ109が取
り付けられている。そして、キャブオーバ車101では
フレーム102の最前端にキャブ104の前面104A
が位置していることから、キャブオーバ車101の前面
衝突時には、前面衝突時の乗員の安全性を確保すること
が要求されている。
【0005】そこで、例えば、特開平7−101354
号公報に示すような前面衝突時の衝撃力を逃がす衝撃吸
収部をフレーム102に設けることが考えられる。
号公報に示すような前面衝突時の衝撃力を逃がす衝撃吸
収部をフレーム102に設けることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャブオーバ車101にあっては、該キャブオーバ車1
01の前面衝突時、フレーム102が衝撃吸収部におい
て前後方向で潰れると同時に、キャブ104の前面10
4Aが潰れて、乗員の安全性を向上するのが困難であっ
た。
キャブオーバ車101にあっては、該キャブオーバ車1
01の前面衝突時、フレーム102が衝撃吸収部におい
て前後方向で潰れると同時に、キャブ104の前面10
4Aが潰れて、乗員の安全性を向上するのが困難であっ
た。
【0007】特に、キャブ104の前面104Aとエン
ジン108の間の空間Sが乗員の足元スペースとなるた
め、サイドメンバ103が潰れることにより、乗員の足
元スペースの空間Sの確保が困難となる。本発明は、上
述の問題点を解決するためになされたもので、その目的
は、前面衝突時、衝撃吸収を図るとともに乗員の生存空
間を退避させて安全性を向上することのできるキャブオ
ーバ車を提供することである。
ジン108の間の空間Sが乗員の足元スペースとなるた
め、サイドメンバ103が潰れることにより、乗員の足
元スペースの空間Sの確保が困難となる。本発明は、上
述の問題点を解決するためになされたもので、その目的
は、前面衝突時、衝撃吸収を図るとともに乗員の生存空
間を退避させて安全性を向上することのできるキャブオ
ーバ車を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
前後方向の衝撃力に対して衝撃吸収部が設けられたフレ
ームを有してなるキャブオーバ車において、キャブの後
方に横フレームが配置され、フレームの前端には、衝撃
力伝達部材の前端が軸着され、横フレームには、前側で
キャブを保持するとともに該フレームからキャブを斜上
後方に逃がすキャブ退避機構が設けられ、キャブ退避機
構に衝撃力伝達部材の後端が連結されていることを特徴
とする。
前後方向の衝撃力に対して衝撃吸収部が設けられたフレ
ームを有してなるキャブオーバ車において、キャブの後
方に横フレームが配置され、フレームの前端には、衝撃
力伝達部材の前端が軸着され、横フレームには、前側で
キャブを保持するとともに該フレームからキャブを斜上
後方に逃がすキャブ退避機構が設けられ、キャブ退避機
構に衝撃力伝達部材の後端が連結されていることを特徴
とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のキ
ャブオーバ車において、キャブ退避機構は、一端をキャ
ブ側に連結するとともに他端を横フレームに軸着して平
行に配置された一対のリンク部材で構成されていること
を特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項2記載の
キャブオーバ車において、キャブに可動横フレームが設
けられ、可動横フレームに一対のリンク部材の一端が連
結されていることを特徴とする。
ャブオーバ車において、キャブ退避機構は、一端をキャ
ブ側に連結するとともに他端を横フレームに軸着して平
行に配置された一対のリンク部材で構成されていること
を特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項2記載の
キャブオーバ車において、キャブに可動横フレームが設
けられ、可動横フレームに一対のリンク部材の一端が連
結されていることを特徴とする。
【0010】(作用)請求項1記載の発明においては、
キャブオーバ車の前面衝突の際、フレームは衝撃吸収部
で潰れ、衝突エネルギが吸収される。フレームが前後方
向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材がその前端を中心
として回動し、その後端が上方に移動する。衝撃力伝達
部材の後端の上方の移動に伴ってキャブ退避機構に保持
されたキャブは、その形状を保持したままの状態でフレ
ームに対して斜上後方に逃げる。
キャブオーバ車の前面衝突の際、フレームは衝撃吸収部
で潰れ、衝突エネルギが吸収される。フレームが前後方
向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材がその前端を中心
として回動し、その後端が上方に移動する。衝撃力伝達
部材の後端の上方の移動に伴ってキャブ退避機構に保持
されたキャブは、その形状を保持したままの状態でフレ
ームに対して斜上後方に逃げる。
【0011】請求項2記載の発明においては、フレーム
が前後方向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材の後端が
上方に移動する。衝撃力伝達部材の後端の上方への移動
に伴って、キャブ退避機構の一対のリンク部材がその後
側を中心として回動する。キャブは、斜上後方に持ち上
げられるようにして回動し、その形状を保持したままの
状態で斜上後方に逃げる。
が前後方向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材の後端が
上方に移動する。衝撃力伝達部材の後端の上方への移動
に伴って、キャブ退避機構の一対のリンク部材がその後
側を中心として回動する。キャブは、斜上後方に持ち上
げられるようにして回動し、その形状を保持したままの
状態で斜上後方に逃げる。
【0012】請求項3記載の発明においては、フレーム
が前後方向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材の後端が
上方に移動する。衝撃力伝達部材の後端の上方への移動
に伴って、キャブ退避機構の一対のリンク部材がその後
側を中心として回動する。キャブ退避機構の可動横フレ
ームは、横フレームに斜上後方に持ち上げられるように
して回動する。
が前後方向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材の後端が
上方に移動する。衝撃力伝達部材の後端の上方への移動
に伴って、キャブ退避機構の一対のリンク部材がその後
側を中心として回動する。キャブ退避機構の可動横フレ
ームは、横フレームに斜上後方に持ち上げられるように
して回動する。
【0013】従って、キャブ退避機構の前側の可動横フ
レーム保持されたキャブは、その形状を保持したままの
状態で斜上後方に逃げる。
レーム保持されたキャブは、その形状を保持したままの
状態で斜上後方に逃げる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。
形態について説明する。
【0015】図1ないし図5により請求項1ないし請求
項3記載の発明の実施の形態に係わるキャブオーバ車に
ついて説明する。図において、符号1はキャブオーバ車
で、このキャブオーバ車1はフレーム2を有し、フレー
ム2は平行に配置された2本の断面コ字状のサイドメン
バ3,3と、サイドメンバ3,3に架け渡した複数のク
ロスメンバ(図示せず)とで構成されている。サイドメ
ンバ3は、荷物,キャブ4の重量に耐えるように設計さ
れ、図5に示すようにサイドメンバ3の断面における曲
り部3C,3Cにスリット3D,3Dを複数個連続的に
並べてフレーム2の衝撃吸収部Kとしている。衝撃吸収
部Kは、フレーム2が前後方向の衝撃力を受けた時に前
後方向で潰れるようになっている。
項3記載の発明の実施の形態に係わるキャブオーバ車に
ついて説明する。図において、符号1はキャブオーバ車
で、このキャブオーバ車1はフレーム2を有し、フレー
ム2は平行に配置された2本の断面コ字状のサイドメン
バ3,3と、サイドメンバ3,3に架け渡した複数のク
ロスメンバ(図示せず)とで構成されている。サイドメ
ンバ3は、荷物,キャブ4の重量に耐えるように設計さ
れ、図5に示すようにサイドメンバ3の断面における曲
り部3C,3Cにスリット3D,3Dを複数個連続的に
並べてフレーム2の衝撃吸収部Kとしている。衝撃吸収
部Kは、フレーム2が前後方向の衝撃力を受けた時に前
後方向で潰れるようになっている。
【0016】フレーム2には、キャブ4が装着されてい
る。キャブ4は、箱型に構成され、金属製の薄板を材料
とした多数のパネルからなり、全体として一体の立体シ
ェル構造となっている。キャブ4は床部5を有し、床部
5には座席6が装着され、座席6の後側には、ベッド部
7が配設されている。フレーム2には、キャブ4の床部
5の下方に位置してエンジン8が搭載されている。
る。キャブ4は、箱型に構成され、金属製の薄板を材料
とした多数のパネルからなり、全体として一体の立体シ
ェル構造となっている。キャブ4は床部5を有し、床部
5には座席6が装着され、座席6の後側には、ベッド部
7が配設されている。フレーム2には、キャブ4の床部
5の下方に位置してエンジン8が搭載されている。
【0017】また、フレーム2の前端側にバンパ9が取
り付けられている。フレーム2上にキャブ4の後方に横
フレーム10が固設されている。横フレーム10は、サ
イドメンバ3,3に架け渡され、横部材10Aと、横部
材10Aの両端に垂直に立設された柱部材10B,10
Cとで逆門型形状に構成されている。横部材10Aの端
部10D,10Eはキャブ4の側面4A,4Bより外方
に位置している。柱部材10B,10Cの上端10F,
10Gはキャブ4のルーフ4Cとほぼ同じ高さになって
いる。
り付けられている。フレーム2上にキャブ4の後方に横
フレーム10が固設されている。横フレーム10は、サ
イドメンバ3,3に架け渡され、横部材10Aと、横部
材10Aの両端に垂直に立設された柱部材10B,10
Cとで逆門型形状に構成されている。横部材10Aの端
部10D,10Eはキャブ4の側面4A,4Bより外方
に位置している。柱部材10B,10Cの上端10F,
10Gはキャブ4のルーフ4Cとほぼ同じ高さになって
いる。
【0018】各サイドメンバ3のウェブ3Aの前端3B
にはリンク部材からなる衝撃力伝達部材11の前端11
Aがピン12を介して軸着されている。キャブ4には、
可動横フレーム13が設けられている。可動横フレーム
13は、シャフト14と、シャフト14の両端に垂直に
立設された柱部材15,16とで構成されている。シャ
フト14は、床部5付近の高さに配置されており、キャ
ブ4の左右の側面4A,4Bを貫通してキャブ4の外部
に突き抜けている。これにより、キャブ4の内部空間が
確保されている。また、シャフト14は、中央に門形部
14Aを有し、門形部14Aによりエンジン8との干渉
が防止されている。
にはリンク部材からなる衝撃力伝達部材11の前端11
Aがピン12を介して軸着されている。キャブ4には、
可動横フレーム13が設けられている。可動横フレーム
13は、シャフト14と、シャフト14の両端に垂直に
立設された柱部材15,16とで構成されている。シャ
フト14は、床部5付近の高さに配置されており、キャ
ブ4の左右の側面4A,4Bを貫通してキャブ4の外部
に突き抜けている。これにより、キャブ4の内部空間が
確保されている。また、シャフト14は、中央に門形部
14Aを有し、門形部14Aによりエンジン8との干渉
が防止されている。
【0019】柱部材15,16の上端15A,16Aの
高さ位置は、柱部材10B,10Cの上端10F,10
Gの高さ位置と略同じになっている。シャフト14に前
記衝撃力伝達部材11の後端11Bが軸着されている。
また、シャフト14に、第1リンク部材17の前端17
Aが止め具18を介して軸着されている。第1リンク部
材17の後端17Bは止め具19を介して横フレーム1
0の横部材10Aに軸着されている。
高さ位置は、柱部材10B,10Cの上端10F,10
Gの高さ位置と略同じになっている。シャフト14に前
記衝撃力伝達部材11の後端11Bが軸着されている。
また、シャフト14に、第1リンク部材17の前端17
Aが止め具18を介して軸着されている。第1リンク部
材17の後端17Bは止め具19を介して横フレーム1
0の横部材10Aに軸着されている。
【0020】可動横フレーム13の柱部材15,16の
上端15A,16Aに第2リンク部材20,20の前端
20A,20Aが軸着されている。第2リンク部材2
0,20の後端20B,20Bは横フレーム10の柱部
材10B,10Cの上端10F,10Gに軸着されてい
る。第2リンク部材20は、キャブ4の外側に配置され
ており、これにより、キャブ4の内部空間が確保されて
いる。
上端15A,16Aに第2リンク部材20,20の前端
20A,20Aが軸着されている。第2リンク部材2
0,20の後端20B,20Bは横フレーム10の柱部
材10B,10Cの上端10F,10Gに軸着されてい
る。第2リンク部材20は、キャブ4の外側に配置され
ており、これにより、キャブ4の内部空間が確保されて
いる。
【0021】そして、第1リンク部材17,17と、第
2リンク部材20,20とでキャブ退避機構21が構成
される。このようにして、キャブ退避機構21の第1リ
ンク部材17,17の前端17A,17Aは可動横フレ
ーム13のシャフト14に軸着され、キャブ退避機構2
1の第2リンク部材20,20の前端20A,20A
は、可動横フレーム13の柱部材15,16の上端15
A,16Aに軸着され、キャブ退避機構21の後側(第
1リンク部材17,17の後端17B,17B及び第2
リンク部材20,20の後端20B,20B)は、横フ
レーム10に軸着されており、第1リンク部材17と、
第2リンク部材20と、可動横フレーム13の柱部材1
5または16と、横フレーム10の柱部材10Bまたは
10Cとで、平行4辺形状の4節回転機構に構成されて
いる。すなわち、横フレーム10に設けられたキャブ退
避機構21は、キャブ4に設けられた可動横フレーム1
3を介して該キャブ4をフレーム2に対して斜上後方に
回動させるリンク機構に構成されている。
2リンク部材20,20とでキャブ退避機構21が構成
される。このようにして、キャブ退避機構21の第1リ
ンク部材17,17の前端17A,17Aは可動横フレ
ーム13のシャフト14に軸着され、キャブ退避機構2
1の第2リンク部材20,20の前端20A,20A
は、可動横フレーム13の柱部材15,16の上端15
A,16Aに軸着され、キャブ退避機構21の後側(第
1リンク部材17,17の後端17B,17B及び第2
リンク部材20,20の後端20B,20B)は、横フ
レーム10に軸着されており、第1リンク部材17と、
第2リンク部材20と、可動横フレーム13の柱部材1
5または16と、横フレーム10の柱部材10Bまたは
10Cとで、平行4辺形状の4節回転機構に構成されて
いる。すなわち、横フレーム10に設けられたキャブ退
避機構21は、キャブ4に設けられた可動横フレーム1
3を介して該キャブ4をフレーム2に対して斜上後方に
回動させるリンク機構に構成されている。
【0022】次に、本実施の形態における作用を説明す
る。キャブオーバ車1の前面衝突時、フレーム2は衝撃
吸収部Kで潰れ、衝突エネルギが吸収される。フレーム
2が前後方向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材11は
その前端11Aを中心にして回動し、その後端11B
は、上方に移動し、衝撃力伝達部材11の形状は保持さ
れる。
る。キャブオーバ車1の前面衝突時、フレーム2は衝撃
吸収部Kで潰れ、衝突エネルギが吸収される。フレーム
2が前後方向で潰れると同時に、衝撃力伝達部材11は
その前端11Aを中心にして回動し、その後端11B
は、上方に移動し、衝撃力伝達部材11の形状は保持さ
れる。
【0023】衝撃力伝達部材11の後端11Bの上方へ
の移動に伴って、可動横フレーム13が上方へ移動す
る。可動横フレーム13の上方の移動により、キャブ退
避機構21の一対のリンク部材17,17,20,20
がその後端17B,17B,20B,20Bを中心とし
て回動する。すなわち、キャブ退避機構21の回動作用
により可動横フレーム13は、横フレーム10に斜上後
方に持ち上げられるようにして回動する。
の移動に伴って、可動横フレーム13が上方へ移動す
る。可動横フレーム13の上方の移動により、キャブ退
避機構21の一対のリンク部材17,17,20,20
がその後端17B,17B,20B,20Bを中心とし
て回動する。すなわち、キャブ退避機構21の回動作用
により可動横フレーム13は、横フレーム10に斜上後
方に持ち上げられるようにして回動する。
【0024】これにより、可動横フレームに13に保持
されたキャブ4は、その形状を保持したままの状態で斜
上後方に逃げ、乗員の生存空間が移動される(図2にお
いてキャブ4は点線状態から実線状態に移動する)。以
上の如き構成によれば、フレーム2の衝撃吸収部Kで衝
突エネルギを吸収する構造を採用して、キャブオーバ車
1の前面衝突時フレーム2のサイドメンバ3が前後方向
で潰れても、キャブ退避機構21によりキャブ4を斜上
後方に逃がし、乗員の生存空間をフレーム2に対して斜
上後方に移動して安全性を向上できる。
されたキャブ4は、その形状を保持したままの状態で斜
上後方に逃げ、乗員の生存空間が移動される(図2にお
いてキャブ4は点線状態から実線状態に移動する)。以
上の如き構成によれば、フレーム2の衝撃吸収部Kで衝
突エネルギを吸収する構造を採用して、キャブオーバ車
1の前面衝突時フレーム2のサイドメンバ3が前後方向
で潰れても、キャブ退避機構21によりキャブ4を斜上
後方に逃がし、乗員の生存空間をフレーム2に対して斜
上後方に移動して安全性を向上できる。
【0025】特に、キャブオーバ車1が乗用車等の比較
的低い対象物に衝突する場合には、キャブ4がフレーム
2に対して斜上後方に逃げることから安全性を高めるこ
とができる。また、キャブ退避機構21は、平行に配置
された一対のリンク部材17,17,20,20からな
る回動可能なリンク機構になっているので、キャブオー
バ車1の前面衝突時における衝撃力伝達部材11の力を
利用して、キャブ退避機構21を回動させてキャブ4を
フレーム2に対して斜上後方に逃がすことができ、キャ
ブ退避機構21を簡単にできる。
的低い対象物に衝突する場合には、キャブ4がフレーム
2に対して斜上後方に逃げることから安全性を高めるこ
とができる。また、キャブ退避機構21は、平行に配置
された一対のリンク部材17,17,20,20からな
る回動可能なリンク機構になっているので、キャブオー
バ車1の前面衝突時における衝撃力伝達部材11の力を
利用して、キャブ退避機構21を回動させてキャブ4を
フレーム2に対して斜上後方に逃がすことができ、キャ
ブ退避機構21を簡単にできる。
【0026】さらに、既存のキャブ4を用いて可動横フ
レーム13をキャブ4に取り付ける後工事が可能で、新
たな構造のキャブを設計する必要がない。なお、本実施
の形態においては、フレーム2における衝撃吸収部K
は、フレーム2のサイドメンバ3の断面における曲り部
3C,3Cに形成された複数のスリット3D,3Dとな
っているが、例えば、スリットを長くしてその数を1個
にすることもできる。また、フレームの衝撃吸収部を、
該サイドメンバに前後方向に沿って形成された略く字形
状の折曲げ部として構成することもできる。さらに、フ
レームの衝撃吸収部を、フレームのサイドメンバの上板
及び下板に形成された切欠きとして構成することもでき
る。
レーム13をキャブ4に取り付ける後工事が可能で、新
たな構造のキャブを設計する必要がない。なお、本実施
の形態においては、フレーム2における衝撃吸収部K
は、フレーム2のサイドメンバ3の断面における曲り部
3C,3Cに形成された複数のスリット3D,3Dとな
っているが、例えば、スリットを長くしてその数を1個
にすることもできる。また、フレームの衝撃吸収部を、
該サイドメンバに前後方向に沿って形成された略く字形
状の折曲げ部として構成することもできる。さらに、フ
レームの衝撃吸収部を、フレームのサイドメンバの上板
及び下板に形成された切欠きとして構成することもでき
る。
【0027】また、本実施の形態においては、キャブ退
避機構21は、平行に配置された一対のリンク部材1
7,17,20,20からなる回動可能なリンク機構に
なっているが、かかる機構に限定されることはない。さ
らに、本実施の形態においては、横フレーム10は、フ
レーム2に固定されているが、フレーム2上に搭載した
荷台等の架装物に取り付けることもできる。
避機構21は、平行に配置された一対のリンク部材1
7,17,20,20からなる回動可能なリンク機構に
なっているが、かかる機構に限定されることはない。さ
らに、本実施の形態においては、横フレーム10は、フ
レーム2に固定されているが、フレーム2上に搭載した
荷台等の架装物に取り付けることもできる。
【0028】そして、本実施の形態においては、キャブ
4に可動横フレーム13が固定されているが、本実施の
形態における可動横フレーム13に代えて、キャブ4自
体を構成する横骨材と、キャブ4の側面に外方に向けて
取付部材を突設することにより同様の機能を持たすこと
もできる。
4に可動横フレーム13が固定されているが、本実施の
形態における可動横フレーム13に代えて、キャブ4自
体を構成する横骨材と、キャブ4の側面に外方に向けて
取付部材を突設することにより同様の機能を持たすこと
もできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フレーム
の衝撃吸収部で衝突エネルギを吸収する構造を採用して
キャブオーバ車の前面衝突の際にフレームが前後方向で
潰れても、キャブオーバ車の前面衝突時における衝撃力
伝達部材の力を利用して、キャブ退避機構によりキャブ
を斜上後方に逃がし、乗員の生存空間を移動して安全性
を向上できる。
の衝撃吸収部で衝突エネルギを吸収する構造を採用して
キャブオーバ車の前面衝突の際にフレームが前後方向で
潰れても、キャブオーバ車の前面衝突時における衝撃力
伝達部材の力を利用して、キャブ退避機構によりキャブ
を斜上後方に逃がし、乗員の生存空間を移動して安全性
を向上できる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、キャブ退避
機構は、平行に配置された一対のリンク部材で構成され
ているので、キャブ退避機構を回動してキャブを斜上後
方に逃がすことができ、キャブ退避機構を簡単にでき
る。請求項3記載の発明によれば、可動横フレームをキ
ャブに取り付ければ良いので、既存のキャブを用いるこ
とができる。
機構は、平行に配置された一対のリンク部材で構成され
ているので、キャブ退避機構を回動してキャブを斜上後
方に逃がすことができ、キャブ退避機構を簡単にでき
る。請求項3記載の発明によれば、可動横フレームをキ
ャブに取り付ければ良いので、既存のキャブを用いるこ
とができる。
【図1】請求項1ないし請求項3記載の発明の実施の形
態に係わるキャブオーバ車の側面図である。
態に係わるキャブオーバ車の側面図である。
【図2】同キャブオーバ車の前面衝突時の状態を示す側
面図である。
面図である。
【図3】同キャブオーバ車の平面図である。
【図4】同キャブオーバ車の斜視図である。
【図5】フレームの衝撃吸収部を示す斜視図である。
【図6】従来におけるキャブオーバ車の側面図である。
1 キャブオーバ車 2 フレーム 4 キャブ 10 横フレーム 11 衝撃力伝達部材 13 可動横フレーム 17 第1リンク部材 20 第2リンク部材 21 キャブ退避機構 K 衝撃吸収部
Claims (3)
- 【請求項1】 前後方向の衝撃力に対して衝撃吸収部が
設けられたフレームを有してなるキャブオーバ車におい
て、 キャブの後方に横フレームが配置され、 フレームの前端には、衝撃力伝達部材の前端が軸着さ
れ、 横フレームには、前側でキャブを保持するとともに該フ
レームからキャブを斜上後方に逃がすキャブ退避機構が
設けられ、 キャブ退避機構に衝撃力伝達部材の後端が連結されてい
ることを特徴とするキャブオーバ車。 - 【請求項2】 キャブ退避機構は、一端をキャブ側に連
結するとともに他端を横フレームに軸着して平行に配置
された一対のリンク部材で構成されていることを特徴と
する請求項1記載のキャブオーバ車。 - 【請求項3】 キャブに可動横フレームが設けられ、 可動横フレームに一対のリンク部材の一端が連結されて
いることを特徴とする請求項2記載のキャブオーバ車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23712297A JPH1178996A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | キャブオーバ車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23712297A JPH1178996A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | キャブオーバ車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1178996A true JPH1178996A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17010744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23712297A Pending JPH1178996A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | キャブオーバ車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1178996A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015517429A (ja) * | 2012-05-08 | 2015-06-22 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 係合手段と荷重吸収手段を有して懸架された運転者ユニットを備える車両 |
| EP4108547A1 (en) * | 2021-06-22 | 2022-12-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle front section structure |
-
1997
- 1997-09-02 JP JP23712297A patent/JPH1178996A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015517429A (ja) * | 2012-05-08 | 2015-06-22 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 係合手段と荷重吸収手段を有して懸架された運転者ユニットを備える車両 |
| EP4108547A1 (en) * | 2021-06-22 | 2022-12-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle front section structure |
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