JPH1174717A - フェーズドアレーアンテナ装置 - Google Patents
フェーズドアレーアンテナ装置Info
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- JPH1174717A JPH1174717A JP10176367A JP17636798A JPH1174717A JP H1174717 A JPH1174717 A JP H1174717A JP 10176367 A JP10176367 A JP 10176367A JP 17636798 A JP17636798 A JP 17636798A JP H1174717 A JPH1174717 A JP H1174717A
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Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高利得フェーズドアレーアンテナ装置を小型
化し、その製造コストを低減し、かつ、その配線を簡素
化する。 【解決手段】 M個の放射素子25と、給電信号の位相
を移相するM個の移相器24と、各移相器24の移相を
制御する移相制御回路20と、給電ユニットとによって
形成した多層構造を有する。
化し、その製造コストを低減し、かつ、その配線を簡素
化する。 【解決手段】 M個の放射素子25と、給電信号の位相
を移相するM個の移相器24と、各移相器24の移相を
制御する移相制御回路20と、給電ユニットとによって
形成した多層構造を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯やミ
リ波帯で用いられ、放射素子に給電する位相をディジタ
ル移相器によって変化させる高利得のフェーズドアレー
アンテナ装置に関するものである。
リ波帯で用いられ、放射素子に給電する位相をディジタ
ル移相器によって変化させる高利得のフェーズドアレー
アンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェーズドアレーアンテナは複数の放射
素子に給電する位相を電子的に変えることによって放射
ビームを走査するアンテナである。各放射素子にはそれ
ぞれ移相器が接続されており、この移相器を制御するこ
とによって各放射素子の給電位相を変えることができ
る。移相器には通常3〜5ビットのディジタル移相器
(以下、ディジタル移相器のことを単に移相器という)
が使用され、移相器の各ビットのオン/オフにより給電
位相の移相量が設定される。移相器の各ビットのスイッ
チにはPINダイオード、GaAsFET等の半導体デ
バイスが使用される。移相器の制御は制御装置によって
行われる。この制御装置は各移相器の駆動回路を介し
て、各移相器に接続されている。制御装置および各駆動
回路は、放射素子および移相器が形成される基板に外付
けされている。制御装置は放射ビームを所望の方向に向
けるのに最適な移相量を各放射素子毎に計算して制御信
号を出力する。そして各駆動回路は制御装置からの制御
信号に基づいて、移相器の各ビットをオン/オフする。
素子に給電する位相を電子的に変えることによって放射
ビームを走査するアンテナである。各放射素子にはそれ
ぞれ移相器が接続されており、この移相器を制御するこ
とによって各放射素子の給電位相を変えることができ
る。移相器には通常3〜5ビットのディジタル移相器
(以下、ディジタル移相器のことを単に移相器という)
が使用され、移相器の各ビットのオン/オフにより給電
位相の移相量が設定される。移相器の各ビットのスイッ
チにはPINダイオード、GaAsFET等の半導体デ
バイスが使用される。移相器の制御は制御装置によって
行われる。この制御装置は各移相器の駆動回路を介し
て、各移相器に接続されている。制御装置および各駆動
回路は、放射素子および移相器が形成される基板に外付
けされている。制御装置は放射ビームを所望の方向に向
けるのに最適な移相量を各放射素子毎に計算して制御信
号を出力する。そして各駆動回路は制御装置からの制御
信号に基づいて、移相器の各ビットをオン/オフする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フェーズド
アレーアンテナの利得を向上させるには、放射素子の数
を多くすればよい。しかし、放射素子の数を多くすると
それだけ移相器の数が増え、それに応じて各移相器のビ
ット毎に設けられるスイッチも多数必要になる。従来の
フェーズドアレーアンテナ装置では、移相器のスイッチ
にモジュール化された半導体デバイスが使用されてい
た。モジュール化されたスイッチを移相器に装着するの
には手間がかかる。このため、多数のスイッチが必要な
高利得フェーズドアレーアンテナは、製造コストが高く
なるという問題があった。
アレーアンテナの利得を向上させるには、放射素子の数
を多くすればよい。しかし、放射素子の数を多くすると
それだけ移相器の数が増え、それに応じて各移相器のビ
ット毎に設けられるスイッチも多数必要になる。従来の
フェーズドアレーアンテナ装置では、移相器のスイッチ
にモジュール化された半導体デバイスが使用されてい
た。モジュール化されたスイッチを移相器に装着するの
には手間がかかる。このため、多数のスイッチが必要な
高利得フェーズドアレーアンテナは、製造コストが高く
なるという問題があった。
【0004】また、フェーズドアレーアンテナの利得を
向上させるために、放射素子の数を増やすと、各移相器
毎に設けられる駆動回路も多数必要になる。従来のフェ
ーズドアレーアンテナ装置では、移相器の駆動回路にモ
ジュール化されたIC(以下、移相器駆動用ICとい
う)が使用されていた。この移相器駆動用ICは各駆動
回路毎にモジュール化されていたため、高利得フェーズ
ドアレーアンテナを実現するには、多数の移相器駆動用
ICが必要だった。このため、これら多数のICモジュ
ールを外付けするための広いスペースが必要となり、フ
ェーズドアレーアンテナ装置が大型化してしまうという
問題があった。
向上させるために、放射素子の数を増やすと、各移相器
毎に設けられる駆動回路も多数必要になる。従来のフェ
ーズドアレーアンテナ装置では、移相器の駆動回路にモ
ジュール化されたIC(以下、移相器駆動用ICとい
う)が使用されていた。この移相器駆動用ICは各駆動
回路毎にモジュール化されていたため、高利得フェーズ
ドアレーアンテナを実現するには、多数の移相器駆動用
ICが必要だった。このため、これら多数のICモジュ
ールを外付けするための広いスペースが必要となり、フ
ェーズドアレーアンテナ装置が大型化してしまうという
問題があった。
【0005】また、移相器および移相器駆動用ICが増
えると、移相器と移相器駆動用ICとを各ビット毎に接
続する配線の数が多くなる。しかし、限られた面積中に
配線できる配線数には限度がある。このため、フェーズ
ドアレーアンテナを高利得とするためには、移相器を制
御するための配線に困難が伴った。
えると、移相器と移相器駆動用ICとを各ビット毎に接
続する配線の数が多くなる。しかし、限られた面積中に
配線できる配線数には限度がある。このため、フェーズ
ドアレーアンテナを高利得とするためには、移相器を制
御するための配線に困難が伴った。
【0006】本発明は上記した課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、高利得フェーズドアレ
ーアンテナ装置の製造コストを低減することにある。ま
た、本発明の他の目的は、高利得のフェーズドアレーア
ンテナ装置の小型化にある。また、本発明の他の目的
は、高利得フェーズドアレーアンテナ装置における移相
器を制御するための配線を簡素化することにある。
されたものであり、その目的は、高利得フェーズドアレ
ーアンテナ装置の製造コストを低減することにある。ま
た、本発明の他の目的は、高利得のフェーズドアレーア
ンテナ装置の小型化にある。また、本発明の他の目的
は、高利得フェーズドアレーアンテナ装置における移相
器を制御するための配線を簡素化することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために、本発明は、M個の放射素子と、各放射素子と結
合し各放射素子に供給される給電信号の位相をN(M、
Nは2以上の整数)ビット毎に移相するM個の移相器
と、各移相器の移相を制御する移相制御回路と、各放射
素子と結合するように配置された給電ユニットとによっ
て形成した多層構造を有する。また、請求項2記載の発
明は、複数の無給電素子を形成した無給電素子層と、第
1の誘電体層と、M個の放射素子と各放射素子と結合し
各放射素子に供給される給電信号の位相をN(M、Nは
2以上の整数)ビット毎に移相するM個の移相器と各移
相器の移相を制御する移相制御回路とを形成した移相回
路層と、第2の誘電体層と、各放射素子と結合するよう
に複数の給電用スロットを形成した給電用スロット層
と、第3の誘電体層と、給電信号を分配合成する分配合
成層とを順に密着形成した多層構造を有する。また、請
求項3記載の発明は、複数の無給電素子を形成した無給
電素子層と、第1の誘電体層と、M個の放射素子と各放
射素子と結合し各放射素子に供給される給電信号の位相
をN(M、Nは2以上の整数)ビット毎に移相するM個
の移相器と各移相器の移相を制御する移相制御回路と給
電信号を分配合成する分配合成器とを形成した移相回路
層とを順に密着形成した多層構造を有する。また、請求
項4記載の発明は、複数の無給電素子を形成した無給電
素子層と、第1の誘電体層と、M個の放射素子を形成し
た放射素子層と、第4の誘電体層と、各放射素子と結合
するように複数の給電用スロットを形成した給電用スロ
ット層と、第5の誘電体層と、各放射素子と結合し各放
射素子に供給される給電信号の位相をN(M、Nは2以
上の整数)ビット毎に移相するM個の移相器と各移相器
の移相を制御する移相制御回路と給電信号を分配合成す
る分配合成器とを形成した移相回路層とを順に密着形成
した多層構造を有する。また、請求項5記載の発明は、
請求項1記載の発明において、さらに放射素子と結合す
る複数の無給電素子を形成した層を有する。また、請求
項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、各層
は、誘電体基板の片面または両面に形成される。請求項
7記載の発明は、請求項2〜4および6いずれか1項記
載の発明において、誘電体の材料には少なくとも一層に
ガラスが用いられる。請求項8記載の発明は、請求項1
〜4いずれか1項記載の発明において、多層構造は、各
層においてプロセス中のフォトリソグラフィ技術、積層
または接着により多層化される。請求項9記載の発明
は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明において、移
相器は、N個の移相素子を有し、各移相素子は、分布定
数線路と、分布定数線路に接続されたマイクロ波スイッ
チとからなる。請求項10記載の発明は、請求項9記載
の発明において、分布定数線路とマイクロ波スイッチ
は、フォトリソグラフィ技術により基板面に一体的に形
成される。請求項11記載の発明は、請求項9記載の発
明において、移相素子は、移相量が小さい場合にはロー
デッドライン形移相器を用い、移相量が大きい場合には
スイッチドライン形移相器を用いる。請求項12記載の
発明は、請求項11記載の発明において、ローデッドラ
イン形移相器は、第1の分布定数線路の両端に接続され
た第2および第3の分布定数線路の先端と接地との間に
各々設けられた第1および第2のマイクロ波スイッチか
らなる。請求項13記載の発明は、請求項11記載の発
明において、スイッチドライン形移相器は、第4および
第5の分布定数線路間に設けられた第3のマイクロ波ス
イッチと、第4および第5の分布定数線路を接続する第
6の分布定数線路と接地との間に設けられた第4のマイ
クロ波スイッチとからなる。請求項14記載の発明は、
請求項9記載の発明において、マイクロ波スイッチは、
マイクロマシンスイッチを用いる。請求項15記載の発
明は、請求項14記載の発明において、マイクロマシン
スイッチは、2個の分布定数線路間に設けられ基板上に
形成された電極と、静電力に応じてわずかに可動して各
分布定数線路との接触の有無が行われる微小可動子と、
微小可動子を支持する支持部材とからなる。請求項16
記載の発明は、請求項15記載の発明において、微小可
動子は、電極の上方に設けられ電極もしくは微小可動子
に印加された電圧に基づき電極側に吸引される。請求項
17記載の発明は、請求項9記載の発明において、マイ
クロ波スイッチは、PINダイオードを用いる。請求項
18記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の発
明において、移相器は、N個の移相素子を有し、移相制
御回路は、所定の放射ビームを得るように計算された制
御データを移相器毎に走査線と信号線とに分けて分配す
るデータ分配回路と、移相器毎に走査線からの走査パル
スと信号線からの制御信号とタイミング信号とがそれぞ
れ入力されタイミング信号に同期したデータを出力する
M×N個のデータラッチ回路とからなり、各データラッ
チ回路の出力に基づき移相器の移相素子の移相を一斉に
制御する。請求項19記載の発明は、請求項1〜4いず
れか1項記載の発明において、移相器は、N個の移相素
子を有し、移相制御回路は、所定の放射ビームを得るよ
うに計算された制御データを移相器毎に走査線と信号線
とに分けて分配するデータ分配回路と、移相器毎に走査
線からの走査パルスに同期したデータを出力するM×N
個のデータラッチ回路とからなり、各データラッチ回路
の出力に基づき移相器の移相素子の移相を一部ずつ制御
する。請求項20記載の発明は、請求項1〜4いずれか
1項記載の発明において、移相器は、N個の移相素子を
有し、移相制御回路は、高速にアンテナビーム方向を変
化させる場合には各移相器の移相素子の移相を一斉に制
御し、低速にアンテナビーム方向を変化させる場合には
各移相器の移相素子の移相を一部ずつ制御する。請求項
21記載の発明は、請求項18または19記載の発明に
おいて、データラッチ回路は、走査パルスと制御信号と
が入力される第1のラッチ回路と、第1のラッチ回路の
出力とタイミング信号とが入力され移相素子を駆動する
第2のラッチ回路とからなる。請求項22記載の発明
は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明において、移
相制御回路は、マトリックス状に配置されている。請求
項23記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の
発明において、放射素子と移相器と移相制御回路とはそ
れぞれ近接して配置されている。請求項24記載の発明
は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明において、移
相制御回路は、薄膜トランジスタ回路で構成される。請
求項25記載の発明は、請求項24記載の発明におい
て、薄膜トランジスタ回路は、フォトリソグラフィ技術
により基板面に一体的に形成される。請求項26記載の
発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明におい
て、移相制御回路は、フリップチップICで構成され
る。請求項27記載の発明は、請求項26記載の発明に
おいて、フリップチップICは、複数のバンプを電極と
してフリップチップ接続する。請求項28記載の発明
は、請求項27記載の発明において、フリップチップI
Cは、バンプと移相器との間をフォトリソグラフィ技術
により形成されたパターンを用いて配線される。請求項
29記載の発明は、請求項28記載の発明において、フ
リップチップICは、各移相器の横に実装され配線によ
り同一層もしくは他の層を介して各移相器と接続され
る。請求項30記載の発明は、請求項1〜4いずれか1
項記載の発明において、各放射素子と各移相器と移相制
御回路はそれぞれ、マトリックス状に配置される。請求
項31記載の発明は、請求項1記載の発明において、給
電ユニットは、給電信号を分配合成する分配合成器と、
各放射素子に給電する複数の給電用スロットとからな
る。
ために、本発明は、M個の放射素子と、各放射素子と結
合し各放射素子に供給される給電信号の位相をN(M、
Nは2以上の整数)ビット毎に移相するM個の移相器
と、各移相器の移相を制御する移相制御回路と、各放射
素子と結合するように配置された給電ユニットとによっ
て形成した多層構造を有する。また、請求項2記載の発
明は、複数の無給電素子を形成した無給電素子層と、第
1の誘電体層と、M個の放射素子と各放射素子と結合し
各放射素子に供給される給電信号の位相をN(M、Nは
2以上の整数)ビット毎に移相するM個の移相器と各移
相器の移相を制御する移相制御回路とを形成した移相回
路層と、第2の誘電体層と、各放射素子と結合するよう
に複数の給電用スロットを形成した給電用スロット層
と、第3の誘電体層と、給電信号を分配合成する分配合
成層とを順に密着形成した多層構造を有する。また、請
求項3記載の発明は、複数の無給電素子を形成した無給
電素子層と、第1の誘電体層と、M個の放射素子と各放
射素子と結合し各放射素子に供給される給電信号の位相
をN(M、Nは2以上の整数)ビット毎に移相するM個
の移相器と各移相器の移相を制御する移相制御回路と給
電信号を分配合成する分配合成器とを形成した移相回路
層とを順に密着形成した多層構造を有する。また、請求
項4記載の発明は、複数の無給電素子を形成した無給電
素子層と、第1の誘電体層と、M個の放射素子を形成し
た放射素子層と、第4の誘電体層と、各放射素子と結合
するように複数の給電用スロットを形成した給電用スロ
ット層と、第5の誘電体層と、各放射素子と結合し各放
射素子に供給される給電信号の位相をN(M、Nは2以
上の整数)ビット毎に移相するM個の移相器と各移相器
の移相を制御する移相制御回路と給電信号を分配合成す
る分配合成器とを形成した移相回路層とを順に密着形成
した多層構造を有する。また、請求項5記載の発明は、
請求項1記載の発明において、さらに放射素子と結合す
る複数の無給電素子を形成した層を有する。また、請求
項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、各層
は、誘電体基板の片面または両面に形成される。請求項
7記載の発明は、請求項2〜4および6いずれか1項記
載の発明において、誘電体の材料には少なくとも一層に
ガラスが用いられる。請求項8記載の発明は、請求項1
〜4いずれか1項記載の発明において、多層構造は、各
層においてプロセス中のフォトリソグラフィ技術、積層
または接着により多層化される。請求項9記載の発明
は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明において、移
相器は、N個の移相素子を有し、各移相素子は、分布定
数線路と、分布定数線路に接続されたマイクロ波スイッ
チとからなる。請求項10記載の発明は、請求項9記載
の発明において、分布定数線路とマイクロ波スイッチ
は、フォトリソグラフィ技術により基板面に一体的に形
成される。請求項11記載の発明は、請求項9記載の発
明において、移相素子は、移相量が小さい場合にはロー
デッドライン形移相器を用い、移相量が大きい場合には
スイッチドライン形移相器を用いる。請求項12記載の
発明は、請求項11記載の発明において、ローデッドラ
イン形移相器は、第1の分布定数線路の両端に接続され
た第2および第3の分布定数線路の先端と接地との間に
各々設けられた第1および第2のマイクロ波スイッチか
らなる。請求項13記載の発明は、請求項11記載の発
明において、スイッチドライン形移相器は、第4および
第5の分布定数線路間に設けられた第3のマイクロ波ス
イッチと、第4および第5の分布定数線路を接続する第
6の分布定数線路と接地との間に設けられた第4のマイ
クロ波スイッチとからなる。請求項14記載の発明は、
請求項9記載の発明において、マイクロ波スイッチは、
マイクロマシンスイッチを用いる。請求項15記載の発
明は、請求項14記載の発明において、マイクロマシン
スイッチは、2個の分布定数線路間に設けられ基板上に
形成された電極と、静電力に応じてわずかに可動して各
分布定数線路との接触の有無が行われる微小可動子と、
微小可動子を支持する支持部材とからなる。請求項16
記載の発明は、請求項15記載の発明において、微小可
動子は、電極の上方に設けられ電極もしくは微小可動子
に印加された電圧に基づき電極側に吸引される。請求項
17記載の発明は、請求項9記載の発明において、マイ
クロ波スイッチは、PINダイオードを用いる。請求項
18記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の発
明において、移相器は、N個の移相素子を有し、移相制
御回路は、所定の放射ビームを得るように計算された制
御データを移相器毎に走査線と信号線とに分けて分配す
るデータ分配回路と、移相器毎に走査線からの走査パル
スと信号線からの制御信号とタイミング信号とがそれぞ
れ入力されタイミング信号に同期したデータを出力する
M×N個のデータラッチ回路とからなり、各データラッ
チ回路の出力に基づき移相器の移相素子の移相を一斉に
制御する。請求項19記載の発明は、請求項1〜4いず
れか1項記載の発明において、移相器は、N個の移相素
子を有し、移相制御回路は、所定の放射ビームを得るよ
うに計算された制御データを移相器毎に走査線と信号線
とに分けて分配するデータ分配回路と、移相器毎に走査
線からの走査パルスに同期したデータを出力するM×N
個のデータラッチ回路とからなり、各データラッチ回路
の出力に基づき移相器の移相素子の移相を一部ずつ制御
する。請求項20記載の発明は、請求項1〜4いずれか
1項記載の発明において、移相器は、N個の移相素子を
有し、移相制御回路は、高速にアンテナビーム方向を変
化させる場合には各移相器の移相素子の移相を一斉に制
御し、低速にアンテナビーム方向を変化させる場合には
各移相器の移相素子の移相を一部ずつ制御する。請求項
21記載の発明は、請求項18または19記載の発明に
おいて、データラッチ回路は、走査パルスと制御信号と
が入力される第1のラッチ回路と、第1のラッチ回路の
出力とタイミング信号とが入力され移相素子を駆動する
第2のラッチ回路とからなる。請求項22記載の発明
は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明において、移
相制御回路は、マトリックス状に配置されている。請求
項23記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の
発明において、放射素子と移相器と移相制御回路とはそ
れぞれ近接して配置されている。請求項24記載の発明
は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明において、移
相制御回路は、薄膜トランジスタ回路で構成される。請
求項25記載の発明は、請求項24記載の発明におい
て、薄膜トランジスタ回路は、フォトリソグラフィ技術
により基板面に一体的に形成される。請求項26記載の
発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の発明におい
て、移相制御回路は、フリップチップICで構成され
る。請求項27記載の発明は、請求項26記載の発明に
おいて、フリップチップICは、複数のバンプを電極と
してフリップチップ接続する。請求項28記載の発明
は、請求項27記載の発明において、フリップチップI
Cは、バンプと移相器との間をフォトリソグラフィ技術
により形成されたパターンを用いて配線される。請求項
29記載の発明は、請求項28記載の発明において、フ
リップチップICは、各移相器の横に実装され配線によ
り同一層もしくは他の層を介して各移相器と接続され
る。請求項30記載の発明は、請求項1〜4いずれか1
項記載の発明において、各放射素子と各移相器と移相制
御回路はそれぞれ、マトリックス状に配置される。請求
項31記載の発明は、請求項1記載の発明において、給
電ユニットは、給電信号を分配合成する分配合成器と、
各放射素子に給電する複数の給電用スロットとからな
る。
【0008】本発明では、移相器とこの移相器の移相を
制御する移相制御回路とが一体的に形成される。したが
って、移相器のスイッチであるマイクロ波スイッチが、
移相器の他の部分と一体的に形成される。このため、従
来のモジュール化されたスイッチを装着するための工程
を削減できる。また、移相器と移相制御回路とが一体的
に形成されるので、従来外付けされていた移相器の駆動
用ICを配置するためのスペースを除去できるととも
に、移相器を制御するための配線を簡素化できる。ある
いは、移相制御回路がフリップチップICによって形成
される。フリップチップICを用いれば、IC内部配線
をワイヤボンディングで行なう必要がないので、ICの
小型化が可能であり、ICの実装密度を高くすることが
でき、このため、従来より移相器駆動用のICを配置、
配線するためのスペースを小さくすることができる。
制御する移相制御回路とが一体的に形成される。したが
って、移相器のスイッチであるマイクロ波スイッチが、
移相器の他の部分と一体的に形成される。このため、従
来のモジュール化されたスイッチを装着するための工程
を削減できる。また、移相器と移相制御回路とが一体的
に形成されるので、従来外付けされていた移相器の駆動
用ICを配置するためのスペースを除去できるととも
に、移相器を制御するための配線を簡素化できる。ある
いは、移相制御回路がフリップチップICによって形成
される。フリップチップICを用いれば、IC内部配線
をワイヤボンディングで行なう必要がないので、ICの
小型化が可能であり、ICの実装密度を高くすることが
でき、このため、従来より移相器駆動用のICを配置、
配線するためのスペースを小さくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で
は、給電信号である高周波信号の流れとしてアンテナが
信号を送信している場合について述べるが、アンテナが
信号を受信している場合でも可逆の理により、動作原理
は本質的に同じであることを予めことわっておく。
て図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で
は、給電信号である高周波信号の流れとしてアンテナが
信号を送信している場合について述べるが、アンテナが
信号を受信している場合でも可逆の理により、動作原理
は本質的に同じであることを予めことわっておく。
【0010】(第1の実施の形態)図1は本発明による
フェーズドアレーアンテナ装置の第1の実施の形態の構
成を示すブロック図である。図1に示されたフェーズド
アレーアンテナ装置はM個(Mは2以上の整数)の放射
素子25を有しており、各放射素子25はNビット(N
は1または2以上の整数)の移相器24にそれぞれ接続
され、各移相器24は分配合成器27を介して給電部3
に接続されている。また、各移相器24は移相制御回路
である移相器駆動用の薄膜トランジスタ回路(以下、T
FT回路という)20に接続され、TFT回路20は制
御装置1に接続されている。
フェーズドアレーアンテナ装置の第1の実施の形態の構
成を示すブロック図である。図1に示されたフェーズド
アレーアンテナ装置はM個(Mは2以上の整数)の放射
素子25を有しており、各放射素子25はNビット(N
は1または2以上の整数)の移相器24にそれぞれ接続
され、各移相器24は分配合成器27を介して給電部3
に接続されている。また、各移相器24は移相制御回路
である移相器駆動用の薄膜トランジスタ回路(以下、T
FT回路という)20に接続され、TFT回路20は制
御装置1に接続されている。
【0011】TFT回路20は、各移相器24毎に設け
られたM個のデータラッチ回路22と、データ分配回路
21とによって構成されており、各移相器24は各デー
タラッチ回路22にそれぞれ接続され、各データラッチ
回路22はデータ分配回路21に接続され、制御装置1
はデータ分配回路21および各データラッチ回路22に
接続されている。また、各移相器24は各ビット毎にマ
イクロ波スイッチを備えており、各データラッチ回路2
2は各移相器24のマイクロ波スイッチに接続されてい
る。TFT回路20は放射素子25および移相器24と
ともに同一基板に一体的に形成され、分配合成器27と
ともにアンテナ部2aを構成している。
られたM個のデータラッチ回路22と、データ分配回路
21とによって構成されており、各移相器24は各デー
タラッチ回路22にそれぞれ接続され、各データラッチ
回路22はデータ分配回路21に接続され、制御装置1
はデータ分配回路21および各データラッチ回路22に
接続されている。また、各移相器24は各ビット毎にマ
イクロ波スイッチを備えており、各データラッチ回路2
2は各移相器24のマイクロ波スイッチに接続されてい
る。TFT回路20は放射素子25および移相器24と
ともに同一基板に一体的に形成され、分配合成器27と
ともにアンテナ部2aを構成している。
【0012】制御装置1は放射ビームを所望の方向に向
けるのに最適な移相量を各放射素子25毎に計算し、制
御信号(制御データ)aとしてデータ分配回路21に出
力する。また、制御装置1はビーム方向を切り換えるた
めのタイミング信号bを各データラッチ回路22に出力
する。データ分配回路21は制御信号aに基づき、各デ
ータラッチ回路22に対して制御信号a′を出力する。
各データラッチ回路22はタイミング信号bに同期し
て、制御信号a′に基づき各移相器24に駆動電圧(デ
ータ)cを供給する。一方、分配合成器27は、給電部
3から出力される高周波信号を分配して各移相器24に
出力する。各移相器24は各データラッチ回路22から
供給される駆動電圧cにより移相量が設定され、その移
相量だけ各放射素子25に給電する位相を変化させる。
各放射素子25は給電位相に応じた位相の放射をする。
けるのに最適な移相量を各放射素子25毎に計算し、制
御信号(制御データ)aとしてデータ分配回路21に出
力する。また、制御装置1はビーム方向を切り換えるた
めのタイミング信号bを各データラッチ回路22に出力
する。データ分配回路21は制御信号aに基づき、各デ
ータラッチ回路22に対して制御信号a′を出力する。
各データラッチ回路22はタイミング信号bに同期し
て、制御信号a′に基づき各移相器24に駆動電圧(デ
ータ)cを供給する。一方、分配合成器27は、給電部
3から出力される高周波信号を分配して各移相器24に
出力する。各移相器24は各データラッチ回路22から
供給される駆動電圧cにより移相量が設定され、その移
相量だけ各放射素子25に給電する位相を変化させる。
各放射素子25は給電位相に応じた位相の放射をする。
【0013】次に、図1に示されたフェーズドアレーア
ンテナ装置の動作について説明する。制御装置1は予め
設定されている放射素子25の位置と使用する周波数と
に基づいて、放射ビームを所望の方向に向けるのに最適
な移相量を、M個の放射素子25毎にそれぞれNビット
の精度で計算し、制御信号aとしてデータ分配回路21
に出力する。制御信号aはデータ分配回路21によっ
て、各データラッチ回路22に制御信号a′として分配
・供給される。
ンテナ装置の動作について説明する。制御装置1は予め
設定されている放射素子25の位置と使用する周波数と
に基づいて、放射ビームを所望の方向に向けるのに最適
な移相量を、M個の放射素子25毎にそれぞれNビット
の精度で計算し、制御信号aとしてデータ分配回路21
に出力する。制御信号aはデータ分配回路21によっ
て、各データラッチ回路22に制御信号a′として分配
・供給される。
【0014】以下、放射素子25の放射の方向は各放射
素子25毎に1個づつ徐々に切り換えられるのではな
く、アンテナ部2aの全ての放射素子25について一斉
に切り換えられる場合について説明する。この場合、各
データラッチ回路22は、ビーム方向を切り換えるため
のタイミング信号bに同期して、保持データを入力デー
タである制御信号a′に書き換え、保持データ(制御信
号a′)に基づき、移相器24の必要なビットのマイク
ロ波スイッチに対して駆動電圧cを一斉に印加する。
素子25毎に1個づつ徐々に切り換えられるのではな
く、アンテナ部2aの全ての放射素子25について一斉
に切り換えられる場合について説明する。この場合、各
データラッチ回路22は、ビーム方向を切り換えるため
のタイミング信号bに同期して、保持データを入力デー
タである制御信号a′に書き換え、保持データ(制御信
号a′)に基づき、移相器24の必要なビットのマイク
ロ波スイッチに対して駆動電圧cを一斉に印加する。
【0015】マイクロ波スイッチに駆動電圧cが印加さ
れると、マイクロ波スイッチは回路を閉じて、そのマイ
クロ波スイッチが含まれるビットをオン状態にする。移
相器24のどのビットがオン状態になるかで、その移相
器24の移相量が設定される。各移相器24は、このよ
うにして設定された移相量だけ高周波信号の位相を変え
て、各放射素子25に給電する。そして各放射素子25
は給電位相に応じた位相の放射をして、その放射が等位
相面が生成することにより、この等位相面と垂直な方向
に放射ビームを形成する。
れると、マイクロ波スイッチは回路を閉じて、そのマイ
クロ波スイッチが含まれるビットをオン状態にする。移
相器24のどのビットがオン状態になるかで、その移相
器24の移相量が設定される。各移相器24は、このよ
うにして設定された移相量だけ高周波信号の位相を変え
て、各放射素子25に給電する。そして各放射素子25
は給電位相に応じた位相の放射をして、その放射が等位
相面が生成することにより、この等位相面と垂直な方向
に放射ビームを形成する。
【0016】次に、図1に示されたフェーズドアレーア
ンテナ装置のアンテナ部2aの構造について説明する。
図2はアンテナ部2aの構造を示す展開図である。アン
テナ部2aは図2に示されるように多層化されている。
すなわち、無給電素子層41、第1の誘電体層42、放
射素子・移相器・TFT回路層(以下、移相回路層と略
記する)43、第2の誘電体層44、給電用スロット層
45、第3の誘電体層46、分配合成層47の各層がこ
の順に密着形成されている。以上の各層はプロセス中の
フォトリソグラフィ技術、積層または接着により多層化
される。例えば、無給電素子層41および移相回路層4
3は誘電体層42の両面に、また給電用スロット層45
は誘電体層44の片面に、フォトリソグラフィ技術等に
より形成される。
ンテナ装置のアンテナ部2aの構造について説明する。
図2はアンテナ部2aの構造を示す展開図である。アン
テナ部2aは図2に示されるように多層化されている。
すなわち、無給電素子層41、第1の誘電体層42、放
射素子・移相器・TFT回路層(以下、移相回路層と略
記する)43、第2の誘電体層44、給電用スロット層
45、第3の誘電体層46、分配合成層47の各層がこ
の順に密着形成されている。以上の各層はプロセス中の
フォトリソグラフィ技術、積層または接着により多層化
される。例えば、無給電素子層41および移相回路層4
3は誘電体層42の両面に、また給電用スロット層45
は誘電体層44の片面に、フォトリソグラフィ技術等に
より形成される。
【0017】無給電素子層41には無給電素子26が形
成されている。図1には無給電素子26は図示されてい
ないが、無給電素子26を用いることによってアンテナ
の帯域を広げることができる。無給電素子26は誘電体
層42を介して、移相回路層43の放射素子25と電磁
結合されている。誘電体層42には比誘電率が2〜10
程度の誘電体が用いられる。例えば誘電体層42にガラ
スを用いれば、製造コストを低減できる。このように、
誘電体層のうちの少なくとも一層にガラスを用いるのが
望ましい。なお、製造コストの問題を無視すれば、誘電
体層42に比誘電率の高いアルミナや比誘電率の低い発
泡材など、他の誘電体を使用できることは言うまでもな
い。
成されている。図1には無給電素子26は図示されてい
ないが、無給電素子26を用いることによってアンテナ
の帯域を広げることができる。無給電素子26は誘電体
層42を介して、移相回路層43の放射素子25と電磁
結合されている。誘電体層42には比誘電率が2〜10
程度の誘電体が用いられる。例えば誘電体層42にガラ
スを用いれば、製造コストを低減できる。このように、
誘電体層のうちの少なくとも一層にガラスを用いるのが
望ましい。なお、製造コストの問題を無視すれば、誘電
体層42に比誘電率の高いアルミナや比誘電率の低い発
泡材など、他の誘電体を使用できることは言うまでもな
い。
【0018】移相回路層43には図1に示された放射素
子25、移相器24、TFT回路20(データラッチ回
路22を含む)と放射素子25に給電するためのストリ
ップラインが形成されている。このように図1に示され
たフェーズドアレーアンテナ装置では、従来外付けIC
だった移相器の駆動回路を、TFT回路20として放射
素子25および移相器24と同一の層に形成している。
誘電体層44にはアルミナなど比誘電率が3〜12程度
の誘電体が用いられる。
子25、移相器24、TFT回路20(データラッチ回
路22を含む)と放射素子25に給電するためのストリ
ップラインが形成されている。このように図1に示され
たフェーズドアレーアンテナ装置では、従来外付けIC
だった移相器の駆動回路を、TFT回路20として放射
素子25および移相器24と同一の層に形成している。
誘電体層44にはアルミナなど比誘電率が3〜12程度
の誘電体が用いられる。
【0019】給電用スロット層45には給電用結合手段
として給電用スロット28が形成され、分配合成層47
には図1に示された分配合成器27が形成されている。
分配合成器27は給電用スロット層45を介して移相回
路層43と電磁的に結合されている。分配合成器27と
給電用スロット28とによって給電ユニットが構成され
る。放射素子25は給電用スロット28から移相器24
を経由し、ストリップラインを介して給電される。ま
た、給電用スロット層45は接地層でもあり、誘電体層
44に適宜設けられたスルーホールを介して移相回路層
43を接地する。
として給電用スロット28が形成され、分配合成層47
には図1に示された分配合成器27が形成されている。
分配合成器27は給電用スロット層45を介して移相回
路層43と電磁的に結合されている。分配合成器27と
給電用スロット28とによって給電ユニットが構成され
る。放射素子25は給電用スロット28から移相器24
を経由し、ストリップラインを介して給電される。ま
た、給電用スロット層45は接地層でもあり、誘電体層
44に適宜設けられたスルーホールを介して移相回路層
43を接地する。
【0020】以上の各層に形成された無給電素子26、
放射素子25、移相器24、TFT回路20のデータラ
ッチ回路22および給電用スロット28は、各1個づつ
で1つのユニットを構成しており、各ユニットはマトリ
ックス状に配置されている。なお、上記したとおり図2
では各ユニットがマトリックス状に配置されているが、
必ずしも各ユニットがマトリックス状に配置されていな
くても本発明は有効である。また、放射素子25はマト
リックス状に配置されていてもよいし、単に2次元的に
配列されているだけでもよいし、あるいは一方向に整列
配置されているものであっても本発明は有効である。
放射素子25、移相器24、TFT回路20のデータラ
ッチ回路22および給電用スロット28は、各1個づつ
で1つのユニットを構成しており、各ユニットはマトリ
ックス状に配置されている。なお、上記したとおり図2
では各ユニットがマトリックス状に配置されているが、
必ずしも各ユニットがマトリックス状に配置されていな
くても本発明は有効である。また、放射素子25はマト
リックス状に配置されていてもよいし、単に2次元的に
配列されているだけでもよいし、あるいは一方向に整列
配置されているものであっても本発明は有効である。
【0021】また、図2では放射素子25、移相器24
およびTFT回路20が誘電体層42の一方の面上に形
成されているが、移相器24およびTFT回路20を誘
電体層42の一方の面上に形成し、放射素子25を他方
の面上に形成することも可能である。このとき放射素子
25は誘電体層42を介して、移相器24に連なるスト
リップラインと電磁的に結合されている。
およびTFT回路20が誘電体層42の一方の面上に形
成されているが、移相器24およびTFT回路20を誘
電体層42の一方の面上に形成し、放射素子25を他方
の面上に形成することも可能である。このとき放射素子
25は誘電体層42を介して、移相器24に連なるスト
リップラインと電磁的に結合されている。
【0022】また、図2では分配合成器27と移相回路
層43とが給電用スロット層45を介して電磁的に結合
されているが、分配合成器27と移相回路層43とが給
電ピン等の他の給電用結合手段で接続されている場合
や、図13に示されるように分配合成器27が移相回路
層43と同一面に形成されている場合も、本発明は有効
である。さらに、図14に示されるように、放射素子層
431を移相回路層43とは別に設け、第4,第5の誘
電体層432,434および給電用スロット層433を
介して、放射素子層431上の放射素子25を電磁的に
励振する場合も本発明は有効である。
層43とが給電用スロット層45を介して電磁的に結合
されているが、分配合成器27と移相回路層43とが給
電ピン等の他の給電用結合手段で接続されている場合
や、図13に示されるように分配合成器27が移相回路
層43と同一面に形成されている場合も、本発明は有効
である。さらに、図14に示されるように、放射素子層
431を移相回路層43とは別に設け、第4,第5の誘
電体層432,434および給電用スロット層433を
介して、放射素子層431上の放射素子25を電磁的に
励振する場合も本発明は有効である。
【0023】次に、図2に示された移相回路層43につ
いて更に説明する。図3は移相回路層43の1ユニット
の配置を示す透視図である。なお、図3は図2に示され
た誘電体層42にガラスが使用された場合を示してい
る。ガラス基板50上には、放射素子25、移相器24
およびデータラッチ回路22が形成されている。ただ
し、データラッチ回路22は移相器24の各ビット毎に
設けられたデータラッチ回路22′によって構成されて
おり、図3にはこのデータラッチ回路22′が図示され
ている。
いて更に説明する。図3は移相回路層43の1ユニット
の配置を示す透視図である。なお、図3は図2に示され
た誘電体層42にガラスが使用された場合を示してい
る。ガラス基板50上には、放射素子25、移相器24
およびデータラッチ回路22が形成されている。ただ
し、データラッチ回路22は移相器24の各ビット毎に
設けられたデータラッチ回路22′によって構成されて
おり、図3にはこのデータラッチ回路22′が図示され
ている。
【0024】また、ストリップライン29が放射素子2
5から移相器24を介して、図2に示された給電用スロ
ット28に対応するガラス基板50上の位置まで印刷配
線されている。放射素子25および給電用スロット28
は座標軸Xに対して同じ側(左側)に配置され、移相器
24およびデータラッチ回路22′はこの座標軸Xに対
して異なる側(右側)に配置されている。
5から移相器24を介して、図2に示された給電用スロ
ット28に対応するガラス基板50上の位置まで印刷配
線されている。放射素子25および給電用スロット28
は座標軸Xに対して同じ側(左側)に配置され、移相器
24およびデータラッチ回路22′はこの座標軸Xに対
して異なる側(右側)に配置されている。
【0025】放射素子25には例えばパッチアンテナ、
プリンテッドダイポール、スロットアンテナ、アパーチ
ャ素子などが使用される。また、ストリップライン29
にはマイクロストリップ線路、トリプレート線路、コプ
レーナ線路、スロット線路などの分布定数線路が使用さ
れる。
プリンテッドダイポール、スロットアンテナ、アパーチ
ャ素子などが使用される。また、ストリップライン29
にはマイクロストリップ線路、トリプレート線路、コプ
レーナ線路、スロット線路などの分布定数線路が使用さ
れる。
【0026】移相器24は放射素子25の周辺に配置さ
れている。また、移相器24は4ビットの移相器であ
り、4個の移相器24a,24b,24c,24dによ
って構成されている。各移相器24a〜24dはそれぞ
れ給電する位相を22.5゜,45゜,90゜,180
゜だけ変化させることができる。なお、移相器24とそ
れを構成する移相器24a〜24dとの混同を避けるた
め、以下、移相器24a〜24dを移相素子24a〜2
4dと呼んで区別する。各移相素子24a〜24dは、
ストリップ線路51とマイクロ波スイッチとにより構成
される。ストリップ線路51には、例えばマイクロスト
リップ線路、トリプレート線路、コプレーナ線路などの
分布定数線路が使用される。また、マイクロ波スイッチ
にはマイクロマシンスイッチ52が使用される。
れている。また、移相器24は4ビットの移相器であ
り、4個の移相器24a,24b,24c,24dによ
って構成されている。各移相器24a〜24dはそれぞ
れ給電する位相を22.5゜,45゜,90゜,180
゜だけ変化させることができる。なお、移相器24とそ
れを構成する移相器24a〜24dとの混同を避けるた
め、以下、移相器24a〜24dを移相素子24a〜2
4dと呼んで区別する。各移相素子24a〜24dは、
ストリップ線路51とマイクロ波スイッチとにより構成
される。ストリップ線路51には、例えばマイクロスト
リップ線路、トリプレート線路、コプレーナ線路などの
分布定数線路が使用される。また、マイクロ波スイッチ
にはマイクロマシンスイッチ52が使用される。
【0027】移相素子24a〜24cでは、2個のスト
リップ線路(第2,第3の分布定数線路)51のそれぞ
れ一方の端部がストリップライン(第1の分布定数線
路)29の途中に接続されており、2個のマイクロマシ
ンスイッチ(第1,第2のマイクロ波スイッチ)52が
それぞれ2個のストリップ線路51の他方の端部と接地
53とを接続するように配置されている。また移相素子
24dでは、切断されたストリップライン(第4,第5
の分布定数線路)29の間にU字形のストリップ線路
(第6の分布定数線路)51の両端がそれぞれ接続され
ており、一方のマイクロマシンスイッチ(第3のマイク
ロ波スイッチ)52はストリップライン29の間を接続
するように配置され、他方のマイクロマシンスイッチ
(第4のマイクロ波スイッチ)52はストリップ線路5
1の央部と接地53とを接続するように配置されてい
る。
リップ線路(第2,第3の分布定数線路)51のそれぞ
れ一方の端部がストリップライン(第1の分布定数線
路)29の途中に接続されており、2個のマイクロマシ
ンスイッチ(第1,第2のマイクロ波スイッチ)52が
それぞれ2個のストリップ線路51の他方の端部と接地
53とを接続するように配置されている。また移相素子
24dでは、切断されたストリップライン(第4,第5
の分布定数線路)29の間にU字形のストリップ線路
(第6の分布定数線路)51の両端がそれぞれ接続され
ており、一方のマイクロマシンスイッチ(第3のマイク
ロ波スイッチ)52はストリップライン29の間を接続
するように配置され、他方のマイクロマシンスイッチ
(第4のマイクロ波スイッチ)52はストリップ線路5
1の央部と接地53とを接続するように配置されてい
る。
【0028】前者をローデッドライン形移相器、後者を
スイッチドライン形移相器と呼ぶ。一般に、移相量が小
さい場合にはローデッドライン形の方が良い特性が得ら
れ、移相量が大きい場合にはスイッチドライン形の方が
良い特性が得られる。このため、ここでは22.5゜,
45゜,90゜の各移相素子24a〜24cにはローデ
ッドライン形を用い、180゜の移相素子24dにはス
イッチドライン形を用いたが、移相素子24a〜24c
にスイッチドライン形を用いることも可能である。ま
た、移相素子24a〜24dに線路切換形などローデッ
ドライン形、スイッチドライン形以外の移相回路を使用
してもよい。
スイッチドライン形移相器と呼ぶ。一般に、移相量が小
さい場合にはローデッドライン形の方が良い特性が得ら
れ、移相量が大きい場合にはスイッチドライン形の方が
良い特性が得られる。このため、ここでは22.5゜,
45゜,90゜の各移相素子24a〜24cにはローデ
ッドライン形を用い、180゜の移相素子24dにはス
イッチドライン形を用いたが、移相素子24a〜24c
にスイッチドライン形を用いることも可能である。ま
た、移相素子24a〜24dに線路切換形などローデッ
ドライン形、スイッチドライン形以外の移相回路を使用
してもよい。
【0029】各移相素子24a〜24dに含まれる2個
のマイクロマシンスイッチ52は、その近傍に配置され
たデータラッチ回路22′に接続されている。2個のマ
イクロマシンスイッチ52はデータラッチ回路22′が
出力する駆動電圧cによって同時に動作して、ストリッ
プ線路51を選択的に接地し、あるいは、切断されたス
トリップライン29を選択的に接続する。こうしてスト
リップライン29に流れる高周波信号をストリップ線路
51に流すことによって、給電位相を変化させることが
できる。
のマイクロマシンスイッチ52は、その近傍に配置され
たデータラッチ回路22′に接続されている。2個のマ
イクロマシンスイッチ52はデータラッチ回路22′が
出力する駆動電圧cによって同時に動作して、ストリッ
プ線路51を選択的に接地し、あるいは、切断されたス
トリップライン29を選択的に接続する。こうしてスト
リップライン29に流れる高周波信号をストリップ線路
51に流すことによって、給電位相を変化させることが
できる。
【0030】なお、データラッチ回路22′はマイクロ
マシンスイッチ52の近傍に配置されているといった
が、複数のデータラッチ回路22′を一カ所にまとめて
配置して、そこから配線をのばして各マイクロマシンス
イッチ52を駆動するようにしてもよい。また、1個の
データラッチ回路22′が複数の異なるユニットのマイ
クロマシンスイッチ52に接続される場合もある。
マシンスイッチ52の近傍に配置されているといった
が、複数のデータラッチ回路22′を一カ所にまとめて
配置して、そこから配線をのばして各マイクロマシンス
イッチ52を駆動するようにしてもよい。また、1個の
データラッチ回路22′が複数の異なるユニットのマイ
クロマシンスイッチ52に接続される場合もある。
【0031】次に、図1に示されたTFT回路20につ
いて更に説明する。図4は図1に示されたデータラッチ
回路22がマトリックス状に形成された場合のTFT回
路20の配置を示すブロック図である。図4に示される
ように各データラッチ回路22は信号線61と走査線6
2とに接続され、信号線61は信号線駆動回路211
に、走査線62は走査線駆動回路212にそれぞれ接続
されている。データラッチ回路22は4ビットの移相器
24を駆動するためのものであり、それぞれ4個のデー
タラッチ回路22′からなる。このため各データラッチ
回路22は2本の信号線61と2本の走査線62とに接
続されている。また、信号線駆動回路211および走査
線駆動回路212は図1に示されたデータ分配回路21
に含まれる。
いて更に説明する。図4は図1に示されたデータラッチ
回路22がマトリックス状に形成された場合のTFT回
路20の配置を示すブロック図である。図4に示される
ように各データラッチ回路22は信号線61と走査線6
2とに接続され、信号線61は信号線駆動回路211
に、走査線62は走査線駆動回路212にそれぞれ接続
されている。データラッチ回路22は4ビットの移相器
24を駆動するためのものであり、それぞれ4個のデー
タラッチ回路22′からなる。このため各データラッチ
回路22は2本の信号線61と2本の走査線62とに接
続されている。また、信号線駆動回路211および走査
線駆動回路212は図1に示されたデータ分配回路21
に含まれる。
【0032】図5は図4に示されたデータラッチ回路2
2の構成を示すブロック図である。データラッチ回路2
2は、4ビットの移相器24を構成する22.5゜,4
5゜,90゜,180゜の各移相素子24a〜24dに
対応する4個のデータラッチ回路22′によって構成さ
れている。各データラッチ回路22′は、さらに第1お
よび第2のデータラッチ回路63,64によって構成さ
れており、データラッチ回路63,64にはDフリップ
フロップ等が使用される。
2の構成を示すブロック図である。データラッチ回路2
2は、4ビットの移相器24を構成する22.5゜,4
5゜,90゜,180゜の各移相素子24a〜24dに
対応する4個のデータラッチ回路22′によって構成さ
れている。各データラッチ回路22′は、さらに第1お
よび第2のデータラッチ回路63,64によって構成さ
れており、データラッチ回路63,64にはDフリップ
フロップ等が使用される。
【0033】データラッチ回路63のD入力端子は信号
線61に接続され、クロック入力端子は走査線62に接
続されている。また、データラッチ回路64のD入力端
子はデータラッチ回路63の出力端子に接続され、クロ
ック入力端子は図1に示された制御装置1に接続され、
ビーム方向を切り換えるためのタイミング信号bが入力
される。さらに、データラッチ回路64の出力端子は図
3に示された移相器24の2個のマイクロマシンスイッ
チ52に接続されている。データラッチ回路63は走査
線62からの走査パルス(周期T)に同期して信号線6
1から入力された制御信号a′を保持する。データラッ
チ回路64はタイミング信号bに同期してデータラッチ
回路63から出力される制御信号a′を保持するととも
に、保持している制御信号a′に基づいて駆動電圧cを
マイクロマシンスイッチ52に供給する。
線61に接続され、クロック入力端子は走査線62に接
続されている。また、データラッチ回路64のD入力端
子はデータラッチ回路63の出力端子に接続され、クロ
ック入力端子は図1に示された制御装置1に接続され、
ビーム方向を切り換えるためのタイミング信号bが入力
される。さらに、データラッチ回路64の出力端子は図
3に示された移相器24の2個のマイクロマシンスイッ
チ52に接続されている。データラッチ回路63は走査
線62からの走査パルス(周期T)に同期して信号線6
1から入力された制御信号a′を保持する。データラッ
チ回路64はタイミング信号bに同期してデータラッチ
回路63から出力される制御信号a′を保持するととも
に、保持している制御信号a′に基づいて駆動電圧cを
マイクロマシンスイッチ52に供給する。
【0034】次に、図5に示されたデータラッチ回路2
2′の動作について説明する。図6はこのデータラッチ
回路22′の動作を示すタイミングチャートである。走
査線62に走査パルスが加わると、データラッチ回路6
3は信号線61から入力される制御信号a′の論理レベ
ルを保持する。図6において、p点で走査パルスが加え
られたとき制御信号a′の論理レベルは「H」であるか
ら、データラッチ回路63は論理レベル「H」を保持す
る。その後、制御信号a′の論理レベルが変化しても、
データラッチ回路63は周期T後の次の走査パルスが加
えられるまで論理レベル「H」を保持する。
2′の動作について説明する。図6はこのデータラッチ
回路22′の動作を示すタイミングチャートである。走
査線62に走査パルスが加わると、データラッチ回路6
3は信号線61から入力される制御信号a′の論理レベ
ルを保持する。図6において、p点で走査パルスが加え
られたとき制御信号a′の論理レベルは「H」であるか
ら、データラッチ回路63は論理レベル「H」を保持す
る。その後、制御信号a′の論理レベルが変化しても、
データラッチ回路63は周期T後の次の走査パルスが加
えられるまで論理レベル「H」を保持する。
【0035】このときデータラッチ回路63からはデー
タラッチ回路64のD入力に論理レベル「H」が出力さ
れ続ける(Q1)。そしてq点で制御装置1からデータ
ラッチ回路64にタイミング信号bが出力されると、デ
ータラッチ回路64はそれに同期して、データラッチ回
路63から出力される制御信号a′の論理レベル「H」
を保持し、論理レベル「H」を出力する(Q2)。この
出力が駆動電圧cとして2つのマイクロマシンスイッチ
52に同時に印加される(Q3)。
タラッチ回路64のD入力に論理レベル「H」が出力さ
れ続ける(Q1)。そしてq点で制御装置1からデータ
ラッチ回路64にタイミング信号bが出力されると、デ
ータラッチ回路64はそれに同期して、データラッチ回
路63から出力される制御信号a′の論理レベル「H」
を保持し、論理レベル「H」を出力する(Q2)。この
出力が駆動電圧cとして2つのマイクロマシンスイッチ
52に同時に印加される(Q3)。
【0036】次に、r点で走査線62に走査パルスが加
わると、そのとき信号線61から入力される制御信号
a′の論理レベルは「L」であるから、データラッチ回
路63は論理レベル「L」を保持する。このため、デー
タラッチ回路63の出力Q1は論理レベル「L」に変わ
る。そしてs点で制御装置1から再びタイミング信号b
が出力されると、データラッチ回路64はデータラッチ
回路63から出力される論理レベル「L」を保持して、
これを出力する(Q2)ため、これによりマイクロマシ
ンスイッチ52への駆動電圧cの印加は停止される。
わると、そのとき信号線61から入力される制御信号
a′の論理レベルは「L」であるから、データラッチ回
路63は論理レベル「L」を保持する。このため、デー
タラッチ回路63の出力Q1は論理レベル「L」に変わ
る。そしてs点で制御装置1から再びタイミング信号b
が出力されると、データラッチ回路64はデータラッチ
回路63から出力される論理レベル「L」を保持して、
これを出力する(Q2)ため、これによりマイクロマシ
ンスイッチ52への駆動電圧cの印加は停止される。
【0037】このように信号線61および走査線62に
接続されたデータラッチ回路63の後段に、制御装置1
からのタイミング信号bに同期して制御信号a′を保持
するデータラッチ回路64を設けることにより、全ての
データラッチ回路22′はタイミング信号bに同期して
一斉に移相素子24a〜24dに駆動電圧cを出力する
ため、全ての放射素子25の放射を同時に切り換えるこ
とができる。このように、全ての放射素子25の放射を
同時に切り換えることにより、短期間のうちにアンテナ
のビーム方向を大きく変更することが可能となる。
接続されたデータラッチ回路63の後段に、制御装置1
からのタイミング信号bに同期して制御信号a′を保持
するデータラッチ回路64を設けることにより、全ての
データラッチ回路22′はタイミング信号bに同期して
一斉に移相素子24a〜24dに駆動電圧cを出力する
ため、全ての放射素子25の放射を同時に切り換えるこ
とができる。このように、全ての放射素子25の放射を
同時に切り換えることにより、短期間のうちにアンテナ
のビーム方向を大きく変更することが可能となる。
【0038】ただし、マイクロマシンスイッチ52等の
マイクロ波スイッチの切換動作中は、このマイクロ波ス
イッチに対応する放射素子25の位相が不安定になるた
め、全ての放射素子25の放射を同時に切り換えると、
短期間ではあるが通信断が生ずることがある。これに対
して、アンテナビーム方向を少しずつ変化させたい場合
は、放射素子25を全て同時に切り換えるのではなく、
時間差を設けて一部ずつ切り換えれば、位相不安定とな
る放射素子25が全体の一部となるので、通信を常時確
保しながらアンテナビーム方向を徐々に変化させること
ができる。したがって、アンテナビーム方向を短期間に
大きく変化させる場合は通信断が短期間発生するものの
全ての放射素子25の放射を同時に切り換え、アンテナ
ビーム方向を徐々に変化させる場合は通信を確保しなが
ら放射素子25を一部ずつ切り換える、という2つの制
御方式を備えるのがフェーズドアレーアンテナには望ま
しい。
マイクロ波スイッチの切換動作中は、このマイクロ波ス
イッチに対応する放射素子25の位相が不安定になるた
め、全ての放射素子25の放射を同時に切り換えると、
短期間ではあるが通信断が生ずることがある。これに対
して、アンテナビーム方向を少しずつ変化させたい場合
は、放射素子25を全て同時に切り換えるのではなく、
時間差を設けて一部ずつ切り換えれば、位相不安定とな
る放射素子25が全体の一部となるので、通信を常時確
保しながらアンテナビーム方向を徐々に変化させること
ができる。したがって、アンテナビーム方向を短期間に
大きく変化させる場合は通信断が短期間発生するものの
全ての放射素子25の放射を同時に切り換え、アンテナ
ビーム方向を徐々に変化させる場合は通信を確保しなが
ら放射素子25を一部ずつ切り換える、という2つの制
御方式を備えるのがフェーズドアレーアンテナには望ま
しい。
【0039】上記したように放射素子25の放射を一部
ずつ切り換える制御方式は、図5に示された回路でも実
現可能である。以下に、図15に示されるタイミングチ
ャートを用いて、放射素子25の放射を一部ずつ切り換
える制御方式について説明する。図15が図6と異なる
点は、図6ではタイミング信号bがq点およびs点の瞬
間にパルス状に与えられるのに対して、図15ではタイ
ミング信号bが常時「H」の論理レベルに保持されてい
る点である。
ずつ切り換える制御方式は、図5に示された回路でも実
現可能である。以下に、図15に示されるタイミングチ
ャートを用いて、放射素子25の放射を一部ずつ切り換
える制御方式について説明する。図15が図6と異なる
点は、図6ではタイミング信号bがq点およびs点の瞬
間にパルス状に与えられるのに対して、図15ではタイ
ミング信号bが常時「H」の論理レベルに保持されてい
る点である。
【0040】このようにデータラッチ回路64に供給さ
れるタイミング信号bの論理レベルを常時「H」に保っ
ておくことにより、p点において走査パルスがデータラ
ッチ回路63に入力され、データラッチ回路63の出力
Q1の論理レベルが「L」から「H」に変化すると同時
に、データラッチ回路64の出力Q2の論理レベルも
「L」から「H」に変化し、この出力が駆動電圧cとな
ってマイクロマシンスイッチ52に印加される。またs
点においても同様に、走査パルスがデータラッチ回路6
3に入力され、データラッチ回路63の出力Q1の論理
レベルが「H」から「L」に変化すると同時に、データ
ラッチ回路64の出力Q2の論理レベルも「H」から
「L」に変化する。
れるタイミング信号bの論理レベルを常時「H」に保っ
ておくことにより、p点において走査パルスがデータラ
ッチ回路63に入力され、データラッチ回路63の出力
Q1の論理レベルが「L」から「H」に変化すると同時
に、データラッチ回路64の出力Q2の論理レベルも
「L」から「H」に変化し、この出力が駆動電圧cとな
ってマイクロマシンスイッチ52に印加される。またs
点においても同様に、走査パルスがデータラッチ回路6
3に入力され、データラッチ回路63の出力Q1の論理
レベルが「H」から「L」に変化すると同時に、データ
ラッチ回路64の出力Q2の論理レベルも「H」から
「L」に変化する。
【0041】したがって、放射素子25全体で見れば、
走査パルスが入力されたデータラッチ回路63に対応す
る放射素子25のみが順次切り換えられていることがわ
かる。以上の説明から明らかなように、図5に示された
回路では、データラッチ回路64へのタイミング信号b
の与え方により、アンテナビーム方向の変化の大小に応
じて、全ての放射素子25の放射を同時に切り換える方
式と、放射素子25の放射を一部ずつ切り換える方式の
2つの制御方式を実現することが可能である。
走査パルスが入力されたデータラッチ回路63に対応す
る放射素子25のみが順次切り換えられていることがわ
かる。以上の説明から明らかなように、図5に示された
回路では、データラッチ回路64へのタイミング信号b
の与え方により、アンテナビーム方向の変化の大小に応
じて、全ての放射素子25の放射を同時に切り換える方
式と、放射素子25の放射を一部ずつ切り換える方式の
2つの制御方式を実現することが可能である。
【0042】次に、図1に示されたデータラッチ回路2
2の他の例について説明する。図7はデータラッチ回路
22の他の構成を示すブロック図である。図7に示され
たデータラッチ回路22は4ビットの移相器24を駆動
するためのものであり、4ビットのシフトレジスタ66
の出力側に各ビット毎にデータラッチ回路67が接続さ
れ、各データラッチ回路67の出力側に移相器24の各
ビットのマイクロマシンスイッチ52がそれぞれ2個づ
つ接続されている。シフトレジスタ66には図1に示さ
れたデータ分配回路21から制御信号a′がシリアルに
出力されるとともに、図1に示された制御装置1からシ
フトクロック信号dが出力される。また、データラッチ
回路67には制御装置1からタイミング信号bが出力さ
れる。
2の他の例について説明する。図7はデータラッチ回路
22の他の構成を示すブロック図である。図7に示され
たデータラッチ回路22は4ビットの移相器24を駆動
するためのものであり、4ビットのシフトレジスタ66
の出力側に各ビット毎にデータラッチ回路67が接続さ
れ、各データラッチ回路67の出力側に移相器24の各
ビットのマイクロマシンスイッチ52がそれぞれ2個づ
つ接続されている。シフトレジスタ66には図1に示さ
れたデータ分配回路21から制御信号a′がシリアルに
出力されるとともに、図1に示された制御装置1からシ
フトクロック信号dが出力される。また、データラッチ
回路67には制御装置1からタイミング信号bが出力さ
れる。
【0043】シフトレジスタ66は直列入力並列出力形
シフトレジスタであり、シリアルな制御信号a′を各デ
ータラッチ回路67に対してパラレルに出力する。各デ
ータラッチ回路67はタイミング信号bに同期して、シ
フトレジスタ66の各ビットから出力される制御信号
a′を保持するとともに、保持している制御信号a′に
基づいて駆動電圧cをマイクロマシンスイッチ52に出
力する。
シフトレジスタであり、シリアルな制御信号a′を各デ
ータラッチ回路67に対してパラレルに出力する。各デ
ータラッチ回路67はタイミング信号bに同期して、シ
フトレジスタ66の各ビットから出力される制御信号
a′を保持するとともに、保持している制御信号a′に
基づいて駆動電圧cをマイクロマシンスイッチ52に出
力する。
【0044】次に、図7に示されたデータラッチ回路2
2の動作について説明する。図1に示されたデータ分配
回路21からシフトレジスタ66に、移相器24の各ビ
ットの駆動を制御するための制御信号a′がシリアルに
出力される。シフトレジスタ66はクロック信号dの入
力により、制御信号a′を最初のビットに格納する。そ
して、次のシフトクロック信号dが入力されると、最初
のビットに格納された制御信号a′をその次のビットに
転送するとともに、最初のビットに新たな制御信号a′
を格納する。同様にして、あるビットに格納された制御
信号a′はシフトクロック信号dに同期して、その次の
ビットに転送される。したがってnビットのシフトレジ
スタの場合、シフトクロック信号dがn回入力される
と、シフトレジスタに格納された制御信号a′が更新さ
れる。前述したように図7に示されたシフトレジスタ6
6は4ビットであるから、4回のシフトクロック信号d
で、格納された制御信号a′が更新される。
2の動作について説明する。図1に示されたデータ分配
回路21からシフトレジスタ66に、移相器24の各ビ
ットの駆動を制御するための制御信号a′がシリアルに
出力される。シフトレジスタ66はクロック信号dの入
力により、制御信号a′を最初のビットに格納する。そ
して、次のシフトクロック信号dが入力されると、最初
のビットに格納された制御信号a′をその次のビットに
転送するとともに、最初のビットに新たな制御信号a′
を格納する。同様にして、あるビットに格納された制御
信号a′はシフトクロック信号dに同期して、その次の
ビットに転送される。したがってnビットのシフトレジ
スタの場合、シフトクロック信号dがn回入力される
と、シフトレジスタに格納された制御信号a′が更新さ
れる。前述したように図7に示されたシフトレジスタ6
6は4ビットであるから、4回のシフトクロック信号d
で、格納された制御信号a′が更新される。
【0045】制御装置1からシフトクロック信号dが4
回出力されて、シフトレジスタ66内の制御信号a′が
更新されると、制御装置1からビーム方向を切り換える
ためのタイミング信号bが各データラッチ回路67に出
力される。各データラッチ回路67はこのタイミング信
号bが入力されると、そのときシフトレジスタ66から
パラレルに出力されている制御信号a′を一斉にラッチ
し、移相器24の各ビットに駆動電圧cを出力するた
め、図5に示されたデータラッチ回路22と同様に、ア
ンテナ部2aの全ての放射素子25の放射方向を同時に
変えることができる。
回出力されて、シフトレジスタ66内の制御信号a′が
更新されると、制御装置1からビーム方向を切り換える
ためのタイミング信号bが各データラッチ回路67に出
力される。各データラッチ回路67はこのタイミング信
号bが入力されると、そのときシフトレジスタ66から
パラレルに出力されている制御信号a′を一斉にラッチ
し、移相器24の各ビットに駆動電圧cを出力するた
め、図5に示されたデータラッチ回路22と同様に、ア
ンテナ部2aの全ての放射素子25の放射方向を同時に
変えることができる。
【0046】図1に示されるように、データ分配回路2
1は移相器24の各ビット毎に制御信号a′をパラレル
に送出してもよいが、図7に示されるように制御信号
a′をシリアルに送出することによって、データ分配回
路21と各データラッチ回路22との間の配線の数を少
なくすることができる。また、図7に示されたシフトレ
ジスタ66は各移相器24毎に設けられているが、ビッ
ト数が多いシフトレジスタを使用することにより、1個
のシフトレジスタで複数の移相器24を担当させること
もできる。この場合、1個のデータラッチ回路22が複
数の移相器24の駆動を制御することになる。
1は移相器24の各ビット毎に制御信号a′をパラレル
に送出してもよいが、図7に示されるように制御信号
a′をシリアルに送出することによって、データ分配回
路21と各データラッチ回路22との間の配線の数を少
なくすることができる。また、図7に示されたシフトレ
ジスタ66は各移相器24毎に設けられているが、ビッ
ト数が多いシフトレジスタを使用することにより、1個
のシフトレジスタで複数の移相器24を担当させること
もできる。この場合、1個のデータラッチ回路22が複
数の移相器24の駆動を制御することになる。
【0047】次に、図3に示されたマイクロマシンスイ
ッチ52について更に説明する。図8はマイクロマシン
スイッチ52の構造を示す斜視図であり、ストリップ線
路51と接地53との間に配置されたマイクロマシンス
イッチ52を示している。マイクロマシンスイッチ52
は電極71、微小可動子72および支持部材73によっ
て構成される。微小可動子72と支持部材73とを合わ
せてカンチレバーという。
ッチ52について更に説明する。図8はマイクロマシン
スイッチ52の構造を示す斜視図であり、ストリップ線
路51と接地53との間に配置されたマイクロマシンス
イッチ52を示している。マイクロマシンスイッチ52
は電極71、微小可動子72および支持部材73によっ
て構成される。微小可動子72と支持部材73とを合わ
せてカンチレバーという。
【0048】図8に示されるように、ガラス基板50上
にはストリップ線路51と接地53とが離間して形成さ
れている。電極71はこれらストリップ線路51と接地
53との間のガラス基板50上にフォトリソグラフィ技
術により形成されている。しかし、電極71はストリッ
プ線路51および接地53のいずれにも接触していな
い。ストリップ線路51および接地53はそれぞれ同じ
高さに形成されているが、電極71はそれよりも十分低
く形成されている。
にはストリップ線路51と接地53とが離間して形成さ
れている。電極71はこれらストリップ線路51と接地
53との間のガラス基板50上にフォトリソグラフィ技
術により形成されている。しかし、電極71はストリッ
プ線路51および接地53のいずれにも接触していな
い。ストリップ線路51および接地53はそれぞれ同じ
高さに形成されているが、電極71はそれよりも十分低
く形成されている。
【0049】また、微小可動子72は電極71の上方に
形成され、ストリップ線路51、接地53および電極7
1と対向している。支持部材73はガラス基板50上に
形成され、微小可動子72を片持ち支持している。電極
71および微小可動子72は導体で形成されるが、支持
部材73については導体、半導体、絶縁体のいずれで形
成してもよい。
形成され、ストリップ線路51、接地53および電極7
1と対向している。支持部材73はガラス基板50上に
形成され、微小可動子72を片持ち支持している。電極
71および微小可動子72は導体で形成されるが、支持
部材73については導体、半導体、絶縁体のいずれで形
成してもよい。
【0050】図9は図8に示されたマイクロマシンスイ
ッチ52の平面図であり、ローデッドライン形の移相素
子24a〜24cに適用された2個のマイクロマシンス
イッチ52を示している。図9に示されるように、2個
のマイクロマシンスイッチ52は2個のストリップ線路
51の対称線に対して対称に配置されている。また、2
個のマイクロマシンスイッチ52に含まれるそれぞれの
電極71は1個のデータラッチ回路22′の出力側に接
続され、データラッチ回路22′から同時に駆動電圧
(外部電圧)cが供給される。
ッチ52の平面図であり、ローデッドライン形の移相素
子24a〜24cに適用された2個のマイクロマシンス
イッチ52を示している。図9に示されるように、2個
のマイクロマシンスイッチ52は2個のストリップ線路
51の対称線に対して対称に配置されている。また、2
個のマイクロマシンスイッチ52に含まれるそれぞれの
電極71は1個のデータラッチ回路22′の出力側に接
続され、データラッチ回路22′から同時に駆動電圧
(外部電圧)cが供給される。
【0051】次に、マイクロマシンスイッチ52の動作
について説明する。図10は図8に示されたマイクロマ
シンスイッチ52の断面図であり、(A)はマイクロマ
シンスイッチ52の開状態、(B)は閉状態をそれぞれ
示している。
について説明する。図10は図8に示されたマイクロマ
シンスイッチ52の断面図であり、(A)はマイクロマ
シンスイッチ52の開状態、(B)は閉状態をそれぞれ
示している。
【0052】まず、データ分配回路21から論理レベル
「L」の制御信号a′が出力されると、データラッチ回
路22′は電極71に駆動電圧cを印加しない。このと
き微小可動子72は図10(A)に示されるように、ス
トリップ線路51および接地53の上方にあって、スト
リップ線路51および接地53と接触しないため、マイ
クロマシンスイッチ52は開状態になる。また、前述し
たように電極71はストリップ線路51および接地53
と接触しないように配置されているため、ストリップ線
路51は開放される。このとき移相素子24a〜24c
は動作せず、ストリップライン29を流れる高周波信号
はストリップ線路51から接地53に流れないので、放
射素子25への給電位相は変化しない。
「L」の制御信号a′が出力されると、データラッチ回
路22′は電極71に駆動電圧cを印加しない。このと
き微小可動子72は図10(A)に示されるように、ス
トリップ線路51および接地53の上方にあって、スト
リップ線路51および接地53と接触しないため、マイ
クロマシンスイッチ52は開状態になる。また、前述し
たように電極71はストリップ線路51および接地53
と接触しないように配置されているため、ストリップ線
路51は開放される。このとき移相素子24a〜24c
は動作せず、ストリップライン29を流れる高周波信号
はストリップ線路51から接地53に流れないので、放
射素子25への給電位相は変化しない。
【0053】次に、データ分配回路21から論理レベル
「H」の制御信号a′が出力されると、データラッチ回
路22′は電極71に駆動電圧cを印加する。このとき
電極71に印加される駆動電圧cは100[V]以下程
度である。電極71にこのような正の駆動電圧cが印加
されると、電極71の表面には正電荷が現れ、電極71
に対向する微小可動子72の表面には静電誘導により負
電荷が現れる。そして電極71の正電荷と微小可動子7
2の負電荷との静電力により吸引力が発生するため、こ
の吸引力によって微小可動子72は図10(B)に示さ
れるように、電極71の方に引き下げられる。
「H」の制御信号a′が出力されると、データラッチ回
路22′は電極71に駆動電圧cを印加する。このとき
電極71に印加される駆動電圧cは100[V]以下程
度である。電極71にこのような正の駆動電圧cが印加
されると、電極71の表面には正電荷が現れ、電極71
に対向する微小可動子72の表面には静電誘導により負
電荷が現れる。そして電極71の正電荷と微小可動子7
2の負電荷との静電力により吸引力が発生するため、こ
の吸引力によって微小可動子72は図10(B)に示さ
れるように、電極71の方に引き下げられる。
【0054】これにより、微小可動子72はストリップ
線路51および接地53と接触するため、マイクロマシ
ンスイッチ52は閉状態になり、ストリップ線路51は
微小可動子72を介して接地53と高周波的に接続され
る。このとき移相素子24a〜24cは動作し、マイク
ロストリップ線路を流れる高周波信号はストリップ線路
51から接地53に流れるので、放射素子25への給電
位相が変化する。スイッチドライン形の移相素子24d
についても同様に、マイクロマシンスイッチ52の電極
71に駆動電圧cを選択的に印加すると、微小可動子7
2がストリップ線路51および接地53、または切断さ
れたストリップライン29を選択的に接続するため、そ
こに高周波信号が流れて給電位相が変化する。なお、前
述したように電極71の高さはストリップ線路51およ
び接地53よりも十分低いため、微小可動子72がスト
リップ線路51および接地53と接触するときに、微小
可動子72が電極71と接触することはない。
線路51および接地53と接触するため、マイクロマシ
ンスイッチ52は閉状態になり、ストリップ線路51は
微小可動子72を介して接地53と高周波的に接続され
る。このとき移相素子24a〜24cは動作し、マイク
ロストリップ線路を流れる高周波信号はストリップ線路
51から接地53に流れるので、放射素子25への給電
位相が変化する。スイッチドライン形の移相素子24d
についても同様に、マイクロマシンスイッチ52の電極
71に駆動電圧cを選択的に印加すると、微小可動子7
2がストリップ線路51および接地53、または切断さ
れたストリップライン29を選択的に接続するため、そ
こに高周波信号が流れて給電位相が変化する。なお、前
述したように電極71の高さはストリップ線路51およ
び接地53よりも十分低いため、微小可動子72がスト
リップ線路51および接地53と接触するときに、微小
可動子72が電極71と接触することはない。
【0055】また、図8に示されたマイクロマシンスイ
ッチ52はオーム結合形のマイクロマシンスイッチであ
るが、微小可動子72の下側の面に誘電体膜が形成され
たカンチレバーを用いる容量結合形のマイクロマシンス
イッチを使用することもできる。また、図8に示された
マイクロマシンスイッチ52では、駆動電圧cが電極7
1に印加されているが、データラッチ回路22′の出力
側を微小可動子72に接続して、微小可動子72に駆動
電圧cを印加することにより、電極71と微小可動子7
2との間に静電力が発生するようにしてもよい。
ッチ52はオーム結合形のマイクロマシンスイッチであ
るが、微小可動子72の下側の面に誘電体膜が形成され
たカンチレバーを用いる容量結合形のマイクロマシンス
イッチを使用することもできる。また、図8に示された
マイクロマシンスイッチ52では、駆動電圧cが電極7
1に印加されているが、データラッチ回路22′の出力
側を微小可動子72に接続して、微小可動子72に駆動
電圧cを印加することにより、電極71と微小可動子7
2との間に静電力が発生するようにしてもよい。
【0056】従来のフェーズドアレーアンテナ装置で
は、マイクロ波スイッチとしてモジュール化されたPI
Nダイオードが使用されていた。しかしPINダイオー
ドは半導体接合面におけるエネルギーロスが大きいた
め、消費電力が大きくなる。これに対して本実施の形態
では、これまで説明してきたようにマイクロ波スイッチ
としてマイクロマシンスイッチ52を使用するため、ス
イッチにおける消費電力を10分の1以下程度に低減す
ることができる。なお、本発明でも消費電力の問題を無
視すれば、マイクロ波スイッチとしてPINダイオード
等の半導体デバイスを使用することも可能である。大き
さが36cm×36cm×10cm程度、放射素子数M
が4000〜5000程度のフェーズドアレーアンテナ
に本実施の形態を適用すると、周波数30GHzで35
dBi程度の高利得が得られる。
は、マイクロ波スイッチとしてモジュール化されたPI
Nダイオードが使用されていた。しかしPINダイオー
ドは半導体接合面におけるエネルギーロスが大きいた
め、消費電力が大きくなる。これに対して本実施の形態
では、これまで説明してきたようにマイクロ波スイッチ
としてマイクロマシンスイッチ52を使用するため、ス
イッチにおける消費電力を10分の1以下程度に低減す
ることができる。なお、本発明でも消費電力の問題を無
視すれば、マイクロ波スイッチとしてPINダイオード
等の半導体デバイスを使用することも可能である。大き
さが36cm×36cm×10cm程度、放射素子数M
が4000〜5000程度のフェーズドアレーアンテナ
に本実施の形態を適用すると、周波数30GHzで35
dBi程度の高利得が得られる。
【0057】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図11は本発明による
フェーズドアレーアンテナ装置の第2の実施の形態の構
成を示すブロック図である。図11において図1と同等
な部分は同一の符号を付し、その説明は省略する。図1
1に示されたフェーズドアレーアンテナ装置が図1に示
されたフェーズドアレーアンテナ装置と異なる点は、図
11に示されたフェーズドアレーアンテナ装置はアンテ
ナ部2bに、TFT回路20のかわりにフリップチップ
IC回路30を有する点である。
の実施の形態について説明する。図11は本発明による
フェーズドアレーアンテナ装置の第2の実施の形態の構
成を示すブロック図である。図11において図1と同等
な部分は同一の符号を付し、その説明は省略する。図1
1に示されたフェーズドアレーアンテナ装置が図1に示
されたフェーズドアレーアンテナ装置と異なる点は、図
11に示されたフェーズドアレーアンテナ装置はアンテ
ナ部2bに、TFT回路20のかわりにフリップチップ
IC回路30を有する点である。
【0058】したがって、M個の放射素子25はNビッ
トの移相器24にそれぞれ接続され、各移相器24は分
配合成器27を介して給電部3に接続されており、ま
た、各移相器24は移相器駆動用のフリップチップIC
回路(駆動手段)30に接続され、フリップチップIC
回路30は制御装置1に接続されている。フリップチッ
プIC回路30は、各移相器24の各ビット毎に設けら
れたデータラッチ回路32および駆動回路33と、デー
タ分配回路31とによって構成されている。そして、各
移相器24は各ビット毎に各駆動回路33にそれぞれ接
続され、各駆動回路33は各データラッチ回路32にそ
れぞれ接続され、各データラッチ回路32はデータ分配
回路31に接続され、制御装置1はデータ分配回路31
および各データラッチ回路32に接続されている。
トの移相器24にそれぞれ接続され、各移相器24は分
配合成器27を介して給電部3に接続されており、ま
た、各移相器24は移相器駆動用のフリップチップIC
回路(駆動手段)30に接続され、フリップチップIC
回路30は制御装置1に接続されている。フリップチッ
プIC回路30は、各移相器24の各ビット毎に設けら
れたデータラッチ回路32および駆動回路33と、デー
タ分配回路31とによって構成されている。そして、各
移相器24は各ビット毎に各駆動回路33にそれぞれ接
続され、各駆動回路33は各データラッチ回路32にそ
れぞれ接続され、各データラッチ回路32はデータ分配
回路31に接続され、制御装置1はデータ分配回路31
および各データラッチ回路32に接続されている。
【0059】制御装置1は移相器24の各ビットの駆動
を制御するための制御信号aをデータ分配回路31に出
力するとともに、ビーム方向を切り換えるためのタイミ
ング信号bを各データラッチ回路32に出力する。デー
タ分配回路31は制御信号aに基づき、各データラッチ
回路32に対して制御信号a′を出力する。各データラ
ッチ回路32はタイミング信号bに同期して保持データ
を書き換え、その保持データを各駆動回路33に出力す
る。各駆動回路33は各データラッチ回路32の出力に
基づき、各移相器24の各ビットに駆動電圧cを出力す
る。一方、分配合成器27は、給電部3から出力される
高周波信号を分配して各移相器24に出力する。各移相
器24は各駆動回路33から供給される駆動電圧cによ
り移相量が設定され、その移相量だけ各放射素子25に
給電する位相を変化させる。各放射素子25は給電位相
に応じた位相の放射をする。
を制御するための制御信号aをデータ分配回路31に出
力するとともに、ビーム方向を切り換えるためのタイミ
ング信号bを各データラッチ回路32に出力する。デー
タ分配回路31は制御信号aに基づき、各データラッチ
回路32に対して制御信号a′を出力する。各データラ
ッチ回路32はタイミング信号bに同期して保持データ
を書き換え、その保持データを各駆動回路33に出力す
る。各駆動回路33は各データラッチ回路32の出力に
基づき、各移相器24の各ビットに駆動電圧cを出力す
る。一方、分配合成器27は、給電部3から出力される
高周波信号を分配して各移相器24に出力する。各移相
器24は各駆動回路33から供給される駆動電圧cによ
り移相量が設定され、その移相量だけ各放射素子25に
給電する位相を変化させる。各放射素子25は給電位相
に応じた位相の放射をする。
【0060】次に、図11に示されたフェーズドアレー
アンテナ装置の動作について簡単に説明する。各データ
ラッチ回路32はビーム方向を切り換えるためのタイミ
ング信号bに同期して、保持データを入力データである
制御信号a′に書き換え、保持データ(制御信号a′)
を各駆動回路33に出力する。このため、移相器24の
各ビットには各駆動回路33から一斉に駆動電圧cが供
給されるので、全ての放射素子25の放射の方向を同時
に変えることができる。
アンテナ装置の動作について簡単に説明する。各データ
ラッチ回路32はビーム方向を切り換えるためのタイミ
ング信号bに同期して、保持データを入力データである
制御信号a′に書き換え、保持データ(制御信号a′)
を各駆動回路33に出力する。このため、移相器24の
各ビットには各駆動回路33から一斉に駆動電圧cが供
給されるので、全ての放射素子25の放射の方向を同時
に変えることができる。
【0061】ここで、図11に示されたデータラッチ回
路32および駆動回路13が形成されるフリップチップ
ICについて説明する。フリップチップICは、パッケ
ージングせずに電極上にバンプを形成し、このバンプと
基板上のパターンとを直接はんだ付けまたは異方性導電
シート等で接合するICチップである。このバンプはI
Cチップの周辺部のみでなくICチップの表面全面に形
成できる。IC内部のモジュールチップを通常のICの
ようにリードピンと接続するためのワイヤボンディング
が必要でないので、ICの占有面積が小さくてすみ、実
装密度が高くなり、狭いスペースに多くのICを実装
し、配線することができる。このため、アンテナの利得
を向上させるために放射素子25の数を増やして移相器
24の数が多くなっても、移相器24の駆動回路33お
よびデータラッチ回路32をフリップチップ技術を用い
て形成することにより、フェーズドアレーアンテナ装置
の大型化を抑えることができる。
路32および駆動回路13が形成されるフリップチップ
ICについて説明する。フリップチップICは、パッケ
ージングせずに電極上にバンプを形成し、このバンプと
基板上のパターンとを直接はんだ付けまたは異方性導電
シート等で接合するICチップである。このバンプはI
Cチップの周辺部のみでなくICチップの表面全面に形
成できる。IC内部のモジュールチップを通常のICの
ようにリードピンと接続するためのワイヤボンディング
が必要でないので、ICの占有面積が小さくてすみ、実
装密度が高くなり、狭いスペースに多くのICを実装
し、配線することができる。このため、アンテナの利得
を向上させるために放射素子25の数を増やして移相器
24の数が多くなっても、移相器24の駆動回路33お
よびデータラッチ回路32をフリップチップ技術を用い
て形成することにより、フェーズドアレーアンテナ装置
の大型化を抑えることができる。
【0062】図12はフリップチップICと移相器24
との接続関係を示した模式図である。図12に示される
ように、フリップチップIC35の表面全面に多数のバ
ンプ36が形成されている。図11に示された各駆動回
路33の出力側が各バンプ36にそれぞれ接続されてお
り、各バンプ36はフォトリソグラフィ技術を用いて形
成された配線37によって移相器24の各ビットに接続
されている。なお、ここでいうフォトリソグラフィ技術
には、通常の意味で使用される印刷配線技術の他に、基
板上に形成された導体層の不要部分を除去して配線37
を形成するエッチング技術も含まれる。図3に示された
ストリップライン29、および図8に示された電極71
の場合についても同様である。
との接続関係を示した模式図である。図12に示される
ように、フリップチップIC35の表面全面に多数のバ
ンプ36が形成されている。図11に示された各駆動回
路33の出力側が各バンプ36にそれぞれ接続されてお
り、各バンプ36はフォトリソグラフィ技術を用いて形
成された配線37によって移相器24の各ビットに接続
されている。なお、ここでいうフォトリソグラフィ技術
には、通常の意味で使用される印刷配線技術の他に、基
板上に形成された導体層の不要部分を除去して配線37
を形成するエッチング技術も含まれる。図3に示された
ストリップライン29、および図8に示された電極71
の場合についても同様である。
【0063】フリップチップIC35には1000個程
度のバンプ36が形成される。移相器24として例えば
4ビットの移相器を使用するなら、このフリップチップ
IC35で250個程度の放射素子25を制御すること
ができる。なお、このときのバンプ36の間隔は70〜
100μm程度であり、配線37の間隔は1.5μm程
度である。
度のバンプ36が形成される。移相器24として例えば
4ビットの移相器を使用するなら、このフリップチップ
IC35で250個程度の放射素子25を制御すること
ができる。なお、このときのバンプ36の間隔は70〜
100μm程度であり、配線37の間隔は1.5μm程
度である。
【0064】バンプ36と移相器24の各ビットとを接
続する配線37は一層にまとめて形成される。しかし、
アンテナの利得を上げるために放射素子25の数を増や
したり、ビームの放射方向の精度を上げるために移相器
24のビット数を多くするなどして、移相器24の駆動
回路33の数が増えすぎた場合には、配線37を多層に
分けて形成してもよい。なお、駆動回路33は、説明の
都合上、データラッチ回路32の論理レベルと駆動電圧
cとの関連づけのために記載したものである。データラ
ッチ回路32として、論理レベル「H」のときの出力電
圧が駆動電圧cであるようなデータラッチ回路を使用す
れば、駆動回路33を別途設けなくても、データラッチ
回路32で駆動回路33の機能を兼ねることができるこ
とはいうまでもない。
続する配線37は一層にまとめて形成される。しかし、
アンテナの利得を上げるために放射素子25の数を増や
したり、ビームの放射方向の精度を上げるために移相器
24のビット数を多くするなどして、移相器24の駆動
回路33の数が増えすぎた場合には、配線37を多層に
分けて形成してもよい。なお、駆動回路33は、説明の
都合上、データラッチ回路32の論理レベルと駆動電圧
cとの関連づけのために記載したものである。データラ
ッチ回路32として、論理レベル「H」のときの出力電
圧が駆動電圧cであるようなデータラッチ回路を使用す
れば、駆動回路33を別途設けなくても、データラッチ
回路32で駆動回路33の機能を兼ねることができるこ
とはいうまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、移相器
とこの移相器の移相を制御する移相制御回路とが一体的
に形成される。したがって、移相器のスイッチであるマ
イクロ波スイッチが、移相器の他の部分と一体的に形成
される。このため、従来のモジュール化されたスイッチ
を装着するための工程を削減できるので、フェーズドア
レーアンテナ装置の製造コストを低減できる。また、移
相器と移相制御回路とが一体的に形成されるので、従来
外付けされていた移相器の駆動用ICを配置するための
スペースを除去できるので、フェーズドアレーアンテナ
装置を小型化できる。また、移相器を制御するための配
線を簡素化できる。
とこの移相器の移相を制御する移相制御回路とが一体的
に形成される。したがって、移相器のスイッチであるマ
イクロ波スイッチが、移相器の他の部分と一体的に形成
される。このため、従来のモジュール化されたスイッチ
を装着するための工程を削減できるので、フェーズドア
レーアンテナ装置の製造コストを低減できる。また、移
相器と移相制御回路とが一体的に形成されるので、従来
外付けされていた移相器の駆動用ICを配置するための
スペースを除去できるので、フェーズドアレーアンテナ
装置を小型化できる。また、移相器を制御するための配
線を簡素化できる。
【0066】また、マイクロ波スイッチにより分布定数
線路を選択的に接地に接続させる。これにより各放射素
子への給電位相を変化させることができる。特に、移相
器としてローデッドライン形移相器を用いれば移相量が
小さい場合によい特性が得られ、移相器としてスイッチ
ドライン形移相器を用いれば移相量が大きい場合によい
特性が得られる。
線路を選択的に接地に接続させる。これにより各放射素
子への給電位相を変化させることができる。特に、移相
器としてローデッドライン形移相器を用いれば移相量が
小さい場合によい特性が得られ、移相器としてスイッチ
ドライン形移相器を用いれば移相量が大きい場合によい
特性が得られる。
【0067】また、移相器のスイッチに電極および微小
可動子を有するマイクロ波スイッチが使用され、電極ま
たは微小可動子に外部電圧を印加することにより生ずる
静電力によって、微小可動子に回路を開閉させる。この
マイクロ波スイッチは少ない電力で動作するため、移相
器のスイッチによる消費電力を低減できる。また、放射
素子および給電用結合手段と移相器とが一座標軸を挟ん
で異なる側に配置されることにより、放射素子と移相器
とを同一基板の同一面上の限られた面積中に形成するこ
とが可能となる。このため、多層化により形成されたア
ンテナ部を構成する層を削減できる。
可動子を有するマイクロ波スイッチが使用され、電極ま
たは微小可動子に外部電圧を印加することにより生ずる
静電力によって、微小可動子に回路を開閉させる。この
マイクロ波スイッチは少ない電力で動作するため、移相
器のスイッチによる消費電力を低減できる。また、放射
素子および給電用結合手段と移相器とが一座標軸を挟ん
で異なる側に配置されることにより、放射素子と移相器
とを同一基板の同一面上の限られた面積中に形成するこ
とが可能となる。このため、多層化により形成されたア
ンテナ部を構成する層を削減できる。
【0068】また、移相器の駆動手段がフリップチップ
ICによって形成される。このため、従来より移相器駆
動用のICを配置するためのスペースを縮小できるの
で、フェーズドアレーアンテナ装置を小型化できる。ま
た、薄膜トランジスタ回路にデータラッチ回路を設け、
あるいは、フリップチップICにデータラッチ回路を設
け、タイミング信号に同期して各移相器に外部電圧を一
斉に出力させる。これにより、各移相器の移相量を同時
に変えることができるため、全ての放射素子の放射方向
を一斉に変えることができる。また、データラッチ回路
がマトリックス状に配置されることにより、データラッ
チ回路を含む薄膜トランジスタ回路への配線の数を少な
くすることができる。
ICによって形成される。このため、従来より移相器駆
動用のICを配置するためのスペースを縮小できるの
で、フェーズドアレーアンテナ装置を小型化できる。ま
た、薄膜トランジスタ回路にデータラッチ回路を設け、
あるいは、フリップチップICにデータラッチ回路を設
け、タイミング信号に同期して各移相器に外部電圧を一
斉に出力させる。これにより、各移相器の移相量を同時
に変えることができるため、全ての放射素子の放射方向
を一斉に変えることができる。また、データラッチ回路
がマトリックス状に配置されることにより、データラッ
チ回路を含む薄膜トランジスタ回路への配線の数を少な
くすることができる。
【0069】また、放射素子がマトリックス状に配置さ
れることにより、限られた面積中に多くの放射素子を配
置することができる。また、誘電体基板をガラス基板と
することにより、製造コストを低減できる。
れることにより、限られた面積中に多くの放射素子を配
置することができる。また、誘電体基板をガラス基板と
することにより、製造コストを低減できる。
【図1】 本発明によるフェーズドアレーアンテナ装置
の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示されたフェーズドアレーアンテナ装
置のアンテナ部の構造を示す展開図である。
置のアンテナ部の構造を示す展開図である。
【図3】 図2に示された移相回路層の1ユニットの配
置を示す透視図である。
置を示す透視図である。
【図4】 図1に示されたTFT回路の配置を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】 図4に示されたデータラッチ回路22の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図6】 図5に示されたデータラッチ回路22′の動
作を示すタイミングチャートである。
作を示すタイミングチャートである。
【図7】 図1に示されたデータラッチ回路22の他の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図8】 図3に示されたマイクロマシンスイッチの構
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
【図9】 図8に示されたマイクロマシンスイッチの平
面図である。
面図である。
【図10】 図8に示されたマイクロマシンスイッチの
断面図である。
断面図である。
【図11】 本発明によるフェーズドアレーアンテナ装
置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図12】 図11に示されたフェーズドアレーアンテ
ナ装置のフリップチップICと移相器との接続関係を示
した模式図である。
ナ装置のフリップチップICと移相器との接続関係を示
した模式図である。
【図13】 図1に示されたフェーズドアレーアンテナ
装置のアンテナ部の他の構造を示す展開図である。
装置のアンテナ部の他の構造を示す展開図である。
【図14】 図1に示されたフェーズドアレーアンテナ
装置のアンテナ部の更に他の構造を示す展開図である。
装置のアンテナ部の更に他の構造を示す展開図である。
【図15】 図5に示されたデータラッチ回路22′の
他の動作を示すタイミングチャートである。
他の動作を示すタイミングチャートである。
1…制御装置、2a,2b…アンテナ部、20…TFT
回路、21,31…データ分配回路、22,22′,3
2,63,64…データラッチ回路、24…移相器、2
4a〜24d…移相素子、25…放射素子、26…無給
電素子、27…分配合成器、28…給電用スロット、2
9…ストリップライン、30…フリップチップIC回
路、33…駆動回路、35…フリップチップIC、36
…バンプ、37…配線、41…無給電素子層、42,4
4,46,432,434…誘電体層、43…移相回路
層、45,433…給電用スロット層、47…分配合成
層、50…ガラス基板、51…ストリップ線路、52…
マイクロマシンスイッチ、53…接地、61…信号線、
62…走査線、71…電極、72…微小可動子、73…
支持部材、431…放射素子層、a…制御信号、b…タ
イミング信号、c…駆動電圧、X…座標軸。
回路、21,31…データ分配回路、22,22′,3
2,63,64…データラッチ回路、24…移相器、2
4a〜24d…移相素子、25…放射素子、26…無給
電素子、27…分配合成器、28…給電用スロット、2
9…ストリップライン、30…フリップチップIC回
路、33…駆動回路、35…フリップチップIC、36
…バンプ、37…配線、41…無給電素子層、42,4
4,46,432,434…誘電体層、43…移相回路
層、45,433…給電用スロット層、47…分配合成
層、50…ガラス基板、51…ストリップ線路、52…
マイクロマシンスイッチ、53…接地、61…信号線、
62…走査線、71…電極、72…微小可動子、73…
支持部材、431…放射素子層、a…制御信号、b…タ
イミング信号、c…駆動電圧、X…座標軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01Q 21/06 H01Q 21/06 // G01S 7/02 G01S 7/02 F H01Q 19/28 H01Q 19/28 (72)発明者 佐梁 智昭 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 鈴木 健一郎 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内
Claims (31)
- 【請求項1】 マイクロ波帯またはミリ波帯で用いられ
る高利得のフェーズドアレーアンテナ装置において、 M個の放射素子と、 前記各放射素子と結合し前記各放射素子に供給される給
電信号の位相をN(M、Nは2以上の整数)ビット毎に
移相するM個の移相器と、 前記各移相器の移相を制御する移相制御回路と、 前記各放射素子と結合するように配置された給電ユニッ
トとによって形成した多層構造を有することを特徴とす
るフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項2】 マイクロ波帯またはミリ波帯で用いられ
る高利得のフェーズドアレーアンテナ装置において、 複数の無給電素子を形成した無給電素子層と、 第1の誘電体層と、 M個の放射素子と、前記各放射素子と結合し前記各放射
素子に供給される給電信号の位相をN(M、Nは2以上
の整数)ビット毎に移相するM個の移相器と、前記各移
相器の移相を制御する移相制御回路とを形成した移相回
路層と、 第2の誘電体層と、 前記各放射素子と結合するように複数の給電用スロット
を形成した給電用スロット層と、 第3の誘電体層と、 前記給電信号を分配合成する分配合成層とを順に密着形
成した多層構造を有することを特徴とするフェーズドア
レーアンテナ装置。 - 【請求項3】 マイクロ波帯またはミリ波帯で用いられ
る高利得のフェーズドアレーアンテナ装置において、 複数の無給電素子を形成した無給電素子層と、 第1の誘電体層と、 M個の放射素子と、前記各放射素子と結合し前記各放射
素子に供給される給電信号の位相をN(M、Nは2以上
の整数)ビット毎に移相するM個の移相器と、前記各移
相器の移相を制御する移相制御回路と、前記給電信号を
分配合成する分配合成器とを形成した移相回路層とを順
に密着形成した多層構造を有することを特徴とするフェ
ーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項4】 マイクロ波帯またはミリ波帯で用いられ
る高利得のフェーズドアレーアンテナ装置において、 複数の無給電素子を形成した無給電素子層と、 第1の誘電体層と、 M個の放射素子を形成した放射素子層と、 第4の誘電体層と、 前記各放射素子と結合するように複数の給電用スロット
を形成した給電用スロット層と、 第5の誘電体層と、 前記各放射素子と結合し前記各放射素子に供給される給
電信号の位相をN(M、Nは2以上の整数)ビット毎に
移相するM個の移相器と、前記各移相器の移相を制御す
る移相制御回路と、前記給電信号を分配合成する分配合
成器とを形成した移相回路層とを順に密着形成した多層
構造を有することを特徴とするフェーズドアレーアンテ
ナ装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 さらに前記放射素子と結合する複数の無給電素子を形成
した層を有することを特徴とするフェーズドアレーアン
テナ装置。 - 【請求項6】 請求項1において、 前記各層は、誘電体基板の片面または両面に形成される
ことを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項7】 請求項2〜4および6いずれか1項にお
いて、 前記誘電体の材料には少なくとも一層にガラスが用いら
れることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項8】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記多層構造は、各層においてプロセス中のフォトリソ
グラフィ技術、積層または接着により多層化されること
を特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項9】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記移相器は、N個の移相素子を有し、 前記各移相素子は、分布定数線路と、 前記分布定数線路に接続されたマイクロ波スイッチとか
らなることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装
置。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記分布定数線路と前記マイクロ波スイッチは、フォト
リソグラフィ技術により基板面に一体的に形成されるこ
とを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項11】 請求項9において、 前記移相素子は、移相量が小さい場合にはローデッドラ
イン形移相器を用い、移相量が大きい場合にはスイッチ
ドライン形移相器を用いることを特徴とするフェーズド
アレーアンテナ装置。 - 【請求項12】 請求項11において、 前記ローデッドライン形移相器は、第1の分布定数線路
の両端に接続された第2および第3の分布定数線路の先
端と接地との間に各々設けられた第1および第2のマイ
クロ波スイッチからなることを特徴とするフェーズドア
レーアンテナ装置。 - 【請求項13】 請求項11において、 前記スイッチドライン形移相器は、第4および第5の分
布定数線路間に設けられた第3のマイクロ波スイッチ
と、 前記第4および第5の分布定数線路を接続する第6の分
布定数線路と接地との間に設けられた第4のマイクロ波
スイッチとからなることを特徴とするフェーズドアレー
アンテナ装置。 - 【請求項14】 請求項9において、 前記マイクロ波スイッチは、マイクロマシンスイッチを
用いることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装
置。 - 【請求項15】 請求項14において、 前記マイクロマシンスイッチは、2個の前記分布定数線
路間に設けられ基板上に形成された電極と、 静電力に応じてわずかに可動して前記各分布定数線路と
の接触の有無が行われる微小可動子と、 前記微小可動子を支持する支持部材とからなることを特
徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項16】 請求項15において、 前記微小可動子は、前記電極の上方に設けられ前記電極
もしくは微小可動子に印加された電圧に基づき前記電極
側に吸引されることを特徴とするフェーズドアレーアン
テナ装置。 - 【請求項17】 請求項9において、 前記マイクロ波スイッチは、PINダイオードを用いる
ことを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項18】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記移相器は、N個の移相素子を有し、 前記移相制御回路は、所定の放射ビームを得るように計
算された制御データを前記移相器毎に走査線と信号線と
に分けて分配するデータ分配回路と、 前記移相器毎に前記走査線からの走査パルスと、前記信
号線からの制御信号と、タイミング信号とがそれぞれ入
力され、前記タイミング信号に同期したデータを出力す
るM×N個のデータラッチ回路とからなり、 前記各データラッチ回路の出力に基づき前記移相器の移
相素子の移相を一斉に制御することを特徴とするフェー
ズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項19】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記移相器は、N個の移相素子を有し、 前記移相制御回路は、所定の放射ビームを得るように計
算された制御データを前記移相器毎に走査線と信号線と
に分けて分配するデータ分配回路と、 前記移相器毎に前記走査線からの走査パルスに同期した
データを出力するM×N個のデータラッチ回路とからな
り、 前記各データラッチ回路の出力に基づき前記移相器の移
相素子の移相を一部ずつ制御することを特徴とするフェ
ーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項20】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記移相器は、N個の移相素子を有し、 前記移相制御回路は、高速にアンテナビーム方向を変化
させる場合には前記各移相器の移相素子の移相を一斉に
制御し、低速にアンテナビーム方向を変化させる場合に
は前記各移相器の移相素子の移相を一部ずつ制御するこ
とを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項21】 請求項18または19において、 前記データラッチ回路は、前記走査パルスと制御信号と
が入力される第1のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路の出力と前記タイミング信号とが
入力され前記移相素子を駆動する第2のラッチ回路とか
らなることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装
置。 - 【請求項22】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記移相制御回路は、マトリックス状に配置されている
ことを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項23】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記放射素子と前記移相器と前記移相制御回路とはそれ
ぞれ近接して配置されていることを特徴とするフェーズ
ドアレーアンテナ装置。 - 【請求項24】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記移相制御回路は、薄膜トランジスタ回路で構成され
ることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項25】 請求項24において、 前記薄膜トランジスタ回路は、フォトリソグラフィ技術
により基板面に一体的に形成されることを特徴とするフ
ェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項26】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記移相制御回路は、フリップチップICで構成される
ことを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項27】 請求項26において、 前記フリップチップICは、複数のバンプを電極として
フリップチップ接続することを特徴とするフェーズドア
レーアンテナ装置。 - 【請求項28】 請求項27において、 前記フリップチップICは、前記バンプと前記移相器と
の間をフォトリソグラフィ技術により形成されたパター
ンを用いて配線されることを特徴とするフェーズドアレ
ーアンテナ装置。 - 【請求項29】 請求項28において、 前記フリップチップICは、前記各移相器の横に実装さ
れ前記配線により同一層もしくは他の層を介して前記各
移相器と接続されることを特徴とするフェーズドアレー
アンテナ装置。 - 【請求項30】 請求項1〜4いずれか1項において、 前記各放射素子と前記各移相器と前記移相制御回路はそ
れぞれ、マトリックス状に配置されることを特徴とする
フェーズドアレーアンテナ装置。 - 【請求項31】 請求項1において、 前記給電ユニットは、前記給電信号を分配合成する分配
合成器と、 前記各放射素子に給電する複数の給電用スロットとから
なることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10176367A JPH1174717A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-23 | フェーズドアレーアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16634697 | 1997-06-23 | ||
| JP9-166346 | 1997-06-23 | ||
| JP10176367A JPH1174717A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-23 | フェーズドアレーアンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1174717A true JPH1174717A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=26490749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10176367A Pending JPH1174717A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-23 | フェーズドアレーアンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1174717A (ja) |
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