JPH116208A - 高倍率壁耐力付与用パネルに用いる筋かい材連結接手 - Google Patents
高倍率壁耐力付与用パネルに用いる筋かい材連結接手Info
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Abstract
に用いる接手を提供する。 【解決手段】矩形四頂点位置を結ぶ対角線の一方に沿っ
た長尺筋かい材101、及び対角線の他方に沿いかつ対
角線交点付近で長尺筋かい材につき当たる2本の短尺筋
かい材102,103で側面が面一なX字形筋かい構造
物を作るのに用いられ、三つの筋かい材101,10
2,103に渡り面一の側面に接して架設され、釘の打
設でこれら筋かい材それぞれに固定されることで、前記
X字形の筋かい材を連結固定する金属板製の接手110
であって、この接手110は、両側短尺筋かい材10
2,103の側面全幅に密着するように延設される長方
形状の本体プレート部111と、該本体プレート部11
1の幅縁から直角に折曲されて短尺筋かい材の厚み方向
面に密着される折曲フランジ部112とを有する構成を
なしている。
Description
て重要な高耐力壁を容易に構築することができる壁耐力
付与パネルに用いる接手に関するものである。
の壁空間に筋かいを入れることで地震等の際の横揺れに
対して高い耐力を与えることができるため、地震に対し
ての対策が強く求められている近時においては、この筋
かいを設けて耐震性に優れた高耐力壁を構築することが
望まれる。このための筋かい構造としては、隣接する2
本の鉛直柱と下側の土台及び上側の桁(横架材)で形成
される矩形の壁空間(空間の厚みは柱の厚み寸法に対
応)に1本の対角線に沿って筋かいを設ける方法、2本
の対角線に沿ってX字形に筋かいを交叉して設ける方
法、更に強度向上を図るためにX字形に交叉させた筋か
い材同士を釘等で連結固定する方法などが必要に応じて
採用され、従来、これらの筋かいは現場作業で構築され
るのが普通である。
高い耐力壁を作ることは耐震性の向上のために推奨され
るが、反面において現場作業でこれを行う在来工法の場
合には仮筋かいを設けることなども必要になるため作業
工数が多く、建築作業期間も長くなって、ひいては建築
費のコスト上昇を招くことが問題となる。
削減、建築作業期間の短縮を目的として、高壁倍率の耐
力を付与するためのプレキャスト型のパネル(「壁耐力
付与パネル」と称する)が提案され、実際にも使用され
ている。このような壁耐力付与パネルの従来例として
は、例えば矩形(長方形)に組まれた枠材の内側に対角
線に沿ってX字形の交叉筋かいを予め組込んだプレキャ
スト型のパネルが知られている。この矩形枠型のプレキ
ャストパネルは、これを木材加工工場で製造した後、建
築施工現場にトラック等で運搬して所定の壁空間に嵌め
込むようにして用いられる。
型壁耐力付与パネルには、次のような問題がある。すな
わち、木造建築物では、隣接する柱は建築基準法で定め
られた一定の間隔をもつように設計され構築されるため
基本的には大きな変更はないが、土台や桁等は施主の要
望によって様々な仕様で設計される傾向があるため、パ
ネルを嵌め込む壁空間の特に縦(鉛直)寸法は建物毎に
異なる場合が多く、一般に知られる床材,桁材などの材
の組合せに限っても寸法の違いは80種類程にも及び、
したがってこれらの異なる寸法毎のパネルが必要になっ
てしまう。したがって、上述した矩形枠型の壁体力付与
パネルは建物毎の設計寸法の指定を受けて製作される一
種の注文生産の形式となり、汎用品として同じものを大
量生産することには適していないという構造上の欠点が
ある。その結果、かかる矩形枠構造のプレキャスト型壁
耐力付与パネルを用いる場合には、現場作業の期間を短
縮できるというプレキャスト型パネル利用の利点は一応
得られるものの、パネル製作コストの低廉化が容易でな
く、また、一棟当たりに平均50枚程度が必要であるパ
ネルの多種類を作り置きするには大きな保管設備を要す
るので適当でないという問題を招き、更に、受注生産す
る方式では生産管理の面で不都合が多いという不具合が
ある。
構造を有するパネルは外形寸法の変更が簡単でないとい
う問題もある。すなわち、該パネルの寸法が正確に作ら
れていても、実際に建築中の建物の壁空間寸法と若干の
狂いが生ずることは往々にして避けられないが、このよ
うな狂いが生じた場合にはわずかな狂いでもパネルを壁
空間に嵌め込むことができないので矩形枠材で形成され
る外形寸法の手直しが必要になる。しかし、この手直し
の作業は矩形枠構造の外形寸法を修正する作業であるか
ら相当に時間をとられることは避け難く、これでは、プ
レキャスト型パネルを使用することの利点である建築工
期の短縮が得られない結果になって好ましくないのであ
る。
来のプレキャスト型パネルにおける問題、特に建物の壁
空間の設計寸法とパネルの製作寸法の若干の狂いがある
ときの問題を簡易な作業で解決できるようにすることが
考えられる。このような例としては例えば、プレキャス
ト型パネルを提案するものではないが、特開平8−28
4253号公報、特開平8−270101号公報等で開
示されている構造、具体的には図7(a)で示したよう
に、2本の筋かい材300,301をX字形に積層交叉
させ、その交叉部303で釘304で連結固定してプレ
キャストパネルとし、あるいは図7(b)に示したよう
に交叉部303に合板305を積層してプレキャストパ
ネルとし、これらの筋かい材300,301の上下端部
を土台306および桁307に緊結金具308,309
で緊結する構成とすることが考えられる。
図7から分かるように、壁空間とパネル筋かい材の上下
寸法の若干の狂いは緊結金具によって吸収することがで
き、また場合によっては、交叉する2本の筋かい材の両
端部を切り落とすことで寸法調節を比較的容易に行うこ
とができるので、嵌め込み作業が簡単かつ短時間に行え
るという利点を得ることができる。
に検討したところによれば、基本的には2本の筋かい材
だけで製作するようにした上記の構造のパネルには未だ
改善すべきいくつかの課題があることが分かった。
分という問題であり、第二は壁空間の有効利用を図るた
めには上記構造は適当でないという問題である。
ば次のことが問題となる。すなわち、1本の筋かいより
も壁耐力を高くするのに有効な筋かい材2本をX字形
(たすき)に設けた構造であっても、用いる筋かい材が
細い材である場合には建築基準法で定める壁倍率は低い
(例えば30mm×90mmでは3倍)のに対し、太い
材を用いた場合には高くなる(例えば45mm×90m
mでは4倍)から、高壁倍率を可能とするためにはでき
るだけ太い材の使用が望まれる。しかし、図7に示した
2本の筋かい材を積層交叉する構造では、壁空間の厚み
に制約されて太い材の使用は難しい。
用を図る上で有利でないという問題にもつながる。すな
わち、壁空間は筋かいを設けることに利用される他、断
熱材の充填空間や引抜き金物(ホールダウン金物)の取
付け空間としても利用されるが、上述した積層交叉した
構造の筋かい構造物を用いる場合は、2本の筋かい材が
厚み方向にずれて存在するため、空間確保が容易でな
い。またパネルを壁空間に嵌め込み土台等に連結固定す
る作業も、該パネルの姿勢が安定しないため仮筋かいを
設けるか、二人以上の作業者で行うことが必要になるな
ど作業が面倒になることが避けられない。
消して高壁倍率の耐力壁を構築するのに適したプレキャ
スト型の壁耐力付与パネルの構造、具体的には筋かい材
が単一の平面内に存在することで壁空間を有効に利用す
ることができ、しかも容易かつ安価に製作することがで
きるX字形の筋かい構造を考えた。そして本発明はかか
る構造のパネル構築に有用な接手を提案するものであ
る。
の特許請求の範囲の各請求項に記載した高倍率壁耐力付
与用パネルに用いる筋かい材連結接手の発明により達成
される。
四頂点位置を結ぶ対角線の一方に沿った長尺筋かい材、
および対角線の他方に沿いかつ対角線交点近傍で前記長
尺筋かい材につき当たる2本の短尺筋かい材とで表裏の
側面を面一に形成したX字形筋かい構造物に対し、長尺
筋かい材を間にして両側の短尺筋かい材に渡り前記面一
の片側側面に接して架設されると共に、釘の打設等でこ
れら三つの筋かい材それぞれに固定されることで、該三
つの筋かい材を前記X字形の状態で連結固定する金属板
製の接手であって、この接手は、前記両側短尺筋かい材
の側面全幅に密着するように延設される長方形状の本体
プレート部と、該本体プレート部の長辺端縁(幅縁)か
ら直角に折曲されて短尺筋かい材の厚み方向面に密着さ
れる折曲フランジ部とを有することを特徴とする。
トパネルを製作するためのX字形筋かい構造物は、1本
の長尺筋かい材および2本の短尺筋かい材を用いて形成
される。これらの筋かい材は木材を加工したものが用い
られる。
矩形の形状は、パネルを嵌め込む壁空間(隣接する柱、
土台及び桁で囲まれた空間)の四辺形状により与えられ
る。この矩形の基準的な寸法としては、限定されるもの
ではないが、縦方向寸法は、例えば建築物で代表的寸法
の二つ2730mm,2550mm、横方向寸法は、例
えば790mm,1260mmを採用することができ、
この4種類の基準寸法の組合せでパネルの基準縦横寸法
が決まる。そして、パネル嵌め込み対象の壁空間の縦方
向の基準寸法からのずれについては、基準寸法で製作し
たパネルを現場あるいは工場で手直しすることで対応で
きる。なお、手直しは筋かい材端部の切断加工,切削加
工によるのが適当であるので、実際のパネルの製作寸法
としては手直しが考えられる近似寸法の範囲のうちで最
大縦方向寸法をパネル製作のための製作基準寸法として
採用するのがよい。このようにすることで、寸法が若干
短いパネルが必要である場合には、筋かい材の端部を削
る,切り落とすことで目的の壁空間に嵌め込むパネルに
修正することができる。筋かい材としては、限定される
ものではないが壁倍率4の高耐力壁を形成できる厚み4
5mm×幅90mmの材料が好ましく採用され、このよ
うな材料の使用が難しかった従来の筋かい構造に比べた
場合の本発明の利点がこの場合に最も代表的に奏され
る。
X字形筋かい構造物を形成する1本の長尺筋かい材と2
本の短尺筋かい材を強固に連結固定するために用いられ
るもので、該接手の適用作業は、2本の短尺筋かい材が
長尺筋かい材と単一(同一)平面内に位置するようにし
て、対角線の交点にあたる位置で該長尺筋かい材につき
当てた状態とし、これらの単一平面上に位置する各筋か
い材を連結固定して行われる。これにより4倍という高
倍率耐力壁の形成を可能としながら、壁空間内に断熱材
等の収容に適した平面一様な空間を確保できることにな
る。なお、本発明の構成によれば、更に石膏ボードを貼
ることで壁倍率を5倍とすることも可能とできる。
い構造物の三つの筋かい材で形成される面一側面に接し
て密着する本体プレート部と、短尺筋かい材の厚み方向
に折曲してこれら短尺筋かい材の厚み方向面に密着する
折曲フランジ部とを有し、折曲フランジ部は金属板の折
曲げ加工により形成することができる。この折曲フラン
ジ部は断面係数を大きくするためのもので、これにより
該接手の曲げ剛さが向上する。接手の材質としては、筋
かい材(木材)の引張り強さ,圧縮強さ(引張り破壊強
さ,圧縮破壊強さ)に相当する程度以上の強度があれば
よく、これに用いる金属板の種類、厚みはこの条件を満
足する範囲から選択される。一般的には亜鉛引き鉄板の
数mmないし10数mm厚程度のものが好ましく用いら
れる。
込み(打設)により筋かい材に容易に固定できるよう
に、あらかじめ釘孔等の孔の多数を所定の配列で穿設し
ておくことがよい。この釘孔等は、本体プレート部に設
けられる他、必要に応じて折曲フランジ部にも設けるこ
ともできる。
するためのプレキャストパネルの耐力骨組みを形成する
X字形筋かい構造物を、各筋かい材を単一平面にX字形
の状態に待機させ、該配置待機させた筋かい材に対して
接手を所定の位置関係で載せ、例えば釘を打設するだけ
でプレキャスト製作を行うことができるという極めて容
易な作業を実現できる。
て、接手本体プレート部の長辺端縁(幅縁)の折曲フラ
ンジ部を除いた部分から、該本体プレート部と同一平面
上に延出する延出フランジ部を設けたことを特徴とす
る。
めの中桟部材をパネルに設けた場合の中桟部材振れ止
め、特に外壁材の中桟部材への釘打ちなどによる固定時
の振れ止めとして該延出フランジ部を利用できるので好
ましい。
定するX字形筋かい材構造物は、該接手固定部と各筋か
い材のX字形の端部を除く離間した二つの中間位置にお
いて、横方向に隣接する筋かい材の面一の側面に渡る木
質系ボード上に固定されていると共に、該木質系ボード
の横方向両端部には離間した木質系ボードに渡る立枠が
それぞれ設けられ、かつこれら立枠は、X字形縦長矩形
の長辺に接する位置に配置されていることを特徴とす
る。
したX字形筋かい構造物が、耐力壁の構築が容易なプレ
キャストパネルとして利用できる。
態に基づいて説明する。
されるプレキャスト型の壁耐力付与パネル1は、例えば
図5の木造建築物2の2本の柱201,201、土台2
02及び軒桁203で囲まれた壁空間200(厚みD)
に、図4に示すように嵌め込まれて壁耐力を向上させる
ように用いられる。
00の一つの対角線に沿って斜めに架設される長尺の筋
かい材101と、上記対角線と交叉するもう一つの対角
線に沿って斜めに架設されることで該長尺の筋かい材1
01と共にX字形筋かい構造物を形成する短尺の筋かい
材102,103とを有しており、これらの筋かい材の
X字形の各端部部分は、図1,4に示す如く端部が水平
面1012,1022,1032と鉛直面1011,1
021,1031が直交する形状に加工されていて、鉛
直面1011,1021,1031が上記壁空間を形成
している柱201の内側面2011に面係合し、また水
平面1012,1022,1032が土台202又は軒
桁203の内側面2021,2031に面係合するよう
に構成されている。また、上記短尺の筋かい材102,
103の各他方の端部は、長尺の筋かい材101につき
当たって面係合するように斜めに切り落とし加工された
つき当て面1023,1033とされている。
02,103を連結固定するための金属板製の接手であ
り、本例では亜鉛引き鉄板を加工して構成され、その詳
細構造は図2,図3に示されている。すなわち、筋かい
材の幅寸法Lよりも若干幅広(例えば筋かい材が45m
m×90mmである場合に130mmの幅寸法)の長方
形形状をなす薄板の該鉄板を、その中心を点対称の点と
して両側の長辺の両端部からそれぞれ1/3程度の長さ
の位置に切り目(上記例では切り目深さを20mm)を
入れ、短い側の片を直角に折り曲げて折曲フランジ部1
12とした。これにより、短尺筋かい材102,103
の全幅L及び長尺筋かい材101の面一の側面(図1
(a)の表面側)に密着するプレート本体部111と、
この本体部111から直角に折り曲げられて短尺筋かい
材102,103の厚み方向の面1024,1034に
密着する折曲フランジ部112と、本体部111から折
り曲げられずに延出する延出フランジ部113とからな
る金属板製の接手110が形成される。なおプレート本
体部111と折曲フランジ部112には、該接手110
を筋かい材101〜103に釘(図示せず)の打設によ
り固定するための釘孔114が適宜の間隔で設けられて
いる。なお、上記折曲フランジ部112は主に接手11
0の強度アップを図るためのものであるから、この部分
を釘の打設で筋かい材に固定することは省略してもよ
い。
材を用い、亜鉛引き鉄板で本例の接手110を形成する
場合にあっては、該鉄板は9mm厚程度のものが適当で
ある。
れた三つの筋かい材からなるX字形筋かい構造物は、X
字形という構成および用いる筋かい材の寸法によって建
築基準法でいう壁倍率4の条件を満足することができる
耐力壁構造を構築できる。しかも、三つの筋かい材10
1,102,103は単一の平面上に位置して上記の接
手110で連結固定された構造として構築され、このこ
とが木造建築物の高倍率の耐力壁構築に極めて有益であ
る。
付与パネル1を更に説明すると、121,122は構造
用合板を木質系ボードとして用いて矩形に形成された補
強用板であり、その長尺寸法(横方向寸法)は、上記し
た壁空間200の柱201,201の間隔と一致して
(実際には嵌め込みをスムースとするために若干短く:
例えば柱間間隔が790mmである場合にはパネル横方
向寸法を789mm)設けられ、X字形筋かい構造物の
端部近傍および対角線交点近傍(接手110の固定部)
を除いた位置に、図1(b)に示すように釘打ち(図中
の黒点が釘打ち点を示す:以下において同じ)で筋かい
材101,102又は101,103に固定される。な
お本例では、この補強用板121,122はX字形筋か
いの上記接手110が固定される側面と同じ側の側面
(建物の屋内側の面)に固定される。131,132
は、上記のようにX字形筋かいに固定された上下の補強
用板121,122の横方向端部の間に縦方向をなすよ
うに釘打ちで固定された角棒材からなる立枠であり、本
例では、補強用板121,122の筋かい材の固定面と
同じ面において釘うちで固定され、また、その厚みは筋
かい材101〜103と同じもの(例えば本例では45
mm角)が用いられる。この立枠131,132を上記
のように設けることで、パネル1を壁空間200に嵌め
込んだ際に該立枠が柱201の内側面に略接することに
なる。そしてこの立枠131,132を釘打ちで柱20
1に仮止めすることで壁空間内で該パネルの姿勢を安定
させ、この状態で各筋かい材端部を柱201や土台20
2,軒桁203に所定の固定金具(図示せず)で連結固
定する作業を容易に行うことができる。
強用板121,122の両端部をそれぞれ連結するもの
であるから、これら補強用板121,122の捩じれ止
めとしても作用する。
(図示せず)の固定用に利用される中桟であり、本例で
は、X字形筋かいの横方向の中間位置において、壁空間
の上下端となる位置から、該X字形筋かいの交点位置ま
で延設されて、筋かい材の固定面と同じ面において補強
用板121,122にそれぞれ釘打ちで固定されてい
る。なお本例においては、筋かい材101〜103と同
じ厚みのもの(例えば本例では45mm角)が用いら
れ、この中桟141,142の上記交点側端部を、上記
接手110の延出フランジ部113の内側に接するよう
に構成している。これにより該中桟141,142に外
壁材を釘打ち等で固定する際の振れを防止できて、該固
定作業を効果的に行うことができる。
記中桟141,142と同じ位置において補強用板12
1,122の中桟固定面とは反対側の面に釘打ちで固定
される。この間柱150は、内装壁材(図示せず)を固
定するために利用されるもので、筋かい材101〜10
3に補強用板121,122の厚みを加算した寸法と、
壁空間の厚み寸法との関係で決まる所定厚みのものが用
いられる。なお、接手110はその厚みが補強用板12
1,122よりも十分小さいため、間柱141,142
の組付けに支障となることはない。
のプレキャスト時に同時に固定してもよいし、現場で固
定するようにしてもよく、図1はプレキャストパネルに
は含まない状態で示している。
木材加工工場等において製作され、トラック等で建築現
場に運搬されて使用される。なお本例のパネル1の重量
の主なものはX字形筋かい構造物と補強用板であるか
ら、矩形枠材でX字形筋かい材を囲むものと比べて大幅
に軽量であり、また単一平面に各筋かい材があるため取
り扱い、積層も容易で、運搬に要する負担(作業性、コ
スト)が軽減されるという利点が得られる。
与パネル1の壁空間への嵌め込み作業について説明する
と、建築現場に運搬されたパネル1は、図4,図5で示
される所定の壁空間に嵌め込まれる。この際、柱20
1,201の間隔は所定の寸法に決められているので寸
法の手直しの必要は一般にない。一方、鉛直方向(縦方
向)の寸法は、上述したように現場により使用する土台
や軒桁材の太さ等が異なる場合がある。この場合には、
本例のパネル1では、X字形筋かいを形成している筋か
い材の端部を水平面に平行に削るか切り落とすことで鉛
直方向の寸法手直しを容易に行うことができる。したが
って、製作基準寸法のパネルを汎用性の高いパネルとし
て量産することができる。なお、この寸法手直しを工場
において行ってから運搬するようにしてもよいことは当
然であり、この場合にも、生産は同じ製作基準寸法の規
格で量産することができる。
1は、所定の壁空間に嵌め込まれ、立枠131,132
を柱201,201に接した所定の姿勢の状態で該柱に
仮止めされる。この仮止めは一般には釘打ちで行うこと
ができる。
たパネル1に対して、引抜き金物(ホールダウン金物)
などの固定金物を用いて、土台202、軒桁203、柱
201など所定の対象に強固に固定することで耐力壁の
構築作業を行う。
壁の構築は、以上の作業で終了し、極めて容易にかつ短
時間(X字形筋かいを現場組み立てする場合に比べて1
/4程度に短縮)に行うことができ、しかも立枠13
1,132を利用した仮止めを行うことで引抜き金物の
組付け作業も容易かつ簡単に行えるという利点がある。
また本例の構成では、補強用板が上下に分かれていて縦
方向の中間部が開いているので、立枠131,132の
仮止め作業自体も容易に行うことができる。
対して45mm×90mmの三つの筋かい材を使用して
その厚み45mmの範囲に収まる単一平面内でこれら三
つの筋かい材を上述の接手110で連結固定して壁倍率
4の耐力壁を構築できるプレキャストパネルを提供する
ことができ、しかも内側に断熱材等を充填するための平
面一様な空間の確保、および上記引抜き金物などの固定
用金物の組付け余裕も十分にとれる構造とできるとい
う、従来にない利点が得られる。
実施形態1の構成に比べて、柱201間の間隔が例えば
1260mmと広く(長く)設定された場合に対応する
構成のパネルを示すものであり、基本的な構成は実施形
態1と同じである。すなわち、パネル横方向寸法は例え
ば柱間間隔よりも1mm短い1259mmとされ、また
横方向間隔が広がったことに伴って、中桟141(上
側),142(下側)をそれぞれ横方向の2位置に並設
することで外壁材の固定を確実に行えるようにしたこ
と、これに対応して間柱150を同様に横方向の2位置
に並設して内装材の固定を確実に行えるようにしたこと
が異なるが、その他、構成部材の種類、数等は同じであ
る。したがってこの例に用いる接手の構成も寸法が異な
るだけであって、基本的な構成は同じあるので同一の符
号にダッシュ記号(’)を付して示し説明は省略する。
同様の効果が奏される。すなわち、本例の壁耐力付与パ
ネル170は、X字形筋かい構造物を接手110’によ
って連結固定される。そして木材加工工場等において製
作された該パネル170は、トラック等で建築現場に運
搬されて使用される。この際、本例の横幅寸法が長いパ
ネル170は、実施形態1の場合よりも一枚のパネル当
たりの重量はかさむが、補強用板が上下に分割されてそ
の面積が限定されているので、矩形枠をもつパネル構造
のもの比べた場合の運搬に要する負担(作業性、コス
ト)軽減の効果はより一層大きなものとなる。
実施形態1と同様に筋かい材の端部を水平面に沿って削
るか切り落とすことで容易に行うことができるので、こ
の幅広型のパネルも、これに近似した寸法のものには容
易に手直しをして使用できるので、汎用性の高いパネル
として量産することができる。
め込み、立枠131,132を柱201,201に接し
た所定の姿勢の状態で該柱に仮止めし、この状態で引抜
き金物(ホールダウン金物)などの固定金物を用いて、
土台202、軒桁203、柱201など所定の対象に強
固に固定して耐力壁を構築する作業が行えることは実施
形態1と同じである。またパネル170が従来のものに
比べて軽量であるので、この際の作業を作業者が一人で
行えるという利点も同様に奏される。このために耐力壁
の構築は、極めて容易にかつ短時間のうちに行うことが
でき、しかも立枠131,132を利用した仮止めを行
うことで引抜き金物の組付け作業も容易かつ簡単に行
え、補強用板が上下に分かれて中間が開いていることに
より立枠131,132の仮止め作業自体が容易である
という利点も同様に奏される。
ながら、壁空間内に断熱材等を充填する空間を十分確保
できるという従来にない利点も同様に奏される。
れば以下の効果が奏される。
構造物としてのプレキャスト型のパネルを製作する場合
に、本発明の金属板製接手を用いることによって、X字
形筋かい材を単一平面内に存在させて上記パネルを製作
することができ、しかも、X字形筋かい材構造物をこの
ように構築することで、パネルを嵌め込む壁空間を同時
に断熱材収容空間として利用する場合において、一様平
面の断熱材収容空間を形成できるために壁空間の有効利
用に適したパネルを提供することができるという効果を
奏する。
かい材を単一平面内に存在させる構造のパネルを容易な
作業で形成でき、高壁倍率の耐力壁を構築できるプレキ
ャストパネルを安価に提供することができる。
ものであるから、高壁倍率の耐力壁を構築できるプレキ
ャストパネルを安価に提供する部材として有用であり、
またこれを用いて三つの筋かい材を連結固定する作業も
単純かつ簡易に行えるという効果を奏する。
で説明したように、接手に設けた延出フランジ部によっ
て外壁材の固定に用るための中桟部材が作業を振れ止め
されるので、該中桟に対する外壁材固定時の釘打ちなど
の作業を効果的に行うことができるという効果が奏され
る。
を示した図であり、(a)は建物の屋外側から見た正面
図、(b)は屋内側から見た背面図、(c)は平面図。
ために用いられる接手を示した斜視図。
正面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図、(d)
は平面図。
込んだ状態を示した斜視図。
間を説明するための木造建築物の一部斜視図。
を示した図であり、(a)はその正面図、(b)は右側
面図、(c)は平面図。
レキャスト型の壁耐力付与パネルとして構築できると考
えられるX字形筋かいの構造の例を示した図。
Claims (5)
- 【請求項1】 縦長矩形の四頂点位置を結ぶ対角線の一
方に沿った長尺筋かい材、および対角線の他方に沿いか
つ対角線交点近傍で前記長尺筋かい材につき当たる2本
の短尺筋かい材とで表裏の側面を面一に形成したX字形
筋かい構造物に対し、長尺筋かい材を間にして両側の短
尺筋かい材に渡り前記面一の片側側面に接して架設され
ると共に、釘の打設等でこれら筋かい材それぞれに固定
されることで、該三つの筋かい材を前記X字形の状態で
連結固定する金属板製の接手であって、 この接手は、前記両側短尺筋かい材の側面全幅に密着す
るように延設される長方形状の本体プレート部と、該本
体プレート部の長辺端縁から直角に折曲されて短尺筋か
い材の厚み方向面に密着される折曲フランジ部と、を有
することを特徴とする高倍率壁耐力付与用パネルに用い
る筋かい材連結接手。 - 【請求項2】 請求項1において、接手本体プレート部
の長辺端縁の折曲フランジ部を除いた部分から、該本体
プレート部と同一平面上に延出する延出フランジ部が設
けられていることを特徴とする高倍率壁耐力付与用パネ
ルに用いる筋かい材連結接手。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、接手の本体プ
レート部には釘または木ねじ打込み用の孔が多数設けら
れていることを特徴とする高倍率壁耐力付与用パネルに
用いる筋かい材連結接手。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記接手は、亜鉛引き鉄板であることを特徴とする高倍
率壁耐力付与用パネルに用いる筋かい材連結接手。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
接手により連結固定するX字形筋かい材構造物は、該接
手固定部と各筋かい材のX字形の端部を除く離間した二
つの中間位置において、横方向に隣接する筋かい材の面
一の側面に渡る木質系ボード上に固定されていると共
に、該木質系ボードの横方向両端部には離間した木質系
ボードに渡る立枠がそれぞれ設けられ、かつこれら立枠
は、X字形縦長矩形の長辺に接する位置に配置されてい
ることを特徴とする高倍率壁耐力付与用パネルに用いる
筋かい材連結接手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16072497A JP3650508B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 高倍率壁耐力付与用パネルに用いる筋かい材連結接手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16072497A JP3650508B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 高倍率壁耐力付与用パネルに用いる筋かい材連結接手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116208A true JPH116208A (ja) | 1999-01-12 |
| JP3650508B2 JP3650508B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=15721102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16072497A Expired - Fee Related JP3650508B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 高倍率壁耐力付与用パネルに用いる筋かい材連結接手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3650508B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017040141A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | 株式会社松島木材センター | 木造建物の壁パネル |
| JP2019143444A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 岡部株式会社 | 木造建物用筋交い接続金物 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16072497A patent/JP3650508B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2017040141A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | 株式会社松島木材センター | 木造建物の壁パネル |
| JP2019143444A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 岡部株式会社 | 木造建物用筋交い接続金物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3650508B2 (ja) | 2005-05-18 |
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