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JPH11506467A - 乾燥発泡ガラスマトリックス内に物質を安定に配合する方法及びそれによって得られた組成物 - Google Patents

乾燥発泡ガラスマトリックス内に物質を安定に配合する方法及びそれによって得られた組成物

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JPH11506467A
JPH11506467A JP9500235A JP50023597A JPH11506467A JP H11506467 A JPH11506467 A JP H11506467A JP 9500235 A JP9500235 A JP 9500235A JP 50023597 A JP50023597 A JP 50023597A JP H11506467 A JPH11506467 A JP H11506467A
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クアドラント ホールディングス ケンブリッジ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、発泡ガラスを製造する方法及びそれによって得られた組成物を与える。それら組成物は、種々の物質、特に生物学的及び医薬物質の安定な貯蔵に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 乾燥発泡ガラスマトリックス内に物質を安定に 配合する方法及びそれによって得られた組成物 〔技術分野〕 本発明は、発泡ガラスの製造方法及びそれによって得られた組成物に関する。 詳しくは、本発明は、物質、特に生物学的物質を乾燥発泡ガラスマトリックス( FGM)内に安定に配合する方法及びそれによって得られた組成物に関する。 〔背景技術〕 周囲温度で溶液中で不安定な生物学的物質、例えば、蛋白質及びDNAを保存 する最も一般的な方法は、凍結乾燥によるのが慣例である。この方法は、その物 質を溶液中に入れ、その溶液を冷凍し、凍結した固体を、それが固体のままで、 水及び他の揮発性成分を昇華によって除去するような条件下で真空にかける。得 られた乾燥配合物は、生物学的物質及び乾燥前にその溶液に添加した塩又は他の 不揮発性物質を含んでいる。有効な代替法がない場合に従来用いられているこの 乾燥法は、屡々かなり活性を失う結果になる。ピカル(Pikal)、ACSシンポジ ウム,567,120-133(1994)。更に、凍結乾燥法での種々のパラメーターの多く は特性が未だ充分定められておらず、時々製造段階で全てのバッチを捨てる結果 になることがある。 凍結乾燥の見かけの普遍性にも拘わらず、多くの凍結乾燥した物質は依然とし て周囲温度で不安定である。ピカル、(1994);カーペンター(Carpenter)その他 、ACSシンポジウム,567,134-147(1994)。この方法によって起こされる損 害は、凍害防御物質を使用することにより、或る程度回避することができる。カ ーペンターその他(1994)。しかし、凍害防御物質は後で乾燥物質と反応す ることがある。これは、凍結乾燥した物質に、保存により固有の不安定性を与え ることになる。 周囲温度での乾燥、結晶化、又は共沈のような不安定な生物学的及び化学的物 質を安定に乾燥調製するのに用いられている他の方法も欠点を有する。周囲温度 での乾燥法は、冷凍段階及びそれに伴われる物質への冷凍障害を除いている。こ れらの方法は水の除去には一層迅速でエネルギー効率はよい。クロウエ(Crowe) その他、Cryobiol.,27,219-231(1990)。しかし、周囲温度での乾燥は、適当 な安定化剤を用いないと屡々物質を変性したり不活性にさえすることがある。結 晶化又は共沈は、僅かな物質にしか適用することができず、これらの方法の生成 物は溶解性が悪い。更に、残留水分を除去するのに問題を起こすことがある。 トレハロース、α−D−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノシドは、天 然に産出する不活性で非還元性の非毒性二糖であり、それは最初、損傷を起こさ ずに乾燥し、再び水を加えると再生することができる或る植物及び動物中の乾燥 障害を防ぐことに関連して発見されたものである。トレハロースは、蛋白質、ウ イルス、及び食物のような種々の乾燥及び続く貯蔵中の変性を防ぐのに有用であ ることが判明している。空気乾燥した生成物にトレハロースを入れた配合物は、 貯蔵寿命が著しく増大することが判明している。米国特許第4,891,319 号、第5,149,653号、第5,026,566号;ブレイクリー(Blakely )その他、Lancet,336,854(1990);ローザー(Roser)、Trends in Food Sci. and Tech.,pp.166-169,July(1991);コラコ(Colaco)その他、Biotechnol. Internat.,pp.345-350(1992);ローザー、BioPharm.,4,47(1991);コラ コその他、Bio/Tech.10,1007(1992);ローザー及びコラコ、New Scientist ,138,25-28(1993);及びクロウエ、Cryobiol.,20.346-356(1983)参照。 トレハロースは、メタノールデヒドロゲナーゼのような凍結乾燥した蛋白質も安 定化し〔アルガル(Argall)及びスミス(Smith)、Biochem.Mol.Biol.Int.,30 ,491(1993)〕、イーストからの酵素に熱的保護を与える。ホティガー(Hottiger )その他、Eur.J.Biochem.,219,187(1994)。トレハロースは、砂糖を還元 するカルボニル基と蛋白質のアミノ基との間のメイラード反応を阻止する。ルー ミス(Loomis)その他、J.Exp.Zool.,208,355-360(1979);及びローザー及び コラコ、New Scientist,138,24-28(1993)。固体調剤の配合には、トレハロー ス及び極めて多種類の安定化用ポリオールも有用であることが見出されている。 生成物中に残留する水分を出来るだけ少なくするようにしてガラスマトリック ス中へ物質を安価で安定に配合する方法が極めて必要になってきている。そのよ うな方法は、増大した安定性、一層長い貯蔵寿命、及び容易な再水和を示す生成 物を与える。容易な再水和は、非経口投与される医薬物質にとっては特に有利な 点になるであろう。 ここに記載した全ての文献は、参考のためここに入れてある。 〔発明の開示〕 本発明は、乾燥発泡ガラスマトリックス(FGM)を製造する方法を包含する 。本発明は、FGM内に、活性物質を含めた物質を安定に配合する方法も含む。 本発明には、FGM内に安定に配合された物質を含む組成物と同様、FGMから なる組成物も含まれる。 従って、本発明の一つの態様は、少なくとも一種類の適当な溶媒中に少なくと も一種類のガラスマトリックス形成材料を入れたものからなる混合物を調製し、 前記混合物から大部分の溶媒を蒸発させてシロップを得、そのシロップを、その 沸騰を起こすのに充分な圧力及び温度にかけ、場合により残留水分を除去するこ とからなるFGM製造方法にある。 本発明の別の態様として、少なくとも一種類の物質をFGM内に安定に配合す る方法を与える。これらの方法には、少なくとも一種類の溶媒、少なくとも一種 類のガラスマトリックス形成材料、及び少なくとも一種類の配合すべき物質を含 む混合物を調製し、その混合物から大部分の溶媒を蒸発してシロップを得、その シロップを、その沸騰を起こすのに充分な圧力及び温度にかけ、場合により残留 水分を除去することを含む。配合することができる物質には、活性物質が含まれ る。これらの方法は、揮発性塩、分解性塩、有機溶媒、表面活性剤、及び粘度調 節剤のような種々の添加物を溶液へ添加することにより促進することができる。 本発明の別の態様は、溶液中では不安定な物質の安定で乾燥した容易に溶解す る1回投与調剤を製造する方法を包含する。これらの方法は、少なくとも一種類 のガラスマトリックス形成材料及び或る物質を少なくとも一種類の溶媒中に入れ たものからなる混合物を調製し、前記混合物から大部分の溶媒を蒸発させてシロ ップ得、そのシロップを、その沸騰を起こすのに充分な圧力及び温度にかけ、場 合により残留水分を除去することを含む。 本発明は、ここに記載した方法により得られた組成物も包含する。更に、本発 明は、FGMを含む組成物、及びFGM及びその中に安定に配合した物質(一種 又は多種)を含む組成物も包含する。 別の態様として、本発明は、FGM中へ配合される物質を再構成する方法を含 む。それらの方法は、FGMへ、その中に配合された物質の希望の濃度を得るの に充分な量で適当な溶媒を添加することを含む。 〔図面の簡単な説明〕 図1は、二つの異なった大きさの薬瓶中に形成したFGMを示す写真である。 図2は、FGM形成に対する圧力変動の影響(図2A)及び凍結乾燥に対する 比較(図2B)を示す写真である。図2Bの試料は、図2Aのものと同じ組成物 のものであり、但し図2Aの試料は、ここに記載した方法によってFGM内へ形 成されたのに対し、図2Bの試料は凍結乾燥したものである。 図3は、揮発性塩のFGM形成に対する影響を示す写真である。 図4は、FGM形成に対する粘度変動の影響を示す写真である。 図5は、人間の赤血球細胞を含むFGMを示す写真である。 図6は、有機溶液から製造されたトレハロースオクタアセテートのFGMを示 す写真である。 図7は、2本の予め充填した注射器内でのFGMの形成を示す写真である。 〔本発明を実施するための最良の態様〕 ガラスマトリックス形成材料を処理して、活性物質のような物質、特に生物活 性物質を含めた物質を安定に配合するのに特に有用な発泡ガラスマトリックス( FGM)に加工することができることが今度見出された。ここで用いられる「物 質」とは、非液体状の乾燥した状態で保存することができる目的用途を有するど のような物質でもよい。 本発明の方法は、濃い発泡していないガラスと比較して残留水分含有量が著し く減少した生成物を与え、増大した安定性及び一層高いガラス転移温度を有する 乾燥生成物を与える結果になる。更に、FGMによって与えられた高表面積によ り、再構成の時の溶解速度を著しく増大する結果になる。このことは、特にシク ロスポリン(Cyclosporin)A、脂質、エステル化砂糖、β遮断剤、H2アゴニス ト及びアンタゴニスト、ステロイド、性ホルモン、フェノバルビタール、鎮痛剤 、抗菌剤、抗ウイルス剤、殺虫剤、農薬等(それらに限定されるものではない) を含めた有機物質のような低溶解度物質にとって特に有用である。 これらの方法は、凍結乾燥の利点の全てを与えるが、その欠点を持たない生成 物を生ずる。これらの欠点には、極端に低い温度及び長い生成物溶解時間を用い た長時間高エネルギーを要する乾燥方法が含まれるが、それらに限定されるもの ではない。本発明によってもたらされる生成物は、迅速に溶解し、その生成物の 完全な溶解は目で見て容易に決定することができる。それらの方法は直接的で標 準化でき、再現性のあるものである。 ガラスマトリックスに形成することができるどのような材料でも本発明に適し ている。適当な材料には、炭水化物及び非炭水化物ポリオールを含めた全てのポ リオールが含まれるがそれらに限定されるものではない。特に適当な材料には、 砂糖、糖アルコール、及び炭水化物誘導体が含まれる。 FGMはどのような物質を保存するのにも有用である。FGMは、特に有機物 質のような溶解度の低い物質に対し有用である。更に、FGMは、染料、香料、 生物学的分子、分子集合体、細胞、及び他の不安定な物質に対し特に適している 。本発明に従い、周囲温度及び上昇させた温度でさえも貯蔵で安定な生物活性物 質の1回投与単位調剤を製造することが今度可能になった。例えば、注射器中で 1回投与調剤を製造し、予め充填された注射器を形成することができる。これは 、注射前にそれら物質の汚染を起こすことがある操作を除き、投与量の誤差を除 くことができる。再構成により、生物活性物質の1回投与量を得ることができる 。例えば、アピネフィリン(apinephrine)、エリトロポイエチン(erythropoietin )、シトキン、成長因子、及び他のバイオ医薬のような生物学的物質の1回治療 投与調剤、或は排卵及び妊娠試験及び他の診断キットに必要なもののような1回 反応混合物を、1回投与調剤とすることができる。 本発明は、FGMを製造する方法を包含する。その方法は、少なくとも一種類 のガラスマトリックス形成材料をそのための溶媒中に入れた混合物を調製し、そ の混合物から大部分の溶媒を蒸発してシロップを得、そのシロップを、その沸騰 を起こすのに充分な圧力及び温度にかけ、場合により残留水分を除去する諸工程 からなる。 ここで用いる「発泡ガラスマトリックス」(FGM)は、高表面積発泡ガラス マトリックスである。FGMは薄いもの又は極薄のものを含めた種々の厚さにす ることができる。FGMは固体調剤無定形ガラスよりも遥かに密度が低いのが典 型的である。なぜなら、表面積が増大しており、発泡ガラスマトリックスの気泡 を含む壁を形成するガラスが薄いからである。 ガラスマトリックス形成材料は、安定化用ポリオールであるのが好ましく、一 層好ましくは、それは、トレハロース、ラクチトール(lactitol)、及びパラチニ ト(palatinit)を含めた炭水化物及びその誘導体である。最も好ましくは、安定 化用ポリオールはトレハロースである。適当な安定化用ポリオールは、変性、凝 集、又は他の機構により活性度を実質的に失うことなく、希望の物質を乾燥し、 保存することができるポリオールである。 ここで用いる用語「炭水化物」には、単糖類、二糖類、三糖類、オリゴ糖、そ れらの対応する糖アルコール、炭水化物誘導体及び化学的に変性した炭水化物の ようなポリヒドロキシ化合物、ヒドロキシエチル澱粉、及び糖共重合体が含まれ るが、それらに限定されるものではない。天然及び合成炭水化物の両方共ここで 用いるのに適している。合成炭水化物には、グリコシド結合をチオール又は炭素 結合により置き換えたものが含まれるが、それらに限定されるものではない。炭 水化物のD型及びL型の両方を用いることができる。炭水化物は非還元性でも、 或は還元性でもよい。 下に記載するように、メイラード反応の防止剤のような種々の添加剤を添加す ることにより、活性度の低下防止を一層よく行うことができる。そのような防止 剤の添加は、還元性炭水化物と組合せるのが特に好ましい。 本発明で用いるのに適した還元性炭水化物は、当分野で知られているものであ り、グルコース、マルトース、ラクトース、フラクトース、ガラクトース、マン ノース、マルツロース、及びラクツロースが含まれるが、それらに限定されるも のではない。非還元性炭水化物には、糖アルコール及び他の直鎖ポリアルコール から選択されたポリヒドロキシ化合物の非還元性グリコシドが含まれるが、それ らに限定されるものではない。他の有用な炭水化物には、ラフィノース、スタキ オース、メレジトース、デキストラン、スクロース、セリビオース、マンノビオ ース、及び糖アルコールが含まれる。糖アルコールグリコシドは、モノグリコシ ド、特にラクトース、マルトース、ラクツロース、及びマルツロースのような二 糖類の還元によって得られた化合物であるのが好ましい。 特に好ましい炭水化物は、トレハロース、マルチトール(maltitol)(4−0− β−D−グルコピラノシル−D−グルシトール)、ラクチトール(lactitol)(4 −0−β−D−ガラクトピラノシル−D−グルシトール)、パラチニト[GPS (α−D−グルコピラノシル−1→6−ソルビトール)トGPM(α−D−グル コピラノシル−1→6−マンニトール)の混合物]、及びその個々の糖アルコー ル成分GPS及びGPMである。 異なった混合物及び種々の容器の形及び大きさのものを同時に処理することが できる。理想的には、用いる容器の大きさは、最初に混合物を入れ、それから形 成された体積のFGMが入るのに充分な大きさである。これは、ガラスマトリッ クス形成材料の量、容器の表面積、及びFGM形成条件によって決定されるのが 典型的である。ガラスマトリックス形成材料の量は、実際上容器表面の単位面積 当たり最小の量に変わる粘稠なシロップを形成するのに充分でなければならない 。この比率は、混合物毎及び使用する容器によって変化するが、ここに記載する 手順に従って、当業者にり経験的に容易に決定することができる。ホイートン(W heaton)成形した瓶及び管切断瓶を含めたどのようなそのような瓶でも用いるこ とができる。図1は、異なった大きさの瓶中で形成したFGMを例示している。 単一の形をここで用いることができるが、一種類より多くのガラスマトリック ス形成材料、一種類より多くの添加剤、及び一種類より多くの物質が存在してい てもよい。これらの成分の効果的な量は、当業者にり容易に決定することができ る。 ガラスマトリックス形成材料を混入する溶媒は、水性、有機、又はそれらの混 合物にすることができる。有機と水性溶媒の組合せを使用することにより、発泡 ガラスの形成が揮発性有機溶媒の使用により促進されるように、付加的利点を与 えることができる。発泡ガラス形成の促進は、下に述べるように、揮発性又は分 解性塩を用いることにより達成することもできる。更に、ガラスマトリックス形 成材料を溶解するのに充分な水性溶媒及び疎水性物質を溶解するのに充分な有機 溶媒を用いて、FGM配合疎水性物質(一種又は多種)を形成することができる 。 溶媒の選択は、添加剤及び(又は)配合すべき物質の性質と同様、ガラスマト リックスを形成するために選択する材料の性質に依存する。溶媒は、ガラスマト リックス形成材料の外、どのような添加剤及び(又は)物質でも、それらの適切 な可溶化を行うのに充分な体積及び性質を持つべきである。物質が親水性材料で ある場合、有害な溶媒との相互作用により活性度のかなりの損失が起きるのを避 けるため、液体は水性であるのが好ましい。好ましくは水性溶媒には、当分野で 知られているどのような適当な水性溶媒でも含まれ、水及び生物学的緩衝溶液が 含まるが、それらに限定されるものではない。水性溶媒は5〜95体積%の量で 存在するのが好ましい。 溶媒の体積は、変化させることができ、ガラスマトリックス形成材料及び配合 すべき物質、その外添加剤に依存する。必要な最少限の体積は、種々の成分を溶 解するのに必要な量である。しかし、物質(一種又は多種)の均一な分散懸濁物 を用いることもできる。特定の態様では、成分の適当な量は、ここに与える実施 例を見ることにより当業者によって容易に決定することができる。 種々の添加剤をガラスマトリックス形成材料中に入れことができる。典型的に は、添加剤は発泡体の形成及び(又は)乾燥工程を促進し、或は物質の可溶化に 寄与する。別法として、添加剤は、FGM内に配合された物質の安定性に寄与す る。一種類以上の添加剤が存在していてもよい。 一例として、揮発性塩の添加により、最初の体積を一層多くし、FGM内の表 面積を一層大きくする結果を与え、それによって優れた発泡体の形成及び一層迅 速な乾燥を行うことができる。ここで用いる揮発性塩とは、FGMを製造するの に用いる条件下で揮発する塩のことである。適当な揮発性塩の例には、酢酸アン モニウム、炭酸水素アンモニウム、及び炭酸アンモニウムが含まれるが、それら に限定されるものではない。分解してガス状生成物を与える塩も発泡体の形成を 促進し、乾燥を一層迅速にする。そのような塩の例は、炭酸水素ナトリウム及び 二亜硫酸ナトリウムである。揮発性塩は、約0.01〜5Mの量で存在するのが 好ましい。5Mまでの濃度がここで用いるのに適している。得られるFGMは均 一な発泡組織を有し、揮発性塩を用いない場合のFGMと比較して著しい乾燥性 を持つ。FGM形成に対する揮発性塩の効果は、図3に示されている(例4a参 照)。 FGMの形成を改良するため、初期混合物中に揮発性有機溶媒を用いることも できる。適当な揮発性有機溶媒の例には、アルコール、エーテル、油、液体炭化 水素、及びそれらの誘導体が含まれるが、それらに限定されるものではない。揮 発性有機溶媒は、ガラスマトリックス形成材料及び(又は)物質のための唯一の 溶媒として用いてもよいが、それらは一層一般的には水性/有機混合物として用 いられる。混合物の水性成分は、その混合物の5〜80重量%であるのが好まし く、一層好ましくは10〜50重量%を占める。 別の適当な添加剤は発泡安定化剤であり、それは揮発性又は分解性塩及び(又 は)有機溶媒と組合せて用いることができる。これは、両親媒性分子のような表 面活性成分(即ち、リン脂質及び表面活性剤のようなもの)であるか、又はグア ーガム及びそれらの誘導体のような濃化剤の如き発泡性シロップの粘度を増大す る薬剤でもよい。図4は、FGM形成に対する粘度変動の影響を例示している( 例4c)。 他の添加剤は、メイラード反応の防止剤である。物質及び(又は)ガラスマト リックス形成材料がカルボニル及びアミノ、イミノ又はグアニジノ基を含む場合 、組成物は更に少なくとも一種類の生理学上許容できるメイラード反応防止剤を 、組成物中のアミノ基及び反応性カルボニル基の縮合を実質的に防ぐのに有効な 量で含むのが好ましい。メイラード反応防止剤は、当分野で知られているどのよ うなものにしてもよい。防止剤は、アミノ基及び反応性カルボニル基の縮合を防 止又は実質的に防ぐのに充分な量で存在する。典型的には、アミノ基が物質に存 在し、カルボニル基がガラスマトリックス形成材料に存在するか、又はその逆で ある。しかし、アミノ基及びカルボニル基は、その物質又は炭水化物内の分子内 に存在していてもよい。 メイラード反応に対し阻止効果を及ぼす種々の化合物が知られており、従って 、ここに記載する組成物に用いることができる。これらの化合物は、一般にメイ ラード反応の拮抗又は非桔抗阻害剤である。桔抗阻害剤には、アミノ酸残基(D 及びLの両方)、アミノ酸残基とペプチドとの組合せが含まれるが、それらに限 定されるものではない。特に好ましいのはリシン、アルギニン、ヒスチジン、及 びトリプトファンである。リシン及びアルギニンが最も効果的である。多くの既 知の非拮抗阻害剤が存在する。これらには、アミノグアニジン及び誘導体及びア ンホテリシンBが含まれるが、それらに限定されるものではない。EP−A−0 433679には、4−ヒドロキシ−5,8−ジオキソキノリン誘導体を含む適 当なメイラード防止剤が記載されている。 FGMに配合される物質は、発泡工程前に混合物へ添加する。種々の物質を配 合することができる。例えば、薬剤及び生物学的調節剤のような生物活性物質及 び赤血球細胞及び血小板のような完全細胞を、ここに記載する方法により処理す ることができる。 溶媒及びガラスマトリックス形成材料の溶液中に均一に懸濁することができる 物質は、これらの方法を用いて処理することができる。FGMは、混合物、固体 調剤状のもの、或は前に記載した組成物に比較して遥かに大きな表面積を有する 。その大きな表面積により溶解が促進され、従って本発明は、多くの種類の物質 に適用することができる。ここで用いるのに適した物質であるか否かを決定する のは当業者の技術範囲内に入り、ここに与えた実施例は単なる例であり、限定的 なものではない。均一な懸濁物を発泡させることにより、物質が不均一に分布し た領域(これは溶解に有害である)がFGM内に出来ないようにする。最初の混 合物に用いた溶媒中にその物質が溶解するのが一層好ましい。 FGM内に配合することができる物質の例には医薬的効果のある物質のような 生物活性物質が含まれ、抗炎症性薬、鎮痛薬、抗関節炎薬、抗痙攣剤、抗抑鬱薬 、抗精神病薬、精神安定薬、抗不安薬、麻薬桔抗物質、抗パーキンソン症薬、コ リン作動性薬、化学療法薬、免疫抑制薬、高ウイルス薬、抗菌薬、食欲抑制薬、 抗コリン作動薬、抗嘔吐薬、抗ヒスタミン薬、抗偏頭痛薬、冠状、脳又は抹消血 管拡張薬、ホルモン薬、避妊薬、抗血栓症薬、利尿薬、抗高血圧薬、心臓血栓作 用薬、オピオイド等が含まれるが、それらに限定されるものではない。 適当な物質には、治療及び予防薬も含まれる。これらには、どのような治療上 有効な生物学的調節剤も含まれるが、それらに限定されるものではない。そのよ うな物質には、細胞レベル下の組成物、細胞、細菌、ウイルス、及び脂質、有機 物、蛋白質、及びペプチド(合成及び天然)、ペプチド疑似物質、ホルモン(ペ プチド、ステロイド、及びコルチコステロイド)、D及びLアミノ酸重合体、オ リゴ糖、多糖類、ヌクレオチド、DNA及びRNAを含めたオリゴヌクレオチド 及び核酸、蛋白質核酸ハイブリッド、小さな分子及びその生理学的に活性な類似 物を含めた分子が含まれるが、それらに限定されるものではない。更に、調節剤 は、天然原料から誘導されるか、又は組み替え又は合成手段により作られてもよ く、アナローグ、アゴニスト、及びホモローグが含まれる。 ここで用いる「蛋白質」とは、ペプチド及びポリペプチドを指す。そのような 蛋白質には、酵素、バイオ医薬、成長ホルモン、成長因子、インシュリン、抗体 、モノクロナール及びポリクロナールの両方及びそれらの断片、インターフェロ ン、インターロイキン、及びシトキンが含まれるが、それらに限定されるもので はない。 有機物には、芳香族。カルボニル、アミノ、イミノ、及びグワニジノ基を有す る医薬活性部分が含まれるが、それらに限定されるものではない。 適当なステロイドホルモンには、エストローゲン、プロゲステロン、テストス テロン、及びそれらの生理学的に活性な類似物が含まれるが、それらに限定され るものではない。数多くのステロイドホルモン類似物が当分野で知られており、 エステラジオール、SH−135、及びタモキシフェンが含まれるが、それらに 限定されるものではない。プロゲステロン、テストステロン、及びそれらの類似 物のような多くのステロイドホルモンは、本発明で用いるのに特に適している。 ここに記載した方法により製造される核酸を基にした治療剤も本発明に包含さ れる。ここで用いる「核酸」とは、当分野で知られた治療上効果的な核酸が含ま れ、DNA、RNA、及びそれらの生理学的に活性な同類体が含まれるが、それ らに限定されるものではない。ヌクレオチドはコード化遺伝子でもよく、或は組 み替えDNAの技術で知られているどのようなベクターでもよく、プラスミド、 レトロウイルス、及びアデノ随伴ウイルスが含まれるが、それらに限定されるも のではない。 予防的に活性な物質及びそのためのキャリヤーも、更に本発明により包含され る。好ましい組成物には、ワクチンのような免疫原が含まれる。適当なワクチン には、生ウイルス及び弱毒化ウイルス、ヌクレオチドベクターコード化抗原、生 及び弱毒化細菌、抗原、抗原+アジュバント、及びキャリヤーに結合したハプテ ンが含まれるが、それらに限定されるものではない。特に好ましいのは、ジフテ リア、破傷風、百日咳、ボツリヌス、コレラ、デング熱、肝炎A、B、C及びE 、ヘモフィルス・インフルエンザb、ヘルペスウイルス、Helicobacterium pylo ri、インフルエンザ、日本脳炎、髄膜炎A、B及びC、麻疹、流行性耳下腺炎、 乳糖主ウイルス、肺炎球菌、ポリオ、風疹、ロタウイルス、RSウイルス、赤痢 菌、結核、黄熱、及びそれらの併合症に対するものが含まれるが、それらに限定 されるものではない。ワクチンの抗原成分も、分子生物学的方法により製造する ことができ、病原体から誘導された蛋白質の一種類以上の部分を含む組み替えペ プチド又は融合蛋白質を生成する。例えば、抗原及びコレラ毒素のBサブユニッ ト等を含む融合蛋白質は、抗原に対する免疫応答を誘発することが示されている 。サンチェス(Sanchez)その他、Proc.Natl.Acad.Sci.USA,86,481-485(198 9)。ワクチンは、1回投与調剤組成物中へ配合するのに特に適している。それら は周囲条件下でいつまでも安定であり、接種直前に殺菌希釈剤中に再溶解するこ とができる。 免疫原性組成物は、免疫原に対する免疫応答を増大するのに充分な量のアジュ バントを含むのが好ましい。適当なアジュバントには、アルミニウム塩、スクア レン混合物(SAF−1)、ムラミルペプチド、サポニン誘導体、マイコバクテ リウム細菌壁製剤、モノホスホリル脂質A、ミコール酸誘導体、非イオン性ブロ ック共重合体表面活性剤、クイル(Quil)A、コレラ毒素Bサブユニット、ポリホ スファゼン及び誘導体、免疫刺激複合体(ISCOM)、例えば、高橋その他に より、Nature 344,873-875(1990)に記載されているものが含まれるが、それら に限定されるものではない。獣医学的用途及び動物の抗体の製造のために、フロ インドのアジュバントのマイトジェン成分を用いることができる。 全ての免疫原性組成物の場合と同様に、免疫原の免疫学的に有用な量は、経験 的に決定しなければならない。考慮に入れる因子には、免疫原性、免疫原がアジ ュバント又はキャリヤー蛋白質又は他のキャリヤーと複合体を形成するか、又は それに共有結合するか否か、投与経路、投与すべき免疫化投薬回数が含まれる。 そのような因子はワクチン技術で知られており、過度の実験を行うことなく、そ のような決定を行うことは免疫学者の技術内に充分入るものである。 FGM内には種々の濃度で物質を存在させることができる。典型的には、その 物質の最小濃度は、目的用途を達成するのに必要な量であるが、最大濃度は、最 初の混合物内に溶解又は均一に懸濁したままになっている最大量である。例えば 、治療薬の最小量は、治療に有効な1回の投与量を与える量であるのが好ましい 。もしFGMを結晶化前に形成するならば、過飽和溶液を用いることもできる。 生物活性物質の場合、最小濃度は、再構成による生物活性度に必要な量であり、 最大濃度は均質な懸濁物を維持できなくなる点である。1回投与単位調剤の場合 、その量は1回の治療で適用する量である。例えば、ニューポゲン(Neupogen)( 登録商標名)は、300μg(1±0.6×108U/mg;5μg/kg/日 )の投与量で投与される。従って、1回投与のホーマットを与えるのに、瓶1つ 当たり300μgを処理することになるであろう。好ましい物質量は物質により 変化するが、当業者によって容易に決定することができる。 第一の乾燥工程では、溶媒を蒸発してシロップを得る。「シロップ」とは、1 06〜107パスカル秒の範囲の粘度を有する溶液として定義される。シロップは 一定の濃度として定義されてはいないが、混合物から溶媒の大部分を蒸発した結 果である。典型的には、シロップは、ガラスマトリックス形成材料及び(又は) 添加剤及び(又は)物質を含む粘稠な混合物であり、最初の混合物の濃度よりも かなり高い濃度になっている。蒸発工程はシロップを得るために溶媒の約20% 〜90%を除去するのに充分な条件下で行う。シロップの粘度は、シロップが沸 騰した時、著しい気泡の形成により与えられる増大した表面積からの蒸発により その結晶化をもたらすような粘度であるのが好ましい。 シロップの好ましいコンシステンシーは、特定の用途に望まれるFGMに依存 する。気泡の大きさは、粘度、沸騰速度、及び用いた場合の揮発性成分(一種又 は多種)又は発泡安定化剤によって制御される。 最初の乾燥工程の長さは、外部の温度及び圧力と同様、溶媒の体積、最初の混 合物中のガラスマトリックス形成材料(一種又は多種)及び添加剤及び(又は) 物質(一種又は多種)の濃度に依存する。一定の圧力では、溶媒蒸発速度は外部 温度と共に増大する。蒸発過程は試料自身に冷却効果を与えるので、試料温度に 影響を与えることなく蒸発速度を増大するためには外部温度を上昇する。しかし 、試料内の蒸発速度は粘度に逆比例する。溶媒を試料から除くに従って蒸発速度 は低下する。このことは、今度は試料温度を減圧下で沸点まで上昇させることに なる。 最初の乾燥工程は、周囲よりも低い圧力で行うことができる。圧力は0.1〜 30トール(mmHg)であるのが好ましい。一層好ましくは、圧力は5〜20 トール(mmHg)である。最も好ましくは圧力は7.5〜12.5トール(m mHg)であり、外部温度は40℃である。水性又は有機溶液、又はそれらの混 合物を、これらの条件下で処理することができる。10〜50%(w/v)の濃 度の希釈溶液も、これらの条件下で処理するのに適している。 外部圧力の減少は少なくとも二つの望ましい効果を有する。第一は、それが気 相中の溶媒の蒸気圧を低下し、それによって蒸発及び乾燥が加速されることであ る。蒸発速度の増大は、外部からの熱が蒸発潜熱に置き換わるように適用されな い限り、試料の蒸発冷却を起こす。真空中では乾燥速度はこのエネルギー入力に よって制限される。従って、意外なことに、外部の温度を上昇させる効果は、乾 燥速度を加速し、試料温度を上昇させないことである。外部の圧力を低下する第 二の効果は、試料の沸点を劇的に低下することである。従って、生成物に有害な 影響を与えることのない試料温度の非常に穏やかな上昇により沸騰を行うことが できる。 第一の乾燥工程から得られたシロップを減圧にかけ、シロップの沸騰を行う。 ここで用いる「沸騰」とは、混合物の蒸気圧が、試料が受ける外部圧力に等しい か又はそれを越える点として定義する。沸騰は、溶媒及び(又は)他の揮発性成 分が急速に蒸発する時の気泡発生により目で明らかに見ることができる。典型的 には、試料沸騰温度を決定する最も重要な因子は、外部圧力である。もし物質の 一体性を保持するため低い沸騰が望ましいならば、外部圧力を大気圧より低く選 択し(即ち、真空)、それによって沸騰に必要な温度を低下する。沸騰段階はこ のように低い温度で達成されるので、物質の一体性が危なくなることはない。 減圧を使用するならば、試料の粘度が増大し始めるまで迅速な乾燥が継続する 。この点で粘稠なシロップを通る水分子の易動度の低下により蒸発冷却速度が低 下し、その減圧での沸点に到達するまで試料温度が上昇する。沸騰すると、シロ ップの気泡発生により液体/気体界面の面積の大きな増大が起きる。この蒸発表 面の増大により乾燥速度が急激に増大し、液体の発泡が乾燥して固体ガラス発泡 体になる。典型的には、これは沸騰後直ぐに起きる。 沸騰工程のための温度は、周囲温度より高いか又は低くすることができる。例 えば、沸騰工程のための外部温度は、5〜90℃にすることができる。一層好ま しくは、外部温度は15〜60℃である。最も好ましくは外部温度は25〜45 ℃である。 沸騰工程中の外部圧力は20〜0.01トール(mmHg)であるのが好まし い。一層好ましくは外部圧力は0.1〜0.05トール(mmHg)である。図 2は、FGM形成に対する真空圧力変動の影響を示している。真空を発生させる ため、真空圧力及び外部温度の制御、好ましくはプログラム可能な制御ができる 真空乾燥機を用いることができる。ポンプは、0.01トール(mmHg)の真 空を与え、15〜20分で0.2〜0.01トール(mmHg)まで生成物室を 減圧にすることができなければならない。この研究で用いられた機械は、VP− 62P真空ポンプ及びFD−00057−A凝縮器モジュールを具えたFTSシ ステムズ社(Systems Inc.)(ニューヨーク、ストーンリッジ)TDS 0007 8−A型、又はリフ・ロック(Lyph-Lock)12凝縮器装置及びエドワード(Edward s)E2M8二段真空ポンプを具えたラブコンコ社(Labconco,Inc.)(カンサスシ ティー)型No.77560であった。 沸騰工程は、シロップの蒸発表面積を著しく増大する気泡の形成をもたらす。 これにより残留溶媒の蒸発が増大し、沸騰工程から得られた気泡の固体発泡体と してFGMがガラス化する。沸騰工程の終点は、試料温度の上昇により決定する ことができ、それは完全な乾燥を確実に与える時間維持するのが好ましい。これ は、試料毎に異なるが、当業者により容易に決定することができる。 残留水分は、場合により完全な乾燥を確実に与えるように除去してもよい。こ の工程は、上昇させた温度及び(又は)減圧で行われるのが典型的である。好ま しくは、最終生成物は約0.1〜5%(w/w)の残留水分含有量を持つべきで ある。残留水分は1〜15時間内に除去するのが好ましい。残留水分は上昇させ た温度では一層短い時間で除去される。 FGMの形成は気泡形成により行われるので、無作為的な気泡の配置及び大き さにより種々の残留水分含有量の領域を与えることになる。従って、第二乾燥工 程中、或る領域は他のものよりも遥かに一層容易に乾燥する。上で論じたように 、揮発性又は分解性塩及び(又は)揮発性有機溶媒の存在により、小さくて均一 な気泡粒径を持つFGMを与える結果になり、それは一層低い残留水分含有量及 びその一層均質な分布を与える。 トレハロースガラスに配合した材料は、周囲温度で少なくとも3年間保存する ことができる。他のポリオールから形成されたガラス中に配合された活性物質も 、長い貯蔵安定性を示すことができる。 FGMは、適当な溶媒を添加すると直ちに再構成することができる。従って、 本発明は、FGMへ配合されている物質を再構成する方法を含む。溶媒の性質及 び量は、再構成された物質の目的用途と同様、再構成すべき物質の種類及び量に 依存する。ガラスマトリックス及び物質の可溶化を行うのに必要な量で最小量の 溶媒を添加するのが典型的である。物質が医薬又は生物活性のものである場合、 再構成は生物学的に許容可能な緩衝剤を用いて行うのが好ましい。再構成はどの ような温度で行なってもよく、但しその温度が物質の活性度に実質的な害を与え ないものとする。再構成は周囲温度で行うのが好ましい。 本発明は、周囲温度及び上昇させた温度(或る場合には100℃まで)でさえ 貯蔵に安定で、予め測定された量の適当な好ましくは無菌の溶媒で再構成すると 、その物質の治療上効果的な投与量を形成する活性物質の1回投与単位調剤も包 含する。これは、特に通常僅か4〜8℃以下で溶液中で安定な生物活性物質のよ うな精製した組み替え蛋白質及び活性物質を含めた治療薬で用いるのに特に有効 である。一種類以上の1回投与単位調剤及び或る量の(好ましくは予め測定され た量の)適当な溶媒を含む一層安定な生成物、ユニット、及びキットのための1 回投与量(又は数回投与量)のフォーマットの組成物も本発明に包含される。本 発明の方法を用いた貯蔵及び再構成に特に適した活性物質には、ファクター(VII I)、ニューポゲン、エポゲン(Epogen)(登録商標名)、TPA、シトキン、成長 ホルモン、成長因子、ワクチン、脂質、酵素、及び他のバイオ医薬、及び他の非 経口投与活性物質が含まれるが、それらに限定されるものではない。 本発明は、更にここに記載した方法により得られるガラスマトリックスを含む 組成物も包含する。それら組成物には、FGM(一種又は多種)、種々の物質が 中に配合されたFGM(一種又は多種)、及びFGM(一種又は多種)から得ら れた再構成物質が含まれるが、それらに限定されるものではない。 次の実施例は、本発明を例示するために与えられているが、本発明を限定する ものではない。 〔実施例〕 例1 第一乾燥時間に対する真空圧力及び外部温度の影響 脱イオン蒸留水中に10%(w/v)のトレハロースを入れたもの2mlを、 10mlのホイートン(Wheaton)薬瓶中に入れ、FTS乾燥機中で種々の真空圧 力及び棚温度設定で乾燥した。水の約90%を除去するために取った試料温度及 び時間(即ち、シロップを与えるための第一乾燥)を決定した。結果を表1に示 す。 例2 FGMの形成 2a.ガラスマトリックス形成材料の水溶液からの形成 夫々、3ml、5ml、及び10mlの薬瓶中にトレハロースの50%(w/ v)溶液のアリコート250μl、410μl、及び500μlずつを入れ、F TS乾燥機内で16時間乾燥した。実験中、棚温度を25℃に維持し、実験の最 初の15分内に真空圧力を0.03トール(mmHg)まで低下し、実験中0. 03トール(mmHg)に維持した。形成されたFGMを図1Aに示す。発泡体 状の外観は、沸騰工程中に形成された気泡の瞬間的乾燥によるものである。 2b.溶液中の活性物質を配合したガラスマトリックス形成材料の水溶液から の形成 PBS中の20%(w/v)トレハロース±0.5%(w/v)バイコ(Byco) A中に入れた組み替えヘパチティス(Hepatitis)B表面抗原を、3ml薬瓶中に 300μl体積入れて乾燥した。FTS乾燥計画では、18時間の乾燥サイクル 中、棚温度を40℃に維持し、0.03トール(mmHg)の圧力を用いた。F GMの平均残留水分含有量は、4%w/wの範囲にあった。得られた結果を図1 Bに示す。 2c.ガラスマトリックス形成材料の有機溶液からの形成 ジクロロメタン中に50%(w/v)トレハロースオクタアセテートを入れた もののアリコート500μlを10mlの薬瓶中で乾燥した。棚温度及び圧力は 、16時間の乾燥サイクル中、夫々30℃及び0.03トール(mmHg)に維 持した。形成されたFGMを図6に示す。FGMの急速な溶解が再構成で観察さ れた。 2d.ガラスマトリックス形成材料及び活性物質を含む水性/有機混合物から の形成 脱イオン蒸留水中に50%(w/v)トレハロースを入れたものと、エタノー ル中に100mg/mlの有機活性物質、麻酔アトラキュリウム(anaesthetic a tracurium)を入れたものとの2:1混合物のアリコート750μlを、10ml 薬瓶中に入れ、FTS乾燥機中で乾燥した。棚温度及び圧力は、18時間の乾燥 サイクル中、40℃及び0.03トール(mmHg)の一定値に夫々維持した。 脱イオン蒸留水中20%v/vエタノール中に入れたFGMの再構成では急速に 溶解し、麻酔薬の均一な溶液を与えた。 2e.均一な懸濁物として活性物質を配合した、ガラスマトリックス形成材料 +添加剤の水溶液からの形成 無機活性物質、アジュバント水酸化アルミニウムを、FGM形成を改良するた めの揮発性塩添加剤を含む次の配合物を用い、ガラスマトリックス形成材料のた めの溶媒としてPBSか又は0.9%(w/v)塩水中に2.5又は6mg/m lの懸濁濃度で乾燥した(例4参照); i) 20%(w/v)トレハロース±炭酸水素アンモニウム ii) 50%(w/v)トレハロース±炭酸水素アンモニウム iii) 38.5%(w/v)マルトース±炭酸水素アンモニウム iv) 25%(w/v)トレハロース±炭酸水素アンモニウム 0.05〜0.75Mの範囲の濃度の炭酸水素アンモニウムを含む250μl及 び300μlの試料を、次の二つのFTS計画の一つを用いて3ml薬瓶中で乾 燥した: 1) 圧力を0.03トール(mmHg)に低下し、棚温度を2時間間隔で3 5℃から50℃に上昇し、最後に60℃にした。全サイクル時間は約18時間で あった。得られたFGMは、1.5〜2.9%w/wの範囲の残留水分含有量を 持っていた。FGMの再構成は瞬間的であった。 2) 圧力を30分間15トール(mmHg)に維持した後、30分間10ト ール(mmHg)に低下した。棚温度を10℃から25℃へ上昇した。圧力を0 .03トール(mmHg)に低下し、約18時間それを維持した。この段階中、 棚温度を25℃から45℃に上昇し、2時間後60℃に上昇した。得られたFG Mは、凍結乾燥プラグに似ていてたが、再水和は、この場合も瞬間的であった。 これらの結果は、FGM形成、外観、及び残留水分含有量に対する棚温度、真 空圧力(例3参照)、及び揮発性塩添加剤の影響も例示している。 例3 FGM形成に対する真空圧力/棚温度の影響 3a.ガラスマトリックス形成材料+添加剤の溶液からの形成 0.25又は0.5Mの炭酸水素アンモニウムを含有する25%(w/v)ト レハロースのアリコート1ml又は500μlを10mlの薬瓶中に入れてFT S乾燥機中で乾燥した。1ml試料は、0.03トール(mmHg)の一定真空 圧力で14時間乾燥し、棚温度は最初25℃で、最初の2時間後(即ち、シロッ プ形成後)45℃へ上昇した。500μl試料は、25℃の一定棚温度及び0. 01トール(mmHg)の一定真空圧力で14時間乾燥した。形成されたFGM (図2、2A側)は、凍結乾燥によって処理した同じ試料(図2、2B側)より も大きな体積を占めていた。 3b.活性物質を配合したガラスマトリックス形成材料の溶液からの形成 66mg/mlの抗菌ペプチドを含有する43.4mg/mlトレハロースの 溶液のアリコート300μlを、10mlのポリプロピレン管(直径10mm) の中に入れ、FTS乾燥機中で乾燥した。25℃の試料を棚に乗せ、それを35 ℃へ予熱した。室内の真空圧力を徐々に10分間亙り20トール(mmHg)に 低下した。この圧力を更に30分間維持し、然る後、圧力を更に0.03トール (mmHg)へ低下した。981分後、棚温度を50℃へ上昇した。この棚温度 を190分間維持した後、サイクルを止めた。生成したFGMは、凍結乾燥材料 と同様な開口プラグ状構造を持っていた。水分含有量は1.1〜1.3%(w/ w)であった。再構成で溶解は瞬間的であった。トレハロースの代わりにスクロ ース又はGPSを用いて同様なFGMを製造した。ガラスマトリックス形成材料 としてトレハロースを含むFGMの60℃及び周囲湿度での上昇させた温度での 貯蔵で、30日以上の期間に亙って何等収縮を示さず、FGM構造は無変化のま まであった。試料の溶解は貯蔵後でも瞬間的であった。 例4 FGM形成に対する添加剤の影響 4a.FGM形成に対する揮発性塩添加剤の影響 0〜4Mの範囲の濃度の酢酸アンモニウム又は炭酸水素アンモニウムを含有す る脱イオン蒸留水中に3〜60%(w/v)のトレハロースを入れたもののアリ コート500μlをFTS乾燥機中で乾燥した。棚温度を20℃に、真空圧力を 0.03トール(mmHg)に、18時間の乾燥サイクル中維持した。形成され たFGMの残留水分含有量は、2〜5.5%(w/w)の範囲にあり、再水和は 再構成で瞬間的であった。形成されたFGMの例を図3に示す。 4b.FGM形成に対する分解性塩添加剤の影響 50%(w/v)トレハロース±1M二亜硫酸ナトリウムのアリコート500 μlを、FTS乾燥機中で12時間又は18時間乾燥した。棚温度及び圧力は、 夫々一定の40℃及び0.03トール(mmHg)に乾燥工程中維持した。短い 12時間の乾燥時間では、分解性塩を含む溶液から形成したFGMは、著しく低 い残留水分含有量を示していた。形成した全てのFGMについて、再構成で迅速 な溶解が観察された。 4c.FGM形成に対する粘度調節用添加剤の影響 0.5〜2%(w/v)グアーガム〔ジャグアー(Taguar)HP60〕を含有す る脱イオン蒸留水又はPBS中に入れた50〜90%(w/v)トレハロース溶 液のアリコート500μlを、5ml又は10ml瓶中に入れてFTS乾燥機中 で16時間乾燥した。30℃及び30トール(mmHg)の最初の棚温度及び真 空圧力を、夫々2時間後60℃及び0.03トール(mmHg)へ変化させ、乾 燥工程の次の14時間の間これらの値を維持した。形成されたFGMの代表的な 例を図4に示す。この場合も全てのFGMが、水又はPBS中での再構成で迅速 な溶解を示した。 4d.FGM形成に対する表面活性剤添加剤の影響 夫々、5000単位のEcoRI、50mMトリスHCl(pH7.2)の中 に入れた50%(w/v)トレハロース及び表面活性剤として0.2%(v/v )トリトン−X−100、300mMのNaCl、0.5mMのEDTA、5. 0mMのEGTA、0.5mg/mlのBSA、及び5μg/mlのポリ−1− リシンを含有する制限酵素配合物のアリコート500T1を、10mlの薬瓶中 に入れ、FTS乾燥機中で18時間乾燥した。出発配合物は、0.22μmフィ ルターに通して濾過殺菌し、然る後、EcoRI無菌出発材料に添加した。乾燥 計画は、最初に10℃及び10トール(mmHg)の棚温度及び真空圧力を維持 することを含んでいた。次に棚温度を60℃の設定点まで上昇させた。更に20 分後、真空圧力を0.03トール(mmHg)に設定した。これらの値を乾燥サ イクルの残りの17時間維持した。形成されたFGMの残留水分含有量は1.5 〜3.5%(w/w)の範囲にあり、再構成で再水和は瞬間的であった。 例5 FGM形成の例 5a.均質な溶液として分子活性物質を配合したガラスマトリックス形成材料 +添加剤からのFGMの形成 ガラスマトリックス形成材料、トレハロース〔20〜50%(w/v)の範囲 の濃度〕、及びHSA(2%w/v)+揮発性塩添加剤、炭酸水素アンモニウム (50mM)の混合物と一緒にして溶液中に活性アルカリ性ホスファターゼ(1 mg/ml)を含有する配合物を、PBS又はHEPES緩衝剤に入れて調製し た。250μlの体積を3ml薬瓶中に取り、FTS乾燥機中で乾燥した。最初 棚温度を30℃に設定し、真空圧力を2分間隔で30トール(mmHg)から2 5、20、15、10、そして最後に0.03トール(mmHg)まで低下し、 然る後、棚温度を40℃へ上昇し、最後に60℃へ上昇した。全サイクル時間は 約20時間であった。得られたFGMの残留水分含有量は約1%w/wであった 。 5b.均一な懸濁物として分子活性物質の混合物を配合したガラスマトリック ス形成材料のFGMの形成 無機アジュバント水酸化アルミニウムに吸着させたヘパチティスB表面抗原の 商業的ワクチン配合物を、PBS中に入れた20%(w/v)トレハロース30 0μl体積中に入れ、3ml薬瓶中で乾燥した。FTS乾燥計画では、約18時 間の乾燥サイクル中、棚温度を40℃に維持し、0.03トール(mmHg)の 圧力を用いた。FGMの平均残留水分含有量は、約4〜4.5%w/wであった 。 5c.巨大分子活性物質を配合したガラスマトリックス形成材料のFGMの形 成 FGMを得るために乾燥した配合物は、必要な投与量のはしか又は経口ポリオ ウイルスを含み、次のものからなっていた: i) 50%(w/v)トレハロース+2%(w/v)HSA±50mM炭酸 水素アンモニウム ii) 50%(w/v)ラクチトール+2%(w/v)HSA±50mM炭酸 水素アンモニウム iii) 40%(w/v)トレハロース+10%(w/v)ソルビトール+2% (w/v)HSA±50mM炭酸水素アンモニウム。 PBS又はHEPES緩衝剤を用いて試料を調製し、250μlずつを3ml 薬瓶中に分配し、二つの計画を用いてFTS乾燥機中で乾燥した。 a) 揮発性塩添加剤、炭酸水素アンモニウムを含む試料について、真空圧力 を2分間隔で30、25、20、15、10、及び最後に0.03トール(mm Hg)に変えた。棚温度は最初に30℃に設定し、然る後、40℃へ上昇させた 。全サイクル時間は約20時間であった。残留水分含有量は約2%(w/v)で あり、再構成で全て急速な溶解を示した。 b) 揮発性塩添加剤を含まない試料については、真空圧力を直ちに0.03 トール(mmHg)に設定し、20時間の乾燥工程中維持した。棚温度は最初3 0℃に設定し、然る後、40℃へ上昇させた。形成されたFGMの残留水分含有 量は約4%(w/w)であり、再構成で全て迅速な溶解を示した。 5d.細胞物質を配合したガラスマトリックス形成材料のFGMの形成 人間の赤血球細胞の乾燥 5%(v/v)ヘマトクリット濃度の赤血球を、次のいずれかの中に配合した : PBSに入れた、 i) 50%(w/v)トレハロース±50mM炭酸水素アンモニウム ii) 25%(w/v)トレハロース+10%(w/v)ヒドロキシエチル澱 粉(HES)。 アリコート200μlを3ml薬瓶中に入れ、FTS乾燥機で乾燥した。乾燥 計画は、37℃の一定の棚温度を用い、真空圧力は直ちに0.03トール(mm Hg)へ低下した。サイクル時間は18時間であった。得られたFGMは2.5 〜3%(w/w)の残留水分含有量を有し、再構成で迅速に再水和した。結果を 図5に示す。 人間の血小板の乾燥 5mMの塩化カリウム、1mMの硫酸マグネシウム、0.05U/mlのヒル ジン(hinudin)、0.0125U/mlアピラーゼ(apyrase)、10μMのインド メタシン、及び250mlの炭酸水素アンモニウムを含むHEPES緩衝塩水中 に入れた5%(w/v)トレハロースの配合物中で、最初500×109/Lの 濃度で血小板を乾燥した。アリコート200μlずつを3ml薬瓶中に入れ、F TS乾燥機中で乾燥した。乾燥計画では、37℃の一定棚温度を用い、真空圧力 は直ちに0.03トール(mmHg)に低下した。サイクル時間は18時間であ った。得られたFGMは、1%(w/w)の平均残留水分含有量を有し、再構成 で再水和は迅速に行われた。 細菌細胞(Escherichia coli)の乾燥 E.coliの細胞懸濁物を、1.5%(w/v)のコリドン(Kollidon)90を含 む45%(w/v)トレハロース溶液中に入れて調製した。1×109E.coli細 胞を含むアリコート300μlずつを3mlの薬瓶中に分配した。乾燥計画は、 最初棚温度及び真空圧力を夫々30℃及び5000ミリトール(mT)に設定し てFTS乾燥機中で行なった。更に30分後、棚温度を40℃に上昇させ、真空 圧力を0.03トール(mmHg)に低下した。全乾燥サイクル時間は18時間 であった。得られたFGMは、2〜4.5%(w/w)の残留水分含有量を有し 、再構成で迅速に再水和した。 例6 予め充填した注射器中でFGM形成を行う例 1、2.5、5、10、30、及び60ml容量の使い捨て型の種々の注射器 に、無菌PBS緩衝剤中に50%(w/v)トレハロース+0.5M炭酸水素ア ンモニウムを入れたものを25〜1000μlの体積で予め充填した。棚温度を 最初10℃に設定して、ラブコノコ乾燥機中で乾燥を行なった。圧力は3分間に 亙り3000ミリトールへ低下した。更に4分後、圧力を12ミリトールへ低下 し、棚温度を40℃へ上昇した。乾燥計画を更に19時間継続し、その後で再水 和すると、溶解は瞬間的であった。得られた結果の例を図7に示す。 前記発明は、理解を明確にするため例として幾らか詳細に記述してきたが、或 る変化及び修正を行えることは当業者に明らかであろう。従って、説明及び実施 例は本発明の範囲を限定するものと考えてはならない。それは請求の範囲によっ て記述されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 グリッボン,エンダ マーチン イギリス国 シーエム23 3ディーピー ハートフォードシャー,ビショップス ス トートフォード,サウスミル ロード 18

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.薄い発泡したガラスマトリックス(FGM)を製造する方法において、 (a) 少なくとも一種類のガラスマトリックス形成材料、及びそのガラスマ トリックス形成材料のための溶媒を含んだ少なくとも一種類の溶媒からなる初期 混合物を調製し、 (b) 前記混合物から大部分の溶媒を蒸発してシロップを得、 (c) 前記シロップを、そのシロップの沸騰を起こすのに充分な圧力及び温 度にかけ、そして (d) 場合により残留水分を除去する 諸工程からなるFGM製造方法。 2.ガラスマトリックス形成材料が、安定化用ポリオールである、請求項1に 記載の方法。 3.安定化用ポリオールが炭水化物である、請求項2に記載の方法。 4.炭水化物が天然又は合成である、請求項3に記載の方法。 5.炭水化物が化学的に又は酵素的に変性されている、請求項3に記載の方法 。 6.炭水化物を、グルコース、マルツロース、イソ−マルツロース、ラクツロ ース、及びスクロース、マルトース、ラクトース、イソマルトース、及びそれら の糖アルコール、マルチトール、ラクチトール、パラチニト、α−D−グルコピ ラノシル−マンニトール及びα−D−グルコピラノシル−ソルビトールの混合物 、その個々の糖アルコール、糖アルコールから選択されたポリヒドロキシ化合物 の非還元性グリコシド、他の直鎖ポリアルコール、ラフィノース、スタキオース 、メレジトース、デキストランからなる群から選択する、請求項3に記載の方法 。 7.炭水化物がトレハロースである、請求項3に記載の方法。 8.溶媒が水性である、請求項1に記載の方法。 9.溶媒を、生物学的に許容可能な緩衝剤からなる群から選択する、請求項8 に記載の方法。 10.溶媒が有機である、請求項1に記載の方法。 11.溶媒を、アルコール、エーテル、油、液体炭化水素及び誘導体からなる 群から選択する、請求項10に記載の方法。 12.溶媒が水性溶媒と有機溶媒との組合せである、請求項1に記載の方法。 13.溶媒が体積で約5%〜95%の量存在する、請求項8に記載の方法。 14.工程(b)の蒸発を、周囲温度より高い温度で行う、請求項1に記載の 方法。 15.温度が約0℃〜90℃である、請求項14に記載の方法。 16.温度が約15℃〜60℃である、請求項14に記載の方法。 17.温度が約25℃〜45℃である、請求項14に記載の方法。 18.工程(b)の蒸発を、溶媒の5〜95%を除去するのに充分な条件下で 行う、請求項1に記載の方法。 19.工程(b)中の蒸発を、周囲より低い圧力で行う、請求項1に記載の方 法。 20.圧力が約0.1〜30トール(mmHg)である、請求項19に記載の 方法。 21.圧力が約1〜20トール(mmHg)である、請求項19に記載の方法 。 22.圧力が約7.5〜12.5トール(mmHg)である、請求項19に記 載の方法。 23.圧力が約10トール(mmHg)である、請求項19に記載の方法。 24.工程(c)の条件が、シロップの沸騰を起こすのに充分である、請求項 1に記載の方法。 25.工程(c)の沸騰が、発泡したガラスが形成されるように行われる、請 求項1に記載の方法。 26.工程(c)中の圧力が、約0.01〜30トール(mmHg)である、 請求項1に記載の方法。 27.工程(c)中の圧力が、約0.01〜10トール(mmHg)である、 請求項1に記載の方法。 28.工程(c)中の圧力が、約0.01〜0.5トール(mmHg)である 、請求項1に記載の方法。 29.工程(c)中の圧力が、約0.05トール(mmHg)である、請求項 1に記載の方法。 30.工程(c)中の沸騰が、周囲温度より高い外部温度で行われる、請求項 1に記載の方法。 31.工程(c)中の温度が約0℃〜80℃である、請求項1に記載の方法。 32.工程(c)中の温度が約10℃〜60℃である、請求項1に記載の方法 。 33.工程(c)中の温度が約15℃〜45℃である、請求項1に記載の方法 。 34.FGMが、約0.1〜12%(w/w)の残留水分含有量を有する、請 求項1に記載の方法。 35. FGMが、約1〜5%(w/w)の残留水分含有量を有する、請求項 34に記載の方法。 36.工程(a)又は(b)中で少なくとも一種類の添加剤を添加する工程を 更に含む、請求項1に記載の方法。 37.添加剤が少なくとも一種類の揮発性塩である、請求項36に記載の方法 。 38.揮発性塩を、酢酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及び炭酸アン モニウムからなる群から選択する、請求項37に記載の方法。 39.揮発性塩が、約0.01〜5Mの量で存在する、請求項37に記載の方 法。 40.添加剤が少なくとも一種類の分解性塩である、請求項36に記載の方法 。 41.分解性塩を、炭酸水素ナトリウム及び二亜硫酸ナトリウムからなる群か ら選択する、請求項40に記載の方法。 42.添加剤が、少なくとも一種類の揮発性有機溶媒である、請求項36に記 載の方法。 43.揮発性有機溶媒を、アルコール、エーテル、油、液体炭化水素、及び誘 導体からなる群から選択する、請求項42に記載の方法。 44.添加剤が、発泡安定化剤である、請求項36に記載の方法。 45.発泡安定化剤が、粘度調節剤である、請求項44に記載の方法。 46.粘度調節剤が、グアーガム又はカルボキシメチルセルロースである、請 求項45に記載の方法。 47.発泡安定化剤が両親媒性分子である、請求項44に記載の方法。 48.両親媒性分子が、燐脂質及び表面活性剤からなる群から選択した表面活 性剤である、請求項47に記載の方法。 49.添加剤がメイラード反応の防止剤である、請求項36に記載の方法。 50.工程(a)又は工程(b)中に物質を添加することを更に含む、請求項 1に記載の方法。 51.物質が生物活性物質である、請求項50に記載の方法。 52.生物活性物質が細胞又はその生成物である、請求項51に記載の方法。 53.物質が治療上有効な量で存在する、請求項51に記載の方法。 54.生物活性物質を、医薬及び生物学的調節剤からなる群から選択する、請 求項51に記載の方法。 55.生物学的調節剤を、細胞レベル下の組成物、細胞、細菌、ウイルス、及 び分子からなる群から選択する、請求項54に記載の方法。 56.生物活性物質を、脂質、有機物、蛋白質及びペプチド(合成及び天然) 、ペプチド疑似物質、ホルモン、D及びLアミノ酸重合体、オリゴ糖、多糖類、 ヌクレオチド、DNA及びRNAを含めたオリゴヌクレオチド及び核酸、蛋白質 核酸ハイブリッド、小さな分子及びその生理学的に活性な類似物からなる群から 選択する、請求項51に記載の方法。 57.蛋白質を、酵素、バイオ医薬、成長ホルモン、成長因子、インシュリン 、モノクロナール抗体、インターフェロン、インターロイキン、及びシトキンか らなる群から選択する、請求項56に記載の方法。 58.物質がワクチンである、請求項51に記載の方法。 59.ワクチンを、生ウイルス及び弱毒化ウイルス、ヌクレオチドベクターコ ード化抗原、生及び弱毒化細菌、抗原、抗原+アジュバント、及びキャリヤーに 結合したハプテンからなる群から選択する、請求項58に記載の方法。 60.生物活性物質を溶媒中で再構成する工程を更に含む、請求項51に記載 の方法。 61.溶媒を、活性物質の治療上有効な濃度を生ずる量で添加する、請求項6 0に記載の方法。 62.溶媒が生物学的に許容可能な緩衝剤である、請求項60に記載の方法。 63.薄い発泡したガラスマトリックス(FGM)内に少なくとも一種類の物 質を安定に配合する方法において、 (a) 少なくとも一種類のガラスマトリックス形成材料、配合すべき少なく とも一種類の物質、及び前記ガラスマトリックス形成材料のための少なくとも一 種類の溶媒を含む少なくとも一種類の溶媒、及び前記物質のための少なくとも一 種類の溶媒からなる初期混合物を調製し、 (b) 前記混合物から大部分の溶媒を蒸発してシロップを得、 (c) 前記シロップを、そのシロップの沸騰を起こすのに充分な圧力及び温 度にかけ、そして (d) 場合により残留水分を除去する 諸工程からなる配合方法。 64.ガラスマトリックス形成材料のための溶媒と、物質のための溶媒が同じ 溶媒である、請求項63に記載の方法。 65.ガラスマトリックス形成材料のための溶媒と、物質のための溶媒が異な った溶媒である、請求項63に記載の方法。 66.生物活性物質の安定で乾燥した容易に溶解する1回投与調剤を製造する 方法において、 (a) 少なくとも一種類のガラスマトリックス形成材料、前記物質、及び少 なくとも一種類の溶媒からなる混合物を調製し、 (b) 前記混合物から大部分の溶媒を蒸発してシロップを得、 (c) 前記シロップを、そのシロップの沸騰を起こすのに充分な圧力及び温 度にかけ、そして (d) 場合により残留水分を除去する 諸工程からなる製造方法。 67.ガラスマトリックス形成材料のための溶媒と、物質のための溶媒が同じ 溶媒である、請求項66に記載の方法。 68.ガラスマトリックス形成材料のための溶媒と、物質のための溶媒が異な った溶媒である、請求項66に記載の方法。 69.物質が、治療上有効な量で存在する、請求項66に記載の方法。 70.適当な溶媒中にFGMを再構成することを更に含む、請求項66に記載 の方法。 71.薄い発泡ガラスマトリックス(FGM)中に配合した物質を再構成する ための方法において、前記物質の希望の濃度を得るのに充分な量でFGMへ適当 な溶媒を添加することからなる再構成方法。 72.薄い発泡ガラスマトリックスからなる組成物。 73.少なくとも一種類の物質を薄い発泡ガラスマトリックス(FGM)中へ 配合したものからなる組成物。 74.請求項63に記載の薄い発泡ガラスマトリックス(FGM)を再構成す ることにより得られた組成物。 75.物質が生物活性物質である、請求項73に記載の組成物。 76.請求項66に記載の薄い発泡ガラスマトリックス(FGM)を再構成す ることにより得られた組成物。 77.請求項1に記載の方法により得られた組成物。 78.請求項35に記載の方法により得られた組成物。
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