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JPH1149700A - 肺疾患治療剤 - Google Patents

肺疾患治療剤

Info

Publication number
JPH1149700A
JPH1149700A JP9206997A JP20699797A JPH1149700A JP H1149700 A JPH1149700 A JP H1149700A JP 9206997 A JP9206997 A JP 9206997A JP 20699797 A JP20699797 A JP 20699797A JP H1149700 A JPH1149700 A JP H1149700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulmonary hypertension
pulmonary
antibody
therapeutic agent
mcaf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9206997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kimura
弘 木村
Takayuki Kuriyama
喬之 栗山
Tsunaharu Matsushima
綱治 松島
Hajime Kurumaya
元 車谷
Masanobu Naruto
昌信 成戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP9206997A priority Critical patent/JPH1149700A/ja
Publication of JPH1149700A publication Critical patent/JPH1149700A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、MCAFをはじめとするマク
ロファージの集積をひきおこす物質を阻害する物質を有
効成分とする肺高血圧症治療および予防薬に関する。 【効果】MCAFの活性を抑制する物質の投与により、
肺高血圧症の治療および予防に有効であることが示され
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肺疾患、特に肺高
血圧症を治療もしくは予防する薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】肺高血圧症は、一次性の肺高血圧症と二
次性の肺高血圧症に大別される。このうち一次性肺高血
圧症には、原因不明の肺血管抵抗の上昇により肺動脈圧
が上昇し、数年で死に至る原発性肺高血圧症や膠原病に
合併する肺高血圧症が含まれる。二次性の肺高血圧症
は、肺塞栓、先天性心疾患などの各種の原因疾患によっ
て、二次的に肺動脈圧の上昇がみられるもので近年増加
の傾向にある。肺高血圧症では右心への負荷が増大する
ために右心不全をきたすことがある。
【0003】一方、単球走化活性化因子(Macrophage C
hemotactic Activating Factor:以下MCAFという)
はMCP−1(Monocyte chemoatractant protein-1 )
やGDCF(glioma-derived monocyte chemotactic fac
tor)とも称され、アミノ酸76個からなる蛋白質であ
り、4個のシステイン基を持ち、MCAFの同定と遺伝
子クローニングが報告されている(K. Matsushima et a
l., J. Exp. Med., 169,1485-1490, 1989. )。以下本
発明ではMCP−1、GDCFを含めてMCAFと略称
する。
【0004】MCAFは、生体内では単球およびマクロ
ファ−ジ、リンパ球といった血球系の細胞のほかに、線
維芽細胞、血管内皮細胞、平滑筋細胞、各種腫瘍細胞な
ど様々な細胞から、IL−1、TNF、IFN−γ、L
PSなどの刺激により産生されることが報告されてい
る。
【0005】MCAFはそのアミノ酸数とシステイン残
基の配置が類似した、CCケモカインファミリーの一員
である。CCケモカインファミリーはアミノ酸配列中に
システインが2個つながる特徴を有する走化性を示す生
理活性物質である(N.Mukaida et al., Microbiol. Imm
unol. 36, 773-789, 1992 )。CCケモカインはまたβ
ケモカインとも呼ばれる(Oppenheim et al., Annual R
ev. Immunol., 9, 6171991 )。CCケモカインファミ
リーは互いにアミノ酸レベルで30%程度のホモロジ−
を有する。MCAFの他に、このファミリーに属する他
のタンパクとしては、RANTES、LD78、ACT
2、I−309、MCP−2、MCP−3、JE、MI
P−1α、MIP−1β、TCA−3などがMCAFの
構造的類縁体として知られている。
【0006】従来、肺高血圧症に対しては、血管拡張薬
症剤,抗凝固薬、抗血小板薬などが用いられてきた。ま
た近年血管拡張性をもつ一酸化窒素ガスの吸入療法がお
こなわれている。また,肺高血圧が原因となって生じる
ことが知られている右心不全を治療するために,強心剤
や利尿剤が用いられてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の血管拡張薬症剤,抗凝固薬、抗血小板薬の効果は必ず
しも十分ではなく,肺高血圧症に対する有効な治療剤の
開発が望まれる。またこれまでその効果は全く確認され
ていないが、肺高血圧症において単球及び/又はマクロ
ファージの集積を生体内で阻害することによる有効な治
療剤の開発が望まれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、これま
での既存薬では有効なものがない肺高血圧症をはじめと
する肺疾患の予防及び治療を提供することである。すな
わち、本発明は、単球及び/又はマクロファージの病原
局所への集積を抑制する物質を有効成分とする肺疾患の
治療剤であり、既存薬では治療効果が不十分な各種肺疾
患の予防及び治療を可能にする。
【0009】
【発明の実施の形態】上述のように、本発明の治療剤
は、単球及び/又はマクロファージの病原局所への集積
を抑制する物質を有効成分とする肺疾患の治療薬であ
る。
【0010】単球及び/又はマクロファージの病原局所
への集積を促進する物質としては、強い単球及び/又は
マクロファージ遊走活性を有するMCAFをはじめ、R
ANTES、MIP−1αなどのCCケモカインやFrac
talkineはじめとするCX3Cケモカインがあげられ
る。
【0011】本発明の単球及び/又はマクロファージの
患部への集積を阻害する物質としては、これらの単球及
び/又はマクロファージの遊走活性を有する物質の産生
を阻害したり、これらの物質に結合してその作用を阻害
したり,これらの物質の受容体に結合してその作用を阻
害する薬剤があり、いずれも本発明に含まれる。
【0012】こうした作用を有する代表的な物質として
抗体や低分子化合物を挙げることができる 以下代表的な単球及び/又はマクロファージ遊走物質と
してMCAFを例として説明するが同様の説明は他のマ
クロファージ遊走物質にも適応できる。
【0013】本発明における抗体としては、上記MCA
F等の誘引物質に対する抗体もしくはMCAF受容体に
対する抗体であって、該誘引物質と単球又はマクロファ
ージとの結合を阻害することができる抗体であればよ
く、モノクローナル抗体であってもポリクローナル抗体
であってもよい。また、その起源となる動物は特に限定
されず、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ヤギ等
いずれの動物由来のものでもよい。さらに、誘引物質と
単球又はマクロファージとの結合を阻害することができ
る限り、抗体の各種修飾物であってもよい。例えば、抗
体の一部の配列が変異、置換、欠失又は挿入を受けた抗
体(例えば、FabフラグメントやF(ab’)2 フラ
グメント等の抗原結合性断片)、ヒト抗体の配列を一部
に持つように人為的に再構成された修飾抗体(キメラ抗
体やヒト化抗体)や、ポリエチレングリコール等の各種
分子と結合したり混合したりした修飾抗体であり得る。
本願請求の範囲で言う「抗体」にはこれらの抗体修飾物
も包含される。
【0014】本発明で用いる抗体の中和活性(すなわ
ち、MCAFの阻害活性)は、MCAFの作用の競合阻
害実験で確認することができる。例えばそれはMCAF
による単球の遊走活性を阻害することで確認することが
できる。また別に、その抗体の中和活性は、下記実施例
2に記載する方法により、MCAFがヒト白血病由来細
胞株THP1に結合することを阻害する程度で定量化す
ることができる。すなわち、アイソトープ標識したMC
AFの結合実験において中和抗体の標識MCAFに対す
るモル比と阻害能力の関係で、中和活性の指標とするこ
とが出来る。本発明の抗体は、生体内で有効に生体内の
MCAFの作用を阻害する目的を達すれば特に限定され
るものではない。しかし例えば上記THP1細胞への結
合阻害実験において、MCAFに対するモル比で、1乃
至1000倍で有効に阻害するものが使用される。なお
望ましくはモル比で1乃至100倍で有効に阻害するも
のが使用される。ここで「有効に阻害する」とは上記実
験で、阻害率が30%以上、好ましくは50%以上、さ
らに好ましくは80%以上のものを言う。
【0015】本発明に用いることができる抗体のうち、
例えばMCAFに対する抗体は、MCAFを免疫原とし
て哺乳動物を免疫し、ポリクローナル抗体であれば、そ
の抗血清から得ることができる。
【0016】また、モノクローナル抗体は次のようにし
て得ることができる。すなわち、MCAFを免疫原とし
て哺乳動物を免疫し、該免疫動物から得られる脾細胞や
リンパ球のような抗体産生細胞をミエローマと融合して
抗体産生ハイブリドーマを得、得られたハイブリドーマ
の中からMCAFと特異的に結合する抗体を産生するク
ローンをELISA等の手法を用いて選択する。治療効
果の高い治療剤を提供するためには、この段階でできる
だけ抗原との親和性の高い抗体を選ぶことが重要であ
る。次に、得られたハイブリドーマを培養し、その培養
上清を材料として、又はハイブリドーマを適当な動物に
接種して得られる腹水を材料としてモノクローナル抗体
を精製することができる。精製は、常法により行うこと
ができ、例えば、親和性のある担体、イオン交換担体、
疎水性担体あるいは抗体担持担体などのカラムクロマト
グラフィーを組み合わせた適切な精製手段によって精製
することができる。
【0017】得られたモノクローナル抗体は、必ずしも
MCAFの中和活性を有しているとは限らないので、そ
の中和活性を調べ、中和活性を有するものを選択する。
このようにして選択されたモノクローナル抗体が本発明
の治療剤に用いられる。
【0018】また、先に述べた修飾抗体は、得られた抗
体に化学的な修飾を施すことによっても得ることができ
るし、あるいは、キメラ抗体のように抗体のアミノ酸配
列が修飾を受けているようなものは該修飾抗体をコード
する遺伝子を導入した組換え細胞を上記と同様な手段で
培養増殖し、該細胞から得ることができる。これらの方
法はこの分野において既に確立されている。
【0019】MCAFに対するモノクロ−ナル抗体の作
製は既にいくつかの例がある(T. Yoshimura et al.,
J. Immunol., 147, 2229, 1991、および、特開平5−2
76986)。しかしながら,これらの例のどれにおい
ても中和活性をもつモノクロ−ナル抗体が肺高血圧症に
有用であることを示していない。もちろん、これら抗体
を動物に投与して疾患モデル動物を治療する可能性を証
明した例はない。
【0020】MCAF中和抗体としては、ポリクローナ
ルまたはモノクローナル抗体いずれでもよく好ましくは
ヒトモノクローナル抗体が用いられる。例えば、特開平
6ー205690号公報にあるヒトMCAF中和活性を
示すモノクローナル抗体ME120抗体およびMI-466抗体お
よび特開平5-276986号公報にあるモノクローナル抗体が
あげられる。
【0021】本発明者らはこのようにして得られた抗体
を実際に生体に投与することによってこれら抗体が肺高
血圧症をはじめとする肺疾患のの治療薬として有用であ
ることを示し、本発明を完成した。すなわち本発明の抗
体はMCAFの作用の中和活性を示す。従って本発明の
抗体を生体に投与したとき、生体内でMCAFを中和
し、MCAFに起因する肺疾患症を治療する。
【0022】本発明によって治療することのできる疾患
は、原発性肺高血圧症、膠原病に合併する肺高血圧症な
どの一次性肺高血圧症や、肺高血圧の原因が種々の疾患
からなる二次性の肺高血圧症を含む。また肺高血圧症が
その発症あるいは増悪に関与すると考えられている肺性
心、右心不全を含む。
【0023】このうち二次性の肺高血圧症には、気道及
び肺胞の空気通過を一時的に障害する疾患である、慢性
気管支炎、気管支喘息、肺気腫、肺繊維症、各種肺炎、
肺感染症、悪性腫瘍、肺胞微石症、肺切除後、高山病な
どの高度のハイポキシア、上気道の慢性閉塞性疾患によ
る肺高血圧症が含まれる。さらに、胸郭運動を一時性に
傷害する疾患である、胸郭形成手術後、胸膜ベンチ、ポ
リオなどの慢性の神経筋疾患、肺胞低換気を伴う肥満
症、突発性肺胞低換気症に伴う肺高血圧症、さらには、
肺血管床を一次性に障害する疾患である、肺血栓症肺塞
栓、膠原病、各種動脈炎、肺静脈閉塞症による肺高血圧
症、左心系を一時性に障害する疾患である僧帽弁狭窄
症、左心不全、Eisenmenger 症候群、心室中隔欠損症等
による肺高血圧症や、先天性心疾患である、心房中隔欠
損症、動脈管開存症による肺高血圧症、さらには、成人
呼吸促迫症候群(ARDS)などの低酸素血症をきたす疾患
による肺高血圧症が二次性の肺高血圧症に含まれる。
【0024】さらに本発明の薬剤の投与は、肺高血圧症
を併発したり肺高血圧の原因となる疾患、例えば慢性気
管支炎、気管支喘息、肺気腫、肺繊維症、各種肺炎、肺
感染症、悪性腫瘍、肺胞微石症、肺胞低換気を伴う肥満
症、突発性肺胞低換気症、肺血栓症肺塞栓、各種肺動脈
炎、肺静脈閉塞症、Eisenmenger 症候群、成人呼吸促迫
症候群(ARDS)の治療にも有効である。
【0025】本発明はまた、従来肺高血圧症の治療に使
用される血管拡張薬、一酸化窒素,プロスタグランジン
製剤,抗凝固薬,また肺高血圧に伴う右心不全の治療に
使用されるジギタリスなどの強心剤,利尿薬などの本疾
患の治療を補助する薬剤を製剤に含んでいてもよい。
【0026】MCAF阻害活性をもつ低分子化合物とし
ては、フェニルエタノールアミン及びその誘導体、ホモ
ピペラジン誘導体が含まれる。フェニルエタノールアミ
ン及びその誘導体としては、カテコールアミン及びその
誘導体が含まれるが、その他にも例えば特開平7ー25
757公報に記載の化合物が含まれる。ホモピペラジン
誘導体としては、ホモピペラジン骨格を有する化合物で
あり、例えば、Brt.pat.1,107,470号、US3,532,685号明
細書、特開平3−2144号公報、特開平7−1450
60号公報にあげられたものを含む。さらに特開平7-16
5585号、特開平8-208600号、特開平8-310956号、さらに
は特開平7-188025号公報に含まれる化合物を含む。
【0027】本発明の治療剤は、上記化合物および/ま
たは抗体を有効成分とするものであり、上記抗体のみを
単独で含むものであってもよいし、医薬的に許容される
担体や添加物を共に含むものであってもよい。このよう
な担体及び医薬添加物の例として、水、医薬的に許容さ
れる有機溶剤、コラ−ゲン、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナ
トリウム、アルギン酸ナトリウム、水溶性デキストラ
ン、カルボキシメチルスターチナトリウム、ペクチン、
メチルセルロース、エチルセルロース、キサンタンガ
ム、アラビアゴム、カゼイン、ゼラチン、寒天、ポリエ
チレングリコール、ジグリセリン、グリセリン、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ワセリン、
パラフィン、ステアリルアルコール、ステアリン酸、ヒ
ト血清アルブミン(HSA)、マンニト−ル、ソルビト
−ル、ラクト−ス、医薬添加物として許容され得る界面
活性剤などがあげられる。実際の添加物は本発明治療剤
の剤形に応じて上記の中から適宜あるいは組み合わせて
選ばれるが、もちろんこれらに限定するものではない。
【0028】投与方法としては、特に限定するものでは
ない。投与の目的から局所投与や全身投与から適宜選択
される。局所投与形態として外用剤、局所注射剤などが
好適に実施し得る。外用剤としては、軟膏、ゲル、クリ
−ム、乳液、液剤などの塗布剤、テープ剤、パッチ剤な
どの貼付剤、あるいはスプレー剤、粉剤などの噴霧剤か
ら選択される。全身投与剤としては注射剤や、各種担体
を利用した徐放性投剤から適宜選ばれる。
【0029】注射剤として用いることができる製剤の具
体的組成の一例としては、薬剤50mg、リン酸緩衝液
10mlが挙げられるが、特にこれに限定されるもので
はない。
【0030】有効投与量としては、1日につき体重1k
g当たり0.001mgから1000mgの範囲で選ば
れる。好適には体重1kg当たり0.01mgから10
mgの範囲で選ばれる。前述の投与量は症状によっても
異なり、これらの値に限定されるものでは勿論ない。投
与回数としては通常1日1ないし2回、もしくは2ない
し数日に1回の範囲で選ばれるが、これに限定されるも
のではない。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的
に説明する。
【0032】実施例1 ラットMCAFに対するポリクロ−ナル抗体の作製:特
願平7−182548号公報に記載された方法に従って
ヤギ抗ラットIgG抗体を作成した。ヒト単球由来細胞株
THP−1細胞におけるMCAFによって惹起されるカ
ルシウム流入阻害実験およびウサギ末梢血リンパ球の遊
走阻害試験により本ポリクローナル抗体の中和活性を確
認した。
【0033】実施例2 ラット実験肺高血圧症モデルにおけるヤギ抗ラットポリ
クローナル抗体の効果:肺高血圧モデルとしてラット
(SDラット)にMCT群として60mg/kgのMC
Tを皮下に注入し,対照群として滅菌生理食塩水を注入
した。
【0034】本肺高血圧モデルラットにおいて組織中の
MCAF発現が強くなるにつれて肺組織中のマクロファ
ージの増大がみられ,また気管支肺胞洗浄液中のMCA
F発現が強くなるにつれて肺胞マクロファージの増加が
みとめられた。これによりMCAFの発現がマクロファ
ージの遊走、活性化に重要な役割をになっていることが
示された。
【0035】本モデルにおいて、肺高血圧の進展の指標
として右室重量/(左室重量+心室中隔重量)比(以下
RV/(LV+S))を算出した。RV/(LV+S)
は生食投与群では0.267±0.01であったのに対して、対
照群であるMCT+対照IgG抗体前処置群では0.685±0.
05であった。一方MCT+抗MCAF抗体前処置群では0.4
77±0.076であり対照IgG投与群に比し有意に抑制され
た。さらに右室収縮期圧の測定をおこなったところ、生
食投与群では22.7±0.021mmHgであったのに対して,対
照群のMCT+対照IgG抗体前処置群では72.5±0.05mmH
gであった。一方MCT+抗MCAF抗体前処置群では53.5
±8.8mmHgであり、対照群に比較して有意に抑制され
た。
【0036】
【発明の効果】以上の結果より、MCAFの活性を抑制
する物質の投与により、肺高血圧症の治療および予防に
有効であることが示された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成戸 昌信 東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号 東レ株式会社東京事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単球及び/又はマクロファージの遊走促進
    物質阻害剤を有効成分とする肺疾患の治療または予防
    薬。
  2. 【請求項2】単球及び/又はマクロファージの遊走促進
    物質阻害剤が単球走化活性化因子阻害剤である請求項1
    記載の肺疾患の治療または予防薬。
  3. 【請求項3】単球走化活性化因子阻害剤が,単球走化活
    性化因子中和抗体である請求項2記載の肺疾患の治療ま
    たは予防薬。
  4. 【請求項4】肺疾患が肺高血圧症である請求項1から3
    記載の肺疾患の治療または予防薬。
JP9206997A 1997-07-31 1997-07-31 肺疾患治療剤 Pending JPH1149700A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001089582A1 (en) * 2000-05-26 2001-11-29 Takeda Chemical Industries, Ltd. Preventives and remedies for pulmonary hypertension
JP2002047203A (ja) * 2000-05-26 2002-02-12 Kensuke Egashira 肺高血圧症予防・治療剤

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