JPH1140094A - 真空装置の排気システムおよび排気方法 - Google Patents
真空装置の排気システムおよび排気方法Info
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- JPH1140094A JPH1140094A JP9193597A JP19359797A JPH1140094A JP H1140094 A JPH1140094 A JP H1140094A JP 9193597 A JP9193597 A JP 9193597A JP 19359797 A JP19359797 A JP 19359797A JP H1140094 A JPH1140094 A JP H1140094A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】予備排気室を持つ真空排気装置において、真空
粗引きポンプの数を減らし、さらに主真空室の真空度を
向上させる。 【解決手段】試料観察室101のターボ分子ポンプ10
5の背面排気管は、予備排気室108のターボ分子ポンプ
106の吸気側に接続されており、試料観察室101
は、試料観察室101のターボ分子ポンプ105,予備
排気室108のターボ分子ポンプ106,ドライポンプ
107によって排気される。
粗引きポンプの数を減らし、さらに主真空室の真空度を
向上させる。 【解決手段】試料観察室101のターボ分子ポンプ10
5の背面排気管は、予備排気室108のターボ分子ポンプ
106の吸気側に接続されており、試料観察室101
は、試料観察室101のターボ分子ポンプ105,予備
排気室108のターボ分子ポンプ106,ドライポンプ
107によって排気される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高真空中で試料の
観察やワークの加工を行う装置で、観察や加工等を行う
主真空室とそこへ試料やワークを出し入れするために予
備排気室を設けた装置の真空ポンプの接続の方法に係
り、特に、主真空室で高真空が要求される、高分解能電
子顕微鏡や、分子線エピタキシャル装置の主真空室の真
空排気に関する。
観察やワークの加工を行う装置で、観察や加工等を行う
主真空室とそこへ試料やワークを出し入れするために予
備排気室を設けた装置の真空ポンプの接続の方法に係
り、特に、主真空室で高真空が要求される、高分解能電
子顕微鏡や、分子線エピタキシャル装置の主真空室の真
空排気に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術において、観察や加工等を行う
主真空室とそこへ試料やワークを出し入れするために予
備排気室を設けた真空装置の排気は、主真空室,予備排
気室それぞれに高真空ポンプを設け、さらにそれらの高
真空ポンプが、油拡散ポンプや、ターボ分子ポンプのよ
うな吐き出し型のポンプで、この排気側にさらに低真空
用ポンプを必要とする場合、それぞれの高真空用ポンプ
1台に付き、低真空用ポンプを1台設けていた(特開平
5−47645号公報)。
主真空室とそこへ試料やワークを出し入れするために予
備排気室を設けた真空装置の排気は、主真空室,予備排
気室それぞれに高真空ポンプを設け、さらにそれらの高
真空ポンプが、油拡散ポンプや、ターボ分子ポンプのよ
うな吐き出し型のポンプで、この排気側にさらに低真空
用ポンプを必要とする場合、それぞれの高真空用ポンプ
1台に付き、低真空用ポンプを1台設けていた(特開平
5−47645号公報)。
【0003】また、2つの高真空ポンプの排気を1つの
低真空ポンプで排気するようにしたシステムの提案もあ
る(特願平6−146630 号公報)。主真空室の真空度を上
げるためには、一般に大型の高真空ポンプを用いてい
る。また特に高真空を得るために、高真空ポンプを2段
直列に配したものもある。
低真空ポンプで排気するようにしたシステムの提案もあ
る(特願平6−146630 号公報)。主真空室の真空度を上
げるためには、一般に大型の高真空ポンプを用いてい
る。また特に高真空を得るために、高真空ポンプを2段
直列に配したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高真空中で試料の観察
を行う、高分解能電子顕微鏡や、ワークの加工を行う分
子線エピタキシャル装置(MBE装置)等、高真空が要
求される装置では、高真空を達成するために様々な工夫
を凝らしている。たとえばMBE装置の場合、主真空室
の内壁に特殊な加工を施したり、大型のターボ分子ポン
プを取り付ける等している。
を行う、高分解能電子顕微鏡や、ワークの加工を行う分
子線エピタキシャル装置(MBE装置)等、高真空が要
求される装置では、高真空を達成するために様々な工夫
を凝らしている。たとえばMBE装置の場合、主真空室
の内壁に特殊な加工を施したり、大型のターボ分子ポン
プを取り付ける等している。
【0005】これらの装置では、試料を主真空室に入れ
るために、主真空室に隣接して予備排気室を設けてお
り、この予備排気室に一度試料等を入れてそこで高真空
に排気した後、主真空室との隔壁を開け試料を主真空室
に導いている。
るために、主真空室に隣接して予備排気室を設けてお
り、この予備排気室に一度試料等を入れてそこで高真空
に排気した後、主真空室との隔壁を開け試料を主真空室
に導いている。
【0006】装置によっては、主真空室と予備排気室の
高真空ポンプの排気側に付けるドライポンプや油回転ポ
ンプを共用している装置もあるようだが、主真空室の高
真空を保つため、それぞれ独立に設けているものが一般
的であった。このため、一台の装置で複数のポンプを備
えなければならず、コストや配置,配管の取り回し等に
難があったが、装置構成上、やむを得ぬこととみなされ
てきた。
高真空ポンプの排気側に付けるドライポンプや油回転ポ
ンプを共用している装置もあるようだが、主真空室の高
真空を保つため、それぞれ独立に設けているものが一般
的であった。このため、一台の装置で複数のポンプを備
えなければならず、コストや配置,配管の取り回し等に
難があったが、装置構成上、やむを得ぬこととみなされ
てきた。
【0007】また、電子顕微鏡において、試料室の真空
度の低下は、試料の電子線照射による汚染を悪化させる
恐れがあり、この点で出来るだけ高真空にする事が望ま
れる。
度の低下は、試料の電子線照射による汚染を悪化させる
恐れがあり、この点で出来るだけ高真空にする事が望ま
れる。
【0008】これに対し、試料付近に低温のトラップ板
を付ける等の対策法があるが、このトラップ板を低温に
するために、液体窒素を供給する等が必要になり、手間
のかかる対策法であった。
を付ける等の対策法があるが、このトラップ板を低温に
するために、液体窒素を供給する等が必要になり、手間
のかかる対策法であった。
【0009】またさらに、高分解能の電子顕微鏡には、
フィールドエミッション電子銃が用いられているが、こ
れを扱うには、高真空が必要である。試料室の真空度が
不十分であると、電子銃の真空度に影響を及ぼし、電子
銃の安定度や寿命に悪い影響をあたえる恐れがあった。
フィールドエミッション電子銃が用いられているが、こ
れを扱うには、高真空が必要である。試料室の真空度が
不十分であると、電子銃の真空度に影響を及ぼし、電子
銃の安定度や寿命に悪い影響をあたえる恐れがあった。
【0010】真空室の真空度を上げるためには、一般に
大型の高真空ポンプを用いる。しかし、これには幾つか
の障害がある。例えば、・大型のポンプは、高価であ
る。
大型の高真空ポンプを用いる。しかし、これには幾つか
の障害がある。例えば、・大型のポンプは、高価であ
る。
【0011】・大型のポンプは、場所を取る。
【0012】・大型のポンプは、ノイズや振動が大き
い。
い。
【0013】等である。高分解能電子顕微鏡等にとって
は、ノイズや振動の問題は不可避であり、装置本来の性
能を損ねる恐れがある。
は、ノイズや振動の問題は不可避であり、装置本来の性
能を損ねる恐れがある。
【0014】高真空ポンプを2段直列につなげる場合
も、上記と同じく高価で、場所を取るという問題があ
る。
も、上記と同じく高価で、場所を取るという問題があ
る。
【0015】本発明の目的は、高真空を要求するこれら
の装置において、主真空室の高真空を保ちながら、低真
空側のポンプ数を減らし、低コストで装置構成も簡略化
でき、さらに真空度も向上できる真空排気の方法、およ
びシステムを提供するものである。
の装置において、主真空室の高真空を保ちながら、低真
空側のポンプ数を減らし、低コストで装置構成も簡略化
でき、さらに真空度も向上できる真空排気の方法、およ
びシステムを提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、主真空室側の高真空ポンプの排気管を、予備真
空室の高真空ポンプの吸気側に接続した。これにより主
真空室の排気は、主真空室の高真空ポンプ−予備排気室
の高真空ポンプ−予備排気室の低真空ポンプというふう
に接続され、高真空ポンプが2段に接続されたことにな
り、主真空室の真空排気能力(到達真空度)は、大幅に
改善される。さらに、主真空室用の低真空側ポンプは、
予備排気室の低真空側ポンプと共用されるので不要とな
る。
ために、主真空室側の高真空ポンプの排気管を、予備真
空室の高真空ポンプの吸気側に接続した。これにより主
真空室の排気は、主真空室の高真空ポンプ−予備排気室
の高真空ポンプ−予備排気室の低真空ポンプというふう
に接続され、高真空ポンプが2段に接続されたことにな
り、主真空室の真空排気能力(到達真空度)は、大幅に
改善される。さらに、主真空室用の低真空側ポンプは、
予備排気室の低真空側ポンプと共用されるので不要とな
る。
【0017】通常、ワークを処理しているときは、主真
空室の排気は、上述のように高真空ポンプ二段の排気が
なされ、高排気能で真空排気される。
空室の排気は、上述のように高真空ポンプ二段の排気が
なされ、高排気能で真空排気される。
【0018】このワークを外に出すときにはまず、ワー
クを予備排気室に移動させ、主真空室と隔絶させる。そ
して、予備排気室のみ真空を破る。このとき、予備排気
室の高真空ポンプは、動作はしているが、バルブによっ
て、予備排気室から隔絶されており、主真空室の高真空
ポンプの排気のみを行っている。
クを予備排気室に移動させ、主真空室と隔絶させる。そ
して、予備排気室のみ真空を破る。このとき、予備排気
室の高真空ポンプは、動作はしているが、バルブによっ
て、予備排気室から隔絶されており、主真空室の高真空
ポンプの排気のみを行っている。
【0019】予備排気室が大気圧となり、ゲートが開い
て、ワークが交換されると、再びゲートが閉まり、予備
排気室の真空排気が始まる。まず、予備排気室の高真空
ポンプと低真空ポンプの間のバルブが閉まり、この低真
空ポンプと予備排気室の間のバルブが開いて、予備排気
室の粗引き排気が始まる。このときも、2つの高真空ポ
ンプは動作を続ける。予備排気室の高真空ポンプの背面
の排気は止まるが、主真空室の高真空ポンプの排気側
は、予備排気室の高真空ポンプで排気されているので、
短時間であれば影響を受けることがほとんど無い。ま
た、粗引き排気時間が、影響するほど長時間に及ぶとき
には、予備排気室の高真空ポンプの背面にリザーバタン
クを設け、予備排気室の高真空ポンプの背面の圧力が上
昇し難いよう配慮してやればよい。
て、ワークが交換されると、再びゲートが閉まり、予備
排気室の真空排気が始まる。まず、予備排気室の高真空
ポンプと低真空ポンプの間のバルブが閉まり、この低真
空ポンプと予備排気室の間のバルブが開いて、予備排気
室の粗引き排気が始まる。このときも、2つの高真空ポ
ンプは動作を続ける。予備排気室の高真空ポンプの背面
の排気は止まるが、主真空室の高真空ポンプの排気側
は、予備排気室の高真空ポンプで排気されているので、
短時間であれば影響を受けることがほとんど無い。ま
た、粗引き排気時間が、影響するほど長時間に及ぶとき
には、予備排気室の高真空ポンプの背面にリザーバタン
クを設け、予備排気室の高真空ポンプの背面の圧力が上
昇し難いよう配慮してやればよい。
【0020】次に、予備排気室の真空度が低真空ポンプ
の到達真空度に近づいたら、低真空ポンプと予備排気室
の間のバルブが閉まり、予備排気室の高真空ポンプと予
備排気室との間のバルブが開いて、予備排気室が高真空
まで排気される。このとき一時、主真空室の高真空側ポ
ンプの背面側の圧力が上昇するが、この圧力は、従来の
低真空ポンプの到達真空度に近いわけであるから、少な
くとも、従来以上の排気性能は、維持できる。このと
き、主真空室の高真空ポンプの背面と予備排気室の高真
空ポンプの吸気側との間に、バルブを設け、一時このバ
ルブを閉めれば、主真空室の高真空ポンプの背面の圧力
が上昇することを防ぐことができる。
の到達真空度に近づいたら、低真空ポンプと予備排気室
の間のバルブが閉まり、予備排気室の高真空ポンプと予
備排気室との間のバルブが開いて、予備排気室が高真空
まで排気される。このとき一時、主真空室の高真空側ポ
ンプの背面側の圧力が上昇するが、この圧力は、従来の
低真空ポンプの到達真空度に近いわけであるから、少な
くとも、従来以上の排気性能は、維持できる。このと
き、主真空室の高真空ポンプの背面と予備排気室の高真
空ポンプの吸気側との間に、バルブを設け、一時このバ
ルブを閉めれば、主真空室の高真空ポンプの背面の圧力
が上昇することを防ぐことができる。
【0021】またさらに、この排気時間が、主真空室の
排気に影響するほど長時間に及ぶときには、主真空室の
高真空ポンプの背面にリザーバタンクを設け、主真空室
の高真空ポンプの背面の圧力が上昇し難いよう配慮して
やればよい。
排気に影響するほど長時間に及ぶときには、主真空室の
高真空ポンプの背面にリザーバタンクを設け、主真空室
の高真空ポンプの背面の圧力が上昇し難いよう配慮して
やればよい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による荷電粒子線
装置の一実施例である。特に図1は、半導体等の大型試
料用走査形電子顕微鏡に本発明を適用した例である。
装置の一実施例である。特に図1は、半導体等の大型試
料用走査形電子顕微鏡に本発明を適用した例である。
【0023】試料観察室101には試料102を載せて
動かすステージ103がある。試料観察室101は、タ
ーボ分子ポンプ105によって排気されている。試料観
察室101の上には、電子顕微鏡の鏡体104がある。
さらに試料観察室101の一部に試料交換用の予備排気
室108が設けてある。予備排気室108もターボ分子
ポンプ106,ドライポンプ107によって排気され
る。ここで、試料観察室101のターボ分子ポンプ10
5の背面排気管は、予備排気室108のターボ分子ポン
プ106の吸気側に接続されており、試料観察室101
は、試料観察室101のターボ分子ポンプ105,予備
排気室108のターボ分子ポンプ106,ドライポンプ
107によって排気される。
動かすステージ103がある。試料観察室101は、タ
ーボ分子ポンプ105によって排気されている。試料観
察室101の上には、電子顕微鏡の鏡体104がある。
さらに試料観察室101の一部に試料交換用の予備排気
室108が設けてある。予備排気室108もターボ分子
ポンプ106,ドライポンプ107によって排気され
る。ここで、試料観察室101のターボ分子ポンプ10
5の背面排気管は、予備排気室108のターボ分子ポン
プ106の吸気側に接続されており、試料観察室101
は、試料観察室101のターボ分子ポンプ105,予備
排気室108のターボ分子ポンプ106,ドライポンプ
107によって排気される。
【0024】試料102を交換するときは、ステージ1
03上の試料102を予備排気室108に移動させ、ゲ
ートバルブ110を閉じて、予備排気室108を試料観
察室101から真空的に隔絶する。そして、パージバル
ブ111を開いて、予備排気室108のみに空気等のガ
スを放出し、大気圧にする。このとき、予備排気室10
8のターボ分子ポンプ106の吸気側のバルブ112
は、閉じているので、試料観察室101の排気系、ター
ボ分子ポンプ105→予備排気室108のターボ分子ポ
ンプ106→ドライポンプ107に影響は出ない。
03上の試料102を予備排気室108に移動させ、ゲ
ートバルブ110を閉じて、予備排気室108を試料観
察室101から真空的に隔絶する。そして、パージバル
ブ111を開いて、予備排気室108のみに空気等のガ
スを放出し、大気圧にする。このとき、予備排気室10
8のターボ分子ポンプ106の吸気側のバルブ112
は、閉じているので、試料観察室101の排気系、ター
ボ分子ポンプ105→予備排気室108のターボ分子ポ
ンプ106→ドライポンプ107に影響は出ない。
【0025】大気圧になったところで、試料を交換す
る。試料の交換が終了したら、予備排気室108内を真
空排気する。まず、ターボ分子ポンプ106とドライポ
ンプ107との間のバルブ113を閉じる。次に、予備
排気室108とドライポンプ107との間のバルブ11
4を開き、予備排気室108の粗引き排気を始める。こ
のとき予備排気室108のターボ分子ポンプ106の背
面の排気は止まるが、試料観察室101のターボ分子ポ
ンプ105の排気側は、予備排気室108のターボ分子
ポンプ106で排気されているので、短時間であれば影
響を受けることが無い。
る。試料の交換が終了したら、予備排気室108内を真
空排気する。まず、ターボ分子ポンプ106とドライポ
ンプ107との間のバルブ113を閉じる。次に、予備
排気室108とドライポンプ107との間のバルブ11
4を開き、予備排気室108の粗引き排気を始める。こ
のとき予備排気室108のターボ分子ポンプ106の背
面の排気は止まるが、試料観察室101のターボ分子ポ
ンプ105の排気側は、予備排気室108のターボ分子
ポンプ106で排気されているので、短時間であれば影
響を受けることが無い。
【0026】また、この粗引き排気時間が、影響するほ
ど長時間に及ぶときには、図2に示すように予備排気室
108のターボ分子ポンプ106の背面にリザーバタン
ク105を設け、予備排気室108のターボ分子ポンプ
106の背面の圧力が、上昇し難いよう配慮してやれば
よい。予備排気室108の真空度が、ドライポンプ10
7の到達真空度に近づいたら、予備排気室108とドラ
イポンプ107との間のバルブ114を閉じ、予備排気
室108のターボ分子ポンプ106とドライポンプ10
7との間のバルブ113を開く。
ど長時間に及ぶときには、図2に示すように予備排気室
108のターボ分子ポンプ106の背面にリザーバタン
ク105を設け、予備排気室108のターボ分子ポンプ
106の背面の圧力が、上昇し難いよう配慮してやれば
よい。予備排気室108の真空度が、ドライポンプ10
7の到達真空度に近づいたら、予備排気室108とドラ
イポンプ107との間のバルブ114を閉じ、予備排気
室108のターボ分子ポンプ106とドライポンプ10
7との間のバルブ113を開く。
【0027】次に、予備排気室108のターボ分子ポン
プ106の吸気側のバルブ112を開き、予備排気室1
08の高真空排気を始める。このとき一時、試料観察室
101のターボ分子ポンプ105の背面側の圧力が上昇す
るが、この圧力は、従来の低真空ポンプの到達真空度に
近いわけであるから、少なくとも、従来以上の排気性能
は、維持できる。また、試料観察室101のターボ分子
ポンプ105の背面と予備排気室108のターボ分子ポ
ンプ106の吸気側との間に、バルブ106を設け、一
時このバルブ106を閉めれば、試料観察室101のタ
ーボ分子ポンプ105の背面の圧力が上昇することを防
ぐことができる。
プ106の吸気側のバルブ112を開き、予備排気室1
08の高真空排気を始める。このとき一時、試料観察室
101のターボ分子ポンプ105の背面側の圧力が上昇す
るが、この圧力は、従来の低真空ポンプの到達真空度に
近いわけであるから、少なくとも、従来以上の排気性能
は、維持できる。また、試料観察室101のターボ分子
ポンプ105の背面と予備排気室108のターボ分子ポ
ンプ106の吸気側との間に、バルブ106を設け、一
時このバルブ106を閉めれば、試料観察室101のタ
ーボ分子ポンプ105の背面の圧力が上昇することを防
ぐことができる。
【0028】またさらに、この排気時間が、試料観察室
101の排気に影響するほど長時間に及ぶときには、図
3に示すように、試料観察室101のターボ分子ポンプ
105の背面にリザーバタンク117を設け、試料観察室
101のターボ分子ポンプ105の背面の圧力が上昇し
難いよう配慮してやればよい。
101の排気に影響するほど長時間に及ぶときには、図
3に示すように、試料観察室101のターボ分子ポンプ
105の背面にリザーバタンク117を設け、試料観察室
101のターボ分子ポンプ105の背面の圧力が上昇し
難いよう配慮してやればよい。
【0029】予備排気室108内の真空度が試料観察室
101のレベルに達したら、ゲートバルブ110を開
き、試料102を電子顕微鏡の鏡体104の下の観察位
置へ持ってくる。試料102の移動が終了したら、ゲー
トバルブ110を閉じ、試料観察室101のターボ分子
ポンプ105の背面のバルブ116を開けて、試料観察
室101の排気を行う。これが、試料観察・交換の一連
の動作である。
101のレベルに達したら、ゲートバルブ110を開
き、試料102を電子顕微鏡の鏡体104の下の観察位
置へ持ってくる。試料102の移動が終了したら、ゲー
トバルブ110を閉じ、試料観察室101のターボ分子
ポンプ105の背面のバルブ116を開けて、試料観察
室101の排気を行う。これが、試料観察・交換の一連
の動作である。
【0030】図4は、従来の排気系の構成である。
【0031】試料観察室101のターボ分子ポンプ10
5の背面に独立した粗引きポンプ107′を設けてお
り、排気シーケンスが動いているときでも、ターボ分子
ポンプ105の背面圧力が影響を受ける事はない。しか
し、このために粗引きポンプを2つ用意する必要があ
る。
5の背面に独立した粗引きポンプ107′を設けてお
り、排気シーケンスが動いているときでも、ターボ分子
ポンプ105の背面圧力が影響を受ける事はない。しか
し、このために粗引きポンプを2つ用意する必要があ
る。
【0032】実施例では主に半導体用の電子顕微鏡を例
にあげたが、本発明の効果は、半導体用以外の電子顕微
鏡にも有効である。
にあげたが、本発明の効果は、半導体用以外の電子顕微
鏡にも有効である。
【0033】また本実施例では電子顕微鏡を例にあげた
が、本発明の効果は、電子顕微鏡以外の装置、例えば電
子線描画装置やFIB装置等、予備排気室のような真空
室を持つ真空装置にも同様に有効である。
が、本発明の効果は、電子顕微鏡以外の装置、例えば電
子線描画装置やFIB装置等、予備排気室のような真空
室を持つ真空装置にも同様に有効である。
【0034】
【発明の効果】本発明により、従来、高真空ポンプ1つ
毎に粗引きポンプ1つを要していたが、これがひとつの
粗引きポンプで処理可能となる。
毎に粗引きポンプ1つを要していたが、これがひとつの
粗引きポンプで処理可能となる。
【0035】これによって、装置コストが低減されると
共に、スペース,メンテナンスの点でも、向上が図られ
る。
共に、スペース,メンテナンスの点でも、向上が図られ
る。
【0036】さらに、高真空ポンプを2段直列に接続す
るので、試料観察室の到達真空度を向上させることが可
能になる。これによって、たとえば高分解の電子顕微鏡
では、残留ガスによる試料の汚染の低減,電子銃の安定
度,寿命の向上が図られる。
るので、試料観察室の到達真空度を向上させることが可
能になる。これによって、たとえば高分解の電子顕微鏡
では、残留ガスによる試料の汚染の低減,電子銃の安定
度,寿命の向上が図られる。
【図1】本発明による荷電粒子線装置の一実施例の、走
査形電子顕微鏡の排気系システム図。
査形電子顕微鏡の排気系システム図。
【図2】本発明による荷電粒子線装置の一実施例の発展
型を示した、走査形電子顕微鏡の排気系システム図。
型を示した、走査形電子顕微鏡の排気系システム図。
【図3】本発明による荷電粒子線装置の一実施例のさら
なる発展型を示した、走査形電子顕微鏡の排気系システ
ム図。
なる発展型を示した、走査形電子顕微鏡の排気系システ
ム図。
【図4】従来の走査形電子顕微鏡の排気系システム図。
101…試料観察室、102…試料、103…ステー
ジ、104…電子顕微鏡の鏡体、105…試料観察室排
気用ターボ分子ポンプ、106…予備排気室排気用ター
ボ分子ポンプ、107…予備排気室排気用ドライポン
プ、108…予備排気室、110…試料観察室と予備排
気室間のゲートバルブ、111…予備排気室パージバル
ブ、112…予備排気室メイン排気バルブ、113…予
備排気室ターボ分子ポンプの背面バルブ、114…予備
排気室粗引き排気バルブ、115…予備排気室ターボ分
子ポンプ用リザーバタンク、116…試料観察室ターボ
分子ポンプの背面バルブ、117…試料観察室ターボ分
子ポンプ用リザーバタンク。
ジ、104…電子顕微鏡の鏡体、105…試料観察室排
気用ターボ分子ポンプ、106…予備排気室排気用ター
ボ分子ポンプ、107…予備排気室排気用ドライポン
プ、108…予備排気室、110…試料観察室と予備排
気室間のゲートバルブ、111…予備排気室パージバル
ブ、112…予備排気室メイン排気バルブ、113…予
備排気室ターボ分子ポンプの背面バルブ、114…予備
排気室粗引き排気バルブ、115…予備排気室ターボ分
子ポンプ用リザーバタンク、116…試料観察室ターボ
分子ポンプの背面バルブ、117…試料観察室ターボ分
子ポンプ用リザーバタンク。
Claims (3)
- 【請求項1】高真空中で試料の観察やワークの加工を行
う装置において、試料やワークの真空中への出し入れを
行うために、主真空室に隣接して予備排気室を設ている
装置で、これらの部屋の高真空排気に、ターボ分子ポン
プや油拡散ポンプ等の吐き出し型ポンプを用いているも
のであり、該試料やワークを該装置の主真空室へ入れる
場合、まず該予備排気室を大気圧にして開放し、そこに
該試料やワークを挿入し、該予備排気室を高真空にした
後、そこから主真空室へ該試料やワークを挿入し、逆
に、該試料やワークを外に出す場合、該主真空室から該
試料やワークを該予備排気室へ移動させ、該主真空室を
密閉させた後、該予備排気室の真空を破って大気圧に
し、該予備排気室の大気側扉を開けて該試料やワークを
取り出すようにした真空装置において、該主真空室の高
真空ポンプの排気管を該予備排気室の高真空ポンプの吸
気側に接続したことを特徴とする真空装置の排気システ
ム。 - 【請求項2】高真空中で試料の観察やワークの加工を行
う装置において、試料やワークの真空中への出し入れを
行うために、主真空室に隣接して予備排気室を設ている
装置で、これらの部屋の高真空排気に、ターボ分子ポン
プや油拡散ポンプ等の吐き出し型ポンプを用いているも
のであり、該試料やワークを該装置の主真空室へ入れる
場合、まず該予備排気室を大気圧にして開放し、そこに
該試料やワークを挿入し、該予備排気室を高真空にした
後、そこから主真空室へ該試料やワークを挿入し、逆
に、該試料やワークを外に出す場合、該主真空室から該
試料やワークを該予備排気室へ移動させ、該主真空室を
密閉させた後、該予備排気室の真空を破って大気圧に
し、該予備排気室の大気側扉を開けて該試料やワークを
取り出すようにした真空装置において、該主真空室の真
空排気をする場合に、該高真空ポンプの排気側に、該予
備排気室の高真空ポンプの吸気側を接続し、高真空ポン
プを2台タンデムに接続して排気するようにしたことを
特徴とする真空装置の排気方法。 - 【請求項3】請求項3の真空装置において、該予備排気
室、または、該主真空室、または、それら両方の該高真
空ポンプの排気側に、リザーバタンクを設置したことを
特徴とする真空装置の排気方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193597A JPH1140094A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 真空装置の排気システムおよび排気方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193597A JPH1140094A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 真空装置の排気システムおよび排気方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1140094A true JPH1140094A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16310612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9193597A Pending JPH1140094A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 真空装置の排気システムおよび排気方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1140094A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007173149A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Hitachi High-Technologies Corp | 電子顕微鏡の真空排気装置 |
| KR100931135B1 (ko) * | 2007-11-28 | 2009-12-10 | 한국원자력연구원 | 진공 시스템 및 그 운전방법 |
| EP2644893A2 (en) | 2012-03-30 | 2013-10-02 | Ebara Corporation | Vacuum evacuation apparatus |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP9193597A patent/JPH1140094A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007173149A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Hitachi High-Technologies Corp | 電子顕微鏡の真空排気装置 |
| KR100931135B1 (ko) * | 2007-11-28 | 2009-12-10 | 한국원자력연구원 | 진공 시스템 및 그 운전방법 |
| EP2644893A2 (en) | 2012-03-30 | 2013-10-02 | Ebara Corporation | Vacuum evacuation apparatus |
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