JPH1135887A - 汚れ除去皮膜形成用コーティング液およびこれを用いて製造した光触媒担持基板 - Google Patents
汚れ除去皮膜形成用コーティング液およびこれを用いて製造した光触媒担持基板Info
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- JPH1135887A JPH1135887A JP9205495A JP20549597A JPH1135887A JP H1135887 A JPH1135887 A JP H1135887A JP 9205495 A JP9205495 A JP 9205495A JP 20549597 A JP20549597 A JP 20549597A JP H1135887 A JPH1135887 A JP H1135887A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 より長い寿命を有する光触媒担持基板を、従
来の方法に比べ低い温度でかつ経済的に製造する方法を
提供すること。 【解決手段】 光触媒粒子とポリシラザン類を含有する
汚れ除去皮膜形成用コーティング液および表面に光触媒
粒子を分散したポリシラザン硬化被膜を形成してなる光
触媒担持基板並びに基板の表面に、上記コーティング液
を塗布し、次いでこれを硬化させる光触媒担持基板の製
造方法。
来の方法に比べ低い温度でかつ経済的に製造する方法を
提供すること。 【解決手段】 光触媒粒子とポリシラザン類を含有する
汚れ除去皮膜形成用コーティング液および表面に光触媒
粒子を分散したポリシラザン硬化被膜を形成してなる光
触媒担持基板並びに基板の表面に、上記コーティング液
を塗布し、次いでこれを硬化させる光触媒担持基板の製
造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚れ除去皮膜形成
用コーティング液および光触媒担持基板に関し、更に詳
細には、汚れを自動的に除去する光触媒を含む皮膜を形
成するための汚れ除去皮膜形成用コーティング液および
当該コーティング液を基板上に塗布した後、硬化させる
ことにより形成される光触媒担持基板並びにその製造方
法に関する。
用コーティング液および光触媒担持基板に関し、更に詳
細には、汚れを自動的に除去する光触媒を含む皮膜を形
成するための汚れ除去皮膜形成用コーティング液および
当該コーティング液を基板上に塗布した後、硬化させる
ことにより形成される光触媒担持基板並びにその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】光触媒作用を有する半導体微粒子(以
下、「光触媒粒子」という)、例えば酸化チタン、酸化
鉄、酸化タングステン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫化カド
ミウム、チタン酸ストロンチウム、硫化モリブデン等を
用いて殺菌、悪臭の脱臭、防汚、CO2の還元、NOXや
SOXの直接分解、汚染河川や湖沼の清浄化を行うこと
はすでに知られている。
下、「光触媒粒子」という)、例えば酸化チタン、酸化
鉄、酸化タングステン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫化カド
ミウム、チタン酸ストロンチウム、硫化モリブデン等を
用いて殺菌、悪臭の脱臭、防汚、CO2の還元、NOXや
SOXの直接分解、汚染河川や湖沼の清浄化を行うこと
はすでに知られている。
【0003】このような、光触媒を用いた汚染物の除去
の一例としては、道路の防音壁、ガードレール、標識、
信号機、建物の外壁、電話ボックス等(以下、本明細書
ではこれら構造物等を「基板」と呼称する)の表面に光
触媒を付着させ、ディーゼルエンジン排気ガス中のSO
F(有機溶媒に可溶性の有機物)等の汚れを酸化分解
し、セルフクリーニングする方法が挙げられる。
の一例としては、道路の防音壁、ガードレール、標識、
信号機、建物の外壁、電話ボックス等(以下、本明細書
ではこれら構造物等を「基板」と呼称する)の表面に光
触媒を付着させ、ディーゼルエンジン排気ガス中のSO
F(有機溶媒に可溶性の有機物)等の汚れを酸化分解
し、セルフクリーニングする方法が挙げられる。
【0004】これらの光触媒を防汚する基板表面に付着
させる方法としては、従来、(1)基板表面に光触媒の
前駆体を塗布し、600℃前後で焼き付ける方法、
(2)有機バインダを用いて光触媒を基板表面に担持さ
せる方法、(3)基板がプラスチックスの場合、光触媒
を加熱された基板表面に塗布し、金型で押圧して、光触
媒を基板表面又は表面近傍に埋設する(特開平9−16
4091号)方法等が採られている。
させる方法としては、従来、(1)基板表面に光触媒の
前駆体を塗布し、600℃前後で焼き付ける方法、
(2)有機バインダを用いて光触媒を基板表面に担持さ
せる方法、(3)基板がプラスチックスの場合、光触媒
を加熱された基板表面に塗布し、金型で押圧して、光触
媒を基板表面又は表面近傍に埋設する(特開平9−16
4091号)方法等が採られている。
【0005】しかしながら、(1)の方法は高温で処理
するため、設備や処理に費用がかかり、基板が大きくな
ると処理が困難であるという欠点があった。 また、
(2)の方法は、光触媒作用により、光触媒周辺の有機
バインダが分解し、バインダとしての機能を失い、光触
媒が基板から脱落するため光触媒として寿命が短いとい
う問題点があった。 更に(3)の方法は、金型が必要
となるため設備費が高く、基板が大きくなると処理が困
難であるという問題があった。
するため、設備や処理に費用がかかり、基板が大きくな
ると処理が困難であるという欠点があった。 また、
(2)の方法は、光触媒作用により、光触媒周辺の有機
バインダが分解し、バインダとしての機能を失い、光触
媒が基板から脱落するため光触媒として寿命が短いとい
う問題点があった。 更に(3)の方法は、金型が必要
となるため設備費が高く、基板が大きくなると処理が困
難であるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、より長い寿命
を有する光触媒担持基板を、従来の方法に比べ低い温度
でかつ経済的に製造する方法の提供が求められていた。
を有する光触媒担持基板を、従来の方法に比べ低い温度
でかつ経済的に製造する方法の提供が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討したところ、光触媒粒子を担持す
るためのバインダとしてポリシラザン類を用い、基板上
に塗布した後硬化させればポリシラザン類がセラミック
スに代わるため、有機バインダを利用した場合の問題点
は全て解消することを見出し、本発明を完成した。
解決するため鋭意検討したところ、光触媒粒子を担持す
るためのバインダとしてポリシラザン類を用い、基板上
に塗布した後硬化させればポリシラザン類がセラミック
スに代わるため、有機バインダを利用した場合の問題点
は全て解消することを見出し、本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明の目的は、光触媒粒子とポ
リシラザン類を含有する汚れ除去皮膜形成用コーティン
グ液を提供することである。また、本発明の他の目的
は、表面に光触媒粒子を分散したポリシラザン硬化被膜
を形成してなる光触媒担持基板を提供することである。
更に、本発明の別の目的は、基板の表面に、上記コーテ
ィング液を塗布し、次いでこれを硬化させる光触媒担持
基板の製造方法を提供することである。
リシラザン類を含有する汚れ除去皮膜形成用コーティン
グ液を提供することである。また、本発明の他の目的
は、表面に光触媒粒子を分散したポリシラザン硬化被膜
を形成してなる光触媒担持基板を提供することである。
更に、本発明の別の目的は、基板の表面に、上記コーテ
ィング液を塗布し、次いでこれを硬化させる光触媒担持
基板の製造方法を提供することである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の汚れ除去皮膜形成用コー
ティング液(以下、「コーティング液」という)は、公
知方法に従い、光触媒粒子とポリシラザン類を混合する
ことにより製造される。
ティング液(以下、「コーティング液」という)は、公
知方法に従い、光触媒粒子とポリシラザン類を混合する
ことにより製造される。
【0010】本発明に用いられる光触媒作用を有する半
導体微粒子(光触媒粒子)としては、酸化チタン(Ti
O2)、酸化鉄(Fe2O3)、酸化タングステン(W
O2)、酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、硫
化カドミウム(CdS)、チタン酸ストロンチウム(S
rTiO2)、硫化モリブデン(MoS2)等の従来知ら
れた光触媒の微粒子を用いることができる。 これらの
中では酸化チタンが好ましく用いられる。
導体微粒子(光触媒粒子)としては、酸化チタン(Ti
O2)、酸化鉄(Fe2O3)、酸化タングステン(W
O2)、酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、硫
化カドミウム(CdS)、チタン酸ストロンチウム(S
rTiO2)、硫化モリブデン(MoS2)等の従来知ら
れた光触媒の微粒子を用いることができる。 これらの
中では酸化チタンが好ましく用いられる。
【0011】一方、ポリシラザン類とは、次の一般式
【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に水素原
子;アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
リール基等の珪素又は窒素と結合する基が炭素である
基;アルキルシリル基;アルキルアミノ基又はアルコキ
シ基を示す。ただし、R1、R2及びR3のうち少なくと
も1つは水素原子である)で表わされる単位からなる主
骨格を有する数平均分子量が100〜5万のポリシラザ
ンから誘導される化合物である。
子;アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
リール基等の珪素又は窒素と結合する基が炭素である
基;アルキルシリル基;アルキルアミノ基又はアルコキ
シ基を示す。ただし、R1、R2及びR3のうち少なくと
も1つは水素原子である)で表わされる単位からなる主
骨格を有する数平均分子量が100〜5万のポリシラザ
ンから誘導される化合物である。
【0012】本発明において使用されるポリシラザン類
とは、例えば、上記ポリシラザンと珪素アルコキシドを
加熱反応させて得られる珪素アルコキシド付加ポリシラ
ザン(特開平5−238827号)、上記ポリシラザン
とグリシドールを加熱反応させて得られるグリシドール
付加ポリシラザン(特開平6−122852号)、上記
ポリシラザンとアルコールを加熱反応させて得られるア
ルコール付加ポリシラザン(特開平6−240208
号)、上記ポリシラザンとニッケル、チタン、白金、ロ
ジウム等を含む金属カルボン酸塩を反応させて得られる
金属カルボン酸塩/ポリシラザン(特開平6−2991
18号)、上記ポリシラザンとアセチルアセトナト錯体
(金属としてNi、Pt、Pd、Al、Rh等を含む)
を加熱反応させて得られるアセチルアセトナト錯体付加
ポリシラザン(特開平6−306329号)等の300
℃以下で焼成することができるポリシラザン誘導体を意
味する。 また、これのみに限らず、前記の温度で焼成
することができる他のポリシラザン誘導体をも含む。
とは、例えば、上記ポリシラザンと珪素アルコキシドを
加熱反応させて得られる珪素アルコキシド付加ポリシラ
ザン(特開平5−238827号)、上記ポリシラザン
とグリシドールを加熱反応させて得られるグリシドール
付加ポリシラザン(特開平6−122852号)、上記
ポリシラザンとアルコールを加熱反応させて得られるア
ルコール付加ポリシラザン(特開平6−240208
号)、上記ポリシラザンとニッケル、チタン、白金、ロ
ジウム等を含む金属カルボン酸塩を反応させて得られる
金属カルボン酸塩/ポリシラザン(特開平6−2991
18号)、上記ポリシラザンとアセチルアセトナト錯体
(金属としてNi、Pt、Pd、Al、Rh等を含む)
を加熱反応させて得られるアセチルアセトナト錯体付加
ポリシラザン(特開平6−306329号)等の300
℃以下で焼成することができるポリシラザン誘導体を意
味する。 また、これのみに限らず、前記の温度で焼成
することができる他のポリシラザン誘導体をも含む。
【0013】これらのポリシラザン類の中でも数平均分
子量が300〜5000のものを用いるのが好ましく、
更に数平均分子量1000〜1400のものが好ましく
用いられる。
子量が300〜5000のものを用いるのが好ましく、
更に数平均分子量1000〜1400のものが好ましく
用いられる。
【0014】上記の光触媒微粒子と、ポリシラザン類を
適宜混合することにより本発明の汚れ除去皮膜形成用コ
ーティング液が製造されるが、ポリシラザン誘導体(ポ
リシラザン類)は、分子量及び分子構造に応じて異なる
粘度を有する液体ないしは固体であるため、一般にはm
−キシレン、o−キシレン等の各種有機溶剤により適当
に希釈したポリシラザン類溶液として取り扱うことが好
ましい。 もちろん、ポリシラザン類が低粘度の液体の
場合はそのままポリシラザン類溶液として取り扱うこと
ができることはいうまでもない。
適宜混合することにより本発明の汚れ除去皮膜形成用コ
ーティング液が製造されるが、ポリシラザン誘導体(ポ
リシラザン類)は、分子量及び分子構造に応じて異なる
粘度を有する液体ないしは固体であるため、一般にはm
−キシレン、o−キシレン等の各種有機溶剤により適当
に希釈したポリシラザン類溶液として取り扱うことが好
ましい。 もちろん、ポリシラザン類が低粘度の液体の
場合はそのままポリシラザン類溶液として取り扱うこと
ができることはいうまでもない。
【0015】また、上記のポリシラザン類の溶液に直接
光触媒微粒子を混合することもできるが、コーティング
液中に光触媒微粒子をより均一に分散させるために、ポ
リシラザン類溶液とは別に、m−キシレン、o−キシレ
ン等の各種有機溶剤に分散剤を混合し、それに光触媒微
粒子を混合した微粒子分散液を調製し、しかる後にポリ
シラザン類溶液と微粒子分散液とを混合してコーティン
グ液とするのが好ましい。
光触媒微粒子を混合することもできるが、コーティング
液中に光触媒微粒子をより均一に分散させるために、ポ
リシラザン類溶液とは別に、m−キシレン、o−キシレ
ン等の各種有機溶剤に分散剤を混合し、それに光触媒微
粒子を混合した微粒子分散液を調製し、しかる後にポリ
シラザン類溶液と微粒子分散液とを混合してコーティン
グ液とするのが好ましい。
【0016】この微粒子分散液の調製は、有機溶剤に分
散剤及び光触媒微粒子を添加し、0.5〜10時間、好
ましくは1〜5時間混合して微粒子分散液とすることに
より行われる。 更に、微粒子分散液の調製に用いる分
散剤に特に制限はなく、用いる有機溶剤に可溶性で焼成
処理により二酸化炭素と水を生成して消散し、生成する
焼成生成物に悪影響を及ぼさない有機高分子化合物であ
ればいずれも使用することができる。 市販の商品名と
しては、例えばゼネカ社製ソルスパース#3000、#
9000、#17000が挙げられ、好ましくは#90
00及び#17000が使用される。 この分散剤の量
は、微粒子重量に対して5〜50重量%が好ましく、特
に10〜30重量%が好ましい。
散剤及び光触媒微粒子を添加し、0.5〜10時間、好
ましくは1〜5時間混合して微粒子分散液とすることに
より行われる。 更に、微粒子分散液の調製に用いる分
散剤に特に制限はなく、用いる有機溶剤に可溶性で焼成
処理により二酸化炭素と水を生成して消散し、生成する
焼成生成物に悪影響を及ぼさない有機高分子化合物であ
ればいずれも使用することができる。 市販の商品名と
しては、例えばゼネカ社製ソルスパース#3000、#
9000、#17000が挙げられ、好ましくは#90
00及び#17000が使用される。 この分散剤の量
は、微粒子重量に対して5〜50重量%が好ましく、特
に10〜30重量%が好ましい。
【0017】かくして得られた微粒子分散液とm−キシ
レン、o一キシレン等の有機溶剤で適当に希釈されたポ
リシラザン類溶液とを混合してコーティング液とする。
ポリシラザン類を希釈する有機溶剤の量、希釈された
ポリシラザン類溶液と微粒子分散液の混合比率は、所望
する被膜の厚さ、被膜に分散される微粒子の量、微粒子
の分散状態により適宜決めればよい。 また、微粒子分
散液中の微粒子の量、コーティング液中の微粒子の量に
も特に制限はなく、用途によって要求される光触媒能に
応じて決めればよい。
レン、o一キシレン等の有機溶剤で適当に希釈されたポ
リシラザン類溶液とを混合してコーティング液とする。
ポリシラザン類を希釈する有機溶剤の量、希釈された
ポリシラザン類溶液と微粒子分散液の混合比率は、所望
する被膜の厚さ、被膜に分散される微粒子の量、微粒子
の分散状態により適宜決めればよい。 また、微粒子分
散液中の微粒子の量、コーティング液中の微粒子の量に
も特に制限はなく、用途によって要求される光触媒能に
応じて決めればよい。
【0018】次に、上記コーティング液を用いた光触媒
担持基板の製造方法について説明する。まず、上記のコ
ーティング液を基板に塗布するに先立って、基板表面を
清浄にすることが好ましい。 この清浄化処理は、市販
の中性洗剤で脱脂した後、純水等で洗浄し、80〜10
0℃で20〜60分乾燥すればよい。 あるいは、アル
コール、キシレン等の有機溶剤で洗浄してもよい。
担持基板の製造方法について説明する。まず、上記のコ
ーティング液を基板に塗布するに先立って、基板表面を
清浄にすることが好ましい。 この清浄化処理は、市販
の中性洗剤で脱脂した後、純水等で洗浄し、80〜10
0℃で20〜60分乾燥すればよい。 あるいは、アル
コール、キシレン等の有機溶剤で洗浄してもよい。
【0019】光触媒担持基板の製造原料である基板の材
料には特に制約はなく、金属、ガラス、セラミックス、
プラスチックスを用途に応じて適宜選択すればよい。
この基板は、主に屋外において、汚れやすい環境下で使
用される、板、成型体、構造物等であり、その例として
は、道路の防音壁、ガードレール、道路標識、信号機、
建物の外壁、電話ボックス等が挙げられる。
料には特に制約はなく、金属、ガラス、セラミックス、
プラスチックスを用途に応じて適宜選択すればよい。
この基板は、主に屋外において、汚れやすい環境下で使
用される、板、成型体、構造物等であり、その例として
は、道路の防音壁、ガードレール、道路標識、信号機、
建物の外壁、電話ボックス等が挙げられる。
【0020】次いで、コーティング液を基板へ塗布され
るが、塗布に当たって採用される方法に特に制約はな
く、浸漬、刷毛塗り、流し塗り、スプレー塗り等従来慣
用されている方法を基板の形状、大きさに応じて適宜選
択することができる。
るが、塗布に当たって採用される方法に特に制約はな
く、浸漬、刷毛塗り、流し塗り、スプレー塗り等従来慣
用されている方法を基板の形状、大きさに応じて適宜選
択することができる。
【0021】このように塗布された基板は、更に乾燥
し、硬化処理される。 乾燥は80〜120℃で10〜
60分行えばよい。 硬化処理条件は、用いられる基板
材料に応じて適宜選択することができる。 例えば、空
気中室温で1〜3日放置するか空気中100〜250℃
で1〜3時間焼成すれば良く、あるいは、湿潤空気中9
0〜120℃で3〜5時間加熱してもよい。
し、硬化処理される。 乾燥は80〜120℃で10〜
60分行えばよい。 硬化処理条件は、用いられる基板
材料に応じて適宜選択することができる。 例えば、空
気中室温で1〜3日放置するか空気中100〜250℃
で1〜3時間焼成すれば良く、あるいは、湿潤空気中9
0〜120℃で3〜5時間加熱してもよい。
【0022】このようにして、コーティング液中のポリ
シラザンは空気中での焼成による酸化や湿潤空気中での
加熱による加水分解、室温放置による酸化と加水分解に
より硬化し、その表面及び内部に光触媒が分散している
Si−O系又はSi−N−O系セラミックスの緻密な被
膜となる。 この被膜は耐食性、耐熱性、耐摩耗性に優
れており、基板との密着性が高い。 また、被膜がセラ
ミックスであるため光触媒によって分解され、劣化する
こともない。 従って、光触媒として永続的に使用でき
る。
シラザンは空気中での焼成による酸化や湿潤空気中での
加熱による加水分解、室温放置による酸化と加水分解に
より硬化し、その表面及び内部に光触媒が分散している
Si−O系又はSi−N−O系セラミックスの緻密な被
膜となる。 この被膜は耐食性、耐熱性、耐摩耗性に優
れており、基板との密着性が高い。 また、被膜がセラ
ミックスであるため光触媒によって分解され、劣化する
こともない。 従って、光触媒として永続的に使用でき
る。
【0023】斯くして得られる本発明の光触媒担持基板
は、被膜自体の耐食性等が優れ、しかも被膜中に分散さ
れた光触媒粒子の触媒としての作用が長期間維持される
ため、主に屋外で汚れの付着しやすい物品、例えば道路
の防音壁、ガードレール、道路標識、信号機、建物の外
壁、電話ボックス等に有利に適用されるものである。
は、被膜自体の耐食性等が優れ、しかも被膜中に分散さ
れた光触媒粒子の触媒としての作用が長期間維持される
ため、主に屋外で汚れの付着しやすい物品、例えば道路
の防音壁、ガードレール、道路標識、信号機、建物の外
壁、電話ボックス等に有利に適用されるものである。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0025】実 施 例 1 (1)酸化チタン分散液の調製 酸化チタン(日本アエロジル社製アエロジルP−25)
5g、分散剤(ゼネカ杜製ソルスパース#17000)
1g及びm−キシレン50gをボールミルで3時間混合
し、酸化チタン分散液を調製した。
5g、分散剤(ゼネカ杜製ソルスパース#17000)
1g及びm−キシレン50gをボールミルで3時間混合
し、酸化チタン分散液を調製した。
【0026】(2)光触媒担持基板の製造 20重量%のポリシラザン類(東燃製N−L114;低
温焼成タイプ;数平均分子量900)m−キシレン溶液
を調製し、この溶液と(1)の酸化チタン分散液を重量
比1:2で混合し、コーティング液とした。 次に、1
05×85×3mmのソーダライム製ガラス板を市販の
中性洗剤で脱脂し、純水で洗浄した後、80℃で1時間
乾燥した。 このガラス板に上記のコーティング液を流
し塗りで塗布し、次いで湿潤空気中、97℃で3時間加
熱し、ガラス板上に酸化チタンが分散された被膜を形成
した。 被膜のTiO2/SiO2(モル比)は0.6であ
った。
温焼成タイプ;数平均分子量900)m−キシレン溶液
を調製し、この溶液と(1)の酸化チタン分散液を重量
比1:2で混合し、コーティング液とした。 次に、1
05×85×3mmのソーダライム製ガラス板を市販の
中性洗剤で脱脂し、純水で洗浄した後、80℃で1時間
乾燥した。 このガラス板に上記のコーティング液を流
し塗りで塗布し、次いで湿潤空気中、97℃で3時間加
熱し、ガラス板上に酸化チタンが分散された被膜を形成
した。 被膜のTiO2/SiO2(モル比)は0.6であ
った。
【0027】実 施 例 2 実施例1(2)において、ポリシラザン溶液と酸化チタ
ン分散液を重量比1:4にした以外は実施例1と同様に
して、ガラス板上に酸化チタンが分散された被膜を形成
した。 被膜のTiO2/SiO2(モル比)は1.2であ
った。
ン分散液を重量比1:4にした以外は実施例1と同様に
して、ガラス板上に酸化チタンが分散された被膜を形成
した。 被膜のTiO2/SiO2(モル比)は1.2であ
った。
【0028】試 験 例 1 光触媒性試験:実施例1および2で得た被膜の光触媒能
を、硝酸銀(AgNO3)の還元性能を試験することに
より評価した。シャーレに入れた0.4重量%濃度の硝
酸銀水溶液30mlに各実施例の光触媒担持基板を浸漬
し、太陽光照射下、硝酸銀水溶液の経時変化を観察し
た。 比較例としては、無処理のソーダライム製ガラス
板を用いた。 その結果を表1に示す。
を、硝酸銀(AgNO3)の還元性能を試験することに
より評価した。シャーレに入れた0.4重量%濃度の硝
酸銀水溶液30mlに各実施例の光触媒担持基板を浸漬
し、太陽光照射下、硝酸銀水溶液の経時変化を観察し
た。 比較例としては、無処理のソーダライム製ガラス
板を用いた。 その結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】この結果より、実施例1及び2の基板は硝
酸銀を還元分解し、光触媒能を有することが示された。
酸銀を還元分解し、光触媒能を有することが示された。
【0031】
【発明の効果】本発明の光触媒担持基板は、セラミック
スをバインダに用いているため、光触媒によってバイン
ダが劣化することがなく、長い期間にわたって光触媒粒
子を保持し、寿命の長い触媒として作用させることがで
きる。従って、主に屋外で汚れの付着しやすい物品の基
板、例えば道路の防音壁、ガードレール、道路標識、信
号機、建物の外壁、電話ボックス等に有利に適用される
ものである。
スをバインダに用いているため、光触媒によってバイン
ダが劣化することがなく、長い期間にわたって光触媒粒
子を保持し、寿命の長い触媒として作用させることがで
きる。従って、主に屋外で汚れの付着しやすい物品の基
板、例えば道路の防音壁、ガードレール、道路標識、信
号機、建物の外壁、電話ボックス等に有利に適用される
ものである。
【0032】また、本発明方法によれば、300〜25
0℃以下という低温で処理できるので、対象となる基板
材料に制約がなく、プラスチックスのような耐熱性の低
い材料も使用でき、多くの基板にセルフクリーニング能
を与えることができる。 以 上
0℃以下という低温で処理できるので、対象となる基板
材料に制約がなく、プラスチックスのような耐熱性の低
い材料も使用でき、多くの基板にセルフクリーニング能
を与えることができる。 以 上
Claims (6)
- 【請求項1】 光触媒作用を有する半導体微粒子とポ
リシラザン類を含有する汚れ除去皮膜形成用コーティン
グ液。 - 【請求項2】 光触媒作用を有する半導体微粒子が酸化
チタンである請求項第1項記載の汚れ除去皮膜形成用コ
ーティング液。 - 【請求項3】 表面に光触媒を分散したポリシラザン硬
化被膜を形成してなる光触媒担持基板。 - 【請求項4】 光触媒が酸化チタンである請求項第1項
記載の光触媒担持基板。 - 【請求項5】 基板の表面に、光触媒作用を有する半導
体微粒子とポリシラザン類を含有する溶液を塗布し、次
いでこれを硬化させることを特徴とする光触媒担持基板
の製造方法。 - 【請求項6】 光触媒作用を有する半導体微粒子が酸化
チタンである請求項第5項記載の光触媒担持基板の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205495A JPH1135887A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 汚れ除去皮膜形成用コーティング液およびこれを用いて製造した光触媒担持基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205495A JPH1135887A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 汚れ除去皮膜形成用コーティング液およびこれを用いて製造した光触媒担持基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1135887A true JPH1135887A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16507813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9205495A Pending JPH1135887A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 汚れ除去皮膜形成用コーティング液およびこれを用いて製造した光触媒担持基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1135887A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11227091A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-24 | Ne Chemcat Corp | 光触媒担持基板の製造法 |
| WO2005085375A1 (de) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Clariant International Ltd | Beschichtung für metalloberflächen, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung als selbstreinigende schutzschicht, insbesondere für autofelgen |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP9205495A patent/JPH1135887A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11227091A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-24 | Ne Chemcat Corp | 光触媒担持基板の製造法 |
| WO2005085375A1 (de) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Clariant International Ltd | Beschichtung für metalloberflächen, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung als selbstreinigende schutzschicht, insbesondere für autofelgen |
| JP2007526378A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-13 | クラリアント インターナショナル リミテッド | 金属表面用塗料、その製造方法、およびその、特に自動車リム用の、自己浄化性保護層としての使用 |
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|---|---|---|---|
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