JPH1135694A - 含フッ素重合体の造粒方法 - Google Patents
含フッ素重合体の造粒方法Info
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- JPH1135694A JPH1135694A JP19890997A JP19890997A JPH1135694A JP H1135694 A JPH1135694 A JP H1135694A JP 19890997 A JP19890997 A JP 19890997A JP 19890997 A JP19890997 A JP 19890997A JP H1135694 A JPH1135694 A JP H1135694A
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- fluoropolymer
- granulating
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- pfae
- fluorinated polymer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】オゾン破壊係数の大きなクロロフルオロカーボ
ンを使用することなく耐熱性、耐溶剤性、耐薬品性に優
れる含フッ素重合体を効率よく造粒する方法を提供す
る。 【解決手段】(ポリフルオロアルキル)アルキルエーテ
ル(以下、PFAEという)を用い、PFAEを含有す
る含フッ素重合体を20〜150℃の温度で水と撹拌下
に接触させることによって、含フッ素重合体からPFA
Eを追い出すとともに含フッ素重合体を造粒する。
ンを使用することなく耐熱性、耐溶剤性、耐薬品性に優
れる含フッ素重合体を効率よく造粒する方法を提供す
る。 【解決手段】(ポリフルオロアルキル)アルキルエーテ
ル(以下、PFAEという)を用い、PFAEを含有す
る含フッ素重合体を20〜150℃の温度で水と撹拌下
に接触させることによって、含フッ素重合体からPFA
Eを追い出すとともに含フッ素重合体を造粒する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は含フッ素重合体の新
規な造粒方法に関し、詳しくは、環境破壊をもたらすこ
との少ない造粒媒体を用いて耐熱性、耐溶剤性、耐薬品
性などの良好な含フッ素重合体を効率よく造粒する方法
に関する。
規な造粒方法に関し、詳しくは、環境破壊をもたらすこ
との少ない造粒媒体を用いて耐熱性、耐溶剤性、耐薬品
性などの良好な含フッ素重合体を効率よく造粒する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】含フッ素重合体は耐熱性、耐溶剤性、耐
薬品性などに優れた高分子材料であることから、その特
徴を生かして種々の用途に利用されている。
薬品性などに優れた高分子材料であることから、その特
徴を生かして種々の用途に利用されている。
【0003】含フッ素重合体の製法としては、溶液重合
法や懸濁重合法、乳化重合法が知られており、溶液重合
法や懸濁重合法の重合媒体としては、クロロフルオロカ
ーボンなどの不活性溶媒が、高分子量の共重合体を得る
ことができることや重合速度などの点から通常用いられ
ている。クロロフルオロカーボンの具体例としては、ト
リクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、
トリクロロトリフルオロエタン、ジクロロテトラフルオ
ロエタンなどが例示できるが、取り扱いの点からトリク
ロロトリフルオロエタンが主に用いられていた。また、
これらの媒体を含有する含フッ素重合体を水と撹拌下に
接触させることによって、含フッ素重合体から前記の造
粒媒体を追い出すとともに含フッ素重合体を造粒し、粉
末流動性や成形加工性を改良する方法は従来から知られ
ている(特公昭50−17230)。
法や懸濁重合法、乳化重合法が知られており、溶液重合
法や懸濁重合法の重合媒体としては、クロロフルオロカ
ーボンなどの不活性溶媒が、高分子量の共重合体を得る
ことができることや重合速度などの点から通常用いられ
ている。クロロフルオロカーボンの具体例としては、ト
リクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、
トリクロロトリフルオロエタン、ジクロロテトラフルオ
ロエタンなどが例示できるが、取り扱いの点からトリク
ロロトリフルオロエタンが主に用いられていた。また、
これらの媒体を含有する含フッ素重合体を水と撹拌下に
接触させることによって、含フッ素重合体から前記の造
粒媒体を追い出すとともに含フッ素重合体を造粒し、粉
末流動性や成形加工性を改良する方法は従来から知られ
ている(特公昭50−17230)。
【0004】ところで、近年、オゾン層破壊が地球規模
の環境破壊問題として国際的に取りあげられ、その原因
物質として特定のクロロフルオロカーボンの使用が禁止
されるに至った。そのため含フッ素重合体を造粒する際
に用いるクロロフルオロカーボンの代替品の開発要請が
大きい。
の環境破壊問題として国際的に取りあげられ、その原因
物質として特定のクロロフルオロカーボンの使用が禁止
されるに至った。そのため含フッ素重合体を造粒する際
に用いるクロロフルオロカーボンの代替品の開発要請が
大きい。
【0005】このクロロフルオロカーボンの代替品とし
ては、パーフルオロカーボンや水素原子を含むハイドロ
フルオロカーボンが、小さなオゾン破壊係数を有するた
め提案されている。
ては、パーフルオロカーボンや水素原子を含むハイドロ
フルオロカーボンが、小さなオゾン破壊係数を有するた
め提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、オゾン破壊係数の大きなクロロフルオロ
カーボンを使用することなく、また地球温暖化の一因と
なるパーフルオロカーボンを使用することなく、耐熱
性、耐溶剤性、耐薬品性に優れる含フッ素重合体を効率
よく造粒する方法を提供することを目的とする。
事情のもとで、オゾン破壊係数の大きなクロロフルオロ
カーボンを使用することなく、また地球温暖化の一因と
なるパーフルオロカーボンを使用することなく、耐熱
性、耐溶剤性、耐薬品性に優れる含フッ素重合体を効率
よく造粒する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フルオロオレ
フィン単位を主構成単位として含有する含フッ素重合体
を造粒するにあたり、造粒媒体として式1の(ポリフル
オロアルキル)アルキルエーテルを用い、あらかじめ造
粒媒体を含有する前記含フッ素重合体を製造し、この含
フッ素重合体を20〜150℃の温度で水と撹拌下に接
触させることによって、含フッ素重合体から前記媒体を
追い出すとともに含フッ素重合体を造粒させることを特
徴とする含フッ素重合体の造粒方法を提供する。
フィン単位を主構成単位として含有する含フッ素重合体
を造粒するにあたり、造粒媒体として式1の(ポリフル
オロアルキル)アルキルエーテルを用い、あらかじめ造
粒媒体を含有する前記含フッ素重合体を製造し、この含
フッ素重合体を20〜150℃の温度で水と撹拌下に接
触させることによって、含フッ素重合体から前記媒体を
追い出すとともに含フッ素重合体を造粒させることを特
徴とする含フッ素重合体の造粒方法を提供する。
【0008】R−O−R’ ・・・・ 式1 式中、Rは炭素数2〜6のフルオロアルキル基であり、
R’は炭素数1または2のアルキル基である。
R’は炭素数1または2のアルキル基である。
【0009】本発明におけるフルオロオレフィン単位を
主構成単位として含有する含フッ素重合体は、フルオロ
オレフィン単量体を単独あるいは2種類以上組み合わせ
て重合させるか、又はフルオロオレフィン単量体と共重
合するフルオロオレフィン単量体以外の単量体を共重合
して製造されるものである。
主構成単位として含有する含フッ素重合体は、フルオロ
オレフィン単量体を単独あるいは2種類以上組み合わせ
て重合させるか、又はフルオロオレフィン単量体と共重
合するフルオロオレフィン単量体以外の単量体を共重合
して製造されるものである。
【0010】本発明において用いられるフルオロオレフ
ィン単量体は、分子中に少なくとも1個のフッ素原子を
有するオレフィンであり、好ましくは、重合性および得
られる重合体の性質の点から、炭素2または3のフルオ
ロオレフィン単量体である。
ィン単量体は、分子中に少なくとも1個のフッ素原子を
有するオレフィンであり、好ましくは、重合性および得
られる重合体の性質の点から、炭素2または3のフルオ
ロオレフィン単量体である。
【0011】このようなフルオロオレフィン単量体の具
体例としては、CF2 =CF2 、CF2 =CFCl、C
F2 =CH2 などのフルオロエチレン系、CF2 =CF
CF3 、CF2 =CHCF3 などのフルオロプロピレン
系である。これらのフルオロオレフィン単量体は、それ
ぞれ単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用い
てもよい。
体例としては、CF2 =CF2 、CF2 =CFCl、C
F2 =CH2 などのフルオロエチレン系、CF2 =CF
CF3 、CF2 =CHCF3 などのフルオロプロピレン
系である。これらのフルオロオレフィン単量体は、それ
ぞれ単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用い
てもよい。
【0012】またこれらのフルオロオレフィン単量体と
共重合する単量体として、CF3 CF2 CF2 CF2 C
H=CH2 やCF3 CF2 CF2 CF2 CF=CH2 な
どのパーフルオロアルキル基の炭素数が4〜12の(パ
ーフルオロアルキル)エチレン類、Rf (OCFXCF
2 )m OCF=CF2 (式中、Rf は炭素数1〜6のパ
ーフルオロアルキル基、Xはフッ素原子またはトリフル
オロメチル基、mは1〜6の整数を表す。)などのパー
フルオロビニルエーテル類、CH3 OC(=O)CF2
CF2 CF2 OCF=CF2 やFSO2 CF2 CF2 O
CF(CF3 )CF2 OCF=CF2 などの容易にカル
ボン酸基やスルホン酸基に変換可能な基を有するビニル
エーテル類などと組み合わせて用いることもできる。ま
た、エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフ
ィン系単量体と組み合わせてもよい。
共重合する単量体として、CF3 CF2 CF2 CF2 C
H=CH2 やCF3 CF2 CF2 CF2 CF=CH2 な
どのパーフルオロアルキル基の炭素数が4〜12の(パ
ーフルオロアルキル)エチレン類、Rf (OCFXCF
2 )m OCF=CF2 (式中、Rf は炭素数1〜6のパ
ーフルオロアルキル基、Xはフッ素原子またはトリフル
オロメチル基、mは1〜6の整数を表す。)などのパー
フルオロビニルエーテル類、CH3 OC(=O)CF2
CF2 CF2 OCF=CF2 やFSO2 CF2 CF2 O
CF(CF3 )CF2 OCF=CF2 などの容易にカル
ボン酸基やスルホン酸基に変換可能な基を有するビニル
エーテル類などと組み合わせて用いることもできる。ま
た、エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフ
ィン系単量体と組み合わせてもよい。
【0013】特に望ましい含フッ素重合体はテトラフル
オロエチレン/エチレン系共重合体である。テトラフル
オロエチレンとエチレンにさらに共重合可能な単量体と
して、例えばテトラフルオロエチレン以外の、フッ化ビ
ニル、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレ
ン、ヘキサフルオロプロピレン、(パーフルオロアルキ
ル)エチレンなどのフルオロオレフィン類、フルオロビ
ニルエーテル類、その他アクリル酸、メタクリル酸、塩
化ビニル等の数々のもの採用することができる。
オロエチレン/エチレン系共重合体である。テトラフル
オロエチレンとエチレンにさらに共重合可能な単量体と
して、例えばテトラフルオロエチレン以外の、フッ化ビ
ニル、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレ
ン、ヘキサフルオロプロピレン、(パーフルオロアルキ
ル)エチレンなどのフルオロオレフィン類、フルオロビ
ニルエーテル類、その他アクリル酸、メタクリル酸、塩
化ビニル等の数々のもの採用することができる。
【0014】本発明において用いられる造粒媒体はPF
AEを用いることが必要である。PFAE中の炭素数が
少なすぎると沸点が低すぎて常温でガスとなり取扱いが
不便であり、また多すぎるとPFAEの沸点が高く含フ
ッ素重合体との分離が困難になる。そのため、式1中の
Rとしては、 炭素数として2〜6のフルオロアルキル基
が好ましく、特に炭素数3または4のパーフルオロアル
キル基がより望ましい。Rは直鎖構造であっても分岐構
造であってもよい。また、R’としてはメチル基または
エチル基が望ましい。PFAEの具体例としては、CF
3 CF2 CF2CF2 OCH3 、CF3 CF2 CF2 C
F2 OCH2 CH3 、CF3 CF2 CF2 OCH3 、
(CF3 )2 CFOCH3 が挙げられる。なお、造粒媒
体と重合媒体に同一の有機化合物を用いてもよいし、異
なる有機化合物を用いてもよい。
AEを用いることが必要である。PFAE中の炭素数が
少なすぎると沸点が低すぎて常温でガスとなり取扱いが
不便であり、また多すぎるとPFAEの沸点が高く含フ
ッ素重合体との分離が困難になる。そのため、式1中の
Rとしては、 炭素数として2〜6のフルオロアルキル基
が好ましく、特に炭素数3または4のパーフルオロアル
キル基がより望ましい。Rは直鎖構造であっても分岐構
造であってもよい。また、R’としてはメチル基または
エチル基が望ましい。PFAEの具体例としては、CF
3 CF2 CF2CF2 OCH3 、CF3 CF2 CF2 C
F2 OCH2 CH3 、CF3 CF2 CF2 OCH3 、
(CF3 )2 CFOCH3 が挙げられる。なお、造粒媒
体と重合媒体に同一の有機化合物を用いてもよいし、異
なる有機化合物を用いてもよい。
【0015】また、PFAEは水素を含有しているた
め、地球温暖化係数もパーフルオロ化合物に比べて低い
ことが特徴でもある。たとえば、地球温暖化係数の指標
となるライフタイムの推算値は、C6 F14は約100
年、C6 F13Hは20〜30年であるが、CF3 CF2
CF2 OCH3 は1.9年、CF3 CF2 CF2 CF2
OCH3 は1.2年と小さい。
め、地球温暖化係数もパーフルオロ化合物に比べて低い
ことが特徴でもある。たとえば、地球温暖化係数の指標
となるライフタイムの推算値は、C6 F14は約100
年、C6 F13Hは20〜30年であるが、CF3 CF2
CF2 OCH3 は1.9年、CF3 CF2 CF2 CF2
OCH3 は1.2年と小さい。
【0016】本発明における、あらかじめ造粒媒体を含
有する含フッ素重合体とは、PFAEを重合媒体として
フルオロオレフィン単量体を重合して含フッ素重合体を
製造した場合、その重合体中のPFAEおよび生成重合
懸濁液のPFAEを含フッ素重合体が含有するという。
また、PFAEと異なる重合媒体で製造した場合、造粒
媒体としてPFAEを添加し、重合体中のPFAEおよ
び生成重合懸濁液のPFAEも含フッ素重合体が含有す
るという。
有する含フッ素重合体とは、PFAEを重合媒体として
フルオロオレフィン単量体を重合して含フッ素重合体を
製造した場合、その重合体中のPFAEおよび生成重合
懸濁液のPFAEを含フッ素重合体が含有するという。
また、PFAEと異なる重合媒体で製造した場合、造粒
媒体としてPFAEを添加し、重合体中のPFAEおよ
び生成重合懸濁液のPFAEも含フッ素重合体が含有す
るという。
【0017】含フッ素重合体に含有されているPFAE
の量は特に限定されないが、少なすぎると本発明の作用
効果が充分に達成されなくなり、また多すぎる場合に
は、作用効果上の影響はないが経済的、処理装置的、作
業的などの観点から好ましくない。通常、水との接触処
理時におけるPFAEの存在量は、含フッ素重合体10
0重量部に対して50重量部以上、好ましくは100〜
3000重量部程度、特に1000〜2500重量部程
度が採用される。
の量は特に限定されないが、少なすぎると本発明の作用
効果が充分に達成されなくなり、また多すぎる場合に
は、作用効果上の影響はないが経済的、処理装置的、作
業的などの観点から好ましくない。通常、水との接触処
理時におけるPFAEの存在量は、含フッ素重合体10
0重量部に対して50重量部以上、好ましくは100〜
3000重量部程度、特に1000〜2500重量部程
度が採用される。
【0018】また、前記接触処理時の水の使用量は特に
限定されないが、PFAEと含フッ素重合体との総量に
対して50〜500容量%程度使用するのが望ましい。
本発明では、水との接触処理時の温度が重要であり、通
常は20〜150℃の範囲の温度で良好な結果が得られ
る。最適温度はPFAEの種類や存在量、接触処理時間
等に応じて適宜選定されるのが望ましい。特に好ましく
は30〜100℃程度である。温度が低すぎる場合に
は、一般的に長い処理時間を必要とするとともに作用効
果の点でも良好な結果を得難くなる。温度が高すぎる場
合には、系内の圧力が高くなり操作性が低下するととも
に、共重合体の性質を劣化させてしまうこともある。ま
た、処理時間は前記温度範囲で通常15分間〜30時間
程度が採用され、少なくともPFAEが分離除去される
のに充分な時間を必要とする。
限定されないが、PFAEと含フッ素重合体との総量に
対して50〜500容量%程度使用するのが望ましい。
本発明では、水との接触処理時の温度が重要であり、通
常は20〜150℃の範囲の温度で良好な結果が得られ
る。最適温度はPFAEの種類や存在量、接触処理時間
等に応じて適宜選定されるのが望ましい。特に好ましく
は30〜100℃程度である。温度が低すぎる場合に
は、一般的に長い処理時間を必要とするとともに作用効
果の点でも良好な結果を得難くなる。温度が高すぎる場
合には、系内の圧力が高くなり操作性が低下するととも
に、共重合体の性質を劣化させてしまうこともある。ま
た、処理時間は前記温度範囲で通常15分間〜30時間
程度が採用され、少なくともPFAEが分離除去される
のに充分な時間を必要とする。
【0019】本発明における水との接触処理は、通常撹
拌翼を備えた処理装置にて、前記の条件下にPFAE含
有の含フッ素重合体と水との混合物を撹拌することによ
って行われる。装置としては通常の撹拌槽でよく、邪魔
板を付けたものでもよい。また、撹拌翼はタービン翼、
カイ型翼等の通常使用される撹拌翼で良好な結果が得ら
れる。含フッ素重合体とPFAEの混合物は、水と相溶
性がなく、また密度が高いために槽底に沈んでいて、ま
た、PFAEと分離した含フッ素重合体は水面に浮いて
いる。したがって、含フッ素重合体を水と効率良く接触
させる条件は前記のような含フッ素重合体とPFAEと
の割合、含フッ素重合体およびPFAEの混合物と水と
の割合等により、適宜最適範囲が設定し得る。
拌翼を備えた処理装置にて、前記の条件下にPFAE含
有の含フッ素重合体と水との混合物を撹拌することによ
って行われる。装置としては通常の撹拌槽でよく、邪魔
板を付けたものでもよい。また、撹拌翼はタービン翼、
カイ型翼等の通常使用される撹拌翼で良好な結果が得ら
れる。含フッ素重合体とPFAEの混合物は、水と相溶
性がなく、また密度が高いために槽底に沈んでいて、ま
た、PFAEと分離した含フッ素重合体は水面に浮いて
いる。したがって、含フッ素重合体を水と効率良く接触
させる条件は前記のような含フッ素重合体とPFAEと
の割合、含フッ素重合体およびPFAEの混合物と水と
の割合等により、適宜最適範囲が設定し得る。
【0020】本発明において得られる含フッ素重合体造
粒粒子の粒子径は、PFAEが存在する初期の撹拌条件
により適宜変更可能である。例えば、初期の撹拌速度を
大にすることによって含フッ素重合体の粒子径を小さく
することができる。また、この粒子径を決定する初期の
撹拌温度については、通常高すぎない方がよく、使用す
るPFAEの沸点よりも低いことが望ましい。したがっ
て、本発明では、PFAEを含有した状態で含フッ素重
合体を水中撹拌にかけ初期において造粒溶媒の沸点以下
の温度で撹拌速度の調整により、粒子径を最適な大きさ
にし、ついで昇温して造粒溶媒を追い出しながら撹拌処
理することによって粒子径の揃った好ましい粒子を効率
よく得ることができる。
粒粒子の粒子径は、PFAEが存在する初期の撹拌条件
により適宜変更可能である。例えば、初期の撹拌速度を
大にすることによって含フッ素重合体の粒子径を小さく
することができる。また、この粒子径を決定する初期の
撹拌温度については、通常高すぎない方がよく、使用す
るPFAEの沸点よりも低いことが望ましい。したがっ
て、本発明では、PFAEを含有した状態で含フッ素重
合体を水中撹拌にかけ初期において造粒溶媒の沸点以下
の温度で撹拌速度の調整により、粒子径を最適な大きさ
にし、ついで昇温して造粒溶媒を追い出しながら撹拌処
理することによって粒子径の揃った好ましい粒子を効率
よく得ることができる。
【0021】
[実施例1]テトラフルオロエチレンとエチレンと(パ
ーフルオロブチル)エチレンを4/1/0.05(モル
比)で仕込み、CF3 CF2 CF2 CF2 OCH2 CH
3 の溶媒中にて共重合させた。溶媒/モノマーの仕込重
量比は15.2/1である。モノマーに対して0.09
重量%の重合開始剤パーブチルIB(日本油脂製)を添
加し、反応温度65℃にて共重合反応を行った。その結
果、反応器からは8重量%のテトラフルオロエチレン/
エチレン共重合体(テトラフルオロエチレンに基づく重
合単位/エチレンに基づく重合単位/(パーフルオロブ
チル)エチレンに基づく重合単位=53/46/1モル
%)の懸濁液が得られ、この懸濁状混合物500mlを
水1000mlと共に6枚タービン翼と2枚の邪魔板を
備えた撹拌装置に仕込み、昇温速度2℃/分にて90℃
に加熱して400rpmの回転数で1時間処理すた。得
られた共重合体は、粒径は1.0mm程度であり、嵩密
度は0.60g/ccであった。300℃での圧縮成形
で成形した厚み5mmの板は気泡のないきれいな板であ
った。
ーフルオロブチル)エチレンを4/1/0.05(モル
比)で仕込み、CF3 CF2 CF2 CF2 OCH2 CH
3 の溶媒中にて共重合させた。溶媒/モノマーの仕込重
量比は15.2/1である。モノマーに対して0.09
重量%の重合開始剤パーブチルIB(日本油脂製)を添
加し、反応温度65℃にて共重合反応を行った。その結
果、反応器からは8重量%のテトラフルオロエチレン/
エチレン共重合体(テトラフルオロエチレンに基づく重
合単位/エチレンに基づく重合単位/(パーフルオロブ
チル)エチレンに基づく重合単位=53/46/1モル
%)の懸濁液が得られ、この懸濁状混合物500mlを
水1000mlと共に6枚タービン翼と2枚の邪魔板を
備えた撹拌装置に仕込み、昇温速度2℃/分にて90℃
に加熱して400rpmの回転数で1時間処理すた。得
られた共重合体は、粒径は1.0mm程度であり、嵩密
度は0.60g/ccであった。300℃での圧縮成形
で成形した厚み5mmの板は気泡のないきれいな板であ
った。
【0022】[実施例2]CF3 CF2 CF2 CF2 O
CH2 CH3 のかわりにCF3 CF2 CF2 CF2 OC
H3 を使った以外は実施例1と同様の方法で重合および
造粒を行った。得られた共重合体は、粒径は1.3mm
程度であり、嵩密度は0.55g/ccであった。30
0℃での圧縮成形で成形した厚み5mmの板は気泡のな
いきれいな板であった。
CH2 CH3 のかわりにCF3 CF2 CF2 CF2 OC
H3 を使った以外は実施例1と同様の方法で重合および
造粒を行った。得られた共重合体は、粒径は1.3mm
程度であり、嵩密度は0.55g/ccであった。30
0℃での圧縮成形で成形した厚み5mmの板は気泡のな
いきれいな板であった。
【0023】[実施例3]CF3 CF2 CF2 CF2 O
CH2 CH3 のかわりに(CF3 )2 CFOCH3 を使
った以外は実施例1と同様の方法で重合および造粒を行
った。得られた共重合体は、粒径は1.5mm程度であ
り、嵩密度は0.40g/ccであった。300℃での
圧縮成形で成形した厚み5mmの板は気泡のないきれい
な板であった。
CH2 CH3 のかわりに(CF3 )2 CFOCH3 を使
った以外は実施例1と同様の方法で重合および造粒を行
った。得られた共重合体は、粒径は1.5mm程度であ
り、嵩密度は0.40g/ccであった。300℃での
圧縮成形で成形した厚み5mmの板は気泡のないきれい
な板であった。
【0024】[比較例1]CF3 CF2 CF2 CF2 O
CH2 CH3 のかわりにCF3 CF2 CF2 CF2 CF
2 CF3 を使い、重合開始剤としてジ(パーフルオロブ
チリル)パーオキシドを用い重合温度50℃で重合した
以外は実施例1と同様の方法で重合および造粒を行っ
た。得られた共重合体は、粒径は0.8mm程度であ
り、嵩密度が0.25g/ccと低く脆い粒子であり、
粉末流動性が悪くハンドリングしづらいものであった。
また嵩密度が低いために300℃での圧縮成形で成形し
た厚み5mmの板中に気泡が存在した。
CH2 CH3 のかわりにCF3 CF2 CF2 CF2 CF
2 CF3 を使い、重合開始剤としてジ(パーフルオロブ
チリル)パーオキシドを用い重合温度50℃で重合した
以外は実施例1と同様の方法で重合および造粒を行っ
た。得られた共重合体は、粒径は0.8mm程度であ
り、嵩密度が0.25g/ccと低く脆い粒子であり、
粉末流動性が悪くハンドリングしづらいものであった。
また嵩密度が低いために300℃での圧縮成形で成形し
た厚み5mmの板中に気泡が存在した。
【0025】[比較例2]実施例1と同様の方法および
条件で重合を行い、得られた共重合体の懸濁溶液500
mlにヘキサン1000mlを加え、均一に撹拌混合さ
せた。この混合物は媒体だけの部分と媒体を含有した共
重合体部分とからなり、媒体を含有した共重合体部分の
約300mlを分離回収した。この分離回収した共重合
体部分にさらにヘキサン1000mlを加え、均一に撹
拌混合させ、再度媒体を含有した共重合体部分の約30
0mlを分離回収した。この操作を5回繰り返し、媒体
を含有した共重合部分中の媒体の約95重量%がヘキサ
ンであるようにした。この媒体を含有した共重合体にヘ
キサンを加え500mlとし撹拌混合したものに水10
00mlを加え、実施例1と同様の方法で造粒を行っ
た。しかし、造粒できず粉状のものしかできなかった。
また、嵩密度も0.15g/ccと低く、圧縮成形の成
形物に気泡が存在した。
条件で重合を行い、得られた共重合体の懸濁溶液500
mlにヘキサン1000mlを加え、均一に撹拌混合さ
せた。この混合物は媒体だけの部分と媒体を含有した共
重合体部分とからなり、媒体を含有した共重合体部分の
約300mlを分離回収した。この分離回収した共重合
体部分にさらにヘキサン1000mlを加え、均一に撹
拌混合させ、再度媒体を含有した共重合体部分の約30
0mlを分離回収した。この操作を5回繰り返し、媒体
を含有した共重合部分中の媒体の約95重量%がヘキサ
ンであるようにした。この媒体を含有した共重合体にヘ
キサンを加え500mlとし撹拌混合したものに水10
00mlを加え、実施例1と同様の方法で造粒を行っ
た。しかし、造粒できず粉状のものしかできなかった。
また、嵩密度も0.15g/ccと低く、圧縮成形の成
形物に気泡が存在した。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法により、オゾン破壊効果が
はるかに低いPFAEを用いて、耐熱性、耐溶剤性、耐
薬品性などの良好な含フッ素重合体を効率良く造粒物を
製造できる。
はるかに低いPFAEを用いて、耐熱性、耐溶剤性、耐
薬品性などの良好な含フッ素重合体を効率良く造粒物を
製造できる。
Claims (3)
- 【請求項1】フルオロオレフィン単位を主構成単位とし
て含有する含フッ素重合体を造粒するにあたり、造粒媒
体として式1の(ポリフルオロアルキル)アルキルエー
テルを用い、あらかじめ造粒媒体を含有する前記含フッ
素重合体を製造し、この含フッ素重合体を20〜150
℃の温度で水と撹拌下に接触させることによって、含フ
ッ素重合体から前記媒体を追い出すとともに含フッ素重
合体を造粒させることを特徴とする含フッ素重合体の造
粒方法。 R−O−R’ ・・・・ 式1 式中、Rは炭素数2から6のフルオロアルキル基であ
り、R’は炭素数1または2のアルキル基である。 - 【請求項2】含フッ素重合体が、テトラフルオロエチレ
ン/エチレン系共重合体である請求項1記載の造粒方
法。 - 【請求項3】造粒媒体が、CF3 CF2 CF2 CF2 O
CH3 ,CF3 CF2 CF2 CF2OCH2 CH3 ,C
F3 CF2 CF2 OCH3 または(CF3 )2 CFOC
H3である請求項1または2記載の造粒方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19890997A JPH1135694A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 含フッ素重合体の造粒方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19890997A JPH1135694A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 含フッ素重合体の造粒方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1135694A true JPH1135694A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16398972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19890997A Pending JPH1135694A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 含フッ素重合体の造粒方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1135694A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6582628B2 (en) | 2001-01-17 | 2003-06-24 | Dupont Mitsui Fluorochemicals | Conductive melt-processible fluoropolymer |
| WO2010074039A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | 旭硝子株式会社 | エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体の造粒方法 |
| CN103497270A (zh) * | 2013-10-16 | 2014-01-08 | 上海三爱富新材料股份有限公司 | 乙烯/四氟乙烯共聚物浆液的后处理方法 |
| WO2018221518A1 (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-06 | Agc株式会社 | 変性ポリテトラフルオロエチレンおよびその製造方法 |
| WO2022138768A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | ダイキン工業株式会社 | フルオロポリマーの製造方法 |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP19890997A patent/JPH1135694A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6582628B2 (en) | 2001-01-17 | 2003-06-24 | Dupont Mitsui Fluorochemicals | Conductive melt-processible fluoropolymer |
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| EP2371880A4 (en) * | 2008-12-26 | 2012-05-09 | Asahi Glass Co Ltd | METHOD FOR GRANULATING AN ETHYLENE TETRAFLUOROETHYLENE COPOLYMER |
| US8292203B2 (en) | 2008-12-26 | 2012-10-23 | Asahi Glass Company, Limited | Method for granulating ethylene/tetrafluoroethylene copolymer |
| JP5644503B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2014-12-24 | 旭硝子株式会社 | エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体の造粒方法 |
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| WO2022138768A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | ダイキン工業株式会社 | フルオロポリマーの製造方法 |
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